特許第5872320号(P5872320)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーの特許一覧

<>
  • 特許5872320-半導体装置 図000002
  • 特許5872320-半導体装置 図000003
  • 特許5872320-半導体装置 図000004
  • 特許5872320-半導体装置 図000005
  • 特許5872320-半導体装置 図000006
  • 特許5872320-半導体装置 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5872320
(24)【登録日】2016年1月22日
(45)【発行日】2016年3月1日
(54)【発明の名称】半導体装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 23/50 20060101AFI20160216BHJP
   H01L 21/52 20060101ALI20160216BHJP
   H01L 23/12 20060101ALI20160216BHJP
【FI】
   H01L23/50 U
   H01L21/52 A
   H01L23/12 F
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-38596(P2012-38596)
(22)【出願日】2012年2月24日
(65)【公開番号】特開2013-175551(P2013-175551A)
(43)【公開日】2013年9月5日
【審査請求日】2015年2月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】300057230
【氏名又は名称】セミコンダクター・コンポーネンツ・インダストリーズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100091605
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 敬
(72)【発明者】
【氏名】三田 清志
(72)【発明者】
【氏名】梅谷 祐二
(72)【発明者】
【氏名】奥津 俊哉
【審査官】 小山 和俊
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−261187(JP,A)
【文献】 特開2011−199148(JP,A)
【文献】 特開2004−200561(JP,A)
【文献】 実開昭60−052635(JP,U)
【文献】 実開昭49−085048(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 23/50
H01L 21/52
H01L 23/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アイランドと、
前記アイランドの近傍に配置されるリードと、
前記アイランドの一主面上に固着材を介して配置される半導体チップと、
前記アイランド、前記リード及び前記半導体チップを被覆する樹脂封止体とを有し、
前記アイランドの一主面側には、少なくとも前記半導体チップの固着領域と前記樹脂封止体の一側面との間に溝が形成され、前記溝は、前記アイランドの一主面と対向する他の主面まで貫通しない溝であり、前記アイランドは前記樹脂封止体の一側面から露出し、
前記半導体チップの端部は、前記樹脂封止体の一側面から露出する前記リードの前記樹脂封止体内側の端部よりも前記樹脂封止体の一側面側へと配置されることを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記溝よりも前記樹脂封止体の一側面側の前記アイランドは、前記一側面に対して凹凸形状に加工されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記凹凸形状に加工され、前記樹脂封止体の一側面から露出するアイランドは、リードとして用いられることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記アイランドは、それぞれ分離した複数の搭載領域に区分され、前記樹脂封止体の側面から露出する前記搭載領域には、前記溝が形成されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の半導体装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリフォーム材がアイランド上から流れ出すことを防止する半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の半導体装置の一実施例として、下記の構造が知られている。
【0003】
図5(A)は、リードフレーム31を示すが、プリフォーム材32が、リードフレーム31のアイランド部33上面に塗布される。複数のアース用のリード端子34が、アイランド部33と一体に形成され、複数のリード端子35が、アイランド部33の近傍に離間して形成される。そして、アイランド部33近傍のリード端子34には、アイランド部33側へと隆起する隆起部36が形成される。
【0004】
図5(B)は、樹脂モールド後のリードフレーム31を示すが、アイランド部33上面には、半導体チップ37がプリフォーム材32により固定され、半導体チップ37とリード端子35とは金属線38により電気的に接続される。そして、一点鎖線にて示す樹脂パッケージ39は、アイランド部33、リード端子34、35等を含むように形成される。このとき、隆起部36により、プリフォーム材32が、アイランド部33側からリード端子34側へと流れ出さない構造となる(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
また、従来の回路装置の一実施例として、下記の構造が知られている。
【0006】
図6(A)は、樹脂モールド後の回路装置41を示すが、回路装置41の樹脂パッケージ42は、例えば、ダイシングにより切断され、樹脂パッケージ42の4つの側面43は、切断面となる。そして、樹脂パッケージ42の側面43からはリード44が露出する。
【0007】
図6(B)は、樹脂パッケージ42の裏面45側からの斜視図を示すが、その裏面45には、アイランド46及びリード44が露出する。そして、アイランド46は、裏面45の中央領域に配置され、リード44はアイランド46を囲むように配置される(例えば、特許文献2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2004−200561号公報(第4−5頁、第4−5図)
【特許文献2】特開2009−188149号公報(第4−5頁、第1−2図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
図5(A)に示すリードフレーム31は、アイランド部33近傍のリード端子34に隆起部36を有することで、半導体チップ37をアイランド部33に固着する際に、プリフォーム材32が、リード端子34側へと流れ出すことを防止する。しかしながら、隆起部36は、切削刃物によりリード端子34の一部を切り削ぐことで形成されるため、リード端子34間のピッチが狭いパターン配置では、その加工が困難であるという問題がある。また、図6(B)に示す回路装置41のように、リード44が、アイランド46周囲の狭い領域に密集して配置され、そのリード44の長さが短い構造では、リード44に対して図5の隆起部36を形成することが難しいという問題がある。つまり、図5に示す隆起部36の構造を採用するためには、リードフレーム31のパターン配置やパッケージサイズ等が制約されるという問題もある。
【0010】
また、図6(A)に示すように、樹脂パッケージ42では、その小型化に伴い、アイランド46とリード44の離間距離も最小幅に設計され、流れ出したプリフォーム材(図示せず)によりリード44同士がショートし易く、あるいは、アイランド46とリード44とがショートし易いという問題がある。更に、微細型の樹脂パッケージ内に、半導体チップを複数配置する場合には、アイランドの配置を工夫する必要性が生じる。そして、例えば、アイランドが、樹脂パッケージの側面側に配置される場合には、樹脂パッケージ外部へとプリフォーム材が流れ出す恐れがあるという問題もある。また、アイランドと樹脂パッケージの境界面から水分が浸入し易くなる恐れや、剥離が発生し易くなる恐れがあるという問題もある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前述した各事情に鑑みて成されたものであり、本発明の半導体装置は、アイランドと、前記アイランドの近傍に配置されるリードと、前記アイランドの一主面上に固着材を介して配置される半導体チップと、前記アイランド、前記リード及び前記半導体チップを被覆する樹脂封止体とを有し、前記アイランドの一主面側には、少なくとも前記半導体チップの固着領域と前記樹脂封止体の一側面との間に溝が形成され、前記溝は、前記アイランドの一主面と対向する他の主面まで貫通しない溝であり、前記アイランドは前記樹脂封止体の一側面から露出し、前記半導体チップの端部は、前記樹脂封止体の一側面から露出する前記リードの前記樹脂封止体内側の端部よりも前記樹脂封止体の一側面側へと配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明では、半導体チップの固着領域の外側のアイランドに、アイランドを貫通しない溝が形成されることで、プリフォーム材が、アイランドから流出することが防止される。
【0013】
また、本発明では、アイランドに溝が配置されることで、樹脂パッケージの近傍まで半導体チップを配置することが実現され、更に、アイランドを介して樹脂パッケージ内への水分の浸入を防止し、剥離も防止できる。
【0014】
また、本発明では、樹脂パッケージの側面から露出するアイランドの形状が、リード形状となることで、ダイシングブレードの片減りが防止される。
【0015】
また、本発明では、樹脂パッケージの側面から露出するアイランドが、リード端子として用いることができる。
【0016】
また、本発明では、アイランドに溝が配置されることで、1パッケージ内に複数の半導体チップが効率的に配置される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の実施の形態における半導体装置を説明するための(A)斜視図、(B)平面図である。
図2】本発明の実施の形態における半導体装置を説明するための(A)平面図、(B)平面図である。
図3】本発明の実施の形態における半導体装置を説明するための(A)断面図、(B)断面図である。
図4】本発明の実施の形態における半導体装置を説明するための平面図である。
図5】従来の実施の形態における半導体装置を説明するための(A)斜視図、(B)斜視図である。
図6】従来の実施の形態における半導体装置を説明するための(A)斜視図、(B)斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、本発明の実施の形態である半導体装置について説明する。図1(A)は、半導体装置の表面側からの斜視図である。図1(B)は、半導体装置の内部構造を説明するための平面図である。図2(A)及び(B)は、アイランド上に半導体チップを固着する状況を説明する平面図である。図3(A)は、図1(B)に示すA−A線方向の断面図である。図3(B)は、図1(B)に示すB−B線方向の断面図である。図4は、ダイシング領域を説明するための平面図である。尚、図1(B)の平面図は、実際には樹脂パッケージの樹脂により見えない構造であるが、その内部構造を図示している。
【0019】
図1(A)に示す如く、半導体装置1は、例えば、MAP(Matrix Array Packaging metod)型の樹脂パッケージ2から成る。リードフレームの複数の搭載部を一括して封止した後、ダイシングにより個片化するため、樹脂パッケージ2の側面3、4から複数のリード5が露出する。そして、露出するリード5は、樹脂パッケージ2の側面3、4とほぼ同一面を形成する。詳細は後述するが、樹脂パッケージ2の側面3からは、アイランド9(図1(B)参照)の先端領域6が露出し、その先端領域6は、例えば、リード5と同等な間隔にて区分して露出する。
【0020】
図1(B)の一点鎖線19は、樹脂パッケージ2の外形を示し、樹脂パッケージ2内には、2つのアイランド9、10が配置され、アイランド9、10は、樹脂パッケージ2の中央領域にて離間する。
【0021】
アイランド9は、紙面Y軸方向では、リード5に挟まれるように、樹脂パッケージ2の中央領域に配置される。一方、紙面X軸方向では、アイランド9の先端領域6が、樹脂パッケージ2の側面3から露出するように配置される。そして、半導体チップ11は、例えば、パワー系のディスクリート型の半導体チップであり、Agペースト、半田等のプリフォーム材20(図2(A)参照)によりアイランド9上に固着される。
【0022】
図示したように、アイランド9には、半導体チップ11の外周側の側辺に沿って溝13、14、15が形成される。溝13〜15は、アイランド9を貫通しない程度の深さであり、プリフォーム材20が、アイランド9外部へと流れ出すことを防止する。尚、アイランド9には、少なくとも樹脂パッケージ2の側面3近傍の溝13が配置されていれば良く、任意の設計変更が可能である。
【0023】
アイランド10は、紙面Y軸方向及び紙面X軸方向においても、その周囲にリード5またはアイランド9が配置され、アイランド10は、樹脂パッケージ2から露出しない構造である。そして、半導体チップ12は、半導体チップ11を制御するためのLSI素子が内蔵された半導体チップであり、プリフォーム材によりアイランド10上に固着される。
【0024】
複数のリード5は、樹脂パッケージ2の側面3、4、7、8に露出するように、アイランド9、10の周囲に配置される。そして、吊りリード16、17が、アイランド9、10のコーナー部から樹脂パッケージ2のコーナー部へと延在するように配置される。図示したように、金属細線18により、半導体チップ11、12間や半導体チップ11、12とリード5間が電気的に接続される。
【0025】
図2(A)は、アイランド9上にプリフォーム材20が塗布された状態を示し、点線21にて表示した領域が、半導体チップ11の固着領域である。そして、アイランド9の先端領域6は、樹脂パッケージ2(一点鎖線19にて表示)の側面3から露出し、先端領域6近傍のアイランド9には、樹脂パッケージ2の側面3に沿って溝13が形成される。溝13は、半導体チップ11の固着領域よりも広い領域に渡り配置される。
【0026】
また、先端領域6側のアイランド9には、溝13よりも外側に凹部22が形成され、凹部22はアイランド9を貫通して形成される。詳細は図4を用いて後述するが、凹部22間の離間距離L1は、リード5間の離間距離と同じ距離、あるいは、それに近い距離とすることで、ダイシングブレードの片減りが防止される。
【0027】
図2(B)は、アイランド9上に半導体チップ11が固着された状況を示す。
【0028】
リード5とアイランド9とがショートしない構造とするため、パターン設計上、両者間の離間距離L2は、一定の距離が必要となる。そして、二点鎖線23は、リード5が露出し、その内側にアイランド9が配置される構造の場合における仮想のアイランドの外周端部の位置を示す。
【0029】
図示したように、本実施の形態では、アイランド9は、樹脂パッケージ2の側面3側まで配置され、半導体チップ11は、二点鎖線23よりも側面3側まで配置される。例えば、半導体チップ11の端部が、リード5の長さよりも樹脂パッケージ2の側面3に近い位置に配置されることも可能である。この構造により、リード5の配置領域が、アイランド9の配置領域として利用でき、樹脂パッケージ2サイズの増大を抑えつつ、1つの樹脂パッケージ2内に2つの半導体チップ11、12(図1(B)参照)を内蔵することが実現される。
【0030】
その一方、半導体チップ11の固着領域が、リード5の配置ラインまで配置され、樹脂パッケージ2の側面3に近づくことで、プリフォーム材20が、側面3から流れ出すという問題も考えられる。特に、プリフォーム材20の塗布箇所が、側面3側へとずれた場合には、側面3側へと流れるプリフォーム材20の量も多くなる。例えば、本来であれば、リード5の配置領域となるアイランド9の領域に溝13が配置されることで、プリフォーム材20は、溝13内へと流れ込み、樹脂パッケージ2の側面3側へと流れ出すことが防止される。
【0031】
図3(A)は、樹脂パッケージ2のA−A線方向(図1(B)参照)の断面を示すが、半導体チップ11は、アイランド9上にプリフォーム材20により固着され、半導体チップ12は、アイランド10上にプリフォーム材20により固着される。
【0032】
アイランド9等が形成されるフレームとしては、一般には銅を主材料とするフレームやFeを主材料とするフレームが用いられる。フレームの厚みは、例えば、200μmである。そして、アイランド9の表面側から、例えば、エッチング加工することで、溝13が形成され、溝13は、100〜150μmの深さを有し、アイランド9の裏面側まで貫通しない凹部となる。この構造により、アイランド9の裏面は、樹脂パッケージ2の裏面から露出する構造であるが、溝13内に流れ込んだプリフォーム材20が、樹脂パッケージ2の裏面側から流れ出すことが防止される。
【0033】
また、アイランド9が樹脂パッケージ2の側面3から中央領域まで配置される構造のため、丸印24に示す樹脂パッケージ2とアイランド9との境界領域から樹脂パッケージ2内へと水分が浸入し易いという問題が考えられる。また、両者2、9の境界面から剥離が発生し、同様に、樹脂パッケージ2内へと剥離が進行し易い問題が考えられる。
【0034】
しかしながら、樹脂パッケージ2の樹脂が、溝13内を充填することで、水分は、溝13内を経路とするため、アイランド9の固着領域側まで浸入し難い構造となる。また、樹脂パッケージ2が、溝13内へと食い込むことで、アンカー効果が得られ、剥離し難い構造となる。
【0035】
尚、溝13により、半導体チップ11がアイランド9の紙面左側へと配置され、半導体チップ11の端部が半導体チップ12端部及びアイランド10の端部から離間されることで、アイランド9、10間の離間距離L3が、縮小された場合でも、半導体チップ11、12同士がショートし難い構造となる。また、アイランド10側のアイランド9に上記した溝を形成する場合でも良い。また、半導体チップ11の周囲に環状の上記溝が配置される場合でも良い。
【0036】
図3(B)は、樹脂パッケージ2のB−B線方向(図1(B)参照)の断面を示すが、アイランド9には、半導体チップ11の両側に溝14、15が形成される。溝14、15は、溝13の構造と同様であり、アイランド9の裏面側まで貫通しない凹部となる。そして、溝14、15内に樹脂パッケージ2の樹脂が充填されることで、アンカー効果も得られる。尚、アイランド9とリード5間の離間距離L4、L5は、パターン設計上必要とされる距離であり、例えば、溝14、15を形成しない構造でも良く、この場合には、溝14、15の形成領域分だけアイランド9の幅を狭めることができ、樹脂パッケージ2の小型化が実現される。
【0037】
図4は、リードフレームの各搭載部間のダイシング領域を示し、一点鎖線19は、各樹脂パッケージ2の外周端部のラインである。
【0038】
ダイシング領域26、27は、各搭載部間を格子状(紙面X軸方向及び紙面Y軸方向)に配置される。ダイシング領域26、27には、リード5、アイランド9及び吊りリード16、17の端部側が配置され、樹脂パッケージ2の切断工程の際に、リード5等も樹脂と一緒に切断される。
【0039】
図示したように、ダイシング領域27周辺のアイランド9には、複数の貫通孔28が形成されることで、ダイシング領域27のアイランド9は、リード5幅の複数の領域に区分される。つまり、アイランド9の加工形状が、ダイシング領域27を介して対峙する隣の搭載部のリード5と同じ形状となる。このフレーム構造に対して、ダイシング領域26、27をダイシングし、左右のダイシング面積を等しくすることで、ダイシングブレードの片減りが防止される。
【0040】
尚、本実施の形態では、アイランド9の先端領域6が樹脂パッケージ2の側面3から露出させるが、特に、端子として用いない場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、側面3から露出するアイランド9の先端領域6が、GND用の端子として用いられる場合でもよい。
【0041】
また、樹脂パッケージ2内に2つのアイランド9、10が配置される場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、樹脂パッケージ2内に1つのアイランドが配置され、そのアイランドの一部が樹脂パッケージの側面から露出する場合にも、上述した溝13の構造を採用することができる。同様に、樹脂パッケージ2内に3つ以上のアイランドが配置される場合にも、樹脂パッケージの側面から露出するアイランドに対して、上述した溝13の構造を採用することができる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0042】
1 半導体装置
2 樹脂パッケージ
3 側面
5 リード
6 アイランドの端部領域
9 アイランド
11 半導体チップ
13 溝
20 プリフォーム材
22 凹部
26 ダイシング領域
28 貫通孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6