特許第5872642号(P5872642)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許5872642-揚重装置 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5872642
(24)【登録日】2016年1月22日
(45)【発行日】2016年3月1日
(54)【発明の名称】揚重装置
(51)【国際特許分類】
   B66B 3/00 20060101AFI20160216BHJP
   B66B 7/00 20060101ALI20160216BHJP
   B66B 9/187 20060101ALI20160216BHJP
【FI】
   B66B3/00 R
   B66B7/00 J
   B66B9/187 A
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-141074(P2014-141074)
(22)【出願日】2014年7月9日
(65)【公開番号】特開2016-16940(P2016-16940A)
(43)【公開日】2016年2月1日
【審査請求日】2014年7月9日
(73)【特許権者】
【識別番号】390025265
【氏名又は名称】東芝エレベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 博和
【審査官】 筑波 茂樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開平10−218527(JP,A)
【文献】 特開平05−319729(JP,A)
【文献】 特開2008−222382(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66B 3/00 − 3/02
B66B 7/00 − 7/12
B66B 9/00 − 9/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
昇降路の内側に配置され、前記昇降路を昇降する作業用ゴンドラに載った部材を揚重する揚重機と、前記揚重機を撮影する撮影部と、前記作業用ゴンドラの内側、または、前記作業用ゴンドラに乗降するための乗り場に設けられて、前記撮影部が撮影した画像を表示する表示部と、を備え、前記撮影部は、前記揚重機の揚重用索条の巻き取り、及び、繰り出し動作を撮影する第1撮影部と、前記揚重機の吊元を撮影する第2撮影部と、を備えることを特徴とする揚重装置。
【請求項2】
前記揚重機は、前記昇降路の頂部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の揚重装置。
【請求項3】
前記揚重機を操作する操作部は、前記表示部に近い位置に設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の揚重装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、揚重装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、建築物の高層化により、昇降行程の高いエレベータ装置(高階床エレベータ装置)が必要とされ、この種の高階床エレベータ装置を安全に据え付けることが要求されている。一般に、昇降路内に昇降可能に設けられた荷物運搬用の荷台と、この荷台を昇降駆動する昇降装置を備える建築工事用揚重リフトが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、建屋の昇降路内にエレベータを設置する作業の際にも、その昇降路内に各種のエレベータ用品を据え付けるために作業用ゴンドラが使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平04−144893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、この種の作業用ゴンドラ使用時は、作業用ゴンドラはゴンドラ下に設置された巻上装置にて昇降路内を上下に移動し、エレベータ用部材の運搬や据付作業を行う。またゴンドラ用とは別に揚重用の電動ウインチ(揚重機)を昇降路最上部に備える。この揚重機によってエレベータ用品(部材)を目的の高さ位置まで揚重する作業が行われている。しかし、この種の構成では、揚重機は作業用ゴンドラから離れた位置に設置されるため、エレベータ用品(部材)の揚重作業中に、揚重機の動作を確認することが困難であった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、揚重機の動作を簡単に確認することができ、揚重作業をより安全に行うことができる揚重装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の揚重装置は、昇降路の内側に配置され、部材を揚重する揚重機と、揚重機を撮影する撮影部と、作業用ゴンドラの内側、または、作業用ゴンドラに乗降するための乗り場に設けられて、撮影部が撮影した画像を表示する表示部とを備え、前記撮影部は、前記揚重機の揚重用索条の巻き取り、及び、繰り出し動作を撮影する第1撮影部と、前記揚重機の吊元を撮影する第2撮影部と、を備えたことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態に係る揚重装置が配置された昇降路の縦断面図である。
図2図2は、揚重作業の前段階の作業手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態に係る揚重装置を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態によりこの発明が限定されるものではない。図1は、実施形態に係る揚重装置が配置された昇降路の縦断面図である。昇降路10は、建屋の高さ方向に延びる内部空間であり、この昇降路10内に、例えば、昇降行程の高い高階床エレベータ装置が据え付けられる。本実施形態では、エレベータ装置を据え付ける作業を行うための作業用ゴンドラ11が、昇降路10の底部12から頂部13に亘って昇降可能に配置されている。また、建屋のフロアには、昇降路10に連通する開口14を通じて作業用ゴンドラ11に乗降するための乗り場15が設けられている。この図1では、昇降路10の底部12に近い最下フロアの乗り場15を表しているが、該乗り場15を建屋の各フロアに設けた構成としてもよい。また、開口14には、この開口14を閉塞する扉14Aが開閉自在に配置されており、作業用ゴンドラ11に搭乗する場合には、扉14Aを手動または自動で開放して開口14を通過する。
【0009】
作業用ゴンドラ11は、昇降路10に据え付けられるエレベータ装置の部品(例えば、電線や表示装置)を運搬するとともに、これら部品を昇降路10に据え付ける作業を行う足場として利用される。作業用ゴンドラ11は、ベース部21の周囲に柵部22を立設して形成されたかご部23を備える。かご部23は、内側に巻上装置24,24を備える。巻上装置24,24はそれぞれ駆動ロープ25,25を備え、これら駆動ロープ25,25の端部が昇降路10の天井部16に設けられたフック16A,16Aに連結される。そして、作業用ゴンドラ11は、巻上装置24の駆動により駆動ロープ25の巻き取り、または、繰り出しを行うことで昇降路10内を上下に移動可能となっている。
【0010】
また、作業用ゴンドラ11は、かご部23の内側に立設される支柱26,26と、これら支柱26,26の上端に固定される保護天井27とを備える。この保護天井27は、かご部23の上方を覆い、作業員を保護する機能を有する。また、保護天井27は、縁部が水平方向に伸縮可能となっており、例えば、保護天井27は縁部をかご部23の内方に縮めることにより、かご部23の上方を開放することができるようになっている。
【0011】
次に、揚重装置100について説明する。本実施形態の揚重装置100は、部材30を目的位置まで揚重するものである。揚重装置100は、昇降路10の頂部13に設けられた揚重機31を備える。具体的には、昇降路10の頂部13には、建屋の構成部材を支持する強度部材である支持梁17,17と、この支持梁17,17に架け渡される揚重梁18とが配置される。揚重梁18には、吊元側のワイヤ32が掛け止められており、揚重機31はワイヤ32に吊り下げられる。揚重機31は、電動で巻胴にロードチェーン(揚重用索条)33を巻き取り、または、巻胴から繰り出し可能なチェーンブロックやクレーンで構成されている。揚重装置100は、揚重機31の操作を行う操作部34を備え、この操作部34は作業用ゴンドラ11のかご部23の内側に設置されている。また、この操作部34は、上記した乗り場15に設けられてもよい。なお、揚重機31の操作部34が、作業用ゴンドラ11のかご部23及び乗り場15の両方に配置された場合には、いずれか一方の操作部34の操作が優先されるように切り替えスイッチ(不図示)等を設けることが好ましい。
【0012】
このように、揚重装置100は、昇降路10の頂部13に揚重機31を備えるため、部材30を揚重機31で揚重することができる。揚重作業を行う場合、まず、作業用ゴンドラ11のかご部23に部材30を載せ、所定の高さ位置まで作業用ゴンドラ11を上昇させることで部材30を運搬する。次に、保護天井27の縁部をかご部23の内方に縮め、この開放した領域を通じて、揚重機31のロードチェーン33をかご部23に垂らす。そして、このロードチェーン33にワイヤ35等で部材30を吊り下げ、揚重機31を操作することで作業用ゴンドラ11の上方の所望の位置まで部材30を揚重する。部材30が作業用ゴンドラ11の保護天井27の上方まで吊り上げられたら、保護天井27の縁部を、再び伸ばせば良い。
【0013】
さて、揚重機31による揚重作業をより安全に行うためには、揚重機31のロードチェーン33の巻き取りや繰り出しを監視して、ロードチェーン33の引っ掛かり等の異常を早期に発見することが好ましい。しかし、揚重機31は、作業用ゴンドラ11から離れた位置に設置されるため、作業用ゴンドラ11の作業員がロードチェーン33の異常を発見することは通常は困難である。
【0014】
このため、揚重装置100は、揚重機31のロードチェーン33の巻き取り、及び、繰り出し動作を撮影する第1カメラ(第1撮影部)36と、揚重機31のワイヤ(吊元)32を撮影する第2カメラ(第2撮影部)37と、これら第1カメラ36及び第2カメラ37が撮影した画像を表示する第1モニタ(表示部)38及び第2モニタ(表示部)39とを備える。第1カメラ36及び第2カメラ37は、揚重機31のロードチェーン33やワイヤ32の画像を撮影し、画像データを連続的に取得するものであり、デジタルビデオカメラやアナログビデオカメラを用いることができる。また、画像データが取得できれば、画像センサを配置しても良い。第1カメラ36は、支持金具36Aによって、揚重機31が吊り下げられる揚重梁18の下面に固定されている。また、第2カメラ37は、支持金具37Aによって、ワイヤ32が掛け止められる揚重梁18の上方に位置する昇降路10の天井部16に固定されている。第1カメラ36及び第2カメラ37は、例えば、エレベータ装置のかご内に取り付けられるカメラと同程度の大きさ(φ100mm)のものが採用される。また、本実施形態では、揚重機31のロードチェーン33の巻き取り、及び、繰り出し動作と、揚重機31のワイヤ(吊元)32とをそれぞれ別個の第1カメラ36及び第2カメラ37で撮影する構成としたが、揚重機31のロードチェーン33の巻き取り、及び、繰り出し動作と、揚重機31のワイヤ(吊元)32とを単一のカメラ(撮影部)で撮影することも可能である。
【0015】
第1カメラ36は、ロードチェーン33に対する設置環境変化、特には、ロードチェーン33に付着する水や塵埃の状況や、該ロードチェーン33の表面の状況(錆の有無等)に注目して撮影する。同様に、第2カメラ37は、揚重機31のワイヤ32に対する設置環境変化、特には、ワイヤ32に付着する水や塵埃の状況や、該ワイヤ32の表面の状況(錆の有無等)に注目して撮影する。このため、第1カメラ36及び第2カメラ37の取付角度を調整し、撮影された画像の視認性の向上を図っている。また、第1カメラ36及び第2カメラ37の近傍にロードチェーン33及びワイヤ32を照らす照明装置(不図示)を設けて、視認しやすい照度を確保する工夫がなされている。
【0016】
また、第1モニタ38及び第2モニタ39は、第1カメラ36及び第2カメラ37が取得した画像を表示するものであり、本実施形態のように2つのカメラで同時に取得する場合には、各カメラの画像データを並べて表示するのが好ましい。第1モニタ38及び第2モニタ39は、例えば、12.5インチ程度の大きさのものが採用され、第1モニタ38は、支持金具38Aによって、作業用ゴンドラ11の保護天井27の下面に固定されている。また、第2モニタ39は、支持金具39Aによって、最下フロアの乗り場15の開口14の上部(周り)に固定されている。このように、第1モニタ38及び第2モニタ39は、上記した揚重機31の操作部34が配置された位置の近くに配置されるのが好ましい。この実施形態によれば、揚重機31を操作する際に、揚重機31の状態が、第1モニタ38または第2モニタ39を通じて、把握されるため、安全な揚重作業を行うことが可能となる。
【0017】
次に、本実施形態の揚重装置100による揚重作業を行う前段階の作業手順を説明する。図2は、揚重作業の前段階の作業手順を示すフローチャートである。まず、昇降路10の頂部13に吊元側のワイヤ32及び揚重機31を設置する(ステップS1)。具体的には、図1に示す揚重梁18にワイヤ32を掛け止めるとともに、このワイヤ32に揚重機31を吊り下げる。
【0018】
続いて、設置したワイヤ32及び揚重機31の近くにそれぞれ第1カメラ36及び第2カメラ37を設置する(ステップS2)。第1カメラ36は、揚重機31のロードチェーン33を巻き取る部分を中心に設置され、第2カメラ37は、ワイヤ32全体の画像を取得できる位置に設置される。また、第1カメラ36及び第2カメラ37は、当然、作業用ゴンドラ11が昇降する動作領域から外れた位置に設置される。次に、昇降路10内に作業用ゴンドラ11を設置する(ステップS3)。作業用ゴンドラ11は、最下フロアの乗り場15の開口14を通じて昇降路10内に運ばれ、例えば、揚重機31を利用して昇降路10の底部12に作業用ゴンドラ11を配置する。続いて、作業用ゴンドラ11が備える巻上装置24の駆動ロープ25の端部を昇降路10の天井部16のフック16Aに連結し、この状態で巻上装置24を動作させて作業用ゴンドラ11を昇降路10内に吊り下げる。
【0019】
次に、作業用ゴンドラ11を足場として、第1カメラ36及び第2カメラ37に接続されるカメラ用配線を昇降路10内に施工する(ステップS4)。次に、作業用ゴンドラ11の内部及び最下フロアの乗り場15にそれぞれ第1モニタ38及び第2モニタ39を設置する(ステップS5)。第1モニタ38は、支持金具38Aによって、作業用ゴンドラ11の保護天井27の下面に固定されている。この場合、保護天井27がかご部23の内方に縮む際に、第1モニタ38も保護天井27と一緒にかご部23の内方に移動するため、揚重機31で部材30を揚重する際に邪魔になることはない。また、第2モニタ39は、開口14を通じて荷物等の搬入を妨げないように開口14を外れた位置に設置することが好ましい。また、第1カメラ36及び第2カメラ37には、それぞれカメラ用配線が接続される。
【0020】
次に、作業者は、作業用ゴンドラ11または乗り場15に移動し、揚重機31を作動させる前に、第1モニタ38または第2モニタ39に表示される画像を確認する(ステップS6)。具体的には、ワイヤ32やロードチェーン33に異常があるか否か確認(ステップS7)し、例えば、ワイヤ32と揚重梁18との間に異物が挟まっているか、ワイヤ32に外傷が見られるか、また、揚重機31に巻き取られているロードチェーン33に不自然な点はないか等を確認する。モニタに表示された画像を確認し、異常が見つかった場合(ステップS7;Yes)には、見つかった異常箇所を補修する(ステップS8)。また、異常が見つからなかった場合(ステップS7;No)には、揚重作業を実行する(ステップS9)。
【0021】
具体的には、揚重するための部材30を作業用ゴンドラ11に搭載し、この作業用ゴンドラ11を揚重機31の近くまで上昇させる。そして、保護天井27をかご部23の内方に縮ませ、この保護天井27が避けた領域を通じて、揚重機31のロードチェーン33を下降させる。この作業は、作業用ゴンドラ11に乗った状態で、作業用ゴンドラ11の操作部34を操作して行っても良いが、乗り場15に設けられた操作部34を操作して行っても良い。次に、揚重機31のロードチェーン33にワイヤ35を介いて部材30を固定し、揚重機31を操作することで部材30を所定の高さ位置まで揚重する。一の部材30の揚重作業が終了した場合には、処理をステップS6に戻し、再び、揚重機31に異常がないかを確認する作業を行う。
【0022】
このように、本実施形態の揚重装置100は、昇降路10の内側に配置され、昇降路10を昇降する作業用ゴンドラ11に載った部材30を揚重する揚重機31と、揚重機31のロードチェーン33の巻き取り、及び、繰り出し動作を撮影する第1カメラ36と、揚重機31を吊り下げる吊元側のワイヤ32を撮影する第2カメラ37と、作業用ゴンドラ11の内側、または、作業用ゴンドラ11に乗降するための乗り場15に設けられて、第1カメラ36及び第2カメラ37が撮影した画像を表示する第1モニタ38及び第2モニタ39を備えるため、各モニタ38,39に表示される画像を通じて、作業用ゴンドラ11や乗り場15から離れた位置に設置される揚重機31の動作を簡単に確認することができる。このため、揚重機31による揚重作業を常に安全な状態で行うことができる。また、本実施形態によれば、各モニタ38,39に表示される画像を通じて、揚重機31に異常が生じた場合、この異常を早期に確認することができる。
【0023】
また、本実施形態によれば、揚重機31は、昇降路10の頂部13に設けられているため、従来のように、頂部13まで移動することなく、昇降路10の頂部13に設置される揚重機31の動作を簡単に確認することができる。
【0024】
また、本実施形態によれば、揚重機31を操作する操作部34は、第1モニタ38及び第2モニタ39に近い位置(作業用ゴンドラ11や乗り場15)に設けたため、揚重機31を操作する前に、第1モニタ38及び第2モニタ39を通じて、揚重機31の異常の有無を確認できる。このため、異常がないと確認された揚重機31を、作業用ゴンドラ11や乗り場15から容易、かつ、安全に操作することができ、揚重機31による揚重作業を常に安全な状態で行うことができる。
【0025】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【0026】
例えば、本実施形態では、揚重機31は、昇降路10の頂部13に配置された揚重梁18に吊り下げられる構成としたが、昇降路10の内部に設けられていれば良い。具体的には、図1に示すように、昇降路10の側壁10Aに固定された揚重機支持部材19にワイヤ32を掛け止め、このワイヤ32に揚重機31を吊り下げる構成としても良い。また、例えば、第1カメラ36及び第2カメラ37が撮影した画像を記憶する記憶部(不図示)を設け、第1モニタ38及び第2モニタ39に、現在の撮影画像と並べて、所定期間(例えば1か月)前の画像を表示してもよい。この構成では、時間経過に伴うロードチェーン33及びワイヤ32の変化を視覚によって比較できるため、揚重機31の異常を早期に確認することができる。
【符号の説明】
【0027】
10 昇降路
11 作業用ゴンドラ
13 頂部
15 乗り場
16 天井部
18 揚重梁
23 かご部
30 部材
31 揚重機
32 ワイヤ(吊元)
33 ロードチェーン(揚重用索条)
34 操作部
36 第1カメラ(第1撮影部)
37 第2カメラ(第2撮影部)
38 第1モニタ(表示部)
39 第2モニタ(表示部)
100 揚重装置
図1
図2