(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の方を向いて位置している遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前方向」とし、その逆方向を「後方向」とする。また、同様に、「左方向」や「右方向」等の左右方向も、遊技者から見た場合の左方向や、右方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した状態における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、
図1を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
【0012】
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる上パネル20を備えている。この上パネル20の略中央には、3個のリール62(正面から向かって左側の左リール64、中央の中リール66、右側の右リール68)の円周上の図柄650を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全てのリール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄650を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、リール62の正面側に設けられて、リール62の回転が停止した際、後述する有効ライン86上に停止している複数の図柄650を視認するためのものである。リール62は、複数の図柄650を図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
【0013】
前記図柄表示窓部16の奥には、3個の駆動モータによってリール62を回転させるためのリールユニット60が配置されている。
前記前扉14には、遊技者に役抽選の当選等の種々の情報を音や光や映像で報知させる演出装置70(
図1及び
図3参照)が形成されている。この演出装置70は、前扉14に配置されたスピーカー72(
図1及び
図3参照)と、画像表示部84(
図1及び
図3参照)と、ランプ78(
図1及び
図3参照)とを備えている。
前記スピーカー72は、前扉14の上部左右に配置された上部スピーカー74と、前扉14の下部左右に配置された下部スピーカー76とを備えている。
前記画像表示部84は、表示手段を構成する一例であり、その画面に種々の映像を表示するための表示デバイスであり、動画を含んだ映像の表示を行うための液晶表示装置を有する演出ユニットを構成するものである。
【0014】
前記ランプ78は、前扉14の上部に配置された上部ランプ80と、前扉14の下部に配置された下部ランプ82とを備えている。
前記前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として後述するメダル投入口38から予めメダルを投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
【0015】
前記メダル投入口38の下には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。この精算スイッチ36の左側には、操作により対応するリール62の回転を停止させるため、3個のリール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右リール68を停止させるための右ストップスイッチRとを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数のリール62それぞれに対応して設けられ、複数のリール62の図柄650の変動表示の開始後、遊技者の操作によりリール62の図柄650の変動表示を個別に停止させるためのものである。このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又はベットスイッチの操作を条件にリール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作によりリール62の図柄650の変動表示を開始させるためのものである。このスタートスイッチ40の上には、クレジットしたメダル数から最大投入枚数(具体的には3枚)に達するまで投入可能なメダル数を減じて3枚のメダル投入に代えるマックスベットスイッチ32が設けられている。なお、本実施の形態では、後述するように有効ライン86は1本であるため、マックスベットスイッチ32の他に、クレジットしたメダルを1枚減じて1枚のメダル投入に代えるシングルベットスイッチを設けていないが、有効ラインを1本以外の2本以上の複数本設定されている場合は、投入枚数を遊技者が選択可能にするために、シングルベットスイッチを設けるようにしても良い。また、ストップスイッチ50の上側には、チャンススイッチ34が設けられている。チャンススイッチ34は、ボタン状に構成され、
図14を用いて後述する演出制御手段300による演出中において使用するものである。
【0016】
前記前扉14の下部の奥には、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができるホッパーユニット24(
図3参照)と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチを有すると共に各部品に電力を供給するための電源装置(図示せず)とが配置されている。
そして、前扉14の下部には、所定の場合にホッパーユニット24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。このメダル払出口28の下方には、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状のメダル受け皿26が形成されている。なお、クレジットされているメダル数が最大クレジットメダル数である50枚未満の場合は、50枚に到達するまで、獲得したメダルはメダル払出口28から払い出されずにクレジットメダルの枚数に加算される。
【0017】
本実施の形態に係る遊技機10は、マックスベットスイッチ32の操作又はメダル投入により所定枚数のメダルを投入することにより遊技の開始を可能とするものである。そして、スタートスイッチ40の押下操作により、リール62の回転を開始させて遊技が開始されるとともに、役抽選が行われる。そして、当該遊技機10は、各リール62に対応するストップスイッチ50の操作タイミング及び役抽選の結果に基づいて、リール62の回転を役抽選の結果に適合するように停止させる。当該遊技機10は、停止時の図柄650の組合せによって、当選した役を構成する図柄650の組合せが所定の有効なライン(所定の役の図柄650の組合せが当該ライン上に揃ったときに所定の利益が付与されるラインのことであり、以下、有効ライン86とする。)上に停止した場合に、入賞等となり、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の利益を遊技者に付与する。これにより、1回の遊技が終了するものである。
【0018】
なお「有効ライン86」は後述の遊技結果判定手段230の判定対象となるラインを意味し、後述する小役の「入賞」等は有効ライン86上に役に対応した図柄650の組合せが揃うことを意味する。本実施の形態の有効ライン86は、左リール64、中リール66の中段と、右リール68の下段とを結んだ1本のみからなるものである。また、有効ライン86は1本に限定されず、2本以上であっても良い。
図2に示すように、左リール64、中リール66及び右リール68の表面には、「赤7」、「青7」、「白7」、「ベル(BEL)」、「リプレイ(REP)」、「チェリー1(CH1)」、「チェリー2(CH2)」、「スイカ1(WM1)」、「スイカ2(WM2)」、「BAR」等の複数の種々の図柄650が形成されている。
【0019】
これら図柄650は、それぞれの絵柄がプリントされたテープをリール62の外周表面に貼付することで形成されている。なお、
図2の図柄番号(コマ番号)は、リール62の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄650の停止を制御するためのプログラムで特定の図柄650を指定するためのものである。
【0020】
図3に示すように、遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための遊技制御手段100が形成されている。前記遊技制御手段100は、遊技を進行させて遊技状態を制御する遊技進行制御手段200と、この遊技進行制御手段200からの情報(コマンド)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うために演出状態を制御する演出制御手段300とを備えている。なお、遊技進行制御手段200と演出制御手段300との間は、遊技進行制御手段200への不正操作を防止するために、遊技進行制御手段200から演出制御手段300への一方向の通信により行われている。遊技進行制御手段200は、マックスベットスイッチ32、精算スイッチ36、スタートスイッチ40、ストップスイッチ50の入力を受け付け、役抽選を行い、リールユニット60及びホッパーユニット24の作動を制御する。演出制御手段300は、遊技進行制御手段200、チャンススイッチ34から信号を入力し、画像表示部84等の演出装置70の作動を制御する。演出制御手段300の出力側には、演出装置70としてのスピーカー72、画像表示部84、ランプ78の各パーツが接続されている。
【0021】
なお、特に図示していないが、遊技進行制御手段200を有するメイン基板と、演出制御手段300を有するサブ基板とは、それぞれ専用の基板ケースの内部に収納されている。具体的には、遊技進行制御手段200は、メイン基板ケースの内部に収納され、演出制御手段300は、サブ基板ケースの内部に収納されている。そして、メイン基板ケースは、筐体12内部の奥側の上部に固定され、サブ基板ケースは、筐体12内部の正面から向かって左側に固定されている。
【0022】
遊技進行制御手段200、演出制御手段300のそれぞれは、CPU、ROM、RAM、I/Oポート(図示せず)を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
【0023】
(遊技進行制御手段200)
遊技進行制御手段200は、役抽選手段210、リール制御手段220、遊技結果判定手段230、通常状態制御手段240、特定遊技制御手段250及びホッパー制御手段260の各手段を有する。各手段の詳細については後述する。
以上の構成をもって、遊技進行制御手段200は、役の抽選を行い、リール62の回転及び停止を制御し、リール62がすべて停止したときに停止図柄判定を行い、遊技の進行を行う手段として機能することとなる。
【0024】
遊技進行制御手段200は、遊技を制御するためのものであって、メイン遊技を実行するためのものである。以下、本実施の形態における遊技について説明する。
規定の賭け数(3枚)が設定されると、1本の有効ライン86(
図1参照)が設定される。なお、本実施の形態に係る遊技機10は、規定の賭け数として3が設定されている。賭け数を設定する方法には、メダル投入口38からメダルを投入する方法と、マックスベットスイッチ32を操作することによってクレジットメダルを賭け数として設定する方法とがある。そして、規定の賭け数(3枚)が設定されていることを条件に、スタートスイッチ40を操作すると、賭け数が確定し、役抽選手段210により、複数の役のいずれかに当選したか又はハズレかの抽選(役抽選)が行われる。また、役抽選とほぼ同時に、前回の遊技でのリール62の回転開始時から所定の時間(本実施の形態では、4.1秒)が経過しているか否かが判定され、所定の時間が経過すると、3個すべてのリール62の回転が開始する。
【0025】
本実施の形態では、役として、大別すると、小役(メダルの払い出しを伴う役)、再遊技役(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役、いわゆるリプレイ役)、移行役(遊技状態の移行を伴う役)が設けられている。
リール62の回転開始後、所定の条件(本実施の形態では、リール62を加速する処理を実行した後、所定のセンサによりリール62の回転位置が基準位置であることを検出すること)が成立すると、ストップスイッチ50の操作が可能な状態(停止操作可能状態)となる。
その後に、3個のストップスイッチ50のうち1個を操作すると、当該ストップスイッチ50に対応したリール62の回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ50の操作を終えると、3個すべてのリール62の回転が停止する。
【0026】
このとき、有効ライン86上に所定の図柄650の組合せが揃うと、当該図柄650の組合せに対応した処理が行われる。本実施の形態に係る遊技機10は、有効ライン86上に予め定められた図柄650の組合せが揃うと遊技者に利益が付与されるように形成されている。例えば小役に対応した図柄650の組合せが有効ライン86上に揃うと、小役に対応した枚数のメダルが遊技者に対して付与される(
図6乃至9参照)。
また、本実施の形態では、通常に行われる通常状態と、この通常状態よりも遊技者へ付与される利益がより大きくなり得る特定遊技状態、有利遊技状態及び特別遊技状態が設けられている。
前記特定遊技状態は、いわゆるリプレイタイム(RT)を実行可能なリプレイタイム遊技状態(RT遊技状態)がある。
前記有利遊技状態は、いわゆるアシストタイム(AT)を実行可能なアシストタイム遊技状態(AT遊技状態)がある。
また、前記特別遊技状態は、ATとRTとを組合せたいわゆるアシストリプレイタイム(ART)を実行可能なアシストリプレイタイム遊技状態(ART遊技状態)とがある。
【0027】
前記リプレイタイム遊技状態(RT遊技状態)は、再遊技役(リプレイ役)の当選の確率が通常状態での遊技よりも高く(或いは低く)設定されたものである。このRT遊技状態は、特定遊技制御手段250により制御される。
【0028】
前記アシストタイム(AT)は、ストップスイッチ50の停止操作順番や当選図柄等を報知する(ナビする)ことによって役に係る図柄650の組合せを有効ライン86上に揃って停止させるためのアシストをする遊技状態である。このATは、演出(演出装置70を用いて実行する報知演出)に関するものであり、主に、演出制御手段300により制御されるものである。
【0029】
また、有効ライン86上に再遊技役(リプレイ役)に対応する図柄の組合せが揃うと、メダルの払い出しはないものの、次回の遊技において遊技者所有のメダルを使用することなく賭け数が自動的に設定され遊技を行うことができる。
【0030】
(役抽選手段210)
役抽選手段210は、遊技進行制御手段200が備える手段であり、スタートスイッチ40の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの抽選(役抽選)を行うためのものである。役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選データを備えており、遊技進行制御手段200のROM上に記憶されている。役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。なお、役抽選手段210による処理は、後述するステップ112(
図17参照)において行われる。
【0031】
(リール制御手段220)
リール制御手段220は、遊技進行制御手段200が備える手段であり、各リール62の回転を停止させるためのものである。リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ50が操作されたときの対応するリール62の回転位置とに基づいて、各リール62の回転を停止させる。なお、リール制御手段220は、必要に応じて各ストップスイッチ50が停止操作されるときの順番(停止操作順番)が所定の条件に適合しているか否かも停止させる条件にする場合がある。リール制御手段220による処理は、後述するステップ113(
図17参照)において行われる。
なお、遊技者のストップスイッチ50の停止操作順番通りにリール62の回転を停止させるが、本実施の形態では、演出制御手段300の演出状態がAT中でないときには、左リール64を第一停止しない場合には所定のペナルティを与えるようにして、左リール64を第一停止させるように設定されている。
【0032】
(遊技結果判定手段230)
遊技結果判定手段230は、遊技進行制御手段200が備える手段であり、すべてのリール62が停止した際における有効ライン86上の図柄の組合せを記憶するとともに入賞等の判定をするためのものである。なお、遊技結果判定手段230による処理は、後述するステップ114(
図17参照)において行われる。
【0033】
(通常状態制御手段240)
通常状態制御手段240は、通常状態の進行を制御するものである。
ここで、通常状態とは、後述する特定遊技制御手段250によるリプレイタイム(RT)以外の遊技状態をいう。
【0034】
(特定遊技制御手段250)
特定遊技制御手段250は、特別遊技制御手段を構成する一例であり、特定遊技、本実施の形態ではリプレイタイム「RT」の進行を制御するものである。
【0035】
(ホッパー制御手段260)
ホッパー制御手段260は、遊技結果判定手段230の判定結果に基づいて、メダル払い出し等の所定の処理を行うためのものである。ホッパー制御手段260は、遊技結果判定手段230の判定の結果、小役が入賞していると判定されるとメダルの払い出しを行う。
【0036】
(演出制御手段300)
演出制御手段300は、通常遊技制御手段310、有利遊技制御手段320、遊技区間管理手段330、遊技区間上乗せ決定手段340、上乗せ決定結果表示制御手段350の各手段を有する。手段の詳細については後述する。なお、有利遊技制御手段320、遊技区間管理手段330、遊技区間上乗せ決定手段340、上乗せ決定結果表示制御手段350は、演出制御手段300ではなく、遊技進行制御手段200が有しても良い。
以上の構成をもって、演出制御手段300は、演出の有無、態様を決定し、遊技の状態に応じた演出を制御する手段として機能することとなる。
演出制御手段300は、所定の演出を実行することが決定された場合に演出を実行するためのものである。
具体的には、演出制御手段300は、ランプ78を駆動するためのLED駆動回路(図示せず)に対してLEDの点灯や消灯を規定するデータを出力したり、スピーカー72から音を出力するための音声出力回路(図示せず)に対して出力する音声を規定するデータを出力したり、画像表示部84を駆動するための液晶制御基板(図示せず)に対して出力する映像データを規定するデータを出力したりする。
【0037】
(通常遊技制御手段310)
通常遊技制御手段310は、通常遊技の進行を制御するものである。
ここで、通常遊技とは、後述する有利遊技制御手段320によるアシストタイム(AT)、アシストリプレイタイム(ART)以外の遊技状態をいう。
【0038】
(有利遊技制御手段320)
有利遊技制御手段320は、特別遊技制御手段を構成する一例であり、所定の遊技区間の間、通常遊技より有利な有利遊技の進行を制御するものである。
ここで、通常遊技より有利な有利遊技には、本実施の形態では上述したようにATが含まれる。
具体的には、有利遊技制御手段320は、ARTへの移行抽選や、ATへの移行、AT中のストップスイッチ50停止操作順を画像表示部84などを用いて報知などをするものである。
なお、有利遊技はATに限定されず、他の遊技であっても良い。
そして、有利遊技制御手段320は、遊技進行制御手段200の遊技状態が、特定遊技制御手段250により制御されるRTである場合は、特別遊技として、ARTを制御するようにされている。
【0039】
(遊技区間管理手段330)
遊技区間管理手段330は、特別遊技(ART)の遊技区間を管理するものであり、遊技数カウンタを備え、特別遊技(ART)が進むにつれ、予め定められた特別遊技(ART)のゲーム回数が記憶されたカウンタ値を減算していくように設定されている。
なお、本実施の形態では、50回が特別遊技(ART)の初期ゲーム数として設定されているが、これに限定されず、抽選により決定されるようにしても良い。
また、遊技区間管理手段330は、後述する遊技区間上乗せ決定手段340によりゲーム回数が上乗せされた場合は、上乗せされたゲーム数が累積的に記憶されるようにされている。
【0040】
(遊技区間上乗せ決定手段340)
遊技区間上乗せ決定手段340は、通常遊技中及び特別遊技中を問わず、特別遊技(ART)の所定の遊技区間の上乗せを行うか否か、及び上乗せする遊技区間、本実施の形態では、上乗せするゲーム数を決定するものである。
なお、遊技区間上乗せ決定手段340は、通常遊技中及び特別遊技中の毎ゲーム、上乗せ抽選を行うか否かの抽選を行っているが、所定の役に当選した場合にのみ抽選を行うようにしても良い。また、遊技区間上乗せ決定手段340は、通常遊技制御手段310による通常遊技中にのみ、上乗せ抽選を行うようにしても良い。更に、後述する準備状態中も上乗せ抽選を行うようにしても良い。
【0041】
(上乗せ決定結果表示制御手段350)
上乗せ決定結果表示制御手段350は、遊技区間上乗せ決定手段340により決定された決定結果を画像表示部に表示させるものである。
具体的には、上乗せ決定結果表示制御手段350は、後述する
図15及び
図16に示すように、予め定められた特別遊技の初期ゲーム数と、遊技区間上乗せ決定手段340により決定された上乗せゲーム数と、初期ゲーム数と上乗せゲーム数とを累積した累積ゲーム数とをそれぞれ表示させるようにしている。
【0042】
図4に示すように、RP00からRP29まで再遊技役があり、その図柄組合せが、RP00(赤7、赤7、BEL)、RP01(赤7、青7、BEL)、などであり、配当(メダル払出枚数)は、無し(但し次の遊技がメダル投入無しで遊技開始可能)となっている。
【0043】
図5に示すように、AT役として、AT00からAT50までがあり、その図柄組合せが、AT00(赤7、赤7、WM1)、AT01(赤7、BAR、WM1)などであり、配当は、賭数が2枚の時は2枚、賭数が3枚の時はAT32、AT45、AT46が8枚でその他は1枚となっている。
【0044】
図6に示すように、小役(チェリー)として、CH00からCH25までがあり、その図柄組合せが、CH00(赤7、白7、BEL)、CH01(赤7、CH1、ANY)などであり、配当は、賭数が2枚の時は2枚、賭数が3枚の時は1枚となっている。
なお、「ANY」は、どのような図柄が入賞ライン上に揃っても良いことを示す。
【0045】
図7に示すように、小役(スイカ)として、WM00からWM07までがあり、その図柄組合せが、WM00(BEL、WM1、青7)、WM01(BEL、WM1、CH1)などであり、配当は、賭数が2枚の時は2枚、賭数が3枚の時は3枚となっている。
【0046】
図8に示すように、小役(チャンス役)として、SP00からSP09までがあり、その図柄組合せが、SP00(青7、BEL、BEL)、SP01(白7、CH1、ANY)などであり、配当は、賭数が2枚の時は2枚、賭数が3枚の時は1枚となっている。
【0047】
図9に示すように、RP02、RO03、RP06などが同時に当選(重複して当選)するNRP1、RP00〜RP19、RP21〜RP29が同時に当選(重複して当選)するNRP2などが設けられている。
【0048】
図10に示すように、ストップスイッチの停止操作順序に応じて、成立する再遊技役が異なるように、(リール制御手段220が)停止制御を行う。
例えば、NRP2の場合は、順押し(左リール第1停止)・中押し(中リール第1停止)であれば中段にリプレイ図柄が揃う再遊技役である中段リプレイが成立し、逆押し(右リール第1停止)であれば、青7が揃う再遊技役である青7揃いリプレイが成立する停止制御が行われる。
【0049】
図11に示すように、AT03、AT06、AT12、AT13、AT20、AT21、AT27、AT30、AT32、AT33、AT36が同時に当選(重複して当選)するPCL1などが設けられている。
そして、
図12に示すように、ストップスイッチの停止操作順序に応じて、成立するAT役が異なるように、停止制御を行う。
例えば、PRL1の場合は、順押し・中押しであれば1枚AT役が成立し、逆押しであれば、8枚AT役(AT32)が成立する停止制御が行われる。
【0050】
(遊技進行制御手段200の移行状態)
図13は、遊技進行制御手段200側で管理している遊技状態の移行状態の一例を示しており、遊技状態として、通常状態、RT状態がある。
なお、RT状態は、ゲーム数で管理されているRTではなく、移行条件が成立したときのみ他の遊技状態に移行するいわゆる無限RTである。
図13に示す、各遊技状態の移行は、遊技移行手段を構成する遊技進行制御手段200により行われる。
【0051】
通常状態は、通常状態制御手段240により制御される遊技が行われる遊技状態であり、再遊技の当選確率がRT状態に比べ低く設定されている。
なお、図示しないが、通常状態へは、電源投入後、設定変更後、RT状態においてストップスイッチ50の停止操作順が設定されている役に当選した場合に当該停止操作順に従わなかった後、などに移行される。
通常状態における役抽選手段210による役抽選により所定の役、本実施の形態では、NRP4に当選し、7こぼしリプレイ(RP02、06、08、11〜13、15、16、28、29)が入賞した場合は、通常状態からRT状態に移行する。
移行は、遊技進行制御手段200により行われる。
【0052】
また、7こぼしリプレイが入賞するためには、右リール第一停止をする必要があるが、AT中以外は、上述したように左リール64第一停止で操作するように設定されているため、AT中以外では、7こぼしリプレイが入賞することはないように設定されている。一方、AT中である場合は、右リール第一停止をナビすることにより、7こぼしリプレイを入賞させることができる。すなわち、AT中にのみ、通常状態からRT状態へ移行するように設定されている。そして、本実施の形態では、遊技者にとって有利なRT状態において、ATに制御されている状態を、特に、アシストリプレイタイム(ART)という。
【0053】
RT状態では、遊技区間管理手段330により管理されている特別遊技状態のゲーム回数の間、ART遊技状態となる。
すなわち、ART遊技の初期ゲーム数と、遊技区間上乗せ決定手段340により決定された上乗せゲーム数が記憶されている場合は当該上乗せゲーム数とを累積した累積ゲーム数の間、ART遊技状態となる。
【0054】
また、RT状態における役抽選手段210による役抽選により所定の役、本実施の形態では、NRP3に当選し、中段リプレイ(RP23〜26)又は右下がりリプレイ(RP09)が入賞した場合は、RT状態から通常状態に戻る。
【0055】
(演出制御手段300の移行状態)
図14は、演出制御手段300側で管理している遊技状態の移行状態を示している。
通常モードでは、図示しないが、特別遊技(ART)当選の期待度の異なる5つのステージが備えられており、各ステージは、特別遊技から通常モードへ戻る際の特別遊技終了時の抽選により決定される。
通常モード中に、前兆モードへの移行抽選を行う。そして、前兆モードへの移行抽選に当選した場合には、特別遊技(ART)に当選している場合と当選していない場合とが含まれている。
図14に示す、各遊技状態への移行抽選及び移行制御は、遊技移行手段を構成する演出制御手段300により行われる。
【0056】
なお、図示しないが、通常モードの遊技を予め定められた回数実行すると、いわゆる天井として前兆モードに移行させる、又は役抽選手段210の抽選テーブルを切り替えて、特別遊技当選確率の高い役を当選しやすくするように設定されている。
また、通常モード中に、毎ゲーム所定のポイント抽選を行い、ポイントが所定のポイント数に達した場合に、短縮ゾーンに移行する。
【0057】
(前兆モード)
前兆モードへの移行抽選に当選した場合は、当該当選時に決定されたゲーム数の間、特別遊技(ART)への移行抽選に当選している可能性を示唆する前兆演出を行う前兆モードへ移行する。
また、上述したように前兆モードへ移行した場合であっても、特別遊技状態(ART)への移行抽選に当選している場合と、特別遊技状態(ART)への移行抽選に当選していない場合とが含まれ、前兆モードへの移行時に決定されたゲーム数に達した場合に、特別遊技状態(ART)への移行抽選に当選している場合は、後述する準備状態へ移行し、特別遊技状態(ART)への移行抽選に当選していない場合は、通常モードへ戻る。
【0058】
(短縮ゾーン)
短縮ゾーンは、予め定められたいわゆる天井までゲーム回数を短縮させる状態である。
短縮ゾーンへの移行時に、短縮ゾーンのゲーム回数が抽選され、当該短縮ゾーンのゲーム回数に達するまで、毎ゲーム、天井までのゲーム回数を短縮するゲーム数が抽選される。
具体的には、天井までのゲーム回数が500回残っている状態の場合に、短縮ゲーム数として100回が抽選により決定された場合は、天井までのゲーム回数が、500−100の400回となる。
そして、短縮ゾーンのゲーム回数に達した際に、天井までのゲーム回数が0になっていた場合(短縮ゲームの合計が、天井までのゲーム回数を上回った場合)は、短縮ゾーンから準備状態に移行し、0になっていなかった場合は、通常モードに戻り、短縮ゾーン中に短縮されたゲーム回数で天井までのゲーム回数が計測されることとなる。
【0059】
(準備状態)
準備状態は、特別遊技状態(ART)を実行するための準備状態であり、
図3の有利遊技制御手段320により制御される。
準備状態へ移行した後、所定の契機、本実施の形態では、所定の役に当選した場合に、ATが開始されるように設定されている。
そして、AT開始後、所定の役、本実施の形態では、NRP4に当選した場合は、押し順をナビすることで、7こぼしリプレイに入賞させて、後述する特別遊技状態(ART)に移行させる。
【0060】
(特別遊技状態)
特別遊技状態は、準備状態でATに移行した場合のストップスイッチ50の停止操作順番の報知により、遊技進行制御手段200の遊技状態がRT状態に移行することにより特別遊技としてのARTが実行される遊技状態であり、
図3の有利遊技制御手段320により制御される。
特別遊技状態は、予め定められたゲーム数、本実施の形態では、50回行われる。
また、特別遊技状態のゲーム数は、遊技区間上乗せ決定手段340によりゲーム数が上乗せされた場合があり、当該上乗せされた場合は、上乗せされたゲーム数分、ゲーム数が累積的に増加する。
【0061】
(特別遊技上乗せ特化ゾーン)
特別遊技上乗せ特化ゾーンは、特別遊技の上乗せ抽選を行う遊技状態であり、
図3の遊技区間上乗せ決定手段340により制御される。
そして、特別遊技上乗せ特化ゾーンへは、特別遊技中の特別遊技上乗せ特化ゾーン移行抽選に当選するか、特別遊技中に抽選により決定された特別遊技のゲーム回数に達することにより移行する。
【0062】
また、特別遊技上乗せ特化ゾーンは、複数のモード、本実施の形態ではモード1からモード4までの4つのモードを備え、特別遊技開始時に、モード選択抽選が行われる。
モード1は、毎ゲーム、役抽選手段210による役抽選の結果に応じて、当該モード1の継続抽選と特別遊技の上乗せ抽選とが行われるモードである。
モード1は、当該モード1の開始後、3回目の「再遊技役」「ハズレ」が成立した次の遊技以降の「再遊技役」「ハズレ」成立時に、モード1を継続するかの抽選を行い、継続しないことが決定された場合に終了し、特別遊技状態に戻る。
また、モード1では、役抽選手段210による役抽選の抽選結果が、モード1の継続抽選の契機となる「再遊技役」「ハズレ」以外である場合に上乗せゲーム数の抽選を行う。
尚、上乗せゲーム数が抽選されるまでにモード1の継続抽選が開始されることはないように設定されている。
そして、抽選により決定された上乗せゲーム数の合計が、所定の回数、本実施の形態では30回以下の場合は30回が上乗せされ、31回以上の場合は当該合計数が上乗せされる。
【0063】
モード2は、予め定められたゲーム数の間、毎ゲーム、役抽選手段210による役抽選の結果に応じて、当該モード2終了後の上乗せタイムの継続率を加算する抽選と特別遊技の上乗せ抽選とが行われるモードである。
上乗せタイムは、モード2終了後、次のゲームが開始されるまでの状態であり、モード2開始後、予め定められたゲーム数の間、上乗せタイムの継続率を加算する抽選に当選するごとに、上乗せタイムの継続率が加算されていくように設定されており、モード2の終了時の上乗せタイムの継続率で、上乗せタイムが開始される。
具体的には、上乗せタイム中は、チャンススイッチが操作されるごとに上乗せ抽選と、当該上乗せタイムの継続抽選が行われ、上乗せタイムの継続抽選の当選が連続すると、上乗せ抽選が継続することとなる。
そして、上乗せタイムの継続抽選にハズレた場合や、上乗せタイム継続中に次のゲームのスタートスイッチが操作された場合に、上乗せタイムが終了され、特別遊技状態に戻る。
また、モード2中の抽選により決定された上乗せゲーム数の合計が、所定の回数、本実施の形態では30回以下の場合は30回と、上乗せタイム中に決定された上乗せゲーム数との合計が上乗せされ、31回以上の場合は当該予め定められたゲーム数の間に獲得した上乗せゲーム数の合計数と上乗せタイム中に決定された上乗せゲーム数との合計が上乗せされる。
【0064】
モード3は、毎ゲーム、役抽選手段210による役抽選の結果と、当該モード3の遊技履歴に応じて、特別遊技の上乗せ抽選が行われるモードである。
ここで、モード3の遊技履歴は、モード3開始後、「再遊技役」「ハズレ」以外の役の連続当選回数を意味し、当該連続当選回数が多くなるほど、上乗せ抽選の当選の期待度が高くなるように設定されている。
そして、「再遊技役」「ハズレ」の場合には、連続当選回数がリセットされる。
また、モード3は、モード3開始後、所定ゲーム数経過した後に、「再遊技役」「ハズレ」が成立することで終了する。
そして、モード3中に、上乗せ抽選に当選しなかった場合には、所定の回数、本実施の形態では、100回が上乗せされ、又、モード3中の抽選により決定された上乗せゲーム数の合計が、所定の回数、本実施の形態では30回以下の場合は、50回が上乗せされる。
【0065】
モード4は、予め定められた初期値のゲーム数の間、毎ゲーム、役抽選手段210による役抽選の結果に応じて、当該モード4の巻き戻し抽選と特別遊技の上乗せ抽選とが行われるモードである。
モード4は、予め定められた初期値のゲーム数に達した場合に終了するが、予め定められたゲーム数に達する前に、モード4の巻き戻し抽選に当選した場合は、予め定められたゲーム数までの残りゲーム数を初期値のゲーム数に戻し、モード4が継続される。
そして、モード4中に、上乗せ抽選に当選しなかった場合には、所定の回数、本実施の形態では、100回が上乗せされ、又、モード4中の抽選により決定された上乗せゲーム数の合計が、所定の回数、本実施の形態では30回以下の場合は、50回が上乗せされる。
【0066】
(上乗せ決定結果の表示)
図15、
図16に基づいて、通常遊技中の遊技区間上乗せ決定手段340による特別遊技の開始ゲーム数を示す上乗せ抽選結果の表示について説明する。
なお、上乗せ抽選結果の表示は、通常遊技中に限定されず、RT中や、AT中であっても、通常遊技中と同様に表示するようにしても良い。
なお、上乗せ抽選結果の表示態様は、図に示すものに限定されない。
【0067】
まず、
図15(a)に示すように、初めて遊技区間上乗せ決定手段340による上乗せ抽選に当選した場合は、画像表示部84の左上に、ART開始時のゲーム数(初期ゲーム数)として「50G」が表示され、右下に上乗せゲーム数として「10G」が表示される。
なお、本実施の形態では、初期ゲーム数と、上乗せゲーム数とを同時に表示するようにしているが(
図15(a))、まず、初期ゲーム数のみを表示した後、上乗せゲーム数を表示するようにしても良いし、上乗せゲーム数のみを表示した後、初期ゲーム数を表示するようにしても良い。
【0068】
図15(a)の状態を表示した後、
図15(b)に示すように、画像表示部84の右下に表示された上乗せゲーム数が、右下から図中の点線で示した矢印の方向である左上のART開始時のゲーム数(初期ゲーム数)の方に徐々に移動するように表示される。
なお、この矢印は上乗せゲーム数の移動方向を示すものであり、実際に表示されるものではないが、実際に表示するようにしても良い。
【0069】
図15(b)の状態を表示した後、
図15(c)に示すように、ART開始時のゲーム数(初期ゲーム数)に上乗せゲーム数が加算されたART開始時のゲーム数(累積ゲーム数)として「60G」(50G+10G)が画像表示部84の左上に表示される。
【0070】
2回目以降の上乗せでは、
図16(a)乃至(c)に示すように、上乗せされるごとに上述の
図15(a)乃至(c)と同様の表示が繰り返され、画像表示部84の左上のART開始時のゲーム数(累積ゲーム数)が、初期ゲーム数ではなく、上乗せゲーム数が加算されたゲーム数として表示される。
すなわち、まず、
図16(a)に示すように、遊技区間上乗せ決定手段340による上乗せ抽選の当選が2回目の場合は、画像表示部84の左上に、ART開始時のゲーム数(累積ゲーム数)として
図15(c)に表示された「60G」が表示され、右下に上乗せゲーム数として「10G」が表示される。
なお、本実施の形態では、累積ゲーム数と、上乗せゲーム数とを同時に表示するようにしているが(
図16(a))、まず、累積ゲーム数のみを表示した後、上乗せゲーム数を表示するようにしても良いし、上乗せゲーム数のみを表示した後、累積ゲーム数を表示するようにしても良い。
【0071】
図16(a)の状態を表示した後、
図16(b)に示すように、画像表示部84の右下に表示された上乗せゲーム数が、右下から図中の点線で示した矢印の方向である左上のART開始時のゲーム数(累積ゲーム数)の方に徐々に移動するように表示される。
なお、この矢印は上乗せゲーム数の移動方向を示すものであり、実際に表示されるものではないが、実際に表示するようにしても良い。
【0072】
図16(b)の状態を表示した後、
図16(c)に示すように、ART開始時のゲーム数(累積ゲーム数)に上乗せゲーム数が加算されたART開始時のゲーム数(累積ゲーム数)として「70G」(60G+10G)が画像表示部84の左上に表示される。
なお、本実施の形態では、ART開始時のゲーム数(累積ゲーム数)と、上乗せゲーム数とを同時に表示するようにしているが(
図16(a))、まず、ART開始時のゲーム数(累積ゲーム数)のみを表示した後、上乗せゲーム数を表示するようにしても良いし、上乗せゲーム数のみを表示した後、ART開始時のゲーム数(累積ゲーム数)を表示するようにしても良い。
なお、通常遊技中における特別遊技の開始ゲーム数の上乗せ抽選について説明したが、準備状態中にも特別遊技の開始ゲーム数の上乗せ抽選を行っても良い。
【0073】
(メインフロー)
図17に示すフローチャートに基づいて、遊技進行制御手段200が1回の遊技毎に実行する遊技制御処理について説明する。
先ず、ステップ110において、賭け数設定処理が行われる。この賭け数設定処理では、賭け数として規定の賭け数が設定されたか否かが判定されるものである。具体的には、遊技進行制御手段200により、当該遊技の賭け数として設定されているメダルの枚数が規定の賭け数に達しているか否かの判定が行われる。本実施の形態では、規定の賭け数は、2枚又は3枚である。このため、所定数の賭け数が設定された場合に、次のステップ111に進む。所定数の賭け数が設定されていない場合には当該ステップにとどまることになる。
ステップ111において、遊技進行制御手段200により、スタートスイッチ40の操作があったか否かの判定が行われる。ここで、スタートスイッチ40の操作があったと判定されると、遊技進行制御手段200により、賭け数の設定が不可能な状態とされる。その後、次のステップ112に進む。一方、スタートスイッチ40の操作がないと判定されると、再度ステップ111となる。
【0074】
ステップ112において、役抽選手段210により、役抽選処理が行われる。また、このとき、役抽選の結果が遊技進行制御手段200から演出制御手段300へ送信される。役抽選処理が終了すると、次のステップ113に進む。
ステップ113において、リールユニット60におけるリール62の回転変動処理が行われる。リール62が所定の回転速度に達した後、遊技進行制御手段200により、回転中のリール62に対応するストップスイッチ50の操作があった場合に、リール制御手段220により、各リール62の回転が停止させられる。このときのストップスイッチ50(左ストップスイッチL、中ストップスイッチC、右ストップスイッチR)の当選役に対応する停止操作順番は、遊技進行制御手段200に形成された所定の記憶領域に記憶されると共に、その後の処理にて読み出される。ここで、第3番目のストップスイッチ50の停止操作が行われると、遊技進行制御手段200から演出制御手段300へ全リール62の回転停止情報が送信される。そして、全てのリール62の回転変動処理が終了すると、次のステップ114に進む。
【0075】
ステップ114において、遊技結果判定手段230により、有効ライン86上の図柄の組合せに対して所定の役の図柄の組合せが有効ライン86上に揃っているか否かの入賞等の判定処理が行われる。ここで、入賞等の判定処理の判定結果のデータは、遊技進行制御手段200から演出制御手段300へ送信される。そして、判定処理が終わると、次のステップ115に進む。
ステップ115において、ホッパー制御手段260により、遊技結果判定手段230の判定結果に対応した払出処理等が行われる。なお、判定結果、払出が不要な場合には、払出処理は行われない。そして、当該処理が終了する。
【0076】
(サブフロー)
図18に示すフローチャートに基づいて、通常遊技中の遊技区間上乗せ決定手段340による特別遊技の開始ゲーム数の上乗せ抽選処理について説明する。
先ず、ステップ210において、遊技区間上乗せ決定手段340による上乗せ抽選を実行し、当該抽選に当選した場合は、次のステップ211に進む。一方、上乗せ抽選に当選しなかった場合は、処理を終了する。
ステップ211において、遊技区間上乗せ決定手段340により、上乗せゲーム数を抽選する。そして、次のステップ212に進む。
ステップ212において、上乗せ決定結果表示制御手段350により演出制御手段300の演出状態が通常遊技状態であるか否かが判定される。通常遊技状態であると判定された場合は、次のステップ213に進む。一方、通常遊技状態であると判定されなかった場合は、処理を終了する。
【0077】
ステップ213において、上乗せ決定結果表示制御手段350により上乗せゲーム数を画像表示部84に表示させ(
図15、
図16参照)、次のステップ214に進む。
ステップ214において、遊技区間管理手段330により上乗せゲーム数を遊技数カウンタに記憶する処理が行われる。具体的には、次回の特別遊技の開始時のゲーム数が記憶される。そして当該処理を終了する。
なお、ステップ214の上乗せゲーム数の記憶は、ステップ213の上乗せゲーム数の表示の前であっても良い。
なお、通常遊技中における特別遊技の開始ゲーム数の上乗せ抽選について説明したが、準備状態中にも特別遊技の開始ゲーム数の上乗せ抽選を行っても良い。