特許第5873933号(P5873933)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5873933スイッチバックパターンを含む環状圧縮性要素
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5873933
(24)【登録日】2016年1月22日
(45)【発行日】2016年3月1日
(54)【発明の名称】スイッチバックパターンを含む環状圧縮性要素
(51)【国際特許分類】
   A61N 1/375 20060101AFI20160216BHJP
【FI】
   A61N1/375
【請求項の数】5
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2014-550388(P2014-550388)
(86)(22)【出願日】2012年12月20日
(65)【公表番号】特表2015-503401(P2015-503401A)
(43)【公表日】2015年2月2日
(86)【国際出願番号】US2012071073
(87)【国際公開番号】WO2013101683
(87)【国際公開日】20130704
【審査請求日】2014年7月28日
(31)【優先権主張番号】61/580,725
(32)【優先日】2011年12月28日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】505003528
【氏名又は名称】カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】スティーブンソン、マーク
【審査官】 毛利 大輔
(56)【参考文献】
【文献】 特開平02−186571(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0107859(US,A1)
【文献】 特表2002−532135(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0233491(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61N 1/375
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
埋め込み型医療装置のヘッダ内で使用するための装置において、
前記ヘッダ内に配置されるサイズ及び形状をなす環状のスプリングを含み、
前記スプリングは、中心軸の周りに延びるループを規定し、かつ少なくとも部分的に前記ループを囲む表面を規定するためのそれぞれ前記ループに対してジグザグ状及び横断方向に湾曲した弾性変形可能な複数のスイッチバック部を含み、
前記ヘッダはスプリング保持部を規定し、
前記スプリングは、前記スプリング保持部内の頂面、前記スプリング保持部内の外面、又は前記スプリング保持部内の底面に接し、かつ前記頂面、前記外面、及び前記底面の何れかに沿って配置された電気接点を前記スプリング保持部が含むように湾曲することによって、環状の外部と、環状の内部空隙とを規定する装置。
【請求項2】
請求項1に記載の装置において、
前記スプリングは、前記環状の内部空隙から前記環状の外部の外方へ連通するギャップを規定する装置。
【請求項3】
請求項2に記載の装置において、
前記ギャップは、ループ形状のギャップを規定するために前記中心軸の周りに延出する装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置において、
平坦状態において前記スイッチバック部の1つ以上は円弧状態にあり、
前記スプリングは、前記平坦状態で前記各スイッチバック間に延出する直線部分を含む装置。
【請求項5】
請求項4に記載の装置において、
前記ループは平坦であって、
前記平坦状態を脱して環状の状態となったとき、前記直線部分の特定の一つは、少なくとも部分的に、前記ループの接線である接線軸の周りで湾曲する装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、スイッチバックパターンを含む環状圧縮性要素に関する。
【背景技術】
【0002】
コネクタ、例えば、医療機器のコネクタは、物理的及び電気的接続を含む強固な接続を形成及びリフォームする機能に係る効果を奏することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ペースメーカー、除細動器又は神経刺激器を含む(但し、これら限定されるものではない)埋め込み型医療装置は電極を保持するリードへの物理的及び電気的接続を提供することが重要となる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
電極の例としては、電気的な刺激電極及び検出電極を含む。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1A】実施例による、埋め込み型医療装置の正面図を示している。
図1B】複数の電気接点を示す、図1Aのリードの正面図を示す。
図1C】埋め込み型医療装置のヘッダに接続された図1Aのリードの正面図を示す。
図2A】実施例による、ループについて湾曲及び横断方向にジグザグのスイッチバック部を備えるスプリングの斜視図である。
図2B】概念的環状内に配置された図2Aのスプリングの斜視図である。
図2C】スプリングの内部空隙内に構成された概念的環状を備えた図2Aのスプリングの斜視図である。
図3A】実施例による、スプリング保持部内のスプリングの斜視図である。
図3B図3Aの線3B−3Bに沿ったスプリング保持部に配置されたスプリングの正面断面図を示している。
図4A】実施例による、ウェブを備えた平坦状態におけるスプリングの上面図を示す。
図4B】直線部分における曲部を有する平坦状態を示した図4Aのスプリングの上面図を示す。
図5A】実施例による、外側スイッチバック部より短い内側スイッチバック部を備えたスプリングの斜視図である。
図5B】直線部分において曲部を有する平坦状態を示した図5Aのスプリングの上面図を示す。
図6】実施例による、圧縮状態におけるスプリングの上面図を示す。
図7A】実施例による、平坦状態におけるスプリングの一例の上面図を示す。
図7B】平坦状態における図7Aのスプリングの側面図を示す。
図8A】実施例による、圧延状態におけるスプリング装置の上面図を示す。
図8B】圧延状態における図8Aのスプリングの側面図を示す。
図9A】実施例による、スプリングの一例の上面図を示す。
図9B図9Aのスプリングの例の底面図である。
図9C図9Aのスプリングの一例を示す斜視図である。
図10】実施例による、スプリングの形成方法の一例である。
図11】実施例による、スプリングの形成方法の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
図1Aは、埋め込み型医療装置110の一実施例の正面図を示す。埋め込み型医療装置110は、対象者の心臓又は他の部位に電気刺激又は電気エネルギーを提供するために、対象者の内部に埋め込まれるようなサイズ、形状又は構成とすることができる。埋め込み型医療装置110は、電子機器ユニット115を含む。電子機器ユニット115は、電源120、電子回路130、及びヘッダ140のうち一つ以上を含むことができる。電子機器ユニット115はスプリング保持部150の内部に1つ以上の凹部を有し、その凹部は本明細書で説明されるように、スプリングを受容するサイズで形成されている。図は、1つのスプリング保持部150及び破線で描かれた2つの選択的なスプリングハウジングを示している。
【0007】
図1Bは、2つの電気接点161を有するリード160の正面図を示す。埋め込み型医療装置110の電子機器ユニット115は、例えば、ヘッダ140を介してリード線160に接続することができる。図1Cは、埋込型医療デバイス110のヘッダ140内に配置された接点と対をなすとともに接続された複数の電気接点161を備えたリード160の正面図を示す。ヘッダ140は、電子回路130を保持するハウジングに密封的にシールされる。
【0008】
リード160は、対象者、例えば、血管内等を貫通して延出するようなサイズ、形状又は構成とすることができる。埋め込まれたとき、リードは、埋め込み型医療機器110のヘッダ140の基端から標的領域に位置する先端に延出する。標的領域の例としては、対象者の心臓、神経又は神経束などが挙げられるが、これらに限定されない。リード160は、標的領域において1つ以上の電極を提供することができる。一つ以上の電極は、標的領域からの電気信号又は他の生理学的パラメータを感知したり、埋め込み型医療装置110から電気エネルギーを送達したりするために使用することができる。
【0009】
リード160及び埋め込み型医療装置110の電子機器ユニット115間の1つ以上の電気接点を形成するために、リード160は、埋め込み型医療装置110のヘッダ140に接続することができる。ヘッダ140内の電気的接点、例えば、本明細書に記載のスプリングの一つ以上は、電子機器ユニット115及びリード160間で電気信号を通じて通信するために、密封的にシールされた埋め込み型医療装置110の電子機器ユニット115内に延出するワイヤ、トレース、又は他の導体に少なくとも電気的に接続される。本明細書に説明されるスプリングは、溶接、はんだ付け等を介して、このような導体に物理的に接続される。
【0010】
ヘッダ140は、複数のスプリングハウジングを含む。スプリングハウジング150は、伝導性スプリングを介して、リード160の電気接点との間で電気的に接続させるための1つ以上の接点を含む。例えば、各スプリング保持部は伝導性を有する略環状のスプリング100を保持する。このスプリング100は、図2Aに示される。次に、それぞれのスプリング保持部は、電子機器ユニット115内の他の電子機器と電気的に連通している接点を備える。このため、各スプリング100は、埋め込み型医療装置110とリード160との間の電気的接点を提供することができる。複数のスプリングは、リード160との物理的及び電気的な接点を確立できる。リード160がリード穴設置部145に位置する場合、スプリング保持部150は、リード160を取り囲むように、リード穴設置部145の周りの円周方向に延出可能である。
【0011】
ヘッダ140は、スプリング保持部150を規定するようにモールド成形又は他の方法で形成される。ヘッダは、金型に樹脂を配置することによって形成することができる。スプリング保持部は、ヘッダ内で切除することができる。ヘッダは、その後、予め形成されたスプリング保持部の周りにインサート成形することができる。インサートは、一つ以上のスプリング保持部150を形成することができ、インサートは、例えばスプリング100が各スプリング保持部150に配置されるように、一つ以上のスプリング100を含むことができる。ヘッダ140は、インサートがヘッダ140内に締まり嵌めとなる押圧操作により、ヘッダ140に連結されたインサートを可能にするために、インサートを受け入れるように構成することができる。
【0012】
図1Cに示すように、ヘッダ140は、ヘッダ140にリード160を配置するために、リード160の基端162を受けるサイズの開口147を規定するリード穴設置部145を含む。ヘッダ140は、1つ以上のリード160を埋め込み型医療装置110に接続するために、1つ以上のリード穴設置部145を含む。いくつかの実施形態では、リード160はリード穴設置部145の内部形状要素に適合するリード形状要素を規定することができる。追加の実施例では、リード穴設置部145は、一つ以上のスプリング保持部150によって部分的に規定される。リード穴設置部145は、空間が隔てられ、例えば、リード160がヘッダ140に接続されている間にリード160の電気接点101の位置に合致する複数のスプリング保持部150を含む。各スプリング保持部150によって配置された複数のスプリング100は、リード160との間で複数の物理的及び電気的な相互接続をまとめて形成可能である。
【0013】
種々の実施例は、このような相互接続の複雑さを低減する。埋め込み型医療装置電子機器ユニット及び電極保持リード間のより複雑でない接続は、手術時間を短縮することができる。例としては、少なくともそれらが冗長な電気的接点を提供するので、信頼性を向上させることができる。例としては、いくつかの接点間で負荷を分散し、接点の変形を減らすことにより、スプリングに印加される圧力が小さくなるため、スプリング破損の事例を減少させる。
【0014】
図2Aは、環状又はトロイダル状のスプリング100の一例を示す斜視図である。例において、スプリング100は、環状、即ちループ(例えば、ループ状基準又は参照)215に沿って延びている。ループ215は、に円形であってもよい。他の例では、ループ215は中心線210を含む平面を挟んで非対称であってもよい。
【0015】
スプリング100は、スプリング100における中心線210及び内周面202間に一定の距離を形成する。また、同様に、スプリングはスプリング100における中心線210及び外周面204間に一定の距離を形成する。スプリングの内周面202は、中心線210に最も近いスプリング100の1つ以上の部分によって少なくとも部分的に規定することができる。
【0016】
中心線210に最も近い各内側スイッチバック部240の一部は、内周202を規定することができる。スプリングは、スプリングの内周に沿って複数の機械的及び電気的接点を形成するように構成されている。複数の接点を提供することにより冗長性が増加する。複数の接点は、単一接点の設計に対して圧力を分散し、スプリングへの圧力による破損を減少させることができる。複数接点の設計は、上記穴の中心線210から離れて大きな角度でリードと接合可能となる。
【0017】
外周204は、例えば、中心線210から最も遠い各外側スイッチバック部250の一部のような、内周202と同一平面上で、かつ中心線210から最も遠い、スプリング100の1つ以上の部分によって少なくとも部分的に規定することができる。内周202と中心線210との間の距離は、ループ215の経路に沿って変化する。外周面204と中心線210との間の距離は、ループ215の経路に沿って変化する。
【0018】
図2Bは、例えば、リングトーラスのような概念的外側環状面280(すなわち、外側の基準面)の一部を規定する個々の要素100Bの外面100A、スプリング100の斜視図である。スプリング100は、概念的外側環状面280内に適合する。
【0019】
図2Cは、スプリング100によって規定された内部空隙100Eを示すスプリング100の斜視図である。例では、内部空隙100Eは、例えばリングトーラスのような概念的内側環状表面290(すなわち、内側基準面)の部分を規定することができる。概念的内側環状表面290は、スプリング100の内部空隙100E内に適合する。
【0020】
スプリング100の個々の要素100Bの間のスペースは、スプリング100によって規定された内部空隙100Eとスプリング100の外部領域100D外側との間に遮るものなくアクセスを許可する。外部領域100Dは、概念的内側環状表面290から離間した概念的外側環状面280から延出する領域を含む。
【0021】
スプリング100は、連続し、かつ一体構造である。リング形状は、一定距離において中心線210の周りに延びる円形となる。リング形状は、平面において第1の要素(例えば、スイッチバック)の反対側の第2の要素よりも中心線210から異なる距離にある平面の側部上の第1の要素とともに中心線210を含む平面において非対称とすることができる。非対称形状は、リード160の基端が非対称形状である場合、リード160の基端の外周に適合した形状を提供することができる。
【0022】
リング形状は、スプリング保持部の適合するキー部分と対をなすキー部分を含む。キー又はキー溝機能がスプリング保持部内のスプリング100の回転を阻止又は防止可能である。このような機能は、ループ215(例えば、円又は楕円)の一部分で規定された規則的形状から逸脱したループ215の他部分によって規定される。
【0023】
スプリング100の個々の要素100Bは、ジグザグ状(鋸刃状)のスイッチバック部240,250を含む。この例では、スイッチバック部240、250は、概念的中心線210の周りを、概念的ループ215に対してジグザグ状に延出する。スイッチバック部240、250は、スイッチバック部240、250がループに対して横断又は交差し、概念的ループ215周りを湾曲するように、概念的ループ215に対して横断方向に湾曲可能である。言い換えれば、中心線210を含む平面で切り取った断面は、断面に沿うスイッチバック部の湾曲を示す。いくつかの例では、スイッチバック部240,250の一つのみ湾曲する。
【0024】
スイッチバック部240、250は、スイッチバック部240、250が概念的ループ215に対して正常となるように、ループに対して横断又は交差して延出する。
スイッチバック部240、250は、第1の概念的リング環状面280を部分的に規定するために、概念的ループ215に対して横断方向に湾曲可能である。ループ215は、平面に沿って延びている必要はなく、例えば、スイッチバック部240、250が平面に直交することにより、平面に対して横断方向に延出可能である。この例では、直線部分260は、ループ215に対して接線方向に延びる概念接線軸295の周りに湾曲される。
【0025】
スプリング100は、中心線210の周りに延びるループ状のギャップ200を規定する。ギャップ200は、外部領域100Dから環状の内部空隙100Eへのアクセスを可能とする。ループ状のギャップ200は、内側スイッチバック部240と外側スイッチバック部250との間に規定される。ループ状のギャップ200は中心線210の周りを継続的に延出可能である。ギャップ200は、内側スイッチバック部240の端部が、それぞれ中心線210からの第1の通常均一距離206に位置するように、かつ、外側スイッチバック部250の端部が、それぞれ中心線210からの第2の通常均一距離208に位置するように、中心線210を中心として継続的に概ね均一幅を規定する。ギャップ200は、中心線210の周りに延びるように一貫したサイズである。ギャップ200は、中心線210に対して垂直なスプリング100を二分する平面の一側部に、スプリング100の周りに延出する。ループ状のギャップ200は、中心線210に対して垂直な平面上に位置してもよい。例えば、ループ状のギャップ200は、スプリング100の外周周囲(例えば外周204)上に配置することができる。一例では、ループ状のギャップ200は、例えば、中心線210に対して45度又はその他の角度で、スプリング100の最上部及びスプリング100の外周204間のリングの一部に配置されている。ループ状のギャップ200は、例えば、円環の平面的な側部に沿って配置される必要はない。一例では、スイッチバックは、互いに噛み合わされている。
【0026】
スプリング100は、リード160を所望の方向でリード設置部内に設置することに有用である。この例では、スプリング100は、リード設置部を通じてリード160の移動に機械的に抵抗する戻り止め機構を提供する。本例では、戻り止めは、機械的及び電気的な接触を提供するリード160の基端に係合可能である。スプリング100は、使用中に弾性変形可能である。実施例において、スプリング100は、スイッチバック部240,250の一方又は両方又はスイッチバック部間に延びる直線部分を曲げることによって、ループ215の直径を減少させることで圧縮される。
【0027】
リード160上の接点との電気接続を形成するために、スプリング100は、導電性を有していてもよい。このような導電性が埋め込み型医療装置110とリード160との間の信号通信を可能にする。例において、スプリング100は、導電性材料で形成されている。実施例において、スプリング100は、リード160及びスプリング保持部150内に配置された電気接点の両方に接触する導電性材料と、導電性材料の周りで支持、保護、又は絶縁を提供するための非導電性材料とで形成されている。スプリング100は、スプリング保持部150の少なくとも一部を形成する同一材料で形成することができる。スプリング100は、例えば、MP35N(登録商標)又はステンレス鋼等の生体適合性材料を含むことができる。本例では、MP35Nは、35%のNi、35%のCo、20%のCr及び10%のMoを含む。MP35Nは、ペンシルバニア19046、ジェンキンタウン、301ハイランドアベニューに位置するSPSテクノロジーズ・LLCの登録商標である。スプリング100は、単一の材料片から形成することができる。スプリング100は、スプリング100を強化するために時効処理できる。
【0028】
図3Aは、スプリング保持部150内のスプリング100の斜視図の例を示す。スプリング保持部150の内側輪郭は、スプリング保持部150内のスプリング100を少なくとも部分的に制約するために、スプリング100の外側輪郭と同様のサイズとなる。スプリング100は、スプリング100の移動を制限するためスプリング保持部の境界とともに物理的な接触を有することによって、スプリング保持部150の内部で少なくとも部分的に制約される。スプリング100は、リード穴設置部145内においてスプリング保持部150を越えて延びている部分を含む。スプリング100は、リード160の基端がリード穴設置部145内に挿入されたときにリード160の基端に対応する電気接点161に接触するためにリード穴設置部145内に突出可能である。
【0029】
図3Bは、図3A中の線3B−3Bにおけるスプリング保持部150内のスプリング100の正面断面図を示す。スプリング100は、スプリング保持部150の内部で少なくとも部分的に制約される。スプリング100は、スプリング100の移動を制限するために、スプリング保持部150内の頂面310、スプリング保持部150内の外面320、又はスプリング保持部150内の底面330に隣接する。スプリング保持部150は、電気接点300を含む。電気接点は、スプリング保持部内の何れかの表面に沿って配置される。電気接点300は、リード160の基端上の対応する電気接点161への電気信号又はこの電気接点161からの電気信号を中継するために、スプリング100が電気接点300に対応して着座するようなサイズ及び形状とすることができる。スプリング100及びスプリング保持部150間の接触は点接触であってもよい。スプリング保持部150は、電気信号が埋め込み型医療装置110及びリード160間で授受可能となるように、埋め込み型医療装置110に接続されたワイヤ、トレース又は他の導電体に接続可能である。
【0030】
スプリング100は、リード160に接続するために、スプリング保持部150の内部305を超えて(すなわち中心線210に向けて)延出する。内部305は、軸350で終端となり、ギャップ200は、リード穴設置部145に露出される。内部305は、取り付け中に、リード160の基端がスプリング保持部150の中央及びスプリング100の中央ルーメン340を介して通過したとき、リード160がスプリング100のギャップ200をキャッチすることを阻害又は予防するために、ギャップ200がリード穴設置部145に露出しないように軸360で終端となってもよい。内部305は、他の軸に沿って終端してもよい。上面310の内部305は、内部305の底面330と同一軸(例えば軸350)で終端してもよい。上面310の内部305は、底面330の内部305と異なる軸で終端してもよく、例えば、上面310の内部は軸線350で終端し、底面330の内部305は軸360で終端してもよい。
【0031】
リード160の基端は、スプリング保持部150に囲まれた中央ルーメン340を介して、かつ概念的中心線210に沿ってスプリング100によって規定された中央ルーメン340を介してリード穴設置部145に沿って延びる。リード160は、例えば、スプリング100が中に延出するリード穴設置部145の部分をリード160が占めているとき、スプリング保持部150に対して半径方向にスプリング100を圧縮可能であり、これにより、スプリング100及びスプリング保持部150間の電気的及び機械的接触を提供することができる。
【0032】
図4Aは、実施例による、キャリア部材400に接続された平坦状態におけるスプリング100の上面図である。スプリング100は、成形工程中に平坦状態で存在する、あるいは、例えば図2Aに例示されるスプリング100を平坦化することにより、平坦状態となる。平坦状態においては、キャリア部材400は、スプリング100を得るための材料440のストリップにスプリング100を取り付け可能である。キャリア部材400は、製造中にスプリング100を配置するのを補助するために、材料440のストリップにスプリング100を接続させることができる。キャリア部材400は、製造工程中にスプリング100を保持するのを助けるために、材料440のストリップにスプリング100を接続することができる。キャリア部材400は、製造工程中に固定具に対するスプリング100の位置を維持するために、材料440のストリップにスプリング100を接続させることができる。
【0033】
製造工程は、材料を除去し、スプリング100の形状を規定するために、打ち抜きを含むことができる。製造工程は、平坦状態におけるスプリング100からスプリング100を形成するための圧延を含むことができる。キャリア部材400は、例えば、スプリング100の形状を規定し、キャリア部材400を規定するための材料が材料のシートから除去される場合、スプリング100と同じ材料とすることができる。キャリア部材400は、例えば、打ち抜きにより形成されるスプリング100の形成過程で取り除かれていない残留物質を含むことができる。
【0034】
スプリング100は、材料のシートからの2次元パターンを徐々(プログレッシブ)にダイ打ち抜き加工することにより形成される。平坦状態におけるスプリング100のパターンは、シートから形状を切り出すレーザにより形成することができる。スプリング100は、材料のシートから形状を機械加工すること、例えば、切断によって材料を除去することによって形成することができる。他の形成プロセスも可能であって、例えばビレットからのスプリング100の機械加工、スプリング100のラピッドプロトタイピング、スプリング100の鋳造等も可能である。
【0035】
スプリング100は、スイッチバック部240,250を含むことができる。本例では、スイッチバック部240、250は円弧状(図2A及び図4Aに示されるように)であってもよい。この例では、スイッチバック部240,250は、X字状(図9A図9Cに示すように)とすることができる。この例では、スイッチバック部240,250は、点で終わる頂点を形成することができる。そこには内側スイッチバック部240及び外側スイッチバック部250が存在してもよい。内側スイッチバック部240は、直線部分260によって外側スイッチバック部250に接続される。
【0036】
A−A線に沿うスイッチバック部240,250又は直線部分260の断面は矩形であってもよい。いくつかの打ち抜きの例は、矩形の断面を有する。線A−A線に沿ったスイッチバック部240、250又は直線部分260の断面は、例えば、スプリング100が円形断面を有するワイヤから形成される場合、円形であってもよい。スイッチバック部240,250及び直線部分260は、同じ特性、厚さ及び幅を有することができる。この例では、スイッチバック部240,250及び直線部分260の幅は一定である。この例では、スイッチバック部240,250及び直線部分260の幅は、より応力の高い位置を強化するために変更可能である。この例では、スイッチバック部240,250及び直線部分260の厚さは一定である。この例では、スイッチバック部240,250及び直線部分260の厚さは、より応力の高い位置を強化するために変更可能である。厚みと幅との比は、1:1、1:2、2:1、2:3又は3:2であってもよい。厚さと幅との比率も変更可能である。
【0037】
例えば、スプリング100が平坦状態にある場合、内側スイッチバック部240は、スプリング100の第1の周囲410を規定し、外側スイッチバック部250は、スプリング100の第2の周囲420を規定する。直線部分260は第1の周囲410及び第2の周囲420間に延出する。第1の周囲410は、スプリング100の内部及びスプリング100の外部を規定するため、第2の周囲420より小さくなってもよい。第1の周囲410及び第2の周囲420は、概念的な要素である。第1の周囲410及び第2の周囲420は、円又はループの一部を規定できる。
【0038】
図4Bは、平坦状態における直線部分260の曲部430を有するスプリング100の上面図を示す。いくつかの例では、直線部分260は、対をなして中央領域から離れるように延びている。直線部分260は、直線部分260の長さ方向の途中に設けられた曲部430を含む。従って、この例では、一対の直線部分260は、互いに開口する鈍角をなし、互いに対向するそれぞれの曲部430を含む。直線部分260は、圧延工程を支援するため曲部430を含む。曲部430は、内側スイッチバック部240及び外側スイッチバック部250から等距離で直線部分260の途中であってもよい。あるいは、曲部430は、内側スイッチバック部240を短くしたり、ギャップ200のサイズを大きくするため、外側スイッチバック250よりも内側スイッチバック部240に近づけてもよい。別例では、曲部430は、外側スイッチバック部250を短くしたり、ギャップ200のサイズを大きくするため、内側スイッチバック部250よりも外側スイッチバック部250に近づけることができる。
【0039】
図5Aは、実施例による、スプリング100の一例を示す斜視図である。内側スイッチバック部240は曲部430又は底面に関して、外側スイッチバック部250よりも短くすることができる。これにより、スプリング100がスプリング保持部150に取り付けられている場合、内側スイッチバック部240及びスプリング保持部150間の隙間を増加させるために、ギャップ200のサイズを大きくすることができる。
【0040】
図5Bは、外側スイッチバック部250よりも短い内側スイッチバック部240を有する平坦状態におけるスプリング100の一例の上面図を示す。スプリング100は、図5Bに示すように、スプリング100を形成するために、圧延することができる。
【0041】
いくつかの例では、材料は、リリーフ(逃げ)を形成するために、スプリング100の内径側510から除去することができる。リリーフは、スプリング100とリード160との間の面接触を達成するために形成される。リリーフは、リード160の外形に適応するように形成される。一つ以上のスイッチバック部240,250又は直線部分260は、中心線210の周りに延びるように、スプリング100及びリード160間での均一な面接触を持つためにリリーフを有する。複数のリリーフは、リード160の外形に適合及びその外形を受容するため、まとめて円筒形の形状を規定する。いくつかの例では、リリーフは、機械加工、切除、グラウンド又は溶融させることができる。また、リリーフは、リード160の周りのスプリング100を圧縮することによって形成することができる。また、リリーフは、リード160の基端の移動に機械的に抵抗するように、スプリング100の戻り止め機構を支援することができる。
【0042】
図6は、実施例による、圧縮状態におけるスプリング100の上面図を示す。スプリング100は、スプリング100の外周204のサイズを減少させるように圧縮する。スプリング100の外周204は、スプリング保持部150内にスプリング100が設置される間に、スプリング保持部150の中央を通ってスプリング100に適合するように、サイズを小さくすることができる。スプリング100は、圧縮力がスプリング100から除去された後、スプリング100がその非圧縮状態に戻ることができるように弾性変形可能な材料で形成される。圧縮力は、スプリング保持部150の内側で、スプリング100がその非圧縮状態に戻るためにスプリング100から除去することができる。圧縮状態において、スプリング100の外周204は、非圧縮状態にあるスプリング100の外周204より25%小さくすることができる。また、圧縮状態におけるスプリング100の外周204と、非圧縮状態におけるスプリング100の外周204との間のパーセントは他の値であってもよい。
【0043】
図7Aは、実施例による、平坦状態におけるスプリング100´の一例の上面図を示す。この例では、スプリング100´は、材料のシートから打ち抜かれる。この例では、打ち抜き形状は主に平坦である。この例では、打ち抜き形状は直線成分710から構成することができる。この例では、打ち抜き形状は、一つの軸に対して対称にすることができる。この例では、打ち抜き形状は、二つの軸に対して対称にすることができる。交互線形成分710は、図7Aに示すように、X字状のスイッチバック部240、250を形成するために、X字状を形成するように交差する。交互線形成分270は、V字状のスイッチバック部240、250を形成するために、ポイント又はV字状を形成するように交差する。交差直線部分710によって形成される角度は同一角度であってもよいし、異なる角度であってもよい。
【0044】
図7Bは、図7Aの打ち抜き形状の一例の側面図を示す。図7Aの打ち抜き形状は、直線形状の端面図を有する。端面図は、スプリング100が打ち抜かれるとき、概ね矩形状である。端面図は、スプリング100´が打ち抜かれるとき、概ね平坦である。
【0045】
図8Aは、実施例による、圧延(ロール)状態におけるスプリング100´の一例の上面図を示す。図7A及び図7Bに示される概ね平坦及び直線成分は、ギャップ200を規定するために、圧延状態でスプリング100´を形成するために圧延される。直線成分710は、圧延状態におけるスプリング100´を形成するために、その最長軸に沿って圧延される。
【0046】
図8Bは、図8Aの一例の側面図を示す。圧延状態にあるスプリング100´全体を両端部の一つから見たとき、圧延状態におけるスプリング100´は、全体的に断面C字形状を有する。C字の開口は、スイッチバック部240´,250´間のギャップ200である。
【0047】
図9A図9Cは、実施例による、スプリング100の一例の上面図である。圧延状態におけるスプリング100´は、概念的ループ215を規定するために、接続されたその両端を有する。ループ215は、ループが中心線210の周りに延びるように、ループ215と中心線210との間に一定の距離を有する円形である。
【0048】
図10は、スプリング100の形成方法の一例である。例において、スプリング100は、シートの材料から形成することができる。シートは全体的に平坦である。材料のシートから打ち抜かれたスプリング100は、平坦状態におけるスプリング100の形状を規定する。2次元パターンは、平坦状態におけるスプリング100を形成するために打ち抜かれてもよい。打ち抜き工程はスプリング100を概ね平坦化する。概ね平坦なスプリング100は中心線210の周りのループ215に沿ってスプリング100が始端及び終端を有しないように完全なループ215を規定する。言い換えれば、スプリングが二つの部分を機械的に接合された場合の溶接線又は同様の境界を持たない。
【0049】
本例では、概ね平坦なスプリング100は、打ち抜きの後に連続的なループを形成しないが、概ね平坦なスプリング100の両端を接続することで連続的なループを形成できる。概ね平坦なスプリング100の両端接続は溶接することを含む。概ね平坦なスプリング100の両端を接続することは、接着剤の使用を含む。概ね平坦なスプリング100の両端を接続することは、溶融を含む。概ね平坦なスプリング100は、オス側端部及びメス側端部を有する。概ね平坦なスプリング100の両端を接続することは、オス側端部及びメス側端部を接続することを含む。
【0050】
この例では、スプリング100は、製造工程中にスプリング100を配置又は固定することを支援するため、スプリング100を打ち抜かれた材料440のストリップに接続するキャリア部材400となる材料のシートから徐々に打ち抜かれる。この方法は、スプリング100を規定するために中心線210周りのジグザグ状のスイッチバック部240、250を圧延することと、ループ215に対してスイッチバック部240,250を湾曲させることとを含む。この方法は、工具を簡略化し、スクラップを減少し、サイクル時間を減少させること等により、製造効率を高めるために、スイッチバック部250,240を徐々に圧延することを含むことができる。
【0051】
このジグザグは、内側スイッチバック部240と、外側スイッチバック部250とを有する。この方法は、中心線210から離間したループ215周辺の内側スイッチバック部240を圧延することを含む。この方法は、ギャップ200を規定するため中心線210及び内側スイッチバック部240に向かってループ215周辺の外側スイッチバック部250を圧延することを含む。この方法は、スイッチバック部240,250は、スプリング100の一部だけが残るように、ループ215周りに湾曲された後に、キャリア部材400を取り除くことを含む。キャリア部材400の除去は、ループ215周りに湾曲させるための1つ以上のスイッチバック部240が圧延された後に行われる。キャリア部材400の除去は、ループ215の周りに湾曲させるための1つ以上のスイッチバック部240が圧延される前に行われる。
【0052】
例では、スプリング100の圧縮により、スプリング保持部150内にスプリング100を適合可能となる。スプリング100の圧縮によって、スプリング100の外周204をスプリング保持部150の内周より小さくすることができる。スプリング100の外周204は、スプリング保持部150の中央を通ってスプリング100を通過させるために、スプリング保持部150の内周より小さくすることができる。例では、スプリング保持部150の中央にスプリングを挿入することは、スプリング100のため所望の位置にスプリングを設置可能となる。圧縮力を除去することは、スプリング保持部150内でスプリング100を非圧縮状態に戻すことを許可することができる。スプリング保持部150内でのスプリング100の制約は、圧縮力が取り除かれた後に、スプリング100の移動を規制する。この方法は、中心線210に沿ってスプリング100の中央を通じてリード160を挿入することを含む。このスプリング100は、リード160を埋め込み型医療装置110へ固定するためのリード160の戻り止めとして機能することができる。
【0053】
図11はスプリング100の形成方法の一例である。例において、スプリング100は、シートにおける材料から形成することができる。シートは全体的に平坦である。この方法は、平坦状態において、スプリング100を規定するために、材料のシートからスプリング100の打ち抜きを含む。この方法は、製造能力を高めるために、材料のシートからスプリング100を徐々に打ち抜くことを含む。この打ち抜きは、平坦状態でスプリング100の形状を規定するために2次元パターンであってもよい。打ち抜き工程は、結果的に概ね平坦なスプリング100となる。概ね平坦なスプリング100は主に線形である。
【0054】
この例では、ほぼ直線状の概ね平坦なスプリング100は、溶接又は接着剤で直線成分710とともに接続することによって形成することができる。この方法は、切削、打ち抜き又はレーザーエッチングによって直線成分710を形成することを含む。直線成分710の接続は、溶接、接着剤又は機械的ファスナーで可能である。
【0055】
直線状の概ね平坦なスプリング100を圧延することは、スイッチバック部240、250を湾曲するとともに、ギャップ200を規定する。スプリング100を圧延することで、断面C字状でスプリング100を形成することができる。内側スイッチバック部240及び外側スイッチバック部250によって規定されたギャップ200は、C字断面の開口部を形成することができる。
【0056】
スプリング100が圧延された後、圧延されたスプリング100の両端を接続することでループ215を規定できる。圧延されたスプリング100の両端に接続は、溶接、接着剤、又はオス側端部及びメス側端部で行うことができる。ギャップ200は、中心線210に直交する平面に位置合わせすることができる。スプリング100の圧縮は、スプリング保持部150内にスプリング100を適合させるためにスプリング100のサイズを小さくすることができる。一旦、スプリング100がスプリング保持部150内となると、圧縮力を取り除くことで、以前の非圧縮形状にスプリング100を戻すことができる。
【0057】
<様々な注意及び実施例>
実施例1は、埋め込み型医療装置のヘッダ内で使用するための装置を含む又は使用する主題(装置、方法、処理を実行させる手段、又は、機械によって実行されるとき機械が処理を実行させる命令を含む機械可読媒体)を含む。この装置は、前記ヘッダ内に配置されるサイズ及び形状の環状のスプリングを含み、前記スプリングは、中心軸の周辺に延びるループを規定し、かつ少なくとも部分的に前記ループを取り囲む表面を規定するためのそれぞれ前記ループに対してジグザグ状及び横断方向に湾曲した弾性変形可能な複数のスイッチバック部を含む。
【0058】
実施例2において、前記スプリングは、環状の外部を規定するギャップを規定することを含むことができる、又はそれを必要に応じて任意に実施例1の主題と組み合わせることができる。
【0059】
実施例3において、前記スプリングは、環状の内部空隙を規定することを含むことができる、又はそれを必要に応じて任意に実施例1又は2の主題と組み合わせることができる。
【0060】
実施例4において、前記スプリングは、前記環状の内部空隙から前記環状の外部の外方へ連通することを含むことができる、又はそれを必要に応じて任意に実施例1〜3の何れか1つ以上の主題と組み合わせることができる。
【0061】
実施例5において、前記ギャップは、ループ形状のギャップを規定するために前記中心軸の周りに延出することを含むことができたり、それを必要に応じて任意に実施例1〜4の何れか1つ以上の主題と組み合わせることができる。
【0062】
実施例6において、略均一の幅を有するリング形状のギャップを含むループ形状のギャップを含むことができたり、それを必要に応じて任意に実施例1〜5の何れか1つ以上の主題と組み合わせることができる。
【0063】
実施例7において、平坦状態において前記スイッチバック部の1つ以上は円弧状態にあることを含むことができたり、それを必要に応じて任意に実施例1〜6の何れか1つ以上の主題と組み合わせることができる。本例において、前記スプリングは、前記平坦状態で前記各スイッチバック間に延出する直線部分を含む。
【0064】
実施例8において、前記ループは概ね平坦であって、前記平坦状態を脱して環状の状態となったとき、前記直線部分の特定の一つは、少なくとも部分的に、前記ループの接線である接線軸の周りで湾曲することを含むことができたり、それを必要に応じて任意に実施例1〜7の何れか1つ以上の主題と組み合わせることができる。
【0065】
実施例9において、材料のシートを取得又は提供する工程と、前記材料からループに対してジグザグ状の複数のスイッチバック部を含む部材を形成する工程と、前記複数のスイッチバック部が前記ループに対して弾性変形可能、ジグザグ状及び湾曲するように、前記部材を成形する工程と、を含む方法に係る主題(装置、方法、処理を実行させる手段、又は、機械によって実行されるとき機械が処理を実行させる命令を含む機械可読媒体)を含むことができる、又はそれを必要に応じて任意に実施例1〜8の何れか1つ以上の主題と組み合わせることができる。
【0066】
実施例10において、前記形成する工程は、前記材料を打ち抜くことを含むことができる、又はそれを必要に応じて任意に実施例1〜9の何れか1つ以上の主題と組み合わせることができる。
【0067】
実施例11において、前記成形する工程は圧延することを含むことができる、又はそれを必要に応じて任意に実施例1〜10の何れか1つ以上の主題と組み合わせることができる。
【0068】
実施例12において、前記圧延することは、徐々に圧延を含むことができる、又はそれを必要に応じて任意に実施例1〜11の何れか1つ以上の主題と組み合わせることができる。
【0069】
実施例13において、ウェブを使用した圧延中に、固定具に関して前記部材の位置を維持することを含むことができる、又はそれを必要に応じて任意に実施例1〜12の何れか1つ以上の主題と組み合わせることができる。
【0070】
実施例14において、前記ウェブを取り除く工程を含むことができる、又はそれを必要に応じて任意に実施例1〜13の何れか1つ以上の主題と組み合わせることができる。
実施例15において、埋め込み型医療装置のヘッダに前記部材を取り付けるために前記部材を圧縮する工程を含むことができたり、それを必要に応じて任意に実施例1〜14の何れか1つ以上の主題と組み合わせることができる。
【0071】
実施例16において、前記部材が前記ヘッダに制約されて弾性的に拡張できるように圧縮力を除去する工程を含むことができたり、それを必要に応じて任意に実施例1〜15の何れか1つ以上の主題と組み合わせることができる。
【0072】
実施例17において、埋め込み型医療装置のヘッダ内で使用するための装置を含む又は使用する主題(装置、方法、処理を実行させる手段、又は、機械によって実行されるとき機械が処理を実行させる命令を含む機械可読媒体)を含むことができたり、それを必要に応じて任意に実施例1〜16の何れか1つ以上の主題と組み合わせることができる。この装置は、前記ヘッダ内に配置されるサイズ及び形状の生体適合性の環状のスプリングを含む。前記スプリングは、中心軸の周りに延びるリング状のループを規定する。前記スプリングは、前記ループに対してジグザグ状及び湾曲した弾性変形可能な複数のスイッチバック部を含む。前記スプリングは、材料のシートを取得又は提供する工程と、ループに対してジグザグ状の複数のスイッチバック部を含む部材を材料から形成する工程と、前記複数のスイッチバック部が前記ループに対して弾性変形可能、ジグザグ状及び湾曲するように、前記部材を成形する工程と、を経て形成される。
【0073】
実施例18において、前記形成する工程は、前記材料を打ち抜くことを含むことができる、又はそれを必要に応じて任意に実施例1〜17の何れか1つ以上の主題と組み合わせることができる。この例は、前記成形する工程は圧延することを含む。前記スプリングは、35%のNi、35%のCo、20%のCr及び10%のMoを含む生体適合性材料から形成される。
【0074】
実施例19において、前記埋め込み型医療装置に関連付けられたリードの表面に適合するように形成された表面を含むことができる少なくとも一つのリリーフを含む前記スプリングを含む、又は使用することを含むことができる、又はそれを必要に応じて任意に実施例1〜18の何れか1つ以上の主題と組み合わせることができる。
【0075】
実施例20において、前記リードに適合及び前記リードを受容するようなサイズにすることができる円筒形の形状をまとめて規定する複数のリリーフの一部となり得る少なくとも一つのリリーフを含むことができたり、それを必要に応じて任意に実施例1〜19の何れか1つ以上の主題と組み合わせるたりすることができる。
【0076】
実施例21において、前記リードの周りの前記スプリングを圧縮する工程により形成される少なくとも一つのリリーフを含むことができたり、又はそれを必要に応じて任意に実施例1〜20の何れか1つ以上の主題と組み合わせたりすることができる。
【0077】
上記の詳細な説明は、詳細な説明の一部を形成する添付図面の参照を含む。図面は、例示の目的で、本発明を実施できる特定の実施形態を示す。また、これらの実施形態は本明細書では「実施例」である。このような実施例は、図示又は記載されたものに加えて要素を含むことができる。しかしながら、本発明者らは、図示又は記載された要素が提供された例のみを考慮している。さらに、本発明者らは、本明細書に図示又は説明された特定の実施例に関して(又は1種以上の態様)又は他の実施例に関して(又は1種以上の態様)、図示又は説明されたこれらの要素例(又はその一つ以上の態様)の任意の組合せ又は順序を使用することを検討する。
【0078】
本明細書及び参照により組み込まれた何れかの書類間に矛盾する使用方法がある場合、本明細書における使用方法が支配的である。本明細書において、用語「又は」は非排他又は「A又はB」は、特に指示がない限り、「BではなくA」、「AではなくB」及び「A及びB」を含む。本書では、用語「含む」は、「備える」の用語の平易な日本語の等価物として使用される。
【0079】
また、以下の特許請求の範囲において、用語「含む」及び「備える」はオープンエンドである。すなわち、請求項においてそのような用語とともに列挙されたものに加えて別要素を含むシステム、デバイス、物品、又はプロセスは、依然としてその請求項の範囲内にあるとみなされる。また、以下の特許請求の範囲において、用語「第1」、「第2」「第3」などは、単に識別のために使用され、それらの対象に数値的要件を課すことを意図するものではない。
【0080】
本明細書に記載される方法の例は、機械又は少なくとも一部に実装されたコンピュータであってもよい。いくつかの例は上記実施例に記載の方法を実行するための電子機器を構成するように動作可能な命令が符号化されたコンピュータ可読媒体又は機械可読媒体を含むことができる。このような方法の実装は、マイクロコード、アセンブリ言語コード、高レベル言語コード等のコードを含むことができる。このようなコードは、様々な方法を実行するためのコンピュータ可読命令を含むことができる。コードは、コンピュータプログラム製品の一部を形成してもよい。また、実施例では、コードは、実行中又は他の時に、一つ以上の不揮発性有形のコンピュータ可読媒体上又は揮発性有形のコンピュータ可読媒体上に記憶することができる。これらの有形のコンピュータ可読媒体の例として、ハードディスク、リムーバブル磁気ディスク、リムーバブル光ディスク(例えば、コンパクトディスク及びデジタルビデオディスク)、磁気カセット、メモリカード又はスティック、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リード専用メモリ(ROM)等を含む。
【0081】
上記の説明は例示であって制限的なものではないことを意図している。例えば、上述した実施例(又はその1つ以上の態様)は互いに組み合わせて使用することができる。他の実施形態は、上記の説明を検討すれば、当業者などによって使用することができる。要約書は、読者が技術的開示の特徴を迅速に確認することを可能にするために、米国施行規則(37C.F.R)§1.72(b)に準拠するために提供される。それは特許請求の範囲又は意味を解釈又は限定するためには利用されない意図で提出される。また、上記の詳細な説明において、様々な特徴は、開示を合理化するために一緒にグループ化されてもよい。これは、未請求の開示された機能は、任意の請求項に不可欠であることを意図するものとして解釈されるべきではない。むしろ、発明の主題は、特定の開示された実施形態の全ての特徴より少なくてもよい。従って、以下の特許請求の範囲は、本明細書に別個の実施形態として自立している各請求項とともに、詳細な説明に組み込まれ、このような実施形態は、種々の組み合わせ又は順列で互いに組み合わせることができる。本発明の範囲は、このような請求項が権利を与えられる等価物の全範囲とともに、添付の特許請求の範囲を参照して決定されるべきである。
図1A
図1B
図1C
図2A
図2B
図2C
図3A
図3B
図4A
図4B
図5A
図5B
図6
図7A
図7B
図8A
図8B
図9A
図9B
図9C
図10
図11