【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の態様によれば、動いているガラスリボン(13)を誘導する装置が開示され、このガラスリボンは中央部分(4)と第1および第2エッジ(3a,3b)とを有したものであり、この装置は、
(a)第1リボン誘導アセンブリ(1)であって、
(i)リボンの中央部分(4)と機械的に接触することなく、リボンの運動方向(15)に沿った曲率を有する第1湾曲区域をこのリボン(13)に生成する、第1リボン曲げサブアセンブリ(5a,5b,14,22)、および、
(ii)第1ガイドローラおよび第2ガイドローラ(7a,7b)であって、夫々が、リボンの第1エッジおよび第2エッジ(3a,3b)に係合しかつ第1エッジおよび第2エッジに横方向の力を加えるものであり、この係合の位置が、リボンの第1湾曲区域内、または第1湾曲区域に機械的に隣接した位置である、第1および第2ガイドローラ、
を備えている、第1リボン誘導アセンブリと、
(b)第2リボン誘導アセンブリ(2)であって、
(i)リボンの中央部分(4)と機械的に接触することなく、リボンの運動方向(15)に沿った曲率を有する第2湾曲区域をこのリボン(13)に生成する、第2リボン曲げサブアセンブリ(12,16a,16b)、および、
(ii)第3ガイドローラおよび第4ガイドローラ(9a,9b)であって、夫々が、リボンの第1エッジおよび第2エッジ(3a,3b)に係合しかつ第1エッジおよび第2エッジに横方向の力を加えるものであり、この係合の位置が、リボンの第2湾曲区域内、または第2湾曲区域に機械的に隣接した位置である、第3および第4ガイドローラ、
を備えている、第2リボン誘導アセンブリと、
を含み、ここで、第1区域および第2区域の夫々の曲率は、ガイドローラ(7a,7b,9a,9b)がリボンを歪ませることなく横方向に移動させることを可能にするのに十分な程度にまで、リボン(13)に剛性を与えるものである。
【0010】
第2の態様によれば、動いているガラスリボン(13)を誘導する方法が開示され、このガラスリボンは中央部分(4)と第1および第2エッジ(3a,3b)とを有したものであり、この方法は、
(a)リボンの中央部分(4)と機械的に接触することなく、リボンの運動方向(15)に沿った曲率を有する第1湾曲区域をこのリボン(13)に生成するステップ、
(b)リボンの第1エッジおよび第2エッジ(3a,3b)に、リボン(13)の第1湾曲区域内、または第1湾曲区域に機械的に隣接した位置で、横方向の力を加えるステップ、
(c)リボンの中央部分(4)と機械的に接触することなく、リボンの運動方向(15)に沿った曲率を有する第2湾曲区域をこのリボン(13)に生成するステップ、および、
(d)リボンの第1エッジおよび第2エッジ(3a,3b)に、リボン(13)の第2湾曲区域内、または第2湾曲区域に機械的に隣接した位置で、横方向の力を加えるステップ、
を含み、ここで、第1区域および第2区域の夫々の曲率は、横方向の力がリボンを歪ませることなく誘導することを可能にするのに十分な程度にまで、リボン(13)に剛性を与えるものである。
【0011】
第3の態様によれば、湾曲エアバーアセンブリが開示され、この湾曲エアバーアセンブリは、第1湾曲エアバーサブセクション(41)、第2湾曲エアバーサブセクション(43)、フレーム(49)、第1湾曲エアバーサブセクション(41)をフレーム(49)に接続する第1連結機構(45,51)、および第2湾曲エアバーサブセクション(43)をフレーム(49)に接続する第2連結機構(47,51)、を含み、フレーム(49)に対する第1(41)および第2(43)湾曲エアバーサブセクションの横方向の位置を独立して調節可能とするよう、第1および第2連結機構は個別に調整可能なものである。
【0012】
本開示の種々の態様に関する上記概要において使用した参照番号は、単に読者の便宜のためのものであって、本発明の範囲を限定するものと解釈されることを意図したものではないし、またそう解釈されるべきではない。より一般的には、前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、単に本発明の例示であり、本発明の本質および特徴を理解するための概要または構想を提供することを意図したものであることを理解されたい。
【0013】
本発明のさらなる特徴および利点は以下の詳細な説明の中で明らかにされ、ある程度は、その説明から当業者には容易に明らかになるであろうし、あるいは本書の説明で例示されたように本発明を実施することにより認識されるであろう。添付の図面は本発明のさらなる理解を提供するために含まれ、本書に組み込まれその一部を構成する。本書および本図面において開示された本発明の種々の特徴は、任意の組合せで、また全て組み合わせて、使用できることを理解されたい。例えば、本発明の種々の特徴は、本発明の以下のさらなる態様に従って組み合わせてもよい。
【0014】
第4の態様によれば、第1態様の装置が提供され、ここで、
(a)第1リボン曲げサブアセンブリは、
(i)湾曲エアバー、および、
(ii)リボンの中央部分の外側かつ両脇で、このリボンの表面に接触する、1対の円柱状ローラ、
のうち少なくとも1つを備え、かつ、
(b)第2リボン曲げサブアセンブリは、
(i)湾曲エアバー、および、
(ii)リボンの中央部分の外側かつ両脇で、このリボンの表面に接触する、1対の円柱状ローラ、
のうち少なくとも1つを備えている。
【0015】
第5の態様によれば、第1または第4の態様の装置が提供され、ここで、ガイドローラ夫々は旋回アームに支持されたものであり、かつ旋回アーム夫々は、ガイドローラをリボンのエッジに対して付勢するよう、ばね荷重されたものである。
【0016】
第6の態様によれば、第1、第4、または第5の態様の装置が提供され、ここで、ガイドローラ夫々は、シリコーンゴムを備えたガラス係合面を有している。
【0017】
第7の態様によれば、第1または第4から第6の態様のいずれか1つの態様の装置が提供され、ここで、この装置は、第1および第2リボン誘導アセンブリの間に、リボンの中央部分に機械的に接触することなくこのリボンを第1および第2リボン曲げサブアセンブリに向かって付勢する、リボン付勢アセンブリを含む。
【0018】
第8の態様によれば、第7態様の装置が提供され、ここで、リボン付勢アセンブリは、
(a)湾曲エアバー、および、
(b)リボンの中央部分の外側かつ両脇で、このリボンの表面に接触する、1対の円柱状ローラ、
のうち少なくとも1つを備えている。
【0019】
第9の態様によれば、第1または第4から第8の態様のいずれか1つの態様の装置が提供され、ここで、第1および第2リボン曲げサブアセンブリのうち少なくとも1つは、第1および第2湾曲エアバーサブセクションを有する湾曲エアバーを備え、リボンの横断方向における第1および第2湾曲エアバーサブセクションの位置は独立して調節可能なものである。
【0020】
第10の態様によれば、第1または第4から第9の態様のいずれか1つの態様の装置が提供され、ここで、リボンの中央部分は、リボンの幅の少なくとも90%である。
【0021】
第11の態様によれば、動いているガラスリボンを円柱状芯材に巻回するための装置が提供され、この装置は、第1または第4から第10の態様のいずれか1つの態様の装置を含む。
【0022】
第12の態様によれば、第2態様の方法が提供され、ここで、リボンの第1区域および第2区域の曲率は、リボンの同じ側へ向かって凹状のものである。
【0023】
第13の態様によれば、第2または第12の態様の方法が提供され、ここで、リボンが誘導される際のリボンの運動は主に垂直成分を含んだものであり、かつこの方法は、リボンの中央部分に機械的に接触することなく第1および第2湾曲区域の間にリボンの第3湾曲区域を生成するステップをさらに含み、第3区域の曲率は、(i)リボンの運動方向に沿ったものであり、かつ(ii)第1および第2湾曲区域とは反対の方向に凹状のものである。
【0024】
第14の態様によれば、第2、第12、または第13の態様の方法が提供され、ここで、リボンが誘導される際のリボンの運動は主に水平成分を含んだものであり、かつ各曲率は下方に凹状のものである。
【0025】
第15の態様によれば、第2または第12から第14の態様のいずれか1つの態様の方法が提供され、上方に凹状であるリボンのフリーループ部を、第1および第2湾曲区域に先立って生成するステップを含む。
【0026】
第16の態様によれば、第2または第13から第15の態様のいずれか1つの態様の方法が提供され、ここで、リボンの第1区域および第2区域の各曲率は、リボンの異なる面の側へ向かって凹状のものである。
【0027】
第17の態様によれば、第2または第12から第16の態様のいずれか1つの態様の方法が提供され、ここで、第1湾曲区域および第2湾曲区域は、夫々、
(a)湾曲エアバー、および、
(b)リボンの中央部分の外側かつ両脇で、このリボンの表面に接触する、1対の円柱状ローラ、
のうち少なくとも1つにより生成される。
【0028】
第18の態様によれば、第2または第12から第17の態様のいずれか1つの態様の方法が提供され、1対の湾曲エアバーを用いてリボンの第1湾曲区域および第2湾曲区域のうち少なくとも1つを生成するステップ、および、1対の湾曲エアバーの少なくとも一方の、リボンの横断方向における位置を、少なくとも1回調節するステップ、をさらに含む。
【0029】
第19の態様によれば、第2または第12から第18の態様のいずれか1つの態様の方法が提供され、ここで、リボンの厚さは0.3mm以下である。
【0030】
第20の態様によれば、第2または第12から第19の態様のいずれか1つの態様の方法が提供され、ここで、リボンは、反りとリボンの横断方向の厚さ変化とのうち少なくとも1つを呈する。