【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明が上記の目的を達成するために使用する解決手段は、請求項1に記載される特徴を有する接続端子を提供する。
本発明の好ましい改善手段は従属請求項から得られる。
本発明の他の長所と特徴は実施の形態から得られる。
【0009】
本発明の接続端子は少なくとも1つのハウジングを含み、該ハウジングは少なくとも1つの基体と、少なくとも1つの該基体に係合可能な操作部とを有している。
ケーブルと接続するための穿刺接触部が少なくとも1つ設けられている。
前記操作部を開放位置にロックすることができ、接触位置にロックすることもできる。
第1ロック手段と少なくとも1つの第2ロック手段が設けられる。
【0010】
前記第1ロック手段は主に前記基体と前記操作部とを開放状態にロックするためのものである。
前記第2ロック手段は主に前記基体と前記操作部とを閉止状態にロックするためのものである。
【0011】
本発明は、前記第1ロック手段と、該第1ロック手段から独立している第2ロック手段とによって、ハウジングを開放位置と接触位置とにそれぞれロックすることができるので、数多くの利点を有している。
このことにより、接続端子の操作を簡単化することができる。
また、第1ロック手段および第2ロック手段は、お互いに影響することなくロック力が加えられる。
すなわち、操作部を開放位置から接触位置に変位させるための作用力は、操作部を接触位置から再び開放位置に変位させる際に必要な作用力より遥かに小さい。
本発明には、独立に作動する2つのロック手段が設けられており、それらはそれぞれ上述した2種類の作用力を選択できる。
このため、構成と、使用される材料とを最適な関係にすることができる。
たとえば、ハウジングが破裂しやすい材料により構成された場合、操作部を開放位置から接触位置に変位させる際に必要な作用力を比較的に小さく設定することによって、基本的には操作部および/または基体の破損を防止することができる。
【0012】
本発明では、接続端子が開放位置にロックされると、たとえかなり大きな作用力を加えても、該接続端子を更に開けることはできない。
その反面、比較的に小さい作用力を加えることで、操作部を開放位置から接触位置に変位させることができる。
第1ロック手段と第2ロック手段とが各々独立に作動する場合、すべてのパラメータは自由に設定できる。
【0013】
差し込まれたケーブルを明確に前記穿刺接触部に導くため、操作部に少なくとも1つのケーブル案内部が設けられていることが好ましい。
前記穿刺接触部は絶縁層を有するケーブルと接続するためのものである。
【0014】
前記操作部は、回動可能に前記基体に固定され、かつ、限定的にはハウジングカバーとして機能することが好ましい。
このため、該操作部を開放位置から接触位置に切り換えた後、前記ハウジングカバーは実際に閉止状態となる。
【0015】
前記操作部から前記基体側に突き出すように、前記操作部に少なくとも1つの係合柱が設けられていることが特に好ましい。
少なくとも2つの係合柱が設けられていることが好ましく、2つの係合柱によれば対称的な連接を実現することができるため、このような連接はかなり安定的であって信頼性に優れている。
前記基体には少なくとも1つの係合アームと少なくとも1つの係合ロッドが設けられていることが好ましい。
【0016】
前記第1ロック手段は、相互作用し、かつ、前記係合柱および係合アームにそれぞれ設けられる複数のロック部を有していることが特に好ましい。
このうち、一方のロック部が係合フックであり、他方のロック部が係合溝である。
係合フックである係合部を係合柱に設置し、係合溝を係合アームに設置することができる。
また、係合溝を係合柱に設置し、係合フックを係合アームに設置してもよい。
【0017】
前記係合溝の一方側に鋭角の部分を設け、他方側に鈍角の部分を設けることが好ましい。
この鈍角の部分は、比較的に小さい作用力だけでもロック手段のロックを解除できるようにするために設けられたものである。
また、前記鋭角の部分の役割は、作用力が大きくなると、ロックも強くなる。
この場合では、ロック手段を破壊しない限り、補助工具を使用しなければ開けることはできない。
【0018】
前記第2ロック手段も同様に、相互作用し、かつ、前記係合柱および前記係合ロッドのそれぞれに設けられる係合部を有している。
このうち、一方のロック部が係合部であり、他方のロック部が係合フックである。
係合部を係合ロッドに設置し、係合溝を係合柱に設置してもよいが、係合部を係合柱に設置し、係合フックを係合ロッドに設置してもよい。
どの場合でも、係合部と係合フックとの協働作用によりハウジングを接触位置に確実にロックすることができる。
前記ロック部のロック時のロック角度はいかなる状況でも鋭角にすることができ、これによってたとえ、比較的に大きい作用力を受けたとしても、開放位置に切り換えられることはない。
前記係合部を後部突起とすることができ、該係合部と協働作用する係合フックが該後部突起と係合することにより前記基体あるいは前記操作部をロックすることができる。
【0019】
あらゆる実施形態における操作部には、少なくとも1つの窓口が設けられていることが好ましい。
前記窓口は後部壁あるいは後部壁の近くに配置されていることが好ましい。
このような窓口の設置はとても有利なことであり、ケーブルは十分な深さまで差し込まれたかを一目でわかる。
もし、この窓口からすでに差し込まれているケーブルが見えない場合、それをさらに深くまで差し込む必要があり、見えた場合、前記操作部を操作してケーブルと穿刺接触部を接触させることができる。
そのために、窓口と穿刺接触部との距離は、窓口からケーブルが見えればケーブルを挿入接触部と確実に接触させることができるように設けることが好ましい。
【0020】
すべでの実施形態において、前記基体および操作部の少なくとも一部分が耐高温材料により構成されることが特に好ましい。
この実施形態によれば、このような接続端子の使用信頼性を確保できる。
たとえリフローはんだ付け法を使う場合でも、それをプリント基板にプリセットすること等ができる。
耐高温材料は不透明であるが、窓口によりば差し込まれたケーブルに対して検査を行うことができる。
【0021】
前記基体には、対称に配置される2つの係合アームが設けられ、それらの間隔は上部に行けばいくほど小さくなることが好ましい。
これは、たとえ複数の接続端子が互いに密接して並列に配置される場合でも、これらの係合アームの係合フック部位をそれぞれ外側に向けて撓ませることができ、ロック状態を解除できるからである。
【0022】
2つの係合ロッドが設けられ、前記基体の中央区域に対称的に配置されていることが好ましい。
たとえば工具を使って前記係合ロッドを弾性変形させれば、接触位置に位置している操作部の第2ロック手段によるロック状態を解除でき、再び前記ハウジングを開けることができるからである。
【0023】
前記接触位置においては、前記2つの係合ロッドが2つの係合柱の間にあることが好ましい。
また、2つの係合柱は、前記接触位置において、前記2つの係合アームの間にある。
このように簡単、かつ、コンパクトな構造が実現され、この構造は、たとえ操作力が比較的に小さい場合においても安定的に作動できる。
【0024】
前記2つの係合ロッドを互いに向かって押圧すことによって開放操作を行うことができる。
係合ロッドの過負荷或いは過度の変形を防ぐために、2つの係合ロッドの間に支持部材が設けられている。
工具によって開放操作を行う際、該支持部材は確実な規制作用を提供できる。
前記支持部材は、前記係合ロッドの可能な変形を制限でき、前記接続端子の長時間、かつ、安定的な作業を確保することができる。
この実施形態によれば、2つの係合ロッドおよびその間にある支持部材は概略的にW字形構造に形成されている。
【0025】
前記2つの係合ロッドは前に突き出していることが特に好ましい。
このことから、作業者は容易に工具(例えばペンチ)によって係合ロッドを挟むことができ、互いに向かって押圧させれば第2ロック手段のロックを解除することができる。
その後、操作部を上方へ回転させれば、ケーブルの接触状態を解除することができる。
状況に応じて手操作でハウジングを調節することも可能である。
【0026】
通常では、提供されている接続端子は2つのケーブル案内部と、2つの接続されるケーブルと接触する2つの穿刺接触部を有している。
各々の穿刺接触部の間に必要な安全距離を保つために、これらの穿刺接触部は特別にハウジングの縦方向に沿ってずらして配置されている。
このようにして、穿刺接触部と漏電ルードとの間の距離を広げたため、たとえ複数の平行ケーブルがあったとしても、電気間隔と沿面距離は許容範囲以下まで短縮することはない。