(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1電圧源または前記第1電流源から前記伝送ライン対(TX+、TX−)に電圧または電流を供給(source)するか、または前記伝送ライン対から電圧または電流を前記第2電圧源または前記第2電流源にシンク(sink)する以前に前記伝送ライン対(TX+、TX−)に一定な大きさの電圧または電流を供給するか、またはシンクするプリエンファシス回路をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の差動電圧駆動方式と差動電流駆動方式を選択的に適用することができる送信部。
前記伝送方向選択ブロックで前記第1伝送ライン(TX+)に電圧または電流を供給して、前記第2伝送ライン(TX−)から電圧または電流をシンクする時には前記第8スイッチ(SW8)がターンオンされて、前記第1伝送ライン(TX+)に初期電圧または初期電流を供給して、
前記伝送方向選択ブロックで前記第2伝送ライン(TX−)に電圧または電流を供給して、前記第1伝送ライン(TX+)から電圧または電流をシンクする時には前記第6スイッチ(SW6)がターンオンされて、前記第2伝送ライン(TX−)に初期電圧または初期電流を供給して、
前記伝送方向選択ブロックで前記第1伝送ライン(TX+)に電圧または電流を供給して、前記第2伝送ライン(TX−)から電圧または電流をシンクする時には前記第9スイッチ(SW9)がターンオンされて、前記第2伝送ライン(TX−)から初期電圧または初期電流をシンクして、
前記伝送方向選択ブロックで前記第2伝送ライン(TX−)に電圧または電流を供給して、前記第1伝送ライン(TX+)から電圧または電流をシンクする時には前記第7スイッチ(SW7)がターンオンされて、前記第1伝送ライン(TX+)から初期電圧または初期電流をシンクすることを特徴とする請求項5に記載の差動電圧駆動方式と差動電流駆動方式を選択的に適用することができる送信部。
【背景技術】
【0002】
高速で伝送されるデータを送受信するにおいて、従来は差動伝送ライン対(differential transmission line pair)に互いに異なる大きさの電流を送って二つの伝送ラインの間の電流差を利用してデータを復元する差動電流駆動方式が主に使用された。
【0003】
このような差動電流駆動方式は、送信部で送信しようとするデータに対応する互いに異なる大きさの電流を生成させて、二つの伝送ラインを通じて送り、受信部では二つの伝送ラインに流れる電流差を利用してデータを復元する。これは単一電流駆動方式に比べて雑音(noise)に対する伝送信号の歪曲(distortion)は小さいが、二つの伝送ラインの物理的位置と二つの伝送ラインの寄生抵抗(parasitic resistance)、寄生インダクタンス(parasitic inductance)及び寄生キャパシタンス(parasitic capacitance)によって伝送ライン間の信号干渉(interference)が発生するという短所がある。
【0004】
送信部から受信部に流れる2個の差動電流は、前記2個の差動電流を生成するのに使用される2個の電流源(current source)それぞれが同一の大きさの電流値を生成(source)するか、またはシンク(sink)することを前提とするものであるが、工程偏差によって実際には同一ではなくなる場合が発生する。また、受信部に配置された電流源で供給するか、またはシンクする電流が、伝送ラインを通じて流入した雑音によって歪曲が発生する場合、差動電流信号の品質が低下する。
【0005】
これを要約すれば、二つの伝送ライン間の信号干渉によって伝送信号が歪曲されて、伝送ラインの時定数が増加し、信号の遷移時間(transient time)が増加し、結局信号の伝送速度が低下するという問題が発生する。
【0006】
図1は、従来の方法による差動電流駆動システムの送信部から出力されるトゥルーラインの信号を示す。
【0007】
図1を参照すれば、前記のような理由で2個の差動電流を生成する電流源が互いに異なる大きさの電流値を生成する場合、トゥルーラインに印加される電流の方向が変わる度に一定の偏差、すなわち、オフセット(offset)程度の大きさのシフト(shift)が発生するということが分かる。
【0008】
前記のような問題点を含んでいる従来の差動電流駆動方式と、これを具現するシステムは不完全な状態であり、このような問題点がない新しい形態のデータ送受信方法が要求される。
【0009】
このような問題点を改善するための差動電流駆動方式の送信機、受信機及びこれを利用したインターフェースシステムに対する研究が進行しているが、従来の差動電流駆動方式の場合、限定された電流ソースを使用してデータを送るので伝送ラインのロードが大きい場合、信号の歪曲が発生することがあるという問題が残っている。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下では本発明の具体的な実施例を、図面を参照して詳しく説明する。
【0034】
図2は、本発明による差動電圧駆動方式の送信部の回路図である。
【0035】
図2を参照すれば、差動電圧駆動方式の送信部200は、電圧源210、伝送方向選択ブロック220、平衡スイッチブロック230及びプリエンファシス回路240を具備する。
【0036】
電圧源210は、伝送ライン対(TX+、TX−)に電圧を供給(source)するか、または前記伝送ライン対から電圧をシンク(sink)する2個の電圧源211、212を具備する。第1電圧源211は、一端子が第1電圧(VDD1)に連結されて、他の一端子が前記伝送方向選択ブロック220の第1端子(n1)に連結されて、一定な大きさの電圧を第1端子(n1)に供給する。
【0037】
第2電圧源212は、一端子が第2電圧(VSS1)に連結されて、他の一端子が前記伝送方向選択ブロック220の第2端子(n2)に連結されて、一定な大きさの電圧を第2端子からシンクする。第1電圧(VDD1)の電圧準位は、第2電圧(VSS1)の電圧準位に比べて高いことが一般的である。
【0038】
伝送方向選択ブロック220は、伝送ライン対(TX+、TX−)のうちいずれか一つの伝送ラインに第1電圧源211から供給される電圧形態のデータを伝達して、他の一つの伝送ラインに流れる電圧形態のデータを第2電圧源212に伝達して、4個の選択スイッチ(SW1〜SW4)を具備する。
【0039】
第1選択スイッチ(SW1)は、一端子が第1端子(n1)に連結されて、他の一端子が第2伝送ライン(TX−)に連結される。第2選択スイッチ(SW2)は、一端子が第2端子(n2)に連結されて、他の一端子が第1伝送ライン(TX+)に連結される。第3選択スイッチ(SW3)は、一端子が第1端子(n1)に連結されて、他の一端子が第1伝送ライン(TX+)に連結される。第4選択スイッチ(SW4)は、一端子が第2端子(n2)に連結されて、他の一端子が第2伝送ライン(TX−)に連結される。
【0040】
ここで、第1選択スイッチ(SW1)と第2選択スイッチ(SW2)対(pair)、そして、第3選択スイッチ(SW3)と第4選択スイッチ(SW4)対は同時にターンオン(turn on)されるか、またはターンオフ(turn off)されて、第1選択スイッチ(SW1)と第2選択スイッチ(SW2)対のターンオン及びターンオフ動作は、第3選択スイッチ(SW3)と第4選択スイッチ(SW4)対のターンオン及びターンオフ動作と互いに反対になる。すなわち、第1選択スイッチ(SW1)及び第2選択スイッチ(SW2)対がターンオンされると、第3選択スイッチ(SW3)及び第4選択スイッチ(SW4)対はターンオフされて、反対に第3選択スイッチ(SW3)及び第4選択スイッチ(SW4)対がターンオンされると、第1選択スイッチ(SW1)及び第2選択スイッチ(SW2)対がターンオフされる。
【0041】
平衡スイッチブロック230は、伝送ライン対(TX+、TX−)を平衡状態に初期化して、平衡スイッチ(SW5)及び抵抗成分231を具備する。平衡スイッチ(SW5)は、一端子が第1伝送ライン(TX+)に連結されて、他の一端子が第2伝送ライン(TX−)に連結される。
【0042】
抵抗成分231は、平衡スイッチ(SW5)と第2伝送ライン(TX−)との間に設置される。
図2では抵抗成分231が第2伝送ライン(TX−)と平衡スイッチ(SW5)との間に配置されたが、第1伝送ライン(TX+)と平衡スイッチ(SW5)との間に配置されることも可能である。また、抵抗成分231の大きさは、外部(図示せず)で調節できるようにすることも可能である。
【0043】
プリエンファシス回路240は、電圧源210から伝送ライン対(TX+、TX−)に電圧を供給(source)するか、または伝送ライン対から電圧をシンク(sink)する以前に伝送ライン対(TX+、TX−)に一定な大きさの電圧を供給するか、またはシンクする。
【0044】
プリエンファシス回路240は、4個の電圧源241〜244及び4個のスイッチ(SW6〜SW9)を具備する。
【0045】
第3電圧源241は、一端子が第3電圧(VDD2)に連結される。第4電圧源242は、一端子が第4電圧(VDD3)に連結される。第5電圧源243は、一端子が第5電圧(VSS2)に連結される。第6電圧源244は、一端子が第6電圧(VSS3)に連結される。
【0046】
第6スイッチ(SW6)は、一端子が第4電圧源242の他の一端子に連結されて、他の一端子が第2伝送ライン(TX−)に連結される。第7スイッチ(SW7)は、一端子が第5電圧源243の他の一端子に連結されて、他の一端子が第1伝送ライン(TX+)に連結される。第8スイッチ(SW8)は、一端子が第3電圧源241の他の一端子に連結されて、他の一端子が第1伝送ライン(TX+)に連結される。第9スイッチ(SW9)は、一端子が第6電圧源244の他の一端子に連結されて、他の一端子が第2伝送ライン(TX−)に連結される。
【0047】
ここで、伝送方向選択ブロック220を構成する選択スイッチ(SW1〜SW4)及びプリエンファシス回路240を構成するスイッチ(SW6〜SW9)のターンオン及びターンオフ周期とターンオン抵抗値は使用されるシステムによって異なるように設計することが望ましい。
【0048】
以下では、
図2に示された送信部200の動作について説明する。
【0049】
伝送しようとするデータの形態は、2個の伝送ライン(TX+、TX−)に供給される電圧形態のデータの方向で決まるということが本発明の核心アイディアである。
【0050】
第1伝送ライン(TX+)から第2伝送ライン(TX−)に電圧形態のデータが流れるようにする場合、第3選択スイッチ(SW3)及び第4選択スイッチ(SW4)がターンオンされて、第1選択スイッチ(SW1)及び第2選択スイッチ(SW2)はターンオフされる。
【0051】
反対に、第2伝送ライン(TX−)から第1伝送ライン(TX+)に電圧形態のデータが流れるようにする場合、第1選択スイッチ(SW1)及び第2選択スイッチ(SW2)をターンオンさせて、第3選択スイッチ(SW3)及び第4選択スイッチ(SW4)をターンオフさせれば良い。
【0052】
本発明では、データの伝送速度を増加させるためにプリエンファシス回路240を使用するが、伝送方向選択ブロック220で第1伝送ライン(TX+)に電圧を供給して、第2伝送ライン(TX−)から電圧をシンクする時には第8スイッチ(SW8)をターンオンさせて、第1伝送ライン(TX+)に初期電圧を供給する。速度をさらに増加させるためには、第9スイッチ(SW9)をターンオンさせて、第2伝送ライン(TX−)に初期電圧をシンクさせれば良い。
【0053】
反対に、伝送方向選択ブロック220で第2伝送ライン(TX−)に電圧を供給して、第1伝送ライン(TX+)で電圧をシンクする時には第6スイッチ(SW6)をターンオンさせて、第2伝送ライン(TX−)に初期電圧を供給するようにするか、または第7スイッチ(SW7)を追加でターンオンさせて、第1伝送ライン(TX+)から初期電圧をシンクするようにする。
【0054】
本発明では平衡スイッチブロック230に伝送ライン対(TX+、TX−)を平衡状態に初期化するために使用される平衡スイッチ(SW5)の外に抵抗成分231をさらに使用した。これは、伝送ライン対(TX+、TX−)が平衡状態に行く瞬間発生する電磁波干渉(Electro Magnetic Interference)を抑制するためのものである。
【0055】
図3は、本発明による差動電圧駆動方式の送信部の一実施形態を概略的に示した図面であり、
図4は、本発明による差動電圧駆動方式の送信部の一実施形態の動作を示す流れ図であり、
図5は、本発明による差動電圧駆動方式の送信部の一実施形態で受信部のタイミング誤差を減少させる方法を説明するための図面である。
【0056】
図3を参照すれば、本発明による差動電圧駆動方式の送信部200は、前記伝送ライン対に伝達するデータの
遷移を感知する
遷移感知回路310及び前記
遷移感知回路でデータの
遷移を感知した結果によってクロックにディレーを発生させるディレー回路320をさらに具備する。
【0057】
送信部でデータを送る場合、一部データは伝送ラインのロードによって受信部でデータのタイミングが変わる。特に、毎度値が変わるクロックと長年の時間同一なロジッ
ク状態が伝送されていながら、初めてロジッ
ク状態が変更されるデータは相当な量のディレーが発生する。したがって、送信部でデータの
遷移を感知して、
遷移の量によってクロックまたはデータにディレーを与えるようになると、受信部で発生するタイミング誤差は減るようになるであろう。次は、
遷移を感知してディレーを与える一つの方法を説明する。
【0058】
図4に示されるように以前の二つのデータを比べてデータが変わる場合には、データとクロックをそのまま送る。以前の二つのデータの
遷移(変化)がない場合には、以前の二つのデータと現在のデータを比べて以前の二つのデータと現在のデータが同じであると、データとクロックをそのまま送って、異なるとクロックにディレーを発生させる。
【0059】
以前の二つのデータと現在のデータが異なる場合、クロックにディレーを発生させなくなれば
図5の上端に示された波形図のように受信部でタイミングが歪むようになる。したがって、このような場合にディレー回路を通じてクロックにディレーを与えるようにすれば、図
5の下端に示された波形図のようにクロックの
遷移がデータの中央に位置するようになって、タイミング誤差を減らすことができるようになる。
【0060】
図6は、本発明による差動電流駆動方式と差動電圧駆動方式を選択的に適用することができる送信部の回路図である。
【0061】
本発明による差動電流駆動方式と差動電圧駆動方式を選択的に適用することができる送信部400は、電圧源410、電流源420、制御部(図示せず)、伝送方向選択ブロック430、平衡スイッチブロック440及びプリエンファシス回路450を具備する。
【0062】
電圧源410は、一端子が第1電圧(VDD1)に連結されて、他の一端子が前記伝送方向選択ブロック430の第1端子(n1)に連結された第1電圧源411、及び一端子が第2電圧(VSS1)に連結されて、他の一端子が前記伝送方向選択ブロックの第2端子(n2)に連結された第2電圧源412を具備する。
【0063】
電流源420は、一端子が第1電圧(VDD1)に連結されて、他の一端子が前記伝送方向選択ブロック430の第1端子(n1)に連結された第1電流源421、及び一端子が第2電圧(VSS1)に連結されて、他の一端子が前記伝送方向選択ブロックの第2端子(n2)に連結された第2電流源422を具備する。
【0064】
制御部(図示せず)は、前記電圧源または前記電流源を選択的にイネーブルさせるイネーブル信号(EN1、EN2)を生成する。
【0065】
前記第1電圧源411及び第1電流源421は第1イネーブル信号(EN1)に回答して選択的にイネーブルされて、前記第2電圧源412及び第2電流源422は第2イネーブル信号(EN2)に回答して選択的にイネーブルされる。
【0066】
伝送方向選択ブロック430は、前記第1、第2イネーブル信号(EN1、EN2)によって前記第1電圧源411及び第2電圧源412がイネーブルされた場合には、前記伝送ライン対(TX+、TX−)のうちいずれか一つの伝送ラインに前記第1電圧源411から電圧を供給して、他の一つの伝送ラインに流れる電圧を前記第2電圧源412でシンクして、前記第1電流源421及び第2電流源422がイネーブルされた場合には前記伝送ライン対(TX+、TX−)のうちいずれか一つの伝送ラインに前記第1電流源421から電流を供給して、他の一つの伝送ラインに流れる電流を前記第2電流源422にシンクする。
【0067】
また、伝送方向選択ブロック430は、4個の選択スイッチ(SW1〜SW4)を具備する。第1選択スイッチ(SW1)は、一端子が前記第1端子(n1)に連結されて、他の一端子が第2伝送ライン(TX−)に連結される。第2選択スイッチ(SW2)は、一端子が前記第2端子(n2)に連結されて、他の一端子が第1伝送ライン(TX+)に連結される。第3選択スイッチ(SW3)は、一端子が前記第1端子(n1)に連結されて、他の一端子が前記第1伝送ライン(TX+)に連結される。第4選択スイッチ(SW4)は、一端子が前記第2端子(n2)に連結されて、他の一端子が前記第2伝送ライン(TX−)に連結される。
【0068】
ここで、第1選択スイッチ(SW1)と第2選択スイッチ(SW2)対、そして第3選択スイッチ(SW3)と第4選択スイッチ(SW4)対は同時にターンオンされるか、またはターンオフされて、第1選択スイッチと第2選択スイッチ対のターンオン及びターンオフ動作は、第3選択スイッチと第4選択スイッチ対のターンオン及びターンオフ動作と互いに反対になる。すなわち、第1選択スイッチ(SW1)及び第2選択スイッチ(SW2)対がターンオンされると、第3選択スイッチ(SW3)及び第4選択スイッチ(SW4)対はターンオフされて、反対に第3選択スイッチ(SW3)及び第4選択スイッチ(SW4)対がターンオンされると、第1選択スイッチ(SW1)及び第2選択スイッチ(SW2)対がターンオフされる。
【0069】
平衡スイッチブロック440は、前記伝送ライン対(TX+、TX−)を平衡状態に初期化して、平衡スイッチ(SW5)及び抵抗成分441を具備する。平衡スイッチ(SW5)は、一端子が第1伝送ライン(TX+)に連結されて、他の一端子が第2伝送ライン(TX−)に連結される。
【0070】
抵抗成分441は、前記第1伝送ライン(TX+)と前記平衡スイッチ(SW5)との間または前記平衡スイッチ(SW5)と前記第2伝送ライン(TX−)との間に設置されて、抵抗成分の大きさは外部で調節できるようにすることも可能である。
【0071】
プリエンファシス回路450は、データの伝送を効率的にするために使用されて、第1電圧源411または第1電流源421から伝送ライン対(TX+、TX−)に電圧または電流を供給(source)するか、または伝送ライン対から電圧または電流を第2電圧源412または第2電流源422にシンク(sink)する以前に伝送ライン対(TX+、TX−)に一定な大きさの電圧または電流を供給するか、またはシンクする。
【0072】
プリエンファシス回路450は、4個の電圧源及び電流源と4個のスイッチ(SW6〜SW9)を具備する。
【0073】
第3電圧源451及び第3電流源452は、一端子が第3電圧(VDD2)に連結される。第4電圧源453及び第4電流源454は、一端子が第4電圧(VDD3)に連結される。第5電圧源455及び第5電流源456は、一端子が第5電圧(VSS2)に連結される。第6電圧源457及び第6電流源458は、一端子が第6電圧(VSS3)に連結される。
【0074】
前記電圧源及び電流源は、制御部(図示せず)で生成された第3ないし第6イネーブル信号(EN3〜EN6)に回答して選択的にイネーブルされる。すなわち、本発明による送信部400が差動電圧駆動方式で動作する必要がある場合には、第3電圧源451ないし第6電圧源457がイネーブルされて、差動電流駆動方式で動作する必要がある場合には、第3電流源452ないし第6電流源458がイネーブルされる。
【0075】
第6スイッチ(SW6)は、一端子が前記第4電圧源453及び第4電流源454の他の一端子に連結されて、他の一端子が第2伝送ライン(TX−)に連結される。第7スイッチ(SW7)は一端子が前記第5電圧源455及び第5電流源456の他の一端子に連結されて、他の一端子が第1伝送ライン(TX+)に連結される。第8スイッチ(SW8)は、一端子が前記第3電圧源451及び第3電流源452の他の一端子に連結されて、他の一端子が第1伝送ライン(TX+)に連結される。第9スイッチ(SW9)は一端子が前記第6電圧源457及び第6電流源458の他の一端子に連結されて、他の一端子が第2伝送ライン(TX−)に連結される。
【0076】
伝送方向選択ブロック430で第1伝送ライン(TX+)に電圧または電流を供給して、第2伝送ライン(TX−)から電圧または電流をシンクする時には第8スイッチ(SW8)をターンオンさせて、前記第1伝送ライン(TX+)に初期電圧または初期電流を供給する。この時、データの伝送速度をさらに増加させるためには、第9スイッチ(SW9)をターンオンさせて第2伝送ライン(TX−)から初期電圧または初期電流をシンクすれば良い。
【0077】
反対に、伝送方向選択ブロック430で第2伝送ライン(TX−)に電圧または電流を供給して、第1伝送ライン(TX+)から電圧または電流をシンクする時には第6スイッチ(SW6)をターンオンさせて、前記第1伝送ライン(TX+)に初期電圧または初期電流を供給する。この時、データの伝送速度をさらに増加させるためには第7スイッチ(SW7)をターンオンさせて、第2伝送ライン(TX−)から初期電圧または初期電流をシンクすれば良い。
【0078】
ここで、伝送方向選択ブロック430を構成する選択スイッチ(SW1〜SW4)及びプリエンファシス回路450を構成するスイッチ(SW6〜SW9)のターンオン及びターンオフ周期とターンオン抵抗値は使用されるシステムによって異なるように設計することが望ましい。
【0079】
図6に示された差動電流駆動方式と差動電圧駆動方式を選択的に適用することができる送信部でも図
3に示された
遷移感知回路及びディレー回路をさらに具備することが望ましい。
【0080】
遷移感知回路及びディレー回路の動作は、図
3で説明したので、詳細な説明は略する。
【0081】
図7は、本発明の一実施例による差動電流駆動方式と差動電圧駆動方式を選択的に
動作することができる受信部の回路図である。
【0082】
図7を参照すれば、差動電流駆動方式と差動電圧駆動方式を選択的に
動作することができる受信部500は、終端抵抗(Rt)及び差動増幅部510を具備する。終端抵抗(Rt)は、一端子が第1伝送ライン(TX+)に連結されて、他の一端子が第2伝送ライン(TX−)に連結される。差動増幅部510は終端抵抗(Rt)の両端子の電圧差を増幅する。
【0083】
差動電流駆動方式で動作する場合、2個の伝送ライン(TX+、TX−)の間を流れる電流は、終端抵抗(Rt)を経由するが、流れる電流の方向によって終端抵抗(Rt)両端に降下される電圧が変わる。この時、降下される電圧差はとても小さいので、差動増幅部510でこれを増幅して使用することが望ましい。
【0084】
一方、差動電圧駆動方式で動作する場合には、送信部で形成された電圧が伝送ラインの抵抗性ロードと受信部の終端抵抗(Rt)によって分けられて、受信部に電圧が形成されて差動増幅部510でこれを増幅して使用する。
【0085】
受信部に使用される終端抵抗(Rt)は、インピーダンスマッチングなど必要によって可変的に使用できるようにすることが望ましい。
【0086】
図7に示された差動電流駆動方式と差動電圧駆動方式を選択的に
動作することができる受信部500には実際はさらに多い機能ブロックが存在するが、2個の伝送ライン(TX+、TX−)を通じて受信された差動電流信号または差動電圧形態のデータを感知するのに使用される最小限の回路のみを示す。
【0087】
図8は、受信部で発生するタイミング誤差を調節する方法の一実施例を示す図面である。
【0088】
一般に送信部でデータを送る時、一部データは伝送ラインのロードによって受信部でデータのタイミングが変わる。特に、毎度値が変わるクロックと長い間に同一なロジッ
ク状態が伝送されていながら、初めてロジッ
ク状態が変更されるデータは相当な量のディレーが生じる。
【0089】
図8の(a)に示されるように早くトグルするクロックは、伝送ラインのロードによって大きいスイングができなくなる。また、
図8の(b)に示されるようにデータが
遷移なしに一定なように維持されれば、スイングレベルが大きくなって、それによって次に
遷移するデータは、小さなスイングを有するようになって、タイミングが歪む。
【0090】
したがって、
図8の(c)に示されるようにこのようなデータの
遷移を感知して、以前と同一なデータが入力されると、
遷移の量によって終端抵抗に流れる電流の大きさを減らして、スイングレベルをクロックと同一になるようにして、次に来るデータのスイングレベルとタイミングを調節することが望ましい。
【0091】
図9は、タイミング誤差を調節することができる本発明の一実施例による受信部の回路図である。
【0092】
図9を参照すれば、差動電流駆動方式と差動電圧駆動方式を選択的に
動作することができる受信部700は、終端抵抗(Rt)、差動増幅部710及び電流パス用電流源720を具備する。終端抵抗(Rt)は、一端子が第1伝送ライン(TX+)に連結されて、他の一端子が第2伝送ライン(TX−)に連結される。差動増幅部710は終端抵抗(Rt)の両端子の電圧差を増幅する。
【0093】
電流パス用電流源720は、一端子が第1伝送ライン(TX+)に連結されて、他の一端子が第2伝送ライン(TX−)に連結されて、以前データと現在データを比べてデータの
遷移を感知した結果、データが
遷移なしに一定なように維持される場合ターンオンされて、前記終端抵抗に流れる電流を減少させてクロックとデータのタイミングを調節する。
【0094】
図10は、受信部で発生するタイミング誤差を調節する方法の他の一実施例を示す図面であり、
図11は、クロック、データ及びコントロール信号の波形を示す図面である。
【0095】
図8(a)及び(b)で説明したように早くトグルするクロックは、伝送ラインのロードによって大きいスイングができなくなってデータが
遷移なしに一定なように維持されれば、スイングレベルが大きくなって、それによって次に
遷移するデータは、小さなスイングを有するようになってタイミングが歪むようになる。(
図10の(a)、(b)参照)
【0096】
このような場合、一定なデータが入って来る時は、スイングレベルが大きくなることを阻むために毎データごとに一定な大きさの抵抗性ロードを使用して、一つのデータが同一なロジッ
クで長く持続する場合には、そのデータの時間のうちで一部分の時間に対して抵抗を並列で連結して、小さな抵抗性ロードで使えば波形が大きくなることを防止して、タイミングが歪むことを阻むことができる。(
図10の(c)参照)
【0097】
この時、データの時間のうちで一部分に対して抵抗を並列で連結するためには、これを調節することができる信号を要する。本発明では
図9に示されるようなデータコントロール信号を使用する。
【0098】
すなわち、データコントロール信号のロジッ
クがハイである場合、タイミング調節のための抵抗が並列で連結されて、抵抗性ロードが小さくなって、データコントロール信号のロジッ
クがローである場合、タイミング調節のための抵抗が必要ではなくなる。
【0099】
図12は、タイミング誤差を調節することができる本発明の他の一実施例による受信部の回路図である。
【0100】
図12を参照すれば、差動電流駆動方式と差動電圧駆動方式を選択的に
動作することができる受信部1000は、終端抵抗(Rt)、差動増幅部1010、タイミング調節用スイッチ(SWA)及びタイミング調節用抵抗成分(RA)を具備する。終端抵抗(Rt)は、一端子が第1伝送ライン(TX+)に連結されて、他の一端子が第2伝送ライン(TX−)に連結される。差動増幅部1010は終端抵抗(Rt)の両端子の電圧差を増幅する。
【0101】
タイミング調節用スイッチ(SWA)は、一端子が第1伝送ライン(TX+)に連結されて、他の一端子が第2伝送ライン(TX−)に連結される。タイミング調節用抵抗成分(RA)は、前記第1伝送ライン(TX+)と前記タイミング調節用スイッチ(SWA)の間または前記タイミング調節用スイッチ(SWA)と前記第2伝送ライン(TX−)の間に設置される。
【0102】
前記タイミング調節用スイッチ(SWA)は、データの
遷移を感知した結果、一つのデータが
遷移なしに一定なように維持される場合、前記一つのデータの持続時間のうちで一部時間に対してターンオンされて、タイミング調節用抵抗成分(RA)を終端抵抗(Rt)に対して並列で連結されるようにすることで、一つのデータの波形が大きくなることを防止して、これを通じてタイミングが歪むことを防止することができる。
【0103】
図13は、本発明の一実施例による差動電流駆動方式と差動電圧駆動方式を選択的に適用することができるインターフェースシステムの回路図である。
【0104】
図13を参照すれば、差動電流駆動方式と差動電圧駆動方式を選択的に適用することができるインターフェースシステム1100は、2個の伝送ラインを通じてデータを送る送信部1110及び前記送信部と前記2個の伝送ラインで連結された受信部1120を具備する。
【0105】
前記送信部1110は、送ろうとするデータによって前記2個の伝送ラインに供給される電圧または前記2個の伝送ラインに流れる電流の方向を調節して、前記受信部1120は、前記2個の伝送ラインに供給される電圧または前記2個の伝送ラインに流れる電流の方向を検出して前記データを復元する。
【0106】
図13に示された送信部1110と受信部1120は、
図2ないし
図12に示された送信部及び受信部に対応するものであるので、詳細な説明は略することにする。
【0107】
以上では、本発明に対する技術思想を添付図面とともに敍述したが、これは本発明の望ましい実施例を例示的に説明したものであって、本発明を限定するものではない。また、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者なら誰でも本発明の技術的思想の範疇を離脱しない範囲内で多様な変形及び模倣が可能であることは明白な事実である。