【実施例】
【0041】
次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく説明する。
なお、実施例1−1〜実施例1−9及び実施例3−1〜実施例3−8は参考例である。
【0042】
<実施例1−1>
先ず、金属材料として、硝酸ニッケル(II)六水和物、硝酸亜鉛(II)四水和物及び硝酸鉄(III)九水和物を用意し、これらを形成後のフェライト薄膜の組成が(Ni
0.64Zn
0.36O)
1.0(Fe
2O
3)
1.0となるようにそれぞれ秤量した。また、溶媒として、調整後の組成物100質量%に対して30質量%に相当する量のアセトニトリルと、他の溶媒として10質量%に相当するプロピレングリコールとを用意し、これらを上記金属材料に添加混合し、オイルバスを用いて、30℃の温度で6時間撹拌を行った。
【0043】
撹拌後、更に他の溶媒として、調整後の組成物100質量%に対して37.2質量%のブタノールを加え、組成物中に占める上記金属材料の合計が、金属酸化物換算量で5質量%となるように調整した。その後、更に24時間常温で撹拌することによりフェライト薄膜形成用組成物を調製した。
【0044】
次に、上記調製したフェライト薄膜形成用組成物を、回転速度3000rpmで15秒間スピンコートを行うことにより、表面にSiO
2膜が形成されたシリコン基板上に塗布膜を形成し、その後、400℃の温度で5分間仮焼きを行った。塗布から仮焼きまでの工程を計5回繰り返することにより、表1に示す厚さのアモルファス状の仮焼き膜を形成した。
【0045】
最後に、この膜付き基板をRTAを用いて700℃で焼成することにより、組成が(Ni
0.64Zn
0.36O)
1.0(Fe
2O
3)
1.0であって、表1に示す厚さのNiZnフェライト薄膜を形成した。
【0046】
<実施例1−2,実施例1−3、比較例1−1,比較例1−2>
調整後の組成物を100質量%としたときのアセトニトリルの割合を、以下の表1に示す割合とした以外は、実施例1−1と同様に、フェライト薄膜形成用組成物を調製し、表1に示す厚さを有するNiZnフェライト薄膜を形成した。
【0047】
<実施例1−4〜実施例1−9、比較例1−3〜比較例1−6>
形成後のフェライト薄膜の組成が、以下の表1に示す組成になるように各金属材料の割合を調整した以外は、実施例1−1又は実施例1−2と同様に、フェライト薄膜形成用組成物を調製し、表1に示す厚さを有するNiZnフェライト薄膜を形成した。
【0048】
<実施例2−1>
先ず、金属材料として、硝酸銅(II)三水和物、硝酸亜鉛(II)四水和物及び硝酸鉄(III)九水和物を用意し、これらを形成後のフェライト薄膜の組成が(Cu
0.40Zn
0.60O)
1.0(Fe
2O
3)
1.0となるようにそれぞれ秤量した。また、溶媒として、調整後の組成物100質量%に対して30質量%に相当する量のアセトニトリルと、他の溶媒として10質量%に相当するプロピレングリコールとを用意し、これらを上記金属材料に添加混合し、オイルバスを用いて、30℃の温度で6時間撹拌を行った。
【0049】
撹拌後、更に他の溶媒として、調整後の組成物100質量%に対して42.5質量%のエタノールを加え、組成物中に占める上記金属材料の合計が、金属酸化物換算量で4質量%となるように調整した。その後、更に24時間常温で撹拌することによりフェライト薄膜形成用組成物を調製した。
【0050】
次に、上記調製したフェライト薄膜形成用組成物を、回転速度3000rpmで15秒間スピンコートを行うことにより、表面にSiO
2膜が形成されたシリコン基板上に塗布膜を形成し、その後、400℃の温度で5分間仮焼きを行った。塗布から仮焼きまでの工程を計5回繰り返することにより、表2に示す厚さのアモルファス状の仮焼き膜を形成した。
【0051】
最後に、この膜付き基板をRTAを用いて700℃で焼成することにより、組成が(Cu
0.40Zn
0.60O)
1.0(Fe
2O
3)
1.0である、表2に示す厚さのCuZnフェライト薄膜を形成した。
【0052】
<実施例2−2,実施例2−3、比較例2−1,比較例2−2>
調整後の組成物を100質量%としたときのアセトニトリルの割合を、以下の表2に示す割合とした以外は、実施例2−1と同様に、フェライト薄膜形成用組成物を調製し、表2に示す厚さを有するCuZnフェライト薄膜を形成した。
【0053】
<実施例2−4〜実施例2−9、比較例2−3〜比較例2−6>
形成後のフェライト薄膜の組成が、以下の表2に示す組成になるように各金属材料の割合を調整した以外は、実施例2−1又は実施例2−2と同様に、フェライト薄膜形成用組成物を調製し、表2に示す厚さを有するCuZnフェライト薄膜を形成した。
【0054】
<実施例3−1>
先ず、金属材料として、酢酸ニッケル(II)四水和物、硝酸銅(II)三水和物、硝酸亜鉛(II)四水和物及び硝酸鉄(III)九水和物を用意し、これらを形成後のフェライト薄膜の組成が(Ni
0.40Cu
0.20Zn
0.40O)
1.0(Fe
2O
3)
1.0となるようにそれぞれ秤量した。また、溶媒として、調整後の組成物100質量%に対して40質量%に相当する量のアセトニトリルと、15質量%に相当するプロピレングリコールとを用意し、これらを上記金属材料に添加混合し、オイルバスを用いて、30℃の温度で6時間撹拌を行った。
【0055】
撹拌後、更に他の溶媒として、調整後の組成物100質量%に対して22.4質量%のブタノールを加え、組成物中に占める上記金属材料の合計が、金属酸化物換算量で5質量%となるように調整した。その後、更に24時間常温で撹拌することによりフェライト薄膜形成用組成物を調製した。
【0056】
次に、上記調製したフェライト薄膜形成用組成物を、回転速度3000rpmで15秒間スピンコートを行うことにより、表面にSiO
2膜が形成されたシリコン基板上に塗布膜を形成し、その後、400℃の温度で5分間仮焼きを行った。塗布から仮焼きまでの工程を計5回繰り返することにより、表3に示す厚さのアモルファス状の仮焼き膜を形成した。
【0057】
最後に、この膜付き基板をRTAを用いて700℃で焼成することにより、組成が(Ni
0.40Cu
0.20Zn
0.40O)
1.0(Fe
2O
3)
1.0である、表3に示す厚さのNiCuZnフェライト薄膜を形成した。
【0058】
<実施例3−2,実施例3−3>
調整後の組成物を100質量%としたときのアセトニトリルの割合を、以下の表3に示す割合とした以外は、実施例3−1と同様に、フェライト薄膜形成用組成物を調製し、表3に示す厚さを有するNiCuZnフェライト薄膜を形成した。
【0059】
<比較例3−1>
先ず、金属材料として、硝酸ニッケル(II)六水和物、硝酸銅(II)三水和物、硝酸亜鉛(II)四水和物及び硝酸鉄(III)九水和物を用意し、これらを形成後のフェライト薄膜の組成が(Ni
0.40Cu
0.20Zn
0.40O)
1.0(Fe
2O
3)
1.0となるようにそれぞれ秤量した。また、溶媒として、N,N−ジメチルホルムアミドを用意し、これを上記金属材料に添加混合し、オイルバスを用いて、2時間撹拌を行った。
【0060】
撹拌後、更に安定化剤として酢酸を加え、組成物中に占める上記金属材料の合計が、金属酸化物換算量で5質量%となるように調整した。その後、更にポリビニルピロリドン(平均分子量40000)を、金属材料の金属酸化物換算量の50モル%に相当する量で添加し、24時間常温で撹拌することによりフェライト薄膜形成用組成物を調製した。
【0061】
また、上記調製したフェライト薄膜形成用組成物を用いて、実施例3−1と同様に、表3に示す厚さを有するNiCuZnフェライト薄膜を形成した。
【0062】
<比較例3−2,比較例3−3>
調整後の組成物を100質量%としたときのアセトニトリルの割合を、以下の表3に示す割合とした以外は、実施例3−1と同様に、フェライト薄膜形成用組成物を調製し、表3に示す厚さを有するNiCuZnフェライト薄膜を形成した。
【0063】
<実施例3−4〜実施例3−8、比較例3−4〜比較例3−7>
形成後のフェライト薄膜の組成が、以下の表3に示す組成になるように各金属材料の割合を調整した以外は、実施例3−1又は実施例3−2と同様に、フェライト薄膜形成用組成物を調製し、表3に示す厚さを有するNiCuZnフェライト薄膜を形成した。
【0064】
<比較試験及び評価>
実施例及び比較例で得られたフェライト薄膜について、次に示す方法により、膜厚及び初透磁率を求めた。また、調製したフェライト薄膜形成用組成物の保存安定性を評価した。それらの結果を次の表1〜表3に示す。また、実施例1−1で得られたフェライト薄膜の磁気ヒステリシス曲線(B−H曲線)を
図1に示す。また、実施例1−1、実施例2−1、実施例3−1及び比較例3−1で得られたフェライト薄膜の初透磁率を
図2に示す。更に、実施例1−1、実施例3−1及び比較例3−1で得られたフェライト薄膜をSEMにより観察したときの写真図をそれぞれ
図3、
図4及び
図5に示す。
【0065】
(1) 膜厚:形成した薄膜の断面の厚さを走査型顕微鏡(日立製作所社製、モデル:s−4300)により測定した。なお、焼成前の仮焼き膜の膜厚についても同様の方法及び装置により測定した。
【0066】
(2) 初透磁率:絶対透磁率測定装置インピーダンスアナライザ(アジレントテクノロジー社製、製品名HP4194A)と銅線で作製した空芯コイルを用い、40MHz程度までの周波数で測定した。なお、
図2には、400kHzまでの測定結果を示す。空芯コイルはアクリル樹脂等の薄い板で1センチ×5センチサイズのウェーハがちょうど収まるサイズの外形を作成し、この外形に銅線を20〜80回巻きつけることにより作製した。作製した空芯コイルのインダクタンスをインピーダンスアナライザで測定した後、コアとして1センチ×5センチサイズのフェライト薄膜付き基板を差し込んで再びインダクタンスを測定した。この時、コアの挿入前後でのインダクタンス差ΔLは次の式(1)で与えられることから、フェライト薄膜の初透磁率を算出することができる。
【0067】
ΔL=μ
0×μ’×S×N
2/l ……(1)
但し、上記式(1)中、μ
0は真空の透磁率、μ’はフェライト薄膜の複素透磁率における実部(初透磁率)、Sはフェライト薄膜の断面積、Nはコイルの巻き数、lはコイルの長さである。
【0068】
(3) 保存安定性:調製後、5℃の温度で1ヶ月間冷蔵保存した後のフェライト薄膜形成用組成物について、目視により沈殿の有無を確認した。表1〜表3中、「不良」は、保存後のフェライト薄膜形成用組成物に沈殿が確認された場合を示し、「良」は、保存後のフェライト薄膜形成用組成物に沈殿が確認されなかった場合を示す。
【0069】
【表1】
図1から明らかなように、実施例1−1で得られたフェライト薄膜の飽和磁化は300emu/cm
3前後と高い値を示したことから、この薄膜は高い磁性特性を有することが判る。
【0070】
また、表1、
図2から明らかなように、実施例1−1で得られたフェライト薄膜の初透磁率は10と高い値を示した。また、
図3から明らかなように、実施例1−1で得られたフェライト薄膜は、グレインサイズ(結晶粒径)が20nm前後の非常に緻密な膜質であり、膜の表面平滑性に優れることが判る。
【0071】
また、実施例1−1、実施例1−2、実施例1−3及び比較例1−1とを比較すると、アセトニトリルが30質量%に満たない比較例1−1で調製したフェライト薄膜形成用組成物では、調製直後は赤色で均一な液であったが、1ヶ月冷蔵保存後には、組成物中に緑色の沈殿がみられ、保存安定性が悪かった。これに対し、実施例1−1、実施例1−2、実施例1−3で調製したフェライト薄膜形成用組成物では、1ヶ月冷蔵保存後も組成物中に沈殿はみられず、保存安定性に優れることが確認された。
【0072】
なお、アセトニトリルが60質量%を越える比較例1−2では、保存安定性については良好な結果が得られたものの、膜むらが発生する不具合が生じた。
【0073】
また、実施例1−1〜実施例1−3、実施例1−8、実施例1−9及び比較例1−3〜比較例1−6とを比較すると、得られたフェライト薄膜の組成、即ち一般式(Ni
1-xZn
xO)
t(Fe
2O
3)において、s,tが0.95≦s≦1.05、0.95≦t≦1.05、かつs+t=2を満たさない比較例1−3、比較例1−4では、初透磁率がそれぞれ2と非常に低い値を示し、比較例1−5、比較例1−6でもそれぞれ4、3と低い値を示した。これに対し、s,tが上記要件を満たす実施例1−1、実施例1−2、実施例1−3では、初透磁率がそれぞれ10、9、8と非常に高い値を示し、実施例1−8、実施例1−9においても、いずれも10と非常に高い値を示した。このことから、NiZnフェライト薄膜において、s,tが0.95≦s≦1.05、0.95≦t≦1.05、かつs+t=2を満たす組成とするのが効果的であることが確認された。
【0074】
また、実施例1−4、実施例1−5と、実施例1−6、実施例1−7とを比較すると、xが0.10≦x≦0.65の範囲を満たす実施例1−4、実施例1−5では、xがこの範囲から外れる実施例1−6、実施例1−7に比べ、初透磁率が高い値を示した。このことから、NiZnフェライト薄膜において、xが0.10≦x≦0.65の範囲を満たす組成とするのが好ましいことが確認された。
【0075】
【表2】
表2、
図2から明らかなように、実施例2−1で得られたフェライト薄膜の初透磁率は8と高い値を示した。
【0076】
また、実施例2−1、実施例2−2、実施例2−3及び比較例2−1とを比較すると、アセトニトリルが30質量%に満たない比較例2−1で調製したフェライト薄膜形成用組成物では、調製直後は赤色で均一な液であったが、1ヶ月冷蔵保存後には、組成物中に緑色の沈殿がみられ、保存安定性が悪かった。これに対し、実施例2−1、実施例2−2、実施例2−3で調製したフェライト薄膜形成用組成物では、1ヶ月冷蔵保存後も組成物中に沈殿はみられず、保存安定性に優れることが確認された。
【0077】
なお、アセトニトリルが60質量%を越える比較例2−2では、保存安定性については良好な結果が得られたものの、膜むらが発生する不具合が生じた。
【0078】
また、実施例2−1〜実施例2−3、実施例2−8、実施例2−9及び比較例2−3〜比較例2−6とを比較すると、得られたフェライト薄膜の組成、即ち一般式(Cu
1-xZn
xO)
t(Fe
2O
3)において、s,tが0.95≦s≦1.05、0.95≦t≦1.05、かつs+t=2を満たさない比較例2−3〜比較例2−6では、初透磁率がいずれも2となり、非常に低い値を示した。これに対し、s,tが上記要件を満たす実施例2−1、実施例2−2、実施例2−3では、初透磁率がそれぞれ8、7、5と比較的高い値を示し、実施例2−8、実施例2−9ではそれぞれ7、8と高い値を示した。このことから、CuZnフェライト薄膜において、s,tが0.95≦s≦1.05、0.95≦t≦1.05、かつs+t=2を満たす組成とするのが効果的であることが確認された。
【0079】
また、実施例2−4、実施例2−5と、実施例2−6、実施例2−7とを比較すると、xが0.20≦x≦0.80の範囲を満たす実施例2−4、実施例2−5では、xがこの範囲から外れる実施例2−6、実施例2−7に比べ、初透磁率が同等若しくはそれ以上の値を示した。このことから、CuZnフェライト薄膜において、xが0.20≦x≦0.80の範囲を満たす組成とするのが好ましいことが確認された。
【0080】
【表3】
表3、
図2から明らかなように、実施例3−1、実施例3−2、実施例3−3及び比較例3−1とを比較すると、アセトニトリルを含まない比較例3−1で得られたフェライト薄膜の初透磁率は、膜密度が低くなった理由から、5であった。これに対し、実施例3−1で得られたフェライト薄膜の初透磁率は10と、実施例3−2、実施例3−3では、9、10とそれぞれ高い値を示した。また、
図4、
図5から明らかなように、実施例3−1で得られたフェライト薄膜は、比較例3−1で得られたフェライト薄膜に比べ、グレインサイズ(結晶粒径)が非常に緻密な膜質であり、膜の表面平滑性に優れることが判る。
【0081】
また、実施例3−1、実施例3−2、実施例3−3及び比較例3−1、比較例3−2、比較例3−3とを比較すると、アセトニトリルを含まない比較例3−1、及びアセトニトリルが30質量%に満たない比較例3−2で調製したフェライト薄膜形成用組成物では、調製直後は赤色で均一な液であったが、1ヶ月冷蔵保存後には、組成物中に緑色の沈殿がみられ、保存安定性が悪かった。また、アセトニトリルが60質量%を越える比較例3−3では、保存安定性については良好な結果が得られたものの、膜むらが発生する不具合が生じた。これに対し、実施例3−1、実施例3−2、実施例3−3で調製したフェライト薄膜形成用組成物では、1ヶ月冷蔵保存後も組成物中に沈殿はみられず、保存安定性に優れることが確認された。
【0082】
また、実施例3−1〜実施例3−3、実施例3−7、実施例3−8及び比較例3−4〜比較例3−7とを比較すると、得られたフェライト薄膜の組成、即ち一般式(Ni
0.80-yCu
0.20Zn
yO)
t(Fe
2O
3)
sにおいて、s,tが0.95≦s≦1.05、0.95≦t≦1.05、かつs+t=2を満たさない比較例3−4〜比較例3−7では、初透磁率がいずれも2となり、非常に低い値を示した。これに対し、s,tが上記要件を満たす実施例3−1、実施例3−2、実施例3−3では、初透磁率がそれぞれ10、9、10と非常に高い値を示し、実施例3−7、実施例3−8でもそれぞれ9、10と非常に高い値を示した。このことから、NiCuZnフェライト薄膜において、s,tが0.95≦s≦1.05、0.95≦t≦1.05、かつs+t=2を満たす組成とするのが効果的であることが確認された。
【0083】
また、実施例3−2、実施例3−4と、実施例3−5、実施例3−6とを比較すると、yが0.20≦y≦0.40の範囲を満たす実施例3−2、実施例3−4では、yがこの範囲から外れる実施例3−5、実施例3−6に比べ、初透磁率が高い値を示した。このことから、NiCuZnフェライト薄膜において、yが0.20≦y≦0.40の範囲を満たす組成とするのが好ましいことが確認された。