特許第5890703号(P5890703)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5890703情報処理プログラム、情報処理装置、画像表示方法及び画像表示システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5890703
(24)【登録日】2016年2月26日
(45)【発行日】2016年3月22日
(54)【発明の名称】情報処理プログラム、情報処理装置、画像表示方法及び画像表示システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0482 20130101AFI20160308BHJP
   G06F 3/0485 20130101ALI20160308BHJP
   G06F 3/0488 20130101ALI20160308BHJP
【FI】
   G06F3/0482
   G06F3/0485
   G06F3/0488
【請求項の数】13
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2012-34219(P2012-34219)
(22)【出願日】2012年2月20日
(65)【公開番号】特開2013-171396(P2013-171396A)
(43)【公開日】2013年9月2日
【審査請求日】2015年1月14日
(73)【特許権者】
【識別番号】000233778
【氏名又は名称】任天堂株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000752
【氏名又は名称】特許業務法人朝日特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】津田 宗孝
(72)【発明者】
【氏名】柿本 泰人
(72)【発明者】
【氏名】青木 亮磨
【審査官】 ▲高▼瀬 健太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開平10−011040(JP,A)
【文献】 特開2001−042985(JP,A)
【文献】 特開2010−079412(JP,A)
【文献】 特開2008−176895(JP,A)
【文献】 特表2005−539336(JP,A)
【文献】 特開2011−197737(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0482
G06F 3/0485
G06F 3/0488
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置のコンピュータを、
複数の第1の画像を所定の配置で表示装置に表示させる第1の表示制御手段と、
前記複数の第1の画像のいずれかに対する所定の操作を受け付けると、当該複数の第1の画像の配置の少なくとも一部を前記所定の配置から変更し、当該所定の操作が受け付けられた第1の画像に関連付けられた第2の画像を前記複数の第1の画像と重ならないように前記表示装置に表示させる第2の表示制御手段と、
前記第2の画像が表示されているときに当該第2の画像に対する操作を受け付けると、当該操作に応じた処理を実行する実行手段と、
前記第2の画像が表示されている状態でタップ操作を受け付けると、当該第2の画像を非表示にするとともに前記複数の第1の画像の配置が前記所定の配置に復帰する一方、前記第2の画像が表示されている状態でドラッグ操作を受け付けると、当該第2の画像を表示したまま前記複数の第1の画像を含むコンテンツがスクロールするように、前記表示装置に表示させる第3の表示制御手段として機能させる
情報処理プログラム。
【請求項2】
前記第2の表示制御手段は、前記所定の操作を受け付けると、前記複数の第1の画像のうち当該所定の操作が受け付けられた第1の画像以外の第1の画像の少なくとも一部の配置を前記所定の配置から変更する
請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記第2の表示制御手段は、前記所定の操作を受け付けると、当該所定の操作が受け付けられた第1の画像の近傍に前記第2の画像を表示させるとともに、前記複数の第1の画像のうち当該所定の操作が受け付けられた第1の画像以外の第1の画像の少なくとも一部の配置を、当該所定の操作が受け付けられた第1の画像から離れるように前記所定の配置から変更する
請求項2に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記第3の表示制御手段は、該受け付けられたタップ操作が当該第2の画像又はこれに対応する第1の画像に対して行われた場合に、当該第2の画像の非表示化および前記複数の第1の画像の配置の復帰を実行する
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記第3の表示制御手段は、該受け付けられたタップ操作が当該第2の画像及び前記複数の第1の画像のいずれかが表示されている領域と異なる領域に対して行われた場合に、当該第2の画像の非表示化および前記複数の第1の画像の配置の復帰を実行する
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記実行手段は、前記第2の画像が表示されているときに第1の画像に対する操作を受け付けると、当該操作に応じた処理を実行する
請求項1ないしのいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記第2の表示制御手段は、前記所定の操作が受け付けられた第1の画像に関連付けられた第2の画像が表示されているときに、他の第1の画像に対する所定の操作を受け付けると、当該第2の画像を表示したまま、前記複数の第1の画像の配置の少なくとも一部をさらに変更し、当該所定の操作が受け付けられた第1の画像に関連付けられた他の第2の画像を前記複数の第1の画像と重ならないように前記表示装置に表示させる
請求項1ないしのいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
前記第2の表示制御手段は、前記所定の操作が受け付けられた第1の画像に関連付けられた第2の画像が表示されているときに、他の第1の画像に対する所定の操作を受け付けると、当該第2の画像を非表示にするとともに、当該所定の操作が受け付けられた第1の画像に関連付けられた他の第2の画像を前記複数の第1の画像と重ならないように前記表示装置に表示させる
請求項1ないしのいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項9】
前記第2の表示制御手段は、前記表示装置に表示されている前記複数の第1の画像のいずれかに対する所定の操作を受け付けると、当該第1の画像に関連付けられた第2の画像に情報の一部を表示させ、当該第2の画像に対する所定の操作を受け付けると、当該情報のうち当該一部以外を表示させる
請求項1ないしのいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項10】
前記第2の表示制御手段は、前記第2の画像のサイズを当該第2の画像に表示させる情報の量に応じて異ならせる
請求項1ないしのいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項11】
複数の第1の画像を所定の配置で表示装置に表示させる第1の表示制御手段と、
前記複数の第1の画像のいずれかに対する所定の操作を受け付けると、当該複数の第1の画像の配置の少なくとも一部を前記所定の配置から変更し、当該所定の操作が受け付けられた第1の画像に関連付けられた第2の画像を前記複数の第1の画像と重ならないように前記表示装置に表示させる第2の表示制御手段と、
前記第2の画像が表示されているときに当該第2の画像に対する操作を受け付けると、当該操作に応じた処理を実行する実行手段と
前記第2の画像が表示されている状態でタップ操作を受け付けると、当該第2の画像を非表示にするとともに前記複数の第1の画像の配置が前記所定の配置に復帰する一方、前記第2の画像が表示されている状態でドラッグ操作を受け付けると、当該第2の画像を表示したまま前記複数の第1の画像を含むコンテンツがスクロールするように、前記表示装置に表示させる第3の表示制御手段と
を備える情報処理装置。
【請求項12】
複数の第1の画像を所定の配置で表示装置に表示させる第1のステップと、
前記複数の第1の画像のいずれかに対する所定の操作を受け付けると、当該複数の第1の画像の配置の少なくとも一部を前記所定の配置から変更し、当該所定の操作が受け付けられた第1の画像に関連付けられた第2の画像を前記複数の第1の画像と重ならないように前記表示装置に表示させる第2のステップと、
前記第2の画像が表示されているときに当該第2の画像に対する操作を受け付けると、当該操作に応じた処理を実行する第3のステップと
前記第2の画像が表示されている状態でタップ操作を受け付けると、当該第2の画像を非表示にするとともに前記複数の第1の画像の配置が前記所定の配置に復帰する一方、前記第2の画像が表示されている状態でドラッグ操作を受け付けると、当該第2の画像を表示したまま前記複数の第1の画像を含むコンテンツがスクロールするように、前記表示装置に表示させる第4のステップと
を有する画像表示方法。
【請求項13】
画像を表示する表示領域を有する表示装置と、
複数の第1の画像を所定の配置で前記表示装置に表示させる第1の表示制御手段と、
前記複数の第1の画像のいずれかに対する所定の操作を受け付けると、当該複数の第1の画像の配置の少なくとも一部を前記所定の配置から変更し、当該所定の操作が受け付けられた前記第1の画像に関連付けられた第2の画像を前記複数の第1の画像と重ならないように前記表示装置に表示させる第2の表示制御手段と、
前記第2の画像が表示されているときに当該第2の画像に対する操作を受け付けると、当該操作に応じた処理を実行する実行手段と、
前記第2の画像が表示されている状態でタップ操作を受け付けると、当該第2の画像を非表示にするとともに前記複数の第1の画像の配置が前記所定の配置に復帰する一方、前記第2の画像が表示されている状態でドラッグ操作を受け付けると、当該第2の画像を表示したまま前記複数の第1の画像を含むコンテンツがスクロールするように、前記表示装置に表示させる第3の表示制御手段と
を有する表示システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、GUI(Graphical User Interface)に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ダイアログボックスには、モーダルダイアログボックスとモードレスダイアログボックス(又はノンモーダルダイアログボックス)とがある。モーダルダイアログボックスは、ダイアログボックスに対する操作を行い、ダイアログボックスが非表示になるまでは、他の操作を行えないように構成されたダイアログボックスである(例えば、特許文献1参照)。一方、モードレスダイアログボックスは、ダイアログボックスに対する操作を行わなくても、他の操作を行えるように構成されたダイアログボックスである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−305686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
モーダル・モードレスのいずれにおいても、ダイアログボックスが他の画像に重ねて表示されると、ユーザによる当該他の画像の視認が妨げられてしまう。この場合において、当該他の画像がアイコンなどの操作可能なオブジェクトである場合には、その操作も妨げられる。
そこで、本発明は、ダイアログなどの画像を他の画像の表示の妨げにならないように表示させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、一の態様において、情報処理装置のコンピュータを、複数の第1の画像を所定の配置で表示装置に表示させる第1の表示制御手段と、前記複数の第1の画像のいずれかに対する所定の操作を受け付けると、当該複数の第1の画像の配置の少なくとも一部を前記所定の配置から変更し、当該所定の操作が受け付けられた第1の画像に関連付けられた第2の画像を前記複数の第1の画像と重ならないように前記表示装置に表示させる第2の表示制御手段と、前記第2の画像が表示されているときに当該第2の画像に対する操作を受け付けると、当該操作に応じた処理を実行する実行手段と、前記第2の画像が表示されている状態でタップ操作を受け付けると、当該第2の画像を非表示にするとともに前記複数の第1の画像の配置が前記所定の配置に復帰する一方、前記第2の画像が表示されている状態でドラッグ操作を受け付けると、当該第2の画像を表示したまま前記複数の第1の画像を含むコンテンツがスクロールするように、前記表示装置に表示させる第3の表示制御手段として機能させる情報処理プログラムを提供する。
【0006】
また、前記第2の表示制御手段は、前記所定の操作を受け付けると、当該所定の操作が受け付けられた第1の画像の近傍に前記第2の画像を表示させるとともに、前記複数の第1の画像のうち当該所定の操作が受け付けられた第1の画像以外の第1の画像の少なくとも一部の配置を、当該所定の操作が受け付けられた第1の画像から離れるように前記所定の配置から変更してもよい。
このようにすれば、複数の第1の画像のうちの所定の操作が受け付けられた画像の表示位置を変更させることなく第2の画像を表示させることが可能となる。
【0007】
また、前記第2の表示制御手段は、前記所定の操作を受け付けると、当該所定の操作が受け付けられた前記第1の画像の近傍に前記第2の画像を表示させるとともに、複数の当該第1の画像のうち当該所定の操作が受け付けられた第1の画像以外の第1の画像の少なくとも一部の配置を、当該所定の操作が受け付けられた前記第1の画像から離れるように前記所定の配置から変更してもよい。
このようにすれば、表示された第2の画像に関連付けられた第1の画像から、それ以外の第1の画像を離して表示させ、第1の画像と第2の画像の関連付けを把握させやすくすることが可能である。
【0008】
好ましい態様において、前記第3の表示制御手段は、該受け付けられたタップ操作が当該第2の画像又はこれに対応する第1の画像に対して行われた場合に、当該第2の画像の非表示化および前記複数の第1の画像の配置の復帰を実行する。
他の好ましい態様において、前記第3の表示制御手段は、該受け付けられたタップ操作が当該第2の画像及び前記複数の第1の画像のいずれかが表示されている領域と異なる領域に対して行われた場合に、当該第2の画像の非表示化および前記複数の第1の画像の配置の復帰を実行する。
【0009】
また、前記実行手段は、前記第2の画像が表示されているときに第1の画像に対する操作を受け付けると、当該操作に応じた処理を実行してもよい。
このようにすれば、第2の画像が表示されている場合においても、第2の画像を非表示にさせる操作を行うことなく、第1の画像に対する操作を受け付けることが可能である。
【0010】
また、前記第2の表示制御手段は、前記所定の操作が受け付けられた第1の画像に関連付けられた第2の画像が表示されているときに、他の第1の画像に対する所定の操作を受け付けると、当該第2の画像を表示したまま、前記複数の第1の画像の配置の少なくとも一部をさらに変更し、当該所定の操作が受け付けられた第1の画像に関連付けられた他の第2の画像を前記複数の第1の画像と重ならないように前記表示装置に表示させてもよい。
このようにすれば、第2の画像を複数表示させることが可能である。
【0011】
また、前記第2の表示制御手段は、前記所定の操作が受け付けられた第1の画像に関連付けられた第2の画像が表示されているときに、他の第1の画像に対する所定の操作を受け付けると、当該第2の画像を非表示にするとともに、当該所定の操作が受け付けられた第1の画像に関連付けられた他の第2の画像を前記複数の第1の画像と重ならないように前記表示装置に表示させてもよい。
このようにすれば、第2の画像を択一的に表示させることが可能である。
【0012】
また、前記第2の表示制御手段は、前記表示装置に表示されている前記複数の第1の画像のいずれかに対する所定の操作を受け付けると、当該第1の画像に関連付けられた第2の画像に情報の一部を表示させ、当該第2の画像に対する所定の操作を受け付けると、当該情報のうち当該一部以外を表示させてもよい。
このようにすれば、より多くの情報を少ないサイズの第2の画像で表示させることが可能である。
【0014】
また、前記第2の表示制御手段は、前記第2の画像のサイズを当該第2の画像に表示させる情報の量に応じて異ならせてもよい。
【0015】
なお、本発明は、本発明に係る情報処理プログラムが実現する手段を備える情報処理装置や、さらに当該情報処理装置によって画像が表示される表示装置を備えた表示システム、あるいは当該情報処理プログラムによって実行される画像表示方法としても特定され得る。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、ダイアログなどの画像を他の画像の表示の妨げにならないように表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】表示システムの構成を示す図
図2】コントローラのハードウェア構成を示すブロック図
図3】本体装置のハードウェア構成を示すブロック図
図4】本体装置の主要な機能構成を示す機能ブロック図
図5】お気に入りリストを例示する図
図6】ブックマークアイコンの各部を説明するための図
図7】お気に入りリストを編集するときの画面を例示する図
図8】本体装置により実行される処理を示すフローチャート
図9】ダイアログボックスを表示させる処理を示すフローチャート
図10】複数のダイアログボックスの表示例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0018】
[実施形態]
図1は、本発明の一実施形態である表示システム10の構成を示す図である。表示システム10は、ユーザの操作に応じて各種の画像を表示するためのシステムである。表示システム10において表示される画像は、例えば、ゲームやウェブページの画像であるが、その他の画像であってもよい。
【0019】
表示システム10は、コントローラ100と、モニタ200と、本体装置300とを含んで構成される。ただし、表示システム10は、モニタ200を用いずに使用することも可能である。
【0020】
コントローラ100は、画像を表示する端末であるとともに、ユーザがこれを所持して各種の操作を行うための端末でもある。コントローラ100は、ここでは、表示領域141を有し、ユーザが手に持って操作することが可能な携帯型の表示装置である。なお、コントローラ100は、画像を表示することによって情報を視覚的に提示するだけでなく、音声による聴覚的な提示や振動による触覚的な提示を行ってもよい。
【0021】
モニタ200は、画像を表示する装置であり、例えば、テレビジョン放送の受像機である。モニタ200は、ここでは、据置型の表示装置である。モニタ200の表示領域201は、ここではコントローラ100の表示領域141よりも大きいサイズであるとするが、コントローラ100の表示領域141と同等ないしそれ未満のサイズであってもよい。また、モニタ200の表示領域201とコントローラ100の表示領域141とは、縦横比が同一でなくてもよい。
【0022】
本体装置300は、コントローラ100及びモニタ200の動作を制御する情報処理装置である。そのため、本体装置300は、コントローラ100及びモニタ200と有線又は無線で接続されている。ここでは、本体装置300は、コントローラ100と無線通信を行い、モニタ200と有線通信を行うものとするが、これ以外の態様で通信を行うことも可能である。
【0023】
図2は、コントローラ100のハードウェア構成を示すブロック図である。コントローラ100は、制御部110と、補助記憶部120と、通信部130と、表示部140と、タッチスクリーン部150と、操作部160とを備える。
【0024】
制御部110は、コントローラ100の各部の動作を制御する手段である。制御部110は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置、主記憶装置に相当するメモリ、コントローラ100の各部と情報をやり取りするための入出力インタフェースなどを備え、プログラムを実行することによって画像の表示や本体装置300とのデータの送受信を制御する。また、制御部110は、本体装置300に送信する画像データを圧縮し、本体装置300から受信した画像データを伸長するコーデックを備えてもよい。このコーデックによる圧縮・伸張処理の方式は、特に限定されないが、例えばH.264である。
【0025】
補助記憶部120は、制御部110により用いられるデータを記憶する手段である。補助記憶部120は、例えばフラッシュメモリである。補助記憶部120は、後述するブックマークに関するデータなどを記憶することが可能である。なお、補助記憶部120は、いわゆるメモリカードのような着脱可能な記録媒体を含んで構成されてもよい。
通信部130は、本体装置300と通信する手段である。通信部130は、無線通信により本体装置300と通信を行うためのアンテナなどを備える。
【0026】
表示部140は、画像を表示する手段である。表示部140は、液晶素子や有機EL(electroluminescence)素子により画素が構成された表示パネルと、この表示パネルを駆動する駆動回路とを備え、制御部110から供給された画像データに応じた画像を表示領域141に表示する。
【0027】
タッチスクリーン部150は、ユーザの操作を受け付ける手段であり、表示領域141上の位置を表す座標情報を生成及び供給する手段である。タッチスクリーン部150は、表示領域141に重ねて設けられたセンサと、このセンサにより検出された位置を表す座標情報を生成して制御部110に供給する制御回路とを備える。タッチスクリーン部150の位置の検出方式は、抵抗膜方式であってもよいし、静電容量方式などの他の方式であってもよい。また、タッチスクリーン部150は、複数の位置を同時に検出できる、いわゆるマルチタッチスクリーンであってもよい。なお、ユーザは、タッチスクリーン部150を指で操作してもよいが、スタイラス(タッチペン)などのペン状の器具で操作することも可能である。
【0028】
以下においては、タッチスクリーン部150によって受け付けられる操作のことを「タッチ操作」という。また、タッチ操作には、「タップ操作」と「ドラッグ操作」の2種類の操作が少なくとも含まれるものとする。ここにおいて、タップ操作とは、ユーザの指などが表示領域141のある位置に触れ、触れる位置を変化させずに所定の時間内に離れるタッチ操作のことをいう。タップ操作は、一般的には、表示領域141の特定の位置に瞬間的に触れるような操作である。一方、ドラッグ操作とは、ユーザの指などが触れる位置が経時的に変化するタッチ操作をいう。タップ操作は、本発明に係る「第1の操作」に相当し、ドラッグ操作は、本発明に係る「第2の操作」に相当するものである。
【0029】
また、タッチスクリーン部150は、表示部140との協働によってソフトウェアキーを実現する。ここにおいて、ソフトウェアキーとは、表示領域141上にソフトウェア処理によって実現されるキーをいう。ソフトウェアキーは、ハードウェアキーと異なり、位置を変更したり、表示・非表示を切り替えたりすることが可能なキーである。
【0030】
操作部160は、ユーザの操作を受け付ける別の手段である。操作部160は、押下可能なハードウェアキーやスイッチなどを備え、ユーザの操作に応じた操作情報(例えば、キーが押下されているか否かを表す情報)を制御部110に供給する。ここにおいて、ハードウェアキーとは、コントローラ100の所定の位置に存在するキーをいい、物理キーとも呼ばれるものである。
【0031】
図3は、本体装置300のハードウェア構成を示すブロック図である。本体装置300は、制御部310と、補助記憶部320と、ディスクドライブ部330と、ネットワーク通信部340と、端末通信部350と、AV(Audio and Visual)インタフェース部360とを備える。
【0032】
制御部310は、本体装置300の各部の動作を制御する手段であり、本発明に係る「コンピュータ」に相当する部分である。制御部110は、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)などの演算処理装置、主記憶装置やVRAM(Video Random Access Memory)に相当するメモリ、本体装置300の各部と情報をやり取りするための入出力インタフェースなどを備え、プログラムを実行することによってコントローラ100、モニタ200に送信する画像データの生成などを制御する。制御部310が実行可能なプログラムには、後述するゲームプログラムや、ウェブページを閲覧するためのブラウザプログラムが含まれる。また、制御部310は、コントローラ100やモニタ200に送信する画像データを圧縮し、コントローラ100から受信した画像データを伸長するコーデックを備えてもよい。
【0033】
補助記憶部320は、制御部310により用いられるデータを記憶する手段である。補助記憶部320は、例えばフラッシュメモリやハードディスクであるが、メモリカードのような着脱可能な記録媒体を含んでもよい。補助記憶部320は、制御部310が実行するプログラムや、ネットワーク通信部340、端末通信部350を介して取得したデータを記憶することが可能である。
【0034】
ディスクドライブ部330は、光ディスク(光記録媒体)に記憶されたデータを読み取る手段である。光ディスクには、例えば、ゲームプログラムなどのゲームを実行するために必要なデータが記録されている。なお、ディスクドライブ部330は、光磁気ディスクや半導体メモリなどの他の記録媒体に記憶されたデータを読み取るように構成されてもよい。
【0035】
ネットワーク通信部340は、インターネットなどのネットワークと通信する手段である。ネットワーク通信部340による通信は、有線・無線のいずれであってもよい。ネットワーク通信部340は、制御部310による指示に従い、外部のサーバ装置からデータを送信したり受信したりする。
【0036】
端末通信部350は、コントローラ100と通信する手段である。端末通信部350は、コントローラ100と異なる他のコントローラが用いられる場合には、当該他のコントローラと通信してもよい。端末通信部350による無線通信には、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信などの任意の通信方式を用いることができる。
【0037】
AVインタフェース部360は、モニタ200に画像データや音声データを供給する手段である。AVインタフェース部360は、HDMI(High-Definition Multimedia Interface:登録商標)端子などのインタフェースを1又は複数備える。
【0038】
図4は、本体装置300の主要な機能構成を示すブロック図(機能ブロック図)である。本体装置300は、コントローラ100及びモニタ200による画像の表示を実現するための手段として、情報取得手段311、第1の表示制御手段312、第2の表示制御手段313、第3の表示制御手段314及び実行手段315を有する。これらの手段は、本体装置300の制御部310が1又は複数のプログラムを実行することによって、すなわちソフトウェア処理によって実現される。
【0039】
情報取得手段311は、ユーザの操作に係る操作情報を取得する手段である。情報取得手段311が取得する操作情報には、操作部160によって供給されるものに加え、タッチスクリーン部150から供給される座標情報も含まれる。情報取得手段311は、端末通信部350を介して、コントローラ100から送信された操作情報を取得し、取得した操作情報が表すユーザの操作を認識する。
【0040】
第1の表示制御手段312、第2の表示制御手段313及び第3の表示制御手段314は、画像の表示を制御する手段である。これらの手段は、情報取得手段311により取得された操作情報に基づき、コントローラ100による画像の表示とモニタ200による画像の表示とを制御することができる。これらの手段は、必要な画像データを生成し、これを端末通信部350及びAVインタフェース部360を介して送信することによって、コントローラ100及びモニタ200による画像の表示を制御する。なお、第1の表示制御手段312、第2の表示制御手段313及び第3の表示制御手段314は、コントローラ100が画像を表示する一方で、モニタ200が画像を表示しない場合には、コントローラ100による画像の表示のみを制御すればよい。
【0041】
第1の表示制御手段312は、複数の第1の画像を所定の配置で表示させる手段である。第1の画像は、ここでは、ブックマーク(いわゆる「お気に入り」)を示す所定の形状の画像であるとする。以下においては、第1の表示制御手段312によって表示されるブックマークの一覧のことを「お気に入りリスト」という。
【0042】
第2の表示制御手段313は、第1の表示制御手段312によって複数の第1の画像が所定の配置で表示されている場合において、当該複数の第1の画像のいずれかに対する所定の操作が受け付けられたときに、当該第1の画像に関連付けられた第2の画像を表示させる手段である。第2の画像は、ここでは、ブックマークに対応する所定の情報を表すための画像であるとする。第2の表示制御手段313は、第2の画像を表示させるときに、当該第2の画像が第1の画像と重ならないように、第1の画像の配置を変更する。
【0043】
第3の表示制御手段314は、所定の操作に基づき、第2の表示制御手段313によって表示された第2の画像を非表示にさせる手段である。また、第3の表示制御手段314は、第2の画像を非表示にさせる場合に、当該第2の画像の表示に伴って配置が変更された第1の画像の表示位置を移動させ、元の配置に戻す。
【0044】
実行手段315は、ユーザの操作に応じた処理を実行する手段である。実行手段315は、情報取得手段311により取得された操作情報に基づき、所定の処理を実行する。例えば、実行手段315は、第1の表示制御手段312、第2の表示制御手段313又は第3の表示制御手段314による表示制御に関連して生じる他の表示制御やデータ通信などを実行する。
【0045】
表示システム10の構成は、以上のとおりである。この構成のもと、本体装置300は、コントローラ100及びモニタ200の少なくとも一方に画像を表示させる。本体装置300は、ユーザの操作や、表示させる画像の種類に応じて、コントローラ100又はモニタ200の一方のみに画像を表示させたり、コントローラ100及びモニタ200の双方に画像を表示させたりすることができる。なお、コントローラ100及びモニタ200の双方に画像を表示させる場合において、本体装置300は、双方に同じ画像を表示させることも、互いに異なる画像を表示させることも可能である。
【0046】
例えば、ゲームをプレイする場合において、家族や友人など、複数のユーザがいるときには、特定のユーザがコントローラ100を見ながら操作し、他のユーザはモニタ200でゲームの展開を確認する、といった利用形態が想定される。この場合において、コントローラ100が複数あったり、あるいはコントローラ100以外の他のコントローラがあったりすれば、複数のユーザがゲームに参加することも可能である。
【0047】
また、ユーザは、表示システム10を用いて、ゲームをプレイするだけでなく、ウェブページを閲覧することも可能である。このとき、ユーザは、他のユーザと一緒にゲームやウェブページの画像を閲覧する場合には、コントローラ100とモニタ200の双方に画像を表示させるように操作すればよい。一方、ユーザは、他のユーザがおらず、1人で画像を閲覧する場合には、コントローラ100のみに画像を表示させることも可能である。
【0048】
図5は、本実施形態においてコントローラ100の表示領域141に表示される画面を例示する図であり、上述した「お気に入りリスト」の一例を示す図である。この例において、お気に入りリストには、ブックマークアイコンIm1A〜Im1Lが表示されている。ブックマークアイコンIm1A〜Im1Lは、それぞれ、所定のURL(Uniform Resource Locator)に関連付けられた画像であり、本発明に係る「第1の画像」に相当するものである。なお、以下において、ブックマークアイコンIm1A〜Im1Lのそれぞれを区別せず、かかるアイコン全般の事項について説明する場合には、これを「ブックマークアイコンIm1」と表記する。図5に示す例では、ブックマークアイコンIm1は、横方向に2個、縦方向に6個並ぶ配置で表示されている。
【0049】
図6は、ブックマークアイコンIm1の各部を説明するための図である。同図に示すように、ブックマークアイコンIm1は、その表示領域がリンク領域Ar1とオプション領域Ar2とに大別される。リンク領域Ar1は、ブックマークアイコンIm1に対応するURLのリンク(ハイパーリンク)として機能する領域である。一方、オプション領域Ar2は、URLのリンクとして機能せず、ダイアログを表示させる操作を受け付けるための領域である。リンク領域Ar1には、例えば、URLに対応するウェブページに割り当てられた表示名(名称、タイトルなど)や、当該ウェブページに割り当てられたアイコン画像が表示される。アイコン画像は、例えば、いわゆるfavicon(favorites icon)であるが、他の画像であってもよい。URL、表示名及びアイコン画像は、ブックマークに関する設定情報として補助記憶部120(又は補助記憶部320)に記憶される。
【0050】
ユーザは、お気に入りリストに対してタッチ操作を行うことで、所望のウェブページに簡単にアクセスすることが可能である。より詳細には、ユーザは、ブックマークアイコンIm1のリンク領域Ar1に対してタップ操作を行うことで、ブックマークアイコンIm1に対応するウェブページを表示させることが可能である。
【0051】
また、ユーザは、お気に入りリストを編集することも可能である。ここにおいて、お気に入りリストの編集とは、ブックマークを削除したり、表示名やURLを変更したりすることをいう。ユーザは、ブックマークアイコンIm1のオプション領域Ar2に対してタップ操作を行うことで、ブックマークアイコンIm1に対応するブックマークに対して変更を行うことが可能である。
【0052】
図7は、コントローラ100の表示領域141に表示される画面を例示する図であり、お気に入りリストを編集するときの画面の一例を示す図である。図7(a)に示す画面は、ブックマークアイコンIm1Aについて編集を行う場合の画面、すなわち、ブックマークアイコンIm1Aのオプション領域Ar2に対してタップ操作が行われた場合に画面である。この例において、お気に入りリストには、ダイアログボックスIm2Aが表示される。また、図7(b)に示す画面は、ブックマークアイコンIm1Dについて編集を行う場合の画面、すなわち、ブックマークアイコンIm1Dのオプション領域Ar2に対してタップ操作が行われた場合に画面である。この例において、お気に入りリストには、ダイアログボックスIm2Dが表示される。ダイアログボックスIm2A、Im2Dは、本発明に係る「第2の画像」に相当する。なお、ダイアログボックスは、ブックマークアイコンIm1A、Im1D以外の他のブックマークアイコンIm1においても、所定の操作に基づいて表示される。
【0053】
このとき、コントローラ100は、タップ操作が受け付けられたブックマークアイコンIm1の少なくとも一部の表示態様を他のブックマークアイコンIm1と異ならせて表示してもよい。例えば、図7においては、ブックマークアイコンIm1A、Im1Dのオプション領域Ar2の色が反転表示されるとともに、当該領域内に表示されている三角形の図形の上下が反転されている。このようにすることで、表示されたダイアログボックスがどのブックマークアイコンに対応するものであるかをより明確に示すことが可能である。なお、以下においては、このように表示されるブックマークアイコン、すなわちダイアログボックスが表示中のブックマークアイコンのことを、「選択中のブックマークアイコン」ともいう。
【0054】
ダイアログボックスIm2A、Im2Dには、ブックマークのURLと表示名とが表示される。URL及び表示名は、ユーザによるタッチ操作(又は操作部160のキーに対する操作)で変更することが可能である。また、ダイアログボックスIm2A、Im2Dには、そのブックマークを削除するための削除ボタンが表示される。この削除ボタンに対してタップ操作が行われると、対応するブックマークアイコンIm1(この場合、Im1A又はIm1D)がお気に入りリストから削除される。
【0055】
また、ダイアログボックスIm2A、Im2Dは、それぞれ、ブックマークアイコンIm1A、Im1Dの近傍(この場合、真下)に表示される。例えば、ダイアログボックスIm2Aは、ブックマークアイコンIm1AとブックマークアイコンIm1Cに挟まれるようにして、これらの間に表示される。このとき、コントローラ100は、ダイアログボックスIm2AがブックマークアイコンIm1A〜Im1Lのいずれとも重ならないように、ブックマークアイコンIm1の配置を変更して表示する。この例においては、ブックマークアイコンIm1A、Im1Bの表示位置は変化しないが、その他のブックマークアイコンIm1C〜Im1Lの表示位置が変化し、これらがブックマークアイコンIm1A、Im1Bから離れるように移動される。このようにすることで、ダイアログボックスIm2AがブックマークアイコンIm1と重なってブックマークアイコンIm1の表示が妨げられないようにすることが可能である。
【0056】
なお、ブックマークアイコンの移動の態様は、この例に限定されない。例えば、制御部310は、選択されたブックマークアイコンの上部にダイアログボックスを表示させてもよい。また、図7に記載されていないブックマークアイコンIm1G〜Im1Lは、スクロールアウトした状態であり、ユーザがダイアログボックスIm2Aを非表示にさせるか、あるいはドラッグ操作を行うことによって現れるようになっている。
【0057】
本実施形態において、ユーザは、次の2通りの方法によってダイアログボックスを非表示にさせることができる。第1の方法は、既にタップ操作が行われたブックマークアイコンIm1のオプション領域Ar2(すなわち、図7において反転表示されているオプション領域)に対して再度タップ操作を行うものである。また、第2の方法は、ブックマークアイコンとダイアログボックスのいずれも表示されていない領域に対してタップ操作を行うものである。なお、ダイアログボックスは、これを非表示にさせる画像(いわゆる閉じるボタン)を含み、当該画像に対してタップ操作が行われたときに非表示にされてもよい。
【0058】
また、ユーザは、ダイアログボックスを非表示にさせなくても、ダイアログボックスに対する操作以外の操作を行うことが可能である。例えば、ユーザは、ダイアログボックスが表示されている状態で、ブックマークアイコンIm1のリンク領域Ar1に対してタップ操作を行うことによって、当該アイコンに対応するウェブページを表示させることが可能である。また、ユーザは、ダイアログボックスが表示されている状態で任意の位置に対するドラッグ操作を行うことによって、お気に入りリストをスクロールさせることも可能である。
【0059】
図8は、本体装置300により実行される処理を示すフローチャートであり、コントローラ100の表示領域141にダイアログボックスが表示されたときに行われる処理を示すものである。本体装置300は、コントローラ100から操作情報を受信し、コントローラ100に画像データを送信することで、表示領域141に表示される画像の制御を実現する。なお、説明の便宜上、ここでは、ユーザの操作としてタップ操作とドラッグ操作のみを示すものとする。
【0060】
ダイアログボックスを表示させるためには、ユーザがブックマークアイコンのいずれかを選択する必要がある。ブックマークアイコンの選択は、タップ操作によって行われる。ユーザがブックマークアイコンに対してタップ操作を行うと、本体装置300の制御部310は、操作情報を取得し、ブックマークアイコンに対するタップ操作を認識する(ステップS1)。
【0061】
制御部310は、ブックマークアイコンに対するタップ操作を認識すると、当該ブックマークアイコン以外の他のブックマークアイコンを移動させるとともに、当該ブックマークアイコンに対応するダイアログボックスを表示させる(ステップS2、S3)。制御部310は、ダイアログボックスを表示させるための画像データを生成し、端末通信部350に供給することによって、コントローラ100に画像を表示させる。コントローラ100は、受信した画像データに応じた画像を表示領域141に表示させる。このとき表示される画像は、ブックマークアイコンやダイアログボックスが徐々に移動するアニメーション表示をする画像であってもよい。
【0062】
ステップS2において、制御部310は、ユーザに選択されたブックマークアイコンと、当該ブックマークアイコンに対応するダイアログボックスの表示サイズとに基づき、表示位置を変更するブックマークアイコンを決定する。図7に示す例において、制御部310は、ユーザに選択されたブックマークアイコンよりも上に表示されているブックマークアイコン(図7(a)の場合、Im1A及びIm1B)の表示位置を変えることなく、これらのブックマークアイコンよりも下に表示されているブックマークアイコンをダイアログボックスと重ならないように移動させる。このようにすれば、選択されたブックマークアイコンの表示位置が変化せず、選択されたブックマークアイコン以外のブックマークアイコンの表示位置が変化するため、選択されたブックマークアイコンがスクロールアウトするようなことがなくなる。なお、本実施形態においては、ダイアログボックスのサイズがあらかじめ決められているものとする。この場合、ブックマークアイコンの移動量(すなわち移動距離)も、あらかじめ決められた所定の距離である。
【0063】
次に、制御部310は、ユーザからの所定の操作を待機する。すなわち、制御部310は、操作情報を取得したか否かを判断し(ステップS4)、操作情報を取得するまでこの判断を繰り返す。そして、制御部310は、操作情報を取得すると、取得した操作情報が表す操作に応じてその後の処理を異ならせる。なお、以下のアルゴリズムは、あくまでも一例であって、ユーザの操作の判断方法がこれに限定されるわけではない。制御部310は、ユーザの操作を判別し、その操作に応じた処理を実行することができれば、どのような処理を行ってもよい。
【0064】
制御部310は、ユーザの操作がタップ操作であるかドラッグ操作であるかによって、実行する処理を異ならせる。制御部310は、ユーザの操作がタップ操作であるか否かを判断し(ステップS5)、ユーザの操作がタップ操作ではなくドラッグ操作であれば(ステップS5:NO)、画面全体をスクロールして表示させる(ステップS6)。この場合、制御部310は、ブックマークアイコンやダイアログボックスどうしの相対的な位置関係を変えることなく、これらの表示位置を変更する。したがって、この場合、ダイアログボックスは非表示にされず、表示されたままである。
【0065】
一方、ユーザの操作がタップ操作である場合(ステップS5:YES)、制御部310は、そのタップ操作が行われた位置に応じた処理を実行する。例えば、タップ操作が行われた位置がダイアログボックスの表示位置であった場合(ステップS7:YES)、制御部310は、その位置に応じた処理を実行する(ステップS8)。制御部310は、ダイアログボックス中の削除ボタンが選択されれば、設定情報を書き換えるとともに、ブックマークを削除したブックマークアイコンとこれに対応するダイアログボックスとを非表示にさせる。また、制御部310は、ダイアログボックス中の表示名やURLが表示されている領域が選択されれば、これらを編集するための画面を表示させる。
【0066】
また、タップ操作が行われた位置がダイアログボックスの表示位置でない場合(ステップS7:NO)、制御部310は、当該位置がブックマークアイコンの表示位置であるか否かをさらに判断する(ステップS9)。制御部310は、ブックマークアイコンの表示位置にタップ操作が行われた場合(ステップS9:YES)には、タップ操作が行われた位置に応じた処理を実行する(ステップS10)。
【0067】
ステップS10において、制御部310は、タップ操作が行われた位置にあるブックマークアイコンが選択中のブックマークアイコン(すなわち、図7においてオプション領域が反転表示されているブックマークアイコン)であるか否かによって異なる処理を実行する。また、制御部310は、タップ操作が行われた位置がリンク領域であるかオプション領域であるかによっても、実行する処理を異ならせる。
【0068】
まず、タップ操作が行われた位置がリンク領域である場合、制御部310は、当該リンク領域に対応するウェブページを表示させる処理を実行する。具体的には、制御部310は、設定情報に基づいて当該ウェブページのURLを特定し、ネットワーク通信部340を介して、ウェブページを表示させるために必要なデータを外部のサーバ装置から取得する。かかるデータは、HTML(HyperText Markup Language)などのマークアップ言語で記述されたウェブページのデータに加え、スタイルシート、画像データ、スクリプトなどを含む。
【0069】
また、タップ操作が行われた位置がオプション領域である場合、制御部310は、ダイアログボックスを表示させ、又は非表示にさせる処理を実行する。制御部310は、選択中のブックマークアイコンのオプション領域が再度選択された場合であれば、表示中のダイアログボックスを非表示にさせ、ブックマークアイコンの配置を元の配置(ダイアログボックスの表示前の配置、すなわち図5の配置)に戻す処理を実行する。また、制御部310は、選択中のブックマークアイコンが存在し、ダイアログボックスが表示されている場合において、選択中のブックマークアイコン以外のブックマークアイコンのオプション領域が選択された場合であれば、表示中のダイアログボックスを非表示にさせ、新たに選択されたブックマークアイコンに対応するダイアログボックスを新たに表示させる。ここにおいて、表示中のダイアログボックスを非表示にさせる処理は、選択中のブックマークアイコンのオプション領域が再度選択された場合の処理と同様であり、新たなダイアログボックスを表示させる処理は、ステップS3の処理と同様である。
【0070】
また、タップ操作が行われた位置がダイアログボックスとブックマークアイコンのいずれの表示位置でもない場合(ステップS9:NO)には、制御部310は、表示中のダイアログボックスを非表示にさせる処理を実行する(ステップS11)。また、制御部310は、ダイアログボックスを非表示にさせるとともに、ステップS10において説明した処理と同様にして、ブックマークアイコンの配置を元の配置に戻す処理を実行する(ステップS12)。
【0071】
以上のとおり、本実施形態の表示システム10によれば、ダイアログボックスをブックマークアイコンと重ならないように表示させることが可能である。このようにすることで、本発明を適用しなかった場合にダイアログボックスと重なってしまうブックマークアイコンの表示を妨げないようにすることが可能であり、その結果、このようなブックマークアイコンの操作を妨げないようにすることも可能である。
【0072】
さらに、表示システム10によれば、ダイアログボックスを表示させたままで、ダイアログボックスに対する操作以外の操作(ドラッグ操作による画面のスクロール、タップ操作によるリンクの選択など)を行うことが可能であり、また、あるダイアログボックスを非表示にさせる処理と別のダイアログボックスを新たに表示させる処理とを1回の操作で実行させることが可能である。したがって、ユーザは、ダイアログボックスを表示させながらもさまざまな操作を行うことが可能である。
【0073】
[変形例]
上述した実施形態は、本発明の実施の一態様である。本発明は、この実施形態に限定されることなく、以下の変形例に示すような他の態様で実施することも可能である。なお、本発明は、必要に応じて、複数の変形例を組み合わせて適用することも可能である。
【0074】
(変形例1)
ダイアログボックスのサイズは、一定である必要はなく、その内部に表示させる情報の量に応じて異なってもよい。ダイアログボックスのサイズが可変であると、ダイアログボックスの表示に伴って移動されるブックマークアイコンの移動量も変化する。
【0075】
図9は、本例においてダイアログボックスを表示させる処理を示すフローチャートである。ダイアログボックスのサイズを可変とする場合には、図8のステップS2、S3の処理に代えて、同図に示した処理を実行すればよい。ここにおいて、制御部310は、タップ操作が行われたブックマークアイコンに対応する設定情報を読み出し、当該ブックマークアイコンに対応するダイアログボックスに表示される情報の量を特定する(ステップSa1)。制御部310は、画像のサイズ(面積、画素数)や、表示させる文字の文字数などを特定することによって、ダイアログボックスの内部に表示される情報の量を特定することができる。次に、制御部310は、ステップSa1の特定結果に基づき、ダイアログボックスのサイズを決定し(ステップSa2)、このサイズに応じてブックマークアイコンの移動量(すなわち移動距離)を決定する(ステップSa3)。このようにしてダイアログボックスのサイズをブックマークアイコンの移動量を決定したら、制御部310は、この決定に従ってブックマークアイコンを移動させ、ダイアログボックスを表示させる(ステップSa4、Sa5)。
【0076】
なお、ダイアログボックスの内部に表示させる情報の量がそれぞれ異なる場合であっても、ダイアログボックスのサイズを可変にしないことも可能である。例えば、ダイアログボックスの内部に情報の一部のみを表示させ、ダイアログボックスの内部に表示される情報をドラッグ操作によってスクロール表示させるようにすれば、ダイアログボックスのサイズが一定であっても、当該一部以外の情報を表示させることができ、さまざまな量の情報を表示することが可能である。
【0077】
(変形例2)
本発明は、複数のダイアログボックスを同時に表示させるものであってもよい。すなわち、ダイアログボックスは、上述した実施形態のように、1つのみが選択的に表示され、あるダイアログボックスが表示されている状態で別のダイアログボックスを表示させようとすると、先に表示されていたダイアログボックスが非表示になるように表示数が制限されていなくてもよい。
【0078】
例えば、図7(a)の例において、ブックマークアイコンIm1Dが選択されたとすると、制御部310は、ブックマークアイコンの配置の少なくとも一部をさらに変更し、ダイアログボックスIm2Dを表示させる。例えば、制御部310は、ブックマークアイコンIm1E、Im1Fを下方に移動させ、ブックマークアイコンIm1C、Im1DとブックマークアイコンIm1E、Im1Fの間にダイアログボックスIm2Dを表示させる。このとき、制御部310は、ダイアログボックスIm2AとダイアログボックスIm2Dとが同時に(すなわちスクロールアウトすることなく)表示されるように、ダイアログボックスIm2A、Im2Dのサイズを縮小してもよい。また、制御部310は、このときブックマークアイコンIm1Dの表示位置を変えてもよいし、変えなくてもよい。
【0079】
図10は、複数のダイアログボックスの表示例を示す図である。図10(a)は、ブックマークアイコンIm1C及びIm1Dが選択され、ダイアログボックスIm2C及びIm2Dが表示される場合の一例を示すものである。この例において、ダイアログボックスIm2C及びIm2Dは、図7に示したダイアログボックスよりも上下方向のサイズが小さくなっている。また、図10(b)は、ブックマークアイコンIm1C及びIm1Dが選択され、ダイアログボックスIm2C及びIm2Dが表示される場合の他の例を示すものである。この例において、ダイアログボックスIm2C及びIm2Dは、図7に示したダイアログボックスよりも左右方向のサイズが小さくなっている。
【0080】
(変形例3)
画面のスクロール表示(図8のステップS6)は、画面内のあらゆる位置ではなく、特定の位置に対するドラッグ操作で行われるようにしてもよい。ここにおいて、特定の位置とは、例えば、いわゆるスクロールバーのノブ(つまみ)に相当する部分である。
【0081】
(変形例4)
本発明において、第1の画像は、ブックマークアイコンに限定されない。また、第2の画像も、ダイアログボックスに限定されない。例えば、第1の画像は、楽曲のアルバム名やそのジャケットの画像を表示するものであってもよい。この場合において、第2の画像は、そのアルバムを構成する複数の楽曲の曲名などを表示するものであってもよい。このとき、ユーザは、曲名を選択することによって、選択した曲名に対応する楽曲を再生させることができる。
【0082】
あるいは、第1の画像は、ゲームの名称やそのパッケージ(又はゲーム画面)の画像を表示するものであってもよい。この場合において、第2の画像は、そのゲームのプレイ内容を記録した1又は複数のセーブデータを示す画像表示するものであってもよい。このとき、ユーザは、セーブデータを示す画像を選択することによって、選択したセーブデータを読み出してゲームをセーブ時の状態から再開することができる。
【0083】
(変形例5)
本発明において、画像を表示させたり非表示にさせたりする操作は、タッチ操作に限定されない。例えば、本発明は、画面にカーソル(又はポインタ)を表示させ、カーソルの表示位置を十字キーやスライドパッド(又はタッチパッド)を操作することによって移動させるとともに、所定のキーを押下することによってカーソルと重なって表示されている画像(第1の画像や第2の画像)を選択するものであってもよい。
【0084】
(変形例6)
本発明は、本体装置300、本体装置300とコントローラ100とを備える表示システム、さらにモニタ200を備える表示システム(表示システム10)といった形態だけではなく、本体装置300に相当する構成とコントローラ100に相当する構成とを一体に備えた情報処理装置(いわゆるタブレット端末など)といった形態でも実施可能である。また、本発明に係る表示装置は、両手で把持する形状ではなく、片手で把持する形状であってもよいし、机の上などに置いた状態で操作するものであってもよい。なお、本発明に係る情報処理装置は、ゲーム機能を有していなくてもよい。
【0085】
また、本発明は、このような情報処理装置や表示システムの形態だけでなく、第1の画像及び第2の画像を表示させるための表示方法や、かかる表示方法を実現するための情報処理プログラムといった形態での実施も可能である。さらに、本発明に係る情報処理プログラムは、光ディスクや半導体メモリなどの記録媒体に記録された形態での提供や、インターネットなどのネットワークを介して情報処理装置にダウンロードさせる形態での提供も可能である。
【符号の説明】
【0086】
10…表示システム、100…コントローラ(表示装置)、110…制御部、120…補助記憶部、130…通信部、140…表示部、141…表示領域、150…タッチスクリーン部、160…操作部、200…モニタ、201…表示領域、300…本体装置(情報処理装置)、310…制御部、311…情報取得手段、312…第1の表示制御手段、313…第2の表示制御手段、314…第3の表示制御手段、315…実行手段、320…補助記憶部、330…ディスクドライブ部、340…ネットワーク通信部、350…端末通信部、360…AVインタフェース部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10