(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記コイルバネは、ステアリングホイールに対してベースプレートを乗員側に付勢する役割を有するものであるため、通常、ピンよりも長い寸法に設定される。しかしながら、コイルバネがピンよりも突出していると、ピンをガイド孔に挿入し難くなる。
【0006】
そこで、本発明は、取付部材を相手側の取付孔に挿入する作業を容易に行えるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、第1の態様は、エアバッグ装置をステアリングホイールに取付けるための
構成であるエアバッグ装置の取付部構造であって、
ステアリングホイールとエアバッグ装置とを備え、前記ステアリングホイール側には第1固定部材
が設けられ、
前記エアバッグ装置には、エアバッグと、前記エアバッグを膨張展開可能なインフレータと、折畳まれた前記エアバッグを覆うカバーと、前記エアバッグ、前記インフレータ及び前記カバーが固定される第2固定部材とを有
し、前記第1固定部材及び前記第2固定部材の一方
に取付部材が突設さ
れ、前記取付部材は、前記第1固定部材及び前記第2固定部材の前記一
方より
前記第1固定部材及び前記第2固定部材の他方に向けて突出する柱部と、前記柱部の先端部に形成された係止突部とを有し、
前記第1固定部材及び前記第2固定部材の他方に、前記取付部材を挿入可能な取付孔が形成されると共に、前記取付孔に挿入された前記取付部材の前記係止突部に係止可能な係止体が設けられ、前記取付部材に、前記取付孔に挿入された前記取付部材
の前記係止突部に前記係止体が係止した状態で、前記第1固定部材と前記第2固定部材との間に圧縮状態で配置されるコイルバネが外嵌めされ、前記コイルバネは、前記柱部に外嵌め可能な胴部と、前記胴部の先端側に設けられ、前記係止突部に前記取付部材の基端側から係止可能な部分を含む係止端部とを有する。
【0008】
また、第1の態様は、前記係止端部は、前記胴部の軸心方向から視て前記胴部の内側を通る部分を含む。
【0009】
第2の態様は、第1の態様に係るエアバッグ装置の取付部構造であって、前記係止端部は、前記胴部の軸心方向から視て前記胴部の内側を横切るように折曲げられた部分を含む。
【0010】
第3の態様は、第1又は第2の態様に係るエアバッグ装置の取付部構造であって、前記係止端部は、前記胴部の軸心方向から視て前記胴部の内側を通るように偏心された部分を含む。
【0013】
第4の態様は、第1〜第3のいずれか1つの態様に係るエアバッグ装置の取付部構造であって、前記係止端部は、前記胴部の軸心方向から視て前記胴部の外側を通るように偏心された部分を含む。
【0014】
第5の態様は、第1〜第4のいずれか1つの態様に係るエアバッグ装置の取付部構造であって、前記係止端部は、前記胴部の軸心方向から視て前記胴部の外側を通るように前記胴部よりも大径に形成された部分を含む。
【0015】
第6の態様は、第1〜第5のいずれか1つの態様に係るエアバッグ装置の取付部構造であって、前記第1固定部材及び前記第2固定部材の前記一方側に、前記取付部材の基端部との間で前記コイルバネの基端部の位置規制を行う位置規制突起部が設けられている。
【発明の効果】
【0016】
第1の態様に係るエアバッグ装置の取付部構造によると、前記コイルバネの胴部の先端側に設けられた係止端部は、前記係止突部に前記取付部材の基端側から係止可能な部分を含むため、取付部材を取付孔に挿入する前の状態で、コイルバネの係止端部を係止突部に係止させておくことができる。従って、取付部材を取付孔に挿入する際に、コイルバネが邪魔になり難く、取付部材を取付孔に容易に挿入できる。
【0017】
第1の態様によると、前記胴部の軸心方向から視て前記胴部の内側を通る部分を、係止突部により確実に係止させることができる。
【0018】
第2の態様によると、係止端部のうち胴部の軸心方向から視て前記胴部の内側を横切るように折曲げられた部分を、より確実に係止突部に係止させることができる。
【0019】
第3の態様によると、前記係止端部のうち前記胴部の軸心方向から視て前記胴部の内側を通るように偏心された部分を、より確実に係止突部に係止させることができる。
【0022】
第4の態様によると、係止端部のうち胴部の軸心方向から視て前記胴部の外側を通るように偏心された部分によって、コイルバネを第1固定部材及び第2固定部材の他方側に安定して押し当てることができる。
【0023】
第5の態様によると、係止端部のうち胴部の軸心方向から視て前記胴部の外側を通るように前記胴部よりも大径に形成された部分によって、コイルバネを第1固定部材及び第2固定部材の他方側に安定して押し当てることができる。
【0024】
第6の態様によると、位置規制突起部によってコイルバネの基端部を位置規制できる。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、実施形態に係るエアバッグ装置の取付部構造について説明する。
図1及び
図2はステアリングホイール10及びエアバッグ装置30を示す分解斜視図である。
【0027】
<ステアリングホイール10とエアバッグ装置30との全体構成>
エアバッグ装置の取付部構造は、エアバッグ装置30を、車両におけるステアリングホイール10に取付けるための構成である。ステアリングホイール10及びエアバッグ装置30の全体構成について概略的に説明する。
【0028】
ステアリングホイール10は、車両の操舵を行うためのものであり、ホイール本体12とスポーク14と第1固定部材としての中央部材16とを備えている。ホイール本体12は、リング状に形成されており、人による操舵力を受ける部分である。中央部材16は、ステアリングホイール10側に設けられた固定用の部材である。ここでは、中央部材16は、車体の運転席前方より後方に向けて延出するステアリングシャフトの先端部に連結可能に構成されている。スポーク14は、ホイール本体12の内周部分からその中央に向けて延びる長尺形状(ここでは細長板状)に形成されており、ホイール本体12の中央で中央部材16に連結されている。ここでは、スポーク14は、3本設けられているが、2本等であってもよい。そして、ステアリングホイール10を回転させると、その回転運動がスポーク14及び中央部材16を介してステアリングシャフトに伝達されるようになっている。なお、通常、上記ステアリングホイール10、スポーク14及び中央部材16は、樹脂等で形成された外装部材によって覆われる。
【0029】
上記中央部材16には、取付部材22が突設されている。この取付部材22を用いてステアリングホイール10にエアバッグ装置30が取付固定される。
【0030】
また、取付部材22には、コイルバネ25が外嵌めされている。このコイルバネ25により、中央部材16に対して離れる方向にエアバッグ装置30が付勢される。
【0031】
エアバッグ装置30は、エアバッグ32と、インフレータ34と、カバー36と、第2の固定部材である取付プレート40と、係止体60とを備えている。
【0032】
エアバッグ32は、布等で袋状に形成されており、カバー36内に収容可能なように折畳まれている。
【0033】
インフレータ34は、エアバッグ32を膨張展開可能に構成されている。ここでは、インフレータ34は、短円柱状のインフレータ本体部34aと、インフレータ本体部34aの外周に形成された取付フランジ34bとを有している。インフレータ本体部34aには、点火装置及びガス発生剤等が組込まれている。そして、車両衝突時に衝撃検知部等からの検知信号等を受けると、前記点火装置がガス発生剤を点火する。これにより、ガス発生剤が燃焼し、この燃焼によって発生するガスがエアバッグ32内に供給される。これにより、エアバッグ32が運転手に向けて膨張展開する。取付フランジ34bは、外周縁が方形状をなすように延出する板状に形成され、その4つの角部分に固定孔34cが形成されている。
【0034】
カバー36は、樹脂等により形成された部材であり、カバー本体37と立壁38とを有している。カバー本体37は、なだらかに湾曲するドーム状に形成されている。このカバー本体37の内面側に折畳まれたエアバッグ32の周りを囲う立壁38が突設されている。ここでは、立壁38は、円筒状に形成されているが、その他、角筒状、或は、エアバッグ32の周りを部分的に囲う形状に形成されていてもよい。そして、折畳まれたエアバッグ32が、前記カバー本体37及び立壁38で囲まれる空間内に収容される。なお、カバー本体37には、エアバッグ32の膨張展開力を受けて割れ容易なティアラインが形成されている。
【0035】
取付プレート40は、上記エアバッグ32及びインフレータ34が取付けられた状態で、上記カバー36に取付固定可能に構成されている。
【0036】
すなわち、取付プレート40は、立壁38の開口を閉塞可能な程度の広がりを有する板状部材に形成されている。ここでは、取付プレート40は、立壁38の開口と同じ形状の円形板部42と、円形板部42の外周囲に形成された周壁48とを有している。そして、円形板部42が立壁38の開口を閉塞した状態で、周壁48が立壁38の開口外周縁部に外嵌めされる。
【0037】
円形板部42の中央部には、開口42hが形成され、この開口42h内にインフレータ34が配設される。
【0038】
また、円形板部42のうち開口42h外周には、ネジ挿通孔42cが形成されており、このネジ挿通孔42cを利用して、インフレータ34及びエアバッグ32が次のようにして取付けられる。すなわち、上記エアバッグ32内であってそのガス導入口32h周りに挟込ブラケット50が配設される。挟込ブラケット50は、金属板等で形成された部材であり、ここでは、略方形板形状に形成されている。挟込ブラケット50の中央部には、インフレータ34を配設可能な開口50hが形成されている。また、挟込ブラケット50の各角部にネジ部51が突設されている。挟込ブラケット50がエアバッグ32内に配設された状態で、各ネジ部51はエアバッグ32のうちガス導入口32h周りに形成された孔を通ってエアバッグ32外に突出している。また、インフレータ本体部34aが取付プレート40の開口42h内に配設されると共に、取付フランジ34bが、その固定孔34cをネジ挿通孔42cと同じ位置に配設した状態で取付プレート40に重ねて配設される。この状態で、各ネジ部51がネジ挿通孔42c及び固定孔34cを通って取付プレート40から突出するように、挟込ブラケット50が取付プレート40に重ね合される。そして、取付プレート40から突出する各ネジ部51に、ナット52を螺合締結する。これにより、インフレータ34が取付プレート40に取付固定されると共に、エアバッグ32が挟込ブラケット50と取付プレート40との間に挟込まれた状態で取付プレート40に取付固定される。この状態では、インフレータ34の少なくとも一部はエアバッグ32内に配設されている。
【0039】
この取付プレート40に対して上記カバー36も取付固定される。その取付構造については後に説明する。
【0040】
また、取付プレート40には、ステアリングホイール10側の取付部材22と対応する位置に取付孔43hが形成されている。取付プレート40のうち各取付孔43hに対応する部分に係止体60が取付けられている。エアバッグ装置30をステアリングホイール10に向けて押込み、各取付部材22を対応する各取付孔43hに挿通すると、各取付部材22に係止体60が係止して、エアバッグ装置30がステアリングホイール10に取付けられるようになっている。
【0041】
<ステアリングホイール10にエアバッグ装置30を取付ける構成>
ステアリングホイール10に上記エアバッグ装置30を取付けるための構成についてより具体的に説明する。
【0042】
図3は取付部材22を示す斜視図であり、
図4は取付部材22を示す平面図であり、
図5は取付部材22を示す側面図であり、
図6は
図4のVI−VI線断面図である。
【0043】
図1〜
図6に示すように、ステアリングホイール10の中央部材16は、金属等の導電性部材により形成されており、この中央部材16に取付部材22が突設されている。ここでは、中央部材16の中心周りに3つの取付ベース20が設けられ、それぞれの取付ベース20に固定側接点21及び取付部材22が突設されている。
【0044】
より具体的には、取付ベース20、固定側接点21及び取付部材22は、金属等の導電性部材により一体形成されている。
【0045】
取付ベース20は、方形板状に形成されており、その一主面に固定側接点21及び取付部材22が突設されている。なお、取付ベース20は、中央部材16に対して一体形成されたものであっても、ねじ止等で取付けられたものであってもよい。
【0046】
固定側接点21は、短円柱状部分の先端部により細径の短円柱状部分が突設された形状とされている。
【0047】
取付部材22は、柱部23と係止突部24とを有している。柱部23は、取付ベース20よりステアリングホイール10の前方側(エアバッグ装置30側)に突出するように形成されている。ここでは、柱部23は、半円柱状に形成されている。この柱部23の先端に係止突部24が突設されている。ここでは、係止突部24は、ステアリングホイール10の中央側に向けて突出するように形成されている。また、この係止突部24のうちエアバッグ装置30側の先端部には、ステアリングホイール10の中心に向けて順次高さ寸法が低くなるように傾斜する傾斜面22aが形成されている。また、この係止突部24を、柱部23の軸方向に沿って視ると円形状をなしている。
【0048】
なお、柱部は、円柱状、角柱状、筒状等であってもよい。また、係止突部24は、係止体60に係止可能な形状であればよく、例えば、柱部の先端部の外周囲全体に突出する鍔形状であってもよい。つまり、係止突部は、柱部の外周の少なくとも一部で外側に突出する形状であればよい。
【0049】
また、この取付部材22にコイルバネ25が外嵌めされる。コイルバネ25は、胴部26と係止端部27とを有している。胴部26は、上記柱部23に外嵌め可能な内径を有している。換言すれば、胴部26の内周部の曲げ半径は、柱部23の横断面形状における弧状周縁部の曲げ半径よりも大きい。これにより、胴部26が上記柱部23に外嵌めされた状態で、胴部26は柱部23の軸方向に沿って伸縮変形可能とされている。
【0050】
また、係止端部27は、上記係止突部24に取付部材22の基端側から係止可能な部分を含む。かかる係止端部27を形成するためには、コイルバネ25の先端部の少なくとも一部を、胴部26の軸方向から視て胴部の内側を通るように形成すればよい。ここでは、係止端部27は、胴部26の端部より延出する部分が胴部26の内周を、横切るように(より具体的にはやや外向きの弧を描きつつ横切るように)折曲げられた構成とされている。
【0051】
また、胴部26の軸方向から視て胴部26と係止端部27との間には柱部23が通過可能な空間が設けられている。つまり、コイルバネ25の軸心と取付部材22の軸心とが一致するようにコイルバネ25を取付部材22に取付けた状態で、胴部26の軸方向から視ると、係止端部27は係止突部24には重複するが、柱部23には重複しないように形成されている。従って、コイルバネ25のうち係止端部27が設けられた部分も、柱部23の軸方向に沿って移動できるようになっている。なお、コイルバネ25の自然長は、取付部材22の基端部と係止端部27との間の長さ寸法よりも長く、好ましくは、取付部材22の全体長よりも長い。
【0052】
そして、取付部材22に係止体60が係止する前の状態では、係止端部27を係止突部24に対して取付部材22の基端側より係止させて、コイルバネ25を取付部材22の先端側に突出させないように圧縮状態に維持できるようになっている。
【0053】
また、取付部材22に係止体60が係止した状態では、コイルバネ25は、中央部材16に設けられた取付ベース20と取付プレート40との間に圧縮状態で介在配置される。そして、コイルバネ25が自然長に復帰しようとする弾性力によって、中央部材16に対して取付プレート40を離反する方向に付勢することができる。
【0054】
図7はエアバッグ装置30を示す背面図であり、
図8はエアバッグ装置30を示す斜視図であり、
図9はエアバッグ装置30を示す分解斜視図である。なお、
図8及び
図9において、インフレータ34及びエアバッグ32は省略されている。
図10は取付プレート40及び係止体60を示す背面図であり、
図11は
図10のXI−XI線断面図であり、
図12及び
図13は取付プレート40及び係止体60を示す部分斜視図であり、
図14は取付プレート40を示す背面図である。また、
図15及び
図16は係止体60を示す斜視図であり、
図17は係止体60を示す正面図であり、
図18〜
図22は
図17に示す係止体60の断面図であり、
図23及び
図24は係止体60の分解斜視図であり、
図25は係止体60を取付部材22に取付ける工程を示す説明図である。
【0055】
取付プレート40には、上記各取付部材22に対応して各係止体支持部44が設けられ、それぞれの係止体支持部44により係止体60が支持される。
【0056】
係止体60は、弾性変形可能な線状体によって形成されている。より具体的には、係止体60は、弾性変形可能な金属ワイヤを曲げ変形させることによって形成されており、取付部材22が係止可能な直線状部分61と、直線状部分61の一端部から折返すU字状部分62を有している。U字状部分62は、半円弧を描くように折返す円弧状曲げ部分62aと、その円弧状曲げ部分62aの一端側に直線状に延出する固定端部62bとを有している。つまり、円弧状曲げ部分62aは、直線状部分61と固定端部62bとの間に介在し、両者を連結している。固定端部62bは、前記直線状部分61より短く、かつ、直線状部分61に対して平行状態となっている。つまり、係止体60は、全体としてJ字状に形成されている。なお、後述する係止体60の取付作業を実施できる範囲であれば、上記直線状部分61は多少曲っていてもよい。また、固定端部62bと直線状部分61とは斜め姿勢となっていてもよい。
【0057】
係止体60を全体としてJ字状に形成しているのは、取付プレート40に固定された固定端部62bと、係止体60が係止する直線状部分61との間で、曲げ変形容易な円弧状曲げ部分62aを設けることで、取付部材22を係止する際の直線状部分61の変位を容易にするためである。
【0058】
また、取付部材に係止する係止体の構成は上記例に限られない。例えば、複数の取付部材22に対して、環状又はU字状に曲げられた単一の係止体が係止する構成であってもよい。
【0059】
また、ここでは、係止体60は樹脂被覆部64により覆われている。樹脂被覆部64は、上記直線状部分61を覆う直線状被覆部分65と、固定端部62bを覆う固定被覆部分66と、円弧状曲げ部分62aを覆う曲げ被覆部分67とを有している。これらの直線状被覆部分65、固定被覆部分66及び曲げ被覆部分67は、係止体60の形状に沿ってJ字状に曲るように、樹脂により一体形成されている。
【0060】
直線状被覆部分65は、直線状部分61の中間部及び円弧状曲げ部分62a側の部分の内側及び両側方を覆う半管状部分と、当該半管状部分の一端側で直線状部分61の外向き端部の外周囲全体を覆う管状部分とを有する形状とされている。
【0061】
また、固定被覆部分66は、固定端部62bの外周囲全体を覆う管状部分に形成され、その外形は、角柱状をなすように形成されている。また、固定被覆部分66のうち曲げ被覆部分67に連なる部分には、固定被覆部分66の先端側に面する当接面66fを有する位置決め突部66aが形成されている。
【0062】
また、曲げ被覆部分67は、円弧状曲げ部分62aに沿って曲りつつ円弧状曲げ部分62aの内周側のみを覆う形状に形成されている。
【0063】
なお、ここでは、曲げ被覆部分67のうち直線状被覆部分65の延長上に、一対の挟込片68が延設され、一対の挟込片68の内側に抜止め突部68aが突設されている。そして、一対の挟込片68が、曲げ被覆部分67の外周に沿って配設された円弧状曲げ部分62aを挟込むと共に、抜止め突部68aが円弧状曲げ部分62aの外周側に当接可能な位置に配設される。これにより、円弧状曲げ部分62aの抜止めが図られ、もって、係止体60と樹脂被覆部64との合体状態が維持される。
【0064】
係止体60に対する樹脂被覆部64の装着は次のようにして行われる。すなわち、直線状部分61をその長手方向に沿って直線状被覆部分65に挿入すると共に、固定端部62bをその長手方向に沿って固定被覆部分66に挿入する(
図23及び
図24参照)。直線状部分61及び固定端部62bを直線状被覆部分65及び固定被覆部分66に完全に挿入すると、曲げ被覆部分67の外周に円弧状曲げ部分62aが配設される。上記挿入途中で、円弧状曲げ部分62aを抜止め突部68aに当接させて、一対の挟込片68を押広げる。そして、円弧状曲げ部分62aが抜止め突部68aを越えると、円弧状曲げ部分62aが一対の挟込片68間に配設されると共に、抜止め突部68aが円弧状曲げ部分62aの外周側に当接可能な位置に配設される。これにより、樹脂被覆部64からの係止体60の抜止めが図られる。このようにして、樹脂被覆部64が係止体60に装着される。
【0065】
上記樹脂被覆部64は、係止体60の金属部分が取付部材22及び取付プレート40に直接接触することを抑制する役割を果す。これにより、振動等による、係止体60と取付部材22及び取付プレート40との間での異音が抑制される。また、通常状態での取付部材22と取付プレート40とが電気的に絶縁された状態に維持され、ホーンをならすためのオンオフスイッチ構成を組込むことが可能となる。
【0066】
この係止体60が直線状部分61に沿って係止体支持部44に押込み装着されると、直線状部分61が、取付部材22が係止可能な位置に配設された状態で、係止体支持部44によって支持される。
【0067】
すなわち、取付プレート40の円形板部42のうちステアリングホイール10の取付部材22と対応する各部分が、その周辺部に対して周壁48とは反対側に隆起するようにプレスされた支持段部44sに形成されている。この支持段部44sに取付部材22を挿通可能な取付孔43hが形成されている。ここでは、取付孔43hに後述する筒部材54が内嵌めされるため、取付孔43hは、当該筒部材54の厚み分を考慮して、取付部材22を挿通可能な大きさに設定されている。また、取付孔43hは、コイルバネ25の胴部の外周部よりも小さく、好ましくは、係止端部27に当接可能な大きさに形成されている。ここで、取付孔43hの大きさは、筒部材54が取付けられている場合には、当該筒部材54の厚み分を考慮した大きさをいう。
【0068】
係止体支持部44は、取付孔43hを挟むように形成された一対の挿通孔44a、44bと、取付孔43hに隣設され、前記U字状部分62の先端部の固定端部62bを挿入固定可能な固定部45とを有している。
【0069】
ここでは、一対の挿通孔44a、44bは、支持段部44sの周囲の立上がり壁部分のうち前記取付孔43hを取付プレート40の内外方向(取付プレート40の中心に対する放射方向)に対して直交する方向で挟む位置に形成されている。従って、上記直線状部分61を一対の挿通孔44a、44bに挿入すると、係止体60の直線状部分61が取付プレート40の内外方向に対して直交する姿勢で、取付孔43hを横切るように配設される。
【0070】
また、一対の挿通孔44a、44bは、取付孔43hの周りで前記直線状部分61と交差する方向に長い孔形状に形成されている。従って、係止体60の直線状部分61は、取付プレート40の内外方向に変位できるようになっている。
【0071】
固定部45は、上記のように、取付孔43hを横切るように直線状部分61を配設した状態で、固定端部62bが配設される位置に設けられている。固定部45は、上記支持段部44sの周囲の立上がり壁部分の一部に、固定端部62bを挿入可能な挿入孔45aを形成すると共に、その挿入孔45aの内側に固定端部62bを位置決め可能な凹溝45b(
図11参照)を形成することにより形成されている。凹溝45bは上記のように配設される直線状部分61の長手方向に沿って延在しており、挿入孔45aは、凹溝45bに対して取付孔43hの反対側に開口している。
【0072】
そして、直線状部分61を一対の挿通孔44a、44bに通しつつ、固定被覆部分66の当接面66fが挿入孔45aの周縁部に当接するまで、固定端部62bを上記固定部45内に押込む(
図25参照)。すると、固定端部62bが固定部45によりその挿入方向及び幅方向への位置決めをなされた状態で支持される。この状態で、直線状部分61が一対の挿通孔44a、44b間で取付孔43hを横切るように配設される。
【0073】
なお、係止体60の挿入方向への位置決めは、上記構成の他、係止体60のU字状部分62の内周部或は係止体60の挿入方向の先端側の部分を、取付プレート40等に設けられた部材に押し当てる構成等により実現されてもよい。
【0074】
また、上記取付孔43hには、樹脂製の筒部材54が内嵌めされる。筒部材54の一端部の外周には鍔状部54aが形成され、当該鍔状部54aが取付孔43hの外周に接するまで筒部材54の一端部が取付孔43hに内嵌めされる(
図1、
図8等参照)。また、筒部材54の外周囲には、上記一対の挿通孔44a、44bの内周側で筒部材54の周方向に沿って延びる挿通溝54bが形成されており、上記直線状部分61は、当該挿通溝54bを通って取付孔43hを横切るように配設される(
図1、
図8等参照)。この筒部材54は、係止体60が取付プレート40に直接接触することを抑制する役割を果している。これにより、振動等による、取付部材22と取付プレート40との間での異音が抑制される。また、通常状態での取付部材22と取付プレート40とが電気的に絶縁された状態に維持され、ホーンをならすためのオンオフスイッチ構成を組込むことが可能となる。もっとも、筒部材54は必須ではない。つまり、筒部材54は、取付孔43hの内周縁部及びその周囲を覆う、任意構成要素である一種のカバーであり、ここでは、筒部材54の有無に拘らず、取付部材22の挿入対象である孔を取付孔43hとして説明する場合がある。
【0075】
上記係止体60の挿入方向反対側への抜止めを図る構成について説明する。
【0076】
すなわち、上記取付プレート40に規制片挿通孔47hが形成されている。より具体的には、上記各挿入孔45aから取付プレート40の周縁方向に沿って離れた位置に規制片挿通孔47hが形成されている。ここでは、規制片挿通孔47hは、取付プレート40の円形板部42の周縁に沿った弧状孔形状に形成されているが、これは必須ではない。
【0077】
立壁38の開口側周縁部のうち上記各規制片挿通孔47hに対応する位置に、規制片39が突設されている。規制片39は、規制片挿通孔47hの延在方向に沿った弧状片形状で、かつ、規制片挿通孔47hの長さ寸法とほぼ同じ長さ寸法に設定されている。もっとも、規制片39は、規制片挿通孔47hに挿通可能な形状であればよい。
【0078】
そして、立壁38の開口側周縁部を取付プレート40の周壁48内に嵌め込み、規制片39を規制片挿通孔47hに挿通させると共に、立壁38の開口側周縁部の他の部分を円形板部42の内面に当接させる。すると、規制片39が取付プレート40のうち係止体60の円弧状曲げ部分62aの外周側の位置に突出する。これにより、規制片39が円弧状曲げ部分62aの外周側の部分に当接可能な位置に配設され、係止体60の直線状部分61の長手方向の少なくとも一方側(ここでは、係止体60の挿入方向の反対側)から係止体60の抜止め規制が行われる。
【0079】
また、上記規制片挿通孔47hの周縁部にはカバー固定片47haが突設されている。ここでは、規制片挿通孔47hの外周側の長手方向中間部にカバー固定片47haが突設されている。また、規制片39が規制片挿通孔47hに挿通された状態で、カバー固定片47haと対応する位置にカバー固定孔39hが形成されている。上記のように規制片39が規制片挿通孔47hに挿通された状態で、カバー固定片47haがカバー固定孔39h内に配設されることで、カバー36と取付プレート40との固定が行われる。なお、本実施形態では、3つの規制片39の他に、当該規制片39と同様構成のカバー固定片39dが設けられている。また、取付プレート40のうちカバー固定片39dに対応する位置に、規制片挿通孔47hと同様構成のカバー固定片挿通孔47dが形成されている(
図7、
図8等参照)。このカバー固定片39dも、カバー36と取付プレート40とを固定する役割を有している。なお、カバー36と取付プレート40との固定は、その他、ねじ止、リベット固定等によって行われてもよい。
【0080】
なお、係止体60の挿入方向側への位置規制についても、上記と同様に、立壁38に別途設けられた規制片によって行うようにしてもよい。
【0081】
また、規制片39は、必ずしも取付プレート40に形成された規制片挿通孔47hに挿通された状態で位置規制を行う必要はない。規制片が、取付プレートの外周側から取付プレートに対して突出して係止体の位置決めを図るようにしてもよい。また、上記規制片39によって係止体60の抜止めを図る構成は必須ではない。その他の抜止め用の部材を取付プレート40に取付ける等して、係止体60の抜止めを図ってもよい。
【0082】
上記エアバッグ装置30は次のようにしてステアリングホイール10に取付けられる。
【0083】
すなわち、上記各取付部材22にコイルバネ25が装着されたものを準備する。この際、コイルバネ25の係止端部27を係止突部24に対して取付部材22の基端側より係止させて、コイルバネ25を取付部材22の先端側に突出させないように圧縮状態に維持しておく。
【0084】
上記状態では、コイルバネ25の先端側に係止突部24が延出している。このため、コイルバネ25が邪魔にならないようにしつつ、係止突部24を取付孔43h内(より具体的には筒部材54内)に挿入することができる。つまり、取付部材22を取付孔43h内に深く挿入するように、エアバッグ装置30をステアリングホイール10に向けてさらに押込む。すると、取付部材22の傾斜面22aが係止体60の直線状部分61に押し当てられる。これにより、直線状部分61がU字状部分62を中心として取付部材22の内側に曲げられる(
図28参照)。また、係止突部24に取付部材22の基端側より係止しているコイルバネ25の係止端部27は、取付プレート40に押し当てられ、圧縮変形する。そして、係止体60の直線状部分61が取付部材22の係止突部24を乗越えると、係止体60の直線状部分61が元の取付孔43hを横切る位置に復帰移動し、係止突部24に係止するようになる。また、取付プレート40と取付ベース20との間で圧縮変形したコイルバネ25の弾性力によって、取付プレート40と取付ベース20とが離反方向に付勢される。これにより、取付プレート40と取付ベース20とが離反方向に付勢された状態で、係止体60が係止突部24に取付部材22の基端側より係止し、エアバッグ装置30がステアリングホイール10に対して取付けられる(
図26〜
図27参照)。
【0085】
なお、上記状態で取付ベース20側の固定側接点21は、支持段部44sに対して離れた位置に配設されている。そして、エアバッグ装置30をステアリングホイール10に向けて押込むと、コイルバネ25の付勢力に抗して取付プレート40がステアリングホイール10側に向けて接近移動し、固定側接点21と取付プレート40とが接触する。これにより、固定側接点21を一方側の接点、取付プレート40を他方側の接点とする、ホーン鳴動回路用のスイッチを組込むことができる。すなわち、本エアバッグ装置30がステアリングホイール10に取付けられた状態では、コイルバネ25の付勢力によって固定側接点21と取付プレート40とは非接触状態となっており、両者は非導通状態となっている。この状態で、運転者がカバー36を押すと、コイルバネ25の付勢力に抗して取付プレート40がステアリングホイール10側に押される。これにより、固定側接点21が他方側の接点としての取付プレート40に接触し、両者が導通状態となり、ホーンが鳴動するように構成することができる。
【0086】
もっとも、この部分にホーンスイッチ構造を組込む必要はなく、カバー36の表面部分にホーンスイッチが組込まれていてもよい。
【0087】
以上のように構成されたエアバッグ装置30の取付部構造によると、コイルバネ25の胴部26の端部に設けられた係止端部27が、取付部材22の係止突部24に取付部材22の基端側より係止可能に形成されているため、取付部材22を取付孔43hに挿入する前の状態で、コイルバネ25の先端部の係止端部24を係止突部24に係止させておくことができる。従って、取付部材22を取付孔43hに挿入する際に、コイルバネ25が邪魔になり難く、取付部材22を取付孔43h内に容易に挿入できる。また、別観点からいうと、コイルバネ25の係止端部27を取付部材22の係止突部24に係止させる構成としているため、作業容易性の観点から、取付部材22の長さ寸法或はコイルバネ25の長さ寸法を考慮する必要がなくなる。このため、設計自由度が向上し、操作力の観点からのコイルバネ25の長さを設定等が容易となる。
【0088】
また、取付部材22を取付孔43h内(より具体的には筒部材54内)に挿入すると、コイルバネ25の先端部は取付孔43hの周囲部分に筒部材54を介して当接して係止突部24から離れ、取付ベース20と取付プレート40との間に圧縮状態で介在配置される。これにより、コイルバネ25が取付ベース20と取付プレート40とを互いに離れる方向に付勢することができ、係止体60と取付部材22との係止状態の維持を実現し、また、上記ホーンをならすためのオンオフスイッチ構成を組込むことが可能となる。
【0089】
特に、係止端部27は、胴部26の軸方向から視て胴部26の内側を通る部分を含むため、当該部分を係止突部により確実に係止させることができる。そのような係止端部27は、上記実施形態のように、コイルバネ25の先端部を折曲げることで、容易に形成できる。
【0090】
{変形例}
なお、上記実施形態において、係止端部を、胴部26を取付部材22の基端側に押える形状に形成するとよい。これにより、係止端部によってより確実にコイルバネ25が取付部材22の先端側に突出しないように胴部26を押え付けることができる。
【0091】
より具体的には、
図29及び
図30に示す第1変形例では、係止端部27に相当する係止端部27Bは、胴部26の内周部を通るように折曲げられている。また、係止端部27Bの先端部27Baが胴部26の外側にはみ出るように延出されている。そして、当該先端部27Baが胴部26を押え込むようになっている。
【0092】
これにより、胴部26が係止端部27Bよりもコイルバネ25の先端側に突出することがより確実に抑制される。
【0093】
また、上記実施形態において、係止端部が取付プレート40に対して安定的に押し当てられるようにするためには、下記のようにするとよい。
【0094】
すなわち、
図31〜
図33に示す第2変形例では、係止端部27に相当する係止端部27Cは、胴部26の内周部を通るように折曲げられた部分27Caを含んでいる。また、係止端部27Cのうち前記部分27Caの手前側の部分27Cbは、胴部26よりも係止突部24の突出方向反対側に偏心されている。すなわち、前記部分27Cbの中心軸X2は、胴部26の中心軸X1よりも係止突部24の突出方向反対側にシフトしている。従って、偏心した部分27Cbが係止突部24の突出方向反対側で取付プレート40に対して筒部材54を介して押し当てられる。これにより、偏心した部分27Cbが取付プレート40に対して筒部材54を介して安定的に押し当てられる。また、部分27Cbは係止突部24の突出方向反対側にシフトするように偏心しているため、取付部材22と部分27Cbとの間にある程度の隙間が形成されている。このため、部分27Caを係止突部24に係止させる際に、前記隙間を小さくするように当該部分27Caを係止突部24の突出方向側に容易に移動させることができ、前記係止作業を容易に行える。
【0095】
また、
図34及び
図35に示す第3変形例では、係止端部27に相当する係止端部27Dは、胴部26の内周部を通るように折曲げられた部分27Daを含んでいる。また、係止端部27Dのうち前記部分27Daの手前側の部分27Dbは、胴部26よりも係止突部24の突出方向反対側に偏心され、さらに、胴部26よりも大きい曲率半径を描くように曲げられている。
【0096】
従って、偏心及び大きい曲率半径に形成されることによって、胴部26より外側にはみ出た部分27Dbが、取付プレート40に対して筒部材54を介して押し当てられる。これにより、部分27Dbが取付プレート40に対して筒部材54を介して安定的に押し当てられる。この場合でも、上記と同様に、部分27Daを係止突部24に係止させる際に、当該部分27Daを係止突部24の突出方向側に容易に移動させることができ、前記係止作業を容易に行える。
【0097】
なお、本第3変形例において、係止端部の少なくとも一部を胴部26に対して偏心させないで当該胴部26よりも大きな曲率半径部分に形成することによっても、係止端部27Dを取付プレート40に対して筒部材54を介して安定的に押し当てることができる。
【0098】
また、
図31において2点鎖線で示すように、前記偏心した部分27Cbと同じ曲率半径で延出している部分27Faによっても、係止突部24に係止させることができる。つまり、係止突部24に係止可能な係止端部は、胴部26の内側を通るように偏心された部分27Faを含む構成であってもよい。
【0099】
即ち、コイルバネ25の端部を係止突部24に係止させる構成は、コイルバネ25の端部の少なくとも一部を、胴部26の内側を横切るように折曲げた構成、コイルバネ25の端部の少なくとも一部を、胴部26の内側を通るように偏心させた構成、コイルバネ25の端部の少なくとも一部を、胴部26の内側を通るように胴部26よりも小径に形成した構成等の1つの部分又は複数の組合わせ部分を有する構成によって実現することができる。
【0100】
また、コイルバネ25の端部により胴部26を押える構成は、コイルバネ25の先端部を、胴部26の外側にはみ出るように延出させた構成等によって実現することができる。
【0101】
また、コイルバネ25を取付プレート40に対して安定的に押し当てる構成は、コイルバネの端部の少なくとも一部を、胴部26軸心方向から視て胴部26の外側を通るように偏心させる構成、胴部26の軸心方向から視て胴部26の外側を通るように胴部26よりも大径に形成する構成等によって実現することができる。
【0102】
また、コイルバネ25の端部を係止突部24に係止させると、係止突部24による偏った押え込みによって、コイルバネ25の基端部が係止突部24の突出方向の反対側に位置ずれする恐れがある(
図36の矢符A参照)。そこで、
図36に示す第4変形例のように、取付部材22の基端部から係止突部24の突出方向の反対側に離れた位置に、コイルバネ25の基端部の位置規制を行う位置規制突起部90を設けるとよい。
【0103】
ここでは、取付ベース20上であって取付部材22の基端部から係止突部24の突出方向の反対側に、コイルバネ25の直径寸法分離れた位置に、位置規制突起部90が設けられている。位置規制突起部90は、取付部材22側に向けて順次高さ寸法が大きくなる突起形状に形成され、取付部材22の基端部を向く面が、取付部材22の突出方向に沿って延在する当接面90aに形成されている。
【0104】
これにより、コイルバネ25の基端部が取付部材22の基端部と外周面と位置規制突起部90との間に挟込まれるように位置規制され、コイルバネ25の基端部の位置ずれが抑制されている。取付部材22を取付孔43hに挿入する際に、コイルバネ25が取付孔43h内(ここでは、筒部材54内)に嵌り込み難く、コイルバネ25を取付ベース20と取付プレート40との間に、より確実に正常姿勢で配設することができる。
【0105】
また、上記実施形態及び変形例において、第2固定部材である取付プレート40に取付部材22が設けられ、第1固定部材である中央部材16に係止体60が支持されてもよい。
【0106】
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
【0107】
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。