【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態は、音響収束毛細管を備え、さらに、少なくとも1つの振動供給源に連結される毛細管を供え、該少なくとも1つの振動供給源は、溝を保有する。本実施形態の毛細管は、好ましくは、溝において振動供給源に連結される。溝は、好ましくは、毛細管とほぼ同じ断面幾何学形状を有する。毛細管は、円形、楕円形、偏円形、または長方形とすることができる。振動供給源は、好ましくは、圧電材料を含む。本実施形態では、溝は、好ましくは、毛細管の音響供給源開口を増大させる。
【0011】
本発明の別の実施形態は、音響収束毛細管を製造する方法を含む。本実施形態は、毛細管および少なくとも1つの振動供給源を提供するステップと、振動供給源内に溝を機械加工するステップと、溝において少なくとも1つの振動供給源を毛細管に連結するステップとをさらに含む。溝は、好ましくは、毛細管とほぼ同じ断面幾何学形状を有する。毛細管は、円形、楕円形、偏円形、または長方形とすることができる。少なくとも1つの振動供給源は、好ましくは、圧電材料を含む。本実施形態は、毛細管の音響供給源開口を増大させるステップを随意に含むことができる。
【0012】
本発明のさらに別の実施形態では、流体力学的および音響的に粒子流の粒子を収束させる装置は、フローチャンバと、それを通じて流体力学的流体を流すためのフローチャンバの外側領域と、それを通じて粒子のサンプル流を流すためのフローチャンバの中央コアと、音響放射圧を生成するチャンバに連結される、少なくとも1つの振動子とを備える。本実施形態の振動子は、好ましくは、フローチャンバの外壁に連結される。振動子は、フローチャンバの壁を代替として形成することができる。
【0013】
本発明のさらなる一実施形態は、流体力学的および音響的に粒子流を収束させる方法を含む。本方法は、好ましくは、毛細管の外側領域の中へシース流体を流すステップと、毛細管の中央コアの中へ粒子流を流すステップと、シース流体中で、粒子流に音響放射圧を印加するステップとを含む。本方法の粒子流は、流体力学的に収束させることができ、続いて音響的に収束させることができる。代替として、粒子流は、音響的に収束され、同時に流体力学的に収束される。
【0014】
流体力学的および音響的に粒子を収束させる方法は、本発明のさらなる一実施形態である。この実施形態は、好ましくは、その中に粒子を含む流体を提供するステップと、フローチャンバの外側領域の中へシース流体を流すステップと、フローチャンバの中央コアの中へ、粒子を含有する流体を流すステップと、粒子を含む流体に音響放射圧を印加するステップとを含む。本実施形態は、粒子を分析するステップも含むことができる。
【0015】
本発明の一実施形態は、音響放射圧を使用して粒子を整列させる方法を含む。本実施形態は、好ましくは、その中に粒子を含む流体を提供するステップと、流体に音響放射圧を受けさせるステップと、流体を90度回転させるステップと、粒子を整列させるように、流体に音響放射圧を2度目に受けさせるステップとを含む。本実施形態は、整列させた粒子を分析するステップも含むことができる。
【0016】
本発明の別の実施形態は、流体中の粒子を流体力学的および音響的に収束させる方法を含む。本実施形態は、その中に粒子を含む流体を流すステップと、粒子を音響的に収束させるように、1つの平面方向で流体に音響放射圧を受けさせるステップと、第2の平面方向にシース流体を流し、それによって、粒子をさらに収束させるように、第2の平面方向に流体を流体力学的に収束させるステップとを含む。
【0017】
本発明は、流体系の気泡を除去するための方法をさらに含む。これらの方法は、チャネルを通して流体流を提供するステップと、チャネルを音響周波数で共振させるステップとを含む。これらの方法はまた、チャネルを通して流体流を提供するステップと、チャネル壁を低周波で振動させるステップとを含む。
【0018】
本発明の一実施形態は、流体中で粒子を準平面配列に音響的に収束させる装置である。この実施形態は、好ましくは、偏円形の断面幾何学形状を伴う毛細管と、毛細管に連結される、少なくとも1つの振動子とを備える。毛細管は、好ましくは、楕円形である。本実施形態は、粒子を撮像するための撮像装置をさらに備えることができる。
【0019】
本発明の別の実施形態は、粒子を含む流体中で粒子を準平面配列に音響的に収束させるための方法を含む。本方法は、好ましくは、偏円形の断面幾何学形状を備えるフローチャンバを通して、その中に粒子を含む流体を流すステップと、流体に音響放射圧を受けさせるステップとを含む。フローチャンバの断面幾何学形状は、好ましくは、楕円形である。本実施形態は、粒子を撮像するステップも含むことができる。
【0020】
本発明の目的、利点、および新規な特徴、ならびにその適用性のさらなる範囲は、1つには、添付図面と連動して取り込まれる、後に続く詳細な説明に記載され、また、1つには、以下を考察することで当業者に明らかになり、または本発明の実行によって理解され得る。本発明の目的および利点は、添付の特許請求の範囲に特に示される手段および組み合わせによって実現され、かつ達成される。
【0021】
本明細書に組み込まれ、これを形成する添付図面は、本発明の1つ以上の実施形態を示しており、説明とともに本発明の原理を説明する役目を果たす。図面は、本発明の1つ以上の好適な実施形態を示すためのものであり、本発明を限定するものとして解釈すべきではない。
(項目1)
少なくとも1つの振動源に連結される毛細管を備え、
該少なくとも1つの振動源は、溝を保有する、音響収束毛細管。
(項目2)
上記毛細管は、上記溝において上記振動源に連結される、項目1に記載の音響収束毛細管。
(項目3)
上記溝は、上記毛細管とほぼ同じ断面幾何学形状を有する、項目1に記載の音響収束毛細管。
(項目4)
上記毛細管は、円形である、項目1に記載の音響収束毛細管。
(項目5)
上記毛細管は、楕円形である、項目1に記載の音響収束毛細管。
(項目6)
上記毛細管は、偏円形である、項目1に記載の音響収束毛細管。
(項目7)
上記毛細管は、長方形である、項目1に記載の音響収束毛細管。
(項目8)
上記振動源は、圧電材料を含む、項目1に記載の音響収束毛細管。
(項目9)
上記溝は、上記毛細管の音響源開口を増大させる、項目1に記載の音響収束毛細管。
(項目10)
毛細管と少なくとも1つの振動源とを提供することと、
該振動源内に溝を機械加工することと、
該溝において該少なくとも1つの振動源を該毛細管に連結することと
を含む、音響収束毛細管を製造する方法。
(項目11)
上記溝は、上記毛細管とほぼ同じ断面幾何学形状を有する、項目10に記載の方法。
(項目12)
上記毛細管は、円形である、項目10に記載の方法。
(項目13)
上記毛細管は、楕円形である、項目10に記載の方法。
(項目14)
上記毛細管は、偏円形である、項目10に記載の方法。
(項目15)
上記毛細管は、長方形である、項目10に記載の方法。
(項目16)
上記少なくとも1つの振動源は、圧電材料を含む、項目10に記載の方法。
(項目17)
上記毛細管の上記音響源開口を増大させることをさらに含む、項目10に記載の方法。(項目18)
フローチャンバと、
該フローチャンバの外側領域であって、該外側領域を通して流体力学的流体を流す、外側領域と、
該フローチャンバの中央コアであって、該中央コアを通して粒子サンプル流を流す、中央コアと、
音響放射圧を生成する、該チャンバに連結される少なくとも1つの振動子と
を備えている、流体力学的および音響的に粒子流中の粒子を収束させる装置。
(項目19)
上記振動子は、上記フローチャンバの外壁に連結される、項目18に記載の装置。
(項目20)
上記振動子は、上記フローチャンバの壁を形成する、項目18に記載の装置。
(項目21)
毛細管の外側領域の中へシース流体を流すことと、
該毛細管の中央コアの中へ粒子流を流すことと、
該シース流体の中で、該粒子流に音響放射圧を印加することと
を含む、流体力学的および音響的に粒子流を収束させる方法。
(項目22)
上記粒子流は、流体力学的に収束され、続いて音響的に収束される、項目21に記載の方法。
(項目23)
上記粒子流は、音響的に収束され、同時に流体力学的に収束される、項目21に記載の方法。
(項目24)
その中に粒子を含む流体を提供することと、
フローチャンバの外側領域の中へシース流体を流すことと、
該フローチャンバの中央コアの中へ、該粒子を含む該流体を流すことと、
該粒子を含む該流体に音響放射圧を印加することと
を含む、流体力学的および音響的に粒子を収束させる方法。
(項目25)
上記粒子を分析することをさらに含む、項目24に記載の方法。
(項目26)
その中に粒子を含む流体を提供することと、
該流体に音響放射圧を受けさせることと、
該流体を90度回転させることと、
該粒子を整列させるように、2度目に該流体に音響放射圧を受けさせることと
を含む、音響放射圧を使用して粒子を整列させる方法。
(項目27)
上記整列させた粒子を分析することをさらに含む、項目26に記載の方法。
(項目28)
その中に粒子を含む流体を流すことと、
該粒子を音響的に収束させるように、1つの平面方向で該流体に音響放射圧を受けさせることと、
第2の平面方向にシース流体を流すことによって、該粒子をさらに収束させるように、該第2の平面方向に該流体を流体力学的に収束させることと
を含む、流体中の粒子を流体力学的および音響的に収束させる方法。
(項目29)
チャネルを通して流体流を提供することと、
該チャネルを音響周波数で共振させることと
を含む、流体系中の気泡を除去するための方法。
(項目30)
チャネルを通して流体流を提供することと、
該チャネルの壁を低周波で振動させることと
を含む、流体系から気泡を除去するための方法。
(項目31)
偏円形の断面幾何学形状を伴う毛細管と、
該毛細管に連結される少なくとも1つの振動子と
を備える、流体中で粒子を準平面配列に音響的に収束させる装置。
(項目32)
上記毛細管は、楕円形である、項目31に記載の装置。
(項目33)
上記粒子を撮像するための撮像装置をさらに備える、項目31に記載の装置。
(項目34)
粒子を含む流体中で、粒子を準平面配列に音響的に収束させるための方法であって、
偏円形の断面幾何学形状を備えるフローチャンバを通して、その中に粒子を含む該流体を流すことと、
流体に該音響放射圧を受けさせることと
を含む、方法。
(項目35)
上記フローチャンバの上記断面幾何学形状は、楕円形である、項目34に記載の方法。(項目36)
上記粒子を撮像することをさらに含む、項目34に記載の方法。