特許第5890258号(P5890258)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5890258
(24)【登録日】2016年2月26日
(45)【発行日】2016年3月22日
(54)【発明の名称】回転コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 35/04 20060101AFI20160308BHJP
   B62D 1/04 20060101ALI20160308BHJP
   B60R 16/027 20060101ALI20160308BHJP
【FI】
   H01R35/04 S
   B62D1/04
   B60R16/027 S
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-131888(P2012-131888)
(22)【出願日】2012年6月11日
(65)【公開番号】特開2013-257972(P2013-257972A)
(43)【公開日】2013年12月26日
【審査請求日】2015年5月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100100712
【弁理士】
【氏名又は名称】岩▲崎▼ 幸邦
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】梅村 昌和
(72)【発明者】
【氏名】足立 秀樹
(72)【発明者】
【氏名】吉川 友喜
(72)【発明者】
【氏名】田中 開
【審査官】 高橋 学
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−230223(JP,A)
【文献】 特開平04−327470(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 35/04
B60R 16/027
B62D 1/04
H02G 11/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒状の外側ケースと、この外側ケース内に相対回転可能に収容され前記外側ケースとの径方向間にケーブル収容室を形成させる円筒状の内側ケースと、前記ケーブル収容室内に反転部を介して前記外側ケースの内周と前記内側ケースの外周に逆向きに巻回されるように収容された可撓性のフラットケーブルと、前記ケーブル収容室内に回転可能に収容され前記フラットケーブルを反転させる環状の摺動部材の周方向に自転可能に設けられた複数のアイドラーとを備えた回転コネクタであって、
前記複数のアイドラーは、前記外側ケースの内周及び前記内側ケースの外周に巻回される前記フラットケーブルによって前記内側ケース及び前記外側ケースとの径方向隙間を変更可能に前記摺動部材に軸支されていることを特徴とする回転コネクタ。
【請求項2】
請求項1記載の回転コネクタであって、
前記複数のアイドラーは、前記外側ケースの内周に前記フラットケーブルが最大巻回数で巻回されたときに前記内側ケースとの径方向隙間を最小とし、前記内側ケースの外周に前記フラットケーブルが最大巻回数で巻回されたときに前記外側ケースとの径方向隙間を最小とすることを特徴とする回転コネクタ。
【請求項3】
請求項1又は2記載の回転コネクタであって、
前記フラットケーブルは、前記ケーブル収容室内に複数収容されていることを特徴とする回転コネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に適用される回転コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両のステアリングなどに設けられる回転コネクタとしては、円筒状の外側ケースと、この外側ケース内に相対回転可能に収容され外側ケースとの径方向間にケーブル収容室を形成させる円筒状の内側ケースと、ケーブル収容室内に反転部を介して外側ケースの内周と内側ケースの外周に逆向きに巻回されるように収容された可撓性のフラットケーブルと、ケーブル収容室内に回転可能に収容されフラットケーブルを反転させる環状の摺動部材の周方向に自転可能に設けられた複数のアイドラーとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この回転コネクタでは、複数のアイドラーによってフラットケーブルの巻回が案内され、ケーブル収容室内において、フラットケーブルが外側ケースの内周に巻回される場合にはフラットケーブルが外側ケースと複数のアイドラーとの径方向隙間に収容され、フラットケーブルが内側ケースの外周に巻回される場合にはフラットケーブルが内側ケースと複数のアイドラーとの径方向間に収容される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−230223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1のような回転コネクタでは、複数のアイドラーと外側ケース及び内側ケースとの径方向隙間が、フラットケーブルの外側ケースの内周への最大巻回数及び内側ケースの外周への最大巻回数でフラットケーブルを収納可能となるようにある程度大きく設定されている。
【0006】
しかしながら、複数のアイドラーと外側ケース及び内側ケースとの径方向隙間を大きく設定させてしまうと、例えば、外側ケースの内周にフラットケーブルを最大に巻回した状態、もしくは内側ケースの外周にフラットケーブルを最大に巻回した状態から内側ケースを逆方向に回転させると、フラットケーブルの反転部が内側ケースの外周と複数のアイドラーとの径方向間、もしくは外側ケースの内周と複数のアイドラーとの径方向間に入り込んでフラットケーブルが座屈してしまう恐れがあった。このようなフラットケーブルの座屈は、フラットケーブルの耐久性を低下させてしまう。
【0007】
そこで、この発明は、フラットケーブルの耐久性低下を抑制することができる回転コネクタの提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の発明は、円筒状の外側ケースと、この外側ケース内に相対回転可能に収容され前記外側ケースとの径方向間にケーブル収容室を形成させる円筒状の内側ケースと、前記ケーブル収容室内に反転部を介して前記外側ケースの内周と前記内側ケースの外周に逆向きに巻回されるように収容された可撓性のフラットケーブルと、前記ケーブル収容室内に回転可能に収容され前記フラットケーブルを反転させる環状の摺動部材の周方向に自転可能に設けられた複数のアイドラーとを備えた回転コネクタであって、前記複数のアイドラーは、前記外側ケースの内周及び前記内側ケースの外周に巻回される前記フラットケーブルによって前記内側ケース及び前記外側ケースとの径方向隙間を変更可能に前記摺動部材に軸支されていることを特徴とする。
【0009】
この回転コネクタでは、複数のアイドラーが外側ケースの内周及び内側ケースの外周に巻回されるフラットケーブルによって内側ケース及び外側ケースとの径方向隙間を変更可能に摺動部材に軸支されているので、フラットケーブルの巻回数が少ない側のケースと複数のアイドラーとの径方向隙間が小さくなり、フラットケーブルの反転部が複数のアイドラーと外側ケース及び内側ケースとの径方向間に入り込むことを防止できる。
【0010】
従って、このような回転コネクタでは、径方向隙間を変更可能な複数のアイドラーによってフラットケーブルの座屈を防止でき、フラットケーブルの耐久性低下を抑制することができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の回転コネクタであって、前記複数のアイドラーは、前記外側ケースの内周に前記フラットケーブルが最大巻回数で巻回されたときに前記内側ケースとの径方向隙間を最小とし、前記内側ケースの外周に前記フラットケーブルが最大巻回数で巻回されたときに前記外側ケースとの径方向隙間を最小とすることを特徴とする。
【0012】
この回転コネクタでは、複数のアイドラーが外側ケースの内周にフラットケーブルが最大巻回数で巻回されたときに内側ケースとの径方向隙間を最小とし、内側ケースの外周にフラットケーブルが最大巻回数で巻回されたときに外側ケースとの径方向隙間を最小とするので、内側ケースの一方向の最大回転から他方向への回転開始時におけるフラットケーブルの反転部の径方向隙間への入り込みを防止することができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の回転コネクタであって、前記フラットケーブルは、前記ケーブル収容室内に複数収容されていることを特徴とする。
【0014】
この回転コネクタでは、フラットケーブルがケーブル収容室内に複数収容されている場合であっても、径方向隙間を変更可能な複数のアイドラーによって各フラットケーブルの反転部の径方向隙間への入り込みを防止でき、フラットケーブルの耐久性低下を抑制することができる。加えて、複数のフラットケーブルによって、多回路化に対応することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、フラットケーブルの耐久性低下を抑制することができる回転コネクタを提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施の形態に係る回転コネクタの斜視図である。
図2】(a)は本発明の実施の形態に係る回転コネクタのアイドラーが内側ケース側に移動したときの断面図である。(b)は本発明の実施の形態に係る回転コネクタのアイドラーが外側ケース側に移動したときの断面図である。
図3】本発明の実施の形態に係る回転コネクタのフラットケーブルが2本のときの斜視図である。
図4】本発明の実施の形態に係る回転コネクタのフラットケーブルが4本のときの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1図4を用いて本発明の実施の形態に係る回転コネクタについて説明する。
【0018】
本実施の形態に係る回転コネクタ1は、円筒状の外側ケース3と、この外側ケース3内に相対回転可能に収容され外側ケース3との径方向間にケーブル収容室5を形成させる円筒状の内側ケース7と、ケーブル収容室5内に反転部9を介して外側ケース3の内周と内側ケース7の外周に逆向きに巻回されるように収容された可撓性のフラットケーブル11と、ケーブル収容室5内に回転可能に収容されフラットケーブル11を反転させる環状の摺動部材13の周方向に自転可能に設けられた複数のアイドラー15とを備えている。
【0019】
そして、複数のアイドラー15は、外側ケース3の内周及び内側ケース7の外周に巻回されるフラットケーブル11によって内側ケース7及び外側ケース3との径方向隙間17,19を変更可能に摺動部材13に軸支されている。
【0020】
また、複数のアイドラー15は、外側ケース3の内周にフラットケーブル11が最大巻回数で巻回されたときに内側ケース7との径方向隙間17を最小とし、内側ケースの外周にフラットケーブル11が最大巻回数で巻回されたときに外側ケース3との径方向隙間19を最小とする。
【0021】
さらに、フラットケーブル11は、ケーブル収容室5内に複数収容されている。
【0022】
図1図3に示すように、外側ケース3は、円筒状に形成された周壁を有し、ステアリングコラムなどの車体(不図示)側に固定される。この外側ケース3の周壁の内径側には、内側ケース7が外側ケース3と相対回転可能に収容されている。
【0023】
内側ケース7は、円筒状に形成され、ステアリングホイールなどの回転体(不図示)側に一体回転可能に固定される。この内側ケース7の外周と外側ケース3の周壁の内周との径方向間には、ケーブル収容室5が形成されている。このケーブル収容室5内には、複数(ここでは2本)のフラットケーブル11が収容され、内側ケース7と一体回転可能に固定される蓋部材21によってケーブル収容室5の上面が閉塞されている。
【0024】
フラットケーブル11は、可撓性を有する絶縁性シート上に複数の導体を配設して帯状に形成され、一端が外側ケース3の周壁に固定されて車体側の回路に導通され、他端が内側ケース7に固定されて回転体側の回路に導通される。なお、2本のフラットケーブル11のうち一方のフラットケーブル11は、例えば、エアバッグの回路に接続され、他方のフラットケーブル11は、一般回路に接続される。
【0025】
このようなフラットケーブル11は、摺動部材13と、複数のアイドラー15とによって反転部9を介して外側ケース3の内周と内側ケース7の外周に逆向きに巻回されるように、ケーブル収容室5内に収容されている。
【0026】
摺動部材13は、環状に形成され、ケーブル収容室5内に回転可能に配置されている。また、摺動部材13には、フラットケーブル11が反転部9を介して反転されたときに複数のアイドラー15にフラットケーブル11が巻き付くように案内する案内部23が設けられている。この摺動部材13には、周方向等間隔に複数(ここでは5つ)の軸支部25が設けられ、複数のアイドラー15が自転可能に軸支されている。なお、図3では、5つの軸支部25のうち4つの軸支部25にアイドラー15が軸支されているが、回転コネクタ1の組付完了時にはすべての軸支部25にアイドラー15が軸支される。
【0027】
複数のアイドラー15は、それぞれ円筒状に形成され、内筒壁27が軸支部25に自転可能に軸支され、軸支部25の端部に固定されるネジやロック構造などによって抜け止めされている。また、内筒壁27の内周と軸支部25の外周との径方向間には、所定の隙間が設定されている。このため、内筒壁27がこの隙間を移動することにより、アイドラー15の外筒壁29の外周と内側ケース7の外周との径方向隙間17及び外筒壁29の外周と外側ケース3の内周との径方向隙間19が変更可能となっている。
【0028】
この複数のアイドラー15は、外側ケース3の内周にフラットケーブル11が巻回される場合、巻回されるフラットケーブル11の巻き数の増加によって内側ケース7側に移動される。このアイドラー15の移動により、アイドラー15の外筒壁29の外周と内側ケース7の外周との径方向隙間17が小さくなり、内側ケース7が逆方向に回転したときにフラットケーブル11の反転部9が径方向隙間17に入り込むことを防止することができる。
【0029】
一方、複数のアイドラー15は、内側ケース7の外周にフラットケーブル11が巻回される場合、巻回されるフラットケーブル11の巻き数の増加によって外側ケース3側に移動される。このアイドラー15の移動により、アイドラー15の外筒壁29の外周と外側ケース3の内周との径方向隙間19が小さくなり、内側ケース7が逆方向に回転したときにフラットケーブル11の反転部9が径方向隙間19に入り込むことを防止することができる。
【0030】
このような径方向隙間17,19は、それぞれ外側ケース3の内周にフラットケーブル11が最大巻回数で巻回されたとき、内側ケース7の外周にフラットケーブル11が最大巻回数で巻回されたときに最小となるように設定されている。このため、フラットケーブル11の反転部9が径方向隙間17,19に最も入り込み易い、内側ケース7の一方向の最大回転から他方向への回転開始時における径方向隙間17,19へのフラットケーブル11の反転部9の入り込みを効率的に防止することができる。なお、径方向隙間17,19の設定は、内筒壁27の内周と軸支部25の外周との径方向隙間によって調整してもよいが、この隙間を大きく設定し過ぎると、アイドラー15のガタが大きくなってしまうので、外筒壁29の径方向サイズによって調整することが好ましい。
【0031】
ここで、フラットケーブル11は、図4に示すように、例えば、ステアリングヒーター回路などに接続される2本を追加して4本としてもよい。このような4本のフラットケーブル11を用いた場合には、外側ケース3の内周に4本のフラットケーブル11が最大巻回数で巻回されたとき及び内側ケース7の外周に4本のフラットケーブル11が最大巻回数で巻回されたときに径方向隙間17,19が最小となるように複数のアイドラー15を設定すればよい。
【0032】
このように構成された回転コネクタ1は、図1の状態から内側ケース7が反時計回りに回転することにより、フラットケーブル11が外側ケース3の周壁の内周側に巻回される。このとき、複数のアイドラー15は、巻回されるフラットケーブル11の巻き数の増加によって内側ケース7側に移動され、アイドラー15と内側ケース7との径方向隙間17を小さくさせる。
【0033】
一方、回転コネクタ1は、図1の状態から内側ケース7が時計回りに回転することにより、フラットケーブル11が内側ケース7の外周に巻回される。このとき、複数のアイドラー15は、巻回されるフラットケーブル11の巻き数の増加によって外側ケース3側に移動され、アイドラー15と外側ケース3との径方向隙間19を小さくさせる。
【0034】
このような回転コネクタ1では、複数のアイドラー15が外側ケース3の内周及び内側ケース7の外周に巻回されるフラットケーブル11によって内側ケース7及び外側ケース3との径方向隙間17,19を変更可能に摺動部材に軸支されているので、フラットケーブル11の巻回数が少ない側のケースと複数のアイドラー15との径方向隙間17,19が小さくなり、フラットケーブル11の反転部9が複数のアイドラー15と外側ケース3及び内側ケース7との径方向間に入り込むことを防止できる。
【0035】
従って、このような回転コネクタ1では、径方向隙間17,19を変更可能な複数のアイドラー15によってフラットケーブル11の座屈を防止でき、フラットケーブル11の耐久性低下を抑制することができる。
【0036】
また、複数のアイドラー15は、外側ケース3の内周にフラットケーブル11が最大巻回数で巻回されたときに内側ケース7との径方向隙間17を最小とし、内側ケース7の外周にフラットケーブル11が最大巻回数で巻回されたときに外側ケース3との径方向隙間19を最小とするので、内側ケース7の一方向の最大回転から他方向への回転開始時におけるフラットケーブル11の反転部9の径方向隙間17,19への入り込みを防止することができる。
【0037】
さらに、回転コネクタ1では、フラットケーブル11がケーブル収容室5内に複数収容されている場合であっても、径方向隙間17,19を変更可能な複数のアイドラー15によって各フラットケーブル11の反転部9の径方向隙間17,19への入り込みを防止でき、フラットケーブル11の耐久性低下を抑制することができる。加えて、複数のフラットケーブル11によって、多回路化に対応することができる。
【0038】
なお、本発明の実施の形態に係る回転コネクタでは、アイドラーが摺動部材に5つ設けられているが、これに限らず、アイドラーを5つ以上、或いは5つ以下摺動部材に設けるなど、アイドラーの数は適宜選択すればよい。
【0039】
また、フラットケーブルは、2本、或いは4本がケーブル収容室内に収容されているが、これに限らず、接続される回路によってフラットケーブルの本数を設定すればよく、このフラットケーブルの本数に合わせて複数のアイドラーと外側ケース及び内側ケースとの径方向隙間を設定すればよい。
【符号の説明】
【0040】
1…回転コネクタ
3…外側ケース
5…ケーブル収容室
7…内側ケース
9…反転部
11…フラットケーブル
13…摺動部材
15…アイドラー
17,19…径方向隙間
図1
図2
図3
図4