特許第5881831号(P5881831)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5881831携帯端末における文字入力装置及び文字入力方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5881831
(24)【登録日】2016年2月12日
(45)【発行日】2016年3月9日
(54)【発明の名称】携帯端末における文字入力装置及び文字入力方法
(51)【国際特許分類】
   H03M 11/08 20060101AFI20160225BHJP
   G06F 3/023 20060101ALI20160225BHJP
   H03M 11/10 20060101ALI20160225BHJP
   H03M 11/12 20060101ALI20160225BHJP
   H03M 11/04 20060101ALI20160225BHJP
   G06F 3/0488 20130101ALI20160225BHJP
【FI】
   G06F3/023 310K
   G06F3/023 310J
   G06F3/023 310L
   G06F3/0488 160
【請求項の数】14
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2014-531710(P2014-531710)
(86)(22)【出願日】2012年9月18日
(65)【公表番号】特表2014-530423(P2014-530423A)
(43)【公表日】2014年11月17日
(86)【国際出願番号】KR2012007433
(87)【国際公開番号】WO2013042910
(87)【国際公開日】20130328
【審査請求日】2014年5月21日
(31)【優先権主張番号】10-2011-0095208
(32)【優先日】2011年9月21日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】514071277
【氏名又は名称】キム,ホソン
(74)【代理人】
【識別番号】100068618
【弁理士】
【氏名又は名称】萼 経夫
(74)【代理人】
【識別番号】100104145
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 嘉夫
(74)【代理人】
【識別番号】100135035
【弁理士】
【氏名又は名称】田上 明夫
(74)【代理人】
【識別番号】100131266
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼ 昌宏
(72)【発明者】
【氏名】キム,ホソン
【審査官】 山崎 慎一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−256115(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0225529(US,A1)
【文献】 特開2002−140149(JP,A)
【文献】 特開2002−297292(JP,A)
【文献】 韓国公開特許第10−1999−0081180(KR,A)
【文献】 特開2000−330705(JP,A)
【文献】 特開2005−092441(JP,A)
【文献】 特開2005−055988(JP,A)
【文献】 特開2001−175391(JP,A)
【文献】 特開2004−062863(JP,A)
【文献】 特開2011−175495(JP,A)
【文献】 特開2006−148536(JP,A)
【文献】 国際公開第2004/111821(WO,A1)
【文献】 特開2003−209607(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/023
G06F 3/0488
H03M 11/04
H03M 11/08
H03M 11/10
H03M 11/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチスクリーンに、文字入力モードで多数の文字が割り当てられた多数の文字キーボタンと一つの数字が割り当てられた多数の数字キーボタンを表示する過程と、
文字キーボタンと数字キーボタンへの同時タッチが感知されるか否かを感知する過程と、
文字キーボタンと数字キーボタンへの同時タッチが感知されると、前記同時タッチされた数字キーボタンに割り当てられた数字に基づき、前記タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字のうち一つの選択された文字を判断する過程と、
文字キーボタンと数字キーボタンへの同時タッチが感知されないと、文字キーボタン又は数字キーボタンへのダブルタッチが感知されるか否かを検査する過程と、
文字キーボタン又は数字キーボタンへのダブルタッチが感知されると、前記ダブルタッチされた文字キーボタン又は数字キーボタンに割り当てられた機能を行う過程と、
を含み、
前記ダブルタッチされた文字キーボタン又は数字キーボタンに割り当てられた機能は言語モードを変更するための機能を含み、変更可能な言語モードは英語、ハングル、日本語、中国語モードを全て含み、変更された言語モードによってタッチスクリーンに表示されるキーパッドの形態、キーボタンの個数及びサイズが変更される、携帯端末における文字入力方法。
【請求項2】
一つの文字キーボタンに割り当てられた多数の文字は一連の順番を有し、
前記一つの選択された文字判断過程は、前記同時タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字を対象に、前記同時タッチされた数字キーボタンに割り当てられた数字に対応する順番の文字を判断する過程である、請求項1に記載の携帯端末における文字入力方法。
【請求項3】
前記変更された言語モードが日本語モードの場合、前記タッチスクリーンに表示されるキーボタンは、
平仮名と片仮名間の変更のためのキーボタン、拗音への変更のためのキーボタン、濁音への変更のためのキーボタン、促音への変更のためのキーボタン、漢字への変更のためのキーボタンをさらに含み、
該当するキーボタンの入力により文字キーボタンに割り当てられる多数の文字が変更される、請求項1に記載の携帯端末における文字入力方法。
【請求項4】
多数の数字キーボタンには、1から一つの文字キーボタンに割り当てられた文字の個数までの数字がそれぞれ割り当てられる、請求項1に記載の携帯端末における文字入力方法。
【請求項5】
一つの文字キーボタンに割り当てられた文字の個数は「5」である、請求項4に記載の携帯端末における文字入力方法。
【請求項6】
現在の言語モードが中国語モードの場合、前記表示過程の前に、
文字入力モードで入力しようとする中国文字を英語読みで入力される過程と、
前記英語読みでの入力にマッチングされる多数の中国文字を検索する過程と、
前記検索された多数の中国文字を一連の順番で多数の文字キーボタンに割り当てる過程と、
をさらに含む、請求項1に記載の携帯端末における文字入力方法。
【請求項7】
前記ダブルタッチされた文字キーボタン又は数字キーボタンに割り当てられた機能は、バックスペース(back‐space)機能、削除(delete)機能、カーソル移動機能、スペース(space)機能のうち少なくとも一つをさらに含む、請求項に記載の携帯端末における文字入力方法。
【請求項8】
文字入力モードで多数の文字が割り当てられた多数の文字キーボタンと一つの数字が割り当てられた多数の数字キーボタンを表示し、文字キーボタンと数字キーボタンへの同時タッチを感知してタッチ信号を発生するタッチスクリーンと、
前記タッチスクリーンから発生するタッチ信号により文字キーボタンと数字キーボタンへの同時タッチが感知されるか否かを検査し、文字キーボタンと数字キーボタンへの同時タッチが感知されると、前記同時タッチされた数字キーボタンに割り当てられた数字に基づき、前記同時タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字のうち一つの選択された文字を判断する制御部と、
を含み、
前記タッチスクリーンは、文字キーボタン又は数字キーボタンへのダブルタッチを感知してタッチ信号を発生し、
前記制御部は、文字キーボタンと数字キーボタンへの同時タッチが感知されないと、前記タッチスクリーンから発生するタッチ信号により文字キーボタン又は数字キーボタンへのダブルタッチが感知されるか否かを検査し、文字キーボタン又は数字キーボタンへのダブルタッチが感知されると、前記ダブルタッチされた文字キーボタン又は数字キーボタンに割り当てられた機能を行い、
前記ダブルタッチされた文字キーボタン又は数字キーボタンに割り当てられた機能は言語モードを変更するための機能を含み、変更可能な言語モードは英語、ハングル、日本語、中国語モードを全て含み、変更された言語モードによってタッチスクリーンに表示されるキーパッドの形態、キーボタンの個数及びサイズが変更される、携帯端末における文字入力装置。
【請求項9】
一つの文字キーボタンに割り当てられた多数の文字は一連の順番を有し、
前記制御部は、前記同時タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字を対象に、前記同時タッチされた数字キーボタンに割り当てられた数字に対応する順番の文字を判断する、請求項8に記載の携帯端末における文字入力装置。
【請求項10】
前記変更された言語モードが日本語モードの場合、前記タッチスクリーンに表示されるキーボタンは、
平仮名と片仮名間の変更のためのキーボタン、拗音への変更のためのキーボタン、濁音への変更のためのキーボタン、促音への変更のためのキーボタン、漢字への変更のためのキーボタンをさらに含み、
該当するキーボタンの入力により文字キーボタンに割り当てられる多数の文字が変更される、請求項8に記載の携帯端末における文字入力装置。
【請求項11】
多数の数字キーボタンには、1から一つの文字キーボタンに割り当てられた文字の個数までの数字がそれぞれ割り当てられる、請求項8に記載の携帯端末における文字入力装置。
【請求項12】
一つの文字キーボタンに割り当てられた文字の個数は「5」である、請求項11に記載の携帯端末における文字入力装置。
【請求項13】
現在の言語モードが中国語モードの場合、前記制御部は、
文字入力モードで入力しようとする中国文字を英語読みで入力され、
前記英語読みでの入力にマッチングされる多数の中国文字を検索し、
前記検索された多数の中国文字を一連の順番で多数の文字キーボタンに割り当てる、請求項8に記載の携帯端末における文字入力装置。
【請求項14】
前記ダブルタッチされた文字キーボタン又は数字キーボタンに割り当てられた機能は、バックスペース(back‐space)機能、削除(delete)機能、カーソル移動機能、スペース(space)機能のうち少なくとも一つをさらに含む、請求項に記載の携帯端末における文字入力装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末に関し、より具体的には、携帯端末における文字入力装置及び文字入力方法に関する。
【背景技術】
【0002】
各種の電子・通信産業の発達に伴い、携帯端末が広く普及されており、ユーザーのニーズに答えるために、上記携帯端末の多機能化及び小型化・軽量化が進んでいる。
【0003】
これに伴い、携帯端末では、文字入力のためのキーボタンの割り当てが限られた空間で行われる。このため、携帯端末は、一つのキーボタンに多数の文字が割り当てられる。よって、ユーザーが一つのキーボタンに割り当てられた多数の文字のうち1番目の文字を除いた他の文字を入力するためには、その順番分だけ当該キーボタンを繰り返して押さなければならないため、文字入力にかかる時間及びキーボタン操作回数が増えてしまうという問題が発生する。
【0004】
このような問題を解決するための従来技術として、特許文献1(2010年10月08日)がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国公開特許第10‐2010‐0109375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、携帯端末における文字入力にかかる時間及びキーボタン操作回数を減らすことができる新たな文字入力装置及び文字入力方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様によれば、携帯端末における文字入力方法が提供される。上記文字入力方法は、タッチスクリーンに、文字入力モードで多数の文字が割り当てられた多数の文字キーボタンと一つの数字が割り当てられた多数の数字キーボタンを表示する過程と、文字キーボタンと数字キーボタンへのタッチを感知する過程と、文字キーボタンと数字キーボタンへのタッチが感知されると、上記タッチされた数字キーボタンに割り当てられた数字に基づき、上記タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字のうち一つの選択された文字を判断する過程と、を含む。
【0008】
本発明の第2の態様によれば、携帯端末における文字入力装置が提供される。上記文字入力装置は、文字入力モードで多数の文字が割り当てられた多数の文字キーボタンと一つの数字が割り当てられた多数の数字キーボタンを表示し、文字キーボタンと数字キーボタンへのタッチを感知してタッチ信号を発生するタッチスクリーンと、上記タッチスクリーンから発生するタッチ信号により文字キーボタンと数字キーボタンへのタッチが感知されると、上記タッチされた数字キーボタンに割り当てられた数字に基づき、上記タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字のうち一つの選択された文字を判断する制御部と、を含む。
【0009】
本発明の第3の態様によれば、携帯端末における文字入力方法が提供される。上記文字入力方法は、キー入力部で、多数の文字が割り当てられた多数の文字キーボタンと一つの数字が割り当てられた多数の数字キーボタンのうち一つの文字キーボタンと数字キーボタンへの入力を感知する過程と、文字入力モードで文字キーボタンと数字キーボタンへの入力が感知されると、上記入力された数字キーボタンに割り当てられた数字に基づき、上記入力された文字キーボタンに割り当てられた多数の文字のうち一つの選択された文字を判断する過程と、を含む。
【0010】
本発明の第4の態様によれば、携帯端末における文字入力装置が提供される。上記文字入力装置は、多数の文字が割り当てられた多数の文字キーボタンと一つの数字が割り当てられた多数の数字キーボタンのうち一つの文字キーボタンと数字キーボタンへの入力を感知するキー入力部と、文字入力モードで文字キーボタンと数字キーボタンへの入力が感知されると、上記入力された数字キーボタンに割り当てられた数字に基づき、上記入力された文字キーボタンに割り当てられた多数の文字のうち一つの選択された文字を判断する制御部と、を含む。
【0011】
なお、上述した課題を解決するための手段は、本発明の特徴を全て列挙したものではない。本発明の多様な特徴とそれによる長所及び効果は、以下の具体的な実施形態を参照してより詳細に理解されるはずである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、携帯端末における文字入力にかかる時間及びキーボタン操作回数を減らすことができる新たな文字入力装置及び文字入力方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の一実施形態による携帯端末における文字入力装置の構成を示すブロック図である。
図2】本発明の一実施形態による携帯端末における文字入力方法を示すフローチャートである。
図3】(a)、(b)及び(c)は本発明の一実施形態による携帯端末における英文字入力方法を示す例示図である。
図4】(a)、(b)及び(c)は本発明の一実施形態による携帯端末における英文字入力方法を示す他の例示図である。
図5】(a)、(b)及び(c)は本発明の一実施形態による携帯端末におけるハングル入力方法を示す例示図である。
図6】(a)及び(b)は本発明の一実施形態による携帯端末における日本文字入力方法を示す例示図である。
図7】(a)及び(b)は本発明の一実施形態による携帯端末における日本文字入力方法を示す他の例示図である。
図8】(a)及び(b)は本発明の一実施形態による携帯端末における中国文字入力方法を示す例示図である。
図9】本発明の一実施形態による携帯端末における中国文字入力方法を示す他の例示図である。
図10】(a)及び(b)は本発明の一実施形態による携帯端末における数字入力方法を示す例示図である。
図11】(a)、(b)及び(c)は本発明の一実施形態による携帯端末における数学記号入力方法を示す例示図である。
図12】(a)及び(b)は本発明の一実施形態による携帯端末におけるその他の多様な記号入力方法を示す例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下では、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。なお、本発明を説明するにあたり、関連する公知の機能又は構成についての具体的な説明が本発明の要旨を不要にする可能性があると判断される場合はその詳細な説明を省略する。
【0015】
以下では、本発明による携帯端末における文字入力装置及び文字入力方法について説明する。
【0016】
本明細書では、携帯端末について、タッチスクリーンを備える携帯端末を例に挙げて説明するが、これに限定されず、多数のキーボタン(即ち、機械式キーボタン又は仮想のキーボタン)を備えて文字入力が可能な全ての装置にも適用可能である。例えば、本発明の一実施形態による携帯端末の例としては、IMT‐2000(International Mobile Telecommunication 2000)端末、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)端末、GSM/GPRS(Global System For Mobile Communication/General Packet Radio Service)端末、UMTS(Universal Mobile Telecommunication Service)端末、スマートフォン(Smart Phone)、携帯マルチメディアプレーヤー(Portable Multimedia Player‐PMP)、個人情報端末(Personal Digital Assistant‐PDA)、MP3プレーヤー等が挙げられる。
【0017】
本明細書において、文字キーボタンとは、多数の文字が割り当てられたキーボタンのことであり、数字キーボタンとは、一つの数字が割り当てられたキーボタンのことである。ここで、上記数字キーボタンは、一般の数字入力のためのキーボタンではなく、上記文字キーボタンに割り当てられた文字のうち一つの文字を選択するためのキーボタンであり、数字自体で表示するか又は該当する数字を示す記号又は絵文字(例えば、さいころ)等で表示することができる。上記文字キーボタンには、一般の文字のみならず、数字、絵文字、数学記号、その他の多様な記号等が割り当てられることができる。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態による携帯端末における文字入力装置の構成を示すブロック図である。
【0019】
図示のように、端末は、制御部100と、キー入力部102と、表示部106と、タッチパネル部108と、保存部110と、を含む。ここで、上記表示部106は、タッチパネル部108と結合してタッチスクリーン104を構成することができる。
【0020】
図1を参照すると、上記制御部100は、携帯端末の全般的な動作を制御し、本発明により文字を入力するための機能を制御及び処理する。
【0021】
特に、本発明の一実施形態により、上記制御部100は、文字入力モードで多数の文字が割り当てられた多数の文字キーボタンと一つの数字が割り当てられた多数の数字キーボタンを表示するタッチスクリーン104から発生するタッチ信号により文字キーボタンと数字キーボタンへの同時タッチが感知されると、上記タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字を対象に、上記タッチされた数字キーボタンに割り当てられた数字に対応する順番の文字を選択し、上記選択された文字を入力するための機能を制御及び処理する。
【0022】
或いは、本発明の一実施形態により、上記制御部100は、キー入力部102で文字入力モードで文字キーボタンと数字キーボタンへの同時入力が感知されると、上記入力された文字キーボタンに割り当てられた多数の文字を対象に、上記入力された数字キーボタンに割り当てられた数字に対応する順番の文字を選択し、上記選択された文字を画面に表示するための機能を制御及び処理する。この場合、上記キー入力部102は、多数の文字が割り当てられた多数の文字キーボタンと、一つの数字が割り当てられた多数の数字キーボタンと、を含んで構成される。
【0023】
上記キー入力部102は、多数の数字キーボタンと文字キーボタン及び機能キーボタンを備え、ユーザーが押すキーボタンに対応するデータを上記制御部100に提供する。なお、本発明の一実施形態によりタッチパネル部108のみで全ての操作が可能な携帯端末の場合は、上記キー入力部102を省略しても良い。
【0024】
上記表示部106は、液晶表示装置(LCD、Liquid Crystal Display)で形成されれば良く、携帯端末の動作中に発生する状態情報と制限された数字及び文字をディスプレーする。本発明の一実施形態により、上記表示部106は、文字入力モードで多数の文字が割り当てられた多数の文字キーボタンと一つの数字が割り当てられた多数の数字キーボタンを表示する。
【0025】
上記タッチパネル部108は、少なくとも一つのタッチセンサーで形成されれば良く、ユーザーのタッチ入力を受ける。上記タッチセンサーは、ユーザーのタッチを感知してタッチ信号を発生し、上記発生したタッチ信号を制御部100に伝達する。上記タッチセンサーは、静電容量方式(capacitive overlay)、圧力式抵抗膜方式(resistive overlay)、赤外線感知方式(infrared beam)等のタッチ感知センサーで構成されても良く、圧力センサー(pressure sensor)で構成されても良い。本発明の一実施形態によりキー入力部102のみで全ての操作が可能な携帯端末の場合は、上記タッチパネル部108を省略しても良い。
【0026】
上記保存部110は、携帯端末の全般的な動作のためのプログラム及び各種のデータを保存する。本発明の一実施形態により、上記保存部110は、多数の文字キーボタンに割り当てられた多数の文字とそれらの一連の順番、多数の数字キーボタンに割り当てられた数字を保存し、ダブルタッチされた文字キーボタン又は数字キーボタンに割り当てられた機能を保存する。
【0027】
図2は、本発明の一実施形態による携帯端末における文字入力方法を示すフローチャートである。
【0028】
図2を参照すると、端末は、段階201でユーザーのキーボタン操作により文字入力モードへ進入する。
【0029】
その後、上記端末は、段階203へ進み、上記文字入力モードで画面に多数の文字が割り当てられた多数の文字キーボタンと一つの数字が割り当てられた多数の数字キーボタンを表示する。一つの文字キーボタンに割り当てられた多数の文字は一連の順番を有し、上記多数の数字キーボタンには1から「一つの文字キーボタンに割り当てられた文字の個数」までの数字がそれぞれ割り当てられる。例えば、図3のように、一つの文字キーボタンに割り当てられた文字の個数が「5」の場合、1から5までの数字がそれぞれ一つの数字キーボタンに割り当てられ、文字A、B、C、D、Eがアルファベット順に一つの文字キーボタンに割り当てられることができる。同じ方法で、他の文字の場合も、5個の文字がアルファベット順に一つの文字キーボタンに割り当てられることができる。
【0030】
その後、上記端末は、段階205でそれぞれ一つの文字キーボタンと数字キーボタンへの同時タッチが感知されるか否かを検査する。ここで、上記端末は、文字キーボタンへのタッチダウンが感知された状態で数字キーボタンへのタッチダウンを感知したか、又は数字キーボタンへのタッチダウンが感知された状態で文字キーボタンへのタッチダウンを感知した後、上記タッチダウンが感知された文字キーボタンと数字キーボタンへのタッチアップを感知することにより、上記同時タッチを感知することができる。
【0031】
上記段階205でそれぞれ一つの文字キーボタンと数字キーボタンへの同時タッチが感知されると、上記端末は、段階207で上記タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字を対象に上記タッチされた数字キーボタンに割り当てられた数字に対応する順番の文字を選択された文字と判断し、段階209に進む。即ち、ユーザーがそれぞれ一つの文字キーボタンと数字キーボタンをタッチして入力しようとする文字を選択すると、上記端末は、選択された文字が何かを判断する。例えば、図3のように、文字A、B、C、D、Eが割り当てられている文字キーボタンと数字2が割り当てられている数字キーボタンへの同時タッチが感知されると、上記端末は、文字A、B、C、D、Eのうち2番目の文字Bを選択することができる。他の実施例として、既定の時間内にそれぞれ一つの文字キーボタンと数字キーボタンへの順次的なタッチが感知されると、上記端末は、上記タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字を対象に、上記タッチされた数字キーボタンに割り当てられた数字に対応する順番の文字を選択することができる。
【0032】
その後、上記端末は、上記段階209で上記選択された文字を画面に入力した後、上記段階205へ戻り、それ以降の段階を繰り返し行う。
【0033】
これに対し、上記段階205でそれぞれ一つの文字キーボタンと数字キーボタンへの同時タッチが感知されないと、上記端末は、段階211で一つの文字キーボタン又は数字キーボタンへのダブルタッチが感知されるか否かを検査する。ここで、上記端末は、既定の時間内に文字キーボタン又は数字キーボタンへの連続的な二回のタッチを感知することにより、上記ダブルタッチを感知することができる。
【0034】
上記段階211で一つの文字キーボタン又は数字キーボタンへのダブルタッチが感知されると、上記端末は、213段階で上記ダブルタッチされた文字キーボタン又は数字キーボタンに割り当てられた機能を行った後、上記段階205へ戻り、それ以降の段階を繰り返し行う。ここで、上記ダブルタッチされた文字キーボタン又は数字キーボタンに割り当てられた機能は、カーソル位置の前の文字を消すためのバックスペース(back‐space)機能、カーソル位置の後の文字を消すための削除(delete)機能、カーソルを上に移動させるための機能、カーソルを下に移動させるための機能、カーソルを左に移動させるための機能、カーソルを右に移動させるための機能、空白を入力するためのスペース(space)機能、言語(例えば、英語、ハングル、日本語、中国語等)モードを変更するための機能、その他のモード(例えば、数字、絵文字、数学記号、その他の多様な記号等)に変更するための機能のうち少なくとも一つを含むことができる。例えば、図3のように、文字A、B、C、D、Eが割り当てられている文字キーボタンへのダブルタッチが感知されると、上記端末はバックスペース機能を行い、数字2が割り当てられている数字キーボタンへのダブルタッチが感知されると、上記端末はカーソルを下に移動させるための機能を行うことができる。
【0035】
これに対し、上記段階211で一つの文字キーボタン又は数字キーボタンへのダブルタッチが感知されないと、上記端末は、上記段階205へ戻り、それ以降の段階を繰り返し行う。
【0036】
一方、図2には発明の一実施形態によりタッチスクリーン上に表示される仮想のキーボタンを用いて文字を入力する方法が示されているが、発明の一実施形態により携帯端末に備えられる機械式キーボタンを用いて文字を入力しても良い。この場合、端末のキーパッドは、多数の文字が割り当てられた多数の文字キーボタンと、一つの数字が割り当てられた多数の数字キーボタンと、を含んで構成される。ここで、一つの文字キーボタンに割り当てられた多数の文字は、一連の順番を有する。上記多数の数字キーボタンには、1から「一つの文字キーボタンに割り当てられた文字の個数」までの数字がそれぞれ割り当てられる。
【0037】
上記端末は、文字入力モードでそれぞれ一つの文字キーボタンと数字キーボタンへの同時入力が感知されると、上記入力された文字キーボタンに割り当てられた多数の文字を対象に、上記入力された数字キーボタンに割り当てられた数字に対応する順番の文字を選択し、上記選択された文字を画面に表示する。ここで、上記端末は、文字キーボタンへの入力が感知された状態で数字キーボタンへの入力を感知するか、又は数字キーボタンへの入力が感知された状態で文字キーボタンへの入力を感知することにより、上記同時入力を感知することができる。他の実施例として、既定の時間内にそれぞれ一つの文字キーボタンと数字キーボタンへの順次的な入力が感知されると、上記端末は、上記入力された文字キーボタンに割り当てられた多数の文字を対象に、上記入力された数字キーボタンに割り当てられた数字に対応する順番の文字を選択することができる。
【0038】
また、上記端末は、文字入力モードで一つの文字キーボタン又は数字キーボタンへのダブル入力が感知されると、上記ダブル入力された文字キーボタン又は数字キーボタンに割り当てられた機能を行う。ここで、上記端末は、既定の時間内に文字キーボタン又は数字キーボタンへの連続的な二回の入力を感知することにより、上記ダブル入力を感知することができる。
【0039】
図3は、本発明の一実施形態による携帯端末における英文字入力方法を示す例示図である。
【0040】
図3を参照すると、まず、図3(a)は、本発明の一実施形態による3×4英文字キーパッドを示している。上記3×4英文字キーパッドは、多数の文字キーボタン(図3aのキーボタン「A」、「F」、「K」、「P」、「U」、「Z」)及び多数の数字キーボタン
と、大文字/小文字の変更のためのキーボタン(図3(a)のキーボタン「Aa」)を含む。ここで、一つの文字キーボタンに割り当てられた文字の個数が「5」の場合、1から5までの数字がそれぞれ一つの数字キーボタンに割り当てられ、文字A、B、C、D、Eがアルファベット順に一つの文字キーボタン(図3(a)のキーボタン「A」)に割り当てられることができる。同じ方法で、他の文字の場合も、5個の文字がアルファベット順に一つの文字キーボタンに割り当てられることができる。ここで、各文字キーボタンに割り当てられた多数の文字は、図3(b)のように一連の順番を有する。
【0041】
図3(c)は、各文字キーボタンに割り当てられた文字のうち一つの文字を選択して入力するための文字キーボタンと数字キーボタンの組み合わせを示している。例えば、文字入力モードで、文字A、B、C、D、Eが割り当てられている文字キーボタンと数字2が割り当てられている数字キーボタンへの同時タッチが感知されると、端末は、文字A、B、C、D、Eのうち2番目の文字Bを選択して入力することができる。或いは、文字A、B、C、D、Eが割り当てられている文字キーボタンへのタッチが感知された状態で、数字1、2、3、4、5がそれぞれ割り当てられている数字キーボタンへのタッチが順次感知されると、端末は、文字A、B、C、D、Eを順次選択して入力することができる。このような英文字キーパッド及び文字入力方式を適用すると、端末は、計11個の文字キーボタンと数字キーボタンで30個の文字を入力することができる。
【0042】
上記多数の文字キーボタン及び数字キーボタンにはそれぞれ一つの機能が割り当てられ、これは、該当するキーボタンのダブルタッチにより行われることができる。ここで、文字キーボタン又は数字キーボタンに割り当てられた機能は、カーソル位置の前の文字を消すためのバックスペース(back‐space)機能、カーソル位置の後の文字を消すための削除(delete)機能、カーソルを上に移動させるための機能、カーソルを下に移動させるための機能、カーソルを左に移動させるための機能、カーソルを右に移動させるための機能、空白を入力するためのスペース(space)機能、言語(例えば、英語、ハングル、日本語、中国語等)モードを変更するための機能、その他のモード(例えば、数字、絵文字、数学記号、その他の多様な記号等)に変更するための機能のうち少なくとも一つを含むことができる。例えば、文字A、B、C、D、Eが割り当てられている文字キーボタンへのダブルタッチが感知されると、端末はバックスペース機能を行い、数字2が割り当てられている数字キーボタンへのダブルタッチが感知されると、端末はカーソルを下に移動させるための機能を行うことができる。また、数字4が割り当てられている数字キーボタンへのダブルタッチが感知されると、端末は、言語モードを変更するための機能を行うことができる。もし、キーパッドの現在の言語モードが英語の場合、数字4が割り当てられている数字キーボタンへのダブルタッチにより言語モードをハングルに変更することができ、この状態で既定の時間内に数字4が割り当てられている数字キーボタンへの更なる連続的なタッチが感知されると、言語モードを日本語、中国語等に再度変更することができる。また、数字5が割り当てられている数字キーボタンへのダブルタッチが感知されると、端末はその他のモードを変更するための機能を行うことができる。もし、キーパッドの現在のモードが数字の場合、数字5が割り当てられている数字キーボタンへのダブルタッチによりモードを絵文字に変更することができ、この状態で既定の時間内に数字5が割り当てられている数字キーボタンへの更なる連続的なタッチが感知されると、モードを数学記号、その他の多様な記号等に再度変更することができる。
【0043】
上記3×4英文字キーパッドは、大文字/小文字の変更のためのキーボタンにより、図4(a)のように、大文字から小文字へとモードが変更されることができる。ここで、図4(b)は各文字キーボタンに割り当てられた多数の小文字を一連の順番で示しており、図4(c)は各文字キーボタンに割り当てられた小文字のうち一つの小文字を選択して入力するための文字キーボタンと数字キーボタンの組み合わせを示している。小文字の場合も同様に、例えば、文字a、b、c、d、eが割り当てられている文字キーボタンと数字2が割り当てられている数字キーボタンへの同時タッチが感知されると、端末は文字a、b、c、d、eのうち2番目の文字bを選択して入力することができ、文字a、b、c、d、eが割り当てられている文字キーボタンへのダブルタッチが感知されると、端末はバックスペース機能を行うことができる。
【0044】
図5は、本発明の一実施形態による携帯端末におけるハングル入力方法を示す例示図である。
【0045】
図5を参照すると、図5(a)は、本発明の一実施形態による3×4ハングルキーパッドを示している。上記3×4ハングルキーパッドは、多数の文字キーボタン
及び多数の数字キーボタン
と、画数追加のためのキーボタン
を含む。ここで、一つの文字キーボタンに割り当てられた文字の個数が「5」の場合、1から5までの数字がそれぞれ一つの数字キーボタンに割り当てられ、
が一連の順番で一つの文字キーボタン
に割り当てられることができる。同じ方法で、他の文字の場合も、5個の文字が一連の順番で一つの文字キーボタンに割り当てられることができる。
【0046】
上記ハングルキーパッドを用いた文字入力方式には、図3及び図4の英文字キーパッドを用いた文字入力方式を同様に適用することができる。即ち、端末は、それぞれ一つの文字キーボタンと数字キーボタンへの同時タッチを感知し、上記タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字を対象に、上記タッチされた数字キーボタンに割り当てられた数字に対応する順番の文字を選択して入力することができる。また、端末は、一つの文字キーボタン又は数字キーボタンへのダブルタッチを感知し、上記ダブルタッチされた文字キーボタン又は数字キーボタンに割り当てられた機能を行うことができる。
【0047】
図6は、本発明の一実施形態による携帯端末における日本文字入力方法を示す例示図である。
【0048】
図6を参照すると、図6(a)は、本発明の一実施形態による5×4日本文字キーパッドを示している。上記5×4日本文字キーパッドは、多数の文字キーボタン(図6aのキーボタン「あ」、「か」、「さ」、「た」、「な」、「は」、「ま」、「ら」、「や」、「ん」)及び多数の数字キーボタン
と、平仮名/片仮名の変更のためのキーボタン(図6(a)のキーボタン「あア」)と、拗音(小文字)への変更のためのキーボタン(図6(a)のキーボタン「あ−>ぁ」)と、濁音への変更のためのキーボタン(図6(a)のキーボタン「゛」)と、促音への変更のためのキーボタン(図6(a)のキーボタン「°」)と、漢字への変更のためのキーボタン(図6(a)のキーボタン「漢」)を含む。ここで、一つの文字キーボタンに割り当てられた文字の個数が「5」の場合、1から5までの数字がそれぞれ一つの数字キーボタンに割り当てられ、文字あ、い、う、え、おが平仮名順に一つの文字キーボタン(図6(a)のキーボタン「あ」)に割り当てられることができる。同じ方法で、他の文字の場合も、5個の文字が一連の順番で一つの文字キーボタンに割り当てられることができる。上記5×4日本文字キーパッドは、平仮名/片仮名の変更のためのキーボタンにより、図7(a)のように、平仮名から片仮名へとモードが変更されることができる。
【0049】
上記日本文字キーパッドを用いた文字入力方式には、図3及び図4の英文字キーパッドを用いた文字入力方式を同様に適用することができる。即ち、端末は、それぞれ一つの文字キーボタンと数字キーボタンへの同時タッチを感知し、上記タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字を対象に、上記タッチされた数字キーボタンに割り当てられた数字に対応する順番の文字を選択して入力することができる。また、端末は、一つの文字キーボタン又は数字キーボタンへのダブルタッチを感知し、上記ダブルタッチされた文字キーボタン又は数字キーボタンに割り当てられた機能を行うことができる。
【0050】
図8は、本発明の一実施形態による携帯端末における中国文字入力方法を示す例示図である。
【0051】
図8を参照すると、文字入力モードでユーザーが入力しようとする中国文字を英語読みで入力すると、端末は、該当する英語読みでの入力にマッチングする中国文字を検索し画面に表示し、そのうち一つの中国文字の選択を受けて中国文字に変換することができる。例えば、端末は、yiが入力されると、これにマッチングする多数の中国文字を検索して画面に表示することができる。この際、上記検索された多数の中国文字は、本発明の一実施形態により、図8(a)のように3×4中国文字キーパッドにより表示されることができる。
【0052】
上記3×4中国文字キーパッドは、多数の文字キーボタン及び多数の数字キーボタン
と、その他の多数の文字キーボタンの表示のためのキーボタン(図8(a)のキーボタン「Next」)を含む。ここで、一つの文字キーボタンに割り当てられた文字の個数が「5」の場合、1から5までの数字がそれぞれ一つの数字キーボタンに割り当てられ、上記検索された多数の中国文字のうち5個の文字が一連の順番で一つの文字キーボタンに割り当てられることができる。同じ方法で、検索された他の多数の中国文字の場合も、5個の文字が一連の順番で一つの文字キーボタンに割り当てられることができる。この際、効率的な選択のために、漢字の配列は、総画数順又は部首別となっている。上記検索された中国文字の個数が多い場合は、上記3×4中国文字キーパッド内に検索された中国文字を全て表示することができないため、キーボタン「Next」により図8(b)のように新たな3×4中国文字キーパッドを表示することにより、図8(a)の3×4中国文字キーパッドにより表示することができなかった他の中国文字を表示することができる。他の実施例として、一度により多くの中国文字を表示するために、図9のように、4×5中国文字キーパッドを用いることができる。
【0053】
上記中国文字キーパッドを用いた文字入力方式には、図3及び図4の英文字キーパッドを用いた文字入力方式を同様に適用することができる。即ち、端末は、それぞれ一つの文字キーボタンと数字キーボタンへの同時タッチを感知し、上記タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字を対象に、上記タッチされた数字キーボタンに割り当てられた数字に対応する順番の文字を選択して入力することができる。また、端末は、一つの文字キーボタン又は数字キーボタンへのダブルタッチを感知し、上記ダブルタッチされた文字キーボタン又は数字キーボタンに割り当てられた機能を行うことができる。
【0054】
図10は、本発明の一実施形態による携帯端末における数字入力方法を示す例示図である。
【0055】
図10を参照すると、図10(a)は、本発明の一実施形態による3×4数字キーパッドを示している。上記3×4数字キーパッドは、多数の文字キーボタン(図10(a)のキーボタン「1」、「6」、「$」、「.」、「℃」、「a.m.」)及び多数の数字キーボタン
と、その他の多数の文字キーボタンの表示のためのキーボタン(図10(a)のキーボタン「Next」)を含む。
【0056】
ここで、一つの文字キーボタンに割り当てられた文字の個数が「5」の場合、1から5までの数字がそれぞれ一つの数字キーボタンに割り当てられ、数字1、2、3、4、5が一連の順番で一つの文字キーボタンに割り当てられることができる。同じ方法で、数字6、7、8、9、0が一連の順番で一つの文字キーボタンに割り当てられることができ、数字に関連する多様な単位の場合も、5個の文字が一連の順番で一つの文字キーボタンに割り当てられることができる。また、キーボタン「Next」により図10(b)のように新たな3×4数字キーパッドを表示することにより、図10(a)の3×4数字キーパッドにより表示することができなかった他の文字を表示することができる。
【0057】
上記数字キーパッドを用いた文字入力方式には、図3及び図4の英文字キーパッドを用いた文字入力方式を同様に適用することができる。即ち、端末は、それぞれ一つの文字キーボタンと数字キーボタンへの同時タッチを感知し、上記タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字を対象に、上記タッチされた数字キーボタンに割り当てられた数字に対応する順番の文字を選択して入力することができる。また、端末は、一つの文字キーボタン又は数字キーボタンへのダブルタッチを感知し、上記ダブルタッチされた文字キーボタン又は数字キーボタンに割り当てられた機能を行うことができる。
【0058】
図11は、本発明の一実施形態による携帯端末における数学記号入力方法を示す例示図である。
【0059】
図11を参照すると、図11(a)は、本発明の一実施形態による5×5数学記号キーパッドを示している。上記5×5数学記号キーパッドは、多数の文字キーボタン(図11aのキーボタン「+」、「=」、「∠」、「∈」、「≦」、「{」、「∫」、「Σ」、「∀」、「∂」、「∴」…「√」)と、多数の数字キーボタン
を含む。ここで、一つの文字キーボタンに割り当てられた文字の個数が「10」の場合、1から10までの数字がそれぞれ一つの数字キーボタンに割り当てられ、「+」、「―」、「×」、「÷」、「±」…「*」を含め10個の数学記号が一連の順番で一つの文字キーボタン(図11(a)のキーボタン「+」)に割り当てられることができる。同じ方法で、他の数学記号の場合も、10個の数学記号が一連の順番で一つの文字キーボタンに割り当てられることができる。
【0060】
上記数学記号キーパッドを用いた文字入力方式には、図3及び図4の英文字キーパッドを用いた文字入力方式を同様に適用することができる。即ち、端末は、それぞれ一つの文字キーボタンと数字キーボタンへの同時タッチを感知し、上記タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字を対象に、上記タッチされた数字キーボタンに割り当てられた数字に対応する順番の文字を選択して入力することができる。ここで、図11(b)及び図11(c)のように、上記タッチされた文字キーボタンを除いた他の文字キーボタンの代わりに、上記タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字を表示することにより、ユーザーをして、上記タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字を確認し、そのうち一つの文字を一つの数字キーボタンへのタッチにより選択するようにすることができる。また、端末は、一つの文字キーボタン又は数字キーボタンへのダブルタッチを感知し、上記ダブルタッチされた文字キーボタン又は数字キーボタンに割り当てられた機能を行うことができる。
【0061】
図12は、本発明の一実施形態による携帯端末におけるその他の多様な記号入力方法を示す例示図である。
【0062】
図12を参照すると、図12(a)は、本発明の一実施形態による5×5記号キーパッドを示している。上記5×5記号キーパッドは、多数の文字キーボタンと、多数の数字キーボタン
を含む。ここで、一つの文字キーボタンに割り当てられた記号の個数が「10」の場合、1から10までの数字がそれぞれ一つの数字キーボタンに割り当てられ、10個の多様な記号が一連の順番で一つの文字キーボタンに割り当てられることができる。同じ方法で、他の記号の場合も、10個の記号が一連の順番で一つの文字キーボタンに割り当てられることができる。
【0063】
上記記号キーパッドを用いた文字入力方式には、図3及び図4の英文字キーパッドを用いた文字入力方式を同様に適用することができる。即ち、端末は、それぞれ一つの文字キーボタンと数字キーボタンへの同時タッチを感知し、上記タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字を対象に、上記タッチされた数字キーボタンに割り当てられた数字に対応する順番の文字を選択して入力することができる。ここで、図12(b)のように、上記タッチされた文字キーボタン(図12(a)の指状の記号キーボタン)を除いた他の文字キーボタンの代わりに、上記タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字(多様な指状の記号)を表示することにより、ユーザーをして、上記タッチされた文字キーボタンに割り当てられた多数の文字を確認し、そのうち一つの文字を一つの数字キーボタンへのタッチにより選択するようにすることができる。また、端末は、一つの文字キーボタン又は数字キーボタンへのダブルタッチを感知し、上記ダブルタッチされた文字キーボタン又は数字キーボタンに割り当てられた機能を行うことができる。
【0064】
なお、上記の本発明の詳細な説明では具体的な実施例について説明したが、本発明の範囲を外れない範囲内で多様な変形が可能である。したがって、 本発明の範囲は、上述した実施例に限らず、後述する特許請求の範囲及びこれと均等なものによって決められる。
図1
図2
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図11
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