(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5890379
(24)【登録日】2016年2月26日
(45)【発行日】2016年3月22日
(54)【発明の名称】プリント回路基板、プリント回路基板を含む照明装置及びバックライトユニット
(51)【国際特許分類】
F21S 2/00 20160101AFI20160308BHJP
F21V 19/00 20060101ALI20160308BHJP
F21V 23/00 20150101ALI20160308BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20160308BHJP
【FI】
F21S2/00 444
F21V19/00 150
F21V19/00 170
F21V23/00 160
F21Y101:02
【請求項の数】15
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-247875(P2013-247875)
(22)【出願日】2013年11月29日
(65)【公開番号】特開2014-110243(P2014-110243A)
(43)【公開日】2014年6月12日
【審査請求日】2013年11月29日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0138165
(32)【優先日】2012年11月30日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513276101
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100151459
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 健一
(72)【発明者】
【氏名】ホン スン クウォン
(72)【発明者】
【氏名】パク ヒュン ギュ
(72)【発明者】
【氏名】チョ イン ヒ
(72)【発明者】
【氏名】リ ヒュク ソ
【審査官】
米山 毅
(56)【参考文献】
【文献】
特開2010−238540(JP,A)
【文献】
特開平07−240599(JP,A)
【文献】
特開平09−326575(JP,A)
【文献】
実開平03−053861(JP,U)
【文献】
特開2006−201215(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
F21V 19/00−19/06
F21V 23/00−23/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光素子が実装される第1領域及び前記第1領域から延長された第2領域を含む支持基板と、
前記第1領域と前記第2領域との間が折り曲げられる折り曲げ部と、
前記折り曲げ部を貫通する貫通孔と、
前記発光素子と接続されて前記貫通孔に対応するように前記折り曲げ部上に配置される接続配線と、
前記接続配線と接続される配線と、
を含み、
前記支持基板は一面及び前記一面と反対面である他面を含み、
前記発光素子と前記配線は前記一面上に配置されるプリント回路基板。
【請求項2】
前記発光素子と前記接続配線を接続するパッド部をさらに含む、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項3】
前記配線は、
前記第2領域上に配置される、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項4】
前記支持基板上に絶縁基板をさらに含む、請求項1に記載のプリント回路基板。
【請求項5】
前記配線は、
前記絶縁基板上に構成される、請求項4に記載のプリント回路基板。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載のプリント回路基板を含む照明装置。
【請求項7】
請求項1〜5のいずれか一項に記載のプリント回路基板を含むバックライトユニット。
【請求項8】
第1領域と前記第1領域から延長された第2領域を含む支持基板と、
前記第1領域と前記第2領域との間に形成される折り曲げ部と、
前記第1領域の一面に実装される発光素子と、
前記第1領域の他面に形成される配線と、
前記折り曲げ部が構成される一端側に対応する他端側に配置されて前記発光素子と前記配線とを接続する接続配線と、
を含むプリント回路基板。
【請求項9】
前記第1領域の一面上の前記支持基板に配置される第1絶縁基板と、
前記第1領域の他面上の前記支持基板に配置される第2絶縁基板と、
をさらに含む、請求項8に記載のプリント回路基板。
【請求項10】
前記発光素子は、
前記第1絶縁基板上に実装される、請求項9に記載のプリント回路基板。
【請求項11】
前記第1絶縁基板上に配置されて前記発光素子と前記接続配線とを接続するパッド部をさらに含む、請求項9に記載のプリント回路基板。
【請求項12】
前記配線は、
前記第2絶縁基板上に配置される、請求項9に記載のプリント回路基板。
【請求項13】
前記接続配線は、
前記第1領域の端部に形成される、請求項8に記載のプリント回路基板。
【請求項14】
請求項9〜13のいずれか一項に記載のプリント回路基板を含む照明装置。
【請求項15】
請求項9〜13のいずれか一項に記載のプリント回路基板を含むバックライトユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリント回路基板、前記プリント回路基板を含む照明装置及びバックライトユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器産業の発展に伴い、各種表示装置が開発されており、これを用いた映像機器、コンピュータ、移動通信端末などが開発されている。このような傾向を反映して登場した液晶表示装置は、モニタと移動通信端末などの表示装置として脚光を浴びている。
【0003】
液晶表示装置(Liquid Crystal Display;LCD)は、液体と固体の中間的な特性を有する液晶の電気及び光学的性質を表示装置に応用したものであって、印加電圧によって液晶の透過度が変化することを利用して種々のデバイスで発生する様々な電気的な情報を視覚情報に変化させて伝達する電気素子である。動作電圧が低くて消費電力が小さく、携帯性が良く広く用いられる平板ディスプレイである。
【0004】
LCDは自ら光を発する自己発光性がないので、全てのLCDにはバックライト(Back light)が必要である。バックライトはLCDの光源の役割をするが、液晶モジュールの背面で光を照射するために、光源自体を含んで光源の駆動のための電源回路及び均一な平面光を形成させるための一切の付属物を構成する複合体をバックライトユニット(Back light Unit;BLU)と言う。近年、前記LCDを照明するための光源として、発光ダイオード(LED)を用いたバックライトユニットが提案されている。LEDは、半導体に電圧を加えるときに生じる発光現象を利用して光を発生させる発光素子である。上記のようなLEDは、従来の光源に比べて小型であり、寿命が長く、電気エネルギーが光エネルギーに直接変換するため、エネルギー効率が高いと同時に、低い動作電圧を有するという利点がある。
【0005】
上記のように構成された液晶表示装置は、ますます薄型化されており、そのために、液晶表示装置の幅を減少させることが要求されている。したがって、液晶表示装置の幅を減少させるためには、液晶表示装置の幅に影響を与えるバックライトユニットのサイズを減らさなければならない。バックライトユニットのサイズは、プリント回路基板のパッド部又はストリング部を減少させることで減らすことができる。
【0006】
図1は、従来技術によるプリント回路基板を示す図である。
【0007】
図1を参照すると、プリント回路基板(Printed Circuit Board;PCB)は、LEDのような複数の発光素子40が実装されたパッド部50と、発光素子40と接続されて発光素子40に電気信号を伝達するストリング配線が形成されたストリング部60と、を含む。
【0008】
このような、前記プリント回路基板を曲げ(Bending)処理する場合、パッド部50とストリング部60との間の折り曲げ部70内の絶縁基板やストリング配線が破損したり押圧されるなどの損傷が発生することになる。このような損傷により電気的に又は外観上に不良が発生してプリント回路基板が損傷する結果をもたらすことになる。
【0009】
したがって、折り曲げ部に損傷がなく、プリント回路基板の配線を効率的に形成することにより、結果的に液晶表示装置の高さを減らすための方案が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の一実施例は、プリント回路基板の第1領域と第2領域との間に形成される折り曲げ部の貫通孔内に配線と接続される接続配線を配置することにより、接続配線の損傷を防止しようとする。
【0011】
なお、本発明の一実施例は、プリント回路基板上において発光素子が実装される領域の背面に配線を形成することにより、折り曲げ時に配線が損傷しないようにし、プリント回路基板の幅を最小化しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の一実施例によるプリント回路基板は、発光素子が実装される第1領域及び前記第1領域から延長された第2領域を含む支持基板と、前記第1領域と前記第2領域との間が折り曲げられる折り曲げ部と、前記折り曲げ部を貫通する貫通孔と、前記発光素子と接続されて前記折り曲げ部上に配置される接続配線と、前記接続配線と接続される配線と、を含んで構成される。
【0013】
本発明の他の実施例によると、前記発光素子と前記接続配線を接続するパッド部をさらに含むことができる。
【0014】
本発明の他の実施例によると、前記配線は前記第2領域上に配置することができる。
【0015】
本発明の他の実施例によると、前記支持基板上に絶縁基板をさらに含むことができる。
【0016】
本発明の他の実施例によると、前記配線は前記絶縁基板上に構成することができる。
【0017】
本発明の他の一実施例によるプリント回路基板は、発光素子が実装される第1領域と前記第1領域から延長された第2領域とを含む支持基板と、前記第1領域と前記第2領域との間が折り曲げられる折り曲げ部と、前記発光素子と接続されて前記第1領域の折り曲げ部が構成される一側端に対応する他側端に配置される接続配線と、前記接続配線と接続される配線と、を含む。
【0018】
本発明の他の実施例によると、前記第1領域の一面上の前記支持基板に配置される第1絶縁基板と、前記第1領域の他面上の前記支持基板に配置される第2絶縁基板とをさらに含んで構成することができる。
【0019】
本発明の他の実施例によると、前記発光素子は前記第1絶縁基板上に実装することができる。
【0020】
本発明の他の実施例によると、前記第1絶縁基板上に配置されて前記発光素子と前記接続配線を接続するパッド部をさらに含むことができる。
【0021】
本発明の他の実施例によると、前記配線は前記第2絶縁基板上に配置することができる。
【0022】
本発明の実施例による照明装置は、上記のように構成されるプリント回路基板を含んで構成することができる。
【0023】
本発明の実施例によるバックライトユニットは、上記のように構成されるプリント回路基板を含んで構成することができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明の一実施例によると、プリント回路基板の第1領域と第2領域との間に形成される折り曲げ部の貫通孔内に配線と接続される接続配線を配置することにより、接続配線の損傷を防止することができる。
【0025】
なお、本発明の他の実施例によると、プリント回路基板上において発光素子が実装される領域の背面に配線を形成することにより、折り曲げ時に配線が損傷しないようにし、プリント回路基板の幅を最小化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】従来技術によるプリント回路基板を示す図である。
【
図2】本発明の一実施例によるプリント回路基板を示す断面図である。
【
図3】
図2におけるプリント回路基板を示す正面図である。
【
図4】本発明の他の実施例によるプリント回路基板を示す断面図である。
【
図5】
図4におけるプリント回路基板の正面図を示す図である。
【
図6】
図4におけるプリント回路基板の背面図を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施例による構成及び作用について詳細に説明する。但し、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。本明細書に亘って同じ構成要素に対しては同じ符号を付し、これについての重複説明は省略する。
【0028】
図2は、本発明の一実施例によるプリント回路基板を示す断面図であり、
図3は、
図2におけるプリント回路基板を示す正面図である。
【0029】
図2及び
図3を参照すると、プリント回路基板100は、支持基板10、折り曲げ部70、貫通孔80、接続配線90及び配線60を含んで構成され、絶縁基板30及びパッド部50をさらに含んで構成されても良い。
【0030】
支持基板10は、発光素子40が実装される第1領域A及び第1領域Aから延長された第2領域Bを含んで構成される。
絶縁基板20は前記支持基板10上に形成される。
【0031】
折り曲げ部70は、支持基板10の前記第1領域Aと第2領域Bとの間を折り曲げる構造で構成され、貫通孔80は前記折り曲げ部70を貫通するように構成される。
【0032】
接続配線90は前記発光素子40と接続されて前記折り曲げ部70上に配置され、配線60は前記接続配線90と接続される。
【0033】
前記配線60は、第2領域B上に配置されて前記接続配線90を介して前記発光素子40に電気信号を伝達することができる。
【0034】
このとき、前記絶縁基板20は、支持基板10上に構成でき、前記絶縁基板20の第1領域A上には前記発光素子40とパッド部50が実装され、前記絶縁基板20の第2領域B上には配線60が配置される。
【0035】
従来のプリント回路基板は、第1領域Aと第2領域Bとの間に折り曲げ部70を形成するために曲げ(Bending)処理する場合、折り曲げ部70に形成された配線が損傷する問題点があった(
図1参照)。したがって、本発明では、第1領域Aと第2領域Bとの間の折り曲げ部70に貫通孔80を形成し、貫通孔80にパッド部50と配線を接続する接続配線90を形成することにより、折り曲げ部70に形成された接続配線90の損傷を防止することができる。
【0036】
折り曲げ部70は、パッド部50と配線部60との間を一定の角度で折り曲げて形成する。
貫通孔80は、接続配線90を形成する領域に形成されるものであるので、接続配線90の位置に相応して配置される。
【0037】
又、貫通孔80は、プリント回路基板100の折り曲げにも用いることができる。このように、貫通孔80は、折り曲げ部70の形成により折り曲げ部70内の絶縁基板20や接続配線90が破損したり押圧される現象を防止することができる。
【0038】
実施例として、前記支持基板10は、アルミニウム(Al)、金(Au)、銀(Ag)、クロム(Cr)、有機化合物、無機化合物、磁性材料のうち少なくとも1つで構成することができる。
【0039】
一方、絶縁基板20は、PET(polyethylene terephthalate)、PC(polycarbonate)、PES(polyether sulfone)、PI(polyimide)及びPMMA(polymethly methacrylate)のうち少なくとも1つで構成することができる。発光素子40は、例えば、発光ダイオード(Light Emitting Diode;LED)又は側面発光型LEDである。
【0040】
図2及び
図3に示すプリント回路基板100は、実施例により照明装置又はバックライトユニットに備えることができる。
【0041】
図4は、本発明の他の実施例によるプリント回路基板を示す断面図である。
図4を参照すると、本発明の他の実施例によるプリント回路基板100は、支持基板10、折り曲げ部70、接続配線90、配線60を含んで構成され、絶縁基板20、25及びパッド部50をさらに含んで構成されても良い。
【0042】
支持基板10は、発光素子が実装される第1領域Aと前記第1領域Aから延長された第2領域Bとを含んで構成することができる。
【0043】
折り曲げ部70は、前記第1領域Aと前記第2領域Bとの間を折り曲げる構造で構成される。
【0044】
第1絶縁基板20は、前記支持基板10の第1領域Aの一面に配置され、第2絶縁基板25は、前記支持基板10の第1領域Aの他面に配置することができる。
【0045】
一方、接続配線90は発光素子40と接続される。このとき、前記接続配線90は、前記第1領域A上において折り曲げ部70が構成される一側端に対応する他側端に配置される。
【0046】
すなわち、
図4に示すように、接続配線90は、支持基板10の第1領域上において、折り曲げ部70に対応する他側端を横切って前記発光素子40と配線60を接続することができる。
このとき、前記接続配線90は、パッド部50によって前記発光素子40と接続することができる。
【0047】
したがって、
図4の実施例によると、第2領域Bは、発光素子40の実装されたプリント回路基板100が液晶表示装置(Liquid Crystal Display:LCD)に含まれる場合、前記液晶表示装置のベゼル(Bezel)に配置されるので、第2領域Bを減少させる幅だけベゼルのサイズを減らすことができる。
【0048】
図5は、
図4におけるプリント回路基板の正面図を示す図であり、
図6は、
図4におけるプリント回路基板の背面図を示す図である。
【0049】
図5に示すように、第1領域Aの一面に相当する正面に、発光素子40と前記発光素子40に接続されるパッド部50を配置し、
図6に示すように、第1領域Aの他面に相当する背面に配線を形成することができる。
【0050】
したがって、本発明によると、前記プリント回路基板の折り曲げ部70に対応する他側端に接続配線90を形成するので、プリント回路基板100の折り曲げ時に折り曲げ部70によって配線が破損しない。
【0051】
一方、他の実施例として、パッド部50及び配線60は、絶縁基板20に一体型に形成することができる。
【0052】
このような、
図4〜
図6におけるプリント回路基板100は、実施例に従い照明装置又はバックライトユニットに備えることができる。
【0053】
実施例によっては、絶縁基板20の第1領域Aの一面(正面)と他面(背面)に発光素子40と配線を形成するが、折り曲げ型プリント回路基板ではない、直線構造を有するプリント回路基板を形成するように構成することも可能である。
【符号の説明】
【0054】
100 プリント回路基板
10 支持基板
20 絶縁基板、第1絶縁基板
25 第2絶縁基板
40 発光素子
50 パッド部
60 配線
70 折り曲げ部
80 貫通孔
90 接続配線