(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
送達管腔を画定する管状送達部材をさらに備え、前記基礎部材、折り畳み構成の第1の複数の屈曲可能な支柱部材、近位ハブ部材、および、折り畳み構成の第2の複数の屈曲可能な支柱部材は、前記管状送達部材に対して前記基礎部材を挿入することによって、前記送達管腔を通して前進させられ得る、請求項1に記載の装置。
前記管状送達部材は、前記組織壁に作成された欠陥を通して挿入されるように構成されている外径を有し、前記基礎部材は、前記第1の複数の屈曲可能な支柱部材が前記組織壁を通り過ぎ、前記送達管腔から出て、前記第1の複数の屈曲可能な支柱部材の前記拡張構成に配置されるようにさらに挿入され得る、請求項2に記載の装置。
前記基礎部材は、移動制御特徴を有する細長い形状を備え、前記移動制御特徴は、前記基礎部材に対する前記近位ハブ部材の移動に制御可能に抵抗するように構成されている、請求項1に記載の装置。
前記第1の複数の屈曲可能な支柱部材は、2つ以上の細長い部材を備え、前記2つ以上の細長い部材は、カンチレバー固着構成で前記基礎部材の前記遠位端に固定して連結されている近位端を有している、請求項1に記載の装置。
前記第2の複数の屈曲可能な支柱部材は、2つ以上の細長い部材を備え、前記2つ以上の細長い部材は、カンチレバー固着構成で前記近位ハブ部材に固定して連結されている近位端を有している、請求項1に記載の装置。
前記第2の複数の屈曲可能な支柱部材は、2つ以上の細長い部材を備え、前記2つ以上の細長い部材は、カンチレバー固着構成で前記近位ハブ部材に固定して連結されている近位端と、非外傷性ループ構成で接合されている遠位端とを有している、請求項1に記載の装置。
内部管腔を画定し、外径を有するカニューレをさらに備え、前記内部管腔は、前記管状送達部材を移動可能に収容するようなサイズを有し、前記外径は、前記組織壁に作成されている欠陥を通して挿入可能であるようなサイズを有している、請求項3に記載の装置。
前記第2の複数の屈曲可能な支柱部材に連結され、隣接組織構造によって前記支柱部材に適用され得る荷重を拡散させるように構成されている織物部材をさらに備えている、請求項1に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0005】
図3Aから3Z−3を参照すると、経心尖アクセスおよび閉鎖システムの実施形態の種々の側面が描写される。
図3Aに示されるように経心尖アクセスアセンブリは、近位ハンドルまたはハブ(46)を使用して操作され得る導入器シース(44)の作業管腔を通して摺動可能に位置付けられる細長い拡張器部材(42)を通して配置された針(34)を備えて描写される。アセンブリは、患者の胸壁(40)に作成された開胸を通して配置され、解剖学的マーカー等の情報源に由来する情報、X線撮影法および/または蛍光透視法等の術前画像診断情報、ならびに、例えば、X線撮影法、内視鏡検査、および/または放射線不透過性であり得るアクセスアセンブリの部分(または一実施形態では、アセンブリの部分に締結され得る放射線不透過性マーカー)の蛍光透視撮影に由来する術中画像情報を使用して、左心室(20)の心尖(24)に近いと判定される心臓(2)上の場所に向かって方向付けられている。
図3Bを参照すると、針(34)が左心室(20)の壁(48)を横断して挿入され、拡張器(42)が針の上を辿り、導入器シース(44)が拡張器の上を辿った後に、針および拡張器が引き抜かれ、導入器(44)が経心尖アクセスを提供するように定位置に残され得る。針は、好ましくは、約18ゲージの従来のステンレス鋼針を備え、既知の段階的位置および遠位先端に放射線不透過性マーカーが装着され得る。導入器は、「Ascendra」(RTM)という商標の下でEdwards Scientific Corporationから入手可能なもの等の約22フレンチから26フレンチの間の作業管腔(50)直径を有する既製の経心尖シースを備え得る。ガイドワイヤも、アクセスプロトコル、ならびに、例えば、米国特許第5,061,273号等の開示でPaul Yockらによって説明されているものと類似の「迅速交換」特徴として知られているものを伴って構成されている細長いアクセス部材で使用され得る。
【0006】
図3Cは、胸壁境界(40)に関する導入器(44)および左心室壁(48)の模範の拡大概略図を図示する。
図3Bおよび3Cで描写されるように導入器(44)が定位置にあると、「Sapien」(RTM)という商標の下でEdwards Scientific Corporationによって販売されているもの等の補綴を使用して、大動脈弁置換術等の診断および/または介入手技が行われ得る。診断および/または介入手技の後に、
図3Dから3Z−3で描写される構成に従って、閉鎖手技が行われ得る。
図3Dを参照すると、閉鎖デバイスアセンブリが、導入器を通して挿入され得る。
図3Dで描写されるアセンブリの実施形態は、挿入アセンブリに連結されるディスクまたはシール部材(56)に連結された複数の遠位支柱(54)を備え、挿入アセンブリは、手術者によって操作され得る位置まで近位に出て行く、薄くて細長い近位部分(64)と、ディスク部材(56)に固定して連結される、より厚い遠位部分(66)とを備えている。近位ハブ部材(60)は、挿入アセンブリの周囲で摺動可能に連結され、複数の近位支柱(58)に連結される。ハブ部材(60)は、挿入アセンブリ(64、66)等の関連アセンブリの他の部分に対してハブを前進または後退させるように手術者によって操作され得る、近位位置へつながる、プッシャ部材(68)に除去可能に連結される。そのような閉鎖デバイスアセンブリは、導入器シース(44)に提供された場合に送達シース(52)の作業管腔内で摺動可能に位置付けられ得、送達シース(52)および閉鎖デバイスアセンブリは、好ましくは、導入器シース(44)に対して一緒に挿入され得る。
【0007】
図3Eを参照すると、遠位支柱(54)、ディスク部材(56)、近位導入器アセンブリ部分(66)、近位ハブ(60)、および近位支柱(58)を詳細に示す、閉鎖デバイスアセンブリの拡大側面図が描写されている。一実施形態では、近位支柱(58)および遠位支柱(54)は、描写した弓形形状に熱的に設定されたニチノールワイヤを備え、ワイヤは、一実施形態では、約0.023インチの外径を有する。描写した実施形態は、5本の遠位(54)および5本の近位(58)支柱を備えているが、1本の近位/1本の遠位、2本の近位/2本の遠位、3本の近位/3本の遠位、4本の近位/4本の遠位、6本の近位/6本の遠位等の他の実施形態が利用され得、さらに、近位での支柱の数が遠位での数に合致することは要求されず、したがって、例えば、6本の近位/3本の遠位構成が利用され得る。好ましくは、近位および遠位支柱は、
図3Gを参照して以下で説明されるように閉鎖されると互いに入り込むようにおよび互に向かって欠陥の周囲の組織構造の両側の固着を提供するように互に対して回転可能に配向される。実際に、場合によっては、LV心尖を備えている組織の自然動態により、成功した閉鎖結果は、完全止血密閉よりも、血液凝固を可能にするように欠陥の周囲の組織の部分を一緒に固着すること(すなわち、組織並置を提供すること/促すこと)により密接に関係し得る。
【0008】
一実施形態では、近位支柱(58)および遠位支柱(54)の端は、そのような端が向かって押し進められ得る組織の中への挿入を促すように先尖である。近位ハブ(60)およびディスク部材(56)は、近位支柱部分等の関連構造の支持を促進するように支柱を備えている材料よりも大きい剛性を有する、少なくともいくつかの部分を有する、比較的生体不活性の材料または複合材料を含み得る。例えば、一実施形態では、近位ハブ(60)およびディスク部材(56)は、ナイロンまたはDelrin(RTM)等の比較的不活性のポリマーの中にカプセル化されたチタン金属を含む。別の実施形態では、ディスク部材(56)は、関連外部ケージまたはフープ部材によって補強され得る、Dacron(RTM)等の織物様材料でできている構造等のコンプライアンスのある固体材料および/または非固体構築物を含み得る。ゲルフォーム材料でできているもの等の統合プロトロンビン形成パッド(70)が、近位ハブ(60)に連結され、形成パッド(70)は、近位支柱(58)と遠位支柱(54)との間で、またはそれらに隣接して捕捉され得る心臓壁の組織と近位支柱(58)との間の界面領域の周囲の出血を防止する。ディスク部材(56)の外径は、好ましくは、送達シース(52)および導入器シース(44)構成に対して最大限化される。なぜなら、ディスク部材(56)は、以下でさらに詳細に説明されるように、ディスク部材(56)に対して近くの組織を押し進めてアクセスポートを閉鎖するように構成されている近位支柱(58)および遠位支柱(54)と連携して、経心尖アクセスポートによって残された創傷用のある種のシールまたは栓として働くように設計されているからである。別の実施形態では、ディスク部材は、原位置で拡張し、捕捉した組織および複数組の支柱と関連して追加の創傷塞栓/密閉幾何学利点を提供するように構成され得る。描写した実施形態における遠位支柱(54)の各々は、自由空間内にある場合に、比較的平滑および非外傷性で遠位に曲りを有し、約35度の捕捉角度を含むように屈曲される。近位支柱(58)は、同様の角度で近位ハブ(60)から突出するが、描写した構成の遠位支柱(54)のように逆屈曲を伴わない。
図3Fの斜視図を参照すると、描写した実施形態が、近位および遠位に5本の支柱を有することが、より明確に分かり得る。さらに、挿入アセンブリの近位部分(66)は、近位ハブ(60)がディスク部材(56)に向かって前進させられるにつれて、遠位支柱(54)に対する近位ハブの回転配向を維持して、近位支柱(58)が遠位支柱(54)と互に入り込むことを可能にするように近位ハブ(60)内の平らな部分と界面接触する1つ以上の平面を有し、そのような相互嵌合は、組織を剪断する、または薄切りにすることなく、把持するために望ましい。この相対的回転配向は、
図3Gの正面図に図示されている。
図3Hを参照すると、2つのラチェット部材(72)が近位ハブ(60)に移動可能に連結され、挿入アセンブリの近位部分(66)に形成された2つの鋸歯型ラチェットトラックと界面接触するように設計されていることを示すように同じアセンブリの別の斜視図が描写されている。近位ハブ(60)がこれらのラチェットトラック上で前進させられている場合、ラチェット部材(72)は、さらなる挿入を可能にするようにしかしハブ(60)の後退(すなわち、開胸に向かって近位に)を防止するように構成されている。言い換えれば、いったん近位ハブ(60)が挿入アセンブリの近位部分(66)のラチェットトラック上に挿入されると、一方向移動方式に係止され、そのようなラチェットトラック上に挿入されるまで、ハブは、近位ハブプッシャ部材(
図3Dの要素68)を使用して後退させられ、挿入され得る。
図3Iを参照すると、閉鎖デバイスアセンブリは、異なる1組の近位支柱を有して描写されている。非外傷性近位支柱(59)は、展開中に隣接組織に挿入しないが、むしろ、遠位支柱(54)に使用されるのと同様の材料および形成技法を使用して支柱に熱形成されるループを用いて、そのような隣接組織上で比較的非外傷性に荷重を拡散するように構成されている。
図3Jは、挿入アセンブリの近位ハブ(60)と近位部分(66)との間の界面における平らな部分または他の同様の回転配向実行特徴で実行される、近位および遠位支柱(59、54)の相対的回転配向を図示する正面図である。
図3J−iおよび3J−iiを参照すると、Dacron(RTM)織物等の材料の1つ以上の層を備えている切頭織物部材(232)は、そのような材料が支柱に好まれる材料よりも高い構造的材料コンプライアンスを有し、描写した実施形態の場合のようにより広い表面積を伴う組織に提示されるという事実により、近位支柱を通して近くに心臓組織に印加され得る荷重を分散または拡散するように近位支柱(59、または他の実施形態では58)の遠位側面に連結され得る。織物はまた、近くの組織構造表面に存在する場合がある、軽微な出血を制御および/または軽減するのに役立ち得る。
【0009】
図3Kを参照すると、描写した展開過程で
図3Dが止めた場所から再び取り上げて、閉鎖デバイスアセンブリおよび関連送達シース(52)は、さらに患者に挿入されている。
図3Lを参照すると、手術者が閉鎖アセンブリの設置を開始し始めることを所望する場合、挿入アセンブリ(64、66)は、遠位支柱(54)が、送達シースおよび導入器シースの遠位端(78、76)を通り過ぎて屈曲し、熱成形構成をとることができる(すなわち、送達シースまたは導入器シースの内側管腔壁が、挿入中であり得る場合に、それらをより圧縮された構成に拘束することなく)点まで、送達シース(52)および導入器(44)に対して前進させられ得る。概して、遠位支柱(54)は、導入器シース(44)の外径を通り過ぎて拡張し、近くの組織を捕捉し、それに固着できるように構成されている。一実施形態では、遠位支柱は、送達および導入器シースの拘束から出された場合に、直径が約20%(すなわち、約26フレンチの拘束直径から約31フレンチの非拘束直径へ)拡張するように構成され、この拡張は、創傷塞栓または閉鎖効果を生成するようにディスク部材(56)に向かって引き込まれ得る、外科的に作成された経心尖欠陥の周囲の環状組織の部分を捕捉することを支援する。遠位支柱のこの放射状拡張(74)が
図3Lに図示されている。
図3Mを参照すると、遠位支柱(54)がそれらの熱形成構成に拡張されると、遠位支柱(54)による十分な組織獲得を提供することを支援するために、導入器シース(44)および送達シース(52)が引き出され得、それにより、近くの組織がディスク部材(56)に向かって内向き(80)に移動することを可能にする。この引き出しは、同時または連続的であり得る(
図3Mおよび3Nは、最初に導入器シース44の引き出し、次いで、送達シース52の引き出しといった、部分連続的引き出しを描写し、
図3Oは、左心室壁48を形成する粘弾性組織のさらなる内向き移動80を可能にするようにシース44および52の両方の同時引き出しを描写する)。遠位支柱(54)の近位に向いた遠位先端および遠位支柱(54)の弓形の湾曲性質と、導入器後退が開始された場合に組織の獲得を伴う
図3N〜3Pのような組織の中へそれらの近位前進とは、他の組織に向かった組織の重要な固着および把持を提供し、それはまた、デバイスの近位側面の周囲の創傷を閉鎖する。言い換えれば、展開は、近くの組織をそれ自体に向かって束ね、複数の比較的小さい遠位支柱(54)の周囲で固着された生体組織から大部分が成る心臓腔露出を提供する。この最小限のハードウェア露出は、生物組織被覆(すなわち、内皮化)の利点のために好まれ、より大きい心内膜デバイス露出を伴う補綴に起因する場合がある、決定的な心内膜組織表面内の不連続性および/または壊死を回避する。
図3Pを参照すると、次いで、挿入アセンブリ(64、66)は、すでにそれら自体で(すなわち、上記の変化例の先尖の先端およびバネ様ニチノール材料を与えられて)着座していない場合、捕捉した組織の中へ遠位支柱(54)を着座させることを支援するように手術者に向かって引っ張られ得、その点で、経心尖アクセス創傷の左心室腔側を包囲する組織の一部分を効果的に捕捉し、内向きに束ねる、遠位支柱(54)およびディスク部材(60)の相互作用が与えられて、経心尖アクセス創傷の密閉が形成され得る。
図3Qを参照すると、導入器シース(44)および送達シース(52)は、経心尖アクセス創傷を備えている粘弾性組織のさらなる移動(80)を可能にするようにさらに引き出され得る。
図3Rを参照すると、近位ハブ(60)および関連近位支柱(58、
図3Iおよび3Jで描写されるもの等の実施形態の場合は要素59)が、近位ハブプッシャ部材(68)を使用して、ディスク部材(56)に向かって前進させられ得、
図3Qで描写される実施形態では、導入器シースは、完全に除去されており、他の実施形態では、それは、とどまり、送達シース(52)と同時に移動させられ得る。
図3Sを参照すると、近位支柱(58)が自由になり、送達シースの遠位端を通り過ぎて屈曲し、およびディスク部材(56)に向かって挿入され、経心尖アクセス創傷を備えている組織の近位部分を捕捉し、
図3Tに示されるようにディスク部材(56)に向かってそれらを押し進めることを可能にするように近位ハブ(60)がさらに前進(88)させられ、および/または送達シースが後退(90)させられ得る。そのような近位ハブ(60)の挿入レベルにおいて、近位ハブ(60)は、挿入アセンブリの近位部分(66)に形成されたラチェットトラックに進入しており、ハブ(60)の一方向係止作用が、閉鎖アセンブリの確実な位置付けおよび維持を促進するように実行される。この時点で、経心尖アクセス創傷は効果的に閉鎖され、近位支柱(58)および遠位支柱(54)が、経時的にさらに生物学的に統合される密閉創傷を作成するようにディスク部材(60)に向かって組織部分を押し進める。
【0010】
図3Uを参照すると、近位ハブプッシャ部材(68)は、(例えば、プッシャ部材68の回転を使用して制御可能に着脱され得る、ネジ式界面を使用して)近位ハブから分断され、近位に引き出され得る(92)。
図3Vを参照すると、挿入アセンブリ(64、66)の部分が通過させられ得る、管腔(100)を画定するパッド挿入器部材(94)を使用して、ゲルフォーム材料でできているもの等の随意的なプロトロンビン形成パッド(96)が、展開した閉鎖デバイスの近位側面を覆って設置され得る。パッド挿入器部材(94)は、パッド挿入器部材(94)のさらなる前進(102)および/または展開シース(52)の後退(90)の後に、
図3Xに示されるように標的閉鎖デバイスおよび組織構造に対してプロトロンビン形成パッドを広く界面接触させるように構成されている、切頭円錐遠位部分(98)を有し得る。プロトロンビン形成パッド(96)が定位置にあると、パッド挿入器部材(94)は、
図3Yに示されるように後退させられ得(104)、例えば、カッター(106)と、2つのカッター作動部材(108、110)とを備えている、カッターアセンブリは、
図3Zおよび3Z−1に示されるように展開した閉鎖デバイスに向かって前進させられ得る。描写した実施形態では、2つのカッター作動部材(108、110)は、そこを通過させられ得る挿入アセンブリ近位部分(64)または遠位部分(66)の任意の部分等の、それを通過させられる任意の細長い部材を、カッター(106)に切り取らせるように構成されている。
図3Z−2を参照すると、挿入アセンブリ近位部分(64)は、残っている連結されていない設置ハードウェアが引き出される(114)場合に、閉鎖した経心尖アクセス創傷から近位に突出する最低限量のハードウェアを残して、展開したプロトロンビン形成パッド(96)の近くで意図的に切断されている。結果として生じた展開した閉鎖アセンブリ(116)が、
図3Z−3で描写されている。
【0011】
図4を参照すると、
図3Aから3Z−3を参照して説明されるもの等の技法を使用して、創傷閉鎖デバイスを展開する方法が図示されている。(例えば、開胸術によって)経皮性胸部アクセスが作成された(168)後、アクセスが左心室に到達するように外科的に作成され(170)、導入器シースが設置され得る(172)。導入器シースは、大動脈弁置換術等の診断および/または介入手技を行うために利用され得(174)、その後に、関連診断および/または介入ツールが引き出され(176)、閉鎖が開始され得る。描写した実施形態では、送達シース(52)内に位置付けられた経心尖創傷閉鎖デバイスアセンブリ(例えば、
図3Dの要素54、56、66、58、60、64、68等の構造を備えている)が、導入器シースを通して導入され(178)、遠位支柱が導入器シースおよび送達シースの遠位部分を通り過ぎて拡張することを可能にするように前進させられ得る(180)。導入器および送達シースは、遠位支柱(54)とディスク部材(56)との間のいくらかの組織を捕捉するためのデバイスアセンブリの引き出し(182)と並行して、または事前に、引き出され得る(184)。近位ハブ(60)は、挿入アセンブリの近位ハブ(60)および遠位部分(66)の界面接触特徴によって提供される歯止めした機械的安定性で、近位支柱(58)とディスク部材(56)との間の組織に係合するように前進させられ得る(186)。近位ハブ(60)が定位置にあり、近位支柱に、ディスク部材(56)に向かって創傷の近位部分を押し進めさせ、創傷の追加の密閉を引き起こすと、近位ハブ前進部材(すなわち、プッシャ部材68)が除去され得(188)、プロトロンビン形成パッド(96)が、パッド挿入器部材(94)を使用して導入器シースおよび/または送達シースを通して、およびパッドに近位で利用可能な組織およびデバイス構造に対して前進させられ得る(190)。パッド挿入器部材(94)が除去され(192)、カッターアセンブリが導入器および/または展開シースを通して前進させられ得る(194)。カッターは、挿入アセンブリの近位部分を切り取るために利用され得(196)、結合されていない部分が近位に引き出され得(198)、その後に経皮性アクセスポートが閉鎖され得る(200)。
【0012】
図5Aを参照すると、
図5Aの実施形態における導入器シース(44)が、左心室壁(48)等の重要組織構造を横断する導入器配置を促進するように画像捕捉デバイス(118)および光コヒーレンストモグラフィ(「OCT」)デバイス(120)等の付加的技術を搭載していることを除いて、
図3Aを参照して説明されるものと同様の構成が描写されている。
図5Bの断面図に図示されるように画像捕捉デバイスは、好ましくは、デバイス(118)およびシステム(126)を連結する導線束によって画像処理および/または捕捉システム(
図5Aを再び参照して要素126)に連結される、いわゆる「先端上チップ」腹腔鏡検査で利用されるものと同様である、CMOS、CCD、または他の高解像度画像捕捉デバイス等の光ファイバ束またはデジタル画像チップを備えている。システムはまた、システム(126)に戻る導線束の一部も備え得る、ファイバ束(122)を使用して、原位置で光放射を手術室に通し得る照明源を備え得る。洗浄ポート(124)もまた、原位置で手術室への制御可能な洗浄、真空、および/または薬剤、造影剤、または他の溶液の送達を可能にするように存在し得る。
図5Bに示されるようにOCTデバイス(120)は、手術者のために、画像、ならびに原位置で真っ直ぐな左心室壁(48)の厚さ等の距離情報を生成することが可能である干渉法システム(128)へ近位に戻る、導入器側のファイバまたはファイバ束を備え得る。画像捕捉、洗浄、および/または照明を使用する術中直接可視化、ならびにOCT等のシステムからの術中3次元画像および測定フィードバックの組み合わせが、手術者が関連器具類のための挿入ベクトル位置を選択する際に、貴重な新しい情報を手術者に提供するように選択される。
図6を参照すると、
図4のように経皮性アクセスを作成した(168)後に、内蔵OCT技術の前方配向直接可視化および撮像および/または測定特徴からの新しい情報を使用して、左心室アクセスデバイス構成がナビゲートされ、位置付けられ、配向され得る方法が描写されている(202)。これらの同じ撮像および情報技術は、位置付けを確認し、手術者のために新しい情報を提供し続けるために、デバイス構成要素の挿入中に利用され得る(204)。後に、診断および/または介入ステップ(174)、ならびに他のステップ(206)が上記で説明されるように行われ得る。
【0013】
図7Aを参照すると、細長い撮像プラットフォーム(130)が、展開シース(52)を通して、かつ、細長い撮像プラットフォームを通って画定される管腔を使用して挿入アセンブリ(64、66)およびプッシャ部材(68)上で挿入されていることを除いて、
図3Tを参照して説明されるものと同様の実施形態が描写されている。画像捕捉デバイス(118)および洗浄ポート(124)は、遠位に位置し、細長い撮像プラットフォーム(130)を通して、画像捕捉および照明システム(126)ならびに洗浄システム(127)に連結される。
図7Bを参照すると、種々の遠位構成要素を示すように断面図が描写されている。描写した実施形態では、細長い撮像プラットフォームは、種々の洗浄、画像捕捉、照明、および他の構成要素アクセスが、関連前方配向活動以上にすることを可能にするように閉鎖デバイス構成要素および左心室組織に対して回転させられ得る。内蔵OCT(図示せず)もまた、画像および測定を提供するように構成されているOCT干渉法システムと近位に界面接触させられる、細長い撮像プラットフォームを通る追加のファイバまたはファイバ束の形態で含まれ得る。
図8を参照すると、
図4を参照して上記で説明されるもの等の他の手順ステップ(208)の後に、例えば、経心尖閉鎖デバイスが挿入され得(178)、左心室組織と閉鎖デバイスアセンブリ部分との間の相互作用(210)が、組織および閉鎖デバイスに対して移動可能である撮像、測定、および洗浄特徴を用いて、観察され、特徴付けられ得る、方法の側面が描写されている。一実施形態では、例えば、画像捕捉デバイスおよび洗浄ポートが、デバイスで閉鎖した創傷の近位側面の円周の各部分の周囲で漏出をチェックするために利用され得る。さらに、封止剤、薬剤、および他の溶液が、直接可視化を用いて適用され得る。後に、上記で説明されるもの等の診断および/または介入手技の他のステップが行われ得る(212)。
【0014】
図9A〜12は、らせん状に前進させられた縫合糸を使用して、左心室壁等の組織構造を横断して作成された創傷を閉鎖するための他の実施形態の側面を描写する。
図9Aを参照すると、導入器の中で、上記で説明されるもの等の技法を使用して、シース(44)が左心室に前進させられている。導入器を使用して、関連診断および/または介入手技を行った後に、経心尖アクセス創傷の閉鎖を支援するために、らせん縫合糸閉鎖デバイスが利用され得る。
図9Aに示されるようにらせん縫合アセンブリの実施形態は、2本のらせん針(132、134)に固定して連結された針挿入部材(144)を備えている。描写した実施形態では、第1のらせん針(132)は、第2のらせん針(134)のらせん半径よりも大きい、らせん半径を有する。らせん針の各々は、好ましくは、ステンレス鋼等の材料でできている比較的剛な中空構築物を備えている。第1の遠位アンカー部材(136)に遠位に連結される第1の縫合糸(140)が第1のらせん針(132)の中を通される。同様に、第2の遠位アンカー部材(138)に遠位に連結される第2の縫合糸(142)が第2のらせん針(134)の中を通される。針(132、134)の端部は、好ましくは、関連組織構造の中へのアクセスを促進するように先尖である。
図9Bおよび9Cは、らせん針および針挿入部材(144)の遠位部分の追加の斜視図を描写する。
図9Dは、以前に描写した第1および第2のらせん針(132、134)および遠位アンカー部材(136、138)の拡大斜視図を描写する。アンカー部材は、好ましくは、関連らせん針の遠位端に摺動可能かつ除去可能に係合するように描写した実施形態例で、らせん針が反時計回りに回転させられた場合に、組織上に締結し、または引っ掛かり、針遠位端から摺動可能に係脱するように幾何学的に構成されている。言い換えれば、そのような実施形態では、らせん針が前進させられるにつれて、針挿入部材(144)が時計回りに回転させられ、アンカーは、針の遠位端で定位置にとどまるように構成され、いったん針挿入部材回転が反時計回りに逆転されると、アンカー部材(136、138)上の小型特徴は、近くの組織に引っ掛かり、針先端の中で過渡的に収納された位置からアンカーを引き出し、中空針を通して縫合糸を引っ張り始め、例えば、
図10A〜10Bおよび11A〜11Bに示されるように遠位アンカーを伴うらせん縫合糸経路を残すように構成されている。
図9E〜9Gを参照すると、種々のアンカー構成(136、146、148)が示されており、その各々は、縫合糸または他の引張部材を締結するために構成されている1つ以上の特徴(150)を有し、その各々は、そのような組織構造に対して後方に移動させられた場合に、近くの組織構造に引っ掛かるように構成されている幾何学的特徴を有する。
図10A〜10Bを参照すると、アンカーが、左心室腔内に位置するように左心室壁(48)の厚さを横断してらせん状に駆動されている、実施形態が描写されている。
図10Bを参照すると、それらは、導入器の引き出しと同時に引っ張られ、経心尖アクセス創傷を閉鎖し得る。一実施形態では、2本の縫合糸(140、142)が同時に引っ張られ得る。別の実施形態では、それらは、連続的に引っ張られ得る。さらに別の実施形態では、並行および逐次引き締めの組み合わせが利用され得る。例えば、一実施形態では、最初に両方が、手術者からの手動操作を使用して(すなわち、胸壁を通して配置された把持器または他の器具を使用して、または縫合糸端部が体外で操作され得る場合に、開胸を横断してそれらを引っ張り上げることによって)第1の張力レベルまで同時にきつく締められ得、その後に、第2のより高い張力レベルが、より大きいらせん直径を伴う第1の縫合糸で達成され得、その後に、より小さいらせん直径を伴う第2の縫合糸を、第1の縫合糸の第2の張力レベルと同等であり得る、より高い張力レベルにするように最終「微調整」張力が続く。そのようなアプローチは、鈍的な外科的アクセスツール挿入の過程により、組織の内側(すなわち、より小さいらせん直径の縫合糸の付近の)部分が、外側部分(すなわち、より大きいらせん直径の縫合糸の付近)よりも多大な程度に、塑性的に変形させられている場合がある、創傷の完全閉鎖を支援すると考えられている。
図11A〜11Bは、らせん針(132、134)およびアンカー部材(136、138)が組織構造壁の厚さの中央部までしか(すなわち、
図10A〜10Bの実施形態のように完全には横断せずに)前進させられていないことを除いて、
図10A〜10Bのものと同様の引き締めシナリオを描写する。
【0015】
一実施形態では、縫合糸は、「Quill」(RTM)という商標の下でAngiotech Corporationから入手可能なもの等の鉤付き縫合糸材料を含み得る。
図12を参照すると、別の実施形態では、その中に小型鉤(156)が配置され得る、Dacron(RTM)ブレイズ等の編組縫合糸本体材料(154)を使用して、比較的高荷重の鉤付き縫合糸(154)が形成され得、鉤(156)が実質的に再配置されることを防止するように鉤の十分な長さが縫合糸本体材料に挿入され、組織構造の2つの縁(158、160)の間に少なくとも部分的に配置された固着縫合糸に印加された場合に、鉤のそれぞれにおける十分な荷重負担能力が、比較的有意である正味の引張荷重抵抗を提供する。
【0016】
図10Bおよび11Bに描写される縫合糸近位端(152)は、縫合糸への張力を維持するように互に結ばれ得、または、各縫合糸あるいは一緒に結ばれた時の2本以上の縫合糸に使用され得る従来の綿撒糸および外科結びに加えて小型バックルまたは縫合糸テンショナを利用して、永久または半永久的なレベルの張力に置かれ得る。
【0017】
図13Aを参照すると、例えば、
図4を参照して説明されるものと同様である、いくつかのステップとともに、
図9A〜9Gおよび10A〜10Bを参照して説明されるもの等のらせん針構成を使用して、経心尖アクセス創傷を作成、利用、および閉鎖するための方法が描写されている。胸部へのアクセスの作成(168)、左心室へのアクセス(170)、導入器シースの設置(172)、診断および/または介入手技を行うためのそのような構成の使用(174)の後に、導入器上でらせん閉鎖デバイスを前進させる(214)前、後、または間に、診断および/または介入ツールが後退させられ得る(176)。1本以上のらせん針が、左心室壁を横断して前進させられ得(216)、らせん針の後方螺旋後退(218)により、1つ以上のアンカーが残され得、アンカーは、好ましくは、らせん針を通してある位置まで近位に通される縫合糸に連結され、その位置では、漏出を防止するための縫合糸緊張の双方向調整とともに、導入器が引き出される(222、224)場合に、導入器シースの周囲で過渡的なフープ応力を生成して導入器の周囲の密閉を促進するように縫合糸は、外科医(220)によって制御可能に引っ張られ得る。緊張は、上記で説明されるように微調整され得(226)、縫合糸緊張は、定位置で係止され得る(288)。最終的に、余分な連結されていない近位縫合糸材料および任意の他の展開ハードウェアが除去され得、経皮性アクセスポートが閉鎖され得る(230)。
図13Bを参照すると、らせん針が左心室壁を完全には横断しないが、そのような壁の中央部の中へのみ前進させられることを除いて、
図13Aと同様の実施形態が描写されている。
【0018】
図14Aを参照すると、一実施形態では、ボルスターフランジ(161)構造または特徴が、導入器シース(44)が所定量だけ(162)左心室壁(48)の中へ突出することのみを可能にするように導入器シース(44)の遠位端付近に含まれ得る。別の実施形態では、ボルスタースリーブ(163)が、同様の機能を有するように導入器シース(44)に除去可能に連結され得、一実施形態では、そのようなボルスタースリーブは、
図14Bの実施形態で描写されるネジ型連結器(164、166)等の調整可能な機械的連結具を使用して、所定のシース遠位突出距離(162)の調整を可能にするように導入器シース(44)に対する位置で調整可能であり得る。
【0019】
また、
図14Aには、真空管腔(234)および真空ライン(238)を介して、真空源または真空ポンプ(240)と流体連通している、一連の開口(236)も示されている。開口(236)および真空(234)は、手技中に周辺組織から滲出または漏出する場合がある、血液または他の流体を除去するために利用され得る。これは、例えば、心膜に進入し、潜在的に心臓タンポナーデまたは他の望ましくない症状につながる場合がある、血液または他の流体を除去するための経心尖手技で重要であり得る。
図14Aの実施形態は、ボルスターフランジ構造(161)の周囲に分布した開口(236)を特徴とする。
図14Bを参照すると、同様の構成が、ボルスタースリーブ(163)の遠位部分の周囲に分布した開口を有する。
図14Cを参照すると、別の実施形態が、ボルスタリング構造を持たず(すなわち、真空化開口が所与の実施形態で特徴化されているために、ボルスタリング構造が存在する必要はない)、さらなる真空化アクセスを提供するように2組の円周方向の開口(236)を有する、導入器シース(242)の周囲に分布した開口(236)を示す。多くの遠位開口構成が好適であり得る。
【0020】
図14Dを参照すると、手動または電気機械的に操縦可能なカテーテルシステムと関連付けられるもの等の細長い操縦可能器具本体(350)が、導入器(44)の周囲に連結された可動カラー部材(356)の中に形成された管腔(358)を通過させられ得る、別の実施形態が示されている。好ましくは、可動カラー部材(356)は、導入器(44)に対して回転させられ、挿入され/引き出され得る。好ましくは、操縦可能器具本体(350)は、可動カラー部材(356)に対して挿入され/引き出され、回転させられ得る。好ましくは、細長い操縦可能器具(350)の遠位端は、デジタル画像チップまたはファイバ画像束端末等の画像捕捉インターフェース(354)、ならびに照明源(好ましくは、画像捕捉インターフェース354に直接隣接して位置付けられる、光ファイバ端末等)および真空入口(真空源240へ近位につながる管の端部等の364)を携持する。描写した実施形態は、近位に配置される手動ハンドルおよび操縦インターフェース(348)と、真空源(240)および照明/画像捕捉システム(126)を細長い本体(350)に接続するリード線(238、125)と、遠位に配置された照明出口、画像捕捉インターフェース(354)、および真空入口(364)とを有する。引張ワイヤ(図示せず)は、好ましくは、少なくとも制御可能なピッチおよびヨー操縦可能性を提供するように近位制御インターフェース(348)の操作要素を細長い本体の複数部分に動作可能に連結して、制御された操縦可能性を提供し得る。遠位に配置された画像捕捉インターフェースの視野内で手術者の活動の観察を促進するようにディスプレイが画像捕捉および照明システム(126)に動作可能に連結され得る。連動する操縦可能器具(350)および可動カラー部材(356)の自由度は、導入器(44)が左心室壁(48)を通過させられている隣接領域の全周囲で、操縦可能器具の遠位部分を移動させる能力を手術者に提供する。可動カラー部材(356)の遠位部分はまた、遠位に配向した視野を有し、概して、操縦可能器具(350)の遠位部分の活動を捕捉するように構成されている、画像捕捉インターフェース(352)を特徴化し得、この第2の画像捕捉インターフェース(352)はまた、画像捕捉および照明システム(126)ならびにディスプレイ(346)に動作可能に連結され得、第2の照明出口が、第2の画像捕捉インターフェース(352)に隣接して特徴化され得る。
図14Eを参照すると、
図14Dの説明図のある側面の拡大図が描写されている。実践では、描写した実施形態は、導入器(44)および心臓壁(48)の接合点の周囲の領域を検査し、存在する場合がある、あらゆる余分な流体を真空吸引するために利用され得、例えば、一実施形態では、可動カラー部材が、最初に、経皮性胸部ポートを通して、
図14Dに示されるような位置に挿入され得る。画像捕捉インターフェース(352、一実施形態ではデジタル画像チップ)、およびカラー部材(356)の回転+挿入/引き出しの自由度は、導入器/心臓壁接合点の周囲の領域を概して調査するために利用され得、遠位に配向した視野(360)を有するカラー部材画像捕捉インターフェース(352)の視野は、導入器/心臓壁接合領域だけでなく、カラー部材(356)内に形成された作業管腔(358)を通過させられた器具の遠位部分も捕捉するように構成されており、描写した実施形態では、操縦可能器具(350)の遠位部分は、そのような管腔(358)を通して位置付けられ、近くの構造を調整して、流体を真空吸引するように領域中で自由に制御可能に関節動作または屈曲できる。描写した実施形態における操縦可能器具(350)の遠位部分は、手術者が器具をナビゲートし、器具の周囲の構造の画像を捕捉し、また、遠位真空インターフェース(364)の画像も捕捉することを可能にするために、近くの組織の画像を捕捉するように構成されている、遠位に配向した視野(362)も有する独自の画像捕捉インターフェース(354)、ならびに遠位真空インターフェース(364)の少なくとも一部分を携持する。そのような配設は、手術者が、第2の画像捕捉インターフェース(352)からの視野、ならびに第1の画像捕捉インターフェース(354)からの視野を見るためにディスプレイを使用し、種々の構造を適切に移動させ、真空吸引したいものを見て、何を真空吸引しているかというリアルタイムまたは近リアルタイムの視覚的確認とともに真空を操作することを可能にする。一実施形態では、この配設は、心臓タンポナーデまたは他の望ましくない流体関連シナリオを防止するように存在する場合がある血液および他の流体を真空吸引するために利用され得る。
【0021】
図15Aおよび15Bを参照すると、所望される時まで、導入器が組織壁(48)の近位に引っ張られる、または除去されることを防止するのを支援するように構成されている、直径方向に拡張可能な遠位部分を有する(すなわち、その遠位部分の外径が制御可能に拡張可能である)、導入器(244)の別の実施形態が描写されている。
図15Aに示されるように導入器(244)は、上記で説明されるように挿入され得るが、遠位部分(246)が組織構造壁(48)の反対側の空洞の中へ突出することを可能にするように増加した深さまで挿入され得る。所望の場合に、遠位部分(246)は、近位場所から構造部材(252)を回転させることによって、より大きい外径(254)を有するように制御可能に拡張され得、導入器(244)と遠位での(250)その連結により、構造部材に張力を荷重させる。所望される場合に、構造部材(252)は、導入器(244)の除去を促進するように
図15Aに示されるような構成を遠位部分に再び取り戻させるように逆方向に回転させられ得る。
【0022】
図10Bおよび11Bを参照して上記で説明されるように例えば、展開した縫合糸への張力を維持するために、小型締結具が利用され得る。
図16A〜16Eを参照すると、巻線ブロック(258)が、バックル本体部材(260)のブロック空洞(274)の中へ置かれるように構成されている、バックル型締結具アセンブリ(256)の一実施形態が描写されている。巻線ブロック(258)は、それを通して縫合糸材料が通過および/または締結され得る、開口(264)を備え、その周囲に巻装され、近くの組織構造にアクセスするように下方へ遠位出口を通過させられた、縫合糸を有するように構成されている。
図16Bは、遠位出口(262)が垂直線(266)に対する角度(268)で位置付けられ得ることを示し、関連縫合糸を通して印加される張力が、縫合糸の経路と少なくともいくらか平行に印加され、縫合糸展開のらせんパターンを保持する可能性が高い(らせんパターンとより垂直である縫合糸荷重の場合のように近くの組織において剪断または切断荷重を引き起こす可能性が低い、そのような垂直荷重は、縫合糸の引張荷重のいくらかの方向転換なしで存在する可能性が高い)ように角度は、展開したらせん縫合糸のらせんピッチに適応するように選択される。言い換えれば、バックル本体を通る縫合糸経路の角形成(268)は、力の方向転換器としての機能を果たす。
図16Cは、下部バックル本体(260)を通る縫合糸経路(272)を示す、上面斜視図を描写する。
図16Dを参照すると、適用時に、および完全展開前に、縫合糸(140)は、近位場所から巻線ブロック(258)の周囲でらせん状につながり、その開口(264)を通ってブロック空洞(274)の中へつながり、遠位出口(262)を通って対象組織構造と接触する。
図16Eを参照すると、描写した構成の使用をさらに図示するように1つの展開シナリオが描写されている。
図16Eに示されるように縫合糸(140)は、左心室壁(48)等の組織構造の反対面上のその遠位端にアンカー(136)を伴ってらせん状に展開されている。バックル本体(260)は、その周囲に縫合糸の巻装ループを伴う巻線ブロック(258)とともに、最初に縫合糸遠位出口(262)上で摺動され得る。組織構造(48)に対してバックル本体(260)を押し付ける圧縮荷重(276)と、ブロック空洞(274)内で巻線ブロック(258)を保持する格納部材(293)と、縫合糸(140)の近位端上の引張荷重(291)とにより、縫合糸は、張力を受けて係止され得る。巻線ブロック(258)の周囲の縫合糸のルーピングパターンと、ブロック空洞(274)の中の巻線ブロックの物理的閉じ込めと、関連係合荷重とは、緩みが近位張力によって引き出され得るような一方向の緊張機構をもたらすが、他方の方向への縫合糸の移動は、バックルアセンブリによって防止される。
【0023】
図17A〜17Eを参照すると、縫合糸材料が、らせん針(284)の外側レール(285)上で携持され、患者の身体の外側からの近位ハンドル(278)の手動回転等によって、らせん針の逆方向回転で針から離れて展開され得る、らせん縫合糸展開の実施形態が描写されている。ハンドル(278)は、導入器シース(44)等の器具の一部分に連結され得る、細長い器具シャフト(280)およびらせん針連結器(282)によって、らせん針(284)に連結され得る。縫合糸レール(285)は、
図17Bの拡大図でさらに詳細に示されている。
図17Cを参照すると、使用中に、らせん針(284)は、遠位アンカー(図示せず)とともに縫合糸を置くように左心室壁(48)等の組織構造の中へ回転させられ得る(286)。そのようなレール構成から縫合糸を展開する際の課題のうちの1つは、摩擦が重要因子となり得、粘弾性組織の非線形性がこれを拡大し得るため、いったんらせん状に位置付けられると、らせん縫合糸をきつく締めることである。例えば、我々は、
図17Dに示されるように縫合糸または他の引張部材がシャフトの周囲でらせん状に巻き付けられた場合に、印加され得る荷重の最大比(F2対F1、それぞれ要素296および294)は、描写した式(298)で計算され得ると判定した。式中、シータ(theta)(292)は、シャフト上のらせん巻き角度であり、ミュー(μ)(290)は、引張部材材料とシャフト(288)との間の静止摩擦係数である。
図17Eを参照すると、これらの関係は、心臓の2つの表面(300、302)の間の左心室壁(48)を通して原位置で展開されたらせん縫合糸(140)に適用され得、組織の「シャフト」または「カラム」(304)は、レール展開を用いてらせん針によって形成され得る、らせん巻線パターンによって効果的に捕捉される。遠位表面(300)の反対側のアンカーが、F2(296)を生成する一方で、近位の引張は、F1(294)を生成する。我々は、実験において、ある構成では、近位の引張(294)があると、らせん状に展開した縫合糸の遠位のいくつかの巻線(306)をきつく締めることしかできない一方で、近位の巻線(308)は、比較的緩んだままであり得ることを見出した。これは、
図17Dの方程式(298)の結果であり、巻線の広い表面によって形成される摩擦が大きすぎて、印加した荷重によって完全に引っ張ることができない。結果として、我々は、
図18Bおよび18Cを参照してさらに説明されるようにらせん縫合糸の複数部分を連続的にきつく締める技法を作成した。
【0024】
図18Aを参照すると、単純構成では、らせん縫合糸が欠陥閉鎖に所望され(310)、レール構成を伴うらせん針が、所望の遠位場所にアンカーを配置するように駆動され(312)、針が、針縫合糸レールから縫合糸を分断するようにらせん状に後退させられ得(314)、その後に、創傷の巾着閉鎖を生成するように近位に引っ張られ、張力を保持するように締結され得る(316)。らせん巻線角度、摩擦表面、および巻線の数は、近位荷重を用いた完全緊張を可能にするように選択され得る。
【0025】
図18Bを参照すると、別の実施形態では、同様の2つのステップ(310、312)後に、らせん針は、部分的にのみ後退させられ得(318)、その後に、らせん状に展開した縫合糸のこの第1の部分に張力をかける近位緊張が続く(320)。次いで、綿撒糸または他の張力保持部材が定位置に前進させられ得、次の近位に隣接するらせん縫合糸配列を引っ張る過程(322)が続けられ、引っ張られたらせん縫合糸の連鎖を効果的に形成するために必要に応じて繰り返され得(324)、らせん縫合糸は最終的に、張力を保持するように近位に締結され得る(326)。そのような構成は、非常に頑丈ならせん引き締めおよび創傷閉鎖を提供するために利用され得る。
図18Cを参照すると、使用中の漏出を防止するため、および使用後に連続的に閉鎖するために、導入器などの細長い器具の周囲で、同様の連続引き締めが利用され得る。
図18Cに示されるように細長い器具が設置され得、組織構造に欠陥を作成する(328)。らせん針および縫合糸アセンブリが、細長い器具の上で前進させられ(330)、使用中に器具の周囲で漏出を防止するように引っ張られ得る(332)。細長い器具を用いて診断および/または介入手技を行った(334)後に、依然として定位置にある器具の部分の周囲で、また、器具が引き出された場所で組織を並置/閉鎖させるようにらせん縫合糸も連続的にきつく締められるように、器具が連続的に引き出され得る(336)。順序は、欠陥が閉鎖され、縫合糸が張力を保持するように定位置で締結されるまで、繰り返され得る。
【0026】
図19A〜19Gを参照すると、らせん縫合糸の展開が、導入器(44)および拡張器(342)器具セットの挿入によって形成された創傷の周囲で描写されている。
図19Aを参照すると、拡張器(342)は、導入器カテーテル(44)の作業管腔を通して挿入されて示されており、その両方とも、左心室壁(48)等の組織構造壁を通して挿入される。上記で説明されるようにらせん針連結器(282)は、心室壁(48)を横断してらせん針(284)の遠位端で携持されたアンカー部材(136)を位置付けるように壁も横断して(すなわち、導入器44上で)回転可能に挿入されている。細長い縫合糸部材(140)は、アンカー部材(136)から近位に、らせん針(284)の中の陥凹に形成されたらせんパターン(140、描写した実施形態では、描写されるように針形状とともにらせん状に及ぶ「U」字または半円断面形状を有する)の周囲で、次いで、胸壁アクセスポートより近位または遠位に手動で操作され得る位置まで近位に延在する。
図19Bを参照すると、手術者が、定位置にらせん針アセンブリを残して、導入器/拡張器アセンブリ(44、342)を引き出し始めている。
図19Cを参照すると、導入器/拡張器アセンブリ(44、342)の引き出しが続けられ、手術者は、遠位アンカー部材(136)が定位置にとどまることを可能にするように縫合糸部材(140)の緩みを継続的に出しながら、針連結器(282)または他の連結された部材とともにらせん針(284)をらせん状に後退して出す。
図19Dを参照すると、らせん針(284)の継続的な回転後退、導入器/拡張器アセンブリ(44、342)の引き出し、および縫合糸部材(140)の緩みの提供は、器具類の大部分が退出する際に、圧縮された粘弾性組織が創傷を圧縮する(344)ことを可能にする。
図18Bおよび18Cを参照して説明されるように緩みは、連続的に取り出され得、縫合糸部材(140)は、展開した縫合糸部材(140)内で直列巾着緊張構成を形成するように引っ張られ得る。例えば、
図19Eを参照すると、らせん針(284)および導入器/拡張器アセンブリ(44、342)のさらなる引き出しにより、(アンカー部材136に直接隣接する)縫合糸の1つまたは2つの最遠位ループで巾着効果を生成するように張力が縫合糸部材(140)に印加され得、張力を弱めると、緩みが最近位らせんループで再形成するが、最遠位ループが巾着型張力を保持する。
図19Fを参照すると、これは、以前に引っ張ったループより直接近位で次の1組のループを巾着閉鎖するようにらせん針(284)および導入器/拡張器アセンブリ(44、342)のさらなる引き出しの後に繰り返され得る。さらなる繰り返しが、
図19Gで描写されるように非常に頑丈な閉鎖を生成するために利用され得、壁(48)からのらせん針(284)および導入器/拡張器アセンブリ(44、342)の完全な引き出し後に、例えば、
図16Eを参照して説明されるように展開され、きつく締められたらせん縫合糸部材部分の張力を保持するように縫合糸バックルアセンブリ(256)が前進させられ得る。
【0027】
20A〜22Kを参照すると、展開した導入器または他の同様の部材の外側の周囲の漏出防止を支援するために、拡張可能または膨張可能部材が利用され得る、実施形態が描写されている。そのようなデバイスは、
図22E〜22Kを参照して説明されるように関連創傷または欠陥の閉鎖を支援するためにさらに利用され得る。
【0028】
図20Aを参照すると、展開した導入器(44)または他の同様の構造と左心室壁(48)または他の同様の構造との間の界面における流体漏出を防止するために、好ましくは、導入器(44)の外面の周囲で摺動可能および回転可能に連結される、剛体の近位カラー部材(374)に連結された膨張可能部材(376)が、導入器(44)上で前進させられ得る(370)。近位カラー部材(374)は、好ましくは、細長いロッドまたは細い構造部材を備え得る、構造的操作部材(366)に連結され、それは好ましくは、
図20Aで描写されるもの等の折り畳み構成(378)、および
図20Cで描写されるもの等の拡張構成(380)を有するように構成されている、バルーンまたは同様の浮嚢構築物を有し得る、膨張可能部材(376)の制御された膨張を促進するように好ましくは近位カラー(374)から膨張可能部材(376)まで延在する、それを通る管腔(368)を画定する。操作部材の近位端は、手術者によって手動で操作され得、または、導入器(44)に対する膨張可能部材(376)およびカラー部材(374)の挿入、膨張、および回転を制御するようにそのように操作され得る、別の部材に連結され得る。
図20Bを参照すると、アセンブリは、胸壁(40)アクセスポートをより容易に横断するように折り畳み状態(378)の膨張可能部材(376)を伴って導入器および組織構造に対してさらに挿入されている(370)。
図20Cを参照すると、膨張管腔(368)を使用して、膨張可能部材(376)が、図示されるようにコンプアイアンスのある切頭円錐形状に似ている、その拡張状態(380)に膨張させられている。
図20Dを参照すると、拡張した(380)膨張可能部材(376)が、交差する導入器(44)および組織壁(48)の領域を通り過ぎた血液等の流体の漏出を防止するようにそのような交差点に対して押し進められ得る。
図20Eを参照すると、アセンブリは後に、後退させられ(372)、
図20Fのようにその折り畳んだ拡張可能部材(376)の状態(378)に戻され、
図20Gで描写されるように折り畳み状態(378)で引き出され得る(372)。
【0029】
図21A〜21Jを参照すると、創傷または欠陥の一時的密閉支援アセンブリが、膨張可能部材(386)によって近位カラー部材(374)に連結された遠位カラー部材(382)を備えている、別の実施形態が描写されている。
図20A〜20Gの膨張可能部材(376)と同様に、
図21A〜21Jの膨張可能部材および
図22A〜22Kの膨張可能部材は、最終拡張形状である場合に、極めて拡張可能かつ展性であるように構成されている、ポリウレタン等のエラストマー医療用バルーン型材料を備え得、または最終形状を成し、そのような最終形状を大きく越えて拡張しないように構成されている、ポリテトラフルオロエチレンまたはポリエチレンテレフタレート等の比較的非弾性医療用バルーン型材料を備え得る。
図21Bの拡大図を参照すると、描写した実施形態の遠位カラーは、遠位カラー表面と、それが押し進められる組織との間の滑動を防止するように構成されている、小型スパイク様接触要素(384)を伴う遠位表面を特徴とする。
図21Cを参照すると、アセンブリは、折り畳み状態(388)で胸壁(40)を横断して前進させられる。
図21Dを参照すると、拡張可能部材(386)は、膨張により、管腔(368)を通した膨張によって拡張状態(390)に拡張され得、拡張可能部材(386)は、拡張可能部材(386)によって懸垂および支持される遠位カラー(382)の周囲の段様補強形状を形成する。
図21Eを参照すると、アセンブリはさらに、導入器(44)および組織壁(48)の交差点を包囲する組織に対して遠位カラー部材(382)を押し進めて、導入器(44)の周囲で血液等の流体の漏出を防止するように挿入される。接触要素(384)は、そのような構成で導入器(44)および遠位カラー(382)に対する組織位置を保持する。
図21Fを参照すると、膨張可能部材(386)の追加の挿入荷重および/または膨張が、導入器(44)と組織壁(48)との間の交差点の追加の密閉を生成するために利用され得、そのような追加の荷重は、関連組織のうちのいずれかの失血および/または溶解を防止するように経時的にパルス状にされ得る(
図21Gは、追加の荷重のパルスがオンではない構成を再び示す)。
図21Hを参照すると、アセンブリは、導入器(44)および組織壁(48)に対して引き出され、
図21Lのように折り畳んだ膨張可能部材の状態(388)に戻され、
図21Jのように引き出され得る。
【0030】
図22A〜22Kを参照すると、管状支持部材(394)が、先細遠位先端部材(396)、および
図22Aの圧縮状態(398)で示される円周(すなわち、管状支持部材の周囲でドーナツ形状のようであり、血管造影法用バルーンアセンブリと類似である)膨張可能部材(392)に連結される、別の実施形態が描写されている。
図22Bを参照すると、管状支持部材(394)および関連膨張可能部材(392)および遠位先端部材(396)は、折り畳み構成の膨張可能部材(392)を伴って胸壁(40)を通り過ぎて前進させられ得る。
図22Cを参照すると、膨張管腔(368)が、膨張可能部材(392)をその拡張状態(400)に制御可能に膨張させるために利用され得る。
図22Dを参照すると、導入器(44)/組織壁(48)交差点を通り過ぎた血液等の流体の漏出の防止を支援するように細遠位先端部材(396)が創傷または欠陥の中へわずかに前進させられた状態で、拡張したアセンブリは、導入器(44)および左心室壁(48)の交差点における欠陥または損傷に対して押し進められ得る。一実施形態では、導入器は、
図20Gおよび21Jのように定位置で、および導入器によって残された欠陥または創傷を最終的に閉鎖するために利用される、(例えば、
図3A〜3Z−3または
図9A〜11Bを参照して)上記で説明されるもの等の閉鎖構成で残され得る。
図22E〜22Kで描写される実施形態では、欠陥または創傷は、
図22A〜22Dを参照して説明される漏出防止アセンブリの支援を利用して閉鎖され得る。
図22Eを参照すると、漏出防止アセンブリが
図22Dの構成のように定位置にとどまり、導入器(44)の後退(402)が開始され得、導入器が引き出された後に残された空隙(408)の周囲で、組織縁(404、406)が崩壊し、圧縮された粘弾性組織が、その自然な位置に再拡張する(80)ことを可能にする。
図22Fを参照すると、漏出防止アセンブリが
図22Dの構成のように定位置にとどまっている状態で、導入器の引き出し(402)が続けられる。同様に、
図22Gでは、導入器の引き出し(402)が続けられ、漏出防止アセンブリが定位置にとどまっている一方で、組織壁創傷縁(404、406)は、退出する導入器(44)によって残される空隙(408)の周囲で崩壊し続ける。
図22Hを参照すると、十分な時間および血栓形成により、創傷が閉鎖され(410)、漏出防止アセンブリが引き出され得る。
図22Iを参照すると、膨張可能部材(394)は、その折り畳み状態(398)に戻され得、アセンブリは、
図22Jのように胸壁(40)を通り過ぎて引き出され得る(372)。
図22Kを参照すると、別の実施形態では、同様の手技が、より堅固な近位構築物を用いて達成され得、
図22A〜22Jの実施形態の管状支持部材(394)および構造的操作部材(366)の代わりに、それを通る膨張管腔(369)、ならびにそれを通して導入器が摺動可能に配置され得る作業管腔も画定する、単一の細長い管状支持部材(412)が、同様の手技で利用され得る。
【0031】
図23〜25を参照すると、
図20A〜22Kを参照して説明されるものとの類似性を伴って種々の手順の実施形態が描写されている。
図23を参照すると、胸部アクセスが、左心室(170)へのアクセスとともに作成され得る(168)。導入器シースが設置され得る(172)。膨張可能な密閉部材が、導入器の外側に沿い胸部アクセスポートを横断して折り畳み構成で前進させられ得る(414)。膨張可能密閉部材が、拡張構成に拡張され得る(416)。拡張構成が、導入器と左心室壁との間の接合点に向かって前進させられ得る(418)。拡張構成が、導入器の周囲で漏出を防止するように(導入器の周囲で)左心室壁の心膜側に対して押し進められ得る(420)。漏出防止が関連アセンブリを用いて続けられる間、診断および/または介入手技が行われ得(422)、そして、診断/介入ハードウェアが引き出され得る。拡張した漏出防止構成が、部分的に引き出され、折り畳み構成に再び折り畳まれ得る(424)。折り畳み構成が、胸壁を横断して引き出され得(426)、経心尖アクセス閉鎖が、定位置にとどまる導入器を利用して(428)実装され得る(428)。閉鎖が完成した後に、胸部アクセスポートが閉鎖され得る(200)。
【0032】
図24を参照すると、
図23で描写されるものと同様の実施形態が示されているが、診断および/または介入手技を行い、関連器具類を除去するステップ(422)の後で、漏出防止アセンブリの引き出しの前に、経心尖アクセス閉鎖の少なくとも第1の部分が、最初に心臓の内側から行われ得(430)、その後に、近位(すなわち、心膜)側の閉鎖デバイス設置の完了に適応するための拡張した漏出防止アセンブリの後退(432)、漏出防止装置の折り畳み構成の後退(434)、および胸部アクセスの閉鎖(200)が続く。
【0033】
図25を参照すると、
図23で描写されるものと同様の実施形態が示されているが、診断および/または介入手技を行い、関連器具類を除去するステップ(422)の後で、導入器が完全に後退させられる(438)まで、拡張した漏出防止アセンブリを定位置に残したまま、導入器がゆっくりと後退させられる(436)。十分な凝固時間後に、漏出防止アセンブリが折り畳まれ、後退させられ(440)、胸部アクセスが閉鎖される(200)。
【0034】
縫合糸、アンカー部材、およびラチェット閉鎖デバイスアセンブリ構成要素を含む、前述の展開した構造のうちの任意のものは、生物学的に治癒した経心尖アクセス創傷を残して、完全に再吸収され得る組み合わせおよび順列を促進するように前述の非再吸収性材料に加えて、再吸収性材料を含み得る。
【0035】
本発明の種々の例示的な実施形態が以下で説明される。非限定的な意味で、これらの実施例が参照される。それらは、本発明のより広く適用可能な側面を図示するように提供される。種々の変更が、説明される本発明に行われ得、本発明の真の精神および範囲から逸脱することなく、同等物が置換され得る。加えて、多くの修正が、特定の状況、材料、組成物、過程、過程の行為またはステップを、本発明の目的、精神、または範囲に適合させるように行われ得る。さらに、当業者によって、本明細書で説明および図示される個々の変化例の各々は、本発明の範囲または精神から逸脱することなく、他のいくつかの実施形態のうちのいずれかの特徴から容易に分離され、またはそれらと組み合わせられ得る、離散構成要素および特徴を有することが理解されるであろう。全てのそのような修正は、本開示と関連付けられる特許請求の範囲内にあることを目的とする。
【0036】
対象介入を実行するために説明されるデバイスの任意のものは、そのような介入を実行する際に使用するためのパッケージ化した組み合わせで提供され得る。これらの供給「キット」はさらに、使用説明書を含み得、そのような目的で一般的に採用されるような滅菌トレイまたはコンテナの中でパッケージ化され得る。
【0037】
本発明は、対象デバイスを使用して行われ得る方法を含む。方法は、そのような好適なデバイスを提供する行為を含み得る。そのような提供は、エンドユーザによって行われ得る。言い換えれば、「提供する」行為は、エンドユーザが、対象方法において必要デバイスを提供するように取得する、アクセスする、接近する、位置付ける、設定する、起動する、電源を入れる、または別様に行動することを要求するにすぎない。本明細書に記載の方法は、論理的に可能である、記載した事象の任意の順序で、ならびに事象の記載した順序で実行され得る。
【0038】
本発明の例示的な側面が、材料選択および製造に関する詳細とともに、上記で説明されている。本発明の他の詳細に関しては、これらは、上記で参照した特許および出版物との関連で理解され、ならびに、概して当業者によって知られ、または理解され得る。例えば、当業者であれば、所望の場合、例えば、器具類の他の部分または近くの組織構造に対して、可動連結部品の比較的広い界面等のデバイスの種々の部分の低摩擦操作または前進を促進するために、そのような物体と関連して、1つ以上の潤滑被覆(例えば、ポリビニルピロリドンベースの組成物等の親水性ポリマー、テトラフルオロエチレン等のフッ素重合体、親水性ゲル、またはシリコーン)が使用され得ることを理解するであろう。同じことが、一般的または論理的に採用されるような追加の行為に関して、本発明の方法ベースの側面に関して当てはまってもよい。
【0039】
加えて、本発明は、種々の特徴を随意的に組み込む、いくつかの実施例を参照して説明されているが、本発明は、本発明の各変化例に関して検討されるように説明または指示されるものに限定されない。種々の変更が、説明される本発明に行われ得、本発明の真の精神および範囲から逸脱することなく、同等物(本明細書で記載される、またはいくらか簡略にするために含まれない)が置換され得る。加えて、値の範囲が提供される場合、その範囲の上限と下限との間の全介在値、およびその規定範囲内の任意の他の規定または介在値が、本発明内に包含される。
【0040】
また、説明される本発明の変化例の任意の随意的な特徴が、独立して、または本明細書で説明される特徴のうちのいずれか1つ以上と組み合わせて説明され得ることが検討される。単数項目への言及は、複数の同じ項目が存在する可能性を含む。より具体的には、本明細書で、および本明細書と関連付けられる請求項で使用されるように「1つ」、「前記」、および「該」といった単数形は、特に指定がない限り、複数の指示対象を含む。言い換えれば、冠詞の使用は、上記の説明ならびに本開示と関連付けられる請求項において、対象項目の「少なくとも1つ」を可能にする。さらに、そのような請求項は、いずれの随意的要素も除外するように起草され得ることが留意される。そのようなものとして、この記述は、請求項の要素の記載に関連した「単独で」、「のみ」、および同等物等の排他的用語の使用、または「負の」制限の使用の根拠としての機能を果たすことを目的としている。
【0041】
そのような排他的用語を使用することなく、本開示と関連付けられる請求項の中の「備えている」という用語は、所与の数の要素が、そのような請求項の中で列挙されるか、または特徴の追加を、そのような請求項で説明される要素セットの性質を転換するものとを見なすことができるかどうかにかかわらず、任意の追加の要素を含むことを可能にするものとする。本明細書で具体的に定義される場合を除いて、本明細書で使用される全ての技術的および化学的用語は、請求項の妥当性を維持しながら、可能な限り広い一般的に理解されている意味が与えられるものである。