(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5881526
(24)【登録日】2016年2月12日
(45)【発行日】2016年3月9日
(54)【発明の名称】スラグダンプトラックの荷役装置
(51)【国際特許分類】
B60P 1/48 20060101AFI20160225BHJP
B66F 9/06 20060101ALI20160225BHJP
B22D 43/00 20060101ALI20160225BHJP
B22D 45/00 20060101ALI20160225BHJP
【FI】
B60P1/48 Z
B66F9/06 Z
B22D43/00 Z
B22D45/00 Z
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-110865(P2012-110865)
(22)【出願日】2012年5月14日
(65)【公開番号】特開2013-237519(P2013-237519A)
(43)【公開日】2013年11月28日
【審査請求日】2015年4月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】313004724
【氏名又は名称】ユニキャリア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100082474
【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 丈夫
(74)【代理人】
【識別番号】100129540
【弁理士】
【氏名又は名称】谷田 龍一
(72)【発明者】
【氏名】武本 浩一
【審査官】
畔津 圭介
(56)【参考文献】
【文献】
特開2002−002359(JP,A)
【文献】
実開昭59−087493(JP,U)
【文献】
特開平11−321430(JP,A)
【文献】
米国特許第05951230(US,A)
【文献】
特開2002−046526(JP,A)
【文献】
実公昭46−024401(JP,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60P 1/48
B22D 43/00
B22D 45/00
B66F 9/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷台に前後方向に揺動自在に取り付けられたブームと、
前記ブームの先端に設けられたフックと、
前記ブームに配設され、スラグポットの左右側面に設けられた傾動用係合部に係脱可能に係合し、スラグポットの傾動中心となる第1セットピン及び第2セットピンと、を備え、
前記第1セットピンは、スラグポットの左右に突設されたトラニオンピンを前記フックに引掛けてスラグポットを荷台に載置した位置で、前記スラグポットの傾動用係合部に係合するように前記ブームに配設されており、
前記第2セットピンは、スラグポットの左右に突設されたトラニオンピンを前記フックに引掛けて前記ブームを揺動させることによりスラグポットを荷台から所定高さ持上げた位置で、前記スラグポットの傾動用係合部に係合するように前記ブームに配設されていることを特徴とする、スラグダンプトラックの荷役装置。
【請求項2】
前記第2セットピンが前記スラグポットの傾動用係合部に係合する高さ位置を示す標識を備えることを特徴とする請求項1に記載のスラグダンプトラックの荷役装置。
【請求項3】
前記第1セットピンと第2セットピンとは、リンク機構を介して共通の駆動シリンダに連結されていることを特徴とする請求項1に記載のスラグダンプトラックの荷役装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製鉄所等のスラグポット(スラグ鍋)を運搬、積み降ろし、排滓するスラグダンプトラックに係り、詳しくは、スラグダンプトラックの荷役装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、
図7に示すように、操縦席30の後方に荷台3が連結され、荷台3に揺動自在に取り付けられて先端部にフック5を備えるとともに中間部にセットピン6Aを備えるブーム4と、ブーム4を回転軸8回りに回動駆動するブームシリンダ12と、マスト31に回動可能に軸支されたポットカバー32と、ポットカバー32を回動駆動するポットカバーシリンダ33と、を備えるスラグダンプトラック1Aが知られている(特許文献1、2、非特許文献1等)。セットピン6Aは、油圧駆動によりブーム4の内側に出没可能に設けられ、スラグポットPの左右に形成された傾動用係合部P1に係脱可能となっている。なお、ポットカバー32を備えていないスラングダンプトラックもある。符号34はアウトリガーを示している。
【0003】
スラグポットPは、一般に、その左右に、中間高さより高い位置でトラニオンピンP2が突設され、中間高さより低い位置に傾動用係合部P1が形成されている。スラグポットPの傾動用係合部P1は、
図7及び
図8に示す例では、セットピン6Aが嵌入する筒状を呈し、スラグポットPの左右側面に突出して一体的に形成されている。スラグポットPの傾動用係合部は、
図7、
図8に示すような筒状の傾動用係合部P1の他、
図9に示すような錨形或いはフック形に突出した形状の傾動用係合部P1a等、他の形状のものもある。
【0004】
スラグダンプトラック1は、
図10(a)〜(c)に示すように、セットピン6AをスラグポットPの傾動用係合部P1に係合させないでフック5をトラニオンピンP2に引掛けた状態でブームシリンダ12を駆動してブーム4を回転軸8回りに回転駆動させれば、スラグポットPを水平状態を保ちつつ荷台3に積載し又は荷台3から積み降ろすことができる。
【0005】
また、
図11(a)〜(d)に示すように、スラグポットPの左右に突設されたトラニオンピンP2にフック5を引っ掛けるとともにセットピン6AをスラグポットPの左右に形成された傾動用係合部P1に係合させた状態でブームシリンダ12を駆動してブーム4を回転軸8回りに回転駆動させることにより、スラグポットPを荷台3から積み下ろしつつセットピン6Aを中心に傾動させて排滓姿勢をとらせるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−316793号公報
【特許文献2】特開2002−67775号公報
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】TCM株式会社のホームページ(スラグダンプトラックを紹介したウェブページ)、[2012年2月22日検索]、インターネット(http://www.tcm.co.jp/products/lineup/03/02.html)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来のスラグダンプトラックでは、セットピン6Aは、
図11(a)に示されるように、スラグポットPが荷台3に設置されている時に傾動用係合部P1に係合するように位置合わせされており、荷台3上でセットピン6Aが傾動用係合部P1に係合している状態でブームシリンダ12のロッド12aの伸張を開始すると、スラグポットPは、ブーム4の回転軌道に沿って持ち上げられると同時にセットピン6Aを中心に傾動し始める(
図11(b)参照)。通常、排滓作業は、スラグポットP内で高温(例えば1000℃以上)の溶融スラグを自然冷却により固化させた後に行う。
【0009】
しかしながら、作業現場によっては、例えば、製鉄所の生産サイクルの変動によってスラグの排出ペースが上がりスラグが冷えて固化するまで待てない場合や、一部のスラグポットを補修していてスラグポットの数が足りない場合等において、スラグポットP内のスラグが固化しないうちに排滓作業を開始するという、イレギュラーな場合が生じ得る。そのような場合、スラグポットPに収容する溶融スラグの量によっては、例えば
図11(b)の位置で溶融スラグがこぼれて出してしまい、スラグダンプトラック1Aの車両本体やタイヤに溶融スラグがかかってしまう危険性がある。そのため、溶融スラグが車両近くでこぼれないように、スラグポットPに収容する量を例えば半分程度に減らすことで対応可能であるが、溶融スラグの量を誤ると、溶融スラグが車両近くでこぼれてしまう恐れが依然として残る。
【0010】
そこで本発明は、溶融状態のスラグを排滓する際に車両近くで溶融スラグがこぼれないようにすることができる、スラグダンプトラックの荷役装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明に係るスラグダンプトラックの荷役装置は、荷台に前後方向に揺動自在に取り付けられたブームと、前記ブームの先端に設けられたフックと、前記ブームに配設され、スラグポットの左右側面に設けられた傾動用係合部に係脱可能に係合し、スラグポットの傾動中心となる第1セットピン及び第2セットピンと、を備え、前記第1セットピンは、スラグポットの左右に突設されたトラニオンピンを前記フックに引掛けてスラグポットを荷台に載置した位置で、前記スラグポットの傾動用係合部に係合するように前記ブームに配設されており、前記第2セットピンは、スラグポットの左右に突設されたトラニオンピンを前記フックに引掛けて前記ブームを揺動させることによりスラグポットを荷台から所定高さ持上げた位置で、前記スラグポットの傾動用係合部に係合するように前記ブームに配設されていることを特徴とする。
【0012】
前記第2セットピンが前記スラグポットの傾動用係合部に係合する高さ位置を示す標識を更に備えることが好ましい。
【0013】
また、前記第1セットピンと第2セットピンとは、リンク機構を介して共通の駆動シリンダに連結されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、スラグポットが所定高さ位置に持ち上がった位置で第2セットピンをスラグポットの傾動用係合部に係合させるため、当該位置までブームを回転させる間にスラグポットはスラグダンプトラックの後方に移動しており、その後方に移動した位置からスラグポットが傾動を開始することになる。従って、スラグを未固化の状態で排滓する際には、第2セットピンをスラグポットの傾動用係合部と係合させて排滓することにより、スラグポットから溶融スラグが流れ落ちる地点を車両から後方へ離れた位置にずらすことができ、車両への溶融スラグの飛散を防止することができる。
【0015】
また、第2セットピンは空中でスラグポットの傾動用係合部に係合させる必要があり、作業者は係合ポイントを見計らって係合操作を行う必要があるため、第1セットピンと第2セットピンとを併存させることにより、通常操作、即ち、スラグが固化した状態で排滓操作する場合は第1セットピンをスラグポットの傾動用係合部に係合させることで、作業者の操作負担を軽減することができる。
【0016】
また、前記第2セットピンが前記スラグポットの傾動用係合部に係合する高さ位置を示す標識を設けることで、第2セットピンの係合操作を容易ならしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明に係るスラグダンプトラックの荷役装置の一実施形態を示す側面図である。
【
図2】
図1の荷役装置の排滓作業時の作動状態を示す側面図である。
【
図3】
図1の荷役装置のブームシリンダの変更態様を示す要部拡大側面図である。
【
図4】
図3のブームシリンダを備える荷役装置の作動状態を示す側面図である。
【
図5】
図1の荷役装置の構成要素である第1セットピンを示す部分縦断側面図である。
【
図6】本発明に係るスラグダンプトラックの荷役装置の構成要素である第1セットピン及び第2セットピンの変更態様を示す要部斜視図である。
【
図7】従来のスラグダンプトラックとスラグポットを示す側面図である。
【
図8】従来のスラグポットの一例を示す正面図である。
【
図9】従来のスラグポットの他の一例を示す側面図である。
【
図10】
図7のスラグランプトラックの荷役装置の作動状態を示す側面図である。
【
図11】
図7のスラグダンプトラックの荷役装置の排滓作業時の作動状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明に係るスラグダンプトラックの荷役装置の実施形態について、以下に
図1〜
図6を参照して説明する。従来技術を含め、全図を通して同一又は類似の構成要素には同符号を付した。なお、スラグポットは従来と同じである。
【0019】
図1は、スラグダンプトラック1の操縦席を省略して本発明の要部である荷役装置2を示す側面図である。
図1に示すように、スラグダンプトラック1は、荷台3に揺動自在に取り付けられたブーム4と、ブーム4の先端に設けられたフック5と、スラグポットPの左右側面に設けられた傾動用係合部P1に係脱可能に係合し、スラグポットPの傾動中心となる第1セットピン6及び第2セットピン7と、を備えている。
【0020】
ブーム4は、荷台3後方の軸8に回転自在に連結された荷台幅方向両端の左右一対のアーム9(図では左右一対のうちの一方のみが示されている。)と、アーム9から前方に延びるブラケット部10と、左右一対のブラケット部10を連結するクロスバー11と、を備えている。フック5は、アーム9の自由端部に設けられている。
【0021】
ブーム4を駆動するブームシリンダ12は、荷台3とブーム4とに回動可能に連結されている。ブームシリンダ12は油圧シリンダで、ピストンロッド12aの先端部がブーム4に固定されたブラケット13の軸14に回転自在に連結され、シリンダボトムが荷台3に固定されたブラケット15の軸16に回転自在に連結されている。ブームシリンダ12のピストンロッド12aを押し出せばブーム4が軸8回りに後方へ揺動し、ブームシリンダ12のピストンロッド12aを引き込めばブーム4が軸8回りに前方へ揺動する。
【0022】
第1セットピン6は、スラグポットPの左右に突設されたトラニオンピンP2をフック5に引掛けてスラグポットPを荷台3に載置した位置で、スラグポットPの傾動用係合部P1に係合するようにブーム4に配設されている。第1セットピン6は、
図7、
図10、及び
図11で示した従来のセットピン6Aと同じ位置に配設されており、従来のセットピン6Aを用いることもできる。
【0023】
第2セットピン7は、スラグポットPの左右に突設されたトラニオンピンP2をフック5に引掛けてブーム4を揺動させることによりスラグポットPを荷台3から所定高さ(例えば500〜600mm)持上げた位置(
図2(b)の位置)で、スラグポットPの傾動用係合部P1に係合するようにブーム4に配設されている。
【0024】
第2セットピン7がスラグポットPの傾動用係合部P1に係合する高さ位置(以下、「係合可能高さ」と言う。)に位置しているかどうかは操作者が目視により確認することができるが、係合可能高さをより視認しやすいように、スラグポットPが係合可能高さにあることを示す標識17を備えることができる。標識17は、例えば
図1及び
図2に仮想線で示すように、荷台3に帯状のプレート又はポールを立設し、スラグポットPの係合可能高さに対応するスラグポットPの底面の高さ位置に、図示例の如く前記プレート又はポールの高さを合わせる(
図2(b)参照)か、或いは、該プレート上に矢印等の位置表示を表示することができる。スラグポットPが係合可能高さにあることを示す標識は、
図1に示す例のものに限定されず、例えば、
図3に示すように、ブームシリンダ12Aのピストンロッド12aを保護するためにピストンロッド12aと共にシリンダケース12b上をスライド移動するロッドカバー12cをピストンロッド12aに連結して設け、
図4に示すように、ピストンロッド12aが伸長してスラグポットPが係合可能高さに位置した時のロッドカバー12cの長さ方向後端縁12eの位置に、シリンダケース12bの外周面に設けた線等の目印を一致させることによりスラグポットPが係合可能高さにあることを示す標識17aとしてもよい。
【0025】
第1セットピン6は、
図5に示すように、ブーム4に形成された貫通孔18に摺動自在に挿入されるとともに、ブーム4に揺動自在に取り付けられた油圧式の駆動シリンダ19のピストンロッド19aに、L字状リンク20、棒状リンク21を介して連結されている。L字状リンク20は、ブーム4に固定されたブラケット22に軸23を介して回転自在に取り付けられている。ピストンロッド19aがシリンダケース19bから突出すると、
図5で仮想線で示すようにL字状リンク20が軸23回りに揺動し、第1セットピン6がブーム4の外側(
図5の上方)に引き出される。逆に、ピストンロッド19aがシリンダケース19bに入ると、L字状リンク20の軸23回りの揺動により、第1セットピン6がブーム4の内側(スラグポットが配置される側。
図5の下方)に押し出される。第2セットピン7も第1セットピン6と同様の油圧式駆動シリンダ及びリンク機構を備えることができる。
【0026】
第1セットピン6及び第2セットピン7を往復動させる駆動シリンダは、其々に設けることができるが、
図6に示すように、例えばL字状リンク20を軸23、軸24で連結し、軸24に共通の駆動シリンダ19を連結することにより、駆動シリンダを一つにすることもできる。このような左右連結リンク機構により、第1セットピン6と第2セットピン7とは同時に往復動するが、第1セットピン6と第2セットピン7の何れか一方が傾動用係合部P1と係合しているときに、第1セットピン6と第2セットピン7の他方が傾動用係合部P1及びスラグポットPの外周面と干渉しないように構成されておれば良い。
【0027】
上記のような構成を備えるスラグダンプトラック1の荷役装置2は、スラグポットPを水平に維持しつつ荷台3に積載し又は荷台3から積み降ろす場合は、従来と同様であり、第1セットピン6及び第2セットピン7の何れもスラグポットPの傾動用係合部P1に係合させないで、フック5をトラニオンピンP2に引掛けた状態でブーム4を回転駆動させる(
図10参照)。
【0028】
また、スラグポットP内のスラグを排滓する場合であって、スラグが固化した後に排滓作業を行う通常作業の場合は、フック5をトラニオンピンP2に引掛けてスラグポットPを荷台に載置した状態で、第1セットピン6を傾動用係合部P1に係合させ、ブーム4を揺動駆動させることにより、スラグポットPを荷台3から積み下ろしつつ第1セットピン6を中心に傾動させる。この場合、第1セットピン6と
図11で示した従来のセットピン1Aとが実質的に同じであるため、スラグポットPは、
図11と同じ軌道を移動し、荷台3から離反開始直後、即ち、上昇開始直後から、第1セットピン6を中心に傾動し始める(
図11参照)。
【0029】
そして、スラグポットP内のスラグを排滓する場合であって、スラグが固化する前の低粘度状態で排滓を行うイレギュラーな排滓作業の場合は、フック5をトラニオンピンP2に引掛けてスラグポットPを荷台の所定位置に載置した状態から、第1セットピン6を傾動用係合部P1に係合させないで、ブーム4を揺動させてスラグポットPが所定高さ(
図2(b)の高さ)まで持ち上げられたところで、即ち、係合可能高さになったところで、ブーム4の揺動を一旦停止させ、この停止位置において傾動用係合部P1に第2セットピン7を係合させる。傾動用係合部P1に第2セットピン7を係合させた状態で、ブームシリンダ12を再び駆動させてブーム4を揺動駆動させることにより、スラグポットPを荷台3から積み下ろしつつ第2セットピン7を中心に傾動させて排滓姿勢をとらせる。この場合、スラグポットPは、第2セットピン7を傾動用係合部P1に係合させた位置から、ブーム4の揺動とともに傾動し始める。そのため、第1セットピン6を傾動中心とする場合に比べて、傾動し始める位置が後方にずれるため、その分、スラグポットPから溶融スラグがこぼれ出す位置(
図2(c))も後方にずれ、溶融スラグが車体に飛散することを防止することが可能となる。
図2(c)と
図11(b)とを対比すると、スラグポットPは、傾きは同じであるが、
図2(c)の方が車体から距離Xだけ後方へ移動していることがわかる。
【0030】
本発明は、上記実施形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0031】
1 スラグダンプトラック
2 荷役装置
3 荷台
4 ブーム
5 フック
6 第1セットピン
7 第2セットピン
17 標識
19 駆動シリンダ
P スラグポット
P1 傾動用係合部
P2 トラニオンピン