(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る照明装置を含む検査装置を示す図である。
図1は、本実施形態に係る照明装置を、例えば缶1の缶底11に記された、文字記号の検査装置に適用した場合の全体構成例を示したものである。コンベア3上を搬送される缶1の缶底11に記された文字記号を検査するために、上方に照明装置2を配設し、さらに照明装置2の中心穴25aを通して、上方から缶1の缶底11を撮像できるように、CCD(Charge Coupled Device)カメラなどのカメラ4にレンズ4aを装着して配設する。なお、撮像装置40は、カメラ4、レンズ4a、照明装置2などを含んで構成される。
【0012】
センサ5は、缶1が照明装置2とカメラ4のほぼ真下を通過する瞬間に検知信号を発生し、この検知信号は画像処理装置6を介して照明電源2aを起動し、照明装置2を発光させ缶1の缶底11を照射する。同時に前記検知信号に同期して、カメラ4の映像信号を画像処理装置6に入力する。画像処理装置6では前記映像信号から所定の解析処理を行い、良否判別し、不良品は選別機構7により排除される。
【0013】
図2は、
図1に示した全体構成のうち照明装置の構造を示す図である。
図3は、
図2に示した照明装置を拡大した図である。カメラ4およびレンズ4aと、照明装置2と、缶1とは図のような配置関係にある。レンズ4aの下部に照明装置2が配置されており、照明装置2の下部に被写体である缶1が配置されている。照明装置2は、レンズ4a側に反射型拡散板25が配置されており、反射型拡散板25の下部には、環状の第2の透過型拡散板24および環状の第1の透過型拡散板23が配置されている。詳細については後記する。なお、破線および実線の矢印が光路例を示す。
【0014】
照明装置2は、本体枠の遮光ハウス21の中に、光源22であるLED(Light Emitting Diode)を収納している。遮光ハウス21には、中心に開口部を有する第1の透過型拡散板23および第2の透過型拡散板24を有している。遮光ハウス21の上側には、反射型拡散板25を配置する。以下、透過型拡散板は、複数の面で構成されているが、中心軸に近い側を内面、中心軸から離れる側を外面として呈している。
【0015】
環状の第1の透過型拡散板23は、6つの面23a,23b,23c,23d,23e,23fを有している。面23a,23d,23e,23fの外面は、反射しやすいように白色面となっている。なお、面23a,23d,23e,23fの外面の側に、白色反射板を配置してもよい。第1の透過型拡散板23の面23dは、基本的には中心軸上の点Bを頂点とする円錐状の面を有している。点Bの設定は、面23dが被写体である缶1の缶底11の中心に反射光が向かうような反射面になるような設定であることが好ましい。
【0016】
光源22から発光された経路について具体的に説明すると、光源22からの照射光22aは、面23aで反射して反射光22bとなる。反射光22bは、面23bの内面で反射して反射光22cとなる。反射光22cは、面23cの内面で反射して反射光22dとなる。反射光22dは、面23dの内面で反射して反射光22eとなり、缶底11に照射される。また、光源22からの照射光22gは、面23eで反射して反射光22hとなる。反射光22hは、面23bを透過屈折して屈折光22iとなる。また、光源22からの照射光22pは、面23bで透過屈折して屈折光22qとなる。
【0017】
環状の第2の透過型拡散板24は、図においては、8つの面から構成されているが、光路に関係する主要な面として、面24a,24b,24c,24dを有している。面24dの外面は、反射しやすいように白色反射面となっている。
【0018】
第2の透過型拡散板24での光路について具体的に説明すると、屈折光22iは、面24aで反射し反射光24iとなり、面24cを透過屈折して屈折光24jとなる。屈折光24jは、反射型拡散板25で反射して反射光24kとなり缶底11を照射する。また、屈折光22iは、面24aで透過屈折して屈折光24mとなる。
【0019】
第1の透過型拡散板23および第2の透過型拡散板24の材質は、ガラスや樹脂製の透明導光材であればよい。
【0020】
反射型拡散板25は、遮光ハウス21の中心軸の上側に配置し、その位置は例えばディスタントピース26の厚みを変えることで調整できるようにする。例えば、レンズ4aに対して当接するようにディスタントピース26の厚みを変更し、照明装置2以外の光がレンズ4aに入らないようにしてもよい。また、反射型拡散板25の中心穴25aの大きさは、レンズ4aの視野を妨げない範囲で設定する。反射型拡散板25の反射面は、散乱光が得られるようなアルミ粉、ガラス粉、セラミック粉等反射効率の良い材料を塗布した梨地状の反射面であればよい。
【0021】
光源22は保持部27で保持されており、保持部27の第1の透過型拡散板23側の面27aは、反射面であることが好ましい。
【0022】
光源22は、例えば、第1の透過型拡散板23の外側に複数の砲弾型LEDを管状に配置してもよいが、これに限定されるものではない。
図4において、光源と透過型拡散板との関係を後記する。
【0023】
図2における照明装置2をさらに説明する。照明装置2は、平板形状であってその中心部に開口(例えば、中心穴25a)を有し、該開口に撮像部(例えば、カメラ4)が近接するとともに、該撮像部側と反対側の面を反射面とする反射形光拡散板である反射型拡散板25と、反射形光拡散板と撮像部が撮影する被写体との間に配置され、中央部に被写体の外形よりも大きい開口部(例えば、面23cで形成される開口)が設けられた環状の円盤部(例えば、面23b,23a,23f,23eで形成される部分)を有し、該開口部の周縁部から被写体側に向けて突設され、先端が断面鋭角形状とされた円錐部(例えば、面23d,23cなどで形成される部分)を有し、該円錐部の径方向の外周面(例えば、面23d)は反射面であり、該円盤部の反射形光拡散板側と被写体側の両側の面は反射面(例えば、面23a,23e)である第1の透明形光拡散部である第1の透過型拡散板23と、反射形光拡散板と被写体との間に配置され、中央部に開口(例えば、面24bで形成される開口)を有し、円盤部を通過する光を反射形光拡散板側に反射させる反射面(例えば、面24a)を有する第2の透明形光拡散部である第2の透過型拡散板24と、円盤部の径方向の外側に配置した光源22とを具備している。
【0024】
本実施形態によれば、缶底11の全体に全周から光を均一に照射することができ、缶底11の全体を光らせ、黒色などで印字された文字を浮き上がらせることができる。
【0025】
図4は、光源と透過型拡散板との関係を示す図である。
図4は、
図2のA−A断面図(LEDは非断面)である。
図4に示す例は、光源22として、複数の砲弾型LEDを配置したライン光源22A,22B,22C,22Dを四角形状に配置し、その内部に第1の透過型拡散板23およびに第2の透過型拡散板24を配置している。
図4の場合、第1の透過型拡散板23の径方向に入る輝度が異なることが考えられるが、例えば、
図4の任意の点aを例としたときに、点aに入射する光(図中、光路を矢印で図示)は、複数のLEDから入射するのでほとんど影響はしないことが特徴である。また、
図4に示す光源22として、ライン光源22A,22B,22C,22Dは同一構造であり、比較的安価に作製できるのが特徴である。
【0026】
本実施形態の照明装置2は、平板形状であってその中心部に、撮像部(例えば、カメラ4)の視野を妨げない大きさの開口を有し、開口に撮像部が近接するとともに、撮像部側と反対側の面を反射面とする反射型拡散板25と、中央部に被写体の径よりも大きい開口を有し、被写体側に頂点を有する円錐部を有し、円錐部の径方向の外側の面は反射面であり、円錐部の反射型拡散板25側で径方向の外側に円錐部と延設した円盤形状の円盤部を有し、円盤部の反射型拡散板25側と被写体側の両側の面は反射面である第1の透過型拡散板23(逆円錐透明形光拡散部)と、中央部に撮像部の視野を妨げない大きさの開口を有し、円盤部を通過する光を反射型拡散板25側に反射させる反射面を有する第2の透過型拡散板24と、円盤部の径方向の外側に配置した光源22とを具備している。
【0027】
図5は、缶底部の撮像例を示す図であり、(a)はカール缶のアルミ地肌の場合であり、(b)は平底缶のシルバーの場合であり、(c)は平底缶のタルク(登録商標)の場合である。
図5の左の列は、比較例として室内の天井灯のみの画像であり、
図5の右の列は、本実施形態の撮像装置により撮像した画像である。
図5(a)から
図5(c)のいずれの缶においても、缶底の印字を良好に得ることができている。
【0028】
なお、
図5(b)および
図5(c)の平底缶の場合、照明装置2内の第2の透過型拡散板24(
図2および
図3参照)が無くても、ほぼ同様の画像を得ることができる。第2の透過型拡散板24は、
図2および
図3に示したカール缶のような曲面に印字された文字を撮像する際に用いると、良好な画像を得るのに効果がある。
【0029】
本実施形態によれば、照明装置2の光を、第1の透過型拡散板23、第2の透過型拡散板24、および反射型拡散板25により、均一な散乱光を得て被照射体に照射することにより、照明むらの無い、明瞭な映像をカメラ4に入力することができる。例えば、照明装置2および撮像装置40を、金属缶とかペットボトルの文字記号検査装置に応用することによって、缶底の形状が中凹、中凸のものなど多用多種の形状や種類であっても、文字記号の映像を明瞭に抽出し、確実に印字の良否判別をすることができる。また、印字面、文字記号が着色されていてもコントラストの明瞭な映像を得ることができる。
【0030】
(応用例)
図6は、撮像部を被写体の側面に配置した場合を示す図である。ボトルキャップ30の側面の文字記号の検査に応用することについて説明する。ペットボトル1Aのボトルキャップ30は、ボトルキャップ本体31および円筒部材32から構成されている。円筒部材32には、賞味期限や製造所の固有記号などと合わせた文字記号が印字されている。
図6は、この文字記号の映像を得る構成を示し、ボトルキャップ30の側面方向(径方向)にレンズ4Saを有するカメラ4S(第2の撮像部)を配置した場合である。
【0031】
図6に示す照明装置2の構成は、
図2に示した照明装置の構成と同一である。第1の透過型拡散板23の面23dは、基本的には中心軸上の点Bを頂点とする円錐状の面を有している。なお、
図1において、コンベア3でペットボトル1Aが搬送されてきた際に障害とならないように、ボトルキャップ30と、照明装置2の下面との距離Lを確保して設定する。
【0032】
図6に示す撮像装置を説明すると、被写体(例えば、ペットボトル1A)の頭部の側面(例えば、円筒部材32)を撮像する第2の撮像部(例えば、カメラ4S)と、第2の撮像部の光軸入射光路側に設けられた第2のレンズ部(例えば、レンズ4Sa)と、照明装置2とを具備している。
【0033】
なお、
図6においては、カメラ4とカメラ4Sの2つを被写体に向けて配置しているので、ボトルキャップ本体31の天面(上面)の模様などをカメラ4で撮像することができるとともに、円筒部材32の印字をカメラ4Sで撮像することができる。検査内容に応じて、カメラ4およびカメラ4Sの少なくともひとつを配置することが好ましい。
【0034】
図7は、
図6において各種被写体についての配置構成を示す図である。被写体には、ペットボトル1Aの場合、缶1の場合などがあり、また、被写体の大きさやボトルキャップ30の印字位置が異なる。ボトルキャップ30が
図6に示した位置である。ボトルキャップ30Aは、ボトルキャップ30の位置から、反射光22e上で中心線からずらした場合である。ボトルキャップ30Bは、ボトルキャップ30の位置から、反射光22e上で、さらに中心線からずらした場合である。側面印字検査の場合は、照明中心軸(一点鎖線)からずらすことで、照明の高さや印字側のコントラストを調整できることから、大きさの異なるボトル缶の印字検査にも対応することができる。
【0035】
図8は、ボトルキャップの撮像例を示す図であり、(a)は青色のボトルキャップの場合であり、(b)はボトル缶の場合である。
図8の左の列は、比較例として室内の天井灯のみの画像であり、
図8の右の列は、本実施形態の撮像装置により撮像した画像である。
図8(a)および
図8(b)のいずれの被写体においても、印字を良好に得ることができている。
【0036】
応用例の本実施形態の照明装置2は、ボトルキャップ30等の被写体の頭上に、平板形状であってその中心部に開口を有し、該被写体側の面を反射面とする反射形光拡散板である反射型拡散板25と、反射形光拡散板と被写体との間に配置され、中央部に被写体の外形よりも大きい開口部が設けられた環状の円盤部を有し、該開口部の周縁部から被写体側に向けて突設され、先端が断面鋭角形状とされた円錐部を有し、該円錐部の径方向の外周面は反射面であり、該円盤部の反射形光拡散板側と被写体側の両側の面は反射面である第1の透明形光拡散部である第1の透過型拡散板23と、反射形光拡散板と被写体との間に配置され、中央部に開口を有し、円盤部を通過する光を反射形光拡散板側に反射させる反射面を有する第2の透明形光拡散部である第2の透過型拡散板24と、円盤部の径方向の外側に配置した光源22とを具備している。
【0037】
応用例の本実施形態によれば、ボトルキャップ30の側面を均一に照射することができ、側面に黒色などで印字された文字を浮かびあがらせることができる。
【0038】
図9は、撮像装置の他の構造を示す図である。撮像装置40Aは、カメラ4,4S、レンズ4a,4Sa、照明装置2Aなどを含んで構成される。照明装置2Aは、本体枠の遮光ハウス21の中に、光源22であるLEDを収納している。遮光ハウス21には、中心に開口部を有する導光板54および中心に開口部を有する第3の透過型拡散板53(第3の透明形光拡散部、円錐透明形光拡散部)を有している。撮像装置40Aの照明装置2Aは、
図6に示した照明装置2に比較して、集光距離を遠くしたものであり光量・拡散ともにやわらかくなる効果がある。
【0039】
環状の第3の透過型拡散板53(円錐透明形光拡散部)は、7つの面53a,53b,53c,53d,53e,53f,53gを有している。第3の透過型拡散板53の面53a,53cは、基本的には中心軸上の点B1を頂点とする円錐状の面を有している。点B1の設定は、面53aおよび面53b,53cが被写体であるペットボトル1Aのボトルキャップ30の天面(上面)から下方に対し光が向かうような(例えば、入射光61a、屈折光61b,61c)透過面になるような設定であることが好ましい。
【0040】
環状の導光板54は、4つの面54a,54b,54c,54dを有している。面54a,54bの外面は、反射しやすいように白色反射面となっている。導光板54は、第3の透過型拡散板53に対しての光を照射するバックライト照明の機能を有し、詳細については
図10を参照して説明する。
【0041】
図10は、導光板の基本構造を示す図であり、(a)は構造の説明図であり、(b)は面54aに設けられた反射ドットを示す図である。導光板54の側面に設けられたLED22からの照射光は、反射ドットで反射されて
図10(a)に示すように、図面下方へ方向が変更される。反射ドットは、
図10(b)に示すように、面54aに対し、導光板54の素材に対し凹部となり、光が導かれる方向に対し凸部となる。反射ドットは、1方向なら鋸状(プリズムシート等)や楕円孔でLED22の照明から遠いほど大きくすることが好ましい。
【0042】
図11は、ボトルキャップの撮像例を示す図であり、(a)はボトルキャップ30の天面(上面)の場合であり、(b)はボトルキャップ30の側面の場合である。
図11(a)の場合、左側の画像は比較例として室内の天井灯のみの画像であり、右側の画像が本実施形態の撮像装置40Aにより撮像した画像である。撮像装置40Aのカメラ4により、ボトルキャップ30の天面の文字を良好に得ることができる。
【0043】
図11(b)の場合は、左側の画像は比較例として室内の天井灯のみの画像であり、右側の画像が本実施形態の撮像装置40Aにより撮像した画像である。撮像装置40Aのカメラ4Sにより、ボトルキャップ30の円筒部材32の文字を良好に得ることができる。撮像装置40Aにより撮像した画像から、文字(例えば、文字「3」)にドット欠けがあることが識別できている。
【0044】
図12は、
図9の撮像装置を用いてシリンジを撮像した場合を示す図である。
図13は、シリンジの撮像例を示す図であり、(a)は被写体としてシリンジ60(注射器)のルアーロック61の天面の正常状態の画像であり、(b)はルアーロック61の天面の異常状態の画像であり、(c)はルアーロック61の側面の画像である。
【0045】
図13(a)の場合、中心穴を含めて傷等がなく正常な状態であることがわかるが、
図13(b)の場合、中心穴が埋まった状態であることがわかる。この原因として、シリンジ60の本体内のシリコンが中心穴に膜を形成したためである。
【0046】
撮像装置40Aをシリンジの検査のためのラインに導入する際には、
図12の図面において、上下反対にする。水平面に対し40度に配置したミラーを介したカメラ4を用いて、シリンジ60のルアーロック61を下方から上側に向けて撮影するとよい。
【0047】
図13(c)の場合、ルアーロック61の内部構成を含め良好な画像を得られていることがわかる。
【0048】
図14は、
図9の撮像装置を用いてシーミングパネルを撮像した場合を示す図である。撮像において、シーミングパネルの検査のため、
図9に示した照明装置2Aの面53c,53dに遮光材56bを設けている。また、面53bの一部にも遮光材56aを設けている。
【0049】
図15は、シーミングパネルの撮像例を示す図であり、(a)は比較例としての缶蓋の画像(左側)と撮像装置40Aで撮像した画像(右側)を示し、(b)は不具合箇所を示す説明図である。
図15(a)の右側のリング像は、巻締め上端のリング像(具体的には、シーミングパネル反射光によるリング像)であり、リング像が良好に得られている。これに対し、
図15(b)において、リング像の欠損部があり不具合があることがわかる。本実施形態の画像により、シーミングパネルのリング像のリング幅を全周囲検査することで、巻締め不良を検出することができる。
【0050】
図9に示す撮像装置は、撮像部(例えば、カメラ4)と、撮像部の光軸入射光路側に設けられたレンズ部(例えば、レンズ4a)と、レンズ部と金属缶等の被写体との間に配置され、中央部に開口部が設けられた環状の円盤部を有し、円盤部を通過する光を被写体側に反射させる反射面54aを有する導光板54と、導光板54と被写体との間に配置され、中央部に開口部が設けられ、該開口部の周縁部から、被写体側に向けて突設され、レンズ部側に先端を有する断面鋭角形状とされた円錐部を有する第3の透明形光拡散部(例えば、第3の透過型拡散板53)と、円盤部の径方向の外側に配置した光源22と、を具備し、被写体に光を照射してその反射光を撮像することができる。
【0051】
なお、
図9に示す面53で形成される開口部の大きさは、カメラ4で撮像する場合、被写体であるペットボトル1A(
図9参照)または缶1(
図14参照)が、カメラ4のレンズ4aから見た視野を妨げない範囲の大きさであることを意味する。
【0052】
撮像装置は、さらに、撮像部の光軸入射光路と略垂直に配置され、被写体の第3の透明形光拡散部側の被写体の側面を撮像する第2の撮像部(例えば、カメラ4S)と、第2の撮像部の光軸入射光路側に設けられた第2のレンズ部(例えば、レンズ4Sa)と、を具備する。これにより、ボトルキャップ30の側面を均一に照射することができ、側面に黒色などで印字された文字を浮かびあがらせることができる。