特許第5881708号(P5881708)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5881708
(24)【登録日】2016年2月12日
(45)【発行日】2016年3月9日
(54)【発明の名称】属性に基づくデータ選択管理
(51)【国際特許分類】
   G06F 17/30 20060101AFI20160225BHJP
【FI】
   G06F17/30 330Z
【請求項の数】125
【全頁数】43
(21)【出願番号】特願2013-528372(P2013-528372)
(86)(22)【出願日】2011年9月12日
(65)【公表番号】特表2013-537333(P2013-537333A)
(43)【公表日】2013年9月30日
(86)【国際出願番号】US2011051243
(87)【国際公開番号】WO2012034128
(87)【国際公開日】20120315
【審査請求日】2014年9月12日
(31)【優先権主張番号】61/381,744
(32)【優先日】2010年9月10日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】509123208
【氏名又は名称】アビニシオ テクノロジー エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(72)【発明者】
【氏名】ヴィグノー,ジョイス,エル.
【審査官】 田中 秀樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−250798(JP,A)
【文献】 特開2003−216464(JP,A)
【文献】 特開平10−177584(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0153409(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0002373(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 17/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
データリポジトリに記憶された多次元データと対話するインタフェースを計算装置に提供する方法であって、
前記計算装置の入力ポートを介して入力を受信することであって、前記入力は、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の2つ以上の属性を識別する情報と、
前記識別された属性の順序を示す情報とを含むこと、
前記計算装置に階層データ構造を記憶することであって、前記階層データ構造は、前記識別された属性の1つにそれぞれ対応する複数の階層レベルを有する階層を含み、前記階層レベルの順序は、前記識別された属性に示される順序に対応すること、
前記データリポジトリ内のデータを処理して、前記計算装置に前記インタフェースを提示するために使用される前記階層データ構造に情報を記憶することであって、前記処理することは、
前記識別された属性の前記データ要素内に現れる複数の属性値を決定すること、
前記識別された属性のうちの第1の属性に対応する前記階層データ構造の第1の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第1の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てること、
前記識別された属性のうちの第2の属性に対応する前記階層データ構造の第2の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第2の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることであって、前記第2の階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられること
前記識別された属性のうちの第3の属性に対応する前記階層データ構造の第3の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第3の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることであって、前記第3の階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられ、前記第1の属性は、前記第2の属性より高い順序を有し、前記第2の属性は、前記第3の属性より高い順序を有すること、
を含むこと、
前記インタフェースを前記計算装置に表示することであって、前記表示は、前記階層に従って前記ノードのそれぞれに関連付けられたグラフィックインタフェース要素を表示することを含むこと
を含み、
前記第1の階層レベルの前記ノードに関連付けられた前記グラフィックインタフェース要素は、前記データ要素の第1のサブセットを表現し、データ要素の各第1のサブセットは前記第1の属性の特定の属性値を持つデータ要素を含み、
前記第2の階層レベルの前記ノードに関連付けられた前記グラフィックインタフェース要素は、前記データ要素の第2のサブセットを表現し、データ要素の各第2のサブセットは前記第1の属性の特定の属性値及び前記第2の属性の特定の属性値を持つデータ要素を含み、
前記第3の階層レベルの前記ノードに関連付けられた前記グラフィックインタフェース要素は、データ要素の第3のサブセットを表現し、データ要素の各第3のサブセットは前記第1の属性の特定の属性値、前記第2の属性の特定の属性値及び前記第3の属性の特定の属性値を持つデータ要素を含む、方法。
【請求項2】
前記データ構造の前記ノードの1つ又は複数のノードの選択を含む入力の受信に応答して、クエリを生成することをさらに含み、各ノードは、前記階層内でそのノードに割り当てられた属性値の組み合わせと共にデータ要素を表現し、前記クエリにより返されるデータ要素セットは、前記個々のノードのそれぞれにより表現される前記データ要素の結合に対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記識別された属性の各属性に対応する前記階層データ構造の連続した各階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記属性のそれぞれの前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることをさらに含み、連続した各階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前の階層レベルのすべてのノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
データリポジトリに記憶された多次元データと対話するインタフェースを計算装置に提供する方法であって、
前記計算装置に階層レベルを有する編成データ構造を記憶すること、
前記データリポジトリ内のデータを処理して、前記計算装置に前記インタフェースを提示するために使用される前記編成データ構造に情報を記憶すること
を含み、前記処理することは、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の複数の属性のうちの少なくとも第1の属性を決定すること、
前記データ要素内に現れる前記第1の属性の複数の属性値を決定すること、
前記第1の属性の前記複数の属性値のうちの特定の属性値毎に、前記特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定すること、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の前記複数の属性のうちの少なくとも第2の属性を決定すること、
前記データ要素内に現れる前記第2の属性の複数の属性値を決定すること、
前記第2の属性の前記複数の属性値のうちの特定の属性値毎に、前記特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定すること、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の前記複数の属性のうちの少なくとも第3の属性を決定すること、
前記データ要素内に現れる前記第3の属性の複数の属性値を決定すること、
前記第3の属性の前記複数の属性値のうちの特定の属性値毎に、前記特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定すること、
前記第1の属性に対応する前記編成データ構造の前記階層レベルのうちの1つの階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第1の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つ、前記階層レベルが1つ又は複数の前の階層レベルを有する場合は、対応する属性の、前記編成データ構造の階層の順序に従って前記1つ又は複数の前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれと、を割り当てることであって、前記編成データ構造の前記階層レベルの前記順序は、前記属性の順序に対応すること、
前記複数の属性のうちの第2の属性に対応する前記編成データ構造の第2の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第2の属性の前記属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることであって、前記第2の階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って前記第1の階層レベルを含む前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられること、
前記複数の属性のうちの第3の属性に対応する前記編成データ構造の第3の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第3の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることであって、前記第3の階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前記第1及び第2の階層レベルを含む前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられ、前記第1の属性は、前記第2の属性より高い順序を有し、前記第2の属性は、前記第3の属性より高い順序を有すること、
前記編成データ構造に、データ要素の前記特定された数に基づいて、前記第1の属性、前記第2の属性及び前記第3の属性を識別する情報に関連付けて情報を記憶すること
前記インタフェースを前記計算装置に提示することであって、前記インタフェースは、前記第1の属性に対応する第1のストリップを含み、前記第1のストリップはマルチセクションを含み、複数の前記マルチセクションは、前記第1の属性の対応する前記属性値に関連付けられたデータ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有すること、
を含み、
前記インタフェースは、前記第2の属性に対応する第2のストリップを含み、前記第2のストリップはマルチセクションを含み、複数の前記マルチセクションは、前記第2の属性の対応する前記属性値及び前記第1の属性の対応する前記属性値に関連付けられたデータ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有し、
前記インタフェースは、前記第3の属性に対応する第3のストリップを含み、前記第3のストリップはマルチセクションを含み、複数の前記マルチセクションは、前記第3の属性の対応する前記属性値、前記第2の属性の対応する前記属性値及び前記第1の属性の対応する前記属性値に関連付けられたデータ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有する、方法。
【請求項5】
前記インタフェースは、前記インタフェースから前記第1のストリップ及び前記第2のストリップのうちの1つ又は複数を削除する制御を含む、請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記インタフェースは、1つ又は複数の追加のストリップを前記インタフェースに追加する制御を含み、前記1つ又は複数の追加のストリップのそれぞれは追加の属性に関連付けられる、請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1及び第2のストリップの各セクションは、前記データ要素の異なる各グループを表す、請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のストリップに対する前記第1のストリップの順序は、前記データ要素がグループ化される順序を指定する、請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記順序を変更して、前記データ要素がグループ化される順序を変更することをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記マルチセクションの1つ又は複数の選択を含む入力の受信に応答して、クエリを生成することをさらに含み、前記クエリは、前記マルチセクションのうちの前記選択された1つ又は複数のセクションの各データ要素に関連付けられる、請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記マルチセクションのうちの前記1つ又は複数のセクションのうちの1つ又は複数を選択又は選択解除する入力の受信に応答して、前記クエリを変更することをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記マルチセクションのうちの前記選択された1つ又は複数のセクションは、前記第2のストリップのセクションを含み、前記第2のストリップの前記セクションは、前記第1のストリップの前記マルチセクションのうちの1つのセクションで表される前記データ要素のサブセットを表す、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記クエリは、前記順序で前記第2のストリップに先行する1つ又は複数のストリップ内の1つ又は複数のセクションに基づく、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記マルチセクションの前記選択された1つ又は複数のセクションは、前記第2のストリップの2つのセクションを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記クエリは、前記第2のストリップ内の前記2つのセクションのそれぞれの結合で表されるデータ要素を検索する表現を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のストリップの前記マルチセクションのうちの1つ又は複数のセクションを選択する入力を受信することにより、前記第2のストリップの前記マルチセクションのうちの1つ又は複数のセクションを選択させる、請求項10に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のストリップは、前記データ要素内に現れない前記第1の属性の値の各セクションを含まない、請求項に記載の方法。
【請求項18】
前記データリポジトリからのデータ要素の追加又は削除に応答して、前記ユーザインタフェースを更新することをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項19】
前記ユーザインタフェースを更新することは、前記ユーザインタフェースからストリップ又はセクションの1つ又は複数を追加することを含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ユーザインタフェースを更新することは、前記ユーザインタフェースからストリップ又はセクションの1つ又は複数を削除することを含む、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
カーソルが前記第1のストリップ又は前記第2のストリップの前記マルチセクションのうちの特定のセクションに置かれていることを識別すること、及び前記識別に応答して、前記特定のセクションに関連付けられた前記データ要素に関連付けられた情報を提示することをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項22】
前記インタフェースは、前記ユーザインタフェースに関連付けられた前記セクションのすべてを選択する制御を含む、請求項に記載の方法。
【請求項23】
前記制御はストリップを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記第1のストリップ又は前記第2のストリップの前記マルチセクションの少なくとも1つのセクションは、複数の属性値を表す、請求項に記載の方法。
【請求項25】
データリポジトリに記憶された多次元データと対話するインタフェースを計算装置に提供するコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、命令を含み、前記命令は、計算システムが、
前記計算装置に階層レベルを有する編成データ構造を記憶すること、
前記データリポジトリ内のデータを処理して、前記計算装置に前記インタフェースを提示するために使用される前記編成データ構造に情報を記憶すること
を含み、前記処理することは、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の複数の属性のうちの少なくとも第1の属性を決定すること、
前記データ要素内に現れる前記第1の属性の複数の属性値を決定すること、
前記第1の属性の前記複数の属性値のうちの特定の属性値ごとに、前記特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定すること、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の前記複数の属性のうちの少なくとも第2の属性を決定すること、
前記データ要素内に現れる前記第2の属性の複数の属性値を決定すること、
前記第2の属性の前記複数の属性値のうちの特定の属性値毎に、前記特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定すること、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の前記複数の属性のうちの少なくとも第3の属性を決定すること、
前記データ要素内に現れる前記第3の属性の複数の属性値を決定すること、
前記第3の属性の前記複数の属性値のうちの特定の属性値毎に、前記特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定すること、
前記第1の属性に対応する前記編成データ構造の前記階層レベルのうちの1つの階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第1の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つと、前記階層レベルが1つ又は複数の前の階層レベルを有する場合は、対応する属性の、前記編成データ構造の階層の順序に従って前記1つ又は複数の前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれと、を割り当てることであって、前記編成データ構造の前記階層レベルの前記順序は、前記属性の順序に対応すること、
前記複数の属性のうちの第2の属性に対応する前記編成データ構造の第2の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第2の属性の前記属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることであって、前記第2の階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられること、
前記複数の属性のうちの第3の属性に対応する前記編成データ構造の第3の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第3の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることであって、前記第3の階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられ、前記第1の属性は、前記第2の属性より高い順序を有し、前記第2の属性は、前記第3の属性より高い順序を有すること、
前記編成データ構造に、データ要素の前記特定された数に基づいて、前記第1の属性、前記第2の属性及び前記第3の属性を識別する情報に関連付けて情報を記憶すること
前記インタフェースを前記計算装置に提示することであって、前記インタフェースは、前記第1の属性に対応する第1のストリップを含み、前記第1のストリップはマルチセクションを含み、複数の前記マルチセクションは、前記第1の属性の対応する前記属性値に関連付けられたデータ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有すること、
を含み、
前記インタフェースは、前記第2の属性に対応する第2のストリップを含み、前記第2のストリップはマルチセクションを含み、複数の前記マルチセクションは、前記第2の属性の対応する前記属性値に関連付けられたデータ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有し、
前記インタフェースは、前記第3の属性に対応する第3のストリップを含み、前記第3のストリップはマルチセクションを含み、複数の前記マルチセクションは、前記第3の属性の対応する前記属性値に関連付けられたデータ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有する、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項26】
データリポジトリに記憶された多次元データと対話するインタフェースを提供する計算装置であって、
階層レベルを有する編成データ構造を記憶するメモリと、
前記データリポジトリ内のデータを処理して、前記計算装置に前記インタフェースを提示するために使用される前記編成データ構造に情報を記憶するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
を含み、前記処理することは、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の複数の属性のうちの少なくとも第1の属性を決定すること、
前記データ要素内に現れる前記第1の属性の複数の属性値を決定すること、
前記第1の属性の前記複数の属性値のうちの特定の属性値ごとに、前記特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定すること、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の前記複数の属性のうちの少なくとも第2の属性を決定すること、
前記データ要素内に現れる前記第2の属性の複数の属性値を決定すること、
前記第2の属性の前記複数の属性値のうちの特定の属性値毎に、前記特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定すること、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の前記複数の属性のうちの少なくとも第3の属性を決定すること、
前記データ要素内に現れる前記第3の属性の複数の属性値を決定すること、
前記第3の属性の前記複数の属性値のうちの特定の属性値毎に、前記特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定すること、
前記第1の属性に対応する前記編成データ構造の前記階層レベルのうちの1つの階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第1の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つ、前記階層レベルが1つ又は複数の前の階層レベルを有する場合は、対応する属性の、前記編成データ構造の階層の順序に従って前記1つ又は複数の前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれと、を割り当てることであって、前記編成データ構造の前記階層レベルの前記順序は、前記属性の順序に対応すること、
前記複数の属性のうちの第2の属性に対応する前記編成データ構造の第2の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第2の属性の前記属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることであって、前記第2の階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられること、
前記複数の属性のうちの第3の属性に対応する前記編成データ構造の第3の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第3の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることであって、前記第3の階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられ、前記第1の属性は、前記第2の属性より高い順序を有し、前記第2の属性は、前記第3の属性より高い順序を有すること、
前記編成データ構造に、データ要素の前記特定された数に基づいて、前記第1の属性、前記第2の属性及び前記第3の属性を識別する情報に関連付けて情報を記憶すること
前記インタフェースを前記計算装置に提示することであって、前記インタフェースは、前記第1の属性に対応する第1のストリップを含み、前記第1のストリップはマルチセクションを含み、複数の前記マルチセクションは、前記第1の属性の対応する前記属性値に関連付けられたデータ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有すること、
を含み、
前記インタフェースは、前記第2の属性に対応する第2のストリップを含み、前記第2のストリップはマルチセクションを含み、複数の前記マルチセクションは、前記第2の属性の対応する前記属性値に関連付けられたデータ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有し、
前記インタフェースは、前記第3の属性に対応する第3のストリップを含み、前記第3のストリップはマルチセクションを含み、複数の前記マルチセクションは、前記第3の属性の対応する前記属性値に関連付けられたデータ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有する、計算装置。
【請求項27】
データリポジトリに記憶された多次元データと対話するインタフェースを提供する計算装置であって、
階層レベルを有する編成データ構造を記憶する手段と、
前記データリポジトリ内のデータを処理して、前記計算装置に前記インタフェースを提示するために使用される前記編成データ構造に情報を記憶する手段と、
を含み、前記処理することは、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の複数の属性のうちの少なくとも第1の属性を決定すること、
前記データ要素内に現れる前記第1の属性の複数の属性値を決定すること、
前記第1の属性の前記複数の属性値のうちの特定の属性値ごとに、前記特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定すること、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の前記複数の属性のうちの少なくとも第2の属性を決定すること、
前記データ要素内に現れる前記第2の属性の複数の属性値を決定すること、
前記第2の属性の前記複数の属性値のうちの特定の属性値毎に、前記特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定すること、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の前記複数の属性のうちの少なくとも第3の属性を決定すること、
前記データ要素内に現れる前記第3の属性の複数の属性値を決定すること、
前記第3の属性の前記複数の属性値のうちの特定の属性値毎に、前記特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定すること、
前記第1の属性に対応する前記編成データ構造の前記階層レベルのうちの1つの階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第1の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つ、前記階層レベルが1つ又は複数の前の階層レベルを有する場合は、対応する属性の、前記編成データ構造の階層の順序に従って前記1つ又は複数の前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれと、を割り当てることであって、前記編成データ構造の前記階層レベルの前記順序は、前記属性の順序に対応すること、
前記複数の属性のうちの第2の属性に対応する前記編成データ構造の第2の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第2の属性の前記属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることであって、前記第2の階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられること、
前記複数の属性のうちの第3の属性に対応する前記編成データ構造の第3の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第3の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることであって、前記第3の階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられ、前記第1の属性は、前記第2の属性より高い順序を有し、前記第2の属性は、前記第3の属性より高い順序を有すること、
前記編成データ構造に、データ要素の前記特定された数に基づいて、前記第1の属性、前記第2の属性及び前記第3の属性を識別する情報に関連付けて情報を記憶すること
前記インタフェースを前記計算装置に提示することであって、前記インタフェースは、前記第1の属性に対応する第1のストリップを含み、前記第1のストリップはマルチセクションを含み、複数の前記マルチセクションは、前記第1の属性の対応する前記属性値に関連付けられたデータ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有すること、
を含み、
前記インタフェースは、前記第2の属性に対応する第2のストリップを含み、前記第2のストリップはマルチセクションを含み、複数の前記マルチセクションは、前記第2の属性の対応する前記属性値に関連付けられたデータ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有し、
前記インタフェースは、前記第3の属性に対応する第3のストリップを含み、前記第3のストリップはマルチセクションを含み、複数の前記マルチセクションは、前記第3の属性の対応する前記属性値に関連付けられたデータ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有する、計算装置。
【請求項28】
前記インタフェースを前記計算装置に提示する手段をさらに含み、前記インタフェースは、前記第1の属性に対応する第1のストリップを含み、前記第1のストリップはマルチセクションを含み、複数の前記マルチセクションは、データ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有する、請求項27に記載の計算装置。
【請求項29】
前記コンピュータプログラムは、命令を含み、前記命令は、前記計算システムが、前記インタフェースを前記計算装置に提示することを含み、前記インタフェースは、前記第1の属性に対応する第1のストリップを含み、前記第1のストリップはマルチセクションを含み、複数の前記マルチセクションは、データ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有する、請求項25に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項30】
前記データを処理することは、
前記第1の属性の属性値毎に、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の第2の属性を決定することであって、前記第2の属性は前記第1の属性より低い順序を有する、こと、
前記データ要素内に現れる前記第2の属性の複数の第2の属性値を決定すること、
前記複数の第2の属性値の特定の属性値毎に、前記第2の属性の前記特定の属性値及び前記第1の属性の前記属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定すること、
前記編成データ構造に、データ要素の前記特定された数に基づいて、前記第2の属性を識別する情報に関連付けて情報を記憶すること
をさらに含む、請求項25に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項31】
前記インタフェースは、前記第2の属性に対応する第2のストリップをさらに含み、前記第2のストリップはマルチセクションを含む、請求項30に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項32】
前記第1及び第2のストリップの各セクションは、前記データ要素の異なる各グループを表す、請求項31に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項33】
前記コンピュータプログラムは、命令を含み、前記命令は、前記計算システムが、前記マルチセクションの1つ又は複数の選択を含む入力の受信に応答して、クエリを生成すること含み、前記クエリは、前記マルチセクションのうちの前記選択された1つ又は複数のセクションの各データ要素に関連付けられる、請求項25に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項34】
前記コンピュータプログラムは、命令を含み、前記命令は、前記計算システムが、前記マルチセクションのうちの前記1つ又は複数のセクションのうちの1つ又は複数を選択又は選択解除する入力の受信に応答して、前記クエリを変更すること含む、請求項33に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項35】
前記マルチセクションのうちの前記選択された1つ又は複数のセクションは、前記第2のストリップのセクションを含み、前記第2のストリップの前記セクションは、前記第1のストリップの前記マルチセクションのうちの1つのセクションで表される前記データ要素のサブセットを表す、請求項33に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項36】
前記クエリは、前記順序で前記第2のストリップに先行する1つ又は複数のストリップ内の1つ又は複数のセクションに基づく、請求項35に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項37】
前記マルチセクションの前記選択された1つ又は複数のセクションは、前記第2のストリップの2つのセクションを含む、請求項33に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項38】
前記クエリは、前記第2のストリップ内の前記2つのセクションのそれぞれの結合で表されるデータ要素を検索する表現を含む、請求項37に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項39】
前記第1のストリップの前記マルチセクションのうちの1つ又は複数のセクションを選択する入力を受信することにより、前記第2のストリップの前記マルチセクションのうちの1つ又は複数のセクションを選択させる、請求項33に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項40】
前記インタフェースを提示するディスプレイを含み、前記インタフェースは、前記第1の属性に対応する第1のストリップを含み、前記第1のストリップはマルチセクションを含み、複数の前記マルチセクションは、データ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有する、請求項26に記載の計算装置。
【請求項41】
前記処理することは、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の第2の属性を決定すること、
前記データ要素内に現れる前記第2の属性の複数の第2の属性値を決定すること、
前記複数の第2の属性値の特定の属性値毎に、前記特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定すること、
前記編成データ構造に、データ要素の前記特定された数に基づいて、前記第2の属性を識別する情報に関連付けて情報を記憶すること
をさらに含む、請求項40に記載の計算装置。
【請求項42】
前記インタフェースは、前記第2の属性に対応する第2のストリップをさらに含み、前記第2のストリップはマルチセクションを含む、請求項41に記載の計算装置。
【請求項43】
前記第1及び第2のストリップの各セクションは、前記データ要素の異なる各グループを表す、請求項42に記載の計算装置。
【請求項44】
前記第2のストリップに対する前記第1のストリップの順序は、前記データ要素がグループ化される順序を指定する、請求項43に記載の計算装置。
【請求項45】
前記処理することは、前記順序を変更して、前記データ要素がグループ化される順序を変更することをさらに含む、請求項44に記載の計算装置。
【請求項46】
前記処理することは、前記マルチセクションの1つ又は複数の選択を含む入力の受信に応答して、クエリを生成することをさらに含み、前記クエリは、前記マルチセクションのうちの前記選択された1つ又は複数のセクションの各データ要素に関連付けられる、請求項43に記載の計算装置。
【請求項47】
前記処理することは、前記マルチセクションのうちの前記1つ又は複数のセクションのうちの1つ又は複数を選択又は選択解除する入力の受信に応答して、前記クエリを変更することをさらに含む、請求項46に記載の計算装置。
【請求項48】
前記マルチセクションのうちの前記選択された1つ又は複数のセクションは、前記第2のストリップのセクションを含み、前記第2のストリップの前記セクションは、前記第1のストリップの前記マルチセクションのうちの1つのセクションで表される前記データ要素のサブセットを表す、請求項46に記載の計算装置。
【請求項49】
前記クエリは、前記順序で前記第2のストリップに先行する1つ又は複数のストリップ内の1つ又は複数のセクションに基づく、請求項48に記載の計算装置。
【請求項50】
前記マルチセクションの前記選択された1つ又は複数のセクションは、前記第2のストリップの2つのセクションを含む、請求項46に記載の計算装置。
【請求項51】
前記クエリは、前記第2のストリップ内の前記2つのセクションのそれぞれの結合で表されるデータ要素を検索する表現を含む、請求項50に記載の計算装置。
【請求項52】
前記第1のストリップの前記マルチセクションのうちの1つ又は複数のセクションを選択する入力を受信することにより、前記第2のストリップの前記マルチセクションのうちの1つ又は複数のセクションを選択させる、請求項46に記載の計算装置。
【請求項53】
データリポジトリに記憶された多次元データと対話するインタフェースを計算装置に提供するコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、命令を含み、前記命令は、計算システムが、
入力を受信することであって、前記入力は、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の2つ以上の属性を識別する情報と、
前記識別された属性の順序を示す情報とを含むこと、
階層データ構造を記憶装置に記憶することであって、前記階層データ構造は、前記識別された属性の1つにそれぞれ対応する複数の階層レベルを有する階層を含み、前記階層レベルの順序は、前記識別された属性に示される順序に対応すること、
前記データリポジトリ内のデータを処理して、前記計算装置に前記インタフェースを提示するために使用される前記階層データ構造に情報を記憶することであって、前記処理することは、
前記識別された属性の前記データ要素内に現れる複数の属性値を決定すること、
前記識別された属性のうちの第1の属性に対応する前記階層データ構造の第1の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第1の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てること、
前記識別された属性のうちの第2の属性に対応する前記階層データ構造の第2の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第2の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることであって、前記第2の階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられること
前記識別された属性のうちの第3の属性に対応する前記階層データ構造の第3の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第3の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることであって、前記第3の階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられ、前記第1の属性は、前記第2の属性より高い順序を有し、前記第2の属性は、前記第3の属性より高い順序を有すること、
を含むこと、
前記インタフェースを表示することであって、前記表示は、前記階層に従って前記ノードのそれぞれに関連付けられたグラフィックインタフェース要素を表示することを含むこと
を含み、
前記第1の階層レベルの前記ノードに関連付けられた前記グラフィックインタフェース要素は、前記データ要素の第1のサブセットを表現し、データ要素の各第1のサブセットは前記第1の属性の特定の属性値を持つデータ要素を含み、
前記第2の階層レベルの前記ノードに関連付けられた前記グラフィックインタフェース要素は、前記データ要素の第2のサブセットを表現し、データ要素の各第2のサブセットは前記第1の属性の特定の属性値及び前記第2の属性の特定の属性値を持つデータ要素を含み、
前記第3の階層レベルの前記ノードに関連付けられた前記グラフィックインタフェース要素は、データ要素の第3のサブセットを表現し、データ要素の各第3のサブセットは前記第1の属性の特定の属性値、前記第2の属性の特定の属性値及び前記第3の属性の特定の属性値を持つデータ要素を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項54】
前記コンピュータプログラムは、命令をさらに含み、前記命令は、前記計算システムが、前記データ構造の前記ノードの1つ又は複数のノードの選択を含む入力の受信に応答して、クエリを生成することを含み、各ノードは、前記階層内でそのノードに割り当てられた属性値の組み合わせと共にデータ要素を表現し、前記クエリにより返されるデータ要素セットは、前記個々のノードのそれぞれにより表現される前記データ要素の結合に対応する、請求項53に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項55】
前記コンピュータプログラムは、命令をさらに含み、前記命令は、前記計算システムが、前記識別された属性の各属性に対応する前記階層データ構造の連続した各階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記属性のそれぞれの前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることを含み、連続した各階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前の階層レベルのすべてのノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられる、請求項53に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項56】
データリポジトリに記憶された多次元データと対話するインタフェースを提供する計算装置であって、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の2つ以上の属性を識別する情報と、前記識別された属性の順序を示す情報と、前記識別された属性の1つにそれぞれ対応する複数の階層レベルを有する階層を含む階層データ構造とを記憶するメモリであって、前記階層レベルの順序は、前記識別された属性に示される順序に対応する、メモリと、
前記データリポジトリ内のデータを処理して、前記計算装置に前記インタフェースを提示するために使用される前記階層データ構造に情報を記憶するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、前記処理することは、
前記識別された属性の前記データ要素内に現れる複数の属性値を決定すること、
前記識別された属性のうちの第1の属性に対応する前記階層データ構造の第1の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第1の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てること、
前記識別された属性のうちの第2の属性に対応する前記階層データ構造の第2の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第2の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることであって、前記第2の階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられること
前記識別された属性のうちの第3の属性に対応する前記階層データ構造の第3の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第3の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることであって、前記第3の階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられ、前記第1の属性は、前記第2の属性より高い順序を有し、前記第2の属性は、前記第3の属性より高い順序を有すること、
を含む少なくとも1つのプロセッサと、
前記インタフェースを表示するディスプレイであって、前記表示は、前記階層に従って前記ノードのそれぞれに関連付けられたグラフィックインタフェース要素を表示することを含むディスプレイと
を含み、
前記第1の階層レベルの前記ノードに関連付けられた前記グラフィックインタフェース要素は、前記データ要素の第1のサブセットを表現し、データ要素の各第1のサブセットは前記第1の属性の特定の属性値を持つデータ要素を含み、
前記第2の階層レベルの前記ノードに関連付けられた前記グラフィックインタフェース要素は、前記データ要素の第2のサブセットを表現し、データ要素の各第2のサブセットは前記第1の属性の特定の属性値及び前記第2の属性の特定の属性値を持つデータ要素を含み、
前記第3の階層レベルの前記ノードに関連付けられた前記グラフィックインタフェース要素は、データ要素の第3のサブセットを表現し、データ要素の各第3のサブセットは前記第1の属性の特定の属性値、前記第2の属性の特定の属性値及び前記第3の属性の特定の属性値を持つデータ要素を含む、計算装置。
【請求項57】
前記処理することは、前記データ構造の前記ノードの1つ又は複数のノードの選択を含む入力の受信に応答して、クエリを生成することを含み、各ノードは、前記階層内でそのノードに割り当てられた属性値の組み合わせと共にデータ要素を表現し、前記クエリにより返されるデータ要素セットは、前記個々のノードのそれぞれにより表現される前記データ要素の結合に対応する、請求項56に記載の計算装置。
【請求項58】
前記処理することは、前記識別された属性の各属性に対応する前記階層データ構造の連続した各階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記属性のそれぞれの前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることを含み、連続した各階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前の階層レベルのすべてのノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられる、請求項56に記載の計算装置。
【請求項59】
データリポジトリに記憶された多次元データと対話するインタフェースを提供する計算装置であって、
入力を受信する手段であって、前記入力は、
前記データリポジトリに記憶されたデータ要素の2つ以上の属性を識別する情報と、
前記識別された属性の順序を示す情報とを含む手段と、
階層データ構造を記憶する手段であって、前記階層データ構造は、前記識別された属性の1つにそれぞれ対応する複数の階層レベルを有する階層を含み、前記階層レベルの順序は、前記識別された属性に示される順序に対応する手段と、
前記データリポジトリ内のデータを処理して、前記計算装置に前記インタフェースを提示するために使用される前記階層データ構造に情報を記憶する手段であって、前記処理は、
前記識別された属性の前記データ要素内に現れる複数の属性値を決定する手段と、
前記識別された属性のうちの第1の属性に対応する前記階層データ構造の第1の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第1の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てる手段と、
前記識別された属性のうちの第2の属性に対応する前記階層データ構造の第2の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第2の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てる手段であって、前記第2の階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられる手段と
前記識別された属性のうちの第3の属性に対応する前記階層データ構造の第3の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、前記第3の属性の前記決定した属性値のうちの少なくとも1つを割り当てる手段であって、前記第3の階層レベルの前記複数のノードのそれぞれには、前記対応する属性の、前記階層レベルの前記順序に従って、前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた前記決定した属性値のそれぞれも割り当てられ、前記第1の属性は、前記第2の属性より高い順序を有し、前記第2の属性は、前記第3の属性より高い順序を有する手段と、
を含む手段と、
前記インタフェースを表示する手段であって、前記表示は、前記階層に従って前記ノードのそれぞれに関連付けられたグラフィックインタフェース要素を表示することを含む手段と
を含み、
前記第1の階層レベルの前記ノードに関連付けられた前記グラフィックインタフェース要素は、前記データ要素の第1のサブセットを表現し、データ要素の各第1のサブセットは前記第1の属性の特定の属性値を持つデータ要素を含み、
前記第2の階層レベルの前記ノードに関連付けられた前記グラフィックインタフェース要素は、前記データ要素の第2のサブセットを表現し、データ要素の各第2のサブセットは前記第1の属性の特定の属性値及び前記第2の属性の特定の属性値を持つデータ要素を含み、
前記第3の階層レベルの前記ノードに関連付けられた前記グラフィックインタフェース要素は、データ要素の第3のサブセットを表現し、データ要素の各第3のサブセットは前記第1の属性の特定の属性値、前記第2の属性の特定の属性値及び前記第3の属性の特定の属性値を持つデータ要素を含む、計算装置。
【請求項60】
前記データ構造の前記ノードの1つ又は複数のノードの選択を含む入力の受信に応答して、クエリを生成する手段を含み、各ノードは、前記階層内でそのノードに割り当てられた属性値の組み合わせと共にデータ要素を表現し、前記クエリにより返されるデータ要素セットは、前記個々のノードのそれぞれにより表現される前記データ要素の結合に対応する、請求項59に記載の計算装置。
【請求項61】
コンピュータ実施方法であって、
データ要素のつ以上の属性を識別する情報と、前記識別された属性の順序を示す情報とを、データプロセッサで受信すること、
階層レベルを形成するノードを有する階層データ構造を記憶装置に記憶することであって、各階層レベルは、前記識別された属性の1つに対応し、前記階層レベルの順序は、前記識別された属性に示される順序に対応すること、
前記階層レベルのうちの特定の階層レベルごとに、前記特定の階層レベルより上の階層レベルに関連付けられた属性の属性値に従って形成されたサブセットに従って前記データ要素をグループ化し、各サブセット内で、前記特定の階層レベルに関連付けられた属性の属性値に従って前記データ要素をグループ化すること、
第1の属性に対応する第1のストリップを含むインタフェースを提示することであって、前記第1のストリップはマルチセクションを含み、各セクションは、前記第1の属性の属性値に対応し、かつ、前記第1の属性の前記属性値を有するデータ要素の数に比例するサイズを有すること
を含み、
前記インタフェースは、第2の属性に対応する第2のストリップを含み、前記第2のストリップはマルチセクションを含み、各セクションは、前記第2の属性の属性値及び前記第1の属性の属性値に対応し、かつ、各セクションは、前記第2の属性の前記属性値及び前記第1の属性の前記属性値を有するデータ要素の数に比例するサイズを有し、
前記インタフェースは、第3の属性に対応する第3のストリップを含み、前記第3のストリップはマルチセクションを含み、各セクションは、前記第3の属性の属性値、前記第2の属性の属性値及び前記第1の属性の属性値に対応し、かつ、各セクションは、前記第3の属性の前記属性値、前記第2の属性の前記属性値及び前記第1の属性の前記属性値を有するデータ要素の数に比例するサイズを有し、
前記第1の属性は、前記第2の属性より高い順序を有し、前記第2の属性は、前記第3の属性より高い順序を有する、方法。
【請求項62】
前記第1のストリップは、前記第1の属性に従って前記データ要素の第1のグループ化を表し、前記第2のストリップは、前記第1の属性及び前記第2の属性に従って前記データ要素の第2のグループ化を表し、前記第1のストリップ及び前記第2のストリップの順序は、前記第1の属性及び前記第2の属性の順序に対応する、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記識別された属性に対して、前記データ要素内に現れる属性値を決定すること、
前記識別された属性の第1の属性に対応する前記階層データ構造の第1の階層レベルのノード毎に、前記ノードを前記第1の属性の前記決定された属性値のうちの少なくとも1つと関連付けること
を含む、請求項61に記載の方法。
【請求項64】
前記属性値のうちの特定の属性値毎に、前記特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定することを含む、請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記第1のストリップの前記セクションのうちのいくつかのセクションはそれぞれ、データ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有する、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記インタフェースは、前記データ要素の空ではないグループ化のみを示す、請求項61に記載の方法。
【請求項67】
前記データ要素の前記属性値の変更に応答して、前記データ要素の前記グループ化を動的に更新することを含む、請求項61に記載の方法。
【請求項68】
コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、命令を含み、前記命令は、コンピュータシステムが、
データ要素のつ以上の属性を識別する情報と、前記識別された属性の順序を示す情報とを受信すること、
階層レベルを形成するノードを有する階層データ構造を記憶することであって、各階層レベルは、前記識別された属性の1つに対応し、前記階層レベルの順序は、前記識別された属性に示される順序に対応すること、
前記階層レベルのうちの特定の階層レベルごとに、前記特定の階層レベルより上の階層レベルに関連付けられた属性の属性値に従って形成されたサブセットに従って前記データ要素をグループ化し、各サブセット内で、前記特定の階層レベルに関連付けられた属性の属性値に従って前記データ要素をグループ化すること、
第1の属性に対応する第1のストリップを含むインタフェースを提示することであって、前記第1のストリップはマルチセクションを含み、各セクションは、前記第1の属性の属性値に対応し、かつ、前記第1の属性の前記属性値を有するデータ要素の数に比例するサイズを有すること
を含み、
前記インタフェースは、第2の属性に対応する第2のストリップを含み、前記第2のストリップはマルチセクションを含み、各セクションは、前記第2の属性の属性値及び前記第1の属性の属性値に対応し、かつ、各セクションは、前記第2の属性の前記属性値及び前記第1の属性の前記属性値を有するデータ要素の数に比例するサイズを有し、
前記インタフェースは、第3の属性に対応する第3のストリップを含み、前記第3のストリップはマルチセクションを含み、各セクションは、前記第3の属性の属性値、前記第2の属性の属性値及び前記第1の属性の属性値に対応し、かつ、各セクションは、前記第3の属性の前記属性値、前記第2の属性の前記属性値及び前記第1の属性の前記属性値を有するデータ要素の数に比例するサイズを有し、
前記第1の属性は、前記第2の属性より高い順序を有し、前記第2の属性は、前記第3の属性より高い順序を有する、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項69】
前記第1のストリップは、前記第1の属性に従って前記データ要素の第1のグループ化を表し、前記第2のストリップは、前記第1の属性及び前記第2の属性に従って前記データ要素の第2のグループ化を表し、前記第1のストリップ及び前記第2のストリップの順序は、前記第1の属性及び前記第2の属性の順序に対応する、請求項68に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項70】
前記命令は、前記コンピュータシステムが、前記識別された属性に対して、前記データ要素内に現れる属性値を決定すること、
前記識別された属性の第1の属性に対応する前記階層データ構造の第1の階層レベルのノード毎に、前記ノードを前記第1の属性の前記決定された属性値のうちの少なくとも1つと関連付けること
を含む、請求項68に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項71】
前記命令は、前記コンピュータシステムが、前記属性値のうちの特定の属性値毎に、前記特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定することを含む、請求項70に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項72】
前記第1のストリップの前記セクションのうちのいくつかのセクションはそれぞれ、データ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有する、請求項71に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項73】
前記インタフェースは、前記データ要素の空ではないグループ化のみを示す、請求項68に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項74】
前記データ要素の前記属性値の変更に応答して、前記データ要素の前記グループ化を動的に更新することを含む、請求項67に記載の方法。
【請求項75】
計算装置であって、
データ要素のつ以上の属性を識別する情報と、前記識別された属性の順序を示す情報とを、受信する入力装置と、
階層レベルを形成するノードを有する階層データ構造を記憶するメモリであって、各階層レベルは、前記識別された属性の1つに対応し、前記階層レベルの順序は、前記識別された属性に示される順序に対応する、メモリと、
少なくとも1つのプロセッサと、
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記階層レベルのうちの特定の階層レベルごとに、前記特定の階層レベルより上の階層レベルに関連付けられた属性の属性値に従って形成されたサブセットに従って前記データ要素をグループ化し、各サブセット内で、前記特定の階層レベルに関連付けられた属性の属性値に従って前記データ要素をグループ化すること、及び
第1の属性に対応する第1のストリップを含むインタフェースを提示することであって、前記第1のストリップはマルチセクションを含み、各セクションは、前記第1の属性の属性値に対応し、かつ、前記第1の属性の前記属性値を有するデータ要素の数に比例するサイズを有すること、
を行うように構成され、
前記インタフェースは、第2の属性に対応する第2のストリップを含み、前記第2のストリップはマルチセクションを含み、各セクションは、前記第2の属性の属性値及び前記第1の属性の属性値に対応し、かつ、各セクションは、前記第2の属性の前記属性値及び前記第1の属性の前記属性値を有するデータ要素の数に比例するサイズを有し、
前記インタフェースは、第3の属性に対応する第3のストリップを含み、前記第3のストリップはマルチセクションを含み、各セクションは、前記第3の属性の属性値、前記第2の属性の属性値及び前記第1の属性の属性値に対応し、かつ、各セクションは、前記第3の属性の前記属性値、前記第2の属性の前記属性値及び前記第1の属性の前記属性値を有するデータ要素の数に比例するサイズを有し、
前記第1の属性は、前記第2の属性より高い順序を有し、前記第2の属性は、前記第3の属性より高い順序を有する、計算装置。
【請求項76】
前記第1のストリップは、前記第1の属性に従って前記データ要素の第1のグループ化を表し、前記第2のストリップは、前記第1の属性及び前記第2の属性に従って前記データ要素の第2のグループ化を表し、前記第1のストリップ及び前記第2のストリップの順序は、前記第1の属性及び前記第2の属性の順序に対応する、請求項75に記載の計算装置。
【請求項77】
前記プロセッサは、
前記識別された属性に対して、前記データ要素内に現れる属性値を決定し、
前記識別された属性の第1の属性に対応する前記階層データ構造の第1の階層レベルのノード毎に、前記ノードを前記第1の属性の前記決定された属性値のうちの少なくとも1つと関連付けるように構成される、請求項75に記載の計算装置。
【請求項78】
前記プロセッサは、前記属性値のうちの特定の属性値毎に、前記特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定するように構成される、請求項77に記載の計算装置。
【請求項79】
前記第1のストリップの前記セクションのうちのいくつかのセクションはそれぞれ、データ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有する、請求項78に記載の計算装置。
【請求項80】
前記インタフェースは、前記データ要素の空ではないグループ化のみを示す、請求項75に記載の計算装置。
【請求項81】
前記プロセッサは、前記データ要素の前記属性値の変更に応答して、前記データ要素の前記グループ化を動的に更新するように構成される、請求項75に記載の計算装置。
【請求項82】
計算装置であって、
データ要素の2つ以上の属性を識別する情報と、前記識別された属性の順序を示す情報とを、データプロセッサで受信する手段と、
階層レベルを形成するノードを有する階層データ構造を記憶する手段であって、各階層レベルは、前記識別された属性の1つに対応し、前記階層レベルの順序は、前記識別された属性に示される順序に対応する手段と、
前記階層レベルのうちの特定の階層レベルごとに、前記特定の階層レベルより上の階層レベルに関連付けられた属性の属性値に従って形成されたサブセットに従って前記データ要素をグループ化し、各サブセット内で、前記特定の階層レベルに関連付けられた属性の属性値に従って前記データ要素をグループ化する手段と、
第1の属性に対応する第1のストリップを含むインタフェースを提示する手段であって、前記第1のストリップはマルチセクションを含み、各セクションは、前記第1の属性の属性値に対応し、かつ、前記第1の属性の前記属性値を有するデータ要素の数に比例するサイズを有する手段と、
を含み、
前記インタフェースは、第2の属性に対応する第2のストリップを含み、前記第2のストリップはマルチセクションを含み、各セクションは、前記第2の属性の属性値及び前記第1の属性の属性値に対応し、かつ、各セクションは、前記第2の属性の前記属性値及び前記第1の属性の前記属性値を有するデータ要素の数に比例するサイズを有し、
前記インタフェースは、第3の属性に対応する第3のストリップを含み、前記第3のストリップはマルチセクションを含み、各セクションは、前記第3の属性の属性値、前記第2の属性の属性値及び前記第1の属性の属性値に対応し、かつ、各セクションは、前記第3の属性の前記属性値、前記第2の属性の前記属性値及び前記第1の属性の前記属性値を有するデータ要素の数に比例するサイズを有し、
前記第1の属性は、前記第2の属性より高い順序を有し、前記第2の属性は、前記第3の属性より高い順序を有する、計算装置。
【請求項83】
前記第1のストリップは、前記第1の属性に従って前記データ要素の第1のグループ化を表し、前記第2のストリップは、前記第1の属性及び前記第2の属性に従って前記データ要素の第2のグループ化を表し、前記第1のストリップ及び前記第2のストリップの順序は、前記第1の属性及び前記第2の属性の順序に対応する、請求項82に記載の計算装置。
【請求項84】
前記識別された属性に対して、前記データ要素内に現れる属性値を決定する手段と、
前記識別された属性の第1の属性に対応する前記階層データ構造の第1の階層レベルのノード毎に、前記ノードを前記第1の属性の前記決定された属性値のうちの少なくとも1つと関連付ける手段と
を含む、請求項82に記載の計算装置。
【請求項85】
前記属性値のうちの特定の属性値毎に、前記特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定する手段を含む、請求項84に記載の計算装置。
【請求項86】
前記第1のストリップの前記セクションのうちのいくつかのセクションはそれぞれ、データ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有する、請求項85に記載の計算装置。
【請求項87】
前記インタフェースは、前記データ要素の空ではないグループ化のみを示す、請求項82に記載の計算装置。
【請求項88】
前記データ要素の前記属性値の変更に応答して、前記データ要素の前記グループ化を動的に更新する手段を含む、請求項82に記載の計算装置。
【請求項89】
コンピュータ実施方法であって、
データ要素の2つ以上の属性を識別する情報と、前記識別された属性の順序を示す情報とを、データプロセッサで受信すること、
前記データ要素の編成を表す階層データ構造を記憶装置に記憶することであって、
前記階層データ構造は階層レベルを形成するノードを有し、各階層レベルは前記識別された属性の1つに対応し、
前記階層レベルの順序は、前記識別された属性に示される順序に対応し、
各ノードは、前記ノードの前記階層レベルに対応する前記属性の属性値に関連付けられ、かつ、前記ノードが親ノードを有する場合は、前記親ノードに関連付けられた1つ又は複数の属性値に関連付けられ
各ノードは、前記ノードに関連付けられた前記属性値を有するデータ要素を表す、こと、
前記階層データ構造を示すためにインタフェースを提供すること、
2つ以上のノードを選択する入力に応答して、前記選択されたノードのそれぞれによって表される前記データ要素の結合に対応するデータ要素セットを検索するために前記選択されたノードに基づいてクエリを生成すること
を含む、方法。
【請求項90】
前記ノードのうちの1つ又は複数を選択又は選択解除する入力の受信に応答して、前記クエリを変更することを含む、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記データ要素の前記属性値の変更に応答して、前記ノードの変更を示すために前記インタフェースを動的に更新することを含む、請求項89に記載の方法。
【請求項92】
コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、命令を含み、前記命令は、コンピュータシステムが、
データ要素の2つ以上の属性を識別する情報と、前記識別された属性の順序を示す情報とを、受信すること、
前記データ要素の編成を表す階層データ構造を記憶装置に記憶することであって、
前記階層データ構造は階層レベルを形成するノードを有し、各階層レベルは前記識別された属性の1つに対応し、
前記階層レベルの順序は、前記識別された属性に示される順序に対応し、
各ノードは、前記ノードの前記階層レベルに対応する前記属性の属性値に関連付けられ、かつ、前記ノードが親ノードを有する場合は、前記親ノードに関連付けられた1つ又は複数の属性値に関連付けられ
各ノードは、前記ノードに関連付けられた前記属性値を有するデータ要素を表す、こと、
前記階層データ構造を示すためにインタフェースを提供すること、
2つ以上のノードを選択する入力に応答して、前記選択されたノードのそれぞれによって表される前記データ要素の結合に対応するデータ要素セットを検索するために前記選択されたノードに基づいてクエリを生成すること
を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項93】
前記命令は、前記コンピュータシステムが、前記ノードのうちの1つ又は複数を選択又は選択解除する入力の受信に応答して、前記クエリを変更することを含む、請求項92に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項94】
前記命令は、前記コンピュータシステムが、前記データ要素の前記属性値の変更に応答して、前記ノードの変更を示すために前記インタフェースを動的に更新することを含む、請求項92に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項95】
計算装置であって、
データ要素の2つ以上の属性を識別する情報と、前記識別された属性の順序を示す情報とを、受信する入力装置と、
前記データ要素の編成を表す階層データ構造を記憶するメモリあって、
前記階層データ構造は階層レベルを形成するノードを有し、各階層レベルは前記識別された属性の1つに対応し、
前記階層レベルの順序は、前記識別された属性に示される順序に対応し、
各ノードは、前記ノードの前記階層レベルに対応する前記属性の属性値に関連付けられ、かつ、前記ノードが親ノードを有する場合は、前記親ノードに関連付けられた1つ又は複数の属性値に関連付けられ
各ノードは、前記ノードに関連付けられた前記属性値を有するデータ要素を表す、メモリと、
少なくとも1つのプロセッサと、
を含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記階層データ構造を示すためにインタフェースを提供し、
2つ以上のノードを選択する入力に応答して、前記選択されたノードのそれぞれによって表される前記データ要素の結合に対応するデータ要素セットを検索するために前記選択されたノードに基づいてクエリを生成するように構成される、計算装置。
【請求項96】
前記プロセッサは、前記ノードのうちの1つ又は複数を選択又は選択解除する入力の受信に応答して、前記クエリを変更するように構成される、請求項95に記載の計算装置。
【請求項97】
前記プロセッサは、前記データ要素の前記属性値の変更に応答して、前記ノードの変更を示すために前記インタフェースを動的に更新するように構成される、請求項95に記載の計算装置。
【請求項98】
計算装置であって、
データ要素の2つ以上の属性を識別する情報と、前記識別された属性の順序を示す情報とを、受信する手段と、
前記データ要素の編成を表す階層データ構造を記憶する手段あって、
前記階層データ構造は階層レベルを形成するノードを有し、各階層レベルは前記識別された属性の1つに対応し、
前記階層レベルの順序は、前記識別された属性に示される順序に対応し、
各ノードは、前記ノードの前記階層レベルに対応する前記属性の属性値に関連付けられ、かつ、前記ノードが親ノードを有する場合は、前記親ノードに関連付けられた1つ又は複数の属性値に関連付けられ
各ノードは、前記ノードに関連付けられた前記属性値を有するデータ要素を表す、手段と、
前記階層データ構造を示すためにインタフェースを提供する手段と、
2つ以上のノードを選択する入力に応答して、前記選択されたノードのそれぞれによって表される前記データ要素の結合に対応するデータ要素セットを検索するために前記選択されたノードに基づいてクエリを生成する手段と、
を含む、計算装置。
【請求項99】
前記ノードのうちの1つ又は複数を選択又は選択解除する入力の受信に応答して、前記クエリを変更する手段を含む、請求項98に記載の計算装置。
【請求項100】
前記データ要素の前記属性値の変更に応答して、前記ノードの変更を示すために前記インタフェースを動的に更新する手段を含む、請求項98に記載の計算装置。
【請求項101】
コンピュータ実施方法であって、
データ要素の2つ以上の属性を識別する情報と、前記識別された属性の順序を示す情報とを、データプロセッサで受信すること、
階層レベルを形成するノードを有する階層データ構造を記憶装置に記憶することであって、各階層レベルは、前記識別された属性の1つに対応し、前記階層レベルの順序は、前記識別された属性に示される順序に対応すること、
前記階層レベルのうちの特定の階層レベルごとに、前記特定の階層レベルより上の階層レベルに関連付けられた属性の属性値に従って形成されたサブセットに従って前記データ要素をグループ化し、各サブセット内で、前記特定の階層レベルに関連付けられた属性の属性値に従って前記データ要素をグループ化すること、
前記階層データ構造を示すためのインタフェースを提供することであって、前記インタフェースは第1の属性に対応する第1のストリップを含み、前記第1のストリップは前記第1の属性の様々な属性値を有するデータ要素を表すマルチセクションを含み、
前記インタフェースは第2の属性に対応する第2のストリップを含み、前記第2のストリップは前記第1の属性の様々な属性値を有するデータ要素を表すマルチセクションを含む、こと、
前記第1のストリップ及び前記第2のストリップの順序を変更するユーザ入力に応答して、前記第1の属性及び前記第2の属性の変更された順序に従って、前記階層レベルの順序及びデータ要素のグループ化を変更すること、
前記データ要素の前記属性値の変更に応答して、前記データ要素の前記グループ化を動的に更新すること
を含む、方法。
【請求項102】
前記データ要素の前記属性値の変更に応答して、前記インタフェースを動的に更新することを含む、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
各ストリップは、前記属性値のうちの1つにそれぞれ対応するセクションを含む、請求項102に記載の方法。
【請求項104】
前記データ要素の前記属性値の前記変更に応答して、前記インタフェース内の前記セクションを動的に更新することを含む、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
前記データ要素への新しい属性値を示すデータの導入に応答して、前記インタフェースにセクションを自動的に追加することを含む、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
階層レベル毎及び前記階層レベルに関連付けられた前記属性の属性値毎に、前記属性値に従ってグループ化されたデータ要素の各グループ化内のデータ要素の数を特定することであって
各ストリップは、前記属性値のうちの1つにそれぞれ対応するセクションを含み、各セクションは、データ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有する、こと、
前記セクションに対応する前記グループ化内のデータ要素の前記特定された数の変更に応答して、前記セクションの前記サイズを動的に更新すること
を含む、請求項101に記載の方法。
【請求項107】
コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、命令を含み、前記命令は、コンピュータシステムが、
データ要素の2つ以上の属性を識別する情報と、前記識別された属性の順序を示す情報とを、受信すること、
階層レベルを形成するノードを有する階層データ構造を記憶することであって、各階層レベルは、前記識別された属性の1つに対応し、前記階層レベルの順序は、前記識別された属性に示される順序に対応すること、
前記階層レベルのうちの特定の階層レベルごとに、前記特定の階層レベルより上の階層レベルに関連付けられた属性の属性値に従って形成されたサブセットに従ってデータ要素をグループ化し、各サブセット内で、前記特定の階層レベルに関連付けられた属性の属性値に従って前記データ要素をグループ化すること、
前記階層データ構造を示すためのインタフェースを提供することであって、前記インタフェースは第1の属性に対応する第1のストリップを含み、前記第1のストリップは前記第1の属性の様々な属性値を有するデータ要素を表すマルチセクションを含み、
前記インタフェースは第2の属性に対応する第2のストリップを含み、前記第2のストリップは前記第1の属性の様々な属性値を有するデータ要素を表すマルチセクションを含む、こと、
前記第1のストリップ及び前記第2のストリップの順序を変更するユーザ入力に応答して、前記第1の属性及び前記第2の属性の変更された順序に従って、前記階層レベルの順序及びデータ要素のグループ化を変更すること、
前記データ要素の前記属性値の変更に応答して、前記データ要素の前記グループ化を動的に更新すること
を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項108】
前記命令は、前記コンピュータシステムが、前記階層データ構造を示すためにインタフェースを提供すること、及び前記データ要素の前記属性値の変更に応答して、前記インタフェースを動的に更新することを含む、請求項107に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項109】
前記インタフェースは、前記属性のうちの1つにそれぞれ対応するストリップを含み、各ストリップは、前記属性値のうちの1つにそれぞれ対応するセクションを含む、請求項108に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項110】
前記命令は、前記コンピュータシステムが、前記データ要素の前記属性値の前記変更に応答して、前記インタフェース内の前記セクションを動的に更新することを含む、請求項109に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項111】
前記命令は、前記コンピュータシステムが、前記データ要素への新しい属性値を示すデータの導入に応答して、前記インタフェースにセクションを自動的に追加することを含む、請求項110に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項112】
前記命令は、前記コンピュータシステムが、
階層レベル毎及び前記階層レベルに関連付けられた前記属性の属性値毎に、前記属性値に従ってグループ化されたデータ要素の各グループ化内のデータ要素の数を特定すること、
前記階層データ構造を示すためにインタフェースを提供することであって、前記インタフェースは、前記属性のうちの1つにそれぞれ対応するストリップを含み、各ストリップは、前記属性値のうちの1つにそれぞれ対応するセクションを含み、各セクションは、データ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有する、こと、
前記ストリップのうちの2つのストリップの順序を変更するユーザ入力に応答して、前記2つのストリップの変更された順序に従って、前記階層レベルの順序及びデータ要素のグループ化を変更すること、
前記セクションに対応する前記グループ化内のデータ要素の前記特定された数の変更に応答して、前記セクションの前記サイズを動的に更新すること
を含む、請求項107に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項113】
計算装置であって、
データ要素の2つ以上の属性を識別する情報と、前記識別された属性の順序を示す情報とを、受信する入力装置と、
階層レベルを形成するノードを有する階層データ構造を記憶するメモリであって、各階層レベルは、前記識別された属性の1つに対応し、前記階層レベルの順序は、前記識別された属性に示される順序に対応する、メモリと、
少なくとも1つのプロセッサと、
を含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記階層レベルのうちの特定の階層レベルごとに、前記特定の階層レベルより上の階層レベルに関連付けられた属性の属性値に従って形成されたサブセットに従って前記データ要素をグループ化し、各サブセット内で、前記特定の階層レベルに関連付けられた属性の属性値に従って前記データ要素をグループ化すること、
前記階層データ構造を示すためのインタフェースを提供することであって、前記インタフェースは第1の属性に対応する第1のストリップを含み、前記第1のストリップは前記第1の属性の様々な属性値を有するデータ要素を表すマルチセクションを含み、
前記インタフェースは第2の属性に対応する第2のストリップを含み、前記第2のストリップは前記第1の属性の様々な属性値を有するデータ要素を表すマルチセクションを含む、こと、
前記第1のストリップ及び前記第2のストリップの順序を変更するユーザ入力に応答して、前記第1の属性及び前記第2の属性の変更された順序に従って、前記階層レベルの順序及びデータ要素のグループ化を変更すること、及び
前記データ要素の前記属性値の変更に応答して、前記データ要素の前記グループ化を動的に更新すること、
を行うように構成される、計算装置。
【請求項114】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記データ要素の前記属性値の変更に応答して、前記インタフェースを動的に更新するように構成される、請求項113に記載の計算装置。
【請求項115】
各ストリップは、前記属性値のうちの1つにそれぞれ対応するセクションを含む、請求項114に記載の計算装置。
【請求項116】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記データ要素の前記属性値の前記変更に応答して、前記インタフェース内の前記セクションを動的に更新するように構成される、請求項115に記載の計算装置。
【請求項117】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記データ要素への新しい属性値を示すデータの導入に応答して、前記インタフェースにセクションを自動的に追加するように構成される、請求項116に記載の計算装置。
【請求項118】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
階層レベル毎及び前記階層レベルに関連付けられた前記属性の属性値毎に、前記属性値に従ってグループ化されたデータ要素の各グループ化内のデータ要素の数を特定することであって、
各ストリップは、前記属性値のうちの1つにそれぞれ対応するセクションを含み、各セクションは、データ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有する、こと、及び
前記セクションに対応する前記グループ化内のデータ要素の前記特定された数の変更に応答して、前記セクションの前記サイズを動的に更新すること、
を行うように構成される、請求項113に記載の計算装置。
【請求項119】
計算装置であって、
データ要素の2つ以上の属性を識別する情報と、前記識別された属性の順序を示す情報とを、受信する手段と、
階層レベルを形成するノードを有する階層データ構造を記憶する手段であって、各階層レベルは、前記識別された属性の1つに対応し、前記階層レベルの順序は、前記識別された属性に示される順序に対応する手段と、
前記階層レベルのうちの特定の階層レベルごとに、前記特定の階層レベルより上の階層レベルに関連付けられた属性の属性値に従って形成されたサブセットに従って前記データ要素をグループ化し、各サブセット内で、前記特定の階層レベルに関連付けられた属性の属性値に従って前記データ要素をグループ化する手段と、
前記階層データ構造を示すためのインタフェースを提供する手段であって、前記インタフェースは第1の属性に対応する第1のストリップを含み、前記第1のストリップは前記第1の属性の様々な属性値を有するデータ要素を表すマルチセクションを含み、
前記インタフェースは第2の属性に対応する第2のストリップを含み、前記第2のストリップは前記第1の属性の様々な属性値を有するデータ要素を表すマルチセクションを含む、手段と、
前記第1のストリップ及び前記第2のストリップの順序を変更するユーザ入力に応答して、前記第1の属性及び前記第2の属性の変更された順序に従って、前記階層レベルの順序及びデータ要素のグループ化を変更する手段と、
前記データ要素の前記属性値の変更に応答して、前記データ要素の前記グループ化を動的に更新する手段と
を含む、計算装置。
【請求項120】
前記データ要素の前記属性値の変更に応答して、前記インタフェースを動的に更新する手段を含む、請求項119に記載の計算装置。
【請求項121】
各ストリップは、前記属性値のうちの1つにそれぞれ対応するセクションを含む、請求項120に記載の計算装置。
【請求項122】
前記データ要素の前記属性値の前記変更に応答して、前記インタフェース内の前記セクションを動的に更新する手段を含む、請求項121に記載の計算装置。
【請求項123】
前記データ要素への新しい属性値を示すデータの導入に応答して、前記インタフェースにセクションを自動的に追加する手段を含む、請求項122に記載の計算装置。
【請求項124】
階層レベル毎及び前記階層レベルに関連付けられた前記属性の属性値毎に、前記属性値に従ってグループ化されたデータ要素の各グループ化内のデータ要素の数を特定する手段であって、
各ストリップは、前記属性値のうちの1つにそれぞれ対応するセクションを含み、各セクションは、データ要素の前記特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有する、手段と、
前記セクションに対応する前記グループ化内のデータ要素の前記特定された数の変更に応答して、前記セクションの前記サイズを動的に更新する手段と
を含む、請求項119に記載の計算装置。
【請求項125】
データ要素の複数のサブセットに関連付けられたグラフィックインタフェース要素を表示し、前記第2のグラフィックインタフェース要素をユーザが選択することに応答して、前記グラフィックグラフィックインタフェース要素を拡大して、データ要素の前記複数のサブセットに関連付けられた追加のグラフィックインタフェース要素を示すことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2010年9月10日に出願された米国仮特許出願第61/381,744号の優先権を主張するものである。
【背景技術】
【0002】
この説明は、一般には属性に基づくデータ選択の管理に関する。
【0003】
いくつかの例では、データは複数の属性を有する。このデータは、データベースに記憶することができ、様々な形態に構成することができる。複数の属性を有するデータを構成し編成するには、データをソート可能なスプレッドシート、グラフ、ツリー、又は他の階層にデータを呼び込む等の技法を実施し得る。構成されると、ユーザは、ユーザインタフェースを通してデータを操作して、データの編成及び提示を変更することができる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
概要
一態様では、一般には、データリポジトリに記憶された多次元データと対話するインタフェースを計算装置に提供する方法が提供される。この方法は、計算装置の入力ポートを介して入力を受信することを含み、入力は、データリポジトリに記憶されたデータ要素の2つ以上の属性を識別する情報及び識別された属性の順序を示す情報を含む。この方法は、計算装置に階層データ構造を記憶することも含み、階層データ構造は、識別された属性の1つにそれぞれ対応する複数の階層レベルを有する階層を含み、階層レベルの順序は識別された属性に示される順序に対応する。
【0005】
方法は、データリポジトリ内のデータを処理して、計算装置にインタフェースを提示するために使用される階層データ構造に情報を記憶することも含む。処理することは、識別された属性の、データ要素内に現れる複数の属性値を決定すること、識別された属性のうちの第1の属性に対応する階層データ構造の第1の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、第1の属性の決定属性値のうちの少なくとも1つを割り当てること、及び識別された属性のうちの第2の属性に対応する階層データ構造の第2の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、第2の属性の決定属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることを含み、第2の階層レベルの複数のノードのそれぞれには、対応する属性の、階層レベルの順序に従って、前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられた決定属性値のそれぞれ1つも割り当てられる。この方法は、階層に従ってノードのそれぞれに関連付けられたインタフェース要素を表示することを含む、インタフェースを計算装置に表示することも含む。
【0006】
別の態様では、一般に、データリポジトリに記憶された多次元データと対話するインタフェースを計算装置に提供する方法が提供される。この方法は、計算装置に編成データ構造を記憶すること及びデータリポジトリ内のデータを処理して、計算装置にインタフェースを提示するために使用される編成データ構造に情報を記憶することを含む。処理することは、データリポジトリに記憶されたデータ要素の複数の属性の少なくとも第1の属性を決定すること、データ要素内に現れる第1の属性の複数の属性値を決定すること、及び複数の属性値のうちの特定の属性値毎に、特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定することを含む。処理することは、第1の属性に対応する編成データ構造の第1の階層レベルの複数のノードのそれぞれに、第1の属性の決定属性値のうちの少なくとも1つを割り当てることも含み、決定属性値のそれぞれ1つは、対応する属性の、編成データ構造の階層の順序に従って前の階層レベルの1つ又は複数のノードに割り当てられる。この方法は、編成データ構造に、データ要素の特定された数に基づいて、第1の属性を識別する情報に関連付けて情報を記憶することも含む。
【0007】
態様は、以下の特徴のうちの1つ又は複数を含み得る。
【0008】
クエリは、データ構造のノードのうちの選択された1つ又は複数のノードを含む入力の受信に応答して生成され、各ノードは、階層内でそのノードに割り当てられた属性値の組み合わせと共にデータ要素を表現し、クエリにより返されるデータ要素セットは、個々のノードのそれぞれにより表現されるデータ要素の結合に対応する。各属性の決定属性値のうちの少なくとも1つが、識別された属性の各属性に対応する階層データ構造の連続した各階層レベルの複数のノードのそれぞれに割り当てられ、連続した各階層レベルの複数のノードのそれぞれには、対応する属性の、階層レベルの順序に従って、前の階層レベルのすべてのノードに割り当てられた決定属性値のそれぞれ1つも割り当てられる。インタフェースは計算装置に提示され、インタフェースは、第1の属性に対応する第1のストリップを含み、第1のストリップはマルチセクションを含み、複数のマルチセクションは、データ要素の特定された数のうちの対応する1つに比例するサイズを有する。
【0009】
インタフェースは、インタフェースから第1のストリップ及び第2のストリップのうちの1つ又は複数を削除する制御(control:コントロール)を含む。インタフェースは、1つ又は複数の追加のストリップをインタフェースに追加する制御を含み、1つ又は複数の追加のストリップのそれぞれには追加の属性が関連付けられる。処理することは、データリポジトリに記憶されたデータ要素の第2の属性を決定すること、データ要素内に現れる第2の属性の複数の第2の属性値を決定すること、複数の第2の属性値の特定の属性値毎に、特定の属性値を含むデータ要素の各サブセット内のデータ要素の数を特定すること、及び編成データ構造に、データ要素の特定された数に基づいて、第2の属性を識別する情報に関連付けて情報を記憶することをさらに含む。インタフェースは、第2の属性に対応する第2のストリップをさらに含み、第2のストリップはマルチセクションを含む。
【0010】
第1及び第2のストリップの各セクションは、データ要素の異なる各グループを表す。第2のストリップに対する第1のストリップの順序は、データ要素がグループ化される順序を指定する。順序が変更されて、データ要素がグループ化される順序が変更される。マルチセクションのうちの選択された1つ又は複数のセクションを含む入力の受信に応答して、クエリが生成され、クエリには、マルチセクションのうちの選択された1つ又は複数のセクションの各データ要素が関連付けられる。マルチセクションのうちの1つ又は複数の1つ又は複数を選択又は選択解除する入力の受信に応答して、クエリが変更される。マルチセクションのうちの選択された1つ又は複数のセクションは、第2のストリップのセクションを含み、第2のストリップのセクションは、第1のストリップのマルチセクションのうちの1つのセクションで表されるデータ要素のサブセットを表す。クエリは、順序で第2のストリップに先行する1つ又は複数のストリップ内の1つ又は複数のセクションに基づく。
【0011】
マルチセクションの選択された1つ又は複数のセクションは、第2のストリップの2つのセクションを含む。クエリは、第2のストリップ内の2つのセクションのそれぞれの結合で表されるデータ要素を検索する表現を含む。第1のストリップのマルチセクションのうちの1つ又は複数のセクションを選択する入力を受信することにより、第2のストリップのマルチセクションのうちの1つ又は複数を選択させる。第1のストリップは、データ要素内に現れない第1の属性の値の各セクションを含まない。ユーザインタフェースは、データリポジトリからのデータ要素の追加又は削除に応答して更新される。ユーザインタフェースを更新することは、ユーザインタフェースからストリップ又はセクションの1つ又は複数を追加することを含む。ユーザインタフェースを更新することは、ユーザインタフェースからストリップ又はセクションの1つ又は複数を削除することを含む。カーソルが第1のストリップ又は第2のストリップのマルチセクションのうちの特定のセクション上に置かれていることが識別され、識別に応答して、特定のセクションに関連付けられたデータ要素に関連付けられた情報が提示される。インタフェースは、ユーザインタフェースに関連付けられたセクションのすべてを選択する制御を含む。制御はストリップを含む。第1のストリップ又は第2のストリップのマルチセクションの少なくとも1つのセクションは、複数の属性値を表す。
【0012】
態様は、以下の利点のうちの1つ又は複数を有することができる。
【0013】
ユーザインタフェース内の視覚的表現は、特定の属性によりデータを編成し、ストリップスタック内の各ストリップは属性の1つに対応し、属性値がデータ要素をグループに分け、各グループはストリップのセクションとして示される。特定の属性値を有するデータ要素の各サブセット内のデータ要素の特定された数を示す情報を編成データ構造に記憶することにより、属性を視覚的に表現するストリップは、データ要素の特定された数の対応する1つにサイズが比例するセクションを含むことができる。セクションにより、フィルタリングの複数の段階にわたる複数のナビゲーションステップを必要とせずに、フィルタリング制約(又は他のデータ処理制約)を設定又は変更する属性値の様々な組み合わせを有するデータ要素の任意のセットを選択する能力も可能になる。さらに、実際にデータ要素内に存在する属性値を提示することにより、視覚的表現を、少なくともいくつかのデータをもたらすフィルタに対応するセクションに制限することができる。データをもたらさないもの(すなわち、空のセット)をフィルタリングする属性値の組み合わせをユーザに提示する必要はない。ユーザインタフェースは、属性の階層を構築する能力を提供することができ、本質的な固有の階層が必要ない。スタックストリップは、潜在的にばらばらな属性の関係を視覚的に示すことが可能である。階層のレベルを再構成することにより、グループ化が変更され、ユーザが、注目する側面に素早くフォーカスできるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】データを動的にグループ化するシステムを示す。
図2】多次元データを記憶するデータリポジトリを示す。
図3】多次元データをグループ化するシステムを示す。
図4A】多次元データをグループ化する動作を示す。
図4B】フィルタストリップを示す。
図5】バケツセクションの一形態を含むフィルタストリップを示す。
図6】フィルタストリップの動的変更を示す。
図7】ユーザインタフェースを示す。
図8】ユーザインタフェースを示す。
図9A】データの属性をグループ化する可能なシステムを示す。
図9B】データの属性をグループ化する可能なシステムを示す。
図9C】データの属性をグループ化する可能なシステムを示す。
図10A】データの属性をグループ化する可能なシステムを示す。
図10B】データの属性をグループ化する可能なシステムを示す。
図10C】データの属性をグループ化する可能なシステムを示す。
図10D】データの属性をグループ化する可能なシステムを示す。
図10E】データの属性をグループ化する可能なシステムを示す。
図10F】データの属性をグループ化する可能なシステムを示す。
図10G】データの属性をグループ化する可能なシステムを示す。
図11】データをグループ化する動作のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
説明
図1を参照して、例えば、データリポジトリ102に記憶され、計算装置106がアクセスし操作することができるデータ104を処理するシステム100を示す。いくつかの構成では、データリポジトリ102は、計算装置106に統合してもよく(例えば、内部ハードドライブ等)、又は計算装置106の外部に配置されてもよい(例えば、リモート記憶装置、サーバ等)。データ104は、様々な形態で(例えば、データベース表)でデータリポジトリ102に配置することができ、様々な技法を使用して、データをデータリポジトリ102内外に転送し、データ104を操作することができる。いくつかの例では、データ104にアクセスする(照会する)ことにより、計算装置106は、ユーザが関心を有するデータセットを検索することができる。
【0016】
ユーザがデータと対話することができるユーザインタフェースを提供するために、計算装置106は、データ104の1つ又は複数の属性を視覚的構成(例えば、装置106の画面上の)に編成することができ、視覚的構成は、それぞれが異なる属性に対応するストリップと、要素内に存在する対応する属性の値に基づいてデータの個々の要素(例えば、レコード)をグループ化することに基づくストリップ内のセクションとを含む。ユーザは、データ104のフィルタリング等の動作を実行するセクションを選択することができる。ストリップは、「属性ストリップ」又は「フィルタストリップ」と呼ばれ、複数のストリップのスタックに構成することができる。図1のシステムでは、第1の構成108(例えば、属性ストリップの第1のスタック)は、セクション113、115、及び114、116、117をそれぞれ含むストリップ110、112を含む。この例では、第1の構成108は、シャツのスタイルに関連する属性を表すストリップを含み、第1のストリップ110は袖の長さ(例えば、ロング又はショート)を表し、第2のストリップ112はシャツの色(例えば、ブルー、グリーン、又はレッド)を表す。計算装置106は、ユーザの対話に基づいて構成の内容を動的に変更することができる。この例では、計算装置106は、第1の構成108を動的に変更して、セクション123、125、127及び124、126、128のそれぞれを有するストリップ120、122を含む第2の構成118(例えば、属性ストリップの第2のスタック)を提供する。様々な変更が可能であるが、この例では、第1の構成108のストリップが交換される。特に、第2の構成118において、第1のストリップ120はシャツの色を表し、第2のストリップ122は袖の長さを表す。いくつかの例では、計算装置106により属性がこのように操作されるデータは、図2に示されるデータ等のデータ(例えば、所与のデータ要素が複数の属性を有し、恐らくは、各属性に複数の一意の値を有する多次元データ)の個々の要素を特徴付ける複数の面を有する「多面」データである。
【0017】
別の例として、第1の構成108は、1つ又は複数の「仕事」(job)の状態を表す属性を含むこともでき、第1のストリップ110は、特定の仕事に関連付けられた国(country)(「仕事国」と呼ばれることがある)を表し、第2のストリップ112は、対応する仕事に関連付けられた実行状態を表す。この例についてさらに詳細に以下に説明する。
【0018】
図2を参照すると、データリポジトリ102は多次元データ104を含む。多次元データは、様々な属性202(フィールド又はカテゴリとも呼ばれる)を有するデータであることができる。例えば、ウェブページ上の消費者製品を、価格、色、サイズ、及びモデル等の属性を有する多次元データで表すことができる。上述した「仕事」の例を続けると、データ104には、様々な計算システムで実行されている仕事が関連付けられ、データは少なくとも属性「仕事国」及び「実行状態」を有する。属性は1つ又は複数の値を有することができる。消費者製品の例では、属性「色」は値「レッド」、「グリーン」、又は「ブルー」を有し得、その一方で、「仕事」の例では、属性「実行状態」は値「完了」、「実行中」、又は「未開始」を有し得る。
【0019】
ユーザが多次元データと対話できるようにするシステム300を図3に示す。いくつかの例では、ユーザ304は、「実行中」であり、且つ仕事国「US」を有する仕事リスト等の特定の属性値を有するデータリポジトリ102内のデータ104のサブセットを見たいことがある。システムが、特定の属性値を保有するデータ104のサブセットを返すために、データ104を、データ内の属性値に基づいて1つ又は複数のサブセットにグループ化した後、ユーザ304は、データ104を処理(例えば、フィルタリング)する1つ又は複数の基準を示す入力314を提供する。例えば、ユーザインタフェースに表示されるグループ化に基づいて特定のサブセットを選択する入力314を受信した後、計算装置302は、フィルタをデータ104に適用し310、フィルタリングされたデータセット308を返す312。受信すると、計算装置302は、フィルタリングされたデータ308をディスプレイ(例えば、ディスプレイ306)に表示し、フィルタリングされたデータをローカル又はリモートの記憶装置に記憶し、フィルタリングされたデータをさらなる処理に提供し、又は他の同様の動作を実行することができる。
【0020】
図4Aは、データ属性のグラフィック表現の視覚的進行400bに関連しながら、プロセスフロー400aを示す。プロセスフロー400a及び視覚的進行400bは一緒に、多次元データをグループ化する可能な技法を示し、この技法により、結果として生成されるグループに基づいて多次元データをフィルタリングすることができる。いくつかの例では、属性を有する多次元データはストリップスタックで表され、ストリップスタックのそれぞれは、属性の値に基づいてデータの異なるグループ化に対応する異なるセクションを有する。多面データセット(例えば、全仕事を表すデータ)が提供され402、これは、1つのセクション404を有する1つのストリップで表される。データリポジトリ内のすべての多次元データに1つ又は複数の仕事が関連付けられると仮定すると、セクション404はすべての多次元データを表すとともに、システム内の「全仕事」も表す。
【0021】
いくつかの例では、ユーザは、各仕事の実行状態に従って全仕事をまずフィルタリングしたいことがある。そのために、第1のグループ化がデータに適用され406、これは、「実行状態」属性に対応するスタック内のストリップ408の追加により表される。各データ要素の各グループを表すストリップ408内のセクションの決定は、より詳細に後述するように、特定の属性値を有するデータ要素の数を数えることを含み得る。スタック内の各ストリップ(ストリップ408等)は、フィルタストリップの1つ又は複数のセクションを選択することにより対応する属性に従ってフィルタリングできるようにするため、「フィルタストリップ」と呼ばれることがある。ストリップ408は、データ要素内に現れる可能な属性値の数を有し得、グループの決定に使用される。例えば、ストリップ408は「仕事状態」に関連するため、「仕事状態」属性内に現れる属性値は「未開始」、「実行中」、及び「完了」である。ストリップ408に関連付けられたグループ化が適用される406と、セクション410及び412によりそれぞれ表されるデータの第1及び第2のサブセットを含む複数のサブセットが特定されることになる414、416。属性は任意の数の属性値を保有可能であるため、属性の値に基づいてグループ化を適用することにより、任意の数のサブセットを決定することができる。この例では、第1のグループ化の適用により、「完了」したサブセットも決定される。
【0022】
セクション410を例として使用すると、セクション410で表されるデータは属性値:(1)1つ又は複数の仕事に関連付けられたデータと、(2)「未開始」の仕事(例えば、「実行中」ではなく、又は「完了」していない仕事)を有する。各セクションには、属するスタックの上にあるセクションの属性値も関連付けられる。セクション410をもう一度例として使用すると、セクション410は、セクション410がセクション404の下にあるため、仕事に関連付けられたデータのみを表す。別の言い方をすれば、スタック内の各ストリップは階層のレベルを形成する。例えば、「全仕事」セクション404はセクション410への親ノードであり、セクション410は子ノードとして考えることができる(階層を表すノードツリー内で)
【0023】
第2のグループ化をデータに適用する418ことができ、順にサブセット410、412のそれぞれに適用される。図4Aの例では、第2のグループ化は、すべてのサブセットに適用され418、スタックへのストリップ420の追加により表される。この例では、第2のグループ化は各仕事の「処理国」(process country)に関連し、各仕事は可能な属性値メキシコ(MX)、米国(US)、又はカナダ(CN)を有する。前と同様に、ストリップ420に関連付けられたグループ化の適用により、任意の数のデータの粒度のより細かいサブセットを決定し得るが、簡明化のために、サブセット426及び428のみ及び対応するセクション422及び424について考察する。セクション422を例とすると、セクション422は、「未開始」であり、且つ処理国メキシコが関連付けられた全仕事を表す。ここでも、これは、スタック内の他のセクションよりも下に配置されたセクションの階層関係の結果である。同様に、セクション430は、「実行中」であり、且つ処理国カナダが関連付けられた全仕事を表す。任意の数の追加の属性ストリップをスタックに含めて、基本データ内に存在する特定の属性値によるデータの異なるグループ化を示し得る。
【0024】
ユーザは、ユーザインタフェースを通してデータ属性のスタック表現と対話して、データについての追加情報を取得し得る。例えば、ユーザは、スタック内のセクション上にポインティングデバイス(例えば、マウス)で制御されたカーソルを置いて、そのセクションにより表されるサブセット内のデータについてのさらなる情報を取得することができる。いくつかの実施態様では、カーソルをセクションの上に置くと、「ポップアップ」ウィンドウが表示される。例えば、ポップアップウィンドウ401(図4B)は、問題深刻度「エラー」且つ「未開始」の仕事についての情報を示す。ポップアップウィンドウは、図4Bに示されるように、そのサブセット内の仕事の数等の情報を含むことができる。いくつかの例では、ポップアップウィンドウは、サブセット内の仕事の数対仕事の総数、平均仕事持続時間、最大仕事持続時間、平均CPU使用率、及び/又は最大CPU使用率等の他の情報を提供することもできる。カーソルをセクション上に置くことから生じる情報を表すウィンドウは「ツールチップ」又は「バブル」と呼ぶこともできる。この情報はいずれもセクションそれ自体に表示してもよく、又は他のウィンドウ、タブ、若しくは視覚的作業空間内の他の位置に表示してもよい。
【0025】
さらに、いくつかの例では、ユーザは、より多くの情報を表示する複数のセクション又はストリップを選択することができ(例えば、カーソルがグラフィック表示内の特定の位置にあるときにマウスを「クリック」することにより)、又はフィルタを適用して、特定の属性値を有するデータ要素のリストを生成することができる。例えば、図4Aでは、ユーザがセクション422及び424を選択した場合(選択により、それらのセクションを強調表示、陰影付き、又は他の様式で非選択セクションから区別し得る)、カナダで「実行中」である仕事と共にメキシコで「未開始」である仕事からなるリストを生成することができる。同様に、「未開始」セクション410のみを選択すると、関連付けられた処理国に関係なく、未開始の全仕事のリストが提供される。例えば、「未開始」セクション410を選択すると、米国で未開始である全仕事と共にメキシコで未開始の全仕事のリストを提供することができ、その理由は、それらのサブセットが共に、「未開始」セクション410の下にあるすべてのセクションに対応するためである。
【0026】
複数の属性値を一緒にグループ化し、フィルタが適用される(ユーザ選択に応答して)1つのセクションを定義することができる。例えば、「実行状態」セクションは、可能な値として「未開始」を含むものとして定義し得、ここで、「未開始」は、計画した開始時間にまだ達していない仕事と、計画された開始時間に達したが、他の何らかのプロセスの完了を待っている仕事(例えば、ファイルの出現を待っている仕事又はリソースが利用可能になるのを待っている仕事)との両方を含むことができる。同様に、「完了」値は、実行されたが失敗した仕事と、実行されて成功した仕事との両方を含むことができる。
【0027】
いくつかの例では、データ属性のスタック表現のグラフィック特徴は、基本データの特徴を識別することができる。例えば、特定のセクション(セクション424等)の幅は、上のセクションに関連付けられた全体データセットに対する、特定の属性値を有するデータの割合を示すことができる。図4Aに示されるように、セクション424の幅はセクション432の幅よりも大きい。これは、例えば、カナダで「実行中」の仕事の数が、米国で「実行中」の仕事の数よりも多いことを示すことができる。同様に、セクション410及び412の幅の差で示されるように、「実行中」の仕事量は「未開始」の仕事量よりも大きい。
【0028】
図5を参照すると、いくつかの状況では、1つのセクションが、比較的小量のデータにそれぞれ対応する低レベル属性の多数のサブセットを表し得る。例えば、見出し「未開始」により定義される「実行状態」セクション510は、セクション504で表されるいくつかの低レベル「処理国」(「MX」)並びにいくつかの他のセクションを含む。各セクションの幅で示される割合を保つために、複数のサブセットセクションを、拡大して内容を明らかにすることができる1つ又は複数の「バケツ」セクション(例えば、バケツセクション502)にグループ化することができる。この手法により、ユーザは、高レベルセクション510内のデータ総量に対する低レベルセクション504内のデータ量を観察することができる。図5の例では、比較上、セクション504は、セクション502に含まれるデータよりも割合的に多数のデータを含む。セクション502の内容を見るために、ユーザは、カーソル508をバケツセクション502に置くか、又はバケツセクション502上でクリックし得、それにより、そのセクションの内容の拡大図が生成される。拡大図は、水平スクロールバー506又は他の手段等のバケツセクション502の内容を閲覧するための手段を含むことができる。拡大図内の1つ又は複数のセクション(例えば、セクション512)を選択することは、非バケツセクションの選択に関して上述した効果と同様の効果(例えば、そのセクションにより表れるデータのサブセット内の仕事の表示等)を有することができる。
【0029】
グループ化は、データセットに動的に適用することができる。図6は、データのスタック表現と対話することにより、グループ化がデータに適用される順序をユーザが変更できる例を示す。例えば、スタック602は、実行状態、処理国、及び問題深刻度という見出しを有する3つのストリップを含む。これらのストリップは、データセット(この場合、データは仕事セットである)の3つの異なる属性を表す。上述したセクションの階層関係により、グループ化が適用される順序は一番上のストリップから一番下のストリップへと続く(例えば、実行状態→処理国→問題深刻度)。例えば、「問題深刻度」のグループ化が最初に適用さるように、グループ化が適用される順序をユーザが変更したい場合(すなわち、ユーザが階層を変更したい場合)、ユーザはカーソルを使用して一番下のストリップ604(「問題深刻度」)を選択し、そのストリップをスタックの一番上の位置(破線枠606で強調表示される)にドラッグすることができる。
【0030】
図6の例では、問題深刻度ストリップ(破線枠604で強調表示される)をスタックの一番上にドラッグすると、その結果608、スタック602が動的に変更される。更新されたスタック610に示されるように、データはここでは、最初に問題深刻度に従ってグループ化され、次に実行状態、次に処理国に従ってグループ化される。スタック表現のこの動的更新は、リアルタイムで行うことができ、新しいセクションの作成に繋げることができる。例えば、図6に示される動的変更の結果、「問題深刻度」のグループ化が「実行状態」のグループ化(3つ)よりも多数の属性値(4つ)に関連付けられているため、新しいセクション612が作成される。スタック602からのストリップの追加又は削除により、スタック602を同様に動的に変更又は更新させることもできる。
【0031】
図7は、フィルタストリップと他のユーザインタフェース要素(例えば、メニュー及びリスト)との組み合わせを使用してデータセットにフィルタを適用することができる例示的なインタフェース700を示す。インタフェース700は、ラベル701で示されるように、ユーザが「全仕事」からなるデータセットに選択されたフィルタを適用することができるメニュー702(例えば、ドロップダウンメニュー)を含む。メニュー702は、属性「実行状態」がデータセットのフィルタリングに使用されていることを示す。属性「実行状態」のデータ内に現れる属性値706は、「未開始」、「実行中」、及び「完了」であり、これらは属性値表示ウィンドウ枠704に表示される。属性値表示ウィンドウ枠704内の異なる属性値706の選択により、仕事リスト712内に現れる仕事がフィルタリングされる。図7の例では、「すべて」の選択肢が選ばれたため、仕事リスト712に現れる仕事は、仕事の実行状態に関連する特定の属性値でフィルタリングされていない。仕事リスト712は、表示された各仕事についてのさらなる詳細を提供する。例えば、仕事リスト712は、各仕事の実際の開始時間(該当する場合)並びに処理国及び他の情報を提供する。
【0032】
フィルタは、上述した技法と同様の技法を使用して、フィルタストリップを使用して仕事に適用することもできる。例えば、フィルタストリップ710は、メニュー702により適用される「実行状態」フィルタと併せてデータセットに適用されているが、この特定の例では、すべての処理国(例えば、CN、MX、US、及び他)が選択されるため、フィルタストリップ710は、仕事リスト712に列挙されている仕事をそれ以上はフィルタリングしなくてよい。先の例と同様に、フィルタストリップ710内の選択肢のそれぞれは、全体データセット又はそのいくらかの部分に相対する特定のセクション内のデータ量を割合的に反映する幅を有する。したがって、フィルタリングが実行中ではない場合であっても、すべてのセクションが選択されたフィルタストリップはそれでもなお、異なるセクションにより表されるグループ化についての有用な情報を提供し得る。図7の例では、フィルタストリップ710は、処理国メキシコ(MX)との仕事よりも処理国カナダ(CN)との仕事の数が多いことを示す。「追加」ボタン708のアクティブ化等のいくつかの技法を使用して、追加のフィルタストリップをインタフェース700に追加し、データセットに適用することができる。同様に、フィルタストリップは、「削除」ボタン714をアクティブ化することによりインタフェース700から削除することができる。フィルタストリップは、他のプログラム、タブ、若しくは他のロケーションからインタフェース700にドラッグすることもでき、又はメニュー702と同様のドロップダウンメニューから選択することもできる。
【0033】
図8は、フィルタをデータセットに適用するために使用することができるインタフェース800の例を示す。フィルタストリップ809を使用して、属性「実行状態」に基づいてデータセットをフィルタリングすることができる。図8に示されるように、上述した技法を使用して、複数のフィルタストリップをインタフェース800内のデータセットに適用することができる。図6の例と同様に、フィルタストリップ809、810は、動的に調整可能なフィルタリング段として機能することができる。例えば、フィルタストリップ810をフィルタストリック809上の位置にドラッグすることにより、フィルタストリップがデータセットに適用される順序をユーザが変更する場合、インタフェース800により表される仕事の階層を動的に変更することができるとともに、変更された階層に従って、フィルタストリップ809、810内の各セクションの配置も動的に変更することができる。フィルタストリップ810内の特定のセクション818の選択により、仕事リスト812は、処理国カナダで実行中の仕事を、処理国USで実行中の仕事と共に表示する。仕事リスト812は、表示された仕事に関連する追加情報を表示する。
【0034】
いくつかの例では、フィルタストリップは、図9Aに示されるスタック内に示される属性ストリップ910A、912A又は「グラフィックデータセレクタ」900A等の「属性ストリップ」と呼ぶこともでき得る。属性ストリップ910A、912Aは、データの編成、選択、及びグループ化を行うツールの提供等のフィルタストリップに関して上述した特徴と同じ特徴を提供する。グラフィックデータセレクタ900A内で、属性ストリップ910A、912Aは、「内部値バー」(例えば、内部値バー906A)と呼ばれるセクションと、「リーフ値バー」(leaf value bar)(例えば、リーフ値バー908A)と呼ばれるセクションとを含むことができる。すべての例で、属性ストリップ内に表される値は、その属性ストリップの上にある属性ストリップの品質を帯びる。例えば、リーフ値バー908Aは、内部値バー906Aにより表されるデータのサブセットを表し、その一方で、属性ストリップ910A、912Aのうちのいずれか内のすべての値バーは、「最上部バー」902Aにより表されるデータのサブセットである。いくつかの例では、最上部バー902Aは全体データセットを表す。属性ストリップ910A、912Aのそれぞれは、属性名904A(例えば、属性1及び属性2)により識別される。属性ストリップは、上述したフィルタストリップのように、データセット内のデータの属性を調査し、提示できるようにする。
【0035】
図9Bは、属性ストリップ902Bを含むグラフィックデータセレクタ900Bを示す。上述したように、グラフィックデータセレクタ900B及び対応する属性ストリップ(すなわち、属性ストリップ902B)を使用して、グラフィックデータセレクタ900Bにより表されるデータのいくつか又はすべてを選択することができる。この例では、ユーザはリネンリーフ値バー906B及びコットンリーフ値バー908Bを選択しており(例えば、カーソル904Bを使用して)(例えば、カーソル904Bを用いて選択しながら、制御キーを押下した状態を保つことにより)、その結果、最上部バー901Bにより表される男性シャツスタイルデータセットのサブセットが選択される。属性名912B(「素材」)は、属性ストリップ902Bが、男性シャツが利用可能な様々な素材を表すことを示す。上述したように、データの1つ又は複数のグループ(例えば、セクションと呼ばれることもあるリーフ値バー又は内部値バー)を選択することにより、選択されたグループにより表されるデータを検索するために使用することができるクエリ等のクエリ910Bを生成することができる。この例では、コットンリーフ値バー908B及びリネンリーフ値バー906Bの選択により、クエリ:SELECT*FROM MensShirtStyles WHERE Fabric=’Cotton’OR Fabric=’Linen’が生成される。クエリに示されるように、この選択は、素材属性値コットンを有するデータ並びに素材属性値リネンを有するデータを検索する。データは、グラフィックデータセレクタ900B内の1つ又は複数のセクションの選択時にフィルタリングされ、すなわち、グラフィックデータセレクタ900B内の属性ストリップの構成が、データのグループ化を制御し、その一方で、グラフィックデータセレクタ900B内の1つ又は複数のグループの選択により、選択されたグループに関連付けられたデータを検索するクエリが生成される。セクションの選択解除により、クエリを調整することができる(例えば、選択解除されたセクションに関連付けられたクエリからパラメータを削除することにより)。
【0036】
図9Cは、グラフィックデータセレクタ900C内のグループの選択に使用することができる選択メカニズム例を示す。例えば、最上部バー901Cを選択する(例えば、カーソル904Cを使用して)か、又はすべて選択制御916Cを選択することにより、デフォルトで、最上部バーの下に入れ子されたすべてのグループ(例えば、属性ストリップ902Cに関連付けられたすべてのグループ)を選択させ得る。示されるように、最上部バー901Cが選択される前、リーフ値ノード906C及び908Cが選択され、その一方で、最上部バー901Cが選択された後、属性ストリップ902C内のすべてのグループが選択される(強調表示領域914Cにより示されるように)。上と同様に、強調表示領域914C(属性ストリップ902Cに関連付けられた5つすべてのリーフ値バーを含む)の選択により、クエリ910C:SELECT*FROM MensShirtStylesを生成し得る。この例では、強調表示領域914C(及び対応するクエリ)は、データセットMensShirtStyles内のすべてのデータを表す。同様に、図9Aを再び参照すると、内部値バー906Aの選択により、関連付けられたすべてのグループ(例えば、選択された内部値バー906Aの真下又は下の任意の位置に配置されたリーフ値バー)を選択させることができる。
【0037】
図10Aは、属性ストリップ1002A、1004Aを含むグラフィックスデータセレクタ1000Aの第1の事例を示す。グラフィックスデータセレクタ1000Aの第1の事例では、一次的にシャツの袖の長さに基づき、二次的にシャツの色に基づいてグループ化されるグループが形成される。しかし、上述したように、データの新しいグループが生成されるように、属性ストリップを再編成することができる(例えば、属性ストリップをドラッグアンドドロップすることにより、又は図10E及び図10Fに示されるような構成制御をアクティブ化することにより)。このようにして、グラフィックデータセレクタ1000Aのフォーカスを変更することができる。例えば、属性ストリップの構成が、属性ストリップ1004Aを属性ストリップ1002Aの上に位置決めすることにより変更される場合、グラフィックデータセレクタ1006Aの第2の事例が生成される。グラフィックデータセレクタ1006Aの第2の事例では、一次的にシャツの色に基づき、二次的にシャツの袖の長さに基づくグループが形成される。
【0038】
ショートリーフ値バー1008Aの選択により、データの識別及び検索に使用することができるクエリ1010Aを生成することができる。この例では、クエリ1010Aは、SELECT*FROM MensShirtStyles WHERE Color=’Blue’AND SleeveLength=’Short’である。クエリ1010Aの提出により、記録システムは半袖のブルーシャツに関連付けられたデータを識別することができる。
【0039】
図10Bは、属性ストリップ1002B、1004Bを含むグラフィックデータセレクタ1000Bを示す。この例では、ショートリーフ値バー1008B及びロングリーフ値バー1006Bが属性ストリップ1004B内で選択されている。ショートリーフ値バー1008B及びロングリーフ値バー1006Bの選択により、クエリ1010Bを生成することができる。クエリ1010Bは、SELECT*FROM MensShirtStyles WHERE(Color=’Blue’AND SleeveLength=’Short’)OR(Color=’Red’AND SleeveLength=’Long’)である。異なる内部値バー1012B、1014Bに関連付けられたリーフ値バーが選択されるため、クエリ1010Bは、ブルーで半袖のシャツ並びにレッドで長袖のシャツに関連付けられたデータを識別し検索することができる。
【0040】
図10Cは、属性ストリップ1002C、1004Cを含むグラフィックデータセレクタ1000Cを示す。この例では、グリーン内部値バー1005Cが選択されている(例えば、カーソル1006Cを使用して)。上述したように、内部値バーの選択は、選択された内部値バー1005Cの真下又は下の任意の位置に配置されたグループを選択させ得る。この例では、内部値バー1005Cの選択により、ロングリーフ値バー1012C及びショートリーフ値バー1014Cを含むクラスタ1008Cが選択される。クラスタ1008Cの選択により、クエリ1010Cが生成され、このクエリ1010Cは、SELECT*FROM MensShirtStyles WHERE Color=’Green’AND(SleeveLength=’Long’OR SleeveLength=’Short’)である。このクエリを使用して、長袖のグリーンシャツ並びに半袖のグリーンシャツに関連付けられたデータを識別し検索することができる。この例では、クエリ1010Cは、クエリ:SELECT*FROM MensShirtStyles WHERE Color=’Green’(すなわち、すべてのグリーンシャツ)と同一のデータを識別し検索する。
【0041】
図10Dは、属性ストリップ1002D、1004Dを含むグラフィックデータセレクタ1000Dを示す。グラフィックデータセレクタ1000Dは、本明細書において考察される任意の例に適用可能ないくつかの視覚的強調を含む。例えば、グラフィックデータセレクタ1000D内の所与のグループは、1つ又は複数のシンボルが配置されたグループの属性値を表す1つ又は複数のシンボルを含み得る。この例では、ロング内部値バー1006Dは、長袖シャツを表す画像1010Dを含み、その一方で、ショート内部値バー1008Dは、半袖シャツを表す画像1012Dを含む。画像1010D、1012Dは、ユーザが、所与のグループが表す属性値をより素早く識別できるようにし得る。グラフィックデータセレクタ1000Dは、1016D等の強調描写を含むこともできる。いくつかの例では、強調描写は、リーフ値バー(例えば、グラフィックデータセレクタ1000Dの底部にあるグループ)外部から始まるが、リーフ値バー内を横断するグラフィックデータセレクタ1000D内の太字(又は他の様式で強調された)縦線を作成し得る。これらの強調描写は、データを通る異なる「パス」の視覚的な顕著性を増大させ得る(例えば、グラフィックデータセレクタ1000Dを上から下に目を通す際)。
【0042】
いくつかの例では、グラフィックデータセレクタ1000Dは、所与の値バーについての増大された情報を提供することもできる。例えば、ユーザがカーソル1018Dをグループ(例えば、グリーンリーフ値バー1022D)の上に置いた場合、そのグループについての情報を、情報ボックス1020Dの形態でユーザに提供することができる。情報ボックス1020Dは、カーソル1018Dが所与のグループに所定量の時間(例えば、2秒以上)にわたって置かれた後に出現し得る。情報ボックス1020D(又は情報ボックス1020D内に提供される情報)は必ずしもカーソル1018Dの近傍に配置される必要はなく、他のロケーション及び位置に出現又は記録してもよい。
【0043】
図10Eは、属性ストリップ1002E、1004Eを含むグラフィックデータセレクタ1000Eを示す。グラフィックデータセレクタ1000Eは、本明細書において考察される任意の例に適用可能ないくつかの構成制御を含む。例えば、グラフィックデータセレクタ1000Eは順序付け制御1006Eを含み、順序付け制御1006Eは、アクティブ化された場合、属性ストリップをグラフィックデータセレクタ1000E内で上又は下にシフトさせることができる。例えば、順序付け制御1006Eに関連付けられた「下方向矢印」をアクティブ化することにより、属性ストリップ1002Eをグラフィックデータセレクタ1000E内の1つ下の位置にシフトさせることができる(例えば、属性ストリップ1004Eがグラフィックデータセレクタ1000E内の最初の位置を占め、属性ストリップ1002Eがグラフィックデータセレクタ1000E内の2番目の位置を占めるように)。
【0044】
グラフィックデータセレクタ1000Eは削除制御1008E及び追加制御1010Eを含むこともでき、これらの制御は、アクティブ化された場合、属性ストリップのグラフィックデータセレクタ1000Eからの削除又はグラフィックデータセレクタ1000Eへの追加のそれぞれを行うことができる。属性ストリップの追加又は削除は、グラフィックデータセレクタ1000Eに新しいグループ及びそれに関連付けられた値を自動的に決定させ得る。
【0045】
図10Fは、属性ストリップ1002F、1004Fを含むグラフィックデータセレクタ1000Fを示す。グラフィックデータセレクタ1000Fは、本明細書において考察される任意の例に適用可能ないくつかの構成制御を含む。例えば、グラフィックデータセレクタ1000Fはドラッグアンドドロップ順序付け制御1006Fを含み、ドラッグアンドドロップ順序付け制御1006Fは、ドラッグアンドドロップされた場合、属性ストリップをグラフィックデータセレクタ1000F内で上又は下にシフトさせることができる。例えば、属性ストリップ1002Fに関連付けられたドラッグアンドドロップ順序付け制御1006Fを使用して、属性ストリップ1002Fをグラフィックデータセレクタ1000F内の1つ下の位置に移動させ得る(例えば、属性ストリップ1004Fがグラフィックデータセレクタ1000F内の最初の位置を占め、属性ストリップ1002Fがグラフィックデータセレクタ1000F内の2番目の位置を占めるように)。
【0046】
上述した任意の例では、セクション、グループ、及び/又は値バーは、存在する属性値に対してのみ生成され提示し得る。例えば、空のグループはフィルタストリップ又は属性ストリップ内に表さなくてもよい。この構成は、そのグループの属性値を有する任意のデータオブジェクトがデータ内に実際に存在するか否かに関係なくデータグループを静的に表示する(例えば、可能な属性値毎に1つずつ)必要がある固定分類技法とは対照的である。空のセットをフィルタストリップ又は属性ストリップと組み合わせての提示から除外することにより、有利なことには、ユーザが結果をもたらさないクエリを生成することを回避し得る。
【0047】
いくつかの例では、上述した任意のデータ構成(例えば、フィルタストリップ及び/又は属性ストリップ)は、データセットへのデータの導入又は削除に動的に応答することができる。図10Fを例として使用して、ブルー長袖シャツに関連付けられたすべてのデータがデータセットから削除された場合、ブルーリーフ値バー1008Fを属性ストリップ1004Fから削除し、その他のリーフ値バーをそれに従ってサイズ変更することができる(例えば、上述したように、それぞれの割合に従って)。データセットへの新しいデータへの導入により、新しい値バー全体をグラフィックデータセレクタに追加させることも可能である。例えば、属性ストリップ1004F内に表されていない属性値を含む新しいデータが導入された場合、新しい値バーがその属性ストリップに出現し得る。
【0048】
図10Gは、属性ストリップ1002G、1004Gを含むグラフィックデータセレクタ1000Gを示す。グラフィックデータセレクタ1000Gは、グラフィックデータセレクタ1000Gに関連付けられたズームレベルをユーザが制御できるようにする制御も含む。例えば、グラフィックデータセレクタは、拡大制御1008G、縮小制御1012G、及びズームレベルインジケータ1010G(例えば、100%のズームレベルを示す)を含む。ユーザは、拡大制御1008G及び縮小制御1012Gをアクティブ化することにより、又はズームレベルインジケータ1010Gに数値ズームレベルを入力することにより、グラフィックデータセレクタ1000Gのズームレベルを調整し得る。この例では、ズームレベルは、(ズームレベルインジケータ1010Gの2番目の状態に示されるように)150%に変更され、グラフィックデータセレクタ1000Gのズーム表示1014を生成する。スクロール制御1016Gのアクティブ化により、ユーザは水平(又はズームレベルに応じて垂直)にスクロールして、グラフィックデータセレクタ1000Gの所望の側面を表示させることができ得る。ズーム特徴により、ユーザは、グラフィックデータセレクタ1000Gの特定の部分をより精密に見ることができる(例えば、特定の属性ストリップが、グラフィックデータセレクタ1000Gの非拡大表示では多数の小さなセルとして表示される多数のセルを含む場合)。
【0049】
図11は、データリポジトリに記憶された多次元データと対話するために使用されるインタフェースを計算装置に提供するプロセスを説明するフローチャート1100を示す。入力が、計算装置の入力ポートを介して受信される(1102)。いくつかの例では、入力は、データリポジトリに記憶されたデータ要素の2つ以上の属性を識別する情報と、識別された情報の順序を示す情報とを含む。階層データ構造が計算装置に記憶される(1104)。いくつかの例では、階層データ構造は、識別された属性の1つにそれぞれ対応する複数の階層レベルを有する階層を含み、階層レベルの順序は、識別された属性に示される順序に対応する。
【0050】
データリポジトリ内のデータが処理されて、計算装置にインタフェースを提示するために使用される階層データ構造に情報が記憶される(1106)。識別された属性に、データ要素内に現れる複数の属性値が決定される(1108)。
【0051】
第1の属性の決定属性値の少なくとも1つが、識別された属性の第1の属性に対応する階層データ構造の第1の階層レベルの複数のノードのそれぞれに割り当てられる(1110)。第2の属性の決定属性値の少なくとも1つが、識別された属性の第2の属性に対応する階層データ構造の第2の階層レベルの複数のノードのそれぞれに割り当てられる(1112)。いくつかの例では、第2の階層レベルの複数のノードのそれぞれは、対応する属性での階層レベルの順序に従って、前の階層レベルのうちの1つ又は複数のノードに割り当てられた決定属性値のそれぞれ1つにも割り当てられる。階層に従って各ノードに関連付けられたインタフェース要素を表示することを含め、インタフェースが計算装置に表示される(1114)。
【0052】
上述した技法はいくつかの利点を提供する。例えば、データ構成を通るすべての「パス」を同時に可視化することができる(例えば、グラフィックデータセレクタが、グラフィックデータセレクタに含まれる属性のデータに存在する属性値の可能なすべての組み合わせを示すことができる)。さらに、データの複数の別個のサブセットを同時に選択することができる(例えば、2つ以上のパスのリーフ値バーを同時に選択し得る)。例えば、ユーザがAND及びOR論理演算子を提供する必要なく、複雑なクエリを容易に生成することができる。さらに、値バーの割合表示が使用される場合、クエリが生成されるか否かに関係なく、数量及び組み合わせについての情報を可視化することができる。
【0053】
上述したデータをフィルタリングする技法は、計算装置で実行されるソフトウェアを使用して実施することができる。例えば、ソフトウェアは、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのデータ記憶システム(揮発性及び不揮発性メモリ、及び/又は記憶要素を含む)と、少なくとも1つの入力装置又はポートと、少なくとも1つの出力装置又はポートとをそれぞれ含む1つ又は複数のプログラムされるか、又はプログラム可能な計算システム(分散、クライアント/サーバ、又はグリッド等の様々な構成であり得る)で実行される1つ又は複数のコンピュータプログラムにプロシージャを形成する。ソフトウェアは、例えば、計算グラフの設計及び構成に関連する他のサービスを提供するより大きなプログラムの1つ又は複数のモジュールを形成し得る。グラフのノード及び要素は、コンピュータ可読媒体又はデータリポジトリに記憶されたデータモデルに従う他の編成データに記憶されたデータ構造として実施することができる。
【0054】
ソフトウェアは、汎用又は専用プログラマブルコンピュータにより可読であるか、又はネットワーク通信媒体を介して、実行されるコンピュータの記憶媒体に配信されるCD−ROM等の記憶媒体に提供し得る。すべての機能は、専用コンピュータで、又はコプロセッサ等の専用ハードウェアを使用して実施し得る。ソフトウェアは、ソフトウェアにより指定された計算の異なるパスが異なるコンピュータにより実行される分散様式で実施し得る。そのような各コンピュータプログラムは、好ましくは、汎用又は専用プログラマブルコンピュータにより可読の記憶媒体又は記憶装置に記憶又はダウンロードされて、記憶媒体又は記憶装置がコンピュータシステムにより読み出されて、本明細書に記載の手順を実行する場合、コンピュータを構成し動作させる。本発明によるシステムは、コンピュータプログラムが構成されたコンピュータ可読記憶媒体として実施されると見なすこともでき、その場合、そのように構成された記憶媒体は、コンピュータシステムに、特定の事前定義された様式で本明細書に記載の機能を実行させる。
【0055】
本発明のいくつかの実施形態について説明した。それにも関わらず、本発明の趣旨及び範囲から逸脱せずに様々な変更を行い得ることが理解されよう。例えば、上述したステップのいくつかは順序から独立し得、したがって、記載される順序とは異なる順序で実行することが可能である。
【0056】
上記説明が本発明の限定ではなく例示を意図し、本発明の範囲が添付の特許請求の範囲により規定されることを理解されたい。例えば、上述したいくつかの機能ステップは、全体処理にあまり影響せずに異なる順序で実行し得る。他の実施形態も以下の特許請求の範囲内にある。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
図9A
図9B
図9C
図10A
図10B
図10C
図10D
図10E
図10F
図10G
図11