(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5887250
(24)【登録日】2016年2月19日
(45)【発行日】2016年3月16日
(54)【発明の名称】釣竿
(51)【国際特許分類】
A01K 87/00 20060101AFI20160303BHJP
【FI】
A01K87/00 620A
A01K87/00 630C
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-239291(P2012-239291)
(22)【出願日】2012年10月30日
(65)【公開番号】特開2014-87295(P2014-87295A)
(43)【公開日】2014年5月15日
【審査請求日】2014年12月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002495
【氏名又は名称】グローブライド株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100088683
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100095441
【弁理士】
【氏名又は名称】白根 俊郎
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100119976
【弁理士】
【氏名又は名称】幸長 保次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100140176
【弁理士】
【氏名又は名称】砂川 克
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100172580
【弁理士】
【氏名又は名称】赤穂 隆雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100124394
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 立志
(74)【代理人】
【識別番号】100112807
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 貴志
(74)【代理人】
【識別番号】100111073
【弁理士】
【氏名又は名称】堀内 美保子
(74)【代理人】
【識別番号】100134290
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 将訓
(72)【発明者】
【氏名】中尾 雅好
(72)【発明者】
【氏名】川村 拓司
【審査官】
門 良成
(56)【参考文献】
【文献】
特開2007−289067(JP,A)
【文献】
特開2001−352865(JP,A)
【文献】
特開平02−124049(JP,A)
【文献】
特開2007−319014(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 87/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属材料又は樹脂材料が穂先から直軸状に伸長し、後端側に繋ぎ部を設けた中実構造の穂先部と、
先端側に前記繋ぎ部が嵌入する接合箇所が一体的に設けられ、前記金属材料と同一金属又は特性が異なる金属による金属管により中空構造に形成される穂持部と、
で構成される穂先竿を有する釣竿。
【請求項2】
金属材料が穂先から直軸状に伸長し、後端側にストレート状に延伸する嵌入部を有する中実構造の穂先部と、
金属管材料からなり、外周面及び内周面がストレート状に延伸する中空構造に形成され、前記嵌入部が嵌入される接合箇所が一体的に設けられる穂持部と
で構成される穂先竿を有する釣竿。
【請求項3】
前記金属材料により形成された前記穂先部は、
外皮面となる金属管材料による中空構造を形成し、該中空構造内に別の金属材料又は樹脂材料が充填されて中実構造を成すことを特徴とする請求項1又は2に記載の穂先竿を有する釣竿。
【請求項4】
前記穂先竿は、さらに、
前記穂先部の前記接合箇所前方の外周面からテーパー状に隆起して延伸して、前記穂先部の嵌入部又は繋ぎ部と、前記穂持部の前記接合箇所との接合間に介在し、樹脂材料により形成される補強部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の穂先竿を有する釣竿。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属により形成された中実構造の穂先部と中空構造の穂持部を含む穂先竿を備える釣竿に関する。
【背景技術】
【0002】
近年における釣竿は、強化繊維を含む繊維強化樹脂により形成され、曲げ剛性やねじれ剛性等が向上し、釣竿の細径化及び軽量化が進み、扱いが容易になっている。釣竿全体の細径化に伴い、竿先も細くなるが、魚種によっては、竿先に負荷が大きく掛かり、釣竿の強度のバランス設計が難しくなっている。また、竿先は、釣糸が纏った状態にも関わらずリールで釣糸を巻き上げる、又は仕掛けを投入して局所的な負荷を掛けた場合には、穂先部が折れてしまう事故が発生する。
【0003】
これに対して、穂先竿の強度を向上させる技術として、例えば、特許文献1には、金属製の中実な棒材を穂先部(小径竿体)として用いた穂先竿が提案されている。小径竿体は、穂持ち部(大径竿体)側に差し込まれる繋ぎ部(小径竿体の元側端部)の手前から竿先に向かい先細りの傾斜(テーパー)を付けるようにプリプレグシートを巻き付けて固化された傾斜繋ぎ部を設けている。繋ぎ部が差し込まれる大径竿体は、プリプレグシートをテーパー形状に巻き付けた中空構造に形成されている。傾斜繋ぎ部のテーパーが大径竿体のテーパーに段差なく繋がるように設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−289067号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述した引用文献1は、穂先竿が金属製中実の棒形状の穂先部(小径竿体)の繋ぎ部を中空構造の樹脂部材で形成された大径竿体に差し込む結合構造である。このため、繋ぎ部となる棒部材と樹脂部材による竿体の重なり部分の剛性が前後に比べて大きくなっている。引用文献1では、繋ぎ部に至る穂先側には、傾斜繋ぎ部を設けているため、小径竿体から大径竿体の差し込み開口端分までは、スムーズな掛けカーブとなる。
【0006】
しかし、大径竿体が樹脂部材、例えば、プリプレグで形成されているため、強度を満たそうとすると、金属からなる小径竿体に対して、湾曲し難くなり、接合箇所を境に連続的に続くスムーズな掛けカーブとはならず、感度にも影響を与えている。このため、中実の継合部に続く、大径竿体の中空部との境には、応力が集中しやすい構造となっている。
【0007】
そこで本発明は、中実構造を有する穂先部を金属材料により形成される中空構造の穂持ち部に繋ぐ構造により、魚信を受けて感度よくスムーズな掛けカーブを形成し、且つ高い剛性を有する穂先竿を有する釣竿を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に従う実施形態の釣竿は、金属材料又は樹脂材料が穂先から直軸状に伸長し、後端側に繋ぎ部を設けた中実構造の穂先部と、
先端側に前記繋ぎ部が嵌入する接合箇所が一体的に設けられ、前記金属材料と同一金属又は特性が異なる金属による金属管により中空構造に形成さ
れる穂持部と、で構成される穂先竿を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、中実構造を有する穂先部を金属材料により形成される中空構造の穂持ち部に繋ぐ構造により、魚信を受けて感度よくスムーズな掛けカーブを形成し、且つ高い剛性を有する穂先竿を有する釣竿を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、第1の実施形態に係る釣竿の穂先竿を有する釣竿の概念的な構成例を示す図である。
【
図2】
図2は、第2の実施形態に係る釣竿の穂先竿の接合部の構成例を示す図である。
【
図3】
図3は、第3の実施形態に係る釣竿の穂先竿の接合部の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る釣竿の穂先竿の概念的な構成例を示す図である。以下、各実施形態の穂先竿は、複数に分割されて並継ぎ式等により継合して一本竿となる継竿、又は延竿、所謂ワンピース竿又は、振出竿の何れにも同等に適用することができる。また、以下の説明の中で、竿のある位置において、径が細い竿先側を穂先側又は先端側と称し、径が太い竿尻側を竿元側又は後端側と称している。
【0012】
図1に示すように、釣竿1は、穂先竿(1番節)4と、2番竿(2番節)5以降に竿元まで複数の継竿(図示せず)が継がれた構成例である。穂先竿4は、竿先となる中実構造で形成される穂先部2と、金属材料から形成される中空構造の穂持部3が接合されて一体的に形成される。
【0013】
本実施形態の穂先部2は、棒状の金属材料にスエージング加工を用いて先細りテーパー加工により伸長させて、先端側から後端側にスムーズに大径化するテーパー状の中実構造に形成され、後端側に円錐台形状の繋ぎ部2aが形成されている。
【0014】
穂持部3は、金属管にスエージング加工を用いて先細りテーパー加工により、伸長させて、先端側から後端側にスムーズに大径化するテーパー状の中空構造に形成され、穂先部2と接合する穂持部3の先端には、繋ぎ部2aと密に嵌合する繋ぎ用孔からなる接合箇所3aが設けられている。接合箇所3aには、繋ぎ部2aが嵌入されて接着剤等を用いて固定される。以下の説明において、繋ぎ部又は繋ぎ部材は、共に接着等を用いて接合固定される部位を示唆し、継合部又は継合部材は、共に着脱自在に嵌合する部位を示唆する。
【0015】
さらに、後続する2番竿5に着脱可能に継合するために、穂持部3の竿元側には、ストレート状の円柱形状(中実)又は筒形状(中空)に形成された継合部3bが延出するように設けられている。この継合部3bは、後続する2番竿5の接合開口端から着脱可能に嵌入される。
【0016】
尚、第1の実施形態は、金属材料による中実構造に形成された穂先部2を例としたが、中実構造を有する樹脂材料からなる穂先部2を用いてもよい。例えば、穂先部2は、カーボン等の強化繊維に樹脂を含浸した繊維強化樹脂シート、所謂プリプレグを巻回して熱処理を行い、中実構造で後端側に向かい竿径が大径化するテーパー状に形成される。
【0017】
以上説明した本実施形態によれば、穂先竿における金属材料又は樹脂材料からなる中実構造の穂先部と、金属管による中空構造の穂持部を接合する構造を有し、樹脂材料の穂持部に対して、より高い剛性を有し、且つ高い感度を維持している。
【0018】
特に、金属材料の穂先部と、金属材料の穂持部とを組み合わせた場合には、繊維強化樹脂シートのように剛性に方向性がないため、例えば弾性が異なる金属材料を組み合わせることにより、所望する穂先竿の掛けカーブと感度となるように設計する自由度が大きい。例えば、穂持部の竿径と肉厚と弾性特性(材料)等のパラメータを、対象魚種(魚の大きさ(重さ)及び、引き込みの強さ等)や仕掛けの構成(泳がせ釣やコマセ釣、又はテンヤ釣の仕掛け等)の違いに合わせて組み合わせることで、所望する特性を実現することができる。例えば、小型の対象魚であれば、竿の撓みよりは穂先の感度を重要視した釣竿の設定ができ、反対に、青物等の大型の対象魚であれば、穂先感度より、竿の掛けカーブ即ち、撓みにより引き込みの強さを躱しながら釣り上げる等、それぞれの対象魚に適した竿特性を設計することができる。
【0019】
尚、本実施形態では、
図1に示すように、並継竿を例として説明しているが、他にも、振出竿又は中通し竿であっても容易に適用できる。また、本実施形態の釣竿は、釣糸ガイドが設けられていないタイプの釣竿を例として示しているが、釣糸ガイドが設けられているタイプの釣竿であってもよい。
【0020】
さらに、本実施形態では、穂先部2の円錐台の繋ぎ部2aを接合箇所3aに嵌合して接着した構造であるため、繋ぎ目の長さを短くすることができ、接合部の剛性の変化を低く抑えることができ、急な曲率変化がない掛けカーブ(魚が掛かった時の掛けカーブ)が実現され、釣り人が負荷の大きさ(釣れた魚の大きさ)を視認することができる。
【0021】
[第1の実施形態の第1の変形例]
前述した第1の実施形態では、穂先竿4の穂先部2が金属材料による中実構造に形成される例について説明した。穂先部2は、単一の金属材料のみによる中実構造に限定されない。例えば、金属管にスエージング加工を用いた先細りテーパーの中空構造に形成し、その中空構造内に別の金属部材、又は樹脂材料を充填した中実構造として形成してもよい。
【0022】
充填部材としては、穂先部2の外周面を形成する中実構造の金属管の金属材料とは、異なる特性(弾性)の金属材料を嵌入して一体化し、二層の金属による中実構造とすることで、設計の幅を広く設定することができる。
【0023】
製造方法としては、例えば、内芯(充填部材)の金属に外周面となる金属管を嵌め込み溶着して一体化した後、スエージング加工を用いて作製する。他にも、金属管による中空構造内に、例えば、金属材料を充填して溶解し、又は溶解された金属材料を充填して中実構造に形成することもできる。ここでは、二種の金属を溶解又は溶着により一体化した後、スエージング加工を行う例を述べたが、単に嵌入された状態でスエージング加工による一体化であってもよい。尚、この変形例は、金属管からなる中空構造の穂先部に金属材料を充填する構造であるが、他にも、金属管からなる中空構造の穂先部に樹脂材料を充填した中実構造であってもよい。又、切削によりテーパー状に形成しても良い。
【0024】
第1の変形例によれば、前述した第1の実施形態と同等の作用効果を得ることができる。さらに、穂先部11を剛性等が異なる金属管の選択及び厚み(竿の肉厚)を設定し、充填する金属材料又は樹脂材料を適宜選択した中実構造とすることにより、単一の金属材料による中実構造に対して、剛性や掛けカーブの設計の幅が広がり、所望する特性の穂先竿を作製することができる。また、充填部材に樹脂材料を用いた場合には、軽量化を図ることもできる。
【0025】
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。
図2は、第2の実施形態に係る釣竿の穂先竿の接合部の構成例を示す図である。本実施形態の穂先竿は、金属材料からなる中実構造の穂先部が、金属管からなる中空構造の穂持部に嵌入されて接合する並継構造を有している。
【0026】
本実施形態の穂先部11は、第1の実施形態と同等の金属材料を用いて、中実構造に形成されている。金属材料を用いた穂先部11は、棒状の金属材料にスエージング加工を用いて先細りテーパー加工により伸長させて、先端側から後端側にスムーズに大径化するテーパー状の中実構造に形成される。穂先部11の後端は、穂持部12の先端開口部に嵌入するための嵌入部11aとしてストレート状に形成されている。また、テーパ−状に形成し、剛性調整してもよい。
【0027】
穂持部12は、前述した第1の実施形態と同様に、金属管にスエージング加工を用いて伸長させて、穂先部11の嵌入部11aと接合する嵌合部12aがストレート状に形成され、以降、後端側に向かい大径化するテーパー状の中空構造に形成される。
【0028】
穂先部11の嵌入部11aは、穂持部12の嵌合部12aに嵌め込まれて接着剤等で接合されて一体化され、穂先竿を構成する。尚、金属同士の接合であるため、接着剤や溶着以外に、拡散接合、摩擦撹拌接合等の周知な接合方法を利用することができる。
【0029】
以上説明した本実施形態によれば、共に金属材料により形成される穂先部と穂持部とを接合した構造であるため、金属と樹脂の組み合わせに比べて、物性の変化が小さいので、掛けカーブの曲率の変化が緩やかなものとなり、より高い剛性を有し、且つ高い感度を維持している。
【0030】
さらに、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、共に金属材料からなる穂先部と穂持部に対して、特性の異なる金属材料を種々に組み合わせて適用することにより、特性、例えば弾性が異なる金属材料を用いることにより、所望する穂先竿の掛けカーブと感度となるように設計する自由度が大きい。
【0031】
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について説明する。
図3は、第3の実施形態に係る釣竿の穂先竿の接合部の構成例を示す図である。本実施形態は、前述した第2の実施形態に穂先竿に対して、穂先部と穂持部との接合間に、樹脂材料からなる補強部を介在させた構成である。
【0032】
穂先部11は、棒状金属材料に対してスエージング加工を用いた先細りテーパー状の中実構造に形成され、後端は、穂持部12の先端開口部に嵌入するための嵌入部11aとしてストレート状に形成されている。さらに、嵌入部11aを含み、穂先部11の外周面からテーパー状に樹脂部材による補強部14が形成される。補強部14は、テーパー部14aまで、厚みを徐々に増した後、一定の厚さに形成される。補強部14は、繊維強化樹脂シート、所謂プリプレグを巻回して熱処理を行って形成される。
【0033】
また、穂持部12は、第2の実施形態と同様に、金属管にスエージング加工を用いて伸長させて、嵌入部11aに接合する嵌合部12aがストレート状に形成され、以降、後端側に向かい大径化するテーパー状の中空構造に形成される。
【0034】
さらに、補強部14は、嵌合部12aに嵌入される部分が、その開口内径に合わせて、外周囲面が切除されて、テーパー部14aとは段差を有した平坦な接合部14bが形成される。
穂先竿は、補強部14の接合部14bを穂持部12の嵌合部12aに嵌入させて固着し、穂先部11と穂持部12を接合する。この固着方法としては、接着剤やレーザ溶着法等が適用できる。
【0035】
以上説明した本実施形態によれば、前述した第2の実施形態と同等の作用効果を得ることができる。また、嵌入部11aと嵌合部12aとの段差を有した接合部にテーパー部14aを有する補強部14を設けたことにより、竿先から負荷が移動する際に、段差による剛性(掛けカーブ)の変化が緩和され、スムーズな変化となる。尚、本実施形態の補強部14は、前述した第1の実施形態における繋ぎ部2aと接合箇所3aとの間に適用することも容易であり、同等の作用効果を得ることができる。
【符号の説明】
【0036】
1…釣竿、2,11…穂先部、2a…繋ぎ部、3,12…穂持部、3a…接合箇所、3b…継合部、4…穂先竿(1番節)、11a…嵌入部11b…嵌入部、12a…嵌合部、14…補強部、14a…テーパー部、14b…接合部。