特許第5886959号(P5886959)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5886959
(24)【登録日】2016年2月19日
(45)【発行日】2016年3月16日
(54)【発明の名称】ジッパー
(51)【国際特許分類】
   A44B 19/36 20060101AFI20160303BHJP
   A44B 19/26 20060101ALI20160303BHJP
【FI】
   A44B19/36
   A44B19/26
【請求項の数】14
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2014-522767(P2014-522767)
(86)(22)【出願日】2013年2月8日
(65)【公表番号】特表2014-523788(P2014-523788A)
(43)【公表日】2014年9月18日
(86)【国際出願番号】KR2013001034
(87)【国際公開番号】WO2013122357
(87)【国際公開日】20130822
【審査請求日】2014年1月27日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0014943
(32)【優先日】2012年2月14日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】515170610
【氏名又は名称】ケーエムケー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介
(72)【発明者】
【氏名】リ,オク−キョン
【審査官】 山本 杏子
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第02123513(US,A)
【文献】 米国特許第03238285(US,A)
【文献】 特開平11−221105(JP,A)
【文献】 特開2003−334109(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2003/0213106(US,A1)
【文献】 米国特許第04326319(US,A)
【文献】 米国特許第05412849(US,A)
【文献】 欧州特許出願公開第0493787(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A44B 19/00−19/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに向かい合う一対のテープであって、前記テープのそれぞれが、開閉動作のための取付けられる複数のティースを有する、一対のテープ、
前記テープから離れる方に面する上部、一対の側部、及び前記上部の反対側を向く開放下部を持つ概してC形状断面を有するスライダ、
前記テープの一方の端部に取り付けられるロッキングユニットであって、前記スライダの内部空間に受け入れられる一対のストッパを含む、ロッキングユニット、及び
前記テープの前記一方の前記端部に対応する前記テープの他方の端部に取り付けられる平坦面を有するボトムストップであって、前記平坦面から垂直な方向に突出するロードを含み、前記ロードは、前記テープの前記開閉動作のための前記スライダのスライド運動を選択的に許可する及び許可しないように、前記ボトムストップの前記平坦面と垂直な方向の上下動作に応じて、前記ロッキングユニットの前記ストッパの間に進退可能に位置するように構成される、ボトムストップ、を有し、
前記ロッキングユニットは、前記一対のストッパが、前記ロッキングユニットを前記スライダに対してロックするための第1の位置にあり、且つ前記ボトムストップの前記ロードが、前記一対のストッパの間に係合しない、ロック位置、前記一対のストッパが、前記ティースを閉めるための前記スライダの閉め動作を可能にする第2の位置にあり、且つ前記ボトムストップの前記ロードが、前記一対のストッパの間に係合する閉め位置、及び前記一対のストッパが、前記ティースを外すための前記スライダの外し動作を可能にする第3の位置にある一方、前記ボトムストップの前記ロードの前記一対のストッパからの解放を可能にする、外し位置、を持つように構成される、
ジッパー。
【請求項2】
前記一対のストッパは、互いに対称の形状を有する、
請求項1に記載のジッパー。
【請求項3】
前記スライダは、前記スライダの前記側部から前記C形状断面の内側に突出する少なくとも1つのかかり片を有する、
請求項1に記載のジッパー。
【請求項4】
前記ロッキングユニットは、前記ストッパを前記ロッキングユニットの本体から外側方向に付勢するために前記一対のストッパの間に設置される少なくとも1つのばねを有し、
前記ロッキングユニットの前記第1の位置において、前記一対のストッパは、前記スライダの前記少なくとも1つのかかり片によって前記ストッパを前記スライダの中にロックするように、前記ストッパを前記外側方向に付勢する前記ばねにより、最も外側の位置にある、
請求項3に記載のジッパー。
【請求項5】
前記スライダは、前記スライダの前記側部から前記C形状断面の前記内側に突出する少なくとも2つのかかり片を有し、前記ロッキングユニットが前記第1の位置にあるとき、前記ストッパは前記かかり片の間にロックされる、
請求項4に記載のジッパー。
【請求項6】
前記スライダは、大きいサイズの第1のかかり片及び小さいサイズの第2のかかり片を有する、
請求項5に記載のジッパー。
【請求項7】
前記スライダの前記第1のかかり片は、前記スライダが前記ティースを外すための外し方向に操作されるとき前記一対のストッパに当接し且つ前記一対のストッパを押すように構成される加圧面を有する、
請求項6に記載のジッパー。
【請求項8】
前記ボトムストップの前記ロードは、前記平坦面から垂直に延びる柱状のサポート及び前記サポートの前記平坦面から離れた側の端部で前記サポートから拡がるヘッド部分を含み、
前記ロッキングユニットの前記第2の位置において、前記一対のストッパは、前記ロードの前記サポートが前記一対のストッパの間に係合される中間位置にある、
請求項4に記載のジッパー。
【請求項9】
前記ロッキングユニットの前記第3の位置において、前記一対のストッパは、前記ロードが前記一対のストッパから解放される最も内側の位置にある、
請求項8に記載のジッパー。
【請求項10】
前記一対のストッパのそれぞれは、前記スライダと接触するように構成される外側ボディ部分、前記ロードと選択的に係合するように構成される内側コンタクト部分、及び前記外側ボディ部分と前記内側コンタクト部分との間を接続するブリッジ部分を含み、
前記一対のストッパの一方の前記内側コンタクト部分は、前記一対のストッパの他方の前記外側ボディ部分と前記内側コンタクト部分との間に配置され、
前記ロッキングユニットの前記第2の位置において、前記ロードは、前記ストッパの2つの隣接する前記内側コンタクト部分の間に配置され且つ係合するように構成される、
請求項8に記載のジッパー。
【請求項11】
前記ロードの前記ヘッド部分は、半球状上面及び前記サポートに接続する平らな下面を有し、
前記ロッキングユニットの前記第2の位置において、前記ロードの前記ヘッド部分が前記ストッパの前記隣接する内側コンタクト部分の間を通過した後、前記ストッパの前記外側ボディ部分は前記ばねの動作によって互いに向かって後退され、前記ロードの前記サポートが前記内側コンタクト部分の間に捕えられることをもたらし、前記ヘッド部分の前記平らな下面のために前記ロードの分離が妨げられる、
請求項10に記載のジッパー。
【請求項12】
前記スライダは、前記下部においてそれぞれの前記側部から内側に向かって前記上部と平行に延びる一対のフランジを含む、
請求項1に記載のジッパー。
【請求項13】
前記ロッキングユニットはさらに、
フランジ部分を持つメインボディであって、前記スライダの前記フランジが前記メインボディの前記フランジ部分の下に位置するように前記フランジ部分が外側に突出する、メインボディ、及び
前記スライダの前記ティースを外すための外し方向への前記ロッキングユニットに対する後方運動を制限するように前記テープの前記一方の端部側にある前記メインボディの後端から外側に突出する止め突起、を有する、
請求項12に記載のジッパー。
【請求項14】
前記ティースは、一体に形成される噛み合い部分及び付着部を有し、前記噛み合い部分は、噛み合いのために一側面に形成される溝及び反対側の側面に形成される突起を有し、
前記付着部は、前記ティースの開閉動作を容易にするために、前記スライダの前記フランジを受けるための凹状空間を持つ概してC形状構成を有し、前記付着部は前記対応するテープに固定されるように構成される、
請求項12に記載のジッパー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ジッパーに適用されるスライダアセンブリに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、ジッパーはかばんや衣類などに設置されて入口を開閉する役割をし、開閉方法が非常に簡単で使用範囲が広範囲である。
【0003】
従来のジッパーの構造を簡単に説明すると、織物で形成される一対のテープそれぞれに向かい合う位置にティース(teeth)が配置され、前面と後面が貫通する構造を有するスライダ(slider)が一方のテープに結合される。
【0004】
よって、スライダが前進する際、スライダの前面を介して両側のティースが入るとスライダ内で互いに噛み合って後面に排出され、逆にスライダが後進すると互いに噛み合ったティースが分離されて前面に排出される。
【0005】
しかし、このような従来のジッパーには様々な問題点がある。
【0006】
詳しくは、ジッパーを閉めるためにはスライダが結合されていないテープの端部のボトムストップ(bottom stop)をスライダの前面に差し込むべきであるが、ユーザが例えば手袋などを着用している場合には繊細な動作を行うことが難しいため差し込みにくい問題点がある。
【0007】
また、テープの裏面の縫い目の一部がスライダに引き込まれる場合にはスライダの進行が中止され、スライダを強制に進行させると縫い目が更に引き込まれて動作しなくなる問題点がある。
【0008】
また、スライダが常に一定の位置におらずに上下移動するため、場合によっては迅速にスライダを把持することができない問題点がある。
しかし、このような問題点は従来のスライダの構造を根本的に変えない限り解決が難しいという制限がある。
【0009】
一方、特許文献1では、ロッキングエレメントが形成された第1ターミナル、第1ターミナルが差し込まれて回転する第2ターミナルが開示されている。しかし、この構造によると第2ターミナルが容器形状に形成されて第1ターミナルが収納された状態で回転することで結合する構造であるため、結合のために2つの動作が連続して行われるべきであって、容器形状の第2ターミナルに異物が流入されると結合することができないという致命的な欠陥がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】米国特許4326319号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
よって、本発明の目的は全く新しい概念と構造を有するスライダアセンブリを提供することである。
【0012】
本発明の他の目的は、ティースの結合と分離の信頼性を確保するスライダアセンブリを提供することである。
【0013】
本発明の他の目的は、簡単な動作でティースの結合と分離を行うスライダアセンブリを提供することである。
【0014】
本発明の他の目的は、ティースが分離された状態でスライダが常に一定な位置を維持するスライダアセンブリを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
前記目的は、下部が開放された筒状でティースと結合するエッジが内側に曲げられたスライダと、一方のテープの端部に固定されるボトムストップと、他方のテープの端部に固定され、前記スライダの移動を制限するロッキングユニットと、を含み、前記ロッキングユニットは前記ボトムストップとの結合によって前記スライダの移動を許容し、前記ティースは前記スライダのエッジを収容する空間を具備するスライダアセンブリによって達成される。
【0016】
好ましくは、前記スライダの内側壁にはかかり片が突出され、前記ロッキングユニットはばねを介在して互いに対向して結合して前記ばねの復元力を受ける一対のストッパーを具備し、前記ボトムストップは垂直突出形成されたロードを具備し、前記ロードが前記ストッパーと結合することで前記一対のストッパーが互いに押されるか近接することで前記かかり片が前記ストッパーにかかるかかからない。
【0017】
好ましくは、前記内側壁から前記かかり片と離隔された前方に前記かかり片より更に突出される加圧かかり片が形成され、前記加圧かかり片が前記一対のストッパーを加圧することで前記ロードは前記ストッパーから分離される。
【0018】
好ましくは、前記ロッキングユニットは中央に挿入孔が形成された本体と、前記本体の表面に収納され、ばねを介在して互いに対向に結合し、互いに交差する位置にコンタクト(contact)が形成された一対のストッパーと、前記本体の表面を覆うように分離可能に結合されたカバーと、を含む。
【0019】
好ましくは、前記本体の両側に長さ方向にフランジが突出されて前記スライダのエッジが前記フランジの下部に位置し、前記本体の後端両側には止め突起が水平に突出されて前記スライダの後進を制限する。
【0020】
好ましくは、前記ボトムストップは垂直突出された半球状のロードを具備し、前記ロードは前記ロードの直径より小さい幅を有するサポートによって支持され、前記ロードが前記コンタクトの間を通過して前記ロードとサポートの境界に形成されたかかり突起に前記コンタクトがかかることで前記ロードの分離が防止される。
【0021】
好ましくは、前記ティースは噛み合い部と付着部が単一体で形成され、前記噛み合い部には噛み合いのために一側面には溝が形成されて他側面には突起が形成され、前記付着部は”字形状に形成されてその間に前記スライダのエッジが収容される空間が形成され、下部に前記テープが固定される。
【発明の効果】
【0022】
前記構造によると、ユーザが手で繊細な動作を行うことができない場合でも信頼性のあるティースの結合と分離を常に行うことができる。
【0023】
また、簡単な一つの動作、即ち、垂直方向への圧着でスライダがティースと迅速に結合させることができる。また、ティースが分離された状態でスライダが常に一定な位置を維持することができる。
【0024】
また、縫い目の一部がスライダに引き込まれる可能性を最小化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明によるスライダアセンブリがテープに結合した状態を示す図である。
図2】本発明によるスライダアセンブリの分解斜視図である。
図3a】本発明に適用されるスライダ100を示す図である。
図3b】本発明に適用されるスライダ100を示す図である。
図4a】本発明によるロッキングユニット200を示す図である。
図4b】本発明によるロッキングユニット200を示す図である。
図4c】本発明によるロッキングユニット200を示す図である。
図4d】本発明によるロッキングユニット200を示す図である。
図5a】本発明に適用されるボトムストップ300を示す図である。
図5b】本発明に適用されるボトムストップ300を示す図である。
図6】本発明に適用されるティース20を示す図である。
図7a】ボトムストップの昇降によるストッパーの移動とスライダのかかり片のかかり動作を示す図であるが、左側の図面は右側のA−A’に沿って切断した断面図である。
図7b】ボトムストップの昇降によるストッパーの移動とスライダのかかり片のかかり動作を示す図であるが、左側の図面は右側のA−A’に沿って切断した断面図である。
図7c】ボトムストップの昇降によるストッパーの移動とスライダのかかり片のかかり動作を示す図であるが、左側の図面は右側のA−A’に沿って切断した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、添付した図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
【0027】
図1は本発明によるスライダアセンブリがテープに結合した状態を示す図であり、図2は分解斜視図である。
【0028】
図示したように、スライダアセンブリは下部が開放された筒状であって、両側エッジによってティース20が進行するチャンネル101が形成されるスライダ100と、テープ10の端部に固定されてスライダ100の移動を制限するロッキングユニット200と、テープ12の端部に固定されてロッキングユニット200と結合されるか分離されてロッキングユニット200がスライダ100の移動を制限するように制御するボトムストップ300を含み、ティース20,30はスライダ100の両側エッジを収容する空間を具備する。
【0029】
以下、スライダアセンブリの各構成部分について詳細に説明する。説明の便宜上、ティース20,30が互いに結合するようにスライダ100が移動することを「前進する」と表現し、結合したティース20,30が互いに分離されるようにスライダ100が逆に移動することを「後進する」と表現する。
【0030】
スライダ100)
図3aと図3bは、それぞれ本発明に適用されるスライダ100を示す図である。
スライダ100は単一の本体102で形成され、下部が開放された四角の筒状であって前面の入口と後面の出口が貫通する。
【0031】
両側内側壁103に端部は内側に曲げられて互いに対向するエッジ104,105を成し、結果的に長さ方向に沿ってエッジ104,105の内側壁103で形成されるチャンネル101を形成する。
【0032】
好ましくは、本体102の入口部分のエッジ104,105は緩慢な曲線部を形成してエッジ104,105がティース20,30と円滑に結合するようにし、入口の中間位置で本体102の裏面には位置決定用突起107が突出する。
【0033】
図3bを参照すると、両側内側壁103には一定間隔に離隔されてかかり片106,108が突出形成され、後述するようにロッキングユニット200のストッパーと相互動作する。前面側に位置するかかり片106が後面側に位置するかかり片108より更に突出され、各かかり片106,108の後方にはテーパーが形成される。
【0034】
後述するように、かかり片106はロッキングユニット200のストッパーを加圧するための目的で設置され、かかり片108はロッキングユニット200のストッパーにかかるようにする目的で設置される。
【0035】
本体102の表面にはタブホルダー110が例えばねじによって固定され、タブホルダー110には図1のようにプルタブ120が差し込まれて固定される。
【0036】
ロッキングユニット200)
図4a,4b,4c及び4dはそれぞれ本発明によるロッキングユニット200を示す図である。
【0037】
ロッキングユニット200は、中央に挿入孔217が形成された本体210と、本体210の表面に収納され、ばね234を介在して互いに対向して結合する一対のストッパー230,240及び本体210の表面を覆うように分離可能に結合されたカバー220を含む。
【0038】
好ましくは、本体210の前面には水平に支持突起215が突出形成されて後述するボトムストップ300の突起と共に第1ティース20,30と接触して支持する。支持突起215の上面には溝216が形成される。
【0039】
本体120にはストッパー230,240を収容するための収納空間212が形成され、カバー220との結合のためにねじ溝が内部に形成されたインサート233が差し込まれるボス214が本体210に一体に突出形成され、対向するストッパー230,240の間に位置するように挿入孔217が形成される。また、本体210の両側には長さ方向にフランジ213が突出され、後述するようにスライダ100のエッジ104,105がフランジ213の下部に位置して上方への離脱を防止する。
【0040】
本体210の後面両側には外側に突出する止め突起218が形成され、スライダ100がそれ以上後進しないようにする。
【0041】
ストッパー230,240は挿入孔217の縁に位置して互いに対向するコンタクト232,242を具備するが、コンタクト232,242は互いに反対側のストッパー230,240の下部に位置する。即ち、図4dはストッパー230,240が離れている状態を示すが、ばね234を介在して結合した状態ではコンタクト232,242が反対側のストッパー230,240の下部に位置するようになる。
【0042】
よって、コンタクト232,242を互いに反対側に押すとストッパー230,240は逆に互いに近くなり、コンタクト232,242を互いに引っ張るとストッパー230,240は逆に互いに遠くなる。
【0043】
好ましくは、コンタクト232,242の接触面はコンタクト232,242と接触するロードの形状とマッチングするように傾斜面を成している。
【0044】
ボトムストップ300)
図5aと図5は、それぞれ本発明に適用されるボトムストップ300を示す図である。
【0045】
ボトムストップ300は一側のテープ12の端部に固定され、ロッキングユニット200と結合されるか分離されることでロッキングユニット200のストッパー230,240の動作を制御する。
【0046】
ボトムストップ300の表面にはロード310が突出形成され、ロッキングユニット200の本体210に形成された挿入孔217に差し込まれる。また、ボトムストップ300の前面には垂直に支持突起320が突出され、上面には溝322が形成される。
【0047】
図5bを参照すると、半球状のロード310は柱状のサポート312によって支持され、サポート312の幅がロード310の直径より小さく形成されてそれらの間の境界にかかり突起314が形成される。
【0048】
ティース20,30)
図6は、本発明に適用されるティース20を示す図である。
【0049】
ティース20は単一体で形成され、噛み合い部26と付着部21,22で形成される。噛み合い部26には噛み合いのために一側面に溝25が形成され、他側面には突起が形成される。よって、隣接したティース20の突起が他のティース20の溝25に収納される方式で結合が行われる。
【0050】
付着部21,22は例えば”字形状に形成されてその中にスライダ100のエッジ104,105が収容される空間24が形成される。下部に形成された付着部22は多少長く形成され、その上に結合突起23が形成されて、テープ10に差し込まれてティースがテープ10に固定される。
【0051】
以下、前記構造のスライダアセンブリの結合と動作について説明する。
【0052】
図7はボトムストップ300の昇降によるストッパー230,240の移動とスライダ100のかかり片106,108のかかり動作を示す図であるが、左側の図面は右側のA−A’に沿って切断した断面図である。
【0053】
ティース20が配置されたテープ10の端部にはロッキングユニット200が固定され、ティース30が配置されたテープ12の端部にはボトムストップ300が固定される。
【0054】
スライダ100を後面からロッキングユニット200に対して水平に押すと、前記のようにスライダ100のエッジ104,105はそれぞれロッキングユニット200の本体210の両側に形成されたフランジ213の下部分に沿って移動する。
【0055】
この際、図7aのようにロッキングユニット200のストッパー230,240が最も外部に突出された状態であるため、スライダ100が移動しながらかかり片108がストッパー230,240にかかるようになる。
【0056】
スライダ100を後方に強制に押すと、ばね234の復元力で開かれているストッパー230,240が強制に閉ざされ、スライダ100のかかり片108がまずストッパー230,240を経て後方に移動すると同時にかかり片106,108の間にストッパー240がばね234の復元力によって更に突出される。
【0057】
この様態で、スライダ100に加えていた力を除去すると、スライダ100は図7aのような状態に閉ざされるようになってスライダ100とロッキングユニット200の結合が完了される。
【0058】
図7aはボトムストップ300がロッキングユニット200に結合する前のストッパー230,240の状態を示す図である。最初に結合された状態で、ストッパー230,240がばね234の復元力によって互いに遠くなる方向に押されるとそれとは逆にコンタクト232,242は互いに接近する。ばね234の復元力が全てストッパー230,240に作用することで、ストッパー230,240が互いに最も遠くなった状態になる。
【0059】
この様態でかかり片108はストッパー230,240にかかって前進せず、ロッキングユニット200本体210のかかり突起218によって後進することができなくなる。その結果、ボトムストップ300が結合する前にはスライダ100が常に一定な位置に固定されていて、ジッパーを閉じる際にユーザが便利で迅速にスライダ100を探すことができる。
【0060】
図7bは、ボトムストップ300がロッキングユニット200と結合した状態を示す。
【0061】
結合の際にボトムストップ300の半球状のロード310が上昇してストッパー230,240のコンタクト232,242を加圧すると、コンタクト232,242のロード310の外面に沿って滑りながらコンタクト232,242の間の距離が遠くなっていき、サポート312との境界に形成されたかかり突起314を通りながら急激に更に狭くなってストッパー230,240の両側エッジはかかり片108の先端部分より内側に押される。これは、前記ようにサポート312の幅がロード310の直径より小さいためである。
【0062】
また、ロッキングユニット200の本体210の支持突起215とボトムストップ300の支持突起320が互いに隣接して合わせられて第1ティース20,30を支持し、支持突起215の溝216と支持突起320の溝322が合わせられて形成された溝がスライダ100の位置決定用突起107を収容するようになる。
【0063】
この状態で、図7bのようにストッパー230,240の両側エッジはかかり片108の先端部分より内側に押されながらかかり片108が自由に移動するようになる。
【0064】
よって、ユーザはプルタブ120を上に引っ張って前進させるとスライド10のエッジ104,105がティース20,30の収容空間24に収容された状態でスライダ100が移動し、この様態で隣接するティース20,30の突起が溝25に差し込まれることで結合が行われてジッパーが閉ざされるようになる。
【0065】
図7cはボトムストップ300がロッキングユニット200から分離された状態を示す図である。
【0066】
ユーザがティース20,30を分離してジッパーを開こうとする場合にはスライダ100を下に引っ張って後進させるが、前面側に位置するかかり片106がストッパー230,240と接触するようになる。
【0067】
この際、強くスライダ100を引っ張るとかかり片106がストッパー230,240を押すようになり、それによってストッパー230,240が最も近く近接することでコンタクト232,242は逆に最も遠く開かれ、開かれた間隔はボトムストップ300のロード310の直径より広いためボトムストップ300を円滑に分離することができる。
【0068】
これまで本発明の実施例を中心に説明したが、当業者の水準で多様な変更を加えることができるということはもちろんである。よって、本発明の権利範囲は上述した実施例に限って解析されてはならず、以下に記載される特許請求の範囲によって解析されるべきである。
【符号の説明】
【0069】
10,12 テープ
20,30 ティース
100 スライダ
101 チャンネル
120 プルタブ(pull tab)
200 ロッキングユニット(locking unit)
210 本体
300 ボトムストップ
図1
図2
図3a
図3b
図4a
図4b
図4c
図4d
図5a
図5b
図6
図7a
図7b
図7c