特許第5872580号(P5872580)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5872580
(24)【登録日】2016年1月22日
(45)【発行日】2016年3月1日
(54)【発明の名称】角度可変骨ねじの固定配置
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/68 20060101AFI20160216BHJP
【FI】
   A61B17/58 310
【請求項の数】17
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2013-541349(P2013-541349)
(86)(22)【出願日】2011年12月1日
(65)【公表番号】特表2014-503248(P2014-503248A)
(43)【公表日】2014年2月13日
(86)【国際出願番号】EP2011071504
(87)【国際公開番号】WO2012072735
(87)【国際公開日】20120607
【審査請求日】2014年2月12日
(31)【優先権主張番号】10015172.9
(32)【優先日】2010年12月1日
(33)【優先権主張国】EP
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】512052878
【氏名又は名称】ファセット−リンク・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】FACET−LINK INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100081422
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 光雄
(74)【代理人】
【識別番号】100084146
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 宏
(74)【代理人】
【識別番号】100118625
【弁理士】
【氏名又は名称】大畠 康
(74)【代理人】
【識別番号】100144200
【弁理士】
【氏名又は名称】奥西 祐之
(72)【発明者】
【氏名】ハルム−イフェン・イェンゼン
(72)【発明者】
【氏名】ヘルムート・デー・リンク
【審査官】 毛利 大輔
(56)【参考文献】
【文献】 特表2007−517584(JP,A)
【文献】 特表2001−511386(JP,A)
【文献】 特表2008−536563(JP,A)
【文献】 特表2007−507296(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0145394(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 17/68
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースプレート(3’)と、骨ねじ(1’)を受け入れる張力スリーブ(4’、9’)と、を備えた固定器具であって、
前記骨ねじ(1’)は、前部ねじ山(11’)を有する軸部(10’)と、後端部に頭部(12’)と、を含んでおり、
前記ベースプレート(3’)は、貫通穿孔(30’)と、前記張力スリーブ(4’、9’)が組み付けられて、前記張力スリーブ(4’、9’)の球状の外皮表面(40’)との相補的な表面のおかげで前記張力スリーブ(4’、9’)が旋回自在である、球状のドーム型の座受(32’)と、を含んでおり、
前記軸部(10’)は、前記頭部(12’)の前方の後部領域に、幅が前記頭部(12’)に向かって増大する増肉部(15’)を、有しており、
前記張力スリーブ(4’、9’)の内径は、前記増肉部(15’)の直前の前記軸部(10’)の幅より大きく、且つ、前記増肉部(15’)の最大幅より小さく、
前記張力スリーブ(4’、9’)の内壁が、取り囲んで内方に突出する径方向突起(46’、96’)を有しており、前記径方向突起(46’、96’)が前記内壁の前部に位置していることを特徴とする固定器具。
【請求項2】
前記増肉部(15’)は、最大15度、好ましくは、最大5度のコーン角度、及び/又は、前記張力スリーブ(4’、9’)の長さより大きな長さ、好ましくは、前記張力スリーブ(4’、9’)の長さの少なくとも2.5倍の長さより大きな長さを、有している、
請求項1記載の固定器具。
【請求項3】
前記増肉部(15’)は、滑らかな包絡面を、有している、
請求項1又は2に記載の固定器具。
【請求項4】
好ましくは、多重の第2のねじ山(16’、16’’)が、前記増肉部(15’、15’’’)に、構成されており、
前記第2のねじ山は、好ましくは、前記軸部(10’)のねじ山(11’)より小さいピッチを、有している、
請求項1又は2に記載の固定器具。
【請求項5】
前記増肉部(15’)は、円錐状の前区分と、前記第2のねじ山(16’’’)が形成された包絡面と、を有している、
請求項4記載の固定器具。
【請求項6】
前記第2のねじ山(16’’)の前記ピッチは、前記軸部(10’)の、前記前部ねじ山(11’’)の前記ピッチの、0.4〜0.6倍である、
請求項4又は5に記載の固定器具。
【請求項7】
前記増肉部(15’’)は、前記頭部(12’)に、結合されており、
前記頭部(12’’)は、好ましくは、後端部へ向かって円錐状に、広がっている、
請求項1〜6のいずれか1つに記載の固定器具。
【請求項8】
前記増肉部(15’’)は、先端を向いた前端部にフランジ(17’)を、有している、
請求項5記載の固定器具。
【請求項9】
前記張力スリーブ(4’、9’)と前記座受(32’)との間の境界面が、ボール型、特に、球状である前記張力スリーブ(4’、9’)の、外側包絡面(40’、90’)である、
請求項1〜8のいずれか1つに記載の固定器具。
【請求項10】
前記座受(32’)は、後端部が開いており、幅が、好ましくは、前記座受(32’)の中間領域の幅より小さい口部を、形成している、
請求項1〜9のいずれか1つに記載の固定器具。
【請求項11】
前記張力スリーブ(4’)は、スロット加工されている、
請求項1〜10のいずれか1つに記載の固定器具。
【請求項12】
前記張力スリーブ(4’)の全長に亘って延在する、連続的なスロット(42’)が、設けられている、
請求項11記載の固定器具。
【請求項13】
好ましくは、前端に向けて開口する、複数の、一方が端部とされたスロット(41’)が、設けられている、
請求項11記載の固定器具。
【請求項14】
好ましくは、前記張力スリーブ(4’、9’)の前記内壁は、円筒状である、
請求項1〜13のいずれか1つに記載の固定器具。
【請求項15】
内部ねじ山(47’、97’)が、前記径方向突起(46’、96’)に、配置されている、
請求項14記載の固定器具。
【請求項16】
前記張力スリーブ(9’)の連続的な開口(94’)が、円筒状の区分(94’’’)と、円錐状の区分(94’’)と、を備えており、
好ましくは、前記円筒状の区分(94’’’)と前記円錐状の区分(94’’)との間の遷移に、前記径方向突起(96’)が、さらに好ましくは、2回転までの内部ねじ山(97’)を有して、配置されている、
請求項1〜15のいずれか1つに記載の固定器具。
【請求項17】
前記ホルダは、張力スリーブ(4’、4’’、9’)用の、少なくとも2つの座受けを有する多重ホルダ(3’’)として、形付けられている、
請求項1〜16のいずれか1つに記載の固定器具。
(18’)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、骨ねじを用いて締め付けるための固定器具に、関する。本固定器具は、特に、インプラントの支持ロッドを連結するのに役立つが、単独で使用することもできる。
【背景技術】
【0002】
ねじは、インプラントの、着脱可能でありながら十分にしっかりとした固定に、しばしば用いられる。用途によっては、インプラントと骨ねじとの間を位置決めする固定角度ねじで、十分である。しかしながら、他の事例において、骨ねじの可変角度(多軸の)配置が、要求される。そのような、固定器具に多軸に取り付けられる骨ねじは、EP0614649B1からその基本的な特徴が、知られている。骨ねじは、固定用ねじ式のナットを有する支持スリーブを通って、案内される。インプラントのロッドを取り付けるために、横断穿孔が、ロッドがナットと骨ねじとの間の中間領域を通過できる支持スリーブに、設けられている。ナットを締め付けることによって、ロッドは、支持スリーブに、支持される。大きな締め付け力は、支持スリーブを歪ませる可能性があり、それは、締め付けの安全性を、危うくする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】欧州特許0614649号公報
【特許文献2】米国特許7641674号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
さらに発展したデザインでは、米国特許7641674B2から知られるように、支持スリーブの後端部にねじ込まれた圧力調整ねじは、横断孔を通して差し込まれたインプラントの支持ロッドを介して、その前端部において球状に厚くされた骨ねじのねじ頭部を受け入れるドーム形の凹部を有する張力要素に、作用する。張力要素は、長手方向に移動可能であり、支持スリーブの前端部に配置されたスナップリングに、圧力調整ねじの力によって押圧される。このようにして、それは、圧力調整ねじによって適用された押圧力用のアバットメントを、形成する。このデザインは、適用される押圧力を限定し、それ故、角度安定性を実現するのに必要とされるクランプ力を限定する。
【0005】
本発明に基づく課題は、上述した先行技術から出発し、より優れた角度固定を実現する、改良された固定器具を、創造することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の解決策は、独立請求項の特徴を有する固定器具である。有用な、さらなる発展は、従属請求項の主題である。
【0007】
ホルダと、骨ねじを受け入れる張力スリーブと、を備えた固定器具において、前記骨ねじは、前部ねじ山と、後端部に頭部と、を備えた軸部を、有しており、前記ホルダは、前記張力スリーブが、取り付けられて旋回可能な座受を、有する貫通穿孔を、有しており、前記軸部が、その後方領域の前記頭部の前方に、その幅が前記頭部に向かって増大する、増肉部を有し、前記張力スリーブの幅が、前記増肉部の直前の、前記軸部の幅より大きく、且つ、前記増肉部の最大幅より小さいことを特徴とする。
【0008】
「前方」というのは、先端へ向かう方向のことであり、「後方」というのは、骨ねじの頭部へ向かう方向のことである。
【0009】
前方から後方まで増大する増肉部は、張力スリーブの正幅より大きい、頭部でその最大幅に達する。好ましくは、増肉部は、張力スリーブの長さの少なくとも2.5倍の長さを超えて、延びている。増肉部が、円錐状、すなわち、最大でも15度、好ましくは最大でも5度の、コーン角度を有しているときが、特に好ましい。
【0010】
旋回できるというのは、ここでは、張力スリーブによって固定された骨ねじの軸が、ホルダの貫通穿孔の軸に対して自由に調整できる角度を取ることができることである。調整範囲は、貫通穿孔の中心軸の周囲の各方向において、少なくとも15度であることが好ましい。
【0011】
本発明は、その角度位置において、ねじを固定する力を大幅に向上させるための、2つの特徴の組み合わせを用いる考えに、基づいている。一方において、骨ねじの頭部から前方の増肉部の配置は、骨ねじが、非常に高い力を負荷した状態下においても、張力スリーブから滑脱することを防止している。それ故、軸方向前方に変位されながら、骨ねじは、インプラント側に、締め付けられることができる。他方において、この軸方向の変位のおかげで、増肉部は、張力スリーブに侵入し、その内壁を押圧する。このようにして、好ましくはその球状の外皮表面を有する張力スリーブは、弾性的に拡大され、好ましくは相補的、つまり、球状に形成されたドーム型の座受の壁部を、係止する。増肉部のタイプに応じて、1つは、5度のコーン角度に関して10倍を超える相当な力の伝達を、このようにして実現する。それ故、張力スリーブと受け座との間の圧力が、効果的に実現され得る。骨ねじは、それ故、絞り嵌によって所望の角度位置に固定される。
【0012】
通常、増肉部は、滑らかな外皮表面を、有している。これは、骨ねじの摩擦のない締め付けと、張力スリーブに対する単純化された軸移動と、を可能にする。しかし、それは、増肉部上に第2のねじ山を構成するように設けてもよい。これは、好ましくは、軸部のねじ山と同じピッチを、有している。第2のねじ山が、多条ねじ山であることは、特に好ましい。これは、特に、対応するねじ山が非常に短いときに、ねじ込みプロセスを単純化する。対応するねじ山は、張力スリーブの、好ましくは、張力スリーブの好ましくは円筒状の内壁の周りに延在する肩部に、形成されてもよい。肩部は、骨ねじが横滑りすることを防止し、そこに配置された内部ねじ山が、張力スリーブの拡張を促進し、それ故、さらに締め付け安全性を増大する。
【0013】
好ましい一実施形態において、増肉部の外皮は、それ自身のねじ切り部(第2のねじ山)を、備えている。第2のねじ山は、好ましくは、軸部のねじ山のピッチより小さい、故意に0.4から0.6の範囲のピッチに、設定されている。それ故、第2のねじ山は、軸部のねじ山より細かく、したがって、好ましくは、単続きのねじ山である。しかし、多続きのデザインは、除外されない。第2のねじ山が形成される外皮の前には、好ましくは、幅が、軸部の幅から外皮の幅まで増大する円錐状の区分が、設けられている。外皮自身は、故意にシリンダ状であるが、これは強制ではない。好ましくは、頭部は、増肉部に直接隣接し、且つ、後部の方へ広がるように、デザインにおいて円錐状である。
【0014】
増肉部が、軸部から均一に立ち上がることは、必ずしも必要ではない。増肉部がその前端部においてフランジを形成することも、設けてもよい。増肉部を骨ねじの頭部に構造的に結合し、その上、増肉部の外側外皮が、頭部を超えてさらに故意に延びることができる円錐部を、有することは、特に適切である。
【0015】
さらに、骨ねじが、頭部に向かって増大するねじの谷径を有する円錐状ねじ山を、有することを、設けてもよい。そのようなねじ山によって、骨への優れた切削作用が、単純な埋め込み技術の優れた締め付け安全性で、実現され得る。
【0016】
張力スリーブは、スロット加工されていることが好ましい。これは、様々な方法で成し遂げられる。このようにして、スロットは、張力スリーブの全長を伸びて、設けられてもよい。これは、座受の壁部への力の回転対称移動を犠牲にするにもかかわらず、優れた拡張能力を生み出す。代替的に(又は、加えて)、一端部に幾つかのスロット開口を有するように設けてもよい。故意に、それらは、前端に向けて、開口している。
【0017】
張力スリーブは、複雑な連続的な開口を、備えてもよい。これは、連続的な開口が、拡張機能を成し遂げる円錐状の区分と、好ましくは、短く(最大でもねじの2回転)ねじ切りされて締め付けに役立つ、ねじ切りされた区分と、を有することを、意味する。
【0018】
代替的な実施形態において、選択的に独立して保護するに値する固定器具は、ねじとホルタとを備え、前記ねじは、ねじ切りされた軸部と、ボール頭部とを有し、前記ホルダは、保持スリーブと、張力要素と、押圧要素と、を有し、前記保持スリーブは、前記張力要素用の前方滑合部と、押圧要素用の後方内部ねじ山と、を備えた連続的な内部穿孔であって、前記張力要素は、張力ケージであって、組み付けられた状態において、前記ボール頭部が、その最大幅の領域を超えて囲まれ、且つ、前記張力ケージが、軸方向移動の下、前方向に互いに押し合われて、且つ、前記ボール頭部に押圧されるように、円錐状の境界面を介して、前記滑合部と相互に作用している。
【0019】
これは、2つの特徴の組み合わせによって、その角度位置において、ねじを固定する力の相当な増加を提供することの考えに、基づく。一方において、これは、張力ケージが、ねじのボール頭部をその赤道周りで取り囲む点で実現され、このようにして、非常に高い力の負荷の下であっても、ボール頭部が滑り又は追い出されることから防止されている。これは、張力ケージと保持スリーブ内の滑合部との間の、本発明に従って特定される円錐と相まって、それによって、押圧要素によって適用される押圧力が、ねじのボール頭部を内側に収容した張力ケージの狭窄を、引き起こす。ボール頭部を取り囲む張力ケージの外皮表面は、くさび効果のおかげで、圧入結果のような相当に高められた力で、ボール頭部に押し込まれる。非常に高い力の適用下であっても、この圧入のおかげで、滑り出ることへの予防と相まって、とても安定した角度固定が実現される。
【0020】
張力ケージによって与えられる押圧力を増大させるために、張力ケージは、好ましくは、前端部に向かう開口である、その外皮表面にスロットを、備えている。このようにして、張力ケージは、相当に圧縮されたときであっても、ボール頭部への妨害なしで、且つ、張力ケージ内に生じる、いかなる望ましくない内部制約なしで、円錐によって生じた押圧力を、伝達できる。
【0021】
有利なことに、押圧要素は、張力ケージの端面の外縁に、作用する。押圧力が、張力ケージの中央でなく、外縁に作用するとき、張力ケージの外側外皮表面と滑合部との間の、円錐状の境界面への直接的な力の伝達が、存在する。さらに、これは、張力ケージが、張力ケージから押し出すようにボール頭部に作用する力を生じる押圧力の負荷の下、中央部が凹まされるのを、防止する。これは、締め付け安全性を高める。
【0022】
有利なことに、張力ケージは、その前端部に、径方向に突出した縁部を、有している。これは、張力ケージが前部から保持スリーブに押されてもよく、その後、保持スリーブの前縁における狭窄部を通過して、径方向に突出する縁がまだ狭窄部の外側に位置し、且つ、張力スリーブは、ねじ山の後方に横滑りすることから防止されながら、その部分に係止するので、保持スリーブへの張力ケージの仮組を、可能にする。骨ねじのボール頭部は、このユニットに、押圧されてもよい。そのような仮組によって、外科医にとっての有用性は、相当に促進され、さらに部材の紛失可能性という患者への高リスクが、回避される。
【0023】
円錐境界面は、任意の与えられる方法で、構成され得る。張力ケージが、円錐状の外縁を有することは、好ましい。これは、内部穿孔の前端部に設けられた狭窄部と協働できる。内部穿孔の残り部分は、基本的に形態において、円筒状でよいので、そのような狭窄部は、組立を容易にする。しかしながら、代替的又は追加的な特徴として、内部穿孔が、滑合部の領域において円錐状に先細になることは、除外されない。
【0024】
好ましい実施形態において、滑合は2つのゾーンを有しており、その一区分はスリーブに配置されており、他方は張力ケージに配置されている。スリーブ上の区分は、前区分であり、このすぐ後で、区分は張力ケージに接合している。張力ケージの後区分は、前区分への遷移部に、その最大幅を有している。後方円錐状区分は、好ましくは、滑らかに、つまり、幅において変化なく、接合している。この好ましい実施形態に係る張力ケージは、後区分に配置され、上述されたようにボール頭部が赤道を越えて囲まれるような、空洞球球状シェルのように形成された区分と、互いに作用する。ここで説明された変形例において、張力ケージそれ自身は、赤道を越えない。この2部品デザインは、組立が容易であり、許容誤差への感度が小さい、ボール頭部の優れた締め付けを、確かにする。
【0025】
張力ケージは、その後端面に、好ましくは、支持ロッドを受け入れるように形成された溝状の凹面を、有している。支持ロッドに関して、さらに詳細は、さらに以下で説明される。凹面は支持ロッドとのぴったりとしたフィットを保証し、それ故、その位置の正確な支持を保証する。
【0026】
張力ケージは、故意に、その後方ゾーンにおいて、好ましくは、二重のスロットとして、側方にスロット加工されている。これは、拡張できる舌部を生み出す。それらは、故意に、スリーブの内側の窓状の凹部と係合するような寸法に、形成されている。これは、その意図的でない位置決めのロスを防止しながら、それによって支持される骨ねじに沿って、張力ケージの追加の固定を、提供する。
【0027】
好ましくは、後部ねじ山領域の内部孔の幅は、滑合部の領域の幅より大きい。これは、すなわち、張力ケージを、ねじ切りされた区分を通して、滑合部の領域でのその位置へ、案内することによって、張力ケージの保持スリーブへの容易な仮組を可能にする。これは、内部孔の前開口の幅が、張力ケージの幅より小さくなることを、許容する。このようにして、張力ケージは、前方への意図的でない横滑りが、予防されている。
【0028】
故意に、保持スリーブは、インプラントの支持ロッド用の座を、有している。これは、一方が、骨ねじが組み込まれた骨の領域の、インプラントのしっかりとした固定の実現を、可能にする。複雑なインプラントでさえ、この方法によって、しっかり締め付けられて、角度において安定している。有利なことに、座は、後部内部ねじ山と前部滑合部との間の遷移領域の、保持スリーブの内部穿孔への横断穿孔として、構成されている。組み付けられた状態で、ロッドは、このように、押圧要素と、押圧要素がロッドなしで直接に作用し得る張力ケージとの、端面の間に、位置している。ロッドが組み付けられたとき、圧力が、押圧要素から張力ケージへ、つまり、直接的でなく、つまり、ロッドの断面を横切って、伝達される。これは、さらなる負担なしで、固定器具に対してロッドの固定を、同時に成し遂げる。
【0029】
横断穿孔は、好ましくは、円形でない断面を有している。このようにして、ぴったりとしたフィット接合が、ロッドと保持スリーブとの間に、実現されている。これは、望まないねじれに対しての、さらなる安全性を生み出す。横断孔は、ロッドと同じ断面形状を有さなければならないことは、必ずしも必要はなく、むしろ、故意に、横断孔は、内部孔の縦軸の方向における長さ方向に、延びている。これは、さらなる調節室を提供し、張力ケージがかなり遠く前方(骨ねじの薄いボール頭部に相対的に釣り合うように)に位置しているときであっても、しっかりとした締め付けを、保証する。
【0030】
好ましくは、押圧要素は、鋸歯ねじ山を有しており、その後方を指向する荷重側面は、他の方向を指向する側面より、急勾配である。0度の荷重側面角度又はマイナスの荷重側面角度は、特によく働くことを証明してきた。
【0031】
すべての実施形態において、骨ねじは、その中心軸に沿って走る、つまり、カニューレが挿入される、連続的な穿孔を、備えていてもよい。それ故、それは、困難なアクセス条件下であっても、非常に優れた位置決めの正確性を成し遂げながら、押し通されるガイドワイヤに沿って、挿入され得る。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本発明の第1の実施形態に係る固定器具の分解図である。
図2】組み付けられたインプラントのロッド付きの組立図である。
図3】固定器具の保持スリーブの断面図である。
図4】本発明の第2の実施形態に係る固定器具の側面図である。
図5図4の詳細拡大である。
図6】張力スリーブの斜視図である。
図7】張力スリーブの断面を示す図である。
図8】骨ねじの増肉部の様々な例示的な実施形態である。
図9】2つの骨ねじ用の多重ホルダである。
図10】第1の実施形態の変形例に係る固定配置の分解図である。
図11図10のような変形例の保持スリーブの断面図である。
図12】第2の実施形態の変形例用の、骨ねじを示す図である。
図13】第2の実施形態の変形例の、張力スリーブの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
本発明は、有用な例示的実施形態を示す、添付図面を参照して、説明されるだろう。
【0034】
固定器具は、骨ねじ1用のホルダ2を、備えている。骨ねじ1は、骨ねじ山11がその前側領域又は至る所に設けられた軸部10を備えた、従来の構成の骨ねじ自身である。軸部10の後端部には、その最大直径部に赤道13を球状に構成されたねじ頭部12が、設けられている。その後部には、星形の窪み14が、対応して構成されたねじドライバ用の座として、設けられている。
【0035】
ホルダ2は、スリーブ3と、張力ケージ4と、押圧要素5と、を備えている。スリーブ3は、後部から前部へ延びる内部開口30を有する中空円筒の形態を、有している。内部開口30は、その後方領域に内部ねじ山31と、その前方領域に滑らかな壁部を備えた滑合部32と、を有している。内部ねじ山31の谷径は、滑合部の領域における直径より、少し小さく(約1mm)なるように、選択されている。滑合部32の領域における壁部の形態は、前端部に狭窄部33を有する、基本的に円筒状である。このようにして、前方口部は減少した直径を有して形成されている。
【0036】
スリーブ2は、さらに、直径方向に対向する2つの縦スロット35を、有している。それらは、スリーブ3の後部から、内部ねじ山31と滑合部32との間の遷移領域34まで内部ねじ山31の全領域を横切って、延びている。そこで、スロット35は接線方向に広がりを、有している。
【0037】
張力ケージ4は、円錐状の外側表面を備えた外皮表面40を、有している。これは、前端部から、張力ケージの長さの約4/5を超えて延びる6つのスロット41によって、対応する数の区分42に分割されている。これらの区分42は、後端部43の領域に形成され、且つ、中央の組み付け開口44に隣接する、保持リング45によって結合されている。各区分42の前端部には、内方へ面する突出部46が、形成されている。張力ケージ4の内径は、ねじ1のボール頭部12がほんの僅かな遊びでそこに収容されるように、選択されている。突出部46は、遠く内方に突出しているので、ボール頭部12の赤道を横切る弾性的な拡大の下、移動できるにすぎない。これは、ねじ1のボール頭部12が、張力ケージ4から意図せずに脱落することを、防止する。
【0038】
押圧要素5は、その外側外皮に、鋸歯ねじ山51を有する頭部のないねじとして、構成されている。後端面には、星型の窪み54が、ねじドライバを受け入れるように中央に形成されている。鋸歯ねじ山51は、後方を指向する荷重支持ねじ山表面52が外皮表面に対して垂直であると同時に、他の前方を指向するねじ山表面53が約70度の角度に傾斜させられるように、構成されている。この非対称の鋸歯のねじ山51の形態により、保持スリーブ3の広がりが、高負荷の下であっても防止されている。
【0039】
組立プロセスに関して、ケージ4は、区分42の弾性圧縮の下、前部から狭窄部33を通って、張力ケージ4が滑合部32の領域の止め具に達するまで、案内される。組み付けられた状態において、突出部46を有する区分42の前端部は、狭窄部から前方に向けて突き出ている。次のステップにおいて、そのボール頭部12を有するねじ1は、区分42の弾性的な広がりの下、ケージ4に挿入される。このようにして、これら部材が、係止され仮組される。この後、押圧要素5が、内部ねじ山31に数回転で組み付けられてもよい。広がり36を有するスロット35の前側部分は、自由のままである。固定器具は、今や
使える状態である。
【0040】
インプラントの締め付けに関して、最初に、骨ねじ1は、スリーブ3を通ってボール頭部12の星形の座14に至る、ねじドライバによって、締め付けられる。次の工程において、ロッド7が、組み付け用の横断孔35に導入され得る。最後に、押圧要素5が、ねじ込まれて、窪み54に挿入されたねじドライバによって締め付けられる。このようにして生じた押圧力は、後者が軸方向前方に移動させられるように、張力ケージ4の端面43に、断面ロッド7によって伝達される。結果として生じる押圧力は、張力ケージ4の外側外皮40と滑合部32との間の境界面の領域における円錐のおかげで、大きさにおいて複数倍に高められた、内方に作用する押圧力に変換されて、ボール型のねじ頭部12を一緒に、張力ケージ4の区分42の内側で、しっかりと押圧する。これは、安定した角度固定を実現する。
【0041】
図2において点線は、ねじ1の多軸の支持部が、ホルダ3に関連して取り上げることができる、様々な角度の可能な範囲の一例を、示している。
【0042】
第1の実施形態の一変形例は、図10及び図11に、示されている。類似部材は、同じ参照符号を、有している。主要な相違は、スリーブ8及び張力ケージ9の、形態にある。スリーブ8は、後端部から前端部まで通って延びて、且つ、その後領域に押圧要素5を収容する内部ねじ山81と、その前領域に中空球状の区分のような形状にされた滑合部82の区分82’と、が設けられた、内部孔80を有する中空円筒である。中間領域には、張力ケージ9がその外皮表面90で支持する、基本的に滑らかな内壁が、設けられている。滑合部82の中空球状の区分82’は、骨ねじ12のボール頭部12を補完するような形状にされている。スリーブ8の前端部における開口は、狭められており、軸部10を貫通させるが、ホール頭部12が貫通することを防止している。
【0043】
スリーブ8は、さらに、直径方向に対抗する2つの縦方向のスロット85を、有している。これらは、スリーブ8の後端部から、内部ねじ山81の全領域を横断して、滑合部82に至るまで、延びている。2つの窓状の凹部88が、縦方向のスロット85とずらして、配置されている。
【0044】
張力ケージ9は、好ましくは、内部空間94と同様に円錐状の外側表面を備えた外皮90を、有している。その幅は、一領域を超えて延びるフィットを生み出すように、ホール頭部12の幅に、適合されている。この領域は、滑合部82の第2部材82’’を、形成している。それは、連続した滑合部82がボール頭部12を収容するように形成されたそのような方法で、中空の球状部材82’と協働する。2つの部分82’と82””との間の接合場所は、最大幅、したがって、骨ねじの赤道が位置する領域に、ある。
【0045】
張力ケージの後方ゾーンには、互いに対向する一対のスリット91が、このように直径方向に対向する2つの舌部98を形成しながら、配置されている。張力ケージ9の組み付けられた状態において、それらは、広がって、窓状の凹部88に係合しており、それによって、張力ケージ9がスリーブ8から脱落することを、防止している。このようにして、スリーブ8及び張力ケージ9に挿入された骨ねじから、仮組されたユニットを、形成できる。その後端面において、張力ケージ9は、溝97を備えている。これは、好ましくは、形状において半円筒であり、ぴったりとフィットする方法でインプラント7の支持ロッドを受け入れるのに、役立つ。
【0046】
これから、第2の実施形態について言及する。図4に示されるように、固定器具は、前領域に配置された骨ねじ山11’を含んだ軸部10’を有する、骨ねじ1’用のホルダ2’を備えている。後端部に向けて、軸部10’は増大する厚み部15’を、有している。それは、ねじドライバ(示されない)を収容する窪み14’を有する、頭部12’まで、延びている。
【0047】
ホルダ2’は、ベースプレート3’と、張力スリーブ4’と、を備えている。ベースプレート3’は、その前端部において、骨又は他の薄い部材を支持する、支持面37’を、有している。それは、選択的に支持スパイク38’を、備えてもよい。ベースプレート3’は、それを貫通して、その中間領域に球状のドームの形状の滑合部32’に広げられる、支持開口30’を、有している。これは、適切な寸法の球状の外皮表面40’を順に有している張力スリーブ4’を受け入れている。張力スリーブ4’は、取り付けられ、一方の球状の外皮表面40’と、他方の球状のドーム型の滑合部32’との、相補的な表面のおかげで、旋回可能である。この状態において、固定器具は、仮組されて、移植できる状態である。
【0048】
張力スリーブ4’は、移植のときに骨ねじ1がその軸部10’によって貫通する、中央開口44’を、有している。開口44’は、前端部において内方を指向する肩部46’を備えた、基本的に円筒状の形状を有している(図7a参照)。開口44’、44’’の他の例示的な実施形態は、図7b及び図7cに示されており、すなわち、一方は内部ねじ山47’の1又は2回転が配置された、複雑な形状とされた肩部46’’を有し、又は、前部に狭められた円錐状の開口を有する肩の無いデザインである。しかしながら、代替的に、骨ねじの軸部が、デザインにおいて円錐状であるなら、開口は円筒状でもよい。張力スリーブ4’は、一端部において前部に向けて開いた幾つかのスロット41’を有するように、好ましくは、スロット加工されている(図6a参照)。しかし、一つの連続的なスロット42’が、設けられてもよい(図6b参照)。
【0049】
増肉部15’は、開口44’の長さによって決定されるように、張力スリーブの長さより約2〜3倍長い範囲を、横断して延びている。ねじ1’が捻り込まれると、それは、ベースプレート3’を通るその軸部10’によって前方へ軸方向に移動する(図5に単一の矢印によって記号で表されている)。円錐状の増肉部15’は、開口44’の内壁に接触して、さらなる軸方向の移動と同時に、張力スリーブを開いて広げる(図5の二重矢印を参照)。このようにして、張力スリーブ4’は、その球状の外皮表面40’によって、ドーム型の滑合部32に抗して、無理に追いやられる。これは、これが、張力スリーブ4’とベースプレート3’の滑合部32’との間に、押圧を、一緒に効果的に創造するように、くさび効果によって、10度未満の小さなコーン角度のため、相当な力を、生み出す。ねじ1’は、このようにして、ベースプレート3’に対して、その特別に旋回した角度位置に、固定されている。
【0050】
増肉部15’は、上述したように円錐状でもよい。これは、図8aに示されている。代替的な実施形態は、図8b、図8cに示されている。このようにして、増肉部15’は、第2のねじ山16’を、備えてもよい。これは、張力スリーブ4’の内部ねじ山47’への挿入をより容易にする、多条ねじ山であり、それは、好ましくは、軸部10’のねじ山11’と同じピッチを、有している。このようにして、軸方向の力と、これによる、拡大及び押圧作用が、増大され得る。さらに、骨でのねじ1’の後退による意図しないゆるみへの予防が、改善される。他の代替的な実施形態において、増肉部15’’はさらに後部へ移動されて、前方を指向するフランジ面17’を、有している。増肉部の円錐状領域は、頭部12’との構造的統合が、可能になされるように、デザインにおいて、このようにより短くてもよい。これは、特に組立し易い骨ねじ1’を、提供する。好ましくは、後者の代替実施形態は、図7cに描かれる張力スリーブ4’のタイプと共に、用いられるだろう。これは、好ましくは増肉部15’’の円錐部に相補的である、その同じく円錐状の開口44’’のおかげで、特にコンパクトな構造のユニットを、可能にする。
【0051】
第2の実施形態の一変形例は図12及び図13に示されている。類似の部材は、同じ参照符号を、持つ。骨ねじ1’’は、前領域に配置された円錐状の骨ねじ山11’’を有する軸部10’’を有している。後端部において、軸部10’’は、頭部12’’に隣接した増肉部15’’’を、有している。頭部12’’は、増肉部15’’’から始まる、後方に円錐状に開くようにデザインされている。増肉部15’’’は、軸部10’’への遷移領域における円錐状の前区分と、第2のねじ山16’’が形成された後区分の外皮と、を備えている。それは、骨ねじ山11’’のピッチの半分より少し小さいピッチを、有している(例えば、7/15)。
【0052】
張力スリーブ9’の一変形例は、図13に、示されている。それは、連続した開口94’の複雑な形態によって、図7に示された張力スリーブ4’とは、基本的に異なっている。これは、より短い前方円筒部分94’’’と、より長い後方円錐部分94’’と、を備えており、それらの遷移は、短い内部ねじ山97’を有する、内方へ突出する径方向突起96’に、配置されている。「短い」は、ここでは、ねじ山の2回転までを、意味する。
【0053】
この変形例において、骨ねじ1’’は、ねじ込みプロセスの間に短い内部ねじ山97’に係合する第2のねじ山16’’によって生み出される前進力の下、複雑な連続的な開口の円筒部分94’’’とこれとを、その増肉部15’’’によって広げる。頭部12’’の円錐形状は、円錐部分94’’と共に、意図しない緩みを予防するように、さらなる拡張と、骨ねじ1’’のクランプと、を保証する。
【0054】
ホルダは、幾つかの骨ねじが支持されるように、構成してもよい。この一例は、図9に示されている。これは、第2の張力スリーブ4’’をさらに収容するために、2つの受け座を有する、多重ホルダ3’’を、示している。
すなわち、本実施形態に係る固定器具は以下の側面を有している。
(側面1)
ねじ(1)とホルダ(2)とを備えた、インプラント固定器具であって、前記ねじ(1)は、ねじ加工された軸部(10)と、ボール頭部(12)と、を有しており、前記ホルダ(2)は、保持スリーブ(3、8)と、張力要素(4、9)と、押圧要素(5)と、を有しており、前記保持スリーブ(3、8)は、前記張力要素用の前部滑合部(32、82)を有する連続的な内部穿孔(30、80)と、前記押圧要素(5)用の後部内部ねじ山(31、81)と、を有しており、前記張力要素は、張力ケージ(4、9)として具体化され、組み立てられた状態において、前記ボール頭部(12)が、前記張力ケージ(4、9)が、軸方向の移動の下、前方向に互いに押し合われて、前記ボール頭部(12)に押圧されるように、その最大幅(13)の領域を超えて取り囲まれ、且つ、境界面(40、90)を介して、前記滑合部(32、82)と互いに作用することを特徴とする。
(側面2)
側面1の固定器具において、前記押圧要素(5)は、前記張力ケージ(4、9)の端面(43、93)の、外側領域(45)に、作用する。
(側面3)
側面1又は2に記載の固定器具において、前記内部穿孔(30、80)の前部口部の幅は、前記張力ケージ(4、9)の幅より小さい。
(側面4)
側面1〜3のいずれか1つに記載の固定器具において、前記張力ケージ(4、9)は、円錐状の外側包絡面(40、90)を、有している。
(側面5)
側面1〜4のいずれか1つに記載の固定器具において、前記張力ケージ(4)は、好ましくは、前端部へ向かって開いたスロット(41)を、有している。
(側面6)
側面1〜5のいずれか1つに記載の固定器具において、前記張力ケージ(4)は、その前端部に、径方向に突出した縁部(46)を、有している。
(側面7)
側面1〜6のいずれか1つに記載の固定器具において、前記内部ねじ山(31)の領域における、前記内部穿孔(30)の幅は、前記滑合部(32)の領域における幅より小さい。
(側面8)
側面1〜4のいずれか1つに記載の固定器具において、前記滑合部(82)は、少なくとも2つの区分(82’、82’’)から、形成されており、前記少なくとも2つの区分の一方は、前記スリーブ(8)に、配置されており、前記少なくとも2つの区分の他方は、張力ケージ(9)に、配置されている。
(側面9)
側面8に記載の固定器具において、前記張力ケージ(9)の前記区分(82’’)は、前記他方の区分(81’)に隣接する位置において、その最大幅を有している。
(側面10)
側面1〜4のいずれか1つに記載の固定器具において、前記張力ケージ(9)は、その後区間に、拡大可能な舌部(98)を、有している。
(側面11)
側面10に記載の固定器具において、前記スリーブ(8)は、その前領域に、前記拡張可能な舌部(98)が前記張力ケージ(98)の組み立てられた状態に係合する、窓状の凹部(88)を、有している。
(側面12)
側面1〜4のいずれか1つに記載の固定器具において、前記張力ケージ(9)は、その後端面(93)に、溝状の凹面(97)を、有している。
(側面13)
側面1〜12のいずれか1つに記載の固定器具において、前記保持スリーブ(3、8)は、インプラント(7)の支持ロッド用の、座(35、85)を、有している。
(側面14)
側面13に記載の固定器具において、前記座(35、85)は、前記ねじ山(31、81)と前記滑合部(32、82)との間の遷移領域における、前記内部穿孔(30、80)への横断穿孔として、配置されている。
(側面15)
側面13又は14に記載の固定器具において、前記座(35、85)は、円形でない断面を、有している。
(側面16)
側面13〜15のいずれか1つに記載の固定器具において、前記横断孔(35、85)は、前記保持スリーブ(3、8)の縦軸方向の長手方向に、伸びている。
(側面17)
側面13〜16のいずれか1つに記載の固定器具において、前記押圧要素(5)は、鋸歯ねじ山(51)を有しており、後方を指向する前記鋸歯ねじ山(51)の荷重側面が、前方を指向する側面(52)より、急勾配である。
(側面18)
側面1〜17のいずれか1つに記載の固定器具において、前記骨ねじ(1、1’、1’’)は、カニューレが挿入されている(18’)。
図1
図2
図3
図4
図5
図6a
図6b
図7a
図7b
図7c
図8a
図8b
図8c
図9
図10
図11
図12
図13