(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
導光板と、該導光板に入射された光を一面側に反射するために該導光板の他面側に設けられた反射シートと、該導光板及び反射シートが積層収容される収容部とを備える光源装置において、
前記収容部に設けられ、前記導光板及び反射シートの該収容部内位置を決める位置決め部と、
該位置決め部に対応して前記導光板及び反射シートに夫々形成された切り欠き部とを備えており、
前記導光板の切り欠き部は、前記積層方向にて、前記反射シートの切り欠き部内に含まれ、
前記収容部の底は前記反射シートより低い反射率を有するように構成してあることを特徴とする光源装置。
前記積層方向にて、前記反射シートの切り欠き部による凹所の面積は、前記光の入射方向に基づいて部分的に拡大されてあることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の光源モジュールにおいては、かかる効果のために、位置決め部をより反射率の低い被覆膜にて覆う別途の工程が必要であり、製造コストが高くなるという問題がある。
【0008】
また、一般に、導光板の側面は鏡面処理されているが、導光板に形成された切り欠き部に係る側面は鏡面処理がされていないので、当該導光板に光源から光が入射された場合、鏡面処理されていない切り欠き部に係る側面では乱反射が起き、他の部分との間で輝度のムラが生じる。しかし、このような問題は、特許文献1の光源モジュールでは対応することができない。
【0009】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、導光板と、該導光板に入射された光を一面側に反射するために該導光板の他面側に設けられた反射シートとを積層した状態にて収容する収容部に設けられ、前記導光板及び反射シートの前記収容部内位置を決める位置決め部に対応して、前記導光板及び反射シートに夫々形成された切り欠き部において、前記導光板の切り欠き部は、前記積層方向にて、前記反射シートの切り欠き部内に含まれ
、前記収容部の底は前記反射シートより低い反射率を有するように構成することにより、上述したような原因により前記導光板の切り欠き部で生じる輝度のムラが該導光板の一面側に反射されることを防ぎ、このような輝度のムラがユーザによって認識されることを防止できる光源装置及び表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る光源装置は、導光板と、該導光板に入射された光を一面側に反射するために該導光板の他面側に設けられた反射シートと、該導光板及び反射シートが積層収容される収容部とを備える光源装置において、前記収容部に設けられ、前記導光板及び反射シートの該収容部内位置を決める位置決め部と、該位置決め部に対応して前記導光板及び反射シートに夫々形成された切り欠き部とを備えており、前記導光板の切り欠き部は、前記積層方向にて、前記反射シートの切り欠き部内に含まれ
、前記収容部の底は前記反射シートより低い反射率を有するように構成してあることを特徴とする。
【0011】
本発明にあっては、位置決め部に対応して前記導光板に形成された切り欠き部は、前記積層方向にて、前記反射シートに形成された切り欠き部の内に含まれるように構成することにより、前記導光板の切り欠き部に輝度のムラが生じた場合であっても、斯かる輝度のムラが前記導光板の一面側に反射されることを防ぎ、該導光板の一面からの光を用いて画像表示を行なう場合、このような輝度のムラがユーザによって認識されることを防止する。
また、前記収容部の底は前記反射シートより低い反射率を有するように構成するので、前記導光板の切り欠き部で発生する輝度のムラに係る光が、前記導光板の切り欠き部による凹所及び前記反射シートの切り欠き部による凹所を介して前記収容部の底に入射されて吸収される。
【0012】
本発明に係る光源装置は、前記積層方向にて、前記反射シートの切り欠き部による凹所の面積は、前記光の入射方向に基づいて部分的に拡大されてあることを特徴とする。
【0013】
本発明にあっては、前記導光板の切り欠き部のうち、光の入射方向に近い部分では輝度のムラがより多く発生するおそれがあるので、前記積層方向にて、前記反射シートの切り欠き部による凹所の面積は、光の入射方向に近い部分が、光の入射方向から遠い部分より広くなるように前記反射シートの切り欠き部を形成する。
【0014】
本発明に係る光源装置は、前記積層方向にて、前記反射シートの切リ欠き部は、前記導光板の切り欠き部の相似形であることを特徴とする。
【0015】
本発明にあっては、前記積層方向にて、前記反射シートの切り欠き部を前記導光板の切り欠き部と相似形にすることにより、前記導光板の切り欠き部で発生した輝度のムラの前記一面側への反射をより均一に抑制する。
【0016】
本発明に係る光源装置は、前記積層方向にて、前記導光板の切り欠き部は、前記位置決め部の相似形であることを特徴とする。
【0017】
本発明にあっては、前記積層方向にて、前記導光板の切り欠き部を前記位置決め部と相似形にすることにより、該位置決め部によって反射され、前記導光板に再入射する光量を、該導光板の切り欠き部の全体において均一にする。
【0020】
本発明に係る光源装置は、前記収容部の底には、前記反射シートより低い反射率を有する膜が形成されてあることを特徴とする。
【0021】
本発明にあっては、前記収容部の底に前記反射シートより低い反射率を有する膜が形成されてあるので、前記導光板の切り欠き部で発生する輝度のムラに係る光が、前記導光板の切り欠き部による凹所及び前記反射シートの切り欠き部による凹所を介して前記収容部の底に入射された場合、前記膜によって吸収される。
【0022】
本発明に係る表示装置は、前述の発明の何れか一つに記載の光源装置と、前記導光板の一面側に設けられており、該導光板を介して入射される光を用いて画像を表示する表示パネルとを備えることを特徴とする。
【0023】
本発明にあっては、前記光源装置の導光板の一面から出射され、前記表示パネルに入射される光を用いて、該表示パネルは所定の画像を表示する。
【0024】
本発明に係る光源装置は、前記導光板は前記切り欠き部に係る側面に鏡面処理がなされていることを特徴とする。
【0025】
本発明にあっては、前記切り欠き部に係る前記導光板の側面に鏡面処理がなされており、該切り欠き部での乱反射を防ぎ、該切り欠き部周辺での輝度のムラの発生を抑える。
【0026】
本発明に係る光源装置は、前記収容部の底は、一定な反射分光分布特性を有していることを特徴とする。
【0027】
本発明にあっては、前記収容部の底が一定な反射分光分布特性を有するので、表示上で不要な色ムラの発生を抑える。
【0028】
本発明に係る光源装置は、前記収容部の底が、前記積層方向にて、前記反射シートから離れて配置されてあることを特徴とする。
【0029】
本発明にあっては、前記収容部の底が、前記反射シートから前記積層方向に離れて配置されている。従って、前記導光板の切り欠き部で発生する輝度のムラに係る光が、前記導光板の切り欠き部による凹所及び前記反射シートの切り欠き部による凹所を介して前記収容部の底に入射された場合、該光を吸収し得る底の面積を増やすことができる。
【0030】
本発明に係る光源装置は、前記導光板は前記一面がレンズ形状を有することを特徴とする。
【0031】
本発明にあっては、前記導光板の一面にレンズ形状が形成されているので、前記光源から該導光板に入射される光の直進性が高まり、前記一面を介して出射される光の光量が増え、該導光板の切り欠き部側へ向かう光の量が減少する。
【0032】
本発明に係る光源装置は、前記導光板は前記他面がレンズ形状を有することを特徴とする。
【0033】
本発明にあっては、前記導光板の他面にレンズ形状が形成されているので、前記光源から該導光板に入射される光の直進性が高まり、前記一面を介して出射される光の光量が増え、該導光板の切り欠き部側へ向かう光の量が減少する。
【0034】
本発明に係る光源装置は、前記導光板は矩形であり、前記導光板の切り欠き部は該導光板の一側面の縁部に設けられており、該一側面に隣り合う側面側に設けられ、該一側面と、該一側面の反対側の他側面との対向方向において、前記切り欠き部より前記導光板の中央側に位置する光源を備えることを特徴とする。
【0035】
本発明にあっては、前記光源を、前記一側面と前記他側面との対向方向において、前記切り欠き部より前記導光板の中央側に位置させることにより、該光源から前記導光板に入射される光のうち、前記切り欠き部に向かう光の割合を減らす。
【0036】
本発明に係る光源装置は、前記反射シートは矩形であり、前記反射シートの切り欠き部は該反射シートの一縁の部分に設けられており、該一縁に隣り合う縁側に設けられ、該一縁と、該一縁の反対側の他縁との対向方向において、前記切り欠き部より前記反射シートの中央側に位置する光源を備えることを特徴とする。
【0037】
本発明にあっては、前記導光板の切り欠き部が、前記積層方向にて、前記反射シートの切り欠き部の内側に含まれており、前記光源を、前記一縁と前記他縁との対向方向において、前記切り欠き部より前記反射シートの中央側に位置させる。これにより、該光源から前記導光板に入射される光のうち、前記導光板の切り欠き部に向かう光の割合を一層減らし、該切り欠き部周辺での輝度のムラが前記反射シートによって前記導光板の一面側に反射されることを抑える。
【発明の効果】
【0038】
本発明によれば、上述したような原因によって前記導光板の切り欠き部で生じる輝度のムラが該導光板の一面側に反射されることを防ぎ、このような輝度のムラがユーザによって認識され、ユーザに違和感を与えることを防止できる。
また、表示パネルの周縁部を覆う額縁部の幅を狭くしてユーザに視認される表示画面の面積を広くすることが出来る。
【発明を実施するための形態】
【0040】
以下に、本発明の実施の形態に係る光源装置及び表示装置を、いわゆる液晶表示パネルを備える液晶テレビジョンに適用した場合を例として、図面に基づいて詳述する。
【0041】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る液晶テレビションの要部構成を示す分解斜視図である。図中、符号100は、液晶テレビションを示す。
図1に示しているように、液晶テレビション100は、光源装置1、液晶表示パネル2、光学シート3並びに液晶表示パネル2及び光学シート3を収容するフロント収容部4等を備える。
【0042】
更に、光源装置1は、光源部14と、光源部14から入射される光を液晶表示パネル2側の一面に導く導光板11と、光源部14から入射される光を導光板11の前記一面に向けて反射させる反射シート12と、光源部14、導光板11及び反射シート12を収容するバック収容部13とを有している。
【0043】
フロント収容部4は、画像が表示される液晶表示パネル2より表側に配置されている。フロント収容部4は、ユーザによって視認される液晶表示パネル2の一面21の形状に倣う矩形の底を有する筒状をなしており、該底には矩形の表示窓41が開口している。ユーザは表示窓41を介して液晶表示パネル2の一面21に表示される画像を視認することができる。
【0044】
フロント収容部4の前記底の縁から表示窓41の縁までは所定の幅Wを有しており、換言すれば、フロント収容部4の前記底であって、表示窓41を除く剰余部分は、中空矩形の額縁部42を形成している。
【0045】
液晶表示パネル2は一面21の周縁部が額縁部42によって覆われており、液晶表示パネル2の他面側には光学シート3が設けられ、光学シート3の一面が液晶表示パネル2の他面と対向するように配置されている。
【0046】
液晶表示パネル2は、例えばアクティブマトリクス方式であり、所定の間隙を設けて対向配置された一面21側の透明基板及び他面側の透明基板を備えており、これら透明基板の間の間隙には液晶が封入されている。前記他面側の透明基板と、光学シート3との間には偏光板(図示せず)が設けられている。
【0047】
光学シート3の他面側には光源装置1の導光板11が設けられており、導光板11の前記一面が光学シート3の前記他面と対向するように配置されている。
【0048】
光学シート3は、光源部14から発せられた光に対して拡散、集光等を施した後、液晶パネル2に向けて出射させる、公知のものである。例えば、光学シート3は積層された複数の光学シートからなり、液晶表示パネル2(偏光板)側に配置された第1拡散シート31と、導光板11側に配置された第2拡散シート33と、第1拡散シート及び第2拡散シートの間に介在するプリズムシート32とを含む。
【0049】
第2拡散シート33は、光源部14から導光板11を介して入射される光を拡散させてプリズムシート32に入射させる光学シートである。また、プリズムシート32は、第2拡散シート33を介して入射される光を集光して液晶表示パネル2に向けて出射させる光学シートである。プリズムシート32を通過した光は、プリズムシート32に対して垂直に第1拡散シート31へ入射される。第1拡散シート31は、プリズムシート32を介して入射される光を更に拡散させてより均一な輝度分布にして液晶表示パネル2に向けて出射させる光学シートである。
【0050】
光源装置1は、いわゆるエッジライト方式であり、光源部14と、光学シート3の前記他面側に配置された導光板11と、導光板11の他面側に設けた反射シート12とを有している。反射シート12はその一面が導光板11の前記他面に対向するように配置されており、導光板11及び反射シート12は積層された状態にてバック収容部13に収容される。
【0051】
導光板11は、例えば透明度の高い矩形のアクリル樹脂からなり、所定の厚みを有しており、光源部14が発する光を光学シート3(液晶パネル2)に導く。例えば、導光板11は、光学シート3の前記他面と対向する一面に、光源部14から入射された光が液晶パネル2方向に進行するようにパターンを形成された出射面を有するように構成してもよい。これによって、導光板11は、光源部14から入射される光を平面光に変えて前記出射面を通じて光学シート3に均一に伝達することができる。なお、導光板11の他面側には反射シート12が設けられている。
【0052】
また、導光板11は、長辺側の両縁部に、後述するバック収容部13に複数設けられた位置決め部132,132,・・・132に対応する切り欠き部111,111,・・・111が形成されている。例えば、切り欠き部111,111,・・・111は、導光板11の夫々の長辺側縁部の両端及び中央に形成されており、導光板11の厚み方向において、U字状をなしている。
【0053】
導光板11の4辺の各側面には、切り欠き部111に係る側面を除き、鏡面処理が施されており、光源部14から入射される光の一部は該側面から外側へ自由に通り抜ける。一方、切り欠き部111に係る側面には、前記鏡面加工が施されておらず、光源部14から入射される光の一部は切り欠き部111に係る側面にて乱反射を起こす。
【0054】
一方、反射シート12は、導光板11と略等しい寸法の矩形であり、光源部14から導光板11に入射される光を導光板11の他面側から乱反射させて導光板11の前記出射面を介して出射させる。
【0055】
また、反射シート12においても、導光板11と同様に、夫々の長辺側の縁部に、バック収容部13の位置決め部132,132,・・・132に対応する切り欠き部121,121,・・・121が形成されている。例えば、切り欠き部121,121,・・・121は、反射シート12の厚み方向において、U字状をなしている。
【0056】
なお、導光板11及び反射シート12はバック収容部13に収容される際、これらの積層方向において、切り欠き部111,111,・・・111及び切り欠き部121,121,・・・121の位置が整合するように構成されている。
【0057】
導光板11の短辺の一の側面の付近には、光源部14が設けられている。光源部14は、導光板11の前記一の側面に対して対向配置された基板141と、基板141に実装されており、導光板11の前記一の側面に沿って並設された光源142,142,・・・142とを有している。光源142,142,・・・142は、例えば、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)、冷陰極蛍光ランプ(CCFL:Cold Cathode Fluorescence Lamp)、熱陰極管(HCFL:Hot Cathode Fluorescent Lamp)、外部電極蛍光ランプ(EEFL:External Electrode Fluorescent Lamp)等であっても良い。
【0058】
なお、光源部14の位置は、導光板11の前記一の側面の付近に限るものでなく、短辺の他の側面の付近であってもよく、長辺の側面の付近であってもよい。また、光源部14を、一箇所のみでなく、複数箇所に設ける構成であっても良い。
すなわち、光源部14は、導光板11の両長辺の側面の付近に設ける構成であっても良く、導光板11の両短辺の側面の付近に設ける構成であっても良い。更に、これに限るものでなく、導光板11の4辺の側面の付近に夫々光源部14を設けるように構成しても良い。
【0059】
バック収容部13は、反射シート12の形状に倣う矩形の底131を有する筒状をなしており、導光板11及び反射シート12を収容する際に、これらのバック収容部13内位置を決めるための位置決め部132,132,・・・132を複数箇所に形成している。各位置決め部132は、中心軸が前記積層方向と平行する円柱形状をなしており、バック収容部13の内側の側面に設けられている。バック収容部13の位置決め部132,132,・・・132に対応できるように、導光板11の切り欠き部111,111,・・・111、及び反射シート12の切り欠き部121,121,・・・121が形成されている。
【0060】
また、バック収容部13の底131は、反射シート12より低い反射率を有するように構成されている。底131には、例えば、全体的に、又は、少なくとも後述する反射シート凹所122に対応する部分に、黒色の膜が塗装されている。
【0061】
その他、バック収容部13には、テレビ放送を受信する受信部(図示せず)が収容されており、該受信部によって受信されたテレビ放送に係る映像が、液晶表示パネル2の一面21に表示される。
【0062】
導光板11及び反射シート12は、反射シート12の前記一面が導光板11の前記他面に対向するようにして積層され、反射シート12の他面と、バック収容部13の底131とが対向する状態にて、バック収容部13に収容されている。この際、上述したように、導光板11及び反射シート12は、位置決め部132,132,・・・132によって、バック収容部13に収容される際の位置が決められる。
【0063】
図2は本発明の実施の形態1に係る液晶テレビション100において、導光板11及び反射シート12の収容状態を模式的に示す、積層方向から見た模式図であり、
図3は導光板11と、反射シート12と、位置決め部132との位置関係を説明する説明図であり、
図4は
図2の円部分を拡大した拡大図である。
【0064】
導光板11において切り欠き部111,111,・・・111が形成されることによって形成された導光板凹所112,112,・・・112内であって、反射シート12において切り欠き部121,121,・・・121が形成されることによって形成された反射シート凹所122,122,・・・122内に、夫々、位置決め部132,132,・・・132が位置しており、これによって、導光板11及び反射シート12の位置ズレが防止される。
【0065】
上述したように、導光板11及び反射シート12の積層方向(以下、単に積層方向という)における、切り欠き部111の形状はU字状であり、該積層方向における切り欠き部121の形状は切り欠き部111と相似形であるU字状をなしている。換言すれば、前記積層方向における、導光板凹所112の形状は矩形であり、該積層方向における反射シート凹所122の形状は導光板凹所112に倣う矩形である。
【0066】
また、反射シート凹所122が導光板凹所112より広く、前記積層方向において、反射シート12の切り欠き部121及び導光板11の切り欠き部111の位置が整合するように構成されている。
【0067】
すなわち、
図4に示すように、前記積層方向においては、反射シート12の切り欠き部121の内側に、導光板11の切り欠き部111が含まれるように構成されている。前記積層方向において、反射シート12の切り欠き部121と、導光板11の切り欠き部111とは同一面積でない。換言すれば、前記積層方向において、反射シート凹所122の内側に、導光板凹所112が位置しており、導光板凹所112及び反射シート凹所122を介してバック収容部13の底131が露出されている。
【0068】
本発明の実施の形態1に係る液晶テレビション100は以上のような構成を有することから、上述したように、切り欠き部111の付近にて光のムラが発生する問題、又は、このような光のムラを隠すために、額縁部42における幅Wを広くする必要があり、その結果、表示窓41が狭くなる問題を解決できる。以下、詳しく説明する。
【0069】
光源部14から導光板11に入射される光は、反射シート12によって導光板11の前記出射面の方に反射されるが、その一部は導光板11の側面から外側に通り抜ける。斯かる一部の光の中でも、鏡面処理が施されていない切り欠き部111に係る側面を通過する光は、該側面で乱反射を引き起こす。すなわち、導光板11の切り欠き部111に係る側面では光の乱反射が起こり、切り欠き部111に係る側面に沿う部分では、導光板11の他の部分に比べて余分に光ることとなり、輝度のムラが発生する。
【0070】
更に、切り欠き部111に係る側面から外側に通り抜けた光の一部は、位置決め部132によって反射されて再び切り欠き部111に係る側面から入射され得る。このような場合、位置決め部132から、切り欠き部111に係る側面までの距離が部分的に異なる場合は、再入射される光量が切り欠き部111に係る側面において部分的に異なることとなり、導光板11の切り欠き部111に係る側面に沿う部分での輝度のムラを加重させる。
【0071】
また、このような、切り欠き部111に係る側面に沿う部分での輝度のムラは、反射シート12によって液晶表示パネル2に反射された場合、液晶表示パネル2の一面21においても輝度のムラを生じさせるので、ユーザに違和感を与える。
【0072】
これに対して、本発明に係る液晶テレビション100においては、上述したように、前記積層方向にて、反射シート12の切り欠き部121の内側に、導光板11の切り欠き部111が含まれるように構成されているので、導光板11の前記他面側であって、切り欠き部111の付近には、反射シート12が存在しない。従って、たとえ、切り欠き部111の側面に沿う部分にて生じた乱反射によるムラも、また、位置決め部132によって反射されて切り欠き部111に係る側面から再入射された光によるムラも発生も、液晶表示パネル2に反射されることはない。また、このようなことは、該積層方向における切り欠き部121の形状が切り欠き部111と相似形であることから、切り欠き部111の側面に沿う部分にて同程度に行なわれる。
【0073】
更に、切り欠き部111の側面に沿う部分にて乱反射された光の一部は、導光板凹所112及び反射シート凹所122を介して露出されているバック収容部13の底131によって吸収され、乱反射する光の光量が減少する。
【0074】
これによって、本発明に係る液晶テレビション100においては、液晶表示パネル2の一面21にて輝度ムラは生じず、ユーザに違和感を与えることを防ぐことが出来るうえ、額縁部42における幅Wを狭くすることができ、ユーザにより広い画像表示範囲を提供することができる。
【0075】
(実施の形態2)
実施の形態1では、前記積層方向において、導光板11の切り欠き部111の形状がU字状であり、反射シート12の切り欠き部121の形状も切り欠き部111に倣うU字状である場合について説明したが、今発明はこれに限るものでない。
【0076】
図5は本発明の実施の形態2に係る液晶テレビション100において、導光板11及び反射シート12の収容状態を模式的に示す、積層方向から見た部分的模式図である。実施の形態2において、位置決め部132は、実施の形態1と同様に、中心軸が前記積層方向と平行する円柱状を有しており、導光板11がバック収容部13に収容された場合は、導光板11の切り欠き部111によって位置決め部132が取り囲まれるように構成されている。
【0077】
すなわち、前記積層方向おいて、切り欠き部111は、位置決め部132に倣う形状であって、位置決め部132より径が大きい略円形状(又は弧形状)をなしており、導光板11がバック収容部13に収容された場合、位置決め部132が導光板11の導光板凹所112内に位置する。この際、切り欠き部111(又は導光板凹所112)及び位置決め部132の位置は前記積層方向において、整合している。
【0078】
一方、反射シート12の切り欠き部121は、前記積層方向において、U字状を有している。また、前記積層方向において、反射シート凹所122は導光板凹所112より広く、反射シート12の切り欠き部121及び導光板11の切り欠き部111の位置が整合するように構成されている。
【0079】
また、
図5に示すように、前記積層方向においては、反射シート12の切り欠き部121の内側に、導光板11の切り欠き部111が含まれるように構成されている。換言すれば、前記積層方向において、反射シート凹所122の内側に、導光板凹所112が位置しており、導光板凹所112及び反射シート凹所122を介してバック収容部13の底131が露出されている。
【0080】
本発明の実施の形態2に係る液晶テレビション100は以上のような構成を有することから、上述したように、切り欠き部111の付近にて光のムラが発生する問題、又は、このような光のムラを隠すために、額縁部42における幅Wが広くなり、その結果、表示窓41が狭くなる問題を解決できる。以下、詳しく説明する。
【0081】
光源部14から導光板11に入射される光の一部は導光板11の側面から外側に通り抜けるが、その一部の光の中でも、鏡面処理が施されていない切り欠き部111に係る側面を通過する光は、該側面で乱反射を引き起こし、切り欠き部111に係る側面に沿う部分では、導光板11の他の部分に比べて余分に光ることとなり、輝度のムラが発生する。
【0082】
更に、切り欠き部111に係る側面から外側に通り抜けた光の一部は、位置決め部132によって反射されて再び切り欠き部111に係る側面から入射され得る。このような場合、位置決め部132から、切り欠き部111に係る側面までの距離が部分的に異なる場合は、再入射される光量も切り欠き部111に係る側面において部分的に異なることとなり、導光板11の切り欠き部111に係る側面に沿う部分での輝度のムラを加重させる。
【0083】
また、このような、切り欠き部111に係る側面に沿う部分での余分な光は、反射シート12によって、液晶表示パネル2に反射された場合、液晶表示パネル2の一面21において輝度のムラを生じさせるので、ユーザに違和感を与える。
【0084】
これに対して、本発明に係る液晶テレビション100においては、上述したように、前記積層方向にて、反射シート12の切り欠き部121の内側に、導光板11の切り欠き部111が含まれるように構成されているので、導光板11の前記他面側であって、切り欠き部111の付近には、反射シート12が存在しない。従って、たとえ、切り欠き部111の側面に沿う部分にて乱反射が生じた場合でも、斯かる余分な光が液晶表示パネル2に反射されることはない。
【0085】
また、上述したように、前記積層方向において、切り欠き部111は位置決め部132に倣う形状であって、これらの位置は整合しており、位置決め部132が導光板凹所112内に位置するので、すなわち、位置決め部132から切り欠き部111に係る側面までの距離が切り欠き部111に係る側面の何処においても同一であるので、位置決め部132から反射されて入射される光量は、切り欠き部111に係る側面において均一になる。このように、反射光の光量が均一である状態のうえで、切り欠き部111の側面に沿う部分での余分な光の液晶表示パネル2への反射が制限されるので、液晶表示パネル2の一面21における輝度のムラをより確実に防止することができる。
【0086】
更に、切り欠き部111の側面に沿う部分にて乱反射された光の一部は、導光板凹所112及び反射シート凹所122を介して露出されているバック収容部13の底131によって吸収され、乱反射する光の光量が減少する。
【0087】
以上のことから、本発明に係る液晶テレビション100においては、液晶表示パネル2の一面21にて輝度ムラは生じず、ユーザに違和感を与えることを防ぐことが出来るうえ、額縁部42における幅Wを狭くすることができ、より広い画像表示範囲をユーザに提供することができる。
【0088】
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0089】
(実施の形態3)
実施の形態2では、前記積層方向において、導光板11の切り欠き部111の形状が位置決め部132に倣う略円形状(又は弧形状)であり、反射シート12の切り欠き部121の形状はU字状である場合について説明したが、今発明はこれに限るものでない。
【0090】
図6は本発明の実施の形態3に係る液晶テレビション100において、導光板11及び反射シート12の収容状態を模式的に示す、積層方向から見た部分的模式図である。
【0091】
実施の形態3において、位置決め部132は中心軸が前記積層方向と平行する円柱状を有しており、切り欠き部111は、前記積層方向において、位置決め部132に倣う形状であって、位置決め部132より径が大きい略円形状(又は弧形状)をなしている。導光板11がバック収容部13に収容された場合、位置決め部132が導光板11の導光板凹所112内に位置され、切り欠き部111によって位置決め部132が取り囲まれるように構成されている。
【0092】
また、反射シート12の切り欠き部121は、前記積層方向において、導光板11の切り欠き部111に倣う形状であって、切り欠き部111より径が大きい略円形状(又は弧形状)を有している。すなわち、位置決め部132、切り欠き部111及び切り欠き部121は、前記積層方向において、相似形を有している。
【0093】
また、反射シート凹所122は導光板凹所112より広く、前記積層方向において、反射シート12の切り欠き部121、導光板11の切り欠き部111及び位置決め部132の位置が整合するように構成されている。
【0094】
更に、
図6に示すように、前記積層方向においては、反射シート12の切り欠き部121の内側に、導光板11の切り欠き部111が含まれるように構成されている。換言すれば、前記積層方向において、反射シート凹所122の内側に、導光板凹所112が位置しており、導光板凹所112及び反射シート凹所122を介してバック収容部13の底131が露出されている。
【0095】
本発明の実施の形態3に係る液晶テレビション100は以上のような構成を有することから、上述したように、切り欠き部111の付近にて光のムラが発生する問題、又は、このような光のムラを隠すために、額縁部42における幅Wが広くなり、その結果、表示窓41が狭くなる問題を解決できる。以下、詳しく説明する。
【0096】
光源部14から導光板11に入射される光の中でも、鏡面処理が施されていない切り欠き部111に係る側面を通過する光は、該側面で乱反射を引き起こし、切り欠き部111に係る側面に沿う部分では、導光板11の他の部分に比べて余分に光ることとなり、輝度のムラが発生する。
【0097】
更に、切り欠き部111に係る側面から外側に通り抜けた光の一部は、位置決め部132によって反射されて再び切り欠き部111に係る側面から入射され得る。このような場合、位置決め部132から、切り欠き部111に係る側面までの距離が部分的に異なる場合は、再入射される光量も切り欠き部111に係る側面において部分的に異なることとなり、導光板11の切り欠き部111に係る側面に沿う部分での輝度のムラを加重させる。
【0098】
また、このような、切り欠き部111に係る側面に沿う部分での余分な光は、反射シート12によって、液晶表示パネル2に反射され、液晶表示パネル2の一面21において輝度のムラを生じさせる。
【0099】
これに対して、本発明に係る液晶テレビション100においては、上述したように、前記積層方向にて、反射シート12の切り欠き部121の内側に、導光板11の切り欠き部111が含まれるように構成されているので、導光板11の前記他面側であって、切り欠き部111の付近には、反射シート12が存在しない。従って、たとえ、切り欠き部111の側面に沿う部分にて乱反射が生じた場合でも、斯かる余分な光が液晶表示パネル2に反射されることはない。
【0100】
また、上述したように、前記積層方向において、切り欠き部111は位置決め部132に倣う形状であって、これらの位置は整合しており、位置決め部132が導光板凹所112内に位置するので、すなわち、位置決め部132から切り欠き部111に係る側面までの距離が切り欠き部111に係る側面の何処においても同一であるので、位置決め部132から反射されて入射される光量は、切り欠き部111に係る側面において均一になる。このように、入射される反射光の光量が均一である状態のうえで、切り欠き部111の側面に沿う部分での余分な光の液晶表示パネル2への反射が制限されるので、液晶表示パネル2の一面21における輝度のムラをより確実に防止することができる。
【0101】
そのうえ、上述したように、前記積層方向において、切り欠き部121は切り欠き部111に倣う形状であって、これらの位置は整合しており、導光板凹所112が反射シート凹所122内に位置している。すなわち、切り欠き部111に係る側面から、切り欠き部121に係る縁までの距離が切り欠き部121に係る縁の何処においても同一である。従って、切り欠き部111の側面に沿う部分での余分な光の反射制限が、切り欠き部111の側面に沿う部分にて同程度に行なわれる。
【0102】
更に、切り欠き部111の側面に沿う部分にて乱反射された光の一部は、導光板凹所112及び反射シート凹所122を介して露出されているバック収容部13の底131によって吸収され、乱反射する光の光量が減少する。
【0103】
以上のことから、本発明に係る液晶テレビション100においては、液晶表示パネル2の一面21にて輝度ムラは生じず、ユーザに違和感を与えることを防ぐことが出来るうえ、額縁部42における幅Wを狭くすることができ、より広い画像表示範囲をユーザに提供することができる。
【0104】
実施の形態1から3では、前記積層方向において、切り欠き部121の形状が切り欠き部111と相似形である場合と、切り欠き部111の形状が位置決め部132と相似形である場合と、切り欠き部111、切り欠き部121及び位置決め部132の形状が相似する形状である場合とについて説明したが、本発明はこれに限るものでない。
【0105】
図7は本発明の他の実施の形態に係る液晶テレビション100において、導光板11及び反射シート12の収容状態を模式的に示す、積層方向から見た部分的模式図である。
【0106】
図7に示すように、位置決め部132は中心軸が前記積層方向と平行する円柱状を有しており、切り欠き部111は、前記積層方向おいて、三角形状を有し、反射シート12の切り欠き部121は、前記積層方向において、U字状を有するなど夫々異なる形状を有するように構成しても良い。
【0107】
反射シート凹所122は導光板凹所112より広く、前記積層方向において、反射シート12の切り欠き部121及び導光板11の切り欠き部111の位置が整合するように構成されれば良い。
【0108】
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0109】
(実施の形態4)
また、本発明に係る液晶テレビション100は、以上に記載した構成に限るものでない。例えば、前記積層方向における、切り欠き部121の形状が、光源部14の位置によって、換言すれば、導光板11への光の入射方向によって定まるように構成しても良い。
【0110】
図8は本発明の実施の形態4に係る液晶テレビション100において、導光板11及び反射シート12の収容状態を模式的に示す、積層方向から見た部分的模式図である。図中、矢印は導光板11への光の入射方向を示す。
【0111】
実施の形態4において、位置決め部132は中心軸が前記積層方向と平行する円柱状を有しており、切り欠き部111は、前記積層方向において、U字状をなしている。導光板11がバック収容部13に収容された場合、位置決め部132が導光板11の導光板凹所112内に位置され、切り欠き部111によって位置決め部132が取り囲まれるように構成されている。
【0112】
また、反射シート12の切り欠き部121は、前記積層方向において、光の入射方向に近い部分の形状と、光の入射方向から遠い部分の形状が異なる。より詳しくは、切り欠き部121は、光の入射方向に近い切り欠き部121Aと、光の入射方向から遠い切り欠き部121Bとで形状が異なり、光の入射方向に近い部分にて部分的に拡大された形状を有している。換言すれば、切り欠き部121による反射シート凹所122の面積は、前記光の入射方向に近いところで部分的に拡大されている。
【0113】
すなわち、
図8に示すように、反射シート凹所122の中、切り欠き部121Aに対応する部分の面積と、切り欠き部121Bに対応する部分の面積とは、光の入射方向に近い切り欠き部121Aに対応する部分の面積が広い。
【0114】
本発明の実施の形態4に係る液晶テレビション100は、このような構成を有することから、上述したように、切り欠き部111の付近にて光のムラが発生する問題、又は、このような光のムラを隠すために、額縁部42における幅Wが広くなり、その結果、表示窓41が狭くなる問題をより確実に解決できる。
【0115】
光源部14から導光板11に入射される光の中でも、鏡面処理が施されていない切り欠き部111に係る側面を通過する光は、該側面で乱反射を引き起こし、切り欠き部111に係る側面に沿う部分では、導光板11の他の部分に比べて余分に光ることとなり、輝度のムラが発生する。
【0116】
また、光源部14から導光板11に入射される光の中、鏡面処理が施されていない切り欠き部111に係る側面を通過する光量は、切り欠き部111のうち、光の入射方向に近い切り欠き部111Aの方が、光の入射方向から遠い切り欠き部111Bより多いので、かかる乱反射による輝度のムラの発生は、切り欠き部111Aでより多く発生する。
【0117】
これに対応するため、本発明の実施の形態4に係る液晶テレビション100においては、反射シート凹所122の中、切り欠き部121Bに対応する部分の面積より、光の入射方向に近い切り欠き部121Aに対応する部分の面積を広く形成している。
【0118】
すなわち、切り欠き部111の側面に沿う部分での余分な光の液晶表示パネル2への反射制限が、光の入射方向から遠い切り欠き部111Bより、光の入射方向に近い切り欠き部121Aで多く行なわれるので、上述したように、乱反射による輝度のムラが切り欠き部121Aに多く発生する問題に対応することが出来る。
【0119】
本発明の実施の形態4に係る液晶テレビション100の他の構成及び、機能・作用は、本発明の実施の形態1に係る液晶テレビション100と同様であり、詳しい説明を省略する。
【0120】
また、実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0121】
なお、以上の記載においては、位置決め部132が収容部13と一体に形成された場合を例として説明したが、本発明はこれに限るものでない。例えば、位置決め部132が、収容部13とは別部材として、収容部13に取り付けられた場合であっても良い。
【0122】
また、本発明は以上の記載に限るものでない。導光板11の切り欠き部111に係る側面に鏡面処理を施すように構成しても良い。これによって、切り欠き部111に係る側面での乱反射を防ぐことができる。この場合、切り欠き部111の周辺で発生する輝度のムラの原因は、切り欠き部111に係る側面を介して外へ出射され、位置決め部132によって反射されて再び導光板11に入射される光のみとなり、斯かる輝度のムラの原因となる光の量を減らすことができる。従って、切り欠き部111の周辺での輝度のムラの発生を抑えることができる。
【0123】
前記収容部の底は、一定な反射分光分布特性を有していることを特徴とする。これにより収容部の底で反射した光が、青、赤などの不要な色の光を多く反射することによる色ムラの発生を抑えることができる。
【0124】
また、本発明は以上の記載に限るものでない。例えば、収容部13の底131が反射シート12から前記積層方向に所定距離を離れて配置されるように構成しても良い。具体的例としては、反射シート12と底131との間に、例えば黒色のブロック状スペーサを介在させることが挙げられる。これによって、導光板11の切り欠き部111で発生する輝度のムラに係る光が、導光板11の導光板凹所112及び反射シート12の反射シート凹所122を介して収容部13の底131に入射された場合、前記スペーサの側面で斯かる光を吸収できるうえで、斯かる光を吸収し得る底131の面積が増え、輝度のムラに係る光の吸収量が増える。
【0125】
また、本発明は以上の記載に限るものでない。例えば、導光板11の前記一面をレンズ形状に形成しても良い。これによって、光源142,142,・・・142から導光板11に入射された光の直進性が高まるので、導光板11の前記一面を介して出射される光の光量が増えることとなり、導光板11の切り欠き部111側へ向かう光の量が減少する。従って、切り欠き部111の周辺での輝度のムラの発生を低減させることができる。
【0126】
また、本発明は以上の記載に限るものでない。例えば、導光板11の前記他面をレンズ形状に形成しても良い。これによって、光源142,142,・・・142から導光板11に入射された光の直進性が高まるので、導光板11の前記一面を介して出射される光の光量が増えることとなり、導光板11の切り欠き部111側へ向かう光の量が減少する。従って、切り欠き部111の周辺での輝度のムラの発生を低減させることができる。
【0127】
また、本発明は以上の記載に限るものでない。例えば、導光板11の短辺側に設けられた光源142,142,・・・142が、導光板11の両長辺側に形成された切り欠き部111,111,・・・111よりも導光板11の中央側に位置するように、換言すれば、導光板11の両長辺の対向方向、すなわち、導光板11の短手方向において、導光板11の中央側に位置するように構成しても良い。これにより、光源142,142,・・・142から導光板11に入射される光のうち、切り欠き部111,111,・・・111に向かう光の割合を減らすことができ、切り欠き部111,111,・・・111の周辺での輝度のムラの発生を低減させることができる。
【0128】
また、本発明は以上の記載に限るものでない。例えば、導光板11の短辺側に設けられた光源142,142,・・・142が、反射シート12の両長辺側に形成された切り欠き部121,121,・・・121よりも反射シート12の中央側に位置するように、換言すれば、反射シート12の両長辺の対向方向、すなわち、反射シート12の短手方向において、反射シート12の中央側に位置するように構成しても良い。
このような構成の場合は、導光板11の切り欠き部111が、前記積層方向にて、反射シート12の切り欠き部121の内側に含まれことから、光源142,142,・・・142から導光板11に入射される光のうち、導光板11の切り欠き部111,111,・・・111に向かう光の割合を一層減らすことができ、切り欠き部111,111,・・・111の周辺での輝度のムラの発生を更に低減させることができる。