(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記した従来のものでは、視認姿勢まで回動した状態から、更に回動角度を広げる力を与えた場合や作用した場合に、当該力がリンク機構に集中し、破損や故障の原因となり易いという問題点があった。
すなわち、上記した従来の前者の車載用可動表示装置では、ディスプレイ本体の表示面が下方を向くようにケースに収納されている(例えば特許文献1の
図4及び
図6参照)。ディスプレイ本体を開くと、ケースに対して直立状態となる(例えば特許文献1の
図6及び
図7参照)。当該直立状態から、ディスプレイ本体を開くと、ディスプレイ本体が後傾する(例えば特許文献1の
図5及び
図7参照)。当該後傾した状態から、更にディスプレイ本体を後傾させる力を与えた場合や作用した場合に、当該力がリンク機構に集中し、破損や故障の原因となる場合が考えられる。
【0005】
また、上記した従来の後者の回動式電子機器では、モニタの表示面が上方を向くようにケースに収納されている(例えば特許文献2の
図1参照)。モニタを起立させると、ケースに対して直立状態となる。当該直立状態から、更にディスプレイ本体を前傾させる力を与えた場合や作用した場合に、当該力がリンク機構に集中し、破損や故障の原因となる場合が考えられる。
【0006】
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、ノブを回すことにより画像表示部材の開き角度を調整可能であり、又、規定以上の力が加わった際に、当該力を画像表示部材を備えたホルダー部の開閉のための機構部分でなく、ストッパーに集中させることで、当該機構部分の破損や故障を防止することができるようにしたものである。
これに加え、請求項1に記載の発明は、ケースと一体に形成されたストッパー保護枠により、ホルダー部に掛かった力を受け止めることで、画像表示部材を備えたホルダー部の開閉のための機構部分の破損や故障を防止することができるようにしたものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0007】
すなわち、請求項2に記載の発明は、ホルダー部の対面方向にストッパーを付勢することで、ホルダー部に掛かった力が逃がすことができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0008】
すなわち、請求項3に記載の発明は、基部の外方向及び内方向にストッパーが回動することで、ストッパーを基部により保護することができるようにしたものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0009】
すなわち、請求項4に記載の発明は、ストッパーと当接する調整部をホルダー部に設けることで、ホルダー部の開き角度を調整することができるようにした
ものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
【0012】
第1に、例えば
図1〜
図3及び
図10に示すように、角度調整可能なディスプレイ装置(10)である。
第2に、ディスプレイ装置(10)は、例えば
図1〜
図3及び
図10に示すように、次の構成からなる。
(1)ホルダー部(30)
ホルダー部(30)は、例えば
図1〜
図3に示すように、ケース(20)に回動自在に軸止され、画像表示部材(40)を備えたものである。
【0013】
(2)調整部材(100)
調整部材(100)は、例えば
図1、
図10及び
図11に示すように、ホルダー部(30)の回転角度を調整可能なものである。
第3に、調整部材(100)は、例えば
図11に示すように、次の構成からなる。
(3)ノブ(140)
ノブ(140)は、例えば
図11に示すように、ケース(20)に設けられたものである。
【0014】
(4)ウォームギア(150)
ウォームギア(150)は、例えば
図11に示すように、ノブ(140)に設けられたものである。
(5)基部(130)
基部(130)は、例えば
図11に示すように、ウォームギア(150)に噛合するウォームホイル(160)を備え、ケース(20)に対して摺動可能に設けられたものである。
【0015】
第4に、ノブ(140)の回転によって基部(130)が摺動し、基部(130)に設けられたストッパー(170)を介して、例えば
図10に示すように、ホルダー部(30)を角度調整可能とした。
第5に、ディスプレイ装置(10)には、例えば図1に示すように、次の構成を備える。
(6)ケース(20)
ケース(20)は、例えば図1及び図7に示すように、ホルダー部(30)及び調整部材(100)を収納可能であり、上面が開口した中空箱形に形成されたものである。
(7)ストッパー保護枠(24)
ストッパー保護枠(24)は、例えば図11に示すように、ケース(20)に形成され、ストッパー(170)を保護するためのものである。
第6に、ストッパー(170)保護枠(24)は、例えば図9〜11に示すように、調整部材(100)の基部に形成されたホルダー部(30)と対面する側面と略同一面上に、ホルダー部(30)の調整部(34)と当接可能な位置に設けられ、画像表示部材(40)を備えたホルダー部(30)が開いた際に、その下端部の調整部(34)と当接することで、ホルダー部(30)の最大開放角度を規制している。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特
徴とする。
【0016】
すなわち、ストッパー(170)は、例えば
図11に示すように、ホルダー部(30)と対面して基部(130)に軸止されており、基部(130)に設けられた付勢手段(例えば付勢バネ180)により、ホルダー部(30)の対面方向に付勢されている。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0017】
第1に、ストッパー(170)には、例えば
図11に示すように、ホルダー部(30)と対面する方向に突出した突形状(171)が形成されている。
第2に、突形状(171)は、例えば
図11に示すように、基部(130)に形成され、ホルダー部(30)と対面する側面(133)に対し、基部(130)の外方向及び内方向に回動する。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0018】
すなわち、ホルダー部(30)には、例えば
図9〜11に示すように、その開状態において、ストッパー(170)と当接する位置に、ホルダー部(30)の下端側に下方向に突出して設けられた調整部(34)を有する。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0019】
すなわち、ケース(20)には、例えば
図11に示すように、基部(130)に形成されたホルダー部(30)と対面する側面と略同一面上に、ケース(20)と一体に形成された壁面(例えばストッパー保護枠24)が、ホルダー部(30)の調整部(34)と当接可能な位置に設けられている。
【発明の効果】
【0020】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、ノブを回すことにより画像表示部材の開き角度を調整可能であり、又、規定以上の力が加わった際に、当該力を画像表示部材を備えたホルダー部の開閉のための機構部分でなく、ストッパーに集中させることで、当該機構部分の破損や故障を防止することができる。
これに加え、請求項1に記載の発明によれば、ケースと一体に形成されたストッパー保護枠により、ホルダー部に掛かった力を受け止めることで、画像表示部材を備えたホルダー部の開閉のための機構部分の破損や故障を防止することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。
【0021】
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、ホルダー部の対面方向にストッパーを付勢することで、ホルダー部に掛かった力が逃がすことができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0022】
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、基部の外方向及び内方向にストッパーが回動することで、ストッパーを基部により保護することができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0023】
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、ストッパーと当接する調整部をホルダー部に設けることで、ホルダー部の開き角度を調整する
ことができる。
【発明を実施するための形態】
【0026】
(ディスプレイ装置10)
図中、10は、ディスプレイ装置に関し、例えば車室内に取り付けられる。
ディスプレイ装置10は、
図1〜3及び
図6に示すように、ケース20を車室内のインストルメントパネル(図示せず)に埋設状に固定する。ケース20には、
図2及び
図3に示すように、ホルダー部30に支持された画像表示部材40と、リッド50とが観音開き状、すなわち略中央から両側に向かって開くように回転自在に支持され、
図2に示すように、閉じた状態においてはケース20の開口上面21を閉塞している。閉じたリッド50の上面を押すと、ロック機構70が解除される。ロック機構70が解除されると、ホルダー部30が、開閉バネ33のバネ力により回転し、
図3に示すように、画像表示部材40と一体的に開き、その表示面41が運転席(図示せず)から見えるようになる。また同時に、ホルダー部30がリンク機構90を介してリッド50に連結されていることから、開閉バネ33のバネ力により、リッド50が開く。
【0027】
ディスプレイ装置10は、大別すると、
図1に示すように、次のパーツを備える。
なお、次の(1)〜(9)については、後述する。
(1)ケース20
(2)ホルダー部30
(3)画像表示部材40
(4)リッド50
(5)リッド用調整バネ60
(6)ロック機構70
(7)ダンパー機構80
(8)リンク機構90
(9)調整部材100
なお、ディスプレイ装置10のパーツは、上記した(1)〜(9)に限定されない。
(ケース20)
ケース20は、
図1に示すように、上面が開口した中空の箱形に形成され、適度な剛性を有する熱可塑性合成樹脂、例えばABS樹脂により一体的に成形されている。ケース20は、図示しないが、車室内のインストルメントパネル(図示せず)に埋設状に固定される。
【0028】
ケース20は、
図1に示すように、次の各部を有する。
なお、ケース20の各部は、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)開口上面21
開口上面21は、
図1に示すように、ケース20の上面に位置する。
(2)ストッパー保護枠24
ストッパー保護枠24は、
図11に示すように、後述する調整部材100のストッパー170を保護するためのものであり、ケース20に一体的に成形されている。
【0029】
すなわち、ストッパー保護枠24は、後述する調整部材100の基部130に形成されたホルダー部30と対面する側面133と略同一面上に、ホルダー部30の調整部34と当接可能な位置に設けられている。
ストッパー保護枠24は、後述する画像表示部材40を備えたホルダー部30が開いた際に、その下端部の調整部34と当接することで、ホルダー部30の最大開放角度を規制している。すなわち、開状態の画像表示部材40に、更に開こうとした力が作用した際に、ホルダー部30が更に回動し、その調整部34によりストッパー170を無理押して破損するのを防止するためのものである。
(ホルダー部30)
ホルダー部30は、
図1〜3に示すように、後述する画像表示部材40を備え、ケース20に回転自在に軸止される。ホルダー部30は、ケース20と同様に、適度な剛性を有する熱可塑性合成樹脂、例えばABS樹脂により一体的に成形されている。
【0030】
ホルダー部30は、
図1に示すように、次のパーツや各部を備える。
なお、ホルダー部30のパーツや各部は、次の(1)〜(4)に限定されない。
(1)ホルダー軸止機構31
ホルダー軸止機構31は、
図1に示すように、ケース20に取り付けられる軸を中心に構成され、ホルダー部30をケース20に回動自在に軸止するためのものである。
【0031】
(2)固定溝32
固定溝32は、
図1に示すように、ホルダー部30の長手方向に沿って断面凹状に形成され、後述する画像表示部材40を固定するためのものである。
(3)開閉バネ33
開閉バネ33は、
図1に示すように、ホルダー部30を介して画像表示部材40を開放方向に付勢するためのものである。また、ホルダー部30がリンク機構90を介してリッド50に連結されていることから、開閉バネ33により、リッド50も開放方向に付勢される。
【0032】
なお、開閉バネ33として、スプリングを例示したが、これに限定されず、板バネ等を用いても良い。
(4)調整部34
調整部34は、
図11に示すように、ホルダー部30の下端部から一体的に突出し、後述する調整部材100のストッパー170と当接するものである。
【0033】
なお、調整部34を、ホルダー部30の下端部から一体的に突出させたが、これに限定されず、ホルダー部30と別体に形成し、ホルダー部30の下端部に取り付けるようにしても良い。
(画像表示部材40)
画像表示部材40は、
図1〜3に示すように、ホルダー部30に支持され、ホルダー部30を介してケース20に回動自在に軸止される。画像表示部材40は、それ自身で画像を表示可能な液晶ディスプレイであっても良いし、或いは投影光を映し出す液晶スクリーンであっても良い。
【0034】
画像表示部材40には、
図1に示すように、次の各部を備える。
なお、画像表示部材40の各部は、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)表示面41
表示面41は、
図1〜3に示すように、ケース20内に下向きに収納され、開いた状態では、後述する開いたリッド50と対向する。
【0035】
(2)差込部42
差込部42は、
図1に示すように、画像表示部材40の下端部から断面凸状に突出し、ホルダー部30の固定溝32に差し込まれて固定される。
(リッド50)
リッド50は、
図1〜3に示すように、ケース20に回転自在に軸止される。リッド50は、ケース20と同様に、適度な剛性を有する熱可塑性合成樹脂、例えばABS樹脂により一体的に成形されている。
【0036】
リッド50は、
図1に示すように、次のパーツ備える。
なお、リッド50のパーツは、次の(1)に限定されない。
(1)リッド軸止機構51
リッド軸止機構51は、
図1に示すように、ケース20に取り付けられる軸を中心に構成され、リッド50をケース20に回動自在に軸止するためのものである。
(リッド用調整バネ60)
リッド用調整バネ60は、
図1に示すように、リッド軸止機構51に装着され、ガタ付きを防止するためのものである。
(ロック機構70)
ロック機構70は、
図1及び
図7〜10に示すように、開閉バネ33のバネ力に抗して、リッド50を閉位置にロックするためのものである。
【0037】
すなわち、ホルダー部30がリンク機構90を介してリッド50に連結されていることから、リッド50を閉位置にロックすることで、開閉バネ33のバネ力をロック機構70により受け止めている。
ロック機構70は、ハート形のカム溝71と、当該カム溝71をトレースするロックピン72とを中心に構成されている。
【0038】
閉じたリッド50の上面を押すと、ロック機構70のロック状態が解除され、リッド50は、
図3及び
図9に示すように、開閉バネ33のバネ力により直立状に開く。一方、開いたリッド50を、ケース20の開口上面21に向かって閉じると、ロック機構70が再度、ロックし、
図2、
図7及び
図8に示すように、開口上面21を閉じた位置にリッド50を停止させる。
なお、ロック機構70を、ハート形のカム溝71とロックピン72とから構成したが、これらに限定されない。
(ダンパー機構80)
ダンパー機構80は、
図1及び
図7に示すように、開閉バネ33のバネ力による回転力を制動するものであり、オイルを使用した回転ダンパー81を中心に構成している。
【0039】
すなわち、ホルダー部30がリンク機構90を介してリッド50に連結されていることから、リッド50の回転力を制動することで、開閉バネ33のバネ力を減衰している。
このため、リッド50は、ゆっくりと且つ静粛に開放する。
なお、ダンパー機構80は、オイルを使用した回転ダンパー81に限定されず、ピストン・シリンダー型のダンパーを使用しても良い。
(リンク機構90)
リンク機構90は、
図1及び
図8に示すように、リッド50に連動させて、画像表示部材40を備えたホルダー部30を開閉させるためのものである。
【0040】
リンク機構90は、リンク部材91から構成され、適度な剛性を有する熱可塑性合成樹脂、例えばPOM(ポリアセタール)により一体的に成形されている。
リンク部材91は、一端部のリッド軸92をリッド50に軸止し、他端部のホルダー軸93をホルダー部30に軸止している。
このため、開閉バネ33のバネ力により、ホルダー部30を介して画像表示部材40が直立状に開く際に、リンク機構90を介してリッド50も直立状に開く。また、リッド50を閉じると、リンク機構90を介して画像表示部材40も閉じる。
(調整部材100)
調整部材100は、
図11に示すように、直立状に開いた画像表示部材40の開き角度を調整するためのものである。
【0041】
開いた画像表示部材40は、
図9及び
図10に示すように、ホルダー部30の下端部の調整部34が、後述するストッパー170に当接した位置で静止する。
調整部材100は、
図11に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
なお、次の(1)〜(7)については、後述する。
(1)基部130
(2)ノブ140
(3)ウォームギア150
(4)ウォームホイル160
(5)ストッパー170
(6)付勢バネ180(付勢手段)
(7)カバー190
なお、調整部材100のパーツは、上記した(1)〜(7)に限定されない。
(基部130)
基部130は、
図11に示すように、ケース20の中空内部に摺動可能に保持され、ホルダー部30の下端部の調整部34と接離する方向に移動する。基部130は、上面が開放し、摺動方向に沿って前後に長い枠状に形成され、適度な剛性を有する熱可塑性合成樹脂、例えばPOM(ポリアセタール)により一体的に成形されている。
【0042】
基部130には、
図11に示すように、次の各部やパーツを備える。
なお、基部130の各部やパーツは、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)ラックギア131
ラックギア131は、
図7、
図9及び
図10に示すように、基部130の摺動方向に沿って、内側面に凸状に形成され、後述するウォームホイル160と噛合するものである。
【0043】
(2)基部用調整バネ132
基部用調整バネ132は、
図7及び
図9〜11に示すように、リッド50側の後面に支持され、ケース20との間で圧縮され、ガタ付きを防止するためのものである。
(ノブ140)
ノブ140は、
図7及び
図9〜11に示すように、基部130に軸止され、操作用のものである。
(ウォームギア150)
ウォームギア150は、
図7及び
図9〜11に示すように、ノブ140に設けられ、ノブ140と一体的に回転するものである。
(ウォームホイル160)
ウォームホイル160は、
図7及び
図9〜11に示すように、ウォームギア150と噛合するものであり、基部130の枠内部に位置し、ウォームギア150と直交する向きに、ケース20に対して軸止されている。
(ストッパー170)
ストッパー170は、
図7及び
図9〜11に示すように、ホルダー部30と対面して基部130に軸止されている。ストッパー170は、上端部が断面L字形に屈曲した板状に形成され、適度な剛性を有する熱可塑性合成樹脂、例えばABS樹脂により一体的に成形されている。
【0044】
ストッパー170には、
図11に示すように、次の各部を備える。
なお、ストッパー170の各部は、次の(1)に限定されない。
(1)突形状171
突形状171は、
図11に示すように、ホルダー部30と対面する方向に突出する。具体的には、突形状171は、ストッパー170の上端部に位置し、ホルダー部30側の前方に向かって断面L字形に突出するように形成されている。
【0045】
突形状171は、基部130に形成され、ホルダー部30と対面する側面133に対し、基部130の外方向及び内方向に回動する。
突形状171は、基部130の外方向に回動した位置では、ホルダー部30の下端部の調整部34の回転軌跡内に位置する。
(付勢バネ180)
付勢バネ180は、
図11に示すように、基部130とストッパー170との間に設けら、ストッパー170をホルダー部30の対面方向に付勢するためのものであり、付勢手段を構成する。
【0046】
このため、ストッパー170の突形状171は、基部130の側面133に対し、外方向、すなわちホルダー部30の調整部34に向かって常時、突出する。
なお、付勢手段を、例えばスプリング等の付勢バネ180から構成したが、これに限定されず、板バネを使用しても良い。
(カバー190)
カバー190は、
図1及び
図3に示すように、ケース20の開口上面21の一部に固定され、ノブ140を除き、調整部材100の上側を覆うものである。
【0047】
ノブ140を回すと、そのウォームギア150が回転し、当該ウォームギア150に噛合するウォームホイル160が回転する。ウォームホイル160が回転すると、基部130のラックギア131との噛み合いにより、基部130がホルダー部30に対して接離する方向に摺動する。
(ホルダー部30の調整部34とストッパー170との関係)
ホルダー部30の下端部の調整部34と、ストッパー170の突形状171とは、
図9に示すように、画像表示部材40を備えたホルダー部30が直立状態に開いた位置において、互いに当接し、画像表示部材40の最大開放位置を規制している。
【0048】
画像表示部材40の最大開放位置は、調整部34とストッパー170との当接位置を変更することで変更可能である。
当接位置は、調整部34側で変更することも、ストッパー170側で変更することも可能である。
第1に、調整部34側で変更する場合には、その厚みを変化させたり、或いは突出位置を変化させることにより、ストッパー170との当接位置を容易に変更可能である。
【0049】
すなわち、ホルダー部30を開く際の回転方向を基準にして、その後方寄りに調整部34を位置させると、ストッパー170に当接する時期が早まり、画像表示部材40を直立状態に開いた位置に静止できる。
これに対し、前記回転方向の前方寄りに調整部34を位置させると、ストッパー170に当接する時期が遅れ、画像表示部材40が直立状態に開いた位置を行き過ぎ、後傾した位置に静止できるようになる。
【0050】
第2に、ストッパー170側で変更する場合には、ノブ140を回転することで、ストッパー170を調整部34から接離する方向にスライドする。
すなわち、ストッパー170が、ホルダー部30から離隔する方向に後退させると、画像表示部材40を後傾できるようになる。
これに対し、ストッパー170が、ホルダー部30に接近する方向に前進すると、画像表示部材40を後傾できなくなり、直立した状態に静止する。
(使用方法)
つぎに、上記した構成を有するディスプレイ装置10の使用方法について説明する。
【0051】
図2、
図7及び
図8に示すように、閉じた画像表示部材40を開くには、リッド50の上面をケース20に向かって押し込めば良い。
リッド50が押されると、ロック機構70のロック状態が解除され、リッド50は、
図3及び
図9に示すように、開閉バネ33のバネ力によりリンク機構90を介して直立状に開く。
このとき、回転ダンパー81が作用し、リッド50は、ゆっくりと且つ静粛に開放する。
【0052】
また同時に、画像表示部材40も、開閉バネ33のバネ力により、ホルダー部30と一体的に回転して直立状に開く。このとき、リンク機構90を介して回転ダンパー81が作用し、画像表示部材40も、ゆっくりと且つ静粛に開放する。
開状態の画像表示部材40の開放角度を変更する場合、例えば後傾させたい場合には、ノブ140を回転すると、基部130がホルダー部30の下端部の調整部34から離隔する方向に後退する。
【0053】
このため、ストッパー170の突形状171と、ホルダー部30の下端部の調整部34との当接位置が変化し、画像表示部材40を後傾させることが可能となる。
一方、例えば強い力で画像表示部材40を後傾させた場合には、調整部34とストッパー保護枠24の側面25とが当接し、画像表示部材40を後傾させようとする力を受け止める。このため、調整部材100が破損するのを防止できる。
【0054】
すなわち、強い力で画像表示部材40が後傾されると、そのホルダー部30の調整部34と、ストッパー保護枠24の側面25から調整部34側に突出するストッパー170の突形状171とが当接する。ここで、ストッパー170の突形状171が調整部34により強く押されると、ストッパー170が調整部34から離れる方向に回転し、その突形状171がストッパー保護枠24の側面25から突出しなくなる。このため、調整部34がストッパー保護枠24と当接し、画像表示部材40を後傾させようとする力が受け止められる。
【0055】
なお、このとき、基部130の側面133が、ストッパー保護枠24に比較して、調整部34から離れて配置されていることから、側面133が調整部34により押されることが無い。このため、基部130を含む調整部材100が破損するのを防止できる。
画像表示部材40を後傾しようする力が解放されると、ストッパー170が、付勢バネ180のバネ復元力により戻り回転し、その突形状171がストッパー保護枠24の側面25から突出する。このため、ストッパー170の突形状171と、ホルダー部30の調整部34との当接位置を初期状態に復帰させることができる。
【0056】
開いた画像表示部材40を閉じる際には、リッド50を閉方向に回転させれば良い。
なお、このとき、画像表示部材40側を閉じても良い。
リッド50を閉じると、その閉位置においてロック機構70が作動し、
図2、
図7及び
図8に示すように、リッド50を閉位置にロックする。
また、リッド50が閉じる際に、リンク部材91を介してホルダー部30が回動することで、画像表示部材40も閉じる。