特許第5874985号(P5874985)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5874985
(24)【登録日】2016年1月29日
(45)【発行日】2016年3月2日
(54)【発明の名称】単語カード
(51)【国際特許分類】
   G09B 19/08 20060101AFI20160218BHJP
   G09B 1/12 20060101ALI20160218BHJP
   B42D 15/00 20060101ALI20160218BHJP
【FI】
   G09B19/08
   G09B1/12
   B42D15/00 301P
【請求項の数】6
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2013-125143(P2013-125143)
(22)【出願日】2013年6月14日
(65)【公開番号】特開2015-1573(P2015-1573A)
(43)【公開日】2015年1月5日
【審査請求日】2015年6月9日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】713007075
【氏名又は名称】渡邉 百合子
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 百合子
【審査官】 彦田 克文
(56)【参考文献】
【文献】 実用新案登録第3081103(JP,Y2)
【文献】 特開平06−138809(JP,A)
【文献】 特開2002−023616(JP,A)
【文献】 特開2008−122482(JP,A)
【文献】 特開2007−118549(JP,A)
【文献】 米国特許第08641421(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09B 19/08
B42D 15/00
G09B 1/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
単語が記載された第一カードと、前記単語に関連する事項(情報)が少なくとも1つ以上記載された第二カードからなり、前記第一カードを前記第二カード上に重ねたときに、前記関連する事項の一部のみが露見するようにした単語カードにおいて、前記第一カードは、表面に前記単語が記載され、前記第二カードは、前記第一カードの長辺より長く、表面に前記単語に関連付けられたイラスト、前記単語の日本語の意味及び前記単語の読み方が記載され、前記第一カードを前記第二カード上に重ね合わせて、前記第一カードの一方の短辺と前記第二カードの一方の短辺とを合致させたとき、前記第二カードに記載のイラストの一部が露見し、前記第一カードの他方の短辺と前記第二カードの他方の短辺とを合致させたとき、前記第二カードに記載の日本語の意味の一部が露見することを特徴とする単語カード。
【請求項2】
前記第一カードの長辺上部には所定の間隔で第一の穴及び第二の穴が設けられており、前記第二カードの長辺上部には前記所定の間隔で第一の穴第二の穴及び第三の穴が設けられており、前記第一カードを前記第二カード上に重ね合わせて、前記第一カードの一方の短辺と前記第二カードの一方の短辺とを合致させたとき、前記第一カードの穴がそれぞれ前記第二カードの前記第一の穴及び前記第二の穴に合致し、前記第一カードの他方の短辺と前記第二カードの他方の短辺とを合致させたとき、前記第一カードの穴がそれぞれ前記第二カードの前記第二の穴及び前記第三の穴に合致することを特徴とする、請求項1に記載の単語カード。
【請求項3】
単語が記載された前記第一カードと、前記第一カードより面積が広く、前記単語と関連付けたイラスト、前記単語の日本語の意味、前記単語の読み方が記載された前記第二カードからなり、前記第一カードを前記第二カードに重ねたとき、前記第一カードの周辺から前記第二カードに記載されたヒントとなる前記イラストの一部が見え、前記第一カードに記載された前記単語と前記第二カードに記載されたイラストが関連性を有することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の単語カード。
【請求項4】
前記第一カードを別方向にずらして重ねた場合、前記第一カードの周辺から前記第二カードに記載されたヒントとなる前記単語の日本語の意味の一部が露見し、前記第一カードに記載された単語と前記第二カードに記載された日本語の意味が関連性を有することを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の単語カード。
【請求項5】
前記単語が記載された前記第一カードの上部にはリングを通す穴が2つ設けられ、前記第一カードより面積が広く、前記イラスト、前記単語の日本語の意味、前記単語の読み方が書かれた前記第二カードの上部には穴が3つ設けられ、前記第一カードと前記第二カードの一方を合わせると前記イラストの一部が露見し、また、前記第一カードと前記第二カードの他方を合わせると前記単語の日本語の意味の一部が露見する特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の単語カード。
【請求項6】
前記第一カードに記載された前記単語に関連付けた前記イラストや前記単語の日本語の意味、前記単語の読み方が表記された前記第二カードの上下端、もしくは左右端を折り曲げて案内溝を形成し、前記第一カードを前記案内溝に沿って挿入することにより、前記第一カードをスライドでき、前記ヒントとなる前記イラストや前記単語の日本語の意味を簡単に確認できることを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の単語カード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、英語等の単語と、この単語に関連付けたイラスト、日本語の意味、単語の読み方が書かれた学習用の単語カードに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の英語単語カードは、英語の単語が記載された面と同一面に、イラストや日本語の意味が表記されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−23616
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の英語単語カードによれば、カードの同一面に英単語とイラストや日本語が一緒に表記されているため、学習者は英単語の文字に着目するよりイラストや日本語のほうに注意が向き、イラストや日本語をもとに英語の単語の言い方や意味を覚えるようになる。
【0005】
そのため、例えばリンゴの現物やイラスト、日本語の「りんご」という表記を見ると「アップル」と英語の言い方はできるが、実際に、日本語やイラストなどがなく、「apple」と英語の単語表記のみになると、その単語が読めないため意味が理解できず、英語が読めない、英語の読解力が付きにくいという欠点があった。そこで、この発明は、英語の苦手な学習者や幼い学習者でも楽しみながら英単語の読解力を高める単語カードを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、単語が記載された第一カードと該単語に関連する事項(情報)が少なくとも1つ以上記載された第二カードからなり、第一カードを第二カード上に重ねたときに、前記関連する事項の一部のみが露見するようにしたことである。
【0007】
その効果として、単語が記載された第一カードの周辺に、該単語に関連付けられた第二カードのイラストや日本語がヒントとして一部露見するので、学習者はそのイラストや日本語のヒントを参考にしながら該単語の意味や読み方を文字のみで学習することができる。また、慣れてきたらそのヒントを手で隠しながら単語の読解を練習できるようにした。
【0008】
請求項2に係る発明は、表面に単語が記載された第一カードと、第一カードの長辺より長く、表面に前記第一カードに記載の単語と関連付けられたイラスト、日本語の意味及び単語の読み方が記載された第二カードからなり、第一カードを第二カード上に重ね合わせて、第一カードの一方の短辺と第二カードの一方の短辺とを合致させたとき、第二カードに記載のイラストの一部が露見し、第一カードの他方の短辺と第二カードの他方の短辺とを合致させたとき、第二カードに記載の日本語の意味の一部が露見することとしたことである。
【0009】
その効果として、第一カードを他方へずらすことにより、今度は該単語の周辺にイラストではなく日本語のヒントが一部露見するので、学習者は該単語の意味や読み方を新しい視点からより深く学習できる。また、「discover」など、イラストだけでははっきりした意味が分かりにくい単語でも、日本語のヒントを参考に正確な意味が把握できるので、イラストで表現しきれない難解な意味の単語でも間違えずに学習することができる。また、幼い学習者でも単語を自分一人で読めるように、第二カードには単語の正しい発音に近い日本語での読み方も表記した。
【0010】
請求項3に係る発明は、前記第一カードの長辺上部には所定の間隔で第一の穴及び第二の穴が設けられており、前記第二カードの長辺上部には前記所定の間隔で第一の穴、第二の穴及び第三の穴が設けられており、第一カードを第二カード上に重ね合わせて、第一カードの一方の短辺と第二カードの一方の短辺とを合致させたとき、第一カードの第一の穴と第二の穴がそれぞれ第二カードの第一の穴と第二の穴に合致し、第一カードの他方の短辺と第二カードの他方の短辺を合致させたとき、第一カードの第一の穴と第二の穴がそれぞれ第二カードの第二の穴と第三の穴に合致することを特徴としたことである。
【0011】
その発明の効果として、学習者は第一カードの周辺にイラストの一部が露見する単語カードの形状から、今度は第一カードの周辺に日本語の一部が露見する単語カードの形状へと変更することができる。また、イラストの一部が露見する単語カードの形状から、日本語の一部が露見する単語カードの形に変更したいときは、止めてあるリングをはずし、第一カードと第二カードの他方を下にしてカード全体を軽く揃えると、第一カードが引力により自然に他方へ移動するので、簡単に第一カードと第二カードをイラストの一部が露見する形状から日本語の一部が露見する形状へと変更することが出来る。また、リングの穴が所定の間隔であいているため、第一カードと第二カードを他方で揃えたときにも各リングの穴は合致するので、簡単にリングを付け替え、単語カードの形状を変更することが出きる。
【発明の効果】
【0012】
上記の発明によれば、単語カードの周辺にイラストや日本語の意味がヒントとして少しだけ露見していることにより探究心が高まり、外国語が苦手な学習者や幼い学習者でもゲーム感覚で楽しく様々な英語の単語が読めるようになる。また、単語が表記されている第一カードを他方に動かすことにより、単語カードと関連付けられたイラストのヒントから、今度は日本語のヒントが露見するよう単語カードの形状を変更できるので、同じ単語を新しい視点から繰り返し練習でき、単語の読解の力を高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】この発明の単語カードの一実施形態を示す正面図である。
図2】この発明の単語カードを分解した正面図である。
図3】この発明の単語カードの他の実施形態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
この発明の単語カードの一実施形態を図1に、単語カードを分解した状態を図2に、単語カードの他の実施形態を図3示す。
【0015】
図2に示すように、第一カード1には表面に単語のみが表記されており、カード長辺部は比較的短めでカード面積は狭い。第二カード2には、右側に第一カード1に記載された単語と関連付けられたイラストが、中央部分に単語の読み方が、左側に日本語の意味が表記されており、第一カード1よりカード長辺部は長めでカード面積は広い。また、第一カード1上部には所定の間隔で第一の穴3A及び第二の穴3Bが設けられており、前記第二カード2の上部には前記所定の間隔で第一の穴4A、第二の穴4B及び第三の穴4Cが設けられている。
【0016】
図1に示すように、この第一カード1を第二のカード2上に重ね、第一カード1と第二のカード2の一方の端部を合わせて、第一カード1上部にある穴3Aと3Bと、第二カード2上部にある穴4Aと4Bを合致させ、それぞれリングを1つずつ、計2つのリングを通して第一カード1の位置を固定することにより、第一カード1の単語の右横に第二カード2のイラストをヒントとして一部露見させることができる。学習者はそのイラストのヒントを参考にしながら該単語を文字のみで学習することができる。また慣れてきたらそのイラストのヒントを手で隠しながら該単語の読解を練習することもできる。
【0017】
また、図3に示すように、今度は第一カード1を他方に移動し、同じように第一カード1を第二カード2上に重ね、第一カード1と第二カード2の他方の端部を合わせて、第一カード1の前記の穴3Aと3Bと第二カード2の上部にある穴4Bと4Cとを合致させ、それぞれリングを1つずつ、計2つのリングを通して第一カード1の位置を固定することにより、今度は該単語の左横に第二カード2の日本語の意味をヒントとして一部露見させることができる。学習者は日本語の意味のヒントを参考にしながら該単語を文字だけで学習することができる。また慣れてきたらその日本語のヒントを手で隠しながら該単語の読解を練習することもできる。
本発明は、以上のような構造である。
【0018】
図1等の実施形態では、英語の単語のみに特記したが、日本語や、そのほかいかなる言語にでも応用できる。また、単語だけではなく熟語などにも応用できる。
【符号の説明】
【0019】
1 第一カード
2 第二カード
3A 第一カードの第一の穴
3B 第一カードの第二の穴
4A 第二カードの第一の穴
4B 第二カードの第二の穴
4C 第二カードの第三の穴
図1
図2
図3