【文献】
Martin J. Gunthorpe et al.,Characterization of SB-705498, a Potent and Selective Vanilloid Receptor-1 (VR1/TRPV1) Antagonist That Inhibits the Capsaicin-, Acid-, and Heat-Mediated Activation of the Receptor,The Journal of Pharmacology and Experimental Therapeutics,2007年,321(3),p. 1183-1192
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
請求項1〜26のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩、および製薬上許容される担体もしくは賦形剤を含有する、動物の疼痛、UI、潰瘍、IBD、またはIBSを治療または予防するための組成物。
請求項1〜26のいずれかに記載の化合物、またはその製薬上許容される塩、および製薬上許容される担体もしくは賦形剤を含有する、TRIPV1の機能を阻害するための組成物。
【実施例】
【0256】
参考例 1
【化172】
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【0257】
工程 1. 5-アリル-2-クロロ-3-フルオロピリジン (2) の調製
5-ブロモ-2-クロロ-3-フルオロピリジン(4.0g、19.05mmol)の溶液を含んでいる、アルゴンでフラッシュした乾燥三口フラスコに、イソプロピル塩化マグネシウム塩化リチウム錯体(1.3MのTHF溶液、24.8mmol、19.1 mL)を、0℃で10分間にわたって添加した。さらに0℃で10分間撹拌した後に、CuI(0.73g、3.81 mmol)を添加し、0℃で10分間混合物を撹拌し、次に、10分間にわたって0℃でTHF(4.0 mL)中の臭化アリル(38.1 mmol(3.3 mL))の溶液を添加した。0℃で1時間さらに攪拌した後、10%のクエン酸で反応をクエンチし、酢酸エチル(100のmL x 2)で抽出した。その有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、ヘキサン及びヘキサン中10%酢酸エチルで精製し、2を無色油状物質として、2.5g得た (77%)。
1H NMR (CDCl
3) δ 3.40 (2 H, d, J = 6.60 Hz), 5.16 (2 H, m), 5.91 (1 H, m), 7.32 (1 H, dd, J = 2.20, 9.00 Hz), 8.06 (1 H, d, J = 1.76 Hz); LC/MS (M+1) 172.
【0258】
工程 2. (R)-3-(6-クロロ-5-フルオロピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオール (3) の調製
アルゴン雰囲気下、5℃にて、2 (2.7g, 16.2 mmol) のt-ブタノール (80 mL) およびH
2O (80 mL)溶液に、AD-ミックス-β (27.8g)を滴下した。その反応液をゆっくりと室温まで昇温し、さらにこの温度で16時間攪拌した。その反応混合液を5℃まで冷却し、その後、過剰の亜硫酸ナトリウムを加えてクエンチし、20分間攪拌した。その混合液を水(100 mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(100 mL x 2)。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーを用いて、ヘキサン/酢酸エチル(20%-100%)で精製し、ゆっくりと固化した無色油状物質として、3を3.2g得た(98%)。
1H NMR (CDCl
3) δ 2.36 (1 H, t, J = 4.96 Hz), 2.79 (3 H, m), 3.51 (1 H, m), 3.72 (1 H, m), 3.92 (1 H, m), 7.46 (1 H, dd, J = 1.96, 8.76 Hz), 8.07 (1 H, d, J = 1.76 Hz); LC/MS (M+1) 206.
【0259】
工程 3. (R)−tert−ブチル5−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−3−フルオロ−5’,6’−ジヒドロ−[2,4’−ビピリジン]−1’(2’H)−カルボキシレート (4)の調製
アルゴン雰囲気下、85℃ にて、3 (2.00g, 9.76 mmol) およびボロン酸エステル33 (3.62g, 11.71 mmol)のエタノール (15 mL) および THF (15 mL)混合溶液をK
2CO
3 (3.37g, 24.4 mmol) およびビス(トリフェニルホスフィン)ジクロロパラジウム (II) 触媒 (0.55g, 0.781 mmol)で2時間処理した。その反応混合液を室温まで冷却し、その後、水(100 mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(100 mL x 2)。その有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、乾燥し、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーを用いて、50% 酢酸エチル/ヘキサンと酢酸エチルで精製し、4を油状物質として、2.30g得た(67%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 1.51 (9 H, s), 2.64 (2 H, m), 2.70 (1 H, dd, J = 8.76, 14.00 Hz), 2.93 (1 H, dd, J = 4.16, 14.24 Hz), 3.52 (2 H, m), 3.65 (2 H, m), 3.82 (1 H, m), 4.13 (2 H, m), 6.45 (1 H, s), 7.53 (1 H, dd, J = 1.52, 12.28 Hz), 8.27 (1 H, s); LC/MS (M+1) 353.
【0260】
工程 4. (R)−3−(3−フルオロ−1’,2’,3’,6’−テトラヒドロ−[2,4’−ビピリジン]−5−イル)−プロパン−1,2−ジオール (5)の調製
4 (2.30g, 6.53 mmol)のジクロロメタン (10 mL)溶液を、4 mol/L HClのジオキサン(25 mL)溶液と共に、密閉容器中、室温で、終夜攪拌した。得られた懸濁液をエチルエーテルと共に1時間攪拌した。沈殿した固体をろ取し、エチルエーテルで数回洗浄し、5を淡黄色固体(塩酸塩)として、1.95g得た(92%)。化合物5の同定はLC/MSによって行い、直接、次の反応に用いた。
【0261】
工程 5. (S)−3−(6−クロロ−5−フルオロピリジン−3−イル)プロパン−1,2−ジオール (6)の調製
工程2でのAD-ミックス-βの替わりに工程5でAD-ミックス-αを用いて本化合物が調製されたことを除いては本実施例の工程2と同じ方法で、6を3.2g得た(収率98%)。
1H NMR (CDCl
3) δ 2.36 (1 H, t, J = 4.96 Hz), 2.79 (3 H, m), 3.51 (1 H, m), 3.72 (1 H, m), 3.92 (1 H, m), 7.46 (1 H, dd, J = 1.96, 8.76 Hz), 8.07 (1 H, d, J = 1.76 Hz); LC/MS (M+1) 206.
【0262】
工程 6. (S)−tert−ブチル 5−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−3−フルオロ−5’,6’−ジヒドロ−[2,4’−ビピリジン]−1’(2’H)−カルボキシレート (7)の調製
本実施例の工程3と同じ方法で、6から7を2.40g得た(収率70%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 1.51 (9 H, s), 2.64 (2 H, m), 2.70 (1 H, dd, J = 8.76, 14.00 Hz), 2.93 (1 H, dd, J = 4.16, 14.24 Hz), 3.52 (2 H, m), 3.65 (2 H, m), 3.82 (1 H, m), 4.13 (2 H, m), 6.45 (1 H, s), 7.53 (1 H, dd, J = 1.52, 12.28 Hz), 8.27 (1 H, s); LC/MS (M+1) 353.
【0263】
工程 7. (S)−3−(3−フルオロ−1’,2’,3’,6’−テトラヒドロ−[2,4’−ビピリジン]−5−イル)−プロパン−1,2−ジオール (8)の調製
本実施例の工程4と同じ方法で、7から8を1.90g得た(収率95%)。化合物の同定はLC/MSによって行い、8を直接、実施例11への反応に用いた。
【0264】
実施例 1. (R)-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロ-N-(5-(トリフルオロメチル)-ピリジン-2-イル)-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (AAO) の調製
【化173】
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【0265】
化合物5 (0.15g, 0.52 mmol) および9 (0.15g, 0.52 mmol)のジクロロメタン (10 mL)懸濁液を氷冷し、ジイソプロピルエチルアミン(2.0 mL)で処理した。得られた混合液を室温で終夜攪拌した。その溶液をEtOAc (100 mL)で希釈し、飽和NaHCO
3溶液および食塩水で2度洗浄し、乾燥し、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーを用いて、0-10% MeOH/DCMで精製し、化合物AAOを白色泡として、0.10g 得た(44%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.57 (1 H, dd, J = 7.92, 13.60 Hz), 2.66 (1 H, m), 2.85 (1 H, dd, J = 3.92, 13.80 Hz), 3.30 (2 H, m), 3.68 (3H, m), 4.25 (2 H, m), 4.70 (1 H, t, J = 5.72 Hz), 4.76 (1 H, d, J = 4.84 Hz), 6.52 (1, m), 7.56 (1 H, dd, J = 1.32, 13.16 Hz), 7.99 (1 H, d, J = 9.20 Hz), 8.06 (1 H, dd, J = 1.96, 9.00 Hz), 8.28 (1 H, s), 8.62 (1 H, s), 9.82 (1 H, s); LC/MS (M+1) 441.
【0266】
実施例 2. (R)-N-(3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロ-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (AAY) の調製
【化174】
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【0267】
実施例1と同じ方法で、化合物AAYを0.12g得た(収率48%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 1.61 (3 H, m), 2.82 (1 H, dd, J = 4.16, 14.24 Hz), 3.41 (2 H, d, J = 5.24 Hz), 3.68 (3 H, m), 4.17 (2 H, d, J = 2.84 Hz), 6.42 (1 H, m), 7.42 (2 H, m), 7.53 (1 H, d, J = 8.84 Hz), 7.71 (1 H, d, J = 2.20 Hz), 8.18 (1 H, s); LC/MS (M+1) 474.
【0268】
実施例 3. (R)-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロ-N-(3-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)-フェニル)-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (ABC) の調製
【化175】
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【0269】
実施例1と同じ方法で、化合物ABCを0.16g得た(収率66%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.61 (3 H, m), 2.82 (1 H, dd, J = 3.96 Hz), 3.41 (2 H, d, J = 5.28 Hz), 3.69 (6 H, m), 4.17 (2 H, m), 6.41 (1 H, m), 6.96 (1 H, dd, J = 1.82, 8.56 Hz), 7.32 (2 H, m), 7.42 (1 H, dd, J = 1.52, 12.30 Hz), 8.17 (1 H, s); LC/MS (M+1) 470.
【0270】
実施例 4. (R)-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (ACA) の調製
【化176】
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【0271】
実施例1と同じ方法で、化合物ACAを0.13g得た(収率55%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.33 (3 H, s, 2.61 (3 H, m), 2.83 (1 H, dd, J = 3.96, 14.24 Hz), 3.41 (2 H, d, J = 5.48 Hz), 3.64-3.74 (3 H, m), 4.17 (2 H, m), 6.42 (1 H, m), 7.28-7.45 (4 H, m), 8.18 (1 H, s); LC/MS (M+1) 454.
【0272】
実施例 5. (S)-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロ-N-(5-(トリフルオロメチル)-ピリジン-2-イル)-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (AAP) の調製
【化177】
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【0273】
5の替わりに8を用いることを除いては実施例1と同じ方法で、化合物AAPを0.10g得た(収率44%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.57 (1 H, dd, J = 7.92, 13.60 Hz), 2.66 (1 H, m), 2.85 (1 H, dd, J = 3.92, 13.80 Hz), 3.30 (2 H, m), 3.68 (3 H, m), 4.25 (2 H, m), 4.70 (1 H, t, J = 5.72 Hz), 4.76 (1 H, d, J = 4.84 Hz), 6.52 (1, m), 7.56 (1 H, dd, J = 1.32, 13.16 Hz), 7.99 (1 H, d, J = 9.20 Hz), 8.06 (1 H, dd, J = 1.96, 9.00 Hz), 8.28 (1 H, s), 8.62 (1 H, s), 9.82 (1 H, s); LC/MS (M+1) 441.
【0274】
実施例 6. (S)-N-(3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロ-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (AAZ) の調製
【化178】
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【0275】
5の替わりに8を用いることを除いては実施例1と同じ方法で、化合物AAZを0.12g得た(収率49%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 1.61 (3 H, m), 2.82 (1 H, dd, J = 4.16, 14.24 Hz), 3.41 (2 H, d, J = 5.24 Hz), 3.68 (3 H, m), 4.17 (2 H, d, J = 2.84 Hz), 6.42 (1 H, m), 7.42 (2 H, m), 7.53 (1 H, d, J = 8.84 Hz), 7.71 (1 H, d, J = 2.20 Hz), 8.18 (1 H, s); LC/MS (M+1) 474.
【0276】
実施例 7. (S)-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロ-N-(3-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)-フェニル)-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (ABA) の調製
【化179】
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【0277】
実施例1と同じ方法で、化合物ABAを0.15g得た(収率51%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.61 (3 H, m), 2.82 (1 H, dd, J = 3.96 Hz), 3.41 (2 H, d, J = 5.28 Hz), 3.69 (6 H, m), 4.17 (2 H, m), 6.41 (1 H, m), 6.96 (1 H, dd, J = 1.82, 8.56 Hz), 7.32 (2 H, m), 7.42 (1 H, dd, J = 1.52, 12.30 Hz), 8.17 (1 H, s); LC/MS (M+1) 470.
【0278】
実施例 8. (S)-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (ABY) の調製
【化180】
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【0279】
実施例1と同じ方法で、化合物ABYを0.13g得た(収率55%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.33 (3 H, s0, 2.61 (3 H, m), 2.83 (1 H, dd, J = 3.96, 14.24 Hz), 3.41 (2 H, d, J = 5.48 Hz), 3.64-3.74 (3 H, m), 4.17 (2 H, m), 6.42 (1 H, m), 7.28-7.45 (4 H, m), 8.18 (1 H, s); LC/MS (M+1) 454.
【0280】
実施例 9. (S)-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)-フェニル)-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (ABZ) の調製
【化181】
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【0281】
実施例1と同じ方法で、化合物ABZを0.065g得た(収率27%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.23 (3 H, s), 2.57 (1 H, m), 2.65 (2 H, m), 2.85 (1 H, m), 3.28 (2 H, m), 3.67 (3 H, m), 4.20 (2 H, d, J = 2.64 Hz), 4.67 (1 H, t, J = 5.04 Hz), 4.72 (2 H, d, J = 5.24 Hz), 6.53 (1 H, m), 7.18 (1 H, d, J = 7.88 Hz), 7.49 (3 H, m), 8.30 (1 H, s), 8.67 (1 H, s); LC/MS (M+1) 470.
【0282】
実施例 10. (R)-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロ-N-(6-フルオロベンゾ[d]-チアゾール-2-イル)-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (AAQ) の調製
【化182】
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【0283】
化合物5 (0.15g, 0.52 mmol)および10 (0.14g, 0.52 mmol)のジクロロメタン (10 mL)懸濁液を氷冷し、ジイソプロピルエチルアミン(2.0 mL)で処理した。得られた混合液を室温で終夜攪拌した。沈殿をろ取し、エチルエーテルで数回洗浄した。得られた固体を2 mol/L HCl 水溶液で懸濁し、室温で12時間攪拌し、1 mol/L NaOHを加えてpH6付近まで中和した。ろ取により得られた固体を乾燥機で乾燥し、化合物AAQを白色固体として、0.16g 得た(69%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.58 (1 H, dd, J = 8.32, 13.80 Hz), 2.66 (2 H, m), 2.85 (1 H, dd, J = 4.16, 14.00 Hz), 3.31 (2 H, m), 3.66 (1 H, m), 3.78 (2 H, m), 4.29 (2 H, m), 5.13 (2 H, s), 6.55 (1 H, m), 7.22 (1 H, m), 7.56 (1 H, m), 7.60 (1 H, dd, J = 1.52, 13.00 Hz), 7.79 (1 H, dd, J = 2.40, 8.76 Hz), 8.29 (1 H, s); LC/MS (M+1) 447.
【0284】
実施例 11. (S)-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロ-N-(6-フルオロベンゾ[d]-チアゾール-2-イル)-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (AAR) の調製
【化183】
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【0285】
化合物5の替わりに8を用いることを除いては実施例10と同じ方法で、化合物AARを0.18g得た(収率78%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.58 (1 H, dd, J = 8.32, 13.80 Hz), 2.66 (2 H, m), 2.85 (1 H, dd, J = 4.16, 14.00 Hz), 3.31 (2 H, m), 3.66 (1 H, m), 3.78 (2 H, m), 4.29 (2 H, m), 5.13 (2 H, s), 6.55 (1 H, m), 7.22 (1 H, m), 7.56 (1 H, m), 7.60 (1 H, dd, J = 1.52, 13.00 Hz), 7.79 (1 H, dd, J = 2.40, 8.76 Hz), 8.29 (1H, s); LC/MS (M+1) 447.
【0286】
参考例 2.
【化184】
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【0287】
工程 1. tert-ブチル 4-(5-ブロモ-3-フルオロピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート (11) の調製
密閉容器に2-クロロ-3-フルオロ-5-ブロモピリジン (1) (10.50g, 50 mmol)、N-Boc-ピペラジン (9.30g, 50 mmol)、K
2CO
3 (8.28g, 60 mmol)、およびDMSO (40 mL)を加えた。得られた混合液を120 ℃で12時間加熱し、その後、冷却し、エチルエーテル(200 mL)で希釈した。その溶液を水(80 mL x2)および食塩水(100 mL)で洗浄し、乾燥し、濃縮した。残渣をヘキサン(150 mL)で懸濁し、沈殿を生成した。固体を除去した後、目的物質を含む残った溶媒を減圧下濃縮し、クロマトグラフィーカラムを用いて、酢酸エチル/ヘキサン(0%-10%)で精製し、11を無色油状物質として、4.60g得た(26%)。無色油状物質は白色固体へとゆっくりと固化した。
1H NMR (CDCl
3) δ 1.48 (9 H, s), 3.43 (4 H, m), 3.54 (4 H, m), 7.39 (4 H, dd, J = 1.96, 12.04 Hz), 8.05 (1 H, m). LC/MS (M + 1) 361.
【0288】
工程 2. tert-ブチル 4-(5-アリル-3-フルオロピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート (12) の調製
11(6.86 g、19.05 mmol)のTHF(40 mL)溶液を含んだ、アルゴンでフラッシュした乾燥した三口フラスコに、0℃で10分間にわたって、イソプロピル塩化マグネシウム塩化リチウム錯体(19.1 mL(24.8 mmol))の1.3MのTHF溶液を添加した。さらに0℃で10分間撹拌した後に、CuI(0.73 g、3.81 mmol)を添加し、0℃で10分間混合物を撹拌し、次に、10分間にわたって0℃でTHF(4.0 mL)中の臭化アリル(3.3 mL、38.1 mmol)の溶液を添加した。0℃で1時間さらに攪拌した後、10%のクエン酸で反応をクエンチし、酢酸エチル(100 mL x 2)で抽出した。その有機層を合わせて、飽和食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、ヘキサン及びヘキサン中10%酢酸エチルで精製し、12を無色油状物質として、4.22g得た(69%)。これをそのまま次工程で用いた。
LC/MS (M+1) 322.
【0289】
工程 3. (R)-tert-ブチル 4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート (13) の調製
5℃にて、12 (1.60g, 5.0 mmol)のt-ブタノール (40 mL) および H
2O (40 mL)混合溶液に、AD-ミックス-β (8.6 g)を滴下した。その反応液をゆっくりと室温まで昇温し、さらにこの温度で16時間攪拌した。その反応混合液を5℃まで冷却し、その後、過剰の亜硫酸ナトリウムを加えてクエンチし、20分間攪拌した。その混合液を水(100 mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(100 mL x 2)。その有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーを用いて、ヘキサン/酢酸エチル(20%-100%)で精製し、13を無色油状物質として、1.40g得た(79%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 1.50 (9 H, s), 2.60 (1 H, dd, J = 7.77, 14.00), 2.82 (1 H, dd, J = 4.60, 14.48 Hz), 3.35 (4 H, m), 3.49 (2 H, m), 3.56 (4 H, m), 3.76 (1 H, m), 7.38 (1 H, dd, J = 1.96, 13.80 Hz), 7.90 (1 H, m). LC/MS (M+1) 356.
【0290】
工程 4. (R)-3-(5-フルオロ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオール (14) の調製
13 (1.40g, 3.94 mmol)のジクロロメタン (10 mL)溶液を、4 mol/L HClのジオキサン(25 mL)溶液と共に、密閉容器中、室温で、終夜攪拌した。得られた懸濁液をエチルエーテルと共に1時間攪拌した。沈殿した固体をろ取し、エチルエーテルで数回洗浄し、5を淡黄色泡(塩酸塩)として、1.15g得た(100%)。化合物14の同定はLC/MSによって行い、直接、次の反応に用いた。
LC/MS (M+1) 256.
【0291】
工程 5. (S)-tert-ブチル 4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート (15) の調製
工程3でのAD-ミックス-βの替わりに工程5でAD-ミックス-αを用いて本化合物が調製されたことを除いては本実施例の工程3と同じ方法で、15を4.80g得た(収率79%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 1.50 (9 H, s), 2.60 (1 H, dd, J = 7.77, 14.00), 2.82 (1 H, dd, J = 4.60, 14.48 Hz), 3.35 (4 H, m), 3.49 (2 H, m), 3.56 (4 H, m), 3.76 (1 H, m), 7.38 (1 H, dd, J = 1.96, 13.80 Hz), 7.90 (1 H, m). LC/MS (M+1) 356.
【0292】
工程 6. (S)-3-(5-フルオロ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオール (16) の調製
本実施例の工程4と同じ方法で、16を2.30g得た(収率100%)。
【0293】
実施例 12. (R)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)-N-(6-フルオロベンゾ[d]-チアゾール-2-イル)ピペラジン-1-カルボキサミド (ACW) の調製
【化185】
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【0294】
14 (0.20g, 0.69 mmol)および10 (0.18g, 0.69 mmol)のジクロロメタン (10 mL)懸濁液を氷冷し、ジイソプロピルエチルアミン(2.0 mL)で処理した。得られた混合液を室温で終夜攪拌した。沈殿をろ取し、エチルエーテルで数回洗浄した。得られた固体を2 mol/L HCl 水溶液で懸濁し、室温で12時間攪拌し、1 mol/L NaOHを加えてpH6付近まで中和した。ろ取により得られた固体を乾燥機で乾燥し、化合物ACWを白色固体として、0.20g 得た(65%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.48 (1 H, m), 2.73 (1 H, dd, J = 3.92, 13.80 Hz), 3.21-3.43 (6 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.70 (4 H, m), 5.05 (2 H, brs), 7.22 (1 H, m), 7.45 (2 H, m), 7.55 (2 H, m), 7.78 (1 H, dd, J = 2.40, 9.00 Hz), 7.89 (1 H, s); LC/MS (M+1) 450.
【0295】
実施例 13. (R)-N-(6-クロロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキサミド (ACX) の調製
【化186】
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【0296】
実施例12と同じ方法で、化合物ACXを0.185g得た(収率58%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.47 (1 H, m), 2.73 (1 H, dd, J = 3.96, 13.60 Hz), 3,21-3.42 (6 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.71 (4 H, m), 4.27 (2 H, brs), 7.39 (1 H, dd, J = 2.20, 8.52 Hz), 7.45 (1 H, dd, J = 1.52, 14.24 Hz), 7.54 (1 H, m), 7.89 (1 H, s), 7.99 (1 H, d, J = 1.32 Hz); LC/MS (M+1) 466.
【0297】
実施例 14. (R)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)-N-(6-メチルベンゾ[d]-チアゾール-2-イル)ピペラジン-1-カルボキサミド (ACY) の調製
【化187】
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【0298】
実施例12と同じ方法で、化合物ACYを0.178g得た(収率60%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.37 (3 H, s), 2.47 (1 H, m), 2.73 (1 H, dd, J = 4.36, 14.04 Hz), 3.19-3.40 (6 H, m), 3.53-3.80 (5 H, m), 4.26 (2 H, m), 7.17 (1 H, d, J = 6.36 Hz), 7.37-7.76 (3 H, m), 7.89 (1 H, s), 11.20 (1 H, brs); LC/MS (M+1) 446.
【0299】
実施例 15. (R)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)-N-(5,6-ジメチルベンゾ[d]チアゾール-2-イル)ピペラジン-1-カルボキサミド (ACZ) の調製
【化188】
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【0300】
実施例12と同じ方法で、化合物ACZを0.188g得た(収率59%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.29 (6 H, m), 2.47 (1 H, m), 2.73 (1 H, dd, J = 4.16, 14.04 Hz), 3.19-3.42 (6 H, m), 3.53-3.82 (5 H, m), 4.62 (2 H, m), 6.92-7.68 (3 H, m), 7.88 (1H, s), 11.16 (1 H, s).; LC/MS (M+1) 460.
【0301】
実施例 16. (S)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)-N-(6-フルオロベンゾ[d]-チアゾール-2-イル)ピペラジン-1-カルボキサミド (ADD) の調製
【化189】
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【0302】
14の替わりに16を用いることを除いては実施例12と同じ方法で、化合物ADDを0.16g得た(収率52%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.45 (1 H, m), 2.73 (1 H, dd, J = 4.16, 14.00 Hz), 3.19-3.42 (6 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.70 (4 H, m), 5.11 (2 H, brs), 7.22 (1 H, m), 7.41-7.61 (2 H, m), 7.78 (1 H, dd, J = 2.40, 8.56 Hz), 7.89 (1 H, s); LC/MS (M+1) 450.
【0303】
実施例 17. (S)-N-(6-クロロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキサミド (ADE) の調製
【化190】
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【0304】
14の替わりに16を用いることを除いては実施例12と同じ方法で、化合物ADEを0.20g得た(収率62%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.48 (1 H, m), 2.73 (1 H, dd, J = 3.92, 14.04 Hz), 3.22-3.42 (6 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.71 (4 H, m), 5.20 (2 H, brs), 7.39 (1 H, dd, J = 2.20, 8.56 Hz), 7.46 (1 H, dd, J = 1.76, 14.24 Hz), 7.55 (1 H, m), 7.89 (1 H, s), 8.00 (1 H, d, J = 1.52 Hz); LC/MS (M+1) 466.
【0305】
実施例 18 (R)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル)-N-(6-フルオロベンゾ[d]-チアゾール-2-イル)ピペラジン-1-カルボキサミド (ADA) の調製
【化191】
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【0306】
工程 1. tert-ブチル 4-(5-ブロモ-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート (18) の調製
参考例2、工程1と同じ方法で、18を2.60g得た(収率37%)。
【0307】
工程 2. tert-ブチル 4-(5-アリル-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート (19) の調製
参考例2、工程2と同じ方法で、19を無色油状物質として0.75g得た(想定される出発物質に基づく収率77%)。
1H NMR (CDCl
3) δ 1.48 (9 H, s), 2.26 (3 H, s), 3.05 (4 H, m), 3.28 (2 H, m), 3.56 (4 H, m), 5.07 (2 H, m), 5.90 (1 H, m), 7.25 (1 H, d, J = 1.76 Hz), 7.98 (1 H, d, J = 2.20 Hz); LC/MS (M+1) 318.
【0308】
工程 3. (R)-tert-ブチル 4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート (20) の調製
参考例2、工程3と同じ方法で、20を0.65g得た(収率77%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 150 (9H, s), 2.32 (3 H, s), 2.59 (1 H, dd, J = 7.90, 14.04 Hz), 2.80 (1 H, dd, J = 4.60, 14.00 Hz), 3.03 (4 H, m), 3.49 (2 H, m), 3.58 (4 H, m), 3.76 (1 H, m), 7.50 (1 H, d, J = 2.00 Hz), 7.98 (1 H, d, J = 2.20 Hz); LC/MS (M+1) 352.
【0309】
工程 4. (R)-3-(5-メチル-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオール (21) の調製
参考例2、工程4と同じ方法で、21を0.53g得た(収率100%)。
【0310】
工程 5. (R)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル)-N-(6-フルオロベンゾ[d]-チアゾール-2-イル)ピペラジン-1-カルボキサミド (ADA) の調製
実施例12と同じ方法で、化合物ADAを0.20g得た(収率90%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.26 (3 H, s), 2.45 (1 H, m), 2.70 (1 H, m), 3.05 (4 H, m), 3.28 (2 H, m), 3.50-3.84 (5 H, m), 4.58 (2 H, brs), 7.22-7.95 (5 H, m), 11.31 (1 H, s); LC/MS (M+1) 445.
【0311】
実施例 19. (R)-N-(6-クロロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキサミド (ADB) の調製
【化192】
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【0312】
実施例12と同じ方法で、化合物ADBを0.23g得た(収率96%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.26 (3 H, s), 2.43 (1 H, m), 2.70 (1 H, m), 3.06 (4 H, m), 3.28 (2 H, m), 3.49-3.94 (5 H, m), 4.58 (2 H, brs), 7.43-7.95 (5 H, m), 11.40 (1 H, s); LC/MS (M+1) 461.
【0313】
実施例 20. (R)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド (ACO) の調製
【化193】
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【0314】
工程 1. tert-ブチル 4-(5-ブロモ-3-フルオロピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピペリジン1-カルボキシレート (22) の調製
丸底フラスコへ、-60℃下に冷却されたトルエン(40 mL)中の1(2.55 g、10 mmol)を充填し、n-BuLi(ヘキサン中2M、4.2 mL、10.5 mmol)を滴加し、この温度で、得られた混合物を30分間撹拌した。次いで、トルエン(10 mL)に溶解されたN-Bocピペリドン(2.13 g、10.5 mmol)をゆっくり添加し、1時間さらに混合物を撹拌した。10%のクエン酸溶液で反応をクエンチし、EtOAc(100 mL)で希釈した。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、EtOAc/ヘキサン(0-10%)で精製し、22を無色固体として、2.0 g得た(53%)。これを直接、次の反応に使用した。
LC/MS (M+1) 376.
【0315】
工程 2. tert-ブチル 4-(5-ブロモ-3-フルオロピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート (23) の調製
丸底フラスコに、-40℃下へ冷却されたトルエン(100 mL)中の22(10.8 g、31.5 mmol)を充填し、トルエン(20 mL)中に溶解した Deoxo-F(7.5 mL、40.9 mmol)を徐々に滴加し、得られた混合物をこの温度で更に2時間撹拌した。2時間かけて徐々に室温まで反応液を温めて、食塩水(100 mL)でクエンチし、次に、EtOAc(200 mL)で希釈した。
有機層を食塩水で洗浄し、乾燥し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、EtOAc/ヘキサン (0-5%)で精製し、23を無色油状物質として10.0g得た(84%)。NMR (CDCl
3) δ 1.10 (1 H, m), 1.49 (9 H, s), 2.22 (2 H, m), 3.29 (2 H, m), 3.49 (2 H, d, J = 5.48 Hz), 4.08 (2 H, m), 7.63 (1 H, dd, J = 1.76, 10.08 Hz), 8.45 (1 H, t, J = 1.56 Hz); LC/MS (M+1) 378.
【0316】
工程 3. tert-ブチル 4-(5-アリル-3-フルオロピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート (24) の調製
23(3.77g、10.0mmol)のTHF(50 mL)溶液を含む、アルゴンでフラッシュした乾燥した三口フラスコに、0℃で10分間にわたって、イソプロピル塩化マグネシウム塩化リチウム錯体(THF中1.3M、10mL(13mmol))を添加した。さらに0℃で10分間撹拌した後に、CuI(0.2当量、0.38g)を添加し、0℃で10分間混合物を撹拌し、次に、10分間にわたって0℃で臭化アリル(1.73mL、20mmol)のTHF(4.0 mL)溶液を添加した。0℃で1時間さらに攪拌した後、10%クエン酸で反応をクエンチし、酢酸エチル(100のmL x 2)で抽出した。その有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、EtOAc/ヘキサン(0-10%)で精製し、24を無色油状物質として2.84g得た(84%)。NMR (CDCl
3) δ 1.48 (9 H, s), 2.21 (4 H, m), 3.28 (2 H, m), 3.41 (2 H, d, J = 6.16 Hz), 4.05 (2 H, m), 5.92 (1 H, m), 7.26 (1 H, dd, J = 1.56, 12.08 Hz); LC/MS (M+1) 339.
【0317】
工程 4. (R)-tert-ブチル 4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート (25) の調製
5℃にて、24 (1.60g, 4.7 mmol)のt-ブタノール (20 mL) およびH
2O (20 mL)溶液に、AD-ミックス-β(5.0g)を滴下した。その反応液をゆっくりと室温まで昇温し、さらにこの温度で16時間攪拌した。その反応混合液を5℃まで冷却し、その後、過剰の亜硫酸ナトリウムを加えてクエンチし、20分間攪拌した。その混合液を水(100 mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(100 mL x 2)。その有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーを用いて、ヘキサン/酢酸エチル(20%-100%)で精製し、25を無色油状物質として、1.70g得た(97%)。直接、次の反応に用いた。
LC/Ms (M+1) 373.
【0318】
工程 5. (R)-3-(5-フルオロ-6-(4-フルオロピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオール (26) の調製
【0319】
25(1.70g, 4.6 mmol)のジクロロメタン(10 mL)溶液を、4 mol/L HClのジオキサン(15 mL)溶液と共に密閉容器中、室温で、終夜攪拌した。得られた懸濁液をエチルエーテルと共に1時間攪拌した。沈殿した固体をろ取し、エチルエーテルで数回洗浄し、26を淡黄色泡状物(塩酸塩)として、1.42g得た(100%)。化合物26の同定はLC/MSによって行い、直接、次の反応に用いた。
LC/MS (M+1) 310.
【0320】
工程 6. (R)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド (ACO) の調製
実施例1と同じ方法で、化合物ACOを0.14g得た(収率45%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.21-2.40 (7 H, m), 2.72 (1 H, dd, J = 8.76, 14.00 Hz), 2.95 (1 H, dd, J = 3.48, 13.80 Hz), 3.38-3.56 (4 H, m), 3.82 (1 H, m), 4.14 (2 H, m), 7.35-7.60 (4 H, m), 8.30 (1 H, s); LC/MS (M+1) 474.
【0321】
実施例 21. (R)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド (ACP) の調製
【化194】
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【0322】
実施例1と同じ方法で、化合物ACPを0.13g得た(収率40%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.24-2.43 (7 H, m), 2.72 (1 H, dd, J = 8.52, 13.80 Hz), 2.95 (1 H, dd, J = 3.72, 14.00 Hz), 3.39-3.54 (4 H, m), 3.82 (1 H, m), 4.12 (2H, m), 7.14 (1 H, dd, J = 1.32, 8.76 Hz), 7.29 (1 H, dd, J = 2.44, 8.80 Hz), 7.36 (1 H, d, J = 2.64 Hz), 7.57 (1 H, dd, J = 1.56, 12.52 Hz), 8.30 (1 H, s); LC/MS (M+1) 490.
【0323】
実施例 22. (S)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド (ACQ) の調製
【化195】
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【0324】
工程 1. (S)-tert-ブチル 4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート (28) の調製
実施例20、工程4と同じ方法で、化合物28を1.70g得た(収率97%)。
【0325】
工程 2. (R)-3-(5-フルオロ-6-(4-フルオロピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオール (29) の調製
実施例20、工程5と同じ方法で、化合物29を1.42g得た(収率100%)。
【0326】
工程 3. (S)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド (ACQ) の調製
実施例1と同じ方法で、化合物ACQを0.137g得た(収率44%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.21-2.40 (7 H, m), 2.72 (1 H, dd, J = 8.76, 14.00 Hz), 2.95 (1 H, dd, J = 3.48, 13.80 Hz), 3.38-3.56 (4 H, m), 3.82 (1 H, m), 4.14 (2 H, m), 7.35-7.60 (4 H, m), 8.30 (1 H, s); LC/MS (M+1) 474.
【0327】
実施例 23. (S)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド (ACR) の調製
【化196】
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【0328】
実施例1と同じ方法で、化合物ACRを0.13g得た(収率40%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.24-2.43 (7 H, m), 2.72 (1 H, dd, J = 8.52, 13.80 Hz), 2.95 (1 H, dd, J = 3.72, 14.00 Hz), 3.39-3.54 (4 H, m), 3.82 (1 H, m), 4.12 (2 H, m), 7.14 (1 H, dd, J = 1.32, 8.76 Hz), 7.29 (1 H, dd, J = 2.44, 8.80 Hz), 7.36 (1 H, d, J = 2.64 Hz), 7.57 (1 H, dd, J = 1.56, 12.52 Hz), 8.30 (1 H, s); LC/MS (M+1) 490.
【0329】
参考例 3.
【化197】
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【0330】
工程 1. (S)-(6-クロロ-5-フルオロピリジン-3-イル)-(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メタノン(31)の調製
丸底フラスコへ、-10℃下に冷却されたCPME(70 mL)中の1(4.20g、20mmol)を窒素雰囲気下に充填し、10分間にわたってイソプロピル塩化マグネシウム塩化リチウム錯体(THF中1.3M、16.9 mL、22mmol)を添加した。さらに15分間、-10℃で攪拌した後に、CPME(20 mL)中の30(4.40g、22mmol)を滴加した。室温で1時間さらに攪拌した後、10%のクエン酸溶液で反応をクエンチし、EtOAc(100 mL)で希釈した。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、EtOAc/ヘキサン(0-10 %)で精製し、31を白色固体として2.5g得た(48%)。NMR (CDCl
3) δ 1.36 (3 H, s), 1.46 (3 H, s), 4.29 (1 H, dd, J = 7.20, 8.76 Hz), 4.44 (1 H, dd, J = 4.96, 8.76 Hz), 5.06 (1 H, dd, J = 4.84, 7.04 Hz), 8.13 (1 H, dd, J = 1.96, 8.32 Hz), 8.93 (1 H, d, J = 1.72); LC/MS (M+1) 260.
【0331】
工程 2. (S)-(6-クロロ-5-フルオロピリジン-3-イル)-[(S)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル]メタノール (32) の調製
窒素雰囲気下、-78℃下に冷却された31(1.30 g、5 mmol)のヘキサン(30 mL)溶液に、L-セレクトライド(20 mL(10 mmol))を滴加した。得られた混合液を室温で1時間攪拌し、その後、食塩水でクエンチし、次いでEtOAc(100 mL)で希釈した。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、EtOAc/ヘキサン(0-20 %)で精製し、32を黄色油状物質として0.80g得た(31%)。NMR (CD
3OD) δ 1.21 (3 H, s), 1.22 (3 H, s), 3.68 (1 H, dd, J = 6.36, 8.36 Hz), 3.84 (1 H, dd, J = 6.78, 8.52 Hz), 4.00 (1 H, m), 4.23 (1 H, m), 4.70 (1 H, d, J = 5.04 Hz), 7.68 (1 H, dd, J = 1.52, 9.20 Hz), 8.15 (1 H, d, J = 1.96 Hz); LC/MS (M+1) 262.
【0332】
工程 3. tert-ブチル 5-{(S)-[(S)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル](ヒドロキシ)メチル}-3-フルオロ-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキシレート (34) の調製
アルゴン雰囲気下、85℃ にて、32 (1.12g, 4.6 mmol)およびボロン酸エステル33 (1.70g, 5.5 mmol)のエタノール (7.5 mL) および THF (15 mL)混合溶液をK
2CO
3 (3M, 3.4 mL, 10.12 mmol) およびビス(トリフェニルホスフィン)ジクロロパラジウム (II) 触媒(0.16g, 0.23 mmol)で2時間処理した。その反応混合液を室温まで冷却し、水(100 mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(100 mL x 2)。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、乾燥し、濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーを用いて、EtOAc/ヘキサン (0- 40%)で精製し、34を淡黄色油状物質として、1.2g得た(64%)。
NMR (CD
3OD) δ 1.33 (3 H, s), 1.35 (3 H, s), 1.51 (9 H, s), 2.66 (2 H, m), 3.65 (2 H, m), 3.78 (1 H, dd, J = 0.66, 8.32 Hz), 3.93 (1 H, dd, J = 6.80, 8.56 Hz), 4.14 (2 H, m), 4.35 (1 H, m), 4.79 (1 H, d, J = 5.28 Hz), 6.50 (1 H, m), 7.65 (1 H, dd, J = 0.64, 12.48 Hz), 8.40 (1 H, m); LC/MS (M+1) 409.
【0333】
工程 4. (1S,2S)-1-(3-フルオロ-1',2',3',6'-テトラヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-5-イル)プロパン-1,2,3-トリオール (35) の調製
参考例1、工程4と同じ方法で、35を0.89g得た(収率99%)。
【0334】
参考例 4.
【化198】
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【0335】
工程 1. (R)-(6-クロロ-5-フルオロピリジン-3-イル)-(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メタノン (37) の調製
参考例3、工程1と同じ方法で、37を5.0g得た(収率48%)。
【0336】
工程 2. (R)-(6-クロロ-5-フルオロピリジン-3-イル)-[(R)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル]メタノール (38) の調製
参考例3、工程2と同じ方法で、38を1.81g得た(収率35%)。
【0337】
工程 3. tert-ブチル 5-{(R)-[(R)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル](ヒドロキシ)メチル}-3-フルオロ-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキシレート (39) の調製
参考例3、工程3と同じ方法で、39を2.5g得た(収率67%)。
【0338】
工程 4. (1R,2R)-1-(3-フルオロ-1',2',3',6'-テトラヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-5-イル)プロパン-1,2,3-トリオール (40) の調製
参考例1、工程4と同じ方法で、40を1.85g得た(収率99%)。
【0339】
実施例 24. 3-フルオロ-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-5-[(1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル]-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (ABI) の調製
【化199】
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【0340】
実施例1と同じ方法で、化合物ABIを0.137g得た(収率42%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.78 (2H, m), 3.51 (1H, m), 3.69 (2H, m), 3.82 (2H, t, J = 5.92 Hz), 4.33 (2H, m), 4.86 (1H, d, J = 3.08 Hz), 6.57 (1H, m), 7.66 (1H, d, J = 12.48 Hz), 8.01 (2H, m), 8.42 (1H, s), 8.55 (1H, s); LC/MS (M+1) 457.
【0341】
実施例 25. 3-フルオロ-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-5-[(1R,2R)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル]-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (ABJ) の調製
【化200】
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【0342】
実施例1と同じ方法で、化合物ABJを0.090g得た(収率34%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.66 (2 H, m), 3.39 (1 H, m), 3.57 (2 H, m), 3.67 (2 H, m), 3.78 (3 H, s), 4.18 (1 H, m), 6.45 (1 H, m), 6.97 (1 H, dd, J = 1.32, 8.12 Hz), 7.32 (2 H, m), 7.54 (1 H, dd, J = 1.72, 12.48 Hz), 8.30 (1 H, m); LC/MS (M+1) 486.
【0343】
実施例 26. 3-フルオロ-N-(3-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5-[(1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル]-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (ABQ) の調製
【化201】
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【0344】
実施例1と同じ方法で、化合物ABQを0.092g得た(収率37%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.78 (2 H, m), 3.51 (1 H, m), 3.69 (2 H, m), 3.82 (2 H, t, J = 5.92 Hz), 4.33 (2 H, m), 4.86 (1 H, d, J = 3.08 Hz), 6.57 (1 H, m), 7.66 (1 H, d, J = 12.48 Hz), 8.01 (2 H, m), 8.42 (1 H, s), 8.55 (1 H, s); LC/MS (M+1) 457.
【0345】
実施例 27. 3-フルオロ-N-(3-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5-[(1R,2R)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル]-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (ABO) の調製
【化202】
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【0346】
実施例1と同じ方法で、化合物ABOを0.092g得た(収率34%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.66 (2 H, m), 3.39 (1 H, m), 3.57 (2 H, m), 3.67 (2 H, m), 3.78 (3 H, s), 4.18 (1 H, m), 6.45 (1 H, m), 6.97 (1 H, dd, J = 1.32, 8.12 Hz), 7.32 (2 H, m), 7.54 (1 H, dd, J = 1.72, 12.48 Hz), 8.30 (1 H, m); LC/MS (M+1) 486.
【0347】
実施例 28. 3-フルオロ-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-5-[(1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル]-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (ABT) の調製
【化203】
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【0348】
実施例10と同じ方法で、化合物ABTを0.070g得た(収率23%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.61 (2 H, m), 3.17 (1 H, m), 3.41-3.48 (2 H, m), 3.72 (2 H, m), 4.23 (2 H, m), 4.50 (1 H, t, J = 5.24 Hz), 4.66 (2 H, m), 5.33 (1 H, d, J = 5.68 Hz), 6.50 (1 H, m), 7.16 (1 H, m), 7.54 (2 H, m), 7.73 (1 H, m), 8.31 (1 H, s), 11.30 (1 H, brs); LC/MS (M+1) 463.
【0349】
実施例 29. 3-フルオロ-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-5-[(1R,2R)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル]-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (ABU) の調製
【化204】
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【0350】
実施例10と同じ方法で、化合物ABUを0.090g得た(収率30%)。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.66 (2 H, m), 3.39 (1 H, m), 3.58 (2 H, m), 3.75 (2 H, m), 4.24 (2 H, m), 4.74 (1 H, d, J = 3.52 Hz), 6.46 (1 H, s), 7.03 (1 H, m), 7.43 (2 H, m), 7.55 (1 H, dd, J = 1.52, 12.48 Hz), 8.30 (1 H, s); LC/MS (M+1) 463.
【0351】
実施例 30. 5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロ-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (ABB) の調製
【化205】
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【0352】
工程 1. 5-アリル-2-クロロ-3-フルオロピリジン (2) の調製
5-ブロモ-2-クロロ-3-フルオロピリジン(4.0g、19.05 mmol)の溶液を含んでいるアルゴンでフラッシュした乾燥した三口フラスコに、イソプロピル塩化マグネシウム塩化リチウム錯体(1.3MのTHF溶液、24.76 mmol、19.1 mL)を、0℃で10分間にわたって添加した。さらに10分間、0℃で攪拌した後に、CuI(0.73g、3.81 mmol)を滴加し、0℃で10分間攪拌した。次いで、0℃で10分間にわたり、臭化アリル(38.1 mmol(3.3 mL))のTHF(4.0 mL)溶液を上記の混合物に添加した。得られた混合物を、0℃で1時間さらに攪拌し、次いで10%のクエン酸で反応をクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離して食塩水で洗浄し、濃縮した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、ヘキサン及びヘキサン中10%酢酸エチルで精製し、2を無色油状物質として、2.5g得た(77%)。
1HNMR (CDCl
3) δ 3.41 (2 H, d, J = 7.0 Hz) 5.18 (2 H, m), 5.92 (1 H, m), 7.33 (1 H, d, J = 8.0 Hz), 8.06 (1 H, m); LC/MS (M+1) 173.
【0353】
工程 2. 3-(6-クロロ-5-フルオロピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオール (41) の調製***
2(1.0 g、5.81 mmol)のTHF(7.2 mL)溶液を含むフラスコに、H
2O(3.5 mL)を添加した。氷浴で混合物を冷却し、次いでN-メチルモルホリンN-オキシド(1.0g、8.71 mmol)を添加し、四酸化オスミウム(0.074g、0.291 mmol)の添加を続けて、その混合物を0℃で1時間攪拌した。その混合液を水(50 mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(50 mL x 2)。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、濃縮し、得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて酢酸エチル/ヘキサン(0-20%)で精製し、41を油状物質として、0.66g得た(55%)。
1HNMR (CDCl
3) δ 1.92 (1 H, t, J = 5.0 Hz), 2.36 (1 H, d, J = 5.0 Hz), 2.80 (2 H, m), 3.52 (1 H, m), 3.73(1 H, m), 3.93 (1 H, m), 7.46 (1 H, d, J = 11.0 Hz), 8.10 (1 H, s); LC/MS (M+1) 207.
【0354】
工程 3. tert-ブチル 5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロ-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキシレート (42) の調製
アルゴン雰囲気下、85℃ にて、41 (0.30g, 1.46 mmol)および33 (0.54g, 1.75 mmol)のエタノール (2.3 mL) および THF (2.3 mL)混合溶液をK
2CO
3 (0.50g, 3.64 mmol) およびビス(トリフェニルホスフィン)ジクロロパラジウム (II) 触媒 (0.082g, 0.116 mmol)で2時間処理した。その反応混合液を室温まで冷却し、その後、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーを用いて、酢酸エチル/ヘキサン (50-100%)で精製し、42を油状物質として、0.31g得た(60%)。
1HNMR (CDCl
3) δ 1.49 (9 H, s), 1.98 (1 H, t, J = 6.0 Hz), 2.33 (1 H, d, J = 4.0 Hz), 2.67 (2 H, m), 2.80 (2 H, m), 3.52 (1 H, m), 3.63 (2 H, d, J = 5.0 Hz), 3.73 (1 H, m),3.95 (1 H, m), 4.13 (2 H, m), 6.50 (1 H, brs), 7.31 (1 H, d, J = 12.0 Hz), 8.26 (1 H, s); LC/MS (M+1) 353.
【0355】
工程 4. 3-(3-フルオロ-1',2',3',6'-テトラヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-5-イル)プロパン-1,2-ジオール (43) の調製
42 (0.31g, 0.868 mmol)のジクロロメタン(2.0 mL)溶液を、4 mol/L HClの1,4-ジオキサン(4.34 mmol, 1.1 mL)溶液と共に、密閉容器中、38℃で、16時間攪拌した。得られた懸濁液をエチルエーテルと共に1時間攪拌した。沈殿した固体をろ取し、エチルエーテルで数回洗浄し、43を琥珀色固体として、200 mg得た(70%)。直接、次の反応に用いた。
LC/MS (M+1) 253.
【0356】
工程 5. 5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロ-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (ABB) の調製
43 (200 mg, 0.615 mmol) および9 (191 mg, 0.676 mmol)のジクロロメタン (6.0 mL)懸濁液を、0℃ で、DIEA (12.3 mmol, 2.0 mL)で処理した。その後、その混合液を室温で16時間攪拌した。その反応液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、50% 酢酸エチル/ヘキサンと酢酸エチルで精製し、化合物ABBを固体として、110 mg 得た(41%)。
1HNMR (CD
3OD) δ 2.79-2.64 (3 H, m), 2.92 (1 H, d, J = 15.0 Hz), 3.50 (2 H, d, J = 5.6 Hz), 3.80 (3 H, t, J = 6.0 Hz), 4.30 (2 H, s), 6.52 (1 H, s), 7.52 (1 H, d, J = 7.5 Hz), 8.00 (2 H, m, J = 10.0 Hz), 8.27 (1 H, s), 8.50 (1 H, s); LC/MS (M+1) 441.
【0357】
実施例 31. (R)-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (ACB) の調製
【化206】
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【0358】
工程 1. (R)-3-(6-クロロ-5-フルオロピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオール (3) の調製
5℃にて、2 (4.5g, 26.2 mmol) のt-ブタノール (135 mL)および H
2O (135 mL)溶液に、AD-ミックス-β (45g)を滴下した。その混合液を室温で16時間攪拌し、その後5℃まで冷却し、過剰の亜硫酸ナトリウムで20分間処理した。その混合液を水(100 mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(100 mL x 2)。その有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、67% 酢酸エチル/ヘキサンおよび酢酸エチルで精製し、3を無色油状物質として、5.0g得た(92%)。
1HNMR (CDCl
3) δ 2.04 (2 H, brs), 2.81 (2 H, m), 3.54 (1 H, t, J = 5.0 Hz), 3.75 (1 H d, J = 11.0 Hz), 3.94 (1 H, m), 7.46 (1 H, d, J = 9.0 Hz), 8.10 (1 H, s); LC/MS (M+1) 207.
【0359】
工程 2. (R)-tert-ブチル 5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロ-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキシレート (44) の調製
アルゴン雰囲気下、85℃ にて、3 (2.00g, 9.76 mmol) および33 (3.62g, 11.71 mmol)のエタノール (15.1 mL) および THF (15.1 mL)混合溶液をK
2CO
3 (3.37g, 24.4 mmol) およびビス(トリフェニルホスフィン)ジクロロパラジウム (II) 触媒 (0.55g, 0.781 mmol)で2時間処理した。その反応混合液を室温まで冷却し、その後、水(100 mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した(100 mL x 2)。有機層を合わせて、食塩水で洗浄し、乾燥し、濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーを用いて、50% 酢酸エチル/ヘキサンおよび酢酸エチルで精製し、44を油状物質として、2.30g得た(67%)。その同定はLC/MSによって行い、直接、次の反応に用いた。
【0360】
工程 3. (R)-3-(3-フルオロ-1',2',3',6'-テトラヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-5-イル)プロパン-1,2-ジオール (45) の調製
44 (2.30g, 6.53 mmol)のジクロロメタン (14.6 mL)溶液を、4 mol/L HClの1,4-ジオキサン(32.6 mmol, 8.4 mL)溶液で、密閉容器中、室温で、2時間処理した。得られた懸濁液をエチルエーテルと共に1時間攪拌した。沈殿した固体をろ取し、エチルエーテルで数回洗浄し、45を1.95g得た(92%)。その同定はLC/MSによって行い、直接、次の反応に用いた。
【0361】
工程 4. (R)-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-5',6'-ジヒドロ-[2,4'-ビピリジン]-1'(2'H)-カルボキサミド (ACB) の調製
45 (250 mg, 0.77 mmol) および46 (240 mg, 0.77 mmol)のジクロロメタン(7.5 mL)懸濁液を、0℃ で、DIEA (2.5 mL)で処理した。得られた混合液を室温で16時間攪拌した。その反応液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、酢酸エチルおよび2% メタノール/酢酸エチルで精製し、ACBをシロップ(syrup)として、87 mg得た(24%)。その同定はLC/MSによって行い、直接、次の反応に用いた。
1HNMR (CD
3OD) δ 2.20 (3 H, s), 2.79-2.64 (3 H, m), 2.92 (1 H, d, J = 15.0 Hz), 3.50 (2 H, d, J = 5.6 Hz), 3.70 (3H, m), 4.20 (2H, s), 4.57 (1 H, s), 6.51 (1 H, s), 7.13 (1 H, d, J = 9.0 Hz), 7.29 (1 H, d, J = 9.0 Hz), 7.36 (1 H, s), 7.52 (1 H, d, J = 15.0 Hz), 8.27 (1 H, s); LC/MS (M+1) 471.
【0362】
実施例 32 (R)-4-(5-[(R)-2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル]-2-メチルピペラジン-1-カルボキサミド (ADH) の調製
【化207】
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【0363】
工程 1. (R)-2-クロロ-5-[(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチル]-3-フルオロピリジン (31) の調製
3(2.50g, 12.2 mmol)のジメトキシプロパン(25 mL)懸濁液を氷浴で冷却し、パラトルエンスルホン酸一水塩(0.23g、1.22 mmol)で処理した。氷浴を除去し、室温で16時間溶液を撹拌し、5℃に冷却し、水性の飽和NaHCO
3で処理し、酢酸エチルで抽出した。有機相を分離し、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮して、油として2.90gの31(97%)を得た。
1HNMR (CDCl
3) δ 1.34 (3 H, s), 1.42 (3 H, s), 2.87 (2 H, d, J = 6.0 Hz), 3.62 (1 H, t, J = 7.0 Hz), 4.08 (1 H, t, J = 6.0 Hz), 4.30 (1 H, q, J = 6.0 Hz), 7.46 (1 H, d, J = 9.0 Hz), 8.12 (1 H, s). LC/MS (M+1) 247.
【0364】
工程 2. (R)-tert-ブチル 4-(5-{[(R)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチル]-3-フルオロピリジン-2-イル}-2-メチルピペラジン-1-カルボキシレート (48) の調製
31(2.90g、11.79mmol)のトルエン(36 mL)溶液にアルゴン雰囲気下、47(2.36g、11.79mmol)、ナトリウムt-ブトキシド(1.25g、12.97mmol)および2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2',4',6'-トリイソプロピルビフェニル(X-Phos)(0.84g、1.77mmol)を添加した。アルゴンでその混合物を脱気し、次に、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(1.08g、1.18mmol)を添加し、80-85℃の油浴温度で9時間混合物を撹拌した。その反応混合液を室温まで冷却し、その後、冷水中に注入し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、油に濃縮し、その油をシリカゲルクロマトグラフィーカラムによるクロマトグラフィを用いて、(0-20%)EtOAc/ヘキサンで溶出し、48を固体として、2.52g得た(52%)。
1HNMR (CDCl
3) δ 1.26 (3 H, d, J = 7.0 Hz), 1.34 (3 H, s), 1.42 (3 H, s), 1.48 (9 H, s), 2.80 (3 H, m), 3.05 (1 H, d, J = 9.0 Hz), 3.23 (1 H, t, J = 9.0 Hz), 3.62 (1 H, t, J = 8.0 Hz), 3.76 (1 H, d, J = 12.0 Hz), 3.92 (2 H, d, J = 10.0 Hz), 4.02 (1 H, t, J = 6.0 Hz), 4.24 (1 H, m), 4.27 (1 H, brs), 7.17 (1 H, d, J = 12.0 Hz), 7.84 (1 H, s); LC/MS (M+1) 411.
【0365】
工程 3. (R)-3-(5-フルオロ-6-[(R)-3-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル]プロパン-1,2-ジオール (49) の調製
0℃ にて、48 (2.50g, 6.10 mmol)のジクロロメタン(13.6mL)溶液を、4 mol/L HClのジオキサン(7.4 mL, 29.6 mmol)溶液で処理した。そのフラスコをゴム栓により密閉し、その後、混合液を室温で4時間攪拌した。その反応混合液をエーテルで希釈し、沈殿をエーテルで数回洗浄し、減圧下で乾燥し、49を1.8g得た(86%)。その同定はLC/MSによって行い、直接、次の反応に用いた。
【0366】
工程 4. (R)-4-(5-[(R)-2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル]-2-メチルピペラジン-1-カルボキサミド (ADH) の調製
49 (250 mg, 0.731 mmol)および10 (192 mg, 0.731 mmol)のジクロロメタン (7.2 mL)懸濁液を氷冷し、DIEA (1.1 mL)で処理した。不均質な混合液を室温で16時間攪拌した。混合液を濃縮し、固体を20%メタノール/ジクロロメタンに再度溶解し、シリカ上に吸着させ、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、酢酸エチルおよび1% メタノール/酢酸エチルで溶出し、ADHを固体として、67 mg 得た(20%)。
1HNMR (DMSO-d
6) δ 1.24 (3 H, d, J = 7.0 Hz), 2.46 (2 H, m), 2.72 (1 H d, J = 14.0 Hz), 2.83 (1 H, t, J = 14.0 Hz), 3.01 (1 H, d, J = 14.0 Hz), 3.28 (2 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.73 (1 H, d, J = 12.0 Hz), 3.89 (1 H, d, J = 12.0 Hz), 4.19 (1 H, d, J = 14.0 Hz), 4.62 (3 H m), 7.21 (1 H, t, J = 10.0Hz), 7.41 (1 H, d, J = 14.0 Hz), 7.54 (1 H, m), 7.77 (1 H, d, J = 9.0 Hz), 7.87 (1 H, s); LC/MS (M+1) 465.
【0367】
実施例 33 (R)-4-{5-[(R)-2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル]-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル}-2-メチルピペラジン-1-カルボキサミド (ADI) の調製
【化208】
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【0368】
工程 1. 5-アリル-2-クロロ-3-メチルピリジン(51) の調製
THF(41.2 mL)中50(8.0g、38.7 mmol)の溶液を含むアルゴンでフラッシュした乾燥三口フラスコに、0℃で10分間にわたって、イソプロピル塩化マグネシウム塩化リチウム錯体(THF溶液中1.3M、50.3 mmol (38.7 mL))を添加した。0℃で10分間さらに撹拌した後に、CuI(1.47g、7.74 mmol)を添加し、0℃で10分間混合物を撹拌し、次に、10分間にわたって0℃でTHF(8.1 mL)中の臭化アリル(77.4 mmol (6.54 mL))の溶液を添加した。0℃で1時間攪拌した後、10%のクエン酸で反応をクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、濃縮し、濃縮した有機層を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、ヘキサン及びヘキサン中10%酢酸エチルで溶出して、51を無色油状物質として、5.4g得た(84.7%)。
1HNMR (CDCl
3) δ 2.36 (3 H, s), 3.33 (2 H, d, J = 7.0 Hz), 5.12 (2 H, m), 5.91 (1 H, m), 7.36 (1 H, d, J = 8.0 Hz), 8.06 (1 H, s); LC/MS (M+1) 169.
【0369】
工程 2. (R)-3-(6-クロロ-5-メチルピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオール (52) の調製
5℃にて、51 (2.7g , 16.2 mmol) のt-ブタノール (83 mL)およびH
2O (83 mL)溶液に、AD-ミックス-β(27.8g)を滴下した。その混合液を室温で16時間攪拌し、その後5℃まで冷却し、過剰の亜硫酸ナトリウムで20分間処理した。それを水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、67% 酢酸エチル/ヘキサンと酢酸エチルで精製し、52を無色油状物質として、3.2g得た(98%)。その同定はLC/MSによって行い、直接、次の反応に用いた。
【0370】
工程 3. (R)-2-クロロ-5-[(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチル]-3-メチルピリジン (53) の調製
52(3.2g, 16.2 mmol)のジメトキシプロパン(33 mL)懸濁液を氷浴で冷却し、パラトルエンスルホン酸一水塩(0.31g、1.62 mmol)で処理した。氷浴を除去し、室温で16時間溶液を撹拌し、5℃に冷却し、水性の飽和重炭酸ナトリウムで処理し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮して、油として3.80gの(97%)を得た。
1HNMR (CDCl
3) δ 1.34 (3 H, s), 1.41 (3 H, s), 2.37 (3 H, s), 2.81 (2 H, m), 3.61 (1 H, t, J = 7.0 Hz), 4.03 (1 H, m, J = 6.0 Hz), 4.27 (1 H, m, J = 6.0 Hz), 7.44 (1 H, s), 8.10 (1 H, s). LC/MS (M+1) 258.
【0371】
工程 4. (R)-tert-ブチル 4-(5-{[(R)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチル]-3-メチルピリジン-2-イル}-2-メチルピペラジン-1-カルボキシレート (54) の調製
53(3.61g、15.0 mmol)のトルエン(46mL)溶液にアルゴン雰囲気下、47(3.0g、15.0 mmol)、ナトリウムt-ブトキシド(1.58g、16.5 mmol)および2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2',4',6'-トリイソプロピルビフェニル(X-Phos)(1.07g、2.25 mmol)を添加した。アルゴンでその混合物を脱気し、次に、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(1.37g、1.50 mmol)を添加し、80-85℃の油浴温度で混合物を撹拌した。その反応混合液を室温まで冷却し、その後、冷水上に注入し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、油に濃縮し、その油をシリカゲルによるクロマトグラフィを用いて、ヘキサンから20%酢酸エチル/ヘキサンまでのグラジュエントで溶出し、54を固体として、2.10g得た(35%)。
1HNMR (CDCl
3) δ 1.34 (6 H, m), 1.43 (3 H, s), 1.48 (9 H, s), 2.29 (3 H, s), 2.80 (1 H, m), 2.84 (2 H, m), 2.95 (1 H, m), 3.27 (3 H, m), 3.62 (1 H, t, J = 6.0 Hz), 3.98 (1 H, d, J = 10.0 Hz), 4.02 (1 H, t, J = 6.0 Hz), 4.25 (1 H, m), 4.27 (1 H, brs), 7.30 (1 H, s), 8.00 (1 H, s); LC/MS (M+1) 407.
【0372】
工程 5. (R)-3-{5-メチル-6-[(R)-3-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル]プロパン}-1,2-ジオール (55) の調製
5℃ にて、54 (2.00g, 4.94 mmol)のジクロロメタン(11.0 mL) およびメタノール (1.6 mL)溶液を、4 mol/L HClのジオキサン(7.4 mL, 29.6 mmol)溶液で処理した。そのフラスコをゴム栓により密閉し、その後、混合液を室温で4時間攪拌した。その反応混合液をエーテルで希釈し、沈殿をエーテルで数回洗浄し、減圧下で乾燥し、55を琥珀色固体として、1.2g得た(72%)。その同定はLC/MSによって行い、直接、次の反応に用いた。
【0373】
工程 6. (R)-4-{5-[(R)-2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル]-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル}-2-メチルピペラジン-1-カルボキサミド (ADI) の調製
ジクロロメタン(7.2 mL)中の55 (245 mg, 0.725 mmol) および10 (171 mg, 0.652 mmol)の懸濁液を氷冷し、DIEA (3.0 mL)で処理した。不均質な混合液を室温で3日間攪拌した。沈殿をろ取し、ジクロロメタン、ヘキサンの順で数回洗浄し、ADIを白色固体として、165 mg 得た(50%)。
1HNMR (DMSO-d
6) δ 1.31 (3 H, d, J = 6.0 Hz), 2.24 (3 H, s), 2.42-2.33 (2 H, m), 2.80-2.60 (3 H, m), 3.32-3.17 (4 H, m), 3.53 (1 H, m), 4.11 (1 H, m), 4.53 (3 H, m), 7.16 (1 H, t, J = 9.0 Hz), 7.35 (1 H, s), 7.57 (1 H, brs), 7.74 (1 H, m), 7.90 (1 H, s); LC/MS (M+1) 461.
【0374】
実施例 34. (R)-N-(6-クロロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-4-{5-[(R)-2,3-ジヒドロキシプロピル]-3-メチルピリジン-2-イル}-2-メチルピペラジン-1-カルボキサミド (ADJ) の調製
【化209】
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【0375】
55 (250 mg, 0.739 mmol)および56 (185 mg, 0.665 mmol)のジクロロメタン(7.2 mL)懸濁液を氷冷し、DIEA (3.0 mL)で処理した。不均質な混合液を室温で16時間攪拌した。沈殿をろ取し、ジクロロメタンおよびヘキサンで数回洗浄し、ADJを固体として、194mg 得た(55%)。
1HNMR (DMSO-d
6) δ 1.35 (3 H, d, J = 7.0 Hz) 2.28 (3 H, s), 2.38-2.48 (2 H, m), 2.65-2.85 (3 H, m), 3.21-3.35 (4 H, m), 3.57 (1 H, m), 4.19 (1 H, d, J = 13.0 Hz), 4.58 (3 H, m), 7.38 (2 H, d, J = 8.0 Hz), 7.53 (1 H, brs), 7.96 (2 H, d, J = 15.0 Hz); LC/MS (M+1) 476.
【0376】
実施例 35. (R)-N-(6-クロロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-4-{5-[(R)-2,3-ジヒドロキシプロピル]-3-フルオロピリジン-2-イル}-2-メチルピペラジン-1-カルボキサミド (ADK) の調製
【化210】
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【0377】
49 (200 mg, 0.580 mmol)および56 (147 mg, 0.526 mmol)のジクロロメタン(5.6 mL)懸濁液を氷冷し、DIEA (2.5 mL)で処理した。不均質な混合液を室温で16時間攪拌した。沈殿をろ取し、ジクロロメタンおよびヘキサンで数回洗浄し、ADKを固体として、172mg 得た(61%)。
1HNMR (DMSO-d
6) δ 1.24 (3 H, d, J = 7.0 Hz), 2.41-2.49 (2 H, m), 2.73 (1 H, d, J = 13.0 Hz), 2.84 (1 H, t, J = 13.0 Hz), 3.01 (1 H, d, J = 13.0 Hz), 3.21-3.31 (2 H, m), 3.58 (1 H, m), 3.73 (1 H, d, J = 13.0 Hz), 3.89 (1 H, d, J = 13.0 Hz), 4.20 (1 H, d, J = 13.0 Hz), 4.58-4.66 (3 H, m), 7.37-7.43 (2 H, m), 7.52 (1 H, m), 7.87 (1 H, s), 7.98 (1 H, s); LC/MS (M+1) 480.
【0378】
実施例 36. 4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド (AAA) の調製
工程 1. 5-アリル-2,3-ジクロロピリジン (58) の調製
【化211】
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【0379】
5-ブロモ-2,3-ジクロロピリジン57(2.095g、9.23 mmol)のTHF中溶液に、i-PrMgCl LiCl 錯体(9.23 ml、12.00 mmol)を0℃で窒素雰囲気下に10分間で添加した。TLCによって、ハロゲン金属交換のコントロールをモニターした。CuI (0.352g, 1.847 mmol) を加えた。得られた混合液を0℃で10分間攪拌した。臭化アリル (1.598 ml, 18.47 mmol) を20分にわたって加えた。得られた混合液を0℃で30分間攪拌した。その反応混合液を飽和NH
4Clで希釈し、その後、EtOAcで抽出した(2 x 50 mL)。その有機層を合わせて、食塩水で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、濃縮した。
粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーカラムに添加し、ヘキサン/EtOAc (4:1)で溶出した。集めたフラクションを濃縮して、無色の油として58(1.632g 8.68 mmol 94%)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.14 (1H, d, J = 3.0 Hz), 7.60 (1H, d, J = 3.0 Hz), 5.90 (1H, ddt, J = 15.0, 9.0, 6.0 Hz), 5.19 (1H, dd, J = 9.0, 3.0 Hz), 5.13 (1H, dd, J = 15.0, 3.0 Hz), 3.38 (2H, d, J = 6.0 Hz).
【0380】
工程 2. 3-(5,6-ジクロロピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオール (59) の調製
【化212】
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【0381】
5-アリル-2,3,ジクロロピリジン 58のTHF(2ml)およびH
2O(1ml)中の溶液に、NMO(280 mg、2.393 mmol)およびオスミウム四酸化物(THF溶液)(0.487 ml、0.080 mmol)を0℃で添加した。混合液を室温で1時間攪拌した。その反応混合液をH
2Oで希釈し、その後、EtOAcで抽出した(3 x 10 mL)。その有機層を合わせて、食塩水で洗浄した。その有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーカラムに添加し、ヘキサ/EtOAc 2:8で溶出した。集めたフラクションを濃縮して、無色の油として59(255 mg 1.148 mmol 72.0%)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.17 (1H, d, J = 3.0 Hz), 7.74 (1H, d, J = 3.0 Hz), 3.93 (1H, m), 3.75 (1H, m), 3.53 (1H, m), 2.74 (2H, m), 2.48 (1H, d, J = 3.0 Hz), 2.01 (1H, t, J = 3.0 Hz).
【0382】
工程 3. tert-ブチル4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート (60) の調製
【化213】
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【0383】
3-(5,6-ジクロロピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオール 59 (255 mg、1.148 mmol)のTHF(1.8 ml)- EtOH(0.7 ml) - 3M K
2CO
3水(0.842 ml、2.53 mmol)溶液に、窒素雰囲気下、tert-ブチル 4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボラン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H) -カルボキシレート 33 (391 mg、1.263 mmol) およびPdCl
2(PPh
3)
2 (24.18 mg、0.034 mmol)を室温で添加した。混合液を85℃で1.5時間攪拌した。その反応混合液をH
2Oで希釈し、その後、EtOAcで抽出した(3 x 10 mL)。その有機層を合わせて、食塩水で洗浄した。その有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーカラムに添加し、CHCl
3/MeOH (10:1)で溶出した。集めたフラクションを濃縮して、黄色油状物として60(404 mg 1.095 mmol 95%)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.32 (1H, s), 7.63 (1H, s), 6.10 (1H, br), 4.10 (2H, m), 3.82 (1H, br), 3.75-3.48 (4H, m), 2.77 (2H, m), 2.63-2.48 (3H, m), 2.16 (1H, m), 1.50 (9H, s).
【0384】
工程4. 4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド (AAA) の調製
【化214】
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【0385】
60 (404 mg、1.095 mmol)のCH
2Cl
2(4 mL)溶液に、4 mol/L HClのジオキサン(0.821 mL、3.29 mmol)中の溶液を室温で添加した。混合液を室温で4時間攪拌した。黄色固体が析出した。固体をろ過し、AcOEtでリンスして、白色固体として61 (5.336g、20.41 mmol、60%)を得た。HCl塩を次の反応に直接使用した。
61 (86 mg、0.282 mmol)のCH
2Cl
2 (2 mL)懸濁液に、i-Pr
2EtN(0.172 mL、0.986 mmol)を窒素雰囲気下に室温で添加した。混合液を室温で30分間攪拌した。0℃でフェニル 5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イルカーバメート 9 (80 mg, 0.282 mmol)を添加した。得られた混合液を室温で18時間攪拌した。その反応混合液をK
2CO
3aqで希釈し、その後、CHCl
3で抽出した(3 x 10 mL)。その有機層を合わせて、食塩水で洗浄した。その有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーカラムに添加し、CHCl
3/MeOH 10:1で溶出した。集めたフラクションを濃縮して、白色固体としてAAA (61 mg 0.134 mmol 47.4%)を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.46 (1H, s), 8.30 (1H, d, J = 3.0 Hz), 8.21 (1H, d, J = 9.0 Hz), 7.88 (1H, dd, J = 9.0, 3.0 Hz), 7.66 (1H, d, J = 3.0 Hz), 7.51 (1H, s), 6.17 (1H, m), 4.26 (2H, m), 3.97 (1H, m), 3.81-3.72 (3H, m), 3.56 (1H, m), 2.80-2.70 (4H, m), 2.53 (1H, m), 2.13 (1H, m). LC/MS = (100%, t
r = 2.38 min), m/z = 457.05 [M + H]
+ (Calc: 456.85).
【0386】
実施例 37. (R)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(AAJ) の調製
工程 1. (S)-(5,6-ジクロロピリジン-3-イル)(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メタノンの調製
【化215】
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【0387】
窒素雰囲気下、-100℃で、5-ブロモ-2,3-ジクロロピリジン(57、14.18g、62.5 mmol)の99 mLシクロペンチルメチルエーテル溶液へ、-5℃以下に混合物を維持しつつ、i-PrMgCl LiCl錯体(テトラヒドロフラン中の1.3M) (52.9 mL、68.7mmol)を添加した。添加を終了した後に、-10℃で15分間混合物を撹拌し、(S)-(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)(ピロリジン-1-イル)メタノン(13.21g、94 mmol)のシクロペンチルメチルエーテル溶液43 mLを20分間にわたって添加した。得られた混合液を、0℃で30分間攪拌し、徐々に室温まで加温した。飽和したNH
4Clを反応フラスコに添加し、酢酸エチル(300mL x 2)で混合液を抽出した。得られた有機層をH
2Oおよび食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、酢酸エチル(3-25%)/ヘキサンのグラジエントで溶出し、生成物62を白色固体として8.00g得た(77%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.97 (1H, d, J = 2.0 Hz), 8.40 (1H, d, J = 2.0 Hz), 5.04 (1H, dd, J = 7.2, 4.8 Hz), 4.42 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.28 (1H, dd, J = 8.7, 7.2 Hz), 1.46 (3H, s), 1.36 (3H, s).
【0388】
工程 2. (5,6-ジクロロピリジン-3-イル)((S)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メタノールの調製
【化216】
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【0389】
(S)-(5,6-ジクロロピリジン-3-イル)(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メタノン(62、8.00g、29.0 mmol)のテトラヒドロフラン(40 mL)およびエタノール(40 mL)中の溶液に、窒素雰囲気下、0℃でテトラヒドロ硼酸ナトリウム(0.55g、14.49 mmol)を添加した。得られた混合液を0℃で30分間攪拌した。AcOHを反応フラスコに添加し、酢酸エチル(150 mL x 2)で混合液を抽出した。得られた有機層をH
2Oおよび食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、酢酸エチル(20-50%)/ヘキサンのグラジエントで溶出し、生成物63を無色油状物質として7.52g得た(93%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.30 (0.2H, d, J = 2.0 Hz), 8.28 (0.8H, d, J = 2.0 Hz), 7.86 (0.8H, d, J = 2.0 Hz), 7.85 (0.2H, d, J = 2.0 Hz), 4.86 (0.2H, d, J = 5.0 Hz), 4.64 (0.8H, d, J = 5.0 Hz), 4.28-4.07 (1H, m), 3.99-3.80 (2H, m), 1.49 (2.4H, s), 1.47 (0.6H, s), 1.37 (2.4H, s), 1.36 (0.6H, s).
【0390】
工程 3. O-(5,6-ジクロロピリジン-3-イル)((S)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチル O-フェニル カルボノチオエートの調製
【化217】
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【0391】
O-(5,6-ジクロロピリジン-3-イル)((S)2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチルO-フェニル カルボノチオエート(63、7.50g、27.0 mmol)のジクロロメタン(53 mL)およびピリジン(53 mL)中の溶液に、窒素雰囲気下0℃でフェニルクロロチオノフォーメート(6.98g、40.4 mmol)を添加した。得られた混合液を室温で、2時間攪拌した。飽和NaHCO
3を反応フラスコに添加し、酢酸エチル(150 mL x 2)で混合液を抽出した。
得られた有機層をH
2Oおよび食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、酢酸エチル(5-20%)/ヘキサンのグラジエントで溶出し、生成物64を淡黄色油状物質として11.69g得た(定量的)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.37 (0.8H, d, J = 2.0 Hz), 8.36 (0.2H, d, J = 2.0 Hz), 7.87 (0.8H, d, J = 2.0 Hz), 7.86 (0.2H, d, J = 2.0 Hz), 7.48-7.37 (2H, m), 7.34-7.20 (1H, m), 7.09-7.06 (2H, m), 6.26 (0.8H, d, J = 5.3 Hz), 6.08 (0.2H, d, J = 5.3 Hz), 4.80-4.58 (1H, m), 4.03-3.82 (2H, m), 1.44 (2.4H, s), 1.42 (0.6H, s), 1.38 (2.4H, s), 1.35 (0.6H, s).
【0392】
工程 4. (R)-2,3-ジクロロ5-((2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチル)ピリジンの調製
【化218】
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【0393】
窒素雰囲気下、O-(5,6-ジクロロピリジン-3-イル)((S)2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチルO-フェニルカルボノチオエート(64、11.19g、27.0 mmol)の112mLトルエン溶液に、AIBN (0.576g、3.51mmol)およびトリブチルスタナン(11.70g、40.2 mmol)を室温で添加した。混合液を80℃で4.5時間攪拌した。
その混合液を20%KF水(100 mL)で希釈し30分間攪拌し、次いで酢酸エチルで抽出した(100 mL x 2)。得られた有機層をH
2Oおよび食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、酢酸エチル(8-25%)/ヘキサンのグラジエントで溶出し、生成物65を淡黄色油状物質として4.83g得た(68%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.17 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.71 (1H, d, J = 2.2 Hz), 4.33-4.25 (1H, m), 4.07 (1H, dd, J = 8.2, 6.1 Hz), 3.61 (1H, dd, J = 8.2, 6.1 Hz), 2.84 (2H, d, J = 6.1 Hz), 1.42 (3H, s), 1.34 (3H, s).
【0394】
工程 5. (R)-tert-ブチル4-(3-クロロ-5-((2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレートの調製
【化219】
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【0395】
参考例1、工程3と同じ方法で、化合物66を得た。収率97%。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.33 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.61 (1H, d, J = 1.8 Hz), 6.10 (1H, br), 4.31 (1H, q, J = 6.0 Hz), 4.13-4.07 (3H, m), 3.66-3.61 (3H, m), 2.88-2.81 (2H, m), 2.57 (2H, br), 1.49 (9H, s), 1.43 (3H, s), 1.35 (3H, s).
【0396】
工程 6. (R)-3-(5-クロロ-6-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオール ヒドロクロリドの調製
【化220】
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【0397】
参考例1、工程4と同じ方法で、化合物67を得た。収率88%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.37 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.81 (1H, d, J = 1.8 Hz), 6.20 (1H, s), 4.11-3.71 (4H, m), 3.70-3.20 (3H, m), 2.86-2.44 (4H, m).
工程 7 (R)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(AAJ) の調製
【化221】
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【0398】
実施例1と同じ方法で、化合物AAJを得た。収率62%。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.46 (1H, s), 8.35 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.20 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.86 (1H, dd, J = 8.8, 1.8 Hz), 7.65 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.43 (1H, s), 6.19-6.17 (1H, m), 4.25 (2H, q, J = 2.7 Hz), 3.98-3.93 (1H, m), 3.78-3.73 (3H, m), 3.55 (1H, ddd, J = 11.6, 6.1, 4.9 Hz), 2.84-2.71 (4H, m), 2.34-2.31 (1H, m), 1.92-1.91 (1H, m).
【0399】
実施例 38. (R)-N-(3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド (AAK) の調製
【化222】
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【0400】
実施例1と同じ方法で、化合物AAKを得た。収率39%。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.34 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.66 (2H, m), 7.58 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.36 (1H, dd, J = 8.5, 1.9 Hz), 6.66 (1H, s), 6.15-6.14 (1H, m), 4.21 (2H, q, J = 2.7 Hz), 3.94-3.92 (1H, m), 3.76-3.72 (3H, m), 3.59-3.51 (1H, m), 2.82-2.62 (5H, m), 1.98 (1H, t, J = 5.3 Hz).
【0401】
実施例 39. (R)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(AAL) の調製
【化223】
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【0402】
実施例10と同じ方法で、化合物AALを得た。収率71%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.35 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.77 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.68 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.48-7.46 (1H, m), 7.13 (1H, t, J = 8.4 Hz), 6.18-6.17 (1H, m), 4.73-4.66 (2H, m), 4.25-4.24 (2H, m), 3.77-3.64 (3H, m), 3.38-3.31 (2H, m), 2.85-2.49 (4H, m).
【0403】
実施例 40. (R)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(3-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(AAM) の調製
【化224】
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【0404】
実施例1と同じ方法で、化合物AAMを得た。収率88%。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.35 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.64 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.54 (1H, s), 7.43 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.72 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.57 (1H, s), 6.17-6.17 (1H, m), 4.23-4.22 (2H, m), 3.98-3.91 (4H, m), 3.79-3.70 (3H, m), 3.55 (1H, ddd, J = 11.6, 6.4, 4.3 Hz), 2.83-2.70 (4H, m), 2.43 (1H, d, J = 4.3 Hz), 1.91 (1H, t, J = 5.5 Hz).
【0405】
実施例 41. (R)-N-(3-クロロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(AAN) の調製
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
【0406】
実施例1と同じ方法で、化合物AANを得た。収率80%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.92 (1H, s), 8.36 (1H, d, J = 1.5 Hz), 7.88 (1H, d, J = 2.5 Hz), 7.78 (1H, d, J = 1.5 Hz), 7.55 (1H, dd, J = 9.0, 2.5 Hz), 7.45 (1H, d, J = 9.0 Hz), 6.20-6.17 (1H, m), 4.18-4.17 (2H, m), 3.68-3.62 (3H, m), 3.48-3.24 (2H, m), 2.86-2.50 (4H, m).
【0407】
実施例 42. (R)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(AAS) の調製
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
【0408】
実施例1と同じ方法で、化合物AASを得た。収率67%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.68 (1H, s), 8.35 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.77 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.48 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.40 (1H, dd, J = 8.9, 2.4 Hz), 7.18 (1H, dd, J = 8.9, 1.2 Hz), 6.19-6.16 (1H, m), 4.74 (1H, br), 4.16-4.16 (2H, m), 3.68-3.60 (3H, m), 3.27-3.04 (2H, m), 2.83-2.56 (4H, m), 2.23 (3H, s).
【0409】
実施例 43. (R)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(AAW) の調製
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
【0410】
実施例1と同じ方法で、化合物AAWを得た。収率60%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.86 (1H, s), 8.35 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.77 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.54-7.52 (3H, m), 6.20-6.16 (1H, m), 4.18-4.18 (2H, m), 3.68-3.62 (3H, m), 3.33-3.23 (2H, m), 2.85-2.53 (4H, m), 2.38 (3H, s).
【0411】
実施例 44. (S)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ACG) の調製
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【0412】
実施例1と同じ方法で、化合物ACGを得た。収率65%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.86 (1H, s), 8.35 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.77 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.54-7.52 (3H, m), 6.20-6.16 (1H, m), 4.18-4.18 (2H, m), 3.68-3.62 (3H, m), 3.33-3.23 (2H, m), 2.85-2.53 (4H, m), 2.38 (3H, s).
【0413】
実施例 45. (S)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ACH) の調製
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
【0414】
実施例1と同じ方法で、化合物ACHを得た。収率55%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.68 (1H, s), 8.35 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.77 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.48 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.40 (1H, dd, J = 8.9, 2.4 Hz), 7.18 (1H, dd, J = 8.9, 1.2 Hz), 6.19-6.16 (1H, m), 4.74 (1H, br), 4.16-4.16 (2H, m), 3.68-3.60 (3H, m), 3.27-3.04 (2H, m), 2.83-2.56 (4H, m), 2.23 (3H, s).
【0415】
実施例 46. (S)-N-(3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(AAF) の調製
【化230】
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【0416】
実施例1と同じ方法で、化合物AAFを得た。収率78%。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.34 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.66 (2H, m), 7.58 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.36 (1H, dd, J = 8.5, 1.9 Hz), 6.66 (1H, s), 6.15-6.14 (1H, m), 4.21 (2H, q, J = 2.7 Hz), 3.94-3.92 (1H, m), 3.76-3.72 (3H, m), 3.59-3.51 (1H, m), 2.82-2.62 (5H, m), 1.98 (1H, t, J = 5.3 Hz).
【0417】
実施例 47. (R)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル)-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(AAT) の調製
工程 1. (S)-(6-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル)(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メタノンの調製
【化231】
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【0418】
実施例37、工程1と同じ方法で、化合物74を得た。収率65%。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.85 (1H, d, J = 2.3 Hz), 8.10 (1H, d, J = 2.3 Hz), 5.10 (1H, dd, J = 7.2, 5.2 Hz), 4.38 (1H, dd, J = 8.7, 5.2 Hz), 4.28 (1H, dd, J = 8.6, 7.2 Hz), 2.47 (4H, s), 1.46 (4H, s), 1.38 (4H, s).
【0419】
工程 2. (6-クロロ-5-メチルピリジン-3-イル)((S)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メタノールの調製
【化232】
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【0420】
実施例37、工程2と同じ方法で、粗化合物75を得た。この化合物を直接、次の工程へと用いた(収率100%)
【0421】
工程 3. O-(6-クロロ-5-メチルピリジン-3-イル)((S)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチル O-フェニル カルボノチオエートの調製
【化233】
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【0422】
実施例37、工程3と同じ方法で、化合物76を得た。収率79%。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.28-8.27 (1H, m), 7.59-7.58 (1H, m), 7.41-7.38 (2H, m), 7.30-7.28 (1H, m), 7.07-7.04 (2H, m), 6.21 (0.9H, d, J = 6.6 Hz), 6.09 (0.1H, d, J = 6.6 Hz), 4.60-4.53 (1H, m), 4.01-3.74 (2H, m), 2.43 (3H, s), 1.55-1.35 (6H, m).
【0423】
工程 4. (R)-2-クロロ-5-((2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチル)-3-メチルピリジンの調製
【化234】
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【0424】
実施例37、工程4と同じ方法で、化合物77を得た。収率76%。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.06 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.40 (1H, d, J = 2.4 Hz), 4.32-4.24 (1H, m), 4.02 (1H, dd, J = 8.2, 6.0 Hz), 3.60 (1H, dd, J = 8.2, 6.0 Hz), 2.83-2.76 (2H, m), 2.37 (3H, s), 1.41 (3H, s), 1.34 (3H, s).
【0425】
工程 5. (R)-tert-ブチル 4-(5-((2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレートの調製
【化235】
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【0426】
参考例1、工程3と同じ方法で、化合物78を得た。収率78%。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.26 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.36 (1H, d, J = 1.8 Hz), 5.75 (1H, br), 4.35-4.27 (1H, m), 4.06 (3H, dq, J = 21.9, 5.4 Hz), 3.65-3.62 (3H, m), 2.89-2.77 (2H, m), 2.51-2.50 (2H, br), 2.32 (3H, s), 1.49 (9H, s), 1.43 (3H, s), 1.35 (3H, s).
【0427】
工程 6. (R)-3-(5-メチル-6-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオール ヒドロクロリド の調製
【化236】
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【0428】
参考例1、工程4と同じ方法で、化合物79を得た。収率89%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.48 (1H, s), 8.17 (1H, s), 6.12 (1H, s), 3.79-3.25 (7H, m), 2.94-2.67 (4H, m), 2.43 (3H, s).
【0429】
工程 7. (R)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル)-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(AAT) の調製
【化237】
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【0430】
実施例1と同じ方法で、化合物AATを得た。収率98%。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.45 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.28 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.20 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.86 (1H, dd, J = 8.8, 2.4 Hz), 7.52 (1H, s), 7.41 (1H, d, J = 2.4 Hz), 5.83-5.80 (1H, m), 4.22-4.21 (2H, m), 3.98-3.91 (1H, m), 3.80-3.70 (3H, m), 3.54 (1H, dd, J = 11.0, 6.9 Hz), 2.76-2.68 (4H, m), 2.50 (1H, br s), 2.33 (3H, s), 2.18 (1H, br s).
【0431】
実施例 48. (R)-N-(3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(AAU) の調製
【化238】
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【0432】
実施例1と同じ方法で、化合物AAUを得た。収率55%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 9.10 (1H, s), 8.21 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.93 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.71 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.64 (1H, dd, J = 8.8, 1.8 Hz), 7.47 (1H, d, J = 1.8 Hz), 5.88-5.84 (1H, m), 4.66-4.65 (2H, m), 4.17-4.16 (2H, m), 3.68-3.60 (3H, m), 3.25-3.10 (2H, m), 2.79-2.44 (4H, m), 2.32 (3H, s).
【0433】
実施例 49. (R)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル)-N-(3-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(AAV) の調製
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【0434】
実施例1と同じ方法で、化合物AAVを得た。収率51%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.90 (1H, s), 8.21 (1H, s), 7.47-7.44 (3H, m), 7.25 (1H, d, J = 8.7 Hz), 5.88-5.85 (1H, m), 4.65 (1H, br), 4.16-4.16 (2H, m), 3.83 (3H, s), 3.68-3.65 (3H, m), 3.29-3.26 (2H, m), 2.79-2.45 (4H, m), 2.32 (3H, s).
【0435】
実施例 50. (R)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ACC)
【化240】
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【0436】
実施例1と同じ方法で、化合物ACCを得た。
1H-NMR (DMSO-d
6): 2.23 (3H, s), 2.32 (3H, s), 3.49 (1H, m), 2.72 (1H, m), 3.49 3.40 (2H, m), 3.67 (1H, m), 4.14 (1H, d, J = 2.5 Hz), 4.64 (1H, m), 5.86 (1H, s), 7.18 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.42 (1H, dd, J = 2.6, 8.7 Hz), 7.47 (1H, d, J = 1.5 Hz), 7.48 (1H, d, J = 2.6 Hz), 8.21 (1H, d, J = 1.5 Hz), 8.66 (1H, s).
MS: 466 [M+H]
+
【0437】
実施例 51. (R)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ACD)
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
【0438】
実施例1と同じ方法で、化合物ACDを得た。
1H-NMR (DMSO-d
6): 2.23 (3H, s), 2.32 (3H, s), 2.38 (1H, m), 2.79 (1H, m), 3.67 (3H, m), 4.15 (1H, m), 4.65 (1H, m), 5.86 (1H, brs), 7.47 (1H, s), 7.53 (1H, s), 7.56 (1H, s), 8.21 (1H, s), 8.85 (1H, s).
MS: 450 [M+H]
+
【0439】
実施例 52. (S)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ACK)
【化242】
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【0440】
実施例1と同じ方法で、化合物ACKを得た。
1H-NMR (DMSO-d
6): 2.23 (3H, s), 2.32 (3H, s), 2.48 (1H, m), 2.75 (1H, m), 3.67 (3H, m), 4.14 (1H, m), 4.65 (1H, m), 5.86 (1H, brs), 7.18 (1H, m), 7.42 (1H, m), 7.48 (1H, m), 8.21 (1H, s), 8.85 (1H, s).
MS: 466 [M+H]
+
【0441】
実施例 53. (S)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ACL)
【化243】
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【0442】
実施例1と同じ方法で、化合物ACLを得た。
1H-NMR (DMSO-d
6): 2.32 (3H, s), 2.38 (3H, s), 2.48 (1H, m), 2.75 (1H, m), 3.67 (3H, m), 4.16 (1H, m), 4.65 (1H, m), 5.86 (1H, brs), 7.47 (1H, m), 7.53 (1H, m), 7.56 (1H, m), 8.58 (1H, s), 8.91 (1H, s).
MS: 450 [M+H]
+
【0443】
実施例 54. (R)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド(ACI) の調製
工程 1 tert-ブチル 4-(5-アリル-3-クロロピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの調製
【化244】
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【0444】
tert-ブチル 4-(3,5-ジクロロピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート 80 (WO2008/132600に報告) (3.49g、10 mmol)のTHF (40 ml)溶液に、室温で窒素雰囲気下にアリルトリブチルスタンナン(3.31g、10.00 mmol)およびCsF(4.56g、30.0 mmol)を添加した。PdCl
2(dppf) CH
2Cl
2 (0.408g, 0.500 mmol)を添加した。得られた混合液を室温で10分間攪拌し、次いで還流下8時間加熱した。反応混合液を10%クエン酸で希釈し、その後、EtOAcで2回抽出した。その有機層を合わせて、H
2Oおよび食塩水で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、減圧下濃縮した。粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、酢酸エチル/ヘキサンのグラジエントで精製し、化合物81を黄色油状物質として1.37g得た(39%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.31 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.59 (1H, d, J = 1.7 Hz), 6.02-5.89 (1H, m), 5.24-5.14 (2H, m), 4.09 (2H, br s), 3.42 (2H, d, J = 6.5 Hz), 3.30 (2H, br s), 2.38-2.22 (4H, br m), 1.52 (9H, s).
【0445】
工程 2. (R)-tert-ブチル 4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの調製
【化245】
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【0446】
tert-ブチル 4-(5-アリル-3-クロロピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート 81 (1.36g, 3.83 mmol)のt-BuOH (40 ml)およびH
2O (40.0 ml)溶液に、室温で、AD-ミックス-β (4g, 3.83 mmol)を加えた。メタンスルホンアミド(0.365g, 3.83 mmol)を加えた。得られた混合液を室温で、8時間攪拌した。AD-ミックス-β (4g, 3.83 mmol)を更に加えた。得られた混合液を室温で、さらに8時間攪拌した。その反応混合液をセライトろ過した。その反応混合液をH
2Oで希釈し、その後、AcOEtで2回抽出した。その有機層を合わせて、H
2Oおよび食塩水で洗浄した。その有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、減圧下濃縮した。その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーを用いて、酢酸エチル/ヘキサンのグラジエントで精製し、化合物82を無色泡として1.26g得た(85%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.32 (1H, d, J = 1.6 Hz), 7.66 (1H, d, J = 1.9 Hz), 4.10-3.90 (3H, br m), 3.73 (1H, dd, J = 10.7, 3.0 Hz), 3.54 (1H, dd, J = 10.9, 6.7 Hz), 3.26 (2H, br s), 2.79-2.74 (2H, m), 2.35-2.20 (4H, m), 1.48 (9H, s).
【0447】
工程 3. (R)-3-(5-クロロ-6-(4-フルオロピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオールの調製
【化246】
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【0448】
実施例1、工程4と同じ方法で、化合物83を得た。収率95%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.40 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.85 (1H, d, J = 1.7 Hz), 4.30-4.02 (2H, m), 3.67-3.61 (1H, m), 3.38-3.06 (6H, m), 2.88-2.83 (1H, m), 2.61-2.42 (3H, m).
【0449】
工程 4. (R)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド(ACI) の調製
【化247】
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【0450】
実施例1と同じ方法で、化合物ACIを得た。収率85%。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.31 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.67 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.51 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.35 (1H, s), 7.28-7.24 (1H, m), 6.49 (1H, s), 4.03-3.96 (3H, m), 3.74 (1H, ddd, J = 10.9, 5.5, 3.3 Hz), 3.55-3.45 (3H, m), 2.80-2.74 (2H, m), 2.45-2.21 (8H, m), 1.83 (1H, t, J = 5.5 Hz), 1.55 (3H, s).
【0451】
実施例 55. (R)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド(ACJ) の調製
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
【0452】
実施例1と同じ方法で、化合物ACJを得た。収率72%。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.31 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.66 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.31 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.15-7.11 (2H, m), 6.39 (1H, s), 4.04-3.90 (3H, m), 3.73 (1H, ddd, J = 10.9, 5.3, 3.4 Hz), 3.57-3.40 (3H, m), 2.81-2.74 (2H, m), 2.38-2.31 (8H, m), 1.88 (1H, t, J = 5.3 Hz).
【0453】
実施例 56. (S)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド(ACS) の調製
工程 1. (S)-tert-ブチル 4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの調製
【化249】
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【0454】
参考例1、工程2と同じ方法で、化合物84を得た。収率92%。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.31 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.65 (1H, d, J = 1.8 Hz), 4.10-3.93 (3H, br m), 3.73 (1H, dd, J = 11.0, 3.4 Hz), 3.53 (1H, dd, J = 10.9, 6.8 Hz), 3.25 (2H, br s), 2.79-2.75 (2H, m), 2.35-2.15 (4H, br m), 1.48 (9H, s).
【0455】
工程 2. (S)-3-(5-クロロ-6-(4-フルオロピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオール、(R)-3-(5-クロロ-6-(4-フルオロピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオールの調製
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
【0456】
参考例1、工程4と同じ方法で、化合物85を得た。収率95%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.40 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.85 (1H, d, J = 1.7 Hz), 4.30-4.02 (2H, m), 3.67-3.61 (1H, m), 3.38-3.06 (6H, m), 2.88-2.83 (1H, m), 2.61-2.42 (3H, m).
【0457】
工程 3. (S)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド(ACS) の調製
【化251】
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【0458】
実施例1と同じ方法で、化合物ACSを得た。収率71%。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.31 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.67 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.51 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.35 (1H, s), 7.28-7.24 (1H, m), 6.49 (1H, s), 4.03-3.96 (3H, m), 3.74 (1H, ddd, J = 10.9, 5.5, 3.3 Hz), 3.55-3.45 (3H, m), 2.80-2.74 (2H, m), 2.45-2.21 (8H, m), 1.83 (1H, t, J = 5.5 Hz), 1.55 (3H, s).
【0459】
実施例 57. (S)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド(ACT) の調製
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
【0460】
実施例1と同じ方法で、化合物ACTを得た。収率83%。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.31 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.66 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.31 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.15-7.11 (2H, m), 6.39 (1H, s), 4.04-3.90 (3H, m), 3.73 (1H, ddd, J = 10.9, 5.3, 3.4 Hz), 3.57-3.40 (3H, m), 2.81-2.74 (2H, m), 2.38-2.31 (8H, m), 1.88 (1H, t, J = 5.3 Hz).
【0461】
実施例 58. (R)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド(ACF) の調製
工程 1 tert-ブチル 4-(5-ブロモ-3-メチルピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピペリジン1-カルボキシレートの調製
【化253】
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【0462】
2,5-ジブロモ-3-メチルピリジン17 (15.06g、60 mmol)のトルエン(450 mL)溶液に、n-BuLi (24.18 mL、66.0 mmol)を窒素雰囲気下に-60℃で添加した。混合液を-60℃で15分間攪拌した。トルエン中のtert-ブチル 4-オキソピペリジン-1-カルボキシラート(13.15g、66.0 mmol)を添加した。得られた混合液を-60℃で1時間攪拌した。0.5時間、0℃までその混合物を温めた。その反応混合液を10%クエン酸で希釈し、その後、EtOAcで2回抽出した。その有機層を合わせて、H
2Oおよび食塩水で洗浄した。有機層をMgSO4で乾燥し、ろ過し、減圧下濃縮した。粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、酢酸エチル/ヘキサンのグラジエントで溶出し、化合物86を無色の泡状物として11.0g得た(49%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.42 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.64 (1H, d, J = 2.1 Hz), 5.85 (1H, s), 4.08 (2H, br s), 3.36-3.25 (2H, br m), 2.49 (3H, s), 2.25 (2H, td, J = 12.9, 5.0 Hz), 1.46-1.42 (2H, m), 1.46 (9H, s).
【0463】
工程 2. tert-ブチル 4-(5-ブロモ-3-メチルピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの調製
【化254】
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【0464】
tert-ブチル4-(5-ブロモ-3-メチルピリジン-2-イル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート 86 (11g、29.6 mmol)のトルエン(120 ml)の溶液に、N
2下、-60℃で、DAST (5.09 ml、38.5 mmol)を添加した。混合物を-60℃で30分間攪拌し、次いで0℃までその混合物を温めて、さらに2時間攪拌した。その反応混合液を10%クエン酸で希釈し、その後、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせて、H
2Oおよび食塩水で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、減圧下濃縮した。その粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、酢酸エチル/ヘキサンのグラジエントで精製し、化合物87を淡黄色固体として6.96g得た(63%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.39 (1H, s), 7.62 (1H, d, J = 1.8 Hz), 4.07 (2H, br s), 3.20 (2H, t, J = 12.1 Hz), 2.49 (3H, d, J = 5.3 Hz), 2.36-2.16 (2H, br m), 2.06-1.97 (2H, br m), 1.49 (9H, s).
【0465】
工程 3. tert-ブチル 4-(5-アリル-3-メチルピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの調製
【化255】
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【0466】
実施例54、工程1と同じ方法で、化合物88を得た。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.18 (1H, s), 7.28 (1H, s), 5.99-5.86 (1H, m), 5.13-5.06 (2H, m), 4.12-4.10 (2H, m), 3.34 (2H, d, J = 6.9 Hz), 3.21 (2H, t, J = 12.3 Hz), 2.47 (3H, d, J = 5.7 Hz), 2.34-2.24 (2H, m), 2.05-2.02 (2H, m), 1.48 (9H, s).
【0467】
工程 4. (R)-tert-ブチル 4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの調製
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
【0468】
実施例54、工程2と同じ方法で、化合物89を得た。
【0469】
工程 5. (R)-3-(6-(4-フルオロピペリジン-4-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオールの調製
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
【0470】
実施例54、工程3と同じ方法で、化合物90を得た。
【0471】
工程 6. (R)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド(ACF) の調製
【化258】
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【0472】
実施例1と同じ方法で、化合物ACFを得た。
1H-NMR (CDCl3): 1.97 (1H, brs), 2.13 (2H, m), 2.29 (3H, s), 2.34 2.45 (3H, m), 2.50 (3H, s), 2.72 2.75 (2H, m), 3.41 (2H, m), 3.53 (1H, m), 3.72 (1H, m), 3.94 (1H, brs), 4.02 (2H, m), 6.43 (1H, s), 7.10 7.18 (2H, m), 7.37 (1H, s), 7.52 (1H, s), 8.44 (1H, s).
MS: 486 [M+H]
+
【0473】
実施例 59. (R)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド(ACE) の調製
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
【0474】
実施例1と同じ方法で、化合物ACEを得た。
1H-NMR (DMSO-d
6): 2.07 2.38 (4H, m), 2.38 (3H, s), 2.45 (3H, d, J = 5.5 Hz), 2.76 (1H, m), 3.62 (1H, m), 4.12 (2H, m), 4.77 (1H, brs), 7.33 7.40 (4H, m), 8.20 (1H, s), 8.93 (1H, s).
MS: 470 [M+H]
+
【0475】
実施例 60. (S)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド(ACM) の調製
【化260】
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【0476】
実施例1と同じ方法で、化合物ACMを得た。
1H-NMR (DMSO-d
6): 2.06 (2H, m), 2.23 (5H, m), 2.45 (3H, d, J = 5.6 Hz), 2.75 (1H, m), 3.62 (1H, brs), 4.10 (2H, d, J = 13.2 Hz), 4.66 (2H, brs), 7.17 (1H, m), 7.39 (1H, m), 7.48 (1H, s), 8.20 (1H, s), 8.83 (1H, s).
MS: 486 [M+H]
+
【0477】
実施例 61. (S)-4-(5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-メチルピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド(ACN) の調製
【化261】
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【0478】
実施例1と同じ方法で、化合物ACNを得た。
1H-NMR (DMSO-d
6): 2.07 2.38 (4H, m), 2.38 (3H, s), 2.45 (3H, d, J = 5.5 Hz), 2.76 (1H, m), 3.62 (1H, m), 4.13 (2H, m), 4.66 (1H, m), 7.47 7.67 (4H, m), 8.20 (1H, s), 8.93 (1H, s).
MS: 470 [M+H]
+
【0479】
実施例 62. 4-(3-メチル-5-((1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ABV) の調製
工程 1. (S)-(6-ブロモ-5-メチルピリジン-3-イル)(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メタノンの調製
【化262】
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【0480】
(S)-(5,6-ジクロロピリジン-5-メチルピリジン-3-イル)(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メタノン(74、2.00g、6.66 mmol)のテトラヒドロフラン(15 mL)およびヘキサン(45 mL)溶液に、窒素雰囲気下-78℃で、L-セレクトライド(1.0M テトラヒドロフラン中) (13.33 mL、13.33 mmol)を添加した。得られた混合液を、0.5時間攪拌した。水および酢酸を反応フラスコに添加し、酢酸エチル(80 mL x 2)で混合液を抽出した。得られた有機層をH
2Oおよび食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、酢酸エチル(30-50%)/ヘキサンのグラジエントで溶出し、生成物91を無色油状物質として2.08g得た(定量的)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.17 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.57 (1H, d, J = 2.3 Hz), 4.57 (1H, d, J = 6.6 Hz), 4.19 (1H, q, J = 6.6 Hz), 3.90 (1H, dd, J = 8.8, 6.6 Hz), 3.77 (1H, dd, J = 8.8, 6.6 Hz), 2.83 (1H, s), 1.49 (3H, s), 1.37 (3H, s).
【0481】
工程 2. tert-ブチル 4-(5-((S)-((S)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)(ヒドロキシ)メチル)-3-メチルピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレートの調製
【化263】
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【0482】
参考例1、工程3と同じ方法で、化合物92を得た(定量的)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.38 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.55 (1H, d, J = 2.2 Hz), 5.78 (1H, s), 4.58 (1H, dd, J = 6.5, 3.0 Hz), 4.26-4.22 (1H, m), 4.10-4.07 (2H, m), 3.89 (1H, dd, J = 8.7, 6.5 Hz), 3.77 (1H, dd, J = 8.7, 6.5 Hz), 3.66-3.64 (2H, m), 2.51-2.50 (2H, m), 2.35 (3H, s), 1.51 (3H, s), 1.50 (9H, s), 1.39 (3H, s).
【0483】
工程 3. (1S,2S)-1-(5-メチル-6-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)プロパン-1,2,3-トリオール ヒドロクロリドの調製
【化264】
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【0484】
参考例1、工程4と同じ方法で、化合物93を得た。収率74%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 9.49 (2H, br), 8.50 (1H, s), 8.21 (1H, s), 6.13 (1H, s), 4.83 (1H, d, J = 3.0 Hz), 3.81-3.77 (2H, m), 3.58-3.53 (2H, m), 3.31-3.28 (3H, m), 2.73-2.70 (2H, m), 2.45 (3H, s).
工程 4 4-(3-メチル-5-((1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミドの調製
【化265】
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【0485】
実施例1と同じ方法で、化合物ABVを得た。収率45%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 9.77 (1H, s), 8.61 (1H, s), 8.30 (1H, s), 8.05-7.99 (2H, m), 7.54 (1H, d, J = 1.5 Hz), 5.86-5.83 (1H, m), 5.17 (1H, d, J = 5.2 Hz), 4.64-4.58 (2H, m), 4.50 (1H, t, J = 5.2 Hz), 4.19 (2H, d, J = 2.3 Hz), 3.71 (2H, t, J = 5.2 Hz), 3.56-3.17 (3H, m), 2.33 (3H, s).
【0486】
実施例 63. N-(3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(3-メチル-5-((1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ABW) の調製
【化266】
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【0487】
実施例1と同じ方法で、化合物ABWを得た。収率26%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 9.11 (1H, s), 8.30 (1H, s), 7.92 (1H, s), 7.71 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.64 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.55 (1H, s), 5.89-5.85 (1H, m), 5.20 (1H, d, J = 5.3 Hz), 4.63-4.57 (3H, m), 4.17 (2H, d, J = 2.3 Hz), 3.70 (2H, t, J = 5.3 Hz), 3.59-3.13 (3H, m), 2.34 (3H, s).
【0488】
実施例 64. N-(3-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(3-メチル-5-((1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ABX) の調製
【化267】
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【0489】
実施例1と同じ方法で、化合物ABXを得た。収率78%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.90 (1H, s), 8.31 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.53-7.45 (3H, m), 7.26 (1H, d, J = 8.7 Hz), 5.89-5.86 (1H, m), 5.17 (1H, d, J = 5.3 Hz), 4.65-4.59 (2H, m), 4.50 (1H, t, J = 5.3 Hz), 4.17 (2H, d, J = 2.6 Hz), 3.83 (3H, s), 3.70 (2H, t, J = 5.3 Hz), 3.56-3.17 (3H, m), 2.34 (3H, s).
【0490】
実施例 65. N-(3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(3-クロロ-5-((1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ABR) の調製
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
【0491】
実施例62と同じ方法で、化合物ABRを得た。
1H-NMR (DMSO-d
6): 2.58 (2H, brs), 3.25 (1H, m), 3.47 (2H, m), 3.71 (2H, t, J = 5.5 Hz), 4.20 (1H, d, J = 2.6 Hz), 4.59 (1H, m), 4.71 (1H, m), 4.76 (1H, d, J = 5.8 Hz), 5.41 (1H, d, J = 5.6 Hz), 6.21 (1H, s), 7.64 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.73 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.83 (1H, d, J = 6.0 Hz), 7.94 (1H, d, J = 1.5 Hz), 8.45 (1H, d, J = 1.5 Hz), 9.15 (1H, s).
MS: 506 [M+H]
+
【0492】
実施例 66. 4-(3-クロロ-5-((1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ABS) の調製
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
【0493】
実施例62と同じ方法で、化合物ABSを得た。
1H-NMR (DMSO-d
6): 2.57 (2H, brs), 3.26 (1H, m), 3.47 (2H, m), 3.71 (2H, t, J = 5.4 Hz), 4.22 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.59 (1H, m), 4.70 (1H, m), 4.76 (1H, d, J = 5.8 Hz), 5.40 (1H, d, J = 5.3 Hz), 6.19 (1H, s), 7.84 (1H, s), 7.99 (1H, d, J = 8.9 Hz), 8.07 (1H, d, J = 8.9 Hz), 8.45 (1H, s), 8.67 (1H, s), 9.84 (1H, s).
MS: 473 [M+H]
+
【0494】
実施例 67. 4-(3-クロロ-5-((1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ADF) の調製
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
【0495】
実施例62と同じ方法で、化合物ADFを得た。
1H-NMR (DMSO-d
6): 2.39 (3H, s), 2.57 (2H, brs), 3.26 (1H, m), 3.47 3.55 (2H, m), 3.69 (2H, m), 4.20 (1H, brs), 4.57 (1H, m), 4.72 (2H, m), 5.37 (1H, m), 6.20 (1H, brs), 7.53 7.56 (3H, m), 7.82 (1H, s), 8.45 (1H, s), 8.88 (1H, s).
MS: 486 [M+H]
+
【0496】
実施例 68. 4-(3-クロロ-5-((1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ADG) の調製
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
【0497】
実施例62と同じ方法で、化合物ADGを得た。
1H-NMR (DMSO-d
6): 2.23 (3H, s), 2.56 (2H, brs), 3.26 (1H, m), 3.47 3.54 (2H, m), 3.67 (2H, m), 4.17 (1H, s), 4.55 (1H, m), 4.69 4.74 (2H, m), 5.37 (1H, d, J = 5.6 Hz), 6.20 (1H, brs), 7.18 (1H, d, J = 7.9 Hz), 7.42 (1H, dd, J = 2.6, 8.9 Hz), 7.50 (1H, d, J = 2.6 Hz), 7.83 (1H, s), 8.45 (1H, s), 8.68 (1H, s).
MS: 502 [M+H]
+
【0498】
参考例 7. (E)-tert-ブチル 4-(3-クロロ-5-(3-ヒドロキシプロパ-1-エンイル)ピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの調製
【化272】
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【0499】
tert-ブチル 4-(3,5-ジクロロピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート 80 (2.095g、6 mmol)のTHF (10 ml)溶液に、室温でN
2雰囲気下に(E)-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキソラン-2-イル)ピロペ-2-エン-1-オール 94 (1.215g、6.60 mmol)およびTBAF (14.40 ml、14.40 mmol)を添加した。次いで、PdCl
2(dppf) CH
2Cl
2 (0.147g、0.180 mmol)を添加した。得られた混合液を室温で10分間攪拌し、次いで還流下1時間加熱した。その反応混合液を10%クエン酸で希釈し、その後、EtOAcで2回抽出した。その有機層を合わせて、H
2Oおよび食塩水で洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、減圧下濃縮した。粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィーを用いて、酢酸エチル/ヘキサンのグラジエントで溶出して、化合物95を黄色油状物質として1.42g得た(63%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.41 (1H, d, J = 2.0Hz), 7.72 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.60 (1H, d, J = 16.0 Hz), 6.46 (1H, dt, J = 16.0, 4.8 Hz), 4.38 (2H, d, J = 4.0 Hz), 4.08 (2H, br s), 3.26 (2H, br s), 2.31-2.28 (4H, br m), 1.48 (9H, s).
【0500】
参考例 8. (E)-tert-ブチル 4-フルオロ-4-(5-(3-ヒドロキシプロパ-1-エンイル)-3-メチルピリジン-2-イル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製
【化273】
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【0501】
参考例7と同じ方法で、化合物96を得た。収率75%。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.34 (1H, s), 7.47 (1H, d, J = 1.6 Hz), 6.59 (1H, d, J = 15.9 Hz), 6.42 (1H, td, J = 10.6, 5.3 Hz), 4.35 (2H, d, J = 4.9 Hz), 4.09 (2H, br s), 3.27-3.15 (2H, br m), 2.49 (3H, d, J = 5.8 Hz), 2.10-1.93 (4H, br m), 1.48 (9H, s).
参考例 9. tert-ブチル 4-(3-クロロ-5-((1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレートの調製
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
【0502】
(E)-tert-ブチル 4-(3-クロロ-5-(3-ヒドロキシプロパ-1-エンイル)ピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート95 (1.40g, 3.78 mmol)のt-BuOH (30 ml)およびH
2O (30 ml)溶液に、室温で、AD-ミックス-α (7g, 3.78 mmol)を加えた。得られた混合液を室温で、終夜攪拌した。その反応混合液をH
2Oで希釈し、その後、EtOAcで2回抽出した。有機層を合わせて、H
2Oおよび食塩水で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、ろ過し、減圧下濃縮した。有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、減圧下濃縮した。その粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーを用いて、酢酸エチル/ヘキサンのグラジエントで精製し、化合物97を無色泡として0.82g得た(54%)。
H-NMR (CDCl
3) δ: 8.44 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.82 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.85 (1H, d, J = 5.0 Hz), 4.05 (2H, d, J = 12.4 Hz), 3.81-3.75 (2H, m), 3.66 (1H, dd, J = 12.3, 5.6 Hz), 3.25 (2H, s), 2.26 (4H, d, J = 14.8 Hz), 1.48 (9H, s).
参考例 10. tert-ブチル 4-フルオロ-4-(3-メチル-5-((1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-ピペリジン-1-カルボキシレートの調製
【化275】
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【0503】
参考例9と同じ方法で、化合物98を得た。収率41%。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.34 (1H, s), 7.53 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.78 (1H, d, J = 5.9 Hz), 4.15-4.05 (2H, br m), 3.81-3.70 (2H, m), 3.61 (1H, dd, J = 11.3, 4.9 Hz), 3.27-3.15 (2H, br m), 2.52 (3H, d, J = 5.8 Hz), 2.10-1.96 (4H, br m), 1.49 (9H, s).
参考例 11. (1S,2S)-1-(5-クロロ-6-(4-フルオロピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)プロパン-1,2,3-トリオール ヒドロクロリドの調製
【化276】
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【0504】
tert-ブチル 4-(3-クロロ-5-((1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキシレート 97 (0.90g、2.223 mmol) のCH2Cl2 (20 ml)溶液に、室温で、ジオキサン中のHCl (2.223 ml、8.89 mmol)を添加した。混合液を室温で4時間攪拌した。溶剤を濃縮し、次に、EtOAcを混合物に添加した。EtOAcで残渣を粉にした。得られた固体を、ブフナー漏斗でろ過し、EtOAcですすぎ、集めて、白色固形物として718mgの化合物 99を得た(86%)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 9.05 (2H, br s), 8.47 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.89 (1H, d, J = 1.7 Hz), 4.74 (1H, d, J = 2.9 Hz), 3.58-3.45 (2H, m), 3.37 (2H, br d), 3.28-3.10 (3H, m), 2.44-2.41 (4H, br m).
【0505】
参考例 12. (1S,2S)-1-(6-(4-フルオロピペリジン-4-イル)-5-メチルピリジン-3-イル)プロパン-1,2,3-トリオール diヒドロクロリド
【化277】
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【0506】
参考例11と同じ方法で、化合物100を得た。収率75%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 9.26 (2H, br s), 8.34 (1H, s), 7.66 (1H, s), 4.67 (1H, d, J = 3.4 Hz), 3.57-3.41 (2H, m), 3.36-3.28 (2H, br m), 3.25-3.07 (3H, m), 2.46 (3H, d, J = 4.7 Hz), 2.29-2.20 (2H, br m).
【0507】
実施例 69. 4-(3-クロロ-5-((1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)ピペリジン-1-カルボキサミド(ABD) の調製
【化278】
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【0508】
実施例10と同じ方法で、化合物ABDを得た。収率58%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.46 (1H, s), 7.88 (1H, s), 7.79-7.61 (2H, m), 7.23-7.19 (1H, m), 5.41 (1H, d, J = 5.5 Hz), 4.74-4.72 (2H, m), 4.56-4.55 (1H, m), 4.23-4.20 (2H, m), 3.52-3.31 (5H, m), 2.30-2.26 (4H, m).
【0509】
実施例 70. 4-(3-クロロ-5-((1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-1-カルボキサミド(ABE) の調製
【化279】
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【0510】
実施例1と同じ方法で、化合物ABEを得た。収率74%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 9.87 (1H, s), 8.60 (1H, s), 8.45 (1H, d, J = 1.5 Hz), 8.04 (1H, dd, J = 8.9, 2.5 Hz), 7.96 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.87 (1H, d, J = 1.5 Hz), 5.41 (1H, d, J = 5.6 Hz), 4.74-4.72 (2H, m), 4.56 (1H, t, J = 5.6 Hz), 4.16-4.12 (2H, m), 3.51-3.29 (5H, m), 2.27-2.22 (4H, m).
【0511】
実施例 71. N-(3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(3-クロロ-5-((1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-4-フルオロピペリジン-1-カルボキサミド(ABG) の調製
【化280】
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【0512】
実施例1と同じ方法で、化合物ABGを得た。収率68%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 9.18 (1H, s), 8.46 (1H, d, J = 1.4 Hz), 7.91-7.88 (2H, m), 7.71 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.61 (1H, dd, J = 8.7, 1.4 Hz), 5.41 (1H, d, J = 5.7 Hz), 4.73-4.68 (2H, m), 4.56 (1H, t, J = 5.7 Hz), 4.11-4.05 (2H, m), 3.59-3.16 (5H, m), 2.31-2.15 (4H, m).
【0513】
実施例 72. 4-フルオロ-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-4-(3-メチル-5-((1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-1-カルボキサミド(ABF) の調製
【化281】
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【0514】
実施例10と同じ方法で、化合物ABFを得た。収率63%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.29 (1H, s), 7.73-7.61 (3H, m), 7.20 (1H, td, J = 9.0, 2.6 Hz), 5.20 (1H, d, J = 5.3 Hz), 4.64-4.61 (2H, m), 4.50 (1H, t, J = 5.3 Hz), 4.25-4.21 (2H, m), 3.47-3.24 (5H, m), 2.51-2.46 (3H, m), 2.34-2.04 (4H, m).
【0515】
実施例 73. N-(3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-フルオロ-4-(3-メチル-5-((1S,2S)-1,2,3-トリヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)ピペリジン-1-カルボキサミド(ABH) の調製
【化282】
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【0516】
実施例1と同じ方法で、化合物ABHを得た。収率44%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 9.17 (1H, s), 8.30 (1H, s), 7.92 (1H, s), 7.71 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.62 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.56 (1H, s), 5.21 (1H, d, J = 5.4 Hz), 4.64-4.62 (2H, m), 4.51 (1H, t, J = 5.4 Hz), 4.15-4.11 (2H, m), 3.56-3.16 (5H, m), 2.51-2.46 (3H, m), 2.29-2.11 (4H, m).
【0517】
実施例 74. (S)-N-(3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(3-クロロ-5-(1,1-ジフルオロ-2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ABK) の調製
【化283】
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【0518】
工程 1. 化合物 97の調製
62 (1.32g、4.78 mmol)の1,2-ジクロロエタン (15 mL)溶液に、Deoxo-Fluor (2.20 mL、11.95 mmol)を0℃で添加した。その混合液を40℃まで昇温し、同じ温度で2.5時間攪拌した。0℃に冷却した後、NaHCO
3水溶液を添加して中和した。CHCl
3(x 3)でその混合物を抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、濃縮した。シリカゲル(n-ヘキサン/EtOAc)上で残渣をクロマトグラフィ分離して、油として101 (1.30g、91%の収率)を得た。
【0519】
工程 2. 化合物 98の調製
101(1.30g、4.37 mmol)のTHF(9 mL)およびEtOH(4.5 mL)溶液に、ホウ酸塩(1.62g、5.24 mmol)、K
2CO
3(3M、3.2 mL)水溶液およびPdCl
2(PPh
3)
2 (153 mg、0.22 mmol)を添加した。混合液を85℃で13時間攪拌し、次いで室温に冷却した。EtOAc及び水を添加し、EtOAcで水層を抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗浄し、MgSO
4で乾燥し、ろ過し、濃縮した。シリカゲル(n-ヘキサン/EtOAc)上で残渣をクロマトグラフィ分離して、油として102 (1.37g、70%)を得た。
【0520】
工程3. 化合物 ABKの調製
102 (600 mg、1.35 mmol)のジエチルエーテル(3.0 mL) 及びエタノール(0.2 mL)溶液に、ジオキサン中のHCl (4N 、1.69 mL)を0℃で添加した。その混合液を45℃まで加温し、3.5時間攪拌した。得られた混合液を室温まで冷却し、EtOAcを添加した。溶媒をデカンテーション(x 4)によって除去し、減圧下で残渣を乾燥して103(500 mg)を含む固体を得た。ジクロロメタン(3.0mL)中のこの固体の懸濁液に、ジイソプロピルエチルアミン(0.31mL、1.79mmol)およびフェニルカーバメート(125mg、0.40mmol)を添加した。混合液を室温で一晩攪拌し、水で希釈した。CHCl
3(x 3)でその混合物を抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、濃縮した。シリカゲル(ジクロロメタン/MeOH)、およびODS C18(逆相(水/アセトニトリル))上で残渣をクロマトグラフィ分離して、泡状物としてABK(70mg、34%)を得た。
1H-NMR (DMSO-d
6): 2.60 (2H, brs), 3.61 (1H, m), 3.70 (2H, m), 4.00 (1H, m), 4.40 (1H, m), 4.83 (1H, m), 5.93 (1H, d, J = 5.3 Hz), 7.65 (1H, d, J = 9.0 Hz), 7.73 (1H, d, J = 9.0 Hz), 7.86 (1H, s), 7.94 (1H, s), 8.63 (1H, s), 9.16 (1H, s).
MS: 526 [M+H]
+.
【0521】
実施例 75. (S)-4-(3-クロロ-5-(1,1-ジフルオロ-2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ABL)
【化284】
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【0522】
実施例74と同じ方法で、化合物ABLを得た。
1H-NMR (CDCl
3): 2.03 (1H, brs), 2.73 (2H, m), 3.22 (1H, brs), 3.78 3.98 (4H, m), 4.11 (1H, m), 4.27 (1H, m), 6.28 (1H, m), 7.51 (1H, m), 7.88 (2H, m), 8.21 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.47 (1H, s), 8.63 (1H, s).
MS: 493 [M+H]
+
【0523】
実施例 76. (S)-N-(3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(5-(1,1-ジフルオロ-2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ABM)
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
【0524】
実施例74と同じ方法で、化合物ABMを得た。
1H-NMR (DMSO-d
6): 2.70 (2H, brs), 3.59 (1H, m), 3.71 (2H, m), 4.00 (1H, m), 4.26 (1H, m), 4.82 (1H, t, J = 5.8 Hz), 5.91 (1H, d, J = 6.2 Hz), 6.69 (1H, brs), 7.65 (1H, dd, J = 1.5, 8.9 Hz), 7.73 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.85 (1H, d, J = 12 Hz), 7.93 (1H, s), 8.54 (1H, s), 9.16 (1H, s).
MS: 510 [M+H]
+
【0525】
実施例 77. (S)-4-(3-クロロ-5-(1,1-ジフルオロ-2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(3-メトキシ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ABN)
【化286】
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【0526】
実施例74と同じ方法で、化合物ABNを得た。
1H-NMR (CDCl3): 1.95 (1H, brs), 2.73 (2H, m), 3.10 (1H, brs), 3.73 3.92 (7H, m), 4.11 (1H, m), 4.26 (1H, m), 6.28 (1H, m), 6.58 (1H, s), 6.73 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.44 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.53 (1H, s), 7.89 (1H, d, J = 1.7 H), 8.62 (1H, d, J = 1.7 Hz).
MS: 522 [M+H]
+
【0527】
実施例 78. (S)-4-(3-クロロ-5-(1,1-ジフルオロ-2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ABP)
【化287】
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【0528】
実施例74と同じ方法で、化合物ABPを得た。
1H-NMR (DMSO-d
6): 2.59 (2H, brs), 3.59 (1H, m), 3.79 (2H, m), 4.00 (1H, m), 4.29 (2H, brs), 4.84 (1H, t, J = 5.8 Hz), 5.93 (1H, d, J = 6.2 Hz), 6.32 (1H, s), 7.23 (1H, m), 7.60 (1H, brs), 7.79 (1H, d, brs), 8.03 (1H, d, J = 1.7 Hz), 8.63 (1H, d, J = 1.7 Hz), 11.4 (1H, brs).
MS: 499 [M+H]
+
【0529】
実施例 79. (S)-4-(3-クロロ-5-(1,1-ジフルオロ-2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(3-メチル-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ADC)
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
【0530】
実施例74と同じ方法で、化合物ADCを得た。
1H-NMR (DMSO-d
6): 2.38 (3H, s), 2.59 (2H, brs), 3.58 (1H, m), 3.70 (2H, m), 4.02 (1H, m), 4.21 (1H, m), 4.83 (1H, m), 5.93 (1H, d, J = 5.0 Hz), 6.31 (1H, s), 7.48 7.55 (1H, m), 8.03 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.63 (1H, s), 8.90 (1H, s).
MS: 506 [M+H]
+
【0531】
実施例 80. (R)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)ピペラジン-1-カルボキサミド(ACV)
工程 1. (R)-1-(3-クロロ-5-((2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチル)ピリジン-2-イル)ピペラジンの調製
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
【0532】
(R)-2,3-ジクロロ-5-((2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチル)ピリジン(65、2.31g、8.81 mmol)の23mLアセトニトリル溶液に、ピペラジン (2.66g、30.8mmol)および炭酸カリウム(1.22g、8.81 mmol)を室温で添加した。混合液を還流下に26時間攪拌した。反応混合液をH
2O(30mL)で希釈し、その混合液を酢酸エチルで抽出した(30 mL x 2)。
得られた有機層をH
2Oおよび食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。粗生成物を、シリカゲル上でメタノール(0-5%)/酢酸エチルのグラジエントで溶出することにより、クロマトグラフ分離した。0.98gの生成物104を得た(36%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.03 (1H, d, J = 2.1 Hz), 7.50 (1H, d, J = 2.1 Hz), 4.31-4.22 (1H, m), 4.03 (1H, dd, J = 8.1, 5.9 Hz), 3.61 (1H, dd, J = 8.1, 5.9 Hz), 3.28-3.27 (4H, m), 3.04-3.02 (4H, m), 2.82-2.72 (2H, m), 1.42 (3H, s), 1.35 (3H, s).
【0533】
工程 2. (R)-3-(5-クロロ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)プロパン-1,2-ジオール ヒドロクロリドの調製
【化290】
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【0534】
参考例2、工程4と同じ方法で、化合物105を得た。収率100%。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.09 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.72 (1H, d, J = 1.8 Hz), 4.30-4.02 (2H, m), 3.67-3.61 (1H, m), 3.38-3.06 (6H, m), 2.88-2.83 (1H, m), 2.61-2.42 (3H, m).
工程 3. (R)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(ACV)
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
【0535】
実施例12と同じ方法で、化合物ACVを得た。収率67%。
1H-NMR (DMSO-d
6): 2.45 (1H, m), 2.74 (1H, m), 3.23 (4H, s), 3.59 (1H, brs), 3.72 (4H, s), 4.65 (2H, m), 7.22 (1H, m), 7.44 (1H, brs), 7.70 (1H, s), 8.08 (1H, s), 11.5 (1H, brs). MS: 466 [M+H]
+
【0536】
実施例 81. (R)-4-(3-クロロ-5-((R)-2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-2-メチルピペラジン-1-カルボキサミド(ACU)
【化292】
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【0537】
実施例12と同じ方法で、化合物ACUを得た。
1H-NMR (DMSO-d
6): 1.33 (3H, d, J = 6.5 Hz), 2.72 2.89 (3H, m), 3.59 (3H, m), 4.21 (1H, d, J = 13.1 Hz), 4.66 (3H, m), 7.18 (1H, m), 7.52 (1H, brs), 7.64 (1H, s), 7.75 (1H, d, J = 7.2 Hz), 8.07 (1H, s), 11.5 (1H, brs).
MS: 480 [M+H]
+
【0538】
参考例 13. (R)-tert-ブチル 3-(5,6-ジクロロピリジン-3-イル)-2-ヒドロキシプロピルカルバメート および (S)-tert-ブチル 3-(5,6-ジクロロピリジン-3-イル)-2-ヒドロキシプロピルカルバメートの調製
【化293】
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【0539】
tert-ブチルカーバメート(1.230g、10.50mmol)のPrOH(4mL)溶液に、雰囲気温度で水(10.5mL)中のNaOH(g、10.50mmol)およびtert-ブチルハイポクロライト(1.140g、10.50mmol)を5分間撹拌した。次いで0℃に反応液を冷却し、(DHQD)
2PHAL(0.136g、0.175mmol)若しくはPrOH(4mL)中の(DHQ)
2PHAL(0.136g、0.175mmol)、PrOH(7mL)中の5-アリル-2,3-ジクロロピリジン(58、0.658g、3.5mmol)溶液およびオスミウム酸カリウム塩二水和物(0.052g、0.140mmol)を添加した。3時間さらに攪拌した後、10%のNaHSO
3で反応液をクエンチし、酢酸エチル(20 mL)で希釈した。得られた有機層を分離し、酢酸エチル(5mL)で水層を抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗浄し、Na
2SO
4の上で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲル上で CHCl
3/MeOH (0-8%) によりグラジュエント溶出してクロマトグラフィ分離して1.64g の生成物 ((DHQD)
2PHALとしての200 又は (DHQ)
2PHAL)としての201)を無色固体として、 %収率で得た。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.24 (1H, s), 8.00 (1H, s), 6.78 (1H, br), 4.91 (1H, d, J = 5.05 Hz), 3.67 (1H, m), 2.94 (2H, d, J = 5.05 Hz), 2.78 (1H, dd, J = 13.39, 2.78 Hz), 2.55 (1H, dd, J = 7.07 Hz), 1.38 (9H, s). LC/MS (M+1): 321.
【0540】
実施例 82.
工程 1. (R)-1-アセタミド-3-(5,6-ジクロロピリジン-3-イル)プロパン-2-イル アセテートの調製
【化294】
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【0541】
化合物200(1.12g、3.5mmol)の酢酸エチル(4mL)溶液に、室温でジオキサン(4mL)中の4mol/LのHClを過剰量添加した。一晩撹拌した後に、減圧下で反応液を濃縮した。残渣を次の反応に直接使用した。
粗生成物のTHF(4.00ml)およびDMF(1.2ml)懸濁液に、Et
3N(2.91ml、21.00mmol)およびAc
2O(0.761ml、8.05mmol)を、窒素雰囲気下に0℃で添加した。室温で一晩攪拌した後、飽和したNaHSO
3水で反応液をクエンチし、酢酸エチル(20 mL)で希釈した。得られた有機層を分離し、酢酸エチル(5mL)で水層を抽出し、合わせた有機層を水及び食塩水で洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲル上で CHCl
3/MeOH(0-10%)によりグラジュエント溶出してクロマトグラフィ分離して、724.4 mg の化合物 202を無色油状物質として68%収率で得た。
1H-NMR (400 MHz DMSO-d
6) δ: 8.26 (1H, s), 8.06 (1H, s), 8.01 (1H, br), 4.98 (1H, br), 3.33 (1H, m), 3.12 (1H, m), 2.93 (1H, dd, J = 13.89, 4.29 Hz), 2.79 (1H, dd, J = 13.89, 8.08 Hz), 1.94 (3H, s), 1.82 (3H, s).
工程 2. (R)-tert-ブチル 4-(5-(3-アセタミド-2-アセトキシプロピル)-3-クロロピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレートの調製
【化295】
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【0542】
参考例12、工程3と同じ方法で、化合物203を得て、直接、次の工程へと用いた。
工程 3. (R)-tert-ブチル 4-(5-(3-アセタミド-2-ヒドロキシプロピル)-3-クロロピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレートの調製
【化296】
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【0543】
粗生成物(203、1.07g、2.37mmol)のTHF(3.5ml)およびMeOH(3.5ml)溶液に、0℃でNaOMe(257mg、4.75mmol)を窒素雰囲気下に添加した。2時間、室温で攪拌した後、10%のクエン酸(10 mL)で反応混合液をクエンチし、酢酸エチル(15mL)で希釈した。
得られた有機層を分離し、酢酸エチル(5mL)で水層を抽出し、合わせた有機層を水及び食塩水で洗浄し、Na
2SO
4の上で乾燥し、減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲル上で CHCl
3/MeOH(0-10%)によりグラジュエント溶出してクロマトグラフィ分離して、763.3 mg の生成物 204を黄色非晶質物質として78%収率で得た。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.35 (1H, s), 7.88 (1H, br), 7.79 (1H, s), 6.12 (1H, br), 4.97 (1H, d, J = 5.05 Hz), 4.02 (2H, m), 3.70 (1H, m), 3.54 (2H, m), 3.10 (1H, m), 3.03 (1H, m), 2.75 (1H, dd, J = 14.1, 3.03 Hz), 2.56 (1H, dd, J = 14.1, 7.07 Hz), 2.47 (2H, m), 1.83 (3H, s), 1.44 (9H, s).
【0544】
工程 4. (R)-N-(3-(5-クロロ-6-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)-2-ヒドロキシプロピル)アセタミド ヒドロクロリドの調製
【化297】
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【0545】
実施例36、工程4と同じ方法で、化合物205を得て、直接、次の工程へと用いた。
【0546】
工程 5. 5-((R)-3-アセチルアミノ-2-ヒドロキシプロピル)-3-クロロ-3',6'-ジヒドロ-2'H-[2,4']ビピリジニル-1'-カルボン酸 (3-クロロ-4-トリフルオロメチル-フェニル)-アミドの調製
【化298】
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【0547】
実施例1と同一の方法で化合物を得て、メタノール(0-10%)/CHCl
3アセタートのグラジュエントによりシリカゲル上でクロマトグラフィ分離して、白色非晶質物質として54%の収率で110mgの化合物ADLを得た。
1H-NMR (300 MHz DMSO-d
6) δ: 9.13 (1H, s), 8.35 (1H, d, J = 1.68 Hz), 7.92 (1H, d, J = 1.68 Hz), 7.87 (1H, t, J = 5.80 Hz), 7.79 (1H, d, J = 1.68 Hz), 7.71 (1H, d, J = 8.85 Hz), 7.63 (1H, dd, J = 8.85, 1.68 Hz), 6.18 (1H, br), 4.96 (1H, d, J = 5.34 Hz), 4.19 (2H, d, J = 2.90 Hz), 3.69 (2H, t, J = 5.41 Hz), 3.69 (1H, m), 3.10 (1H, m), 3.02 (1H, m), 2.75 (1H, dd, J = 13.73, 3.97 Hz), 2.58-2.53 (3H, m), 1.82 (3H, s). LC/MS (M+1): 531.
【0548】
実施例 83. 5-((R)-3-アセチルアミノ-2-ヒドロキシプロピル)-3-クロロ-3',6'-ジヒドロ-2'H-[2,4']ビピリジニル-1'-カルボン酸 (5-トリフルオロメチル-ピリジン-2-イル)-アミド(ADM) の調製
【化299】
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実施例1と同じ方法で化合物を得て、酢酸エチルで粉化した。得られた固体を中程度の多孔質ガラス漏斗でろ過し、酢酸エチルですすぎ、集めて、白色固形物として70.6mgの化合物 ADMを45%の収率で得た。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 9.80 (1H, s), 8.60 (1H, m), 8.35 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.05 (1H, dd, J = 8.85, 2.86 Hz), 7.97 (1H, d, J = 8.85 Hz), 7.87 (1H, t, J = 5.80 Hz), 7.78 (1H, d, J = 1.83 Hz), 6.16 (1H, br), 4.96 (1H, d, J = 5.49 Hz), 4.20 (2H, d, J = 2.75 Hz), 3.70 (2H, t, J = 5.57 Hz), 3.69 (1H, m), 3.08 (1H, m), 3.02 (1H, m), 2.74 (1H, dd, J = 13.88, 4.12 Hz), 2.57-2.53 (3H, m), 1.82 (3H, s). LC/MS (M+1): 498.
【0549】
実施例 84. 5-((R)-3-アセチルアミノ-2-ヒドロキシプロピル)-3-クロロ-3',6'-ジヒドロ-2'H-[2,4']ビピリジニル-1'-カルボン酸 (6-フルオロ-ベンゾチアゾール-2-イル)-アミド(ADP) の調製
【化300】
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【0550】
実施例10と同一の方法で化合物を得て、CH
3CN/水のグラジュエントによりHPLC-MS カラム上でクロマトグラフィ分離して、白色固体として61%の収率で96.0mgの化合物ADPを得た。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.35 (1H, s), 7.86 (1H, t, J = 5.41 Hz), 7.78 (1H, s), 7.75 (1H, d, J = 9.00Hz ), 7.54 (1H, br), 7.20 (1H, td, J = 9.00, 2.34 Hz), 6.18 (1H, br), 4.95 (1H, d, J = 5.34 Hz), 4.25 (2H, br), 3.77 (2H, br), 3.69 (1H, br), 3.08 (1H, m), 3.02 (1H, m), 2.74 (1H, dd, J = 13.80, 3.74 Hz), 2.57-2.53 (3H, m), 1.82 (3H, s). LC/MS (M+1): 504.
【0551】
実施例 85. 5-((S)-3-アセチルアミノ-2-ヒドロキシプロピル)-3-クロロ-3',6'-ジヒドロ-2'H-[2,4']ビピリジニル-1'-カルボン酸 (3-クロロ-4-トリフルオロメチル-フェニル)-アミド(ADN) の調製
【化301】
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【0552】
実施例1と同一の方法で化合物を得て、メタノール/CHCl
3(0-10%)アセタートのグラジュエントによりシリカゲル上でクロマトグラフィ分離して、白色非晶質物として41%の収率で76.7mgの化合物ADNを得た。
1H-NMR (300 MHz DMSO-d
6) δ: 9.13 (1H, s), 8.35 (1H, d, J = 1.68 Hz), 7.92 (1H, d, J = 1.68 Hz), 7.87 (1H, t, J = 5.80 Hz), 7.79 (1H, d, J = 1.68 Hz), 7.71 (1H, d, J = 8.85 Hz), 7.63 (1H, dd, J = 8.85, 1.68 Hz), 6.18 (1H, br), 4.96 (1H, d, J = 5.34 Hz), 4.19 (2H, d, J = 2.90 Hz), 3.69 (2H, t, J = 5.41 Hz), 3.69 (1H, m), 3.10 (1H, m), 3.02 (1H, m), 2.75 (1H, dd, J = 13.73, 3.97 Hz), 2.58-2.53 (3H, m), 1.82 (3H, s). LC/MS (M+1): 531.
【0553】
実施例 86. 5-((S)-3-アセチルアミノ-2-ヒドロキシプロピル)-3-クロロ-3',6'-ジヒドロ-2'H-[2,4']ビピリジニル-1'-カルボン酸 (5-トリフルオロメチル-ピリジン-2-イル)-アミド(ADO) の調製
【化302】
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【0554】
実施例1と同じ方法で化合物を得て、酢酸エチルで粉化した。得られた固体を中程度の多孔質ガラス漏斗でろ過し、酢酸エチルですすぎ、集めて、白色固形物として69mgの化合物 ADOを33%の収率で得た。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 9.80 (1H, s), 8.60 (1H, m), 8.35 (1H, d, J = 1.83 Hz), 8.05 (1H, dd, J = 8.85, 2.86 Hz), 7.97 (1H, d, J = 8.85 Hz), 7.87 (1H, t, J = 5.80 Hz), 7.78 (1H, d, J = 1.83 Hz), 6.16 (1H, br), 4.96 (1H, d, J = 5.49 Hz), 4.20 (2H, d, J = 2.75 Hz), 3.70 (2H, t, J = 5.57 Hz), 3.69 (1H, m), 3.08 (1H, m), 3.02 (1H, m), 2.74 (1H, dd, J = 13.88, 4.12 Hz), 2.57-2.53 (3H, m), 1.82 (3H, s). LC/MS (M+1): 498.
【0555】
実施例 87. ((S)-3-アセチルアミノ-2-ヒドロキシプロピル)-3-クロロ-3',6'-ジヒドロ-2'H-[2,4']ビピリジニル-1'-カルボン酸 (6-フルオロ-ベンゾチアゾール-2-イル)-アミド(ADQ) の調製
【化303】
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【0556】
実施例10と同一の方法で化合物を得て、CH
3CN/水のグラジュエントによりHPLC-MS カラム上でクロマトグラフィ分離して、白色固体として34%の収率で53.4mgの化合物ADQを得た。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.35 (1H, s), 7.86 (1H, t, J = 5.41 Hz), 7.78 (1H, s), 7.75 (1H, d, J = 9.00Hz ), 7.54 (1H, br), 7.20 (1H, td, J = 9.00, 2.34 Hz), 6.18 (1H, br), 4.95 (1H, d, J = 5.34 Hz), 4.25 (2H, br), 3.77 (2H, br), 3.69 (1H, br), 3.08 (1H, m), 3.02 (1H, m), 2.74 (1H, dd, J = 13.80, 3.74 Hz), 2.57-2.53 (3H,
m), 1.82 (3H, s). LC/MS (M+1): 504.
【0557】
実施例 88. (R)-4-(3-クロロ-5-(2,3-ジヒドロキシプロピル)ピリジン-2-イル)-4-フルオロ-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)ピペリジン-1-カルボキサミド(AEF) の調製
【化304】
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【0558】
実施例10と同じ方法で、化合物AEFを得た(収率65%)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.37 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.82 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.77 (1H, dd, J = 8.6, 2.4 Hz), 7.56-7.53 (1H, br m), 7.20 (1H, dt, J = 8.6, 2.4 Hz), 4.74 (1H, d, J = 5.5 Hz), 4.68 (1H, t, J = 5.5 Hz), 4.26-4.22 (2H, m), 3.66-3.62 (1H, m), 3.41-2.10 (11H, m).
【0559】
実施例 89. 化合物 ADR:
1H NMR (DMSO- d
6) δ 2.47 (1 H, dd, J = 8.33, 14.03 Hz), 2.74 (1 H, dd, J = 3.95, 14.03 Hz), 3.24 (5 H, m), 3.32 (1 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.72 (4 H, m), 7.22 (1 H, dt, J = 2.63, 9.21 Hz), 7.58 (1 H, m), 7.71 (1 H, d, J = 1.97 Hz), 7.78 (1 H, dd, J = 2.41, 8.55 Hz), 8.08 (1 H, d, J = 1.97 Hz); LC/MS (M+1) 466.
【0560】
実施例 90. 化合物 ADS:
1H NMR (DMSO- d
6) δ 2.47 (1 H, dd, J = 8.11, 14.03 Hz), 2.74 (1 H, dd, J = 3.95, 13.81 Hz), 3.24 (5 H, m), 3.32 (1 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.73 (4 H, m), 7.21 (1 H, t, J = 7.45 Hz), 7.36 (1 H, t, J = 7.45 Hz), 7.52 (1 H, br s), 7.70 (1 H, d, J = 1.75 Hz), 7.83 (1 H, br s), 8.08 (1 H, d, J = 1.97 Hz); LC/MS (M+1) 448.
【0561】
実施例 91. 化合物 ADW:
1H NMR (DMSO- d
6) δ 2.46 (1 H, m), 2.75 (1 H, dd, J = 2.85, 13.37 Hz), 3.24 (5 H, m), 3.32 (1 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.72 (4 H, m), 7.39 (1 H, m), 7.56 (1 H, br s), 7.70 (1 H, m), 8.00 (1 H, br s), 8.08 (1 H, m), 11.37 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 482.
【0562】
実施例 92. 化合物 ADX:
1H NMR (DMSO- d
6) δ 2.37 (3 H, s), 2.47 (1 H, dd, J = 8.11, 13.81 Hz), 2.74 (1 H, dd, J = 3.95, 14.03 Hz), 3.22-3.31 (6 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.71 (4 H, m), 4.66 (2 H, m), 7.17 (1 H, d, J = 7.87 Hz), 7.25-7.63 (2 H, m), 7.70 (1 H, d, J = 1.97 Hz), 8.08 (1 H, d, J = 1.97 Hz), 11.21 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 462.
【0563】
実施例 93. 化合物 AEB:
1H NMR (DMSO- d
6) δ 1.16 (3 H, d, J = 6.80 Hz), 2.29 (1 H, m), 2.64 (3 H, m), 3.12 (3 H, m), 3.42 (3 H, m), 4.00 (1 H, m), 4.41 (1 H, m), 7.04 ( 1 H, t, J = 8.76 Hz), 7.47 (1 H, br s), 7.52 (1 H, d, J = 7.45 Hz), 7.62 (1 H, d, J = 1.75 Hz), 7.90 (1 H, d, J = 1.75 Hz), 11.09 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 480.
【0564】
実施例 94. 化合物 AEC:
1H NMR (DMSO- d
6) δ 1.33 (1 H, d, J = 6.58 Hz), 2.37 (3 H, s), 2.47 (1 H, dd, J = 8.33, 13.81 Hz), 2.74 (1 H, dd, J = 3.73, 13.81 Hz), 2.79-2.87 (2 H, m), 3.28 (3 H, m), 3.61 (3 H, m), 4.21 (1 H, m), 4.61 (1 H, m), 7.17 (1 H, d, J = 7.67 Hz), 7.26-7.60 (2 H, m), 7.69 (1 H, d, J = 1.54 Hz), 8.07 (1 H, d, J = 1.75 Hz), 11.18 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 476.
【0565】
実施例 95. 化合物 AED:
1H NMR (DMSO- d
6) δ 1.34 (3 H, d, J = 6.58 Hz), 2.48 (1 H, dd, J = 8.33, 14.03 Hz), 2.74 (1 H, dd, J = 2.84, 12.94 Hz), 2.80-2.87 (2 H, m), 3.28 (3 H, m), 3.59 (3 H, m), 4.21 (1 H, m), 4.61 (1 H, m), 7.20 (1 H, t, J = 7.02 Hz), 7.36 (1 H, t, J = 7.02 Hz), 7.58 (1 H, br s), 7.69 (1 H, d, J = 1.97 Hz), 7.82 (1 H, br s), 8.08 (1 H, d, J = 1.97 Hz); LC/MS (M+1) 462.
【0566】
実施例 96. 化合物 AEG:
1H NMR (DMSO- d
6) δ 1.27 (3 H, d, J = 6.79 Hz), 2.40 (1 H, dd, J = 8.55, 14.47 Hz), 2.68 (1 H, dd, J = 3.73, 14.03 Hz), 2.74 (1 H, dt, J = 3.51, 12.50 Hz), 2.82 (1 H, dd, J = 3.51, 12.50 Hz), 3.23 (3 H, m), 3.54 (3 H, m), 4.15 (1 H, d, J = 10.74 Hz), 4.56 (1 H, t, J = 5.48 Hz), 4.60 (1 H, d, J = 5.48 Hz), 7.32 (1 H, dd, J = 2.19, 8.55 Hz), 7.45 (1 H, m), 7.62 (1 H, d, J = 1.97 Hz), 7.92 (1 H, m), 8.01 (1 H, d, J = 1.97 Hz), 11.68 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 496.
【0567】
実施例 97. 化合物 ADT:
1H NMR (DMSO- d
6) δ 2.47 (3 H, m), 2.74 (1 H, dd, J = 3.88, 14.09 Hz), 3.24 (4 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.72 (4 H, m), 4.65 (2 H, m), 7.39 (1 H, d, J = 8.56 Hz), 7.55 (1 H, br s), 7.70 (1 H, s), 8.00 (1 H, s), 8.08 (1 H, s), 11.46 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 483.
【0568】
実施例 98. 化合物ADU:
1H NMR (DMSO- d
6) δ 2.37 (3 H, s), 2.47 (3 H, m), 2.75 (1 H, dd, J = 3.71, 17.72 Hz), 3.30 (4 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.72 (4 H, m), 4.65 (2 H, m), 7.17 (1 H, d, J = 9.25 Hz), 7.40 (1 H, d, J = 8.10 Hz), 7.62 (1 H, s), 7.70 (1 H, s), 8.08 (1 H, s), 11.46 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 463.
【0569】
実施例 99. 化合物 ADV:
1H NMR (DMSO- d
6) δ 2.52 (3 H, m), 2.78 (1 H, dd, J = 3.78, 14.24 Hz), 3.30 (4 H, m), 3.63 (1 H, m), 3.77 (4 H, m), 4.68 (2 H, m), 7.24 (1 H, t, J = 6.97 Hz), 7.40 (1 H, t, J = 6.97 Hz), 7.55 (1 H, br s), 7.74 (1 H, s), 7.86 (1 H, d, J = 7.28 Hz), 8.11 (1 H, s), 11.46 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 449.
【0570】
実施例 100. 化合物 ADY:
1H NMR (DMSO- d
6) δ 1.33 (3 H, d, J = 6.76 Hz), 2.49 (2 H, m), 2.81(3 H, m), 3.74 (2 H, m), 3.60 (3 H, m), 4.21 (1 H, d, J = 12.29 Hz), 4.64 (3 H, m), 7.21 (1 H, t, J = 9.65 Hz ), 7.54 (1 H, br s), 7.70 (1 H, s), 7.78 (1 H, d, J = 7.25 Hz), 8.08 (1 H, s), 11.46 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 481.
【0571】
実施例 101. 化合物 ADZ:
1H NMR (DMSO- d
6) δ 1.34 (3 H, d, J = 6.60 Hz), 2.37 (3 H, s), 2.47 (2 H, m), 2.80 (3 H, m), 3.28 (2 H, m), 3.60 (3 H, m), 4.22 (1 H, m), 4.64 (3 H, m), 7.18 (1 H, d, J = 8.29 Hz), 7.40 (1 H, br s), 7.61 (1 H, br s), 7.70 (1 H, s), 8.08 (1 H, s), 11.46 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 477.
【0572】
実施例 102. 化合物 AEA:
1H NMR (DMSO- d
6) 1.35 (3 H, d, J = 6.60 Hz), 2.47 (2 H, m), 2.75 (1 H, dd, J = 3.72, 14.26 Hz), 2.84 (2 H, m), 3.28 (2 H, m), 3.60 (3 H, m), 4.21 (1 H, br s), 4.64 (3 H, m), 7.21 (1 H, m), 7.36 (1 H, t, J = 7.52 Hz), 7.61 (2 H, br s), 7.85 (1 H, br s), 11.49 (1 H, br s) 8.08 (1 H, s); LC/MS (M+1) 463
【0573】
実施例 103. 化合物 AEE:
1H NMR (DMSO- d
6) δ 1.35 (3 H, d, J = 6.78 Hz), 2.48 (1 H, m), 2.81 (3 H, m), 3.27 (3 H, m), 3.60 (3 H, m), 4.22 (1 H, d, J = 13.32 Hz), 4.64 (3 H, m), 7.39 (1 H, dd, J = 1.70, 8.30 Hz), 7.53 (1 H, br s), 7.70 (1 H, s), 7.98 (1 H, br s), 8.08 (1 H, s), 11.53 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 497.
【0574】
実施例 104. 化合物 AEH:
1H NMR (DMSO- d
6) δ 2.28 (6 H, s), 2.47 (1 H, m), 2.75 (1 H, dd, J = 4.17, 13.81 Hz), 3.23 (5 H, m), 3.32 (1 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.72 (4 H, m), 7.29 (1 H, m), 7.56 (1 H, s), 7.70 (1 H, d, J = 1.97 Hz), 8.08 (1 H, d, J = 1.97 Hz); LC/MS (M+1) 476.
【0575】
実施例 105. 化合物 AEI:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 2.48 (1 H, dd, J = 7.89, 14.03 Hz), 2.71 (1 H, dd, J = 4.39, 14.03 Hz), 3.32 (6 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.72 (4 H, m), 4.64 (2 H, br s), 7.20 (1 H, t, J = 7.89 Hz), 7.36 (1 H, t, J = 7.89 Hz), 7.44 (1 H, dd, J = 1.75, 14.03 Hz), 7.51 (1 H, br s), 7.81 (1 H, d, J = 7.89 Hz), 7.89 (1 H, s); LC/MS (M+1) 432.
【0576】
実施例 106. 化合物 AEP:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.23 (3 H, d, J = 7.02 Hz), 2.40 (4 H, m), 2.73 (1 H, dd, J = 3.51, 14.03 Hz), 2.82 (1 H, t, J = 12.28 Hz), 3.03 (1 H, d, J = 10.52 Hz), 3.29 (4 H, m), 3.57 (1 H, m), 3.75 (1 H, d, J = 12.28 Hz), 3.90 (1 H, d, J = 11.40 Hz), 4.18 (1 H, br s), 4.67 (2 H, m), 7.18 (1 H, d, J = 7.89 Hz), 7.40 (1 H, d, J = 14.91 Hz), 7.63 (2 H, m), 7.87 ( 1 H, s), 11.19 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 460.
【0577】
実施例 107. 化合物 AEQ:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.24 (3 H, d, J = 7.20 Hz), 2.46 (1 H, m), 2.79 (2 H, m), 3.00 (1 H, d, J = 11.40 Hz), 3.27 (3 H, m), 3.57 (1 H, m), 3.74 (1 H, d, J = 13.13 Hz), 3.89 (1 H, d, J = 12.17 Hz), 4.12-4.66 (4 H, m), 7.21 (1 H, m), 7.36 (1 H, t, J = 7.02 Hz), 7.43 (1 H, dd, J = 1.75, 14.03 Hz), 7.64 (2 H, m), 7.87 (1 H, s), 11.28 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 446.
【0578】
実施例 108. 化合物 AER:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 2.45 (1 H, dd, J = 8.77, 14.03 Hz), 2.72 (1 H, dd, J = 4.39, 14.03 Hz), 3.30 (6 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.71 (4 H, m), 7.07 (1 H, m), 7.36 (1 H, d, J = 4.65 Hz), 7.45 (1 H, d, J = 14.03 Hz), 7.89 (2 H, m); LC/MS (M+1) 450.
【0579】
実施例 109. 化合物 AES:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 2.45 (1 H, dd, J = 8.77, 14.03 Hz), 2.72 (1 H, dd, J = 4.39, 14.03 Hz), 3.30 (6 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.71 (4 H, m), 7.07 (1 H, m), 7.36 (1 H, d, J = 4.65 Hz), 7.45 (1 H, d, J = 14.03 Hz), 7.89 (2 H, m); LC/MS (M+1) 450.
【0580】
実施例 110. 化合物 AEU:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.25 (3 H, d, J = 6.80 Hz), 2.28 (6 H, m), 2.43 (1 H, m), 2.77 (2 H, m), 2.98 (1 H, m), 3.26 (3 H, m), 3.57 (1 H, m), 3.74 (1 H, d, J = 13.06 Hz), 3.87 (1 H, d, J = 11.40 Hz), 4.21 (1 H, m), 4.62 (3 H, m), 7.60 (2 H, m), 7.42 (1 H, dd, J = 1.75, 14.25 Hz), 7.86 (1 H, s); LC/MS (M+1) 474.
【0581】
実施例 111. 化合物 AEV:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.25 (3 H, d, J = 6.58 Hz), 2.45 (1 H, dd, J = 7.89, 14.03 Hz), 2.73 (1 H, dd, J = 4.60, 14.03 Hz), 2.84 (1 H, m), 3.02 (1 H, d, J = 10.74 Hz), 3.28 (3 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.73 (1 H, d, J = 12.28 Hz), 3.98 (1 H, d, J = 12.28 Hz), 4.00-4.61 (4 H, m), 7.08 (1 H, m), 7.40 (1 H, dd, J = 1.75, 14.25 Hz), 7.45 (1 H, m), 7.87 (2 H, m), 11.35 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 464.
【0582】
実施例 112. 化合物 AEW:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.25 (3 H, d, J = 6.58 Hz), 2.45 (1 H, dd, J = 7.89, 14.03 Hz), 2.73 (1 H, dd, J = 4.60, 14.03 Hz), 2.84 (1 H, m), 3.02 (1 H, d, J = 10.74 Hz), 3.28 (3 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.73 (1 H, d, J = 12.28 Hz), 3.98 (1 H, d, J = 12.28 Hz), 4.00-4.61 (4 H, m), 7.08 (1 H, m), 7.40 (1 H, dd, J = 1.75, 14.25 Hz), 7.45 (1 H, m), 7.87 (2 H, m), 11.35 (1 H, s); LC/MS (M+1) 464.
【0583】
実施例 113. 化合物 AEX:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 2.48 (1 H, dd, J = 7.89, 14.03 Hz), 2.71 (1 H, dd, J = 4.39, 14.03 Hz), 3.32 (6 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.72 (4 H, m), 4.64 (2 H, br s), 7.20 (1 H, t, J = 7.89 Hz), 7.36 (1 H, t, J = 7.89 Hz), 7.44 (1 H, dd, J = 1.75, 14.03 Hz), 7.51 (1 H, br s), 7.81 (1 H, d, J = 7.89 Hz), 7.89 (1 H, s); LC/MS (M+1) 432.
【0584】
実施例 114. 化合物 AEY:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.25 (3 H, d, J = 6.80 Hz), 2.47 (1 H, dd, J = 8.11, 13.81 Hz), 2.73 (1 H, dd, J = 3.95, 14.03 Hz), 2.91 (1 H, m), 3.09 (1 H, dd, J = 3.71, 13.15 Hz), 3.28 (3 H, m), 3.58 (1 H, m), 3.74 (1 H, d, J = 12.72 Hz), 3.90 (1 H, d, J = 12.28 Hz), 4.17 (1 H, d, J = 13.15 Hz), 4.58 (1 H, m), 7.50 (1 H, dd, J = 1.54, 14.03 Hz), 7.63 (1 H, m), 7.87 (1 H, s), 8.04 (1 H, dd, J = 8.11, 10.30 Hz); LC/MS (M+1) 482.
【0585】
実施例 115. 化合物 AEZ:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.25 (3 H, d, J = 6.80 Hz), 2.47 (1 H, dd, J = 8.11, 13.81 Hz), 2.73 (1 H, dd, J = 3.95, 14.03 Hz), 2.91 (1 H, m), 3.09 (1 H, dd, J = 3.71, 13.15 Hz), 3.28 (3 H, m), 3.58 (1 H, m), 3.74 (1 H, d, J = 12.72 Hz), 3.90 (1 H, d, J = 12.28 Hz), 4.17 (1 H, d, J = 13.15 Hz), 4.58 (1 H, m), 7.50 (1 H, dd, J = 1.54, 14.03 Hz), 7.63 (1 H, m), 7.87 (1 H, s), 8.04 (1 H, dd, J = 8.11, 10.30 Hz); LC/MS (M+1) 482.
【0586】
実施例 116. 化合物 AFA:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 2.48 (1 H, dd, J = 8.11, 14.03 Hz), 2.74 (1 H, dd, J = 3.95, 14.03 Hz), 3.25 (1 H, dd, J = 5.70, 10.74 Hz), 3.33 (1 H, dd, J = 5.26, 10.52 Hz), 3.41 (4 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.71 (4 H, m), 7.50 (1 H, dd, J = 1.54, 14.03 Hz), 7.65 (1 H, dd, J = 7.45, 11.40 Hz), 7.88 (1 H, s), 8.04 (1 H, dd, J = 8.11, 10.30 Hz); LC/MS (M+1) 468.
【0587】
実施例 117. 化合物 AFB:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 2.48 (1 H, dd, J = 8.11, 14.03 Hz), 2.74 (1 H, dd, J = 3.95, 14.03 Hz), 3.25 (1 H, dd, J = 5.70, 10.74 Hz), 3.33 (1 H, dd, J = 5.26, 10.52 Hz), 3.41 (4 H, m), 3.59 (1 H, m), 3.71 (4 H, m), 7.50 (1 H, dd, J = 1.54, 14.03 Hz), 7.65 (1 H, dd, J = 7.45, 11.40 Hz), 7.88 (1 H, s), 8.04 (1 H, dd, J = 8.11, 10.30 Hz); LC/MS (M+1) 468.
【0588】
実施例 118. 化合物 AFVの調製
【化305】
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【0589】
工程 1. tert-ブチル 3-{5-[((R)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)メチル]-3-フルオロピリジン2-イル}-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレート (109) の調製
アルゴン雰囲気下、31 (0.70 g, 2.83 mmol) のトルエン (8.7 mL) 溶液に、108 (0.69 g, 2.83 mmol)、ナトリウムtert-ブトキシド (0.30 g, 3.11 mmol)、および2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2',4',6'-トリイソプロピルビフェニル (X-Phos) (0.20 g, 0.42 mmol)を加えた。その混合液をアルゴンで脱気し、その後、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (0.26 g, 0.283 mmol) を加えた。その混合液を80℃〜85℃の温度で、1.5時間攪拌した。その後、室温まで冷却し、冷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、濃縮して油状物質とした。それを10% 酢酸エチル/ヘキサンおよび20% 酢酸エチル/ヘキサンでシリカゲルを用いて精製し、3を琥珀色固体として、0.70 g得た(59%)。
1H NMR (CDCl
3) δ 1.34 (3 H, s), 1.43 (3 H, s), 1.48 (9 H, s), 1.91 (4 H, m), 2.72 (1 H, m), 2.81 (1 H, m), 3.14 (2 H, d, J = 12.04 Hz), 3.61 (1 H, m), 3.71 (2 H, br s), 4.02 (1 H, m), 4.25 (2 H, m), 4.34 (1 H, br s), 7.16 (1 H, d, J = 13.98 Hz), 7.83 (1 H, s); LC/MS (M+1) 422.
【0590】
工程 2. (R)-3-{6-[3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]-5-フルオロピリジン3-イル}プロパン-1,2-ジオール ジヒドロクロリド (110) の調製
109 (0.70 g, 1.67 mmol) のジクロロメタン (4.0 mL) および メタノール (1.0 mL)溶液を、4 mol/L HClのジオキサン溶液 (2.5 mL)で、密閉容器中にて、室温で、16時間処理した。その懸濁液をエーテル (10 mL) を用いて攪拌した。固体の沈殿を濾紙上に集め、エーテルで数回洗浄して、110を黄褐色固体として得(収率95%)、LC/MSにて確認し、直接、次の工程へと用いた
【0591】
工程 3. 化合物 AFVの調製
110 (0.160 g, 0.50 mmol) および111 (0.132 g, 0.50 mmol)のジクロロメタン (5 mL) 懸濁液を氷浴で冷却し、ジイソプロピルエチルアミン (1.0 mL) で処理した。得られた混合物を室温で終夜撹拌した。沈殿を濾取し、エチルエーテルで数回洗浄した。得られた固体を2 mol/L HCl 水溶液で懸濁し、室温で12時間攪拌し、その後、1 mol/L NaOHを加えてpH6付近まで中和した。濾過により得られた固体を乾燥器で乾燥し、AFVを淡黄色固体として0.13 g得た(収率55%)
1H NMR (CD
3OD) δ 2.05 (4 H, m), 2.58 (1 H, dd, J = 8.33, 14.25 Hz), 2.81 (1 H, dd, J = 4.16, 14.03 Hz), 3.18 (2 H, m), 3.49 (2 H, m), 3.77 (3 H, m), 4.65 (2 H, m), 7.15 (1 H, m), 7.36 (1 H, dd, J = 1.75, 14.25 Hz), 7.56 (1 H, dd, J = 2.41, 8.33 Hz), 7.60 (1 H, br s), 7.83 (1 H, s); LC/MS (M+1) 476.
【0592】
実施例 119. 化合物 AFW:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.08 (3 H, d, J = 6.58 Hz), 2.47 (1 H, dd, J = 8.11, 14.25 Hz), 2.73 (1 H, dd, J = 4.17, 14.03 Hz), 3.28 (4 H, m), 3.41 (1 H, d, J = 12.06 Hz), 3.59 (2 H, m), 4.01 (1 H, d, J = 12.71 Hz), 4.18 (2 H, m), 7.09 (1 H, m), 7.38 (1 H, d, J = 9.21 Hz), 7.49 (1 H, dd, J = 1.54, 14.25 Hz), 7.89 (2 H, m ); LC/MS (M+1) 464.
【0593】
実施例 120. 化合物 AGI:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.08 (3 H, d, J = 6.58 Hz), 2.47 (1 H, dd, J = 8.11, 14.25 Hz), 2.73 (1 H, dd, J = 4.17, 14.03 Hz), 3.28 (4 H, m), 3.41 (1 H, d, J = 12.06 Hz), 3.59 (2 H, m), 4.01 (1 H, d, J = 12.71 Hz), 4.18 (2 H, m), 7.09 (1 H, m), 7.38 (1 H, d, J = 9.21 Hz), 7.49 (1 H, dd, J = 1.54, 14.25 Hz), 7.89 (2 H, m ); LC/MS (M+1) 464.
【0594】
実施例 121. 化合物 AGJ:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.08 (3 H, d, J = 6.36 Hz), 2.46 (1 H, dd, J = 8.33, 14.25 Hz), 2.72 (1 H, dd, J = 4.17, 14.23 Hz), 3.28 (4 H, m), 4.43 (1 H, d, J = 11.18 Hz), 3.59 (2 H, m), 3.99 (1 H, d, J = 12.49 Hz), 4.16 (2 H, m), 7.32 (1 H, m), 7.44 (1 H, d, J = 14.25 Hz), 7.73 (1 H, dd, J = 1.75, 8.33 Hz), 7.89 (1 H, s), 11.60 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 482.
【0595】
実施例 122. 化合物 AGK:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.07 (3 H, d, J = 6.58 Hz), 2.46 (1 H, dd, J = 7.89, 13.81 Hz), 2.72 (1 H, dd, J = 4.17, 14.25 Hz), 3.28 (5 H, m), 3.41 (1 H, d, J = 12.49 Hz), 3.58 (2 H, m), 4.01 (1 H, d, J = 12.94 Hz), 4.16 (2 H, m), 7.39 (1 H, dd, J = 2.19, 8.77 Hz), 7.43 (1 H, dd, J = 1.75, 14.25 Hz), 7.55 (1 H, br s), 7.89 (1 H, s), 8.00 (1 H, s); LC/MS (M+1) 480.
【0596】
実施例 123. 化合物 AGL:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.08 (3 H, d, J = 6.58 Hz), 2.47 (1 H, dd, J = 8.11, 14.03 Hz), 2.73 (1 H, dd, J = 3.95, 14.03 Hz), 3.28 (5 H, m), 3.41 (1 H, d, J = 11.84 Hz), 3.59 (2 H, m), 3.99 (1 H, d, J = 11.84 Hz), 4.17 (2 H, m), 7.46 (1 H, d, J = 14.25 Hz), 7.65 (1 H, m), 7.89 (1 H, s), 8.07 (1 H, dd, J = 8.11, 10.30 Hz); LC/MS (M+1) 482.
【0597】
実施例 124. 化合物 AGU:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.28 (3 H, d, J = 6.58 Hz), 2.57 (1 H, dd, J = 8.11, 13.81 Hz), 2.85 (1 H, dd, J = 3.50, 13.81 Hz), 2.89 (1 H, m), 3.08 (1 H, m), 3.15-3.37 (5 H, m), 3.62 (1 H, m), 4.14 (1 H, m), 4.58 (1 H, m), 4.69 (1 H, t, J = 5.70 Hz), 4.73 (1 H, d, J = 5.48 Hz), 7.22 (1 H, m), 7.65 (1 H, br s), 7.81 (1 H, br s), 7.97 (1 H, d, J = 2.19 Hz), 8.43 (1 H, d, J = 1.75 Hz), 11.29 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 514.
【0598】
実施例 125. 化合物 AGV:
1H NMR (CD
3OD) δ 1.28 (3 H, d, J = 6.80 Hz), 2.58 (1 H, m), 2.83 (1 H, m), 3.06-3.41 (6 H, m), 3.67 (1 H, m), 4.16 (1 H, d, J = 13.15 Hz), 4.61 (1 H, br s), 7.10 (1 H, m), 7.24 (1 H, m), 7.34 (1 H, d, J = 8.11 Hz), 7.56 (1 H, d, J = 7.67 Hz), 7.88 (1 H, d, J = 2.19 Hz), 8.31 (1 H, d, J = 1.97 Hz); LC/MS (M+1) 496.
【0599】
実施例 126. 化合物 AGW:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.28 (3 H, d, J = 6.58 Hz), 2.57 (1 H, dd, J = 8.11, 13.81 Hz), 2.85 (1 H, dd, J = 3.50, 13.81 Hz), 2.89 (1 H, m), 3.08 (1 H, m), 3.15-3.37 (5 H, m), 3.62 (1 H, m), 4.14 (1 H, m), 4.58 (1 H, m), 4.69 (1 H, t, J = 5.70 Hz), 4.73 (1 H, d, J = 5.48 Hz), 7.22 (1 H, m), 7.65 (1 H, br s), 7.81 (1 H, br s), 7.97 (1 H, d, J = 2.19 Hz), 8.43 (1 H, d, J = 1.75 Hz), 11.29 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 514.
【0600】
実施例 127. 化合物 AGY:
1H NMR (CD
3OD) δ 1.28 (3 H, d, J = 6.80 Hz), 2.58 (1 H, m), 2.83 (1 H, m), 3.06-3.41 (6 H, m), 3.67 (1 H, m), 4.16 (1 H, d, J = 13.15 Hz), 4.61 (1 H, br s), 7.10 (1 H, m), 7.24 (1 H, m), 7.34 (1 H, d, J = 8.11 Hz), 7.56 (1 H, d, J = 7.67 Hz), 7.88 (1 H, d, J = 2.19 Hz), 8.31 (1 H, d, J = 1.97 Hz); LC/MS (M+1) 496.
【0601】
実施例 128. 化合物 AGZ:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.25 (3 H, d, J = 6.58 Hz), 2.45 (1 H, dd, J = 8.11, 14.03 Hz), 2.72 (1 H, dd, J = 3.73, 14.03 Hz), 2.84 (1 H, m), 3.02 (1 H, m), 3.29 (3 H, m), 3.58 (1 H, m), 3.73 (1 H, d, J = 12.72 Hz), 3.88 (1 H, d, J = 12.06 Hz), 4.11-4.56 (4 H, m), 7.22 (1 H, m), 7.43 (1 H, dd, J = 1.54, 14.03 Hz), 7.65 (1 H, br s), 7.82 (1 H, br s), 7.87 (1 H, s), 11.29 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 464.
【0602】
実施例 129. 化合物 AHA:
AFVの実施例と同じ方法で、化合物AHAを得た。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.05 (4 H, m), 2.59 (1 H, dd, J = 8.11, 14.25 Hz), 2.80 (1 H, dd, J = 4.38, 14.25 Hz), 3.19 (2 H, m), 3.77 (3 H, m), 4.66 (2 H, m), 7.24 (1 H, m), 7.38 (1 H, m), 7.58 (1 H, br s), 7.75 (1 H, d, J = 7.45 Hz), 7.87 (1 H, s); LC/MS (M+1) 458.
【0603】
実施例 130. 化合物 AHB:
AFVの実施例と同じ方法で、化合物AHBを得た。
1H NMR (CD
3OD) δ 2.05 (4 H, m), 2.58 (1 H, dd, J = 8.33, 14.25 Hz), 2.81 (1 H, dd, J = 4.16, 14.03 Hz), 3.18 (2 H, m), 3.49 (2 H, m), 3.77 (3 H, m), 4.65 (2 H, m), 7.15 (1 H, m), 7.36 (1 H, dd, J = 1.75, 14.25 Hz), 7.56 (1 H, dd, J = 2.41, 8.33 Hz), 7.60 (1 H, br s), 7.83 (1 H, s); LC/MS (M+1) 476.
【0604】
実施例 131. 化合物 AFT:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.48 (6 H, s), 2.48-2.40 (1 H, m), 2.70 (1 H, dd, J = 3.95, 14.03 Hz), 3.32-3.21 (2 H, m), 3.48 (2 H, s), 3.63-3.53 (3 H, m), 3.81 (2 H, br s), 4.66-4.59 (2 H, m), 7.21 (1 H, t, J = 8.6 Hz), 7.37 (1 H, d, J = 15.1 Hz), 7.61 (1 H, br s), 7.77 (1 H, br s), 7.83 (1 H, s), 11.30 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 478.
【0605】
実施例 132. 化合物 AFU:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.33 (6 H, d, J = 6.6 Hz), 2.48-2.43 (1 H, m), 2.74 (1 H, dd, J = 3.73, 13.81 Hz), 2.98-2.90 (2 H, m), 3.33-3.22 (2 H, m), 3.63-3.55 (1 H, m), 3.79 (2 H, d, J = 12.1 Hz), 4.52 (2 H, br s), 4.68-4.61 (2 H, m), 7.21 (1 H, t, J = 7.9 Hz), 7.44 (1 H, d, J = 14.0 Hz), 7.62 (1 H, br s), 7.77 (1 H, br s), 7.88 (1 H, s), 11.23 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 478.
【0606】
実施例 133. 化合物 AGD:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.27 (3 H, d, J = 6.4 Hz), 2.48-2.41 (1 H, m), 2.73 (1 H, d, J = 13.6 Hz), 2.85 (1 H, t, J = 11.6 Hz), 3.03 (1 H, d, J = 12.9 Hz), 3.33-3.20 (3 H, m), 3.64-3.54 (1 H, m), 3.73 (1 H, d, J = 13.2 Hz), 3.89 (1 H, d, J = 11.8 Hz), 4.19 (1 H, d, J = 12.1 Hz), 4.70-4.55 (3 H, m), 7.23 (1 H, t, J = 7.9 Hz), 7.50-7.39 (2 H, m), 7.91-7.84 (2 H, m), 11.59 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 480.
【0607】
実施例 134. 化合物 AGE:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.26 (3 H, d, J = 6.6 Hz), 2.49-2.42 (1 H, m), 2.54 (3 H, s), 2.73 (1 H, dd, J = 3.95, 13.81 Hz), 2.83 (1 H, t, J = 11.8 Hz), 3.01 (1 H, d, J = 12.5 Hz), 3.33-3.21 (3 H, m), 3.63-3.55 (1 H, m), 3.73 (1 H, d, J = 12.7 Hz), 3.89 (1 H, d, J = 12.5 Hz), 4.19 (1 H, br s), 4.68-4.60 (3 H, m), 7.14-7.08 (1 H, m), 7.20-7.15 (1 H, m), 7.42 (1 H, d, J = 14.0 Hz), 7.66 (1 H, br s), 7.87 (1 H, s), 11.24 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 460.
【0608】
実施例 135. 化合物 AGF:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.26 (3 H, d, J = 6.8 Hz), 2.48-2.42 (1 H, m), 2.73 (1 H, dd, J = 3.95, 13.81 Hz), 2.85 (1H, dt, J = 3.29, 12.28 Hz), 3.03 (1 H, dd, J = 3.07, 13.15 Hz), 3.33-3.21 (3 H, m), 3.63-3.54 (1 H, m), 3.73 (1 H, d, J = 12.5 Hz), 3.89 (1 H, d, J = 11.8 Hz), 4.16 (1H, d, J = 13.2 Hz), 4.57 (1 H, br s), 4.68-4.61 (2 H, m), 7.31 (1 H, dt, J = 2.19, 10.52 Hz), 7.42 (1 H, d, J = 14.3 Hz), 7.72 (1 H, dd, J = 1.32, 8.11 Hz), 7.87 (1 H, s), 11.56 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 482.
【0609】
実施例 136. 化合物 AGG:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.27 (3 H, d, J = 6.6 Hz), 2.48-2.41 (1 H, m), 2.73 (1 H, d, J = 14.0 Hz), 2.86 (1 H, d, J = 10.7 Hz), 3.04 (1 H, d, J = 12.5 Hz), 3.32-3.21 (3 H, m), 3.63-3.53 (1 H, m), 3.75 (1 H, d, J = 12.1 Hz), 3.90 (1 H, d, J = 11.6 Hz), 4.23 (1 H, d, J = 11.6 Hz), 4.69-4.58 (3 H, m), 7.43 (1 H, d, J = 14.0 Hz), 7.91-7.81 (2 H, m), 8.03 (1 H, d, J = 8.6 Hz), 8.81 (1 H, s), 12.21 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 578.
【0610】
実施例 137. 化合物 AGH:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.23 (3 H, d, J = 6.8 Hz), 2.46-2.40 (1 H, m), 2.71 (1 H, dd, J = 3.51, 14.25 Hz), 2.83 (1 H, dt, J = 3.07, 12.72 Hz), 3.01 (1 H, dd, J = 3.07, 12.28 Hz), 3.31-3.18 (3 H, m), 3.60-3.52 (1 H, m), 3.72 (1 H, d, J = 12.5 Hz), 3.87 (1 H, d, J = 12.5 Hz), 4.19 (1 H, d, J = 12.7 Hz), 4.66-4.55 (3 H, m), 7.40 (1 H, d, J = 13.8 Hz), 7.52 (1 H, d, J = 8.3 Hz), 7.88-7.75 (2 H, m), 8.10 (1 H, br s), 11.61 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 514.
【0611】
実施例 138. 化合物 AGP:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.25 (3 H, d, J = 6.8 Hz), 2.48-2.41 (1 H, m), 2.72 (1 H, dd, J = 3.29, 14.25 Hz), 2.83 (1 H, dt, J = 3.07, 12.28 Hz), 3.02 (1 H, dd, J = 2.85, 12.94 Hz), 3.32-3.21 (3 H, m), 3.63-3.54 (1 H, m), 3.73 (1 H, d, J = 12.5 Hz), 3.89 (1 H, d, J = 12.1 Hz), 4.19 (1 H, d, J = 11.4 Hz), 4.69-4.56 (3 H, m), 7.26 (1 H, dd, J = 1.75, 8.11 Hz), 7.42 (1 H, d, J = 14.0 Hz), 7.58 (1 H, br s), 7.94-7.84 (2 H, m), 11.56 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 480.
【0612】
実施例 139. 化合物 AGQ:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.29-1.20 (3 H, m), 2.38 (3 H, s), 2.48-2.41 (1 H, m), 2.72 (1 H, dd, J = 3.73, 13.81 Hz), 2.88-2.76 (1 H, m), 3.00 (1 H, d, J = 11.4 Hz), 3.32-3.20 (3 H, m), 3.63-3.53 (1 H, m), 3.73 (1 H, d, J = 12.3 Hz), 3.88 (1 H, d, J = 11.8 Hz), 4.18 (1 H, br s), 4.70-4.51 (3 H, m), 7.03 (1 H, s), 7.32-7.22 (0.5 H, m), 7.42 (1 H, d, J = 14.0 Hz), 7.80-7.46 (1.5 H, m), 7.87 (1 H, s), 11.24 (0.5 H, br s), 12.52 (0.5 H, br s); LC/MS (M+1) 460.
【0613】
実施例 140. 化合物 AGR:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.26 (3 H, d, J = 6.6 Hz), 2.48-2.42 (1 H, m), 2.73 (1 H, dd, J = 3.51, 14.03 Hz), 2.84 (1 H, t, J = 11.0 Hz), 3.03 (1 H, d, J = 12.1 Hz), 3.32-3.21 (3 H, m), 3.63-3.54 (1 H, m), 3.74 (1 H, d, J = 13.2 Hz), 3.89 (1 H, d, J = 11.8 Hz), 4.21 (1 H, s), 4.70-4.57 (3 H, m), 7.42 (1 H, d, J = 14.0 Hz), 7.64 (1 H, br s), 7.67 (1 H, d, J = 7.2 Hz), 7.87 (1 H, s), 8.31 (1 H, br s), 11.63 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 546.
【0614】
実施例 141. 化合物 AGS:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.25 (3 H, d, J = 6.6 Hz), 2.48-2.43 (1 H, m), 2.73 (1 H, dd, J = 3.95, 13.59 Hz), 2.84 (1 H, dt, J = 3.07, 12.72 Hz), 3.02 (1 H, dd, J = 3.51, 12.94 Hz), 3.33-3.21 (3 H, m), 3.63-3.54 (1 H, m), 3.73 (1 H, d, J = 12.5 Hz), 3.88 (1 H, d, J = 12.5 Hz), 4.16 (1 H, d, J = 12.5 Hz), 4.57 (1 H, br s), 4.67-4.61 (2 H, m), 7.42 (1 H, dd, J = 1.32, 14.25 Hz), 7.68 (1 H, br s), 7.87 (1 H, s), 8.01 (1 H, s), 11.37 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 526.
【0615】
実施例 142. 化合物 AGT:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.26 (3 H, d, J = 6.6 Hz), 2.48-2.43 (1 H, m), 2.73 (1 H, dd, J = 4.17, 14.25 Hz), 2.85 (1 H, dt, J = 3.29, 12.50 Hz), 3.04 (1 H, dd, J = 3.07, 13.15 Hz), 3.33-3.21 (3 H, m), 3.63-3.54 (1 H, m), 3.73 (1 H, d, J = 12.3 Hz), 3.89 (1 H, d, J = 12.3 Hz), 4.17 (1 H, d, J = 13.2 Hz), 4.58 (1 H, br s), 4.68-4.61 (2 H, m), 7.35-7.27 (1 H, m), 7.42 (1 H, dd, J = 1.54, 14.03 Hz), 7.77-7.72 (1 H, m), 7.88 (1 H, s), 11.65 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 482.
【0616】
実施例 143. 化合物AFX:
1H NMR (CD
3OD) δ 0.98 (3 H, t, J = 7.55 Hz), 1.85 (2 H, m), 2.49-2.95 (4 H, m), 3.10-3.40 (3 H, m), 3.60-3.80 (3 H, m), 4.21-4.45 (2 H, m), 7.06 (1 H, m), 7.30-7.50 (3 H, m), 7.86 (1 H, s); LC/MS (M+1) 478.
【0617】
実施例 144. 化合物 AFZ:
1H NMR (CD
3OD) δ 1.57 (6 H, s), 2.59-2.85 (2 H, m), 3.50-3.90 (9 H, m), 7.16 (1 H, m), 7.50 (1 H, m), 7.65 ( 2H, m), 7.86 (1 H, s); LC/MS (M+1) 478.
【0618】
実施例 145. 化合物 AGA:
1H NMR (CD
3OD) δ 2.57-2.80 (2 H, m), 2.91-3.15 (2 H, m), 3.20-4.80 (10 H, m), 7.16 (1 H, m), 7.45-7.65 ( 3 H, m), 7.89 (1 H, s); LC/MS (M+1) 480.
【0619】
実施例 146. 化合物 AGB:
1H NMR (CD
3OD) δ 1.25 (3 H, m); 2.49-2.95 (4 H, m), 3.15-3.95 (6 H, m), 4.15 (1 H, m), 4.65 (1 H, m), 7.16 (1 H, t, J = 7.95 Hz), 7.25-7.55 (2 H, m), 7.75 (1 H, m), 7.79 (1 H, s); LC/MS (M+1) 480.
【0620】
実施例 147. 化合物 AGC:
1H NMR (CD
3OD) δ 1.25 (3 H, m); 2.25-2.95 (7 H, m), 3.19-3.55 (3 H, m), 3.65-3.85 (3 H, m), 4.05 (1 H, m), 4.75 (1 H, m), 7.05 (2 H, m), 7.25 (1 H, d, J = 14.02 Hz), 7.55 (1 H, s), 7.79 (1 H, s); LC/MS (M+1) 460.
【0621】
実施例 148. 化合物 AGM:
1H NMR (CD
3OD) δ 1.25 (3 H, m); 2.25-2.99 (7 H, m), 3.19-3.40 (3 H, m), 3.55-3.75 (3 H, m), 4.15 (1 H, m), 4.75 (1H, m), 6.95 (1 H, m), 7.15-7.55 (3 H, m), 7.90 (1 H, s); LC/MS (M+1) 460.
【0622】
実施例 149. 化合物 AGN:
1H NMR (CD
3OD) δ 1.25 (3 H, m); 2.50-3.15 (4 H, m), 3.19-4.10 (6 H, m), 4.15 (1 H, m), 4.75 (1 H, m), 6.95 (1 H, m), 7.35 (1 H, d, J = 11.20 Hz ), 7.50 (1 H, d, J = 8.70 Hz), 7.80-7.95 (3 H, m); LC/MS (M+1) 514.
【0623】
実施例 150. 化合物 AGO:
1H NMR (CD
3OD) δ 1.24 (3 H, m), 2.49-2.95 (4 H, m), 3.20-3.45 (3 H, m), 3.50-3.83 (3 H, m), 4.21 (1 H, m), 4.69 (1 H, m), 7.21 (1 H, m), 7.30 (2 H, m), 7.70 (1 H, d, J = 7.95 Hz), 7.86 (1 H, s); LC/MS (M+1) 480.
【0624】
実施例 151. 化合物 AEJ:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.24 (3 H, d, J = 7.06 Hz), 2.47 (1 H, m), 2.75 (1 H, d, J = 13.26 Hz), 2.83 (1 H, t, J = 12.39 Hz), 3.03 (1 H, d, J = 12.11 Hz), 3.28 (3 H, m), 3.58 (1 H, m), 3.75 (1 H, d, J = 12.04 Hz), 3.87 (1 H, d, J = 12.42 Hz), 4.18 (1 H, d, J = 12.28 Hz), 4.62 (3 H, m), 7.21 (1 H, t, J = 9.76 Hz), 7.43 (1 H, d, J = 13.92 Hz), 7.50 (1 H, s), 7.78 (1 H, d, J = 7.91 Hz), 7.87 (1 H, s), 11.46 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 464.
【0625】
実施例 152. 化合物 AEK:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.26 (3 H, d, J = 7.05 Hz), 2.47 (1 H, m), 2.74 (1 H, dd, J = 5.01, 18.42 Hz), 2.83 (1 H, t, J = 10.29 Hz), 3.03 (1 H, d, J = 8.94 Hz), 3.28 (3 H, m), 3.58 (1 H, m), 3.72 (1 H, d, J = 12.40 Hz), 3.90 (1 H, d, J = 12.32 Hz), 4.18 (1 H, m), 4.62 (3 H, m), 7.40 (2 H, m), 7.54 (1 H, br s), 7.87 (1 H, s), 7.99 (1 H, s), 11.46 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 480.
【0626】
実施例 153. 化合物 AEL:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.24 (3 H, d, J = 7.05 Hz), 2.47 (1 H, m), 2.75 (1 H, d, J = 18.04 Hz), 2.83 (1 H, t, J = 10.16 Hz), 3.03 (1 H, d, J = 9.03 Hz), 3.28(3 H, m), 3.58 (1 H, m), 3.75 (1 H, d, J = 12.26 Hz), 3.87 (1 H, d, J = 12.17Hz), 4.18 (1 H, d, J = 13.24 Hz), 4.62 (3 H, m), 7.21 (1 H, t, J = 8.62 Hz), 7.43 (1 H, d, J = 14.06 Hz), 7.50 (1 H, s), 7.78 (1 H, d, J = 8.14 Hz), 7.87 (1 H, s), 11.46 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 464.
【0627】
実施例 154. 化合物 AEM:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.24 (3 H, d, J =7.04 Hz), 2.37 (3H, s), 2.47 (1 H, m), 2.74 (1 H, dd, J = 4.98, 17.16 Hz), 2.83 (1 H, t, J = 10.04 Hz), 3.03 (1 H, d, J = 9.17 Hz), 3.28 (3 H, m), 3.58 (1 H, m), 3.73 (1 H, d, J = 12.31 Hz), 3.87 (1 H, d, J = 12.08 Hz), 4.22 (1 H, d, J = 13.28 Hz), 4.62 (3 H, m), 7.16 (1 H, d, J = 8.45 Hz) 7.39 (1 H, br s), 7.39 (1 H, d, J = 14.16 Hz), 7.61 (1 H, br s), 7.87 (1 H, s), 11.46 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 460.
【0628】
実施例 155. 化合物 AEN:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.24 (3 H, d, J = 7.0 Hz), 2.47 (1 H, m), 2.71 (1 H, dd, J = 4.89, 16.88 Hz), 2.83 (1 H, t, J = 9.89 Hz), 3.03 (1 H, d, J = 9.38 Hz), 3.28(3 H, m), 3.58 (1 H, m), 3.72 (1 H, d, J = 12.22 Hz), 3.87 (1 H, d, J = 12.23 Hz), 4.20 (1 H, d, J = 13.19 Hz), 4.62 (3 H, m), 7.40 (2 H, m), 7.52 (1 H, br s), 7.87 (1 H, s), 7.98 (1 H, s), 11.46 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 480.
【0629】
実施例 156. 化合物 AEO:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.24 (3 H, d, J = 7.02 Hz), 2.47 (1 H, m), 2.71 (1 H, dd, J = 5.12, 17.20 Hz), 2.83 (1 H, m), 3.03 (1 H, d, J = 9.42 Hz), 3.28 (3 H, m), 3.58 (1 H, m), 3.72 (1 H, d, J = 11.97 Hz), 3.91 (1 H, d, J = 12.07 Hz), 4.20 (1 H, m), 4.62 (3 H, m), 7.21 (1 H, m), 7.36 (1 H, m), 7.41 (1 H, d, J = 14.02 Hz), 7.67 (1 H, br s), 7.87 (1 H, s), 11.46 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 446.
【0630】
実施例 157. 化合物 AET:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.24 (3 H, d, J = 7.00 Hz), 2.27 (6 H, d, J = 6.17 Hz), 2.47 (1 H, m), 2.71 (1 H, dd, J = 4.97, 16.92 Hz), 2.81 (1 H, t, J = 9.81 Hz), 2.99 (1 H, d, J = 9.36 Hz), 3.28 (3 H, m), 3.58 (1 H, m), 3.73 (1 H, d, J = 12.06 Hz), 3.88 (1 H, d, J = 12.09 Hz), 4.20 (1 H, m), 4.64 (3 H, m), 7.35 (1 H, br s), 7.42 (1 H, d, J = 14.0 Hz), 7.55 (1 H, br s), 7.87 (1 H, s); LC/MS (M+1) 474
【0631】
実施例 158. 化合物 AFR:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.08 (3 H, d, J = 7.03 Hz), 2.45 (1 H, m), 2.72 (1 H, dd, J = 4.06, 15.89 Hz), 3.28 (4 H, m), 3.41(1 H, d, J = 13.61 Hz), 3.58 (2 H, m), 4.00 (1 H, d, J = 13.23 Hz), 4.16 (2 H, m), 4.64 (2 H, m), 7.41 (2 H, m), 7.55 (1 H, br s), 7.87 (1 H, s); 7.99 (1 H, s); LC/MS (M+1) 480.
【0632】
実施例 159. 化合物 AFS:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.08 (3 H, d, J = 6.98 Hz), 2.45 (1 H, m), 2.72 (1 H, dd, J = 4.01, 17.21 Hz), 3.28 (4 H, m), 3.42(1 H, d, J = 13.52 Hz), 3.58 (2 H, m), 3.99 (1 H, d, J = 13.68 Hz), 4.16 (2 H, m), 4.64 (2 H, m), 7.42 (1 H, d, J = 14.47 Hz), 7.66 (1 H, m), 7.89 (1 H, s), 8.05 (1 H, m), 11.46 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 482.
【0633】
実施例 160. 化合物 AFY:
1H NMR (DMSO-d
6) δ 1.08 (3 H, d, J = 7.04 Hz), 2.45 (1 H, m), 2.72 (1 H, dd, J = 4.21, 18.05 Hz), 3.28 (4 H, m), 3.42 (1 H, d, J = 13.41 Hz), 3.58 (2 H, m), 3.99 (1 H, d, J = 13.73 Hz), 4.16 (2 H, m), 4.64 (2 H, m), 7.31 (1 H, t, J = 8.29 Hz), 7.42 (1 H, d, J = 14.28 Hz), 7.72 (1 H, d, J = 6.52 Hz), 7.89 (1 H, s), 11.61 (1 H, br s); LC/MS (M+1) 482.
【0634】
実施例 161. (S)-4-(5-((S)-2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン2-イル)-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-3-メチルピペラジン-1-カルボキサミド(AFM) の調製
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
実施例10と同じ方法で、化合物AFMを得た(収率90%)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 7.87 (1H, s), 7.49 (1H, br), 7.38 (1H, d, J = 14.4 Hz), 7.29 (1H, br), 7.00 (1H, br), 4.63-4.61 (2H, m), 4.22-4.00 (3H, m), 3.44-3.26 (7H, m), 2.71 (1H, dd, J = 14.2, 4.1 Hz), 2.56-2.42 (1H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.4 Hz).
【0635】
実施例 162. (S)-N-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-4-(5-((S)-2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン2-イル)-3-メチルピペラジン-1-カルボキサミド(AFN) の調製
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
実施例10と同じ方法で、化合物AFNを得た(収率79%)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 7.88 (1H, s), 7.78 (1H, d, J = 7.7 Hz), 7.49-7.30 (3H, m), 7.16 (1H, t, J = 7.5 Hz), 4.65-4.62 (2H, m), 4.18-4.03 (3H, m), 3.58-3.22 (7H, m), 2.72 (1H, dd, J = 13.8, 3.8 Hz), 2.56-2.43 (1H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.4 Hz).
【0636】
実施例 163. (S)-4-(5-((R)-2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン2-イル)-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-3-メチルピペラジン-1-カルボキサミド(AFK) の調製
【化308】
[この文献は図面を表示できません]
実施例10と同じ方法で、化合物AFKを得た(定量的)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 7.90-7.87 (1H, m), 7.75 (1H, dd, J = 8.7, 2.7 Hz), 7.53 (1H, dd, J = 8.6, 4.8 Hz), 7.40 (1H, dd, J = 14.3, 1.8 Hz), 7.19 (1H, td, J = 9.1, 2.7 Hz), 4.65-4.62 (2H, m), 4.13-4.02 (3H, m), 3.58-3.18 (7H, m), 2.72 (1H, dd, J = 13.9, 4.0 Hz), 2.50-2.47 (1H, m), 1.09 (3H, t, J = 10.0 Hz).
【0637】
実施例 164. (S)-N-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-4-(5-((R)-2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン2-イル)-3-メチルピペラジン-1-カルボキサミド(AFL) の調製
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
実施例10と同じ方法で、化合物AFLを得た(収率81%)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 7.88 (1H, s), 7.81 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.51 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.41-7.35 (2H, m), 7.20 (1H, t, J = 7.6 Hz), 4.63-4.59 (2H, m), 4.15-4.01 (3H, m), 3.51-3.25 (7H, m), 2.72 (1H, dd, J = 13.6, 3.7 Hz), 2.52-2.46 (1H, m), 1.07 (3H, d, J = 6.5 Hz)
【0638】
実施例 165. (S)-4-(5-((R)-2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン2-イル)-3-メチル-N-(6-メチルベンゾ[d]チアゾール-2-イル)ピペラジン-1-カルボキサミド(AFO) の調製
【化310】
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実施例10と同じ方法で、化合物AFOを得た(収率79%)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 7.87 (1H, s), 7.36 (1H, dd, J = 14.3, 1.7 Hz), 7.24 (1H, s), 7.04 (1H, d, J = 8.1 Hz), 6.82 (1H, dd, J = 8.1, 1.7 Hz), 4.68 (2H, br), 4.25-4.02 (3H, m), 3.63-2.98 (7H, m), 2.71 (1H, dd, J = 13.9, 4.0 Hz), 2.57-2.41 (1H, m), 2.27 (3H, s), 1.03 (3H, d, J = 6.4 Hz).
【0639】
実施例 166. (S)-4-(5-((S)-2,3-ジヒドロキシプロピル)-3-フルオロピリジン2-イル)-3-メチル-N-(6-メチルベンゾ[d]チアゾール-2-イル)ピペラジン-1-カルボキサミド(AFP) の調製
【化311】
[この文献は図面を表示できません]
実施例10と同じ方法で、化合物AFPを得た(収率79%)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 7.88 (1H, s), 7.74 (1H, dd, J = 8.6, 2.6 Hz), 7.52 (1H, dd, J = 8.6, 4.6 Hz), 7.40 (1H, dd, J = 14.3, 1.5 Hz), 7.18 (1H, dt, J = 8.6, 2.6 Hz), 4.63 (2H, br), 4.13-4.02 (3H, m), 3.58-3.17 (7H, m), 2.72 (1H, dd, J = 14.0, 4.1 Hz), 2.49-2.44 (1H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.4 Hz).
【0640】
実施例 167. 化合物 AIHの調製
工程 1. 1-(6-クロロ-5-フルオロピリジン3-イル)-2-((S)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)エタノールの調製
【化312】
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実施例37、工程1と同じ方法で、化合物114を得た(収率79%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.18-8.18 (1H, m), 7.58 (1H, dt, J = 8.8, 2.0 Hz), 5.09-5.03 (1H, m), 4.34-4.27 (1H, m), 4.16-4.10 (2H, m), 3.66-3.60 (1H, m), 1.92-1.86 (1H, m), 1.47-1.38 (6H, m).
【0641】
工程 2. O-1-(6-クロロ-5-フルオロピリジン3-イル)-2-((S)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)エチル O-フェニル カルボノチオエートの調製
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
実施例37、工程3と同じ方法で、化合物115を得た(収率82%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.31 (0.6H, d, J = 1.7 Hz), 8.29 (0.4H, d, J = 1.7 Hz), 7.59-7.04 (5H, m), 6.41-6.35 (1H, m), 4.31-4.30 (0.4H, m), 4.16-4.01 (2H, m), 3.92-3.89 (0.6H, m), 3.66-3.63 (1H, m), 2.53-2.44 (0.6H, m), 2.36-2.30 (0.4H, m), 2.14-2.10 (1H, m), 1.46 (1.8H, s), 1.41 (1.2H, s), 1.37 (1.2H, s), 1.32 (1.8H, s).
【0642】
工程 3. (S)-2-クロロ-5-(2-(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)エチル)-3-フルオロピリジンの調製
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
実施例37、工程4と同じ方法で、化合物116を得た(定量的)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.07 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.33 (1H, dd, J = 8.8, 2.0 Hz), 4.13-4.01 (2H, m), 3.62-3.57 (1H, m), 2.87-2.66 (2H, m), 1.92-1.77 (2H, m), 1.43 (3H, s), 1.36 (3H, s).
【0643】
工程 4. (S)-tert-ブチル 4-(5-(2-(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)エチル)-3-フルオロピリジン2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートの調製
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
実施例32、工程2と同じ方法で、化合物117を得た(収率67%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 7.85 (1H, s), 7.12 (1H, dd, J = 13.5, 1.9 Hz), 4.12-4.04 (2H, m), 3.57-3.51 (5H, m), 3.38-3.36 (4H, m), 2.75-2.53 (2H, m), 1.94-1.69 (2H, m), 1.48 (9H, s), 1.43 (3H, s), 1.36 (3H, s).
【0644】
工程 5. (S)-4-(5-フルオロ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ブタン-1,2-ジオール ヒドロクロリドの調製
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
実施例32、工程3と同じ方法で、化合物118を得た(収率98%)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 9.44 (1H, br), 7.95 (1H, s), 7.50 (1H, dd, J = 14.0, 1.8 Hz), 3.58-3.56 (4H, m), 3.41-3.18 (8H, m), 2.72-2.55 (3H, m), 1.76-1.43 (2H, m).
【0645】
工程 6. (S)-4-(5-(3,4-ジヒドロキシブチル)-3-フルオロピリジン2-イル)-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)ピペラジン-1-カルボキサミド (AIH) の調製
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
実施例10と同じ方法で、化合物AIHを得た(収率53%)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 7.89 (1H, s), 7.78 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.60 (1H, s), 7.43 (1H, d, J = 14.1 Hz), 7.21 (1H, td, J = 8.9, 2.5 Hz), 4.53 (1H, d, J = 4.9 Hz), 4.47 (1H, t, J = 5.5 Hz), 3.71-3.68 (4H, m), 3.39-3.16 (7H, m), 2.71-2.49 (2H, m), 1.75-1.65 (1H, m), 1.54-1.42 (1H, m).
【0646】
実施例 168. (S)-N-(ベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-4-(5-(3,4-ジヒドロキシブチル)-3-フルオロピリジン2-イル)ピペラジン-1-カルボキサミド (AII) の調製
【化318】
[この文献は図面を表示できません]
実施例10と同じ方法で、化合物AIIを得た(収率86%)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 7.89 (1H, s), 7.71 (1H, d, J = 7.7 Hz), 7.44-7.41 (2H, m), 7.26 (1H, t, J = 7.7 Hz), 7.08 (1H, t, J = 7.7 Hz), 4.54 (1H, br), 3.69-3.68 (4H, m), 3.38-3.21 (7H, m), 2.68-2.56 (4H, m), 1.75-1.68 (1H, m), 1.51-1.46 (1H, m).
【0647】
実施例 169. 化合物 AHIの調製
工程 1. O-1-(5,6-ジクロロピリジン-3-イル)-2-((S)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)エチル O-フェニル カルボノチオエートの調製
【化319】
[この文献は図面を表示できません]
実施例37、工程3と同じ方法で、化合物120を得た(収率48%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.40-8.37 (1H, m), 7.87-7.83 (1H, m), 7.44-7.05 (5H, m), 6.39-6.34 (1H, m), 4.34-4.03 (3H, m), 3.69-3.61 (1H, m), 2.49-2.31 (1H, m), 2.16-2.12 (1H, m), 1.47 (1.5H, s), 1.42 (1.5H, s), 1.38 (1.5H, s), 1.33 (1.5H, s).
【0648】
工程 2. (S)-2,3-ジクロロ-5-(2-(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)エチル)ピリジンの調製
【化320】
[この文献は図面を表示できません]
実施例37、工程4と同じ方法で、化合物121を得た(収率74%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.15 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.63 (1H, d, J = 2.2 Hz), 4.09-4.05 (2H, m), 3.60-3.52 (1H, m), 2.84-2.63 (2H, m), 1.92-1.76 (2H, m), 1.43 (3H, s), 1.36 (3H, s).
【0649】
工程 3. (S)-tert-ブチル 4-(3-クロロ-5-(2-(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)エチル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレートの調製
【化321】
[この文献は図面を表示できません]
実施例32、工程2と同じ方法で、化合物122を得た(収率15%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.01 (1H, d, J = 2.1 Hz), 7.46 (1H, d, J = 2.1 Hz), 4.15-4.00 (2H, m), 3.59-3.51 (5H, m), 3.25-3.24 (4H, m), 2.75-2.54 (2H, m), 1.93-1.69 (2H, m), 1.48 (9H, s), 1.43 (3H, s), 1.36 (3H, s).
【0650】
工程 4. (S)-4-(5-クロロ-6-(ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ブタン-1,2-ジオール ヒドロクロリドの調製
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
実施例32、工程3と同じ方法で、化合物123を得た(定量的)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 9.20 (1H, br s), 8.11 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.73 (1H, d, J = 2.2 Hz), 4.60-4.57 (4H, m), 3.43-3.17 (8H, m), 2.68-2.54 (3H, m), 1.76-1.65 (1H, m), 1.51-1.47 (1H, m).
【0651】
工程 5. (S)-4-(3-クロロ-5-(3,4-ジヒドロキシブチル)ピリジン-2-イル)-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)ピペラジン-1-カルボキサミド(AHI) の調製
【化323】
[この文献は図面を表示できません]
実施例10と同じ方法で、化合物AHIを得た(定量的)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.08 (1H, s), 7.69 (1H, s), 7.56 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.38-7.35 (1H, m), 7.04 (1H, t, J = 7.6 Hz), 3.50-3.38 (27H, m), 2.63-2.55 (2H, m), 1.71-1.68 (1H, m), 1.52-1.49 (1H, m).
【0652】
実施例 170. 化合物 AIJの調製
(S)-N-(5,6-ジフルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-4-(5-(3,4-ジヒドロキシブチル)-3-フルオロピリジン2-イル)ピペラジン-1-カルボキサミド (AIJ)
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
実施例10と同じ方法で、化合物AIJを得た(収率32%)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.04 (1H, t, J = 9.3 Hz), 7.89 (1H, s), 7.66 (1H, br), 7.43 (1H, dd, J = 14.1, 1.8 Hz), 4.54 (1H, d, J = 4.9 Hz), 4.47 (1H, t, J = 5.6 Hz), 3.72-3.66 (4H, m), 3.37-3.19 (7H, m), 2.71-2.49 (2H, m), 1.71-1.45 (2H, m).
【0653】
実施例 171. 化合物 AHCの調製
工程 1. O-1-(5,6-ジクロロピリジン-3-イル)-2-((R)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)エチル O-フェニル カルボノチオエートの調製
【化325】
[この文献は図面を表示できません]
実施例37、工程3と同じ方法で、化合物125を得た(収率82%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.40-8.37 (1H, m), 7.87-7.83 (1H, m), 7.44-7.05 (5H, m), 6.39-6.34 (1H, m), 4.34-4.03 (3H, m), 3.69-3.61 (1H, m), 2.49-2.31 (1H, m), 2.16-2.12 (1H, m), 1.47 (1.5H, s), 1.42 (1.5H, s), 1.38 (1.5H, s), 1.33 (1.5H, s).
【0654】
工程 2. (R)-2,3-ジクロロ-5-(2-(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)エチル)ピリジンの調製
【化326】
[この文献は図面を表示できません]
実施例37、工程4と同じ方法で、化合物126を得た(収率73%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.15 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.63 (1H, d, J = 2.2 Hz), 4.09-4.05 (2H, m), 3.60-3.52 (1H, m), 2.84-2.63 (2H, m), 1.92-1.76 (2H, m), 1.43 (3H, s), 1.36 (3H, s).
【0655】
工程 3. (R)-tert-ブチル 4-(3-クロロ-5-(2-(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)エチル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレートの調製
【化327】
[この文献は図面を表示できません]
参考例3、工程3と同じ方法で、化合物127を得た(定量的)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.31 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.54 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.07 (1H, s), 4.11-4.06 (4H, m), 3.66-3.53 (3H, m), 2.83-2.57 (4H, m), 1.92-1.78 (2H, m), 1.49 (9H, s), 1.45 (3H, s), 1.37 (3H, s).
【0656】
工程 4. (R)-4-(5-クロロ-6-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)ブタン-1,2-ジオール ヒドロクロリドの調製
【化328】
[この文献は図面を表示できません]
実施例32、工程3と同じ方法で、化合物128を得た(収率91%)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.39 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.82 (1H, d, J = 1.8 Hz), 6.22-6.18 (1H, m), 3.62-3.41 (7H, m), 2.73-2.69 (4H, m), 1.76-1.48 (2H, m).
【0657】
工程 5. (R)-N-(3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(3-クロロ-5-(3,4-ジヒドロキシブチル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(AHC) の調製
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1と同じ方法で、化合物AHCを得た(収率48%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.34 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.69 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.59-7.58 (2H, m), 7.37 (1H, d, J = 7.9 Hz), 6.53 (1H, s), 6.18-6.17 (1H, m), 4.23-4.22 (2H, m), 3.78-3.46 (5H, m), 2.82-2.73 (4H, m), 2.20 (1H, d, J = 4.2 Hz), 1.79-1.74 (3H, m).
【0658】
実施例 172. (R)-4-(3-クロロ-5-(3,4-ジヒドロキシブチル)ピリジン-2-イル)-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(AHD) の調製
【化330】
[この文献は図面を表示できません]
実施例1と同じ方法で、化合物AHDを得た(収率59%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.46 (1H, s), 8.34 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.21 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.87 (1H, dd, J = 8.9, 2.4 Hz), 7.58 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.43 (1H, s), 6.18-6.17 (1H, m), 4.27-4.25 (2H, m), 3.81-3.46 (5H, m), 2.85-2.67 (4H, m), 2.22 (1H, d, J = 4.2 Hz), 1.81-1.72 (3H, m).
【0659】
実施例 173. (R)-4-(3-クロロ-5-(3,4-ジヒドロキシブチル)ピリジン-2-イル)-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(AHE) の調製
【化331】
[この文献は図面を表示できません]
実施例10と同じ方法で、化合物AHEを得た(収率71%)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.37 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.79 (2H, d, J = 1.7 Hz), 7.58 (1H, br), 7.21 (1H, dt, J = 9.0, 2.6 Hz), 6.20-6.19 (1H, m), 4.58 (1H, d, J = 4.9 Hz), 4.49 (1H, t, J = 5.8 Hz), 4.25 (2H, br), 3.77 (2H, br), 3.39-3.21 (3H, m), 2.74-2.61 (4H, m), 1.77-1.50 (2H, m).
【0660】
実施例 174. 化合物 AHFの調製
工程 1. (S)-tert-ブチル 4-(3-クロロ-5-(2-(2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-イル)エチル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレートの調製
【化332】
[この文献は図面を表示できません]
参考例3、工程3と同じ方法で、化合物129を得た(収率85%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.31 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.54 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.07 (1H, s), 4.11-4.06 (4H, m), 3.66-3.53 (3H, m), 2.83-2.57 (4H, m), 1.92-1.78 (2H, m), 1.49 (9H, s), 1.45 (3H, s), 1.37 (3H, s).
【0661】
工程 2. (S)-4-(5-クロロ-6-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)ブタン-1,2-ジオール ヒドロクロリドの調製
【化333】
[この文献は図面を表示できません]
実施例32、工程3と同じ方法で、化合物130を得た(収率90%)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.39 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.82 (1H, d, J = 1.8 Hz), 6.22-6.18 (1H, m), 3.62-3.41 (7H, m), 2.73-2.69 (4H, m), 1.76-1.48 (2H, m).
【0662】
工程 3. (S)-N-(3-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル)-4-(3-クロロ-5-(3,4-ジヒドロキシブチル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(AHF) の調製
【化334】
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実施例1と同じ方法で、化合物AHFを得た(収率70%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.34 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.69 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.59-7.58 (2H, m), 7.37 (1H, d, J = 7.9 Hz), 6.53 (1H, s), 6.18-6.17 (1H, m), 4.23-4.22 (2H, m), 3.78-3.46 (5H, m), 2.82-2.73 (4H, m), 2.20 (1H, d, J = 4.2 Hz), 1.79-1.74 (3H, m).
【0663】
実施例 175. (S)-4-(3-クロロ-5-(3,4-ジヒドロキシブチル)ピリジン-2-イル)-N-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド (AHG) の調製
【化335】
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実施例1と同じ方法で、化合物AHGを得た(収率70%)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.46 (1H, s), 8.34 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.21 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.87 (1H, dd, J = 8.9, 2.4 Hz), 7.58 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.43 (1H, s), 6.18-6.17 (1H, m), 4.27-4.25 (2H, m), 3.81-3.46 (5H, m), 2.85-2.67 (4H, m), 2.22 (1H, d, J = 4.2 Hz), 1.81-1.72 (3H, m).
【0664】
実施例 176. (S)-4-(3-クロロ-5-(3,4-ジヒドロキシブチル)ピリジン-2-イル)-N-(6-フルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-5,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキサミド(AHH) の調製
【化336】
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実施例10と同じ方法で、化合物AHHを得た(収率72%)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.37 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.79 (2H, d, J = 1.7 Hz), 7.58 (1H, br), 7.21 (1H, dt, J = 9.0, 2.6 Hz), 6.20-6.19 (1H, m), 4.58 (1H, d, J = 4.9 Hz), 4.49 (1H, t, J = 5.8 Hz), 4.25 (2H, br), 3.77 (2H, br), 3.39-3.21 (3H, m), 2.74-2.61 (4H, m), 1.77-1.50 (2H, m).
【0665】
実施例 177. 化合物 AHOの調製
工程 1. 化合物 132の調製
【化337】
[この文献は図面を表示できません]
窒素雰囲気下、室温にて、NaOt-Bu (3.73 g, 38.9 mmol)、Pd(dba)
2 (0.298 g, 0.518 mmol)、RuPhos (0.484 g, 1.036 mmol) および2-ブロモ-1,4-ジフルオロベンゼン (5 g, 25.9 mmol)のトルエン(50 mL) 懸濁液に、ベンジルピペラジン-1-カルボキシレート(6.00 ml, 31.1 mmol) を加えた。窒素雰囲気下、その混合液を100℃で1時間攪拌した。その反応混合液を室温で、H
2OおよびAcOEtで希釈し、その後、得られた固体をろ過し、AcOEtおよびH
2Oで洗い流した。ろ液をAcOEtで2回抽出した。その有機層を一緒にして、食塩水で洗浄した。その有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、濃縮した。その粗生成物をシリカゲルカラムに加え、AcOEt-ヘキサンで溶出した。集めた分画を減圧下濃縮した。得られた油状物質をCH
2Cl
2-ヘキサンで粉砕(triturate)し、その後、ろ過し、ヘキサンで洗い流し、化合物132を白色固体として3.7 g得た(43.0 %)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 7.40-7.29 (5H, m), 7.01-6.89 (1H, m), 6.66-6.56 (2H, m), 5.16 (2H, s), 3.67 (4H, t, J = 5.1 Hz), 3.11-2.97 (4H, m).
【0666】
工程 2 化合物 133の調製
【化338】
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化合物 132 (4.45 g, 13.39 mmol) のCH
2Cl
2 (150 ml) 溶液に、NBS (2.502 g, 14.06 mmol) を0℃で加えた。その混合液を室温で90分間攪拌した。H
2O (70ml)およびK
2CO
3 (9.25 g, 66.9 mmol)を反応混合液に加えた。その混合液をCH
2Cl
2で2回抽出した。有機層を一緒にして、H
2Oで洗浄した。有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、濃縮した。得られた固体をろ過し、ヘキサンで洗い流し、化合物133を白色固体として4.73 g得た(85.9 %)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 7.43-7.27 (5H, m), 7.20 (1H, dd, J = 11.3, 6.4 Hz), 6.67 (1H, dd, J = 9.9, 7.5 Hz), 5.15 (2H, s), 3.66 (4H, t, J = 5.0 Hz), 3.11-2.95 (4H, m).
【0667】
工程 3. 化合物 134の調製
【化339】
[この文献は図面を表示できません]
窒素雰囲気下、室温にて、化合物 133 (3.68 g, 8.95 mmol)、フッ化セシウム (4.08 g, 26.8 mmol) およびPdCl
2(dppf) CH
2Cl
2 (0.365 g, 0.447 mmol)のジオキサン(37 mL) 懸濁液に、アリルトリブチルスタンナン(3.32 ml, 10.74 mmol) を加えた。窒素雰囲気下、その混合液を加熱還流して6時間攪拌した。その反応混合液をH
2OおよびAcOEtで希釈した。得られた固体をろ過し、AcOEtおよびH
2Oで洗い流した。ろ液をAcOEtで2回抽出した。その有機層を一緒にして、食塩水で洗浄した。その有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、濃縮した。その粗生成物をシリカゲルカラムに加え、AcOEt-ヘキサンで溶出した。集めた分画を減圧下濃縮し、化合物134を白色固体として2.69 g得た(80.7 %)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 7.39-7.29 (5H, m), 6.85 (1H, dd, J = 12.6, 6.9 Hz), 6.59 (1H, dd, J = 11.0, 7.2 Hz), 5.96-5.81 (1H, m), 5.15 (2H, s), 5.12-5.02 (2H, m), 3.70-3.63 (4H, m), 3.33-3.28 (2H, m), 3.08-2.93 (4H, m).
【0668】
工程 4. 化合物 135の調製
【化340】
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化合物 134 (1.345 g, 3.61 mmol) のt-BuOH (39 ml)- H
2O (26ml)溶液に、室温で、メタンスルホンアミド(344 mg, 3.61 mmol)およびAD-ミックス-α (3.6 g, 3.61 mmol)を加えた。その混合液を室温で、終夜攪拌した。室温で、AD-ミックス-α (3.6 g, 3.61 mmol)を更に加えた。得られた混合液を室温で、終夜攪拌した。その反応混合液を室温でH
2Oで希釈し、その後、AcOEtで2回抽出した。その有機層を一緒にして、H
2Oおよび食塩水で洗浄した。その有機層をMgSO
4で乾燥し、ろ過し、濃縮した。その粗生成物をシリカゲルカラムに加え、AcOEt-ヘキサンで溶出した。集めた分画を減圧下濃縮し、化合物135を白色固体として928.5 mg得た(63.3 %)。
1H-NMR (CDCl
3) δ: 7.41-7.28 (5H, m), 6.93 (1H, dd, J = 12.5, 7.0 Hz), 6.60 (1H, dd, J = 11.1, 7.2 Hz), 5.16 (2H, s), 3.99-3.87 (1H, m), 3.74-3.62 (5H, m), 3.55-3.44 (1H, m), 3.06-2.95 (4H, m), 2.82-2.64 (2H, m), 2.23 (1H, d, J = 4.4 Hz), 2.00 (1H, t, J = 5.6 Hz).
【0669】
工程 5. 化合物 136の調製
【化341】
[この文献は図面を表示できません]
化合物 135 (925 mg, 2.276 mmol) のAcOEt (10 ml)溶液に、室温で、10% Pd/C (100 mg, 0.940 mmol)を加えた。水素雰囲気下、室温にて、その混合液を2時間攪拌した。メタノールをその混合液に加えた。Pd/Cをろ過し、MeOHで洗い流した。ろ液を減圧下濃縮した。得られた油状物質をAcOEt-ヘキサンで粉砕(triturate)し、その後、ろ過し、ヘキサンで洗い流し、化合物136を白色固体として521.3 mg得た(84.1 %)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 7.04 (1H, dd, J = 13.3, 7.1 Hz), 6.74 (1H, dd, J = 11.7, 7.5 Hz), 4.68-4.54 (2H, m), 3.65-3.52 (1H, m), 2.94-2.77 (8H, m), 2.72 (1H, dd, J = 13.5, 4.2 Hz), 2.42 (1H, dd, J = 13.8, 8.3 Hz).
【0670】
工程 6. 化合物 AHOの調製
【化342】
[この文献は図面を表示できません]
室温にて、化合物 136 (150 mg, 0.551 mmol)のCH
2Cl
2 (2 ml) 溶液に、N-(5,6-ジフルオロベンゾ[d]チアゾール-2-イル)-1H-イミダゾール-1-カルボキサミド (139 mg, 0.496 mmol) を加えた。室温にて、その混合液を7.5時間攪拌した。室温にて、その反応混合液をCH
2Cl
2で希釈し、得られた固体をろ過し、H
2O及びCH
2Cl
2で洗い流した。その固体 (214.6mg) のTHF (4ml) 中の懸濁液に化合物 6 (60.0 mg, 0.220 mmol)を室温で添加した。混合物を室温で 30分間撹拌した。得られた固体をろ過し、H
2Oで洗い流し、化合物AHOを淡黄色固体として161.8 mg得た(67.3 %)。
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.77-11.29 (1H, br), 8.03 (1H, dd, J = 10.3, 8.0 Hz), 7.75-7.52 (1H, m), 7.09 (1H, dd, J = 13.0, 6.9 Hz), 6.84 (1H, dd, J = 11.4, 7.3 Hz), 4.64 (1H, d, J = 5.5 Hz), 4.61 (1H, t, J = 5.6 Hz), 3.79-3.64 (4H, m), 3.64-3.53 (1H, m), 3.38-3.21 (2H, m), 3.08-2.94 (4H, m), 2.74 (1H, dd, J = 13.2, 4.5 Hz), 2.54-2.37 (1H, m).
【0671】
実施例 178. 化合物 AHJ
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 12.20-11.18 (1H, br), 7.81 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.56-7.43 (1H, br), 7.35 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.19 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.05-6.90 (3H, m), 4.64-4.50(2H, m), 3.73 (4H, m), 3.64-3.51 (1H, m), 3.40-3.18 (2H, m), 3.06-2.90 (4H, m), 2.71 (1H, dd, J = 13.8, 4.4 Hz), 2.54-2.40 (1H, m).
【0672】
実施例 179. 化合物 AHK
【化344】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 7.28 (1H, dd, J = 8.9, 2.8 Hz), 7.09 (1H, dd, J = 8.6, 5.0 Hz), 7.02-6.88 (3H, m), 6.82 (1H, ddd, J = 10.6, 7.7, 1.7 Hz), 3.74-3.52 (5H, m), 3.43-3.19 (2H, m), 2.92-2.83 (4H, m), 2.70 (1H, dd, J = 13.8, 4.7 Hz), 2.53-2.39 (1H, m).
【0673】
実施例 180. 化合物 AHL
【化345】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.89-11.29 (1H, br), 7.76 (1H, dd, J = 8.7, 2.6 Hz), 7.60-7.48 (1H, m), 7.20 (1H, td, J = 9.0, 2.6 Hz), 7.05-6.89 (3H, m), 4.62-4.49 (2H, m), 3.81-3.64 (4H, m), 3.64-3.52 (1H, m), 3.41-3.16 (2H, m), 3.07-2.91 (4H, m), 2.71 (1H, dd, J = 13.9, 4.4 Hz), 2.55-2.40 (1H, m).
【0674】
実施例 181. 化合物 AHM
【化346】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 7.79 (1.0H, d, J = 7.6 Hz), 7.48 (1H, d, J = 7.9 Hz), 7.33 (1H, t, J = 7.5 Hz), 7.17 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.05-6.89 (3H, m), 4.89-4.31 (2H, br), 3.82-3.64 (4H, m), 3.64-3.52 (1H, m), 3.33-3.18 (2H, m), 3.05-2.90 (4H, m), 2.70 (1H, dd, J = 13.7, 4.4 Hz), 2.53-2.39 (1H, m).
【0675】
実施例 182. 化合物 AHN
【化347】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.92-11.28 (1H, br), 7.77 (1H, dd, J = 8.5, 2.6 Hz), 7.62-7.45 (1H, m), 7.20 (1H, td, J = 9.0, 2.6 Hz), 7.09 (1H, dd, J = 13.3, 7.0 Hz), 6.84 (1H, dd, J = 11.4, 7.4 Hz), 4.64 (1H, d, J = 5.3 Hz), 4.61 (1H, t, J = 5.6 Hz), 3.80-3.65 (4H, m), 3.65-3.52 (1H, m), 3.36-3.20 (2H, m), 3.08-2.95 (4H, m), 2.74 (1H, dd, J = 13.3, 4.4 Hz), 2.55-2.37 (1H, m).
【0676】
実施例 183. 化合物 AHP
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.91-11.24 (1H, br), 7.77 (1H, dd, J = 8.9, 2.3 Hz), 7.60-7.47 (1H, m), 7.20 (1H, td, J = 9.1, 2.5 Hz), 7.09 (1H, dd, J = 13.0, 7.1 Hz), 6.84 (1H, dd, J = 11.5, 7.6 Hz), 4.64 (1H, d, J = 5.5 Hz), 4.60 (1H, t, J = 5.6 Hz), 3.80-3.65 (4H, m), 3.65-3.54 (1H, m), 3.38-3.20 (2H, m), 3.08-2.94 (4H, m), 2.74 (1H, dd, J = 13.6, 4.3 Hz), 2.55-2.37 (1H, m).
【0677】
実施例 184. 化合物 AHQ
【化349】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.67-11.28 (1H, br), 8.03 (1H, dd, J = 10.3, 8.0 Hz), 7.63 (1H, dd, J = 11.1, 7.2 Hz), 7.09 (1H, dd, J = 13.2, 6.9 Hz), 6.83 (1H, dd, J = 11.4, 7.5 Hz), 4.64 (1H, d, J = 5.3 Hz), 4.60 (1H, t, J = 5.6 Hz), 3.76-3.64 (4H, m), 3.64-3.53 (1H, m), 3.37-3.21 (2H, m), 3.06-2.93 (4H, m), 2.73 (1H, dd, J = 13.4, 4.3 Hz), 2.43 (1H, dd, J = 14.0, 8.1 Hz).
【0678】
実施例 185. 化合物 AHR
【化350】
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1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.87-11.06 (1H, m), 7.76 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.63-7.44 (1H, m), 7.20 (1H, td, J = 9.1, 2.5 Hz), 7.04-6.88 (3H, m), 4.66-4.51 (3H, m), 4.25-4.10 (1H, m), 3.65-3.51 (1H, m), 3.47-3.15 (5H, m), 2.85-2.60 (3H, m), 2.56-2.41 (1H, m), 1.33 (3H, d, J = 6.7 Hz).
【0679】
実施例 186. 化合物 AHS
【化351】
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1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.83-11.15 (1H, br), 8.03 (1H, dd, J = 10.1, 8.3 Hz), 7.72-7.54 (1H, m), 7.06-6.88 (3H, m), 4.65-4.48 (3H, m), 4.16 (1H, d, J = 13.7 Hz), 3.65-3.51 (1H, m), 3.46-3.13 (1H, m), 2.86-2.59 (5H, m), 2.54-2.39 (3H, m), 1.33 (1H, d, J = 6.7 Hz).
【0680】
実施例 187. 化合物 AHT
【化352】
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1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.84-11.02 (1H, br), 7.76 (1H, d, J = 7.2 Hz), 7.63-7.42 (1H, m), 7.20 (1H, td, J = 9.1, 2.5 Hz), 7.07-6.87 (3H, m), 4.69-4.46 (3H, m), 4.18 (1H, d, J = 11.7 Hz), 3.64-3.47 (1H, m), 3.42-3.14 (5H, m), 2.86-2.59 (3H, m), 2.57-2.37 (1H, m), 1.33 (3H, d, J = 6.6 Hz).
【0681】
実施例 188. 化合物 AHU
【化353】
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1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.87-11.16 (1H, br), 8.03 (1H, dd, J = 10.2, 8.1 Hz), 7.63 (1H, dd, J = 10.7, 6.9 Hz), 7.06-6.86 (3H, m), 4.63-4.49 (3H, m), 4.16 (1H, d, J = 12.8 Hz), 3.65-3.51 (1H, m), 3.41-3.13 (5H, m), 2.86-2.61 (3H, m), 2.55-2.38 (1H, m), 1.33 (3H, d, J = 6.6 Hz).
【0682】
実施例 189. 化合物 AHV
【化354】
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1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.52-11.14 (1H, br), 7.92-7.44 (2H, m), 7.21 (1H, td, J = 9.0, 2.5 Hz), 7.09 (1H, dd, J = 13.0, 7.0 Hz), 6.82 (1H, dd, J = 11.4, 7.6 Hz), 4.70-4.46 (3H, m), 4.31-4.06 (1H, m), 3.68-3.52 (1H, m), 3.37-3.20 (5H, m), 2.91-2.61 (3H, m), 2.54-2.37 (1H, m), 1.31 (3H, d, J = 6.6 Hz).
【0683】
実施例 190. 化合物 AHW
【化355】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.50-11.14 (1H, br), 7.90-7.41 (2H, m), 7.21 (1H, td, J = 9.0, 2.5 Hz), 7.09 (1H, dd, J = 13.1, 7.1 Hz), 6.82 (1H, dd, J = 11.4, 7.6 Hz), 4.68-4.49 (3H, m), 4.26-4.06 (1H, m), 3.67-3.54 (1H, m), 3.40-3.18 (5H, m), 2.88-2.61 (3H, m), 2.55-2.37 (1H, m), 1.32 (3H, d, J = 6.6 Hz).
【0684】
実施例 191. 化合物 AHX
【化356】
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1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.94-11.28 (1H, br), 7.77 (1H, dd, J = 8.6, 2.4 Hz), 7.62-7.47 (1H, m), 7.21 (1H, td, J = 9.1, 2.6 Hz), 6.95 (1H, d, J = 13.1 Hz), 6.57 (1H, d, J = 7.6 Hz), 4.67-4.52 (1H, m), 4.51-4.40 (2H, m), 4.18 (1H, d, J = 13.0 Hz), 3.76 (3H, s), 3.67-3.54 (1H, m), 3.38-3.18 (5H, m), 2.91-2.61 (3H, m), 2.40 (1H, dd, J = 14.0, 7.5 Hz), 1.33 (3H, d, J = 6.6 Hz).
【0685】
実施例 192. 化合物 AHY
【化357】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.77-11.25 (1H, br), 8.04 (1H, dd, J = 10.3, 8.1 Hz), 7.72-7.57 (1H, m), 6.95 (1H, d, J = 13.3 Hz), 6.57 (1H, d, J = 7.6 Hz), 4.63-4.51 (1H, m), 4.51-4.40 (2H, m), 4.16 (1H, d, J = 13.3 Hz), 3.76 (3H, s), 3.67-3.55 (1H, m), 3.39-3.18 (5H, m), 2.93-2.61 (3H, m), 2.40 (1H, dd, J = 14.0, 7.4 Hz), 1.33 (3H, d, J = 6.7 Hz).
【0686】
実施例 193. 化合物 AHZ
【化358】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.50-11.14 (1H, br), 7.89-7.46 (2H, m), 7.21 (1H, td, J = 9.1, 2.5 Hz), 6.95 (1H, d, J = 13.1 Hz), 6.57 (1H, d, J = 7.7 Hz), 4.70-4.42 (3H, m), 4.28-4.07 (1H, m), 3.76 (3H, s), 3.68-3.55 (1H, m), 3.42-3.20 (5H, m), 2.92-2.60 (3H, m), 2.38 (1H, dd, J = 13.8, 7.6 Hz), 1.33 (3H, d, J = 6.6 Hz).
【0687】
実施例 194. 化合物 AIA
【化359】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.65-11.25 (1H, br), 8.04 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.77-7.55 (1H, br), 6.95 (1H, d, J = 13.1 Hz), 6.57 (1H, d, J = 7.6 Hz), 4.63-4.40 (3H, m), 4.15 (1H, d, J = 12.1 Hz), 3.76 (3H, s), 3.67-3.54 (1H, m), 3.38-3.18 (5H, m), 2.92-2.60 (3H, m), 2.38 (1H, dd, J = 13.9, 7.6 Hz), 1.33 (3H, d, J = 6.6 Hz).
【0688】
実施例 195. 化合物 AIB
【化360】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.75-11.28 (1H, br), 8.04 (1H, t, J = 9.2 Hz), 7.78-7.51 (1H, br), 7.10 (1H, dd, J = 13.2, 7.0 Hz), 6.82 (1H, dd, J = 11.3, 7.5 Hz), 4.69-4.49 (3H, m), 4.16 (1H, d, J = 12.1 Hz), 3.68-3.52 (1H, m), 3.37-3.20 (5H, m), 2.88-2.61 (3H, m), 2.50-2.39 (1H, m), 1.32 (3H, d, J = 6.6 Hz).
【0689】
実施例 196. 化合物 AIC
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.86-11.26 (1H, br), 8.03 (1H, dd, J = 10.2, 8.2 Hz), 7.72-7.52 (1H, br), 7.09 (1H, dd, J = 13.0, 7.0 Hz), 6.82 (1H, dd, J = 11.5, 7.5 Hz), 4.68-4.49 (3H, m), 4.16 (1H, d, J = 13.1 Hz), 3.66-3.52 (1H, m), 3.42-3.17 (5H, m), 2.87-2.65 (3H, m), 2.55-2.38 (1H, m), 1.32 (3H, d, J = 6.7 Hz).
【0690】
実施例 197. 化合物 AID
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.85-11.04 (1H, br), 7.77 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.66-7.41 (1H, br), 7.20 (1H, td, J = 9.1, 2.6 Hz), 6.90 (1H, d, J = 10.2 Hz), 4.70-4.43 (3H, m), 4.12 (1H, d, J = 11.9 Hz), 3.68-3.53 (1H, m), 3.41-3.04 (6H, m), 2.97 (1H, d, J = 11.4 Hz), 2.73 (1H, dd, J = 13.8, 4.0 Hz), 2.55-2.41 (1H, m), 1.34 (3H, d, J = 6.6 Hz).
【0691】
実施例 198. 化合物 AIE
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.37 (1H, s), 8.05 (1H, t, J = 8.6 Hz), 7.76-7.64 (1H, m), 6.90 (2H, d, J = 10.4 Hz), 4.74-4.41 (3H, m), 4.07 (1H, d, J = 11.6 Hz), 3.66-3.53 (1H, m), 3.41-3.03 (6H, m), 2.97 (1H, d, J = 11.9 Hz), 2.73 (1H, dd, J = 13.9, 4.1 Hz), 2.55-2.41 (1H, m), 1.34 (3H, d, J = 6.7 Hz).
【0692】
実施例 199. 化合物 AIF
【化364】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.87-11.14 (1H, br), 7.77 (1H, dd, J = 8.6, 2.3 Hz), 7.62-7.45 (1H, br), 7.21 (1H, td, J = 9.1, 2.6 Hz), 6.90 (2H, d, J = 10.4 Hz), 4.67-4.46 (3H, m), 4.13 (1H, d, J = 13.1 Hz), 3.68-3.53 (1H, m), 3.45-3.03 (6H, m), 2.97 (1H, d, J = 11.6 Hz), 2.73 (1H, dd, J = 13.9, 4.1 Hz), 2.56-2.42 (1H, m), 1.34 (3H, d, J = 6.6 Hz).
【0693】
実施例 200. 化合物 AIG
【化365】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.62-11.19 (1H, br), 8.04 (1H, t, J = 9.1 Hz), 7.78-7.51 (1H, br), 6.90 (2H, d, J = 10.4 Hz), 4.67-4.42 (3H, m), 4.09 (1H, d, J = 11.9 Hz), 3.67-3.53 (1H, m), 3.40-3.03 (6H, m), 2.98 (1H, d, J = 11.6 Hz), 2.73 (1H, dd, J = 13.9, 4.1 Hz), 2.55-2.40 (1H, m), 1.34 (3H, d, J = 6.7 Hz).
【0694】
実施例 201. 化合物 AFQ
【化366】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.53 (1H, s), 7.87 (1H, s), 7.75-7.67 (1H, m), 7.41 (1.0H, dd, J = 14.1, 1.7 Hz), 7.29 (1H, ddd, J = 11.5, 9.1, 1.8 Hz), 4.67-4.51 (3H, m), 4.15 (1H, d, J = 13.1 Hz), 3.89 (1H, d, J = 12.1 Hz), 3.73 (1H, d, J = 12.8 Hz), 3.58 (1H, ddd, J = 14.1, 9.2, 4.6 Hz), 3.40-3.18 (3H, m), 3.03 (1H, dd, J = 12.7, 3.4 Hz), 2.85 (1H, td, J = 12.3, 2.9 Hz), 2.72 (1H, dd, J = 13.9, 4.0 Hz), 2.53-2.42 (1H, m), 1.26 (3H, d, J = 6.7 Hz).
【0695】
実施例 202. 化合物 AFE
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 12.07-11.24 (1H, br), 7.87 (1H, s), 7.80 (1H, d, J = 7.0 Hz), 7.60-7.28 (3H, m), 7.19 (1H, t, J = 7.6 Hz), 4.76-4.54 (2H, m), 4.31-3.88 (3H, m), 3.69-3.48 (2H, m), 3.47-3.10 (5H, m), 2.72 (1H, dd, J = 14.1, 3.9 Hz), 2.56-2.39 (1H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.6 Hz).
【0696】
実施例 203. 化合物 AFF
【化368】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 7.87 (1H, s), 7.58 (1H, dd, J = 8.8, 2.5 Hz), 7.43-7.33 (2H, m), 7.05 (1H, td, J = 9.1, 2.6 Hz), 4.76-4.52 (2H, br), 4.24-3.95 (3H, m), 3.65-3.45 (2H, m), 3.40-3.07 (5H, m), 2.71 (1H, dd, J = 14.0, 4.0 Hz), 2.54-2.39 (1H, m), 1.05 (3H, d, J = 6.4 Hz).
【0697】
実施例 204. 化合物 AFG
【化369】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.75-11.27 (1H, br), 7.96-7.80 (2H, m), 7.47-7.28 (2H, m), 7.08 (1H, dt, J = 12.7, 4.7 Hz), 4.68-4.57 (2H, m), 4.23-4.08 (2H, m), 3.99 (1H, d, J = 13.4 Hz), 3.65-3.49 (2H, m), 3.48-3.15 (5H, m), 2.72 (1H, dd, J = 13.7, 4.3 Hz), 2.55-2.40 (1H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.4 Hz).
【0698】
実施例 205. 化合物 AFC
【化370】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 7.86 (1H, s), 7.46 (1H, dd, J = 10.4, 8.4 Hz), 7.40-7.32 (1H, m), 7.00 (1H, dd, J = 12.1, 7.4 Hz), 4.40-3.93 (3H, m), 3.65-2.95 (7H, m), 2.70 (1H, dd, J = 13.9, 4.0 Hz), 2.55-2.38 (1H, m), 1.02 (3H, d, J = 6.4 Hz).
【0699】
実施例 206. 化合物 AFH
【化371】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.53-11.09 (1H, br), 7.97-7.28 (5H, m), 7.25-7.13 (1H, m), 4.70-4.56 (2H, m), 4.31-3.88 (3H, m), 3.66-3.48 (2H, m), 3.47-3.04 (5H, m), 2.72 (1H, dd, J = 13.9, 4.1 Hz), 2.55-2.37 (1H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.4 Hz).
【0700】
実施例 207. 化合物 AFI
【化372】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.53-11.18 (1H, br), 7.90-7.83 (1H, m), 7.83-7.72 (1H, m), 7.67-7.48 (1H, br), 7.40 (1H, dd, J = 14.3, 1.8 Hz), 7.21 (1H, td, J = 9.1, 2.7 Hz), 4.69-4.57 (2H, m), 4.23-4.07 (2H, m), 4.05-3.91 (1H, m), 3.61-3.50 (2H, m), 3.45-3.15 (5H, m), 2.72 (1H, dd, J = 13.9, 4.1 Hz), 2.55-2.40 (1H, m), 1.06 (3H, d, J = 6.4 Hz).
【0701】
実施例 208. 化合物 AFJ
【化373】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 11.80-11.31 (1H, br), 7.96-7.81 (2H, m), 7.48-7.25 (2H, m), 7.08 (1H, td, J = 9.0, 2.4 Hz), 4.70-4.57 (2H, m), 4.24-4.08 (2H, m), 3.99 (1H, d, J = 11.7 Hz), 3.64-3.48 (2H, m), 3.47-3.14 (5H, m), 2.72 (1H, dd, J = 13.7, 4.0 Hz), 2.55-2.41 (1H, m), 1.07 (3H, d, J = 6.4 Hz).
【0702】
実施例 209. 化合物 AFD
【化374】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 7.86 (1H, s), 7.75 (1H, t, J = 9.5 Hz), 7.43-7.27 (2H, m), 4.69-4.55 (2H, m), 4.26-3.92 (3H, m), 3.64-3.04 (7H, m), 2.70 (1H, dd, J = 13.9, 4.1 Hz), 2.55-2.38 (1H, m), 1.04 (3H, d, J = 6.6 Hz).
【0703】
実施例 210 化合物 AGX
【化375】
[この文献は図面を表示できません]
1H NMR (CH
3OD) δ 1.37 (3 H, d, J = 6.80 Hz), 2.62 (1 H, dd, J = 8.11, 14.03 Hz), 2.81 (1 H, dd, J = 4.60, 14.25 Hz), 2.93 (1 H, dt, J = 3.51, 12.50 Hz), 3.09 (1 H, dd, J = 3.51, 12.72 Hz), 3.42 (1 H, m), 3.51 (2 H, m), 3.80 (2 H, m), 3.96 (1 H, d, J = 11.18 Hz), 4.32 (1 H, br s), 4.72 (1 H, br s), 7.22 (1 H, t, J = 7.89 Hz), 7.37 (3 H, m), 7.69 (1 H, d, J = 6.36 Hz), 7.90 (1 H, s); LC/MS (M+1) 446.
【0704】
実施例 211 化合物 AAB
【化376】
[この文献は図面を表示できません]
1H NMR: δH (300 MHz, CDCl
3): 8.35 (1H, s), 7.65 (1H, s), 7.54 (4H, m), 6.70 (1H, s), 6.15 (1H, s), 4.23 (2H, m), 3.92 (1H, m), 3.78-3.70 (3H, m), 3.55 (1H, m), 2.80-2.69 (4H, m), 1.63 (1H, m), 1.48 (1H, m).
【0705】
実施例 212 化合物 AAC
【化377】
[この文献は図面を表示できません]
1H NMR: δH (300 MHz, CDCl
3): 8.34 (1H, s), 7.69 (1H, s), 7.64 (1H, s), 7.58 (1H, d, J = 9.0Hz), 7.39 (1H, d, J = 9.0Hz), 6.85 (1H, s), 6.13 (1H, s), 4.22 (2H, m), 3.93 (1H, m), 3.75 (3H, m), 3.55 (1H, m), 2.77-2.69 (4H, m), 1.33 (2H, m).
【0706】
実施例 213 化合物 AAD
【化378】
[この文献は図面を表示できません]
1H NMR: δH (300 MHz, DMSO): 11.40 (1H, br), 8.34 (1H, s), 7.77 (2H, m), 7.52 (1H, m), 7.20 (1H, m), 6.17 (1H, s), 4.76 (1H, d, J = 3.0Hz), 4.70 (1H, t, J = 3.0Hz), 4.24 (2H, m), 3.76 (2H, m), 3.52 (1H, m), 3.26 (2H, m), 2.77 (1H, m), 2.53 (3H, m).
【0707】
実施例 214 化合物 AAE
【化379】
[この文献は図面を表示できません]
1H NMR: δH (300 MHz, DMSO): 11.50 (1H, br), 8.36 (1H, s), 7.81 (1H, m), 7.79 (1H, s), 7.50 (1H, m), 7.37 (1H, t, J = 6.0Hz), 7.21 (1H, t, J = 6.0Hz), 6.20 (1H, s), 4.77 (1H, d, J = 6.0Hz), 4.70 (1H, d, J = 6.0Hz), 4.27 (2H, m), 3.79 (2H, m), 3.36 (1H, m), 2.82 (1H, m), 2.55 (3H, m).
【0708】
実施例 215 化合物 AAG
【化380】
[この文献は図面を表示できません]
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.46 (1H, s), 8.30 (1H, d, J = 3.0 Hz), 8.21 (1H, d, J = 9.0 Hz), 7.88 (1H, dd, J = 9.0, 3.0 Hz), 7.66 (1H, d, J = 3.0 Hz), 7.51 (1H, s), 6.17 (1H, m), 4.26 (2H, m), 3.97 (1H, m), 3.81-3.72 (3H, m), 3.56 (1H, m), 2.80-2.70 (4H, m), 2.53 (1H, m), 2.13 (1H, m)
【0709】
実施例 216 化合物 AAH
【化381】
[この文献は図面を表示できません]
1H NMR: δH (300 MHz, DMSO): 11.40 (1H, br), 8.34 (1H, s), 7.77 (2H, m), 7.52 (1H, m), 7.20 (1H, m), 6.17 (1H, s), 4.76 (1H, d, J = 3.0Hz), 4.70 (1H, t, J = 3.0Hz), 4.24 (2H, m), 3.76 (2H, m), 3.52 (1H, m), 3.26 (2H, m), 2.77 (1H, m), 2.53 (3H, m).
【0710】
実施例 217 化合物 AAI
【化382】
[この文献は図面を表示できません]
1H NMR: δH (300 MHz, DMSO): 11.50 (1H, br), 8.36 (1H, s), 7.81 (1H, m), 7.79 (1H, s), 7.50 (1H, m), 7.37 (1H, t, J = 6.0Hz), 7.21 (1H, t, J = 6.0Hz), 6.20 (1H, s), 4.77 (1H, d, J = 6.0Hz), 4.70 (1H, d, J = 6.0Hz), 4.27 (2H, m), 3.79 (2H, m), 3.36 (1H, m), 2.82 (1H, m), 2.55 (3H, m).
【0711】
実施例 218. 化合物 AAX:
1H NMR (CD
3OD) δ 2.65 (1 H, dd, J = 8.8, 14.0 Hz), 2.88 (1 H, dd, J = 4.0, 14.0 Hz), 3.01 (2 H, t, J = 6.4 Hz), 3.42 (2 H, dd, J = 1.5, 5.5 Hz), 3.73 (1 H, m), 3.81 (3 H, s), 4.09 (2 H, t, J = 6.6 Hz), 6.67 (1 H, s), 7.04 (1 H, dd, J = 1.5, 8.6 Hz), 7.40 (1 H, d, J = 8.8 Hz), 7.48 (1 H, s), 7.53 (1 H, dd, J = 1.5, 12.7 Hz), 8.34 (1 H, s); LC/MS (M+1) 484.
【0712】
次に述べる実施例に関する化学構造を以下の表1に記した;
[表1]
【表1】
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【0713】
[表2]
【表2-1】
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【表2-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-3】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-4】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-5】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-6】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-7】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-8】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-9】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-10】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-11】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-12】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-13】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-14】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-15】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-16】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-17】
[この文献は図面を表示できません]
【表2-18】
[この文献は図面を表示できません]
【化383】
[この文献は図面を表示できません]
【0714】
実施例 219:疼痛の予防又は治療のためのインビボアッセイ
試験動物:実験はそれぞれ、実験開始時に200-260gの間に体重があるラットを使用する。ラットはグループ飼育され、式Iの化合物の経口投与に先立って、投与前16時間は食物が除去される以外は、食物及び水に対していつでも自由に得られる。対照群は式Iの化合物で処置されたラットとの比較として機能する。対照群は、式Iの化合物用の担体を投与される。対照群に投与された担体の容量は、試験群に投与された担体および式Iの化合物の容量と同一である。
【0715】
急性疼痛:急性疼痛の治療又は予防上の式Iの化合物の作用を評価するために、ラットテイルフリック試験を使用することができる。手で緩やかにラットを拘束し、テイルフリックユニット(モデル7360(ItalyのUgo Basileから市販))を使用して、先端から5cmのポイントに放射熱の集点ビームを照射する。テイルフリック潜期を、熱刺激の開始から尾を振るまでの間隔として定義する。20秒以内に応答しない動物をテイルフリックユニットから外し、20秒の退避潜期を指定する。テイルフリック潜期を、式Iの化合物の投与の直前(前処理)、及び投与から1、3および5時間後に直ちに測定する。データは、テイルフリック潜期として表し、最大可能効果率(% MPE)、すなわち20秒の効果率を以下のように計算する:
【数2】
[この文献は図面を表示できません]
【0716】
ラットテイルフリック試験は、F.E. D'Amour et al., "A Method for Determining Loss of Pain Sensation," J. Pharmacol. Exp. Ther. 72:74-79 (1941)に記載されている。
【0717】
下記に述べられるように、後肢引き込み閾値(「PWT」)の判定により、有害な機械的刺激に対する動物の反応を測定することにより、急性疼痛を評価することができる。
【0718】
炎症性疼痛:炎症性疼痛の治療又は予防上の式Iの化合物の作用を評価するために、炎症性疼痛のフロイント完全アジュバント ("FCA")モデルが使用される。ラット後足のFCA誘導型炎症は持続性炎症の機械的及び温熱性痛覚過敏の発生に関係しており、臨床的に有用な鎮痛剤の抗痛覚過敏作用を確実に予測させる(L.Barthoら、「炎症中の痛覚過敏および増幅されたオピオイド痛覚抑制へのカプサイシン感受性ニューロンの関与」、Naunyn-Schmiedeberg's Archives of Pharmacol. 342: 666-670(1990))。各動物の左後足へ、50μLの50%FCAを足底内注射する。注入後24時間に、下記に述べられるように、PWTの決定による有害な機械的刺激、又はPWLの決定による有害な熱的刺激に対する反応で動物が評価される。次いで、ラットに、1、3、10又は30mg/kgの式Iの化合物;30mg/kgのセラブレックス、インドメタシン又はナプロキセンから選択されるコントロール;又は担体のいずれかを単回注射する。次いで、投与後1、3、5および24時間に、有害な機械的又は熱的刺激に対する反応を判定する。各動物の痛覚過敏のパーセンテージリバーサルを次のように定義する:
【数3】
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FCA誘導型炎症試験の結果を下に示す。
表3:痛覚過敏のパーセンテージリバーサル
【表3】
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【0719】
神経因性疼痛:神経因性疼痛の治療又は予防上の式Iの化合物の作用を評価するために、Seltzerモデル又はChungモデルのいずれかを使用することができる。
Seltzerモデルで、ラット中の神経因性痛覚過敏をもたらすために、神経因性疼痛の部分的な坐骨神経結紮モデルを使用する(Z. Seltzer et al.、「部分的な坐骨神経損傷によってラットに生じた神経因性疼痛障害の新規な行動モデル」、Pain 43:205-218 (1990))。イソフルラン/O
2吸入麻酔の下で左坐骨神経の部分的な結紮を行う。麻酔誘導に続いて、ラットの左大腿を剃り、小さく切開して高大腿部レベルで坐骨神経を露出し、後方二頭筋半腱様筋神経が共通坐骨神経から分岐するポイントに対して遠位にある転子(trocanther)近傍部で、周囲の結合組織を注意深く取除く。3/8湾曲逆切開微小針で神経に7-0絹製縫合糸を挿入して、神経厚さの背側の1/3〜1/2を結さく帯内に保持するようにしっかりと結紮する。筋肉を1回縫合(4-0のナイロン(Vicryl))し、ベトボンド(vetbond)組織接着剤で傷を閉じる。手術後、傷エリアに抗生物質パウダーを振りかける。坐骨神経を処理しないという点を除いて、偽処置されたラットにも同一の外科的処置を施す。手術後、動物の体重を測定し、麻酔から回復するまで、暖かいパッドに置く。次いで、行動試験が始まるまで、ホームケージに動物を戻す。下記に述べるように、手術前(ベースライン)、動物の後足への薬物投与の直前、並びに投与の1、3および5時間後にPWTの判定により有害な機械的刺激への反応を評価する。神経因性痛覚過敏のパーセンテージリバーサルを次のように定義する:
【数4】
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【0720】
Chungモデルにおいて、ラット中の機械的痛覚過敏、熱的痛覚過敏及び接触性アロデニアをもたらすために、神経因性疼痛の脊髄神経結紮モデルを使用する。手術はイソフルラン/O
2吸入麻酔の下で行う。麻酔の誘導に続いて、3cmの切開をし、L4-S2レベルで棘状突起から左の傍脊柱筋を分離する。L4-L6脊椎神経を視覚的に確認するために、1組の小さな骨鉗子で注意深くL6横突起を除去する。蚕糸で左L5(又はL5およびL6)脊髄神経を分離し、しっかりと結紮する。完全な止血を確認し、非吸収性縫合糸(ナイロン縫合糸又はステンレス鋼ステープル)を使用して、傷を縫合する。脊髄神経を操作しないという点を除いて、偽処置されたラットも同一の外科的処置を受ける。手術に続いて、動物の体重を測定し、食塩水または乳酸リンゲル液を皮下(s.c.)注射し、傷エリアに抗生物質パウダーを振りかけ、麻酔から回復するまで、暖かいパッド上に置く。次いで、行動試験が始まるまで、動物をホームケージに返す。以下に述べるように、手術前(ベースライン)、動物の左後方足へ式Iの化合物を投与する直前、並びに投与後1、3および5時間後にPWTの判定により有害な機械的刺激に対する動物の反応を評価する。下記に述べられるように、有害な熱的刺激に対する反応、又は接触性アロデニアに対して動物を評価することができる。S.H.Kim、「ラット中の分節的な脊髄神経結紮による末梢神経障害実験モデル」、Pain 50(3):355-363 (1992)に、神経因性疼痛のためのChungモデルが記載されている。
【0721】
機械的痛覚過敏の評価としての機械的刺激に対する反応:機械的痛覚過敏を評価するために足圧力アッセイを使用することができる。このアッセイについては、C. Stein、「長期有害刺激のモデルとしてのラット後足片側性炎症:行動および侵害受容閾値の変化」、Pharmacol. Biochem. and Behavior 31:451-455 (1988)に述べられているような、無痛覚計(モデル7200(ItalyのUgo Basileから市販))を使用して、有害な機械的刺激への後足退避閾値(PWT)を決定する。後足に適用することができる最大重量を250gにセットし、終点は足の完全退避とする。各回ポイントで各ラットに対してPWTを一度判定し、影響を受けた(同じ側の)足だけをテストする。
【0722】
熱的痛覚過敏の評価としての熱的刺激に対する反応:熱的痛覚過敏を評価するために足底圧力アッセイを使用することができる。この試験については、K.Hargreaves、「皮膚の痛覚過敏における新高感度熱侵害受容測定法」、Pain 32(1):77-88 (1988)らによって記述された技術に従った足底試験装置(ItalyのUgo Basileから市販)を使用して、有害な熱刺激への後足退避潜期(PWL)を決定する。最大の露出時間は、組織損傷を回避するために32秒にセットし、熱源からいずれの方向への足退避も終点とする。各回ポイントで3回の潜期が判定され、平均値をとる。影響を受けた(同じ側の)足だけをテストする。
【0723】
接触性アロデニアの評価:接触性アロデニアを評価するために、透明なワイヤーメッシュ床を備えたプレキシグラス(Plexiglas)製コンパートメントにラットを入れ、少なくとも15分間、慣れさせた。慣れた後、各ラットの左(手術された)足の足底の表面を、一連のフォンフレイ(von Frey)モノフィラメントに接触させる。一連のフォンフレイモノフィラメントは直径が順に増加する6つのモノフィラメントから成り、最初に最小径のファイバーで行う。各フィラメントで5回、およそ2分間隔で行う。各回はそれぞれ4-8秒間、又は侵害受容の退避行動が観察されるまで続く。尻込み、足退避又は足をなめることを、侵害受容の行動反応と考える。
【0724】
カプサイシンで誘発されたアイワイプ試験:TRPV1受容体を媒介とした疼痛に対する式Iの化合物の効果を評価するために、カプサイシンで誘発されたアイワイプ試験を使用する(N.R. Gavva et al.,"AMG 9810 [(E)-3-(4-t-ブチルフェニル)-N-(2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル)アクリルアミド, 反痛覚過敏の特性を有する新規なバニロイド受容体1(TRPV1)アンタゴニスト", J. Pharmacol. Exp. Ther. 313: 474-484 (2005)).アイワイプ試験は、TRPV1拮抗薬の効果に関する信頼性のあるハイスループット試験である。ラットに、1、3、10又は30mg/kgの式Iの化合物;セラブレックス、インドメタシン又はナプロキセンから選ばれた30mg/kgのコントロール;又は担体、のいずれかを単回注射する。投薬後1、3又は5時間で、100μMカプサイシン溶液(10%のEtOH/PBS中)3μLを、各動物の一方の目にピペットで点眼する。前肢動作(カプサイシンで処理された目に触れるか拭く動作)の回数を、カプサイシン点眼後2分間計測する。
【0725】
実施例220:式Iの化合物のTRPV1への結合
TRPV1を阻害することができる化合物を試験する方法は、当分野で知られている(例えばDuckworthらの米国特許第6,239,267号; Mc Intyreらの米国特許第6,406,908号; 又はJuliusらの米国特許第6,335,180号に開示された方法)。これらの試験結果は、式Iの化合物がTRPV1に結合し、その活性を調節することを実証するであろう。
【0726】
プロトコル1
ヒトTRPV1クローニング:
ヒト脊髄RNA(Clontech, Palo Alto, CAから市販)を使用する。サーモスクリプト(Thermoscript)逆転写酵素(Invitrogen、Carlsbad、CAから市販)およびその製品明細書に詳述されるようなオリゴdTプライマーを使用して、1.0μgの全RNAに対して逆転写を行う。逆転写反応は、55℃で1時間インキュベートし、85℃で5分間熱不活性化し、37℃で20分間RNAaseHで処理する。
【0727】
アノテーション前のヒトゲノム配列と公開されたラットの配列を対比することよって、ヒトTRPV1 cDNA配列を得る。イントロン配列を除去し、隣接するエクソン配列を連結して、仮想のヒトcDNAを生成する。ヒトTRPV1のコード領域に隣接するプライマーを以下のように設計する:フォワードプライマー、GAAGATCTTCGCTGGTTGCACACTGGGCCACA(SEQ ID No: 1);及びリバースプライマー(GAAGATCTTCGGGGACAGTGACGGTTGGATGT(SEQ ID No: 2)。
【0728】
これらのプライマーを使用して、メーカー(Roche Applied Sciences, Indianapolis, IN)の指示に従い、50μLの最終容量で拡張型長テンプレートポリメラーゼ(Expand Long Template Polymerase)及び拡張緩衝液(Expand Buffer)2を使用して、逆転写反応混合物の10分の1に対してTRPV1のPCRが行われる。94℃で2分間の変性の後、PCR増幅は、94℃で15秒間、58℃で30秒間及び68℃で3分間、25サイクル行われ、増幅を完了するために72℃で7分間、最終インキュベーションを行う。約2.8kbのPCR生成物は、クリスタルバイオレットの1.6μg/mLを含む1.0%アガロース、トリス−アセテートゲルでゲル単離し、S.N.A.P.のUVフリーのゲル精製キット(Invitrogenから市販)で精製する。TRPV1 PCR生成物は、メーカーの指示に従って、pIND/V5His-TOPOベクター(Invitrogenから市販)へクローニングし、TRPV1-pIND構築物を生じる。DNA調製、制限酵素消化および予備的DNAシーケンシングは標準プロトコルに従って行われる。完全長シーケンシングにより、ヒトTRPV1の同一性を確認する。
【0729】
誘導性細胞株の発生:
他に記載がない限り、細胞培養試薬はLife Technologies of Rockville, MDから購入される。エクジソン受容体を発現するHEK293-EcR細胞(Invitrogenから市販)を、増殖培地(10%のウシ胎児血清を含むダルベッコ変法イーグル培地(HYCLONE, Logan, UTから市販)、l倍ペニシリン/ストレプトマイシン、l倍グルタミン、1 mMナトリウムピルベートおよび400μg/mL ゼオシン(Invitrogenから市販))中で培養する。TRPV1-pIND構築物は、Fugeneトランスフェクション試薬(Roche Applied Sciences, Basel, Switzerlandから市販)を使用して、HEK293-EcR細胞株へトランスフェクトする。48時間後、細胞は、選択培地(300μg/mL G418を含む増殖培地(Invitrogenから市販))に移送される。およそ3週間後に、個々のゼオシン/G418耐性コロニーを分離し、広げる。機能クローンを識別するために、多数のコロニーを96穴プレートに播き、5μM ポナステロンA(「PonA」)(Invitrogenから市販)を補給した選択培地を使用して、48時間発現を誘発する。アッセイ日に、細胞に、Fluo-4(感カルシウム染料、Molecular Probes, Eugene, ORから市販)をロードする。そして、CAPを媒介としたカルシウム流入を、下記に述べるような蛍光イメージ板リーダ(Fluorescence Imaging Plate Reader)(「FLIPR」)を使用して測定する。機能クローンは再アッセイし、拡張し、凍結保存する。
【0730】
pHベースアッセイ:
このアッセイを行う2日前に、TRPV1の発現を誘発するためにポリ-D-リジンコーティングした96穴の透明黒底プレート(Becton-Dickinsonから市販)に5μM PonA(Invitrogenから市販)を含む増殖培地で75,000細胞/ウエルで細胞を接種する。アッセイ当日に、プレートを、1.6mMCaCl
2および20mMHEPESを含む0.2mLの1倍ハンクス平衡塩溶液(Life Technologiesから市販、pH 7.4(「洗浄バッファー」))で洗浄し、Fluo-4(3μMの最終濃度(Molecular Probesから市販)を含む洗浄バッファー0.1mLを用いてロードする。1時間後、細胞を0.2mL洗浄バッファーで2度洗浄し、3.5mM CaCl
2および10mM シトラート、pH7.4(「アッセイバッファー」)を含む0.05mL 1倍ハンクス平衡塩溶液(Life Technologiesから市販)に再懸濁する。次いで、プレートをFLIPRに移してアッセイする。試験化合物をアッセイバッファーで希釈し、得られた溶液50μLを細胞プレートに添加し、その溶液を2分間モニターする。試験化合物の最終濃度は約50pMから約3μMの範囲に調節される。次いで、アゴニストバッファー(アッセイバッファーと1:1で混合した時にpH5.5を有する溶液となるように、1N HClで滴定された洗浄バッファー)(0.1mL)を、各ウエルに添加する。そして、プレートをさらに1分間インキュベートする。データは全時間に亘って集められ、IC
50を決定するためにExcelおよびGraph Pad Prismを使用して解析する。
【0731】
カプサイシンベースアッセイ:
このアッセイを行う2日前に、細胞は、TRPV1の発現を誘発するために5μM PonA(Invitrogenから市販)を含む増殖培地でポリ-D-リジンコーティングした96穴クリアー黒底プレート(Becton-Dickinsonから市販)に接種される(50,000細胞/ウエル)。アッセイの日に、プレートを1mM CaCl
2および20mM HEPES、pH7.4)を含む0.2mL 1倍ハンクス平衡塩溶液(Life Technologiesから市販)で洗浄し、細胞にFluo-4(最終濃度3μM(Molecular Probesから市販)を含む洗浄バッファー0.1mLをロードする。1時間後、細胞を、洗浄バッファー0.2mLで2度洗浄し、洗浄バッファーの0.1mLに再懸濁する。プレートはFLIPRに移されアッセイされる。バッファー(1mMCaCl
2および20mMのHEPESを含む1倍ハンクス液、pH7.4)で希釈した試験化合物の50μLを、細胞プレートに添加し、2分間インキュベートする。化合物の最終濃度は約50pMから約3μMの範囲に調節する。ヒトTRPV1を50μLカプサイシン(400 nM)の添加によって活性化する。そして、プレートはさらに3分間インキュベートする。データは全時間に亘って集められ、IC
50を決定するためにExcelおよびGraph Pad Prismを使用して解析する。
【0732】
プロトコル 2
プロトコル2については、ヒト組換TRPV1を安定的に発現するために組み換えられたチャイニーズハムスター卵巣細胞株(CHO)が使用された(TRPV1/CHO細胞)。下記の通り、TRPV1/CHO細胞株を発生させた。
【0733】
ヒトTRPV1クローニング:
ヒトTRPV1受容体(hTRPV1)用のcDNAは、hTRPV1完全オープンリーディングフレームを囲んでデザインしたプライマー (forward 5'-GGATCCAGCAAGGATGAAGAAATGG(配列番号: 3)およびreverse 5'-TGTCTGCGTGACGTCCTCACTTCT(配列番号: 4))を使用して、ヒト脳cDNAライブラリー(BioChain)からPCR(KODプラスDNAポリメラーゼ、ToYoBo、日本)によって増幅した。得られたPCR生成物を、アガロースゲルからゲルバンド精製キット(Gel Band Purification Kit)(GE Healthcare Bioscience)を用いて精製し、pCR-Bluntベクター(Invitrogen)へサブクローニングした。クローニングされたcDNAは、蛍光染料ターミネーター試薬(BigDye Terminator ver3.1 サイクルシーケンシングキット、Applied Biosystems)およびABI Prism 3100のジェネティックアナライザー(Applied Biosystems)を使用して、完全に配列決定した。hTRPV1 cDNAを含んでいるpCR-Bluntベクターを、EcoR1で制限酵素消化した。制限酵素断片は発現ベクターpcDNA3.1(-)(Invitrogen)にサブクローニングし、pcDNA3.1(-)-hVR1プラスミドと命名した。TRPV1をコードするcDNAの配列はGenBank受入番号AJ277028で利用可能である。
【0734】
TRPV1/CHO細胞株の発生:
CHO-K1細胞は、α-MEM、10%FBS(Hyclone)および100 IU/mLのペニシリン-100μg/mLストレプトマイシン混合溶液(Nacalai Tesque、日本)からなる増殖培地(湿度95%の空気および5%のCO
2の環境中、37℃)に維持した。メーカーのプロトコルに従ってFuGENE6(Roche)を使用して、細胞にpcDNA3.1(-)-hVR1プラスミドをトランスフェクトした。トランスフェクション後の24時間、ネオマイシン耐性細胞を1mg/mLのG418(Nacalai Tesque)を使用して選択した。2週後に、個々のコロニーを採取し、増殖させ、FLIPR(Molecular Devices)でカプサイシン誘発CO
2流入アッセイ(以下を参照)におけるhTRPV1の発現を目的としてスクリーニングした。カプサイシンに対する最大のCO
2応答を持ったクローンを選択し、同一の手順によって再クローニングした。hTRPV1を発現する細胞を、1mg/mLのG418を添加した増殖培地において培養した。およそ1か月後に、選択された細胞株中の機能的なTRPV1受容体の安定発現を、カプサイシンアッセイにおいて、カプサゼピン(Sigma、1 nM-10μM)の存在又は不存在下でのCO
2応答を検証することによって確認した。
【0735】
細胞選択のためのカプサイシン誘発CO2流入アッセイ(Influx Assay):
以下のアッセイを、hTRPV1発現細胞を同定するために行った。pcDNA3.1(-)-hVR1プラスミドでトランスフェクトされたCHO-K1細胞を、384穴の黒壁透明底プレート(Corning)に接種し、増殖培地(上記参照)中で1日培養した。実験日に、培地を、4μM Fluo-3-AM(Dojin、日本)を含むアッセイバッファー(20mM HEPES、137 mM NaCl、2.7mM KCl、0.9mM MgCl
2、5.0mM CaCl
2、5.6mM D-グルコース、2.5mM プロベネシド、pH 7.4)に交換した。37℃で1時間の培養後、ウエルをそれぞれ、EMBLA 384プレート洗浄機(Molecular Devices)を使用し、アッセイバッファーで3回洗浄し、アッセイバッファーを再度満たした。プレートを、約25℃の温度で10分間培養した。続いて、プレートをFLIPRに挿入した。そして、アッセイバッファーの中で調製された1.5μMカプサイシン(Sigma)溶液を、各ウエルに添加した(最終濃度500nM)。細胞内応答を5分間モニターした。
【0736】
細胞培養:
1. 細胞培養媒体
1. Alpha-MEM (Gibco, CAT: 12561-056, LOT: 1285752):450mL。
2. ウシ胎児血清(FBS)、熱不活性化済(Gibco、CAT: 16140-071、LOT: 1276457):50mL。
3. HEPES緩衝液(1M保存液(Gibco、CAT: 15630-080)):10mL(最終20mM)。
4. ジェネティシン、50mg/mL保存液(Gibco、CAT: 10135-035):10mL(最終1mg/mL)。
5. 抗真菌剤 抗生物質混合溶液(100倍濃縮 (Nacalai Tesque、日本、CAT: 02892-54)):5mL。
上記の成分1-5を示された量で混合し、4℃で保存した。細胞培地は使用前に約37℃にした。場合により、成分5はペニシリン・ストレプトマイシン溶液(例えばGibco 15140-122又はSigma P-0781)に置き換えることができる。
【0737】
2. 細胞の解凍
TRPV1/CHO細胞はCellbanker
TM(Juji-Field INC, Japan, CAT: BLC-1)中に凍結して、-80℃で保存した。ジメチルスルホキシドおよびFBSを含む、最適化された凍結保存溶液を使用した。
【0738】
TRPV1/CHO細胞を含んでいるバイアルは、-80℃で保存した。-80℃から除去した後、バイアルを、約1-2分間で解凍状態になる様に37℃水浴に直ちに転送した。一旦完全に解凍した後、バイアルの内容物(1mL/バイアル)を滅菌した15mL試験管に移し、9mLの暖めた培地を徐々に添加した。試験管を、1000rpmで4分間、約25℃の温度で遠心分離機にかけた。上清を除去し、沈殿を培地10mL中で再懸濁した。細胞懸濁液を滅菌75cm
2のプラスチックフラスコに移し、5%CO
2/95%加湿空気中で37℃にて培養した。生存度をモニターするために、培養後およそ1時間から、細胞を視覚的に検査し且つ/又は計測した。
【0739】
3. 細胞の継代
フラスコ中の細胞は継代時にコンフルエントに近づけた。細胞培地を培養フラスコから外し、滅菌PBS(-)を10mL添加し、フラスコを穏やかに振盪した。PBSをフラスコから外し、トリプシン/EDTA溶液(EDTA-4Naを伴う0.05%トリプシン; Gibco、CAT: 25300-054)を2mL添加して、フラスコを穏やかに振盪した。フラスコを、37℃の温度で約2分間培養した。8mL細胞培地を、続いてフラスコに添加し、全ての細胞が溶液中であることを確認してフラスコを振盪した。細胞懸濁液を、続いて滅菌15 mL又は50 mLのプラスチック管に移し、1000rpmで4分間、約25℃で遠心分離機にかけた。上清を除去し、沈殿を培地の約5mLの中で再懸濁した。細胞数はBurker-Turk血球計数器を使用して測定した。
【0740】
細胞を滅菌75cm
2のプラスチックフラスコ中に、約0.8x10
5細胞/mLで72時間接種し、5%CO
2/95%加湿空気中、37℃で72時間培養した。
【0741】
4. 細胞の凍結
細胞数の測定までの手順は、上記「細胞の継代」と同様である。その後、細胞懸濁液を1000rpmで4分間、約25℃で遠心分離機にかけた。上清を除去し、沈殿は、5x10
5から5x10
6細胞/mLの最終濃度となる様に、Cellbanker
TM溶液中に再懸濁した。細胞懸濁液を、適切にラベルした1mLクライオバイアルに移し、次に、-80℃の冷凍庫に入れた。
【0742】
pHベースアッセイ:
次のアッセイはTRPV1に対する影響について化合物を評価するために最適なCa
2+応答を誘発するpHを生じさせる硫酸濃度を決定するために実施した。
【0743】
1. 細胞
TRPV1/CHO細胞を1-2x10
4細胞/ウエルの密度で、96穴透明底黒壁プレート(Nunc)に接種し、培地(10% FBS、20mM HEPES、1mg/mL ジェネティシン(geneticin)および1%抗生物質・抗真菌剤混合溶液を添加したα-MEM)100μL中で実験前に1-2日間増殖させた。
【0744】
2. pH感応性およびアゴニスト供与量の決定
2.1. アゴニスト溶液
15mMから18mMの硫酸濃度の異なるアゴニスト溶液(
図1を参照)を、測定バッファーで1M硫酸を希釈することにより調製した。
図1に示されるように、1:4稀釈により最終硫酸濃度が3.0mMから3.6mMになるように、アゴニスト溶液中の異なる硫酸濃度を選択した。
2.2. アッセイ
96穴プレート中で培養されたTRPV1/CHO細胞のpH依存性のCO
2応答は、
図2に示される。特に、低pHへの応答としてTRPV1/CHO細胞へのCO
2流入が、Fura-2 AM蛍光による測定結果として
図2に示される。細胞を、3.0mM(ウエル番号B1-6)、3.1mM(C1-6)、3.2mM(D1-6)、3.3mM(E1-6)、3.4mM(F1-6)、3.5mM(G1-6)又は3.6mM(H1-6)のH
2SO
4、又はpH 7.2のH
2SO
4無しの測定バッファー(A1-6)(
図2)を使用して、刺激した。
【0745】
(1) 培地を96穴プレートから、8連ピペット(Rainin, USA)を使用して除去した。そして、ウエルを、5μM Fura-2 AM (Dojin, Japan)を含むローディングバッファー(20mM HEPES、115mM NaCl、5.4mM KCl、0.8mM MgCl
2、1.8mM CaCl
2、13.8mM D-グルコース、2.5mM プロベネシド、pH 7.4)の100μLで再度満たした。
(2) 96穴プレートを、37℃で45分間培養した。
(3) ローディングバッファーを各ウエルから除去した。その後、細胞を、測定バッファー(20mM HEPES、115mM NaCl、5.4mM KCl、0.8mM MgCl
2、5.0mM CaCl
2、13.8mM D-グルコース、0.1% BSA、pH 7.4)(プロベネシドは含まない)150μLで2度洗浄した。次いで、ウエルを測定バッファーの80μLで再度満たした。
(4) 4℃で15分間の培養後、96穴プレートをFDSS-3000(Hamamatsu Photonics、日本)に移した。
(5) Fura-2の蛍光強度を、0.5Hzの速度で合計240秒間、340nmおよび380nmの波長でそれぞれモニターした。ベースライン検知の16時点(32秒)の後、アゴニスト溶液20μLを各ウエルに添加した。最終容量は100μL/ウエルであった。
(6) 蛍光強度比率は、特定の時点における、380nmでの蛍光強度を超える340nmでの蛍光強度とする。ベースラインは、アゴニスト溶液添加前の最初の16時点の蛍光強度比率の平均として設定された。最大応答は、アゴニスト溶液の添加後の60時点の間での最高蛍光強度比率であった。
(7) 各ウエルからの最大の信号比率を、FDSS-3000解析プログラムを使用して出力データとして計算した。データはExcel (Microsoft)およびXLfit(idbs)ソフトウェアを使用して解析した。
【0746】
2.3. pH決定
CO
2応答を観察後、各レーン(50μL/ウエル(8-20のウエル/プレート))のバッファーは、ウエル毎に集めた。そして、pH値はポータブルpH計(Shindengen、日本)を使用して測定した。
【0747】
図2に示されるように、レーンDおよびE中のCO
2応答は中程度であり、したがって、TRPV1カルシウムチャネルに対する化合物の影響のテストには最適であった。これらのレーンのウエル中の最終硫酸濃度は、それぞれ3.2mMおよび3.3mMであった。これらの最終硫酸濃度は、16.0mMおよび16.5mMの硫酸濃度のアゴニスト溶液をそれぞれ使用して得られた(
図1中のレーンDおよびE)。これらの硫酸濃度を使用して得られたpHは、約5.0 -5.1であった。
【0748】
このように、16.0mMおよび16.5mMの硫酸濃度のアゴニスト溶液(
図1中のレーンDおよびE)は、それぞれ、以下、セクション3に述べられる実験で選択された。
【0749】
3. pHアッセイ
3.1. アゴニスト
異なるH
2SO
4濃度の2つの異なるアゴニスト溶液をpHアッセイに使用した(
図3A)。96穴プレートの2分の1については、1つのアゴニスト溶液が使用され、他方の半分については、別のアゴニスト溶液が使用された。アゴニスト溶液は硫酸(H
2SO
4、1M)を測定バッファーで希釈するによって得た。,プロトコル2のセクション2に上述したように、2つのアゴニスト溶液の濃度を決定した。
【0750】
2つのアゴニスト溶液間の硫酸濃度は0.5mMだけ異なった。プロトコル2のセクション2に記載された実験において、アゴニスト溶液での硫酸濃度はそれぞれ16mMおよび16.5mMと決定した。アゴニスト溶液の1:4稀釈の後、最終硫酸濃度はそれぞれ3.2mMおよび3.3mMであった。pHアッセイ用に得られたpH値は5.0〜5.1であった。
【0751】
3.2. 試験化合物
試験化合物はDMSOに溶解し1mMの保存液とした。原液は、DMSOを使用し、6点(1000μM、250μM、62.5μM、15.625μM、3.9062μMおよび0.977μM)において、1:3の段階希釈工程に希釈した。その結果として得られた溶液は、1%のDMSO濃度で10倍保存段階希釈液(1:100)として、測定バッファーの中でさらに希釈した。10倍保存液10μLをプロトコル2の工程3.3(4)で各ウエルへ添加した。このように、アンタゴニストの最終濃度は0.1%のDMSOを含み、1000-0.977nMの範囲にわたった(
図3B)。
【0752】
3.3 アッセイ
本アッセイの工程1および2は、それぞれプロトコル2の工程2.2.(1)、2.2.(2)と同一であった。
(3) 細胞は、測定バッファー(プロトコル2の2.2(3)で言及した、プロベネシドを含まない)150μLで2度洗浄した。次いで、ウエルは測定バッファーの70μLで再度満たした。
(4) 測定バッファー10μL又は試験化合物の10倍保存段階希釈液(上記の3.2に記載)10μLのいずれかを、各ウエルに添加した。通常、1つの試験化合物だけを各96穴プレートごとに試験した。96穴プレート(N = 7×2)ごとに2つの異なる硫酸濃度が使用されたので、特定の濃度の特定のアンタゴニストのための96穴プレートごとの複製の数は、7×2であった(
図3)。
工程(5)は上記の2.2(4)と同一であった。
(6) 上記の2.2(5)に述べられているように、Fura-2蛍光強度をモニターした。16時点のベースライン検知後、アゴニスト溶液(試験化合物を含む測定バッファーと1:4で混合時にpH5.0-5.1となるようにH
2SO
4で滴定された測定バッファー)20μLを、各ウエルに添加した(最終容量100μL/ウエル)。
工程(7)および(8)は、それぞれ上記の2.2.(6)、2.2.(7)と同一であった。
【0753】
3.4. pHチェック
(1) A1→H1およびA7→H7(縦方向;
図3)のウエル中のバッファーのpH値は一つずつポータブルpH計を使用して測定した。
(2) ウエルがpH 5.0又は5.1として確認された時、その右側の次の5ウエルを順次チェックした。
(3) IC
50算出については、pH値が5.0-5.1のウエルのデータのみ使用した。
pHを試験したウェルの数はプレート間で異なる(約16-60のウエル/プレート)。その数は、上記3.4(1)の結果及びCO
2応答に依存した。
【0754】
カプサイシンベースアッセイ:
アッセイの一日前に、TRPV1/CHO細胞を、増殖培地中の96穴透明底黒プレート(20,000個細胞/ウエル)の中に接種した。実験日に、細胞を1.6mM CaCl
2および20mM HEPESを含む0.2mL 1倍ハンクス平衡塩溶液(Life Technologiesから市販)、pH 7.4(「洗浄バッファー」)で洗浄した。続いて、細胞を、3μM最終濃度でFluo-4を含む洗浄バッファーの0.1mL中の培養によってロードした。1時間後、細胞を洗浄バッファー0.2mLで2度洗浄し、洗浄バッファーの0.1mLに再懸濁した。次いで、プレートを蛍光イメージプレートリーダ(Fluorescence Imaging Plate Reader)(Molecular Devices)へ移した。蛍光強度は、ベースラインを確立するために15秒間モニターされた。引続いて、1% DMSO含有アッセイバッファー(1mM CaCl
2および20mM HEPESを含む1倍Hank's平衡塩類溶液、pH 7.4)で希釈された試験化合物を細胞プレートに添加し、蛍光が2分間モニターされた。化合物の最終濃度は100μMから1.5625μMとなるように調節した。試験化合物が特に強力なアンタゴニストであった場合、化合物の最終濃度を10μMから1.5625nMとなるように調節した。ヒトTRPV1は50μLカプサイシン(100nM最終濃度)の添加によって活性化し、そして、プレートはさらに3分間培養した。データは全時間的経過の間収集し、Excel及びカーブフィッティング式Graph Pad Prismを使用して解析した。
Z
1〜Z
5置換基を有するアルキル基の構造的な利点を確認するために、そのようなアルキル基を有さない類似構造の対照化合物を調製しアッセイした。対照化合物を調製する際、WO2004/058754[化合物(3)]およびWO2005/009988[化合物(8)及び(10)]の記述を参照した。
プロトコル2の試験結果を下に示す。
表4: TRPV1 IC50性能(pHベースアッセイ)
【表4-1】
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【表4-2】
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【0755】
次の化合物が、pHベースアッセイによって50nM以下のIC
50値を有していた:
化合物AAF, AAH, AAJ, AAK, AAL, AAM, AAS, AAW, AAY, AAZ, ABG, ABH, ABY, ABZ, ACA, ACB, ACE, ACF, ACG, ACI, ACJ, ACM, ACN, ACO, ACP, ACQ, ACR, ACS, ACT, ACV, ACW, ACX, ACY, ACZ, ADA, ADB, ADC, ADD, ADE, ADH, ADI, ADJ, ADK, ADR, ADS, ADT, ADU, ADV, ADW, ADY, ADZ, AEA, AEB, AEC, AED, AEE, AEH, AEJ, AEK, AEL, AEM, AEN, AEP, AET, AEU, AEY, AEZ, AFA, AFB, AFM, AFO, AFP, AFR, AFS, AFT, AFU, AFV, AFZ, AGK, AGL, AGR, AGU, AGV, AGW, AGX, AGY, AGZ及びAHB。
【0756】
表5:TRPV1 IC50性能(カプサイシンベースアッセイ
)
【表5】
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【0757】
次の化合物が、カプサイシンベースアッセイによる50nM以下のIC
50値を有していた:
化合物AAS、ABY、ACB、ACE、ACF、ACI、ACJ、ACM、ACN、ACO、ACP、ACQ、ACS、ACT、ACU、ACV、ACW、ACX、ACY、ADA、ADB、ADE、ADH、ADI、ADJ、ADR、ADT、ADU、ADW、ADX、ADY、ADZ、AEA、AEB、AEC、AED、AEE、AEG、AEH、AEK、AEN、AEP、AEY、AFB、AFR、AFS、AFT、AFV、AFZ、AGK、AGU、AGW、AGY及びAGZ.
【0758】
実施例221:体温上昇測定
試験動物:本試験用のラット(Crl/SDラット、7週、雄)の選択は、薬物投与日の朝に測定された直腸体温に基づいて行った。更に、本試験用に選択された動物は、自発的、ストレス誘発の体温上昇を最小限にするため、直腸の測定手続及び触れられ投薬されることの双方に慣らされた。試験は、室温及び湿度が維持された動物ケア研究室で行われた。ラットは試験の間、運動、食物および水に対して自由であった。各ラットは、尾にそれぞれカラー線で番号付けされ、各ケージに収容されて、正常範囲内の運動が許容された。動物は、それぞれ体温が測定される直前に、測定毎に、単一のケージに移された。体温に影響するストレスを減らすために、測定時にラットをタオルで覆った。次いで、サーミスタープローブを、各ラットの直腸に注意深く挿入し、デジタル表示の値が安定するまで、そこに留めおいた。
【0759】
アッセイ:薬物投与前日に、試験またはコントロール処置の投与に先立って測定手続に動物を慣れさせるために、直腸体温を、9:00、10:00、11:00、12:30、13:30、14:30および15:30に測定した。触れられ、投薬される手順に動物を順応させ及び馴染ませるために、ラットに、12:30に賦形剤のない経口胃管栄養も投与した。
【0760】
薬物投与日に、その直腸の体温が37.0℃から37.7℃の範囲内であったラットだけを本試験用に選択した。直腸体温を、9:00、10:00および11:00に測定した。その直腸体温が10:00に37.9℃を超え、11:00に37.0℃から37.7℃の範囲外にあったラットは、試験から除外した。選択されたラットを、11:00にそれらの直腸体温に基づいていくつかのグループに分けた。選択されたラットの直腸体温を、12:30に再び測定した。そして、その直腸の体温が38.0℃以上であったいずれのラットも試験から除外した。
【0761】
グループ割付に続いて、試験化合物または賦形剤をラットに投与した。試験化合物をそれぞれ0.5%のメチルセルロース中に溶解し、化合物の最終濃度を1mg/mLに調節した。試験化合物を、容量10mL/kgにて経口で一度に投与した。賦形剤(0.5%のメチルセルロース) 10mL/kgを賦形剤グループに投与した。直腸体温を、投与の0.5、1および2時間後に測定した。試験は、室温及び湿度が維持された動物ケア研究室で行われた。
【0762】
体温上昇(ΔTb)を、各時点で賦形剤グループの平均との差から計算した。
表6:体温上昇
【表6】
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【0763】
化合物ABY、ACA、ACB、ACQ、ADE、ADT、AAF、AAK、AAM、AAW、ACD、ACK、ACL、ACV、ACW、ACX、ACY、ADD、ADK、ADR、ADU、ADV、ADW、ADX、AEF、AEGなどの体温上昇は、0.5℃未満であった。
【0764】
本発明は実施例中に開示された具体的実施態様によってその範囲が限定されるものではなく、該実施例は本発明の幾つかの側面の例示を意図したものであり、機能的に等価な如何なる実施態様も本発明の範囲内である確かに、ここに示され記述されたものに加えての本発明の様々な修正は、当業者に明白であり、提示された請求項の範囲以内にあるように意図される。
【0765】
多くの参照が引用され、それらの全開示は、参照によってここに組込まれる。