(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記タッチ動き方向が反対側に転換される場合、ページ単位のスクロール間隔に基づいて前記第1スクロール方向に前記画面をスクロールする過程を更に含む請求項1に記載の方法。
前記プロセッサは、前記タッチ動きに応じてタッチ地点が前記基準領域を逸脱した場合、前記タッチ地点が基準領域を逸脱する時点以前のスクロール方向に基づいて前記第1スクロール方向を決定する請求項9に記載の装置。
前記プロセッサは、前記タッチ地点に対するタッチ持続時間に基づいて固定スクロール転換イベントが発生するのかを確認し、前記固定スクロール転換イベントが発生した場合、前記タッチ地点までのタッチ動き方向に基づいて前記第1スクロール方向を決定する請求項13に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の好ましい実施例を添付した図面を参照して詳細に説明する。そして、本発明を説明するに当たって、関連する公知機能或いは構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明確にする恐れがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。そして、後述する用語は本発明における機能に基づいて定義された用語であり、これはユーザ、運用者の意図又は慣例などによって異なり得る。よって、その定義は本明細書全般にかかる内容に基づいて下されるべきである。
【0021】
以下、本発明は電子装置で画面をスクロールするための技術について説明する。
【0022】
以下の説明において、電子装置はタッチスクリーンを具備する移動通信端末機、PDA、PC、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、ネットブック、テレビジョン、携帯インターネット装置(MID)、ウルトラモバイルPC(UMPC)、タブレットPC、ナビゲーション、スマートTV、デジタルカメラ及びMP3のうち少なくとも一つを含む。
【0023】
以下の説明において、タッチとはタッチ入力が感知された状態であってタッチダウンとも称され、タッチ解除とはタッチ入力が終了される状態であってタッチアップとも称される。タッチ動きは、タッチが維持された状態でタッチ地点が動く状態を示す。
【0024】
図1は、本発明の実施例による電子装置のブロック構成を示す図である。
【0025】
図1を参照すると、電子装置100はメモリ110、プロセッサユニット120、オーディオ処理部130、入出力制御部140、表示部150及び入力装置160を含む。ここで、メモリ110は多数個存在してもよい。
【0026】
メモリ110は、電子装置100の動作を制御するためのプログラムを貯蔵するプログラム貯蔵部111及びプログラムを行う途中で発生するデータを貯蔵するデータ貯蔵部112を含む。
【0027】
プログラム貯蔵部111はグラフィックユーザインタフェース(GUI:Graphic User Interface)プログラム113、スクロール制御プログラム114及び少なくとも一つの応用プログラム115を含む。ここで、プログラム貯蔵部111に含まれるプログラムは命令語の集合であって、命令語セット(instruction set)と表現されてもよい。
【0028】
GUIプログラム113は、表示部150にグラフィックでユーザインタフェースを提供するための少なくとも一つのソフトウェア構成要素を含む。例えば、GUIプログラム113はプロセッサ122によって駆動される応用プログラムの情報を表示部150に表示するように制御する。
【0029】
スクロール制御プログラム114は、タッチ情報に基づいて画面をスクロールするための少なくとも一つのソフトウェア構成要素を含む。例えば、固定スクロールモードが設定された場合、スクロール制御プログラム114はタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールするように制御する。この際、スクロール制御プログラム114はタッチ動きが感知される時点のタッチ動き方向を固定スクロール方向として決定する。
【0030】
他の例として、スクロール制御プログラム114はタッチ動きが感知された場合、タッチ動き方向及び距離に基づいて画面をスクロールするように制御する。タッチ動きに応じてタッチ地点が基準領域を逸脱する場合、スクロール制御プログラム114はスクロール方式を固定スクロールモードに転換する。この場合、スクロール制御プログラム114はタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールするように制御する。この際、スクロール制御プログラム114はタッチ地点が基準領域を逸脱する前のスクロール方向に基づいて固定スクロール方向を決定する。スクロール制御プログラム114はタッチが感知される場合、スクロール可能方向に基づいてタッチ地点を基準に基準距離だけ離隔された位置に基準領域を設定する。例えば、上下スクロールを行う場合、スクロール制御プログラム114はタッチ地点を基準に左右に基準距離だけ離隔された位置に基準領域を設定する。左右スクロールを行う場合、スクロール制御プログラム114はタッチ地点を基準に上下に基準距離だけ離隔された位置に基準領域を設定する。ここで、基準距離は基準ピクセル数又はDPI(Dot Per Inch)に基づいて設定される。
【0031】
また他の例として、スクロール制御プログラム114はタッチ動きが感知された場合、タッチ動き方向及び距離に基づいて画面をスクロールするように制御する。タッチ動きの後、タッチが維持された状態で特定のタッチ地点に対するタッチ持続時間が基準時間を超過する場合、スクロール制御プログラム114はスクロール方式を固定スクロールモードに転換する。この場合、スクロール制御プログラム114はタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールするように制御する。この際、スクロール制御プログラム114はタッチが感知された第1タッチ地点に対する基準時間の間にタッチが維持された特定の地点の方向に基づいて固定スクロール方向を決定する。
【0032】
更に他の例として、スクロール制御プログラム114はタッチ動きが感知された場合、タッチ動き方向及び距離に基づいて画面をスクロールするように制御する。タッチ動きの後、タッチが維持された状態で特定のタッチ地点に対するタッチ持続時間が基準時間を超過する場合、スクロール制御プログラム114はタッチの持続時間が基準時間の間に維持される前のスクロール方向に基づいて固定スクロール方向を決定する。次に、タッチ動きが感知された場合、スクロール制御プログラム114はタッチ動きによる角度に基づいて固定スクロール方向へのスクロールを選択的に提供するように制御する。例えば、タッチ動きによる角度が基準角度より大きい場合、スクロール制御プログラム114はタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールするように制御する。
【0033】
追加的に、スクロール制御プログラム114はタッチ動き情報に基づいてスクロール制御変数を決定してもよい。ここで、タッチ動き情報はタッチ動き速度、タッチ動きが感知された領域及びタッチ動き角度のうち少なくとも一つを含み、スクロール制御変数はスクロール間隔及びスクロール速度のうち少なくとも一つを含む。
【0034】
応用プログラム115は、電子装置100に設置された少なくとも一つの応用プログラムに対するソフトウェア構成要素を含む。
【0035】
プロセッサユニット120はメモリインタフェース121、少なくとも一つのプロセッサ122及び周辺装置インタフェース124を含む。ここで、プロセッサユニット120に含まれるメモリインタフェース121、少なくとも一つのプロセッサ122及び周辺装置インタフェース124は、少なくとも一つの集積化された回路に集積化されるか別途の構成要素として具現される。
【0036】
メモリインタフェース121は、プロセッサ122又は周辺装置インタフェース124のような構成要素のメモリ110接近を制御する。
【0037】
周辺装置インタフェース124は、電子装置100の入出力周辺装置とプロセッサ122及びメモリインタフェース121の連結を制御する。
【0038】
プロセッサ122は、少なくとも一つのソフトウェアプログラムを使用して電子装置100が多様なマルチメディアサービスを提供するように制御する。この際、プロセッサ122はメモリ110に貯蔵されている少なくとも一つのプログラムを実行して該当プログラムに対応するサービスを提供する。例えば、プロセッサ122はスクロール制御プログラム114を実行してタッチ情報に基づいて画面をスクロールするように制御する。
【0039】
オーディオ処理部130は、スピーカ131及びマイクロフォン132を介してユーザと電子装置100との間のオーディオインタフェースを提供する。
【0040】
入出力制御部140は、表示部150及び入力装置160などの入力力装置と周辺装置インタフェース124との間にインタフェースを提供する。
【0041】
表示部150は電子装置100の状態情報、ユーザ入力する文字、動画像及び静画像などを表示する。例えば、表示部150はプロセッサ122によって駆動される応用プログラムの情報を表示する。
【0042】
入力装置160は、ユーザの選択によって発生する入力データを入出力制御部140を介してプロセッサユニット120に提供する。この際、入力装置160は少なくとも一つのハードウェアボタンを含むキーパッド及びタッチ情報を感知するタッチパッドなどを含む。例えば、入力装置160はタッチパッドを介して感知したタッチ、タッチ動き、タッチ解除などのタッチ情報を入出力制御部140を介してプロセッサユニット120に提供する。
【0043】
追加的に、電子装置100は音声通信及びデータ通信のための通信機能を行う通信システムを含む。この際、通信システムは互いに異なる通信ネットワークを支援する多数個の通信サブモジュールで区分される。例えば、通信ネットワークはそれらに限らないが、GSM(登録商標)ネットワーク、EGDEネットワーク、CDMAネットワーク、W−CDMAネットワーク、LTEネットワーク、OFDMAネットワーク、無線LAN,Bluetooth(登録商標)ネットワーク及びNFCなどを含む。
【0044】
図2は、本発明の実施例によるプロセッサの詳細なブロック構成を示す図である。
【0045】
図2を参照すると、プロセッサ122は応用プログラム駆動部200、スクロール制御部210及び表示制御部220を含む。
【0046】
応用プログラム駆動部200は、プログラム貯蔵部111に貯蔵されている少なくとも一つの応用プログラム115を実行して該当応用プログラムに応じたサービスを提供する。この際、応用プログラム駆動部200はスクロール制御部210から提供されたスクロール制御情報に基づいて該当応用プログラムに対するスクロールサービスを提供する。
【0047】
スクロール制御部210は、プログラム貯蔵部111に貯蔵されたスクロール制御プログラム114を実行してタッチ情報に基づいて画面をスクロールするように制御する。例えば、固定スクロールモードが設定された場合、スクロール制御部210はタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールするように制御する。この際、スクロール制御部210はタッチ動きが感知される時点のタッチ動き方向を固定スクロール方向として決定する。
【0048】
他の例として、スクロール制御部210はタッチ動きが感知された場合、タッチ動き方向及び距離に基づいて画面をスクロールするように制御する。タッチ動きに応じてタッチ地点が基準領域を逸脱する場合、スクロール制御部210はスクロール方式を固定スクロールモードに転換する。固定スクロールモードに転換した場合、スクロール制御部210はタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールするように制御する。この際、スクロール制御部210はタッチ地点が基準領域を逸脱する前のスクロール方向に基づいて固定スクロール方向を決定する。スクロール制御部210はタッチが感知される場合、スクロール可能方向に基づいてタッチ地点を基準に基準距離だけ離隔された位置に基準領域を設定する。ここで、基準距離は基準ピクセル数又はDPIに基づいて設定される。
【0049】
また他の例として、スクロール制御部210はタッチ動きが感知された場合、タッチ動き方向及び距離に基づいて画面をスクロールするように制御する。タッチ動きの後、タッチが維持された状態で特定のタッチ地点に対するタッチ持続時間が基準時間を超過する場合、スクロール制御部210はスクロール方式を固定スクロールモードに転換する。固定スクロールモードに転換した場合、スクロール制御部210はタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールするように制御する。この際、スクロール制御部210はタッチが感知された第1タッチ地点に対する基準時間の間にタッチが維持された特定の地点の方向に基づいて固定スクロール方向を決定する。
【0050】
更に他の例として、スクロール制御部210はタッチ動きが感知された場合、タッチ動き方向及び距離に基づいて画面をスクロールするように制御する。タッチ動きの後、タッチが維持された状態で特定のタッチ地点に対するタッチ持続時間が基準時間を超過する場合、スクロール制御部210はタッチの持続時間が基準時間の間に維持される前のスクロール方向に基づいて固定スクロール方向を決定する。次に、タッチ動きが感知された場合、スクロール制御部210はタッチ動きに応じた角度に基づいて固定スクロール方向へのスクロールを選択的に提供するように制御する。例えば、タッチ動きによる角度が基準角度より大きい場合、スクロール制御部210はタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールするように制御する。
【0051】
追加的に、スクロール制御部210はタッチ動き情報に基づいてスクロール制御変数を決定してもよい。ここで、タッチ動き情報はタッチ動き速度、タッチ動きが感知された領域及びタッチ動き角度のうち少なくとも一つを含み、スクロール制御変数はスクロール間隔及びスクロール速度のうち少なくとも一つを含む。
【0052】
表示制御部220はプログラム貯蔵部111に貯蔵されたGUIプログラム113を実行し、表示部150にグラフィックでユーザインタフェースを表示するように制御する。例えば、表示制御部220は応用プログラム駆動部200で駆動される応用プログラムの情報を表示部150に表示するように制御する。
【0053】
上述した実施例において、電子装置100はスクロール制御部210で決定したスクロール情報に基づいて応用プログラム駆動部200でスクロールを行う。
【0054】
他の実施例において、電子装置100は応用プログラム駆動部200でタッチ情報に基づいてスクロール方式を決定してスクロールを行うように構成されてもよい。
【0055】
図3は、本発明の実施例による電子装置で画面をスクロールするための手順を示す図である。
【0056】
図3を参照すると、電子装置はステップ301でタッチを感知する。例えば、電子装置は入力装置160のタッチパッドを介してユーザの指又はタッチペンによるタッチを感知する。
【0057】
タッチを感知した場合、電子装置はステップ303でタッチ動き方向に基づいて固定スクロール方向を決定する。例えば、電子装置はステップ301で感知したタッチに対する動きが感知される時点のタッチ動き方向に基づいて固定スクロール方向を決定する。他の例として、電子装置はステップ301で感知したタッチに対する動きに応じてタッチ地点が基準領域を逸脱した場合、タッチ地点が基準領域を逸脱する前のスクロール方向に基づいて固定スクロール方向を決定してもよい。
【0058】
固定スクロール方向を決定した場合、電子装置はステップ305でタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。この際、電子装置はタッチ動き方向を考慮せずにタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。
【0059】
上述したように、電子装置はタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。この際、電子装置はタッチ動き情報に基づいてスクロール制御変数を決定する。例えば、電子装置はタッチ動きが感知された場合、タッチ動き情報に基づいてスクロール制御変数を決定する。次に、電子装置はスクロール制御変数及びタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。ここで、タッチ動き情報はタッチ動き速度、タッチ動きが感知された領域及びタッチ動き角度のうち少なくとも一つを含み、スクロール制御変数はスクロール間隔及びスクロール速度のうち少なくとも一つを含む。
【0060】
図4は、本発明の第1実施例による電子装置でタッチ動きに基づいて画面をスクロールするための手順を示す図である。
【0061】
図4を参照すると、電子装置はステップ401で固定スクロールモードが設定されたのかを確認する。例えば、電子装置はメニュ設定を介して固定スクロールモードが設定されたのかを確認する。
【0062】
固定スクロールモードが設定されていない場合、電子装置本アルゴリズムを終了する。例えば、電子装置はタッチ動き方向及びタッチ動き距離に基づいて画面をスクロールする。
【0063】
一方、固定スクロールモードが設定された場合、電子装置はステップ403でタッチを感知する。例えば、電子装置は入力装置160のタッチパッドを介してユーザの指又はタッチペンによるタッチを感知する。
【0064】
タッチを感知した場合、電子装置はステップ405でタッチ動きが感知されるのかを確認する。例えば、表示装置は
図5aに示したようにタッチ動きに応じてステップ403で感知した第1タッチ地点501が変更されるのかを確認する。
【0065】
タッチ動きが感知されない場合、電子装置はステップ413でタッチが解除されるのかを確認する。
【0066】
タッチが解除された場合、電子装置はスクロールを行わないと認識する。それによって、電子装置本アルゴリズムを終了する。
【0067】
一方、ステップ413でタッチが解除されていない場合、電子装置はステップ405でタッチ動きが感知されるのかを確認する。
【0068】
一方、ステップ405でタッチ動きが感知された場合、電子装置はステップ407でタッチ動き方向に基づいて固定スクロール方向を決定する。この際、電子装置はタッチ動きが感知される時点のタッチ動き方向に基づいて固定スクロール方向を決定する。例えば、
図5aに示したようにタッチ動きに応じて第1タッチ地点501が第2タッチ地点503に変更された場合、電子装置は固定スクロール方向を上方向に決定する。即ち、電子装置は固定スクロールモードに応じてスクロールアップを行うと決定する。
【0069】
固定スクロール方向を決定した後、電子装置はステップ409でタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。この際、電子装置はタッチ動き方向を考慮せずにタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。例えば、電子装置は
図5aに示したタッチ動き距離501〜503に応じて
図5bに示したように画面をスクロールアップする。次に、
図5bに示したようにタッチ動きに応じてタッチ地点が変更される場合503〜505、電子装置はタッチ動き距離503〜505に応じて
図5cに示したように画面をスクロールアップ(固定スクロール方向)する。また、
図5cに示したようにタッチ動きに応じてタッチ地点が変更される場合505〜507、電子装置はタッチ動き距離505〜507に応じて
図5dに示したように画面をスクロールアップ(固定スクロール方向)してもよい。この際、電子装置はタッチ動きに応じて画面を持続的にスクロールする。
【0070】
電子装置はステップ411でタッチが解除されるのかを確認する。
【0071】
タッチが解除されていない場合、電子装置はステップ409でタッチ動き距離に応じて固定スクロール方向に画面をスクロールする。
【0072】
一方、タッチが解除された場合、電子装置は固定スクロールが終了されたと認識する。それによって、電子装置本アルゴリズムを終了する。
【0073】
上述したように、電子装置はタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。この際、電子装置はタッチ動き情報に基づいてスクロール制御変数を決定する。例えば、電子装置はタッチ動きが感知された場合、タッチ動き情報に基づいてスクロール制御変数を決定する。次に、電子装置はスクロール制御変数及びタッチ動き距離に応じて固定スクロール方向に画面をスクロールする。他の例として、電子装置はタッチ動き方向が転換される時点にのみスクロール間隔を変更する。例えば、
図5cに示したようにタッチ動き方向が
図5bに示したタッチ動き方向と反対方向に転換される場合、電子装置はタッチ動き方向が転換される時点に
図5eに示したように画面に表示された電子書籍コンテンツのページを転換する。次に、電子装置はタッチ動き距離505〜507に応じて画面をスクロールアップ(固定スクロール方向)する。ここで、タッチ動き情報はタッチ動き速度、タッチ動きが感知された領域及びタッチ動き角度のうち少なくとも一つを含み、スクロール制御変数はスクロール間隔及びスクロール速度のうち少なくとも一つを含む。
【0074】
図6は、本発明の第2実施例による電子装置でタッチ動きに基づいて画面をスクロールするための手順を示す図である。
【0075】
図6を参照すると、電子装置はステップ601でタッチを感知する。例えば、電子装置は入力装置160のタッチパッドを介してユーザの指又はタッチペンによるタッチを感知する。
【0076】
タッチを感知した場合、電子装置はステップ603でタッチ地点に基づいて固定スクロールのための基準領域を決定する。この際、電子装置はスクロール可能方向に基づいてスクロール基準領域を決定する。例えば、
図7aに示したように上下スクロールが可能な場合、電子装置はタッチが感知された第1タッチ地点701を基準に左右に基準距離だけ離隔された位置に基準領域703を設定する。この際、基準領域はユーザが認知するように表示部150に表示してもよい。ここで、基準距離は基準ピクセル数又はDPIに基づいて設定される。
【0077】
基準領域を確認した場合、電子装置はステップ605でタッチ動きが感知されるのかを確認する。
【0078】
タッチ動きが感知されない場合、電子装置はステップ617でタッチが解除されるのかを確認する。
【0079】
一方、ステップ605でタッチ動きが感知された場合、電子装置はステップ607でタッチ動きによるタッチ地点が基準領域を逸脱するのかを確認する。即ち、電子装置は固定スクロール転換イベントが発生するのかを確認する。
【0080】
タッチ動きによるタッチ地点が基準領域を逸脱しない場合、電子装置はステップ615でタッチ動き方向及びタッチ動き距離に基づいて画面をスクロールする。例えば、
図7aに示したようにタッチ動き701〜705に応じたタッチ地点が基準領域を逸脱しない場合、電子装置は
図7bに示したようにタッチ動き距離701〜705に応じてタッチ動き方向に画面をスクロールアップする。
【0081】
電子装置はステップ617でタッチが解除されるのかを確認する。
【0082】
タッチが解除された場合、電子装置本アルゴリズムを終了する。
【0083】
一方、ステップ617でタッチが解除されていない場合、電子装置はステップ605でタッチ動きが感知されるのかを確認する。
【0084】
一方、ステップ607タッチ動きに応じたタッチ地点が基準領域を逸脱する場合、電子装置はスクロール方式を固定スクロールモードに転換する。それによって、電子装置はステップ609でスクロール方向に基づいて固定スクロール方向を決定する。即ち、電子装置はタッチ地点が基準領域を逸脱する前のスクロール方向に基づいて固定スクロール方向を決定する。例えば、
図7bに示したようにタッチ動き705〜707に応じたタッチ地点が基準領域を逸脱した場合709、電子装置はタッチ地点が基準領域を逸脱する前のスクロール方向であるスクロールアップを固定スクロール方向に決定する。
【0085】
固定スクロール方向を決定した後、電子装置はステップ611でタッチ動き距離に応じて固定スクロール方向に画面をスクロールする。この際、電子装置は
図5b乃至
図5dに示したようにタッチ動き方向を考慮せずにタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。
【0086】
電子装置はステップ613でタッチが解除されるのかを確認する。
【0087】
タッチが解除されていない場合、電子装置はステップ611でタッチ動き距離に応じて固定スクロール方向に画面をスクロールする。
【0088】
一方、タッチが解除された場合、電子装置は固定スクロールが終了されたと認識する。それによって、電子装置本アルゴリズムを終了する。
【0089】
上述したように、電子装置はタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。この際、電子装置はタッチ動き情報に基づいてスクロール制御変数を決定する。例えば、電子装置はタッチ動きが感知された場合、タッチ動き情報に基づいてスクロール制御変数を決定する。次に、電子装置はスクロール制御変数及びタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。ここで、タッチ動き情報はタッチ動き速度、タッチ動きが感知された領域及びタッチ動き角度のうち少なくとも一つを含み、スクロール制御変数はスクロール間隔及びスクロール速度のうち少なくとも一つを含む。
【0090】
上述した実施例において、電子装置はタッチ動きに応じたタッチ地点が基準領域を逸脱する場合、固定スクロール方向を決定する(ステップ609)。即ち、電子装置はスクロール方式を固定スクロールモードに転換した後、固定スクロール方向を決定する。
【0091】
他の実施例において、電子装置はタッチ地点が基準領域を逸脱する前に固定スクロール方向を決定してもよい。即ち、電子装置はスクロール方式を固定スクロールモードに転換する前に固定スクロール方向を決定してもよい。例えば、基準領域内でタッチ動きに応じて画面をスクロールする場合(ステップ615)、電子装置は画面のスクロール方向を固定スクロール方向に決定する。この場合、画面のスクロール方向が変更されると電子装置は変更された画面のスクロール方向に応じて固定スクロール方向を更新する。
【0092】
図8は、本発明の第3実施例による電子装置でタッチ動きに基づいて画面をスクロールするための手順を示す図である。
【0093】
図8を参照すると、電子装置はステップ801でタッチを感知する。例えば、電子装置は入力装置160のタッチパッドを介してユーザの指又はタッチペンによるタッチを感知する。
【0094】
タッチを感知した場合、電子装置はステップ803でタッチ動きが感知されるのかを確認する。
【0095】
タッチ動きが感知されない場合、電子装置はステップ815タッチが解除されるのかを確認する。
【0096】
タッチが解除された場合、電子装置はスクロールを行わないと認識する。それによって、電子装置本アルゴリズムを終了する。
【0097】
一方、タッチが解除されていない場合、電子装置はステップ803でタッチ動きが感知されるのかを確認する。
【0098】
一方、ステップ803でタッチ動きが感知された場合、電子装置はステップ805へとタッチ動き方向に及びタッチ動き距離に基づいて画面をスクロールする。例えば、
図9aに示したようにタッチ動きが感知された場合、電子装置は
図9bに示したようにタッチ動き距離901〜903に応じてタッチ動き方向に画面をスクロールする。
【0099】
電子装置はステップ807でタッチ地点に対するタッチ持続時間が基準時間を超過するのかを確認する。例えば、表示装置は
図9aに示したように第2タッチ地点903のタッチ持続時間が基準時間を超過するのかを確認する。即ち、電子装置は固定スクロール転換イベントが発生するのかを確認する。
【0100】
タッチ地点に対するタッチ持続時間が基準時間を超過しない場合、電子装置はステップ805でタッチ動き方向及びタッチ動き距離に基づいて画面をスクロールする。
【0101】
一方、タッチ地点に対するタッチ持続時間が基準時間を超過する場合、電子装置はスクロール方式を固定スクロールモードに転換する。それによって、電子装置はステップ809で基準時間を超過するようにタッチが維持された地点に基づいて固定スクロール方向を決定する。例えば、
図9aに示した第2タッチ地点903に対するタッチ持続時間が基準時間を超過する場合、電子装置は第1タッチ地点901に対する第2タッチ地点903の方向に基づいて固定スクロール方向を決定する。即ち、電子装置は第1タッチ地点901と第2タッチ地点903との間の角度905に基づいて固定スクロール方向を決定する。
【0102】
固定スクロール方向を決定した後、電子装置はステップ811でタッチ動き距離に応じて固定スクロール方向に画面をスクロールする。この際、電子装置はタッチ動き方向を考慮せずにタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。例えば、
図9bに示したようにタッチ動きに応じてタッチ地点が変更される場合903〜907、電子装置は
図9cに示したようにタッチ動き距離903〜907に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。また、
図9cに示したようにタッチ動きに応じてタッチ地点が変更される場合907〜909、電子装置は
図9dに示したようにタッチ動き距離907〜909に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。この際、電子装置はタッチ動きに応じて画面を持続的にスクロールする。
【0103】
電子装置はステップ813でタッチが解除されるのかを確認する。
【0104】
タッチが解除されていない場合、電子装置はステップ811でタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。
【0105】
一方、タッチが解除された場合、電子装置は固定スクロールが終了されたと認識する。それによって、電子装置本アルゴリズムを終了する。
【0106】
上述したように、電子装置はタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。この際、電子装置はタッチ動き情報に基づいてスクロール制御変数を決定する。例えば、電子装置はタッチ動きが感知された場合、タッチ動き情報に基づいてスクロール制御変数を決定する。次に、電子装置はスクロール制御変数及びタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。ここで、タッチ動き情報はタッチ動き速度、タッチ動きが感知された領域及びタッチ動き角度のうち少なくとも一つを含み、スクロール制御変数はスクロール間隔及びスクロール速度のうち少なくとも一つを含む。
【0107】
上述した実施例において、電子装置はタッチを感知した第1タッチ地点と他のタッチ地点に対する持続時間が基準時間を超過する場合、固定スクロールモードに転換する。
【0108】
他の実施例において、電子装置はタッチを感知した第1タッチ地点に対するタッチ持続時間が基準時間を超過する場合、固定スクロールモードに転換する。この場合、電子装置は予め設定された基準地点と第1タッチ地点との間の角度に基づいて固定スクロール方向を決定する。
【0109】
図10は、本発明の第4実施例による電子装置でタッチ動きに基づいて画面をスクロールするための手順を示す図である。
【0110】
図10を参照すると、電子装置はステップ1001でタッチを感知する。例えば、電子装置は入力装置160のタッチパッドを介してユーザの指又はタッチペンによるタッチを感知する。
【0111】
タッチを感知した場合、電子装置はステップ1003でタッチ動きが感知されるのかを確認する。
【0112】
タッチ動きが感知されない場合、電子装置はステップ1021タッチが解除されるのかを確認する。
【0113】
タッチが解除された場合、電子装置はスクロールを行わないと認識する。それによって、電子装置本アルゴリズムを終了する。
【0114】
一方、タッチが解除されていない場合、電子装置はステップ1003でタッチ動きが感知されるのかを確認する。
【0115】
一方、ステップ1003でタッチ動きが感知された場合、電子装置はステップ1005へとタッチ動き方向及びタッチ動き距離に基づいて画面をスクロールする。例えば、
図11に示したようにタッチ動きが感知された場合、電子装置はタッチ動き距離1101〜1103に基づいてタッチ動き方向に画面をスクロールアップする。
【0116】
次に、電子装置はステップ1007でタッチ地点に対するタッチ持続時間が基準時間を超過するのかを確認する。例えば、表示装置は
図11に示したように第2タッチ地点1103のタッチ持続時間が基準時間を超過するのかを確認する。即ち、電子装置は固定スクロール転換イベントが発生するのかを確認する。
【0117】
タッチ地点に対するタッチ持続時間が基準時間を超過しない場合、電子装置はステップ1005でタッチ動き方向及びタッチ動き距離に基づいて画面をスクロールする。
【0118】
一方、タッチ地点に対するタッチ持続時間が基準時間を超過する場合、電子装置はスクロール方式を固定スクロールモードに転換する。それによって、電子装置はステップ1109で固定スクロール方向を決定する。例えば、電子装置は基準時間を超過するようにタッチが維持されたタッチ地点に基づいて固定スクロール方向を決定する。詳しくは、
図11に示した第2タッチ地点1103に対するタッチ持続時間が基準時間を超過する場合、電子装置は第1タッチ地点1101に対する第2タッチ地点1103の方向に基づいて固定スクロール方向を決定する。他の例として、電子装置はタッチ持続時間が基準時間を超過する前のスクロール方向に基づいて固定スクロール方向を決定する。詳しくは、
図11に示した第2タッチ地点1103に対するタッチ持続時間が基準時間を超過する場合、電子装置は第2タッチ地点1103までのタッチ動きによるスクロール方向に基づいて固定スクロール方向を決定する。
【0119】
電子装置はステップ1011でタッチ動きが感知されるのかを確認する。例えば、
図11に示した第2タッチ地点1103に対するタッチ持続時間が基準時間を超過する場合、電子装置は第2タッチ地点1103からのタッチ動きが感知されるのかを確認する。図示されていないが、タッチ動きが感知される前にタッチが解除された場合、電子装置本アルゴリズムを終了する。
【0120】
タッチ動きが感知された場合、電子装置はステップ1013で固定スクロール方向によるタッチ動き方向の角度を確認する。例えば、
図11に示した第2タッチ地点1103からのタッチ動きが感知された場合、電子装置は固定スクロール方向による第3タッチ地点1105の角度1107を確認する。
【0121】
タッチ動き方向の角度を確認した場合、電子装置はステップ1015でタッチ動き方向の角度が基準角度を超過するのかを確認する。
【0122】
タッチ動き方向の角度が基準角度より小さいか同じである場合、電子装置は固定スクロールを行わないと認知する。それによって、電子装置本アルゴリズムを終了する。
【0123】
一方、タッチ動き方向の角度が基準角度を超過した場合、電子装置はステップ1017でタッチ動き距離に応じて固定スクロール方向に画面をスクロールする。この際、電子装置は
図5b乃至
図5dに示したようにタッチ動き方向を考慮せずにタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。
【0124】
次に、電子装置はステップ1019でタッチが解除されるのかを確認する。
【0125】
タッチが解除されていない場合、電子装置はステップ1017でタッチ動き距離に応じて固定スクロール方向に画面をスクロールする。
【0126】
一方、タッチが解除された場合、電子装置は固定スクロールが終了されたと認識する。それによって、電子装置本アルゴリズムを終了する。
【0127】
上述したように、電子装置はタッチ動き距離に基づいて固定スクロール方向に画面をスクロールする。この際、電子装置はタッチ動き情報に基づいてスクロール制御変数を決定する。例えば、電子装置はタッチ動きが感知された場合、タッチ動き情報に基づいてスクロール制御変数を決定する。次に、電子装置はスクロール制御変数及びタッチ動き距離に応じて固定スクロール方向に画面をスクロールする。ここで、タッチ動き情報はタッチ動き速度、タッチ動きが感知された領域及びタッチ動き角度のうち少なくとも一つを含み、スクロール制御変数はスクロール間隔及びスクロール速度のうち少なくとも一つを含む。
【0128】
上述した実施例において、電子装置はタッチ動き方向の角度が基準角度より小さいか同じである場合、本アルゴリズムを終了する。
【0129】
他の実施例において、タッチ動き方向の角度が基準角度より小さいか同じである場合、電子装置はタッチが解除されるのかを確認してもよい。もしタッチが解除されていない場合、電子装置は固定スクロールを行うのか否かを確認するためにステップ1011でタッチ動きが感知されるのかを確認してもよい。
【0130】
上述したように、タッチスクリーンを具備する電子装置でタッチの動き距離に基づいて固定された方向に画面をスクロールすることで、画面をスクロールするためのユーザの入力手順を簡素化することができる。
【0131】
一方、本発明の詳細な説明では具体的な実施例について説明したが、本発明の範囲を逸脱しない範囲内で多様な変形が可能である。よって、本発明の範囲は説明された実施例に限って決められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等なものによって決められるべきである。