(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
通話アプリケーションがインストールされた携帯端末が、中継装置および通話制御サーバを介して固定電話回線と接続することにより、上記携帯端末をコードレス電話の子機として使用することを可能にしたコードレス電話システムにおいて、当該コードレス電話システムの動作環境を設定する動作環境設定システムであって、
上記携帯端末は、
上記携帯端末と上記中継装置との間を第1の無線規格で無線接続するために必要な第1の動作環境設定情報を記録した媒体を読み取る読取部と、
上記読取部により読み取られた媒体を解析し、上記第1の無線規格による無線接続の設定に必要な上記第1の動作環境設定情報を取得して上記携帯端末に設定する第1の端末側動作環境設定部と、
上記携帯端末および上記中継装置が上記通話制御サーバに第2の無線規格で接続して通話をするために必要な第2の動作環境設定情報を生成する設定情報生成部と、
上記設定情報生成部により生成された上記第2の動作環境設定情報を上記携帯端末に設定するとともに、上記第2の動作環境設定情報を上記通話制御サーバに送信して登録する第2の端末側動作環境設定部と、
上記第1の端末側動作環境設定部により設定された無線接続を利用して、上記設定情報生成部により生成された上記第2の動作環境設定情報を上記中継装置に送信する設定情報送信部とを備え、
上記中継装置は、
上記携帯端末の上記第1の端末側動作環境設定部により上記第1の無線規格による無線接続の設定が行われる際に、上記携帯端末から上記第1の動作環境設定情報を取得して上記中継装置に設定する第1の中継側動作環境設定部と、
上記設定情報送信部により送信された上記第2の動作環境設定情報を受信する設定情報受信部と、
上記設定情報受信部により受信された上記第2の動作環境設定情報を上記中継装置に設定するとともに、上記第2の動作環境設定情報を上記通話制御サーバに送信して登録する第2の中継側動作環境設定部とを備えたことを特徴とする動作環境設定システム。
上記携帯端末の上記設定情報生成部は、上記第1の端末側動作環境設定部により設定された無線接続を利用して、上記中継装置に固有の識別情報を上記中継装置から取得し、当該識別情報を暗号化して上記第2の動作環境設定情報を生成することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の動作環境設定システム。
上記第1の動作環境設定情報は、上記携帯端末と上記中継装置との間をブルートゥースで無線接続するための設定に必要な情報であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の動作環境設定システム。
中継装置と、通話アプリケーションがインストールされた携帯端末とを備え、上記携帯端末が上記中継装置および通話制御サーバを介して固定電話回線と接続することにより、上記携帯端末をコードレス電話の子機として使用することを可能にしたコードレス電話システムにおいて、上記携帯端末に実装される動作環境設定用プログラムであって、
上記携帯端末と上記中継装置との間を第1の無線規格で無線接続するために必要な第1の動作環境設定情報を記録した媒体を読み取る読取手段、
上記読取手段により読み取られた媒体を解析し、上記第1の無線規格による無線接続の設定に必要な上記第1の動作環境設定情報を取得して上記携帯端末に設定する第1の端末側動作環境設定手段、
上記携帯端末および上記中継装置が上記通話制御サーバに第2の無線規格で接続して通話をするために必要な第2の動作環境設定情報を生成する設定情報生成手段、
上記設定情報生成手段により生成された上記第2の動作環境設定情報を上記携帯端末に設定するとともに、上記第2の動作環境設定情報を上記通話制御サーバに送信して登録する第2の端末側動作環境設定手段、および
上記第1の端末側動作環境設定手段により設定された無線接続を利用して、上記設定情報生成手段により生成された上記第2の動作環境設定情報を上記中継装置に送信する設定情報送信手段
として上記携帯端末のコンピュータを機能させるためのコンピュータ読み取り可能な動作環境設定用プログラム。
中継装置と、通話アプリケーションがインストールされた携帯端末とを備え、上記携帯端末が上記中継装置および通話制御サーバを介して固定電話回線と接続することにより、上記携帯端末をコードレス電話の子機として使用することを可能にしたコードレス電話システムにおいて、上記中継装置に実装され、上記携帯端末に実装された請求項7に記載のプログラムと連携して動作する動作環境設定用プログラムであって、
上記携帯端末の上記第1の端末側動作環境設定手段により上記第1の無線規格による無線接続の設定が行われる際に、上記携帯端末から上記第1の動作環境設定情報を取得して上記中継装置に設定する第1の中継側動作環境設定手段、
上記設定情報送信手段により送信された上記第2の動作環境設定情報を受信する設定情報受信手段、および
上記設定情報受信手段により受信された上記第2の動作環境設定情報を上記中継装置に設定するとともに、上記第2の動作環境設定情報を上記通話制御サーバに送信して登録する第2の中継側動作環境設定手段
として上記中継装置のコンピュータを機能させるためのコンピュータ読み取り可能な動作環境設定用プログラム。
通話アプリケーションのインストールされた携帯端末が中継装置および通話制御サーバを介して固定電話回線と接続することにより、上記携帯端末をコードレス電話の子機として使用することを可能にしたコードレス電話システムに用いられる上記携帯端末であって、
上記携帯端末と上記中継装置との間を第1の無線規格で無線接続するために必要な第1の動作環境設定情報を記録した媒体を読み取る読取部と、
上記読取部により読み取られた媒体を解析し、上記第1の無線規格による無線接続の設定に必要な上記第1の動作環境設定情報を取得して上記携帯端末に設定する第1の端末側動作環境設定部と、
上記携帯端末および上記中継装置が上記通話制御サーバに第2の無線規格で接続して通話をするために必要な第2の動作環境設定情報を生成する設定情報生成部と、
上記設定情報生成部により生成された上記第2の動作環境設定情報を上記携帯端末に設定するとともに、上記第2の動作環境設定情報を上記通話制御サーバに送信して登録する第2の端末側動作環境設定部と、
上記第1の端末側動作環境設定部により設定された無線接続を利用して、上記設定情報生成部により生成された上記第2の動作環境設定情報を上記中継装置に送信する設定情報送信部とを備えたことを特徴とする携帯端末。
通話アプリケーションのインストールされた携帯端末が中継装置および通話制御サーバを介して固定電話回線と接続することにより、上記携帯端末をコードレス電話の子機として使用することを可能にしたコードレス電話システムに用いられ、請求項9に記載の上記携帯端末と連携して動作する中継装置であって、
上記携帯端末の上記第1の端末側動作環境設定部により上記第1の無線規格による無線接続の設定が行われる際に、上記携帯端末から上記第1の動作環境設定情報を取得して上記中継装置に設定する第1の中継側動作環境設定部と、
上記設定情報送信部により送信された上記第2の動作環境設定情報を受信する設定情報受信部と、
上記設定情報受信部により受信された上記第2の動作環境設定情報を上記中継装置に設定するとともに、上記第2の動作環境設定情報を上記通話制御サーバに送信して登録する第2の中継側動作環境設定部とを備えたことを特徴とする中継装置。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
(第1の実施形態)
以下、本発明による第1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、第1の実施形態による動作環境設定システムを含むコードレス電話システムの概略構成を示す図である。
【0011】
図1に示すように、第1の実施形態による動作環境設定システム100は、携帯端末10および中継装置20を備え、コード30の読み取りによってコードレス電話システムの動作環境を自動的に設定できるようにしたものである。第1の実施形態において設定する動作環境は、携帯端末10と中継装置20との間のブルートゥース接続、および、SIPサーバ41に登録すべきSIP登録情報に関するものである。
【0012】
なお、第1の実施形態において動作環境を設定する対象のコードレス電話システムは、通話アプリケーションがインストールされた携帯端末10が、中継装置20および通話制御サーバ400を介して固定電話回線300と接続することにより、携帯端末10をコードレス電話の子機として使用することを可能にしたシステムである。
【0013】
携帯端末10は、例えばスマートフォンやタブレットであり、ブルートゥースによる無線通信機能と、Wi−Fi等の無線LANによる無線通信機能とを有している。また、携帯端末10はカメラを備え、コード30の読み取りを行うことが可能である。
【0014】
第1の実施形態において、携帯端末10には、無線ルータ200を介して無線LANにより無線通信をするために必要な情報が既に設定されているものとする。すなわち、無線LANの接続に必要な接続設定情報(SSID、暗号モード、パスワードなど)が、無線ルータ200のプロファイルとして携帯端末10に登録済みである。この無線LANの接続設定は、ユーザが手動で行うことが可能である。
【0015】
中継装置20は、ブルートゥースによる無線通信機能と、Wi−Fi等の無線LANによる無線通信機能とを有している。ただし、中継装置20はカメラやコードリーダを備えていない。なお、この中継装置20にも、無線ルータ200を介して無線LANにより無線通信をするために必要な情報が設定されているものとする。中継装置20は、固定電話回線300と接続されている。
【0016】
中継装置20には、コード30が貼付または印刷されている。このコード30は、一例としてはバーコードまたは二次元コードであるが、これに限定されない。すなわち、情報を一定の規則に従い変換したもので、カメラやコードリーダ等の読取装置が読み取りやすいデジタル情報として入出力できるようにしたものであれば、バーコードまたは二次元コード以外の形態のコードでもよい。
【0017】
本実施形態において、コード30には、携帯端末10と中継装置20との間をブルートゥース(第1の無線規格)で無線接続するための設定に必要な情報(第1の動作環境設定情報)が記録されている。ここで、第1の動作環境設定情報は、中継装置20の名称やシリアル番号等を含む情報である。携帯端末10がこれらの情報を取得して設定することにより、中継装置20との間でブルートゥースの接続設定(ペアリング)が行われるようになっている。
【0018】
通話制御サーバ400は、SIPを利用したIP電話の管理・制御を行うサーバであり、SIPサーバ41およびPUSHサーバ42を備えて構成されている。SIPサーバ41は、固定電話回線300と携帯端末10との間で発呼情報の仲介を行う。PUSHサーバ42は、SIPサーバ41からのメッセージ送信要求に応じて、携帯端末10に対してコールバックの要求メッセージを送信する。
【0019】
具体的には、発信者から固定電話回線300を通じて電話がかけられた場合、固定電話回線300から中継装置20および無線ルータ200を介してSIPサーバ41に着信通知信号が送られる。この着信通知信号を受けたSIPサーバ41は、着信回線をいったん保留状態とし、PUSHサーバ42にメッセージ送信要求を供給する。
【0020】
PUSHサーバ42は、SIPサーバ41からメッセージ送信要求を受けると、携帯端末10にアクセスしてコールバック要求信号を送信する。SIPサーバ41は、このコールバック要求信号に応じて携帯端末10によって行われるコールバックを受けて、保留にしておいた着信回線と接続する。これにより、携帯端末10を固定電話回線300と接続して通話可能な状態を設定する。
【0021】
第1の実施形態では、携帯端末10および中継装置20がSIPサーバ41と無線LAN(第2の無線規格)で無線接続して通話をするための設定に必要な情報(第2の動作環境設定情報)を自動的に設定するようにしている。ここで設定する第2の動作環境設定情報は、携帯端末10および中継装置20がSIPサーバ41と接続する際に使用するパスワードである。
【0022】
すなわち、第1の実施形態では、上述のように携帯端末10と中継装置20との間で第1の動作環境設定情報を用いたブルートゥースの接続設定(ペアリング)を行った後に、当該ブルートゥースを利用したデータのやり取りを通じて、第2の動作環境設定情報を携帯端末10、中継装置20およびSIPサーバ41に自動的に登録するようにしている。
【0023】
図2は、第1の実施形態による動作環境設定システム100を構成する携帯端末10および中継装置20の機能構成例を示すブロック図である。なお、
図2では、コードレス電話システムの動作環境を設定することに関する主要な機能構成のみを図示している。
【0024】
図2に示すように、携帯端末10は、その機能構成として、コード読取部1、第1の端末側動作環境設定部2、固有情報受信部3、設定情報生成部4、第2の端末側動作環境設定部5および設定情報送信部6を備えている。また、中継装置20は、その機能構成として、第1の中継側動作環境設定部21、固有情報送信部22、設定情報受信部23および第2の中継側動作環境設定部24を備えている。
【0025】
携帯端末10の各機能ブロック1〜6は、例えば、当該携帯端末10にインストールされた通話アプリケーションによって構成される。この場合、上記各機能ブロック1〜6は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶された通話アプリケーションのプログラムが動作することによって実現される。なお、機能ブロック1〜6の一部または全部を、ハードウェアまたはDSP(Digital Signal Processor)によって構成することも可能である。
【0026】
また、中継装置20の各機能ブロック21〜24は、ハードウェア、DSP、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック21〜24は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
【0027】
携帯端末10のコード読取部1は、特許請求の範囲の読取部に相当するものであり、携帯端末10が備えるカメラ(図示せず)を通じて、中継装置20に貼付または印刷されたコード30(媒体の一例)を読み取るものである。
【0028】
携帯端末10の第1の端末側動作環境設定部2は、コード読取部1により読み取られたコード30を解析し、ブルートゥースによる無線接続(ペアリング)の設定に必要な第1の動作環境設定情報(中継装置20の名称やシリアル番号等を含む情報)を取得して、これを携帯端末10に設定する。
【0029】
また、第1の端末側動作環境設定部2は、中継装置20が携帯端末10との間でブルートゥースによる無線接続(ペアリング)の設定を行うのに必要な情報(携帯端末10の名称やシリアル番号等を含む情報)を中継装置20に送信する。このように、携帯端末10と中継装置20との双方に必要な情報を設定することにより、ブルートゥースのペアリングが行われる。一度ペアリングを行った携帯端末10と中継装置20は、次からは自動的に接続されるようになる。
【0030】
中継装置20の第1の中継側動作環境設定部21は、携帯端末10の第1の端末側動作環境設定部2によりブルートゥースによる無線接続の設定が行われる際に、携帯端末10から無線接続の設定に必要な情報(携帯端末10の名称やシリアル番号等を含む情報)を取得して、これを中継装置20に設定する。これにより、携帯端末10と中継装置20との間でブルートゥースによるペアリングが行われる。
【0031】
中継装置20の固有情報送信部22は、第1の端末側動作環境設定部2および第1の中継側動作環境設定部21により設定されたブルートゥースの無線接続を利用して、中継装置20に固有の識別情報(例えば、中継装置20のシリアル番号またはMACアドレスなど)を携帯端末10に送信する。
【0032】
携帯端末10の固有情報受信部3は、第1の端末側動作環境設定部2および第1の中継側動作環境設定部21により設定されたブルートゥースの無線接続を利用して、中継装置20から送信されてくる中継装置20の識別情報を受信する。
【0033】
携帯端末10の設定情報生成部4は、固有情報受信部3により受信された中継装置20の識別情報を暗号化して、携帯端末10および中継装置20がSIPサーバ41に対して無線ルータ200を介してWi−Fi(第2の無線規格)で無線接続して通話をするために必要な第2の動作環境設定情報を生成する。ここで生成する第2の動作環境設定情報は、SIPサーバ41にアクセスする際に使用するパスワードである。設定情報生成部4は、生成した第2の動作環境設定情報(パスワード)を第2の端末側動作環境設定部5および設定情報送信部6に供給する。
【0034】
携帯端末10の第2の端末側動作環境設定部5は、設定情報生成部4により生成された第2の動作環境設定情報(パスワード)を携帯端末10に設定するとともに、第2の動作環境設定情報を通話制御サーバ400に送信して登録する。このとき、第2の端末側動作環境設定部5は、携帯端末10の登録IDを生成するとともに、携帯端末10のIPアドレスを取得する。そして、第2の端末側動作環境設定部5は、携帯端末10の登録IDおよびパスワードを携帯端末10に設定するとともに、携帯端末10の登録ID、IPアドレスおよびパスワードを通話制御サーバ400に登録する。
【0035】
携帯端末10に設定された登録IDおよびパスワードは、PUSHサーバ42から送信されたコールバック要求信号に応じて携帯端末10がSIPサーバ41に対してコールバックを行う際に使用される。通話制御サーバ400に登録された携帯端末10のIPアドレスは、PUSHサーバ42が携帯端末10にコールバック要求信号を送信する際に使用される。また、通話制御サーバ400に登録された携帯端末10の登録IDおよびパスワードは、携帯端末10からSIPサーバ41にコールバックが行われたときに実行する認証処理に使用される。
【0036】
携帯端末10の設定情報送信部6は、第1の端末側動作環境設定部2により設定されたブルートゥースの無線接続を利用して、設定情報生成部4により生成された第2の動作環境設定情報(パスワード)を中継装置20に送信する。中継装置20の設定情報受信部23は、設定情報送信部6により送信された第2の動作環境設定情報を受信する。
【0037】
中継装置20の第2の中継側動作環境設定部24は、設定情報受信部23により受信された第2の動作環境設定情報を中継装置20に設定するとともに、第2の動作環境設定情報を通話制御サーバ400に送信して登録する。このとき、第2の中継側動作環境設定部24は、中継装置20の登録IDを生成するとともに、中継装置20のIPアドレスを取得する。そして、第2の中継側動作環境設定部24は、中継装置20の登録IDおよびパスワードを中継装置20に設定するとともに、中継装置20の登録ID、IPアドレスおよびパスワードを通話制御サーバ400に登録する。
【0038】
中継装置20に設定された登録IDおよびパスワードは、中継装置20がSIPサーバ41にアクセスする際に使用される。通話制御サーバ400に登録された中継装置20のIPアドレスは、SIPサーバ41が中継装置20にアクセスする際に使用される。また、通話制御サーバ400に登録された中継装置20の登録IDおよびパスワードは、中継装置20からSIPサーバ41にアクセスが行われたときに実行する認証処理に使用される。
【0039】
通話制御サーバ400は、携帯端末10および中継装置20のそれぞれから登録される登録IDまたはIPアドレスに基づいて、親子関係を登録する。すなわち、中継装置20をコードレス電話の親機、携帯端末10をコードレス電話の子機として登録する。
【0040】
図3は、上記のように構成した第1の実施形態による携帯端末10の動作例を示すフローチャートである。また、
図4は、上記のように構成した第1の実施形態による中継装置20の動作例を示すフローチャートである。
図3および
図4に示すフローチャートは、例えば、携帯端末10および中継装置20の電源をオンとし、携帯端末10のブルートゥース機能を起動させたときに開始する。
【0041】
図3において、携帯端末10では、まず、コード読取部1が、中継装置20に貼付または印刷されたコード30を読み取る(ステップS1)。次に、第1の端末側動作環境設定部2は、コード読取部1により読み取られたコード30を解析し(ステップS2)、携帯端末10が中継装置20との間でブルートゥースによる無線接続の設定を行うのに必要な第1の動作環境設定情報(中継装置20の名称やシリアル番号等を含む情報)を取得して、これを携帯端末10に設定する(ステップS3)。
【0042】
また、第1の端末側動作環境設定部2は、中継装置20が携帯端末10との間でブルートゥースによる無線接続の設定を行うのに必要な情報(携帯端末10の名称やシリアル番号等を含む情報)を中継装置20に送信する(ステップS4)。中継装置20では、
図4を用いて後述するように、携帯端末10から取得した第1の動作環境設定情報を中継装置20に設定する。これにより、携帯端末10と中継装置20との間でペアリングが行われる。
【0043】
その後、固有情報受信部3は、上述のように設定されたブルートゥースの無線接続を利用して、中継装置20の固有情報送信部22から送信された中継装置20の識別情報を受信したか否かを判定する(ステップS5)。当該識別情報を受信していない場合は、ステップS5の判定を繰り返す。
【0044】
一方、固有情報受信部3が中継装置20から送信された中継装置20の識別情報を受信した場合、設定情報生成部4は、受信された中継装置20の識別情報を暗号化してパスワードを生成する(ステップS6)。次に、第2の端末側動作環境設定部5は、携帯端末10の登録IDを生成して、当該生成した登録IDとパスワードとを携帯端末10に設定する(ステップS7)。
【0045】
さらに、第2の端末側動作環境設定部5は、携帯端末10のIPアドレスを取得して、携帯端末10の登録ID、IPアドレスおよびパスワードを通話制御サーバ400に送信して登録する(ステップS8)。その後、設定情報送信部6は、ステップS4で設定されたブルートゥースの無線接続を利用して、設定情報生成部4により生成された第2の動作環境設定情報(パスワード)を中継装置20に送信する(ステップS9)。これにより、
図3に示すフローチャートの処理を終了する。
【0046】
図4において、中継装置20では、まず、第1の中継側動作環境設定部21が、ブルートゥースの無線接続の設定に必要な情報(ステップS4で送信された携帯端末10の名称やシリアル番号等を含む情報)を携帯端末10から受信したか否かを判定する(ステップS11)。当該情報を受信していない場合は、ステップS11の判定を繰り返す。
【0047】
一方、携帯端末10からブルートゥースの無線接続の設定に必要な情報を第1の中継側動作環境設定部21にて受信した場合、第1の中継側動作環境設定部21は、受信した情報を中継装置20に設定することにより、携帯端末10と中継装置20との間でブルートゥースによるペアリングを行う(ステップS12)。
【0048】
次に、固有情報送信部22は、設定されたブルートゥースの無線接続を利用して、中継装置20に固有の識別情報を携帯端末10に送信する(ステップS13)。その後、設定情報受信部23は、携帯端末10の設定情報送信部6により送信された第2の動作環境設定情報(パスワード)を受信したか否かを判定する(ステップS14)。ここで、第2の動作環境設定情報を受信していない場合は、ステップS14の判定を繰り返す。
【0049】
一方、設定情報受信部23が第2の動作環境設定情報を受信した場合、第2の中継側動作環境設定部24は、中継装置20の登録IDを生成して、当該生成した登録IDとパスワードとを中継装置20に設定する(ステップS
15)。さらに、第2の中継側動作環境設定部24は、中継装置20のIPアドレスを取得して、中継装置20の登録ID、IPアドレスおよびパスワードを通話制御サーバ400に送信して登録する(ステップS
16)。これにより、
図4に示すフローチャートの処理を終了する。
【0050】
以上詳しく説明したように、第1の実施形態によれば、カメラを備えた携帯端末10でコード30を読み取れば、そのコード30の読み取りによって携帯端末10と中継装置20との間でブルートゥースの無線接続の設定が自動的に行われる。さらに、このように自動設定されたブルートゥースの無線接続を利用して、携帯端末10および中継装置20が通話制御サーバ400に無線LANで接続して通話をするために必要なSIP登録情報の設定が引き続き自動的に行われる。これにより、中継装置20および通話制御サーバ400を介して携帯端末10をコードレス電話の子機として利用するために必要な設定を自動的に行うことができる。
【0051】
(第2の実施形態)
次に、本発明による第2の実施形態を図面に基づいて説明する。第2の実施形態は、携帯端末
10’と中継装置
20’との間おけるブルートゥースの無線接続の設定、および、通話制御サーバ400に対するSIP登録情報の設定に加えて、
中継装置20’と無線ルータ200との間における無線LANの接続に関する動作環境も自動的に設定できるようにしたものである。
【0052】
図5は、第2の実施形態による動作環境設定システムが備える携帯端末10’および中継装置20’の機能構成例を示すブロック図である。なお、この
図5において、
図2に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
【0053】
図5に示すように、第2の実施形態による携帯端末10’は、その機能構成として、設定情報記憶部11および第2の設定情報送信部12を更に備えている。また、中継装置20’は、その機能構成として、第2の設定情報受信部25および第3の中継側動作環境設定部26を更に備えている。
【0054】
携帯端末10’の設定情報記憶部11は、無線LAN(例えば、Wi−Fi)で無線接続するために必要な第3の動作環境設定情報を記憶する。第2の実施形態において、第3の動作環境設定情報とは、中継装置20’が無線ルータ200を介してWi−Fiによる無線通信をするために必要な情報である。これは、無線ルータ200から送信されるSSIDと、無線ルータ200内で定義した暗号モードおよびパスワードとを含む接続設定情報であり、携帯端末10’が無線ルータ200のプロファイルとして既に登録済みの情報である。
【0055】
携帯端末10’の第2の設定情報送信部12は、第1の端末側動作環境設定部2および第1の中継側動作環境設定部21により設定されたブルートゥースの無線接続を利用して、設定情報記憶部11に記憶されている第3の動作環境設定情報を中継装置20’に送信する。
【0056】
なお、携帯端末10’が無線ルータ200との間でWi−Fiの無線接続を設定する際に、設定情報記憶部11であるフラッシュメモリの特定の記憶領域に第3の動作環境設定情報(接続設定情報)が記憶されることがあらかじめ決まっている。よって、第2の設定情報送信部12は、設定情報記憶部11の特定の記憶領域にアクセスすることにより、第3の動作環境設定情報を取得することが可能である。
【0057】
中継装置20’の第2の設定情報受信部25は、第1の端末側動作環境設定部2および第1の中継側動作環境設定部21により設定されたブルートゥースの無線接続を利用して、第2の設定情報送信部12により送信された第3の動作環境設定情報を受信する。
【0058】
中継装置20’の第3の中継側動作環境設定部26は、第2の設定情報受信部25により受信された第3の動作環境設定情報(中継装置20’が無線ルータ200を介してWi−Fiによる無線通信をするために必要なSSID、暗号モードおよびパスワード等の情報)を取得して、これを中継装置20’に設定する。これにより、中継装置20’が無線ルータ200を介して携帯端末10’と同一のWi−Fiネットワークに無線接続可能な状態となる。
【0059】
中継装置20’の第2の中継側動作環境設定部24は、第3の中継側動作環境設定部26による第3の動作環境設定情報の設定に基づいて設定された無線LANによる無線接続を利用して、設定情報受信部23により受信された第2の動作環境設定情報を通話制御サーバ400に送信して登録する。
【0060】
図6は、上記のように構成した第2の実施形態による携帯端末10’の動作例を示すフローチャートである。また、
図7は、上記のように構成した第2の実施形態による中継装置20’の動作例を示すフローチャートである。
図6および
図7に示すフローチャートは、例えば、携帯端末10’および中継装置20’の電源をオンとし、携帯端末10’のブルートゥース機能を起動させたときに開始する。
【0061】
なお、
図6において、
図3に示したステップ番号と同一のステップ番号を付した部分は同一の処理を実行するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。同様に、
図7において、
図4に示したステップ番号と同一のステップ番号を付した部分は同一の処理を実行するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
【0062】
図6において、ステップS4で携帯端末10’の第1の端末側動作環境設定部2が第1の動作環境設定情報を中継装置20’に送信してブルートゥースのペリングを行った後、第2の設定情報送信部12は、設定情報記憶部11に記憶されている第3の動作環境設定情報(無線ルータ200のSSID、暗号モードおよびパスワードなど)を読み出す(ステップS21)。そして、読み出した第3の動作環境設定情報を、ステップS4で設定されたブルートゥースの無線接続を利用して中継装置20’に送信する(ステップS22)。その後、処理はステップS5に進む。
【0063】
図7において、ステップ12で第1の中継側動作環境設定部21が携帯端末10’から受信した第1の動作環境設定情報を中継装置20’に設定してブルートゥースのペアリングを行った後、第2の設定情報受信部25は、携帯端末10’の第2の設定情報送信部12により送信された第3の動作環境設定情報を受信したか否かを判定する(ステップS31)。
【0064】
ここで、第3の動作環境設定情報を受信していない場合は、ステップS31の判定を繰り返す。一方、第2の設定情報受信部25が第3の動作環境設定情報を受信した場合、第3の中継側動作環境設定部26は、当該受信した第3の動作環境設定情報を第2の設定情報受信部25から取得して中継装置20’に設定する(ステップS32)。その後、処理はステップS13に進む。
【0065】
以上詳しく説明したように、第2の実施形態によれば、カメラを備えた携帯端末10’でコード30を読み取れば、そのコード30の読み取りによって携帯端末10’と中継装置20’との間でブルートゥースの無線接続の設定が自動的に行われる。また、このように自動設定されたブルートゥースの無線接続を利用して、中継装置20’でWi−Fiによる無線LAN通信をするための設定に必要な情報が携帯端末10’から中継装置20’に送信され、当該中継装置20’の無線接続設定が自動的に行われる。さらに、このように自動設定された無線LANの無線接続を利用して、携帯端末10’および中継装置20’が通話制御サーバ400に接続して通話をするために必要なSIP登録情報の設定が自動的に行われる。これにより、中継装置20’に無線LANの接続設定が行われていない状態においても、中継装置20’および通話制御サーバ400を介して携帯端末10’をコードレス電話の子機として利用するために必要な設定を自動的に行うことができる。
【0066】
(第3の実施形態)
次に、本発明による第3の実施形態を図面に基づいて説明する。第3の実施形態は、2台目の携帯端末10をコードレス電話の子機として更に登録できるようにしたものである。
【0067】
図8は、第3の実施形態による動作環境設定システム100”を含むコードレス電話システムの概略構成を示す図である。この
図8において、
図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。なお、ここでは第1の実施形態に対する変形例として第3の実施形態を説明するが、第2の実施形態に対する変形例として第3の実施形態を適用することも可能である。
【0068】
図8に示すように、第3の実施形態による動作環境設定システム100”は、2台の携帯端末10
-1,10
-2および中継装置20を備えている。携帯端末10
-1,10
-2は、例えばスマートフォンやタブレットであり、ブルートゥースによる無線通信機能と、Wi−Fi等の無線LANによる無線通信機能とを有している。また、携帯端末10
-1,10
-2はカメラを備え、中継装置20に貼付または印刷されたコード30や、携帯端末10
-1の画面に表示された第2のコード31の読み取りを行うことが可能である。
【0069】
第3の実施形態において、携帯端末10
-1,10
-2には、無線ルータ200を介して無線LANにより無線通信をするために必要な情報が既に設定されているものとする。第3の実施形態では、第1の携帯端末10
-1をコードレス電話の1台目の子機として最初に登録し、その後に第2の携帯端末10
-2をコードレス電話の2台目の子機として登録するものとする。第1の携帯端末10
-1を1台目の子機として登録する際の動作は、第1の実施形態または第2の実施形態と同様である。
【0070】
第2の携帯端末10
-2を2台目の子機として登録する際は、第1の携帯端末10
-1の画面に表示された第2のコード31を第2の携帯端末10
-2において読み取ることによって、登録のための処理を開始する。第2のコード31は、第1の携帯端末10
-1を子機として登録する際に設定情報生成部4により生成された第2の動作環境設定情報を記録したコードであり、第1の携帯端末10
-1により発行される。
【0071】
図9は、第3の実施形態による動作環境設定システム100”が備える携帯端末
10-1,10-2および中継装置20の機能構成例を示すブロック図である。なお、この
図9において、
図2に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
【0072】
図9に示すように、第3の実施形態による携帯端末
10-1,10-2は、その機能構成として、コード生成部13、認証部14、第2のコード読取部15および第3の端末側動作環境設定部16を更に備えている。コード生成部13および認証部14が第1の携帯端末10
-1により実行される機能であり、第2のコード読取部15および第3の端末側動作環境設定部16が第2の携帯端末10
-2により実行される機能である。なお、中継装置20の構成は、
図2に示した第1の実施形態と同様である。
【0073】
コード生成部13は、設定情報生成部4により生成された第2の動作環境設定情報(第1の携帯端末10
-1が中継装置20の識別情報を暗号化して生成したパスワード)を記録した第2のコード31を生成する。ここで生成する第2のコード31は、第1の携帯端末10
-1のディスプレイに表示可能な画像データとしてのコードである。
【0074】
第2のコード読取部15は、第2の携帯端末10
-2が備えるカメラ(図示せず)を通じて、コード生成部13により生成され第1の携帯端末10
-1のディスプレイに表示された第2のコード31を読み取る。
【0075】
第3の端末側動作環境設定部16は、第2のコード読取部15により読み取られた第2のコード31を解析し、第2の動作環境設定情報(パスワード)を取得する。また、第3の端末側動作環境設定部16は、上記のパスワードに第2の携帯端末10
-2の登録IDを加えて第2の携帯端末10
-2に設定するとともに、第2の携帯端末10
-2の登録ID、IPアドレスおよびパスワードを通話制御サーバ400に送信して登録要求を行う。
【0076】
以上のように、第2の携帯端末10
-2から通話制御サーバ400に対して登録要求が行われると、通話制御サーバ400は、第1の携帯端末10
-1に対して認証を要求する。この認証要求は、例えば、第2の携帯端末10
-2から送信されたパスワードを第1の携帯端末10
-1に送信し、パスワードの正当性を確認することによって行う。
【0077】
認証部14は、上述したパスワードの正当性に関する認証を行う。そして、その認証の結果を通話制御サーバ400に通知する。認証に成功した場合、通話制御サーバ400は、第2の携帯端末10
-2から送信された登録ID、IPアドレスおよびパスワードを正式に登録し、登録が行われたことを第2の携帯端末10
-2に返信する。一方、認証に失敗した場合、通話制御サーバ400は、登録が行われなかったことを第2の携帯端末10
-2に返信する。
【0078】
以上のように、第3の実施形態では、第2の動作環境設定情報を設定済みの第1の携帯端末10
-1が備えるコード生成部13により生成された第2のコード31を、第2の動作環境設定情報が未設定の第2の携帯端末10
-2が備える第2のコード読取部15により読み取る。これにより、第2の携帯端末10
-2が備える第3の端末側動作環境設定部16により、第2のコード31を解析して第2の動作環境設定情報を第2の携帯端末10
-2に設定するとともに、当該第2の動作環境設定情報を通話制御サーバ400に送信して登録する。このとき、第2の携帯端末10
-2の登録IDおよびIPアドレスもあわせて登録する。このような動作により、カメラを備えた第2の携帯端末10
-2で第2のコード31を読み取るだけで、第2の携帯端末10
-2をコードレス電話の子機として利用するために必要な設定を自動的に行うことができる。
【0079】
なお、上記第1〜第3の実施形態では、携帯端末10,10’,10
-1,10
-2の一例としてスマートフォンまたはタブレットを挙げて説明したが、これに限定されない。携帯端末10,10’,10
-1,10
-2は、ブルートゥースによる無線通信機能と、Wi−Fiによる無線LAN通信機能と、コードの読取機能とを有しているものであれば、スマートフォンまたはタブレット以外の電子機器であってもよい。
【0080】
また、上記第1〜第3の実施形態で説明した中継装置20,20’は、ブルートゥースによる無線通信機能と、Wi−Fiによる無線LAN通信機能とを有しているものであれば、どのような電子機器であってもよい。例えば、中継装置20,20’は、眼鏡型、腕時計型、リストバンド型などのウェアラブル機器であってもよい。
【0081】
また、上記第1〜第3の実施形態では、携帯端末10,10’,10
-1,10
-2と中継装置20,20’との間をブルートゥースにより接続する例について説明したが、ブルートゥース以外の無線通信技術(例えば、ZigBeeなど)を適用してもよい。
【0082】
また、上記第1〜第3の実施形態では、携帯端末10,10’,10
-1,10
-2のカメラで中継装置20のコード30(媒体の一例)を読み取ることによって、ブルートゥースの接続設定を自動的に行う例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、NFC(Near Field Communication)などの近距離無線通信手段を用いて、中継装置20に備えられたタグ(媒体の他の例)を携帯端末10,10’,10
-1,10
-2のNFCリーダ(特許請求の範囲の読取部に相当)で読み取ることによって、ブルートゥースの接続設定を自動的に行うようにしてもよい。
【0083】
その他、上記第1〜第3の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
携帯端末(10)でコード(30)を読み取るだけで、固定電話回線(300)に接続する中継装置(20)に対し、携帯端末(10)をコードレス電話の子機として利用するために必要な設定が自動的に行われるようにする。携帯端末(10)は、読み取ったコード(30)を解析することにより、中継装置(20)とブルートゥースによるペアリングに必要な情報を取得して、携帯端末(10)に設定する。携帯端末(10)は、通話制御サーバ(400)に無線LANで接続して通話をするために必要な登録IDとパスワードを生成し、生成した登録IDとパスワードを自身に設定するとともに、通話制御サーバ(400)に登録する。携帯端末(10)は、ブルートゥース接続を利用して、登録IDとパスワードを中継装置(20)に送信する。中継装置(20)は、受信した登録IDとパスワードを自身に設定するとともに、通話制御サーバ(400)に登録する。