(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ケーブルトレー上に一定間隔で複数配置される把持手段と電線布設ロボットを往復動させる駆動手段と前記把持手段をユニットコントローラと中央コントローラとに分散して制御する制御手段とを含み、
前記駆動手段が、一定圧力を有する空気の供給を開始する開始バルブと該開始バルブの動作により空圧シリンダに空気を選択的に供給又は排気させるメインバルブと該メインバルブから排気される空気の排気時間を調節してメインバルブの動作を制御する制御バルブと前記メインバルブの動作により往復動する空圧シリンダとを含み、
前記駆動手段が、前記ケーブルトレーの多数地点に設けられた把持手段と協働するようにアクチュエータの往復動で電線を引き寄せるとともに、スイッチ、調節バルブ、タイムディレイバルブでアクチュエータ間の作動タイミングを調節することを特徴とする電線布設ロボット用空圧装置。
前記メインバルブに連結され、前記空圧シリンダに充填された空気を急速に排気させる急速排気バルブを含むことを特徴とする請求項1に記載の電線布設ロボット用空圧装置。
前記メインバルブから排気される空気を、一定の時間遅らせ、前記メインバルブの動作を制御するタイムディレイバルブを含むことを特徴とする請求項1に記載の電線布設ロボット用空圧装置。
前記制御手段が、油空圧方式の場合、流量制御と時間遅延機能のバルブを介在する任意の作動周期で布設力を発生することを特徴とする請求項21に記載の電線布設ロボット用空圧装置。
前記制御手段のユニットコントローラが、ケーブルトレーの割り当てられた領域に配置された前記把持手段と駆動手段とを協働して、前記電線を引き寄せることを特徴とする請求項1に記載の電線布設ロボット用空圧装置。
前記制御手段の中央コントローラは、前記ケーブルトレーに設けられた前記把持手段と駆動手段の配置位置を演算して表示することを特徴とする請求項1に記載の電線布設ロボット用空圧装置。
前進感知スイッチ、後進感知スイッチ、作動スイッチ、非常停止スイッチのスイッチ信号が入力される制御部と、空圧アクチュエータとを含む制御手段が、駆動手段及びそれに接続された把持手段を介して、電線を後方に移動させる電線布設ロボット用空圧装置の制御方法であって、
前記制御部が作動スイッチの作動可否を判断するステップ(a)と、
該ステップ(a)の判断結果、作動スイッチがオン状態であると、制御部の作動信号による空圧アクチュエータの作動で駆動手段に空圧が供給されるステップ(b)と、
該ステップ(b)の空圧供給によって、把持手段及び電線が後方に移動するステップ(c)と、
前記制御部が、後進感知スイッチの作動可否を判断するステップ(d)と、
該ステップ(d)の判断結果、後進感知スイッチがオン状態であると、制御部の作動停止信号による前記空圧アクチュエータの作動停止で駆動手段の空圧が解除されるステップ(e)と、
該ステップ(e)の空圧解除により、前記把持手段が前方に移動するステップ(f)と、
前記制御部が、前記前進感知スイッチの作動可否を判断するステップ(g)とを含むことを特徴とする電線布設ロボット用空圧装置の制御方法。
前記制御部が、前記ステップ(g)の判断結果、前進感知スイッチがオン状態であると、制御部の作動信号による前記空圧アクチュエータの作動で前記駆動手段に空圧が供給されることを特徴とする請求項25に記載の電線布設ロボット用空圧装置の制御方法。
前記ステップ(a)乃至ステップ(g)において、作動スイッチがオフになるか、非常停止スイッチがオンになると、制御部が前記空圧アクチュエータを含めた全ての制御部品の機能を停止させることを特徴とする請求項25に記載の電線布設ロボット用空圧装置の制御方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかし、従来技術によるケーブル布設装置は、ケーブルグリッパの構造が複雑であって、信頼性と耐久性に劣る恐れが大きく、電線の外径に対する対応度が低くて、電線外径による互いに異なる径のグリッパを製作しなければならず、ボールスクリューとモータを用いるため、騒音が発生するだけでなく、狭小な空間で用いられる電線布設ロボットには適用することができないという不都合があった。
【0012】
本発明は、前記のような従来の問題点を改善するためになされたものであって、その目的は、電線布設による負荷によらず、最大の力で同一の周期を有するシリンダが最大距離で往復動する電線布設ロボット用空圧装置を提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、電線布設ロボットのサイズを最適でコンパクトな構造、及び電線布設ロボットのシリンダ往復動に対する応答性を高めた電線布設ロボット用空圧装置を提供することである。
【0014】
更に、本発明の他の目的は、作業者に依存することなく、電線を簡便に布設することができ、電線布設作業による作業性及び生産性を向上させる電線布設ロボット用空圧装置、及びその制御方法を提供することである。
また、本発明の他の目的は、操作が容易な位置で連結することができ、分散して制御することによる作動速度及び信頼性を向上させる電線布設ロボット用空圧装置、及びその制御方法を提供することである。
【0015】
なお、本発明の更に他の目的は、少ない数の部品で簡便に製作することができ、故障の虞がなく、安定して電線を布設することができる電線布設ロボット用空圧装置、及びその制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
前記目的を達成するために、本発明による電線布設ロボット用空圧装置は、ケーブルトレー上に一定間隔で複数配置される把持手段と電線布設ロボットを往復動させる駆動手段と前記把持手段をユニットコントローラと中央コントローラとに分散して制御する制御手段とを含み、前記駆動手段が、一定圧力を有する空気の供給を開始する開始バルブと該開始バルブの動作により空圧シリンダに空気を選択的に供給又は排気させるメインバルブと該メインバルブから排気される空気の排気時間を調節してメインバルブの動作を制御する制御バルブと前記メインバルブの動作により往復動する空圧シリンダとを含み、前記駆動手段が、前記ケーブルトレーの多数地点に設けられた把持手段と協働するようにアクチュエータの往復動で電線を引き寄せるとともに、スイッチ、調節バルブ、タイムディレイバルブでアクチュエータ間の作動タイミングを調節する。
【0017】
前記制御バルブは、前記メインバルブから排気される空気の流量を制御する第1の制御バルブと、前記第1の制御バルブから排気される空気の流量を制御する第2の制御バルブとを含む。
【0018】
前記第1の制御バルブは、前記メインバルブから排気される空気により流路が遮られるチェックバルブと、前記チェックバルブと並列に連結され、前記第2の制御バルブで空気を通過させる流量制御バルブとを備える。
【0019】
前記第2の制御バルブは、前記第1の制御バルブにより作動され、前記第2の制御バルブは、排気ポートを通じて排気される空気の流量を制御する流量制御バルブを含む。
【0020】
更に、前記メインバルブに連結され、前記空圧シリンダに充填された空気を急速に排気させる急速排気バルブを含む。
【0021】
前記制御バルブは、前記メインバルブから排気される空気の流量を制御する第1の制御バルブと、前記第1の制御バルブから排気される空気の流量を制御する第2の制御バルブとを含む。
【0022】
前記第1の制御バルブは、前記メインバルブから排気される空気により流路が遮られるチェックバルブと、前記チェックバルブと並列に連結され、前記第2の制御バルブで空気を通過させる流量制御バルブとを含む。
【0023】
前記第2の制御バルブは、前記第1の制御バルブにより作動され、前記第2の制御バルブは、排気ポートを通じて排気される空気の流量を制御する流量制御バルブを含む。
【0024】
更に、前記メインバルブから排気される空気を、一定の時間遅らせ、前記メインバルブの動作を制御するタイムディレイバルブを含む。
【0025】
前記メインバルブは、前記ポート及び排気ポートにそれぞれ、空気の排気流量を調節する排気流量制御バルブを含む。
【0026】
前記タイムディレイバルブは、前記メインバルブから排気される空気の流量を制御し、前記制御バルブにより、前記メインバルブを動作させる方向制御バルブを含む。
【0027】
前記制御バルブは、前記メインバルブから排気される空気により流路が遮られるチェックバルブと、前記チェックバルブと並列に連結され、前記方向制御バルブで空気を通過させる流量制御バルブと、前記流量制御バルブから排気される空気が一定量保存される空気タンクとを含む。
【0028】
更に、前記駆動手段に接続され、電線を把持して往復移動させる把持手段と、前記駆動手段の作動を制御する制御手段とを含み、前記駆動手段は、前記把持手段の前後移送をガイドするケーシングと、前記ケーシングの内部前方に挿入設置されて、ケーシングの前方部を密閉する前方仕上げブロックと、前記ケーシングの内部前方に設けられ、移送ヘッドを後方に移送させる伸縮チューブと、前記ケーシング内部に前後方向に移動可能に設けられ、前記伸縮チューブの後方に接続される移送ヘッドと、前記ケーシングの内部後方に挿設され、前記ケーシングの後方部を密閉する後方仕上げブロックと、前記後方仕上げブロックの前方に設けられ、前記移送ヘッドの前後方向移送を案内する移送ガイドと、前記移送ヘッドと後方仕上げブロックとの間に設けられ、前記移送ヘッド及びそれに接続される把持手段を前進させる復帰バネとを含む。
【0029】
前記ケーシングの上端には、前記把持手段の接続及び移送案内のためのガイド溝が形成される。
【0030】
前記前方仕上げブロックの一側に、伸縮チューブと接続される空圧流路が設けられる。
【0031】
前記移送ガイドは、棒状又はパイプ状に形成され、前記移送ヘッドの中央部を貫通する。
【0032】
前記把持手段は、布設する前記電線の直径よりも大径である把持リングと、前記把持リングの下端に設けられ、把持リングを前後方向に回転可能に支持する接続ヒンジとを含む。
【0033】
前記制御手段は、前記駆動手段と接続され、制御部の制御信号によって、前記駆動手段に空圧を供給する空圧アクチュエータと、各種のスイッチ入力信号によって、前記空圧アクチュエータの作動を制御する制御部と、前記把持手段の最大後進を感知して、前記空圧アクチュエータの作動を停止させる後進感知スイッチと、前記把持手段の最大前進を感知して、前記空圧アクチュエータを再作動させる前進感知スイッチと、前記制御部に接続され、初期運転作動信号及び停止信号を、前記制御部に伝送する作動スイッチと、前記制御部に接続され、非常停止信号を前記制御部に伝送する非常停止スイッチとを含む。
【0034】
前記後進感知スイッチと前進感知スイッチは、前記駆動手段の上部後方と上部前方に設けられる。
【0035】
前記駆動手段と接続され、制御部の制御信号によって、前記駆動手段に空圧を供給する空圧アクチュエータと、各種のスイッチ入力信号によって、前記空圧アクチュエータの作動を制御する制御部と、前記制御部に接続され、初期運転作動信号及び停止信号を前記制御部に伝送する作動スイッチと、前記制御部に接続され、非常停止信号を前記制御部に伝送する非常停止スイッチと、前記制御部に接続され、前記空圧アクチュエータを、設定時間の間、作動させるタイマーとを含む。
【0036】
前記駆動手段は、油圧シリンダ、空圧シリンダ、電気アクチュエータの少なくとも1つを用い、前記制御手段は、電線布設のための往復動を設定周期で発生する。
【0037】
前記制御手段は、油空圧方式の場合、流量制御と時間遅延機能のバルブを介在する任意の作動周期で布設力を発生する。
【0040】
前記制御手段のユニットコントローラは、ケーブルトレーの割り当てられた領域に配置された前記把持手段と駆動手段とを協働して、前記電線を引き寄せる。
【0041】
前記制御手段の中央コントローラは、前記ケーブルトレーに設けられた前記把持手段と駆動手段の配置位置を演算して表示する。
【0042】
また、本発明の電線布設ロボット用空圧装置の制御方法によると、前進感知スイッチ、後進感知スイッチ、作動スイッチ、非常停止スイッチのスイッチ信号が入力される制御部と、空圧アクチュエータとを含む制御手段が、駆動手段及びそれに接続された把持手段を介して、電線を後方に移動させる電線布設ロボット用空圧装置の制御方法であって、前記制御部が作動スイッチの作動可否を判断するステップ(a)と、該ステップ(a)の判断結果、作動スイッチがオン状態であると、制御部の作動信号による空圧アクチュエータの作動で駆動手段に空圧が供給されるステップ(b)と、該ステップ(b)の空圧供給によって、把持手段及び電線が後方に移動するステップ(c)と、前記制御部が、後進感知スイッチの作動可否を判断するステップ(d)と、該ステップ(d)の判断結果、後進感知スイッチがオン状態であると、制御部の作動停止信号による前記空圧アクチュエータの作動停止で駆動手段の空圧が解除されるステップ(e)と、該ステップ(e)の空圧解除により、前記把持手段が前方に移動するステップ(f)と、前記制御部が、前記前進感知スイッチの作動可否を判断するステップ(g)とを含む。
【0043】
前記制御部が、前記ステップ(g)の判断結果、前進感知スイッチがオン状態であると、制御部の作動信号による前記空圧アクチュエータの作動で前記駆動手段に空圧が供給される。
【0044】
前記ステップ(a)乃至ステップ(g)において、作動スイッチがオフになるか、非常停止スイッチがオンになると、制御部が前記空圧アクチュエータを含めた全ての制御部品の機能を停止させる。
【発明の効果】
【0045】
本発明による電線布設ロボット用空圧装置によると、空圧装置のバルブ回路を最適で配置して、空圧装置のサイズをコンパクト化し、また、狭小な空間で使用されるロボットのサイズを減らすことができ、制御バルブを備えることにより、空圧シリンダの最大行程距離を確保することができ、且つ、空圧シリンダの応答性を高めることができるという効果が得られる。
【0046】
本発明による電線布設ロボット用空圧装置、及びその制御方法によると、作業者の人力を使用することなく、簡便にケーブルトレーに電線を布設することができ、電線布設作業の作業性及び生産性を大きく向上させ、且つ、電線布設費用を大きく節減することができるという効果が得られる。
【0047】
本発明による電線布設用空圧装置、及びその制御方法によると、作業者が接近し難く、且つ他の電線布設装備を使用できない狭い空間や高い空間でも、電線を容易に布設することができるという効果が得られる。
【0048】
本発明による電線布設ロボット用空圧装置、及びその制御方法によると、作業者が取扱し難い大径で且つ重い電線を速かに布設することができ、少ない数の部品で簡便に製作することができるようになり、故障の虞がなく、安定して電線を布設することができるという効果が得られる。
【発明を実施するための形態】
【0050】
以下、本発明の望ましい実施例による電線布設ロボット用空圧装置及び制御方法を、添付の図面を参照して、詳しく説明する。
【0051】
図1乃至
図5は、本発明の望ましい第1乃至第3実施例による電線布設ロボット用空圧装置を示す空圧回路図である。
【0052】
本発明の望ましい実施例による電線布設ロボット用空圧装置は、一定圧力を有する空気の供給を開始する開始バルブ420と、前記開始バルブ420の動作により、空圧シリンダに空気を選択的に供給又は排気させるメインバルブ425と、前記メインバルブ425から排気される空気の排気時間を調節して、前記メインバルブ425の動作を制御する制御バルブ430と、前記メインバルブ425の動作により往復動する駆動手段400とを含む。
【0053】
本発明の第1乃至第3実施例において、駆動手段400は、電線布設ロボットを往復動することで、通常の単動又は復動で往復動される空圧シリンダを称することと理解されるべきである。
【0054】
図1に示しているように、本発明の空圧装置の開始バルブ420は、3ポート2位置(3 port 2way)バルブを用い、開始バルブ420の一側にはレバーが設けられ、他側には、開始バルブ420を元の位置に復帰させるバネが設けられる。
【0055】
一方、開始バルブ420には、一定圧力の空気を供給する空気供給装置(図示せず)が備えられる。
【0056】
また、メインバルブ425は、5ポート2位置(5port 2way)バルブを用い、一側には、メインバルブ425を元の位置に復帰させるパイロットバルブ(図示せず)が設けられる。パイロットバルブは、メインバルブ425を原位置で動作させる。
【0057】
制御バルブ430は、メインバルブ425から分岐されて、メインバルブ425の動作を制御する。このため、制御バルブ430は、空気の流量を制御する第1の制御バルブ431と、第1の制御バルブ431から排気される空気圧により、メインバルブ425の動作を制御する第2の制御バルブ435とを含む。
【0058】
第1の制御バルブ431は、メインバルブ425から排気される一方向への空気流れを完全に遮断し、反対方向に小さい圧力損失で流れるようにするチェックバルブ432と、空気の供給量を制御する流量制御バルブ433とを含む。
【0059】
また、第2の制御バルブ435は、第1の制御バルブ431の制御により、メインバルブ425を動作させ、3ポート2位置バルブを用いる。また、第2の制御バルブ435は、排気ポートから排気される空気の流量を調節する流量制御バルブ436を含む。流量制御バルブ436は、排気ポートに連結されて、排気ポートに供給される空気をゆっくり排気するように、空気の排気量を制御する。
【0060】
また、駆動手段400は、メインバルブ425の動作により往復動する復動シリンダを用いる。
【0061】
図2は、本発明の第2実施例による電線布設ロボット用空圧装置を示す空圧回路図である。
図2の空圧装置においては、前述した実施例と同一の名称に対しては、同じ符号を付することにする。
【0062】
図2に示しているように、本発明の空圧装置は、一定圧力を有する空気の供給を開始する開始バルブ420と、前記開始バルブ420の動作によって駆動手段400に空気を選択的に供給又は排気するメインバルブ425と、前記メインバルブ425から排気される空気の排気時間を調節する制御バルブ430と、前記メインバルブ425の動作によって往復動する駆動手段400と、前記メインバルブ425に連結され、前記駆動手段400に充填した空気を急速に排気させる急速排気バルブ440とを含む。
【0063】
図2に示している空圧装置には、メインバルブ425と駆動手段400との間に急速排気バルブ440が設けられる。即ち、急速排気バルブ440を用いることで、駆動手段400の往復動をより早くして、応答性を高めることができる。
【0064】
図2における空圧装置は、前述した実施例と重複する説明を省略し、相違点に対して説明することにする。
【0065】
メインバルブ425と駆動手段400との間には、急速排気バルブ440が設けられる。また、制御バルブ430は、メインバルブ425と急速排気バルブ440との間で分岐され、急速排気バルブ440は、空気の流入側及び排気側にそれぞれチェックバルブを設ける。これは、入口側と排気側にそれぞれ排気ポートを備えることにより、駆動手段400の排気をより速かにし、駆動手段400の往復動速度を増加させる。
【0066】
図3は、本発明の第3実施例による電線布設ロボット用空圧装置を示す空圧回路図である。
【0067】
図3に示している本発明の第3実施例による空圧装置は、一定圧力を有する空気の供給を開始する開始バルブ420と、前記開始バルブ420の動作によって、駆動手段400に空気を選択的に供給又は排気させるメインバルブ425と、前記メインバルブ425から排気される空気を一定時間遅らせて、前記メインバルブ425の動作を制御するタイムディレイバルブ460と、前記メインバルブ425の動作によって往復動する駆動手段400とを含む。
【0068】
本発明の第3実施例による空圧装置の開始バルブ420は、3ポート2位置(3 port 2way) バルブを用い、開始バルブ420の一側にはレバーが設けられ、他側には、開始バルブ420を原位置に復帰させるバネが設けられる。
【0069】
一方、開始バルブ420には、一定圧力の空気を供給する空気供給装置(図示せず)が備えられる。
【0070】
また、メインバルブ425は、5ポート2位置(5port 2way)バルブを用い、一側には、メインバルブ425を原位置に復帰させるパイロットバルブ(図示せず)が設けられる。パイロットバルブは、メインバルブ425を原位置に移動させる。
【0071】
また、メインバルブ425には、駆動手段400前後進時の速度を調節するための排気流量制御バルブ421が設けられる。このような排気流量制御バルブ421は、ポートを介して排気される空気の量をゆっくり排気させて、駆動手段400の移動速度をより緩くする。
【0072】
タイムディレイバルブ460は、メインバルブ425から分岐され、一定の時間が経過した後、メインバルブ425を動作させるものであって、空気流量を制御する制御バルブ461と、制御バルブ461の制御によってメインバルブ425を動作させる方向制御バルブ465とを含む。
【0073】
タイムディレイバルブ460の制御バルブ461は、メインバルブ425から排気される空気によって、流路が遮られるチェックバルブ462と、チェックバルブ462と並列に連結され、方向制御バルブ465を動作させる流量制御バルブ463とを含む。また、制御バルブ461は、一定量の空気を保存する空気タンク464を含むことができる。
【0074】
また、方向制御バルブ465は、制御バルブ461により動作されるものであって、一側には、制御バルブ461が設けられ、他側には、方向制御バルブ465を原位置に復帰させるバネが設けられる。
【0075】
また、空気タンク464は、制御バルブ461と方向制御バルブ465との間に設けられる。空気タンク464は、メインバルブ425の動作を遅らせるものであって、一定量の空気を保存する。
【0076】
図1乃至
図3に示しているように、本発明の望ましい実施例による電線布設ロボット用空圧装置の結合関係について、詳しく説明する。
【0077】
本発明の第1実施例による空圧装置は、空気供給装置から供給される一定圧力の空気が通過する開始バルブ420を設ける。開始バルブ420の一側には、開始バルブ420に空気が供給されるように操作するレバーを設け、他側には、開始バルブ420を原位置に復帰させるバネを設ける。
【0078】
また、開始バルブ420から供給される空気を、駆動手段400に供給するメインバルブ425を設ける。開始バルブ420は、3ポート2位置バルブを用い、メインバルブ425は、5ポート2位置バルブを用いる。また、メインバルブ425の他側には、メインバルブ425を原位置に復帰させるパイロットバルブが設けられる。
【0079】
メインバルブ425と駆動手段400との間には、メインバルブ425から分岐されて、メインバルブ425の動作を制御する制御バルブ430が設けられる。制御バルブ430は、空気流量を制御する第1の制御バルブ431と、第1の制御バルブ431により動作される第2の制御バルブ435とを設ける。
【0080】
第1の制御バルブ431は、メインバルブ425から供給される空気の流れを制御するチェックバルブ432と、流量制御バルブ433とからなる。チェックバルブ432は、小さい圧力で空気を通過させ、流量制御バルブ433は、空気の流れを制御する。これにより、第1の制御バルブ431は、第2の制御バルブ435の動作を遅らせる。これは、駆動手段400の往復動作による最大行程長さを得るからである。
【0081】
また、第2の制御バルブ435は、3ポート2位置バルブであって、第2の制御バルブ435は、第1の制御バルブ431により動作され、第2の制御バルブ435の他側には、パイロットバルブが設けられる。
【0082】
一方、本発明の第2実施例による空圧装置は、開始バルブ420、メインバルブ425、及び制御バルブ430は同一のであるので、これに対する説明を省略し、急速排気バルブ440について説明することにする。
【0083】
メインバルブ425と駆動手段400との間には、急速排気バルブ440が設けられる。急速排気バルブ440は、空気の流入側と排気側にそれぞれ、排気ポートを設けて、駆動手段400にある空気の排気をより迅速にする。
【0084】
また、本発明の第3実施例による空圧装置は、空気供給装置から空気が供給されるように、開始バルブ420を設け、開始バルブ420の一側には、開始バルブ420を作動させるレバーを設け、他側に、開始バルブ420を原位置に復帰させるバネを設置する。
【0085】
更に、メインバルブ425は、5ポート2ウェイバルブを用い、一側のポートにはそれぞれ、排気流量制御バルブ421を設ける。これらの排気流量制御バルブ421は、それぞれのポートに排気される空気の量を調節してゆっくり排気することで、駆動手段400の行程距離を最大限確保することができるようにする。
【0086】
また、タイムディレイバルブ460は、メインバルブ425と駆動手段400との間で分岐されて、方向制御バルブ465の動作が遅れる。このため、タイムディレイバルブ460は、制御バルブ461と、方向制御バルブ465とを設ける。
【0087】
制御バルブ461は、空気の流れを調節するチェックバルブ462と、流量制御バルブ463とからなり、制御バルブ461と方向制御バルブ465との間に、一定量の空気を保存する空気タンク464を備える。
【0088】
また、方向制御バルブ465は、3ポート2ウェイバルブを用い、一側には、制御バルブ461が設けられ、他側には、方向制御バルブ465を原位置に復帰させるバネが設けられる。
【0089】
次に、
図4及び
図5を参照して、本発明の望ましい実施例による電線布設ロボットの作動方法について、詳しく説明する。
【0090】
図4は、本発明の第1乃至第3実施例による電線布設ロボット用空圧装置を示す正面図であり、
図5は、本発明の第1乃至第3実施例による電線布設ロボット用空圧装置を示す斜視図である。
【0091】
図4及び
図5は、本発明による電線布設ロボット用空圧装置を示しており、空圧装置には、一側に、駆動手段400が往復動可能に結合されており、駆動手段400と隣接した位置に、バルブを開閉するフィンガバルブ402が装着されており、他側に、制御バルブ430が装着されている。
【0092】
また、開始バルブ420である3ポート2ウェイバルブが固定されており、メインバルブ425である5ポート2ウェイバルブが固定されており、開始バルブ420又はメインバルブ425の排気ポートである多数のマニホールド403が形成されている。
【0093】
すなわち、一定圧力を有する空気は、フィンガバルブ402を介して開始バルブ420に流入され、制御バルブ430により動作されるメインバルブ425が、駆動手段400と隣接配置される。
【0094】
図1でのように、本発明の電線布設ロボット用空圧装置は、一側のレバーにより、開始バルブ420が
図1の図面右側に移動することになり、これにより、空気供給装置の空気は、メインバルブ425を介して駆動手段400に供給される。
【0095】
これにより、駆動手段400は、図面左側方向に移動、即ち、前進することになる。このように、駆動手段400が移動することにより、駆動手段400内にある空気が制御バルブ430に流入され、制御バルブ430の第1の制御バルブ431を介して、第2の制御バルブ435を動作させる。
【0096】
第2の制御バルブ435は、空気圧によって図面右側に移動して、メインバルブ425を図面右側方向に押すことになる。これにより、メインバルブ425には、開始バルブ420を通過した空気が供給されて、駆動手段400を図面右側方向に移動、即ち、後進することになる。
【0097】
一方、第2の制御バルブ435の流量制御バルブ436は、第1の制御バルブ431を通過した空気をゆっくり排気させる。
【0098】
このように開始バルブ420に供給された空気は、メインバルブ425を介して駆動手段400に供給されて前進され、駆動手段400から排気された空気は、制御バルブ430の第1の制御バルブ431を介して、第2の制御バルブ435を動作させる。
【0099】
また、第2の制御バルブ435の流量制御バルブ436は、第1の制御バルブ431から供給された空気を排気することで、駆動手段400の往復動の応答性を高めるようになる。
【0100】
このような空圧装置の駆動手段400は、10回往復動の実験結果、14.5秒がかかり、従来の電線布設ロボットよりも早く回答されることが分かる。
【0101】
一方、制御バルブ430は、第1の制御バルブ431及び第2の制御バルブ435を介して、メインバルブ425を動作させることにより、駆動手段400の最大負荷でも最大行程長さを確保することができるようになる。
【0102】
図2でのように、本発明の電線布設ロボット用空圧装置は、一側のレバーにより、開始バルブ420が
図2の図面右側に移動し、これにより、空気供給装置の空気が流入されて、メインバルブ425を介して、急速排気バルブ440に供給される。
【0103】
急速排気バルブ440を通過した空気は、駆動手段400に供給されて、駆動手段400を図面左側方向に移動、即ち、前進させる。
【0104】
また、駆動手段400の前進に伴い、駆動手段400にあった空気は、急速排気バルブ440を介して、制御バルブ430に供給される。制御バルブ430の第1の制御バルブ431では、空気量を調節して、第2の制御バルブ435に供給される。
【0105】
これにより、第2の制御バルブ435は、図面右側方向に移動することになり、第2の制御バルブ435は、メインバルブ425を図面右側に移動させる。これにより、メインバルブ425は、開始バルブ420を介して供給された空気が急速排気バルブ440に供給され、急速排気バルブ440を通過した空気は、駆動手段400に供給されて、駆動手段400を図面右側方向に移動、即ち、後退させる。
【0106】
このような本発明の空圧装置は、急速排気バルブ440によって駆動手段400に供給された空気が、急速排気バルブ440を介して排気されて、駆動手段400の応答性をより高めるようになる。
【0107】
このように、急速排気バルブ440が設置されるにより、駆動手段400の10回往復動にかかる時間は、12秒に短縮される。
【0108】
図3でのように、本発明の電線布設ロボット用空圧装置は、開始バルブ420を通過した空気が、メインバルブ425を介して、駆動手段400に供給され、駆動手段400は、供給された空気によって、図面左側方向に移動、即ち、前進する。
【0109】
この際、メインバルブ425と駆動手段400との間で分岐されているタイムディレイバルブ460に、空気が供給される。一方、駆動手段400の前進により、他側にある空気は、排気流量制御バルブ421により排気される。
【0110】
また、タイムディレイバルブ460に供給された空気は、制御バルブ461のチェックバルブ462と流量制御バルブ463とを介して、空気タンク464に保存され、空気タンク464に空気が満たされると、方向制御バルブ465を図面右側に押すことになる。
【0111】
これにより、方向制御バルブ465は、メインバルブ425を図面右側方向に押すことになり、開始バルブ420を通過した空気が、メインバルブ425に供給される。メインバルブ425を通過した空気は、駆動手段400に供給され、これにより、駆動手段400は、図面右側方向に移動、即ち、後退することになる。
【0112】
このように、メインバルブ425に設置された排気流量制御バルブ421は、駆動手段400に供給された空気を速かに排気させ、駆動手段400の応答性を高める。
【0113】
図6乃至
図10に示しているように、本発明の望ましい第4及び第5実施例による電線布設ロボット用空圧装置を、添付の図面に基づいて詳しく説明する。
【0114】
図6は、本発明の望ましい第4実施例による電線布設ロボット用空圧装置の作動前状態の要部縦断面図であり、
図7は、第4実施例による電線布設ロボット用空圧装置の作動後状態の要部縦断面図である。
【0115】
本発明の望ましい第4実施例による電線布設ロボット用空圧装置は、電線150を把持する把持手段300と、前記把持手段300を往復移動させる駆動手段400と、前記駆動手段400の動作を制御する制御手段500とを含む。
【0116】
駆動手段400は、把持手段300を前後方向に往復移動させ、第4実施例において駆動手段400は、ロッドレス単方向空圧シリンダを用いることができる。
【0117】
前記駆動手段400は、一定長さを有するケーシング471と、ケーシング471の一端に固定される前方仕上げブロック472と、ケーシング471内に伸縮可能に装着される伸縮チューブ473と、伸縮チューブ473の伸縮動作によって移動される移送ヘッド474と、ケーシング471の他端に固定される後方仕上げブロック475と、移送ヘッド474の移動を案内する移送ガイド476と、移送ヘッド474を原位置に復帰させる復帰バネ477とを含む。
【0118】
ケーシング471は、構成部品を支持し、把持手段300の前後移送をガイドする役目をする。前記ケーシング471の上端には、把持手段300の接続及び移送案内のためのガイド溝471аが形成される。
【0119】
前方仕上げブロック472は、前記ケーシング471の内部前方(
図6及び
図7の図面左側)に挿設され、ケーシング471の前方部を蜜閉する。前記前方仕上げブロック472の一側には、伸縮チューブ473と接続される空圧流路472aが設けられる。
【0120】
伸縮チューブ473は、移送ヘッド474を後方に移送させ、前記ケーシング471の内部前方に設けられる。移送ヘッド474は、前記ケーシング471内に前後方向に移動可能に設けられ、前記伸縮チューブ473の端に接続される。
【0121】
前記移送ヘッド474は、前記伸縮チューブ473が空圧によって伸張すると、後方(
図6 及び
図7の図面右側)に移送される。後方仕上げブルロック475は、前記ケーシング471の内部後方に挿設されて、ケーシング471の後方部を蜜閉する。
【0122】
移送ガイド476は、前記移送ヘッド474の前後方向移送を案内し、前記後方仕上げブロック475の一側に設けられる。前記移送ガイド476は、棒状又はパイプ状であり、前記移送ヘッド474の中央部を貫通する。
【0123】
復帰バネ477は、前記移送ヘッド474及びそれに接続される把持手段300を前進させ、前記移送ヘッド474と後方仕上げブロック475との間に設けられる。
【0124】
把持手段300は、電線150を把持して後方に移送させ、把持リング421と、接続ヒンジ422とを含む。把持リング421は、布設する電線150の直径よりも大径である。
【0125】
接続ヒンジ422は、前記把持リング421の下端に設けられ、把持リング421を前後方向に回転可能に支持する。前記接続ヒンジ422は、前記駆動手段400の移送ヘッド474の上端に接続される。
【0126】
図8は、本発明の第4実施例による電線布設ロボット用空圧装置の制御手段を示すブロック図である。
【0127】
制御手段500は、空圧アクチュエータ481と、制御部482と、後進感知スイッチ483と、前進感知スイッチ484と、作動スイッチ485と、非常停止スイッチ486とを含む。
【0128】
空圧アクチュエータ481は、前記駆動手段400と接続され、制御部482の制御信号により、前記駆動手段400に空圧を供給する。制御部482は、各種のスイッチ入力信号によって、前記空圧アクチュエータ481の作動を制御する。
【0129】
後進感知スイッチ483は、前記把持手段300の最大後進を感知して、空圧アクチュエータ481の作動を停止させ、前記駆動手段400のケーシング471の上部後方(
図6及び
図7の右側)に設置される。
【0130】
前進感知スイッチ484は、前記把持手段300の最大移動を感知して、空圧アクチュエータ481を再作動させ、前記駆動手段400のケーシング471の上部前方(
図6及び
図7の左側)に設置される。
【0131】
作動スイッチ485は、初期運転作動及び停止のためのものであり、非常停止スイッチ486は、運転過程で予想しなかった非常状況が発生したとき、運転を非常停止するためのものである。
【0132】
前記後進感知スイッチ483、前進感知スイッチ484、作動スイッチ485、非常停止スイッチ486は、制御部482に接続され、制御部482にスイッチ信号を伝送する。
【0133】
本発明の望ましい第4実施例による電線布設ロボット用空圧装置は、駆動手段400の伸縮チューブ473に空圧が供給されると、移送ヘッド474及びそれに接続された把持手段300を後方に移動させる。前記把持手段300の後進作動過程では、把持手段300に把持された電線150が、把持手段300と共に後方に移動される。
【0134】
即ち、前記把持手段300の後方移動過程では、接続ヒンジ422を中心に、把持リング421の後方に回転することになり、それで、把持リング421の内部上端と内部下端との間の垂直距離が縮小しながら、把持リング421に電線150が把持される。
【0135】
前記把持手段300及び電線150の移動は、把持手段300がケーシング471の上部後方に設置された後進感知スイッチ483を作動させるまで行われる。後進感知スイッチ483が把持手段300により作動されると、制御手段500によって、駆動手段400の伸縮チューブ473に供給された空圧が解除される。
【0136】
駆動手段400の空圧が解除されると、移送ヘッド474の後進で圧縮された復帰バネ477の弾性力によって、移送ヘッド474及び把持手段300は、前方に移動される。
【0137】
前方に移動される把持手段300は、把持リング421と電線150との把持状態が解除されることにつれ、電線150は、前方に移動せず、把持手段300だけが前方に移動する。
【0138】
即ち、前方に移動される把持手段300は、接続ヒンジ422を中心に、把持リング421の前方に回転し、それにより、把持リング421の内部上端と内部下端との間の垂直距離が再度拡大しながら、把持リング421と電線150との把持状態が解除される。
【0139】
前記前方に移動する過程において把持手段300は、ケーシング471の上部前方に設けられた前進感知スイッチ484が作動すると、制御手段500により、駆動手段400であるロッドレス単方向空圧シリンダに再び空圧が供給されて、把持手段300及び電線150が後方に移動される。
【0140】
このように本発明の望ましい第4実施例による電線布設ロボット用空圧装置は、ロッドレス単方向空圧シリンダである駆動手段400に空圧が供給されることにより、把持手段300及び電線150の後方移動と、空圧解除による把持手段300の前方移動を繰り返しながら、電線150を後方に移動させることになる。
【0141】
図9は、第4実施例による電線布設ロボット用空圧装置のフローチャートである。
【0142】
本発明の望ましい第4実施例による電線布設ロボット用空圧装置の制御方法は、制御部482が、作動スイッチ485の作動可否を判断するステップと、前記判断結果、作動スイッチ485がオン状態であると、制御部482の作動信号による空圧アクチュエータ481の作動で、ロッドレス単方向空圧シリンダとなっている駆動手段400に空圧が供給されるステップと、前記空圧供給により、把持手段300及び電線150が後方に移動されるステップと、制御部482が後進感知スイッチ483の作動可否を判断するステップと、前記判断結果、後進感知スイッチ483がオン状態であると、制御部482の作動停止信号による空圧アクチュエータ481の作動停止で、駆動手段400の空圧が解除されるステップと、前記空圧解除により、把持手段300が前方に移動するステップと、制御部482が前進感知スイッチ484の作動可否を判断するステップとを含む。
【0143】
本発明の望ましい第4実施例による電線布設ロボット用空圧装置の制御方法において、前記制御部482が、前進感知スイッチ484の作動可否を判断するステップの判断結果、前進感知スイッチ484がオン状態であると、制御部482の作動信号による空圧アクチュエータ481の作動で、駆動手段400に空圧が供給される。
【0144】
また、本発明の望ましい実施例による電線布設ロボット用空圧装置の制御方法は、前記各制御ステップにおいて、作動スイッチ485がオフになるか、非常停止スイッチ486がオンになると、制御部482が空圧アクチュエータ481を含めた全ての制御部品の機能を停止させる。
【0145】
図10は、本発明の第5実施例による電線布設ロボット用空圧装置の制御手段を示すブロック図である。
【0146】
図10に示している本発明の第5実施例による電線布設ロボットは制御手段500を、空圧アクチュエータ481と、制御部482と、作動スイッチ485と、非常停止スイッチ486と、タイマー683とから構成している。
【0147】
前記本発明の第5実施例による電線布設ロボット用空圧装置において、制御手段500は、制御部482と、これに接続されるタイマー683とを介して、空圧アクチュエータ481を設定時間作動させることによって、把持手段300及び電線150の後方移動、及び把持手段300の前方復帰を制御する。
【0148】
前記本発明の第5実施例による電線布設ロボット用空圧装置は、ロッドレス単方向空圧シリンダに供給された空圧が解除されると、復帰バネ477を介して、把持手段300が前方に復帰される。
【0149】
図11に示しているように、本発明の第6実施例による電線布設ロボット用空圧装置の駆動手段400は、油圧シリンダ、空圧シリンダ、電気アクチュエータの少なくともいずれか1つを用い、電線布設のための駆動手段400の往復動を設定周期で発生する制御手段500を備える。油圧シリンダと空圧シリンダは、復動型が望ましいが、単動型でもよい。電気アクチュエータは、サーボモータ又はリニアモータにボールスクリュー、リンク、カムなどの往復動用機構を併用する。その他に、エンジン式など、公知の往復動装置をいずれも使用することができる。
【0150】
ここで、前記制御手段500は、油空圧方式の場合、流量制御とタイムディレイ機能のバルブを介在する任意の作動周期で、駆動手段400に往復動を発生することが望ましい。
図11は、空圧方式の制御手段500を示しており、制御手段500は、開始バルブ420、メインバルブ425、調節バルブ415などにより、駆動手段400の空圧シリンダを作動する。特に、空圧方式の制御手段500は、電気的制御による同期化を要しないこと、及び外部環境に影響を受けないことから望ましい。
【0151】
より具体的に、開始バルブ420を開弁すると、エアがメインバルブ425を介して空圧シリンダに供給されて、把持手段300の前進運動が行われると共に、調節バルブ415に伝達されて、一定圧力に達するまで待ってから、メインバルブ425を作動して、空圧シリンダの後進運動を誘発する。このように、メインバルブ425と把持手段300が作動する一時動作のタイミング(周期)は、調節バルブ415による流量制御と時間遅延機能で決められる。
図11でのように、複数の電線布設ロボット用空圧装置が配置された場合、必ず、相互同期化しなくても構わない。即ち、一側の電線布設ロボット用空圧装置において、タイミングの不一致で過負荷が発生すると、制御手段500に残留する空気の流量制御と、時間遅延で動作しない状態に戻るようになり、次の周期で、隣接する電線布設ロボット用空圧装置と自動に同期化して、合力が最大となる場合に動作することになる。勿論、過負荷が発生しない場合には、同期実行とならない場合にも動作することができる。
【0152】
図12乃至
図13に示しているように、本発明の第7実施例による制御手段500は、前記把持手段300と駆動手段400とを、ユニットコントローラ510と中央コントローラ520とに分散して制御する。ユニットコントローラ510は、ケーブルトレー(図示せず)の領域別に設置され、中央コントローラ520は、操作が容易な位置で、複数のユニットコントローラ510と連結される。本発明のプロセスロジッグを、複数のユニットコントローラ510に分散させることで、作動速度と信頼性を向上し、異常発生時には、その危険負担を最小化する。中央コントローラ520は、分散したユニットコントローラ510への管理機能の他に、外部装置とのプロセス情報処理の機能も有する。ユニットコントローラ510と中央コントローラ520との間には、無線操作機を介在することもできる。
【0153】
本発明の実施例7によると、前記制御手段500のユニットコントローラ510は、ケーブルトレーの割り当てられた領域に配置された複数の把持手段300と駆動手段400とが互いに協働して、電線150を引き寄せる。トレーは、水平トレー領域と、垂直トレー領域と、角トレー領域とに区分して、把持手段300と駆動手段400を設置し、ユニットコントローラ510を連結することができる。これにより、電線150は、ケーブルトレーの水平部、垂直部、角部が設定荷重及び速度で引き寄せられ、移動される。
【0154】
前記制御手段500の中央コントローラ520は、ケーブルトレー上の把持手段300と駆動手段400との配置位置を演算して表示する。中央コントローラ520は、ケーブルトレーの座標情報を活用して、把持手段300、駆動手段400、ユニットコントローラ510の配置を演算する。演算結果はディスプレイに表示し、最小限の作業者が迅速・正確に処理するようにする。
【0155】
本発明は、前記の実施例に限られず、本発明の思想及び範囲を逸脱しない範囲で、様々に修正・変形できることは、当該技術の分野における通常の知識を有する者にとって自明である。従って、そのような変形例又は修正例は、本発明の特許請求の範囲に属する言える。