【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成24年8月31日、アプリケーションプログラムの審査を受けるために、次のアプリケーションプログラムを、他人が運営するWebサイトに対してアップロードした。アプリケーション名:050 plus(version3.1.0)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
呼制御サーバを介した発側端末から着側端末への音声を含む通信呼に連動して、当該発側端末と当該着側端末との間での音声を含む通信の開始に先立って、当該発側端末から当該着側端末へ中継サーバを介してデータファイルを送信して当該着側端末で表示する通信システムであって、
前記中継サーバは、
前記着側端末からの登録要求に応じて、音声を含む通信呼に連動したデータファイルの受信可否を示す受信可否情報を登録する受信可否管理部と、
前記発側端末による前記着側端末宛てのデータファイルのアップロード時に、前記着側端末の受信可否情報を確認し、当該受信可否情報が受信不可を示す場合は当該データファイルのアップロードを中止するファイル管理部とを備え、
前記発側端末は、前記中継サーバに対する前記着側端末宛てのデータファイルのアップロード時に、当該中継サーバ側で当該アップロードが中止された場合は当該アップロードを中止する発側呼制御部を備え、
前記着側端末は、
設定操作に応じて設定された、音声を含む通信呼に連動したデータファイルの受信可否を示す当該着側端末の受信可否情報を、前記中継サーバへ設定する受信可否設定部と、
前記発側端末から当該着側端末宛てのデータファイルを前記中継サーバからダウンロードし、当該データファイルの内容を画面表示する着側呼制御部とを備える
ことを特徴とする通信システム。
呼制御サーバを介した発側端末から着側端末への音声を含む通信呼に連動して、当該発側端末と当該着側端末との間での音声を含む通信の開始に先立って、当該発側端末から当該着側端末へ中継サーバを介してデータファイルを送信して当該着側端末で表示する通信システムで用いられる通信方法であって、
前記中継サーバの受信可否管理部が、前記着側端末からの登録要求に応じて、音声を含む通信呼に連動したデータファイルの受信可否を示す受信可否情報を登録する受信可否管理ステップと、
前記中継サーバのファイル管理部が、前記発側端末による前記着側端末宛てのデータファイルのアップロード時に、前記着側端末の受信可否情報を確認し、当該受信可否情報が受信不可を示す場合は当該データファイルのアップロードを中止するファイル管理ステップと、
前記発側端末の発側呼制御部が、前記中継サーバに対する前記着側端末宛てのデータファイルのアップロード時に、当該中継サーバ側で当該アップロードが中止された場合は当該アップロードを中止する発側呼制御ステップと、
前記着側端末の受信可否設定部が、設定操作に応じて設定された、音声を含む通信呼に連動したデータファイルの受信可否を示す当該着側端末の受信可否情報を、前記中継サーバへ設定する受信可否設定ステップと、
前記着側端末の着側呼制御部が、前記発側端末から当該着側端末宛てのデータファイルを前記中継サーバからダウンロードし、当該データファイルの内容を画面表示する着側呼制御ステップと
を備えることを特徴とする通信方法。
【発明を実施するための形態】
【0023】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる通信システム1について説明する。
図1は、第1の実施の形態にかかる通信システムの構成を示すブロック図である。
【0024】
この通信システム1は、通信網50に接続された発側端末10および着側端末20との間での音声通話を行う通信システムである。発側端末10は、音声を含む通信呼の発信側となる電話端末であり、着側端末20は、音声を含む通信呼の着信側となる電話端末である。発側端末10から着側端末20へ発信し、着側端末20での応答に応じて発側端末10と着側端末20との間で音声通話が開始される。
本実施の形態は、呼制御サーバ41,42を介した発側端末10から着側端末20への音声を含む通信呼に連動して、発側端末10と着側端末20との間での音声を含む通信の開始に先立って、発側端末10から当該着側端末20へ中継サーバ30を介してデータファイルを送信するようにしたものである。なお、本発明でいう音声を含む通信には、音声通信(電話)だけでなく、テレビ電話など、音声を含むすべての通信を含むものとする。
【0025】
中継サーバ30は、サーバ装置などの情報処理装置からなり、HTTP(HyperText Transfer Protocol)やFTP(File Transfer Protocol)などのデータ通信プロトコルに基づいて発側端末10および着側端末20との間で画像や映像などの各種データファイルをやり取りする機能を有している。
【0026】
呼制御サーバ41,42は、音声通話用の通信網を構成するサーバ装置などの情報処理装置からなり、SIP(Session Initiation Protocol)などの呼制御プロトコルに基づいて、発側端末10と着側端末20との間の音声通話を確立するための音声を含む通信呼について接続制御を行う機能を有している。
【0027】
通信網50は、有線または無線の電話網やインターネットなどのIP網からなり、発側端末10と着側端末20との間での音声通話やデータ通信などの通信サービスを提供する機能を有している。
図1では、通信網50内に、発側端末10と着側端末20との間での
データ通信サービスを提供する通信網51と、発側端末10と着側端末20との間での
音声通話サービスを提供する通信網52とが設けられている。なお、これら通信網51,52は1つの通信網で実現してもよい。
【0028】
[発側端末]
次に、
図1を参照して、本実施の形態にかかる通信システム1で用いる発側端末10の構成について詳細に説明する。
発側端末10は、全体として音声通話機能を有する、有線あるいは無線のデータ通信端末からなり、主な機能部として、操作入力部11、画面表示部12、データファイル取得部13、記憶部14、音声通話部15、受信可否取得部16、受信可否設定部17、および呼制御部18が設けられており、互いにデータやり取り可能に接続されている。
【0029】
操作入力部11は、ダイヤルキーや機能キーを含むキーボードやマウスなどの操作入力装置からなり、ユーザ操作を検出して各機能部へ出力する機能を有している。
画面表示部12は、LCDなどの画面表示装置からなり、各機能部から出力された操作メニュー、画像、メッセージなどの表示データを画面表示する機能を有している。
データファイル取得部13は、ユーザ操作に応じて、着側端末20へ送信するデータファイルを取得して、記憶部14へ保存する機能を有している。データファイルの取得例としては、例えば、カメラによる撮影、メールの受信、Web閲覧によるダウンロード、外部メモリからの読み込み、他端末との近距離無線通信による転送などの動作により、取得する方法が考えられる。
【0030】
記憶部14は、半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、各機能部での処理動作に用いる各種処理情報やプログラムを記憶する機能を有している。
記憶部14で記憶する主な処理情報として、自端末の電話番号やデータ通信用のアドレス、データファイル取得部13で取得した画像や映像のデータファイル、中継サーバ30へアップロードするデータファイルがある。
【0031】
音声通話部15は、コーデックなどの専用の音声通話回路や、スピーカおよびマイクを有し、RTP(Real-time Transport Protocol)などの通信プロトコルに基づいて、通信網51を介した着側端末20との音声通話を実現する機能を有している。
受信可否取得部16は、着側端末20の受信可否情報を中継サーバ30から取得する機能を有している。
受信可否設定部17は、操作入力部11で検出されたユーザ操作に応じて、当該発側端末10の受信可否情報を中継サーバ30へ設定する機能を有している。
【0032】
呼制御部(発側呼制御部)18は、データファイルをアップロードする際、受信可否取得部16により取得した着側端末20の受信可否情報を確認する機能と、当該受信可否情報が受信可を示す場合には中継サーバ30に当該着側端末20宛てのデータファイルをアップロードする機能と、当該受信可否情報が受信不可を示す場合は当該データファイルのアップロードを中止する機能とを有している。
【0033】
これに加えて、呼制御部18は、操作入力部11で検出した発信操作に応じて、受信可否取得部16により取得した着側端末20の受信可否情報を確認する機能と、当該受信可否情報が受信可を示す場合には中継サーバ30に当該着側端末20宛てのデータファイルをアップロードした後、着側端末20の呼び出しを通知する呼出要求メッセージを呼制御サーバ41へ送信する機能と、当該受信可否情報が受信不可を示す場合は当該データファイルのアップロードを中止した後、着側端末20の呼び出しを通知する呼出要求メッセージを呼制御サーバ41へ送信する機能と、着側端末20で呼出中であることを通知する呼制御サーバ41からの呼出中メッセージに応じて呼出中状態を表示する機能とを有している。
【0034】
これに加えて、呼制御部18は、着側端末20との通話中における、操作入力部11で検出したファイル送信操作に応じて、受信可否取得部16により取得した着側端末20の受信可否情報を確認する機能と、当該受信可否情報が受信可を示す場合には中継サーバ30に当該着側端末20宛てのデータファイルをアップロードする機能と、当該受信可否情報が受信不可を示す場合は当該データファイルのアップロードを中止する機能とを有している。
【0035】
なお、発側端末10には、一般的な電話端末、あるいは携帯端末やスマートフォンなどの通信端末が有する各種構成が設けられているものとする。また、発側端末10における各機能部のうち、受信可否取得部16、受信可否設定部17、および呼制御部18については、CPUが記憶部14内のプログラムを読み出して実行する演算処理部(コンピュータ)により実現されている。このプログラムは、外部装置や記録媒体に格納されており、予め記憶部14に保存される。
【0036】
[着側端末]
次に、
図1を参照して、本実施の形態にかかる通信システム1で用いる着側端末20の構成について詳細に説明する。
着側端末20は、全体として音声通話機能を有する、有線あるいは無線のデータ通信端末からなり、主な機能部として、操作入力部21、画面表示部22、データファイル取得部23、記憶部24、音声通話部25、受信可否設定部27、および呼制御部28が設けられており、互いにデータやり取り可能に接続されている。
【0037】
操作入力部21は、ダイヤルキーや機能キーを含むキーボードやマウスなどの操作入力装置からなり、ユーザ操作を検出して各機能部へ出力する機能を有している。
画面表示部22は、LCDなどの画面表示装置からなり、各機能部から出力された操作メニュー、画像、メッセージなどの表示データを画面表示する機能を有している。
データファイル取得部23は、ユーザ操作に応じて、発側端末10へ送信するデータファイルを取得して、記憶部24へ保存する機能を有している。データファイルの取得例としては、例えば、カメラによる撮影、メールの受信、Web閲覧によるダウンロード、外部メモリからの読み込み、他端末との近距離無線通信による転送などの動作により、取得する方法が考えられる。
【0038】
記憶部24は、半導体メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、各機能部での処理動作に用いる各種処理情報やプログラムを記憶する機能を有している。
記憶部24で記憶する主な処理情報として、自端末の電話番号やデータ通信用のアドレス、データファイル取得部23で取得した画像や映像のデータファイル、中継サーバ30へアップロードするデータファイルがある。
【0039】
音声通話部25は、コーデックなどの専用の音声通話回路や、スピーカおよびマイクを有し、RTP(Real-time Transport Protocol)などの通信プロトコルに基づいて、通信網51を介した発側端末10との音声通話を実現する機能を有している。
受信可否設定部27は、操作入力部21で検出されたユーザ操作に応じて、当該着側端末20の受信可否情報を中継サーバ30へ設定する機能を有している。受信可否情報の詳細については後述する。
【0040】
呼制御部(着側呼制御部)28は、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを中継サーバ30からダウンロードして当該データファイルの内容を画面表示部22で表示する機能を有している。
【0041】
これに加えて、呼制御部28は、発側端末10からの呼び出しを通知する呼制御サーバ42からの呼出要求メッセージに応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを中継サーバ30からダウンロードする機能と、当該データファイルの内容を画面表示部22で表示するとともに当該呼出要求メッセージに応じた着信表示を行う機能と、当該着信表示による呼出中であることを通知する呼出中メッセージを呼制御サーバ42へ送信する機能とを有している。
【0042】
これに加えて、呼制御部28は、中継サーバ30からのアップロード通知メッセージに応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルをダウンロードして当該データファイルの内容を画面表示部22で表示する機能を有している。
【0043】
なお、着側端末20には、一般的な電話端末、あるいは携帯端末やスマートフォンなどの通信端末が有する各種構成が設けられているものとする。また、着側端末20における各機能部のうち、受信可否設定部27および呼制御部28については、CPUが記憶部24内のプログラムを読み出して実行する演算処理部(コンピュータ)により実現されている。このプログラムは、外部装置や記録媒体に格納されており、予め記憶部24に保存される。
【0044】
[中継サーバ]
次に、
図1を参照して、本実施の形態にかかる通信システム1で用いる中継サーバ30の構成について詳細に説明する。
【0045】
中継サーバ30は、全体としてサーバ装置などの情報処理装置からなり、HTTPやFTPなどのデータ通信プロトコルに基づいて、通信網52を介して発側端末10および着側端末20との間で画像などの各種データファイルをやり取りする機能を有している。
この中継サーバ30には、主な機能部として、受信可否管理部31とファイル管理部32とが設けられている。
【0046】
受信可否管理部31は、着側端末20からの登録要求に応じて、音声を含む通信呼に連動したデータファイルの受信可否を示す受信可否情報を記憶部(図示せず)に登録する機能と、発側端末10からの着側受信可否取得要求に応じて、指定された着側端末20の電話番号、あるいは発側端末10および着側端末20の両電話番号に対応する受信可否情報を返送する機能とを有している。
【0047】
受信可否情報は、着側端末20の受信可否設定部27において、操作入力部21で検出されたユーザの設定操作に基づいて、その内容が設定された後、中継サーバ30へ登録される。
図2は、受信可否情報の構成例である。ここでは、着側端末電話番号ごとに、受信可否が登録されている。また、受信可否の対象となるデータファイルを詳細に指定するため、ファイル種別、ファイルサイズ、発側端末電話番号などの属性値が登録可能となっている。
例えば、ファイル種別は、受信拒否の対象となるデータファイルの種別を指定する属性値であり、画像、映像(動画)、テキスト(メッセージやホームページURL)、位置情報/地図情報(緯度・経度のみでもよい)、SMS(ショートメッセージ)、IM(インスタントメッセージ)、オフィス系(文書や図面)、音声・音楽、クーポンなどのファイル種別が設定される。設定されたファイル種別に属するデータファイルが受信拒否の対象となる。
【0048】
また、ファイルサイズは、受信拒否の対象となるデータファイルのファイルサイズの下限を指定する属性値である。設定されたファイルサイズ以上のファイルサイズを有するデータファイルが受信拒否の対象となる。
また、送信元電話番号は、受信拒否の対象となるデータファイルの送信元となる電話端末の電話番号を指定する属性値である。設定された電話番号の電話端末から送信されたデータファイルが受信拒否の対象となる。
【0049】
これら属性値による受信拒否の有無判定は、基本的にすべて論理和あるいは論理積で統合されてデータファイルの受信拒否が判定される。なお、特定の属性値を組み合わせて用いてもよい。例えば、ファイル種別ごとに、ファイルサイズや送信元電話番号を設定できるようにしてもよく、送信元電話番号ごとに、ファイル種別やファイルサイズを設定できるようにしてもよい。
【0050】
ファイル管理部32は、発側端末10からのアップロード要求に応じて着側端末20宛てのデータファイルを受信して記憶部で保持する機能と、着側端末20からのダウンロード要求に応じて発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを送信する機能と、発側端末10による着側端末20宛てのデータファイルのアップロード完了に応じて、当該着側端末20へ当該データファイルがアップロードされたことを通知するアップロード通知メッセージを送信する機能とを有している。
【0051】
図3は、データファイルの管理例である。ここでは、データファイルを識別するファイル名ごとに、当該データファイルのアップロード元となる発側端末電話番号と、当該データファイルのダウンロード先となる着側端末電話番号とが登録されている。これらファイル名、発側端末電話番号、着側端末電話番号は、アップロード時に発側端末10から通知される。また、ダウンロード時には、着側端末20から通知された発側端末電話番号および着側端末電話番号と合致するデータファイルが選択されて、着側端末20へ送信される。
【0052】
なお、中継サーバ30には、一般的なサーバ装置が有する各種構成が設けられているものとする。また、発側端末10における各機能部のうち、受信可否管理部31およびファイル管理部32については、CPUが記憶部内のプログラムを読み出して実行する演算処理部(コンピュータ)により実現されている。このプログラムは、外部装置や記録媒体に格納されており、予め記憶部に保存される。
【0053】
[第1の実施の形態の動作]
次に、
図4および
図5を参照して、本実施の形態にかかる通信システム1の動作について説明する。
図4は、第1の実施の形態にかかる通信システムの動作を示すシーケンス図である。
図5は、第1の実施の形態にかかる通信システムの動作(続き)を示すシーケンス図である。なお、
図4および
図5において、実線矢印は、中継サーバ30を介してやり取りするHTTP/HTTPSメッセージを示し、破線矢印は、呼制御サーバ41,42を介してやり取りするSIPメッセージを示している。
【0054】
図4に示すように、着側端末20の受信可否設定部27は、受信可否を設定するためのユーザ操作に応じて、自端末20の受信可否情報を中継サーバ30へ設定する受信可否設定要求を中継サーバ30へ送信する。
中継サーバ30の受信可否管理部31は、着側端末20からの受信可否設定要求に応じて、音声を含む通信呼に連動したデータファイルの受信可否を示す受信可否情報を記憶部に登録し、設定完了(200OK)を着側端末20へ返送する。
これにより、通信システム1の受信可否設定動作(ステップ100)が完了する。
【0055】
次に、発側端末10において、着側端末20の電話番号を発信先として指定した発信操作が、操作入力部11で検出された場合(ステップ101)、受信可否取得部16は、呼出先となる着側端末20の受信可否情報の取得を要求する着側受信可否取得要求を中継サーバ30へ送信する。この着側受信可否取得要求には、発側端末10および着側端末20の両電話番号が指定されている。
【0056】
中継サーバ30の受信可否管理部31は、発側端末10からの着側受信可否取得要求に応じて、指定された発側端末10および着側端末20の両電話番号に基づいて、着側端末20の発側端末10に関する受信可否情報を、着側受信可否結果(200OK)により返送する。
これにより、通信システム1の受信可否取得動作(ステップ102)が完了する。
なお、発側端末10からの着側受信可否取得要求にファイル概要を追加して中継サーバ30へ通知し、中継サーバ30の受信可否管理部31で、当該ファイル概要に基づき着側端末20の発側端末10に関する受信可否を判断し、その判断結果を着側受信可否結果(200OK)により発側端末10へ返送するようにしてもよい。
【0057】
続いて、発側端末10の呼制御部18は、受信可否取得部16により取得した着側端末20の発側端末10に関する受信可否情報を確認し(ステップ103)、当該受信可否情報が受信可を示す場合には、中継サーバ30に着側端末20宛てのデータファイルをアップロードするため、通信システム1は、次のようなアップロード動作(ステップ104)を実行する。
【0058】
アップロード動作(ステップ104)において、呼制御部18は、まず、ユーザ操作により選択されたデータファイルを含むアップロード要求を中継サーバ30へ送信することにより、アップロードを開始し、データファイル送信中画面を画面表示部12に表示する。
中継サーバ30のファイル管理部32は、発側端末10からのアップロード要求に応じて着側端末20宛てのデータファイルを受信して記憶部で保持し、アップロードの完了に応じて、アップロード完了(200OK)を発側端末10へ返送する。
【0059】
発側端末10の呼制御部18は、中継サーバ30から通知されたアップロード完了に応じて、アップロード完了画面を画面表示部12に表示し、アップロードしたデータファイルが着側端末20によりダウンロードされたことを確認するため、送信先受信確認要求を中継サーバ30へ送信する。
これにより、通信システム1のアップロード動作(ステップ104)が完了し、このアップロード完了に応じて、通信システム1は次の呼出動作(ステップ110)へ移行する。なお、受信可否取得部16により取得した着側端末20の受信可否情報が受信不可を示す場合、呼制御部18は、アップロード動作(ステップ104)を実行せずに、アップロード不可画面を画面表示部12に表示した後、次の呼出動作(ステップ110)へ移行する。
【0060】
呼出動作(ステップ110)において、呼制御部18は、着側端末20の呼び出しを通知する呼出要求メッセージ(INVITE)を呼制御サーバ41へ送信する。この呼出要求メッセージには、発側端末10および着側端末20の両電話番号が指定されている。この呼出要求メッセージは、呼制御サーバ41から呼制御サーバ42を経由して、着側端末20へ通知される。
着側端末20の呼制御部28は、発側端末10からの呼び出しを通知する呼制御サーバ42からの呼出要求メッセージに応じて、着信処理中であることを示す処理中メッセージ(100Trying)を返送する。この処理中メッセージは、呼制御サーバ42から呼制御サーバ41を経由して、発側端末10へ通知される。
【0061】
また、呼制御部28は、呼制御サーバ42からの呼出要求メッセージで通知された発側端末10の電話番号に基づいて、受信可否設定部27で設定された、発側端末10に関する受信可否を確認し、発側端末10からのデータファイルについて受信可であれば、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを中継サーバ30からダウンロードするため、通信システム1は次のようなダウンロード動作(ステップ111)を実行する。
【0062】
ダウンロード動作(ステップ111)において、呼制御部28は、まず、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルの有無を確認するファイル確認要求を中継サーバ30へ送信する。このダウンロード要求には、発側端末10および着側端末20の両電話番号が指定されている。
中継サーバ30のファイル管理部32は、着側端末20からのファイル確認要求に応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルの有無を確認し、得られたデータファイルの有無を示すファイル確認結果(200OK)を着側端末20へ送信する。
【0063】
呼制御部28は、中継サーバ30からのファイル確認結果がデータファイルありを示す場合、当該データファイルのダウンロードを要求するダウンロード要求を中継サーバ30へ送信する。このダウンロード要求には、発側端末10および着側端末20の両電話番号が指定されている。
ファイル管理部32は、着側端末20からのダウンロード要求に応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを記憶部から取得し、ファイル送信(200OK)により着側端末20へ送信する。
【0064】
呼制御部28は、中継サーバ30からのファイル送信によりデータファイルをダウンロードして記憶部24へ保存し、ダウンロードの完了に応じてダウンロード結果を中継サーバ30へ送信する。
ファイル管理部32は、着側端末20からのダウンロード結果に応じて、ダウンロード完了を確認し、受領(200OK)を着側端末20へ返送するとともに、着側端末20がデータファイルをダウンロードしたことを示す送信先受信完了(200OK)を、発側端末10へ送信する。
【0065】
呼制御部28は、ダウンロードの完了に応じて、あるいは着側端末20からの受領に応じて、ダウンロードしたデータファイルの内容を画面表示部22で表示する。
これにより、通信システム1のダウンロード動作(ステップ111)が完了し、呼制御部28は、呼制御サーバ42からの呼出要求メッセージに応じた着信表示を実行し(ステップ112)、呼出中であることを示す呼出中メッセージ(180Ringing)を呼制御サーバ42へ送信する(ステップ113)。この呼出中メッセージは、呼制御サーバ42から呼制御サーバ41を経由して、発側端末10へ通知される。
【0066】
なお、中継サーバ30からのファイル確認結果がデータファイルなしを示す場合、呼制御部28は、データファイルのダウンロードをスキップして、着信表示(ステップ112)へ移行し、呼出中メッセージを呼制御サーバ42へ送信する(ステップ113)。
発側端末10の呼制御部18は、呼制御サーバ41からの呼出中メッセージに応じて、呼出中画面を画面表示部12に表示する。
【0067】
この後、着側端末20での応答操作に応じて、通信システム1は次のような応答動作(ステップ114)を実行する。
まず、呼制御部28は、応答メッセージ(200OK)を呼制御サーバ42へ送信する。この応答メッセージは、呼制御サーバ42から呼制御サーバ41を経由して、発側端末10へ通知される。
呼制御部18は、呼制御サーバ41からの応答メッセージに応じて、確認メッセージ(ACK)を呼制御サーバ41へ返送する。この確認メッセージは、呼制御サーバ41から呼制御サーバ42を経由して、着側端末20へ通知される。
【0068】
これにより、発側端末10の音声通話部15と着側端末20の音声通話部25とが、通信網52を介して通話路で接続されて、音声通話が開始される。
また、呼制御部18は、通話中画面を画面表示部12に表示し、呼制御部28は、通話中画面を画面表示部22に表示する。
以上により、応答動作(ステップ114)が完了する。
【0069】
このようにして、発側端末10と着側端末20との間で音声通話が開始された後、
図5に示すように、発側端末10の呼制御部18は、通話中に着側端末20からデータファイルがアップロードされた場合に中継サーバ30から当該データファイルの受信を通知してもらうため、ファイル受信確認を中継サーバ30へ送信する(ステップ120)。
同様にして、着側端末20の呼制御部28は、通話中に発側端末10からデータファイルがアップロードされた場合、中継サーバ30から当該データファイルの受信を通知してもらうため、ファイル受信確認を中継サーバ30へ送信する(ステップ121)。
【0070】
この後、通話中に、発側端末10において、データファイルの送信を指示する送信操作が行われた場合(ステップ130)、呼制御部18は、受信可否取得部16により取得した着側端末20の発側端末10に関する受信可否情報を確認し(ステップ131)、当該受信可否情報が受信可を示す場合には、中継サーバ30に着側端末20宛てのデータファイルをアップロードするため、通信システム1は、次のようなステップ104と同様のアップロード動作(ステップ132)を実行する。
【0071】
アップロード動作(ステップ132)において、呼制御部18は、まず、ユーザ操作により選択されたデータファイルを含むアップロード要求を中継サーバ30へ送信することにより、アップロードを開始し、データファイル送信中画面を画面表示部12に表示する。
中継サーバ30のファイル管理部32は、発側端末10からのアップロード要求に応じて着側端末20宛てのデータファイルを受信して記憶部で保持し、アップロードの完了に応じて、アップロード完了(200OK)を発側端末10へ返送する。
【0072】
発側端末10の呼制御部18は、中継サーバ30から通知されたアップロード完了に応じて、アップロード完了画面を画面表示部12に表示し、アップロードしたデータファイルが着側端末20によりダウンロードされたことを確認するため、送信先受信確認要求を中継サーバ30へ送信する。
これにより、通信システム1のアップロード動作(ステップ132)が完了し、このアップロード完了に応じて、通信システム1は次のダウンロード動作(ステップ133)へ移行する。なお、受信可否取得部16により取得した着側端末20の受信可否情報が受信不可を示す場合、呼制御部18は、アップロード動作(ステップ133)を実行せずに、アップロード不可画面を画面表示部12に表示する。
【0073】
アップロード動作(ステップ132)において、中継サーバ30のファイル管理部32は、発側端末10から着側端末20宛てのデータファイルがアップロードされた場合、ステップ121で受信した着側端末20からのファイル受信確認に基づいて、着側端末20へ当該データファイルがアップロードされたことを通知するアップロード通知メッセージ(200OK)を送信する。
着側端末20の呼制御部28は、中継サーバ30からのアップロード通知メッセージに応じて、当該データファイルのダウンロードを要求するダウンロード要求を中継サーバ30へ送信する。このダウンロード要求には、発側端末10および着側端末20の両電話番号が指定されている。
【0074】
ファイル管理部32は、着側端末20からのダウンロード要求に応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを記憶部から取得し、ファイル送信(200OK)により着側端末20へ送信する。
呼制御部28は、中継サーバ30からのファイル送信によりデータファイルをダウンロードして記憶部24へ保存し、ダウンロードの完了に応じてダウンロード結果を中継サーバ30へ送信する。
【0075】
ファイル管理部32は、着側端末20からのダウンロード結果に応じて、ダウンロード完了を確認し、受領(200OK)を着側端末20へ返送するとともに、着側端末20がデータファイルをダウンロードしたことを示す送信先受信完了(200OK)を、発側端末10へ送信する。
呼制御部28は、着側端末20からの受領に応じて、ファイル受信確認を中継サーバ30へ送信し、ダウンロードしたデータファイルの内容を画面表示部22で表示する。
これにより、通信システム1のダウンロード動作(ステップ133)が完了する。
【0076】
データファイルをダウンロードした後における着側端末20での動作については、それぞれのファイル種別に応じた処理を実行すればよい。例えば、画像、動画、テキストデータなどの表示可能なデータファイルの場合には、前述したように画面表示部22で表示すればよく、音声ファイルの場合には、音声通話部25で再生すればよい。
【0077】
また、データファイルを画面表示する場合、ファイル種別に応じたアプリケーションを起動させてもよい。例えば、データファイルが位置情報や地図情報である場合、地図表示アプリケーションを起動して、そのデータに応じた地点をマーク表示するようにしてもよく、さらに、位置情報と画像を合わせて受信した場合、地図上の画像をマッピングして表示するようにしてもよい。特に、位置情報を緯度・経度で送受信することで、地図情報を画像データとして送るのに比べ、データサイズを大幅に削減できるため、データ送受信による呼び出し/応答までのタイムラグを短くすることができるという効果がある。
【0078】
また、データファイルが写真の場合、写真を画面表示した上で、例えば通話終了時やユーザ操作に応じて、予め指定されているオンラインアルバムサービスを提供するサービスサーバへ、当該データファイルを自動的にアップロードするようにしてもよい。
また、データファイルが名刺データの場合、名刺データを画面表示した上で、例えば通話終了時やユーザ操作に応じて、名刺管理アプリケーションに当該データを渡して、保存するようにしてもよい。
【0079】
また、データファイルがスケジュールデータの場合、スケジュールデータを画面表示した上で、例えば通話終了時やユーザ操作に応じて、スケジュール管理アプリケーションに当該データを渡して、保存するようにしてもよい。
また、データファイルがクーポン情報の場合、クーポン情報を画面表示した上で、例えば通話終了時やユーザ操作に応じて、クーポン情報に含まれる電話番号へ発呼するための画面を表示するなどの準備処理を実行するようにしてもよい。
【0080】
この後、通話中に、発側端末10において、音声通話の終了を指示する終話操作が行われた場合(ステップ140)、通信システム1は次のような終話動作(ステップ140)を実行する。
終話動作(ステップ140)において、まず、発側端末10の呼制御部18は、着側端末20へ終話を通知する切断メッセージ(BYE)を呼制御サーバ41へ送信する。この呼出要求メッセージには、発側端末10および着側端末20の両電話番号が指定されている。この呼出要求メッセージは、呼制御サーバ41から呼制御サーバ42を経由して、着側端末20へ通知される。
【0081】
着側端末20の呼制御部28は、呼制御サーバ42からの切断メッセージに応じて、応答メッセージ(200OK)を返送する。この応答メッセージは、呼制御サーバ42から呼制御サーバ41を経由して、発側端末10へ通知される。これにより、発側端末10と着側端末20とを結ぶ通話路が切断されて音声通話が終了する。
【0082】
この後、呼制御部18は、着側端末20との通話が切断したことを示す切断通知を中継サーバ30へ送信する(ステップ132)。中継サーバ30のファイル管理部32は、この切断通知に応じて、応答(200OK)を発側端末10へ返送し、データファイルのアップロードに応じた発側端末10に対する通知のための処理を終了する。
同様に、呼制御部28は、発側端末10との通話が切断したことを示す切断通知を中継サーバ30へ送信する(ステップ133)。中継サーバ30のファイル管理部32は、この切断通知に応じて、応答(200OK)を着側端末20へ返送し、データファイルのアップロードに応じた着側端末20に対する通知のための処理を終了する。
【0083】
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、中継サーバ30に、着側端末20からの登録要求に応じて、音声を含む通信呼に連動したデータファイルの受信可否を示す受信可否情報を登録する受信可否管理部31と、発側端末10からのアップロード要求に応じて着側端末20宛てのデータファイルを受信して保持し、着側端末20からのダウンロード要求に応じて発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを送信するファイル管理部32とを設けたものである。
【0084】
これに加えて、着側端末20の受信可否設定部27が、設定操作に応じて設定された、音声を含む通信呼に連動したデータファイルの受信可否を示す当該着側端末20の受信可否情報を、中継サーバ30へ設定し、発側端末10の呼制御部18が、データファイルをアップロードする際、受信可否取得部16により中継サーバ30から取得した着側端末20の受信可否情報を確認し、当該受信可否情報が受信可を示す場合には中継サーバ30に当該着側端末20宛てのデータファイルをアップロードし、当該受信可否情報が受信不可を示す場合は当該データファイルのアップロードを中止し、着側端末20の呼制御部28が、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを中継サーバ30からダウンロードして当該データファイルの内容を画面表示するようにしたものである。
【0085】
これにより、着側ユーザが設定した、音声を含む通信呼に連動したデータファイルの受信可否が、中継サーバ30を介して発側端末10で取得されて、発側端末10から中継サーバ30へデータファイルをアップロードする際に発側端末10で確認され、受信可の場合には、発側端末10から中継サーバ30へデータファイルがアップロードされ、受信不可の場合には、そのデータファイルのアップロードが中止される。
したがって、着側ユーザが受信不可を設定すれば、発側端末10から中継サーバ30へのデータファイルのアップロードが中止されるため、着側端末20において事前にデータファイルの受信を拒否することができ、不要なデータファイルの受信を拒否したい着側ユーザの要望を満たすことが可能となる。
【0086】
また、本実施の形態において、呼制御部18が、発信操作に応じて、受信可否取得部16により取得した着側端末20の受信可否情報を確認し、当該受信可否情報が受信可を示す場合には中継サーバ30に当該着側端末20宛てのデータファイルをアップロードした後、着側端末20の呼び出しを通知する呼出要求メッセージを呼制御サーバ41へ送信し、当該受信可否情報が受信不可を示す場合は当該データファイルのアップロードを中止した後、着側端末20の呼び出しを通知する呼出要求メッセージを呼制御サーバ41へ送信し、着側端末20で呼出中であることを通知する呼制御サーバ41からの呼出中メッセージに応じて呼出中状態を表示するようにしてもよい。
【0087】
この際、さらに、呼制御部28は、発側端末10からの呼び出しを通知する呼制御サーバ42からの呼出要求メッセージに応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを中継サーバ30からダウンロードして、当該データファイルの内容を画面表示部22で表示するとともに当該呼出要求メッセージに応じた着信表示を行い、当該着信表示による呼出中であることを通知する呼出中メッセージを呼制御サーバ42へ送信するようにしてもよい。
【0088】
これにより、発側端末10での発信操作と連動させて、発側端末10から中継サーバ30を介して着側端末20へデータファイルを送信する場合でも、着側端末20の受信可否情報に応じて、着側端末20において事前にデータファイルの受信を拒否することができ、不要なデータファイルの受信を拒否したいユーザの要望を満たすことが可能となる。
【0089】
特に、前述した従来技術では、中継サーバ30に対するアップロードや着側端末20へのダウンロードが完了した後、着側端末20で着信表示が開始され、その応答により着側ユーザと音声通話が開始されるまで、データファイルが中継サーバ30にアップロードされたか、データファイルが着側端末20までダウンロードされたか、データファイルが着側端末20で表示されたかを確認することができないため、発側ユーザに大きなストレスが生じる。
【0090】
これに対して、本実施の形態によれば、着側端末20がデータファイルを受信拒否している場合、データファイルをアップロードする前に、発側端末10で着側端末20の受信拒否を直ちに確認できるため、発側ユーザに対するストレスを大幅に軽減することが可能となる。さらに、データファイルをアップロードする前に、発側端末10で受信拒否が確認されて、直ちに着側端末20の呼び出しが開始されるため、受信拒否の場合には、着側端末20での着信表示へスムーズに移行することができ、発側ユーザに対するストレスを大幅に軽減することが可能となる。
【0091】
また、本実施の形態において、呼制御部18が、着側端末20との通話中におけるファイル送信操作に応じて、受信可否取得部16により取得した着側端末20の受信可否情報を確認し、当該受信可否情報が受信可を示す場合には中継サーバ30に当該着側端末20宛てのデータファイルをアップロードし、当該受信可否情報が受信不可を示す場合は当該データファイルのアップロードを中止し、ファイル管理部32が、発側端末10による着側端末20宛てのデータファイルのアップロード完了に応じて、当該着側端末20へ当該データファイルがアップロードされたことを通知するアップロード通知メッセージを送信し、呼制御部28が、中継サーバ30からのアップロード通知メッセージに応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルをダウンロードして当該データファイルの内容を画面表示するようにしてもよい。
【0092】
これにより、通話中における発側端末10でのデータファイルの送信操作に応じて、発側端末10から中継サーバ30を介して着側端末20へデータファイルを送信する場合でも、着側端末20の受信可否情報に応じて、着側端末20において事前にデータファイルの受信を拒否することができ、不要なデータファイルの受信を拒否したいユーザの要望を満たすことが可能となる。また、着側端末20がデータファイルを受信拒否している場合、データファイルをアップロードする前に、発側端末10で受信拒否を直ちに確認できるため、前述と同様の発側ユーザに対するストレスを大幅に軽減することが可能となる。
【0093】
また、本実施の形態において、受信可否情報について、受信拒否の対象となるデータファイルのファイル種別、ファイルサイズ、発側端末電話番号を属性値として任意に設定し、呼制御部18において、受信可否情報のこれら属性値と、着側端末20へ送信するデータファイルに関する属性値とを照合することにより、当該データファイルの受信可否を判定するようにしてもよい。
これにより、着側ユーザの意図に応じて、詳細に受信拒否の条件を設定することができ、着側ユーザの細かな要望をも満たすことが可能となる。
【0094】
また、本実施の形態では、通話中におけるファイル送信操作に応じて、発側端末10から着側端末20宛てのデータファイルを中継サーバ30へアップロードする際、発側端末10での発呼操作に応じて中継サーバ30から受信可否取得部16で取得した受信可否情報を用いて、アップロード可否を判断する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、ファイル送信操作に応じて、中継サーバ30から受信可否取得部16で受信可否情報を取得し、この受信可否情報を用いてアップロード可否を判断するようにしてもよい。
【0095】
[第2の実施の形態]
次に、
図6を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる通信システム1について説明する。
図6は、第2の
実施の形態にかかる通信システムの構成を示すブロック図であり、
図1と同じまたは同等部分には同一符号を付してある。
【0096】
第1の実施の形態では、発側端末10が、中継サーバ30に登録されている着側端末20の受信可否情報を取得して、データファイルのアップロード可否を判定する場合を例として説明した。
本実施の形態では、中継サーバ30が、自装置内に登録されている着側端末20の受信可否情報を確認して、発側端末10からのデータファイルのアップロード可否を判定する場合について説明する。
【0097】
本実施の形態において、中継サーバ30の受信可否管理部31は、着側端末20からの登録要求に応じて、音声を含む通信呼に連動したデータファイルの受信可否を示す受信可否情報を登録する機能を有している。
また、中継サーバ30のファイル管理部32は、発側端末10による着側端末20宛てのデータファイルのアップロード時に、着側端末20の受信可否情報を確認する機能と、当該受信可否情報が、受信可を示す場合には当該データファイルを受信して保持し、着側端末20からのダウンロード要求に応じて当該データファイルを送信する機能と、受信不可を示す場合は当該データファイルのアップロードを中止する機能とを有している。
【0098】
また、発側端末10の呼制御部18は、中継サーバ30に対する着側端末20宛てのデータファイルのアップロード時に、当該中継サーバ30側で当該アップロードが中止された場合は当該アップロードを中止する機能を有している。
これに加えて、呼制御部18は、発信操作に応じて、中継サーバ30に着側端末20宛てのデータファイルのアップロードを開始し、当該アップロードが完了した場合には着側端末20の呼び出しを通知する呼出要求メッセージを呼制御サーバ41へ送信する機能と、中継サーバ30側で当該アップロードが中止された場合は当該アップロードを中止して着側端末20の呼び出しを通知する呼出要求メッセージを呼制御サーバ41へ送信する機能と、着側端末20で呼出中であることを通知する呼制御サーバ41からの呼出中メッセージに応じて呼出中状態を表示する機能とを有している。
これに加えて、呼制御部18は、着側端末20との通話中におけるファイル送信操作に応じて、中継サーバ30に当該着側端末20宛てのデータファイルをアップロードする機能とを有している。
【0099】
また、着側端末20の受信可否設定部27は、設定操作に応じて設定された、音声を含む通信呼に連動したデータファイルの受信可否を示す当該着側端末20の受信可否情報を、中継サーバ30へ設定する機能を有している。
また、着側端末20の呼制御部28は、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを中継サーバ30からダウンロードし、当該データファイルの内容を画面表示する機能とを有している。
【0100】
これに加えて、呼制御部28は、発側端末10からの呼び出しを通知する呼制御サーバ42からの呼出要求メッセージに応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルをダウンロードして当該データファイルの内容を画面表示するとともに当該呼出要求メッセージに応じた着信表示を行う機能と、当該着信表示による呼出中であることを通知する呼出中メッセージを呼制御サーバ42へ送信する機能とを有している。
これに加えて、呼制御部28は、中継サーバ30からのアップロード通知メッセージに応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルをダウンロードして当該データファイルの内容を画面表示する機能とを有している。
【0101】
図1と比較して、本実施の形態では、発側端末10から受信可否取得部16が省かれている。
本実施の形態にかかる通信システム1のうち、上記以外の構成については、前述した第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
【0102】
[第2の実施の形態の動作]
次に、
図7および
図8を参照して、本実施の形態にかかる通信システム1の動作について説明する。
図7は、第2の実施の形態にかかる通信システムの動作を示すシーケンス図である。
図8は、第2の実施の形態にかかる通信システムの動作(続き)を示すシーケンス図である。なお、
図7および
図8において、実線矢印は、中継サーバ30を介してやり取りするHTTP/HTTPSメッセージを示し、破線矢印は、呼制御サーバ41,42を介してやり取りするSIPメッセージを示している。
【0103】
まず、本実施の形態にかかる通信システム1の受信可否設定動作については、
図4で説明した受信可否設定動作(ステップ100)と同様であり、ここでの説明は省略する。
【0104】
次に、
図7に示すように、発側端末10において、着側端末20の電話番号を発信先として指定した発信操作が、操作入力部11で検出された場合(ステップ200)、呼制御部18は、ユーザ操作により選択されたデータファイルを含むアップロード要求を中継サーバ30へ送信することにより、アップロードを開始し(ステップ201)、データファイル送信中画面を画面表示部12に表示する。
【0105】
中継サーバ30のファイル管理部32は、発側端末10からのアップロード要求に応じて、記憶部に登録されている着側端末20の受信可否情報を確認する(ステップ202)。ここで、当該受信可否情報が受信可を示す場合、通信システム1は、次のようなアップロード動作(ステップ203)を実行する。
【0106】
まず、ファイル管理部32は、当該データファイルを受信して記憶部で保持し、アップロードの完了に応じて、アップロード完了(200OK)を発側端末10へ返送する。
発側端末10の呼制御部18は、中継サーバ30から通知されたアップロード完了に応じて、アップロード完了画面を画面表示部12に表示し、アップロードしたデータファイルが着側端末20によりダウンロードされたことを確認するため、送信先受信確認要求を中継サーバ30へ送信する。
これにより、アップロード動作(ステップ203)が完了し、通信システム1は次の呼出動作(ステップ210)へ移行する。
【0107】
一方、記憶部に登録されている着側端末20の受信可否情報が受信不可を示す場合、ファイル管理部32は、アップロード中止(400ERROR)を発側端末10へ送信する(ステップ204)。
発側端末10の呼制御部18は、中継サーバ30からのアップロード中止に応じて、データファイルのアップロードを中止し、アップロード不可画面を画面表示部12に表示する。この後、通信システム1は次の呼出動作(ステップ210)へ移行する。
【0108】
呼出動作(ステップ210)において、呼制御部18は、着側端末20の呼び出しを通知する呼出要求メッセージ(INVITE)を呼制御サーバ41へ送信する。この呼出要求メッセージには、発側端末10および着側端末20の両電話番号が指定されている。この呼出要求メッセージは、呼制御サーバ41から呼制御サーバ42を経由して、着側端末20へ通知される。
着側端末20の呼制御部28は、発側端末10からの呼び出しを通知する呼制御サーバ42からの呼出要求メッセージに応じて、着信処理中であることを示す処理中メッセージ(100Trying)を返送する。この処理中メッセージは、呼制御サーバ42から呼制御サーバ41を経由して、発側端末10へ通知される。
【0109】
また、呼制御部28は、呼制御サーバ42からの呼出要求メッセージで通知された発側端末10の電話番号に基づいて、受信可否設定部27で設定された、発側端末10に関する受信可否を確認し、発側端末10からのデータファイルについて受信可であれば、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを中継サーバ30からダウンロードするため、通信システム1は次のようなダウンロード動作(ステップ211)を実行する。
【0110】
ダウンロード動作(ステップ211)において、呼制御部28は、まず、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルの有無を確認するファイル確認要求を中継サーバ30へ送信する。このダウンロード要求には、発側端末10および着側端末20の両電話番号が指定されている。
中継サーバ30のファイル管理部32は、着側端末20からのファイル確認要求に応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルの有無を確認し、得られたデータファイルの有無を示すファイル確認結果(200OK)を着側端末20へ送信する。
【0111】
呼制御部28は、中継サーバ30からのファイル確認結果がデータファイルありを示す場合、当該データファイルのダウンロードを要求するダウンロード要求を中継サーバ30へ送信する。このダウンロード要求には、発側端末10および着側端末20の両電話番号が指定されている。
ファイル管理部32は、着側端末20からのダウンロード要求に応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを記憶部から取得し、ファイル送信(200OK)により着側端末20へ送信する。
【0112】
呼制御部28は、中継サーバ30からのファイル送信によりデータファイルをダウンロードして記憶部24へ保存し、ダウンロードの完了に応じてダウンロード結果を中継サーバ30へ送信する。
ファイル管理部32は、着側端末20からのダウンロード結果に応じて、ダウンロード完了を確認し、受領(200OK)を着側端末20へ返送するとともに、着側端末20がデータファイルをダウンロードしたことを示す送信先受信完了(200OK)を、発側端末10へ送信する。
【0113】
呼制御部28は、ダウンロードの完了に応じて、あるいは着側端末20からの受領に応じて、ダウンロードしたデータファイルの内容を画面表示部22で表示する。
これにより、通信システム1のダウンロード動作(ステップ211)が完了し、呼制御部28は、呼制御サーバ42からの呼出要求メッセージに応じた着信表示を実行し(ステップ212)、呼出中であることを示す呼出中メッセージ(180Ringing)を呼制御サーバ42へ送信する(ステップ213)。この呼出中メッセージは、呼制御サーバ42から呼制御サーバ41を経由して、発側端末10へ通知される。
【0114】
なお、中継サーバ30からのファイル確認結果がデータファイルなしを示す場合、呼制御部28は、データファイルのダウンロードをスキップして、着信表示(ステップ212)へ移行し、呼出中メッセージを呼制御サーバ42へ送信する(ステップ213)。
発側端末10の呼制御部18は、呼制御サーバ41からの呼出中メッセージに応じて、呼出中画面を画面表示部12に表示する。
【0115】
この後の着側端末20での応答操作に応じた応答動作については、前述した
図4の応答動作ステップ(ステップ114)と同様であり、ここでの説明は省略する。
【0116】
このようにして、発側端末10と着側端末20との間で音声通話が開始された後、
図8に示すように、発側端末10の呼制御部18は、通話中に着側端末20からデータファイルがアップロードされた場合に中継サーバ30から当該データファイルの受信を通知してもらうため、ファイル受信確認を中継サーバ30へ送信する(ステップ220)。
同様にして、着側端末20の呼制御部28は、通話中に発側端末10からデータファイルがアップロードされた場合、中継サーバ30から当該データファイルの受信を通知してもらうため、ファイル受信確認を中継サーバ30へ送信する(ステップ221)。
【0117】
この後、通話中に、発側端末10において、データファイルの送信を指示する送信操作が行われた場合(ステップ230)、呼制御部18は、ユーザ操作により選択されたデータファイルを含むアップロード要求を中継サーバ30へ送信することにより、アップロードを開始し(ステップ231)、データファイル送信中画面を画面表示部12に表示する。
【0118】
中継サーバ30のファイル管理部32は、発側端末10からのアップロード要求に応じて、記憶部に登録されている着側端末20の受信可否情報を確認する(ステップ232)。
【0119】
ここで、ステップ232において、記憶部に登録されている着側端末20の受信可否情報が受信不可を示す場合、中継サーバ30のファイル管理部32は、アップロード中止(400ERROR)を発側端末10へ送信する(ステップ233)。
発側端末10の呼制御部18は、中継サーバ30からのアップロード中止に応じて、データファイルのアップロードを中止し、アップロード不可画面を画面表示部12に表示する。
これにより、通信システム1の通話中におけるデータファイルの送信動作を終了する。
【0120】
一方、当該受信可否情報が受信可を示す場合、通信システム1は、次のようなアップロード動作(ステップ234)を実行する。
【0121】
まず、ファイル管理部32は、当該データファイルを受信して記憶部で保持し、アップロードの完了に応じて、アップロード完了(200OK)を発側端末10へ返送する。
発側端末10の呼制御部18は、中継サーバ30から通知されたアップロード完了に応じて、アップロード完了画面を画面表示部12に表示し、アップロードしたデータファイルが着側端末20によりダウンロードされたことを確認するため、送信先受信確認要求を中継サーバ30へ送信する。
これにより、アップロード動作(ステップ234)が完了し、通信システム1は次のダウンロード動作(ステップ235)へ移行する。
【0122】
アップロード動作(ステップ235)において、中継サーバ30のファイル管理部32は、発側端末10から着側端末20宛てのデータファイルがアップロードされた場合、ステップ121で受信した着側端末20からのファイル受信確認に基づいて、着側端末20へ当該データファイルがアップロードされたことを通知するアップロード通知メッセージ(200OK)を送信する。
着側端末20の呼制御部28は、中継サーバ30からのアップロード通知メッセージに応じて、当該データファイルのダウンロードを要求するダウンロード要求を中継サーバ30へ送信する。このダウンロード要求には、発側端末10および着側端末20の両電話番号が指定されている。
【0123】
ファイル管理部32は、着側端末20からのダウンロード要求に応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを記憶部から取得し、ファイル送信(200OK)により着側端末20へ送信する。
呼制御部28は、中継サーバ30からのファイル送信によりデータファイルをダウンロードして記憶部24へ保存し、ダウンロードの完了に応じてダウンロード結果を中継サーバ30へ送信する。
【0124】
ファイル管理部32は、着側端末20からのダウンロード結果に応じて、ダウンロード完了を確認し、受領(200OK)を着側端末20へ返送するとともに、着側端末20がデータファイルをダウンロードしたことを示す送信先受信完了(200OK)を、発側端末10へ送信する。
呼制御部28は、着側端末20からの受領に応じて、ファイル受信確認を中継サーバ30へ送信し、ダウンロードしたデータファイルの内容を画面表示部22で表示する。
これにより、通信システム1のダウンロード動作(ステップ235)が完了し、通話中におけるデータファイルの送信動作を終了する。
【0125】
また、本実施の形態にかかる通信システム1の終話動作については、
図5で説明した終話動作(ステップ140−143)と同様であり、ここでの説明は省略する。
【0126】
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、中継サーバ30に、着側端末20からの登録要求に応じて、音声を含む通信呼に連動したデータファイルの受信可否を示す受信可否情報を登録する受信可否管理部31と、発側端末10による着側端末20宛てのデータファイルのアップロード時に、着側端末20の受信可否情報を確認し、当該受信可否情報が、受信可を示す場合には当該データファイルを受信して保持し、着側端末20からのダウンロード要求に応じて当該データファイルを送信し、受信不可を示す場合は当該データファイルのアップロードを中止するファイル管理部32とを設けたものである。
【0127】
これに加えて、着側端末20の受信可否設定部27が、設定操作に応じて設定された、音声を含む通信呼に連動したデータファイルの受信可否を示す当該着側端末20の受信可否情報を、中継サーバ30へ設定し、発側端末10の呼制御部18が、中継サーバ30に対する着側端末20宛てのデータファイルのアップロード時に、当該中継サーバ30側で当該アップロードが中止された場合は当該アップロードを中止し、着側端末20の呼制御部28が、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを中継サーバ30からダウンロードし、当該データファイルの内容を画面表示するようにしたものである。
【0128】
これにより、着側ユーザが設定した、音声を含む通信呼に連動したデータファイルの受信可否が、中継サーバ30に登録されて、発側端末10から中継サーバ30へデータファイルをアップロードする際に中継サーバ30で確認され、受信可の場合には、発側端末10から中継サーバ30へデータファイルがアップロードされ、受信不可の場合には、そのデータファイルのアップロードが中止される。
したがって、着側ユーザが受信不可を設定すれば、発側端末10から中継サーバ30へのデータファイルのアップロードが中止されるため、着側端末20において事前にデータファイルの受信を拒否することができ、不要なデータファイルの受信を拒否したい着側ユーザの要望を満たすことが可能となる。
【0129】
また、本実施の形態において、呼制御部18が、発信操作に応じて、中継サーバ30に着側端末20宛てのデータファイルのアップロードを開始し、当該アップロードが完了した場合には着側端末20の呼び出しを通知する呼出要求メッセージを呼制御サーバ41へ送信し、当該中継サーバ30側で当該アップロードが中止された場合は当該アップロードを中止して着側端末20の呼び出しを通知する呼出要求メッセージを呼制御サーバ41へ送信し、着側端末20で呼出中であることを通知する呼制御サーバ41からの呼出中メッセージに応じて呼出中状態を表示するようにしてもよい。
【0130】
さらに、呼制御部28が、発側端末10からの呼び出しを通知する呼制御サーバ42からの呼出要求メッセージに応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルをダウンロードして当該データファイルの内容を画面表示するとともに当該呼出要求メッセージに応じた着信表示を行い、当該着信表示による呼出中であることを通知する呼出中メッセージを呼制御サーバ42へ送信するようにしてもよい。
【0131】
これにより、発側端末10での発信操作と連動させて、発側端末10から中継サーバ30を介して着側端末20へデータファイルを送信する場合でも、着側端末20の受信可否情報に応じて、着側端末20において事前にデータファイルの受信を拒否することができ、不要なデータファイルの受信を拒否したいユーザの要望を満たすことが可能となる。
【0132】
特に、前述した従来技術では、中継サーバ30に対するアップロードや着側端末20へのダウンロードが完了した後、着側端末20で着信表示が開始され、その応答により着側ユーザと音声通話が開始されるまで、データファイルが中継サーバ30にアップロードされたか、データファイルが着側端末20までダウンロードされたか、データファイルが着側端末20で表示されたかを確認することができないため、発側ユーザに大きなストレスが生じる。
【0133】
これに対して、本実施の形態によれば、着側端末20がデータファイルを受信拒否している場合、データファイルのアップロードを開始した時点で、中継サーバ30で着側端末20の受信拒否を直ちに確認できるため、発側ユーザに対するストレスを大幅に軽減することが可能となる。さらに、データファイルをアップロードする前に、中継サーバ30で受信拒否が確認されて、発側端末10から直ちに着側端末20の呼び出しが開始されるため、受信拒否の場合には、着側端末20での着信表示へスムーズに移行することができ、発側ユーザに対するストレスを大幅に軽減することが可能となる。
【0134】
また、本実施の形態において、呼制御部18が、着側端末20との通話中におけるファイル送信操作に応じて、中継サーバ30に当該着側端末20宛てのデータファイルをアップロードし、ファイル管理部32は、発側端末10による着側端末20宛てのデータファイルのアップロード完了に応じて、当該着側端末20へ当該データファイルがアップロードされたことを通知するアップロード通知メッセージを送信し、呼制御部28が、中継サーバ30からのアップロード通知メッセージに応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルをダウンロードして当該データファイルの内容を画面表示するようにしてもよい。
【0135】
これにより、通話中における発側端末10でのデータファイルの送信操作に応じて、発側端末10から中継サーバ30を介して着側端末20へデータファイルを送信する場合でも、着側端末20の受信可否情報に応じて、着側端末20において事前にデータファイルの受信を拒否することができ、不要なデータファイルの受信を拒否したいユーザの要望を満たすことが可能となる。また、着側端末20がデータファイルを受信拒否している場合、データファイルのアップロードを開始した時点において、中継サーバ30で受信拒否を直ちに確認できるため、前述と同様の発側ユーザに対するストレスを大幅に軽減することが可能となる。
【0136】
[第3の実施の形態]
次に、
図9を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる通信システム1について説明する。
図9は、第3の
実施の形態にかかる通信システムの構成を示すブロック図であり、
図1と同じまたは同等部分には同一符号を付してある。
【0137】
第1の実施の形態では、発側端末10が、中継サーバ30に登録されている着側端末20の受信可否情報を取得して、データファイルのアップロード可否を判定する場合を例として説明し、第2の実施の形態では、中継サーバ30が、自装置内に登録されている着側端末20の受信可否情報を確認して、発側端末10からのデータファイルのアップロード可否を判定する場合について説明した。
本実施の形態では、着側端末20が、自端末内に設定されている受信可否情報を確認して、中継サーバ30からのデータファイルのダウンロード可否を判定する場合について説明する。
【0138】
本実施の形態において、中継サーバ30のファイル管理部32は、発側端末10からのアップロード要求に応じて着側端末20宛てのデータファイルを受信して保持する機能と、着側端末20からのダウンロード要求に応じて発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを送信する機能とを有している。
これに加えて、ファイル管理部32は、発側端末10による着側端末20宛てのデータファイルのアップロード完了に応じて、当該着側端末20へ当該データファイルがアップロードされたことを通知するアップロード通知メッセージを送信する機能を有している。
【0139】
また、発側端末10の呼制御部18は、中継サーバ30に着側端末20宛てのデータファイルをアップロードする機能を有している。
これに加えて、呼制御部18は、発信操作に応じて、中継サーバ30に着側端末20宛てのデータファイルのアップロードを開始する機能と、当該アップロードが完了した場合には着側端末20の呼び出しを通知する呼出要求メッセージを呼制御サーバ41へ送信する機能と、着側端末20で呼出中であることを通知する呼制御サーバ41からの呼出中メッセージに応じて呼出中状態を表示する機能とを有している。
これに加えて、呼制御部18は、着側端末20との通話中におけるファイル送信操作に応じて、中継サーバ3に当該着側端末20宛てのデータファイルをアップロードする機能とを有している。
【0140】
また、着側端末20の受信可否設定部27は、設定操作に応じて、音声を含む通信呼に連動したデータファイルの受信可否を示す当該着側端末20の受信可否情報を設定する機能を有している。
また、着側端末20の呼制御部28は、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを中継サーバ30からダウンロードする際、受信可否設定部27で設定された受信可否情報を確認する機能と、当該受信可否情報が受信可を示す場合には当該データファイルをダウンロードして当該データファイルの内容を画面表示する機能と、当該受信可否情報が受信不可を示す場合は当該データファイルのダウンロードを中止する機能とを有している。
【0141】
これに加えて、呼制御部28は、発側端末10からの呼び出しを通知する呼制御サーバ42からの呼出要求メッセージに応じて、発側端末10から着側端末20宛てのデータファイルをダウンロードする際、受信可否設定部27で設定された受信可否情報を確認する機能と、当該受信可否情報が受信可を示す場合には当該データファイルをダウンロードして、当該データファイルの内容を画面表示するとともに当該呼出要求メッセージに応じた着信表示を行う機能と、当該着信表示による呼出中であることを通知する呼出中メッセージを呼制御サーバ42へ送信する機能と、当該受信可否情報が受信不可を示す場合は当該データファイルのダウンロードを中止して、当該呼出要求メッセージに応じた着信表示を行う機能と、当該着信表示による呼出中であることを通知する呼出中メッセージを呼制御サーバ42へ送信する機能とを有している。
【0142】
これに加えて、呼制御部28は、中継サーバ30からのアップロード通知メッセージに応じて、発側端末10から着側端末20宛てのデータファイルをダウンロードする際、受信可否設定部27で設定された受信可否情報を確認する機能と、当該受信可否情報が受信可を示す場合には当該データファイルをダウンロードして当該データファイルの内容を画面表示する機能と、当該受信可否情報が受信不可を示す場合は当該データファイルのダウンロードを中止する機能とを有している。
【0143】
図1と比較して、本実施の形態では、発側端末10から受信可否取得部16が省かれているとともに、中継サーバ30から受信可否管理部31が省かれている。
本実施の形態にかかる通信システム1のうち、上記以外の構成については、前述した第1および第2の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
【0144】
[第3の実施の形態の動作]
次に、
図10および
図11を参照して、本実施の形態にかかる通信システム1の動作について説明する。
図10は、第3の実施の形態にかかる通信システムの動作を示すシーケンス図である。
図11は、第3の実施の形態にかかる通信システムの動作(続き)を示すシーケンス図である。なお、
図10および
図11において、実線矢印は、中継サーバ30を介してやり取りするHTTP/HTTPSメッセージを示し、破線矢印は、呼制御サーバ41,42を介してやり取りするSIPメッセージを示している。
【0145】
まず、
図10に示すように、発側端末10において、着側端末20の電話番号を発信先として指定した発信操作が、操作入力部11で検出された場合(ステップ300)、通信システム1は、次のようなアップロード動作(ステップ301)を実行する。
【0146】
アップロード動作(ステップ301)において、まず、呼制御部18は、ユーザ操作により選択されたデータファイルを含むアップロード要求を中継サーバ30へ送信することによりアップロードを開始し、データファイル送信中画面を画面表示部12に表示する。
中継サーバ30のファイル管理部32は、発側端末10からのアップロード要求に応じて着側端末20宛てのデータファイルを受信して記憶部で保持し、アップロードの完了に応じて、アップロード完了(200OK)を発側端末10へ返送する。
【0147】
発側端末10の呼制御部18は、中継サーバ30から通知されたアップロード完了に応じて、アップロード完了画面を画面表示部12に表示し、アップロードしたデータファイルが着側端末20によりダウンロードされたことを確認するため、送信先受信確認要求を中継サーバ30へ送信する。
これにより、通信システム1のアップロード動作(ステップ301)が完了し、このアップロード完了に応じて、通信システム1は次の呼出動作(ステップ310)へ移行する。
【0148】
呼出動作(ステップ310)において、呼制御部18は、着側端末20の呼び出しを通知する呼出要求メッセージ(INVITE)を呼制御サーバ41へ送信する。この呼出要求メッセージには、発側端末10および着側端末20の両電話番号が指定されている。この呼出要求メッセージは、呼制御サーバ41から呼制御サーバ42を経由して、着側端末20へ通知される。
着側端末20の呼制御部28は、発側端末10からの呼び出しを通知する呼制御サーバ42からの呼出要求メッセージに応じて、着信処理中であることを示す処理中メッセージ(100Trying)を返送する。この処理中メッセージは、呼制御サーバ42から呼制御サーバ41を経由して、発側端末10へ通知される。
【0149】
また、呼制御部28は、呼制御サーバ42からの呼出要求メッセージで通知された発側端末10の電話番号に基づいて、受信可否設定部27で設定された、発側端末10に関する受信可否を確認する(ステップ311)。
ここで、発側端末10からのデータファイルについて受信可であれば、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを中継サーバ30からダウンロードするため、通信システム1は次のようなダウンロード動作(ステップ312)を実行する。
【0150】
ダウンロード動作(ステップ312)において、呼制御部28は、まず、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルの有無を確認するファイル確認要求を中継サーバ30へ送信する。このダウンロード要求には、発側端末10および着側端末20の両電話番号が指定されている。
中継サーバ30のファイル管理部32は、着側端末20からのファイル確認要求に応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルの有無を確認し、得られたデータファイルの有無を示すファイル確認結果(200OK)を着側端末20へ送信する。
【0151】
呼制御部28は、中継サーバ30からのファイル確認結果がデータファイルありを示す場合、当該データファイルのダウンロードを要求するダウンロード要求を中継サーバ30へ送信する。このダウンロード要求には、発側端末10および着側端末20の両電話番号が指定されている。
ファイル管理部32は、着側端末20からのダウンロード要求に応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを記憶部から取得し、ファイル送信(200OK)により着側端末20へ送信する。
【0152】
呼制御部28は、中継サーバ30からのファイル送信によりデータファイルをダウンロードして記憶部24へ保存し、ダウンロードの完了に応じてダウンロード結果を中継サーバ30へ送信する。
ファイル管理部32は、着側端末20からのダウンロード結果に応じて、ダウンロード完了を確認し、受領(200OK)を着側端末20へ返送するとともに、着側端末20がデータファイルをダウンロードしたことを示す送信先受信完了(200OK)を、発側端末10へ送信する。
【0153】
呼制御部28は、ダウンロードの完了に応じて、あるいは着側端末20からの受領に応じて、ダウンロードしたデータファイルの内容を画面表示部22で表示する。
これにより、通信システム1のダウンロード動作(ステップ312)が完了し、呼制御部28は、呼制御サーバ42からの呼出要求メッセージに応じた着信表示を実行し(ステップ313)、呼出中であることを示す呼出中メッセージ(180Ringing)を呼制御サーバ42へ送信する(ステップ314)。この呼出中メッセージは、呼制御サーバ42から呼制御サーバ41を経由して、発側端末10へ通知される。
【0154】
なお、中継サーバ30からのファイル確認結果がデータファイルなしを示す場合、呼制御部28は、データファイルのダウンロードをスキップして、着信表示(ステップ313)へ移行し、呼出中メッセージを呼制御サーバ42へ送信する(ステップ314)。
【0155】
また、ステップ311において、発側端末10からのデータファイルについて受信不可と判定された後の動作については、次の2つのパターンがある。
まず、発側端末10の電話番号で受信不可となったパターンでは、呼制御部28が、ステップ311の直後、データファイルのダウンロードをスキップした後、ダウンロード結果(失敗)を中継サーバ30へ送信し、これに応じて、中継サーバ30から発側端末10へ送信先受信拒否(400ERROR)が通知される。この後、呼制御部28は、着信表示(ステップ313)へ移行し、呼出中メッセージを呼制御サーバ42へ送信する(ステップ314)。
【0156】
また、ファイル種別やファイルサイズなど、ファイルの内容が受信不可の対象となったパターンでは、呼制御部28が、ステップ311に続けて、データファイルをダウンロードした直後に、ダウンロード結果(失敗)を中継サーバ30へ送信し、これに応じて、中継サーバ30から発側端末10へ送信先受信拒否(400ERROR)が通知される。この後、呼制御部28は、着信表示(ステップ313)へ移行し、呼出中メッセージを呼制御サーバ42へ送信する(ステップ314)。
【0157】
発側端末10の呼制御部18は、呼制御サーバ41からの呼出中メッセージに応じて、呼出中画面を画面表示部12に表示する。
この後の着側端末20での応答操作に応じた応答動作については、前述した
図4の応答動作ステップ(ステップ114)と同様であり、ここでの説明は省略する。
【0158】
このようにして、発側端末10と着側端末20との間で音声通話が開始された後、
図11に示すように、発側端末10の呼制御部18は、通話中に着側端末20からデータファイルがアップロードされた場合に中継サーバ30から当該データファイルの受信を通知してもらうため、ファイル受信確認を中継サーバ30へ送信する(ステップ320)。
同様にして、着側端末20の呼制御部28は、通話中に発側端末10からデータファイルがアップロードされた場合、中継サーバ30から当該データファイルの受信を通知してもらうため、ファイル受信確認を中継サーバ30へ送信する(ステップ321)。
【0159】
この後、通話中に、発側端末10において、データファイルの送信を指示する送信操作が行われた場合(ステップ330)、通信システム1は、次のようなアップロード動作(ステップ331)を実行する。
【0160】
アップロード動作(ステップ331)において、まず、呼制御部18は、ユーザ操作により選択されたデータファイルを含むアップロード要求を中継サーバ30へ送信することによりアップロードを開始し、データファイル送信中画面を画面表示部12に表示する。
中継サーバ30のファイル管理部32は、発側端末10からのアップロード要求に応じて着側端末20宛てのデータファイルを受信して記憶部で保持し、アップロードの完了に応じて、アップロード完了(200OK)を発側端末10へ返送する。
【0161】
発側端末10の呼制御部18は、中継サーバ30から通知されたアップロード完了に応じて、アップロード完了画面を画面表示部12に表示し、アップロードしたデータファイルが着側端末20によりダウンロードされたことを確認するため、送信先受信確認要求を中継サーバ30へ送信する。
これにより、アップロード動作(ステップ331)が完了する。
【0162】
この後、中継サーバ30のファイル管理部32は、発側端末10から着側端末20宛てのデータファイルがアップロードされた場合、ステップ321で受信した着側端末20からのファイル受信確認に基づいて、着側端末20へ当該データファイルがアップロードされたことを通知するアップロード通知メッセージ(200OK)を送信する(ステップ332)。
【0163】
着側端末20の呼制御部28は、中継サーバ30からのアップロード通知メッセージに応じて、受信可否設定部27で設定された、発側端末10に関する受信可否を確認する(ステップ333)。
ここで、発側端末10からのデータファイルについて受信可であれば、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを中継サーバ30からダウンロードするため、通信システム1は次のようなダウンロード動作(ステップ334)を実行する。
【0164】
ダウンロード動作(ステップ334)において、呼制御部28は、当該データファイルのダウンロードを要求するダウンロード要求を中継サーバ30へ送信する。このダウンロード要求には、発側端末10および着側端末20の両電話番号が指定されている。
ファイル管理部32は、着側端末20からのダウンロード要求に応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを記憶部から取得し、ファイル送信(200OK)により着側端末20へ送信する。
【0165】
呼制御部28は、中継サーバ30からのファイル送信によりデータファイルをダウンロードして記憶部24へ保存し、ダウンロードの完了に応じてダウンロード結果を中継サーバ30へ送信する。
ファイル管理部32は、着側端末20からのダウンロード結果に応じて、ダウンロード完了を確認し、受領(200OK)を着側端末20へ返送するとともに、着側端末20がデータファイルをダウンロードしたことを示す送信先受信完了(200OK)を、発側端末10へ送信する。
【0166】
呼制御部28は、ダウンロードの完了に応じて、あるいは着側端末20からの受領に応じて、ダウンロードしたデータファイルの内容を画面表示部22で表示する。
これにより、通信システム1のダウンロード動作(ステップ334)が完了し、通話中におけるデータファイルの送信動作を終了する。
【0167】
なお、中継サーバ30からのファイル確認結果がデータファイルなしを示す場合、呼制御部28は、データファイルのダウンロードをスキップする。これにより、通信システム1は、通話中におけるデータファイルの送信動作を終了する。
【0168】
また、ステップ333において、発側端末10からのデータファイルについて受信不可と判定された後の動作については、次の2つのパターンがある。
まず、発側端末10の電話番号で受信不可となったパターンでは、呼制御部28が、ステップ333の直後、データファイルのダウンロードをスキップした後、ダウンロード結果(失敗)を中継サーバ30へ送信し、これに応じて、中継サーバ30から発側端末10へ送信先受信拒否(400ERROR)が通知され、通話中におけるデータファイルの送信動作を終了する。
【0169】
また、ファイル種別やファイルサイズなど、ファイルの内容が受信不可の対象となったパターンでは、呼制御部28が、ステップ333に続けて、データファイルをダウンロードした直後に、ダウンロード結果(失敗)を中継サーバ30へ送信し、これに応じて、中継サーバ30から発側端末10へ送信先受信拒否(400ERROR)が通知され、通話中におけるデータファイルの送信動作を終了する。
【0170】
また、本実施の形態にかかる通信システム1の終話動作については、
図5で説明した終話動作(ステップ140−143)と同様であり、ここでの説明は省略する。
【0171】
[第3の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、中継サーバ30に、発側端末10からのアップロード要求に応じて着側端末20宛てのデータファイルを受信して保持し、着側端末20からのダウンロード要求に応じて発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを送信するファイル管理部32を設けたものである。
【0172】
これに加えて、発側端末10の呼制御部18が、中継サーバ30に着側端末20宛てのデータファイルをアップロードし、着側端末20の受信可否設定部27が、設定操作に応じて、音声を含む通信呼に連動したデータファイルの受信可否を示す当該着側端末20の受信可否情報を設定し、着側端末20の呼制御部28が、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルを中継サーバ30からダウンロードする際、受信可否設定部27で設定された受信可否情報を確認し、当該受信可否情報が受信可を示す場合には当該データファイルをダウンロードして当該データファイルの内容を画面表示し、当該受信可否情報が受信不可を示す場合は当該データファイルのダウンロードを中止するようにしたものである。
【0173】
これにより、着側端末20が中継サーバ30からデータファイルをダウンロードする際に、着側ユーザが設定した、音声を含む通信呼に連動したデータファイルの受信可否が着側端末20で確認され、受信可の場合には、中継サーバ30からデータファイルがダウンロードされ、受信不可の場合には、そのデータファイルのダウンロードが中止される。
したがって、着側ユーザが受信不可を設定すれば、発側端末10から中継サーバ30へのデータファイルのアップロードが中止されるため、着側端末20において事前にデータファイルの受信を拒否することができ、不要なデータファイルの受信を拒否したい着側ユーザの要望を満たすことが可能となる。
【0174】
また、本実施の形態において、呼制御部18が、発信操作に応じて、中継サーバ30に着側端末20宛てのデータファイルのアップロードを開始し、当該アップロードが完了した場合には着側端末20の呼び出しを通知する呼出要求メッセージを呼制御サーバ41へ送信し、着側端末20で呼出中であることを通知する呼制御サーバ41からの呼出中メッセージに応じて呼出中状態を表示するようにしてもよい。
【0175】
この際、さらに、呼制御部28が、発側端末10からの呼び出しを通知する呼制御サーバ42からの呼出要求メッセージに応じて、発側端末10から当該着側端末20宛てのデータファイルをダウンロードする際、受信可否設定部27で設定された受信可否情報を確認し、当該受信可否情報が受信可を示す場合には当該データファイルをダウンロードして、当該データファイルの内容を画面表示するとともに当該呼出要求メッセージに応じた着信表示を行い、当該着信表示による呼出中であることを通知する呼出中メッセージを呼制御サーバ42へ送信し、当該受信可否情報が受信不可を示す場合は当該データファイルのダウンロードを中止して、当該呼出要求メッセージに応じた着信表示を行い、当該着信表示による呼出中であることを通知する呼出中メッセージを呼制御サーバ42へ送信するようにしてもよい。
【0176】
これにより、発側端末10での発信操作と連動させて、発側端末10から中継サーバ30を介して着側端末20へデータファイルを送信する場合でも、着側端末20の受信可否情報に応じて、着側端末20において事前にデータファイルの受信を拒否することができ、不要なデータファイルの受信を拒否したいユーザの要望を満たすことが可能となる。
【0177】
また、本実施の形態において、呼制御部18が、着側端末20との通話中におけるファイル送信操作に応じて、中継サーバ30に着側端末20宛てのデータファイルをアップロードし、ファイル管理部32が、発側端末10による着側端末20宛てのデータファイルのアップロード完了に応じて、当該着側端末20へ当該データファイルがアップロードされたことを通知するアップロード通知メッセージを送信し、呼制御部28が、中継サーバ30からのアップロード通知メッセージに応じて、発側端末10から着側端末20宛てのデータファイルをダウンロードする際、受信可否設定部27で設定された受信可否情報を確認し、当該受信可否情報が受信可を示す場合には当該データファイルをダウンロードして当該データファイルの内容を画面表示し、当該受信可否情報が受信不可を示す場合は当該データファイルのダウンロードを中止するようにしてもよい。
【0178】
これにより、通話中における発側端末10でのデータファイルの送信操作に応じて、発側端末10から中継サーバ30を介して着側端末20へデータファイルを送信する場合でも、着側端末20の受信可否情報に応じて、着側端末20において事前にデータファイルの受信を拒否することができ、不要なデータファイルの受信を拒否したいユーザの要望を満たすことが可能となる。
【0179】
また、本実施の形態では、
図11のステップ320,321において、中継サーバ30が発側端末10と着側端末20からファイル受信確認を受信した後、発側端末10から中継サーバ30へデータファイルがアップロードされるまで無応答(待機状態)となり、ステップ331において、発側端末10から中継サーバ30へデータファイルがアップロードされた時点で、ステップ332において、中継サーバ30から着側端末20へアップロード通知メッセージが通知される場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、発側端末10や着側端末20から中継サーバ30へファイル受信確認を定期的に送信し、これに応じて中継サーバ30のファイル管理部32が、確認要求元となる発側端末10宛てまたは着側端末20宛てのデータファイルのアップロード有無を確認し、その確認結果を含むファイル確認通知を、確認要求元となる発側端末10や着側端末20に返送するようにしてもよい。
【0180】
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
【0181】
以上で説明した各実施の形態では、着側端末20の受信可否情報が受信可を示す場合、中継サーバ30からデータファイルを自動的にダウンロードする場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、着側ユーザによる確認操作を経た上で、データファイルをダウンロードするようにしてもよい。
この場合、着側端末20の呼制御部28からのダウンロード要求に応じて、中継サーバ30のファイル管理部32が、要求されたデータファイルのファイル概要情報を記憶部から取得して、着側端末20へ通知し、呼制御部28がこのファイル概要情報を画面表示するようにしてもよい。これにより、着側ユーザがデータファイルの受信可否を、より正確に判断することができる。
【0182】
また、ファイル概要情報の取得については、受信可否情報で設定してもよい。すなわち、受信可否情報には、受信可、受信不可、ファイル概要のいずれかが設定される。したがって、受信可否情報にファイル概要が設定されている場合には、着側端末20において、実際にデータファイルをダウンロードする際、呼制御部28が中継サーバ30からファイル概要情報を取得して画面表示し、受信可操作に応じて、データファイルをダウンロードし、受信不可操作に応じて、ダウンロードを中止すればよい。
これにより、それぞれのケースに応じて変化する、不要なデータファイルの受信を拒否したい着側ユーザの要望を、十分満たすことが可能となる。
【0183】
また、各実施の形態では、通話中にデータファイルを送信する場合、音声を含む通信呼の発側となる発側端末10から着側となる着側端末20へ送信する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、着側端末20から発側端末10へデータファイルを送信する場合にも、適用することができる。この場合には、発側端末10と着側端末20の動作を入れ替えて、実行すればよい。
【0184】
また、各実施の形態では、発呼時にデータファイルを着側端末20へ送信する場合、データファイルが着側端末20で受信されない場合でも、通話へ移行する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、データファイルが着側端末20で受信されない場合には、呼接続を中断して、通話へ移行できないようにしてもよい。
【0185】
また、各実施の形態では、発側端末10がデータファイルを中継サーバ30へアップロードした後、発側端末10から呼出要求メッセージ(INVITE)を呼制御サーバ41へ送信する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、呼出要求メッセージ(INVITE)を、発側端末10から中継サーバ30へのデータファイルのアップロードより前に通知してもよい。
【0186】
また、第1および第3の実施の形態では、中継サーバ30を介して発側端末10と着側端末20との間でデータファイルをやり取りする場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、中継サーバ30を用いず、発側端末10と着側端末20との間で、データファイルを直接やり取りするようにしてもよい。
【0187】
例えば、第1の実施の形態(
図4および
図5参照)では、ステップ102において、発側端末10が着側端末20から着信受信可否結果を取得すればよい。また、ステップ104における中継サーバ30のファイル管理部32の動作を、着側端末20の呼制御部28で実行して、データファイルを発側端末10が着側端末20へ直接送信し、ステップ111をスキップすればよい。なお、呼出要求メッセージ(INVITE)については、データファイルより前に通知してもよく、後に通知してもよい。また、ステップ132についても、これと同様にすればよい。
【0188】
また、第3の実施の形態(
図10および
図11参照)では、ステップ301をスキップして、ステップ312における中継サーバ30のファイル管理部32の動作を、発側端末10の呼制御部18で実行して、データファイルを着側端末20が発側端末10から直接受信すればよい。なお、呼出要求メッセージ(INVITE)については、データファイルより前に通知してもよく、後に通知してもよい。また、ステップ334についても、これと同様にすればよい。