【課題を解決するための手段】
【0017】
この目的は、独立請求項によって達成される。有利な実施の形態は従属請求項から導かれる。
【0018】
現行の技術水準の不都合点及び欠点を有しない、吸着式冷凍機用の真空容器を利用可能にすることができることは、全く驚くべきことであった。この真空容器は、旧型の吸着式冷凍機に安価に後付けすることができる、単純かつ安価な装置である。さらに、異物ガスを排出するのに、真空ポンプも、バインダーも、挙げ得るいかなるエネルギー消費も必要としない。異物ガスは、吸着式冷凍機の稼働中の連続運転の際に排出することができるが、或る特定の総圧が容器内に広がるまで容器内に異物ガスを収集し、その後でのみ、容器からガスを除去することも有利であろう。ユニットの自己排気によって、それにより達成されるメンテナンス需要を大幅に低減することができる。
【0019】
本発明による真空容器は、蒸気を通過させるように開いているとともに、吸着式冷凍機の凝縮器ユニットに接続される接続手段を有する。さらに、容器は、流体の流れを遮断又は調節する少なくとも1つの部材が接続手段内に設けられるように、排出機構と少なくとも1つの冷却素子とを有する。
【0020】
真空容器は、本発明の意味において不活性ガス捕集器と呼ぶこともできる。真空容器は特に、吸着式冷凍機に接続されるとともに中に不活性ガスが集まる外部容器を表す。容器は、特に、生じる異物ガスの総量を考慮して設計することができ、等間隔又は不等間隔で容器を空にすることも好ましい。容器内に存在する異物ガス又は不活性ガスは、種々の方法によって容器から除去することができる。例えば、真空ポンプを排出機構に接続することが好ましい場合がある。排出機構は、例えば、弁として、特に、過圧弁又は排気弁又は圧力調節フラップ弁(例えば逆止弁)として設計することができる。しかしながら、加熱素子が容器に設けられることも好ましい場合がある。除去される異物ガスと一緒に容器に流れ込む冷媒を、加熱素子によって(例えば電気ヒーターによって)100℃を超える温度に加熱することができる。排出機構が過圧弁として具現される場合、いかなる付加的な措置も必要とすることなく異物ガスを排出することができる。
【0021】
凝縮器ユニットと容器との間の接続部(接続手段)に配置される部材が、好ましくは、通し弁、コーナー便、Y字弁、電磁弁、逆止弁又はフロートからなる群から選択される。部材は好ましくは、管に組み込まれ、流れ断面の局所的なくびれを生じさせる。幾何学形状に応じて分類することができる種々の弁を有利には、接続手段に組み込むことができる。弁の使用により、接続手段における流量を、呼び幅を変えることによって正確かつ厳密に分与することができ、接続手段を環境から確実に完全密閉することもできる。弁は有利には、手によって、媒体によって、機械によって、又は電磁的に操作することができる。
【0022】
凝縮器ユニットと容器との間の接続手段における弁には、容器キャビティにおけるよりも高い圧力が凝縮器ユニットにおいて広がるとすぐに弁を開く制御ユニットが備わっていることが好ましい。部材がフロートとして設計される場合、フロートの重量は、フロートが載る開口を確実に閉じるほど十分に重いものでなければならない。脱着段階時、フロートは、容器に充填されている作動流体の蒸気によって上昇する。フロートは、ポリプロピレン等のプラスチックから作製することができる。
【0023】
接続手段は少なくとも管又は貫通開口であることが好ましい。管は好ましくは、形状嵌合で又は凝縮器ユニット及び容器に物理的に結合する方法で接続される。形状嵌合接続具は、好ましくは互いに噛み合う少なくとも2つの接続相手を有することによって、形成される。形状嵌合接続部具として、ねじ、リベット、ピン又はクランプが挙げられる。管は、ねじ又はリベット及び対応するガスケットによって、収着式冷凍機の部材及び容器の部材に接続することができる。
【0024】
加えて、管は、物理的な結合剤によって凝縮器ユニット及び容器に取り付けることができる。物理的に結合される接続は、原子間力又は分子間力によってともに保持される。これらの接続は同時に、それらを破壊することによってしか剥離することができない剥離不能な接続でもある。物理的に結合される接続として、半田付け、溶接又は接着剤接着が挙げられる。
【0025】
1つのみの開口が凝縮器ユニットと容器との間に位置することも好ましいであろう。流体の流れを遮断又は調節する部材が好ましくは、開口に組み込まれる。
【0026】
凝縮器からの蒸気及び/又は液状流体を含む流体は有利には、凝縮器から容器へと、凝縮器ユニットと容器との間の、蒸気を通過させるように開いている接続部による管を通って流れる。本発明の意味における流体とは、特にガス又は液体を意味する。本発明の意味において流体と呼ぶこともできる冷媒は、凝縮器内の蒸気及び液体として存在する。ガス状の冷媒及び異物ガスは、ガスの流れが弁、特に逆止弁又はフロートによって調節されるように、凝縮器ユニットから接続手段を通って容器に流れ込むことが好ましい。この場合、部材は有利には、手動又は自動操作、あるいは自己調節によって操作することができる。しかしながら、部材は、手動でも自動でも調節されることも好ましいであろう。例えば、部材が常に、吸着式冷凍機の或る特定の作動点において開いている場合が有利であろう。
【0027】
当業者であれば、作動点とは、技術装置、好ましくは収着機、特に好ましくは吸着式冷凍機又は吸熱機の、システム特性及び優勢的な外部影響及び外部パラメーターに基づいて想定することができる、特徴マップにおける又は特徴ライン上の或る特定の点を意味し得ることが分かるであろう。この例として、ヒートシンクの温度及び熱源の温度、又は、再冷却回路内の蒸発器ライン若しくは脱着器ラインにおける総体積流が挙げられる。
【0028】
真空容器をユニバーサルに使用することができるとともに種々の設置構成に適合させることができることは、全く驚くべきことであった。容器は有利には、例えば2つの吸着器を使用する単一チャンバーシステム用に、又は、それぞれが吸着式冷凍機の吸着器を1つだけ有する二重チャンバーシステム若しくは多チャンバーシステム用に用いることができる。さらに、本容器は、他のタイプの収着機に容易かつ迅速に適合させることができる。このために収着機の設備を著しく変更する必要はない。本発明の意味におけるプラント構成とは好ましくは、収着機の構成、すなわち、例えば収着機の部材の内部油圧接続部、冷媒側の部材の内部接続部、又は収着機の変更した基本設計(例えば、吸着器の数、蒸発器の運転、凝縮器の運転等)を意味する。
【0029】
本発明の意味における管とは、特に、長さが通常、断面よりもはるかに長い、細長い中空体を示す。管は、矩形若しくは楕円の断面、又は更なる何らかの他の断面を有することもできる。管は好ましくは、0m〜2mの長さを有するが、0m〜1mの長さが特に有利である。管は単に、凝縮器ユニット及び容器に接続することができる。本発明の意味において、管が凝縮器ユニットと容器との間の開口としてのみ存在するように、管を短く設計することも有利であろう。このことは、非常にコンパクトなシステムの場合に特に必要であろう。それにもかかわらず、これは現行の技術水準において記載されている。したがって、本発明の意味における接続手段は特に、少なくとも1つの管と、液状及び/又はガス状の冷媒の質量流及び/又は異物ガスが通って流れることができる1つの開口又は通路とを備える。
【0030】
管は好ましくは、金属材料、プラスチック材料及び/又はセラミック材料から作製される。好ましい変形形態として、鋼、ステンレス鋼、鋳鉄、銅、真鍮、ニッケル合金、チタン合金、アルミニウム合金、プラスチック、プラスチックと金属との組合せ(複合管)、ガラスと金属との組合せ(エナメル)又はセラミックが挙げられる。複数の管を強制係止及び/又は物理的な結合方法でともに接合することが好ましい場合もある。強制係止用の部材は、引張リング、成形部品、湾曲管セグメント、ねじ又はリベットを含む。物理的に結合される結合法は、接着、溶接、半田付け又は加硫を含む。有利には、銅又はアルミニウムが、熱伝導性が良好であるため、管の材料として用いられるが、ステンレス鋼が静的強度値及び動的強度値が高く、また耐腐食性が高いため、ステンレス鋼を用いることが有利である場合もある。プラスチック、例えば、ポリ塩化ビニルから作製される管が特に軽量であるとともに可撓性があり、したがって、吸着式冷凍機を軽量化することができる。構造セラミック材料を含むセラミック材料は、安定性が高く、保存寿命が長い。ここで挙げた材料の組合せは、異なる物質特性をこのようにして組み合わせることができることから、特に有利である。好ましい材料は、高温又は可変圧に対して安定性があるため、管及び/又は吸着式冷凍機の高度な技術的製造要求を満たす。
【0031】
真空容器はまた好ましくは、金属から作製される。このようにして、高圧及び可変圧に耐えることもできる、吸着式冷凍機から異物ガスを除去する安価な手段を利用可能にすることが可能であることが見出された。
【0032】
吸着式冷凍機の蒸発器/凝縮器ユニットに接続され、また、弁を有する接続手段と排出機構と少なくとも1つの冷却素子とを有する真空容器を用いて、吸着式冷凍機から異物ガスを除去することができることは、全く驚くべきことであった。特に、真空容器の冷却により、異物ガスを凝縮器ユニットから効率的に「吸い」出す不活性ガス捕集器を利用可能にすることが可能である。凝縮器からの異物ガスの排出は、真空容器の冷却によってのみ可能になることが見出された。容器の冷却により、高い周囲温度によって機能が制限されないユニバーサルに使用可能な手段が利用可能になる。さらに、容器を冷却しないことによって、容器自体が、例えば、予熱に起因して、又は吸着式冷凍機の設計ハウジング以下の昇温に起因して、凝縮器温度を上回る温度を帯びているため、不活性ガスが凝縮器から容器に流れ込むことを確実にすることが可能であることが見出された。したがって、容器内の圧力が任意選択的に、凝縮器ユニット内の圧力よりも高く、不活性ガスが凝縮器から容器に流れ込むことがない。
【0033】
真空容器は、好ましくは容器の温度を凝縮器ユニットの温度よりも低いか、凝縮器ユニットの温度と同じか又は凝縮器ユニットの温度と同様の温度に維持する冷却素子を有する。当業者には、吸着式冷凍機のユニットの温度が、吸着式冷凍機のユニット内に広がる圧力と相関することが分かるであろう。容器内又は吸着式冷凍機内の不活性ガスの濃度が上がる場合、任意選択的に、温度と圧力との相関関係を確立することが可能であり得る。さらに、当業者には、圧力低下が温度低下の後に生じることが分かるであろう。真空容器内の不活性ガスにより、容器内の温度が凝縮器内の温度と同じ又は同様であるように、特に凝縮器内の圧力よりも低い圧力が容器内に広がることが好ましい。当業者が「同様の」温度を判断することは簡単であろう。本発明の意味における「同様の」温度は、凝縮器と容器との温度差が40℃未満、好ましくは20℃未満、特に好ましくは5℃未満である場合に特に生じる。
【0034】
凝縮器内の圧力よりも低い圧力が容器内に広がることが好ましい。これにより、不活性ガスが凝縮器から容器に流れ込むことを確実にすることが可能になる。圧力の低減は好ましくは、真空容器を冷却することによって達成され、凝縮器内の圧力、特に温度を増加させることも好ましいであろう。これは有利には、凝縮器からの放熱がより少ないことによって達成することができる。加えて、凝縮器内の圧力が高く、特に真空容器内の圧力よりも高い場合に、容器と凝縮器との間の接続手段が開かれることが好ましいであろう。当業者には、吸着式冷凍機が異なる運転モードを有すること、また、吸着式冷凍機における異なる時間点において異なる圧力が広がることが分かるであろう。したがって、容器と凝縮器との間の差圧が高くなるかさらには最も高くなると不活性ガスが凝縮器ユニットから除去される場合が有利である。本発明の意味における最も高い差圧は、圧力ピークと呼ぶこともできる。圧力ピークとは、当業者が吸着式冷凍機において精通している、好ましくは吸着式冷凍機の1つのユニットにおいて周期的に繰り返すとともに、吸着式冷凍機の個々の段階(例えば、吸着、脱着、凝縮又は蒸発)と相関する高圧を指す。
【0035】
当業者には冷却手段の認識がある。冷却素子又は冷却手段は好ましくは、以下:
凝縮器からの凝縮物(すなわち、液状の冷媒)による冷却、特に、中を通って液状の冷媒が凝縮器から容器に流れ込む、凝縮器と容器との間の別の接続手段を用いての、好ましくは、
冷媒が凝縮器から熱交換器素子(特に熱交換器)に送られるように(熱交換素子、例えば、管コイルを用いての)外部からの、及び/又は
(液状の冷媒を凝縮器から容器へと接続手段を通して供給する)内部からの、
冷却と、
ファンによる冷却と、
容器と蒸発器との間の接続手段による接続(蒸発器は吸着式冷媒機内で断然最も低温のエリアである)部と、
特に容器に又は容器近くに配置されるペルチェ素子と、
還流冷却回路(吸着器及び凝縮器を再冷却する、外部の水回路)との容器の伝熱接続部と、
吸着式冷凍機の冷凍器サイクル(蒸発器サイクル)との伝熱接続部と、
「能動的な」冷凍発生ユニット、特に液体冷却器、空気調整器、又は当業者が精通しているとともにエネルギーを必要とする他の冷却機器と、
を含む。
【0036】
吸着式冷凍機の再冷却回路又は冷媒回路との間の伝熱接続は好ましくは、熱交換器により達成することができ、それによって、熱媒体(すなわち加熱媒体流体)が、例えば容器に又は容器近くに配置されている熱交換器を通過することで、再冷却回路又は冷媒回路からの低温伝熱媒体が容器と伝熱接触又は伝熱接続する。容器が、凝縮器ユニットの、液状の冷媒が位置するエリアとの接続を有することも好ましいであろう。換言すれば、中を液状の凝縮物が通って流れる少なくとも1つの更なる接続手段が凝縮器ユニットと容器との間に設けられることが好ましい。液状の冷媒は次に、この接続部、例えば管を通って容器に流れ込み、容器を冷却することができる。さらに、液状の冷媒が、凝縮器ユニットから外部の熱交換器(例えばスパイラル管)へ搬送され、それによって容器を冷却することが好ましい。別の実施の形態では、容器は、吸着式冷凍機の蒸発器ユニットとの接続を有する。当業者には、吸着式冷凍機内の最も低い温度が蒸発器ユニット内で生じることの認識がある。効果的な真空容器が、例えば熱伝導素子として設計することができる接続部に起因して可能である。
【0037】
別の態様では、本発明は、吸着式冷凍機であって、吸着式冷凍機は少なくとも1つの吸着器/脱着器ユニットと、蒸発器/凝縮器ユニットと、真空容器とを備え、蒸気を通過させるように開いている接続手段が凝縮器ユニットと真空容器との間にあり、容器が少なくとも1つの冷却素子を有する、吸着式冷凍機に関する。平均的な当業者には、吸着式冷凍機のタイプに応じて上記の構造ユニットのうちのどれを使用せねばならないかが分かる。上述したリストは、吸着式冷凍機のタイプに応じて、個々のユニットから組み合わせることができる構造ユニットの群を示す。当業者は、個々の部材の選択及びそれらの部材の組み合わせ方に精通している。
【0038】
吸着式冷凍機の好ましい実施の形態では、容器と凝縮器ユニットとの間に少なくとも2つの接続手段がある。したがって、異物ガス及びガス状の冷媒が凝縮器ユニットから容器に搬送されるだけでなく、液状の冷媒が凝縮器ユニットから容器に流れ込むことも好ましい。したがって、好ましい実施の形態では、容器内に、加熱素子によって加熱することができる液状の冷媒があり、そのため、異物ガスを容器から引き出すことができる。加えて、凝縮器ユニットと容器との間に開いた接続(an openconnection)があること、また、容器が冷却されると蒸気が捕集器内で凝縮することが好ましい。
【0039】
別の態様では、本発明は、吸着式冷凍機から異物ガスを除去する方法であって、吸着式冷凍機は少なくとも1つの吸着器/脱着器ユニットを備える、吸着式冷凍機から異物ガスを除去する方法に関する。真空容器を種々の方法で調節することができることは驚くべきことであった。例えば、調節式電磁弁又は自己調節式過圧弁により異物ガスが容器から搬送される
1ことが好ましい。しかしながら、容器への異物ガスの導入は、任意の所望の時間点において可能であるか、又は凝縮器ユニット内の圧力が最も高くなる場合に行われることさえもできる。当業者には、吸着式冷凍機が種々の運転モードを有すること、また、種々の圧力がユニット内に広がることの認識がある。
【0040】
ユニット、1つの蒸発器/凝縮器ユニット、及び、少なくとも1つの冷却素子を有する1つの真空容器であって、以下の:
a. 前記冷却素子によって、前記容器を前記凝縮器ユニットの温度よりも低いか、該凝縮器ユニットの温度と同じか又は該凝縮器ユニットの温度と同様の温度に冷却するステップと、
b. 前記脱着器ユニットからのガス状の冷媒を前記凝縮器ユニットに導入するステップであって、前記冷媒が前記凝縮器ユニット内で少なくとも部分的に凝縮し、不活性ガスが前記凝縮器内にまず集まる、前記脱着器ユニットからの蒸気の形態の冷媒を前記凝縮器ユニットに導入するステップと、
c. 前記凝縮器ユニットと前記真空容器との間に配置される、流体の流れを遮断又は調節する部材を開くステップであって、それによって、異物ガス及びガス状の冷媒が前記凝縮器ユニットから前記真空容器に流れ込む、流体の流れを遮断又は調節する部材を開くステップと、
を含む、1つの蒸発器/凝縮器ユニット、及び、少なくとも1つの冷却素子を有する1つの真空容器。
【0041】
凝縮器ユニット及び真空容器が双方とも「休止」状態では同じ圧力を有しているにもかかわらず、吸着式冷凍機の運転の際、周期的な圧力ピーク時に、凝縮器ユニット及び真空容器の同様の温度において、容器が凝縮器ユニットから不活性ガスを除去することができることは驚くべきことであった。
【0042】
部材が凝縮器ユニット内の蒸気圧に起因して手動又は自動で開く場合が有利であろう。このようにして、その間に異物ガスが吸着式冷凍機から除去される段階を調節することが可能である。容器は好ましくは、加熱剤(例えば、電気ヒーター又はペルチェ素子)によって加熱され、そのため、排出機構が容器内部の総圧に起因して手動又は自動で開き、不活性ガスが容器から流れ出る。
【0043】
部材を開くことは、吸着式冷凍機の通常運転の際、凝縮器ユニット内の圧力ピーク時に行われることが好ましい。当業者には、吸着式冷凍機の運転において、特に異なる段階において、吸着式冷凍機のユニット内に異なる圧力が広がり得ることが分かるであろう。したがって、凝縮器ユニット内の圧力が高い圧力ピーク時に部材を開くか、又は、部材が自動、あるいは自己調節式に開いて不活性ガスが凝縮器から容器に流れ込む場合が有利であろう。
【0044】
加えて、凝縮器が(例えば、放熱の低減に起因して)一時的に加熱され、したがって、さらにより高い圧力ピークを発生させることができることで、凝縮器から容器への不活性ガスの改善された導入につながる場合が有利であろう。凝縮器ユニット内の温度増加に起因して、凝縮器ユニット内の圧力も増加し、そのため、部材を開くと不活性ガスが凝縮器から容器に流れ込む。
【0045】
真空容器内に収集された不活性ガスは、容器を排気することによって除去されることが好ましい。このために、例えば、真空ポンプを容器の排出機構に接続することができる。
【0046】
ここで本発明を例としての図に基づいて説明するが、本発明はそれらの例に限定されない。