(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記電子メールアドレスコピー手段は、コピーされる前記複数の電子メールアドレスに重複するものが含まれる場合に、前記重複する電子メールアドレスを削除して前記クリップボードにコピーされるよう制御することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
前記電子メールアドレスペースト手段は、前記クリップボードにコピーされた複数の電子メールアドレスに重複するものが含まれる場合に、前記重複する電子メールアドレスを削除してペーストされるよう制御することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
画面に表示された複数の電子メールアドレスをコピー&ペーストすることが可能で、前記電子メールアドレスを複数入力する際の区切り文字が電子メールの送信に利用するメーラーに対応して記憶された区切り文字情報記憶手段を有する情報処理装置の制御方法であって、
前記複数の電子メールアドレスをクリップボードにコピーする指示を受付ける電子メールアドレスコピーステップと、
前記電子メールの送信に利用するメーラーを識別するメーラー識別ステップと、
を有し、
前記電子メールアドレスコピーステップは、前記メーラー識別ステップにより識別されたメーラーに対応した区切り文字を前記区切り文字情報記憶手段から取得し、当該区切り文字を前記複数の電子メールアドレスの区切り文字として入力された状態で前記クリップボードにコピーされるよう制御することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
画面に表示された電子メールアドレスをコピー&ペーストすることが可能で、前記電子メールアドレスを複数入力する際の区切り文字が、電子メールの送信に利用するメーラーに対応して記憶された区切り文字情報記憶手段を有する情報処理装置の制御方法であって、
前記複数の電子メールアドレスをクリップボードにコピーする電子メールアドレスコピーステップと、
前記クリップボードにコピーされた複数の電子メールアドレスをペーストする指示を受付ける電子メールアドレスペーストステップと、
前記電子メールの送信に利用するメーラーを識別するメーラー識別ステップと、
を有し、
前記電子メールアドレスペーストステップは、前記複数の電子メールアドレスをペーストする指示を受付けると、前記電子メールアドレスコピーステップによってコピーされたクリップボードの複数の電子メールアドレスを、前記メーラー識別ステップにより識別されたメーラーに対応した区切り文字を前記区切り文字情報記憶手段から取得し、当該区切り文字を前記複数の電子メールアドレスの区切り文字として入力された状態でペーストされるよう制御することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
画面に表示された電子メールアドレスをコピー&ペーストすることが可能で、前記電子メールアドレスを複数入力する際の区切り文字が、電子メールの送信に利用するメーラーに対応して記憶された区切り文字情報記憶手段を有する情報処理装置で読み取り可能なプログラムであって、
前記情報処理装置を、
前記複数の電子メールアドレスをクリップボードにコピーする指示を受付ける電子メールアドレスコピー手段と、
前記電子メールの送信に利用するメーラーを識別するメーラー識別手段と、
を有し、
前記電子メールアドレスコピー手段は、前記メーラー識別手段により識別されたメーラーに対応した区切り文字を前記区切り文字情報記憶手段から取得し、当該区切り文字を前記複数の電子メールアドレスの区切り文字として入力された状態で前記クリップボードにコピーされるよう制御することを特徴とする情報処理装置として機能させるためのプログラム。
画面に表示された電子メールアドレスをコピー&ペーストすることが可能で、前記電子メールアドレスを複数入力する際の区切り文字が、電子メールの送信に利用するメーラーに対応して記憶された区切り文字情報記憶手段を有する情報処理装置で読み取り可能なプログラムであって、
前記情報処理装置を、
前記複数の電子メールアドレスをクリップボードにコピーする電子メールアドレスコピー手段と、
前記クリップボードにコピーされた複数の電子メールアドレスをペーストする指示を受付ける電子メールアドレスペースト手段と、
前記電子メールの送信に利用するメーラーを識別するメーラー識別手段と、
を有し、
前記電子メールアドレスペースト手段は、前記複数の電子メールアドレスをペーストする指示を受付けると、前記電子メールアドレスコピー手段によってコピーされたクリップボードの複数の電子メールアドレスを、前記メーラー識別手段により識別されたメーラーに対応した区切り文字を前記区切り文字情報記憶手段から取得し、当該区切り文字を前記複数の電子メールアドレスの区切り文字として入力された状態でペーストされるよう制御することを特徴とする情報処理装置として機能させるためのプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施形態に係わる検索システムの構成の一例を示すシステム構成図である。
【0016】
本実施形態では検索システムとしてヘルプデスクシステムを例に説明する。ヘルプデスク回答支援システムは、ネットワークを介して、サービス契約者端末101、ヘルプデスク端末、およびサーバ装置103が接続されている。
【0017】
ネットワークはイントラネット、インターネットを介したものでもよく、サーバ装置がクラウド上に設置されているような構成でも構わないものとする。
【0018】
サービス契約者端末101は、ヘルプデスクの利用者である契約者が利用する端末である。サービス契約者は、サービス契約者端末101からメールやWebシステムへ問い合わせをしたり、電話やFAXで問合せを行うことができる。
【0019】
ヘルプデスク端末102は、サービス契約者から受けた問い合わせ内容に対して回答を行う。サーバ装置103に登録されたデータベースから過去の対応を検索したり、今回の対応を登録したりする。また、サービス契約者の連絡先などはサーバ装置104の備える情報管理DB104に記憶されている。
【0020】
ヘルプデスク担当者は、ヘルプデスク端末(端末装置)102に表示された検索メニューの画面から関係するサービス契約者へ電子メールを利用して回答するようになっている。
【0021】
図2は、本発明の実施形態に係わる情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0022】
図2に示すように、端末装置102は、システムバス204を介してCPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)203、ROM(Read Only Memory)202、入力コントローラ205、ビデオコントローラ206、メモリコントローラ207、通信I/Fコントローラ208等が接続された構成を採る。
【0023】
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
【0024】
また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やOS(Operating System)や、各サーバあるいは各PCが実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。また、本発明を実施するために必要な情報が記憶されている。なお外部メモリはデータベースであってもよい。
【0025】
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードし、ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現する。
【0026】
また、入力コントローラ205は、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。
【0027】
ビデオコントローラ206は、ディスプレイ210等の表示器への表示を制御する。尚、表示器は液晶ディスプレイ等の表示器でもよい。これらは、必要に応じて管理者が使用する。
【0028】
メモリコントローラ207は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク(HD))や、フレキシブルディスク(FD)、あるいは、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)カードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0029】
通信I/Fコントローラ208は、ネットワーク103を介して外部機器と接続・通信し、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を用いた通信等が可能である。
【0030】
尚、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ210上に表示することが可能である。また、CPU201は、ディスプレイ210上のマウスカーソル(図示しない)等によるユーザ指示を可能とする。
【0031】
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイルおよび各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されている。
【0032】
図3は、本発明の実施形態に係わる情報処理装置のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0033】
情報処理装置(端末装置102、サーバ装置103)は、ソフトウェア構成として、検索データ取得部301、検索データ表示制御部302、送信先設定処理部303、メーラー制御部304、およびクリップボード制御部305を有する。
【0034】
また、情報管理DB104に記憶されているテーブルとして、ユーザ情報306、システム情報307、およびメーラー情報308の各種テーブルを有する。
【0035】
ソフトウェア構成の各機能および情報管理DBは、端末装置102、サーバ装置103のどちらが備えても構わないものとする。また、端末装置102またはサーバ装置103が全ての機能を有するようにしてもよいし、例えばソフトウェア構成の全部または一部を端末装置102が有し、ソフトウェア構成の一部および情報管理DBをサーバ装置103が備えるようにしてもよい。
【0036】
検索データ取得部310は、ヘルプデスク端末102を利用したオペレータから入力された検索条件を取得し、検索した結果を、検索データ表示制御部302がヘルプデスク端末102の表示部へ表示するためのデータを生成する。
【0037】
送信先設定処理部303は、検索された情報から電子メールの送信先となる情報を取得し、送信のための設定を行う。詳細については、
図9などを利用して後述する。
【0038】
メーラー制御部304は、ヘルプデスク端末102から新規メールを作成するメニューが選択された場合に、送信先に関して、端末に設定されたメーラーに応じた設定を行う。
【0039】
クリップボード制御部305は、ヘルプデスク端末102から送信先の電子メールアドレス(以下メールアドレス)をクリップボードにコピーする指示が行われた場合に、端末に設定されたメーラーに応じたコピー制御を行う。
【0040】
情報管理DB104に記憶されたユーザ情報306は、本検索システムに登録されたユーザに関する連絡先や所属などの情報が記憶されている。
図11を利用して説明する。
【0041】
図11は、本発明の実施形態に係わる情報処理装置の備えるユーザ情報の一例を示すイメージ図である。
【0042】
ユーザ情報は、ユーザID1101、氏名1102、フリガナ1103、電話番号1104、担当者メールアドレス1105、緊急連絡先1106、所属(会社)1107、所属(部署名)1108、並び順1109、およびシステムID1110が関連付いて記憶されている。
【0043】
例えば、システムID1110で「SYSTeM0000001」が検索キーワードとして入力されると、対応するユーザID001から003が検索結果となる。
【0044】
システム情報307は、本検索システムに登録されたシステムに関する情報が記憶されているものであり、メーラー情報308は、本検索システムのヘルプデスク端末102で稼働しているメーラー(電子メールソフト)の種類ごとの、宛先入力時の区切り文字に関する設定が記憶されている。
図12を利用して説明する。
【0045】
図12は、本発明の実施形態に係わる情報処理装置の備えるシステム情報およびメーラー情報の一例を示すイメージ図である。
【0046】
システム情報は、システムID1201とシステム名1202が対応付いて記憶されており、システムIDに紐づいたシステム名が検索画面などに表示される。
【0047】
メーラー情報は、メーラー1211と区切り文字1212を対応付けて記憶しているテーブルである。例えば端末装置の通常使うメーラーがolook2007であった場合、区切り文字は「;」ということになる。
【0048】
また、単に文字列やメールアドレスの区切り文字を設定しておく区切り文字情報を記憶しておくだけでもよい。
【0049】
図4は、本発明の実施形態に係わる情報処理装置の備える検索画面の一例を示す図である。
【0050】
ヘルプデスク端末102(以下、端末装置)からサーバ装置103で稼働するデータベースシステムの所定のURLにアクセスすることにより表示される。
【0051】
本実施例では、検索した後の検索結果が表示されているが、初回表示時には、何も表示されていなもものとする。
【0052】
ユーザは、入力領域401で、検索項目(例えば、「システムID」「システム名」「ユーザ名(カナ)」などに所望の条件を入力して、検索402を押下する。すると、サーバ装置は検索データ取得部により検索条件を取得し、検索した結果を検索データ表示制御部により端末装置への表示制御を行う。
【0053】
本実施形態では、検索項目として、「システムID」に「SYSTEM0000001」が入力されて検索された結果が3件表示されている。
【0054】
検索結果として表示される項目は、ユーザ情報およびシステム情報から取得されたものである。問合せ元To403として選択されたレコードに対応するメールアドレス欄404に対してメールを送信するようになっている。このとき、選択されたレコードに対応するメールアドレスは宛先種別が「To」として、選択されなかったレコードに対応するメールアドレスは宛先種別が「Cc」として設定(宛先種別設定手段)される。
【0055】
メーラー連携405が押下されると、
図5に示すメーラー連携画面が表示される。
【0056】
図5は、本発明の実施形態に係わる情報処理装置のメーラー連携画面の一例を示す図である。
【0057】
メーラー連携画面501は、
図4に示す検索画面に表示されたメールアドレスに対して電子メールを送信するためのメーラー連携画面である。
【0058】
区分507では、複数表示されるメールアドレスのどの区分(誰)に対してメールを送信するかどうかの選択を行う。担当者メールアドレスが選択された場合、
図4のメールアドレス欄404の上段に表示された担当者メールアドレスに対してメールを送信する。
【0059】
また、緊急連絡先が選択された場合、
図4のメールアドレス欄404を下段に表示された緊急連絡先アドレスに対してメールを送信する。
【0060】
Toリスト502には、
図4の問い合わせ元Toとしてチェックされたレコードに対応するメールアドレスが設定される。CCリスト503には、
図4の問い合わせ元Toとしてチェックされなかったレコードが設定される。
【0061】
また、CCリストには、メールアドレスが複数(2個)設定されている。メーラーによって複数電子メールアドレスを入力する際の区切り文字の設定が異なっており、メーラーに合った区切り文字を設定するようになっている。本実施例では「,」(カンマ)となっており、端末装置で利用しているメーラーの区切り文字が「;」(セミコロン)の場合には、「;」が設定される。詳細は
図9などで後述する。
【0062】
BCCリスト504にチェックされた場合、「送信メールアドレスをすべてBCCに設定する」設定が有効になり、Toリスト・CCリストに表示・設定されているメールアドレスが、BCCリストに設定される。この場合の区切り文字もCCリストで説明したとおり、端末装置のメーラーの設定に応じたものが設定される。
【0063】
新規メールを作成する(メーラー連携)506によって、メーラーを起動する指示がなされると、メールの送信画面501が表示される。これまでの処理はサーバ装置103によって提供される画面によって行っていたが、メールの送信画面501が表示された後の処理は、端末装置が利用するメーラーの処理となる。
【0064】
宛先511(To)、CC512、BCC513には、それぞれ、メーラー連携501で表示された宛先が入力される。
【0065】
図4の説明に戻る。クリップボードコピー406が押下されると、
図6に示すクリップボードコピー画面が表示される。
【0066】
図6は、本発明の実施形態に係わる情報処理装置のクリップボードコピー画面の一例を示す図である。
【0067】
クリップボードコピー画面601は、ユーザの端末装置のクリップボードにコピーされる文字列のイメージを表示した画面である。
【0068】
表示欄602に表示された内容が「クリップボードにコピーするボタン」603が押下された時にクリップボードにコピーされる。表示欄602に表示される内容は、区分604で選択された区分であって、担当者メールアドレスが選択されている場合は、
図4の検索結果に表示されている3件の担当者メールアドレスが表示欄602に図示するように表示される。緊急連絡先が選択された場合は、緊急連絡先が表示される(不図示)。また、区分が未指定の場合、検索結果に表示されている全てのメールアドレスが表示される。
【0069】
また、この時の区切り文字は端末装置のメーラーに対応した区切り文字が設定される。また、表示領域602に表示されている内容をクリップボードにコピーするようにしてもよいし、クリップボードにコピーする際に、対象となるメールアドレスに所定の(端末装置のメーラーに対応した)区切り文字を挿入するようにしてもよい。
【0070】
また、クリップボードにコピーされた文字列に対して、ペーストする際に、所定の区切り文字を挿入(文字列ペースト手段)するようにしてもよい。
【0071】
ユーザはクリップボードにコピーされたメールアドレスを、別のメーラーなどにペーストして利用することが可能となる。
【0072】
また、別の実施形態について説明する。
図6では、コピーする文字列をメールアドレスとして説明したが、ある文字列をある文字列に置換してコピーすることも可能である。例えば「;」を「,」に変更してコピーするように、コピー時の置換ルールを設定しておく。この場合、「;(セミコロン)文字列」(例えば「A;B」)をコピーすると、「A,B」という文字列をクリップボードにコピーすることができる。
【0073】
また、この置換ルールを利用して、コピー時ではなく、ペースト時に所定の文字を別の文字に置換してペーストするようにしてもよい。
終了407が押下されると検索メニューを終了する。
【0074】
図7は、本発明の実施形態に係わる情報処理装置の全体処理の一例を示すフローチャートである。
端末装置から検索画面に接続が始まった場合に処理が開始される。
【0075】
ステップS701で、
図4に示すような検索画面を端末装置に表示させる。ステップS702で検索条件の入力を受け付け、検索を実行する。ステップS703では、検索の結果があるかどうかの判定を行い、検索結果がなかったと判定された場合、その旨の表示を行いステップS702に戻り、再度の検索を受付ける。
【0076】
一方、検索結果がある場合、ステップS704に進み、
図4に示すような検索結果を表示する。
【0077】
ステップS705で「メーラー連携」か「クリップボードコピー」「終了」のメニュー選択を受付ける。
【0078】
メーラーが選択されるとステップS706に進み
図8に示すメーラー制御処理を行う。クリップボードが選択されると
図10に示すクリップボード制御処理を行う。メーラー制御処理またはクリップボード制御処理が終了するとステップS705のメニュー選択画面(検索画面)に戻る。
終了が選択されると処理を終了する。
【0079】
図8は、本発明の実施形態に係わる情報処理装置のメーラー制御処理の一例を示すフローチャートである。
図7のステップ706でメーラーが選択された場合の処理である。
ステップS801で
図9に示す送信先設定処理を行う。
【0080】
図9は、本発明の実施形態に係わる情報処理装置の送信先設定処理の一例を示すフローチャートである。
【0081】
送信先設定処理では、検索結果として表示されたメールアドレスを送信先として利用するための設定を行うものである。
【0082】
ステップS901で、送信先の取得(送信先受付)を行う。送信先は検索結果画面に表示されるメールアドレスが対象となる。また、メーラー連携の場合、問合せ元To403の設定状況により宛先区分の設定を行う。
【0083】
ステップS902では、重複宛先排除処理を行う。重複宛先とは、検索結果画面に表示されるメールアドレスに重複(同一)があり、宛先として複数設定されてしまう場合に、1件だけ送信されるように重複する宛先を削除する処理である。たとえば「To」に「kannon.taro@example.com,kannon.taro@example.com」のように同じメールアドレスが2件設定されてしまうような場合に、1件部削除する処理である。
【0084】
ステップS903では、メーラー情報より区切り文字を取得する。メーラー情報とは
図12にしめすように、メーラー1211と区切り文字1212を対応付けて記憶しているテーブルである。
【0085】
例えば端末装置の通常使うメーラーからメーラー情報を取得し、olook2007であった場合、区切り文字は「;」ということになる。通常使うメーラーは使用するOSから取得するようにしてもよいし、検索システムを利用するユーザに対応付けて記憶しておくようにしてもよい。
【0086】
ステップS904では、送信順に並べ替え処理を行う。送信順とは、
図11に示すユーザ情報の並び順1109で設定されている順番に送信先のメールアドレスを並び替える処理である。これにより、決まった送信順で送信したい場合に効果を得ることができる。
【0087】
ステップS905では、ステップS901からS904で取得した送信先に関する情報を保存して処理を終了する。
【0088】
なお、ステップS901からステップS904の各ステップは全てを行う必要はなく、あらかじめ管理者やユーザによって指定した処理だけを行うようにしてもよい。
【0089】
図8の説明に戻る。ステップS802では、送信先設定処理の送信先取得で取得した問合せ元Toが選択されているかいなかを確認し、選択されていた場合はステップS803に進み、選択されたレコードに対応するメールアドレスをToに、それ以外をCCとして設定し、ステップS804に進む。
【0090】
ステップSS804では、「送信元アドレスを全てBCCに設定する」に選択があるかを確認する。選択があった場合、ステップS805に進み全ユーザをBCCに設定し、ステップS806に進む。
【0091】
ステップS806では、端末装置のメーラーを起動し、ステップS807では、
図9のステップS905で保存された送信先情報に従って(重複宛先排除、区切り文字設定、送信順に並べ替え)宛先を入力し、処理を終了する。また、メーラーとは、端末装置にインストールされる電子メールソフトでもよいし、所定のURLにアクセスすることで利用可能なWebメールでもよい。
【0092】
図10は、本発明の実施形態に係わる情報処理装置のクリップボード制御処理の一例を示すフローチャートである。
【0093】
図7のステップS707でクリップボードが選択された場合の処理である。
【0094】
ステップS1001で送信設定処理を行う。送信設定処理は
図9で説明をしたが、メーラー制御処理と異なる処理について説明する。ステップS901では、クリップボード制御処理では、送信先の取得として、区分604で設定された区分に従って宛先を取得する。その他の処理はメーラー制御処理の場合と同様である。
【0095】
ステップS1002で、クリップボードへコピーボタンが押下されたかどうかを判定し、押下された場合は、ステップS1003に進み、
図9のステップS905で保存された送信先情報に従って(重複宛先排除、区切り文字設定、送信順に並べ替え)クリップボードへ文字列のコピー(文字列コピー手段)を行い、処理を終了する。
【0096】
なお、本処理は、不図示のキャンセルボタンを押下することで終了されるものとする。
【0097】
また、
図9に示す送信先設定処理は、
図7のステップS704で検索結果があると判定された直後に行われるようにしてもよい。その場合、ステップS901の送信先取得処理は、メーラー制御処理とクリップボード制御処理のどちらが選択されても対応できるよう送信先の取得を行うものとする。
【0098】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、実行することによっても本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0099】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0100】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク等を用いることが出来る。
【0101】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0102】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0103】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、ひとつの機器から成る装置に適用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0104】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。