【実施例】
【0054】
実施例
モノマ変換を、重合の終了時にポリマ溶液中の固体濃度を測定することにより決定した。最大固体量は、TSCmax=(mBd+mSt)/(mBd+mSt+m極性剤+mBL+mシクロヘキサン)
*100%による、最終ポリマに対する荷電ブタジエン(mBd)およびスチレン(mSt)の100wt%変換で得られる。求められるモノマ変換によって、約1g〜約10gの範囲のポリマ溶液の試料を反応器から直接、エタノール(50mL)を充填させた200mL三角フラスコに引き込ませた。充填させた三角フラスコの質量を、サンプリング前(「A」)およびサンプリング後(「B」)に決定した。沈殿ポリマをエタノールから、重さを量った濾紙{マイクロガラス繊維紙、
IR90mm、MUNKTELL、質量「C」)上での濾過により除去し、140℃で、湿度分析計HR73(Mettler−Toledo)を用いて一定質量に到達するまで乾燥させた。基準5を使用した。最後に、第2の乾燥期間を、スイッチを切る基準4を使用して実施し、濾紙上の乾燥試料の最終質量「D」を得た。試料中のポリマ量をTSC=(D−C)/(B−A)×100%として計算した。最終モノマ変換をTSC/TSCmax
*100%として計算した。
【0055】
ガラス転移温度、Tgを、ISO 1 1357−2(1999)に従い、20K/分の加熱速度を適用して、下記特定の設定を用いて測定し、計算した:
試料の質量:約11mg
試料容器:標準アルミニウムパン(蒸気が漏れないようには閉じない)
温度範囲:−150〜100℃
加熱速度:20K/分
冷却速度:自由冷却(10〜20K/分)
パージガス:20mL He/分
冷却剤:液体窒素
評価方法:屈曲点
装置:TA InstrumentsのDSC Q2000
加熱と冷却の間の遅れなしで2回の加熱を実行し、Tgを、第2の加熱実行からのデータを使用して決定した。
【0056】
ポリマの分子量および分子量分布をそれぞれ、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)を用い、40℃で、ポリスチレン標準に基づき測定した。各ポリマ試料(9−11mg)を、テトラヒドロフラン(10mL)に溶解し、溶液を形成させた。溶液を0.45μmフィルタを用いて濾過した。100μL試料をGPCカラム(3PLgel 10μm MIXED−Bカラムを有するHewlett Packardシステム1100)に送り込んだ。屈折率検出を、分子量を分析するための検出器として使用した。分子量を、Polymer LaboratoriesからのEasiCal PS1(EasyAおよびB)ポリスチレン標準を用いた較正に基づき、ポリスチレンとして計算した。数平均分子量(Mn)数字および重量平均分子量(Mw)数字が、ポリスチレン標準に基づき与えられる。分子量分布は、分散度D=Mw/Mnとして表される。
【0057】
ビニルおよび総スチレン量を、
1H−NMRを使用し、ISO 21561−2005に従い、NMR分光計IBRUKER Avance(400MHz)、および5mm二重プローブを使用して測定した。CDCl
3/TMSを0.05%:99.95%の質量比の溶媒として使用した。6を超える連続スチレン単位からなるブロックスチレンの量を、Y. Tanaka et al. in Rubber Chemistry and Technology, 1981 , 54, No. 4, 685-691により報告されてる方法に従い、6.7ppmより高く共鳴するオルトPh−プロトン信号の相対強度を使用して決定した。
【0058】
鎖末端のリビング性を決定するための手順
上記で記載されるように、TMEDAおよびDOPの組み合わせの使用により、重合の終了時に、鎖末端のより高いリビング性が得られる。ポリマ中の修飾鎖の量が高いほどフィラー−ゴム相互作用が良好になり、得られた加硫化合物の転がり抵抗が低くなるので、重合の終了時のリビング鎖末端の比は望ましいものとなる。
【0059】
ポリマを、99%より高いモノマ変換を達成した後、過剰のN−メチルピロリドンNMPで処理し、得られたポリマ鎖のリビング性を評価した。ポリマ鎖の得られた修飾率を、2つの異なる方法を用いて分析した:方法1は、Karatoらへの米国特許第7,700,693 B2号に記載されるように、紫外線吸収強度(UV)の示差屈折率(RI)に対するサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)比の比較に基づき;方法2は、米国特許出願公開第2009/0163668A1号および2009/0203843 A1号に記載されるように、シリカゲルカラム上での吸着を含む。方法1および方法2を使用してられる絶対値は異なるが、傾向は同じであることが見出された。比較2を、各方法において100に設定し、得られた全てのデータをこの基準に従い計算した(%で表したMR)。
【0060】
比較例1:TMEDAのみの使用
乾燥シクロヘキサン(5371.18g)を、空気を含まない、窒素をパージした10Lステンレス鋼反応器に添加した。1,3−ブタジエン(326.657g)、スチレン(404.13g)、およびTMEDA(2.1205mmol)を反応器に送り込んだ(TMEDA/活性ブチルリチウムmol/mol=1.742)。
【0061】
混合物を50℃まで撹拌しながら加熱した。系中の不純物をブチルリチウムの段階的添加により滴定した。終点を認識し、nBL,pmの量で1.2175mmolのn−ブチルリチウム(15%シクロヘキサン溶液)を、ポンプにより2分16秒以内に添加することにより重合を開始させた。その後、重合が開始した。反応器内の温度は、30分以内に65℃まで上昇した。反応の完了を、300分後に、サンプリングし、モノマ変換が100%であることを決定することにより確認した。得られたポリマをGPCにより分析した:Mn=315898、Mw=639432、D=2.02。ブタジエン(3.3g)、続いて、NMP(1.32mmol)を添加した。15分後、停止剤としてメタノールを添加することにより反応を完了させた。商標IRGANOX 1520(Ciba)で販売される4,6−ビス(オクチルチオメチル)−o−クレゾールを抗酸化剤として導入した。
【0062】
微細構造およびスチレンブロック量を
1H−NMRにより測定した。下記結果が得られた:スチレン=52.5%、ビニル(1,2−ポリブタジエン、ブタジエン画分に対して計算)=39.1%、ブロックスチレン=15%。
【0063】
ガラス転移の測定は、−14.7℃で1つのガラス転移温度を示す。
【0064】
修飾率の分析により、比較例2(100%)に対して49%(方法1)および46%(方法2)が得られる。
【0065】
比較例2:TMEDAのみの使用
乾燥シクロヘキサン(5429.3g)を、空気を含まない、窒素をパージした10Lステンレス鋼反応器に添加した。1,3−ブタジエン(326.4g)、スチレン(402.5g)、およびTMEDA(3.759mmol)を反応器に送り込んだ(TMEDA/活性ブチルリチウムmol/mol=3.055)。
【0066】
混合物を50℃まで撹拌しながら加熱した。系中の不純物をブチルリチウムの段階的添加により滴定した。終点を認識し、nBL,pmの量で1.2305mmolのn−ブチルリチウム(15%シクロヘキサン溶液)を、ポンプにより2分16秒以内に添加することにより重合を開始させた。その後、重合が開始した。反応器内の温度は、30分以内に65℃まで上昇した。反応の完了を、260分後に、サンプリングし、モノマ変換が99.7%であることを決定することにより確認した。得られたポリマをGPCにより分析した:Mn=319626、Mw=584252、D=1.892。ブタジエン(3.3g)、続いて、NMP(1.2286mmol)を添加した。15分後、停止剤としてメタノールを添加することにより反応を完了させた。IRGANOX 1520を抗酸化剤として導入した。
【0067】
微細構造およびスチレンブロック量を
1H−NMRにより測定した。下記結果が得られた:スチレン=53%、ビニル(1,2−ポリブタジエン、ブタジエン画分に対して計算)=42.1%、ブロックスチレン=12%。
【0068】
ガラス転移の測定は、−9.8℃で1つのガラス転移温度を示す。
【0069】
修飾率の分析の結果を他の全ての試験に対する基準として使用し、100(方法1)および100(方法2)に設定した。
【0070】
比較例3:DOPのみの使用
乾燥シクロヘキサン(5208.11g)を、空気を含まない、窒素をパージした10Lステンレス鋼反応器に添加した。1,3−ブタジエン(317.28g)、スチレン(393.11g)、およびDOP(1.1866mmol)を反応器に送り込んだ(DOP/活性ブチルリチウム=0.981)。
【0071】
混合物を50℃まで撹拌しながら加熱した。系中の不純物をブチルリチウムの段階的添加により滴定した。終点を認識し、nBL,pmの量で1.21mmolのn−ブチルリチウム(15%シクロヘキサン溶液)を、ポンプにより約1分以内に添加することにより重合を開始させた。その後、重合が開始した。反応器内の温度は、30分以内に65℃まで上昇した。反応の完了を、120分後に、サンプリングし、モノマ変換が99.49%であることを決定することにより確認した。ポリマをGPCにより分析した:Mn=587535、Mw=755240、D=1.285。ブタジエン(3.34g)、続いて、NMP(1.257mmol)を添加した。15分後、停止剤としてメタノールを添加することにより反応を完了させた。IRGANOX 1520を抗酸化剤として導入した。
【0072】
微細構造およびスチレンブロック量を
1H−NMRにより測定した。下記結果が得られた:スチレン=55.9、ビニル(1,2−ポリブタジエン、ブタジエン画分に対して計算)=49%、ブロックスチレン=8%。
【0073】
ガラス転移の測定は、−7.1℃で1つのガラス転移温度を示す。修飾率の分析により、比較例2(100%)に対して190%(方法1)および168%(方法2)が得られる。
【0074】
比較例4:DOPのみの使用
乾燥シクロヘキサン(20717.6g)を、空気を含まない、窒素をパージした40Lステンレス鋼反応器に添加した。1,3−ブタジエン(1336.66g)、スチレン(1625.04g)、およびDOP(5.11mmol)を反応器に送り込んだ(DOP/活性ブチルリチウム=1.025)。
【0075】
混合物を50℃まで撹拌しながら加熱した。系中の不純物をブチルリチウムの段階的添加により滴定した。終点を認識し、nBL,pmの量で4.8882mmolのn−ブチルリチウム(15%シクロヘキサン溶液)を、ポンプにより約1分以内に添加することにより重合を開始させた。その後、重合が開始した。反応器内の温度は、30分以内に65℃まで上昇した。230分後、停止剤としてメタノールを添加することにより反応を停止させた。IRGANOX 1520を抗酸化剤として導入した。
【0076】
固体量を決定するために、試料を、二方コックおよび針を備えたサンプリング管により引き出した。99.27%の変換を測定した。
【0077】
得られたポリマをGPCにより分析した:
Mn=640960、Mw=837114、D=1.306。微細構造およびスチレンブロック量を
1H−NMRにより測定した。下記結果が得られた:スチレン=54.9%、ビニル(1,2−ポリブタジエン、ブタジエン画分に対して計算)=50.1%、ブロックスチレン=7%。
【0078】
ガラス転移の測定は、−2.7℃で1つのガラス転移温度を示す。
【0079】
比較例5:DOPのみの使用
乾燥シクロヘキサン(5213.13g)を、空気を含まない、窒素をパージした10Lステンレス鋼反応器に添加した。1,3−ブタジエン(317.28g)、スチレン(393.01g)、およびDOP(1.1825mmol)を反応器に送り込んだ(DOP/活性ブチルリチウム=0.971)。
【0080】
混合物を50℃まで撹拌しながら加熱した。系中の不純物をブチルリチウムの段階的添加により滴定した。終点を認識し、nBL,pmの量で1.2175mmolのn−ブチルリチウム(15%シクロヘキサン溶液)を、ポンプにより約1分以内に添加することにより重合を開始させた。その後、重合が開始した。反応器内の温度は、30分以内に65℃まで上昇した。反応の完了を、90分後に、サンプリングし、モノマ変換が100%であることを決定することにより確認した。得られたポリマをGPCにより分析した:Mn=554765、Mw=690883、D=1.245。ブタジエン(3.34g)、続いて、NMP(1.2244mmol)を添加した。15分後、停止剤としてメタノールを添加することにより反応を完了させた。IRGANOX 1520を抗酸化剤として導入した。
【0081】
微細構造およびスチレンブロック量を
1H−NMRにより測定した。下記結果が得られた:スチレン=55.2%、ビニル(1,2−ポリブタジエン、ブタジエン画分に対して計算)=44.8%、ブロックスチレン=13%。
【0082】
ガラス転移の測定は、−3.4℃で1つのガラス転移温度を示す。
【0083】
修飾率の分析により、比較例2(100%)に対して158%(方法1)および118%(方法2)が得られる。
【0084】
実施例1:TMEDA/DOPの使用
乾燥シクロヘキサン(5198.72g)を、空気を含まない、窒素をパージした10Lステンレス鋼反応器に添加した。1,3−ブタジエン(316.38g)、スチレン(390.99g)、TMEDA(2.1514mmol)およびDOP(1.1782mmol)を反応器に送り込んだ(TMEDA/活性ブチルリチウムmol/mol=1.778;DOP/活性ブチルリチウム=0.974)。
【0085】
混合物を50℃まで撹拌しながら加熱した。系中の不純物をブチルリチウムの段階的添加により滴定した。終点を認識し、nBL,pmの量で1.2098mmolのn−ブチルリチウム(15%シクロヘキサン溶液)を、ポンプにより約1分以内に添加することにより重合を開始させた。その後、重合が開始した。反応器内の温度は、30分以内に65℃まで上昇した。反応の完了を、140分後に、サンプリングし、モノマ変換が100%であることを決定することにより確認した。得られたポリマをGPCにより分析した:Mn=570040、Mw=725648、D=1.273。ブタジエン(3.3g)、続いて、NMP(1.260mmol)を添加した。15分後、停止剤としてメタノールを添加することにより反応を完了させた。IRGANOX 1520を抗酸化剤として導入した。
【0086】
微細構造およびスチレンブロック量を
1H−NMRにより測定した。下記結果が得られた:スチレン=55.6%、ビニル(1,2−ポリブタジエン、ブタジエン画分に対して計算)=52.6%、ブロックスチレン=7%。
【0087】
ガラス転移の測定は、5.5℃で1つのガラス転移温度を示す。
【0088】
修飾率の分析により、比較例2(100%)に対して238%(方法1)および201%(方法2)が得られる。
【0089】
実施例2:TMEDA/DOPの使用
乾燥シクロヘキサン(21303.39g)を、空気を含まない、窒素をパージした40Lステンレス鋼反応器に添加した。1,3−ブタジエン(837.86g)、スチレン(1018g)、TMEDA(0.9522mmol)およびDOP(1.3811mmol)を反応器に送り込んだ(TMEDA/活性ブチルリチウムmol/mol=0.421;DOP/活性ブチルリチウム=0.611)。
【0090】
混合物を50℃まで撹拌しながら加熱した。系中の不純物をブチルリチウムの段階的添加により滴定した。終点を認識し、nBL,pmの量で2.2593mmolのn−ブチルリチウム(15%シクロヘキサン溶液)を、ポンプにより約1分以内に添加することにより重合を開始させた。その後、重合が開始した。反応器内の温度は、30分以内に65℃まで上昇した。150分後、停止剤としてメタノールを添加することにより反応を終了させた。IRGANOX 1520を抗酸化剤として導入した。
【0091】
固体量を決定するために、試料を、二方コックおよび針を備えたサンプリング管により引き出した。99.14%の変換を測定した。
【0092】
得られたポリマをGPCにより分析した:Mn=716266、Mw=924048、D=1.29。微細構造およびスチレンブロック量を
1H−NMRにより測定した。下記結果が得られた:スチレン=55.5%、ビニル(1,2−ポリブタジエン、ブタジエン画分に対して計算)=38.7%、ブロックスチレン=17%。
【0093】
ガラス転移の測定は、−12℃で1つのガラス転移温度を示す。
【0094】
実施例3:TMEDA/DOPの使用
乾燥シクロヘキサン(5124.2g)を、空気を含まない、窒素をパージした10Lステンレス鋼反応器に添加した。
【0095】
1,3−ブタジエン(315.9g)、スチレン(389.5g)、TMEDA(2.0387mmol)およびDOP(1.1787mmol)を反応器に送り込んだ(TMEDA/活性ブチルリチウムmol/mol=1.696;DOP/活性ブチルリチウム=0.981)。
【0096】
混合物を50℃まで撹拌しながら加熱した。系中の不純物をブチルリチウムの段階的添加により滴定した。終点を認識し、nBL,pmの量で1.202mmolのn−ブチルリチウム(15%シクロヘキサン溶液)を、ポンプにより約1分以内に添加することにより重合を開始させた。その後、重合が開始した。反応器内の温度は、30分以内に65℃まで上昇した。反応の完了を、150分後に、サンプリングし、モノマ変換が99.27%であることを決定することにより確認した。得られたポリマをGPCにより分析した:Mn=579450、Mw=802548、D=1.385。ブタジエン(3.34g)、続いて、NMP(1.159mmol)を添加した。15分後、停止剤としてメタノールを添加することにより反応を完了させた。IRGANOX 1520を抗酸化剤として導入した。
【0097】
微細構造およびスチレンブロック量を
1H−NMRにより測定した。下記結果が得られた:スチレン=56.2、ビニル(1,2−ポリブタジエン、ブタジエン画分に対して計算)=52.4%、ブロックスチレン=7%。
【0098】
ガラス転移の測定は、6.1℃で1つのガラス転移温度を示す。
【0099】
修飾率の分析により、比較例2(100%)に対して235%(方法1)および188%(方法2)が得られる。
【0100】
実施例4:TMEDA/DOPの使用
乾燥シクロヘキサン(20951.95g)を、空気を含まない、窒素をパージした40Lステンレス鋼反応器に添加した。1,3−ブタジエン(1282g)、スチレン(1573.83g)、TMEDA(8.3477mmol)およびDOP(4.8388mmol)を反応器に送り込んだ(TMEDA/活性ブチルリチウムmol/mol=1.793;DOP/活性ブチルリチウム=1.039)。
【0101】
混合物を50℃まで撹拌しながら加熱した。系中の不純物をブチルリチウムの段階的添加により滴定した。終点を認識し、nBL,pmの量で4.6556mmolのn−ブチルリチウム(15%シクロヘキサン溶液)を、ポンプにより約1分以内に添加することにより重合を開始させた。その後、重合が開始した。反応器内の温度は、30分以内に65℃まで上昇した。反応の完了を、140分後に、サンプリングし、モノマ変換が99.69%であることを決定することにより確認した。得られたポリマをGPCにより分析した:Mn=621431、Mw=791497、D=1.274。ブタジエン(3.34g)、続いて、NMP(1.159mmol)を添加した。15分後、停止剤としてメタノールを添加することにより反応を完了させた。IRGANOX 1520を抗酸化剤として導入した。
【0102】
微細構造およびスチレンブロック量を
1H−NMRにより測定した。下記結果が得られた:スチレン=55.2%、ビニル(1,2−ポリブタジエン、ブタジエン画分に対して計算)=53.2%、ブロックスチレン=7%。
【0103】
ガラス転移の測定は、−5.8℃で1つのガラス転移温度を示す。
【0104】
修飾率の分析により、比較例2(100%)に対して229%(方法1)および215%(方法2)が得られる。
【0105】
実施例5:DOP/TMEDA(比0.33)の使用
乾燥シクロヘキサン(5200.58g)を、空気を含まない、窒素をパージした10Lステンレス鋼反応器に添加した。1,3−ブタジエン(316.18g)、スチレン(390.89g)、TMEDA(3.574mmol)およびDOP(1.1773mmol)を反応器に送り込んだ(TMEDA/活性ブチルリチウムmol/mol=2.967;DOP/活性ブチルリチウム=0.977)。
【0106】
混合物を50℃まで撹拌しながら加熱した。系中の不純物をブチルリチウムの段階的添加により滴定した。終点を認識し、nBL,pmの量で1.2046mmolのn−ブチルリチウム(15%シクロヘキサン溶液)を、ポンプにより約1分以内に添加することにより重合を開始させた。その後、重合が開始した。反応器内の温度は、30分以内に65℃まで上昇した。300分後、停止剤としてメタノールを添加することにより反応を終了させた。IRGANOX 1520を抗酸化剤として導入した。
【0107】
固体量を決定するために、試料を、二方コックおよび針を備えたサンプリング管により引き出した。98.06%の変換を測定した。
【0108】
得られたポリマをGPCにより分析した:Mn=522906、Mw=706231、D=1.35。微細構造およびスチレンブロック量を
1H−NMRにより測定した。下記結果が得られた:スチレン=55.8、ビニル(1,2−ポリブタジエン、ブタジエン画分に対して計算)=51.4%、ブロックスチレン=6%。
【0109】
ガラス転移の測定は、−9.9℃で1つのガラス転移温度を示す。
【0110】
実施例6:DOP/TMEPA(比3.33)の使用
乾燥シクロヘキサン(5194.45g)を、空気を含まない、窒素をパージした10Lステンレス鋼反応器に添加した。1,3−ブタジエン(316.08g)、スチレン(392.11g)、TMEDA(0.3647mmol)およびDOP(1.1776mmol)を反応器に送り込んだ(TMEDA/活性ブチルリチウムmol/mol=0.302;DOP/活性ブチルリチウム=0.975)。
【0111】
混合物を50℃まで撹拌しながら加熱した。系中の不純物をブチルリチウムの段階的添加により滴定した。終点を認識し、nBL,pmの量で1.2075mmolのn−ブチルリチウム(15%シクロヘキサン溶液)を、ポンプにより約1分以内に添加することにより重合を開始させた。その後、重合が開始した。反応器内の温度は、30分以内に65℃まで上昇した。反応の完了を、120分後に、サンプリングし、モノマ変換が99.37%であることを決定することにより確認した。ブタジエン(4.04g)、続いて、NMP(1.21mmol)を添加した。15分後、停止剤としてメタノールを添加することにより反応を完了させた。IRGANOX 1520を抗酸化剤として導入した。
【0112】
得られたポリマをGPCにより分析した:Mn=594011、Mw=731376、D=1.231。微細構造およびスチレンブロック量を
1H−NMRにより測定した。下記結果が得られた:スチレン=55.9、ビニル(1,2−ポリブタジエン、ブタジエン画分に対して計算)=49.9%、ブロックスチレン=7%。
【0113】
ガラス転移の測定は、−0.8℃で1つのガラス転移温度を示す。
【0114】
修飾率の分析により、比較例2(100%)に対して207%(方法1)が得られる。
【0115】
実施例7:DOP/TMEDA(比1.67)の使用
乾燥シクロヘキサン(5187.95g)を、空気を含まない、窒素をパージした10Lステンレス鋼反応器に添加した。1,3−ブタジエン(316.08g)、スチレン(391.71g)、TMEDA(0.7125mmol)およびDOP(1.1776mmol)を反応器に送り込んだ(TMEDA/活性ブチルリチウムmol/mol=0.601;DOP/活性ブチルリチウム=0.993)。
【0116】
混合物を50℃まで撹拌しながら加熱した。系中の不純物をブチルリチウムの段階的添加により滴定した。終点を認識し、nBL,pmの量で1.1861mmolのn−ブチルリチウム(15%シクロヘキサン溶液)を、ポンプにより約1分以内に添加することにより重合を開始させた。その後、重合が開始した。反応器内の温度は、30分以内に65℃まで上昇した。反応の完了を、120分後に、サンプリングし、モノマ変換が100%であることを決定することにより確認した。
【0117】
得られたポリマをGPCにより分析した:Mn=639375、Mw=794175、D=1.242。ブタジエン(3.24g)、続いて、NMP(1.22mmol)を添加した。15分後、停止剤としてメタノールを添加することにより反応を完了させた。IRGANOX 1520を抗酸化剤として導入した。
【0118】
微細構造およびスチレンブロック量を
1H−NMRにより測定した。下記結果が得られた:スチレン=54.5、ビニル(1,2−ポリブタジエン、ブタジエン画分に対して計算)=52.8%、ブロックスチレン=7%。
【0119】
ガラス転移の測定は、2.8℃で1つのガラス転移温度を示す。修飾率の分析により、比較例2(100%)に対して189%(方法1)が得られる。
【0120】
実施例8:DOP/TMEDA(比0.18)の使用
乾燥シクロヘキサン(5220.87g)を、空気を含まない、窒素をパージした10Lステンレス鋼反応器に添加した。1,3−ブタジエン(323.08g)、スチレン(400.33g)、TMEDA(2.0638mmol)およびDOP(0.3614mmol)を反応器に送り込んだ(TMEDA/活性ブチルリチウムmol/mol=1.702;DOP/活性ブチルリチウム0.298)。
【0121】
混合物を50℃まで撹拌しながら加熱した。系中の不純物をブチルリチウムの段階的添加により滴定した。終点を認識し、nBL,pmの量で1.2124mmolのn−ブチルリチウム(15%シクロヘキサン溶液)を、ポンプにより約1分以内に添加することにより重合を開始させた。その後、重合が開始した。反応器内の温度は、30分以内に65℃まで上昇した。反応の完了を、180分後に、サンプリングし、モノマ変換が99.9%であることを決定することにより確認した。ポリマをGPCにより分析した:Mn=526290、Mw=779925、D=1.482。ブタジエン(3.34g)、続いて、NMP(1.837mmol)を添加した。15分後、停止剤としてメタノールを添加することにより反応を完了させた。IRGANOX 1520を抗酸化剤として導入した。
【0122】
微細構造およびスチレンブロック量を
1H−NMRにより測定した。下記結果が得られた:スチレン=55.1、ビニル(1,2−ポリブタジエン、ブタジエン画分に対して計算)=45.4%、ブロックスチレン=9%。
【0123】
ガラス転移の測定は、−1.2℃で1つのガラス転移温度を示す。修飾率の分析により、比較例2(100%)に対して191%(方法1)が得られる。
【0124】
実施例9:DOP/TMEDA(比0.35)の使用
乾燥シクロヘキサン(5257.45g)を、空気を含まない、窒素をパージした10Lステンレス鋼反応器に添加した。
【0125】
1,3−ブタジエン(319.98g)、スチレン(396.32g)、TMEDA(2.042mmol)およびDOP(0.7172mmol)を反応器に送り込んだ(TMEDA/活性ブチルリチウムmol/mol=1.681;DOP/活性ブチルリチウム=0.590)。
【0126】
混合物を50℃まで撹拌しながら加熱した。系中の不純物をブチルリチウムの段階的添加により滴定した。終点を認識し、nBL,pmの量で1.2147mmolのn−ブチルリチウム(15%シクロヘキサン溶液)を、ポンプにより約1分以内に添加することにより重合を開始させた。その後、重合が開始した。反応器内の温度は、30分以内に65℃まで上昇した。反応の完了を、150分後に、サンプリングし、モノマ変換が98.97%であることを決定することにより確認した。
【0127】
得られたポリマをGPCにより分析した:Mn=580671、Mw=811981、D=1.4。ブタジエン(3.24g)、続いて、NMP(1.2526mmol)を添加した。15分後、停止剤としてメタノールを添加することにより反応を完了させた。IRGANOX 1520を抗酸化剤として導入した。
【0128】
微細構造およびスチレンブロック量を
1H−NMRにより測定した。下記結果が得られた:スチレン=56.2、ビニル(1,2−ポリブタジエン、ブタジエン画分に対して計算)=52.4%、ブロックスチレン=7%。
【0129】
ガラス転移の測定は、3.2℃で1つのガラス転移温度を示す。
【0130】
修飾率の分析により、比較例2(100%)に対して212%(方法1)が得られる。
【0131】
上記で引用される特許および非特許文献の全ての全内容は、参照により本明細書に組み込まれるが、ただし、本明細書とは矛盾した開示または定義が生じた場合は、本明細書の開示または定義が優先すると見なされる。
【0132】
前記詳細な説明および添付の図面は、説明および図示のために提供されたものであり、添付の特許請求の範囲を制限することを意図しない。本明細書で説明される現在のところ好ましい実施形態における多くの改変は、当業者に明らかであり、添付の特許請求の範囲およびそれらの等価物の範囲内にある。