(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前面(5)を有する基部(2)と、複数のコネクタ(11)および前記コネクタ(11)間で液体を搬送するためのネットワーク(12)を含む回路(8)とを含む、生体液処理設備のための装置であって、この回路(8)は、2つの可撓性フィルム(65、66)および前記コネクタ(11)を含むバッグ(10)を含み、この回路(8)はさらに、前記基部(2)の前記前面(5)上に直立して設けられた第一シェル(16)と、前記第一シェル(16)上に実装された第二シェル(17)と、を含むプレス(9)を含み、前記第一シェル(16)および第二シェル(17)は、前記第一シェル(16)と前記第二シェル(17)との間の前記バッグ(10)のクランピングによって、前記可撓性フィルム(65、66)の間に前記ネットワーク(12)の導管(13)を形成するために、前記バッグ(10)と協働し;前記バッグ(10)の2つの前記可撓性フィルム(65、66)は互いに接合され、閉鎖外形にしたがって液体の処理領域(67)を画定し、前記コネクタ(11)は、前記外形の少なくとも1つの側(68、69、70)の内側および外側に出現しており、
前記プレス(9)には、その前記処理領域(67)の場所に前記バッグ(10)を押し込むためのシステム(170)が設けられており、前記押し込みシステム(170)は、前記バッグ(10)を押し込むための少なくとも1つの押し込み部材(171)と、前記バッグ(10)を押し込むための少なくとも1つの補完的押し込み部材(172)と、を含み、前記少なくとも1つの押し込み部材(171)には少なくとも1つの押し込みニプル(173)が設けられ、前記少なくとも1つの補完的押し込み部材(172)には前記少なくとも1つの押し込みニプル(173)を受容するように構成された少なくとも1つの押し込みチャネル(174)が設けられており;前記少なくとも1つの押し込み部材(171)、前記少なくとも1つの補完的押し込み部材(172)、および前記バッグ(10)は、該バッグ(10)が、前記少なくとも1つの押し込みニプル(173)と前記少なくとも1つの押し込みチャネル(174)との間に前記フィルム(65、66)が押し込まれる前記処理領域(67)内の少なくとも1つの部分(175)を有するように、構成されていることを特徴とする、装置。
前記少なくとも1つの補完的押し込み部材(172)が、前記少なくとも1つの押し込みチャネル(174)が設けられている主開口部(196)が設けられた平行六面体の全体的形状であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
前記少なくとも1つの押し込みニプル(173)が、張り出し基部(182、183)と、前記張り出し基部(182、183)から離れた直壁(181)とを有し、前記少なくとも1つの押し込みチャネル(174)は、後壁(191)と、張り出し縁(192、193、194)とを有することを特徴とする、請求項3および4のいずれかに記載の装置。
前記少なくとも1つの押し込み部材(171)および前記少なくとも1つの補完的押し込み部材(172)が各々、前記基部(2)の前記前面(5)上の前記第一シェル(16)の垂直に延びる方向に沿って設けられ、または前記基部(2)の前記前面(5)上の前記第一シェル(16)の水平に延びる方向に沿って設けられ、または前記基部(2)の前記前面(5)の前記第一シェル(16)の垂直に延びる方向及び水平に延びる方向に対して傾斜して延びる方向に沿って設けられていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
前記少なくとも1つの押し込み部材(171)には、前記少なくとも1つの押し込み部材(171)の前壁(178)上に、規則的または不規則的に、長手方向に分布した複数の押し込みニプル(173)が設けられていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
前記少なくとも1つの補完的押し込み部材(172)には、前記少なくとも1つの補完的押し込み部材(172)の主開口部(196)内に長手方向に形成された単一の押し込みチャネル(174)が設けられていることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
前記バッグ(10)がその位置決めのために前記バッグ(10)の1つの側(71)に第一貫通開口(73)を含み、前記第一シェル(16)は前記第一シェル(16)の上部分に前記バッグ(10)を係止するためのスタッド(106)を含み、前記係止スタッド(106)は前記バッグ(10)の前記第一貫通開口(73)を通過するように構成されていることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の装置。
前記バッグ(10)が前記バッグ(10)の1つの側(70、71)に少なくとも1つの第三貫通開口(77)を含み、前記第一シェル(16)は、前記第三貫通開口(77)内を通過するように構成された少なくとも1つのドエルピン(107)を含み、前記第二シェル(17)は、前記第一シェル(16)の前記ドエルピン(107)を受容するように構成された少なくとも1つの第二孔(87)を含むことを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
本発明は、簡単、便利、および経済的でありながらさらに安全な、生体液の処理の実行を可能にする装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0019】
このために、本発明は、前面を有する基部と、複数のコネクタおよび前記コネクタ間で液体を搬送するためのネットワークを含む回路とを含む、生体液処理設備のための装置であって、この回路は2つの可撓性フィルムおよび前記搬送ネットワークコネクタを含むバッグを含み、この回路はさらに、前記基部の前記前面上に直立して設けられた第一シェルと、前記第一シェル上に実装された第二シェルと、を含むプレスを含み、前記第一シェルおよび第二シェルは、前記第一シェルと前記第二シェルとの間の前記バッグのクランピングによって、前記可撓性フィルムの間に前記搬送ネットワークの導管を形成するために、前記バッグと協働し;前記バッグの2つの前記可撓性フィルムは互いに接合され、閉鎖外形にしたがって前記液体の処理領域を画定し、前記搬送ネットワークコネクタは、前記外形の少なくとも1つの側の内側および外側に出現しており、
前記プレスには、その前記処理領域の場所に前記バッグを押し込むためのシステムが設けられており、前記押し込みシステムは、前記バッグを押し込むための少なくとも1つの押し込み部材と、前記バッグを押し込むための少なくとも1つの補完的押し込み部材と、を含み、前記少なくとも1つの押し込み部材には少なくとも1つの押し込みニプルが設けられ、前記少なくとも1つの補完的押し込み部材には前記少なくとも1つの押し込みニプルを受容するように構成された少なくとも1つの押し込みチャネルが設けられており;前記少なくとも1つの押し込み部材、前記少なくとも1つの補完的押し込み部材、および前記バッグは後者が、前記少なくとも1つの押し込みニプルと前記少なくとも1つの押し込みチャネルとの間に前記フィルムが押し込まれる前記処理領域内の少なくとも1つの部分を有するように、構成されていることを特徴とする、装置に関する。
【0020】
本発明により、バッグはプレス内に配置されるのみならず、そのバッグの処理領域の1つ以上の部分の押し込み作業によって、そのプレス内の所定位置にさらに固定され、この作業はプレスの押し込みシステムによって実施される。
【0021】
より具体的には、押し込み部材および補完的押し込み部材にそれぞれ形成された、1つ以上の押し込みニプルおよび押し込みチャネルがあり、これらは押し込みニプルが(補完的)チャネル内に受容されたときに、処理領域のこれらの部分の場所にバッグのフィルムを押し込むようになる。このようなバッグの押し込みの状況において、フィルムは押し込みニプルと押し込みチャネルとの間でほとんど捕えられている。
【0022】
本発明による装置の押し込みシステムは有利なことに、処理の開始に先立ってバッグの位置を固定することが可能であり、そのバッグが被る高い応力にもかかわらず、一連の処理の間にバッグを動かさないことを、可能にする。
【0023】
より具体的には、バッグは、その導管を通る生体液の流れに起因する高い圧力に、処理自体の時の機械的作用(たとえば、導管を開閉するためのバッグのフィルムに対する直接的なピンチ弁の作動)に起因する高い圧縮力に、ならびに搬送ネットワークのコネクタと近傍の部品との間が接続されたときの高い引張および/またはスラスト力に曝されることに留意されたい。これらすべての応力を有利に考慮することにより、押し込み部材および補完的押し込み部材のプレスの埋め込みが実施されることになる。
【0024】
本発明による装置はこのように簡単、便利、および経済的に、生体液の処理の準備および実施のための使用の、特に高い快適性および安全性を提供する。
【0025】
本発明による装置の特に簡単、便利、および経済的な特徴によれば、
前記少なくとも1つの押し込み部材は前記第一シェルの第一陥凹収容部内に締結され、前記少なくとも1つの補完的押し込み部材は前記第二シェルの第二陥凹収容部内に締結されており;
前記少なくとも1つの押し込み部材は、そこから前記少なくとも1つの押し込みニプルが突起している前壁が設けられた、平行六面体の全体的形状であり;
前記少なくとも1つの補完的押し込み部材は、その中に前記少なくとも1つの押し込みチャネルが設けられた主開口部が設けられた、平行六面体の全体的形状であり、
前記少なくとも1つの押し込みニプルは、張り出し基部、および前記張り出し基部から離れた直壁を有し、前記少なくとも1つの押し込みチャネルは、後壁および張り出し縁を有する。
【0026】
前記少なくとも1つの押し込み部材および前記少なくとも1つの補完的押し込み部材は、前記処理領域に対面して、前記ルーティングネットワークの複数の導管と密接して、設けられており;
前記少なくとも1つの押し込み部材および前記少なくとも1つの補完的押し込み部材は各々、前記基部の前記前面上の前記第一シェルと類似の位置、つまり実質的に垂直に、または前記前面の前記第一シェルに対して直角な位置、つまり実質的に水平に、あるいは中間位置、つまり傾斜して、設けられており;
前記少なくとも1つの押し込み部材には、前記少なくとも1つの押し込み部材の前壁上に、規則的または不規則的に、長手方向に分布した複数の押し込みニプルが設けられており;
前記少なくとも1つの補完的押し込み部材には、前記少なくとも1つの補完的押し込み部材の主開口部内に長手方向に形成された単一の押し込みチャネルが設けられており;
前記バッグはその位置決めのために前記バッグの1つの側に第一貫通開口を含み、前記第一シェルは前記第一シェルの上部分に前記バッグを係止するためのスタッドを含み、前記係止スタッドは前記バッグの前記第一貫通開口を通過するように構成され、
前記第二シェルは第一孔を有し、前記バッグは前記処理領域内に少なくとも1つの第二貫通開口を含み、前記装置は前記第一シェルおよび第二シェルを互いに係合するように構成されたプレス係合システムを含み、このシステムには、非係合状態および係合状態を有する少なくとも1つのボールロックピンが設けられており、前記ボールロックピンは、前記第一シェルに締結されており、前記第一シェルおよび前記第二貫通開口を通過して、前記第二シェルの前記第一孔内に出現するように構成されており、前記ボールロックピンはさらに、前記非係合状態においてその中で自由になるように、および前記係合状態においてその中で締結されるように、構成されており;および/または
前記バッグは前記バッグの1つの側に少なくとも1つの第三貫通開口を含み、前記第一シェルは、前記第三貫通開口内を通過するように構成された少なくとも1つのドエルピンを含み、前記第二シェルは、前記第一シェルの前記ドエルピンを受容するように構成された少なくとも1つの第二孔を含む。
【0027】
本発明による装置の特に簡単、便利、および経済的な特徴によれば、後者は可動または取り外し可能ドアを含み、前記装置は、第二シェルが前記回路を形成するために前記ドア内に設けられた閉鎖ドア位置を有し、これはさらに、前記バッグが第一シェルによってのみ担持される、前記閉鎖ドア位置とは異なる位置を有する。
【0028】
本発明による装置にはこのように、そのモジュール(第一シェル、第二シェル、およびバッグ)が実行される処理に応じて置き換え可能なモジュール回路のため、基部、および異なるタイプの処理を実行するための単一のドアが、設けられている。
【0029】
同じタイプであるか異なるタイプであるかにかかわらず、新しい処理を実行するように、バッグを非常に簡単かつ非常に迅速に、および必要であれば第一シェルおよび第二シェルも、押し戻した後に変更することが可能であることに留意されたい。
【0030】
正確には、このために、押し込みシステムの押し込みニプルと押し込みチャネルとの間に押し込まれたバッグの処理領域の部分を押し戻し、その後そのバッグを取り外すことができるように、閉鎖ドア位置から別の位置への通路を作動すれば、すなわちドアを開放するかまたは装置から取り外せば、十分である。これは、近傍の処理部材からつながっていて、事前にバッグから出ているコネクタに接続されていたパイプを切断する前または後に実行されてもよく、その後必要であれば第一および第二シェルを基部およびドアからそれぞれ取り外してもよい。最後に、押し込みシステムの押し込みニプルと押し込みチャネルとの間にバッグの処理領域の部分を押し込むことによって、第一および第二シェルの間に新しいバッグを位置決めおよび固定し、その後バッグから出ているコネクタにパイプを接続するように、別の位置から閉鎖ドア位置への通過を作動するために、装置内に第一および第二シェル、ならびに第二処理のためのバッグを取り付ければ十分である。
【0031】
ドアが基部に対して移動可能である場合、まずこれを開放してその後基部上で閉鎖すれば十分である。
【0032】
ドアが取り外し可能である場合、まずこれを取り外してその後基部上に戻せば十分である。
【0033】
このようにして、簡単、経済的、便利、および安全な方式で、たとえばクロマトグラフィによる第一処理から、たとえば接線ろ過による別のタイプの第二処理への通過が可能である。
【0034】
当然ながら、以下の処理が先のものとは異なる場合には、第一および第二シェル、ならびに第二処理のためのバッグは、以下の処理に適したアーキテクチャを有する回路を形成するように第一および第二シェル、ならびに先の処理からのバッグとも異なる特徴(搬送ネットワーク導管、コネクタ)を有する。
【0035】
さらに、本発明による装置に加えて、生体液処理設備は、実行される処理に応じて、たとえば本発明による装置と並置された、1つ以上の装置を含む。
【0036】
この、またはこれらの装置には、具体的にはたとえば膜型などの1つ以上のポンプによって、および/または処理すべき生成物を収容する供給源容器によって、および/または処理済み液収集容器によって、および/またはクロマトグラフィカラムによって形成された、上述のような処理部品が近傍に設けられており、これら近傍の処理部品は各々、直接的または間接的にバッグに接続されている。
【0037】
特に便利な好適な別の特徴によれば前記装置は前記基部に対して前記ドアをヒンジ接続するヒンジシステムを含み、前記ヒンジシステムは、前記バッグのコネクタへの自由なアクセスを可能にするように、閉鎖ドア位置において、前記ドアの周囲長の残部にわたって前記ドアと前記基部との間に側方間隙を形成するように、前記ドアの1つの側にのみ設けられている。
【0038】
基部に対するドアのヒンジ接続を可能にするヒンジシステムの配置により、側方間隙は、そのドアと基部との間で、ドアの外周囲長の大部分にわたって有利に形成される。
【0039】
このためバッグは、近傍の処理部品(1つまたは複数のポンプおよび/または容器および/またはカラム)から来るパイプをそこに接続するために、側方間隙によるそこへの自由なアクセスを備えるその外形の大部分の外側に出現するコネクタを、含んでもよい。
【0040】
さらに、ドアはたとえばドアの上部など、1つの側のみで基部に接続されているので、第一シェルへのバッグの実装および押し込みは、非常に容易になる。
【0041】
より具体的には、ヒンジに妨害されることなく、第一シェル上にこれを配置する前に、つまりこれがすでにパイプに接続されていたとしても第一シェル上にバッグを配置するときに、これを包囲する処理部品にバッグを接続することが可能である。
【0042】
また、形成された側方間隙により、パイプがドアの前を通るのを回避しながら、バッグを近傍の処理部品に接続するパイプのルーティングは簡素化される。
【0043】
本発明による装置の他に特に便利な好適な別の特徴によれば、前記回路は、前記生体液の処理に必要な器具、具体的には前記導管内の前記液体の通過を許容または防止するための弁、および/または前記液体の物理化学値のセンサを含み、前記器具は前記第一シェルに組み込まれている。
【0044】
以下、本発明の開示は、以下の添付図面を参照して、説明的で非限定的な例によって以下に示される、実施形態の記載によって続けられる。
【発明を実施するための形態】
【0046】
図1は、クロマトグラフィによる生体液処理の設備のための装置1を示す。クロマトグラフィによる処理は周知であり、フランス特許第2961711号明細書が、
図1、
図3、および
図4に示されるものと類似の液体ルーティングネットワークをさらに用いる、このような処理の実施のステップを記載していることに留意されたい。
【0047】
装置1は、全体的に平行六面体の形状である。
【0048】
この装置1は、第一側面3、第一側面3の反対面である第二側面4、第一および第二側面3および4に続く前面5、ならびに前面5の反対面であって第一および第二側面3および4に続く裏面6を有する、基部2を含む。
【0049】
装置1はさらに、プレス9およびバッグ10が設けられた回路8を含み、これは液体のための複数のコネクタ11と、バッグ10の処理領域67内に構成された導管13を含むこれらのコネクタ11の間で液体を搬送するためのネットワーク12と、を含む。
【0050】
プレス9は、各々が硬質材料の中実ブロックから形成された2つのシェル16および17を含む。ここで、シェル16および17は、アセタールとも称されるポリオキシメチレン(POM)であり、各々が全体的に平行六面体の形状を有する。
【0051】
プレス9はさらに、以下により詳細に記載される、オスインサートとも称されるバッグ10の複数の押し込み部材171と、メスインサートとも称されるバッグ10の補完的押し込み部材172とが設けられた、バッグ10の押し込みシステム170(
図2)を含む。
【0052】
図1において、バッグ10はシェル16上に実装されていること、および明確さの理由から、シェル16上に見えるがバッグ10に覆われている部材はここでは(バッグ10の)透明性のおかげで見えており、実線で示されていることに留意されたい。実際には、バッグ10の透明性にもかかわらず(以下により詳細に記載される)、いくつかの部分は少なくともわずかにかすんで見えるはずである。
【0053】
シェル16は、基部2の前面5上に実装されている。
【0054】
装置1はさらに、基部2にヒンジ接続されたドア20を含み、シェル17はこのドア20の中に実装されている。
【0055】
装置1は、ドア20が閉鎖されてシェル16を覆う閉鎖ドア位置(
図2に部分的に見えるように、プレスはその後閉鎖される)と、バッグ10がシェル16によってのみ担持される別の位置(
図1に見えるようにプレスはその後開放される)と、を有する。
【0056】
この別の位置において、シェル17はシェル16から離れている。
【0057】
閉鎖ドア位置において、バッグ10は、2つのシェル16および17の間に挿入される。
【0058】
装置1には、底部に、必要であれば1つ以上のタンクを受容するように意図された、閉鎖ベイ46が設けられている。
【0059】
このベイ46は、装置1の前面5上に設けられた摺動パネル7によって閉鎖されるが、このパネル7は、タンクを挿抜するように、並進的に下向きに、その後装置1の後方に向かって、移動させられるように構成されている。
【0060】
制御盤14は、装置1の前面5の上部に配置されている。
【0061】
制御盤14には、生体液処理プロセスが検証および制御されることを可能にする、グラフィカルタッチインターフェース15が設けられている。
【0062】
この制御盤14はこのため、ユーザがこれを使用できるような高さに配置される。
【0063】
移動しやすくするために、装置1は、(そのうちの3つが
図1に示されている)4つのキャスター18上に実装されたカートの形態であって、2つのキャスターはブレーキ19を含む装置の前面5の下に位置し、装置1はさらにそれぞれの側面3および4の近傍に、前面5のそれぞれの両側に2つのハンドル21を有する。
【0064】
装置1は、その前面5に傾斜したシャーシ25を含む。
【0065】
その左右の辺に、シャーシ25は、それぞれの辺から出現して上向きに伸長する、2つの重複したL字型の係止爪26を含む。
【0066】
支持プレート27は、2つの係止爪26の間で、シャーシ25の右辺に締結されている。
【0067】
この支持プレート27は、同じ右辺のより下方に位置する係止爪26への自由なアクセスを維持したままにするように、右辺のより上方に位置する係止爪26の下ですぐ近傍に設けられている。
【0068】
支持プレート27は、生体液の処理のための器具(図示せず)をその上に配置するように、プラットフォーム(図示せず)がその上に締結される2つの締結ヘッド28を含む。
【0069】
このようなプラットフォームは、生体液の処理のための器具151を含む、その支持プレート27のすぐ下に見えるプラットフォーム150と類似である。
【0070】
これらの器具151はたとえば、pHまたは伝導率を測定するセンサなどの随意的なキットであってもよく、実行される処理のタイプにしたがってユーザによって選択される。
【0071】
装置1の基部2はさらに、ドア20の補完装置40を用いて、閉鎖ドア位置のドア20の位置決めおよび係合を可能にする装置29を含む。
【0072】
シャーシ25の、それぞれ右上、右下、および左下のコーナーに位置する、3つの装置29がある。
【0073】
これらの装置29は各々、本体と、環状ショルダ(図示せず)と、この環状ショルダに接続されたヘッドとを含み、このヘッドは円錐管の形状を有し、円錐形先端を備えるロッド30が内部に設けられている。本体は、空気圧チャンバと、円錐形先端を備えるロッド30と機械的に連結されたピストンとを含み、このロッド30は、ヘッドの中で伸長するようになっている。
【0074】
ドア20は、全体的に長方形の外形を有するフレーム35を含む。
【0075】
フレーム35は、4つの辺と、基部2の装置29と協働するようになっている3つの補完装置40とを含み、ここで補完装置40はそれぞれ、左上、左下、および右下コーナーに位置している。
【0076】
これらの補完装置40には、第一円筒形部分と、中空であってショルダによって第一部分に接続された第二円筒形部分とが設けられている。この第二部分は、第一部分の直径よりも小さい直径である。さらに、第二部分には、外面上に3つの開口が設けられている。
【0077】
これらの補完装置40はさらに、それぞれの開口を通ることによって各々が第二部分から突起することが可能な、3つのボール(図示せず)を含む。
【0078】
閉鎖ドア位置において、ドア20のそれぞれの補完装置40の各第二部分は、基部2のそれぞれの装置29のそれぞれのヘッド内に挿入される。
【0079】
装置29および補完装置40は対になって、伸長位置および後退位置を有してその動作が周知の、ばね(図示せず)を備える複動式の空圧ジャッキが設けられた、ボールロックピンシステムを形成する。
【0080】
装置29のロッド30は、ジャッキがその伸長位置にあるときに、中空の第二円筒形部分の中に導入されるようになっている。
【0081】
ジャッキのこの位置において、ロッド30は、その各々が開口を通過するまでボールを押し、こうして基部2に対するドア20の運動を妨げる。
【0082】
装置1はさらに、そのおかげでドア20が基部2にヒンジ接続される、ヒンジシステムを含む。
【0083】
このヒンジシステムには、ドア20のフレーム35の右上コーナーに締結された第一ヒンジ部分43と、装置1の基部2の側面3に締結された第二ヒンジ部分44とを含む、単一ヒンジ42が設けられている。
【0084】
第二ヒンジ部分44の上部分には、ドア20の開閉を容易にするために、プラスチックストップとともに機械ばね(図示せず)が配置されている。
【0085】
装置はまた、閉鎖ドア位置および別の位置を検出することによって、ドア20の開閉のために安全性を検証および提供するための、位置センサ(図示せず)を含む。
【0086】
空気圧システム(図示せず)もまた、シェル17を係合させるための、およびドア20内に位置するシステム(図示せず)を提供するように、第二ヒンジ部分44の上部分上に配置されている。
【0087】
閉鎖ドア位置において、ドア20の第一ヒンジ部分43が枢動する回転軸は、シェル16および17の間にバッグ10をクランピングするときにその間に形成される分離表面に対して、ずれている。
【0088】
装置1の前方に向かってずれているこの軸は、ドア20の外周囲長において、ドア20と基部2との間に側方間隙が形成されることを可能にする。
【0089】
こうして、バッグ10のコネクタ11へのアクセスは、非常に容易になる。
【0090】
図3においてよりわかりやすいように、シェル17は、ここでは平坦な基準面80と、この基準面80の中に陥凹した複数の成形チャネル81と、を有する。このシェル17は、第一の側82および第一の側82の反対側の第二の側83、第三の側84および第三の側84の反対側の第四の側85を有し、これら第三および第四の側84および85は各々、第一および第二の側82および83につながっている。
【0091】
その第四の側85上で、シェル17には、吊下されたバッグ10を位置決めするための2つの位置決め孔86が設けられており、これらは、バッグ10がシェル16および17の間にクランピングされている閉鎖ドア位置においてバッグ10の位置決め開口73に対向して配置されている。
【0092】
さらに、シェル17には、閉鎖ドア位置においてドア20を位置決めするためのもう2つの位置決め孔87が設けられており、そのうちの1つはシェル17の第一の側82に、反対端の他方に、シェル17の底部に向かって位置する。
【0093】
これら2つの位置決め孔87は、バッグ10がシェル16および17の間にクランピングされている閉鎖ドア位置においてバッグ10の位置決め開口77に対向するように配置されている。
【0094】
中央領域において、シェル17はさらに、そのシェル17の位置決め孔86および87よりも直径が大きい4つの係合孔88を含み、これらの係合孔88は、シェル16および17を互いに係合するのに役立つ。
【0095】
これら4つの係合孔88は、処理中に圧力が最大となるのはこれらの場所なので、導管13の形成に役立つほとんどのチャネル81が存在する場所に位置する。係合孔88はこのように、チャネル81によって少なくとも部分的に包囲されている。
【0096】
これら4つの係合孔88は、バッグ10がシェル16および17の間にクランピングされている閉鎖ドア位置において、バッグ10の係合開口75に対向するように配置されている。
【0097】
シェル17はさらに、各々がいくつかの成形チャネル81(少なくとも2つ)と密接して、これらのチャネル81の間の接合の場所に形成された、複数の陥凹収容部198(
図2および
図3)を含む。
【0098】
これら陥凹収容部198はここで、その第一および第二の側82および83の間でシェル17のほぼ中央に位置し、その第三および第四の側84および85の間でシェル17のほぼ全高にわたって分布している。
【0099】
各陥凹収容部198は、丸みを帯びた輪郭の平行六面体の全体的形状であり、押し込みシステム170の、ここではオスインサートと称される、押し込み部材171のうちの1つを受容するために設けられている。
【0100】
オスインサート171はここで各々、シェル17の陥凹収容部198内に設けられて締結されている。
【0101】
オスインサート171は各々、処理領域67の部分175に対向して、および複数の成形チャネル81と密接して、したがってルーティングネットワーク12の複数の導管13と密接して、設けられている。
【0102】
オスインサート171のいくつかはここで、ドア20内のシェル17と類似の位置、つまり実質的に垂直に設けられており、他のオスインサート171はここで、ドア20内のシェル17に対して直角な位置、つまり実質的に水平に設けられており、さらに別のオスインサート171はここで中間位置に、つまり傾斜して設けられている。
【0103】
当然ながら、シェル17の陥凹収容部198と同様に、オスインサート171はここで、その第一および第二の側82および83の間でシェル17のほぼ中央に位置し、その第三および第四の側84および85の間でシェル17の実質的に全高にわたって分布している。
【0104】
オスインサート171は、
図5から
図8を参照して、より詳細に記載される。
【0105】
オスインサート171は各々、平行六面体の全体的形状であって、複数の押し込みニプル173をそこから突起させる前壁178、ここでは5個が設けられた、本体176を有する。
【0106】
本体176にはさらに、前壁178の反対の壁である後壁177が設けられており、後壁177は、陥凹収容部198の裏面に当接するように構成されている。
【0107】
本体176は、前壁178上および後壁177上に、両端にあって、その各々の場所に本体176のそれぞれの両側に開口している開口179がある、2つの末端180を有する。
【0108】
これらの開口179は、シェル17の陥凹収容部198内にオスインサート171を締結するための、締結ねじの通過を可能にする。
【0109】
押し込みニプル173は、ここでは互いに類似であり(寸法および形状に関して)、前壁178の上で長手方向に規則的に分布している。
【0110】
各押し込みニプル173は、前壁178に各々接続された2つの面取長手壁182によって、および面取長手壁182に各々接続された2つの直線長手壁183によって形成された、張り出し基部を有する。
【0111】
各押し込みニプル173はさらに、平坦であって張り出し基部から離れており、2つの直線長手壁183を接続する、直壁181を有する。
【0112】
各押し込みニプル173はさらに、長手壁182および183を接続して張り出し基部を形成する、2つの直線側壁184を有する。
【0113】
5つの押し込みニプル173が前壁上に位置合わせし、2つの開口の間に介在することは、特筆される(
図6)。
【0114】
図4においてよりわかりやすいように、シェル16は、平坦な基準面95と、対応する成形チャネル81に各々が対向する、基準面95に対して陥凹した成形チャネル96とを有する。
【0115】
一般的に、表面80および95は類似の寸法を有し、成形チャネル96の配置は1組の成形チャネル81の鏡像である。
【0116】
成形チャネル81および96が可変性の半楕円形断面であることに留意されたい。
【0117】
表面80および95は、各々が全体的に管状である空洞のネットワークを画定するために、チャネル81および96を互いに一致させて互いに対して適用されてもよい。
【0118】
シェル16は、第一の側145および第一の側145の反対側の第二の側146、第三の側147および第三の側147の反対側の第四の側148を有し、この第三および第四の側147および148は各々第一および第二の側145および146につながっている。
【0119】
シェル16はさらに、対向する側壁98および99上に、シェル16がシャーシ25に対抗するときの上部から底部への垂直並進運動によって、このシャーシ25上に設けられた係止爪26内に係合されるようになっている、ドエルピン100を有する。
【0120】
さらに、これら同じ対向する側壁98および99上に、シェル16は、シェル16を操作するためのロッド101を有する。
【0121】
この操作は、装置1のユーザによって、またはたとえば電動であってもよいウィンチの助けを借りて、実行される。
【0122】
シェル16の傾斜および重量によって、ならびに係止爪26内のドエルピン100の係合によって、シェル16はシャーシ25にしっかりと締結される。
【0123】
その平坦な基準面95上に、シェル16はさらに、傾斜表面103によって下方に伸長する再入部分102を有し、その傾斜は装置1の内側方向に向かっている。
【0124】
この傾斜表面103は、容器を収容するベイ46へのアクセスの提供を可能にする。
【0125】
下面97上に、シェル16はさらに、傾斜表面103上に出現する逆溝形状のチャネル104を含む。
【0126】
このチャネル104は、基準面95が外側に向けられるために、基部2のシャーシ25上のシェル16の実装の間、ポカヨケ装置の役割を果たす。
【0127】
シェル16はさらに、その第四の側148上に、均等に離間した2つの位置合わせした係止または吊下スタッド106を含む。
【0128】
これらのスタッド106は、シェル16上のバッグ10の吊下のため、バッグ10の位置決め開口73を通過するように構成されている。
【0129】
さらに、これら同じ係止スタッド106の遠位端は、閉鎖ドア位置においてシェル17の位置決め孔86の中に挿入されるようになっている。
【0130】
シェル16は、ドア20を位置決めするための2つの位置決めドエルピン107を含み、そのうちの1つはそのシェル16の左上に位置する係止スタッド106に近いシェル16の第四の側148上に位置し、他方の位置決めドエルピン107は第三の側147の場所の2つの成形チャネル96の間で、反対端、つまりシェル16の底部に位置している。
【0131】
これらの位置決めドエルピン107は、バッグ10の開口77を通過するようになっており、これら位置決めドエルピン107の遠位端は、シェル17の位置決め孔87の中に挿入されるようになっている。
【0132】
シェル16はさらに、処理中に圧力が最大となるのはこれらの場所なので、導管13の形成に役立つ最も多くチャネル96が存在する場所に位置する、係合孔108(
図4)を含む。係合孔108はこのように、チャネル96によって少なくとも部分的に包囲されている。
【0133】
これらの係合孔108は、シェル16上に配置されたときにバッグ10の係合貫通開口75に対向するように、また閉鎖ドア位置にあるシェル17の対応する係合孔88にも対向するように、配置される。
【0134】
シェル16の係合孔108には、ドア20がその閉鎖位置にあるときのシェル16および17の相互係合のため、ならびに回路8内のバッグ10のクランピングのため、ボールロックピン110が通される。
【0135】
各ボールロックピン110は、シェル16に接続された本体と、横面が設けられてヘッドに接続された(いずれも図示せず)環状ショルダと、を含む。本体は空気圧チャンバおよびピストンを含み、ピストンは円錐形先端を備えるロッド(図示せず)と機械的に接続されている。このロッドは、ピン110のヘッド内に伸長し、3つのボール(図示せず)は、このヘッド内に形成された貫通開口を通過することによって、ヘッドから突起することができるように配置されている。ピン110は複動式ジャッキと類似であり、伸長位置および後退位置を有する。
【0136】
各ピン110のヘッドはシェル16の対応する係合孔108を通過し、このヘッドはまたバッグの対応する係合開口75も通過し、このヘッドは最後に、閉鎖ドア位置にあるシェル17の対応する係合孔88の中に向かって出現する。
【0137】
ピン110の空気圧チャンバの第一部分が圧力下に置かれると、ピストンが作動される。ピストンがストロークの末端にあるとき、ボールは伸長位置にあり、つまりこれらはヘッドから突起して、シェル17の係合孔88の中に向かって伸長する。
【0138】
係合孔88は、ボール119が伸長したときに、シェル16および17が安全に係合するように、構成されている。
【0139】
ピン110の空気圧チャンバの第二部分が圧力下に置かれると、この第二部分は第一部分の反対側であるが、ピストンがストローク位置の他端に向かって押し進められる。この位置に到達すると、ボールは後退位置になり、つまりこれらはヘッドの中に戻る。
【0140】
シェル16および17に加えて、装置1は、ここではシェル16の裏面に実装された器具を含み、これらは
図3に示される生体液の処理のために必要とされる。
【0141】
シェル16はさらに、各々がいくつかの成形チャネル96(少なくとも2つ)と密接して、およびこれらチャネル96の間の接合場所に形成された、複数の陥凹収容部199(
図2および
図3)を含む。
【0142】
これら陥凹収容部199はここで、その第一および第二の側145および146の間で、シェル16のほぼ中央に位置し、その第三および第四の側147および148の間で、そのシェル16の実質的に全高にわたって分布している。
【0143】
各陥凹収容部199は、丸みを帯びた輪郭を備える平行六面体の全体的形状であり、押し込みシステム170の、ここではメスインサートと称される、補完的押し込み部材172のうちの1つを受容するために、設けられている。
【0144】
メスインサート172はここで、シェル16の陥凹収容部199の中に各々配置および締結されている。
【0145】
メスインサート172は各々、処理領域67の部分175に対向して、および複数の成形チャネル96と密接して、したがって前記ルーティングネットワーク12の複数の導管13と密接して、配置されている。
【0146】
メスインサート172のうちのいくつかはここで、基部2の前面5上のシェル16と類似の位置に、つまり実質的に垂直に設けられており、他のメスインサート172はここで、前面5のシェル16の位置に対して直角な位置に、つまり実質的に水平に設けられており、さらに別のメスインサート172はここで、中間位置に、つまり傾斜して、設けられている。
【0147】
当然ながら、シェル16の陥凹収容部199と同様に、メスインサート172はここで、その第一および第二の側145および146の間で、シェル16のほぼ中央に位置し、その第三および第四の側147および148の間で、そのシェル17の実質的に全高にわたって分布している。
【0148】
メスインサート172は、
図9から
図12を参照してより詳細に記載される。
【0149】
メスインサート172は各々平行六面体の全体的形状の、単一の押し込みチャネル174が中に形成された主開口部196が設けられた、本体186を有する。
【0150】
本体186にはさらに、前開口部196から離れた後壁187が設けられており、後壁187は、陥凹収容部199の裏面に当接するように構成されている。
【0151】
本体186は、後壁187の主開口部196内に、両端にあって、その各々の場所に本体186のそれぞれ両側に開口している開口189が形成されている、2つの末端190を有する。
【0152】
これらの開口189は、シェル16の陥凹収容部199内にメスインサート172を締結するための、締結ねじの通過を可能にする。
【0153】
主開口部196は、両端190において出現する。
【0154】
単一の押し込みチャネル174は、以下に記載されるように、対向するオスインサート171の押し込みニプル173を受容するために形成されている。
【0155】
単一の押し込みチャネル174は、後壁191と、単一の押し込みチャネル174のそれぞれ両側の張り出し縁とを有する。
【0156】
これらの張り出しチャネルはここで、各々が後壁191に接続している2つの直線長手壁193によって、各々がそれぞれの直線長手壁193に接続している2つの面取長手壁192によって、およびメスインサート172の前面を形成する2つの直壁194によって、形成されている。
【0157】
単一の押し込みチャネル174は、長手方向に伸長しており、5つの押し込みニプル173と同じように位置合わせして、これらに対向するように構成されている。
【0158】
チャネル174は、ニプル173がチャネル174の内側に適合するよう構成されるように、これらニプル173を補完する形状である。
【0159】
これは、チャネル174の後壁191はニプル173の直壁181を受容するように構成されており、チャネル174の直線長手壁193はニプル173の直線立て壁183に対向するように構成されており、チャネル174の面取長手壁192は、その上に支承されて、ニプル173の面取長手壁182を受容するように構成されており、メスインサート172の直壁194は、その上に支承されて、オスインサート171の前壁178を受容するように構成されているという、ことによる。
【0160】
装置1は、空圧分配器(図示せず)と、その液体の様々な処理を実行するための検証および制御のための部品とを含み、これらの部品はたとえば検証およびコマンドユニットによって形成される。
【0161】
装置1はさらに、その導管13内の液体の通過を防止または許容するように対応する導管13を挟持するためのアクチュエータ(図示せず)が設けられたピンチ弁(図示せず)と、圧力センサ126とを含む。
【0162】
アクチュエータは各々、シェル16に締結された本体と、弁が開放位置にあるときの後退位置、および弁が閉鎖位置にあるときの伸長位置を有する、可動挟持フィンガーとを含む。本体は、空気圧チャンバと、ピストンと、シェル内に収容さたばねが設けられた収容部とを含み、ばねはピストンとフィンガーとを連結するロッドを包囲している。
【0163】
空気圧チャンバは、圧力下にあるとき、ばねに対してピストンを付勢する。ピストンがストロークの末端にあるとき、フィンガーは後退位置にある。空気圧チャンバが大気圧にあるとき、ばねはピストンを、ストロークの末端の別の位置に向かって付勢する。そこに到達すると、可動フィンガーは伸長位置になる。
【0164】
その遠位端において、可動フィンガーは全体的に、シェル17の成形チャネル81のプロファイルと類似の形状である。伸長位置において、可動フィンガーはチャネル81のうちの1つの中に向かって突起する。
【0165】
弁はさらに、可動フィンガーと一致して、弾性圧縮パッド231を含み、このパッド231は、一体に成形されたシリコーンの個別の局所プレートの一部を形成する。このパッド231は、可動フィンガーに最も近い第一面と、挟持すべき導管13に最も近い第二面とを有する。パッド231の第二面は凹状であって、シェル16の成形チャネル96を局所的に画定する。
【0166】
各アクチュエータは、その場所における液体の通過を許容または防止するために、その可動フィンガーとシェル17との間で導管13が挟持されることを可能にする。導管13を挟持するために、弁は、可動フィンガーが導管13を挟持しない後退位置にあるその開放位置から、可動フィンガーが導管13を挟持する伸長位置にあるその閉鎖位置に、移動する。
【0167】
フィンガーは、伸長したとき、シェル17の成形チャネル81に向かってパッド231を押す。こうして、パッド231は、その第二面が凹状であって、挟持すべき導管13のシェル16の成形チャネル96を局所的に画定する、休止構成から、その第二面が凸状であって、導管13およびパッド231が挟持すべき導管13のシェル17の成形チャネル81と可動挟持フィンガーとの間に挟まれる、挟持構成に、変化する。
【0168】
なお、センサ126はここで、実際に流体に接触することなく、センサ126の遠位端をチャネル96内に出現させながら、このチャネル96と一致してシェル16に締結されていることに留意されたい。このような圧力センサは、バッグ10の外面を通じて圧力を測定する(図示せず)。
【0169】
さらに、シェル16はまた、このシェル16の後に実装されて、弁、センサ16、分配器、ならびに検証および制御ユニットに動力を供給することが可能なメスコネクタ(図示せず)も含むことも特筆すべきであり、これらはこのシェル16に組み込まれている。供給源(動力および制御のため)はこのため、電動式および空圧式である。装置1の基部2上に配置されたオスコネクタ(図示せず)は、回路8のメスコネクタに接続されることが可能である。
【0170】
バッグ10は、閉鎖輪郭を画定するシールによって互いに接続された2つの可撓性フィルム65および66(
図2)と、搬送ネットワーク12のコネクタ11とを含む。
【0171】
ここで、フィルム65および66の各々は、本出願人製のPureFlex(TM)である。これは、内側から外側に向かってそれぞれ、液体と接触するための物質を形成する超低密度ポリエチレン(ULDPE)の層、気体に対する遮蔽を形成するエチレンとビニルアルコール(EVOH)との共重合体、エチレンと酢酸ビニル(EVA)との共重合体層、および外層を形成する超低密度ポリエチレン(ULDPE)の層である、4つの層を含む共押出フィルムである。
【0172】
シールは、導管13の場所のフィルム65および66の周辺に形成された、溶接ビードである。
【0173】
バッグ10の閉鎖輪郭は液体処理領域67を形成し、その中に導管13が伸長する。
【0174】
閉鎖輪郭は、第一の側68、第一68の反対側の第二の側69、第一および第二の側68および69につながる第三の側70、および第三の側70の反対側の第一および第二の側68および69につながる第四の側71を、有する。搬送ネットワーク12のコネクタ11は、
図7において特にわかりやすいように、第一、第二、および第三の側68、69、および70の内側および外側に出現している。
【0175】
バッグ10の寸法は、シェル16および17の表面の寸法に対応している。
【0176】
バッグ10は、バッグ10の面のうちの1つの大部分をシェル16の面と接触させ、バッグ10の別の面の大部分をシェル17の面と接触させた状態で、シェル16および17の間にクランピングされるように、提供される。
【0177】
第四の側71において、バッグ10はさらに、上記で言及された位置決めのための2つの貫通開口73を含む。
【0178】
これら位置決め開口73は、位置合わせされて均等に離間し、シェル16上のバッグ10の位置決めに役立つ。
【0179】
バッグ10はさらに、その処理領域において、シェル16および17を互いに係合させるための、上記で言及された4つの貫通開口75を含み、これらの係合開口75は、位置決め開口73よりも大きい直径を有する。
【0180】
これら係合開口75は、処理中に圧力が最大となるのはこれらの場所なので、最も多く導管13がある場所において処理領域67内に位置する。係合開口75はこのように、導管13によって少なくとも部分的に包囲されている。
【0181】
バッグ10はさらに、装置の閉鎖ドア位置におけるドア20の位置決めに役立つ、上記で言及されたもう2つの位置決め開口77を含む。
【0182】
位置決め開口77のうちの1つは、バッグ10の左上に位置する位置決め開口73の近傍で、バッグ10の第四の側71に位置し、他方の位置決め開口77は、処理領域内の別の末端に、つまりバッグ10の底部に向かって、位置している。
【0183】
バッグ10はさらに、その処理領域67に、(孔のない)複数の部分175を含み、そのうちの1つは
図2に見られるが、これらの部分175を形成するフィルム65および66の部位は押し込みニプル173と押し込みチャネル174との間に押し込まれ、捕えられてさえいるので、これらはシェル16および17によってクランピングされるにとどまらない。
【0184】
図2にはっきりと見えるように、ニプル173の直壁181はチャネル174の後壁191に対して受容され、チャネル174の直線長手壁193はニプル173の直線長手壁183に対向し、ニプル173の面取長手壁182はチャネル174の面取長手壁192に当接されて受容され、オスインサート171の前壁178はメスインサート172の直壁194に当接されて受容されている。
【0185】
押し込みニプル173はこのように押し込みチャネル174の中に嵌合され、生体液の処理に先立ってバッグ10が所定位置に位置決めおよび固定されることを可能にするため、および処理中にバッグ10がしっかりとその位置を維持するため、その中にバッグ17の処理領域67内の部分175のフィルム65および66が押し込まれる。
【0188】
これらのインサートの間ではほんのわずかな設計の詳細が異なるだけなので、ここでは
図13から
図20のオスおよびメスインサートについて、
図5から
図12のオスおよびメスインサートと同じ参照番号が使用されている。
【0189】
図13のオスインサート171は、
図5から
図8のオスインサートよりも小さく、類似であって規則的に分布している3つの押し込みニプル173のみが設けられている;そして対応するメスインサート172(
図14)は、適応サイズの単一の押し込みチャネル174を備えるこのオスインサート171に適応したサイズである。
【0190】
図15のオスインサート171もまた
図5から
図8のオスインサートよりも小さいがしかし
図13のものよりは大きく、その一方でやはり、ここでは異なるが(1つは他の2つよりも小さい)規則的に分布している3つの押し込みニプル173が設けられている;そして対応するメスインサート172(
図16)は、適応サイズの単一の押し込みチャネル174を備えるこのオスインサート171に適応したサイズである。
【0191】
図17および
図9のオスインサートは、
図5から
図8のオスインサートよりも大きく、類似であって規則的に分布している6つおよび7つの押し込みニプル173がそれぞれ設けられている;そして対応するメスインサート172(
図18および
図20)は各々、適応サイズの単一の押し込みチャネル174を備えるそれぞれのオスインサート171に適応したサイズである。
【0192】
図示されない変形例において:
オスインサートは、ドア内のシェルではなく基部上のシェルに締結されており、メスインサートは基部上のシェルではなくドア内のシェルに締結されている;
オスおよびメスインサートは、シェル内にねじによって締結されるのではなく接着されている;
オスおよびメスインサートは
図1、
図3、および
図4の例に異なる方式で埋め込まれ、生体液の処理の前および最中に位置決めおよび固定されるバッグの位置決めを可能にする限り、これよりも多いかまたは少ない数であってもよい;
押し込みニプルは、図中示されているものとはわずかに異なる形状であり、たとえばこれらは張り出し基部を有していない、または丸みを帯びているなどである;
メスインサートは、主開口部内に形成された単一のチャネルを含まず、代わりにこの開口部内に形成され、このメスインサートの本体によって互いに分離された、複数のチャネルを含む;
オスおよびメスインサートは、平行六面体の形状ではなく、代わりにたとえば楕円形または円形の円筒形など、円筒形の形状である;
オスインサートは、図面よりも多いかまたは少ない押し込みニプルを有してもよく、ニプルはさらに並置されてもよく、当然ながらメスインサートも相応に構成される;
ヒンジシステムは、コーナーに位置する単一のヒンジよりむしろ水平ヒンジ軸を有するドアを含み;水平ヒンジ軸を有するこのドアは、装置の基部の前面の上部または底部に締結されており;単一ヒンジと同様に、水平ヒンジ軸を有するこのドアは、バッグの外形の大部分にわたって側方間隙が形成されることを可能にする;
ドアは取り外し可能であり、つまりこれは基部から独立しており、基部に締結されるために基部上に実装されている;
ボールロックピンは単動式であり、あるいは空圧式ではなくむしろ電動式または油圧式であり、もしくはたとえばフックを備えるなど、ボールロックピンとは異なるシステムがある;
バッグは長方形ではなくむしろ三角形または円形であり、望ましければ、ドアおよび基部と同様に、シェルがバッグの形状に適応するケースも可能であり;たとえば、三角形バッグの場合、ドアは3辺のみを有し、ヒンジシステムは、少なくとも残り2辺の場所に側方間隙を形成するように構成されている;
一体型とする代わりに、シェルは、回路の異なる部分を画定するために互いに関連付けられた1組のモジュール部材によって形成され、この部材には、これらが互いに対して正しく配置されていることを保証するための印または標識が設けられている。印および標識は、たとえば参照番号または符号を含み、RFIDタイプのものであってもよい;
シェルは、たとえばステンレス鋼、またはアルミニウムなど、ポリオキシメチレン以外の材料であり、あるいは特に高い密度を有する別のプラスチック材料であり、あるいはセラミックまたは木である;
シェル16は2つのみ、または4つ以上の係止スタッド106を含み、場合により、バッグ10は2つのみ、または4つ以上の位置決め開口73をそれぞれ含み、シェル17は2つのみ、または4つ以上の位置決め孔86を含み、これらのスタッド、開口、および孔は均一に離間していてもいなくてもよい;
シェル16は3つ以上の位置決めドエルピン107を含み、場合により、バッグ10は3つ以上の位置決め開口77を含み、シェル17は3つ以上の位置決め孔87を含み、これらのスタッド、開口、および孔は均一に離間していてもいなくてもよい;
シェル16は3つ以上の係合孔108を含み、場合により、バッグ10は3つ以上の係合開口75を含み、シェル17は3つ以上の係合孔88を含む;
バッグのフィルムは、PureFlex(TM)フィルム以外の材料、たとえばHyclone industries社より入手可能なフィルムHyQ(R)CX5−14、またはLonza社より入手可能なフィルムPlatinum UltraPacなど、生体液と適合するいくつかの層を有する別のフィルムであり;
および/または成形チャネルは半楕円形断面ではなくむしろ円形断面である。
【0193】
なお、より一般的には、本発明は説明および提示された例に限定されないことに留意されたい。