(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5874883
(24)【登録日】2016年1月29日
(45)【発行日】2016年3月2日
(54)【発明の名称】回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器
(51)【国際特許分類】
A45D 34/04 20060101AFI20160218BHJP
【FI】
A45D34/04 525B
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-529079(P2013-529079)
(86)(22)【出願日】2011年9月19日
(65)【公表番号】特表2013-541969(P2013-541969A)
(43)【公表日】2013年11月21日
(86)【国際出願番号】KR2011006903
(87)【国際公開番号】WO2012036531
(87)【国際公開日】20120322
【審査請求日】2014年9月1日
(31)【優先権主張番号】10-2010-0091726
(32)【優先日】2010年9月17日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】505475921
【氏名又は名称】ヨンウー カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ソン−ウン
【審査官】
大瀬 円
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2009/133977(WO,A1)
【文献】
韓国登録特許第10−0867684(KR,B1)
【文献】
登録実用新案第3135360(JP,U)
【文献】
特開2008−80086(JP,A)
【文献】
特開2002−193354(JP,A)
【文献】
特開2005−342524(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 34/00,34/04
B65D 47/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
チューブ容器(110)が加圧されて化粧品が排出孔(111)から排出されるチューブ型の化粧品容器において、前記チューブ容器(110)の先端に挟まれ、中心部には閉鎖用突出部(122)が形成され、前記閉鎖用突出部(122)の下部には吐出孔(121)が形成され、上部外周縁の両側にそれぞれ上端から中央部まで螺旋状の螺旋溝(130)が形成される固定体(120)と、
中心部が貫通されて化粧品が排出され、外周面に前記螺旋溝(130)に挿入して結合される結合突起(142)が形成されているシールキャップ(140)と、
前記シールキャップ(140)に形成された吐出口(141)であって、前記シールキャップ(140)が下降した時に、前記閉鎖用突出部(122)がシールキャップ(141)の下部から挿入されて閉鎖される吐出口(141)と、
上部には前記シールキャップ(140)が出入りする出入り溝(151)が貫通形成され、内部には前記結合突起(142)と結合される垂直ガイド溝(152)が形成され、上端にはブラシノズル装着部(153)が形成され、前記固定体(120)の外周面に回転可能に結合されて回転運動によって前記シールキャップ(140)を昇降させる回転キャップ(150)と、
前記ブラシノズル装着部(153)に挿入して固定され、ブラシ(163)に挿入されるノズル(161)が一つ以上形成されているブラシノズル(160)と、
前記固定体(120)に脱着可能に付着するオーバーキャップ(170)と、
を含んで構成されることを特徴とする回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器(100
)。
【請求項2】
前記螺旋溝(130)は、
前記結合突起(142)を挿入して結合する挿入溝(131)と、
前記結合突起(142)が最大の上昇位置で結合され、前記結合突起(142)が締り嵌めになるように結合突起(142)の周りと同一であるか小さな空間を形成する上部水平溝(132)と
前記結合突起(142)が最大の下降位置で結合され、前記結合突起(142)が締り嵌めになるように結合突起(142)の周りと同一であるか小さな空間を形成する下部水平溝(133)と、
前記結合突起(142)の上昇降時の移動に干渉が発生しないように前記結合突起(142)と遊隔を有する空間を形成する傾斜溝(134)と、
前記結合突起(142)の下降が始まる位置で前記上部水平溝(132)から前記傾斜溝(134)にラウンド状の曲面を形成する湾曲部(135)と、
を含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器(100)。
【請求項3】
前記ブラシノズル(160)の下部には、前記ノズル(161)を互いに連結する空間部(162)がさらに形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器(100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器に関し、チューブ容器110が加圧されて化粧品が排出孔111から排出されるチューブ型の化粧品容器において、前記チューブ容器110の先端に挟まれ、中心部には閉鎖用突出部122が形成され、前記閉鎖用突出部122の下部には吐出孔121が形成され、上部外周縁の両側にそれぞれ上端から中央部まで螺旋状の螺旋溝130が形成される固定体120と、中心部が貫通して化粧品が排出され、外周面に前記螺旋溝130に挿入して結合される結合突起142が形成されているシール
キャップ140と、
前記シールキャップ(140)に形成された吐出口(141)であって、前記シールキャップ(140)が下降した時に、前記閉鎖用突出部(122)がシールキャップ(141)の下部から挿入されて閉鎖される吐出口(141)と、
上部には前記シール
キャップ140が出入りする出入り溝151が貫通形成され、内部には前記結合突起142と結合される垂直ガイド溝152が形成され、
上端にはブラシノズル装着部153が形成され、前記固定体120の外周面に回転可能に結合されて回転運動によって前記シール
キャップ140を昇降させる回転
キャップ150と、前記ブラシノズル装着部153に挿入して固定され、ブラシ163に挿入されるノズル161が一つ以上形成されているブラシノズル160とを含んで構成されることを特徴とする回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器100に関する。
【背景技術】
【0002】
化粧品容器には、スキンローション、エマルジョンローション、アイクリームなどが収容される。特に、スキンローション、アイクリームなどのようなゲル(GEL)タイプの化粧品には、使用が簡便で、かつ製造コストの安いチューブ型の化粧品容器が広く使用されている。このような既存の化粧品容器には、ゲルタイプの化粧品をさらに便利に塗布することが可能になるようにスポンジなどの多孔性弾性材質で構成されるブラシが吐出口に付着されている形態が多数存在する。
【0003】
しかし、このような既存のブラシが付着されたチューブ型の化粧品容器の場合、適切な開閉手段がない場合、使用中または保管中にチューブ容器が予期せず加圧されて化粧品が漏れる現象が発生するという問題点があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、前記の既存の発明の問題点を解決して、簡単に回転
キャップを回す動作だけでも簡単に化粧品の排出を開閉することが可能であり、使用中または保管中にチューブ容器が予期せず加圧される場合にも、化粧品が漏れることを防止することができる回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器を提供することをその課題とする。
【0005】
また、効率的な作動が可能な螺旋溝の形状によって、最大の上昇降位置では、シール
キャップ及び回転
キャップが堅く固定されていることが可能であり、上昇降の作動中には、スムーズな作動を可能にすることをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の課題を達成するために、本発明の回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器は、チューブ容器110が加圧されて化粧品が排出孔111から排出されるチューブ型の化粧品容器において、前記チューブ容器110の先端に挟まれ、中心部には閉鎖用突出部122が形成され、前記閉鎖用突出部122の下部には吐出孔121が形成され、上部外周縁の両側にそれぞれ上端から中央部まで螺旋状の螺旋溝130が形成される固定体120と、中心部が貫通して化粧品が排出され、外周面に前記螺旋溝130に挿入して結合される結合突起142が形成されているシール
キャップ140と、
前記シールキャップ140に形成された吐出口141であって、前記シールキャップ140が下降した時に、前記閉鎖用突出部122がシールキャップ141の下部から挿入されて閉鎖される吐出口141と、
上部には前記シール
キャップ140が出入りする出入り溝151が貫通形成され、内部には前記結合突起142と結合される垂直ガイド溝152が形成され、
上端にはブラシノズル装着部153が形成され、前記固定体120の外周面に回転可能に結合されて回転運動によって前記シール
キャップ140を昇降させる回転
キャップ150と、前記ブラシノズル装着部153に挿入して固定され、ブラシ163に挿入されるノズル161が一つ以上形成されているブラシノズル160と、前記固定体120に脱着可能に付着するオーバー
キャップ170とを含んで構成されることを特徴とする。
【0007】
また、前記螺旋溝130は、前記結合突起142を挿入して結合する挿入溝131と、前記結合突起142が最大の上昇位置で結合され、前記結合突起142が締り嵌めになるように結合突起142の周りと同一であるか小さな空間を形成する上部水平溝132と、前記結合突起142が最大の下降位置で結合され、前記結合突起142が締り嵌めになるように結合突起142の周りと同一であるか小さな空間を形成する下部水平溝133と、前記結合突起142の上昇降時に移動に干渉が発生しないように前記結合突起142と遊隔を有する空間を形成する傾斜溝134と、前記結合突起142の下降が始まる位置で前記上部水平溝132から前記傾斜溝134にラウンド状の曲面を形成する湾曲部135とを含んで構成されることを特徴とする。
【0008】
一方、前記ブラシノズル160の下部には、前記ノズル161を互いに連結する空間部162がさらに形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明による場合、簡単に回転
キャップを回す動作だけでも簡単に化粧品の排出を開閉することが可能であり、使用中または保管中にチューブ容器が予期せず加圧される場合にも、化粧品が漏れることを防止することができるという長所がある。
【0010】
また、効率的な作動が可能な螺旋溝の形状によって、最大の上昇降位置では、シール
キャップ及び回転
キャップが堅く固定されていることが可能であり、上昇降の作動中には、スムーズな作動が可能であるという長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器の前面断面図である。
【
図2】本発明の回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器の側面断面図である。
【
図3】本発明の回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器の分解斜視図である。
【
図4】本発明の回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器の螺旋溝の詳細図である。
【
図5】本発明の回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器の閉鎖時の主要部断面図である。
【
図6】本発明の回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器の開放時の主要部断面である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下では、添付の図面を参照して、本発明の一実施例による回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器を詳しく説明する。先ず、図面のうち、同一の構成要素または部品は、可能な限り同一の参照符号で表していることに留意しなければならない。本発明を説明するにあたって、関連の公知機能或いは構成に関する具体的な説明は、本発明の要旨を曖昧にしないために省略する。
【0013】
本発明の回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器は、
図1及び
図3に示すように、大きく、チューブ容器110、固定体120、シール
キャップ140、回転キャッブ150及びブラシノズル160を含んで構成される。
【0014】
チューブ容器110は、
図1に示すように、内部に化粧品が貯蔵・保管されている。前記チューブ容器110は、多様な材質で製造されてもよいが、一般的には、合成樹脂材で製造されることが好ましい。前記チューブ容器110の上端には、
図1に示すように排出孔111が形成され、使用者が前記チューブ容器110を加圧することで前記排出孔111に化粧品が排出される。
【0015】
次に、固定体120について説明する。前記固定体120は、
図1に示すように、前記チューブ容器110の先端に挟まれ、中心部には閉鎖用突出部122が形成されている。前記閉鎖用突出部122の下部には、
図1に示すように、前記排出孔111から排出された化粧品が通過することができるように吐出孔121が形成されている。前記固定体120の上部外周縁の両側には、
図1及び
図3に示すように、それぞれ上端から中央部まで螺旋状の螺旋溝130が形成されており、後述する結合突起142が結合される。
【0016】
一方、前記螺旋溝130は、
図4に示すように、本発明の回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器100を組立てて製造する場合、前記結合突起142を挿入して結合する挿入溝131と、前記結合突起142が最大の上昇位置で結合され、前記結合突起142が締り嵌めになるように結合突起142の周りと同一であるか小さな空間Aを形成する上部水平溝132と、前記結合突起142が最大の下降位置で結合され、前記結合突起142が締り嵌めになるように結合突起142の周りと同一であるか小さな空間A’を形成する下部水平溝133と、前記結合突起142の上昇降時の移動に干渉が発生しないように前記結合突起142と遊隔を有する空間Bを形成する傾斜溝134と、前記結合突起142の下降が始まる位置で前記上部水平溝132から前記傾斜溝134にスムーズに進入可能にラウンド状の曲面を形成する湾曲部135とを含んで構成されることが好ましい。
【0017】
次に、シール
キャップ140について説明する。前記シール
キャップ140は、
図1及び
図6に示すように、中心部が貫通して開放時に化粧品が排出されることが可能であり、
図5に示すように、下降時に前記閉鎖用突出部122が下部から挿入して閉鎖される吐出孔141が形成されている。また、前記シール
キャップ140の外周面には、
図1及び
図3に示すように、前記螺旋溝130に挿入して結合される結合突起142が形成されている。
【0018】
次に、回転
キャップ150について説明する。前記回転
キャップ150は、
図1及び
図3に示すように、
上部には前記シール
キャップ140が出入りする出入り溝151が貫通形成され、内部には前記結合突起142と結合する垂直ガイド溝152が形成され、
上端にはブラシノズル装着部153が形成されている。前記回転キャッブ150は、
図1及び
図3に示すように、前記固定体120の外周面に回転可能に結合されて回転運動によって前記垂直ガイド溝152に結合された前記結合突起142が連動して動き、前記螺旋溝130に沿って移動しながら前記シール
キャップ140を昇降させる作動が可能になる。
【0019】
次いで、ブラシノズル160について説明する。前記ブラシノズル160は、
図1及び
図3に示すように、前記ブラシノズル装着部153に挿入して固定され、ブラシ163に挿入されるノズル161が一つ以上形成されている。一方、前記ブラシノズル160の下部には、
図1に示すように、前記ノズル161を互いに連結する空間部162がさらに形成されて、より一層円滑でかつ効率的な化粧品の吐出を可能にすることが好ましい。
【0020】
一方、本発明の回転開閉式ブラシチューブ型の化粧品容器100は、
図1及び
図3に示すように、前記固定体120に脱着可能に付着するオーバー
キャップ170をさらに含んで構成されることが好ましい。
【0021】
以上により、図面と明細書では最適な実施例が開示された。ここで特定の用語が用いられたが、これは、単に本発明を説明するための目的として用いられ、意味の限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために用いられたものではない。それで、本技術分野における通常の知識を有する者であれば、これから多様な変形及び均等な他の実施例が可能であるという点が理解できるであろう。従って、本発明の真正な技術的保護範囲は、添付した特許請求の範囲の技術的思想によって定められるべきである。