【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の目的は、電気通信ネットワーク、及びアクセスノードを介した電気通信ネットワークとCPEとの間の接続の効率的な管理のための方法及びシステム、特に、電気通信ネットワークのインターネットプロトコルエッジノード又はアクセスノードとCPEとの間の接続の効率的な確立及び/又は構成のための方法及びシステムによって達成され、本方法は、
−−電気通信ネットワークのアクセスノードと、CPEとの間の物理通信チャネルを確立するステップであって、物理通信チャネルはアクセスノードに関するネットワークアクセス関連識別情報に割り当てられる、確立するステップと、
−−電気通信ネットワークが、CPEが電気通信ネットワークのインターネットプロトコルエッジノードと通信するのに用いるパブリックインターネットプロトコルアドレス又はプライベートインターネットプロトコルアドレスをCPEに提供するステップであって、インターネットプロトコルアドレスはネットワークアクセス関連識別情報と関連付けられ、論理通信チャネルを実現するインターネットプロトコルセッション(IPセッション)又はインターネットプロトコル接続が、電気通信ネットワークのインターネットプロトコルエッジノードとCPEとの間で開始される、提供するステップと、
−−電気通信ネットワークがパブリックインターネットプロトコルアドレス又はプライベートインターネットプロトコルアドレス(又は論理通信チャネル)に、例えばウォールドガーデンの形態で第1の機能レベルを最初に割り当てるステップと、
−−電気通信ネットワークがネットワークアクセス関連識別情報を契約関連識別情報に連携させることができる場合、電気通信ネットワークがインターネットプロトコルアドレス(又は論理通信チャネル)に第2の機能レベルを割り当てるステップとを含み、論理通信チャネルは少なくとも1つの認証情報を用いることによって確立され、この少なくとも1つの認証情報は電気通信ネットワーク内に存在する信頼された情報であり、この少なくとも1つの認証情報は、電気通信ネットワーク内の、CPEが物理的に接続されたアクセスノードポートに存在することが好ましい。
【0012】
本発明の目的は、電気通信ネットワーク及び電気通信ネットワークのアクセスノードとCPEとの間の接続の効率的な管理のための方法及びシステム、特に電気通信ネットワークのアクセスノードとCPEとの間の接続の効率的な確率及び/又は構成のための方法及びシステムによって更に達成され、本方法は、
−−電気通信ネットワークのアクセスノードと、CPEとの間の物理通信チャネルを確立するステップであって、物理通信チャネルはネットワークアクセス関連識別情報に割り当てられる、確立するステップと、
−−電気通信ネットワークが、CPEが電気通信ネットワークのIPネットワークと通信するのに用いるパブリックインターネットプロトコルアドレス又はプライベートインターネットプロトコルアドレスをCPEに提供するステップであって、インターネットプロトコルアドレスはネットワークアクセス関連識別情報と関連付けられる、提供するステップと、
−−電気通信ネットワークが、パブリックインターネットプロトコルアドレス又はプライベートインターネットプロトコルアドレスに第1の機能レベルを(例えばウォールドガーデンの形態で)最初に割り当てるステップと、
−−電気通信ネットワークがネットワークアクセス関連識別情報を契約関連識別情報に連携させることができる場合、電気通信ネットワークがインターネットプロトコルアドレスに第2の機能レベルを割り当てるステップと、
を含む。
【0013】
電気通信ネットワークのアクセスノードとCPEとの間の物理通信リンクは、任意の有線通信リンクとすることができる。そのような有線通信リンクは通常、CPEに接続された端部と、電気通信ネットワークのアクセスノードに接続された端部とを有する。本発明によるアクセスノードは、電気通信ネットワークの一部であるアクセスネットワークとホームネットワークとを終端する任意のデバイスとして定義される。CPEは、ルータ機能を有するホームゲートウェイのような顧客構内機器として、又はIP接続性を確立することが可能であり、例えば中継点(transfer point)若しくは建物入口のインタフェースに連結する(又はプラグを差し込む)ことによって物理通信リンクに接続された任意の他のデバイスとして理解されるべきである。アクセスノードとCPEとの間の物理通信リンクはまた、多くの場合に(アクセスネットワークのネットワーク構成要素と顧客構内機器との間の)「ラストマイル」とも呼ばれる。「電気通信ネットワークのアクセスノードとCPEとの間の物理通信リンク」という用語は、CPEとアクセスノードとの間の個別の有線通信リンクである必要はなく、GPONに基づく光ファイバネットワーク、ケーブルネットワーク等の共有媒体が用いられる場合、CPEが接続されたアクティブデバイス(例えばONU/ONT又はケーブルモデム)によって実現することもできることを理解すべきである。電気通信ネットワークのアクセスノードとCPEとの間のポイントツーポイント無線システム(又は指向性無線リンク)等の無線通信リンクの(部分的な)使用であっても、そのような物理通信リンクがCPEに接続された端部と電気通信ネットワークのアクセスノードに接続された端部とを含むという意味で、「物理通信リンク」であるものとして理解されるべきである。
【0014】
有線通信リンクの例には、銅線対を介した通信リンク、又は光ファイバリンクを介した通信リンク、又はケーブルテレビアクセスリンクを介した通信リンクが含まれる。銅線対を介した通信リンクが用いられる場合、CPEは例えば、いわゆるTAE(Telekommunikations Anschluss Einheit)、APL(Abschlusspunkt Linientechnik、アクセスポイントライン技術又は中継点)によって電気通信ネットワークにリンクされ、TAE/APL(加入者宅内)と、電気通信ネットワークのアクセスノードとしての役割を果たすデジタル加入者線アクセスマルチプレクサ(DSLAM)との間に銅線対が延びる。光ファイバリンクを介した通信リンクが用いられる場合、CPEは例えば、いわゆるONU(光ネットワークユニット)又はONT(光ネットワーク終端装置)によって電気通信ネットワークにリンクされ、ONU/ONT(加入者宅内)と、電気通信ネットワークのアクセスノードとしての役割を果たすOLT(光回線終端装置)との間に光ファイバリンクが延びる。ケーブルテレビアクセスリンクを介した通信リンクが用いられる場合、CPEは例えば、いわゆるCM(ケーブルモデム)によって電気通信ネットワークにリンクされ、CM(加入者宅内)と、電気通信ネットワークのアクセスノードとしての役割を果たすCMTS(ケーブルモデム終端システム)との間にケーブルテレビアクセスリンクが延びる。
【0015】
本発明によれば、インターネットプロトコルエッジノードとCPEとの間に論理通信チャネルが確立される。論理通信チャネルは、インターネットプロトコルセッション又はインターネットプロトコル接続に対応する。(電気通信ネットワークとCPEとの間の)物理通信チャネルはアクセスノードとCPEとの間に確立される。本発明の全ての実施の形態によれば、インターネットプロトコルエッジノードの機能が少なくとも部分的に、アクセスノードの機能を有するネットワークノードに一体化され、逆もまた同様である(すなわち、アクセスノードの機能が少なくとも部分的に、インターネットプロトコルエッジノードの機能を有するネットワークノードに一体化される)ことが可能であり、好ましい。
【0016】
本発明によれば、インターネットプロトコルエッジノードとCPEとの間の論理通信チャネル(インターネットプロトコル接続)は、少なくとも1つの認証情報を用いることによって確立され、少なくとも1つの認証情報は、電気通信ネットワーク内に、特に、CPEが物理的に接続されたアクセスノード又はアクセスノードポートに存在する信頼された情報である。これは、本発明との関連において、完全に機能するインターネットプロトコルセッション又はインターネットプロトコル接続(すなわち、インターネットプロトコルエッジノードとCPEとの間の論理通信チャネル)を確立するために、信用証明の配信も、個別の事前構成されたCPEデバイスも必要ないことを意味する。電気通信ネットワーク、すなわち制御ユニット又は制御機能部が、アクセスノードの特定のポートの存在(及びラインID)について知り、CPE、すなわち任意に構成されたCPEがアクセスノードの特定のポートに物理的に接続されることしか必要でない。これらの技術条件に基づいて、インターネットプロトコルセッション又はインターネットプロトコル接続をCPEについて確立することが可能である。本発明によれば、最初に、このインターネットプロトコル接続性又はインターネットプロトコルセッション(すなわち論理通信チャネル)は、第1の機能レベルに基づいてのみ機能することが好ましい。契約関連情報を交換すると、第2の機能レベルのアクティブ化が可能となる。
【0017】
本発明の好ましい実施の形態によれば、少なくとも1つの認証情報はCPEと無関係であり、少なくとも1つの認証情報は、アクセスノード又は電気通信ネットワークの他の部分のいずれかにのみ関係付けられる。
【0018】
したがって、有利には、インターネットプロトコルセッション又はインターネットプロトコル接続の必要条件として、CPEデバイスを顧客に分配するか、CPEデバイスを事前構成するか、又は少なくとも1つの認証情報、すなわち特に信用証明若しくは信用証明情報をハンドリングするための後方の取り組み(logistical effort)を削減することが可能である。
【0019】
本発明の好ましい実施の形態によれば、ネットワークアクセス関連識別情報は、いわゆるラインIDに対応するか、又はいわゆるラインIDである。ネットワークアクセス関連識別情報又はラインIDは、物理通信チャネルを表す。物理通信チャネルは、必然的に設置され、すなわち、特定のアクセスノードから特定の中継点に至り(逆もまた同様である)、したがって、物理通信チャネルに、その物理通信チャネルのアイデンティティ(ネットワークアクセス関連識別情報)のみでなく、その物理通信チャネルの位置も、例えば郵便アドレスの形態で、又は共同住宅内の特定の部屋を指定する形態で割り当てる可能性を与える。物理通信チャネルの位置は、第1に、その物理通信チャネルの遠端(すなわち、顧客構内又はCPEとアクセスノードとの間の物理通信リンクの開始点)に関することが好ましい。以後ポートIDとも呼ばれるいわゆるネットワークポート識別情報が、CPEに向けた物理接続に接続されたアクセスノードのポートを識別する。本発明によれば、ラインID(すなわちネットワークアクセス関連識別情報)をアクセスノードのポートに関連付けることが可能であり、このため双方の識別子を電気通信ネットワークにおいて技術プロトコル内でトランスポートすることができる。
【0020】
電気通信ネットワークサービスを要求するための(すなわち、データ伝送接続を確立するための)、アクセスノードへのCPEの初期要求の後、アクセスノードはCPEの要求を、ラインID及びポートIDの情報要素によって補う。これは、DHCPプロトコル(動的ホスト構成プロトコル)を介して、好ましくはDHCPオプション82又はPPPoE(イーサネット(登録商標)を介したポイントツーポイントプロトコル)を用いて、好ましくはPPPoE仲介者(intermediate agent)を用いて行われることが好ましい。
【0021】
電気通信ネットワークは、いわゆるインターネットプロトコルエッジノードを含むことが好ましい。インターネットプロトコルエッジノードは、CPEに向けたインターネットプロトコルアドレスの分配、及びCPEがアドレス指定することができる様々なインターネットプロトコルアドレスと関連付けられた様々な機能レベルを管理する。このため、インターネットプロトコルエッジノードは、様々な仮想インタフェースにおける様々なインターネットプロトコルアドレスと関連付けられた複数のアクセス及び許可規則を有するルーティングデバイスとして理解することができる。例えば、CPEに与えられる、削減された機能レベルを有するインターネットプロトコルアドレスは、限られたアクセス範囲のターゲットインターネットプロトコルアドレスにしか許可されない。例えば、増大された機能レベルを有するインターネットプロトコルアドレスは、インターネットへのデフォルトルートを有する、拡張したアクセス範囲のターゲットインターネットプロトコルアドレスに許可される。
【0022】
本発明によれば、CPEに与えられたインターネットプロトコルアドレスに関連付けるか又は割り当てることができる複数の異なる機能レベルが存在する:
削減された機能レベルが、電気通信ネットワークのアクセスノードの任意のポートと、この種のアクセスノードを用いて動作可能な任意の関連付けられたCPEとの間で機能する任意の物理通信チャネルに対し利用可能である。本発明によれば、そのような削減された機能レベルを用いて、契約に関係しない基本接続性を提供し、この接続性の背後のユーザが、デフォルトの一組の機能、例えば、顧客セルフケアインタフェースにアクセスすることによって、様々なサービスの事業者によって提供される様々なアクセスモード及び/又は様々なサービスを選択する可能性を用いることを可能にする。
拡張機能レベルが、物理通信チャネルによって、特にインターネットプロトコルに基づくネットワーク接続によって配信することができ、かつアクセス可能な、任意のサービスと関連付けられる。そのようなサービスは、インターネットアクセスサービス、VoIP(ボイスオーバインターネットプロトコル)サービス、VoD(ビデオオンデマンド)サービス、テレビ(TV)サービス等を含むがこれらに限定されない。
【0023】
本発明によれば、複数の拡張機能レベルが存在し、例えば、インターネットアクセスサービスに関して拡張された機能レベルを、テレビサービス(IPTV)又はVoD等のマルチキャストサービスに関して削減された機能レベルと同時に提供することができることが可能であり、好ましい。
【0024】
本発明の1つの実施の形態によれば、インターネットプロトコルに基づくサービスの初期化プロセスが説明される。これは、「第1の機能レベル」が、削減された機能レベル、特に基本接続性レベルを指し、「第2の機能レベル」が、契約から取り出された契約関連識別情報(すなわち、例えば認可情報)又は少なくとも(未来の)可能な契約への参照が行われた後に、サービスプロバイダによる或る種のサービス配信と関連付けられた拡張機能を指すことを意味する。このプロセスは、本発明との関連において「連携」と呼ばれる。この実施の形態によれば、例えば基本接続性レベルの意味でそのような削減された機能レベルを指す第1の機能レベルは、ネットワークにアクセスするエンティティが、顧客セルフケアインタフェース、又はネットワークアクセスを構成することを目的とした別のサービス若しくは機能に接続されることのみを可能にする。そのような削減された接続性レベル又は基本接続性レベルは、本発明との関連で「ウォールドガーデン」とも呼ばれる。
【0025】
本発明の別の実施の形態によれば、インターネットプロトコルに基づくサービス構成の変更が説明される。これは、「第1の機能レベル」が、サービス構成の変更前の機能レベルを指し、「第2の機能レベル」が、サービス構成の変更後の機能レベルを指すことを意味する。例えば、サービス構成の変更前の機能レベルは、VoIP、又はPOTSシステムによって以前に提供されたサービスを実施する機能のみを含む場合があり、サービス構成の変更後の機能レベルは、VoIP又はPOTS機能と、インターネットアクセス機能とを含む場合がある(又はサービス構成変更後の機能レベルは、VoIP若しくはPOTS機能と、インターネットアクセス機能及びTV若しくはVoD機能の双方とを含む場合がある。
【0026】
別の例によれば、サービス構成の変更前の機能レベルは、VoIP又はPOTS機能と、ウォールドガーデンへのアクセスとを含む場合があり、サービス構成の変更後の機能レベルは、VoIP又はPOTS機能と、インターネットアクセス機能とを含む場合がある。
【0027】
本発明の好ましい実施の形態によれば、電気通信ネットワークはインターネットプロトコルエッジノードと制御機能部とを含み、第2の機能レベルを可能にするための契約関連識別情報は、連携プロセスによってネットワークアクセス関連識別情報をこの契約関連識別情報に関係付けた後に、制御機能部に送信される。制御機能部では、一組の認可情報が記憶される。最初に、この一組の認可情報は、「第1の機能レベル」の意味において、契約から取り出されたものではない基本的な一組の権利である。第2のステップにおいて、この認可情報は、「第2の機能レベル」の意味において変更される。これは、好ましくは、
−−ラインID(すなわちネットワークアクセス関連識別情報)を契約関連識別情報、例えば契約(連携)から取り出されたサービスの認可情報を保有するユーザ等のエンティティに関係付けた後、又は
−−このユーザに関係付けられた認可情報を、既存の契約を変更することによって変更するか、又は他の理由(例えば不正な挙動に起因したサービスの遮断)によって変更した後
に行われる。
【0028】
本発明との関連で、「契約関連識別情報」という用語は、
−−インターネットサービス及び/又はVoDサービス及び/又は電話(VoIP)サービス及び/又はテレビジョンオーバIPサービス)及び/又はeメール若しくはポータルサービスのような他のインターネットプロバイダサービスのようなサービスの認可情報にリンクされるか、
−−又は、ユーザがサービスプロバイダについて有する特定のサービスに関連する支払い済みの契約から取り出された認可情報にリンクされるか、
−−又は、販売促進のための提案、領収書等の、サービスプロバイダとの別の契約関係若しくは準契約関係から取り出された認可情報にリンクされた
情報に関する。
【0029】
本発明の別の好ましい実施の形態によれば、パブリックインターネットプロトコルアドレス又はプライベートインターネットプロトコルアドレスへの第2の機能レベルの割当ては、ラインIDを割り当て、かつエンティティが認可情報を保有してから100秒以内で、好ましくは30秒以内で、より好ましくは10秒以内で、更により好ましくは3秒以内で、最も好ましくは1秒以内で行われる。
【0030】
したがって、有利には、ユーザのサービス設定の変更を用いることができるように、ネットワークパラメータをほぼ即時に構成することが可能である。
【0031】
本発明によれば、異なる機能レベル間の差別化は、インターネットプロトコルエッジノードが、CPEによって潜在的にアクセス可能な様々な範囲のインターネットプロトコルアドレス及び他のフィルタ(例えばレイヤ4)を定義することによって実現されることが好ましい。インターネットプロトコルエッジノードを介してルーティングされないコンテンツ情報の場合、本発明によれば、インターネットプロトコルエッジノードが、関連付けられた電気通信ネットワーク要素(アクセスノード等)を制御し、それによって、指定されたCPEについて、マルチキャストのトランスポートを可能にするか若しくは不可能にする等、そのようなコンテンツ情報へのアクセスを許可若しくは拒否するか、又は更には特定の種類のイーサネット(登録商標)フレームのトランスポートを許可若しくは拒否することが好ましい。
【0032】
本発明によれば、関連付けられた電気通信ネットワーク要素(アクセスノード等)のそのような制御は、DHCP(動的ホスト構成プロトコル)又はDHCPに基づくプロトコル又はPPPoE(ポイントツーポイントオーバイーサネット(登録商標))を介して実現されることが好ましい。
【0033】
本発明によれば、インターネットプロトコルエッジノードが認可情報を得るために電気通信ネットワークの制御機能部と通信することが好ましい。認可情報は、インターネットプロトコルエッジノードによって、CPEに提供されたパブリックインターネットプロトコルアドレス又はプライベートインターネットプロトコルアドレスに、特定の機能レベルを関連付けるのに用いられる。認可情報の要求は、ネットワークアクセス関連識別情報としてのラインIDに基づくことが好ましい。本発明によれば、制御機能部は、集中化された認証・認可・会計(AAA)機能部又は関連付けられたAAAノードによって実現される。制御機能部と関連付けられた認証及び/又は認可機能は、例えばRADIUS(ユーザサービスにおける遠隔認証ダイアル(RADIUS))サーバノード又はDIAMETERサーバノードによって(又はRADIUS機能を実現する対応する機能によって)実現される。制御機能部は、インターネットプロトコルアドレスの機能レベルに関する情報をインターネットプロトコルエッジノードに提供する。これは、メモリ手段が制御機能部に割り当てられ(又は制御ノードがメモリ手段を含み)、それによってネットワークアクセス関連識別情報(例えばラインID)が、ユーザの或る契約関係又は或るユーザの人物(the person of a certain user)に関連付けられた特定の機能レベルに関する情報に関連付けられることを意味する。機能レベルに関する情報は、例えば、インターネットプロトコルアドレスの潜在的にアドレス指定可能な範囲、並びに許可された及び/又は使用可能な帯域幅に関する情報を含む。機能レベルに関するそのような情報は、いわゆるポリシの形態及び/又は単一の専用情報の形態で、制御機能部と関連付けられたメモリデバイス内に記憶される場合があり、制御機能部がインターネットプロトコルエッジノードから受信した要求の認可のために用いられる。
【0034】
本発明によれば、制御機能部は、インターネットプロトコルエッジノードに、機能しているIPアドレスを有する機能している接続の場合であっても、機能レベルの変更を実施するように強制することができることが好ましい。例えば、これは、認可要求の変更によって実現することができる。本発明によれば、(最初に提供されたインターネットプロトコルアドレスを用いた、CPEと電気通信ネットワークとの機能している接続と関連付けられた)機能レベルのそのような変更は、制御機能部とインターネットプロトコルエッジノードとの間の通信によって実現されることが好ましい。例えば、インターネットプロトコルエッジノードは、制御機能部に向けた「会計停止」メッセージ(CPEとインターネットプロトコルエッジとの間にインターネットプロトコル接続性が既に存在する場合)及び後続の「会計開始」メッセージによって機能レベルを制限又は拡大するためのコマンドに確認応答する。これは、CPEのインターネットプロトコル接続性を遮ることなく行われることが好ましい。
【0035】
本発明によれば、電気通信ネットワークに向けたCPEの接続性(すなわちCPEとアクセスノードとの間の接続性)のためのインターネットプロトコルアドレスの初期プロビジョニングは、インターネットプロトコルエッジノード又は制御機能部によって実現されることが好ましい。
【0036】
本発明によれば、制御機能部は、機能しているインターネットプロトコル接続性(又は機能しているインターネットプロトコルセッション)に関する以下の情報、すなわち
−−通信リンクの種類ごとのラインID及びポートID、
−−CPEによってアドレス指定可能なインターネットプロトコルアドレスの範囲、
−−インターネットプロトコルセッションに関するネットワークパラメータ、
−−例えば、DSL加入者線のsync帯域幅のような、CPEとアクセスノードとの間の物理接続に関するネットワークパラメータ、
を返すことができることが更に好ましい。代替的に、本発明によれば、ラインIDの代わりに、ハンドル基準又はポインタ基準が用いられることが可能であり、好ましい。ラインIDが契約関連識別情報に連携される場合、アプリケーションIDP(アプリケーションアイデンティティプロバイダ)がハンドル基準又はポインタ基準を用いて参照される。これによって、(IPサービスの契約を保持する)ネットワーク事業者及びサービス事業者が異なる法的単体である場合、データプライバシが向上する。そのような場合((IPサービスの契約を保持する)ネットワーク事業者及びサービス事業者が異なる法的単体である場合)特に、本発明によれば、契約関連識別情報に関連付けられた基準ハンドルが、いわゆる不透明なハンドル(opaque handle)、すなわち暗号化されるか又は他の方法でマスキングされた情報であり、それによってラインIDのコンテンツが、不透明なハンドル、すなわち暗号化されるか又は他の方法でマスキングされた情報から容易に導出することができないことが好ましい。
【0037】
本発明によれば、(例えばメンテナンスの状況等の場合に)認証のためにラインIDが提供されない場合であっても、制御機能部がIP接続性を確立することができることが更に好ましい。この場合、ユーザと、電気通信ネットワークの事業者との間の基本通信のために、IPエッジに特殊な認可プロファイルが与えられなくてはならない。
【0038】
本発明によれば、電気通信ネットワークがオペレーションサポートシステムとデータチェック機能部とを備え、以下のステップ、すなわち
−−CPEがデータチェック機能部とコンタクトするステップと、
−−データチェック機能部がCPEから、以下のもの、すなわちCPE又は関連付けられたデバイスのシリアル番号、CPE又は関連付けられたデバイスのMAC(媒体アクセス制御)アドレスの中から、少なくとも1つの完全性チェック情報を取り出すステップと、
−−データチェック機能部が、制御機能部から、CPEが接続されたインターネットプロトコルセッション(IPセッション)又はインターネットプロトコル接続に関するネットワークアクセス関連識別情報及びネットワークポート識別情報を取り出すステップと、
−−完全性チェック情報をオペレーションサポートシステムに送信するステップであって、電気通信ネットワーク内の既知の変更に対してチェックする、送信するステップと、
を含むデータ完全性チェックが実行されることが更に好ましい。
【0039】
したがって、有利には、電気通信ネットワークの利用方式における少なくとも大きな変更を検出可能であることによって、ネットワーク動作の最適化の向上を実現することが可能である。
【0040】
本発明によれば、契約関連識別情報はユーザ関連識別情報、特に、人物を特定し、RFIDリーダ素子によって生成されるか又は取り出されることが好ましいユーザ関連識別情報であることが更に好ましく、RFIDリーダ素子はCPEに関連付けられるが、CPE内にあることが好ましい。
【0041】
したがって、本発明によれば、有利には、電子パスポート等のRFID対応識別文書を用いることによって、このRFID対応識別情報をCRMシステム内の顧客関係を作成するのに用いて、契約関連識別情報を生成できることが可能である。
【0042】
本発明によれば、電気通信ネットワークはオペレーションサポートシステムと、ネットワークアイデンティティプロバイダとを備え、上記方法は、アクセスノードとオペレーションサポートシステムとの間の管理通信チャネルの確立を含み、
−−電気通信ネットワークのアクセスノードとCPEとの間の物理通信チャネルの確立、物理通信チャネルはネットワークアクセス関連識別情報を有し、
−−論理通信チャネルへの第1の機能レベルの最初の割当ては、
−−アクセスノードとオペレーションサポートシステムとの間の管理通信チャネルを確立することと、
−−オペレーションサポートシステムに、対応するラインIDと、ポートIDと、対応するネットワークポートにおいて物理的に可能な最大帯域幅等の更なるネットワークパラメータとを送信することと、
−−オペレーションサポートシステムが、対応するネットワークポートの技術的ステータス及び論理的ステータスを求めることと、
−−ネットワークIDPに、対応するラインIDと、技術的ステータス及び論理的ステータスと、物理通信チャネルに関する位置情報とを送信することと、
−−制御機能部においてネットワークポートエントリを生成するとともに、インターネットプロトコルエッジノードによって管理され、電気通信ネットワークのアクセスノードのネットワークポートを介して使用可能なパブリックインターネットプロトコルアドレス又はプライベートインターネットプロトコルアドレスのための第1の機能レベルを指定する認可情報を送信することと、
によって実現されることが更に好ましい。
【0043】
したがって、有利には、多数のユーザについてネットワーク接続機能を提供するための多数のアクセスノードを容易にかつ効率的にプロビジョニングすることが可能である。
【0044】
本発明は、電気通信ネットワークにおけるアクセスノードの効率的な初期化のための方法であって、電気通信ネットワークはオペレーションサポートシステムとネットワークアイデンティティプロバイダとを備え、アクセスノードは複数のネットワークポートを提供し、本方法は、アクセスノードとオペレーションサポートシステムとの間の管理通信チャネルの確立を含み、本方法は、アクセスノードの複数のネットワークポートのうちの少なくとも、ポートIDに対応する特定のネットワークポートについて、
−−オペレーションサポートシステムに、対応するポートIDと、更なるネットワークパラメータ、特に対応する特定のネットワークポートにおいて物理的に可能な最大帯域幅と、存在する場合にはラインIDとを送信するステップと、
−−オペレーションサポートシステムが対応する特定のネットワークポートの技術的ステータス及び論理的ステータスを求めるステップと、
−−ネットワークIDPに、技術的ステータス及び論理的ステータスと、対応する特定のネットワークポートに関係付けられた物理通信チャネルに関係付けられた位置情報と、存在する場合には対応するラインIDとを送信するステップと、
を含む、電気通信ネットワークにおけるアクセスノードの効率的な初期化のための方法にも関する。
【0045】
したがって、有利には、電気通信ネットワーク内の多数のアクセスノードを容易にかつ効率的に一体化することが可能である。
【0046】
本発明によれば、ネットワークIDPに、技術的ステータス及び論理的ステータスと、対応する特定のネットワークポートに関係付けられた物理通信チャネルに関係付けられた位置情報とを送信するステップ中に、特にライン情報が欠落している場合に、対応するポートIDがラインIDとして送信されることが更に好ましい。
【0047】
本発明によれば、アクセスノードの初期化又はアクセスノードのポートの初期化、及び少なくとも第1の機能レベルでインターネットプロトコルセッションを確立する能力は、いわゆるインベントリデータに依拠しないことが特に有利である。本発明との関連において、インベントリデータは、例えばネットワークを計画する技術スタッフによって電気通信ネットワークのノード又はエンティティの確立又はチェック中に生成されるデータ、又は契約関連情報であり、これも誤っている可能性がある。そのようなインベントリデータは、誤っている(すなわち最初から誤っている)か、又は誤ったものとなる(すなわち、例えば後続の変更を検討することなくネットワーク構成要素を更新するプロセスに起因して無効となっている)可能性があり、それによってネットワーク構成プロセスが遮断されるか又は他の形で妨げられる。これは、(例えばインターネットプロトコル接続性の確立のために)時間制限が配慮されないこと等に起因して重大な顧客の不満につながる可能性がある。
【0048】
本発明は、複数のネットワークノードを備える電気通信ネットワークであって、電気通信ネットワークは、アクセスノードを介した電気通信ネットワークとCPEとの間の効率的な接続のために提供され、電気通信ネットワークは、電気通信ネットワークのアクセスノードと、CPEとの間に物理通信チャネルを備え、物理通信リンクは、アクセスノードに関するネットワークアクセス関連識別情報に関連付けられ、電気通信ネットワークは、CPEがインターネットプロトコルエッジノードと通信するのに用いるパブリックインターネットプロトコルアドレス又はプライベートインターネットプロトコルアドレスをCPEに提供し、インターネットプロトコルアドレスはネットワークアクセス関連識別情報と関連付けられ、論理通信チャネルを実現するインターネットプロトコルセッション(IPセッション)又はインターネットプロトコル接続が、電気通信ネットワークのインターネットプロトコルエッジノードとCPEとの間で開始され、電気通信ネットワークは、パブリックインターネットプロトコルアドレス又はプライベートインターネットプロトコルアドレスに第1の機能レベルを最初に割り当て、電気通信ネットワークがネットワークアクセス関連識別情報を契約関連識別情報に連携させることができる場合、電気通信ネットワークは、パブリックインターネットプロトコルアドレス又はプライベートインターネットプロトコルアドレスに第2の機能レベルを割り当て、第1の機能レベルによる、インターネットプロトコルエッジノードとCPEとの間の論理通信チャネルは、少なくとも1つの認証情報を用いることによって確立され、少なくとも1つの認証情報は電気通信ネットワーク内に存在する信頼された情報である、複数のネットワークノードを備える電気通信ネットワークにも関する。
【0049】
さらに、本発明は、複数のネットワークノードを備える電気通信ネットワークであって、電気通信ネットワークは、アクセスノードを介した電気通信ネットワークとCPEとの間の効率的な接続のために提供され、電気通信ネットワークは、電気通信ネットワークのアクセスノードと、CPEとの間に物理通信チャネルを備え、物理通信リンクは、アクセスノードに関するネットワークアクセス関連識別情報に関連付けられ、電気通信ネットワークは、CPEがインターネットプロトコルエッジノードと通信するのに用いるパブリックインターネットプロトコルアドレス又はプライベートインターネットプロトコルアドレスをCPEに提供し、インターネットプロトコルアドレスはネットワークアクセス関連識別情報と関連付けられ、論理通信チャネルを実現するインターネットプロトコルセッション(IPセッション)又はインターネットプロトコル接続が、電気通信ネットワークのインターネットプロトコルエッジノードとCPEとの間で開始され、電気通信ネットワークは、パブリックインターネットプロトコルアドレス又はプライベートインターネットプロトコルアドレスに第1の機能レベルを最初に割り当て、電気通信ネットワークがネットワークアクセス関連識別情報を契約関連識別情報に連携させることができる場合、電気通信ネットワークは、パブリックインターネットプロトコルアドレス又はプライベートインターネットプロトコルアドレスに第2の機能レベルを割り当てる、複数のネットワークノードを備える電気通信ネットワークにも関する。
【0050】
さらに、本発明は、複数のネットワークノードを備える電気通信ネットワークであって、電気通信ネットワークは、電気通信ネットワークにおけるアクセスノードの効率的な初期化のために提供され、電気通信ネットワークはオペレーションサポートシステムとネットワークアイデンティティプロバイダとを備え、アクセスノードは複数のネットワークポートを提供し、本方法は、アクセスノードとオペレーションサポートシステムとの間の管理通信チャネルの確立を含み、電気通信ネットワークは、アクセスノードの複数のネットワークポートのうちの少なくとも、ポートIDに対応する特定のネットワークポートについて、
−−オペレーションサポートシステムへ、対応するポートIDと、更なるネットワークパラメータ、特に対応する特定のネットワークポートにおいて物理的に可能な最大帯域幅と、存在する場合にはラインIDとを送信することと、
−−オペレーションサポートシステムが対応する特定のネットワークポートの技術的ステータス及び論理的ステータスを求めることと、
−−ネットワークIDPへ、技術的ステータス及び論理的ステータスと、対応する特定のネットワークポートに関係付けられた物理通信チャネルに関係付けられた位置情報と、存在する場合には対応するラインIDとを送信することと、
を提供する、複数のネットワークノードを備える電気通信ネットワークに関する。
【0051】
本発明によれば、複数のネットワークノードを備える電気通信ネットワークに関して、ネットワークIDPに、技術的ステータス及び論理的ステータスと、対応する特定のネットワークポートに関係付けられた物理通信チャネルに関係付けられた位置情報とを送信する間に、対応するポートIDがラインIDとして送信されることも更に好ましい。
【0052】
さらに、本発明は、複数のネットワークノードを備える電気通信ネットワークであって、電気通信ネットワークは、電気通信ネットワークにおけるアクセスノードの効率的な初期化のために提供され、電気通信ネットワークはオペレーションサポートシステムとネットワークアイデンティティプロバイダとを備え、アクセスノードは複数のネットワークポートを提供し、アクセスノードは複数のネットワークポートを提供し、本方法は、アクセスノードとオペレーションサポートシステムとの間の管理通信チャネルの確立を含み、電気通信ネットワークは、アクセスノードのネットワークポートのうちの少なくとも一部について、
−−オペレーションサポートシステムへ、対応するラインIDと、ポートIDと、対応するネットワークポートにおいて物理的に可能な最大帯域幅等の更なるネットワークパラメータとを送信することと、
−−オペレーションサポートシステムが対応するネットワークポートの技術的ステータス及び論理的ステータスを求めることと、
−−ネットワークIDPへ、対応するラインIDと、技術的ステータス及び論理的ステータスと、物理通信チャネルに関係付けられた位置情報とを送信することと、
−−制御機能部におけるネットワークポートエントリを生成するとともに、そのネットワークポートによって電気通信ネットワークのアクセスノードと通信するのに使用可能なパブリックインターネットプロトコルアドレス又はプライベートインターネットプロトコルアドレスのための第1の機能レベルを指定する認可情報を送信することと、
を提供する、複数のネットワークノードを備える電気通信ネットワークにも関する。
【0053】
本発明はさらに、本発明による電気通信ネットワークとともに用いられる顧客構内機器であって、顧客構内機器はRFID(無線周波数識別)リーダ素子を備えるか、又は顧客構内機器はRFID(無線周波数識別)リーダ素子に接続され、契約関連識別情報は、ユーザ関連識別情報(特に、人物を指定する)であり、ユーザ関連識別情報は、RFIDリーダ素子によって取り出されるか、又はRFIDリーダ素子を用いて生成されることが好ましい、本発明による電気通信ネットワークとともに用いられる顧客構内機器に関する。
【0054】
本発明の更なる主題は、本発明による方法を実行するようにアクセスノード及び/又は制御機能部を制御するためのコンピュータ可読プログラムコードを含むプログラムと、そのようなプログラムを含むコンピュータプログラム製品とを含む。