(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
施設の出入口に設置された複数のカメラと、顔認証照合処理を行う顔認証照合装置と、施設に設置された複数の位置情報発信器と、保護対象者がそれぞれ保持する情報端末と、該顔認証照合装置にネットワークを介して接続されているサーバ装置とを備える徘徊防止システムであって、
前記情報端末は、該情報端末を保持している保護対象者に関する保護対象者情報及び各位置情報発信器が発信する位置情報毎に施設の領域を示すエリア情報を対応付けた位置情報テーブルを記憶していると共に、前記位置情報発信器から発信される位置情報を受信して前記位置情報テーブルを参照して施設のエリア情報を特定し、顔認証照合装置に特定したエリア情報及び前記記憶している保護対象者情報を送信し、
前記カメラは、予め設定された撮像範囲を通る人物を撮像し、前記顔認証照合装置に、該撮像した人物の撮像画像及び該カメラを識別するカメラ識別情報を送信し、
前記顔認証照合装置は、
前記保護対象者情報毎に、該保護対象者の画像を対応付けて記憶した保護対象者情報データベースと、
保護対象者の施設における移動履歴を記憶する移動履歴データベースと、
前記カメラを識別するカメラ識別情報毎に、該カメラにより監視するエリアを示すエリア情報を対応付けて記憶したカメラ情報データベースと、
前記情報端末からのエリア情報及び保護対象者情報を受信すると、その受信した情報を前記移動履歴データベースに記憶させ、前記カメラから送信された撮像画像及びカメラ識別情報を受信すると、カメラ情報データベースを参照して該受信したカメラ識別情報に対応付けられたエリア情報を特定し、前記移動履歴データベースを参照して該特定したエリア情報に対応付けられた保護対象者情報を特定し、該保護対象者情報データベースから該特定した保護対象者情報に対応付けられている保護対象者の画像を抽出し、該抽出した保護対象者の画像と、前記撮像画像とが一致するか否かを顔認証照合により判定する顔認証照合部とを有し、
さらに、前記顔認証照合部は、前記判定により保護対象者の画像と、前記撮像画像とが一致する場合、前記サーバ装置に保護対象者が施設の出入口を通過している旨の判定結果、一致した保護対象者の保護対象者情報及び前記撮像画像を送信するようになっており、
前記サーバ装置は、前記顔認証照合装置が送信した前記判定結果、前記保護対象者情報及び前記撮像画像を受信すると、予め登録された携帯端末に対して、前記ネットワークを介して、前記判定結果、前記保護対象者情報及び前記撮像画像を送信することを特徴とする徘徊防止システム。
前記顔認証照合部が送信する前記保護対象者情報には、保護対象者の氏名、要介護度、保護対象者の疾病情報が含まれていることを特徴とする請求項1又は2記載の徘徊防止システム。
施設の出入口に設置されたカメラと、顔認証照合処理を行う顔認証照合装置と、施設に設置された位置情報発信器と、保護対象者がそれぞれ保持する情報端末と、該顔認証照合装置にネットワークを介して接続されているサーバ装置とを備える徘徊防止システムであって、
前記情報端末は、該情報端末を保持している保護対象者に関する保護対象者情報を記憶していると共に、前記位置情報発信器から発信される位置情報を受信して前記顔認証照合装置に該位置情報の受信日時及び前記保護対象者情報を送信するようになっており、
前記カメラは、予め設定された撮像範囲を通る人物を撮像し、前記顔認証照合装置に、該撮像した人物の撮像画像を送信し、
前記顔認証照合装置は、
前記保護対象者情報毎に、該保護対象者の画像を対応付けて記憶した保護対象者情報データベースと、
保護対象者の施設における移動履歴を記憶する移動履歴データベースと、
前記情報端末から送信される該位置情報の受信日時及び前記保護対象者情報を受信し、前記移動履歴データベースに、該受信した受信日時及び保護対象者情報を記憶させると共に、前記カメラからの撮像画像を受信すると、前記移動履歴データベースを参照して、現在日時から所定範囲内の受信日時が対応付けられている保護対象者情報を特定し、前記保護対象者情報データベースから該特定した保護対象者情報に対応付けられている保護対象者の画像を抽出し、抽出した保護対象者の画像と、前記撮像画像とが一致するか否かを顔認証照合により判定する顔認証照合部とを有し、
さらに、前記顔認証照合部は、前記判定により保護対象者の画像と、前記撮像画像とが一致する場合、前記サーバ装置に保護対象者が施設の出入口を通過している旨の判定結果、一致した保護対象者の保護対象者情報及び前記撮像画像を送信し、
前記サーバ装置は、前記顔認証照合装置が送信した前記判定結果、前記保護対象者情報及び前記撮像画像を受信すると、予め登録された携帯端末に対して、前記ネットワークを介して、前記判定結果、前記保護対象者情報及び前記撮像画像を送信することを特徴とする徘徊防止システム。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。先ず、本実施形態の徘徊防止システムの構成について
図1〜
図8を用いて説明する。
【0020】
図1に示すように、本実施形態の徘徊防止システムは、施設の出入口に設置された複数のカメラ(例えば、CCDカメラ)C1・・・Cnと、施設に設置された複数のビーコン(位置情報発信器)B1・・・Bnと、保護対象者がそれぞれ保持するウェアラブル端末(情報端末)1と、カメラC1・・・Cnが撮像した人物の撮像画像(顔画像)と予め記憶された保護対象者の画像(顔画像)とを照合する顔認証照合処理を行う顔認証照合装置2と、顔認証照合装置2とネットワークNW(インターネット)を介して接続されている情報提供サーバ(サーバ装置)3とを備えている。
【0021】
また、スマートフォン(携帯端末)SPは、施設の職員や警備員等に保持されている。また、ネットワークNWには、スマートフォンSPにプッシュ通知を行うためのプッシュ通知サーバ7が接続されている。
【0022】
ここで、カメラC1・・・Cnは、
図2に例示するように、施設(病院、老人ホーム等の施設)の出入口の近傍に設置され、施設の出入口を通過する人物の顔画像が撮像できるように撮像範囲が設定されている(レンズやカメラの設置角度が調節されている)。そして、カメラC1・・・Cnは、設定された撮像範囲を通る人物を撮像し、顔認証照合装置2に、該撮像した人物の撮像画像(顔画像)及びカメラC1・・・Cnを識別するカメラ識別情報を送信するようになっている。
なお、本実施形態では、各カメラC1・・・Cnが担当する監視エリアが定められている。
【0023】
また、ビーコンB1・・・Bnは、
図2に示すように、施設のエントランスの天井や廊下の天井等に設置されており、数秒間隔で位置情報を発信するように構成されている(無線で位置情報を発信するように構成されている)。なお、ビーコンB1・・・Bnの設置位置の近傍を保護対象者が通過すると、その保護対象者が保持するウェアラブル端末1が、ビーコンB1・・・Bnからの位置情報を受信できるようになっている。
なお、各ビーコンB1・・・Bnは、各カメラC1・・・Cnの撮像範囲を通る場合に、通過する必要がある施設の領域に設置されている。例えば、カメラC1の撮像範囲を通るために、通過する必要がある領域E11、E12にビーコンB1、B2、B3、B4が設置されている。
【0024】
また、ウェアラブル端末1は、ビーコンB1・・・Bnからの位置情報を受信すると、その「位置情報」及び「位置情報テーブル16(位置情報テーブル16の構成は後述する)」を用いて施設の領域(エリア)を示すエリア情報(1階エントランス、1F廊下、食堂、地下1階駐車場等のエリア情報)を特定する。また、ウェアラブル端末1は、顔認証照合装置2に特定した「エリア情報」、「位置情報の受信日時」及び「ウアラブル端末1に記憶されている保護対象者情報」を送信する。
【0025】
また、顔認証照合装置2は、保護対象者情報毎に、保護対象者の画像(顔画像)を対応付けて記憶した保護対象者情報データベース25と、カメラC1・・・Cnを識別するカメラ識別情報(カメラID)毎に、カメラにより監視するエリア(監視対象エリア)を示すエリア情報対応付けて記憶したカメラ情報データベース26と、保護対象者の施設での移動履歴を記憶する移動履歴データベース27とを備えている。
【0026】
そして、顔照合認証装置2は、ウェアラブル端末1からの「エリア情報、位置情報の受信日時及び保護対象者情報」を受信する度に、移動履歴データベース27に、「エリア情報、位置情報の受信日時及び保護対象者情報」を登録する。この構成により、施設内における保護対象者の移動履歴が顔認証照合装置2に保持され、保護対象者の施設内での行動が把握できる。
【0027】
また、顔認証照合装置2は、カメラC1・・・Cnから送信された撮像画像及びカメラIDを受信すると、カメラ情報データベース26を参照して受信したカメラIDにより特定されるカメラC1・・・Cnが担当する監視対象エリア(エリア情報)を特定する。また、顔認証照合装置2は、移動履歴データベース27から特定したエリア情報に対応付けられた保護対象者情報を選定すると共に、保護対象者情報データベース25から選定した保護対象者情報に対応付けられている保護対象者の画像を抽出し、抽出した保護対象者の画像と、受信した撮像画像とが一致するか否かを顔認証照合により判定する。
【0028】
また、顔照合認証装置2は、保護対象者情報データベース25から抽出した保護対象者の画像と、受信した撮像画像とが一致した場合、「保護対象者が施設の出入口を通過している」と判定し、情報提供サーバ3に、その判定結果(保護対象者が施設の出入口を通過している旨)と、「一致した保護対象者の保護対象者情報及び撮像画像」とを送信するようになっている。
【0029】
また、情報提供サーバ3は、顔認証照合装置2が送信した「判定結果(保護対象者が施設の出入口を通過している旨)」及び「保護対象者情報及び撮像画像」を受信すると、予め登録されているスマートフォンSPに対して、ネットワークNWを介して、「保護対象者が施設の出入口を通過している旨」を通知すると共に、「保護対象者の撮像画像」及び「保護対象者情報」を含む保護対象者に関する情報を提供するようになっている(
図14参照)。
【0030】
このように、本実施形態によれば、保護対象者が施設の出入口を通過した際に、施設の職員や警備員のスマートフォンSPに「保護対象者が施設の出入口等を通過している旨」が通知され、且つ施設の出入口等を通過した保護対象者の撮像画像及び保護対象者情報が提供されるため、認知症患者等の保護対象者の徘徊を効果的に防止することができる。
また、本実施形態では、顔認証照合処理の対象を、カメラC1・・・Cnの監視対象エリアを通過した保護対象者の画像だけに絞り込むようにしているため、顔認証照合処理の時間が短縮されると共に、顔認証照合処理の精度を向上させることができる。すなわち、本実施形態によれば、顔認証照合処理の対象となる認知症患者等の保護対象者の人数が多い施設においても、従来技術と比べて短時間で、施設の職員や警備員に保護対象者が施設の出入口等を通過した旨が通知されるため、保護対象者の徘徊を効果的の防止できる。
以下、本実施形態の徘徊システムを構成する各装置について詳細に説明する。
【0031】
先ず、ウェアラブル端末1の構成を説明する。
ウェアラブル端末1は、位置情報取得部10と、エリア情報生成部11と、顔認証照合装置2との間で各種情報の授受を行う通信処理部12と、保護対象者情報データベース15と、位置情報テーブル16とを備えている。また、ウェアラブル端末1には、時計機能(図示せず)が搭載されている。
【0032】
尚、ウェアラブル端末1は、中央処理装置(CPU)、主記憶装置、補助記憶装置、入出力I/F及び通信I/Fを備えた小型デバイスであり、例えば、腕時計型のデバイスを用いることができる。前記補助記憶装置には、各部(位置情報取得部10、エリア情報生成部11、通信処理部12)の機能を実現するためのプログラムが格納されている。また、前記補助記憶装置には、保護対象者情報データベース15及び位置情報テーブル16が記憶されている。
そして、ウェアラブル端末1の各部(位置情報取得部10、エリア情報生成部11、通信処理部12)の機能は、前記中央処理装置が前記補助記憶装置に格納された前記プログラムを主記憶装置にロードして実行することにより実現される。
【0033】
次にウェアラブル端末1の各構成部を詳細に説明する。
保護対象者情報データベース15は、ウェアラブル端末1を保持している保護対象者に関する情報を記憶するためのデータベースであり、ウェアラブル端末1を保持している保護対象者を識別する「保護対象者識別情報(保護対象者ID)」に対応付けて、「性別」、「年齢」、「氏名」及び「備考情報(親族の氏名や連絡先、要介護度、疾病情報等の情報)」が登録されている。
例えば、
図3に示すように、保護対象者情報データベース15は、保護対象者IDを登録するためのフィールド15aと、性別を登録するためのフィールド15bと、年齢を登録するためのフィールド15cと、氏名を登録するためのフィールド15dと、備考情報を登録するためのフィールド15eとを備えたレコ-ドにより構成されている(1つのレコードにより構成されている)。
【0034】
また、位置情報テーブル16は、各ビーコンB1・・・Bnが発信する位置情報毎に該位置情報により特定される位置が含まれる施設のエリアを示すエリア情報を対応付けて登録したものである。
例えば、
図4に示すように、位置情報テーブル16は、各ビーコンB1・・・Bnが発信する位置情報を登録するためのフィールド16aと、フィールド16aに登録された位置情報が示す位置が含まれる施設のエリアを示すエリア情報を登録するためのフィールド16bとを備えたレコードで構成されている(ビーコンB1・・・Bnが発信する位置情報毎に設けられた、複数のレコードで構成されている)。
図示する最上段のレコードには、フィールド16aに「***0001」が登録され、フィールド16bに「E11(1階エントランスホール)」が登録されている。この例は、
図2に示すビーコンB1から発信される位置情報(ビーコンB1の設置位置)と、位置情報(ビーコンB1の設置位置が示す位置が含む施設のエリア(1Fエントランスホール)とを登録したレコードを示している。
【0035】
また、位置情報取得部10は、ビーコンB1・・・Bnが発信する位置情報を受信すると共に、図示しない時計機能から位置情報の受信日時(年/月/日/時/分/秒)を取得する。
エリア情報生成部11は、位置情報取得部10が受信した位置情報と、位置情報テーブル16とを用いてエリア情報を特定する。エリア情報生成部11は、例えば、位置情報として「***0001」を受信した場合、位置情報テーブル16からエリア情報として「E11(1Fエントランスホール)」を特定する。
【0036】
また、エリア情報生成部11は、エリア情報を特定すると、保護対象者情報データベース15から保護対象者情報(「保護対象者ID」、「性別」、「年齢」、「氏名」及び「備考情報」)を読み出す。その後、エリア情報生成部11は、通信処理部12を介して、顔認証照合装置2に、特定した「エリア情報」、「位置情報の受信日時」及び「保護対象者情報」を送信する。
なお、通信処理部12が顔認証照合装置2と行う通信手段は、特に限定しないが、例えば、無線(ワイヤレスLAN等の無線)により、通信処理部12と、顔認証照合装置2が通信を行うようになっている。
【0037】
次に、顔認証照合装置2の構成を説明する。
顔認証照合装置2は、
図1に示すように、制御部20と、通信処理部21と、顔認証照合部22と、保護対象者情報データベース25と、カメラ情報データベース26と、移動履歴データベース27とを備えている。
尚、顔認証照合装置1のハードウェア構成は、特に限定されるものではないが、例えば、中央処理装置(CPU)、主記憶装置、補助記憶装置、入出力I/F及び通信I/Fを備えるコンピュータ(1台或いは複数台のコンピュータ)により構成される。
【0038】
また、前記補助記憶装置には、各部(制御部20と、通信処理部21と、顔認証照合部22)の機能を実現するためのプログラムが格納されている。また、前記補助記憶装置には、保護対象者情報データベース25と、カメラ情報データベース26と、移動履歴データベース27とが格納されている。
また、前記補助記憶装置には、顔認証照合装置2を設置した施設を識別するための施設情報が記憶されている。なお、以下では、施設情報が、施設を識別する施設ID(英数字などで構成される一意のデータ)である場合を例にする。
なお、施設IDは、本実施形態の徘徊防止システムのサービスを提供する事業者により割り当てられているものとする。
【0039】
そして、顔認証照合装置1の各部(制御部20、通信処理部21及び顔認証照合部22)の機能は、前記中央処理装置が前記補助記憶装置に格納された前記プログラムを主記憶装置にロードして実行することにより実現される。
【0040】
次に顔認証照合装置2の各構成部について説明する。
保護対象者情報データベース25は、
図5に示すように、保護対象者IDを登録するためのフィールド25aと、保護対象者の性別を登録するためのフィール25bと、保護対象者の年齢を登録するためのフィールド25cと、保護対象者の氏名を登録するためのフィールド25dと、保護対象者を撮像した画像(顔画像)を登録するめのフィールド25eと、備考情報を登録するためのフィールド25fとを備えたレコ-ドにより構成されている(保護対象者毎に設けた、複数のレコードにより構成されている)。なお、フィールド25fには、備考情報として、例えば、保護対象者の親族の氏名及びその連絡先、要介護度、疾病情報等の情報が登録される。
【0041】
例えば、
図5の最上段のレコードには、フィールド25aに保護対象者IDである「P001」が登録され、フィールド25bに「P001」により特定される保護対象者の性別(男性)が登録され、フィールド25cには「P001」により特定される保護対象者の年齢(80歳)が登録され、フィールド25dには「P001」により特定される保護対象者の氏名(○○△×)が登録され、フィールド25eには「P001」により特定される保護対象者を撮像した画像(顔画像)が登録され、フィールド25fには「P001」により特定される保護対象者の備考情報(親族の氏名及び連絡先、要介護度、疾病情報)が登録されている。
【0042】
カメラ情報データベース26は、
図6に示すように、カメラIDを登録するためのフィールド26aと、カメラIDにより特定されるカメラC1…Cnの監視対象エリア(エリア情報)を登録するためのフィールド26bと、カメラIDにより特定されるカメラC1…Cnの設置位置を登録するためのフィールド26cとを備えたレコ-ドにより構成されている(カメラ毎に設けた、複数のレコードにより構成されている)。
尚、本実施形態では、カメラC1…Cnは、施設の出入口を撮像できる位置に設置されているため、カメラの設置位置として、施設の出入口を示す情報(1階正面出入口、1階東出入口、B1階夜間出入口、B1階駐車場出入口等の情報)が登録される。
【0043】
例えば、
図6の最上段のレコードでは、フィールド26aにカメラIDである「C0001」が登録され、フィールド26bに「C0001」により特定されるカメラC1の監視対象エリア(E11(1階エントランスホール)、E12(1階廊下A))が登録され、フィールド26cに「C0001」により特定されるカメラC1の設置位置(施設の1階正面出入口)が登録されている。そして、本実施形態では、「C0001」により特定されるカメラC1の撮像画像は、「1階エントランスホールを通過した保護対象者の画像」及び「1階廊下Aを通過した保護対象者の画像」のみと照合が行われるようになっている。
【0044】
移動履歴データベース27は、
図7に示すように、保護対象者IDを登録するためのフィールド27aと、保護対象者が通過したエリアを示すエリア情報を登録するためのフィールド27bと、保護対象者が当該エリアを通過した日時を登録するためのフィールド27cとを備えたレコードにより構成されている。
例えば、
図7の最上段のレコードでは、「P001」により特定される保護対象者が、「1階エントランスホール」を「2014年10月11日10時14分」に通過しことが登録されており、2段目のレコードでは、「P002」により特定される保護対象者が、「地下1階駐車場」を「2014年10月11日10時15分」に通過しことが登録されている。
【0045】
また、制御部20は、顔認証照合装置2全体の動作を制御する。通信処理部21は、ネットワークNWを介して、情報提供サーバ3の情報提供部31との間で各種情報の授受を行ったり、ウェアラブル端末1との間で各種情報の授受を行ったりする。
【0046】
また、顔認証照合部22は、通信処理部21を介して、ウェアラブル端末1からの「エリア情報、位置情報の受信日時及び保護対象者情報」を受信し、移動履歴データベース27に、「エリア情報、位置情報の受信日時及び保護対象者情報」を登録する。
また、顔認証照合部22は、後述する
図11において説明するように、保護対象者情報データベース25に登録された保護対象者の画像と、カメラC1…Cnの撮像画像とが一致するか否かを判定する。
【0047】
また、顔認証照合部22は、上記の判定により、保護対象者情報データベース25に登録された保護対象者の画像と、カメラC1…Cnの撮像画像とが一致した場合、「保護対象者が施設の出入口を通過している」と判定し、通信処理部21を介して、情報提供サーバ3に、その判定結果(保護対象者が施設の出入口を通過している旨)と、一致した保護対象者の保護対象者情報及び撮像画像と、補助記憶装置に記憶された施設情報(施設ID)とを送信する。
【0048】
次に、情報提供サーバ3の構成を説明する。
情報提供サーバ3は、制御部30と、情報提供部31と、端末データベース35とを有している。
尚、情報提供サーバ3のハードウェア構成は、特に限定されるものではないが、例えば、中央処理装置(CPU)、主記憶装置、補助記憶装置、入出力I/F及び通信I/Fを備えるコンピュータ(1台或いは複数台のコンピュータ)により構成される。
【0049】
また、上記補助記憶装置には、各部(制御部30、情報提供部31)の機能を実現するためのプログラムが格納されている。また、前記補助記憶装置の所定領域には、端末データベース35が格納されている。そして、各部(制御部30、情報提供部31)の機能は、前記中央処理装置が補助記憶装置に格納された前記プログラムを主記憶装置にロードして実行することにより実現される。
【0050】
次に、情報提供サーバ3の各構成部を説明する。
端末データベース35は、ユーザ(施設の職員や警備員等)のユーザ情報(ユーザID、ログインパスワード)に対応付けて、ユーザ(職員や警備員等)が保持しているスマートフォンSPを識別する識別子を含むデバイストークン(端末識別情報)と、施設情報(施設ID)とを対応付けて登録するためのデータベースである。
【0051】
具体的には、端末データベース35は、
図8に示すように、ユーザIDを登録するためのフィールド35aと、パスワードを登録するためのフィールド35bと、デバイストークンを登録するためのフィールド35cと、施設情報(施設ID)を登録するためのフィールド35dとを備えるレコードにより構成されている(ユーザID毎に設けられた、複数のレコードにより構成されている)。
【0052】
情報提供サーバ3の制御部30は、情報提供サーバ3全体の動作を制御する。
また、情報提供部31は、顔認証照合装置1が送信した「判定結果(保護対象者が施設の出入口を通過している旨の判定結果)、撮像画像及び保護対象者情報」及び「施設情報」を受信すると、端末データベース35を参照し、施設情報に対応付けられたスマートフォンSPを特定する。また、情報提供部31は、プッシュ通知サーバ7を介して、特定したスマートフォンSPに「保護対象者が施設の出入口を通過している旨」を通知すると共に(
図14(a)参照)、顔認証照合装置2から送信された「カメラC1…Cnの撮像画像」及び「保護対象者情報」を提供する(
図14(b)に示す、保護対象者情報提供サイト120を送信する)。
【0053】
次に、本実施形態の徘徊防止システムが行う処理内容について説明する。
先ず、本実施形態の徘徊防止システムを利用するためのスマートフォンSPの設定処理について、
図9、
図13を用いて説明する。
なお、
図9は、本実施形態の徘徊防止システムで用いられるスマートフォンの設定処理の手順を示したフローチャートである。また、
図13は、本実施形態で用いられるスマートフォンのログイン画面を示した模式図である。
【0054】
本実施形態の徘徊防止システムを利用するためには、保護対象者がいる施設の職員等のユーザは、自身が持つスマートフォンSPに、専用のアプリケ−ションプログラム(徘徊防止システム連携アプリ20)をインストールし、スマートフォンSPを徘徊防止システムと連携して機能できるように設定する必要がある。
そして、スマートフォンSPに徘徊防止システム連携アプリ20をインストールして初期設定を行い、徘徊防止システム連携アプリ20を起動させた状態にすると、スマートフォンSPは、情報提供サーバ3からのプッシュ通知が受信されるようになると共に、情報提供サーバ3が提供する保護対象者情報提供サイト(
図14(b)参照)にアクセスし、スマートフォンSPの表示部に保護対象者情報提供サイトを表示できるようになる。
【0055】
具体的には、先ず、スマートフォンSPのユーザは、図示しないアプリケーションサーバ(例えば、米国アップル社のアプリケーションサーバ)から徘徊防止システム連携アプリ20をスマートフォンSPにインストールして、初期設定をする(S1)。
【0056】
ここで初期設定について説明する。ユーザが、スマートフォンSPにインストールした徘徊防止システム連携アプリ20を起動させると、スマートフォンSPのOS(Operating System)を介して、プッシュ通知サーバ7に登録要求が送信される。この登録要求に対し、プッシュ通知サーバ7は、登録要求をしたスマートフォンSPのデバイストークンを生成し、スマートフォンSPにデバイストークンを送信する。スマートフォンSPは、プッシュ通知サーバ7からのデバイストークンを受信すると、徘徊防止システム連携アプリ20により提供される初期設定画面(図示せず)を表示させ、ユーザID(英数字などで構成される一意のデータ)、パスワード及び施設情報(施設ID)を入力させる。スマートフォンSPは、ユーザID、パスワード及び施設情報の入力を受け付けると、「ユーザID、パスワード及び施設情報」を情報提供サーバ3の端末データベース35に登録する(情報提供サーバ3がスマートフォンSPからの情報(ユーザID、パスワード及び施設情報)を端末データベース35に登録する)。また、スマートフォンSPは、内蔵のメモリに、プッシュ通知サーバ7からのデバイストークンを記憶させる。
なお、スマートフォンSPのユーザは、この初期設定に先だって、本実施形態の徘徊防止システムのサービスを提供する事業者から、初期設定で入力する必要がある施設情報(施設ID)を取得しているものとする。
【0057】
S1の初期設定を終了後、ユーザが徘徊防止システム連携アプリ20を起動すると、スマートフォンSPは、
図13に示すログイン画面100を表示する(S2)。ユーザは、ログイン画面100上で、ユーザID及びパスワードを入力してログイン処理をする(S3、S4)。
【0058】
具体的には、スマートフォンSPは、ユーザから「ユーザID及びパスワード」の入力を受け付けると、情報提供サーバ3の情報提供部31に「ユーザID及びパスワード」を送信する。情報提供部31は、スマートフォンSPから送信された「ユーザID及びパスワード」と、端末データベース35を照合して「ユーザID及びパスワード」が正しければ、スマートフォンSPに
図13に示すログイン成功画面101を送信し、スマートフォンSPにログイン成功画面101を表示して、S5の処理に進む。
一方、情報提供部31は、照合の結果、受信した「ユーザID及びパスワード」が端末データベース35に登録されているものと一致しなければ、スマートフォンSPに
図13に示すログイン失敗画面102を送信して、スマートフォンSPにログイン失敗画面102を表示して、S3の処理に戻り、ユーザに、「ユーザID及びパスワード」の再入力を促す。
【0059】
S5では、スマートフォンSPは、情報提供サーバ3の情報提供部31に、自身のデバイストークン(プッシュ通知サーバ7から取得したデバイストークン)を送信する。
また、情報提供サーバ3の情報提供部31は、スマートフォンSPから送信されたデバイストークンを受信すると、端末データベース35のなかの、S3で入力された「ユーザID及びパスワード」を登録したレコードに、受信したデバイストークンを登録する(S6)。
【0060】
S6の処理が終わると、スマートフォンSPは、防犯システム連携アプリ20により、防犯システムと連携して機能する。すなわち、S6の処理が終わると、スマートフォンSPは、保護対象者が施設の出入口を通過する度に、その旨を示す情報がプッシュ通知されると共に、施設を通過していると判定した保護対象者を撮像した画像を含む保護対象者情報提供サイトにアクセスできるようになる。
【0061】
次に、本実施形態の徘徊防止システムが行う「保護対象者の施設における移動履歴を取得する処理」について、
図10を参照しながら説明する。
なお、
図10は、本実施形態の徘徊防止システムが保護対象者の移動履歴を取得する処理の手順を示したフローチャートである。なお、各保護対象者(老人ホームの入居者等)は、自分の情報(保護対象者ID、性別、年齢、氏名、親族の連絡先、要介護度、疾病情報等)が登録されたウェアラブル端末1を装着している。
【0062】
保護対象者が施設内を移動して、ビーコンB1…Bnの設置位置の近傍を通過すると、保護対象者が装着しているウェアラブル端末1の位置情報取得部10が、ビーコンB1・・・Bnが発信する位置情報を受信する(S11)。このときに、位置情報取得部10は、自身の時計機能から、位置情報の受信日時(年/月/日/時/分/秒)を特定し、S12の処理に進む。
【0063】
S12では、エリア情報生成部11が、位置情報取得部10から位置情報及び受信日時を取得し、位置情報取得部10が受信した位置情報と、位置情報テーブル16とを用いてエリア情報を特定し、S13の処理に進む。
S13では、エリア情報生成部11は、保護対象者情報データベース15から保護対象者情報(「保護対象者ID」、「性別」、「年齢」、「氏名」及び「備考情報」)を読み出す。また、エリア情報生成部11は、通信処理部12を介して、顔認証照合装置2に、特定した「エリア情報」、「位置情報の受信日時」及び「保護対象者情報」を送信する。なお、本実施形態では、エリア情報生成部11は、保護対象者情報のうち「保護対象者ID」だけを顔認証照合装置2に出力する。
【0064】
また、顔認証照合装置2の顔認証照合部22は、通信処理部21を介して、上記のウェアラブル端末1が送信した「エリア情報」、「位置情報の受信日時」及び「保護対象者ID」を受信し(S21)、S22の処理に進む。
【0065】
S22では、顔認証照合部22は、移動履歴データベース27に、S21で受信した「エリア情報、位置情報の受信日時及び保護対象者ID」を登録する。ここでは、受信した「保護対象者ID」がフィールド27aに登録され、受信した「エリア情報」がフィールド27bに登録され、受信した「位置情報の受信日時」が通過日時としてフィールド27cに登録されたレコードが、移動履歴データベース27に格納される。
このように、本実施形態では、保護対象者が、ビーコンB1…Bnの設置位置・近傍を通過する度に、ウェアラブル端末1から「保護対象者が通過した施設のエリア情報、及び位置情報の受信日時(通過日時)」が顔認証照合装置2に送られ、顔認証照合装置2が、ウェアラブル端末1からの「エリア情報及び受信日時(通過日時)」を登録するようになっている。そのため、本実施形態では、顔認証照合装置2に、保護対象者の移動履歴が登録されていく。
【0066】
次に、本実施形態の徘徊防止システムが行う顔認証照合処理について、
図11を用いて説明する。
尚、
図11は、本実施形態の徘徊防止システムを構成する顔認証照合装置が行う顔認証照合処理の手順を示したフローチャートである。
【0067】
顔認証照合装置1の顔認証照合部22は、カメラC1…Cnから送信される「施設の出入口を通過する人物の撮像画像、及びカメラID」を受信し(S31)。受信した撮像画像に対して、色調整などの画像処理を施す。
【0068】
次に、顔認証照合22は、受信したカメラID及びカメラ情報データベース26を用いて、受信したカメラIDにより特定されるカメラC1…Cnの監視対象エリア及びカメラの設置位置を特定する(S32)。
例えば、顔認証照合部22は、受信したカメラIDが「C0001」の場合、カメラ情報データベース25(
図6参照)を参照して、フィールド25aに「C0001」が登録されたレコードを読み出し、カメラIDが「C0001」により特定されるカメラC1の監視対象エリアが「E11(1階エントランスホール)」及び「E12(1階廊下A)」であり、カメラC1の設置位置が「1階正面出入口」であると特定する。
【0069】
次に、顔認証照合部22は、S32で特定した監視対象エリアと、移動履歴データベース27(
図7)とを用いて、特定した監視対象エリアを通過した保護対象者がいるか否かを判定する(S33、34)。ここでは、顔認証照合部22は、移動履歴データベース27に登録されたレコードのなかに、S32で特定した監視対象エリアを示すエリア情報が登録されたレコードが有るか否かにより、特定した監視対象エリアを通過した保護対象者がいるか否かを判定する。
【0070】
具体的には、顔認証照合部22は、移動履歴データベース27に、S32で特定した監視対象エリアを示すエリア情報が登録されたレコードが無ければ、特定した監視対象エリアを通過した保護対象者がいないと認定する。この場合、顔認証照合部22は、顔認証照合処理を行うことなく、S31の処理に戻る。
一方、顔認証照合部22は、移動履歴データベース27に、S32で特定した監視対象エリアを示すエリア情報が登録されたレコードがあれば、特定した監視対象エリアを通過した保護対象者がいたと認定して、S35の処理に進む。
【0071】
S35では、顔認証照合部22は、移動履歴データベース27から、S32で特定した監視対象エリアを示すエリア情報が登録されたレコードを全て抽出し、抽出したレコードのフィールド27aに登録されている保護対象者IDを読み出し、S36の処理に進む。例えば、S32で特定した監視対象エリアを示すエリア情報が登録されたレコードが10件あれば、その10件のレコードに登録された保護対象者IDを読み出す。
尚、上記の保護対象者IDを読み出す処理において、現在日時から所定範囲内の受信日時(通過日時)が登録されているレコードの保護対象者IDだけを読み出すようにしても良い。このようにすることで、以下で行う顔認証照合処理の対象を、現在日時から所定時間内にカメラの監視対象エリアを通過した保護対象者の画像に絞り込むことができる。
【0072】
S36では、顔認証照合部22は、S35で抽出した保護者ID及び保護対象者情報データベース25(
図5)を用いて、保護対象者情報データベース25(
図5)から、S35で読み出した保護者IDが登録されたレコードを全て抽出して、S37の処理に進む。
【0073】
S37では、顔認証照合部22は、S36で抽出したレコードのフィールド25eに登録された「保護対象者の画像データ」と、S31で受信した撮像画像とを顔認証照合処理により照合し、抽出したレコードの画像データと、カメラC1…Cnが撮像した撮像画像とが一致するか否かを判定する。
【0074】
S37の処理により、S36で抽出したレコードの画像データと、カメラC1…Cnが撮像した撮像画像とが一致した場合には「保護対象者が施設の出入口を通過している」と判定してS39に進み、一致しない場合には「保護対象者が施設の出入口を通過していない」と判定してS31の処理に戻る(S38)。尚、S36で複数のレコードが抽出されている場合には、抽出した全てのレコードの画像データが撮像画像と一致しなかったときにS31の処理に戻る。
【0075】
S39では、顔認証照合部22は、情報提供サーバ3に、「保護対象者が施設の出入口(カメラの設置位置)を通過している旨、その保護対象者の保護対象者情報(保護対象者データベース25に登録されている情報(保護対象者ID、性別、年齢、氏名及び備考情報))、その保護対象者の撮像画像(カメラC1…Cnから送信された撮像画像)、予め記憶している施設情報(施設ID)」を送信して、S31の処理に戻る。
尚、情報提供サーバ3に送信する「施設の出入口(カメラの施設位置)」は、S32で特定した情報を用いる。
【0076】
次に、情報提供サーバ3が行う処理と、スマートフォンSPが行う処理とについて、
図12及び
図14を用いて説明する。
尚、
図12は、本実施形態の徘徊防止システムを構成する情報提供サーバが、スマートフォンに保護対象者に関する情報を提供する処理の手順を示したフローチャートである。また、
図14は、本実施形態の徘徊防止システムがスマートフォンに提供する保護対象者に関する情報を表示する画面を示した模式図である。
【0077】
図12に示すように、情報提供サーバ3の情報提供部31は、顔認証照合装置2から送信された「保護対象者が施設の出入口(カメラの設置位置)を通過している旨、その保護対象者の保護対象者情報、その保護対象者の撮像画像(カメラC1…Cnから送信された撮像画像)、施設情報(施設ID)」を受信すると(S41)、その受信した情報と、端末データベース35とを用いて、受信した保護対象者情報に対応付けられたスマートフォンSPを特定し、特定したスマートフォンSPに対して、プッシュ通知サーバ7を介して、「保護対象者が施設の出入口(カメラの設置位置)を通過している旨」及び「保護対象者情報提供サイトへのアクセス情報」をプッシュ通知する(S42)。
【0078】
具体的には、S42では、情報提供部31は、端末データベース35を参照し、受信した「施設情報(施設ID)」が登録されているレコードを全て選択し、選択したレコードに登録されたデバイストークンを抽出する。また、情報提供部31は、S41で受信した情報を用いて、「カメラC1…Cnが撮像した保護対象者の撮像画像」及び「判定結果(保護対象者が施設の出入口(カメラの設置位置)を通過している旨)」が含まれる保護対象者情報提供サイト情報を生成する。
また、情報提供部31は、「保護対象者情報」を用いて、スプッシュ通知で提示するプッシュ通知情報(「保護対象者が施設の出入口(カメラの設置位置)を通過している旨」及び「保護対象者情報提供サイトへのアクセス情報」)と、デバイストークンとが含まれる通知パッケージを生成し、その通知パッケージをプッシュ通知サーバ7に送信する。
【0079】
プッシュ通知サーバ7は、上記の通知パッケージを受信すると、通知パッケージに含まれるデバイストークンにより特定されるスマートフォンSPに対して、「保護対象者が施設の出入口(カメラの設置位置)を通過している旨)」及び「保護対象者情報提供サイトへのアクセス情報」を送信する。
【0080】
次に、S42において、プッシュ通知サーバ7を介して、情報提供部31から「保護対象者が施設の出入口(カメラの設置位置)を通過している旨)」及び「保護対象者情報提供サイトへのアクセス情報」が送られたスマートフォンSPが行う処理を説明する。
【0081】
具体的には、スマートフォンSPは、プッシュ通知サーバ7からの「保護対象者が施設の出入口(カメラの設置位置)を通過している旨)」及び「保護対象者情報提供サイトへのアクセス情報」を受信すると、その受信した情報を用いて、スマートフォンSPの表示部に、
図14(a)に示す保護対象者過情報通知画面110を表示する(S51)。なお、スマートフォンSPは、プッシュ通知サーバ7からの情報を受信すると、振動(バイブレート)したり或いはサウンドを鳴らしたりするようになっている。
【0082】
なお、図示する保護対象者通過情報通知画面110では、「保護対象者が施設の出入口(カメラの設置位置)を通過している旨」を示す情報が提示される領域111と、保護対象者情報提供サイトへのアクセスするためのViewボタン112とが設けられている。
この構成により、保護対象者が施設の出入口(カメラの設置位置)を通過する度に、施設の職員や警備員に、保護対象者が施設の出入口(カメラの設置位置)を通過していることが通知される。
【0083】
そして、スマートフォンSPに表示された保護対象者通過情報通知画面110を見た、施設の職員等のユーザが、通知画面110上に設けられたViewボタン112を押すと、スマートフォンSPは、情報提供サーバ3の情報提供部31にアクセスし、情報提供部31に、保護対象者情報提供サイトの送信要求をする(S52)。
情報提供サーバ3の情報提供部31は、スマートフォンSPからの保護対象者情報提供サイトの送信要求を受けると、要求してきたスマートフォンSPに対して、S42で生成した保護対象者情報提供サイト情報を送信する(S43)。
【0084】
情報提供サーバ3から保護対象者情報提供サイト情報が送信されると、スマートフォンSPは、情報提供部31からの保護対象者情報提供サイト情報を受信する。また、スマートフォンSPは、受信した保護対象者情報提供サイト情報を用いて、表示部に保護対象者情報提供サイト画面120(
図14(b)参照)を表示する(S53)。
【0085】
図示するように、保護対象者情報提供サイト画面120には、施設に設置したカメラC1…Cnが撮像した「施設の出入口を通る保護対象者の撮像画像を表示する領域121と、その保護対象者が通過している出入口の位置を示す情報を提示する領域122とが設けられている。また、保護対象者情報提供サイト画面120には、該当する保護対象者に関する情報(氏名、年齢、要介護度、疾病情報、親族の連絡先)が提示された領域123と、対応完了を受け付けるボタン124とが設けられている。
【0086】
上記の構成により、保護対象者が施設の出入口を通過した場合、スマートフォンSPを保持するユーザ(施設の職員等)に保護対象者が施設の出入り口を通過したことが通知できると共に、保護対象者の氏名、要介護度、保護対象者の病状情報が提示される。そのため、例えば、要介護度が高い(或いは病状が重い)保護対象者が施設の出入口を通過したことが通知された場合等に、施設の職員に対してより迅速な対応を採るように促すことができる。
【0087】
以上、説明したように、本実施形態によれば、保護対象者が施設の出入口を通過した際に、施設の職員に保護対象者が施設の出入口等を通過したことがプッシュ通知により通知されるため、保護対象者の徘徊を効果的に防止することができる。
そして、本実施形態では、顔認証照合処理の対象を、各カメラC1…Cnの監視対象エリアを通過した保護対象者の画像だけに絞り込めるため、顔認証照合処理の時間が短縮されると共に、顔認証照合処理の精度を向上させることができる。そのため、顔認証照合処理の対象となる認知症患者等の保護対象者の人数が多い施設においても、従来技術と比べて短時間で、施設の職員や警備員に保護対象者が施設の出入口等を通過した旨が通知され、保護対象者の徘徊を効果的の防止できる。
【0088】
次に、本実施形態の変形例について、
図15〜
図17を用いて説明する。
ここで、
図15は、本実施形態の変形例の徘徊防止システムの機器構成を示した模式図である。また、
図16は、本実施形態の変形例の機器情報データベースを示した模式図である。また、
図17は、本実施形態の変形例の保護対象者対応情報データベースを示した模式図である。
【0089】
本変形例は、上述した実施形態の徘徊防止システムに、施設の各エリアに設置した液晶ディスプレイ等で構成される表示装置Tや照明機器Lを制御する機器制御システムDSを追加したものである。
【0090】
本変形例では、保護対象者が所定エリア(例えば、1階エントランスホール)を通過した際に、そのエリアに設置された照明機器Lから出力される光を明るくして(照明機器Lが消灯している際には点灯させ)、カメラCが保護対象者を鮮明に撮像できるようにし、顔認証照合装置2による顔認証処理の精度を高めるようにしている。
また、本変形例では、各カメラCの近傍にスピーカSPを設置しておき、保護対象者が所定エリア(例えば、1階エントランスホール)を通過した際に、そのエリアを監視する対象のカメラCの近傍に設けたスピーカSPから音(音声や、音楽)を流して(出力して)、カメラCのレンズに保護対象者の顔を向かせて(注意をひかせて)、カメラCが保護対象者の顔を正面から撮像できるようにしている。
本変形例では、保護対象者が所定エリア(例えば、1階エントランスホール)を通過した際に、そのエリアに設置された液晶ディスプレイ等の表示装置Tから、保護対象者に向けた専用メッセージを流したり、表示装置Tからテレビ番組を流したり、表示装置Tの音量を大きくしたりして、保護対象者の注意をひいておき、施設の職員や警備員が当該エリアに到着するまでの時間を稼ぐようしている。
【0091】
まず、本変形例の構成を説明する。
図15に示すように、本変形例は、上述した実施形態の徘徊防止システムに、機器制御システムDS(図中の破線で囲んだシステム)を追加したものである。機器制御システムDSは、実施形態の徘徊防止システムの顔認証照合装置2に、施設内のLAN等を介して接続されている。
【0092】
具体的には、機器制御システムDSは、施設の各エリアに設置された表示装置(T1・・・Tn)と、施設に各エリアに設置された照明機器L(L1・・・Ln)と、チューナやアンプ等で構成される音響システムASと、音響システムASからの音信号を出力するスピーカSP(SP1・・・SPn)と、各機器(表示装置T、照明機器L、音響システムAS)のオンオフや出力設定等を制御する集中コントローラ9とを有している。
【0093】
上記の集中コントローラ9は、LANを介して顔認証照合装置2と通信を行う通信処理部と、エリアに設置された機器(表示装置T、照明機器L等)や音響システムASを制御する制御部と、各種データ(各エリアに設置された機器情報が格納された機器情報データベース40と、保護対象者に向けたメッセージ等が格納された保護対象者対応情報データベース50)を格納する記憶部とを備えている。
尚、集中コントローラ9は、例えば、中央処理装置(CPU)、主記憶装置、補助記憶装置、入出力I/F及び通信I/Fを備えたコンピュータにより構成されている。また、前記補助記憶装置には、各部(通信処理部、制御部)の機能を実現するためのプログラムが格納されている。また、前記補助記憶装置には、機器情報データベース40、及び保護対象者対応情報50が記憶されている。そして、集中コントローラ9の各部(通信処理部、制御部)の機能は、前記中央処理装置が前記補助記憶装置に格納された前記プログラムを主記憶装置にロードして実行することにより実現される。
【0094】
ここで、制御部は、「LANを介して各表示装置Tに制御信号を送信して、表示装置Tのオンオフ制御や音量設定、所定の動画情報を送信して表示装置Tに動画を表示させる機能」と、「LANを介して各照明装置Lに制御信号を送信して、照明装置Lのオンオフ制御や、出力する光の照度調節を行う機能」と、「音響システムASを制御して、指定したスピーカSPから音を出力させる機能」とを有している。
【0095】
また、機器情報データベース40は、集中コントローラ9が、顔認証照合装置2からの「エリア情報及び保護対象者情報(保護対象者ID)」を受信した際に、施設内に設置された機器のなかのどの機器を制御すればよいのかを特定するために用いられるものであり、エリア情報毎に、「そのエリアに設置された機器を識別する設置機器ID」及び「そのエリアを監視対象としているカメラCの近傍に設置されたスピーカを識別するスピーカID」を対応付けて記憶している。
【0096】
具体的には、
図16に示すように、機器情報データベース40は、エリア情報を登録するためのフィールド40aと、フィールド40aに登録されたエリア情報が示すエリアに設置された機器(表示装置T及び照明機器L)を識別する設置機器IDを登録するためのフィールド40bと、フィールド40aに登録されたエリア情報が示すエリアを監視対象としているカメラCの近傍に設置された機器(スピーカSP)を識別するスピーカ(カメラ隣接機器)IDを登録するためのフィールド40cとを備えたレコードで構成されている(エリア情報毎に設けられた、複数のレコードで構成されている)。
【0097】
保護対象者対応情報データベース50は、集中コントローラ9が、顔認証照合装置2からの「エリア情報及び保護対象者情報(保護対象者ID)」を受信した際に、表示装置Tから出力させる動画を選定するために用いられるものであり、保護対象者ID毎に、その保護対象者を呼びかけるための動画情報(専用動画メッセージ)と、保護対象者の嗜好情報(趣味、好きな食べ物、好みの音楽、犬や猫等のペットが好き等の情報)とを対応付けて記憶している。
【0098】
図示する例では、保護対象者対応情報データベース50は、保護対象者IDを登録するためのフィールド50aと、フィールド50aに登録された保護対象者IDにより特定される保護対象者を呼びかけるための動画情報(専用動画メッセージ)を登録するためのフィールド50bと、フィールド50aに登録された保護対象者IDにより特定される保護対象者の嗜好情報を登録するためのフィールド50cとを備えたレコードで構成されている(保護対象者ID毎に設けられた、複数のレコードで構成されている)。なお、専用動画メッセージは、ビデオカメラ等により、保護対象者の親族等が話すメッセージを撮影したものである。
【0099】
次に、本変形例による処理を説明する。
本変形例では、顔認証照合装置2は、上述した
図10のS21において、ウェアラブル端末1からの「エリア情報」、「位置情報の受信日時」及び「保護対象者ID」を受信すると、S22の処理に加えて、さらに、集中コントローラ9の通信処理部に、受信した「エリア情報及び保護対象者ID」を送信する。上記の送信された「エリア情報及び保護対象者ID」は、集中コントローラ9の通信処理部が受信する。
【0100】
集中コントローラ9の制御部は、通信処理部を介して、顔認証照合装置2からの「エリア情報及び保護対象者ID」を取得し、受信したエリア情報及び機器情報データベース40を用いて、制御する機器を特定する。具体的には、集中コントローラの制御部は、機器情報データベース40のなかから、受信したエリア情報が登録されたレコードを抽出する。そして、前記制御部は、抽出したレコードのフィールド40bに登録された設置機器IDから、制御する機器を特定する。また、抽出したレコードのフィールド40cに登録されたスピーカIDから、情報端末1を保持している保護対象者が通過した施設のエリアを監視対象にしているカメラCの近傍に設置されたスピーカを特定する(カメラCに保護対象者を振り向かせるためのスピーカSPを特定する)。
【0101】
また、集中コントローラ9の制御部は、通信処理部を介して、顔認証照合装置2からの「エリア情報及び保護対象者ID」を取得すると、取得した保護対象者ID及び保護対象者対応情報データベース50を用いて、特定した機器のなかの表示装置Tに流す専用メッセージを選定して抽出する。具体的には、前記制御部は、保護対象者対応情報データベース50のなかから、受信した「保護対象者ID」が登録されたレコードを抽出する。そして、抽出したレコードのフィールド50bに登録された専用動画メッセージを抽出する。
【0102】
そして、集中コントローラ9の制御部は、機器情報データベース40を用いて特定した照明機器Lに対して出力する光の照度を高くする制御信号を送信して、照明機器Lに所定以上の照度の光りを出力させ、保護対象者が通過したエリアを明るくする。なお、前記制御部は、特定した照明機器Lが消灯している(オフの状態になっている)ときには、その照明機器Lを点灯状態にする制御信号を送信して、照明機器を点灯させる。
この機能により、保護対象者が通過するエリアが照明機器Lにより明るくなるため、カメラCが保護対象者を鮮明に撮像できるようになる。その結果、本変形例によれば、顔認証照合装置2による顔認証処理の精度を高めることができる。
【0103】
また、集中コントローラ9は、機器情報データベース40を用いて特定した表示装置Tに対して、抽出した専用動画メッセージを表示させる。この場合、集中コントローラ9は、特定した表示装置Tに対して、専用動画メッセージを繰り返して再生させるようにする。なお、表示装置Tにテレビチューナ内蔵のテレビを用いる場合には、集中コントローラ9は、機器情報データベース40を用いて特定した表示装置Tに対して、専用動画メッセージを流すのではなく、現在放送しているテレビ番組を流すようにしてもよく、この場合、保護対象者対応情報データベース50のフィールド50cの嗜好情報を用いて番組を選定するとよい。例えば、保護対象者がスポーツ好きな場合に、スポーツ中継を放送していれば、スポーツ中継の番組を選定するようにする(この場合、集中コントローラ9に、番組毎にジャンル情報を対応づけた放送番組予定情報を登録しておく)。
この機能により、そのエリアに設置された表示装置Tが表示する専用動画メッセージやテレビ番組の画像により、保護対象者をそのエリアに足留めさせる効果が期待でき、施設の職員や警備員が当該エリアに到着するまでの時間を稼ぐことができる。
【0104】
さらに、集中コントローラ9の制御部は、音響システムASを制御して、特定した「カメラCの近傍のスピーカSP」から、保護対象者を振り向かせるための音情報を出力させる。
この機能により、保護対象者がカメラCに顔を向ける効果が期待でき、保護対象者を正面から撮像できる可能性が高まる(その結果、顔認証照合装置2による顔認証処理の精度を高めることができる)。
【0105】
尚、本発明は、上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変更が可能である。
【0106】
例えば、上述した実施形態では、施設の出入口にカメラC1…Cnが複数設置される場合を示したが、カメラC1が1台の場合であっても、本発明を適用することができる。この場合、例えば、以下のように構成する。
具体的には、カメラC1の撮像範囲を通過するために、必ず通る必要がある領域にビーコンB1…Bnを設置しておく。また、保護対象者に、上述したウェアラブル端末1を保持させ、ビーコンB1…Bnの近傍を通過すると、ウェアラブル端末1がビーコンB1…Bnからの位置情報を受信し、顔認証装置2に、位置情報を受信した旨、位置情報の受信日時及び保護対象者IDを送信するようにしておく。
顔認証装置2は、ウェアラブル端末1からの「位置情報を受信した旨及、受信日時及び保護対象者ID」を受信すると、その受信した情報を移動履歴データベース27に登録していく。そして、顔認証照合装置2は、カメラCから撮像画像を取得すると、移動履歴データベース27に登録された保護対象者IDを読み出し、保護対象者情報データベースに登録されたレコードのなかから、読み出した保護対象者IDが登録されたレコードを抽出し、抽出したレコードに登録された保護対象者の画像データと、カメラCの撮像画像とを顔認証照合処理をする。なお、上記の保護対象者IDを読み出す処理において、現在日時から所定範囲内の受信日時(通過日時)が登録されているレコードの保護対象者IDを読み出すようにしても良い。
この構成においても、顔認証照合処理の対象を、そのビーコンの設置エリアを通過した保護対象者の画像だけに絞り込めるため、顔認証照合処理の時間が短縮されると共に、顔認証照合処理の精度を向上させることができる。
【0107】
また、上述した実施形態では、情報提供サーバ3は、施設の職員等が保持するスマートフォンSPに、「保護対象者が施設の出入口を通過している旨」の通知を、プッシュ通知サーバ7を介して行っているが、特にこれに限定されるものではない。情報提供サーバ3が、プッシュ通知サーバ7と一体の装置で構成され、情報提供サーバ3から直接的にスマートフォンSPに、「保護対象者が施設の出入口を通過している旨」の通知がされるようになっていてもよい。
また、「保護対象者が施設の出入口を通過している旨」の通知が、プッシュ通知ではなく、例えば、電子メールで行うようになっていてもよい。この場合、情報提供サーバ3にスマートフォンSPのメールアドレスを登録しておき、スマートフォンSPのメールアドレス宛に、「保護対象者が施設の出入口を通過している旨」及び「保護対象者情報提供サイトへのアクセス情報(サイトのアドレス)」が記載された電子メールを送信する。
【0108】
また、上述した実施形態の情報提供サーバ3の構成は、一例に過ぎない。情報提供サーバ3の機能がクラウドで提供されるようになっていてもよい。
【0109】
また、上述した実施形態では、施設の職員等のユーザのスマートフォンSPに、保護対象者が施設の出入口を通過している旨の情報を提供しているが、スマートフォンSPは携帯情報端末の一例に過ぎない。ネットワークNWに接続可能な通信機能を備えた情報処理端末(スマートフォン、タブレッド型端末)であれば、本発明が適用される。
【0110】
また、保護対象者情報提供サイト画面120において、要介護度や疾病情報に応じて(例えば、要介護度が高い保護対象者には)、早急に対応するように強く促す情報(テキストデータやアニメーション等で示した情報)を表示するようにしてもよい。
【0111】
また、上述した実施形態では、スマートフォンSP(端末)を特定する端末識別情報として、デバイストークンを用いているが、デバイストークンは、端末識別情報の一例に過ぎない。例えば、徘徊防止システムの管理者が、各スマートフォンSPに固有の端末識別情報を割り当てておき、情報提供サーバ3に、その固有の端末識別情報を登録するようにしておいてもよい。
【0112】
また、上述した実施形態の端末データベース35では、ユーザID、パスワード及び端末識別情報(デバイストークン)に対応付けて施設情報(施設ID)が登録されているが、ユーザID及びパスワードは無くてもよい。
【解決手段】カメラC1…Cnと、顔認証照合装置2と、ビーコンB1…Bnと、保護対象者が保持するウェアラブル端末1とを備える徘徊防止システムであって、ウェアラブル端末1が、ビーコンB1…Bnからの位置情報を用いて施設のエリア情報を特定し、顔認証照合装置にエリア情報及び予め記憶している保護対象者情報を送信し、顔認証照合装置2が、ウェアラブル端末1からのエリア情報及び保護対象者情報を移動履歴データベース27に記憶させる。顔認証照合装置2は、カメラC1…Cnからの撮像画像及びカメラ識別情報を受信すると、移動履歴データベース27を参照し、カメラC1…Cnの監視対象エリアを通過した保護対象者を特定し、保護対象者DBを用いて特定し保護対象者の画像と、撮像画像とが一致するか否かを顔認証照合により判定する。