特許第5875891号(P5875891)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5875891
(24)【登録日】2016年1月29日
(45)【発行日】2016年3月2日
(54)【発明の名称】塵芥収集車
(51)【国際特許分類】
   B65F 3/04 20060101AFI20160218BHJP
   B65F 1/12 20060101ALI20160218BHJP
   B65F 3/06 20060101ALI20160218BHJP
   B65F 3/20 20060101ALI20160218BHJP
【FI】
   B65F3/04
   B65F1/12 101
   B65F3/06
   B65F3/20 A
【請求項の数】4
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2012-36609(P2012-36609)
(22)【出願日】2012年2月22日
(65)【公開番号】特開2013-170073(P2013-170073A)
(43)【公開日】2013年9月2日
【審査請求日】2014年10月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002358
【氏名又は名称】新明和工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099508
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 久
(74)【代理人】
【識別番号】100093285
【弁理士】
【氏名又は名称】久保山 隆
(72)【発明者】
【氏名】西▲崎▼ 聡
(72)【発明者】
【氏名】巻幡 晃一
(72)【発明者】
【氏名】古本 政嗣
【審査官】 武井 健浩
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−016197(JP,A)
【文献】 特開昭62−031601(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65F 3/00−3/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車台上に搭載された塵芥収容箱と、
前記塵芥収容箱に連設され、塵芥投入口が開口された塵芥投入箱と、
反転用油圧アクチュエータを有し、塵芥容器をその上部開口が前記塵芥投入箱の前記塵芥投入口に臨む位置まで反転させる塵芥容器反転装置と、
前記塵芥投入箱内に装備され、積込用油圧アクチュエータを有し、前記塵芥投入口から投入された塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む塵芥積込装置と、
前記反転用油圧アクチュエータおよび前記積込用油圧アクチュエータを動作させる作動油を供給する油圧ポンプと、
蓄電装置から供給される電力により駆動される電動モータであり、前記油圧ポンプを回転駆動する電動モータと、
前記塵芥容器反転装置の駆動時と前記塵芥積込装置の駆動時とで前記電動モータの回転数が異なるように制御する制御装置であり、前記塵芥容器反転装置による前記塵芥容器の反転動作終了後、所定時間が経過するまで前記電動モータを駆動し続ける制御装置
を有する塵芥収集車。
【請求項2】
前記制御装置は、前記塵芥容器反転装置の駆動時と前記塵芥積込装置の駆動時とで前記電動モータの回転数の切り替えを、前記塵芥容器反転装置の操作スイッチおよび前記塵芥積込装置の操作スイッチに連動して行うものである請求項1記載の塵芥収集車。
【請求項3】
前記制御装置は、前記塵芥容器反転装置の操作スイッチが操作された後、前記電動モータの回転数が前記塵芥容器反転装置の駆動用の設定回転数になったことが検出された場合に、前記反転用油圧アクチュエータを駆動させるものである請求項1または2に記載の塵芥収集車。
【請求項4】
前記塵芥投入口の近傍に、前記塵芥容器反転装置の操作スイッチと、前記塵芥積込装置の操作スイッチと、前記電動モータの回転数を前記塵芥容器反転装置の駆動用の設定回転数または前記塵芥積込装置の駆動用の設定回転数に切り替える設定切り替えスイッチとを有する請求項1記載の塵芥収集車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家庭や工場などから発生したごみを塵芥収容箱内に投入するに際し、ごみが収容された塵芥容器を反転させて塵芥容器内のごみを塵芥投入箱に投入する塵芥容器反転装置を備えた塵芥収集車に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、塵芥収集車の塵芥投入箱後部の支持台にごみが収容された塵芥容器を保持した後、この支持台を塵芥容器とともに上方に持ち上げ、塵芥容器の上部開口が塵芥投入箱の投入開口部に臨む位置まで反転させることで、塵芥容器内のごみを塵芥投入箱に投入する塵芥容器反転装置が知られている(例えば、特許文献1,2参照。)。
【0003】
この種の塵芥収集車では、塵芥容器反転装置を駆動させるために、PTO(動力取り出し装置)により油圧ポンプを回転駆動して作動油を供給する。また、この種の塵芥収集車の塵芥投入箱内には、投入口から投入された塵芥を塵芥収容箱に積み込む塵芥積込装置が装備されているが、油圧ポンプにより供給する作動油はこの塵芥積込装置の駆動にも使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭62−31601号公報
【特許文献2】特許第3143288号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように従来の塵芥収集車では、塵芥容器反転装置および塵芥積込装置を油圧ポンプにより供給する作動油により駆動するが、油圧ポンプはPTOを通じて塵芥収集車のエンジンにより回転駆動されており、エンジンの回転数は、塵芥容器反転装置および塵芥積込装置のいずれを動作させる場合であっても一定に設定されている。そのため、油圧ポンプの回転数も負荷による変化を考慮しなければ、ほぼ一定となっている。
【0006】
ところが、塵芥容器反転装置の駆動に必要な作動油量は、塵芥積込装置の駆動に必要な作動油量よりも少ないため、油圧ポンプから塵芥容器反転装置までの油圧回路の途中に絞り部を設け、この絞り部により塵芥容器反転装置に供給される作動油量を調整し、塵芥容器反転装置の動作スピードをコントロールするようにしている。そのため、従来の塵芥収集車では、この絞り部でエネルギー損失が発生しており、エネルギー効率が悪い。
【0007】
また、作動油量を調整する方法としては、油圧ポンプを2個設けて塵芥積込装置の駆動時と塵芥容器反転装置の駆動時とで油圧ポンプの駆動数を変更するということも考えられるが、このように油圧ポンプを2個設ける構造では、部品点数が増えてコストが嵩むという問題がある。また、メンテナンス性が悪いという問題がある。
【0008】
そこで、本発明では、油圧ポンプにより発生させる作動油により塵芥容器反転装置および塵芥積込装置を駆動させる塵芥収集車において、簡単な構成でありながら、エネルギー損失を発生させることなく、作動油量を調整してエネルギー効率を向上させた塵芥収集車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の塵芥収集車は、車台上に搭載された塵芥収容箱と、塵芥収容箱に連設され、塵芥投入口が開口された塵芥投入箱と、反転用油圧アクチュエータを有し、塵芥容器をその上部開口が塵芥投入箱の塵芥投入口に臨む位置まで反転させる塵芥容器反転装置と、塵芥投入箱内に装備され、積込用油圧アクチュエータを有し、塵芥投入口から投入された塵芥を塵芥収容箱に積み込む塵芥積込装置と、反転用油圧アクチュエータおよび積込用油圧アクチュエータを動作させる作動油を供給する油圧ポンプと、油圧ポンプを回転駆動する電動モータと、塵芥容器反転装置の駆動時と塵芥積込装置の駆動時とで電動モータの回転数が異なるように制御する制御装置とを有するものである。
【0010】
本発明によれば、駆動時に塵芥積込装置ほど作動油を必要としない塵芥容器反転装置に対し、電動モータの回転数を下げることにより、油圧ポンプから作動油を塵芥容器反転装置の駆動時に必要な量だけ供給することができる。
【0011】
ここで、制御装置は、塵芥容器反転装置の駆動時と塵芥積込装置の駆動時とで電動モータの回転数の切り替えを、塵芥容器反転装置の操作スイッチおよび塵芥積込装置の操作スイッチに連動して行うものであることが望ましい。
【0012】
これにより、塵芥容器反転装置の駆動時と塵芥積込装置の駆動時とで電動モータの回転数の切り替えが、塵芥容器反転装置の操作スイッチおよび塵芥積込装置の操作スイッチに連動して自動的に行われるので、作業者は電動モータの回転数の切り替え操作を行う必要がなくなる。
【0013】
また、制御装置は、塵芥容器反転装置の操作スイッチが操作された後、電動モータの回転数が塵芥容器反転装置の駆動用の設定回転数になったことが検出された場合に、反転用油圧アクチュエータを駆動させるものであることが望ましい。
【0014】
これにより、電動モータの回転数が塵芥容器反転装置の駆動用の設定回転数よりも高い場合に、塵芥容器反転装置の操作スイッチが操作されても、電動モータの回転数が塵芥容器反転装置の駆動用の設定回転数まで下がるまでの間は塵芥容器反転装置が作動せず、電動モータの回転数が塵芥容器反転装置の駆動用の設定回転数になったときに作動する。
【0015】
また、制御装置は、塵芥容器反転装置による塵芥容器の反転動作終了後、所定時間が経過するまで電動モータを駆動し続けるものであることが望ましい。
【0016】
これにより、塵芥容器反転装置による塵芥容器の反転動作終了後、続けて塵芥積込動作を行う場合に、電動モータの回転数を塵芥容器反転装置の駆動用の設定回転数から塵芥積込装置の駆動用の設定回転数まで上げるだけで良く、回転数0の状態から塵芥積込装置の駆動用の設定回転数まで上げるよりも迅速に塵芥積込装置を作動させることが可能となる。
【0017】
また、本発明の塵芥収集車は、塵芥投入口の近傍に、塵芥容器反転装置の操作スイッチと、塵芥積込装置の操作スイッチと、電動モータの回転数を塵芥積込装置の駆動用の設定回転数または塵芥容器反転装置の駆動用の設定回転数に切り替える設定切り替えスイッチとを有することが望ましい。
【0018】
これにより、作業者は塵芥投入口の近傍で塵芥容器反転装置の操作スイッチの操作と塵芥積込装置の操作スイッチの操作とを続けて行う際に、同じく塵芥投入口の近傍に設けられている設定切り替えスイッチを操作して、電動モータの回転数を塵芥容器反転装置の駆動用の設定回転数から塵芥積込装置の駆動用の設定回転数へと容易に切り替えることが可能となる。
【発明の効果】
【0019】
(1)塵芥積込装置の駆動時と塵芥容器反転装置の駆動時とで電動モータの回転数が異なるように制御する構成により、駆動時に塵芥積込装置ほど作動油を必要としない塵芥容器反転装置に対し、電動モータの回転数を下げることにより、油圧ポンプから作動油を塵芥容器反転装置の駆動時に必要な量だけ供給することができるので、従来、塵芥容器反転装置の動作スピードをコントロールするために設けていた絞り部をなくすことができ、エネルギー損失を発生させることなく、作動油量を調整してエネルギー効率を向上させることが可能となる。また、油圧ポンプを2個設けて作動油量を調整する場合と比較して簡単な構成になるのでコストを低減でき、メンテナンス性に優れる。
【0020】
(2)制御装置が、塵芥積込装置の駆動時と塵芥容器反転装置の駆動時とで電動モータの回転数の切り替えを、塵芥積込装置の操作スイッチおよび塵芥容器反転装置の操作スイッチに連動して行うものであることにより、作業者は電動モータの回転数の切り替え操作を行う必要がなくなり、電動モータの回転数を気にすることなく容易に作業を行うことが可能となる。
【0021】
(3)制御装置が、塵芥容器反転装置の操作スイッチが操作された後、電動モータの回転数が塵芥容器反転装置の駆動用の設定回転数になったことが検出された場合に、塵芥容器反転装置の油圧アクチュエータを駆動させるものであることにより、電動モータの回転数が塵芥容器反転装置の駆動用の設定回転数よりも高い場合にそのまま塵芥容器反転装置が作動して速く動いてしまうのを防止することができる。
【0022】
(4)制御装置が、塵芥容器反転装置による塵芥容器の反転動作終了後、所定時間が経過するまで電動モータを駆動し続けるものであることにより、塵芥容器反転装置による塵芥容器の反転動作終了後、続けて塵芥積込動作を行う場合に、迅速に塵芥積込装置を作動させることが可能となり、作業性が向上する。
【0023】
(5)塵芥投入口の近傍に、塵芥容器反転装置の操作スイッチと、塵芥積込装置の操作スイッチと、電動モータの回転数を塵芥積込装置の駆動用の設定回転数または塵芥容器反転装置の駆動用の設定回転数に切り替える設定切り替えスイッチとを有することにより、作業者は塵芥投入口の近傍で塵芥容器反転装置の操作スイッチ、電動モータの回転数を切り替える設定切り替えスイッチおよび塵芥積込動作の操作スイッチを操作して、塵芥容器の反転から塵芥積み込みまでを容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の実施の形態における電動塵芥収集車の側面図である。
図2図1の電動塵芥収集車の後部拡大図である。
図3図1の電動塵芥収集車後部の部分拡大側面図である。
図4】電装品収容箱及びその周辺を示す断面図である。
図5】電動塵芥収集車の駆動系統を示すブロック図である。
図6】電動塵芥収集車の油圧回路図である。
図7】積込動作から塵芥容器反転動作へ移行する際の電動モータの動作フロー図である。
図8】停止状態から塵芥容器反転動作へ移行する際の電動モータの動作フロー図である。
図9】塵芥容器反転動作から積込動作へ移行する際の電動モータの動作フロー図である。
図10】電動モータの回転数の変化を示す図である。
図11】設定切り替えスイッチを備えた電動塵芥収集車の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
図1は本発明の実施の形態における電動塵芥収集車の側面図、図2図1の電動塵芥収集車の後部拡大図、図3図1の電動塵芥収集車後部の部分拡大側面図である。
【0026】
図1において、本発明の実施の形態における圧縮式の塵芥収集車としての電動塵芥収集車1は、車台2上に塵芥収容箱3が搭載されたものである。車台2の前方には、運転台2aが設けられている。塵芥収容箱3の後方開口部4には、その上方で投入箱支持ピン5aにより軸支された塵芥投入箱5が設けられている。この塵芥投入箱5は、塵芥収容箱3と塵芥投入箱5との間に設けられた排出用油圧アクチュエータとしての油圧シリンダである回動シリンダ9により、投入箱支持ピン5aを中心に傾動自在に構成されている。
【0027】
図2に示すように、塵芥投入箱5の後部には、略矩形状の塵芥投入口6が開口されている。また、塵芥投入箱5には、この塵芥投入口6を開閉する開閉扉7が設けられている。開閉扉7は、上下にスライド可能となっており、塵芥投入口6の上方へ移動することにより、塵芥投入口6を開放することが可能である。また、この塵芥投入口6の後方には、ごみが収容された塵芥容器Cを保持し、反転させて、この塵芥容器C内のごみを塵芥投入箱5に投入する塵芥容器反転装置40が設けられている。
【0028】
塵芥容器反転装置40は、図3に示すように、塵芥投入箱5の塵芥投入口6の下端縁に設けられている。塵芥投入箱5の側面の下部にはブラケット41が固定されている。ブラケット41は、後方斜め上方に向かって延設されている。このブラケット41の先端部には、塵芥容器Cを持ち上げるリフトアーム42の上端部が、ピン43によって回動自在に軸支されている。
【0029】
また、ブラケット41の基端部には、反転用油圧アクチュエータとしての容器反転シリンダ44の基端部が軸支されている。この容器反転シリンダ44のロッド端はリフトアーム42の中途部に軸支されており、容器反転シリンダ44の伸縮動作によりリフトアーム42がピン43を中心に回動するように構成されている。また、リフトアーム42には、塵芥容器Cを保持するロック装置45が設けられている。ブラケット41、リフトアーム42、容器反転シリンダ44およびロック装置45は、塵芥投入箱5の両側面に左右対称に設けられている。また、塵芥容器反転装置40の操作スイッチ46は、図1に示すように、塵芥投入箱5の側面かつ塵芥投入口6の近傍に設けられている。
【0030】
また、塵芥投入箱5の内部には、圧縮式の塵芥積込装置20が装備されている。塵芥積込装置20は、塵芥投入箱5内に塵芥投入口6を通じて投入された塵芥Dを圧縮して、塵芥収容箱3内に積み込むためのものである。塵芥積込装置20の操作スイッチ49は、図1に示すように、塵芥投入箱5の側面かつ塵芥投入口6の近傍に設けられている。
【0031】
また、図2に示すように、塵芥投入箱5の両側壁には案内溝部材21が補強枠を兼ねて前方上部より後方下部に向かって敷設されている。塵芥投入箱5内にはその横幅一杯に広がる摺動板22が収容されている。この摺動板22の左右両側縁の上下には、案内ローラ23が回転可能に設けられている。これらの案内ローラ23は、上記案内溝部材21の内壁に沿って摺動自在に嵌入されている。
【0032】
また、摺動板22の背面上部の左右端部のボス部24には、摺動板支持軸25が挿通されている。この摺動板支持軸25は、摺動板22の摺動距離に合致して塵芥投入箱5の側壁に形成された摺動用開口5bを越えて、塵芥投入箱5の内側より外側に突出するように配置されている。
【0033】
また、塵芥投入箱5の左右両側壁からそれぞれ外側に突出した摺動板支持軸25と塵芥投入箱5の下部間には、左右それぞれ塵芥投入箱5の外側に案内溝部材21の傾斜方向に沿って設けられた積込用油圧アクチュエータとしての摺動シリンダ26がそれぞれ連結されている。この摺動シリンダ26の伸縮作動によって、摺動板22は案内溝部材21に沿って上下に往復移動する。なお、塵芥投入箱5の左右両側壁には、図1に示すようにサイドカバー5cが着脱自在に設けられており、前記摺動シリンダ26は、この側壁とサイドカバー5cとの間に設けられている。
【0034】
また、摺動板22の下端には、塵芥投入箱5の横幅一杯に広がる圧縮板27が前後に揺動自在に支持されている。この圧縮板27の先端は前方に向かって若干屈折形成されている。また、圧縮板27の左右両背面には、接続部27aが突設されている。この左右それぞれの接続部27aと摺動板支持軸25の左右両端部との間には、それぞれ積込用油圧アクチュエータとしての揺動シリンダ28が連結されている。この揺動シリンダ28の伸縮作動によって、圧縮板27は前後に揺動する。
【0035】
また、図2に示すように、塵芥収容箱3には、塵芥収容箱3内の塵芥を排出する排出装置29を備えている。具体的には、排出装置29は、塵芥投入箱5を傾動させる前述の回動シリンダ9と、塵芥収容箱3内で前後方向に摺動可能に配設された排出板30と、伸縮動作により排出板30を車台2の前後方向に移動させる排出用油圧アクチュエータとしての排出シリンダ34とを備えている。
【0036】
図1および図4に示すように、運転台2aと塵芥収容箱3との間の車台2上には、直方体状の電装品収容箱50が設けられている。この電装品収容箱50には、制御装置60、蓄電装置としての電気二重層キャパシタ51、インバータ52、電動モータ53等が収容されている。具体的には、直方体状の電装品収容箱50の下段左右一方側に電動モータ53が配置されている。その側方に例えば4つの電気二重層キャパシタ51が並んで配置されている。電動モータ53の左右反対側にインバータ52が配置され、これら電動モータ53およびインバータ52が互いに電気的に接続されている。電動モータ53の上方かつ電装品収納箱50の左右中央側には、後述する発電機59の電圧を調整する自動電圧調整器54と、インバータ52の電源入/切用のコンタクタボックス55とが設けられている。電動モータ53の真上には、制御装置60とその表面には各種操作のためのタッチパネル56が設けられている。なお、各電気機器間を接続する電線は、簡易化のために省略している。
【0037】
図5に示すように、電動塵芥収集車1は、車両エンジン57に駆動されるトランスミッション58を備えている。さらに電動塵芥収集車1は、車両エンジン57に駆動される発電機59を備えている。この発電機59で得られた電力は、上記電装品収容箱50に収容した自動電圧調整器54を経て電気二重層キャパシタ51、または直接制御装置60を介してインバータ52に電力を供給し、その後、インバータ52で調整され、電動モータ53に供給されるように構成されている。
【0038】
図6に本発明の実施の形態における電動塵芥収集車1の油圧機器70の油圧回路を示す。油圧機器70は、電動モータ53によって駆動される油圧ポンプ61を備えている。油圧ポンプ61は、塵芥積込装置20を駆動する積込用油圧アクチュエータである摺動シリンダ26および揺動シリンダ28と、塵芥容器反転装置40を駆動する反転用油圧アクチュエータである容器反転シリンダ44と、排出装置29を駆動する排出用油圧アクチュエータである回動シリンダ9および排出シリンダ34とを動作させる作動油を供給するものである。油圧ポンプ61は、斜板を傾動させて吐出流量を変動させる斜板式容量可変型であり、例えば、可変容量型ピストンポンプよりなる。この油圧ポンプ61は、図4に示すように、電装品収納箱50から下方に露出して配設され、電動モータ53の真下に延びる出力軸53aに直結されている。また、電装品収容箱50の下方かつ後方には、油圧ポンプ61に流通する作動油が貯留される作動油タンク62が設けられている。作動油タンク62と油圧ポンプ61とは、油圧配管63で接続されている。
【0039】
そして、作動油タンク62内の作動油は、油圧配管63を通して油圧ポンプ61で吸い上げられて供給側の油圧配管73aに流通されてコントロールバルブ72に供給されるように構成されている。各シリンダ9,26,28,34,44は、油圧配管73cを介してコントロールバルブ72に接続されている。そして、コントロールバルブ72を通過した作動油は、回収側の油圧配管73bに流通させ、リターンフィルタ65で濾過された後、再び作動油タンク62に回収されるようになっている。
【0040】
このコントロールバルブ72は、制御装置60によって制御される。図6に示すように、制御装置60には、塵芥容器反転装置40の操作スイッチ46および塵芥積込装置20の操作スイッチ49が接続されている。塵芥容器反転装置40の操作スイッチ46には、容器反転シリンダ44を反転動作させるための容器反転スイッチ46aが含まれる。また、塵芥積込装置20の操作スイッチ49には、摺動板22と圧縮板27とを順次反転、下降、圧縮および上昇させて積込動作させる積込スイッチ49a、摺動板22を下降させる下降スイッチ49b、摺動板22を上昇させる上昇スイッチ49c、圧縮板27を反転動作させる反転スイッチ49dおよび塵芥積込装置20を停止させる停止スイッチ49eが含まれる。制御装置60は、これらの各操作スイッチ46,49の操作に応じてコントロールバルブ72を制御することにより、各シリンダ26,28,44を伸縮動作させる。
【0041】
次に、塵芥容器反転装置40および塵芥積込装置20の動作について説明する。
【0042】
作業者は、まず、ごみを収容した塵芥容器Cを塵芥容器反転装置40に近接配置し、ロック装置45により固縛状態とする。この後、容器反転スイッチ46aを操作して、塵芥容器反転装置40の作動信号ONとすると、制御装置60は容器反転シリンダ44が伸長する方向へ作動油が供給されるようにコントロールバルブ72を切り替える。これにより、容器反転シリンダ44が伸長作動して、リフトアーム42が上方に回動し、塵芥容器Cが反転し、塵芥容器Cの上部開口が下向き状態で塵芥投入箱5の塵芥投入口6に臨み、塵芥容器C内のごみが塵芥投入箱5に投入される。その後、制御装置60は容器反転シリンダ44が縮退する方向へ作動油が供給されるようにコントロールバルブ72を切り替える。これにより、容器反転シリンダ44が縮退作動して、リフトアーム42が下方に回動し、塵芥容器Cが元の位置へ戻り、塵芥容器反転動作を終了する。
【0043】
次に、作業者が、積込スイッチ49aを操作して、塵芥積込装置20の作動信号ONとすると、制御装置60は揺動シリンダ28が縮退する方向へ作動油が供給されるようにコントロールバルブ72を切り替える。これにより、揺動シリンダ28が縮退作動して圧縮板27が反転作動し、反転終了位置に達する(反転工程)。次いで、制御装置60は摺動シリンダ26が縮退する方向へ作動用が供給されるようにコントロールバルブ72を切り替えると、摺動シリンダ26が縮退作動して摺動板22が下降し、これに伴って圧縮板27が下降する(下降工程)。
【0044】
その後、圧縮板27が下降終了位置に達すると、制御装置60は揺動シリンダ28が伸長する方向へ作動油が供給されるようにコントロールバルブ72を切り替える。これにより、揺動シリンダ28が伸長作動し、圧縮板27が前方に揺動する(圧縮工程)。そして、圧縮板27が圧縮終了位置まで揺動すると、制御装置60は摺動シリンダ26が伸長する方向へ作動用が供給されるようにコントロールバルブ72を切り替える。これにより、摺動シリンダ26が伸長して圧縮板27が上昇する(上昇工程)。この圧縮板27が上昇終了位置に達すると、一連の積込動作を終了する。
【0045】
なお、下降スイッチ49b、上昇スイッチ49cまたは反転スイッチ49dが操作された場合には、それぞれ上述の下降工程、上昇工程または反転工程のみが行われる。また、停止スイッチ49eが操作された場合には、制御装置60は作動油の流れを停止させる。これにより、摺動シリンダ26および揺動シリンダ28が停止し、摺動板22および圧縮板27の動作が停止する。
【0046】
以上のように、本実施形態における電動塵芥収集車1では、ごみが収容された塵芥容器Cを塵芥容器反転装置40に保持し、反転させて、この塵芥容器C内のごみを塵芥投入箱5に投入した後、塵芥積込装置20により、反転、下降、圧縮および上昇を1サイクルとして塵芥積込動作を繰り返し行うことで、塵芥投入口6を通じて塵芥投入箱5に投入された塵芥Dを塵芥収容箱3に積み込むことができる。このとき、本実施形態における電動塵芥収集車1では、制御装置60は塵芥容器反転装置40の駆動時と塵芥積込装置20の駆動時とで電動モータ53の回転数が異なるようにインバータ52を制御する。
【0047】
次に、電動モータ53の動作について、図7から図9のフロー図および図10の電動モータ53の回転数の変化を示す図に基づいて説明する。制御装置60には、図6に示すように電動モータ53の回転数を検出する電動モータ回転センサ53aが接続されている。
【0048】
図7は積込動作から塵芥容器反転動作へ移行する際の電動モータ53の動作フロー図である。ステップS01において積込スイッチ49aがON操作されると、ステップS02において制御装置60は、電動モータ53の回転数を塵芥積込装置20の駆動用の設定回転数Bへ設定し、ステップS03において電動モータ53の作動信号をONにする。このとき、制御装置60は、電動モータ回転センサ53aにより検出した電動モータ53の回転数が設定回転数Bとなるようにインバータ52を制御する。
【0049】
同時に、ステップS04において制御装置60は、塵芥積込装置20の作動信号をONにし、前述のように塵芥積込装置20の塵芥積込動作を1サイクル行う。次に、ステップS05において塵芥積込装置20の作動信号がOFFでない場合、ステップS06において容器反転スイッチ46aがON操作されると、ステップS07において制御装置60は、電動モータ53の回転数を塵芥積込装置20の駆動用の設定回転数Bから塵芥容器反転装置40の駆動用の設定回転数Aに変更する。
【0050】
これにより、制御装置60は、インバータ52を制御して電動モータ53の回転を減速する。そして、ステップS08において電動モータ53の回転数が設定回転数Aになったことが電動モータ回転センサ53aにより検出されると、ステップS09において制御装置60は塵芥容器反転装置40の作動信号をONにし、前述のように塵芥容器反転装置40の塵芥容器反転動作を1サイクル行う。この塵芥容器反転動作の終了後、ステップS10において制御装置60は電動モータ53の作動信号をOFFにし、電動モータ53が停止する。
【0051】
図8は停止状態から塵芥容器反転動作へ移行する際の電動モータ53の動作フロー図である。ステップS11において容器反転スイッチ46aがON操作されると、ステップS12において制御装置60は、電動モータ53の回転数を塵芥容器反転装置40の駆動用の設定回転数Aへ設定し、ステップS13において電動モータ53の作動信号をONにする。このとき、制御装置60は、電動モータ回転センサ53aにより検出した電動モータ53の回転数が設定回転数Aとなるようにインバータ52を制御する。
【0052】
同時に、ステップS14において制御装置60は、塵芥容器反転装置40の作動信号をONにし、前述のように塵芥容器反転装置40の塵芥容器反転動作を1サイクル行う。この塵芥容器反転動作の終了後、ステップS15において制御装置60は電動モータ53の作動信号をOFFにし、電動モータ53が停止する。
【0053】
図9は塵芥容器反転動作から積込動作へ移行する際の電動モータ53の動作フロー図である。ステップS21において容器反転スイッチ46aがON操作されると、ステップS22において制御装置60は、電動モータ53の回転数を塵芥容器反転装置40の駆動用の設定回転数Aへ設定し、ステップS23において電動モータ53の作動信号をONにする。このとき、制御装置60は、電動モータ回転センサ53aにより検出した電動モータ53の回転数が設定回転数Aとなるようにインバータ52を制御する。
【0054】
同時に、ステップS24において制御装置60は、塵芥容器反転装置40の作動信号をONにし、前述のように塵芥容器反転装置40の塵芥容器反転動作を1サイクル行う。次に、塵芥容器反転動作が終了した後に積込スイッチ49aをON操作する場合(ステップS25でYESの場合)は、塵芥容器反転動作終了後どのくらい時間が経過したかで電動モータ53の動作が変化する。すなわち、塵芥容器反転動作終了後に所定秒の待機時間が経過するまで、電動モータ53は設定回転数Aのまま動作を継続する。この待機時間が経過する前に積込スイッチ49aがON操作された場合(ステップS26でNO、ステップS41でYES)には、ステップS42において制御装置60は、電動モータ53の回転数を塵芥容器反転装置40の駆動用の設定回転数Aから塵芥積込装置20の駆動用の設定回転数Bに変更する。そして、ステップS31において制御装置60は、塵芥積込装置20の作動信号をONにし、塵芥積込装置20の塵芥積込動作を1サイクル行う。
【0055】
一方、積込スイッチ49aがON操作されることなくステップS26において所定の上記待機時間が経過すると、ステップS27において制御装置60は、電動モータ53の作動信号をOFFにし、電動モータ53が停止する。次に、ステップS28において積込スイッチ49aがON操作されると、ステップS29において制御装置60は、電動モータ53の回転数を塵芥積込装置20の駆動用の設定回転数Bへ設定し、ステップS30において電動モータ53の作動信号をONにする。このとき、制御装置60は、電動モータ回転センサ53aにより検出した電動モータ53の回転数が設定回転数Bとなるようにインバータ52を制御する。
【0056】
同時に、ステップS31において制御装置60は、塵芥積込装置20の作動信号をONにし、前述のように塵芥積込装置20の塵芥積込動作を1サイクル行う。ステップS31における塵芥積込動作の終了後には、ステップS32において制御装置60は電動モータ53の作動信号をOFFにし、電動モータ53が停止する。
【0057】
また、塵芥容器反転動作中に積込スイッチ49aをON操作する場合(ステップS25でNO、ステップS41でYESの場合)には、ステップS42において制御装置60は、電動モータ53の回転数を塵芥容器反転装置40の駆動用の設定回転数Aから塵芥積込装置20の駆動用の設定回転数Bに変更する。そして、ステップS31において制御装置60は、塵芥積込装置20の作動信号をONにし、塵芥積込装置20の塵芥積込動作を1サイクル行う。
【0058】
以上のように、本実施形態における電動塵芥収集車1では、駆動時に塵芥積込装置20ほど作動油を必要としない塵芥容器反転装置40に対し、電動モータ53の回転数を下げることにより、油圧ポンプ61から作動油を塵芥容器反転装置40の駆動時に必要な量だけ供給する。したがって、この電動塵芥収集車1では、従来、塵芥容器反転装置の動作スピードをコントロールするために設けていた絞り部が不要であり、エネルギー損失を発生させることなく、作動油量を調整してエネルギー効率が向上している。
【0059】
また、上記のように、本実施形態における電動塵芥収集車1では、塵芥容器反転装置40の駆動時と塵芥積込装置20の駆動時とで電動モータ53の回転数の切り替えが、塵芥容器反転装置40の操作スイッチ49である積込スイッチ49aおよび塵芥積込装置20の操作スイッチ46である容器反転スイッチ46aに連動して行われるので、作業者は電動モータ53の回転数の切り替え操作を行う必要がない。なお、本実施形態においては操作スイッチ49として積込スイッチ49aに連動した例について説明したが、下降スイッチ49b、上昇スイッチ49cまたは反転スイッチ49dが操作された場合も積込スイッチ49aの場合と同様である。
【0060】
また、本実施形態における電動塵芥収集車1では、図7で説明したように、制御装置60が、塵芥容器反転装置40の容器反転スイッチ46aが操作された後、電動モータ53の回転数が塵芥容器反転装置40の駆動用の設定回転数Aになったことが電動モータ回転センサ53aにて検出された場合に、塵芥容器反転装置40の容器反転シリンダ44を駆動させて、反転動作を行う。
【0061】
すなわち、電動モータ53の回転数が塵芥容器反転装置40の駆動用の設定回転数Aよりも高い場合には、塵芥容器反転装置40の容器反転スイッチ46aが操作されても、電動モータ53の回転数が塵芥容器反転装置40の駆動用の設定回転数Aまで下がるまでの間は塵芥容器反転装置40が作動せず、電動モータ53の回転数が塵芥容器反転装置40の駆動用の設定回転数Aになったときに作動するので、塵芥積込装置20の積込動作後、電動モータ53の回転数が高い場合にそのまま塵芥容器反転装置40が作動して速く動いてしまうことが防止されている。
【0062】
また、本実施形態における電動塵芥収集車1では、図9で説明したように、制御装置60が、塵芥容器反転装置40による塵芥容器Cの反転動作終了後、所定時間が経過するまで電動モータ53を駆動し続ける。したがって、塵芥容器反転装置40による塵芥容器Cの反転動作終了後、続けて塵芥積込動作を行う場合に、電動モータ53の回転数を塵芥容器反転装置40の駆動用の設定回転数Aから塵芥積込装置20の駆動用の設定回転数Bまで上げるだけで良く、回転数0の状態から塵芥積込装置20の駆動用の設定回転数Aまで上げるよりも迅速に塵芥積込装置20を作動させることが可能であり、作業性が向上している。
【0063】
なお、前述のように、本実施形態における電動塵芥収集車1では、塵芥容器反転装置40の駆動時と塵芥積込装置20の駆動時とで電動モータ53の回転数の切り替えが、塵芥容器反転装置40の操作スイッチ49である積込スイッチ49aおよび塵芥積込装置20の操作スイッチ46である容器反転スイッチ46aに連動して行われるが、これらを手動でそれぞれの設定回転数AまたはBに切り替える設定切り替えスイッチを備える構成とすることも可能である。
【0064】
図11は設定切り替えスイッチを備えた電動塵芥収集車の側面図である。図11に示すように、塵芥積込装置20および塵芥容器反転装置40の操作スイッチ46,49と同様に、塵芥投入口6の近傍に設定切り替えスイッチ47を設けた電動塵芥収集車1aでは、作業者は操作スイッチ46,69および設定切り替えスイッチ47を塵芥投入口6の近傍で操作して、塵芥容器の反転から塵芥積み込みまでを容易に行うことが可能となる。
【0065】
また、上記実施形態では、塵芥積込装置20が圧縮式である場合を説明したが、塵芥積込装置は、回転板の回転動作と押込板の揺動動作との協調作動によって塵芥投入箱に投入された塵芥を塵芥収容箱に積み込むという回転板式であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本発明の塵芥収集車は、塵芥投入箱に投入された塵芥を塵芥収容箱へ積み込む塵芥積込装置を備えた塵芥収集車として有用であり、特に、ごみが収容された塵芥容器を反転させて塵芥容器内のごみを塵芥投入箱に投入する塵芥容器反転装置を備えた塵芥収集車として好適である。
【符号の説明】
【0067】
1,1a 電動塵芥収集車
2 車台
2a 運転台
3 塵芥収容箱
4 後方開口部
5 塵芥投入箱
5a 投入箱支持ピン
6 塵芥投入口
7 開閉扉
9 回動シリンダ
20 塵芥積込装置
22 摺動板
26 摺動シリンダ
27 圧縮板
28 揺動シリンダ
29 排出装置
30 排出板
34 排出シリンダ
40 塵芥容器反転装置
41 ブラケット
42 リフトアーム
43 ピン
44 容器反転シリンダ
45 ロック装置
46,49 操作スイッチ
46a 容器反転スイッチ
47 設定切り替えスイッチ
49a 積込スイッチ
49b 下降スイッチ
49c 上昇スイッチ
49d 反転スイッチ
49e 停止スイッチ
50 電装品収容箱
51 電気二重層キャパシタ
52 インバータ
53 電動モータ
53a 電動モータ回転センサ
59 発電機
60 制御装置
61 油圧ポンプ
70 油圧機器
72 コントロールバルブ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11