特許第5876942号(P5876942)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5876942参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム及びその方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5876942
(24)【登録日】2016年1月29日
(45)【発行日】2016年3月2日
(54)【発明の名称】参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム及びその方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/08 20120101AFI20160218BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20160218BHJP
   G09F 19/00 20060101ALN20160218BHJP
【FI】
   G06Q30/08
   G06Q30/02 150
   !G09F19/00 Z
【請求項の数】24
【全頁数】33
(21)【出願番号】特願2014-553251(P2014-553251)
(86)(22)【出願日】2013年1月17日
(65)【公表番号】特表2015-509248(P2015-509248A)
(43)【公表日】2015年3月26日
(86)【国際出願番号】KR2013000372
(87)【国際公開番号】WO2013109067
(87)【国際公開日】20130725
【審査請求日】2014年9月16日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0005034
(32)【優先日】2012年1月17日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2012-0079619
(32)【優先日】2012年7月20日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】514180694
【氏名又は名称】ナム、ギ ウォン
【氏名又は名称原語表記】NAM,Ki−Won
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】ナム、ギ ウォン
【審査官】 宮地 匡人
(56)【参考文献】
【文献】 特表2006−514368(JP,A)
【文献】 特開平08−329323(JP,A)
【文献】 特開2002−117210(JP,A)
【文献】 特開2003−009127(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−50/34
G09F 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品に対する未来の購買を担保に割引率が支援される競売に参加するためのブランド購買券の購入と競売参加信号を発生する購買者端末と;
未来の販売を担保するブランド購買券を購買者に発行するために発行要求及び販売商品情報の登録、販売条件の登録を行い、プロモーション財源として使用するための所定数の商品を提供するための信号を発生する販売者端末と;
各販売者別に発行したブランド購買券を参加者支援型オークションに参加する条件で販売し、購買者情報を登録すると共に、そのブランド購買券の販売費用とプロモーション用商品を財源として競売処理を行い、販売者が商品をプロモーション用として提供した場合、競売の開始時点から予め設定した累積割引率を完全に使い尽くす時まで一定時間、周期別に同一割合で割引率が自動的に増加し、予備購買者が特定割引率を自ら選択することによって、複数の購買者が支援対象者に選ばれて割引率に該当する購買支援金を受けるように処理し、競売の進行により落札者が発生する時商品に対する差し引き処理を優先的に処理し、残余商品が存在しなければ、ブランド購買券発行財源に対する差し引き処理順に落札処理を行う参加者支援型オークションサービス運営サーバーと;
前記ブランド購買券は特定ブランドの特定商品に対する未来の購買を約定する商品指定ブランド購買券と;
特定ブランドに対する未来の購買を約定するが、特定商品に対する購買は約定しない商品未指定ブランド購買券と;
を含むことを特徴とする参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項2】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは販売者が商品をプロモーション用として提供した場合、競売の進行時、特定割引率に対する予備購買者の選択信号が発生すると、商品1個の割引率に該当する100%の割引率を差し引くように処理することを特徴とする請求項1に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項3】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは各業者の参加者支援型オークションの開始条件を満たす場合、当該業者が発行したブランド購買券を購買した予備購買者に参加者支援型オークション開始情報を自動的に通報することを特徴とする請求項1に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項4】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは販売者が商品をプロモーション用として提供した場合、競売の進行時、特定割引率に対する予備購買者の選択信号が発生して落札処理が行われると、未提示残余商品が存在するか否かを判断し、未提示残余商品が存在すると、追加参加者支援型オークションを進行することを特徴とする請求項1に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項5】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは商品未指定ブランド購買券の場合、当該購買券の使用に対する販売者の特別条件を当該購買券の固有番号にマッチングさせて格納するように処理することを特徴とする請求項1に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項6】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーはブランド購買券発行時、その累積発行数に対応して販売者が設定した販売条件を変更するように設定条件を格納し、発行数を監視して自動的に販売条件を変更処理することを特徴とする請求項1に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項7】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは参加者支援型オークションの完了時落札割引率によって購買可能商品が自動的に変更できるように販売者の設定条件を格納し、自動的に変更処理することを特徴とする請求項1に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項8】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーはブランド購買券を用いて他のブランドの参加者支援型オークションに参加しようとする予備購買者が存在する時、当該ブランド購買券が他のブランド業者のブランド購買券より発行額面価が高い場合にだけ参加可能に処理することを特徴とする請求項1に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項9】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーはプロモーション財源を換算した累積割引率が設定値より小さい場合に、所定比率の参加購買者の同意時競売方式の変更が可能に処理することを特徴とする請求項1に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項10】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーはTV広告を進行する商品または当該商品にマッチングする特定商品に対する所定数量をイベント財源として設定して当該TV広告が出力される時間の間にTV広告連動参加者支援型オークションサービスを進行することを特徴とする請求項1に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項11】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは前記TV広告連動参加者支援型オークションサービスに対する情報として、競売サービス参加の残余時間及び当該TV広告にマッチングした競売対象商品情報を購買者端末に伝送することを特徴とする請求項10に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項12】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは前記TV広告連動参加者支援型オークションサービスの開始時から競売参加残余時間に到達する時まで購買者端末から申請割引率情報を受け付けることを特徴とする請求項10に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項13】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは購買者端末と販売者端末に対して通信を行う通信モジュールと;
購買者と販売者に対する個人情報を管理する会員情報管理部と;
購買券発行情報を管理する購買券発行情報管理部と;
TV広告にマッチングした参加者支援型オークションを進行するためにTV広告スケジュール情報を管理するTV広告スケジュール管理部と;
TV広告にマッチングした参加者支援型オークションを進行するためにTV広告に連動した商品情報及び当該商品のプロモーション情報、競売時間情報を処理するTV広告情報連動処理部と;
複数の購買者の申請割引率を受け付け、累積されたプロモーション費用から申請割引率を差し引くことによって、購買支援金を差し引き処理する割引率競売処理部と;
購買券発行情報及びTV広告にマッチングした参加者支援型オークションを進行するためにTV広告に連動した商品情報及び当該商品のプロモーション情報、競売時間情報と競売結果情報を格納するデータ格納部と;
TV広告に連動して進行される参加者支援型オークション情報を購買者端末に伝送して競売参加を受け付け、参加者支援型オークションを処理してTV広告を進行する販売者の商品情報を知らせるように制御する制御部と;を含むことを特徴とする請求項10に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項14】
前記TV広告連動参加者支援型オークションサービスは、特定TV広告が出力される時間の間に当該TV広告の販売者が設定した特定商品に対する参加者支援型オークションを受け付け、その購買支援金を受ける所定の購買者を選定するように前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーに設定されたことを特徴とする請求項10に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項15】
前記TV広告連動参加者支援型オークションサービスは、特定TV広告が出力される時間を複数の区間に分割し、当該TV広告の販売者が設定した特定商品に対する参加者支援型オークションを各区間別に受け付け、その購買支援金を受ける所定の購買者を各区間別に選定するように前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーに設定されたことを特徴とする請求項10に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項16】
当該商品に設定された累積プロモーション費用を各区間別に均等に分割するように前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーで処理することを特徴とする請求項15に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項17】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは購買者が保有したフリー購買券の価額が特定商品に許容されたフリー購買券の使用金額より小さい場合、その差額を現金やクレジットカードで決済すると共に、当該差額分に対する参加者支援型オークションの参加が可能な権利を与えるか、または積立金に転換して提供するように処理することを特徴とする請求項1に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項18】
前記フリー購買券は販売者の約定によりフリー購買券販売金額に該当する金額の割引サービスを購買者が提供を受けられる購買券であることを特徴とする請求項17に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項19】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは販売者と購買者の情報を管理する会員情報管理部と;
購買券発行情報を管理する購買券発行情報管理部と;
各販売者がアップロードした販売条件情報を管理する販売条件管理部と;
販売者が販売しようとする販売情報を管理する商品情報管理部と;
複数の購買者の申請割引率を受け付け、累積されたプロモーション費用から申請割引率を差し引くことによって、購買支援金を差し引き処理する割引率競売処理部と;
購買者が保有したフリー購買券の価額が特定商品に許容されたフリー購買券の使用金額より小さい場合、現金やクレジットカードで決済した差額を参加者支援型オークション参加券や積立金に変換させる決済差額変換部と;
フリー購買券に対する発行情報及び、各販売者別フリー購買券の使用可能金額情報を格納し、フリー購買券の使用時現金決済差額分情報を格納し、その差額分に対する補償情報を格納するデータ格納部と;
フリー購買券に対する発行情報を管理し、各販売者別フリー購買券の使用可能金額情報を管理し、フリー購買券の使用時現金決済差額分を変換処理するように制御する制御部と;を含むことを特徴とする請求項17に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項20】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーはより多くの価額のフリー購買券の使用を許す使用可能金額が大きい順に販売者情報を整列し、
特別イベント情報を保有した販売者情報のうち、イベント金額が大きい順に販売者情報を整列し、
特定地域に含まれた販売者情報を整列して購買者端末で閲覧可能に提供する販売者情報整列部を更に含むことを特徴とする請求項19に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【請求項21】
参加者支援型オークションサービス運営サーバーが販売者端末からプロモーション財源として特定商品とブランド購買券の発行金額を設定を受け、商品の個数の設定を受け、販売者が提示したプロモーション財源が商品とブランド購買券発行収入である場合、落札処理時商品に対する累積積立金の差し引きを優先的に処理し、商品に対する累積積立金を全て使用した時、ブランド購買券発行収入を換算した累積積立金を順に差し引き処理を行う第1ステップと;
参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、当該プロモーション商品を累積積立金に換算する第2ステップと;
参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、参加者支援型オークション条件を満たすか否かを判断する第3ステップと;
参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、総累積積立金を分割して複数回割る第4ステップと;
競売の開始後、予め設定した累積割引率を完全に使い尽くす時まで一定時間、参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、周期別に同一割合で割引率が自動的に増加するように処理し、落札処理時商品に対する累積積立金の差し引きを優先的に処理し、商品に対する累積積立金を全て使用した時、ブランド購買券発行収入を換算した累積積立金を順に差し引き処理を行う第5ステップと;
参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、競売の進行により累積積立金を全て使用したか否か監視する第6ステップと;
参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、累積積立金を全て使用した時に分割累積積立金を更に提示する第7ステップと;
参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、予備購買者の端末から特定割引率に対する選択信号を受信して当該選択購買者を落札者として処理する第8ステップと;
参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、選択した割引に無関係に100%を差し引く第9ステップと;
参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、残余累積積立金が存在するか否かを判断する第10ステップと;
参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、ソーシャル競売の完了時落札割引率による購買可能商品情報が存在するか否かを判断する第11ステップと;
参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、当該落札割引率によって購買可能商品が存在すると、自動的に当該商品情報に変更して購買可能情報を提示する第12ステップと;
参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、各落札者の最終決済金額を精算処理する第13ステップと;
決済処理を行う第14ステップと;を含むことを特徴とする参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売方法。
【請求項22】
前記第3ステップにおいて、参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、全ての予備購買者に無条件で参加者支援型オークションに参加できることを通報するステップを更に含むことを特徴とする請求項21に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売方法。
【請求項23】
前記第14ステップにおいて、参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、決済時購買者が購買したブランド購買券が商品未指定ブランド購買券の場合、当該購買券の使用に対する販売者の特別条件が購買者の決済により満たされたか否かを判断するステップを更に含むことを特徴とする請求項21に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売方法。
【請求項24】
前記第1ステップの以前に、参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、
ブランド購買券発行時、その累積発行数に対応して販売者が設定した販売条件を変更するように設定条件を格納するステップと;
当該販売者が発行したブランド購買券発行数を監視するステップと;
当該販売者の既設情販売条件を反映して自動的に販売条件を変更処理するステップを更に含むことを特徴とする請求項21に記載の参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム及びその方法に関するものであり、より詳細には、予め設定した累積割引率を完全に使い尽くす時まで予備購買者が競争的に割引率を選択して定めることができ、決定された割引率によって販売者が割引処理を行うことによって、販売者と予備購買者との間にバランスの取れた割引が行われるようにし、販売者別に多様な条件を更に設定することによって、差別化したマーケティングツールとしての競争力を強化させた参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム及びその方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
周知のように、最近情報通信技術の発達に伴って、遠距離データ通信網を介して多様な分野に対する情報を、少なくとも一つ以上のホストサーバーを通じて複数の加入者側にリアルタイムで提供する情報提供技術の開発が活発に進行している。
【0003】
これに基づいて、最近は加入者に正確な情報をより速やかに提供するためのキャッシュメモリ拡張技術などのように、周辺技術と加入者の趣向や選好度によってより便利に接近できる情報選別技術及び圧縮技術が開発されており、これを通じた各種コンテンツ及びそのソリューションの開発も増加している。
【0004】
一方、国内外オンライン市場が急速に成長しており、オンライン市場は、オンライン広告市場とオンラインショッピング市場に大別できる。オンライン広告市場は結局、会社や製品を宣伝する広告であるため、ショッピング市場と間接的に関連された市場である。しかし、オンライン市場を区分する時には純粋なオンライン広告市場とショッピング市場に分類する。
【0005】
オンライン広告市場における主なマーケティング方向は大きく、どのくらい多くの顧客に当該広告を露出させるか、またはどのくらい効果的に有効消費顧客に広告を露出させるかとの二つ方向にマーケティングが行われている。
【0006】
したがって、このようなオンライン広告市場とショッピング市場は結局、より多くの顧客に広告やショッピング情報を露出させて商品販売に連結されるように誘導することを目的とする市場である。そのために、多様な広告技法やショッピング活性化技法が開発されている。
【0007】
広告技法やショッピング活性化技法は 顧客に積立金を提供する代表的な方法であり、広告を閲覧したり、商品を購買した顧客に所定の積立金を提供してより多くの広告閲覧を誘導し、より多くの商品を購買できるようにする方法である。
【0008】
しかし、このような従来の技法は、個々人の顧客立場では個人別に支給される積立金が非常に少ないため、特別なメリットがなく、それによって広告を通じた販売者のマーケティングや、ショッピング活性化に余り役に立たない短所がある。
【0009】
したがって、従来の技法では販売者が商品を知らせたり販売するために多くのプロモーション費用を支出すると共に、実際には商品の広報や販売が効果的に行われない問題がある。
【0010】
また、最近は多様な販売者が一つのサイトで自由に商品を販売できるようにしたオープンマーケットが登場した。このようなオープンマーケットは多様な販売者が自社の商品情報をアップロードして販売でき、その決済代行、当該オープンマーケットの広報などを代行することによって、販売者が行わなければならない業務の一部をオープンマーケット運営業者が分担して進行する。それによって、マーケットでは商品をより便利に販売することができる。
【0011】
しかし、このようなオープンマーケットの数が増加しながらオープンマーケット間の競争が増加しており、このようなオープンマーケット間の競争で負けたマーケットはそのマーケットに所属された販売者の販売も共に減少するため、オープンマーケットの運営業者の立場でも強力な広報手段を必要とする実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
前述した従来の問題点に鑑みてなされた本発明は、予め設定した累積割引率を完全に使い尽くす時まで予備購買者が競争的に割引率を選択して定めることができ、決定された割引率によって販売者が割引処理を行うことによって、販売者と予備購買者との間にバランスの取れた割引が行われるようにし、販売者別に多様な条件を更に設定することによって、差別化したマーケティングツールとしての競争力を強化させた参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム及びその方法を提供することにその目的がある。
【0013】
本発明の他の目的はTVから出力される広告に連動して当該広告に出力される商品に対する購買者の参加者支援型オークション参加信号を受けて、選ばれた複数の購買者に当該商品の購買支援金を支給することによって、広告効果を極大化させた参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム及びその方法を提供することにある。
【0014】
本発明の他の目的は購買者が保有したフリー購買券の価額が特定商品に許容されたフリー購買券の使用金額より小さいため、その差額を現金やクレジットカードで決済した場合、当該差額分に対する参加者支援型オークションの参加が可能な権利を与えたり積立金に転換して提供するようにした参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム及びその方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
前述した目的を達成するために、本発明の好ましい実施形態によれば、商品に対する未来の購買を担保に割引率が支援される競売に参加するためのブランド購買券の購入と競売参加信号を発生する購買者端末と;未来の販売を担保するブランド購買券を購買者に発行するために発行要求及び販売商品情報の登録、販売条件の登録を行い、プロモーション財源として使用するための所定数の商品を提供するための信号を発生する販売者端末と;各販売者別に発行したブランド購買券を参加者支援型オークションに参加する条件で販売し、購買者情報を登録すると共に、そのブランド購買券の販売費用とプロモーション用商品を財源として競売処理を行う参加者支援型オークションサービス運営サーバーと;を含むことを特徴とする参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム。
【0016】
前記参加者支援型オークションは競売の開始時点から予め設定した累積割引率を完全に使い尽くす時まで一定時間、周期別に同一割合で割引率が自動的に増加し、予備購買者が特定割引率を自ら選択することによって、複数の購買者が支援対象者に選ばれて割引率に該当する購買支援金を受けることが好ましい。
【0017】
前記ブランド購買券は特定ブランドの特定商品に対する未来の購買を約定する商品指定ブランド購買券と;特定ブランドに対する未来の購買を約定するが、特定商品に対する購買は約定しない商品未指定ブランド購買券と;からなることが好ましい。
【0018】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは販売者が商品をプロモーション用として提供した場合、競売の進行時、特定割引率に対する予備購買者の選択信号が発生すると、商品1個の割引率に該当する100%の割引率を差し引くように処理することが好ましい。
【0019】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは各業者の参加者支援型オークションの開始条件を満たす場合、当該業者が発行したブランド購買券を購買した予備購買者に参加者支援型オークション開始情報を自動的に通報することが好ましい。
【0020】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは販売者が商品をプロモーション用として提供した場合、競売の進行時、特定割引率に対する予備購買者の選択信号が発生して落札処理が行われると、未提示残余商品が存在するか否かを判断し、未提示残余商品が存在すると、追加参加者支援型オークションを進行することが好ましい。
【0021】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは販売者が商品とブランド購買券発行財源をプロモーション用として提供した場合、競売の進行により落札者が発生する時商品に対する差し引き処理を優先的に処理し、残余商品が存在しなければ、ブランド購買券発行財源に対する差し引き処理順に落札処理を行うことが好ましい。
【0022】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは商品未指定ブランド購買券の場合、当該購買券の使用に対する販売者の特別条件を当該購買券の固有番号にマッチングさせて格納するように処理することが好ましい。
【0023】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーはブランド購買券発行時、その累積発行数に対応して販売者が設定した販売条件を変更するように設定条件を格納し、発行数を監視して自動的に販売条件を変更処理することが好ましい。
【0024】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは参加者支援型オークションの完了時落札割引率によって購買可能商品が自動的に変更できるように販売者の設定条件を格納し、自動的に変更処理することが好ましい。
【0025】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーはブランド購買券を用いて他のブランドの参加者支援型オークションに参加しようとする予備購買者が存在する時、当該ブランド購買券が他のブランド業者のブランド購買券より発行額面価が高い場合にだけ参加可能に処理することが好ましい。
【0026】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーはプロモーション財源を換算した累積割引率が設定値より小さい場合に、所定比率の参加購買者の同意時競売方式の変更が可能に処理することが好ましい。
【0027】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーはTV広告を進行する商品または当該商品にマッチングする特定商品に対する所定数量をイベント財源として設定して当該TV広告が出力される時間の間にTV広告連動参加者支援型オークションサービスを進行することが好ましい。
【0028】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは前記TV広告連動参加者支援型オークションサービスに対する情報として、競売サービス参加の残余時間及び当該TV広告にマッチングした競売対象商品情報を購買者端末に伝送することが好ましい。
【0029】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは前記TV広告連動参加者支援型オークションサービスの開始時から競売参加残余時間に到達する時まで購買者端末から申請割引率情報を受け付けることが好ましい。
【0030】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは購買者端末と販売者端末に対して通信を行う通信モジュールと;購買者と販売者に対する個人情報を管理する会員情報管理部と;購買券発行情報を管理する購買券発行情報管理部と;TV広告にマッチングした参加者支援型オークションを進行するためにTV広告スケジュール情報を管理するTV広告スケジュール管理部と;TV広告にマッチングした参加者支援型オークションを進行するためにTV広告に連動した商品情報及び当該商品のプロモーション情報、競売時間情報を処理するTV広告情報連動処理部と;複数の購買者の申請割引率を受け付け、累積されたプロモーション費用から申請割引率を差し引くことによって、購買支援金を差し引き処理する割引率競売処理部と;購買券発行情報及びTV広告にマッチングした参加者支援型オークションを進行するためにTV広告に連動した商品情報及び当該商品のプロモーション情報、競売時間情報と競売結果情報を格納するデータ格納部と;TV広告に連動して進行される参加者支援型オークション情報を購買者端末に伝送して競売参加を受け付け、参加者支援型オークションを処理してTV広告を進行する販売者の商品情報を知らせるように制御する制御部と;を含むことが好ましい。
【0031】
前記TV広告連動参加者支援型オークションサービスは、特定TV広告が出力される時間の間に当該TV広告の販売者が設定した特定商品に対する参加者支援型オークションを受け付け、その購買支援金を受ける所定の購買者を選定するように前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーに設定されることが好ましい。
【0032】
前記TV広告連動参加者支援型オークションサービスは、特定TV広告が出力される時間を複数の区間に分割し、当該TV広告の販売者が設定した特定商品に対する参加者支援型オークションを各区間別に受け付け、その購買支援金を受ける所定の購買者を各区間別に選定するように前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーに設定されることが好ましい。
【0033】
当該商品に設定された累積プロモーション費用を各区間別に均等に分割するように前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーで処理することが好ましい。
【0034】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは購買者が保有したフリー購買券の価額が特定商品に許容されたフリー購買券の使用金額より小さい場合、その差額を現金やクレジットカードで決済すると共に、当該差額分に対する参加者支援型オークションの参加が可能な権利を与えるか、または積立金に転換して提供するように処理することが好ましい。
前記フリー購買券は販売者の約定によりフリー購買券販売金額に該当する金額の割引サービスを購買者が提供を受けられる購買券であることが好ましい。
【0035】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーは販売者と購買者の情報を管理する会員情報管理部と;購買券発行情報を管理する購買券発行情報管理部と;各販売者がアップロードした販売条件情報を管理する販売条件管理部と;販売者が販売しようとする販売情報を管理する商品情報管理部と;複数の購買者の申請割引率を受け付け、累積されたプロモーション費用から申請割引率を差し引くことによって、購買支援金を差し引き処理する割引率競売処理部と;購買者が保有したフリー購買券の価額が特定商品に許容されたフリー購買券の使用金額より小さい場合、現金やクレジットカードで決済した差額を参加者支援型オークション参加券や積立金に変換させる決済差額変換部と;フリー購買券に対する発行情報及び、各販売者別フリー購買券の使用可能金額情報を格納し、フリー購買券の使用時現金決済差額分情報を格納し、その差額分に対する補償情報を格納するデータ格納部と;フリー購買券に対する発行情報を管理し、各販売者別フリー購買券の使用可能金額情報を管理し、フリー購買券の使用時現金決済差額分を変換処理するように制御する制御部と;を含むことが好ましい。
【0036】
前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーはより多くの価額のフリー購買券の使用を許す使用可能金額が大きい順に販売者情報を整列し、特別イベント情報を保有した販売者情報のうち、イベント金額が大きい順に販売者情報を整列し、特定地域に含まれた販売者情報を整列して購買者端末で閲覧可能に提供する販売者情報整列部を更に含むことが好ましい。
【0037】
また、本発明の他の態様に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売方法は、参加者支援型オークションサービス運営サーバーが販売者端末からプロモーション財源として所定数の商品を設定する第1ステップと;当該プロモーション商品を累積積立金に換算する第2ステップと;参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、参加者支援型オークション条件を満たすか否かを判断する第3ステップと;競売の開始後、予め設定した累積割引率を完全に使い尽くす時まで一定時間、周期別に同一割合で割引率が自動的に増加するように処理する第4ステップと;予備購買者の端末から特定割引率に対する選択信号を受信して当該選択購買者を落札者として処理する第5ステップと;選択した割引に無関係に100%を差し引く第6ステップと;残余累積積立金が存在するか否かを判断する第7ステップと;各落札者の最終決済金額を精算処理する第8ステップと;決済処理を行う第9ステップと;を含むことを特徴とする。
前記第3ステップは全ての予備購買者に無条件で参加者支援型オークションに参加できることを通報するステップを更に含むことが好ましい。
【0038】
前記第4ステップは総累積積立金を分割して複数回割るステップと;競売の進行により累積積立金を全て使用したか否か監視するステップと;累積積立金を全て使用した時に分割累積積立金を更に提示するステップを更に含むことが好ましい。
【0039】
前記第1ステップで販売者が提示したプロモーション財源が商品とブランド購買券発行輸入である場合、落札処理時商品に対する累積積立金の差し引きを優先的に処理し、商品に対する累積積立金を全て使用した時、ブランド購買券発行輸入を換算した累積積立金を順に差し引き処理を行うことが好ましい。
【0040】
前記第9ステップは決済時購買者が購買したブランド購買券が商品未指定ブランド購買券の場合、当該購買券の使用に対する販売者の特別条件が購買者の決済により満たされたか否かを判断するステップを更に含むことが好ましい。
【0041】
前記第1ステップの以前に、ブランド購買券発行時、その累積発行数に対応して販売者が設定した販売条件を変更するように設定条件を格納するステップと;当該販売者が発行したブランド購買券発行数を監視するステップと;当該販売者の既設情販売条件を反映して自動的に販売条件を変更処理するステップを更に含むことが好ましい。
【0042】
前記第8ステップは参加者支援型オークションの完了時落札割引率による購買可能商品情報が存在するか否かを判断するステップと;当該落札割引率によって購買可能商品が存在すると、自動的に当該商品情報に変更して購買可能情報を提示するステップを更に含むことが好ましい。
【0043】
また、本発明の他の態様に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売方法は、販売者のブランド購買券発行により参加者支援型オークション財源を参加者支援型オークションサービス運営サーバーに提供する第1ステップと;他のブランド参加者支援型オークションに参加希望信号が印加されるか否かを判断する第2ステップと;当該ブランド購買券の額面価が参加しようとする他のブランド購買券の額面価以上であるか否かを判断する第3ステップと;当該ブランド購買券の額面価が参加しようとする他のブランド購買券の額面価以上であれば、競売参加可能処理を行う第4ステップと;額面価の差額が存在すると、当該差額を累積積立金の財源に含ませる処理を行う第5ステップと;を含むことを特徴とする。
【0044】
更に、本発明の他の態様に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売方法は、参加者支援型オークションの進行中に、参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、競売方式の変更要請信号を受け付けたか否かを判断する第1ステップと;前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、競売方式の変更が可能な条件であるか否かを判断する第2ステップと; 競売方式の変更が可能である場合、前記参加者支援型オークションサービス運営サーバーが、競売方式の変更を当該競売参加者に公知する第3ステップと;所定比率の参加購買者の同意時、競売方式の変更処理を行う第4ステップと;を含むことを特徴とする。
前記第2ステップで競売方式の変更が可能な条件は、残余累積積立金が所定金額以下であるか否かであることが好ましい。
【発明の効果】
【0045】
本発明に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム及びその方法によれば、販売者は分割購買券を販売することによって、未来の販売に対する担保を受けることができ、それによる生産資金の確保が容易で、且つ計画生産が可能であり、効果的に広報及び販売できる長所がある。また、各販売者に適合した多様な条件を設定して効果的にプロモーションを進行でき、購買者は商品販売代金の一部をまず支払って分割購買券を購買して参加者支援型オークションに参加できる権利を確保し、これを通じて累積割引率当選に挑戦して経済的利得を得ることができる長所がある。更に、不特定多数の購買者は参加者支援型オークションサービス運営サーバーから提供するTV広告連動参加者支援型オークションサービスに対する情報を受けて当該TV広告を視聴するので、広告集中度がより高くなり、当該広告出力時ホームショッピング販売と同様に、短時間で効果的に大量の商品を販売できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0046】
以下、本発明について図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの概略的な構成を示した模式図である。
【0047】
これを参照すると、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、予め設定した累積割引率を完全に使い尽くす時まで予備購買者が競争的に割引率を選択して定めることができ、決定された割引率によって販売者が割引処理を行うことによって、販売者と予備購買者との間にバランスの取れた割引が行われるようにし、販売者別に多様な条件を更に設定することによって、差別化したマーケティングツールとしての競争力を強化させたシステムである。
【0048】
すなわち、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは基本的に割引率を購買者自ら決定すると共に、購買者との間に競争を誘導して一定のレベル以上の割引率を取得することを相互牽制する。それによって、購買者にはショッピングに対する十分のメリットを提供し、販売者には相対的に小さなプロモーション費用を通じて複数の購買者を確保することができる参加者支援型オークションを基本としている。このシステムにおいて、販売者はより多様な条件を設定できるので、販売者別に合わせて最適の販売環境を提供することができる。
【0049】
より詳細には、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは商品に対する未来の購買を担保に割引率が支援される競売に参加するためのブランド購買券の購入と競売参加信号を発生する購買者端末2を含む。
【0050】
また、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは未来の販売を担保するブランド購買券を購買者に発行するために発行要求及び販売商品情報の登録、販売条件の登録を行い、プロモーション財源として使用するための所定数の商品を提供するための信号を発生する販売者端末4を含む。
【0051】
一方、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、各販売者別に発行したブランド購買券を参加者支援型オークションに参加する条件で販売し、購買者情報を登録し、そのブランド購買券の販売費用とプロモーション用商品を財源として競売処理を行う参加者支援型オークションサービス運営サーバー10を含む。
【0052】
前述したように、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、参加者支援型オークション方式に基づいて、販売活性化と、購買者自らの選択による割引率決定権を与えることができる。
【0053】
ここで、参加者支援型オークション方式とは、累積された財源を割引率に変換し、競売の開始時、一定時間単位(例えば、1秒単位)に割引率が増加する。この時、増加する所定の割引率をある購買者が選択すると、当該割引率に対して選択した購買者が落札者として決定され、当該購買者の競売参加は終了する。しかし、累積割引率が存在するかぎり引き続き選択信号を発生しない購買者にも選択の機会を与える。
【0054】
すなわち、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、購買者が未来の商品購買に対する代価として与える割引率を自ら定めることができる。要約すると、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは単一の参加者支援型オークションに複数の落札者が存在し得る。
【0055】
簡単に考えると、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、購買者だけに一方的に大きな特恵を与えるものと見られる。しかし、実際には累積された割引率が一定に定められており、非常に多くの購買者が選択待機中であるため、非常に多くの累積割引率が残っていても一度に当該累積割引率を完全に使い尽くす恐れがある。
【0056】
したがって、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、購買者の間に相互競争を誘導して一定レベル以上の割引率を購買者が 受けることが難しい。そのために、実質的には購買者と販売者が望む一定レベルの割引率を受けるので、バランスを取るようになる。
しかし、購買者には大きい割引率を受けることができる機会が与えられることによって、購買者の参加を誘導し、それによって販売を活性化することができる。
【0057】
この時、累積積立金の財源は参加者支援型オークション参加券であるブランド購買券を販売者が発行して用意することができ、販売者が所定数の特定商品をプロモーション用として提供して用意することができ、この二つを複合して用意することもできる。
【0058】
まず、ブランド購買券は参加者支援型オークションに参加するための参加券の機能を行い、特定ブランドの商品を購買できる購買券として、特定額面価を有しており、その額面価が累積割引率に累積される財源になる。しかし、購買者は参加者支援型オークションの進行時選択する割引率を少なくともブランド購買券の額面価よりは高い割引率を選択するようになるので、購買者に対するリスクはない。
【0059】
このようなブランド購買券はユーザーが購買しようとする商品の指定可否によって、商品指定ブランド購買券と、商品未指定ブランド購買券に予め分類する。商品指定ブランド購買券と商品未指定ブランド購買券は特恵に差があり、詳細に後述する。
【0060】
また、他の財源としては、販売者が所定数の特定商品をプロモーション用に提供することがある。しかし、この場合は別のブランド購買券を購入しない予備購買者であっても参加者支援型オークションに参加でき、購買者に対する参加者支援型オークションのトライアル用にも非常に効果的である。
【0061】
販売者が所定数の特定商品をプロモーション用に提供すると、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムに備えられた参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は、競売の進行時、特定割引率に対する予備購買者の割引率選択信号が発生する場合、商品1個の割引率に該当する100%の割引率を差し引くように処理する。
【0062】
すなわち、商品を参加者支援型オークションの財源として提供した場合は、たとえ所定の割引率(例えば、25%割引)を購買者が選択した場合にも、一つの商品に完全に当該割引率を適用して販売しなければならない。したがって、商品を基準にして、100%の割引率で差し引かれるように処理しなければならない。
【0063】
また、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムに備えられた参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は、各業者の参加者支援型オークションの開始条件を満たすと、当該業者が発行したブランド購買券を購買した予備購買者に参加者支援型オークション開始情報を自動的に通報することができ、公示だけを行うこともできる。
【0064】
また、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、販売者が一度に所定数の商品をプロモーション用に提示することではなく、参加者支援型オークションを進行する途中商品が売り切れた時、新しく所定数の商品が繰り返して提示される。それによって、数回の参加者支援型オークションを進行した場合と同一の効果を提供することができる。参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は販売者が商品をプロモーション用として提供した場合、競売の進行時、特定割引率に対する予備購買者の選択信号が発生して落札処理が行われると、未提示残余商品が存在するか否かを判断し、未提示残余商品が存在すると、追加参加者支援型オークションを進行するように予め設定できる。
【0065】
また、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは前述したように、販売者が商品とブランド購買券発行財源をプロモーション用として提供できる。この場合、競売の進行時参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は落札者が発生する時、商品に対する差し引き処理をまず行って、残余商品が存在しなければ、ブランド購買券発行財源に対する差し引き処理順に落札処理を行う。
【0066】
したがって、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの場合、参加者支援型オークション進行の初期には商品に対する財源が割引率で差し引かれるので、100%単位ずつ差し引き処理が行われる。販売者が提供した商品数(例えば、5個)が全て割引率(500%)で差し引かれると、以後、ブランド購買券発行代金が割引率で置き換えられた累積割引率に対して差し引きが行われるので、24%、19%などのように自由な割引率で差し引き処理が行われる。
【0067】
一方、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは販売者がブランド購買券を発行する際において、商品未指定ブランド購買券と、商品指定ブランド購買券に区分して発行でき、商品未指定ブランド購買券は参加者支援型オークション進行後、自由に商品を指定して購買できる。しかし、商品指定ブランド購買券は参加者支援型オークション進行前に、今後に購買する商品を予め指定するものであるため、商品未指定ブランド購買券には特別な発行条件が更に付加されている。
【0068】
本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムにおいて、商品未指定ブランド購買券を通じて今後商品を購買しようとする場合、その商品価格は、商品未指定ブランド購買券の額面価より予め設定した倍数以上にならなければ使用できない。
【0069】
したがって、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は商品未指定ブランド購買券の場合に当該購買券使用に対する販売者の特別条件を当該購買券の固有番号にマッチングさせて格納するように処理することが好ましい。
【0070】
ここで、特別条件は購買者が獲得した割引に連動して処理することも可能である。商品未指定ブランド購買券を購買して参加者支援型オークションに参加した購買者が獲得した割引率が1%から30%以内である場合、商品価格が購買券額面価の2倍以上である時購買可能であり、31%から50%である時は商品価格が購買券額面価の3倍以上の場合に購買可能に設定できる。
【0071】
一方、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、販売者のブランド購買券発行時、その累積発行数に対応して販売者が設定した販売条件を変更するように設定条件を格納し、発行数を監視して自動的に販売条件を変更処理することも可能である。
【0072】
すなわち、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10はブランド購買券発行時、その累積発行数に対応して販売者が設定した販売条件を変更するように設定条件を格納し、発行数を監視して自動的に販売条件を変更して処理できる。
【0073】
図2は本発明の第1実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムに含まれた参加者支援型オークションサービス運営サーバーの構成を示したブロック図である。
【0074】
これを参照すると、本発明の第1実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムに含まれた参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は、その内部に通信モジュール、会員情報管理部、購買券発行情報管理部、販売条件管理部、競売進行条件管理部、商品情報管理部、割引率競売処理部、データ格納部、制御部を含む。
【0075】
本発明のシステムは購買者端末2及び販売者端末4と通信を行う手段12を更に含み、会員情報管理部14は購買者と販売者に対する個人情報を管理する手段である。
【0076】
販売条件管理部18は各販売者がアップロードした販売条件情報を管理する。販売条件管理部18は商品に対する販売条件とブランド購買券に対する発行条件を共にアップロード可能であり、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は参加者支援型オークションの進行時販売者が設定した条件によって販売処理を行う。
【0077】
例えば、販売者が参加者支援型オークションの参加条件を制限した場合は、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は当該条件を満たした購買者だけが当該ブランドの参加者支援型オークションに参加できるように制限的に処理する。
【0078】
競売進行条件管理部20は販売者が競売を進行することを条件として設定する情報を管理する。競売進行条件管理部20は一定数の購買者が参加したり、または一定の累積割引金額に到達した場合、競売を開始できるように販売者が設定した情報を管理できる。
【0079】
販売情報管理部22は販売者が販売しようとする販売情報を管理する。販売情報管理部22は商品未指定ブランド購買券を通じて参加者支援型オークションに参加した購買者が獲得した割引率に連動して購買可能な商品情報が変動するように処理することも可能である。
【0080】
参加者支援型オークションを処理する手段24は、競売を進行するアルゴリズムを有する。そのアルゴリズムは、割引率競売処理部として、1回の競売で自動的に割引率が時間経過によって増加(例えば、0%、2%、4%、...、100%)し、当該回の競売で入札信号を最初に発生する購買者を落札者として選定し、当該落札信号が発生する時の割引率を落札割引率として落札者に提供する処理を行う。
【0081】
本発明のシステムは参加者支援型オークション情報、購買者情報、販売者情報及び製品販売情報、費用精算情報、参加者支援型オークション財源情報を格納する手段26を含む。制御部28は各管理部や処理部を制御することによって、各購買者及び販売者の情報の登録、ブランド購買券発行、参加者支援型オークション処理、及び販売代金の精算を行うようにする。
図3は本発明の第1実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの作動原理を示した概略図である。
【0082】
これを参照すると、本発明の第1実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、参加者支援型オークションの進行時財源の形成形態によって相異なる割引率で差し引く方式を採用する。
【0083】
すなわち、本発明の第1実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、参加者支援型オークションの財源がブランド購買券発行金額の場合と、販売者が提供したプロモーション用商品の場合、購買者の落札処理時に相異なる割引率で差し引き処理を行う。
【0084】
より詳細には、本発明の第1実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、販売者が所定数の特定商品をプロモーション用に提供すると、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムに備えられた参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は競売の進行時、特定割引率に対する予備購買者の割引率選択信号が発生する場合、商品1個の割引率に該当する100%の割引率を差し引くように処理する。
【0085】
すなわち、商品を参加者支援型オークションの財源として提供した場合は、たとえ所定の割引率(例えば、25%割引)を購買者が選択した場合にも、一つの商品に完全に当該割引率を適用して販売しなければならないので、商品を基準にして100%の割引率で差し引かれるように処理しなければならない。
【0086】
これは商品を財源にした参加者支援型オークションが進行される競売ウィンドウ31には 競売に参加する複数の購買者が任意に選択できる総割引率情報(34:例えば、ハンドバッグ50個の場合は、総累積割引率は5,000%である)が掲載される。
【0087】
また、競売が開始されると、購買者が選択可能な割引率は0%から一定時間周期36で一定に増加する。例えば割引率表示ウィンドウ38で23%になる時点の割引率40にある購買者が参加者支援型オークションサービス運営サーバー10に選択信号を発生した場合は、当該購買者には販売者が提示した一つの商品を販売しなければならないので、累積割引率の差し引き時、100%差し引き処理が行われる。
したがって、単位差し引き状態情報は総累積割引率(5,000%)から商品1個当りの割引率(100%)が差し引かれて4,900%が残る。
【0088】
反面に、ブランド購買券発行を通じて累積積立金が5,000%累積されると、ブランド購買券発行代金が割引率で置き換えられた累積割引率に対して差し引きが行われるので、24%、19%などのように自由な割引率で差し引き処理が行われる。
【0089】
すなわち、図3の左側に示すように、例えば割引率表示ウィンドウ38で23%になる時点の割引率40にある購買者が参加者支援型オークションサービス運営サーバー10に選択信号を発生した場合は、総累積割引率(5,000%)から選択割引率(23%)が差し引かれた4,977%が残る。
以下、本発明の第1実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの機能と作用について添付図面を参照して詳細に説明する。
図4は本発明の第1実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの信号の流れを示したフローチャートである。
【0090】
本発明の第1実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、販売者が所定数の特定商品をプロモーション用に提供する場合にも参加者支援型オークション処理が行われる。
【0091】
まず、本発明の第1実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムに含まれた参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は販売者端末4からプロモーション財源として所定数の商品を設定する信号が印加されたか否かを判断する。
【0092】
万一、販売者端末4からプロモーション財源として所定数の商品を設定する信号が印加されると、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は当該情報を登録すると共に、販売者の参加者支援型オークション条件を登録する。
【0093】
この時、参加者支援型オークションはブランド購買券発行代金を財源として使用することではないため、ブランド購買券を購入しない購買者も競売に参加することが可能である。それによって、多様な購買者がこのような方式を通じて参加者支援型オークションをトライアルできる。
【0094】
参加者支援型オークションサービス運営サーバー10から参加者支援型オークションの承認が行われると、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は当該参加者支援型オークション情報を登録する。
【0095】
その状態で、一定数以上の購買者が参加したり、または任意に定めた参加者支援型オークション時間に到達したりするなどの参加者支援型オークション開始条件を満たすか否かを参加者支援型オークションサービス運営サーバー10が判断する。参加者支援型オークション開始条件を満たすと、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は特定競売日を定めて公示することができ、参加意思を表現した予備購買者に競売開始日の情報を通報できる。
【0096】
そして、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は当該プロモーション商品を累積積立金に換算し、当該参加者支援型オークションの開始時間に到達すると、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は参加者支援型オークションを進行する。
【0097】
すなわち、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は予め設定した累積割引率を完全に使い尽くす時まで一定時間、周期別に同一割合で割引率が自動的に増加するように可変処理を行う。
【0098】
その状態で、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は予備購買者の端末2から特定割引率に対する選択信号を受信して当該選択購買者を落札者として処理し、予備購買者が選択した割引に無関係に100%を差し引く。
ここで、100%を差し引く理由は、販売者がプロモーション用に提示した参加者支援型オークションの財源が商品であるためである。
【0099】
差し引いた後、残余累積積立金が存在するか否かを参加者支援型オークションサービス運営サーバー10が判断する。すなわち、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は残余商品が残っているか否かを判断する。
【0100】
残余商品が存在すると、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は参加者支援型オークションを引き続き進行し、残余商品が存在しなければ、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は各落札者の最終決済金額を精算処理し、当該購買者の決済処理を行う。
すなわち、購買者が決済するべき代金は商品価格に当該割引率を反映した最終価格である。
【0101】
図5は本発明の第1実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの現物自動提示に対する信号の流れを示したフローチャートである。
【0102】
本発明の第1実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムに含まれた参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は、販売者の設定により一定単位に分割し、参加者支援型オークションに提供された商品が完全に売り切れた時ごとに分割した単位の数分の商品を補給して提供できる。
【0103】
したがって、本発明の第1実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、1回の参加者支援型オークションを進行しながら、複数回の参加者支援型オークションを進行する場合と同様の効果を提供でき、販売者は購買者の関心を引き続き維持できる。
【0104】
このために、まず参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は販売者端末4からプロモーション財源として所定数の商品を設定する信号が印加されるか否かを判断し、販売者の参加者支援型オークションの進行時、商品提示条件を登録する。
【0105】
すなわち、参加者支援型オークションの進行時商品単位を20個ずつ提示し、提示した商品が完全に売り切れると、更に20個の商品を提示する方式で総60個の商品を参加者支援型オークションの財源として提供できるように、販売者が参加者支援型オークションサービス運営サーバー10に設定できる。
【0106】
したがって、このような設定が行われると、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は一定数以上の購買者が参加したり、または任意に定めた参加者支援型オークション時間に到達したりするなどの参加者支援型オークション開始条件を満たすか否かを判断し、参加者支援型オークション開始条件を満たすと、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は特定競売日を定めて公示することができ、参加意思を表現した予備購買者に競売開始日の情報を通報することができる。
【0107】
そして、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は当該プロモーション商品のうち、販売者が条件として提示した一定単位の商品数をまず参加者支援型オークションの財源として提示する。この時、その数だけの商品を累積積立金に換算し、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は参加者支援型オークションを進行する。
【0108】
すなわち、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は予め設定した累積割引率を完全に使い尽くす時まで一定時間、周期別に同一割合で割引率が自動的に増加するように可変処理を行う。
【0109】
その状態で、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は予備購買者の端末2から特定割引率に対する選択信号を受信して当該選択購買者を落札者として処理し、予備購買者が選択した割引に無関係に100%を差し引く。
ここで、100%を差し引く理由は、販売者がプロモーション用に提示した参加者支援型オークションの財源が商品であるためである。
差し引いた後、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は残余商品が存在するか否かを判断する。
【0110】
残余商品が存在すると、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は同一の単位の商品を参加者支援型オークションの財源として補給しながら商品が完全に売り切れる時まで参加者支援型オークションを進行する。
残余商品が存在しなければ、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は各落札者の最終決済金額を精算処理し、当該購買者の決済処理を行う。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの機能と作用について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0111】
図6は本発明の第2実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの現物及び累積積立金を財源とする参加者支援型オークションに対する信号の流れを示したフローチャートである。
【0112】
これを参照すると、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、前述したように、販売者が商品とブランド購買券発行財源をプロモーション用として提供できる。この場合競売の進行時参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は落札者が発生する時商品に対する差し引き処理を優先的に処理し、残余商品が存在しなければ、ブランド購買券発行財源に対する差し引き処理順に落札処理を行う。
【0113】
したがって、本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムにおいて、参加者支援型オークションの進行初期には商品に対する財源が割引率で差し引かれるので、100%単位ずつ差し引きが行われ、販売者が提供した商品数(例えば、5個)が全て割引率(500%)で差し引かれると、以後、ブランド購買券発行代金が割引率で置き換えられた累積割引率に対して差し引きが行われるので、24%、19%などのように自由な割引率で差し引き処理が行われる。
【0114】
より詳細には、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は販売者が商品とブランド購買券発行財源をプロモーション用として提供する申請信号が受信されるか否かを判断する。
【0115】
商品とブランド購買券発行財源をプロモーション用として提供する申請信号が受信されると、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は当該情報を登録すると共に、販売者が設定した参加者支援型オークション条件を登録する。
【0116】
その状態で、競売開始条件が満たされて競売が進行されると、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10はまずプロモーション商品に対する差し引きが行われるように処理する。
【0117】
すなわち、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は当該プロモーション商品とブランド購買券発行費用を累積積立金に換算し、当該参加者支援型オークションの開始時間に到達すると、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は参加者支援型オークションを進行する。
【0118】
すなわち、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は予め設定した累積割引率を完全に使い尽くす時まで一定時間、周期別に同一割合で割引率が自動的に増加するように可変処理を行う。
【0119】
その状態で、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は予備購買者の端末2から特定割引率に対する選択信号を受信して当該選択購買者を落札者として処理し、予備購買者が選択した割引に無関係に100%を差し引く。
ここで、100%を差し引く理由は、販売者がプロモーション用に提示した参加者支援型オークションの財源が商品であるためである。
【0120】
差し引いた後、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は残余商品が存在するか否かを判断する。残余商品が存在すると、引き続き参加者支援型オークションを進行する。
【0121】
万一、残余商品が存在しなければ、全てのプロモーション商品が売り切れたので、ブランド購買券発行代金を換算した累積割引率を財源として参加者支援型オークションが進行される。
【0122】
参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は予備購買者の端末2から特定割引率に対する選択信号を受信して当該選択購買者を落札者として処理し、予備購買者が選択した割引率を差し引き処理し、差し引いた後残余累積割引率が存在するか否かを判断する。
【0123】
累積割引率が存在しなければ、当該参加者支援型オークションは完了し、落札した割引率が反映された最終決済代金を精算して購買者の決済処理が行われるようにする。
(第3実施形態)
以下、本発明の第3実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの機能と作用について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0124】
図7は本発明の第3実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムのブランド購買券の使用に対する信号の流れを示したフローチャートである。
【0125】
まず、本発明の第3実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、販売者がブランド購買券を発行する際において、商品未指定ブランド購買券と、商品指定ブランド購買券に区分して発行できる。ここで、商品未指定ブランド購買券は参加者支援型オークションの進行後、自由に商品を指定して購買できる。しかし、商品指定ブランド購買券は参加者支援型オークションの進行前に予め今後に購買する商品を指定するものであるので、商品未指定ブランド購買券には特別な発行条件が更に付加されている。
【0126】
本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムにおいては、商品未指定ブランド購買券を用いて今後商品を購買しようとする場合、商品未指定ブランド購買券の額面価よりその商品価格が予め設定した倍数以上にならなければ使用できない。
【0127】
より詳細には、参加者支援型オークションが完了し、ある購買者が特定ブランド商品券に対する使用試み信号が印加されると、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は当該ブランド情報を抽出すると共に、当該ブランド購買券が商品指定ブランド購買券であるか、または商品未指定ブランド購買券であるかを判断する。
【0128】
万一、商品指定ブランド購買券の場合、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は当該購買者が選択して獲得した割引率を反映して最終決済金額を算定することによって、直ちに使用することができるように販売処理を行う。
【0129】
反面に、商品未指定ブランド購買券の場合、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は予め当該商品未指定ブランド購買券にマッチングされた条件情報を抽出する。例えば、額面価の倍数に該当する商品だけを購買可能な場合、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は購買可能な商品情報を抽出して提示し、購買信号が受信されるか否かを判断して販売処理を行う。
【0130】
万一、提示した商品以外の商品に対する購買信号が受信されると、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は追加的なペナルティ費用を決済するように要求したり、販売不可情報を通報したりすることができる。
【0131】
この場合も、商品未指定ブランド購買券は予め特定商品に対する購買を定めない。そのため、商品の選択において一定時間間自由な選択が可能である利点がある。従って、追加条件にも関わらず購買者にはメリットがあるということができる。
【0132】
図8は本発明の第3実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの商品未指定ブランド購買券登録に対する信号の流れを示したフローチャートである。
【0133】
まず、本発明の第3実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、販売者がブランド購買券を発行する際において、商品未指定ブランド購買券と、商品指定ブランド購買券に区分して発行できる。ここで、商品未指定ブランド購買券は参加者支援型オークションの進行後、自由に商品を指定して購買できる。しかし、商品指定ブランド購買券は参加者支援型オークションの進行前に予め今後に購買する商品を指定するものであるため、商品未指定ブランド購買券には特別な発行条件を更に付加できる。販売者はブランド購買券発行時の条件を与えることができる。
【0134】
まず、販売者はブランド購買券発行時、その累積発行数に対応して販売者が設定した販売条件を変更するように設定条件を参加者支援型オークションサービス運営サーバー10に格納することができる。
【0135】
したがって、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は当該販売者が発行したブランド購買券発行数を監視し、当該販売者の既設情販売条件を反映して自動的に販売条件を変更処理する。
【0136】
万一、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10の監視を通じて、当該ブランド購買券が予め設定した発行限界分を超過したと判断すると、発行を中断するように処理する。
(第4実施形態)
以下、本発明の第4実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの機能と作用について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0137】
図9は本発明の第4実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの落札割引率連動取引条件の変動に対する信号の流れを示したフローチャートである。
【0138】
まず、本発明の第4実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、多くの割引率を獲得できなかった購買者に追加的な特恵が与えられるように設定することも可能である。
【0139】
本発明において追加的な特恵とは、商品未指定ブランド購買券を購買した購買者が獲得した割引率が小さい場合、これを補償するためのもので、商品未指定ブランド購買券を発行する時、購買者と販売者が共有可能に参加者支援型オークションサービス運営サーバー10に使用条件情報を追加する。
【0140】
ここで、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は当該情報を登録すると共に、参加者支援型オークションの進行後、商品未指定ブランド購買券を購買して参加者支援型オークションに参加した購買者が獲得した割引率を算出する。この時、割引率が1%から30%以内である場合、予め設定した条件によって、商品価格が購買券額面価の2倍以上であれば、該当する商品情報を抽出して購買可能に処理する。
【0141】
また、商品未指定ブランド購買券を購買して参加者支援型オークションに参加した購買者が獲得した割引率が31%から50%である場合、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は商品価格が購買券額面価の3倍以上であれば、購買可能に処理する。
【0142】
すなわち、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は落札割引率に連動して購買可能な商品情報を変動させるように、販売者が設定することが可能である。
(第5実施形態)
以下、本発明の第5実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの機能と作用について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0143】
図10は本発明の第5実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムのブランド購買券クロス使用に対する信号の流れを示したフローチャートである。
【0144】
まず、本発明の第5実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、ブランド購買券を用いて他のブランドの参加者支援型オークションに参加することも可能に構成されている。このために、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10はブランド購買券を用いて他のブランドの参加者支援型オークションに参加しようとする予備購買者が存在する時、当該ブランド購買券が他のブランド業者のブランド購買券より発行額面価が高い場合にだけ参加可能に処理できる。
【0145】
すなわち、本発明の第5実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、購買者が特定ブランド購買券を購入してその情報が参加者支援型オークションサービス運営サーバー10に登録されている場合、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は他のブランド参加者支援型オークションに参加希望信号が印加されるか否かを判断する。
【0146】
万一、他のブランド参加者支援型オークションに参加希望信号が印加されると、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は両ブランド購買券を比較することによって、当該ブランド購買券の額面価が参加しようとする他のブランド購買券の額面価以上であるか否かを判断する。
【0147】
万一、当該ブランド購買券の額面価が参加しようとする他のブランド購買券の額面価以上であれば、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は競売参加可能処理を行う。
【0148】
反面に、当該ブランド購買券の額面価が参加しようとする他のブランド購買券の額面価を完全に使い尽くすかまたは小さい場合は、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は競売参加不可情報を当該購買者に通報する。
【0149】
一方、他のブランドの参加者支援型オークション参加を通じて、ブランド購買券の額面価を使用する時、額面価の差額が存在すると、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は当該差額を当該他のブランドの参加者支援型オークション累積積立金の財源に含ませる処理を行う。
そして、他の参加者支援型オークションと同様に獲得した割引率を適用して販売処理を行う。
(第6実施形態)
以下、本発明の第6実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの機能と作用について添付図面を参照して詳細に説明する。
【0150】
図11は本発明の第6実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの集団知能を通じた競売方式の変更に対する信号の流れを示したフローチャートである。
【0151】
これを参照すると、本発明の第6実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、プロモーション財源を換算した累積割引率が設定値より小さい場合に、所定比率の参加購買者の同意下に、競売方式の変更が可能に処理できる。参加者支援型オークションサービス運営サーバー10はプロモーション財源を換算した累積割引率が設定値より小さい場合に、所定比率の参加購買者の同意下に、競売方式の変更が可能に処理できる。
【0152】
まず、本発明の第6実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、参加者支援型オークションの進行中に、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は競売方式の変更要請信号を受け付けたか否かを判断する。
【0153】
万一、ある購買者端末2から競売方式の変更要請信号を受け付けると、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は競売方式の変更が可能な条件であるか否かを判断する。
【0154】
ここで、競売方式の変更が可能な条件は、予め参加者支援型オークションサービス運営サーバー10が公知した内容によって異なる。本発明においては、例えば競売方式の変更が可能な条件は、残余累積積立金が所定金額以下であるか否かによって異なる。
すなわち、残余累積積立金が所定金額以下であれば、基本的には競売方式の変更を要請できる条件を満たす。
【0155】
その状態で、競売方式の変更が可能である場合、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10は競売方式の変更を当該競売参加者に公知して同意を求める。この時、所定比率の参加購買者の同意信号を受け付けたか否かを判断して競売方式の変更処理を行う。
本発明においては、競売方式の変更の例として、特定ゲームや抽選を挙げることができる。
(第7実施形態)
以下、本発明の第7実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムに対して詳細に説明する。
【0156】
図12は本発明の第7実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの概略的な構成を示した模式図であり、図13は本発明の第7実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムを用いてTV広告を連動した参加者支援型オークションの情報出力状態を示した図面である。
【0157】
これを参照すると、本発明の第7実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、TVから出力される広告に連動して当該広告に出力される商品に対する購買者の参加者支援型オークション参加信号を受け付け、選ばれた複数の購買者に当該商品の購買支援金を支給することによって、広告効果を極大化させたシステムである。
【0158】
本発明の第7実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、商品に対する未来の購買を担保に割引率が支援される競売に参加するためのブランド購買券の購入と競売参加信号を発生する購買者端末2と;を含む。
【0159】
また、本発明の第7実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、未来の販売を担保するブランド購買券を購買者に発行するために発行要求及び販売商品情報の登録、販売条件の登録を行い、プロモーション財源として使用するための所定数の商品を提供するための信号を発生する販売者端末4を含む。
【0160】
一方、本発明の第7実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、TV広告を進行する商品または当該商品にマッチングする特定商品に対する所定数量をイベント財源として設定すると共に、当該TV広告が出力される時間の間にTV広告連動参加者支援型オークションサービスを進行できる参加者支援型オークションサービス運営サーバー10′を含む。購買者端末はTV3と連結する。
【0161】
すなわち、本発明の第7実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、TV広告を通じて自社の商品広告を進行する販売者が購買者の広告集中度もより一層高め、販売を活性化するためにTV広告が進行される時間の間に参加者支援型オークションを進行できる。その参加者支援型オークションに進行される商品は当該TV広告に出力される広告商品や当該販売者が任意に指定した特定商品が好ましい。
【0162】
この時、本発明の第7実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムを通じてTV広告連動参加者支援型オークションサービスを進行することを購買者が予め認知できない恐れがある。従って、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10′はTV広告連動参加者支援型オークションサービスに対する情報を購買者端末2の内部に搭載された参加者支援型オークションアプリ個ーションに伝送する。
【0163】
このために、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10′は放送プログラム情報を抽出できる放送スケジューラプログラムを利用することができ、直接放送局や関連業者に備えられた広告スケジュール伝送サーバー5から放送スケジュール情報を受けることもできる。
【0164】
また、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10′が購買者端末2側に提供したTV広告連動参加者支援型オークションサービスに対する情報は競売サービス参加の残余時間及び当該TV広告にマッチングした競売対象商品情報である。
【0165】
したがって、不特定多数の購買者は参加者支援型オークションサービス運営サーバー10′からTV広告連動参加者支援型オークションサービスに対する情報を提供を受けて当該TV広告を視聴するので、広告集中度がさらに高くなり、当該広告の出力時ホームショッピング販売と同様に短時間で効果的に大量の商品を販売できる。
【0166】
一方、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10′はTV広告連動参加者支援型オークションサービスの開始時から競売参加残余時間に到達する時まで購買者端末2から申請割引率情報を受け付ける。
【0167】
より詳細には、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10′は購買者端末2にTV広告に連動した複数の情報を伝送できる。購買者は購買者端末2に搭載されたアプリ個ーションを駆動させ、TV広告にマッチングしたある商品画面50を選択すると、参加者支援型オークションに参加できる入力画面52が出力される。
【0168】
入力画面52は当該TV広告が出力される時間の間に維持され、他の販売者のTV広告が進行されるもう一つのTV広告連動参加者支援型オークションも同時に進行されることができる。
【0169】
入力画面52には残余時間情報54が表示され、購買者が入力するべき申請割引率情報入力ウィンドウ56が出力され、伝送ボタン58aと取消ボタン58bが出力され、その下段には商品情報60が表示される。
【0170】
図14は本発明の第7実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムに含まれた参加者支援型オークションサービス運営サーバーの構成を示したブロック図である。
【0171】
これを参照すると、本発明の第7実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムに含まれた参加者支援型オークションサービス運営サーバー10″は購買者端末2と販売者端末4に対して通信を行う通信モジュール12と;購買者と販売者に対する個人情報を管理する会員情報管理部14と;購買券発行情報を管理する購買券発行情報管理部16と;TV広告にマッチングした参加者支援型オークションを進行するためにTV広告スケジュール情報を管理するTV広告スケジュール管理部21を含む。
【0172】
また、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10″はTV広告にマッチングした参加者支援型オークションを進行するためにTV広告に連動した商品情報及び当該商品のプロモーション情報、競売時間情報を処理するTV広告情報連動処理部23と;複数の購買者の申請割引率を受け付け、累積されたプロモーション費用から差し引くことによって、購買支援金を差し引き処理する割引率競売処理部24と;購買券発行情報及びTV広告にマッチングした参加者支援型オークションを進行するためにTV広告に連動した商品情報及び当該商品のプロモーション情報、競売時間情報と競売結果情報を格納するデータ格納部26と;TV広告に連動して進行される参加者支援型オークション情報を購買者端末2に伝送して競売参加を受け付け、参加者支援型オークションを処理してTV広告を進行する販売者の商品情報を知らせるように制御する制御部28′を含む。
【0173】
図15は本発明の第7実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムを用いてTV広告連動参加者支援型オークションをリアルタイムで処理する状態を示した図面である。
【0174】
これを参照すると、本発明の第7実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムを用いてTV広告連動参加者支援型オークションを処理する際には、当該TV広告が進行される時間、例えば、約15秒間参加者支援型オークションを処理できる。次のような二つの方式で処理できる。
【0175】
第一の初方式は全体広告時間(例えば、15秒)のうち、購買者の割引率受付時間(約12秒)を一定に設定し、その残りの時間は結果発表時間(約3秒)に定めて1回の参加者支援型オークションを進行する方式である。
【0176】
これは図15の左側に示した画面66を通じて説明する。まず当該画面には商品情報60が掲載され、総割引率情報(62、500%:累積購買支援金と同一の概念であり、当該商品5個をプロモーション用に提供したことを意味する)が掲載され、且つ購買者が申請した申請割引率情報64が掲載される。
万一、プロモーション用に提供した総割引率が500%である場合、10%から40%を申請した購買者まで購買支援金を受けられる。
【0177】
第二の方式は全体15秒の時間を3秒ずつ分割して5回の参加者支援型オークションを進行する方式である。この場合、購買者に支援するための購買支援金も1/5に分割して各区間ごとに支援することが好ましい。
【0178】
これは図15の右側に示した画面68を通じて説明する。まず当該画面には商品情報が掲載され、総割引率情報(400%:累積購買支援金と同一の概念であり、当該商品4個をプロモーション用に提供したことを意味する)が掲載され、且つ購買者が申請した申請割引率情報64が複数の区間に分割された各区間70a、70b、...ごとに掲載される。すなわち、時間を分割して複数の区間に参加者支援型オークションを進行できる。
万一、プロモーション用に提供した総割引率が500%であれば、10%から40%を申請した購買者まで購買支援金を受けられる。
【0179】
したがって、 TV広告連動参加者支援型オークションサービスは、特定TV広告が出力される時間の間に当該TV広告の販売者が設定した特定商品に対する参加者支援型オークションを受け付け、その購買支援金を受ける所定の購買者を選定するように参加者支援型オークションサービス運営サーバー10″に設定する。
【0180】
また、TV広告連動参加者支援型オークションサービスは、特定TV広告が出力される時間を複数の区間に分割し、当該TV広告の販売者が設定した特定商品に対する参加者支援型オークションを各区間別に受け付け、その購買支援金を受ける所定の購買者を各区間別に選定するように参加者支援型オークションサービス運営サーバー10″に設定することができる。
勿論、当該商品に設定された累積プロモーション費用も各区間別に均等に分割するように参加者支援型オークションサービス運営サーバー10″で処理できる。
(第8実施形態)
以下、本発明の第8実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムに対して詳細に説明する。
【0181】
図16は本発明の第8実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムを通じた購買券の決済差額変換処理を行う参加者支援型オークションサービス運営サーバーの構成を示すブロック図であり、図17は本発明の第8実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムを通じて購買券の決済差額変換処理状態を示した図面である。
【0182】
これを参照すると、本発明の第8実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、購買者が保有したフリー購買券の価額が特定商品に許容されたフリー購買券の使用金額より小さい場合、その差額を現金やクレジットカードで決済すると共に、当該差額分に対する参加者支援型オークションの参加が可能な権利を与えるか、または積立金に転換して提供するシステムである。
【0183】
本発明の第8実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムを通じて購買券の決済差額変換処理を行う参加者支援型オークションサービス運営サーバー10″は、購買者が保有したフリー購買券の価額が特定商品に許容されたフリー購買券の使用金額より小さい場合、その差額を現金やクレジットカードで決済すると共に、当該差額分に対する参加者支援型オークションの参加が可能な権利を与えるか、または積立金に転換して提供するように処理する。
この時、フリー購買券は販売者の約定によりフリー購買券販売金額に該当する金額の割引サービスを購買者が提供を受けられる購買券である。
【0184】
一方、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10″は販売者と購買者の情報を管理する会員情報管理部14と;購買券発行情報を管理する購買券発行情報管理部16と;各販売者がアップロードした販売条件情報を管理する販売条件管理部18と;販売者が販売しようとする販売情報を管理する商品情報管理部22と;複数の購買者の申請割引率を受け付け、累積されたプロモーション費用から差し引くことによって、購買支援金を差し引き処理する割引率競売処理部24と;購買者が保有したフリー購買券の価額が特定商品に許容されたフリー購買券の使用金額より小さい場合、現金やクレジットカードで決済した差額を参加者支援型オークション参加券や積立金に変換させる決済差額変換部25と;フリー購買券に対する発行情報を管理し、各販売者別フリー購買券の使用可能金額情報を格納し、フリー購買券の使用時現金決済差額分情報を格納し、その差額分に対する補償情報を格納するデータ格納部26と;フリー購買券に対する発行情報を管理し、各販売者別フリー購買券の使用可能金額情報を管理し、フリー購買券の使用時現金決済差額分を変換処理するように制御する制御部28″を含む。
【0185】
この時、参加者支援型オークションサービス運営サーバー10″はより多くの価額のフリー購買券の使用を許す使用可能金額が大きい順に販売者情報を整列したり、特別イベント情報を保有した販売者情報のうち、イベント金額が大きい順に販売者情報を整列したり、特定地域に含まれた販売者情報を整列して購買者端末で閲覧可能に提供する販売者情報整列部27を更に含む。
【0186】
したがって、本発明の第8実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムを通じて、購買者は5,000ウォン価額のフリー購買券を有し、10万ウォン価額の商品を購買しようとする時、当該商品はフリー購買券を10%まで許すなどの条件が付いた場合は、購買者は5,000ウォン価額のフリー購買券と5,000ウォンの現金決済を行わなければならない。
【0187】
すなわち、現金分5,000ウォンは参加者支援型オークションに参加しなかったため、本発明の第8実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムは、当該5,000ウォン現金分に限って参加者支援型オークションに参加できる権利を与えたり、今後割引を受けられる5,000ウォン相当の積立金に変換して当該購買者に提供できる。
【産業上の利用可能性】
【0188】
以上のように、本発明に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システム及びその方法によれば、販売者は分割購買券を販売することによって、未来の販売に対する担保を受けることができ、それによる生産資金の確保が容易で、且つ計画生産が可能であり、効果的に広報及び販売できる長所がある。また、各販売者に適合した多様な条件を設定して効果的にプロモーションを進行でき、購買者は商品販売代金の一部をまず支払って分割購買券を購買して参加者支援型オークションに参加できる権利を確保し、これを通じて累積割引率当選に挑戦して経済的利得を得ることができる長所がある。更に、不特定多数の購買者は参加者支援型オークションサービス運営サーバーから提供するTV広告連動参加者支援型オークションサービスに対する情報を受けて当該TV広告を視聴するので、広告集中度がより高くなり、当該広告出力時ホームショッピング販売と同様に、短時間で効果的に大量の商品を販売できる。従って、本発明の産業利用性はきわめて高いものといえる。
【0189】
一方、本明細書内で本発明をいくつかの好ましい実施形態によって記述したが、当業者ならば、添付の特許請求範囲に開示した本発明の範疇及び思想から外れずに、多くの変形及び修正がなされ得ることがわかるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0190】
図1】本発明の実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの概略的な構成を示した模式図である。
図2】本発明の第1実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムに含まれた参加者支援型オークションサービス運営サーバーの構成を示したブロック図である。
図3】本発明の第1実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの作動原理を示した概略図である。
図4】本発明の第1実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの信号の流れを示したフローチャートである。
図5】本発明の第1実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの現物自動提示に対する信号の流れを示したフローチャートである。
図6】本発明の第2実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの現物及び累積積立金を財源とする参加者支援型オークションに対する信号の流れを示したフローチャートである。
図7】本発明の第3実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムのブランド購買券使用に対する信号の流れを示したフローチャートである。
図8】本発明の第3実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの商品未指定ブランド購買券の登録に対する信号の流れを示したフローチャートである。
図9】本発明の第4実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの落札割引率連動取引条件の変動に対する信号の流れを示したフローチャートである。
図10】本発明の第5実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムのブランド購買券クロス使用に対する信号の流れを示したフローチャートである。
図11】本発明の第6実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの集団知能を通じた競売方式の変更に対する信号の流れを示したフローチャートである。
図12】本発明の第7実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムの概略的な構成を示した模式図である。
図13】本発明の第7実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムを利用してTV広告連動参加者支援型オークションの情報出力状態を示した模式図である。
図14】本発明の第7実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムに含まれた参加者支援型オークションサービス運営サーバーの構成を示したブロック図である。
図15】本発明の第7実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムを利用してTV広告連動参加者支援型オークションをリアルタイムで処理する状態を示した概略図である。
図16】本発明の第8実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムを通じた購買券の決済差額変換処理を行う参加者支援型オークションサービス運営サーバーの構成を示すブロック図である。
図17】本発明の第8実施形態に係る参加者支援型オークション方式を用いたイベント販売システムを通じて購買券の決済差額変換処理状態を示したブロック図である。
【符号の説明】
【0191】
2 購買者端末
4 販売者端末
10 参加者支援型オークションサービス運営サーバー
図1
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