【実施例】
【0048】
試験手順
256gのアルミン酸ナトリウム、66gの水酸化ナトリウムおよび40gの炭酸ナトリウムを全体として1000mlになる量の水に加えて100℃に加熱することで合成のバイエル液を作成する。
【0049】
カオリンを水酸化ナトリウム溶液に入れて150℃に加熱した後、濾過し、洗浄しそして乾燥させて無水DSPを回収することでDSPを作成する。稼働中のバイエルプラント
で典型的に廃液に放出される泥スラリーから赤泥固体を得る。その泥を洗浄することでそれに付随する希アルミン酸ナトリウム溶液を除去し、乾燥させた後、粉砕する。
【0050】
沈澱試験では、DSP単独またはDSPと赤泥固体の混合物のいずれかを前記液に入れて分散させることで、一般的には懸濁している固体の含有量が約40g/lのスラリーを得る。穴開きプランジャーを用いて、メスシリンダーに入れておいたスラリーに希試薬を入れて混合し、そして決めておいた距離まで沈澱する時間を測定することで、凝集する固体の沈澱速度を計算することができる。また、5分後に上澄み液のサンプルを採取して濾過した後、そのフィルター上に集まった固体を洗浄しそして乾燥させることで、上澄み液の透明度の尺度も得る。
【0051】
実施例1−試薬A
81.4gの無水ポリエチレンイミンを18.6gのグリシドキシプロピルトリメトキシシランと混合した後、その混合物を60℃に16時間加熱する。その結果として得た脆いゲル(50g)を5gのNaOHおよび全体として250gになる量の水と混合して90℃に加熱することで20%の溶液を生じさせる。試薬Aを市販の凝集剤と組み合わせて用いた時にそれが凝集度を向上させる効果を試験する。試験を受けさせる市販凝集剤にSuperfloc HX−400(ポリアクリルアミドを基にして作られたヒドロキサメートが基になった凝集剤)およびSuperfloc 1227(ポリアクリル酸アンモニウムである凝集剤)[両方ともCytec Industries Inc.(West Paterson、ニュージャージー州、米国)から入手可能]を含めた。未処理のポリエチレンイミンを対照として用いる。表1に示すデータによって明らかなように、試験Aを凝集剤と組み合わせると凝集剤単独と比較しても凝集剤をポリエチレンイミン対照と組み合わせた時と比較してもDSP/赤泥が30/70および40/60両方の混合物が示す沈澱速度が有意に向上した。また、試薬Aと凝集剤を組み合わせると透明度が有意に向上することも観察される。試薬Aはまた市販凝集剤を添加しない場合にもDSPの凝集に有効である。
【0052】
【表1】
【0053】
実施例2−試薬B
32gのアクリルアミドと82.8gの水と11.1gの50%NaOHを混合する。8gのビニルトリエトキシシランと0.4gのAIBN(アゾビスイソブチロニトリル)を12mlのエタノールに入れて加えた後、その混合物を80℃に16時間加熱する。その反応混合物(20g)を5.4gの50%NaOHおよび4.6gの水と混合して90℃に加熱することで20%の溶液を生じさせる。この生成物が試薬Bである。試薬Bを200ppmの用量で用いると懸濁してDSPが凝集することが分かる。
【0054】
実施例3−試薬C
パールスターチ(Pearl starch)[National Starch and Chemical Co.(Bridgewater、ニュージャージー州、米国)]が9g入っているスラリーを2gのグリシドキシプロピルトリメトキシシランと混合して室温で16時間撹拌する。その反応生成物を50℃である程度乾燥させた後、20g/lのNaOH水溶液に入れて95℃に加熱することで3%の溶液を生じさせる。この生成物が試薬Cである。表2に示すデータによって明らかなように、試薬Cは未官能化パールスターチに比較して懸濁しているDSPまたは赤泥の沈澱速度の有意な向上を示し、このことは、試薬C自体が有効な凝集剤であることを示している。試薬Cが懸濁DSP/赤泥混合物(10/70、20/80および40/60)を凝集させる効力の方が更により高い。また、赤泥およびDSP/赤泥混合物を試薬Cで処理すると透明度が良好になることも観察される。
【0055】
【表2】
【0056】
表3に示すデータによって明らかなように、試薬CをSuperfloc HX−400と組み合わせて用いると赤泥の沈澱速度が有意に向上しかつ透明度が実質的に改善される。
【0057】
【表3】
【0058】
表4に示すデータによって明らかなように、試薬CをSuperfloc 1227と組み合わせて用いるとDSP/赤泥混合物(10/70、20/80および40/60)の凝集が向上する。試薬CをSuperfloc 1227と組み合わせて用いるとまた透明度も実質的に向上する。
【0059】
【表4】
【0060】
実施例4−試薬D
8gの乾燥させたヒドロキシエチルセルロースを2gのグリシドキシプロピルトリメトキシシランと混合して100℃に16時間加熱する。その反応生成物(2g)を100g/lのNaOH水溶液(40ml)と混合して95℃に加熱することで5%の溶液を生じさせる。この生成物が試薬Dである。
【0061】
試薬Dを500ppmの用量で用いると懸濁しているDSPが凝集することが観察される。出発材料として用いたヒドロキシエチルセルロース(比較実施例)は同じ用量である500ppmの量で用いても懸濁しているDSPの凝集をもたらさない。
【0062】
実施例5a−試薬E
実施例3の方法と同様な方法を用いて試薬を作成する。パールスターチが0.080モル(12.96g)とグリシドキシプロピルトリメトキシシランが0.015モル(3.55g)とエポキシブタンが0.005モル(0.36g)のスラリーを室温で16時間混合する。その反応生成物をある程度乾燥させた後、20g/lのNaOH水溶液に入れて95℃に加熱することで3%の溶液を生じさせる。この生成物が試薬Eである。
【0063】
実施例5b−試薬F
エポキシブタンの代わりにエポキシドデカンを0.005モル(0.92g)用いる以外は実施例5aの方法と同様な方法を用いて試薬を作成する。この生成物が試薬Fである。
【0064】
実施例5c−試薬G
エポキシブタンの代わりにスチレンオキサイドを0.005モル(0.60g)用いる以外は実施例5aの方法と同様な方法を用いて試薬を作成する。この生成物が試薬Gである。
【0065】
実施例5d−試薬H
エポキシブタンの代わりにグリシジルヘキサ−デシルエーテルを0.005モル(1.49g)用いる以外は実施例5aの方法と同様な方法を用いて試薬を作成する。この生成物が試薬Hである。
【0066】
実施例5e−試薬I
エポキシブタンの代わりにグリシジルフェニル−エーテルを0.005モル(0.75g)用いる以外は実施例5aの方法と同様な方法を用いて試薬を作成する。この生成物が試薬Iである。
【0067】
試薬EからIが凝集剤の添加なしにDSP/赤泥が40/60の混合物中で示す効果を試験した結果、表5に示すデータによって明らかなように、それらは用量を200ppmにした時に満足される沈澱速度および透明度を示す。
【0068】
【表5】
【0069】
試薬Eおよび試薬Iは、これらをSuperfloc HX−400と組み合わせて用いると、表6に示すデータによって明らかなように、DSP/赤泥混合物が示す沈澱速度および透明度を向上させる。
【0070】
【表6】
【0071】
実施例6−試薬J
塩化アクリロイルとアミノプロピルトリエトキシシランを2−ブタノンに入れてトリエチルアミンの存在下で反応させることでN−トリエトキシシリルプロピルアクリルアミドが25%の溶液を作成する。その結果として生じた塩化アミンを濾過で除去した後、その単量体溶液をさらなる精製を全く行うことなく用いる。その単量体溶液(46.4グラム)を57.0gのアクリル酸および140mlの2−ブタノンと一緒にする。60mgのVazo(商標)65Bフリーラジカル開始剤[E.I.du Pont de Nemours and Company(Wilmington、Delaware、米国)の]を50mlの2−ブタノンに入れて加える。その混合物を50−60℃に3時間加熱する。37.5gの水酸化ナトリウムを水溶液として加えた後、その混合物を80℃に加熱することで2−ブタノンを留出させる。その生成物は重合体含有量が11.5%の水溶液であり、これを試薬Jと呼ぶ。
【0072】
試薬Jを100ppmの用量で用いると懸濁しているDSPが入っている懸濁液の凝集が起こることが分かる。
【0073】
実施例7−試薬K
実施例6と同様な様式でアクリル酸とトリエトキシビニルシランの共重合体を作成する。この重合体を試薬Kと呼ぶ。
【0074】
実施例8−試薬LおよびM
10.0gのGantrez AN 169[International Specialty Products Inc.(Wayne、ニュージャージー州、米国)が製造しているメチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体]を150mlのアセトンに溶解させる。1.42gのアミノプロピルトリエトキシシランを50mlのアセトンに入れて加える。その混合物はゲル化した。10.8gの50%NaOHを250mlの水で希釈して80℃に加熱する。このNaOH溶液に前記ゲルを加えた後、沸騰させてアセトンを除去すると重合体含有量が7.0%の水溶液が残存し、それを試薬Lと呼ぶ。アセトンの代わりにジオキサンを用いて同様な生成物を作成する。その重合体を試薬Mと呼ぶ。
【0075】
表7に示すデータによって明らかなように、試薬LおよびMは両方ともGantrez対照に比較して懸濁しているDSPの沈澱速度の有意な向上を示す。試薬MをSuperfloc HX−400と組み合わせて用いるとDSP/赤泥が40/60の混合物が示す沈澱が有意に改善されかつSuperfloc 1227と組み合わせて用いるとDSP/赤泥が30/70の混合物が示すそれが有意に改善される。
【0076】
【表7】
【0077】
実施例9−試薬N
10.0gのScripset 520[Hercules Inc.(Wilmington、Delaware、米国)が製造しているスチレン−無水マレイン酸共重合体]をジオキサンが40gでトルエンが80gの混合物に入れて懸濁させる。2.19gの
アミノプロピル−トリエトキシシランを10gのトルエンに入れて加える。その混合物を2時間還流させた後、周囲温度に冷却する。固体状の重合体を濾過で取り出し、ヘキサンで洗浄した後、60℃で乾燥させることで試薬Nを得る。
【0078】
表8に示すデータによって明らかなように、試薬NはこれをSuperfloc HX−400と組み合わせてDSP/赤泥が40/60の混合物で用いた時に沈澱速度の有意な向上を示す。また、透明度も有意に向上する。
【0079】
【表8】
【0080】
実施例10−試薬O
10.0gのGantrez AN 169をメタノールが0.20gでテトラヒドロフランが4.0gでジオキサンが96.0gの混合物に入れて懸濁させる。2.84gのアミノプロピルトリエトキシシランを10gのジオキサンに入れることで生じさせた溶液を加える。その混合物を2時間還流させた後、周囲温度に冷却する。0.90gの塩酸ヒドロキシルアミンを10mlのメタノールに入れることで生じさせた溶液を0.75gの95%ナトリウムメトキサイドを20mlのメタノールに入れることで生じさせた溶液と混合する。生じた固体を沈澱させた後、その上澄み液を前記重合体混合物に加えて周囲温度で1時間撹拌する。放置すると前記混合物が脆いゲルを形成し、それをヘキサンと一緒にしてスラリー状にした後、濾過する。固体状の重合体をヘキサンで洗浄した後、60℃で乾燥させることで試薬Oを得る。
【0081】
実施例11−試薬P
10.0gのGantrez AN 169をメタノールが0.20gでテトラヒドロフランが4.0gでジオキサンが96.0gの混合物に入れて懸濁させる。2.84gのアミノプロピルトリエトキシシランを10gのジオキサンに入れることで生じさせた溶液を加える。その混合物を2時間還流させた後、周囲温度に冷却する。メタノールを10g加えた後の混合物を1時間撹拌する。ヘキサンを100ml加えた後、固体状の重合体を濾過で取り出し、ヘキサンで洗浄した後、60℃で乾燥させることで試薬Pを得る。
【0082】
表9に示すデータによって明らかなように、試薬OおよびPは両方ともこれらをSuperfloc HX−400と組み合わせてDSP/赤泥が40/60の混合物で用いた時に沈澱速度の有意な向上を示す。また、透明度も有意に向上する。
【0083】
【表9】
【0084】
実施例12−試薬Q
シラン単量体であるN−(3−トリエトキシシリル)プロピルアクリルアミドの調製を下記のようにして実施する。197.4gの(3−アミノプロピル)トリエトキシシランと89.9gのトリエチルアミンを330gのTHFに溶解させ、窒素でパージ洗浄した後、0℃に冷却する。混合を行いながら83.9gの塩化アクリロイルを滴下する。滴下後の混合物を40℃に2時間加熱する。その混合物を室温に冷却した後、塩を濾過で除去する。溶媒であるTHFを使用前にロータリーエバポレーターで除去する。
【0085】
50mlのアンプルに脱イオン水を11.5gおよび50%の水酸化ナトリウム溶液を10.8g加える。そのアンプルに6.45gのアクリル酸をゆっくり添加する。このアクリル酸を添加している間の温度を氷浴で35℃未満に維持する。その溶液をアクリル酸が全部溶解するまで充分に混合する。次に、シラン単量体であるN−(3−トリエトキシシリル)プロピルアクリルアミドを2.82g加える。その溶液をシラン単量体が全部溶解するまで充分に混合する。アゾビス(4−シアノ吉草酸)[Wako Chemicals USA,Inc.(Richmond、バージニア州、米国)から入手可能なWako V−501]が16.75%入っている水溶液を0.2g加える。その単量体溶液に窒素を用いたスパージを30分間受けさせた後、凍結−排気−解凍サイクルを3回受けさせ、そしてそれを真空下で密封する。その溶液を解凍させた後のアンプルを65℃の浴に入れて、重合を16時間起こさせることで試薬Qを得る。その重合体を排出させ、苛性(水酸化ナトリウムが2%の)溶液に溶解させた後、性能試験を実施する。
【0086】
【化1】
【0087】
表10に示すデータによって明らかなように、試薬QはこれをSuperfloc H
X−400と組み合わせてDSP/赤泥が40/60の混合物で用いた時に沈澱速度および透明度の有意な向上を示す。
【0088】
【表10】
【0089】
実施例13−試薬R
反応槽に45%の水酸化カリウム溶液を29.7gおよび脱イオン水を2.49g加える。次に、その反応槽に撹拌を行いながら15.68gのアクリル酸をゆっくり添加する。このアクリル酸を添加している間の温度を氷浴で35℃未満に維持する。次に、実施例12で調製したシラン単量体であるN−(3−トリエトキシシリル)プロピルアクリルアミドを2.55g加える。その溶液をシラン単量体が全部溶解するまで充分に混合する。その単量体溶液に窒素を用いたスパージを30分間受けさせた後、それを0℃に冷却する。Wako V−501が1%入っている水溶液を0.99g加えた後、窒素によるパージ洗浄を15分間継続する。過硫酸アンモニウムが0.5%入っている水溶液を0.08g仕込んだ後、ヒドロキシメタンスルホン酸(モノナトリウム塩の二水化物)を0.5%入れることで生じさせた水溶液を0.08g仕込み、そしてその溶液を充分に混合する。30分後に反応槽を75℃の浴の中に置いて重合を75℃で5時間実施することで試薬Rを得る。この生成物を苛性(水酸化ナトリウムが2%の)溶液に溶解させた後、性能試験を実施する。
【0090】
【化2】
【0091】
表11に示すデータによって明らかなように、試薬RはこれをSuperfloc HX−400と組み合わせてDSP/赤泥が30/70の混合物で用いた時に沈澱速度および透明度の有意な向上を示す。
【0092】
【表11】
【0093】
実施例14
試薬Rにさらなる試験を受けさせることで表12に示すデータを得る。試薬Rを50ppmの用量で用いた時にそれが示す沈澱速度はSuperfloc HX−400を10ppmの用量で用いた時のそれと同様であるが、優れた透明度を示す。試薬Rを15ppmの用量で用量が10ppmのSuperfloc HX−400と組み合わせてDSP/赤泥が30/70の混合物で用いるとSuperfloc HX−400を単独で用いた時に比べて沈澱速度および透明度が有意に向上する。
【0094】
【表12】
【0095】
実施例15−試薬S
重合体バックボーンであるポリ(アクリルアミド−コ−N−ビニルホルムアミド−コ−アクリル酸)の合成を以下に記述する如き逆相乳化重合方法で実施する。油相に脱芳香(dearomatized)炭化水素流体[Exxon Mobil Chemical
Company(ヒューストン、テキサス州、米国)から入手可能なExxsol D−80油]を188.91g、ソルビタンモノオレエート[Ruger Chemical Co.(Linden、ニュージャージー州、米国)から入手可能なArlacel
80AC]を24gおよびC12−14アルコールのエトキシレートである非イオン性界面活性剤[Huntsman Petrochemical Corporation(ヒューストン、テキサス州、米国)から入手可能なSURFONIC L24−7]を9.17g含有させた。水相を428.88gの54.2%アクリルアミド水溶液、19.87gのN−ビニルホルムアミド、7.86gのアクリル酸、112.33gの脱イオン水、6.57gの28%水酸化アンモニウム、0.26gのイソプロピルアルコールおよび0.94gの40%ジエチレントリアミンペンタ酢酸五ナトリウム[The Dow
Chemical Company(Midland、ミシガン州、米国)から入手可能なVersenex−80]で構成させた。その水溶液を前記油相の中に入れて混合した後、その混合物を均一にすることで逆相乳液を生じさせる。その乳液を窒素でパージ洗浄しながらこの乳液に2%のt−ブチルヒドロパーオキサイド70%(t−BHP−70)を1.22g加える。窒素によるパージ洗浄を45分間実施した後、二酸化硫黄ガス(
窒素中0.2%)を窒素ラインに通して仕込むことで重合を開始させる。重合を40から45℃で4時間実施する。その乳化生成物は重合体を32.5%含有する。
【0096】
前記乳液に仕込むべきヒドロキシルアミン溶液の調製を以下に記述するようにして実施する。容器に硫酸ヒドロキシルアミンを12.68gおよび脱イオン水を71.5g仕込んだ後、撹拌を硫酸塩が全部溶解するまで実施する。無水チオ硫酸ナトリウムを9.78g加えた後、再び、その溶液の撹拌をチオ硫酸塩が全部溶解するまで実施する。次に、撹拌下で50%の水酸化ナトリウム溶液を48.34g滴下することでヒドロキシルアミン溶液を生じさせる。前記水酸化ナトリウムを滴下している間の溶液温度を30℃未満に維持する。
【0097】
反応槽にこの上で調製したバックボーン乳液を96.86g仕込む。撹拌および窒素ブランケット下でExxsol D−80を53.3g加えた後、Lumulse PE02[Lambent Technologies(Gurnee、イリノイ州、米国)から商業的に入手可能なオレイルアミン/エチレンオキサイド反応生成物]を3.4g加える。次に、その乳液を少なくとも15分間撹拌した後、この上で調製したヒドロキシルアミン溶液を5分かけて仕込む。その乳液を室温で24時間撹拌し、温度を45℃に上昇させた後、45℃に1時間維持する。次に、温度を35℃に下げた後、8.0gの(3−グリシジルオキシプロピル)トリメトキシシランを2分間かけて加える。その反応物を35℃に4時間維持し、室温に冷却した後、排出させる。その白色乳液をノニルフェノールエトキシレートである非イオン界面活性剤[Huntsman Petrochemical Corporation(ヒューストン、テキサス州、米国)から入手可能なSURFONIC N−95]が入っている2%の水酸化ナトリウム溶液に入れて壊して生成物が入っている水溶液を生じさせることで試薬Sを得る。
【0098】
【化3】
【0099】
実施例16−試薬I
重合体バックボーンであるポリ(アクリルアミド−コ−アクリル酸)の乳液の調製をN−ビニルホルムアミドを水相に入れない以外は実施例15に記述した方法と同様な方法を用いて実施する。その乳化生成物は実際の重合体を32%含有する。
【0100】
前記乳液に仕込むべきヒドロキシルアミン溶液の調製を以下に示すようにして実施する。容器に硫酸ヒドロキシルアミンを9.17gおよび脱イオン水を35g仕込んだ後、撹拌を硫酸塩が全部溶解するまで実施する。無水チオ硫酸ナトリウムを0.88g加えた後、再び、その溶液の撹拌をチオ硫酸塩が全部溶解するまで実施する。次に、撹拌下で50%の水酸化ナトリウム溶液を17.25g滴下することでヒドロキシルアミン溶液を生じさせる。前記水酸化ナトリウムを滴下している間の溶液温度を30℃未満に維持する。
【0101】
反応槽に前記重合体バックボーン乳液を98.26g仕込む。撹拌および窒素ブランケット下でExxsol D−80を51.89g加えた後、Lumulse PE02を
3.4g加える。次に、その乳液を0℃に冷却する。その乳液を500rpmで撹拌しながら50%の水酸化ナトリウムを10.62g加えた後、次亜塩素酸ナトリウム(有効塩素が11.5%)溶液を20.48g加える。撹拌速度を遅くして5分後に300rpmにした後の乳液を1時間撹拌する。次に、撹拌速度を速くして500rpmにし、50%の水酸化ナトリウムを2.12g仕込んだ後、次亜塩素酸ナトリウム(有効塩素が11.5%)を4.1g仕込む。2時間後に3−アミノプロピルトリエトキシシランを7.42g加える。反応を0℃で4時間、室温で10時間そして40℃で4時間実施する。その反応混合物を室温に冷却した時点で前記ヒドロキシルアミン溶液を5分かけて仕込む。その乳液を室温で1時間撹拌した後、生成物を排出させる。その白色乳液をSURFONIC
N−95が入っている2%の水酸化ナトリウム溶液に入れて壊して生成物が入っている水溶液を生じさせることで試薬Tを得る。
【0102】
【化4】
【0103】
表13に示すデータによって明らかなように、試薬Q、SおよびTの各々をSuperfloc HXと組み合わせてDSP/赤泥が40/60の混合物で用いると沈澱速度および透明度が有意に向上する。
【0104】
【表13】
【0105】
実施例17−試薬U
この実施例では実施例15で合成した重合体バックボーンであるポリ(アクリルアミド−コ−N−ビニルホルムアミド−コ−アクリル酸)の乳液を用いる。前記乳液に仕込むべきヒドロキシルアミン溶液は以下に記述する如くである。容器に硫酸ヒドロキシルアミンを10.77gおよび脱イオン水を85.0g仕込んだ後、撹拌を硫酸塩が全部溶解する
まで実施する。次に、撹拌下で50%の水酸化ナトリウム溶液を57.47g滴下することでヒドロキシルアミン溶液を生じさせる。前記水酸化ナトリウムを滴下している間の溶液温度を30℃未満に維持する。この実施例では、そのヒドロキシルアミン溶液にチオ硫酸ナトリウムを入れなかった。
【0106】
反応槽に前記バックボーン乳液を115.16g仕込む。撹拌および窒素ブランケット下でExxsol D−80を63.37g加えた後、Lumulse PE02を4.04g加える。その乳液を少なくとも15分間撹拌する。次に、前記ヒドロキシルアミン溶液を5分かけて加える。その乳液を室温で16時間に続いて55℃で2時間撹拌する。次に、温度を下げて12℃にした後、9.51gの(3−グリシジルオキシプロピル)トリメトキシシランを2分間かけて加える。その反応物を40℃に1時間維持した後、室温に冷却する。無水チオ硫酸ナトリウムを8.31g加えた後の乳液を1時間撹拌した後、排出させる。その白色乳液をSURFONIC N−95が入っている2%の水酸化ナトリウム溶液に入れて壊して生成物が入っている水溶液を生じさせることで試薬Uを得る。
【0107】
【化5】
【0108】
表14に示すデータによって明らかなように、試薬UはこれをDSP/赤泥が40/60の混合物で用いた時に良好な沈澱速度および透明度を示す。
【0109】
【表14】
【0110】
本明細書に引用した文献は全部引用することによって全体が本明細書に組み入れられる。引用することによって組み入れた出版物および特許もしくは特許出願が本明細書に含めた開示と相反する度合で本明細書はそのような相反する資料のいずれかに取って代わりそして/または優先するものであることを意図する。
【0111】
本明細書で用いる如き用語「含んで成る(含有して成る)」は「包含する」、「含有する」または「で特徴づけられる」と同義語であり、包括的または無制約であり、列挙しなかった追加的要素も方法段階も排除するものでない。
【0112】
本明細書および請求項で用いる材料の量、反応条件などを表すあらゆる数値は全部が用
語「約」による修飾を受けていると理解されるべきである。従って、反すると示さない限り、本明細書および添付請求項に示す数値的パラメーターは近似値であり、本発明で得ることを探求する所望特性に応じて変わる可能性がある。最低限でも、本請求項の範囲に対する相当物の原理を適用することを制限する試みとしてではなく、各数値的パラメーターは、有効桁の数および通常の四捨五入手段を考慮して解釈されるべきである。
【0113】
この上で行った説明は本発明のいくつかの方法および材料を開示するものである。本発明はそのような方法および材料の点で修飾を受け易いばかりでなく製造方法および装置の点でも変更を受け易い。そのような修飾は本開示または本明細書に開示する本発明の実施を考慮することで当業者に明らかになるであろう。従って、本発明を本明細書に開示する具体的な態様に限定することを意図するものでなく、本発明は添付請求項に具体的に示す如き本発明の真の範囲および精神の範囲内に入る修飾形および変形の全部を包含する。
【0114】
本発明の好適な実施態様は次の通りである。
【0115】
1. 凝集剤組成物であって、脱ケイ酸生成物用凝集剤であるケイ素含有重合体およびバイエル工程赤泥用凝集剤であるアニオン性重合体を、前記凝集剤であるケイ素含有重合体の量と前記凝集剤であるアニオン性重合体の量の重量比が約100:1から約1:10の範囲内であるように含有して成る凝集剤組成物。
【0116】
2. 前記重量比が約10:1から約1:2の範囲内である上記1記載の凝集剤組成物。
【0117】
3. 前記重量比が約1:1である上記1記載の凝集剤組成物。
【0118】
4. 前記凝集剤であるケイ素含有重合体が−Si(OR)
3基[ここで、Rは独立して水素、C
1−20アルキル、C
1−20アルケニル、C
6−12アリール、C
7−20アラルキル、I族の金属イオン、II族の金属イオンおよびNR’
4+から成る群より選択され、かつR’は独立して水素、C
1−20アルキル、C
1−20アルケニル、C
6−12アリールおよびC
7−20アラルキルから成る群より選択され、そしてRおよびR’は独立して置換されていないか、ヒドロキシで置換されているか或はベータ位がヒドロキシで置換されている]を複数含有して成る上記1から3のいずれか1項記載の凝集剤組成物。
【0119】
5. RがNa
+、K
+およびNH
4+から成る群より選択される上記4記載の凝集剤組成物。
【0120】
6. 前記凝集剤であるケイ素含有重合体がケイ素含有ポリエチレンイミン、ビニルトリエトキシシラン共重合体、アクリル酸とトリエトキシシリルプロピルアクリルアミドの共重合体、アクリル酸とトリエトキシビニルシランの共重合体、ケイ素含有多糖、ケイ素含有スチレン/無水マレイン酸共重合体、ケイ素含有無水マレイン酸/アルキルビニルエーテル共重合体およびこれらの混合物から成る群より選択される上記1から5のいずれか1項記載の凝集剤組成物。
【0121】
7. 前記凝集剤であるケイ素含有重合体がヒドロキサム化されている上記1から6のいずれか1項記載の凝集剤組成物。
【0122】
8. 前記凝集剤であるアニオン性重合体の重量平均分子量が約100,000以上である上記1から7のいずれか1項記載の凝集剤組成物。
【0123】
9. 前記凝集剤であるアニオン性重合体の重量平均分子量が約1,000,000以上
である上記1から7のいずれか1項記載の凝集剤組成物。
【0124】
10. 前記凝集剤であるアニオン性重合体の重量平均分子量が約5,000,000から約30,000,000である上記1から7のいずれか1項記載の凝集剤組成物。
【0125】
11. 前記凝集剤であるアニオン性重合体がヒドロキサム化重合体である上記1から10のいずれか1項記載の凝集剤組成物。
【0126】
12. 前記凝集剤であるアニオン性重合体がヒドロキサム化ポリアクリルアミドである上記11記載の凝集剤組成物。
【0127】
13. 前記凝集剤であるアニオン性重合体がポリアクリレート、ポリ(アクリルアミド−コ−アクリレート)およびこれらの混合物から成る群より選択される上記1から11のいずれか1項記載の凝集剤組成物。
【0128】
14. 前記凝集剤であるアニオン性重合体がアニオン性繰り返し単位を少なくとも約50%含有して成る上記1から13のいずれか1項記載の凝集剤組成物。
【0129】
15. 更に脱ケイ酸生成物、バイエル工程赤泥およびこれらの組み合わせから成る群より選択される成分も含有して成る上記1から14のいずれか1項記載の凝集剤組成物。
【0130】
16. 前記凝集剤であるアニオン性重合体が約0.1ppmから約1,000ppmの量で存在する上記1から15のいずれか1項記載の凝集剤組成物。
【0131】
17. 前記凝集剤であるケイ素含有重合体が約1ppmから約500ppmの量で存在する上記15または上記16記載の凝集剤組成物。
【0132】
18. 前記脱ケイ酸生成物がアルミノケイ酸ナトリウムを含んで成る上記15から17のいずれか1項記載の凝集剤組成物。
【0133】
19. 前記脱ケイ酸生成物の少なくとも一部が中に懸濁している上記15から18のいずれか1項記載の凝集剤組成物。
【0134】
20. 凝集方法であって、上記1から19のいずれか1項記載の凝集剤組成物をバイエル工程流れに、これの中に懸濁している赤泥、脱ケイ酸生成物およびこれらの混合物から成る群より選択される固体の少なくとも一部を凝集させるに有効な量で混合することを含んで成る方法。
【0135】
21. 凝集方法であって、
凝集剤であるケイ素含有重合体をバイエル工程流れに、これの中に懸濁している脱ケイ酸生成物の少なくとも一部を凝集させるに有効な量で混合し、そして
そのようにして生じさせた凝集した脱ケイ酸生成物の少なくとも一部を分離する、
ことを含んで成る方法。
【0136】
22. 前記凝集剤であるケイ素含有重合体が−Si(OR)
3基[ここで、Rは独立して水素、C
1−20アルキル、C
1−20アルケニル、C
6−12アリール、C
7−20アラルキル、I族の金属イオン、II族の金属イオンおよびNR’
4+から成る群より選択され、かつR’は独立して水素、C
1−20アルキル、C
1−20アルケニル、C
6−12アリールおよびC
7−20アラルキルから成る群より選択され、そしてRおよびR’は独立して置換されていないか、ヒドロキシで置換されているか或はベータ位がヒドロキ
シで置換されている]を複数含有して成る上記21記載の凝集方法。
【0137】
23. RをNa
+、K
+およびNH
4+から成る群より選択する上記22記載の凝集方法。
【0138】
24. 前記凝集剤であるケイ素含有重合体をケイ素含有ポリエチレンイミン、ビニルトリエトキシシラン共重合体、アクリル酸とトリエトキシシリルプロピルアクリルアミドの共重合体、アクリル酸とトリエトキシビニルシランの共重合体、ケイ素含有多糖、ケイ素含有スチレン/無水マレイン酸共重合体、ケイ素含有無水マレイン酸/アルキルビニルエーテル共重合体およびこれらの混合物から成る群より選択する上記21から23のいずれか1項記載の凝集方法。
【0139】
25. 前記凝集剤であるケイ素含有重合体がヒドロキサム化されている上記21から24のいずれか1項記載の凝集方法。
【0140】
26. 前記凝集剤であるケイ素含有重合体と前記バイエル工程流れの混合の少なくとも一部を洗浄槽および沈澱槽の中の少なくとも一方の中で実施する上記20から25のいずれか1項記載の凝集方法。
【0141】
27. 更に前記凝集剤であるケイ素含有重合体を前記バイエル工程流れに約0.1ppmから約500ppmの範囲内の量で添加することも含んで成る上記21から26のいずれか1項記載の凝集方法。
【0142】
28. 前記バイエル工程流れに更に懸濁している赤泥も入っている上記21から27のいずれか1項記載の凝集方法。
【0143】
29. 更に前記凝集剤であるケイ素含有重合体とは異なるアニオン性重合体を前記バイエル工程流れに混合することも含んで成る上記21から25のいずれか1項記載の凝集方法。
【0144】
30. 前記アニオン性重合体をヒドロキサム化ポリアクリルアミド、ポリアクリレート、ポリ(アクリルアミド−コ−アクリレート)およびこれらの混合物から成る群より選択する上記29記載の凝集方法。
【0145】
31. 更に前記懸濁している赤泥の少なくとも一部を凝集させることも含んで成る上記28から30のいずれか1項記載の凝集方法。
【0146】
32. −Si(OR)
3基を少なくとも約5重量%含有して成る水溶性もしくは水分散性のケイ素含有重合体であって、ケイ素含有重合体が懸濁している脱ケイ酸生成物を凝集させる能力が前記−Si(OR)
3基によって向上するような形態を有し、かつRがNa
+、K
+およびNH
4+から成る群より選択される水溶性もしくは水分散性のケイ素含有重合体。
【0147】
33. ケイ素含有ポリエチレンイミン、ビニルトリエトキシシラン共重合体、アクリル酸とトリエトキシシリルプロピルアクリルアミドの共重合体、アクリル酸とトリエトキシビニルシランの共重合体、ケイ素含有多糖、ケイ素含有スチレン/無水マレイン酸共重合体、ケイ素含有無水マレイン酸/アルキルビニルエーテル共重合体およびこれらの混合物から成る群より選択される上記32記載のケイ素含有重合体。
【0148】
34. ケイ素含有スチレン/無水マレイン酸共重合体である上記33記載のケイ素含有
重合体。
【0149】
35. ケイ素含有無水マレイン酸/アルキルビニルエーテル共重合体である上記33記載のケイ素含有重合体。
【0150】
36. 前記ケイ素含有無水マレイン酸/アルキルビニルエーテル共重合体がケイ素含有無水マレイン酸/メチルビニルエーテル共重合体である上記35記載のケイ素含有重合体。
【0151】
37. ケイ素含有多糖である上記33記載のケイ素含有重合体。
【0152】
38. 前記ケイ素含有多糖がケイ素含有澱粉またはケイ素含有セルロースである上記37記載のケイ素含有重合体。
【0153】
39. 前記ケイ素含有セルロースがケイ素含有ヒドロキシエチルセルロースである上記38記載のケイ素含有重合体。
【0154】
40. 前記ケイ素含有セルロースがケイ素含有パールスターチである上記38記載のケイ素含有重合体。
【0155】
41. ヒドロキサム化重合体である上記32から40のいずれか1項記載のケイ素含有重合体。
【0156】
42. 構造−[CH
2C(R
1)H]−で表される1番目の繰り返し単位および構造−[CH
2C(R
2)H]−で表される2番目の繰り返し単位を包含する繰り返し単位を含有して成り、ここで、R
1は−C(=O)O
−であり、R
2は−C(=O)(NH)CH
2CH
2CH
2CH
2Si(O
−)
3である上記32記載のケイ素含有重合体。
【0157】
43. 前記1番目の繰り返し単位を数で表して少なくとも約90%含有して成る上記42記載のケイ素含有重合体。
【0158】
44. 前記1番目の繰り返し単位を数で表して約96%および前記2番目の繰り返し単位を数で表して約4%含有して成る上記42記載のケイ素含有重合体。
【0159】
45. 構造−[CH
2C(R
1)H]−で表される1番目の繰り返し単位、構造−[CH
2C(R
2)H]−で表される2番目の繰り返し単位、構造−[CH
2C(R
3)H]−で表される3番目の繰り返し単位、構造−[CH
2C(R
4)H]−で表される4番目の繰り返し単位および構造−[CH
2C(R
5)H]−で表される5番目の繰り返し単位を包含する繰り返し単位を含有して成り、ここで、R
1はC(=O)NH
2であり、R
2は−C(=O)O
−であり、R
3は−C(=O)NHO
−であり、R
4は−NHCH
2CH(OH)CH
2OCH
2CH
2CH
2Si(O
−)
3であり、R
5は−NH
2である上記32記載のケイ素含有重合体。
【0160】
46. 前記1番目の繰り返し単位の含有量が数で表して約50%以下であり、前記2番目の繰り返し単位の含有量が数で表して約90%以下であり、前記3番目の繰り返し単位の含有量が数で表して約1%から約60%であり、前記4番目の繰り返し単位の含有量が数で表して約1%から約30%でありかつ前記5番目の繰り返し単位の含有量が数で表して約1%から約30%である上記45記載のケイ素含有重合体。
【0161】
47. 前記1番目の繰り返し単位と前記2番目の繰り返し単位が一緒に数で表して前記
繰り返し単位の約80%から約85%を構成し、前記3番目の繰り返し単位が数で表して前記繰り返し単位の約5%から約15%を構成しかつ前記4番目と5番目の繰り返し単位が一緒に前記繰り返し単位の残りを構成している上記45記載のケイ素含有重合体。
【0162】
48. 前記1番目の繰り返し単位と前記2番目の繰り返し単位が一緒に数で表して前記繰り返し単位の約82%を構成し、前記3番目の繰り返し単位が数で表して前記繰り返し単位の約10%を構成しかつ前記4番目と5番目の繰り返し単位が一緒に前記繰り返し単位の残りを構成している上記45記載のケイ素含有重合体。
【0163】
49. 構造−[CH
2C(R
1)H]−で表される1番目の繰り返し単位、構造−[CH
2C(R
2)H]−で表される2番目の繰り返し単位、構造−[CH
2C(R
3)H]−で表される3番目の繰り返し単位、構造−[CH
2C(R
4)H]−で表される4番目の繰り返し単位および構造−[CH
2C(R
5)H]−で表される5番目の繰り返し単位を包含する繰り返し単位を含有して成り、ここで、R
1はC(=O)NH
2であり、R
2は−C(=O)O
−であり、R
3は−C(=O)NHO
−であり、R
4は−NHC(=O)NHCH
2CH
2CH
2Si(O
−)
3であり、R
5は−NH
2である上記32記載のケイ素含有重合体。
【0164】
50. 前記1番目の繰り返し単位と前記2番目の繰り返し単位が一緒に数で表して前記繰り返し単位の約65%から約70%を構成し、前記3番目の繰り返し単位が数で表して前記繰り返し単位の約20から約30%を構成しかつ前記4番目と5番目の繰り返し単位が一緒に前記繰り返し単位の残りを構成している上記49記載のケイ素含有重合体。
【0165】
51. 構造−[CH
2C(R
1)H]−で表される1番目の繰り返し単位、構造−[CH
2C(R
2)H]−で表される2番目の繰り返し単位、構造−[CH
2C(R
3)H]−で表される3番目の繰り返し単位、構造−[CH
2C(R
4)H]−で表される4番目の繰り返し単位および構造−[CH
2C(R
5)H]−で表される5番目の繰り返し単位を包含する繰り返し単位を含有して成り、ここで、R
1はC(=O)NH
2であり、R
2は−C(=O)O
−であり、R
3は−C(=O)NHO
−であり、R
4は−NHCH
2CH(OH)CH
2OCH
2CH
2CH
2Si(O
−)
3であり、R
5は−NH
2である上記32記載のケイ素含有重合体。
【0166】
52. 前記1番目の繰り返し単位と前記2番目の繰り返し単位が一緒に数で表して前記繰り返し単位の約80%から約85%を構成し、前記3番目の繰り返し単位が数で表して前記繰り返し単位の約5%から約15%を構成しかつ前記4番目と5番目の繰り返し単位が一緒に前記繰り返し単位の残りを構成している上記51記載のケイ素含有重合体。
【0167】
53. 凝集方法であって、上記32から52のいずれか1項記載のケイ素含有重合体をバイエル工程流れに、これの中に懸濁している赤泥、脱ケイ酸生成物およびこれらの混合物から成る群より選択される固体の少なくとも一部を凝集させるに有効な量で混合することを含んで成る方法。
【0168】
54. 前記ケイ素含有重合体以外の凝集剤を実質的に存在させないで実施する上記53記載の凝集方法。
【0169】
55. 更に前記ヒドロキサム化ケイ素含有重合体とは異なる凝集剤であるアニオン性重合体を前記バイエル工程流れに混合することも含んで成る上記53または上記54記載の凝集方法。
【0170】
56. 前記凝集剤であるアニオン性重合体がヒドロキサム化されている上記55記載の
凝集方法。
【0171】
57. 重合体と結合しているケイ素含有基を含有して成る水溶性もしくは水分散性のヒドロキサム化ケイ素含有重合体。
【0172】
58. 前記ケイ素含有重合体が−Si(OR)
3基[ここで、Rは独立して水素、C
1−20アルキル、C
1−20アルケニル、C
6−12アリール、C
7−20アラルキル、I族の金属イオン、II族の金属イオンおよびNR’
4+から成る群より選択され、かつR’は独立して水素、C
1−20アルキル、C
1−20アルケニル、C
6−12アリールおよびC
7−20アラルキルから成る群より選択され、そしてRおよびR’は独立して置換されていないか、ヒドロキシで置換されているか或はベータ位がヒドロキシで置換されている]を少なくとも1個含有して成る上記57記載のヒドロキサム化ケイ素含有重合体。
【0173】
59. RがNa
+、K
+およびNH
4+から成る群より選択される上記58記載のヒドロキサム化ケイ素含有重合体。
【0174】
60. 前記ケイ素含有重合体が−Si(OR)
3基を少なくとも約5重量%含有する上記58または上記59記載のヒドロキサム化ケイ素含有重合体。
【0175】
61. ヒドロキサム化ケイ素含有ポリエチレンイミン、ヒドロキサム化ビニルトリエトキシシラン共重合体、アクリル酸とトリエトキシシリルプロピルアクリルアミドのヒドロキサム化共重合体、アクリル酸とトリエトキシビニルシランのヒドロキサム化共重合体、ヒドロキサム化ケイ素含有多糖、ヒドロキサム化ケイ素含有スチレン/無水マレイン酸共重合体、ヒドロキサム化ケイ素含有無水マレイン酸/アルキルビニルエーテル共重合体およびこれらの混合物から成る群より選択される上記57から60のいずれか1項記載のヒドロキサム化ケイ素含有重合体。
【0176】
62. ヒドロキサム化ケイ素含有無水マレイン酸/アルキルビニルエーテル共重合体である上記61記載のヒドロキサム化ケイ素含有重合体。
【0177】
63. 前記ヒドロキサム化ケイ素含有無水マレイン酸/アルキルビニルエーテル共重合体がヒドロキサム化ケイ素含有無水マレイン酸/メチルビニルエーテル共重合体である上記62記載のヒドロキサム化ケイ素含有重合体。
【0178】
64. ヒドロキサム化ケイ素含有多糖である上記61記載のヒドロキサム化ケイ素含有重合体。
【0179】
65. 前記ヒドロキサム化ケイ素含有多糖がヒドロキサム化ケイ素含有澱粉またはヒドロキサム化ケイ素含有セルロースである上記64記載のヒドロキサム化ケイ素含有重合体。
【0180】
66. 前記ヒドロキサム化ケイ素含有セルロースがヒドロキサム化ケイ素含有ヒドロキシエチルセルロースである上記65記載のヒドロキサム化ケイ素含有重合体。
【0181】
67. 凝集方法であって、上記57から66のいずれか1項記載のヒドロキサム化ケイ素含有重合体をバイエル工程流れに、これの中に懸濁している赤泥、脱ケイ酸生成物およびこれらの混合物から成る群より選択される固体の少なくとも一部を凝集させるに有効な量で混合することを含んで成る方法。
【0182】
68. 前記ヒドロキサム化ケイ素含有重合体以外の凝集剤を実質的に存在させないで実施する上記67記載の凝集方法。