【課題を解決するための手段】
【0010】
上記した課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、超音波プローブによって媒体の画像を取り込むことが可能な超音波画像装置と結合することを目的とする電子表示システムであって、同システムは
、
−超音波画像装置を介して取り込まれ
る超音波画像を表示する第1の
表示モニタと
、
−画像処理手段
と;
−タッチ・スクリーン
部分を含む独立した第2の表示モニタと;
−
複製超音波画像
を生成する
ために超音波画像装置を介して取り込まれる超音波画像を複製する
ように構成される超音波画像複製手段
と;
−複製超音波画像
を第2の
表示モニタ
送るための送る手段と;
−第2の表示モニタの少なくともタッチ・スクリーン部分に、
−複製超音波画像と、
−利得補償を調整するために使用されるポテンショメータを表わす1組のカーソルである少なくとも1つの図形要素と、を表示するための表示手段であって、タッチ・スクリーン
部分の触知性を利用して
、使用者が超音波画像に対して
実施されるべき少なくとも1つの処理操作
に関連して同スクリーンの触知性を使用して図形要素を操作するように少なくとも1つの図形要素
は複製超音波画像に重ね合わされて表示されるものである、表示手段と;
−第2の
表示モニタに表示される複製超音波画像に対して、第2の
表示モニタを用いて実施される
図形要素の操作によって示される処理操作を迅速に実施する
迅速実施手段と;
−
図形要素の操作によって、第2の
表示モニタを用いて、複製超音波画像に対して実施される処理操作の全部または一部を、第1の
表示モニタに表示される超音波画像に迅速
に適用する
迅速適用手段と;
を
含む、電子表示システム、を提供する。
【0011】
請求項
11に記載の発明は、
電子表示システムと結合される超音波画像装置によって取り込まれる超音波画像を処理するために請求項1乃至10のいずれか一項に記載の電子表示システム
を使用する方法において、同方法は、
−超音波画像装置によって取り込まれる超音波画像を第1の表示モニタに表示するステップと、
−第1の
表示モニタに表示される超音波画像を複製
するステップと、
−複製超音波画像を第2の
表示モニタ
に送るステップと、
−
第2の表示モニタの少なくともタッチ・スクリーン
部分上に
、
−複製超音波画像と、
−利得補償を調整するために使用されるポテンショメータを表わす1組のカーソルである少なくとも1つの図形要素と、を表示するステップ
であって、タッチ・スクリーン部分の触知性を利用して、使用者が超音波画像に対して実施されるべき少なくとも1つの処理操作に関連して同スクリーンの触知性を使用して図形要素を操作するように少なくとも1つの図形要素は複製超音波画像に重ね合わされて表示されるものである、表示するステップと、
−
タッチ・スクリーン
部分の触知性によって、複製
超音波画像に
図形要素の操作に関連する少なくとも1つの処理操作
が実施
されるように、使用者によって同図形要素を操作するステップと、
−第2の
表示モニタを用いて実施される
図形要素の操作によって示される処理操作を第2の
表示モニタに表示される複製超音波画像に迅速に適用するステップと、
−第1の
表示モニタに表示される超音波画像に、
図形要素の操作によって複製超音波画像に対して実施される処理操作の全部または一部を迅速
に適用するステップと、
を備
えることを特徴とする、方法、を提供する。
【0012】
したがって、本発明は、主に、媒体の画像を取り込むことが可能な超音波画像装置と結合するための電子表示システムを提案することによって先行技術の電子表示システムの欠点を克服しようとするものであり、このシステムは、超音波画像装置を用いて取り込まれるような超音波画像を表示するための第1のモニタと、画像処理手段とを備え、少なくとも:
−第2のタッチ・スクリーン・モニタと;
−第1のモニタに表示される超音波画像の複製を生成することが可能な超音波画像を複製するための手段であって、この後、この複製の少なくとも一部を表示する第2のモニタにこの複製を送るための手段と;
−スクリーンの触知性を利用して超音波画像の少なくとも1つの処理操作を実施するために使用される少なくとも1つの図形要素を第2のモニタに表示するための手段であって、図形要素が複製超音波画像に重ね合わされて表示されるように図形要素を表示するための手段と;
−第2のモニタを用いて、実施されるすべての処理操作を第2のモニタに表示される複製超音波画像に迅速に適用する手段と;
−第2のモニタを用いて、複製超音波画像に対して実施される処理操作の全部または一部について第1のモニタに表示される超音波画像に迅速にあるいは延期して適用する手段と、をさらに備えることを特徴とする。
【0013】
このような表示システムでは、得られるような超音波画像の表示は、より低い鮮明度および/または縮小されたサイズの取得画像を処理するように適合された画像の表示とともに、第1のモニタにおける最大鮮明度および最大サイズが保証できる。
【0014】
複製超音波画像は、第2のモニタに対する処理を実施するための図形要素が存在することと相まって、画像処理コントロールに対するアクセスがきわめて簡単で利用しやすくなる。第2のモニタは、実際には、特に、これらのコントロールに専用化されているが、この第2のモニタには超音波画像の複製の形で得られるような超音波画像をより小さい形で表示する。
【0015】
したがって、処理操作が第2のモニタに表示されるような超音波画像の複製に迅速に適用された後で超音波画像の複製は迅速にあるいは延期して第1のモニタに送られるので、処理コントロールおよび監視が本発明によって容易になる。
【0016】
処理操作を実施するために本発明に従って図形要素を表示することによって、複製画像で実施される処理において生じる変化を監視することが特に容易になる。このことによって、複製超音波画像のサイズの不利な縮小をせざるをえない状態を回避することが可能になる。
【0017】
本発明の1つの具体的な特徴によると、適用する手段によって、実施される処理を迅速に適用するかあるいは延期して適用するかを選定することができる。
本発明の別の具体的な特徴によると、適用する手段によって、第2のモニタを用いて複製超音波画像に対して実施される処理操作の中から超音波画像に適用されるべき処理操作を選択することができる。
【0018】
上記の2つの特徴は、第1のモニタに表示される超音波画像に適用され、したがって、最良品質および最大サイズの画像に適用されることが望ましい処理操作の手動制御をユーザに提供する。
【0019】
処理操作の結果を第1のモニタに表示される超音波画像に移動するとき、第2のモニタに適用された処理操作の一部のみを適用する能力を有すること、したがって、適用すべき処理操作を選定する能力を有することが有利である。
【0020】
したがって、ユーザは、特に、事前に選択されて第2のモニタに表示される画像の特定の一部のみに1つの処理要素を適用することを望んでもよい。これは選択手段によって可能になる。
【0021】
本発明の有利な一実施形態において、図形要素は、時間利得補償(time−gain compensation)の調整に使用されるポテンショメータを表わす1組のカーソルである。
【0022】
このような処理操作の影響は、第2のモニタに、したがって、図形要素が重ね合わせられるときにポテンショメータそのものの真下に表示されるような複製画像に直接加えられるので、このような図形要素によって、利得補償の変化の監視を特に容易で身近なものにすることができる。このことによって、処理は非常に正確かつきわめて簡単な操作で変調可能となる。
【0023】
有利な一実施において、ポテンショメータのカーソルは、タッチ・スクリーン上の指の進路と移動される各カーソルが沿う線との交差を検出することによって位置決め可能である。
【0024】
この特徴によって、1本の指を移動するだけで済むので利得補償を非常に素早く調整することができる。
本発明の有利な一実施において、複製超音波画像における図形要素の表示は、超音波画像装置および/または画像処理手段によって提供される画像の収集条件に基づくデータに関する画像処理の要求に適合される。
【0025】
この特徴では、画像を収集するときにスキャンされる分析の深さに応じて、利得補償を調整するポテンショメータの数を修正することが可能になる。
本発明の有利な一特徴によると、第2のタッチ・スクリーン・モニタは、複製された画像へのタッチ操作によって、ズーミング、領域の選択、サイズ測定の機能の中から少なくとも1つの機能を実施することができる。
【0026】
このような機能によって、画像へのズームインに続いて特定処理が適用されるべき領域の選択が可能になり、この後、この処理は第1のモニタに表示されるような全超音波画像における対応する選択された領域で再現される。
【0027】
選択された領域において、タッチ・スクリーンの助けを借りて、超音波画像に表示される構造の寸法を測ることができることは一般的に有用である。この機能は、一般に、既知の電子表示システムでマウスによって提供される。超音波画像の複製またはその一部でタッチ・スクリーンを直接使用すると、実施が非常に簡単な利用しやすい手段によってこの機能を利用することができる。
【0028】
本発明の具体的な一特徴によると、第2のタッチ・スクリーン・モニタは、第1のモニタに表示される超音波画像または第1のモニタに表示される形態へ書込み挿入手段として使用でき、この後、タッチ・スクリーンはキーボードおよび書込み監視ウィンドウを表示し、適用する手段は第1のモニタに表示されるような超音波画像に書かれたテキストを適用できる。
【0029】
書込み挿入は、先行技術においても既知の機能であり、表示に使用される単一モニタに接続されたキーボードによって実現される。この後、書込みは上記の単一モニタのスクリーン上で直ちに再現され、一般に、スクリーン上に書き込まれている内容をユーザが見るためにはキーボードから視線を上げざるをえず、これはキーボードの使用にほとんど慣れていない多くの人々にとって不都合である。同時に、快適な触知覚を提供する物理的なキーボードを使用すると、大きな機械的および人間工学的制約がもたらされ、すなわち、制御パネルや複雑な機械的統合に場所を取られる。
【0030】
タッチ・スクリーン・モニタ上での仮想的なキーボードの表示を提案することによって、ユーザは書き込まれてしまっている内容を元に戻せなくなる。したがって、書込み監視ウィンドウとともにこの仮想キーボードを提供することによって、ユーザは見上げなくても自分の指が置かれている点の近くにて自分が書き込んだ内容を見ることができる。こうして、どんな誤りも直ちに修正され、超音波画像に挿入された書込みは、より実用的でかつ信頼性が高いものとなる。さらに、本発明は、機械的キーボードを利用する場合に比べて空間を節約し使用が容易になる。
【0031】
有利なことに、適用する手段は、超音波画像への書込みを、迅速に、あるいは各改行後に、適用することができる。
本発明の有利な一特徴によると、本発明の電子システムは、超音波画像に撮像されるような構造を象徴する第2のモニタに身体部位マーカーを表示することができ、かつタッチ・スクリーン上の2つの点に触れることによって、あるいはタッチ・スクリーン上で一点から別の点に指またはスタイラスをスライドさせることによって、この身体部位マーカーに対してその第1のアクティブな要素を識別するプローブ位置決めマーカーを設けることができる身体部位識別手段を備える。
【0032】
このような身体部位識別マーカーの位置決めは、一般に、既知の電子表示システムでは非常に複雑である。タッチ・スクリーンを使用すると、超音波画像に表示される身体部位を表わす記号の表示を提案することによってこのような身体マーカーの位置決めと、タッチ・スクリーン上の2つの点に指を当てることによってあるいは一点から別の点に指をスライドさせることによる身体位置マーカーの位置決めとが容易になる。
【0033】
この特徴は、時間識別マーカーを広範囲に利用することができるので特に有利であるが、このマーカーは実施が複雑であるとの理由から現在のところは広範囲に利用されていない。
【0034】
本発明の有利な一特徴は、適用する手段によって、とりわけ第2のモニタ上から選択される画像が第1のモニタに自動的に表示されるといった事実にある。
このことによって、第2のモニタに表示される複数の複製画像の中から選択されて第1のモニタに表示される画像を大きい形式に変更することが可能になる。したがって、複数の画像の中からの画像の選択は、ユーザが最も使いやすいようになされうる。
【0035】
本発明の有用な一特徴によると、第2のモニタは、第1のモニタに表示される少なくとも1つの超音波画像から得られる三次元体積を表示することができ、三次元移動手段によって、これらの三次元体積を第2のモニタの触知性を利用して操作することができる。
【0036】
この特徴によって、生成元である二次元画像が主モニタに大きい形式で表示されたままであっても三次元体積をきわめて容易に操作することができる。また、タッチ・スクリーンは、最も人間工学的で自然な手動操作によって空間体積の操作に特によく適合される。
【0037】
また、本発明は、上記画像を取り込むことが可能な超音波画像装置に結合された電子表示システムの第1のモニタに表示される超音波画像を処理する方法に関し:
−第1のモニタに表示される超音波画像を複製し、この複製を第1のモニタとは別のタッチ・スクリーン・モニタに送るステップと;
−タッチ・スクリーン上の複製の少なくとも一部を表示するステップと;
−スクリーンの触知性を利用して複製された画像に対して少なくとも1つの処理操作を実施するために使用される少なくとも1つの図形要素をタッチ・スクリーン上に表示するステップと;
−図形要素の仲介(intermediary)を介して制御されるような処理を実施するステップと;
−第2のモニタに表示される複製超音波画像に対して第2のモニタによって実施されるすべての処理操作を迅速に実施するステップと;
−第2のモニタによる複製超音波画像に対して実施される処理操作の全部または一部を、第1のモニタに表示される超音波画像に迅速にあるいは延期して適用するステップと;
からなる画像処理手段をさらに備える。
【0038】
好ましい一実施によると、方法の種々のステップは、コンピュータプログラム命令によって決定される。
したがって、本発明は、データ記憶媒体上のコンピュータプログラム製品に関し、このプログラムは本発明に従って電子表示システムで実施でき、このプログラムは方法のステップの実施に適合された命令を備える。
【0039】
このプログラムでは、任意のプログラミング言語を使用することができ、ソースコード、オブジェクトコード、または部分的にコンパイルされた形態や任意の他の望ましい形態など、ソースコードとオブジェクトコードの中間コードの形態でありうる。
【0040】
また、本発明は、データ記憶媒体に関し、データ記憶媒体は、電子表示システムによって読取られうるし、前述のようなコンピュータプログラム命令を備える。
データ記憶媒体は、プログラムを記憶することができる任意の実在物または任意のデバイスであってもよく、たとえば、媒体は、ROM、たとえば、CD−ROMや超小型電子回路ROM、あるいは、さらに磁気記憶媒体、たとえば、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスクなどの記憶手段を備えていてもよい。また、媒体は、USBキーなどのメモリ、特に、ソフトウェア形態のコンピュータプログラムを包含しうる、いわゆる、フラッシュメモリであってもよい。
【0041】
さらに、データ記憶媒体は、電気ケーブルまたは光ケーブルを介して、無線などの手段によって伝達可能な電気信号または光信号などの伝達可能な媒体であってもよい。本発明のプログラムは、特に、インターネット型のネットワークからダウンロードされてもよい。
【0042】
あるいは、データ記憶媒体は、プログラムが組み入れられる集積回路であってもよく、集積回路は、検討中の方法を実行するように、あるいは実行する際に使用されるように適合される。