【課題を解決するための手段】
【0025】
本発明は、望ましくない(例えば、異常に上昇した)腫瘍分泌を抑制するように設計された、新しい種類の非細胞傷害性作用物質を提供し、したがって、結果として生じた疾患を最小限にし、又は回復させることによって、外科手術又は既存の内科的療法と関連する上記の問題又は危険性の1又は複数を解決する。
【0026】
より詳細には、本発明の第1の態様は、神経内分泌腫瘍からの(1又は複数の)分泌を抑制するのに使用されるポリペプチドであって、
a 神経内分泌腫瘍細胞におけるエキソサイトーシス融合装置(exocytic fusion apparatus)のタンパク質を切断することができる非細胞傷害性プロテアーゼ、
b.エンドサイトーシスを受けて、神経内分泌腫瘍細胞内のエンドソームに組み込まれ得る、神経内分泌腫瘍細胞上の結合部位に結合することができるターゲティング部分(TM,Targeting Moiety)、及び
c.エンドソームの内部からエンドソーム膜を通過して神経内分泌腫瘍細胞の細胞質ゾル中にプロテアーゼを移行させることができる移行ドメイン
を含むポリペプチドを提供する。
【0027】
使用する際に、本発明のポリペプチドは、神経内分泌腫瘍細胞に結合する。その後、移行成分が、腫瘍細胞の細胞質ゾル中へのプロテアーゼ成分の輸送を達成する。最後に、プロテアーゼは、内部に入ると、神経内分泌腫瘍細胞のエキソサイトーシス融合プロセス(exocytic fusion process)を阻害する。したがって、本発明のポリペプチドは、神経内分泌腫瘍細胞のエキソサイトーシス融合装置を不活性化することによって、神経内分泌腫瘍細胞からの分泌を阻害する。したがって、本発明のポリペプチドは、上記の表2において列挙される様々な病態生理学的状態又は症状の1又は複数を抑制/治療する。
【0028】
本発明の主要な標的細胞は、1又は複数のホルモン(又は他の生理活性分子)を分泌し、病態生理学的状態の発生をもたらす、神経内分泌系起源の腫瘍細胞である。
【0029】
本発明は、神経内分泌腫瘍からのホルモン及び/又は他の生理活性分子の分泌を抑制することができる(また、抑制するのに使用される)ポリペプチドを提供する。
【0030】
本発明の関連する態様において、患者における神経内分泌腫瘍を治療するための方法であって、治療有効量の本発明のポリペプチドを患者に投与することを含む方法が提供される。
【0031】
いかなる理論にも拘束されることを望むものではないが、本発明者らは、神経内分泌腫瘍からの生理的活性分子の望ましくない(例えば普通でないレベルの)分泌が、患者における病理学的状態を引き起こし、維持すると考える。したがって、上述の分泌を阻害することによって、疾患状態の進行を食い止めることができ、症状を回復させることができる。
【0032】
本発明のポリペプチドは、ホルモン分泌性の転移、前癌状態、及びその症状を含む、一連の神経内分泌腫瘍を治療するのに使用するのに特に適している。この点に関して、「治療すること」は、そのような細胞からの過剰な分泌を低下させる又は排除することを含む。
【0033】
例として、本発明の重要な神経内分泌腫瘍標的細胞は、下垂体腺腫及び/又は胃腸膵管系神経内分泌腫瘍(GEP−NET,gastroenteropancreatic neuroendocrine tumour)を含む。GEP−NETは、主として、胃、腸管、又は膵臓にあり、通常、生理的調節下でより低いレベルで分泌される、過剰な量のホルモン及び他の生理活性分子を分泌する。これらの分泌は、患者が経験する症状の一因となる。GEP−NETは、カルチノイド及び非カルチノイドのサブタイプに分類することができる。
【0034】
カルチノイドGEP−NET(すべてのGEP−NETの55%)は、それらの組織の場所に従って分類される傾向があり、有病率の順序で、虫垂(38%)、回腸(23%)、直腸(13%)、及び気管支(11.5%)における細胞から生じるものを含む。
【0035】
非カルチノイドGEP−NETは、過度のインスリンを分泌する膵島のインスリノーマ(17%)、未知の種類の腫瘍(15%)、過度のガストリンを分泌する膵臓又は十二指腸のガストリノーマ(9%)、過度の血管作動性腸管ポリペプチドを分泌する膵臓、肺、又は神経節細胞腫のビポーマ、及び過度のグルカゴンを分泌する膵島の腫瘍であるグルカゴノーマを含む。
【0036】
下垂体腫瘍は、それらの分泌型又は細胞の正体に従って分類される傾向があり、プロラクチンを分泌するプロラクチノーマ(最も一般的)、ソマトトロピノーマ(成長ホルモン、コルチコトロピノーマ(副腎皮質刺激ホルモン)、サイロトロピノーマ(甲状腺刺激ホルモン)、ゴナドトロピノーマ(gonadotrophinoma)、(FSH、LH)、及び非機能性下垂体腺腫を含む。
【0037】
他の分泌性腫瘍は、甲状腺髄様腫瘍、小細胞及び非小細胞肺腫瘍、メルケル細胞腫、並びに褐色細胞腫を含む。過剰な分泌アドレナリンが重篤な高血圧症に至る場合、後者は、致命的となり得る。そのような過分泌は、個人を、腫瘤を摘出するための外科手術に適さなくし得る、そのため、強化性の有害サイクルが、出現し得、分泌を最小限にするための腫瘍の治療が、望ましい。
【0038】
本発明によって検討される神経内分泌腫瘍細胞の特に好ましいサブセットは、インスリノーマ、ガストリノーマ、ビポーマ、グルカゴノーマ、プロラクチノーマ、ソマトトロピノーマ、コルチコトロピノーマ、サイロトロピノーマ、及び褐色細胞腫である。
【0039】
神経内分泌腫瘍細胞(腫瘍細胞の上記のサブセットなど)の分泌機能を抑制することによって、本発明は、とりわけ、クッシング病、先端巨大症、カルチノイド症候群、低血糖症候群、壊死融解性移動性紅斑、ゾリンジャー−エリソン症候群、及びバーナー−モリソン症候群などの状態の治療のための療法を提供する。望ましくない神経内分泌腫瘍分泌から結果として起こる症状の治療のための療法もまた提供される(表2を参照されたい)。
【0040】
本発明のポリペプチドの「生理活性」成分は、非細胞傷害性プロテアーゼによって提供される。この特異なグループのプロテアーゼは、SNAREタンパク質(例えばSNAP−25 VAMP、又はSyntaxin)として知られている細胞内輸送タンパク質をタンパク分解性で切断することによって作用する。Gerald K (2002) "Cell and Molecular Biology" (4th edition) John Wiley & Sons, Inc.を参照されたい。頭文字SNAREは、可溶性NSF付着受容体(Soluble NSF Attachment Receptor)という用語に由来し、NSFは、N−エチルマレイミド感受性因子(N-ethylmaleimide-Sensitive Factor)を意味する。SNAREタンパク質は、細胞内小胞形成、したがって、細胞からの小胞輸送を介しての分子の分泌に不可欠である。したがって、一度、望まれる標的細胞に送達されたら、非細胞傷害性プロテアーゼは、標的細胞からの細胞分泌を阻害することができる。
【0041】
非細胞傷害性プロテアーゼは、細胞を死滅させない、孤立性のクラスの分子であり、その代わりに、それらは、タンパク質合成以外の細胞プロセスを阻害することによって作用する。非細胞傷害性プロテアーゼは、様々な植物によって並びにクロストリジウム種及びナイセリア種などの様々な微生物によって、より大きな毒分子の一部として産生される。
【0042】
クロストリジウムの神経毒は、非細胞傷害性毒分子の主なグループに相当し、ジスルフィド結合によってともに結合する2つのポリペプチド鎖を含む。2つの鎖は、約100kDaの分子量を有する重鎖(H鎖)及び約50kDaの分子量を有する軽鎖(L鎖)と称される。プロテアーゼ機能を有し、エキソサイトーシスプロセスに関与する小胞及び/又は形質膜に結合する(SNARE)タンパク質(例えばシナプトブレビン、シンタキシン、又はSNAP−25)に対して高度な基質特異性を示すのはL鎖である。これらの基質は、神経分泌機構の重要な成分である。
【0043】
ナイセリア種は、最も有力に種N.ゴノレア(N. gonorrhoeae)から、ストレプトコッカス種は、最も有力に種S.ニューモニエ(S. pneumoniae)から、機能的に類似した非細胞傷害性毒分子を産生する。そのような非細胞傷害性プロテアーゼの例は、IgAプロテアーゼである(参照によってその全体が本明細書に組み込まれる国際公開第99/58571号パンフレットを参照されたい。)。したがって、本発明の非細胞傷害性プロテアーゼは、好ましくは、クロストリジウムの神経毒プロテアーゼ又はIgAプロテアーゼである。
【0044】
次に、本発明のターゲティング部分(TM)成分について述べると、本発明のポリペプチドを神経内分泌腫瘍細胞に結合させるのはこの成分である。
【0045】
したがって、本発明のTMは、神経内分泌腫瘍細胞上の受容体に結合する。例として、本発明のTMは、そのスプライスバリアント(例えばsst
1、sst
2、sst
3、sst
4、及びsst
5)を含むソマトスタチン(sst,somatostatin)受容体;GRF受容体とも知られている成長ホルモン放出ホルモン(GHRH,growth hormone-releasing hormone)受容体;グレリン受容体;ボンベシン受容体(例えばBRS−1、BRS−2、若しくはBRS−3);ウロテンシン受容体(例えばウロテンシンII受容体);メラニン凝集ホルモン受容体1;プロラクチン放出ホルモン受容体;1型GnRHR及び/若しくは2型GnRHR受容体などのゴナドトロピン放出ホルモン受容体(GnRHR,gonadotropin-releasing hormone receptor);並びに/又はKiSS-1受容体を含む群から選択される受容体に結合してもよい。
【0046】
一実施形態において、本発明のTMは、ソマトスタチン(SST)受容体に結合する。適切なSSTペプチドTMの例は、SANSNPAMAPRERKAGCKNFFWKTFTSC(SST−28);
AGCKNFFWKTFTSC(SST−14);
QEGAPPQQSARRDRMPCRNFFWKTFSSCK(CST−29);
QERPPLQQPPHRDKKPCKNFFWKTFSSCK(CST−29);
QERPPPQQPPHLDKKPCKNFFWKTFSSCK(CST−29);
DRMPCRNFFWKTFSSCK(CST−17);PCRNFFWKTFSSCK(CST−14);及びPCKNFFWKTFSSCK(CST−14);D−Phe−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−NH2(BIM 23052)、D−Phe−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−D−Nal−NH2(BIM 23056)又はc[Cys−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys]−NH
2(BIM23268);オクトレオチドペプチド、ランレオチドペプチド、BIM23027、CYN154806、BIM23027、バプレオチドペプチド、セグリチドペプチド、及びSOM230などの完全長SST及びコルチスタチン(CST,cortistatin)並びにその切断型及びペプチドアナログを含む。これらのTMは、本発明に関連する神経内分泌腫瘍細胞上に存在する、sst
1受容体、sst
2受容体、sst
3受容体、sst
4受容体、及びsst
5受容体などのsst受容体に結合する−表3を参照されたい。SST及びCSTは、高度な構造の相同性を有し、すべての知られているsst受容体に結合する。
【0047】
【表3】
【0048】
他の実施形態において、本発明のTMは、成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)受容体に結合する。GHRHはまた、成長ホルモン放出因子(GRF若しくはGHRF,growth-hormone-releasing factor)又はソマトクリニンとしても知られている。適切なGHRHペプチドは、完全長GHRH(1〜44)ペプチド並びにGHRH(1〜27、1〜28、1〜29)、GHRH(1〜37)、及びGHRH(1〜40、1〜43)−OHなどのその切断型並びにBIM 28011又はNC−9−96;[MeTyr1,Ala15,22,Nle27]−hGHRH(1−29)−NH2;MeTyr1,Ala8,9,15,22,28,Nle27]−hGHRH(1−29)−NH2;シクロ(25−29)[MeTyr1,Ala15,DAsp25,Nle27,Orn29+ ++]−hGHRH(1−29)−NH2;(D−Tyr1)−GHRH(1−29)−NH2;(D−Ala2)−GHRH(1−29)−NH2;(D−Asp3)−GHRH(1−29)−NH2;(D−Ala4)−GHRH(1−29)−NH2;(D−Thr7)−GHRH(1−29)−NH2;(D−Asn8)−GHRH(1−29)−NH2;(D−Ser9)−GHRH(1−29)−NH2;(D−Tyr10)−GHRH(1−29)−NH2;(Phe4)−GHRH(1−29)−NH2;(pCl−Phe6)−GHRH(1−29)−NH2;(N−Ac−Tyr1)−GHRH(1−29)−NH2;(N−Ac−Tyr1,D−Ala2)−GHRH(1−29)−NH2;(N−Ac−D−Tyr1,D−Ala2)−GHRH(1−29)−NH2;(N−Ac−D−Tyr1,D−Ala 2,D−Asp3)−GHRH(1−29)−NH2;(D−Ala2,NLeu27)−GHRH(1−29)−NH2;(His1,D−Ala2,NLeu27)−GHRH(1−29)−NH2;(N−Ac−His1,D−Ala2,N−Leu27)−GHRH(1−29)−NH2;(His1,D−Ala 2,D−Ala 4,Nleu27)−GHRH(1−29)−NH2;(D−Ala2,D−Asp3,D−Asn8,NLeu27)−GHRH(1−29)−NH2;(D−Asp3,D−Asn8,NLeu27)−GHRH(1−29)−NH2;[His1,NLeu27]−hGHRH(1−29)−NH2;[NLeu27]−hGHRH(1−29)−NH2;H−Tyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−Tyr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−Arg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Met−Ser−Arg−Gln−Gln−Gly−Glu−Ser−Asn−Gln−Glu−Arg−Gly−Ala−Arg−Ala−Arg−Leu−NH2;H−Tyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−Tyr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−Arg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Met−Ser−Arg−NH2;H−Tyr−D−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−Tyr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−Arg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Met−Ser−Arg−NH2;H−Tyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−Tyr−Arg−Lys−Ile−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−Arg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Met−Asn−Arg−Gln−Gln−Gly−Glu−Arg−Asn−Gln−Glu−Gln−Gly−Ala−Lys−Val−Arg−Leu−NH2;H−Tyr−Ala−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Asn−Ser−Tyr−Arg−Lys−Val−Leu−Gly−Gln−Leu−Ser−Ala−Arg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Met−Asn−Arg−Gln−Gln−Gly−Glu−Arg−Asn−Gln−Glu−Gln−Gly−Ala−Lys−Val−Arg−Leu−NH2;His−Val−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Gln−Ser−Tyr−Arg−Lys−Val−Leu−Ala−Gln−Leu−Ser−Ala−Arg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Leu−Asn−Arg;His−Val−Asp−Ala−Ile−Phe−Thr−Gln−Ser−Tyr−Arg−Lys−Val−Leu−Ala−Gln−Leu−Ser−Ala−Arg−Lys−Leu−Leu−Gln−Asp−Ile−Leu−Asn−Arg−Gln−Gln−Gly−Glu−Arg−Asn−Gln−Glu−Gln−Gly−Alaなどのペプチドアナログを含む。
【0049】
他の実施形態において、本発明のTMは、グレリン受容体に結合する。適切なTMの例は、この点に関して、完全長グレリンなどのグレリンペプチド(例えばグレリン
117)及びグレリン
24〜117、グレリン
52〜117、[Trp3,Arg5]−グレリン(1〜5)、des−Gln−グレリン、コルチスタチン−8、His−D−Trp−Ala−Trp−D−Phe−Lys−NH
2、成長ホルモン放出ペプチド(例えばGHRP−6)、又はヘキサレリンなどのその切断型及びペプチドアナログを含む。
【0050】
さらなる実施形態において、TMは、ボンベシン受容体(例えばBRS−1、BRS−2、又はBRS−3)に結合する。適切なボンベシンペプチドの例は、カエルの皮膚からもともと単離された完全長ボンベシン−14アミノ酸ペプチド(pGlu−Gln−Arg−Leu−Gly−Asn−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Met−NH
2);並びに哺乳動物における2つの知られている相同体、すなわちニューロメジンB及びブタGRP−Ala−Pro−Val−Ser−Val−Gly−Gly−Gly−Thr−Val−Leu−Ala−Lys−Met−Tyr−Pro−Arg−Gly−Asn−His−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Met−NH
2,及びヒトGRP−Val−Pro−Leu−Pro−Ala−Gly−Gly−Gly−Thr−Val−Leu−Thr−Lys−Met−Tyr−Pro−Arg−Gly−Asn−His−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Met−NH
2などのガストリン放出ペプチド(GRP,gastrin releasing peptide)を含む。ボンベシンペプチドへの言及は、ニューロメジンB及びGRPなどのその相同体を包含し、その切断型及びペプチドアナログを含む。
【0051】
他の実施形態において、本発明のTMは、ウロテンシン受容体に結合する。適切なTMは、この点に関して、環状神経ペプチドである、ウロテンシンII(U−II,Urotensin−II)などのウロテンシンペプチドを含む。U−IIのC末端環状領域は、異なる種にわたって強く保存されており、6つのアミノ酸残基(−Cys Ple−Trp−Lys−Tyr−Cys−)を含み、これは、ソマトスタチン−14の中心領域(−Phe−Trp−Lys−Thr−)に構造上類似している。本発明のウロテンシンペプチドは、プレプロウロテンシンIIなどのU−II前駆体ペプチド(その2つのヒト124アイソフォーム及び139アイソフォームを含む)並びにその11残基成熟ペプチド形態及びペプチドアナログなどの他の切断型を含む。
【0052】
さらなる実施形態において、本発明のTMは、メラニン凝集ホルモン受容体1に結合する。適切なTMの例は、この点に関して、完全長MCHなどのメラニン凝集ホルモン(MCH,melanin-concentrating hormone)ペプチド、その切断型、及びアナログを含む。
【0053】
他の実施形態において、本発明のTMは、プロラクチン放出ホルモン受容体に結合する。適切なTMの例は、この点に関して、プロラクチン放出ペプチド、その切断型、及びアナログを含む。
【0054】
他の実施形態において、本発明のTMは、ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH,gonadotropin-releasing hormone)受容体に結合する。GnRHはまた、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH,Luteinizing-Hormone Releasing Hormone)としても知られている。適切なGnRH受容体TMの例は、GnRHIペプチド、GnRHIIペプチド、及びGnRHIIIペプチド、例えば、完全長92アミノ酸GnRH前駆体ポリペプチド及びデカペプチド:ピロGlu−His−Trp−Ser−Tyr−Gly−Leu−Arg−Pro−Gly CONH2などのその切断型を含む。
【0055】
さらなる実施形態において、本発明のTMは、KiSS−1受容体に結合する。適切なTMの例は、この点に関して、Kissペプチン−10ペプチド、Kissペプチン−54ペプチド、その切断型、及びアナログを含む。
【0056】
本発明の第2の態様によれば、組成物(composition of matter)、すなわち、
a 神経内分泌腫瘍細胞におけるエキソサイトーシス融合装置のタンパク質を切断することができる非細胞傷害性プロテアーゼ、
b.エンドサイトーシスを受けて、神経内分泌腫瘍細胞内のエンドソームに組み込まれ得る、神経内分泌腫瘍細胞上の結合部位に結合することができるターゲティング部分(TM)、及び
d.エンドソームの内部からエンドソーム膜を通過して神経内分泌腫瘍細胞の細胞質ゾル中にプロテアーゼを移行させることができる移行ドメイン
を含むポリペプチドが提供される。
【0057】
本発明の第1の態様の特徴はすべて、上記の第2の態様に等しく適用される。
【0058】
本発明の第1及び/又は第2の態様の好ましい実施形態において、TMは、ヒトペプチドアミノ酸配列を有する。したがって、高度に好ましいTMは、ヒトSSTペプチド、ヒトCSTペプチド、又はヒトGHRHペプチドである。
【0059】
ポリペプチド調製物
本発明のポリペプチドは、3つの主要な成分:「生理活性」(つまり非細胞傷害性プロテアーゼ);TM;及び移行ドメインを含む。そのような融合タンパク質の調製と関連する一般的な技術は、リターゲットトキシン(re-targeted toxin)技術と呼ばれることが多い。例示として、発明者らは、国際公開第94/21300号パンフレット、国際公開第96/33273号パンフレット、国際公開第98/07864号パンフレット、国際公開第00/10598号パンフレット、国際公開第01/21213号パンフレット、国際公開第06/059093号パンフレット、国際公開第00/62814号パンフレット、国際公開第00/04926号パンフレット、国際公開第93/15766号パンフレット、国際公開第00/61192号パンフレット、及び国際公開第99/58571号パンフレットを参照する。これらの刊行物はすべて、それに対する参照によって本明細書において組み込まれる。
【0060】
より詳細に、本発明のTM成分は、本発明のプロテアーゼ成分又は移行成分のいずれかに融合されてもよい。上述の融合体は、好ましくは、共有結合、例えば直接的な共有結合を介して又はスペーサー/リンカー分子を介してのものである。プロテアーゼ成分及び移行成分は、好ましくは、共有結合、例えば直接的な共有結合を介して又はスペーサー/リンカー分子を介して、ともに連結される。適切なスペーサー/リンカー分子は、当技術分野においてよく知られており、典型的に、長さが5〜40、好ましくは10〜30のアミノ酸残基のアミノ酸ベースの配列を含む。
【0061】
使用において、ポリペプチドは、二重鎖高次構造を有し、プロテアーゼ成分及び移行成分は、好ましくはジスルフィド結合を介してともに連結されている。
【0062】
本発明のポリペプチドは、当業者によく知られている、従来の化学的コンジュゲーション技術によって調製されてもよい。例として、Hermanson, G.T. (1996), Bioconjugate techniques, Academic Press及びWong, S.S. (1991), Chemistry of protein conjugation and cross-linking, CRC Press、Nagy et al., PNAS 95 p1794-99 (1998)が参照される。本発明のポリペプチドに合成TMを付着させるためのさらなる詳細な方法論は、例えば欧州特許第0257742号明細書において提供される。前述のコンジュゲーションについての刊行物は、それに対する参照によって本明細書において組み込まれる。
【0063】
その代わりに、ポリペプチドは、単一ポリペプチド融合タンパク質の組換え調製によって調製されてもよい(例えば国際公開第98/07864号パンフレットを参照されたい)。この技術は、天然クロストリジウム神経毒(つまりホロトキシン)が調製され、以下の「単純化された」構造の配置を有する融合タンパク質をもたらすインビボ細菌メカニズムに基づく。
【0064】
NH
2−[プロテアーゼ成分]−[移行成分]−[TM]−COOH
【0065】
国際公開第98/07864号パンフレットによれば、TMは、融合タンパク質のC末端の端の方に配置される。次いで、融合タンパク質は、プロテアーゼを用いる処理によって活性化され、これは、プロテアーゼ成分と移行成分の間の部位で切断される。したがって、移行成分及びTMを含有する他の単一ポリペプチド鎖に共有結合で(ジスルフィドブリッジを介して)付着された単一ポリペプチド鎖としてのプロテアーゼ成分を含む二重鎖タンパク質が、産生される。
【0066】
或いは、国際公開第06/059093号パンフレットによれば、融合タンパク質のTM成分は、プロテアーゼ切断部位と移行成分の間の、直鎖状融合タンパク質配列の中央の方に位置する。これは、TMが、移行ドメインに付着していることを確実にする(つまり天然クロストリジウムホロトキシンで生じるように)が、この場合、2つの成分が、天然ホロトキシンと比較して順序が逆転している。プロテアーゼ切断部位の続いて起こる切断により、TMのN末端部分が露出され、二重鎖ポリペプチド融合タンパク質が提供される。
【0067】
前述の(1又は複数の)プロテアーゼ切断配列は、部位特異的突然変異誘発によってなどのように従来の手段によってDNAレベルで導入されてもよい(及び/又は任意の本来の切断配列は除去されてもよい)。切断配列の存在を確認するためのスクリーニングは、手動で又はコンピューターソフトウェア(例えばDNASTAR, Inc.によるMapDrawプログラム)の支援によって実行されてもよい。任意のプロテアーゼ切断部位が使用されてもよいが(つまり、クロストリジウム又は非クロストリジウム)、以下が、好ましい。
エンテロキナーゼ(DDDDK↓)
第Xa因子(IEGR↓/IDGR↓)
TEV(タバコEtchウイルス)(ENLYFQ↓G)
トロンビン(LVPR↓GS)
PreScission(LEVLFQ↓GP)。
【0068】
さらなるプロテアーゼ切断部位は、非細胞傷害性プロテアーゼによって、例えばクロストリジウムの神経毒によって切断される認識配列を含む。これらは、クロストリジウムの神経毒などの非細胞傷害性プロテアーゼによって切断されるSNARE(例えばSNAP−25、シンタキシン、VAMP)タンパク質認識配列を含む。特定の例は、米国特許出願公開第2007/0166332において提供され、これは、それに対する参照によってその全体がこれによって組み込まれる。
【0069】
自己切断配列であるインテインもまた、プロテアーゼ切断部位という用語によって包含される。自己スプライシング反応は、例えば、存在する還元剤の濃度を変化させることによって制御可能である。前述の「活性化」切断部位はまた、本発明のポリペプチドに組み込まれる場合、「破壊性」切断部位として使用されてもよい(下記に議論される)。
【0070】
好ましい実施形態において、本発明の融合タンパク質は、1又は複数のN末端及び/又はC末端に位置する精製タグを含んでいてもよい。任意の精製タグが使用されていてもよいが、以下が好ましい。
【0071】
好ましくはC末端及び/又はN末端タグとしてのHisタグ(例えば6×ヒスチジン)
好ましくはN末端タグとしてのMBPタグ(マルトース結合タンパク質,maltose binding protein)
好ましくはN末端タグとしてのGSTタグ(グルタチオン−S−トランスフェラーゼ,glutathione-S-transferase)
好ましくはN末端タグとしてのHis−MBPタグ
好ましくはN末端タグとしてのGST−MBPタグ
好ましくはN末端タグとしてのチオレドキシンタグ
好ましくはN末端タグとしてのCBDタグ(キチン結合ドメイン,Chitin Binding Domain)。
【0072】
1又は複数のペプチドスペーサー/リンカー分子が、融合タンパク質において含まれていてもよい。例えば、ペプチドスペーサーは、精製タグと残りの融合タンパク質分子の間に使用されてもよい。
【0073】
したがって、本発明の第3の態様は、上記に記載される(つまり本発明の第2の態様)ポリペプチドをコードする核酸(例えばDNA)配列を提供する。
【0074】
上述の核酸は、プラスミドなどのベクターの形態で含まれていてもよく、これは、複製開始点、核酸統合部位、プロモーター、ターミネーター、及びリボソーム結合部位の1又は複数を含んでいてもよい。
【0075】
本発明はまた、宿主細胞において、特に大腸菌(E. coli)において又はバキュロウイルス発現系を介して上記核酸配列(つまり本発明の第3の態様)を発現するための方法を含む。
【0076】
本発明はまた、本発明のポリペプチドを活性化するための方法であって、非細胞傷害性プロテアーゼ成分と移行成分の間に位置する認識部位(切断部位)でポリペプチドを切断するプロテアーゼとポリペプチドを接触させ、それによってポリペプチドを二重鎖ポリペプチドに変換することを含み、非細胞傷害性プロテアーゼ及び移行成分は、ジスルフィド結合によってともに結合される方法も含む。好ましい実施形態において、認識部位は、自然発生のクロストリジウムの神経毒及び/又は自然発生のigAプロテアーゼに対して天然ではない。
【0077】
本発明のポリペプチドは、非標的エリアへの分散と関連する不要な副作用を低下させる又は予防するためにさらに修飾されてもよい。本実施形態によれば、ポリペプチドは、破壊性切断部位を含む。破壊性切断部位は、「活性化」部位(つまり二重鎖形成)とは異なり、非細胞傷害性プロテアーゼによってではなく第2のプロテアーゼによって切断可能である。さらに、そのように、第2のプロテアーゼによって破壊性切断部位で切断される場合、ポリペプチドは、低下した効力を有する。(例えば意図される標的細胞に対する低下した結合能力、低下した移行活性、及び/又は低下した非細胞傷害性プロテアーゼ活性)。完全性のために、本発明の「破壊性」切断部位のいずれも、本発明のポリペプチドにおける「活性化」部位と別々に使用されてもよい。
【0078】
したがって、本実施形態によれば、本発明は、離れた(off-site)場所で制御可能に不活性化する及び/又は破壊することができるポリペプチドを提供する。
【0079】
好ましい実施形態において、破壊性切断部位は、循環プロテアーゼ(例えば、血清プロテアーゼ又は血液凝固カスケードのプロテアーゼなどの細胞外プロテアーゼ)、組織関連プロテアーゼ(例えば筋肉のMMPなどのマトリックスメタロプロテアーゼ(MMP,matrix metalloprotease))、及び細胞内プロテアーゼ(好ましくは標的細胞に不在のプロテアーゼ)から選択される第2のプロテアーゼ(つまり破壊性プロテアーゼ)によって認識され、切断される。
【0080】
したがって、使用において、本発明のポリペプチドが、その意図される標的細胞から離れて分散するようになる及び/又は非標的細胞によって取り込まれる場合、ポリペプチドは、破壊性切断部位の切断によって(第2のプロテアーゼによる)不活性化されるようになるであろう。
【0081】
一実施形態において、破壊性切断部位は、離れた細胞型内に存在する第2のプロテアーゼによって認識され、切断される。本実施形態において、離れた細胞及び標的細胞は、好ましくは、異なる細胞型である。その代わりに(又はさらに)、破壊性切断部位は、離れた場所(例えば標的細胞に対して遠位)に存在する第2のプロテアーゼによって認識され、切断される。したがって、破壊性切断が細胞外で生じる場合、標的細胞及び離れた細胞は、同じ又は異なる細胞型であってもよい。この点に関して、標的細胞及び離れた細胞は、それぞれ、本発明の同じポリペプチドが結合する受容体を有していてもよい。
【0082】
ポリペプチドが、離れた場所において又はそこにある場合、本発明の破壊性切断部位は、ポリペプチドの不活性化/破壊を提供する。この点に関して、破壊性切断部位の切断は、ポリペプチドの効力を最小限にする(同じ破壊性切断部位を欠く又は同じ破壊性部位を有するが、非切断形態をしている同一のポリペプチドと比較した場合)。例として、低下した効力は、低下した結合(哺乳動物細胞受容体に対する)及び/又は低下した移行(細胞質ゾルの方向に哺乳動物細胞のエンドソーム膜を通過して)及び/又は低下したSNAREタンパク質切断を含む。
【0083】
本発明との関連において(1又は複数の)破壊性切断部位を選択する場合、(1又は複数の)破壊性切断部位は、その製造プロセスの一部として、本発明のポリペプチドの翻訳後修飾のために別々に使用されるかもしれないあらゆるプロテアーゼについての基質ではないことが好ましい。この点に関して、本発明の非細胞傷害性プロテアーゼは、典型的に、プロテアーゼ活性化事象を使用する(本発明の破壊性切断部位とは構造上異なる、別々の「活性化」プロテアーゼ切断部位を介して)。活性化切断部位の目的は、本発明のポリペプチドの非細胞傷害性プロテアーゼと移行成分又は結合成分の間のペプチド結合を切断することであり、それによって、「活性化」二重鎖ポリペプチドを提供し、上述の2つの成分は、ジスルフィド結合を介してともに連結される。
【0084】
したがって、本発明のポリペプチドの(1又は複数の)破壊性切断部位が、「活性化」切断部位及び続いて起こるジスルフィド結合形成に悪影響を及ぼさないことを確実にするのを助けるために、前者は、好ましくは、「活性化」切断部位から少なくとも20、少なくとも30、少なくとも40、少なくとも50、より好ましくは少なくとも60、少なくとも70、少なくとも80(隣接)アミノ酸残基離れた位置で本発明のポリペプチドの中に導入される。
【0085】
(1又は複数の)破壊性切断部位及び活性化切断部位は、好ましくは、ポリペプチドの天然成分に関して外因性である(つまり操作された/人工)。言いかえれば、上述の切断部位は、好ましくは、ポリペプチドの対応する天然成分に対して固有のものではない。例として、BoNT/A L鎖又はH鎖(それぞれ)に基づくプロテアーゼ成分又は移行成分は、切断部位を含むように本発明に従って操作されてもよい。しかしながら、上述の切断部位は、対応するBoNT 天然L鎖又はH鎖に存在するであろう。同様に、ポリペプチドのターゲティング部分成分が、プロテアーゼ切断部位を含むように操作される場合、上述の切断部位は、対応するターゲティング部分の対応する天然の配列において存在しないであろう。
【0086】
本発明の好ましい実施形態において、破壊性切断部位及び「活性化」切断部位は、同じプロテアーゼによって切断されない。一実施形態において、2つの切断部位は、少なくとも1、より好ましくは少なくとも2、特に好ましくは少なくとも3、及び最も好ましくは少なくとも4の、それぞれの認識配列内の許容されるアミノ酸が異なるという点において、互いに異なる。
【0087】
例として、クロストリジウムのL鎖とH
N成分の間に第Xa因子「活性化」部位を含有するポリペプチドキメラの場合において、L鎖及び/又はH
N成分及び/又はTM成分における他のところに挿入されてもよい、第Xa因子部位以外の部位である破壊性切断部位を使用することが好ましい。このシナリオにおいて、ポリペプチドは、L鎖とH
N成分の間に代替の「活性化」部位を提供するように修飾されてもよく(例えばエンテロキナーゼ切断部位)、この場合において、別々の第Xa因子切断部位が、破壊性切断部位としてポリペプチドの中の他のところに組み込まれてもよい。その代わりに、L鎖とH
N成分の間の既存の第Xa因子「活性化」部位は、保持されてもよく、トロンビン切断部位などの代替の切断部位が、破壊性切断部位として組み込まれてもよい。
【0088】
(1又は複数の)切断部位の包含のために本発明の成分のいずれかの一次配列内の適切な部位を同定する場合、挿入されることになっている提唱される切断部位と密接にマッチする一次配列を選択することが好ましい。そうすることによって、最小の構造変化がポリペプチドの中に導入される。例として、切断部位は、典型的に、少なくとも3つの隣接アミノ酸残基を含む。したがって、好ましい実施形態において、新しい切断部位を導入するために必要とされる少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つのアミノ酸残基を既に有する((1又は複数の)正確な位置に)切断部位が、選択される。例として、一実施形態において、カスパーゼ3切断部位(DMQD)が、導入されてもよい。この点に関して、例えばDxxx、xMxx、xxQx、xxxD、DMxx、DxQx、DxxD、xMQx、xMxD、xxQD、DMQx、xMQD、DxQD、及びDMxDから選択される一次配列を既に含む好ましい挿入位置が同定される。
【0089】
同様に、表面露出領域の中に切断部位を導入することが好ましい。表面露出領域内では、既存のループ領域が好ましい。
【0090】
本発明の好ましい実施形態において、(1又は複数の)破壊性切断部位は、BoNT/A一次アミノ酸配列に基づく(1又は複数の)以下の位置の1又は複数に導入される。挿入位置は、BoNT/Aに対する参照によって同定される(便宜上)が、代替のプロテアーゼ領域及び/又は移行ドメインの一次アミノ酸配列は、上述のBoNT/A位置と容易にアライメントされてもよい。
【0091】
プロテアーゼ成分については、以下の位置の1又は複数が、好ましい:27〜31、56〜63、73〜75、78〜81、99〜105、120〜124、137〜144、161〜165、169〜173、187〜194、202〜214、237〜241、243〜250、300〜304、323〜335、375〜382、391〜400、及び413〜423。上記のナンバリングは、好ましくは、本発明のプロテアーゼ成分のN末端から始まる。
【0092】
好ましい実施形態において、(1又は複数の)破壊性切断部位は、プロテアーゼ成分のN末端から8を超えるアミノ酸残基、好ましくは10を超えるアミノ酸残基、より好ましくは25を超えるアミノ酸残基、特に好ましくは50を超えるアミノ酸残基の位置に位置する。同様に、好ましい実施形態において、(1又は複数の)破壊性切断部位は、プロテアーゼ成分のC末端から20を超えるアミノ酸残基、好ましくは30を超えるアミノ酸残基、より好ましくは40を超えるアミノ酸残基、特に好ましくは50を超えるアミノ酸残基の位置に位置する。
【0093】
移行成分については、以下の位置の1又は複数が、好ましい:474〜479、483〜495、507〜543、557〜567、576〜580、618〜631、643〜650、669〜677、751〜767、823〜834、845〜859。上記のナンバリングは、好ましくは、本発明の移行ドメイン成分のN末端について449の開始位置及び移行ドメイン成分のC末端について871の終了位置を認識する。
【0094】
好ましい実施形態において、(1又は複数の)破壊性切断部位は、移行成分のN末端から10を超えるアミノ酸残基、好ましくは25を超えるアミノ酸残基、より好ましくは40を超えるアミノ酸残基、特に好ましくは50を超えるアミノ酸残基の位置に位置する。同様に、好ましい実施形態において、(1又は複数の)破壊性切断部位は、移行成分のC末端から10を超えるアミノ酸残基、好ましくは25を超えるアミノ酸残基、より好ましくは40を超えるアミノ酸残基、特に好ましくは50を超えるアミノ酸残基の位置に位置する。
【0095】
好ましい実施形態において、(1又は複数の)破壊性切断部位は、TM成分のN末端から10を超えるアミノ酸残基、好ましくは25を超えるアミノ酸残基、より好ましくは40を超えるアミノ酸残基、特に好ましくは50を超えるアミノ酸残基の位置に位置する。同様に、好ましい実施形態において、(1又は複数の)破壊性切断部位は、TM成分のC末端から10を超えるアミノ酸残基、好ましくは25を超えるアミノ酸残基、より好ましくは40を超えるアミノ酸残基、特に好ましくは50を超えるアミノ酸残基の位置に位置する。
【0096】
本発明のポリペプチドは、1又は複数の(例えば2、3、4、5、又はそれ以上の)破壊性プロテアーゼ切断部位を含んでいてもよい。1つを超える破壊性切断部位が含まれる場合、それぞれの切断部位は、同じであってもよい又は異なっていてもよい。この点に関して、1つを超える破壊性切断部位の使用は、改善された離れた不活性化を提供する。同様に、2つ又はそれ以上の異なる破壊性切断部位の使用は、さらなる設計の融通性を提供する。
【0097】
(1又は複数の)破壊性切断部位は、ポリペプチドの以下の(1又は複数の)成分のいずれかの中で操作されてもよい:非細胞傷害性プロテアーゼ成分;移行成分;ターゲティング部分;又はスペーサーペプチド(存在する場合)。この点に関して、(1又は複数の)破壊性切断部位は、ポリペプチドの効力に対する最小限の悪影響を確実にするように選ばれる(例えば、ターゲティング領域/結合領域及び/若しくは移行ドメインに対して、並びに/又は非細胞傷害性プロテアーゼドメインに対して最小限の影響を有することによって)が、ポリペプチドが、その標的部位/標的細胞から離れやすいことを確実にする。
【0098】
好ましい破壊性切断部位(及び対応する第2のプロテアーゼ)が、直下の表において列挙される。列挙される切断部位は単に例示であり、本発明を限定するようには意図されない。
【0099】
【表4】
【0100】
マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)は、本発明との関連において破壊性プロテアーゼの好ましいグループである。このグループ内で、ADAM17(TACEとしても知られているEC3.4.24.86)が好ましく、細胞外ドメインを「脱離する」ように様々な膜固定細胞表面タンパク質を切断する。さらなる好ましいMMPは、アダマリシン(adamalysin)、セラリシン、及びアスタシンを含む。
【0101】
好ましい破壊性プロテアーゼの他のグループは、トロンビン、凝固第VIIa因子、凝固第IXa因子、凝固第Xa因子、凝固第XIa因子、凝固第XIIa因子、カリクレイン、プロテインC、及びMBP関連セリンプロテアーゼなどの哺乳動物の血液プロテアーゼである。
【0102】
本発明の一実施形態において、上述の破壊性切断部位は、少なくとも3又は4、好ましくは5又は6、より好ましくは6又は7、及び特に好ましくは少なくとも8つの隣接アミノ酸残基を有する認識配列を含む。この点に関して、認識配列が長いほど(隣接アミノ酸残基の点から)、破壊性部位の非特異的切断は、意図されない第2のプロテアーゼを介してあまり生じないであろう。
【0103】
本発明の破壊性切断部位は、プロテアーゼ成分及び/若しくはターゲティング部分の中に並びに/又は移行成分の中に並びに/又はスペーサーペプチドの中に導入されることが好ましい。これらの4つの成分のうち、プロテアーゼ成分が好ましい。したがって、ポリペプチドは、非細胞傷害性プロテアーゼ及び/若しくは結合成分並びに/又は移行成分の直接的な破壊によって急速に不活性化されてもよい。
【0104】
ポリペプチド送達
使用において、本発明は、薬学的に許容される担体、賦形剤、補助剤、噴霧剤、及び/又は塩から選択される少なくとも1つの成分と一緒に、ポリペプチドを含む医薬組成物を使用する。
【0105】
本発明のポリペプチドは、経口、非経口、持続注入、移植、吸入、又は局所適用用に製剤されてもよい。注射に適切な組成物は、使用に先立って適切な媒体中に溶解される又は懸濁される溶液、懸濁液若しくは乳濁液、又はドライパウダーの形態をしていてもよい。
【0106】
局部送達手段は、エアロゾル又は他のスプレー(例えばネブライザー)を含んでいてもよい。この点に関して、ポリペプチドのエアロゾル製剤は、肺並びに/又は他の鼻及び/若しくは気管支若しくは気道の通路に対する送達を可能にする。
【0107】
投与の好ましい経路は、全身注射(例えばiv)、腹腔鏡下注射、及び/又は局所的注射から選択される(例えば、腫瘍の中への直接の経蝶形骨注射)。
【0108】
注射用の製剤の場合において、投与の部位での保持を支援するように又は投与の部位からポリペプチドの除去を低下させるように薬学的に活性のある物質を含むことは任意である。そのような薬学的に活性のある物質の1つの例は、アドレナリンなどの血管収縮薬である。そのような製剤は、投与の後にポリペプチドの滞留時間を増加させ、したがって、その効果を増加させる及び/又は増強する利点を付与する。
【0109】
本発明のポリペプチドの投与についての投薬量の範囲は、望まれる治療効果をもたらすためのものである。必要とされる投薬量の範囲は、ポリペプチド又は組成物の正確な性質、投与の経路、製剤の性質、患者の年齢、患者の状態の性質、程度、又は重症度、もしあれば禁忌、及び主治医の判断に依存することが十分に理解されるであろう。これらの投薬量レベルにおける変動は、最適化のために、標準的な経験的なルーチンを使用して調節することができる。
【0110】
適切な毎日の投薬量(患者の体重1kg当たり)は、0.0001〜1mg/kg、好ましくは0.0001〜0.5mg/kg、より好ましくは0.002〜0.5mg/kg、及び特に好ましくは、0.004〜0.5mg/kgの範囲である。単位投薬量は、1マイクログラム未満〜30mgで変化させることができるが、典型的に、用量当たり0.01〜1mgの範囲にあるであろう、これは、毎日又は好ましくは、毎週又は6か月毎などのように、それほど頻繁にではなく投与されてもよい。
【0111】
特に好ましい投薬治療方式は、1×用量としての、ポリペプチドの2.5ngに基づく。この点に関して、好ましい投薬量は、1×〜100×(つまり2.5〜250ng)の範囲にある。
【0112】
体液剤形(fluid dosage)は、ポリペプチド及び発熱物質なしの滅菌媒体を利用して典型的に調製される。ポリペプチドは、使用される媒体及び濃度に依存して、媒体の中に溶解する又は懸濁することができる。溶液を調製する際に、ポリペプチドは、媒体中に溶解することができ、溶液は、塩化ナトリウムの追加によって、必要ならば等張にされ、適切な滅菌バイアル又はアンプルへの充填及び密封の前に、無菌技術を使用して滅菌フィルターを通した濾過によって滅菌することができる。その代わりに、溶液安定性が十分である場合、その密封容器における溶液は、加圧滅菌によって滅菌されてもよい。好都合に、緩衝剤、可溶化剤、安定化剤、防腐剤若しくは殺菌剤、懸濁化剤、又は乳化剤などの添加剤及び又は局部麻酔剤が、媒体中に溶解されてもよい。
【0113】
ドライパウダーは、使用に先立って適切な媒体中に溶解される又は懸濁されるが、滅菌エリアにおいて無菌技術を使用して、滅菌容器の中にあらかじめ滅菌された成分を充填することによって調製されてもよい。その代わりに、成分は、滅菌エリアにおいて無菌技術を使用して、適切な容器の中に溶解されてもよい。産物は、次いで、凍結乾燥され、容器は、無菌的に密封される。
【0114】
筋肉内注射、皮下注射、又は皮内注射に適切な非経口懸濁液は、滅菌成分が、溶解される代わりに滅菌媒体中に懸濁され、滅菌を濾過によって達成することができないという点を除いて、実質的に同じ方法で調製される。成分は、滅菌状態で単離されてもよい又はその代わりに、それは、例えばガンマ線照射によって単離の後に滅菌されてもよい。
【0115】
好都合に、懸濁化剤、例えばポリビニルピロリドンは、成分の均一分布を促進するために組成物中に含まれる。
【0116】
定義の部
ターゲティング部分(TM)は、本発明のポリペプチドと標的細胞(典型的に哺乳動物細胞、特にヒト細胞)の表面の間で物理的な結合を引き起こすように結合部位と機能的に相互作用する任意の化学構造を意味する。TMという用語は、標的細胞上の結合部位に結合することができる任意の分子(つまり自然発生の分子又は化学的に/物理的に修飾されたそのバリアント)を包含し、この結合部位は、受容体媒介性エンドサイトーシスとも呼ばれる内部移行(例えばエンドソーム形成)ができる。TMは、エンドソーム膜移行機能を有していてもよく、この場合には、別々のTM成分及び移行ドメイン成分は、本発明の作用物質において存在する必要がない。先の記載の全体にわたって、特異的なTMが記載された。上述のTMに対する参照は、単に例示的なものであり、本発明は、そのすべてのバリアント及び誘導体を包含し、これは、神経内分泌腫瘍細胞上の結合部位に対する基本的な結合(つまりターゲティング)能力を有し、結合部位は、内部移行ができる。
【0117】
本発明のTMは、当該の標的細胞に結合(好ましくは特異的に結合)する。用語「特異的に結合する」は、好ましくは、所与のTMが、10
6M
−1若しくはそれ以上、好ましくは10
7M
−1若しくはそれ以上、又は10
8M
−1若しくはそれ以上、又は10
9M
−1若しくはそれ以上の結合親和性(Ka)で標的細胞に(例えばSST受容体に)結合することを意味する。本発明のTMは(遊離形態をしている場合、すなわち、任意のプロテアーゼ及び/又は移行成分と別々の場合)、好ましくは、0.05〜18nMの範囲の、当該の標的受容体(例えばSST受容体)に対する結合親和性(IC
50)を示す。
【0118】
本発明のTMは、好ましくは、コムギ胚芽凝集素(WGA,wheat germ agglutinin)ではない。
【0119】
本明細書におけるTMに対する言及は、当該の標的細胞に結合するための能力を保持するその断片及びバリアントを包含する。例として、バリアントは、参照TMと、少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、より好ましくは少なくとも95%、及び最も好ましくは少なくとも97又は少なくとも99%のアミノ酸配列相同性を有していてもよく、後者は、本出願において記載される任意のTM配列である。したがって、バリアントは、アミノ酸の1若しくは複数のアナログ(例えば非天然アミノ酸)又は置換連結を含んでいてもよい。さらに、例として、断片という用語は、TMに関して使用される場合、参照TMの少なくとも5、好ましくは少なくとも10、好ましくは少なくとも20、及び最も好ましくは少なくとも25のアミノ酸残基を有するペプチドを意味する。断片という用語はまた、前述のバリアントにも関する。したがって、例として、本発明の断片は、少なくとも7、10、14、17、20、25、28、29、又は30のアミノ酸を有するペプチド配列を含んでいてもよく、ペプチド配列は、参照ペプチドの(隣接)アミノ酸の対応するペプチド配列に対して少なくとも80%の配列相同性を有する。
【0120】
例として、ソマトスタチン(SST)及びコルチスタチン(CST)は高度な構造の相同性を有し、すべての知られているSST受容体に結合する。完全長SSTは、アミノ酸配列MLSCRLQCALAALSIVLALGCVTGAPSDPRLRQFLQKSLAAAAGKQELAKYFLAELLSEPNQTENDALEPEDLSQAAEQDEMRLELQRSANSNPAMAPRERKAGCKNFFWKTFTSCを有する。
【0121】
完全長CSTは、アミノ酸配列MYRHKNSWRLGLKYPPSSKEETQVPKTLISGLPGRKSSSRVGEKLQSAHKMPLSPGLLLLLLSGATATAALPLEGGPTGRDSEHMQEAAGIRKSSLLTFLAWWFEWTSQASAGPLIGEEAREVARRQEGAPPQQSARRDRMPCRNFFWKTFSSCKを有する。
【0122】
これらのTMに対する参照は、以下のその断片(及び対応するバリアント)を含む。
【0123】
上記の配列に関して、(P又はG)の選択肢が与えられ、Pは、CST TMの場合に好ましいのに対して、Gは、SST TMの場合に好ましい。(R又はK)の選択肢が与えられる場合、Rは、CST TMの場合に好ましいのに対して、Kは、SST TMの場合に好ましい。(S又はT)の選択肢が与えられる場合、Sは、CST TMの場合に好ましいのに対して、Tは、SST TMの場合に好ましい。
【0124】
好ましい断片は、少なくとも7又は少なくとも10のアミノ酸残基、好ましくは少なくとも14又は少なくとも17のアミノ酸残基、及びより好ましくは少なくとも28又は29のアミノ酸残基を含む。例として、好ましい配列はSANSNPAMAPRERKAGCKNFFWKTFTSC(SST−28);
AGCKNFFWKTFTSC(SST−14);
QEGAPPQQSARRDRMPCRNFFWKTFSSCK(CST−29);
QERPPLQQPPHRDKKPCKNFFWKTFSSCK(CST−29);
QERPPPQQPPHLDKKPCKNFFWKTFSSCK(CST−29);
DRMPCRNFFWKTFSSCK(CST−17); PCRNFFWKTFSSCK(CST−14);及びPCKNFFWKTFSSCK(CST−14)を含む。
【0125】
TMが、神経内分泌腫瘍細胞、好ましくは神経内分泌腫瘍細胞上のSST受容体又はCST受容体に結合することができる限り、TMは、より長いアミノ酸配列、例えば少なくとも30若しくは35のアミノ酸残基又は少なくとも40若しくは45のアミノ酸残基を含んでいてもよい。この点に関して、TMは、少なくともコア配列「NFFWKTF」又は上記に定義される一次アミノ酸配列の1つを含むが、好ましくは、完全長SST又は完全長CSTの断片である。
【0126】
さらなる例として、本発明のGHRHペプチドは、YADAIFTASYRKVLGQLSARKLLQDILSR; YADAIFTASYRNVLGQLSARKLLQDILSR; YADAIFTNSYRKVLGQLSARKLLQDIM; YADAIFTNSYRKVLGQLSARKLLQDIMS; ADAIFTNSYRKVLGQLSARKLLQDIMSR; YADAIFTNSYRKVLGQLSARKLLQDIMSRQQGESNQERGARARL; YADAIFTNSYRKVLGQLSARKLLQDIMSRQQGESNQERGA; YADAIFTNAYRKVLGQLSARKLLQDIMSR; YADAIFTNSYRKVLGQLSARKALQDIMSR; YADAIFTASYKKVLGQLSARKLLQDIMSR; YADAIFTASYKRVLGQLSARKLLQDIMSR; YADAIFTASYNKVLGQLSARKLLQDIMSR; YADAIFTASYRKVLGQLSAKKLLQDIMSR; YADAIFTASYKKVLGQLSAKKLLQDIMSR; YADAIFTASYRKVLGQLSANKLLQDIMSR; YADAIFTASYRNVLGQLSARKLLQDIMSR; YADAIFTASYRKVLGQLSARNLLQDIMSR; YADAIFEASYRKVLGQLSARKLLQDIMSR; YADAIFTASERKVLGQLSARKLLQDIMSR; YADAIFTASYRKELGQLSARKLLQDIMSR; YADAIFTASYRKVLGQLSARKLLQDIMSR; YADAIFTESYRKVLGQLSARKLLQDIMSR; YADAIFTNSYRKVLAQLSARKLLQDIM; YADAIFTNSYRKVLAQLSARKLLQDIMSR; YADAIFTASYRKVLAQLSARKLLQDIMSR; YADAIFTAAYRKVLAQLSARKALQDIASR; YADAIFTAAYRKVLAQLSARKALQDIMSR; HVDAIFTQSYRKVLAQLSARKLLQDILNRQQGERNQEQGA; HVDAIFTQSYRKVLAQLSARKALQDILSRQQG; HVDAIFTSSYRKVLAQLSARKLLQDILSR; HVDAIFTTSYRKVLAQLSARKLLQDILSR; YADAIFTQSYRKVLAQLSARKALQDILNR; YADAIFTQSYRKVLAQLSARKALQDILSRを含む。
【0127】
TMが選択される標的細胞に結合することを確認することはルーチンである。例えば、神経内分泌腫瘍細胞を代表する組織又は細胞が、過剰な非標識TMの存在下において、標識(例えばトリチウム化)TMに曝露される、単純な放射性置換実験が使用されてもよい。そのような実験において、非特異的及び特異的な結合の相対的な比率が、評価され、それによって、TMが標的細胞に結合することの確認を可能にしてもよい。アッセイは、1又は複数の結合アンタゴニストを含んでいてもよく、アッセイは、TM結合の消失を観察することをさらに含んでいてもよい。この種類の実験の例は、Hulme, E.C. (1990), Receptor-binding studies, a brief outline, pp. 303-311, In Receptor biochemistry, A Practical Approach, Ed. E.C. Hulme, Oxford University Pressにおいて見つけることができる。
【0128】
本発明との関連において、アナログTMが対応する「参照」TMと同じ受容体に結合する限り、ペプチドTM(例えばSSTペプチド、CSTペプチド、又はGHRHペプチドなど)に対する参照は、そのペプチドアナログを包含する。上述のアナログは、β−Nal=β−ナフチルアラニン;β−Pal=β−ピリジルアラニン;hArg(Bu)=N−グアニジノ−(ブチル)−ホモアルギニン;hArg(Et)
2=N,N’−グアニジノ−(ジメチル)−ホモアルギニン;hArg(CH
2CF
3)
2=N,N’−グアニジノ−ビス−(2,2,2,−トリフルオロエチル)−ホモアルギニン;hArg(CH
3,ヘキシル)=N,N’−グアニジノ−(メチル,ヘキシル)−ホモアルギニン;Lys(Me)=N
e−メチルリシン;Lys(iPr)=N
e−イソプロピルリシン;AmPhe=アミノメチルフェニルアラニン;AChxAla=アミノシクロヘキシルアラニン;Abu=α−アミノ酪酸;Tpo=4−チアプロリン;MeLeu=N−メチルロイシン;Orn=オルニチン;Nle=ノルロイシン;Nva=ノルバリン;Trp(Br)=5−ブロモ−トリプトファン;Trp(F)=5−フルオロトリプトファン;Trp(N0
2)=5−ニトロトリプトファン;Gaba=γ−アミノ酪酸;Bmp=J−メルカプトプロピオニル;Ac=アセチル;及びPen=ペニシラミンなどの合成残基を含んでいてもよい。
【0129】
例として、同じ原則が、本発明のすべてのTMに適用されるが、上記のペプチドアナログの態様は、SSTペプチド、GHRHペプチド、ボンベシンペプチド、グレリンペプチド、GnRH(aka LHRHペプチド)、及びウロテンシンペプチドなどの特異的なペプチドTMに関して、より詳細に記載される。
【0130】
本発明を実施するために使用することができるソマトスタチンアナログは、以下の刊行物において記載されるものを含むが、これらに限定されず、これらは、参照によってこれによって組み込まれる:Van Binst, G. et al. Peptide Research 5: 8 (1992);Horvath, A. et al. Abstract, "Conformations of Somatostatin Analogs Having Antitumor Activity", 22nd European peptide Symposium, September 13-19,1992, Interlaken, Switzerland;米国特許第5,506,339号明細書;欧州特許第0363589号明細書;米国特許第4,904,642号明細書;米国特許第4,871,717号明細書;米国特許第4,725,577号明細書;米国特許第4,684,620号明細書;米国特許第4,650,787号明細書;米国特許第4,585,755号明細書;米国特許第4,725,577号明細書;米国特許第4,522,813号明細書;米国特許第4,369,179号明細書;米国特許第4,360,516号明細書;米国特許第4,328,214号明細書;米国特許第4,316,890号明細書;米国特許第4,310,518号明細書;米国特許第4,291,022号明細書;米国特許第4,238,481号明細書;米国特許第4,235,886号明細書;米国特許第4,211,693号明細書;米国特許第4,190,648号明細書;米国特許第4,146,612号明細書;米国特許第4,133,782号明細書;米国特許第5,506,339号明細書;米国特許第4,261,885号明細書;米国特許第4,282,143号明細書;米国特許第4,190,575号明細書;米国特許第5,552,520号明細書;欧州特許第0389180号明細書;欧州特許第0505680号明細書;米国特許第4,603,120号明細書;欧州特許第0030920号明細書;米国特許第4,853,371号明細書;国際公開第90/12811号パンフレット;国際公開第97/01579号パンフレット;国際公開第91/18016号パンフレット;国際公開第98/08529号パンフレット及び国際公開第98/08528号パンフレット;国際公開第/0075186号パンフレット及び国際公開第00/06185号パンフレット;国際公開第99/56769号パンフレット;並びに仏国特許第2,522,655号明細書。
【0131】
好ましいアナログは、シクロ(N−Me−Ala−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe)又はH−D−β−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;H−Cys−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys−NH2;H−Cys−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys−NH2;H−Cys−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Ser−Phe−Cys−NH2;H−Cys−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys−NH2;H−Cys−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−NH2;H−Cys−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys−NH2;H−Phe−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−NH2;H−D−Phe−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−THr−NH2;H−Cys−Phe−Tyr(l)−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys−NH2;H−D−Phe−p−クロロ−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−NH2、H−D−Phe−p−NO2−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2、H−D−β−Nal−p−クロロ−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2、H−D−Phe−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2、H−D−Phe−p−クロロ−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2、H−D−Phe−Ala−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Ala−D−β−Nal−NH2;H−D−β−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;H−D−Phe−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;H−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;H−D−β−Nal−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;H−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Pen−Thr−NH2;H−D−Phe−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Pen−Thr−NH2;H−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Pen−Thr−OH;H−D−Phe−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Pen−Thr−OH;H−Gly−Pen−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−OH;H−Phe−Pen−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−OH;H−Phe−Pen−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Pen−Thr−OH;H−D−Phe−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−ol;H−D−Phe−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;H−D−Trp−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;H−D−Trp−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;H−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;H−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Trp−NH2;H−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;Ac−D−Phe−Lys*−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Asp*−Thr−NH2(Lys*とAsp*との間で形成されるアミド架橋);Ac−hArg(Et)2−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;Ac−D−hArg(Et)2−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;Ac−D−hArg(Bu)−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;Ac−D−hArg(Et)2−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;Ac−L−hArg(Et)2−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;Ac−D−hArg(CH2CF3)2−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;Ac−D−hArg(CH2CF3)2−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;Ac−D−hArg(CH2CF3)2−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Phe−NH2;Ac−D−hArg(CH2CF3)2−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NHEt;Ac−L−hArg(CH2−CF3)2−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;Ac−D−hArg(CH2CF3)2−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys(Me)−Thr−Cys−Thr−NH2;Ac−D−hArg(CH2CF3)2−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys(Me)−Thr−Cys−Thr−NHEt;Ac−hArg(CH3,ヘキシル)−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;H−hArg(ヘキシル2)−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;Ac−D−hArg(Et)2−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NHEt;Ac−D−hArg(Et)2−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Phe−NH2;プロピオニル−D−hArg(Et)2−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys(iPr)−Thr−Cys−Thr−NH2;Ac−D−β−Nal−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Gly−hArg(Et)2−NH2;Ac−D−Lys(iPr)−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;Ac−D−hArg(CH2CF3)2−D−hArg(CH2CF3)2−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;Ac−D−hArg(CH2CF3)2−D−hArg(CH2CF3)2−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Phe−NH2;Ac−D−hArg(Et)2−D−hArg(Et)2−Gly−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;c−Cys−Lys−Asn−4−Cl−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−Ser−D−Cys−NH2;H−Bmp−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;H−Bmp−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Phe−NH2;H−Bmp−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−p−Cl−Phe−NH2;H−Bmp−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−p−Nal−NH2;H−D−β−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;H−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−Thr−NH2;H−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−beta−Nal−NH2;H−ペンタフルオロ−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;Ac−D−β−Nal−Cys−ペンタフルオロ−Phe−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;H−D−i−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−p−Nal−NH2;H−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H−D−、SNal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−Thr−NH2;H−D−p−Cl−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−Thr−NH2;Ac−D−p−Cl−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−Thr−NH2;H−D−Phe−Cys−p−Nal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;H−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys−Thr−NH2;シクロ(Pro−Phe−D−Trp−N−Me−Lys−Thr−Phe);シクロ(Pro−Phe−D−Trp−N−Me−Lys−Thr−Phe);シクロ(Pro−Phe−D−Trp−Lys−Thr−N−Me−Phe);シクロ(N−Me−Ala−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Phe);シクロ(Pro−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Phe);シクロ(Pro−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe);シクロ(Pro−Phe−L−Trp−Lys−Thr−Phe);シクロ(Pro−Phe−D−Trp(F)−Lys−Thr−Phe);シクロ(Pro−Phe−Trp(F)−Lys−Thr−Phe);シクロ(Pro−Phe−D−Trp−Lys−Ser−Phe);シクロ(Pro−Phe−D−Trp−Lys−Thr−p−Cl−Phe);シクロ(D−Ala−N−Me−D−Phe−D−Thr−D−Lys−Trp−D−Phe);シクロ(D−Ala−N−Me−D−Phe−D−Val−Lys−D−Trp−D−Phe);シクロ(D−Ala−N−Me−D−Phe−D−Thr−Lys−D−Trp−D−Phe);シクロ(D−Abu−N−Me−D−Phe−D−Val−Lys−D−Trp−D−Tyr);シクロ(Pro−Tyr−D−Trp−t−4−AchxAla−Thr−Phe);シクロ(Pro−Phe−D−Trp−t−4−AchxAla−Thr−Phe);シクロ(N−Me−Ala−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe);シクロ(N−Me−Ala−Tyr−D−Trp−t−4−AchxAla−Thr−Phe);シクロ(Pro−Tyr−D−Trp−4−Amphe−Thr−Phe);シクロ(Pro−Phe−D−Trp−4−Amphe−Thr−Phe);シクロ(N−Me−Ala−Tyr−D−Trp−4−Amphe−Thr−Phe);シクロ(Asn−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Gaba);シクロ(Asn−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Gaba−Gaba);シクロ(Asn−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe);シクロ(Asn−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−NH(CH2)4CO);シクロ(Asn−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−>Ala);シクロ(Asn−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−D−Glu)−OH;シクロ(Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe);シクロ(Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Gly);シクロ(Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Gaba);シクロ(Asn−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Gly);シクロ(Asn−Phe−Phe−D−Trp(F)−Lys−Thr−Phe−Gaba);シクロ(Asn−Phe−Phe−D−Trp(NO2)−Lys−Thr−Phe−Gaba);シクロ(Asn−Phe−Phe−Trp(Br)−Lys−Thr−Phe−Gaba);シクロ(Asn−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe(l)−Gaba);シクロ(Asn−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Tyr(But)−Gaba);シクロ(Bmp−Lys−Asn−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−Pro−Cys)−OH;シクロ(Bmp−Lys−Asn−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−Pro−Cys)−OH;シクロ(Bmp−Lys−Asn−Phe
−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−Tpo−Cys)−OH;シクロ(Bmp−Lys−Asn−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−MeLeu−Cys)−OH;シクロ(Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Phe−Gaba);シクロ(Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−D−Phe−Gaba);シクロ(Phe−Phe−D−Trp(5F)−Lys−Thr−Phe−Phe−Gaba);シクロ(Asn−Phe−Phe−D−Trp−Lys(Ac)−Thr−Phe−NH−(CH2)3−CO);シクロ(Lys−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Gaba);シクロ(Lys−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Gaba);シクロ(Orn−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Gaba);H−Cys−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys−NH2;H−Cys−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Ser−Phe−Cys−NH2;H−Cys−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys−NH2;H−Cys−Phe−Tyr(l)−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys−NH2を含む。
【0132】
例えば上記に引用される特許によって例証されるように、アナログを合成するための方法は、十分立証されている。例えば、H−D−Phe−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−NH2の合成は、欧州特許第0395417A1号明細書の実施例1において記載されるプロトコールに従って達成することができる。同様に、置換されたN末端を有する合成アナログは、例えば、国際公開第88/02756号パンフレット、欧州特許第0329295号明細書、及び米国特許第5,240,561号明細書において記載されるプロトコールに従って達成することができる。
【0133】
直鎖状アナログの好ましい例は、H−D−Phe−p−クロロ−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−NH2;H−D−Phe−p−NO2−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;H−D−*Nal−p−クロロ−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;H−D−Phe−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−NH2;H−D−Phe−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;H−D−Phe−p−クロロ−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;及びH−D−Phe−Ala−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Ala−D−beta−Nal−NH2を含む。
【0134】
1又は複数の化学的な部分、例えば、糖誘導体、モノ又はポリヒドロキシ(C2〜12)アルキル基、モノ又はポリヒドロキシ(C2〜12)アシル基、又はピペラジン誘導体は、SSTアナログ、例えばN末端アミノ酸に付着させることができる。国際公開第88/02756号パンフレット、欧州特許第0329295号明細書、及び米国特許第5,240,561号明細書を参照されたい。
【0135】
本発明においてTMとして使用することができるSSTアナログのさらなる例は、以下を含む:D−Cpa−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Thr−NH2;D−Phe−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Thr−NH2;D−Phe−シクロ[Cys−p−NH2−Phe−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Thr−NH2;N−Me−D−Phe−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Thr−NH2;D−Phe−シクロ[Cys−Tyr−D−Pal−Lys−Val−Cys]−Thr−NH2;Ac−D−Nal−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Thr−NH2;D−Phe−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Nal−NH2;D−Nal−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Nal−NH2;D−Nal−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Thr−OH;ED−Phe−シクロ[Cys−Nal−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Thr−NH2;D−Nal−シクロ[Cys−Tyr−D−Nal−Lys−Val−Cys]−Nal−NH2;D−Nal−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−D−Cys]−Nal−NH2;D−Trp−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Nal−NH2;D−Nal−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−D−Nal−NH2;Nal−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−D−Nal−NH2;(AcO−CH2)3−C−NH−CO−(CH2)2−CO−D−Nal−シクロ(Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]Thr−NH2;[3−O−(2,5,6−トリアセチルアスコルビン酸)アセチル−D−Nal−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Thr−NH2;D−Nal−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Trp−NH2;Phe−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Trp−NH2;3−O−(アスコルビン酸)−ブトリルル−D−Nal−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Thr−NH2;3−O−(アスコルビン酸)Ac−D−Nal−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Thr−NH2;D−Bpa−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Nal−NH2;D−Nal−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Bpa−NH2;Tris−Suc−D−Nal−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Thr−NH2;D−Dpa−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Nal−NH2;D−Nal−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Dpa−NH2;Ac−D−Nal−シクロ[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Thr−NH2;シクロ−[Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys]−Thr−NH2;NmeCpa−シクロ(DCys−3−Pal−DTrp−Lys−Thr−Cys)−2−Nal−NH2;Cpa−シクロ(NMeDCys−3−Pal−DTrp−Lys−Thr−Cys)−2−Nal−NHMe;Cpa−シクロ(DCys−NMe3−Pal−DTrp−Lys−Thr−Cys)−2−Nal−NH2;Cpa−シクロ(DCys−3−Pal−NMeDTrp−Lys−Thr−Cys)−2−Nal−NH2;Cpa−シクロ(DCys−3−Pal−DTrp−NMeLys−Thr−Cys)−2−Nal−NH2;Cpa−シクロ(DCys−3−Pal−DTrp−Lys−NMeThr−Cys)−2−Nal−NH2;Cpa−シクロ(DCys−3−Pal−DTrp−Lys−Thr−NMeCys)−2−Nal−NH2;Cpa−シクロ(DCys−3−Pal−DTrp−Lys−Thr−Cys)−Nme2−Nal−NH2;Cpa−シクロ(NMeDCys−3−Pal−DTrp−Lys−Thr−Cys)−Dip−NHMe;Cpa−シクロ(DCys−3−Pal−NMeDTrp−NMeLys−Thr−Cys)−2−Nal−NH2;Cpa−シクロ(DCys−Tyr−DTrp−NMeLys−Thr−Cys)−2−Nal−NH2;Tfm−シクロ(DCys−3−Pal−DTrp−NMeLys−Thr−Cys)−2−Nal−NH2;Cpa−シクロ(DCys−3−Pal−DTrp−NMeLys−Thr−Cys)−DTrp−NH2;Nal−シクロ(DCys−3−Pal−DTrp−NMeLys−Thr−Cys)−DTrp−NH2;3−Pal−シクロ(DCys−3−Pal−DTrp−NMeLys−Thr−Cys)−DTrp−NH2;NmeCpa−シクロ(DCys−3−Pal−DTrp−Lys−Thr−Cys)−2−Nal−NH2;Cpa−シクロ(DCys−3−Pal−DTrp−NMeLys−Thr−Cys)−2−Nal−NH2;Cpa−シクロ(DCys−3−Pal−NMeDTrp−NMeLys−Thr−Cys)−2−Nal−NH2;Cpa−シクロ(DCys−Tyr−DTrp−NMeLys−Thr−Cys)−2−Nal−NH2;Cpa−シクロ(DCys−3−Pal−DTrp−NMeLys−Thr−Cys)−DTrp−NH2;Nal−シクロ(DCys−Pal−DTrp−NMeLys−Thr−Cys)−DTrp−NH2;又は3−Pal−シクロ(DCys−3−Pal−DTrp−NMeLys−Thr−Cys)−DTrp−NH2;NmeCpa−シクロ(DCys−3−Pal−DTrp−Lys−Thr−Cys)−2−Nal−NH2;Cpa−シクロ(DCys−3−Pal−DTrp−NMeLys−Thr−Cys)−2−Nal−NH2;Cpa−シクロ(DCys−3−Pal−NMeDTrp−NMeLys−Thr−Cys)−2−Nal−NH2;Cpa−シクロ(DCys−Tyr−DTrp−NMeLys−Thr−Cys)−2−Nal−NH2;又はCpa−シクロ(DCys−3−Pal−DTrp−NMeLys−Thr−Cys)−DTrp−NH2;Cpa−シクロ(DCys−3−Pal−DTrp−NMeLys−Thr−Cys)−2−Nal−NH2;Cpa−シクロ(DCys−Tyr−DTrp−NMeLys−Thr−Cys)−2−Nal−NH2;メチルプロピオン酸−Tyr−D−Trp−ys−Val−Cys−Thr−NH
2;メチルプロピオン酸−Tyr−D−Trp−ys−Val−Cys−Phe−NH
2;メチルプロピオン酸−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−p−Cl−Phe−NH2;メチルプロピオン酸−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH
2;D−Phe−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−NH2;D−Phe−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−val−Phe−Thr−NH2;D−Phe−p−クロロ−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH
2;又はD−Phe−Ala−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Ala−β−D−Nal−NH
2;H
2−c[Cys−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[D−Cys−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[Cys−Phe−Trp−D−Trp−Lys−Ser−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[Cys−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Ser−Phe−Cys]−NH
2、又はH
2−c[Cys−Phe−Tyr(I)−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[Cys−Phe−Trp−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[D−Cys−Phe−Trp−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[Cys−Phe−His−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[D−Cys−Phe−His−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[D−Cys−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Ser−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[D−Cys−Phe−Trp−D−Trp−Lys−Ser−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[Cys−Phe−His−D−Trp−Lys−Ser−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[D−Cys−Phe−His−D−Trp−Lys−Ser−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[D−Cys−Phe−Tyr(I)−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[Cys−Phe−Tyr(I)−D−Trp−Lys−Ser−Phe−Cys]−NH
2、又はH
2−c[D−Cys−Phe−Tyr(I)−D−Trp−Lys−Ser−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[D−Cys−Asn−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[Cys−Asn−Phe−Trp−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[D−Cys−Asn−Phe−Trp−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[Cys−Asn−Phe−His−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[D−Cys−Asn−Phe−His−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[Cys−Asn−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Ser−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[D−Cys−Asn−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Ser−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[Cys−Asn−Phe−Trp−D−Trp−Lys−Ser−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[D−Cys−Asn−Phe−Trp−D−Trp−Lys−Ser−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[Cys−Asn−Phe−His−D−Trp−Lys−Ser−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[D−Cys−Asn−Phe−His−D−Trp−Lys−Ser−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[Cys−Asn−Phe−Tyr(I)−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[D−Cys−Asn−Phe−Tyr(I)−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[Cys−Asn−Phe−Tyr(I)−D−rp−Lys−Ser−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[D−Cys−Asn−Phe−Tyr(I)−D−Trp−Lys−Ser−Phe−Cys]−NH
2、H
2−c[Cys−Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Cys]−NH
2;Ac−D−P
he−Tyr−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−Cys)−Abu−Thr−NH2;Nal−Tyr−シクロ(Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Val−Nal−NH2;Nal−Tyr−シクロ(Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Abu−Nal−NH2;D−Dip−Tyr−シクロ(Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Abu−Nal−NH2;Dip−Tyr−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Abu−Nal−NH2;Nal−Tyr−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Abu−Nal−NH2;Dip−Tyr−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Val−Nal−NH2;Nal−Tyr−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Val−Nal−NH2;シクロ(D−Phe−Tyr−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−Cys)−Abu−Thr);Cpa−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−A3c−Nal−NH2;Cpa−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−A5c−Nal−NH2;Cpa−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−A6c−Nal−NH2;(G(z))aeg−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−A5c−Nal−NH2;Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−A5c−Nal−NH2;Cpa−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−β−Ala−Nal−NH2;Cpa−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Sar−Nal−NH2;Cpa−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Gaba−Nal−NH2;Cpa−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Pro−Nal−NH2;Pro−Phe−c(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Nle−Phe−NH2;Pro−Phe−c(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr−Nle−NH2;Pro−Phe−c(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr−Phe−NH2;Cpa−Phe−c(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Gaba−NH2;Cpa−Phe−c(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Gaba−Tyr−NH2;Pip−Phe−c(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−NH2;Pip−Phe−c(Cys−D−Trp−Lys−Cys)−Gaba−NH2;又はPro−Phe−c(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr−NH2;Phe−シクロ(Cys−D−Trp−Lys−Cys)−Thr−NH2;Phe−Tyr−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−Cys)−Abu−Thr−NH2;Ac−D−Phe−Tyr−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−Cys)−Abu−Thr−NH2;Nal−Tyr−シクロ(Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Val−Nal−NH2;Nal−Tyr−シクロ(Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Abu−Nal−NH2;Dip−Tyr−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Abu−Nal−NH2;Nal−Tyr−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Abu−Nal−NH2;Dip−Tyr−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Val−Nal−NH2;Nal−Tyr−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Val−Nal−NH2、Cpa−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−A3c−Nal−NH2;Cpa−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−A5c−Nal−NH2;Cpa−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−A6c−Nal−NH2;(G(z))aeg−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−A5c−Nal−NH2;D−Cpa−シクロ(Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−A5c−Nal−NH2;Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−A5c−Nal−NH2;Cpa−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−A5c−Nal−NH2;Cpa−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−β−Ala−Nal−NH2;Cpa−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Sar−Nal−NH2;Cpa−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Aic−Nal−NH2;Cpa−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Gaba−Nal−NH2;Cpa−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Pro−Nal−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−(A)aeg−NH2;Cpa−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−A4c−Nal−NH2;Cpa−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Nal−NH2;Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Nal−NH2;Pro−Phe−シクロ(Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Val−NH2;Pro−Phe−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−Cys)−Val−NH2;Pip−4−NO2−Phe−シクロ(D−cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Nle−NH2;(G)aeg−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−(C)aeg−NH2;又は(C)aeg−Pal−シクロ(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−(G)aeg−NH2;Nal−シクロ(D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Nal−NH2;D−Nal−シクロ(D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Nal−NH2;D−Phe−シクロ(Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Thr−NH2、D−4−NO2−Phe−シクロ(D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Nal−NH2;Ac−D−4−NO2−Phe−シクロ(D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Nal−NH2;D−4−NO2−Phe−Pal−シクロ(D−Cys−Phe(4−O−Bzl)−D−Trp−Lys−Cys)−Tyr−NH2;Cpa−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;D−4−NO2−Phe−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr−Tyr−NH2;D−4−NO2−Phe−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−NH2;D−4−NO2−Phe−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;D−4−NO2−Phe−シクロ(D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;4−NO2−Phe−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;D−Nal−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;Pro−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;Cpa−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Nal−NH2;Ser(Bzl)−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(A)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(G)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−4−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−(T)aeg−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Ser(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Phe(4−O−Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−A5c−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Abu−Tyr−NH2;D−Cpa−シクロ(D−Cys−(T)aeg−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(C)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;D−Cpa−c(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−c(Pen−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Trp−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Phe−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Pal−D−Trp−Orn−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Pal−D−Trp−hLys−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Pal−D−Trp−lamp−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Pal−D−Trp−Cha(4−am)−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)−Ser(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−D−Tyr−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Trp−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Pen)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(C)aeg−c(D−Cys−Phe−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;Ina−c(D−Cys−Phe−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;Mnf−c(D−Cys−Phe−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;Inp−c(D−Cys−Phe−D−Trp−Lys−D−Cys)−thr(Bzl)−Tyr−NH2;Nua−c(D−Cys−Phe−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−Pal−c(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−Pal−c(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)Tyr(Bzl)−Thr−NH2;(C)aeg−Phe−c(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−
NH2;又は(T)aeg−D−Trp−c(D−Cys−Pal−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Leu−NH2;Hca−シクロ(D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Nal−NH2;Ac−Nal−シクロ(D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Nal−NH2;Ac−D−Phe−シクロ(D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Nal−NH2;Ac−D−Nal−シクロ(D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Nal−NH2;D−Phe−シクロ(D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Nal−NH2;Nal−シクロ(D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Nal−NH2;D−Nal−シクロ(D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Nal−NH2;D−Phe−シクロ(Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Thr−NH2;D−4−NO2−Phe−シクロ(D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Nal−NH2;Ac−D−4−NO2−Phe−シクロ(D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Nal−NH2;D−4−NO2−Phe−Pal−シクロ(D−Cys−Phe(4−O−Bzl)−D−Trp−Lys−Cys)−Tyr−NH2;D−4−NO2−Phe−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;Cpa−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;D−4−NO2−Phe−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−NH2;D−4−NO2−Phe−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;D−4−NO2−Phe−シクロ(D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;4−NO2−Phe−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;D−Nal−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;Pro−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;Cpa−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Nal−NH2;Ser(Bzl)−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(C)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;Aic−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(C(z))aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(A(z))aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(A)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(G)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−4−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−(T)aeg−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Ser(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Phe(4−O−Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−A5c−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cys)−Abu−Tyr−NH2;D−Cpa−シクロ(D−Cys−(T)aeg−D−Trp−Lys−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−p−Me−Phe−NH2;Ac−(T)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)−Nal−NH2;D−Cpa−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)−Nal−NH2;(A)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(C)aeg−シクロ(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(C)aeg−c(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;D−Cpa−c(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−c(Pen−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Trp−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Phe−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Pal−D−Trp−Orn−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Pal−D−Trp−hLys−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2、(T)aeg−c(D−Cys−Pal−D−Trp−lamp−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Pal−D−Trp−Cha(4−am)−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)−Ser(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−D−Tyr−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Trp−NH2;(T)aeg−c(D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−D−Pen)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(C)aeg−c(D−Cys−Phe−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;Ina−c(D−Cys−Phe−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;Mnf−c(D−Cys−Phe−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;Inp−c(D−Cys−Phe−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;Nua−c(D−Cys−Phe−D−Trp−Lys−D−Cys)−Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−Pal−c(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;(T)aeg−Pal−c(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)Tyr(Bzl)−Thr−NH2;(C)aeg−Phe−c(D−Cys−D−Trp−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Tyr−NH2;又は(T)aeg−D−Trp−c(D−Cys−Pal−Lys−D−Cys)Thr(Bzl)−Leu−NH2;シクロ(Trp−D−Trp−Lys−Phe(4−O−Bzl)−Phe−(T)aeg);シクロ(Trp−D−Trp−Lys−Pal−Phe−(T)aeg);シクロ(Phe−Phe−D−Trp−Lys−Thr−(T)aeg);又はH−β−D−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2(ランレオチドとしても知られている)
シクロ(Pro−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe)、シクロ(N−Me−Ala−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe);D−β−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH
2;D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cysβ−Nal−NH
2;D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−α−アミノ酪酸−Cys−Thr−NH
2;ペンタフルオロ−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH
2;N−Ac−D−β−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH
2;D−β−Nal〜Cys−ペンタフルオロ−Phe−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH
2;D−/3−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH
2;D−Phe−Cys−
/3−Nal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH
2;D−β−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−α−アミノ酪酸−Cys−Thr−NH
2;D−p−Cl−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−α−アミノ酪酸−Cys−Thr−NH
2;acetyl−D−p−Cl−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−α−アミノ酪酸−Cys−Thr−NH
2;シクロ(Pro−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Phe);シクロ(N−Me−Ala−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe);D−β−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH
2;D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Trp−NH
2;D−Phe−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr(ol);D−p−Cl−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH
2;D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal;H2−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)−(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)−(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスルホニル)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)−(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)−(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスルホニル)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチイ)−1−ピペリジンエタンスルホニル)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスルホニル)−0−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Lys−Thr−NH2;H2−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)(CH3CO)Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチイ)−1−ピペリジンエタンスイホニル)−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H2−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)(CH3CO)Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスイホニイ)−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H2−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;(H)(CH3CO)−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスルホニル)−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスルホニル)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスルホニル)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;H(CH3CO)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスルホニル)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスルホニル)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;H2−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;(H)(CH3CO)Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスルホニル)Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;H2−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;(H)(CH3CO)Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチイ)−1−ピペリジンエタンスルホニル)Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;H2−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;(H)(CH3CO)Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスイホニル)Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;H2−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;(H)(CH3CO)−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスルホニル)Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−β−Nal−NH2;H2−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−β−Nal−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Abu−Cys−β−Nal−NH2;H2−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Abu−Cys−β−Nal−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−Thr−NH2;H2−Phe−D−Pen−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Pen−β−Nal−NH2;H2−Phe−D−Pen−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Pen−Thr−NH2;H2−Dip−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Dip−NH2;H2−F5−Phe−D−Cys−His−D−Trp−Lys−Val−Cys−F5−Phe−NH2;H2−Dip−D−Cys−Pal−
D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H2−m−F−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−m−F−Phe−NH2H2−o−F−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−o−F−Phe−NH2;H2−p−F−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−p−F−Phe−NH2;H2−F5−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−F5−Phe−NH2;H2−F5−Phe−D−Cys−2−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−F5−Phe−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−His−D−Trp−Lys−Val−Cys−D−Dip−NH2;H2−Dip−D−Cys−His−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H2−Dip−D−Cys−His−D−Trp−Lys−Val−Cys−Dip−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−His−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H2−Trp−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−D−β−Nal−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−D−β−Nal−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−D−p−F−Phe−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Tle−Cys−β−Nal−NH2;H2−p−F−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Nle−Cys−β−Nal−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Ile−Cys−β−Nal−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Gly−Cys−β−Nal−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Ala−Cys−β−Nal−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Leu−Cys−β−Nal−NH2;H2−Bip−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Ile−Cys−Bip−NH2;H2−p−F−Phe−D−Cys−His−D−Trp−Lys−Val−Cys−p−F−Phe−NH2;H2−Npa−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Tyr−NH2;H2−m−F−Phe−D−Cys−His−D−Trp−Lys−Val−Cys−m−F−Phe−NH2;H2−o−F−Phe−D−Cys−His−D−Trp−Lys−Val−Cys−o−F−Phe−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Dip−NH2;H2−Cpa−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Cpa−NH2;H2−Igl−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Igl−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−D−Dip−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−3−I−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H2−p−CN−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−p−CN−Phe−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−D−Dip−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Bta−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H2−p−F−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Tle−Cys−β−Nal−NH2;H2−Bpa−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Bpa−NH2;H2−Iph−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Iph−NH2;H2−Trp−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Tle−Cys−β−Nal−NH2;H2−p−Cl−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H2−p−Cl−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Tle−Cys−β−Nal−NH2;H2−p−Cl−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Tle−Cys−p−Cl−Phe−NH2;H2−p−Cl−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Cha−Cys−p−Cl−Phe−NH2;H2−p−Cl−Phe−D−Cys−Tr(I)−D−Trp−Lys−Val−Cys−p−Cl−Phe−NH2;H2−p−Cl−Phe−D−Cys−Tyr(I)−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H2−p−Cl−Phe−D−Cys−Tyr(I)−D−Trp−Lys−Tle−Cys−β−Nal−NH2;H2−p−F−Phe−D−Cys−Tyr(I)−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H2−p−F−Phe−D−Cys−Tyr(I)−D−Trp−Lys−Tle−Cys−β−Nal−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−β−Nal−NH2;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−β−Nal−NH2;H2−p−NO2−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−β−Nal−NH2;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−β−Nal−NH2;H2−p−NO2−Phe−D−Cys−Tyr(Bzl)−D−Trp−Lys−Thr(Bzl)−Cys−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−p−NO2−Phe−D−Cys−Tyr(Bzl)−D−Trp−Lys−Thr(Bzl)−Cys−β−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−p−NO2−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Tyr−NH2;H2−p−NO2−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−p−NO2−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−P−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Tyr(Bzl)−D−Trp−Lys−Thr(Bzl)−Cys−β−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチイ)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cys−Tyr(Bzl)−D−Trp−Lys−Thr(Bzl)−Cys−Tyr(Bzl)−NH2;H2−D−Phe−D−Pen−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;H2−D−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;H2−D−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H2−D−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;H2−D−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;H2−D−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−Thr−NH2;H2−D−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−Thr−NH2;H2−D−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−D−β−Nal−NH2;H2−D−p−F−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−D−p−F−Phe−NH2;H2−D−Bip−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H2−D−Dip−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;H2−D−p−F−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Tle−Cys−β−Nal−NH2;H2−D−p−Cl−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Tle−Cys−p−Cl−Phe−NH2;p−NO2−D−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr(Bzl)−Cys−Tyr(Bzl)−NH2;p−NO2−D−Phe−D−Cys−Tyr(Bzl)−D−Trp−Lys−Val−Cys−Tyr(Bzl)−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチイ)−1−ピペラジニルアセチル)−p−NO2−P−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr(Bzl)−Cys−Tyr(Bzl)−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−p−NO2−P−Phe−D−Cys−Tyr(Bzl)−D−Trp−Lys−Val−Cys−Tyr(Bzl)−NH2;(H)(5−フェニルプロピオニル)−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)(3−フェニルプロピオニル)−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)(3−フェニルプロピオニル)−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;(H)(3−フェニルプロピオニル)−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;(H)(3−フェニルプロピオニル)−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;(H)(3−フェニルプロピオニル)−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;(H)(3−フェニルプロピオニル)−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;(H)(3−フェニルプロピオニル)−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;(H)(3−[2−ナフチル]プロピオニル)−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)(3−[2−ナフチル]プロピオニル)−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)(3−[2−ナフチル]プロピオニル)−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;(H)(3−[2−ナフチル]プロピオニル)−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−β−Nal−NH2;(H)(3−[2−ナフチル]プロピオニル)−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;(H)(3−[2−ナフチル]プロピオニル)−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−Thr−NH2;(H)(3−[2−ナフチル]プロピオニル)−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;(H)(3−[2−ナフチル]プロピオニル)−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Thr−NH2;(H)(3−[p−ヒドロキシフェニル])−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−β−Nal−NH2;(H)(3−ナフチル]プロピオニル)−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−β−Nal−NH2;(H)(3−ナフチル]プロピオニル)−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−Thr−NH2;(H)(3−フェニリルプロピオニル)−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−β−Nal−NH2;又は(H)(3−フェニリルプロピオニル)−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cy
s−Thr−NH2;H2−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスイホニイ)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチイ)−1−ピペリジンエタンスイホニイ)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;H2−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスイホニイ)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスイホニル)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;H2−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(CH3CO)Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスイホニル)Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;H2−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;H(CH3CO)Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチイ)−1−ピペラジニルアセチル)Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスイホニイ)Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;H2−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(CH3CO)Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R、3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスルホニル)Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;H2−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(CH3CO)Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスイホニル)Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;H2−β−Nal−D−ys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cys−Tyr−P−Trp−Lys−Vai−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスルホニル)−D−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(CH,CO)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスイホニル)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;H2−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(CH,CO)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスルホニル)−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;H2−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチイ)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスイホニル)−β−Nal−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;H2−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(CH3CO)Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)Phe−P−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスイホニル)Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;H2−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(CH3CO)Phe−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニイアセチル)Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1l−ピペリジンエタンスイホニル)Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Val−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;H2−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(CH3CO)Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)Phe−P−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスイホニイ)Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;H2−Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(CH3CO)Phe−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)Phe−P−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスイホニイ)Phe−D−Cys−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;H2−β−
Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;H2−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−2R−(2−ナフチル)エチルアミド;H2−β−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;又はH2−Phe−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Abu−Cys−2R,3R−(2−ヒドロキシメチル)−3−ヒドロキシ)プロピルアミド;H2−Phe−D−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−NH2;H2−Phe−D−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;H2−Phe−D−Cpa−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;H2−β−Nal−D−Cpa−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cpa−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cpa−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスイホニル)−β−Nal−D−Cpa−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;H2−β−Nal−D−Cpa−Pal−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cpa−Pal−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cpa−Pal−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスイホニル)−β−Nal−D−Cpa−Pal−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;H2−β−Nal−D−Cpa−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−NH2;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cpa−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cpa−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチイ)−1−ピペリジンエタンスイホニル)−β−Nal−D−Cpa−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−NH2;H2−β−Nal−D−Cpa−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−NH2;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cpa−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cpa−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチイ)−1−ピペリジンエタンスイホニル)−β−Nal−D−Cpa−Pal−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−NH2;H2−β−Nal−D−Cpa−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−β−Nal−NH2;(H)(CH3CO)−β−Nal−D−Cpa−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−β−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニルアセチル)−β−Nal−D−Cpa−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−β−Nal−NH2;(H)(4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペリジンエタンスイホニル)−β−Nal−D−Cpa−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−β−Nal−NH2;H2−β−Nal−D−Cpa−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−β−Nal−NH2−;又はH2−β−Nal−D−Cpa−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;H2−D−β−Nal−D−Cpa−Phe−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;H2−D−β−Nal−D−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Phe−Thr−NH2;H2−D−Phe−D−Phe−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;H2−D−β−Nal−D−Cpa−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−Thr−NH2;又はH2−D−β−Nal−D−Cpa−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Phe−β−Nal−NH2。
【0136】
GHRHペプチドアナログは、1990年代にさかのぼり、「標準的なアンタゴニスト」[Ac−Tyr’,D−Arg2jhGH−RH(1−29) Nhaを含む。米国特許第4,659,693号明細書(それに対する参照によってその全体がこれによって組み込まれる)は、GH−RH(1〜29)配列の2位において、ある種のN,N’−ジアルキル−オメガ−グアニジノアルファ−アミノアシル残基を含有するGH−RHアンタゴニストアナログを開示する。以下の刊行物は、注目すべきものであり、これらのすべては、それに対する参照によってこれによって組み込まれる。国際公開第91/16923号パンフレットは、Tyr1、Ala2、Asp3、又はAsn8のそれらのD−異性体との交換;Asn8の、L−若しくはD−Ser、D−Arg、Asn、Thr、Gln、又はD−Lysとの交換;領域の両親媒性を増強するためのSer9のAlaとの交換;及びGoy’SのAla又はAibとの交換を含むhGH−RH修飾を記載する。米国特許第5,084,555号明細書は、R9とR10の残基の間に擬ペプチド結合(つまり[CH2−NH]連結に還元されたペプチド結合)を含むアナログ[Se−psi[CH2−NH]−TyrI°lhGH−RH (1〜29)を記載する。米国特許第5,550,212号明細書、米国特許第5,942,489号明細書、及び米国特許第6,057,422号明細書は、GH−RH(1〜29)NH2のN末端での様々なアミノ酸及びアシル化の芳香族酸又は無極性酸との置換によって産生されるhGH−RH(1〜29)NH2のアナログを開示する。米国特許第5、942,489号明細書及び米国特許第6,057、422号明細書において特徴づけられるアンタゴニストの腫瘍阻害特性は、実験用ヒト癌モデルの異種移植片を運ぶヌードマウスの使用によって実証された。特異的な例は、[PhAc−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Amp9,Tyr(Me010,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Amp9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,His9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Amp9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[HOOC(CH2)8CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Amp9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[HOOC(CH2)2CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCi)6,Amp9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Amp9,Tyr(Me)10,His11,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Cit8,Amp9,Tyr(Me)10,His”,Abu’5,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[1−nac−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Cit8,Amp9,Tyr(Me)10,His11,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Cit8,Amp9,Tyr(Me)10,His”,Abu15,Nle27,D−Arg28Har’]hGH−RH(1−29)NH2;[HOOC(CH2)12CO−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Cit8,Amp9,Tyr(Me)10,His”,Abu’5,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Cit8,Amp9,Tyr(Et)’°,His”,Abu’5,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Cit8,His9,Tyr(Et010,His11,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Alpe,His9,Tyr(Et)10,His11,Abu15,Nle27,D−Arg28,iHar29]hGH−RH(1−29)NH2;[HOOC(CH2)8CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,His9,Tyr(Et)10,His11,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[HOOC(CH2)12CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,His9,Tyr(Et)10,His11,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,His9,Tyr(Et)10,His11,Abu15,His20,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,Amp9,Tyr(Et)10,His11,Abu15,His20,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[HOOC(CH2)12CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,His9,Tyr(Et)10,His11,Abu15,His20,Nle27,D−Arg28,Har2lhGH−RH’(1−29)NH2; [HOOC(CH2)12CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,Amp9,Tyr(Et)10,His11,Abu15,His20,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[1−Nac−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,His9,Tyr(Et)10,His11,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,His9,Tyr(Et)’°,His”,Abu’5,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,His9,Cit15,Nle27,D−Arg28,har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,His9,tyr(Et)10,His11,His15,His20,Nle27,D−Arg28Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,His9,Tyr(Et)10,His11,Orn12,Abu15,Orn21,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Alas,His9,Tyr(Et)10,His11,Orn12,Abu15,His20,Orn21,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,His9,Tyr(Et)”,His”,Abu”,Nie2’,D−Arg2,Har29]hGH−RH(1−29)NHEt;[CH3(CH2)8CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,His9,Tyr(Et)10,His11,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NHEt;[CH3(CH2)10CO−Tyr1,D−Arg2Phe(pCl)6Ala8,His9,Tyr(Et)10,His11,Abu15,Nle27,D−Arg28Har29]hGH−RH(1−29)NHEt;[Hca−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,His9,Tyr(Et)10,His11,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NHEt;[CH3(CH2)6CO−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,His9,Tyr(Et)10,His11,Abu15,nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NHMe;[HOOC(CH2)12CO−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Alas,His9,Tyr(Et)10,His11,Orn12,Abu15,His20,Orn21,Nle27D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr’,D−Arg2,PheCl)6,Ala8,Amp9,Tyr(Et)10,His11,Orn12,Abu15,His20,Orn21Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,His9,Dip10,His11,Orn12,Abu15,His20,Orn21,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,His9,Phe(pNO2)10,His11,Orn12,Abu15,His20,Orn21,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,His9,Tyr(Et)10,His11,Orn12,Abu15,His20,Orn21,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NHEt;[HOOC9CH2)12CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Alas,Amp9,Tyr(Et)10,His”,Orn,Abu15,His20,Orn21,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[HOOC(CH2)2CO−Tyr1,D−Arg2Phe(pCl)6,Ala8,His9,Dip’°,His”,Orn12,Abu’5,His,Orn21,Nie D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[HOOC(CH2)12CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,His9,Phe(pNO2)10,His11,Orn12,Abu15,His20,Orn21,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[HOOC(CH2)12CO−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Alas,His9,Tyr(Et)10,His11,Orn12,Abu15,His20,Orn21,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NHEt;[CH3(CH2)6CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,Amp9,Dip10,His11,Orn12,Abu15,His20,Orn21,Nle27,d−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr1,
D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,Amp9,Phe(pNO2)10,His11,Orn12,Abu15,His20,Orn21,Nle27,D−Arg28,har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,Amp9,Tyr(Et)10,His11,Orn12,Abu15,His20,Orn21,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NHEt;[CH3(CH2)6CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,His9,Dip10,His11,Orn12,Abu15,His20,Orn21,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NHEt;[CH3(CH2)6CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Aia8,His9,Phe(pNO2)’°,His”,Orn’2,Abu’5,His20,Orn21,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NHEt;[HOOC(CH2)12CO−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,Amp9,Dip10,His”,Orn12,Abu15,His20,Orn21,Nie27D−ArgHar29]hGH−RH(1−29)NH2;[HOOC(CH2)12CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,Amp9,Phe(pNO2)10,His11,Orn12,Abu15,His20,Orn21,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala’,Amp9Dip’°,His”,Orn12,Abu15,His20,Orn21,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NHEt;[CH3(CH2)6CO−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,Amp9,Phe(pNO2)10,His11,orn12,Abu15,His20,Orn21,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NHEt;[HOOC(CH2)12CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ala8,Amp9,Dip10,His11,Orn12,Abu15,his20,Orn21,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NHEt;[HOOC(CH2)12CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Alas,Amp9,Phe(pNO2)10,His”,Orn12,Abu15,His20Orn21,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NHEt;[CH3(CH2)4CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[HOOC(CH2)4CO−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)6CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[HOOC(CH2)6CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)8CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu’5,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[HOOC(CH2)8CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)10CO−Tyr1,D−Arg2PheCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg26,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[HOOC(CH2)0CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)12CO−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[HOOC(CH2)i2CO−Tyr\D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)4CO−Tyr1D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[HOOC(CH2)4CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)CO−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,Har28,D−Arg29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu’5,Nle27,Har28,D−Arg29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)4CO−Phe0,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,har29]hGH−RH(1−29)NH2;[CH3(CH2)14CO−D−Phe0,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Arg°,D−Arg2,Phe(pCi)6,Arg9,Abu’5,NLe27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−D−Arg°,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu’5,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyrl,D−Arg2,Phe(pCl)6,Cite,Arg9Abut5Nie27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Cite,Cit9,Abu15,Nle27,D−Arg28,har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Cit8,Arg9,Abu’5,Nle27,Har28,D−Arg29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Cit8,Cit9,Abu15,Nle27,Har28,D−Arg29]hGH−RH(1−29)NH2;[HOOC(CH2)i2CO−Tyr\D−Arg2,Phe(pCl)6,Cit8,Cit9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,D−Ala8,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)r3,Abu3,Arg9,Abu’5,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Cit9,Abu15,Nle27,Har28,D−Arg29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Amp’°,Abu’5,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Amp10Abu5,Nle27,D−Arg28,Har29hGH−RH(1−29)NH2;PhAc−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6Arg9,His’o,Abu’5,Nle27,D−Arg28,Ha)hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Cha10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tpi10,Abu15,Nle27,D−Arg28,har29]hGH−RH(1−29)NH2;PhAc−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,2−Nal10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Dip10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Phe(pNH2)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr1,D−Arg2Phe(pCl)zuHar9,Trpt°,Abu15Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Phe(pNO2)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,3−Pal10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyrl,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Et)’°,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−His’,D−Arg2,Tyr6,Har9,Bpa10,Abu’5,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Har12,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[Hca−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NHEt;[PhAc−Tyr’D−Arg2,Phe(pCl)6Har9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NHEt;[Hca−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29[hGH−RH(1−29)NHEt;PhAc−Tyr1,D−Arg2PheCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29NHEt;[PhAc−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)10,Aib15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NHEt;[PhAc−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)10,Orn12,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NHEt;[Hca−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Agm29]hGH−RH(1−29);[PhAc−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)’°,Abu15,Nle27,D−Arg28,Agm29]hGH−RH(1−29);[Hca−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Ha
r9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29,Har30]hGH−RH(1−30)NH2;[Dat−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29,Har30]hGH−RH(1−30)NH2;[Ipa−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29,Har30]hGH−RH(1−30)NH2;[Hca−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29,Har30]hGH−RH(1−30)NHEt;[Hca−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me10),Abu15,Nle27,D−Arg28,D−Arg29,Har30]hGH−RH(1−30)NH2;[Hca−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29,D−Arg30]hGH−RH(1−30)NH2;[Hca−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29,Agm30]hGH−RH(1−30);[PhAc−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29,Agm30]hGH−RH(1−30);[PhAc−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)10,His11,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)10,Har11,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2
[PhAc−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)10,Amp11,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)10,Cit”,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)’°,Abu15,His20,Nle,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)10,His”,Abu15,His20,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc−Tyr1,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Cit15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc°,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[IndAc0,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc°,D−Arg2,PhepCl)r,Har9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc°,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc°,His’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[Nac°,His’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc°,D−Arg2,Phe(pCl)6Arg9,Abu’5,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[IndAc°,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc°,D−Arg2,Phe(pCl)6,Har9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc°,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Tyr(Me)10,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc°,His’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[Nac°,His’,D−Arg2,Phe(pCl)6,Arg9,Abu15,Nle27,D−Arg28,Har29]hGH−RH(1−29)NH2;[PhAc
0,D−Arg
2,Phe(pCl)
fi,Ala
15,Nle
27,Asp
28]hGH−RH(1−28)Agm;[lbu°,D−Arg
2,Phe(pCl)
810,Abu
15,Nle
27]hGH−RH(1−28)Agm;[PhAc°,D−Arg
2,Phe(pCl)
6,Abu
15,Nle
7]hGH−RH(1−28)Agm;[PhAc°,D−Arg
2,Phe(pCl)
6,Ala
15,Nle
27]hGH−RH(1−29)−NH
2;[PhAc°,D−Arg
2,Phe(pCl)
6,Abu
8,Ala
15,Nle
27]hGH−RH(1−29)NH
2;[PhAc
0,D−Arg
2,Phe(pCl)
6,Abu
8,28,Ala
15,Nle
27]hGH−RH(1−29)−NH
2;シクロ
8,12[PhAc°,D−Arg
2,Phe(pCl)
6,Glu
β,Ala
15,Nle
27]hGH−RH(1−29)−NH
2;シクロ
17,21[PhAc°,D−Arg
2,Phe(pCl)
6,Ser
8,Ala
15,Glu
17,Nle
27]hGH−RH(1−29)−NH
2;シクロ
8,12;21,25[PhAc°,D−Arg
2,Phe(pCl)
θ,Glu
8,25,Abu
15,Nle
27]hGH−RH(1−28)Agm;シクロ
8,12;21,25[PhAc°,D−Arg
2,D−Asp
3,Phe(pCl)
8,Glu
8,25,D−Lys
12,Ala
16,Nle
27]hGH−RH(1−29)−NH
2;シクロ
8,12;21,25[[PhAc°,D−Arg
2,Phe(pCl)
6,Glu
8,25,D−Lys
12,Ala
15,Nle
27]hGH−RH(1−29)−NH
2を含む。さらなるGHRHアナログの例は、国際公開第96/032126号パンフレット、国際公開第96/022782号パンフレット、国際公開第96/016707号パンフレット、国際公開第94/011397号パンフレット、国際公開第94/011396号パンフレットにおいて提供され、これらのそれぞれは、それに対する参照によって本明細書において組み込まれる。
【0137】
本発明において使用するのに適切なボンベシンアナログの例は、D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Met−NH
2(BIM−26218と命名されるコード)、D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Leu−NH
2(BIM−26187と命名されるコード)、D−Cpa−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−φ [CH
2NH]−Phe−NH
2(BIM−26159と命名されるコード)、及びD−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−φ [CH
2NH]−Cpa−NH
2(BIM−26189と命名されるコード)、D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−N−メチル−D−Ala−His−Leu−メチルエステル、並びにD−F
g−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−D−Ala−His−Leu− メチルエステルを含むTMを含む。
【0138】
ボンベシンアナログは、自然発生の、構造上関連するペプチド、すなわちボンベシン、ニューロメジンB、ニューロメジンC、リトリン、及びGRPに由来するペプチドを含む。これらの自然発生のペプチドの関連するアミノ酸配列は、ボンベシン(最後の10アミノ酸):Gly−Asn−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Met−NH
2;ニューロメジンB:Gly−Asn−Leu−Trp−Ala−Thr−Gly−His−Phe−Met−NH
2;ニューロメジンC:Gly−Asn−His−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Met−NH
2;リトリン:pGlu−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Phe−Met−NH
2;ヒトGRP(最後の10アミノ酸):Gly−Asn−His−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Met−NH
2である。
【0139】
本発明において使用するのに適切なアナログは、1990年3月30日に提出された米国特許第502,438号明細書、1989年8月21日に提出された米国特許第397,169号明細書、1989年7月7日に提出された米国特許第376,555号明細書、1989年8月16日に提出された米国特許第394,727号明細書、1989年3月2日に提出された米国特許第317,941号明細書、1988年12月9日に提出された米国特許第282,328号明細書、1988年10月14日に提出された米国特許第257,998号明細書、1988年9月23日に提出された米国特許第248,771号明細書、1988年6月16日に提出された米国特許第207,759号明細書、1988年6月8日に提出された米国特許第204,171号明細書、1988年3月25日に提出された米国特許第173,311号明細書、1987年9月24日に提出された米国特許第100,571号明細書、及び1990年5月9日に提出された米国特許第520,225号明細書、1989年11月21日に提出された米国特許第440,039号明細書において記載されるものを含む。これらの出願はすべて、参照によってこれによって組み込まれる。ボンベシンアナログはまた、Zachary et al., Proc. Nat. Aca. Sci. 82:7616 (1985);Heimbrook et al., "Synthetic Peptides: Approaches to Biological Problems", UCLA Symposium on Mol. and Cell. Biol. New Series, Vol. 86, ed. Tarn and Kaiser;Heinz-Erian et al. , Am. J. Physiol. G439 (1986);Martinez et al., J. Med. Chem. 28:1874 (1985);Gargosky et al., Biochem. J. 247:427 (1987);Dubreuil et al. , Drug Design and Delivery, Vol 2:49, Harwood Academic Publishers, GB (1987);Heikkila et al., J. Biol. Chem. 262:16456 (1987);Caranikas et al. , J. Med. Chem. 25:1313 (1982);Saeed et al., Peptides 10:597 (1989);Rosell et al., Trends in Pharmacological Sciences 3:211 (1982);Lundberg et al., Proc. Nat. Aca. Sci. 80:1120, (1983);Engberg et al., Nature 293:222 (1984);Mizrahi et al., Euro. J. Pharma. 82:101 (1982);Leander et al., Nature 294:467 (1981);Woll et al., Biochem. Biophys. Res. Comm. 155:359 (1988);Rivier et al., Biochem. 17:1766 (1978);Cuttitta et al., Cancer Surveys 4:707 (1985);Aumelas et al., Int. J. Peptide Res. 30:596 (1987)においても記載され、これらのすべてもまた、参照によってこれによって組み込まれる。
【0140】
アナログは、国際公開第92/20363号パンフレット及び欧州特許第0737691号明細書において記載されるものなどの従来の技術によって調製することができる。
【0141】
本発明において使用するのに適切なさらなるボンベシンアナログは、D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−jjsi−Tac−NH2;D−Tpi−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−£si−Tac−NH
2;D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−£si−DMTac−NH
2;Hca−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−jβsi−Tac−NH
2;D−Trp−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−psi−Leu−NH
2;D−Trp−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−psi−Phe−NH
2;D−Trp−Glu(MeNH)−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−psi−Phe−NH
2;D−Trp−Gin−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−psi−Trp−NH
2;D−Tpi−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−psi−Leu−NH
2;D−Tpi−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−psi−Phe−NH
2;D−Tpi−GIn−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−psi−Trp−NH
2;D−pGlu−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−psi−Tpi−NH
2.;D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−psi−Tpi−NH
2;D−Trp−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−psi−Tpi−NH
2;Tpi−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−psi−Tpi−NH2;NH
2CO−Tpi−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−psi−Tpi−NH
2及びACY−Tpi−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−psi−Tpi−NH
2(ACYは、アセチル、オクタノイル又は3−ヒドロキシ−2−ナフトイルである);D−Tpi−Gln−Trp−Ala−Val−Gly His−Leu−psi−Tpi−NH
2;D−Trp−Glu(MeO)−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−psi−Tpi−NH
2;D−Trp−Glu(MeNH)−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−psi−Tpi−NH
2;D−Trp−His(Bz)−Trp−Ala−Val Gly−His−Leu−psi−Tpi−NH
2;Phe−Glu−Trp−Ala−Val−Gly His−Leu−psi−Tpi−NH
2;H
2−D−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Nal−NH
2;H
2−D−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Nal−Cys−Thr−NH
2;H
2−D−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Nal−Cys−Nal−NH
2;H
2−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Nal−NH
2;H
2−D−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−D−Nal−NH
2;H
2−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−D−Nal−NH
2;H
2−D−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Nal−NH
2;H
2−D−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−D−Cys−Nal−NH
2;H
2−D−Trp−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Val−Cys−Nal−NH
2;H
2−D−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Phe−Cys−Nal−NH
2;H
2−D−Nal−Cys−Tyr−D−Nal−Lys−Val−Cys−Nal−NH
2;H
2−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Nal−Cys−Thr−NH
2;H
2−D−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Orn−Val−Cys−Nal−NH
2;H
2−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Nal−NH
2;H
2−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys(iPr)−Thr−Cys−Nal−NH
2;H
2−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys(diEt)−Thr−Cys−Nal−NH
2;H
2−D−Phe−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Ser−Cys−Thr−NH
2;H
2−D−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Nal−NH
2;H
2−D−Nal−D−Cys−Tyr−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Nal−NH
2;又はH
2−D−Nal−Cys−Phe−D−Trp−Lys−Thr−Cys−Nal−NH
2;H
2−D−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Dab−Val−Cys−Nal−NH
2、H
2−D−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Orn−Val−Cys−Nal−NH
2、H
2−D−Nal−Cys−Tyr−D−Trp−Arg−Val−Cys−Nal−NH
2;pGlu−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Leu−NH
2、D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Leu−NH
2、D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Met−NH
2、D−Cpa−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Met−NH
2、D−Cpa−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Leu−NH
2、D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−D−Ala−His−Leu−Leu−NH
2、D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−D−Ala−His−Leu−Met−NH
2、D−Cpa−Gln−Trp−Ala−Val−D−Ala−His−Leu−Met−NH
2、pGlu−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Phe−Leu−NH
2、D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Phe−Leu−NH
2、D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−D−Ala−His−Phe−Met−NH
2、D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−D−Ala−His−Phe−Leu−NH
2、D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Nle−NH
2、D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−D−Ala−His−Leu−Nle−NH
2、D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Phe−Nle−NH
2、D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−D−Ala−His−Phe−Nle−NH
2、D−p−Cl−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leuc[CH
2NH]Phe−NH
2、D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−プロプリアミド、Ac−His−Trp−Ala−Val−D−Ala−His−Leu−Leu−NH
2、D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−CHx−Ala−Leu−NH
2、シクロ−D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Leu、D−Cys−Asn−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Cys−NH
2、シクロ−His−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Met、Cys−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Cys−NH
2、シクロ−D−Phe−Gln−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Met、シクロ−D−Phe−His−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Met、シクロ−Trp−Ala−Val−Gly−His−Leu−Metを含む。
【0142】
さらなるボンベシンアナログは、例えば国際公開第89/02897号パンフレット、国際公開第91/17181号パンフレット、国際公開第90/03980号パンフレット、及び国際公開第91/02746号パンフレットにおいて記載され、これらのすべては、それに対する参照によって本明細書において組み込まれる。
【0143】
本発明のTMとして使用するのに適切なグレリンアナログの例は、Tyr−DTrp−DLys−Trp−DPhe−NH
2、Tyr−DTrp−Lys−Trp−DPhe−NH
2、His−DTrp−DLys−Trp−DPhe−NH
2、His−DTrp−DLys−Phe−DTrp−NH
2、His−DTrp−DArg−Trp−DPhe−NH
2、His−DTrp−DLys−Trp−DPhe−Lys−NH
2、デスアミノTyr−DTrp−Ala−Trp−DPhe−NH
2、デスアミノTyr−DTrp−DLys−Trp−DPhe−NH
2、デアミノTyr−DTrp−Ser−Trp−DPhe−Lys−NH
2、デスアミノTyr−DTrp−Ser−Trp−DPhe−NH
2、His−DTrp−DTrp−Phe−Met−NH
2、Tyr−DTrp−DTrp−Phe−Phe−NH
2、Glyψ[CH
2NH]−DβNal−Ala−Trp−DPhe−Lys−NH
2、Glyψ[CH2NH]−DβNal−DLyS−TrP−DPhe−Lys−NH
2、DAla−DβNal−DLys−DTrp−Phe−Lys−NH
2、His−DβNal−DLys−Trp−DPhe−Lys−NH
2、Ala−His−DTrp−DLys−Trp−DPhe−Lys−NH
2、Alaφ[CH
2NH]−DβNal−Ala−Trp−DPhe−Lys−NH
2、DβNal−Ala−Trp−DPhe−Ala−NH
2、DAla−DシクロヘキシルAla−Ala−Phe−DPhe−Nle−NH
2、DシクロヘキシルAla−Ala−Phe−DTrp−Lys−NH
2、DAla−DβAla−Thr−DThr−Lys−NH
2、DシクロヘキシルAla−Ala−Trp−DPhe−NH2、DAla−DβNal−Ala−Ala−DAla−Lys−NH
2、DβNal−Ala−Trp−DPhe−Leu−NH
2、His−DTrp−Phe−Trp−DPhe−Lys−NH
2、DAla−DβNal−DAla−DTrp−Phe−Lys−NH
2、pAla−Trp−DAla−DTrp−Phe−NH
2、His−Trp−DAla−DTrp−Phe−LysNH
2、DLys−DβNal−Ala−Trp−DPhe−Lys−NH
2、DAla−DβNal−DLys−DTrp−Phe−Lys−NH
2、Tyr−DAla−Phe−Aib−NH
2、Tyr−DAla−Sar−NMePhe−NH
2、αγAbu−DTrp−DTrp−Ser−NH
2、αγAbu−DTrp−DTrρ−Lys−NH
2、αγAbu−DTrp−DTrρ−Orn−NH
2、αAbu−DTrp−DTrp−Orn−NH
2、DThr−DαNal−DTrp−DPro−Arg−NH
2、DAla−Ala−DAla−DTrp−Phe−Lys−NH
2、Alaψ[CH
2NH]His−DTrp−Ala−Trp−DPhe−Lys−NH
2、Lys−DHis−DTrp−Phe−NH
2、γAbu−DTrp−DTrp−Orn−NH
2、inip−Trp−Trp−Phe−NH
2、Ac−DTrp−Phe−DTrp−Leu−NH
2、Ac−DTrp−Phe−DTrp−Lys−NH
2、Ac−DTrp−DTrp−Lys−NH
2、DLys−Tyr−DTrp−DTrp−Phe−Lys−NH
2、Ac−DβNal−Leu−Pro−NH
2、pAla−Trp−DTrp−DTrp−Orn−NH
2、DVal−DαNal−DTrp−Phe−Arg−NH
2、DLeu−DαNal−DTrp−Phe−Arg−NH
2、シクロヘキシルAla−DαNal−DTrp−Phe−Arg−NH
2、DTp−DαNal−DTrp−Phe−Arg−NH
2、DAla−DβNal−DPro−Phe−Arg−NH
2、Ac−DαNal−DTrp−Phe−Arg−NH
2、DαNal−DTrp−Phe−Arg−NH
2、His−DTrp−DTrp−Lys−NH
2、Ac−DpNal−DTrp−NH
2、αAib−DTrp−DシクロヘキシルAla−NH
2、αAib−DTrp−DAla−シクロヘキシルAla−NH
2、DAla−DシクロヘキシルAla−Ala−Ala−Phe−DPhe−NIe−NH
2、DPhe−Ala−Phe−DPal−NH
2、DPhe−Ala−Phe−DPhe−Lys−NH
2、DLys−Tyr−DTrp−DTrp−Phe−NH
2、Ac−DLys−Tyr−DTrp−DTrp−Phe−NH
2、Arg−DTrp−Leu−Tyr−Trp−Pro(環状Arg−Pro)、Ac−DβNal−PicLys−ILys−DPhe−NH2、DPal−Phe−DTrp−Phe−Met−NH
2、DPhe−Trp−DPhe−Phe−Met−NH
2、DPal−Trp−DPhe−Phe−Met−NH
2、pAla−Pal−DTrp−DTrp−Orn−NH
2、αγAbu−Trp−DTrp−DTrp−Orn−NH
2、βAla−Trp−DTrp−DTrp−Lys−NH
2、γAbu−Trp−DTrp−DTrp−Orn−NH
2、Ava−Trp−DTrp−DTrp−Orn−NH
2、DLys−Tyr−DTrp−Ala−Trp−DPhe−NH
2、His−DTrp−DArg−Trp−DPhe−NH
2、<Glu−His−Trp−DSer−DArg−NH
2、DPhe−DPhe−DTrp−Met−DLys−NH
2、0−(2−メチルアリル)ベンゾホノンオキシム、(R)−2−アミノ−3−(lH−インドール−3−イル)−l−(4−フェニルピペリジン−1−イル)プロパン−1−オン、N−((R)−1−((R)−1−((S)−3−(lH−インドール−3−イル)−1−オキソ−1−(4−フェニルピペリジン−1−イル)プロパン−2−イルアミノ)−6−アミノ−1−オキソヘキサン−2−イルアミノ)−3−ヒドロキシ−1−オキソプロパン−2−イル)ベンズアミド、(S)−N−((S)−3−(1H−インドール−3−イル)−1−オキソ−1−(4−フェニルピペリジン−1−イル)プロパン−2−イル)−6−アセトアミド−2−((S)−2−アミノ−3−(ベンジルオキシ)プロパンアミド)ヘキサンアミド、(S)−N−((R)−3−(1H−インドール−3−イル)−1−オキソ−1−(4−フェニルピペリジン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−((S)−2−アセトアミド−3−(ベンジルオキシ)プロパンアミド)−6−アミノヘキサンアミド、(R)−N−(3−(1H−インドール−3−イル)−1−(4−(2−メトキシフェニル)ピペリジン−1−イル)−1−オキソプロパン−2−イル)−4−アミノブタンアミド、(R)−N−(3−(1H−インドール−3−イル)−1−(4−(2−メトキシフェニル)ピペリジン−1−イル)−1−オキソプロパン−2−イル)−2−アミノ−2−メチルプロパンアミド、メチル3−(p−トリルカルバモイル)−2−ナフトエート、エチル3−(4−(2−メトキシフェニル)ピペリジン−1−カルボニル)−2−ナフトエート、3−(2−メトキシフェニルカルバモイル)−2−ナフトエート、(S)−2,4−ジアミノ−N−((R)−3−(ナフタレン−2−イルメトキシ)−1−オキソ−1−(4−フェニルピペリジン−1−イル)プロパン−2−イル)ブタンアミド、ナフタレン−2,3−ジイルビス((4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イル)メタノン)、(R)−2−アミノ−N−(3−(ベンジルオキシ)−1−オキソ−1−(4−フェニルピペラジン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパンアミド、又は(R)−2−アミノ−3−(ベンジルオキシ)−1−(4−フェニルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オンを含む。
【0144】
本発明においてTMとして使用するのに適切なGnRHアナログの例は、例えば欧州特許第171477号明細書、国際公開第96/033729号パンフレット、国際公開第92/022322号パンフレット、国際公開第92/013883号パンフレット、及び国際公開第91/05563号パンフレットから知られているものを含み、これらのそれぞれは、それに対する参照によって本明細書において組み込まれる。特異的な例は、(NAcDQal
1,DPtf
2,DPAl
3,cjsPzACAla
5,DPicLys
6,DAla
10)LHRH;NAcDNal
1,DpClPhe
2,DPal
3,cjsPzACAla
5,DNicLys
6,ILys
8,DAla
10)LHRH;(NAcDNal
1,DpClPhe
2,DPal
3,Thr
4,PicLys
5,DPicLys
6,ILys
8,DAla
10)LHRH;(NAcDNal
1,DpClPhe
2,DPal
3,PicLys
5,DPicLys
6,Thr
7,ILys
8,DAla
10)LHRH;(NapDThr
1,DpClPhe
2, DPal
3, PicLys
5,DPicLys
6,ILys
8,DAla
10)LHRH;
(NAcDNal
1,DpClPhe
2,DPal
3,NicLys
5,DNicLys
6,Thr
7,ILys
8,DAla
10)LHRH;
(NAcDNal
1,DpClPhe
2,DPal
3,Thr
4NicLys
5,DNicLys
6,Thr
7,ILys
8,DAla
10)LHRH;
(NAcDNal
1,DpClPhe
2,DPal
3,PicLys
5,D(PicSar)Lys
6,ILys
8,DAla
10)LHRH’
(NAcDNal
1,DpClPhe
2,DPal
3,D(PicSar)Lys
6,ILys
8,DAla
10)LHRH;(NAcDNal
1,DpClPhe
2,DPal
3,PicLys
5,D(6ANic)Lys
6,ILys
8,DAla
10)LHRH;(NAcDNal
1,DpClPhe
2,DPal
3,PicLys
5,D(6ANic)0rn
6,ILys
8,DAla
10)LHRH;(NAcDQal
1,DCpa
2,DPal
3,cisPzACAla
5,DPicLys
6,NLeu
7,ILys
8,DAla
10)LHRH;(NAcDNal
1,DCpa
2,DPal
3.DPicLys
5,DAPhe(PicSar)
β,ILys
8,DAla
l0)LHRH;NAcDQal
1,DCpa
2,DPal
3,PicLys
5,DPal
6,ILys
8,DAla
10)LHRH;(NAcDNal
1,DCpa
2,DPal
3,PicLys
5,DOrn(ACyp)
6,ILys
8,DAla
10)LHRH;N−アセチル−D−β−Nal−D−Phe−D−Phe−Ser−Tyr−D−Lys(シクロ−ペンチル)−Phe−Arg−Pro−D−Ala−NH
2;N−アセチル−D−o−Nal−D−Phe−D−Phe−Ser−Tyr−D−Lys(シクロペンチル)−Phe−Lys(シクロペンチル)−Pro−D−Ala−NH
2;N−アセチル−D−β−Nal−D−Phe−D−Phe−Ser−Tyr−D−Arg−Phe−(イソプロピル)D−Lys−Pro−D−Ala−NH
2;N−アセチル−D−β−Nal−D−Phe−D−Phe−Ser−Tyr−D−Lys(ベンジル)−Phe−Arg−Pro−D−Ala−NH
2;N−アセチル−D−β−Nal−D−Phe−D−Phe−Ser−Tyr−D−Lys(Cl−ベンジル)−Phe−Arg−Pro−D−Ala−NH
2;N−アセチル−D−β−Nal−D−Phe−D−Phe−Ser−Tyr−D−Lγs(ヘプチル)−Phe−Arg−Pro−D−Ala−NH
2;N−アセチル−D−β−Nal−D−Phe−D−Phe−Ser−Tyr−D−Arg−Phe−Lys−(t−ブチルメチル)−Pro−D−Ala−NH
2;N−アセチル−D−β−Nal−D−Phe−D−Phe−Ser−Tyr−D−Arg−Phe−Lys−(4−メチル−ベンジル)−Pro−D−Ala−NH
2;N−アセチル−D−β−Nal−D−Phe−D−Phe−Ser−Tyr−D−Arg−Phe−Lys−(ベンジル)−Pro−D−Ala−NH
2;N−アセチル−D−β−Nal−D−p−Cl−Phe−D−Trp−Ser−Tyr−D−p−NH
2−Phe−Phe−(イソプロピル)Lys−Pro−D−Ala−NH
2;N−アセチル−D−β−Nal−D−Phe−D−Phe−Ser−Tyr−D−Lys(ヘプチル)−Phe−Lys−(ヘプチル)−Pro−D−Ala−NH
2;N−アセチル−D−3−Nal−D−Phe−D−Phe−Ser−Tyr−D−Lys(1−ブチルペンチル)−Phe−Lys(1−ブチルペンチル)−Arg−Pro−D−Ala−NH
2を含む。
【0145】
本発明のTMとして使用するのに適切なウロテンシンアナログの例は、Cpa−c [D−Cys−Phe−Trp−Lys−Thr−Cys]−Val−NH2及びAsp−c[Cys−Phe−Trp−Lys−Tyr−Cys]−Val−OHを含む。
【0146】
本発明のポリペプチドは、クロストリジウムの神経毒の機能的H
Cドメインを欠く。したがって、上述のポリペプチドは、Shone et al. (1985) Eur. J. Biochem. 151, 75-82.において記載されるように、結合アッセイにおいてラットシナプトソーム膜に結合することができない(クロストリジウムのH
C成分を介して)。好ましい実施形態において、ポリペプチドは、好ましくは、クロストリジウムの神経毒ホロトキシンの最後の50のC末端アミノ酸を欠く。他の実施形態において、ポリペプチドは、好ましくは、クロストリジウムの神経毒ホロトキシンの最後の100、好ましくは最後の150、より好ましくは最後の200、特に好ましくは最後の250、最も好ましくは最後の300のC末端アミノ酸残基を欠く。その代わりに、Hc結合活性は、突然変異誘発によって打ち消されてもよい/低下させてもよい。例として、便宜上、BoNT/Aを参照すると、ガングリオシド結合ポケットにおける1つ又は2つのアミノ酸残基突然変異(LへのW1266及びFへのY1267)の修飾は、Hc領域のその受容体結合機能を失わせる。類似の突然変異は、非血清型Aクロストリジウムペプチド成分に対してなされてもよい、例えば、突然変異(LへのW1262及びFへのY1263)を有するボツリヌスB又はボツリヌスE(LへのW1224及びFへのY1225)に基づく構築物。活性部位に対する他の突然変異は、Hc受容体結合活性の同様の消失を達成する、例えば、ボツリヌスA型毒素におけるY1267S及び他のクロストリジウムの神経毒における対応する高度に保存された残基。この及び他の突然変異の詳細は、Rummel et al (2004) (Molecular Microbiol. 51:631-634)において記載され、これは、それに対する参照によってこれによって組み込まれる。
【0147】
他の実施形態において、本発明のポリペプチドは、クロストリジウムの神経毒の機能的H
Cドメインを欠き、また、任意の機能的に等価なTMをも欠く。したがって、上述のポリペプチドは、クロストリジウムの神経毒の自然の結合機能を欠き、Shone et al. (1985) Eur. J. Biochem. 151, 75-82.において記載されるように、結合アッセイにおいてラットシナプトソーム膜に結合することができない(クロストリジウムのH
C成分を介して又は任意の機能的に等価なTMを介して)。
【0148】
天然クロストリジウム神経毒のH
Cペプチドは、約400〜440アミノ酸残基を含み、それぞれ、約25kDaの2つの機能的に特異なドメイン、すなわち、N末端領域(一般に、H
CNペプチド又はドメインと呼ばれる)及びC末端領域(一般に、H
CCペプチド又はドメインと呼ばれる)からなる。この事実は、以下の刊行物によって確認されており、これらのそれぞれは、それに対する参照によってその全体が本明細書において組み込まれる:Umland TC (1997) Nat. Struct. Biol. 4: 788-792;Herreros J (2000) Biochem. J. 347: 199-204;Halpern J (1993) J. Biol. Chem. 268: 15, pp. 11188-11192;Rummel A (2007) PNAS 104: 359-364;Lacey DB (1998) Nat. Struct. Biol. 5: 898-902;Knapp (1998) Am. Cryst. Assoc. Abstract Papers 25: 90;Swaminathan and Eswaramoorthy (2000) Nat. Struct. Biol. 7: 1751-1759;及びRummel A (2004) Mol. Microbiol. 51(3), 631-643。さらに、C末端160〜200アミノ酸残基を構成するC末端領域(H
CC)は、その自然の細胞受容体に対する、すなわち神経筋接合部の神経終末に対するクロストリジウムの神経毒の結合を担うことが十分に立証され、この事実もまた、上記の刊行物によって確認されている。したがって、本明細書の全体にわたる、天然クロストリジウム神経毒が結合する細胞表面受容体に重鎖が結合することができないように機能的な重鎖Hcペプチド(又はドメイン)を欠くクロストリジウムの重鎖に対する言及は、クロストリジウムの重鎖が単に機能的なH
CCペプチドを欠くことを意味する。言いかえれば、H
CCペプチド領域は、神経筋接合部での神経終末に対するその天然の結合能力を不活性化するために、部分的に又は全体的に、欠失している又は他の場合には修飾されている(例えば従来の化学的な又はタンパク分解性の処理を通して)。
【0149】
したがって、一実施形態において、本発明のクロストリジウムのH
Nペプチドは、クロストリジウムの神経毒のC末端ペプチド部分(H
CC)の一部を欠き、したがって、天然クロストリジウム神経毒のHc結合機能を欠く。例として、一実施形態において、C−末端伸長クロストリジウムのH
Nペプチドは、クロストリジウムの神経毒重鎖のC末端40アミノ酸残基又はC末端60アミノ酸残基又はC末端80アミノ酸残基又はC末端100アミノ酸残基又はC末端120アミノ酸残基又はC末端140アミノ酸残基又はC末端150アミノ酸残基又はC末端160アミノ酸残基を欠く。他の実施形態において、本発明のクロストリジウムのH
Nペプチドは、クロストリジウムの神経毒の全C末端ペプチド部分(H
CC)を欠き、したがって、天然クロストリジウム神経毒のHc結合機能を欠く。例として、一実施形態において、クロストリジウムのH
Nペプチドは、クロストリジウムの神経毒重鎖のC末端165アミノ酸残基又はC末端170アミノ酸残基又はC末端175アミノ酸残基又はC末端180アミノ酸残基又はC末端185アミノ酸残基又はC末端190アミノ酸残基又はC末端195アミノ酸残基を欠く。さらなる例として、本発明のクロストリジウムのH
Nペプチドは、
ボツリヌスA型神経毒−アミノ酸残基(Y1111〜L1296)
ボツリヌスB型神経毒−アミノ酸残基(Y1098〜E1291)
ボツリヌスC型神経毒−アミノ酸残基(Y1112〜E1291)
ボツリヌスD型神経毒−アミノ酸残基(Y1099〜E1276)
ボツリヌスE型神経毒−アミノ酸残基(Y1086〜K1252)
ボツリヌスF型神経毒−アミノ酸残基(Y1106〜E1274)
ボツリヌスG型神経毒−アミノ酸残基(Y1106〜E1297)
破傷風神経毒−アミノ酸残基(Y1128〜D1315)からなる群から選択されるクロストリジウムのH
CC参照配列を欠く。
【0150】
わずかな変異が血清亜型(sub-serotype)によって生じるかもしれないので、上記の同定される参照配列は、基準として考えられるべきである。
【0151】
本発明のプロテアーゼは、真核細胞におけるエキソサイトーシス融合装置の1又は複数のタンパク質を切断することができる、すべての非細胞傷害性プロテアーゼを包含する。
【0152】
本発明のプロテアーゼは、好ましくは、細菌プロテアーゼ(又はその断片)である。より好ましくは、細菌プロテアーゼは、クロストリジウム属又はナイセリア類/ストレプトコッカス属から選択される(例えばクロストリジウムのL鎖又は好ましくはN.ゴノレア若しくはS.ニューモニエに由来するナイセリアIgAプロテアーゼ)。
【0153】
本発明はまた、バリアントプロテアーゼがなお必要なプロテアーゼ活性を示す限り、バリアント非細胞傷害性プロテアーゼ(つまり自然発生のプロテアーゼ分子のバリアント)をも包含する。例として、バリアントは、参照プロテアーゼ配列と少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、より好ましくは少なくとも90%、及び最も好ましくは少なくとも95又は少なくとも98%のアミノ酸配列相同性を有していてもよい。したがって、バリアントという用語は、増強された(又は減少した)エンドペプチダーゼ活性を有する非細胞傷害性プロテアーゼを含み、ここでの特定の言及は、BoNT/A突然変異体Q161A、E54A、及びK165Lの増加したK
cat/K
mに対してなされる。Ahmed, S.A.(2008) Protein J. DOI 10.1007/s10930-007-9118-8を参照されたい。これはそれに対する参照によって組み込まれる。断片という用語は、プロテアーゼに関して使用される場合、典型的に、参照プロテアーゼの少なくとも150、好ましくは少なくとも200、より好ましくは少なくとも250、及び最も好ましくは少なくとも300のアミノ酸残基を有するペプチドを意味する。TM「断片」成分(上記に議論した)のように、本発明のプロテアーゼ「断片」は、参照配列に基づくバリアントプロテアーゼの断片を包含する。
【0154】
本発明のプロテアーゼは、好ましくは、セリン活性又はメタロプロテアーゼ活性(例えばエンドペプチダーゼ活性)を示す。プロテアーゼは、好ましくは、SNAREタンパク質(例えばSNAP−25、シナプトブレビン/VAMP、又はシンタキシン)に対して特異的である。
【0155】
特定の言及は、神経毒のプロテアーゼドメイン、例えば細菌神経毒のプロテアーゼドメインに対してなされる。したがって、本発明は、自然界で生じる及び上述の自然発生神経毒の組換えで調製されたバージョンである神経毒ドメインの使用を包含する。
【0156】
例示的な神経毒は、クロストリジウムによって産生され、クロストリジウムの神経毒という用語は、C.テタニ(C. tetani)(TeNT)によって及びC.ボツリヌス(C. botulinum)(BoNT)血清型A〜Gによって産生される神経毒並びにC.バラティ(C. baratii)及びC.ブチリカム(C. butyricum)によって産生される、密接に関連するBoNT様神経毒を包含する。前述の略語は、本明細書の全体にわたって使用される。例えば、命名BoNT/Aは、BoNT(血清型A)として神経毒の源を示す。対応する命名は、他のBoNT血清型に対して適用される。
【0157】
BoNTは、知られている最も強力な毒素であり、マウスに対する半致死量(LD50)値は、血清型に依存して0.5〜5ng/kgの範囲である。BoNTは、胃腸管において吸着され、全身循環に入った後に、コリン作動性神経終末のシナプス前膜に結合し、それらの神経伝達物質アセチルコリンの放出を予防する。BoNT/B、BoNT/D、BoNT/F、及びBoNT/Gは、シナプトブレビン/小胞結合膜タンパク質(VAMP,vesicle-associated membrane protein)を切断し、BoNT/C、BoNT/A、及びBoNT/Eは、25kDaのシナプトソーム結合タンパク質(SNAP−25,synaptosomal-associated protein of 25 kDa)を切断し、BoNT/Cは、シンタキシンを切断する。
【0158】
BoNTは、約150kDaの二重鎖タンパク質である、約50kDaの軽鎖(L鎖)に単一のジスルフィド結合によって共有結合された約100kDaの重鎖(H鎖)からなる共通の構造を共有する。H鎖は、それぞれ約50kDaの2つのドメインからなる。C末端ドメイン(H
c)は、高親和性神経細胞結合に必要とされるのに対して、N末端ドメイン(H
N)は、膜移行に関与することが提唱されている。L鎖は、基質SNAREタンパク質の切断を担う亜鉛依存性メタロプロテアーゼである。
【0159】
L鎖断片という用語は、神経毒のL鎖の成分を意味し、この断片は、メタロプロテアーゼ活性を示し、細胞のエキソサイトーシスに関与する小胞及び/又は形質膜結合タンパク質をタンパク分解性で切断することができる。
【0160】
適切なプロテアーゼ(参照)配列の例は、
ボツリヌスA型神経毒−アミノ酸残基(1〜448)
ボツリヌスB型神経毒−アミノ酸残基(1〜440)
ボツリヌスC型神経毒−アミノ酸残基(1〜441)
ボツリヌスD型神経毒−アミノ酸残基(1〜445)
ボツリヌスE型神経毒−アミノ酸残基(1〜422)
ボツリヌスF型神経毒−アミノ酸残基(1〜439)
ボツリヌスG型神経毒−アミノ酸残基(1〜441)
破傷風神経毒−アミノ酸残基(1〜457)
IgAプロテアーゼ−アミノ酸残基(1〜959)
*を含む。
*Pohlner, J. et al. (1987). Nature 325, pp. 458-462、これは、それに対する参照によってこれによって組み込まれる。
【0161】
わずかなバリアントが血清亜型によって生じるかもしれないので、上記の同定される参照配列は、基準として考えられるべきである。例として、米国特許出願公開第2007/0166332号(それに対する参照によってこれによって組み込まれる)は、わずかに異なるクロストリジウムの配列:
ボツリヌスA型神経毒−アミノ酸残基(M1〜K448)
ボツリヌスB型神経毒−アミノ酸残基(M1〜K441)
ボツリヌスC型神経毒−アミノ酸残基(M1〜K449)
ボツリヌスD型神経毒−アミノ酸残基(M1〜R445)
ボツリヌスE型神経毒−アミノ酸残基(M1〜R422)
ボツリヌスF型神経毒−アミノ酸残基(M1〜K439)
ボツリヌスG型神経毒−アミノ酸残基(M1〜K446)
破傷風神経毒−アミノ酸残基(M1〜A457)を記載する。
【0162】
軽鎖を含む様々なクロストリジウム毒素断片は、本発明の態様において有用となり得る、但し、これらの軽鎖断片が、神経伝達物質放出装置のコア成分を特異的に標的とすることができ、したがって、全体的な細胞メカニズムの実行に参加することができ、それによって、クロストリジウム毒素はタンパク分解性で基質を切断するということを条件とする。クロストリジウム毒素の軽鎖は、長さが約420〜460アミノ酸であり、酵素ドメインを含む。研究により、クロストリジウム毒素軽鎖の全長が酵素ドメインの酵素活性に必要でないことが示された。非限定的な例として、BoNT/A軽鎖の最初の8アミノ酸は、酵素活性に必要とされない。他の非限定的な例として、TeNT軽鎖の最初の8アミノ酸は、酵素活性に必要とされない。同様に、軽鎖のカルボキシル末端は、活性に必要ではない。非限定的な例として、BoNT/A軽鎖の最後の32アミノ酸(残基417〜448)は、酵素活性に必要とされない。他の非限定的な例として、TeNT軽鎖の最後の31アミノ酸(残基427〜457)は、酵素活性に必要とされない。したがって、本実施形態の態様は、例えば少なくとも350のアミノ酸、少なくとも375のアミノ酸、少なくとも400のアミノ酸、少なくとも425のアミノ酸、及び少なくとも450のアミノ酸の長さを有する酵素ドメインを含むクロストリジウム毒素軽鎖を含むことができる。本実施形態の他の態様は、例えば多くとも350のアミノ酸、多くとも375のアミノ酸、多くとも400のアミノ酸、多くとも425のアミノ酸、及び多くとも450のアミノ酸の長さを有する酵素ドメインを含むクロストリジウム毒素軽鎖を含むことができる。
【0163】
本発明の非細胞傷害性プロテアーゼ成分は、好ましくは、BoNT/A、BoNT/B、又はBoNT/D血清型L鎖(又はその断片若しくはバリアント)を含む。
【0164】
本発明のポリペプチド、特にそのプロテアーゼ成分は、PEG化されてもよく、これは、プロテアーゼ成分の安定性、例えば作用の持続時間を増加させるのを助けてもよい。プロテアーゼがBoNT/A、B、又はC
1プロテアーゼを含む場合、PEG化は、特に好ましい。PEG化は、好ましくは、プロテアーゼ成分のN末端に対するPEGの追加を含む。例として、プロテアーゼのN末端は、同じ又は異なっていてもよい、1又は複数のアミノ酸(例えばシステイン)残基で伸長されてもよい。上述のアミノ酸残基の1又は複数は、それに付着された(例えば共有結合で)それ自体のPEG分子を有していてもよい。この技術の例は、国際公開第2007/104567号パンフレットにおいて記載されており、これは、それに対する参照によってその全体が組み込まれる。
【0165】
移行ドメインは、プロテアーゼ活性の機能的発現が、標的細胞の細胞質ゾル内で生じるように、標的細胞へのプロテアーゼの移行を可能にする分子である。任意の分子(例えばタンパク質又はペプチド)が本発明の必要な移行機能を有するかどうかは、多くの従来のアッセイのいずれか1つによって確認されてもよい。
【0166】
例えば、Shone C. (1987)は、試験分子を用いて検証されるリポソームを使用するインビトロアッセイを記載する。必要な移行機能の存在は、K
+及び/又は標識NADのリポソームからの放出によって確認され、これは、容易にモニターされ得る[Shone C. (1987) Eur. J. Biochem; vol. 167(1): pp. 175-180を参照されたい]。
【0167】
さらなる例は、Blaustein R. (1987)によって提供され、これは、平らなリン脂質二重層膜を使用する単純なインビトロのアッセイを記載する。膜は、試験分子を用いて検証され、必要な移行機能は、上述の膜を通過する透過性の増加によって確認される[Blaustein (1987) FEBS Letts; vol. 226, no. 1: pp. 115-120を参照されたい]。
【0168】
膜融合の評価、したがって本発明において使用するのに適切な移行ドメインの同定を可能にするためのさらなる方法論は、Methods in Enzymology Vol 220 and 221, Membrane Fusion Techniques, Parts A and B, Academic Press 1993によって提供される。
【0169】
バリアントドメインがなお必要な移行活性を示す限り、本発明はまた、バリアント移行ドメインをも包含する。例として、バリアントは、参照移行ドメインと少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、より好ましくは少なくとも90%、及び最も好ましくは少なくとも95%又は少なくとも98%のアミノ酸配列相同性を有していてもよい。断片という用語は、移行ドメインに関して使用される場合、参照移行ドメインの少なくとも20、好ましくは少なくとも40、より好ましくは少なくとも80、及び最も好ましくは少なくとも100のアミノ酸残基を有するペプチドを意味する。クロストリジウムの移行ドメインの場合において、断片は、好ましくは、参照移行ドメイン(例えばH
Nドメイン)の少なくとも100、好ましくは少なくとも150、より好ましくは少なくとも200、及び最も好ましくは少なくとも250のアミノ酸残基を有する。TM「断片」成分(上記に議論した)のように、本発明の移動「断片」は、参照配列に基づくバリアント移行ドメインの断片を包含する。
【0170】
移行ドメインは、好ましくは、低pHの条件下で、脂質膜においてイオン浸透性の孔を形成することができる。好ましくは、エンドソーム膜内で孔形成することができるタンパク質分子のそれらの部分のみを使用することが分かった。
【0171】
移行ドメインは、微生物タンパク質供給源から、特に細菌又はウイルスタンパク質供給源から得られてもよい。したがって、一実施形態において、移行ドメインは、細菌毒素又はウイルスタンパク質などの酵素の移行性ドメインである。
【0172】
細菌毒素分子のある種のドメインが、そのような孔を形成することができることが十分に立証されている。ウイルスで発現された膜融合タンパク質のある種の移行ドメインがそのような孔を形成することができることもまた知られている。そのようなドメインは、本発明において使用されてもよい。
【0173】
移行ドメインは、H
Nドメイン(又はその機能的成分)などのクロストリジウムの起源のものであってもよい。H
Nは、H鎖のアミノ末端の片方又は完全なH鎖におけるその断片に対応するドメインとおよそ等価な、クロストリジウムの神経毒のH鎖の部分又は断片を意味する。H鎖は、H鎖のH
c成分の自然の結合機能を欠く。この点に関して、Hc機能は、Hcアミノ酸配列の欠失によって除去されてもよい(ヌクレアーゼ処理又はプロテアーゼ処理によるDNA合成レベル又は合成後レベルで)。その代わりに、Hc機能は、化学的処理又は生物学的処理によって不活性化されてもよい。したがって、H鎖は、天然クロストリジウム神経毒(つまりホロトキシン)が結合する標的細胞上の結合部位に結合することができない。
【0174】
適切な(参照)移行ドメインの例は、
ボツリヌスA型神経毒−アミノ酸残基(449〜871)
ボツリヌスB型神経毒−アミノ酸残基(441〜858)
ボツリヌスC型神経毒−アミノ酸残基(442〜866)
ボツリヌスD型神経毒−アミノ酸残基(446〜862)
ボツリヌスE型神経毒−アミノ酸残基(423〜845)
ボツリヌスF型神経毒−アミノ酸残基(440〜864)
ボツリヌスG型神経毒−アミノ酸残基(442〜863)
破傷風神経毒−アミノ酸残基(458〜879)を含む。
【0175】
わずかなバリアントが血清亜型によって生じるかもしれないので、上記の同定される参照配列は、基準として考えられるべきである。例として、米国特許出願公開第2007/0166332号(それに対する参照によってこれによって組み込まれる)は、わずかに異なるクロストリジウムの配列:
ボツリヌスA型神経毒−アミノ酸残基(A449〜K871)
ボツリヌスB型神経毒−アミノ酸残基(A442〜S858)
ボツリヌスC型神経毒−アミノ酸残基(T450〜N866)
ボツリヌスD型神経毒−アミノ酸残基(D446〜N862)
ボツリヌスE型神経毒−アミノ酸残基(K423〜K845)
ボツリヌスF型神経毒−アミノ酸残基(A440〜K864)
ボツリヌスG型神経毒−アミノ酸残基(S447〜S863)
破傷風神経毒−アミノ酸残基(S458〜V879)を記載する。
【0176】
本発明との関連において、移行ドメインを含む様々なクロストリジウム毒素H
N領域は、本発明の態様において有用となり得る、但し、これらの活性断片が、細胞内小胞から、標的細胞の細胞質へ、非細胞傷害性プロテアーゼ(例えばクロストリジウムのL鎖)の放出を促進することができ、したがって、全体的な細胞メカニズムの実行に参加することができ、それによって、クロストリジウム毒素はタンパク分解性で基質を切断するということを条件とする。クロストリジウム毒素の重鎖に由来するH
N領域は、長さが約410〜430アミノ酸であり、移行ドメインを含む。研究により、クロストリジウム毒素重鎖に由来するH
N領域の全長が、移行ドメインの移行活性に必要でないことが示された。したがって、本実施形態の態様は、例えば少なくとも350のアミノ酸、少なくとも375のアミノ酸、少なくとも400のアミノ酸、及び少なくとも425のアミノ酸の長さを有する移行ドメインを含むクロストリジウム毒素H
N領域を含むことができる。本実施形態の他の態様は、例えば多くとも350のアミノ酸、多くとも375のアミノ酸、多くとも400のアミノ酸、及び多くとも425のアミノ酸の長さを有する移行ドメインを含むクロストリジウム毒素H
N領域を含むことができる。
【0177】
クロストリジウム・ボツリヌス(Clostridium botulinum)及びC.テタニにおける毒素産生の遺伝的根拠についてのより詳細については、発明者らは、Henderson et al (1997) in The Clostridia: Molecular Biology and Pathogenesis, Academic pressを参照する。
【0178】
H
Nという用語は、修飾H
N部分がなお前述の移行機能を示す限り、自然発生の神経毒H
N部分並びに自然界で生じないアミノ酸配列及び/又は合成アミノ酸残基を有する修飾H
N部分を包含する。
【0179】
或いは、移行ドメインは、非クロストリジウム起源のものであってもよい。非クロストリジウム(参照)移行ドメイン起源の例は、ジフテリア毒素の移行ドメイン[O’Keefe et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA (1992) 89, 6202-6206;Silverman et al., J. Biol. Chem. (1993) 269, 22524-22532;及びLondon, E. (1992) Biochem. Biophys. Acta., 1112, pp.25-51]、シュードモナスエキソトキシンA型の移行ドメイン[Prior et al. Biochemistry (1992) 31, 3555-3559]、炭疽毒素の移行ドメイン[Blanke et al. Proc. Natl. Acad. Sci. USA (1996) 93, 8437-8442]、移行機能の様々な融合性ペプチド又は疎水性ペプチド[Plank et al. J. Biol. Chem. (1994) 269, 12918-12924;及びWagner et al (1992) PNAS, 89, pp.7934-7938]、並びに両親媒性ペプチド[Murata et al (1992) Biochem., 31, pp.1986-1992]を含むが、これらに限定されない。移行ドメインは、自然発生タンパク質において存在する移行ドメインを模倣してもよい又はバリアントが、移行ドメインの移行能力を破壊しない限り、アミノ酸バリアントを含んでいてもよい。
【0180】
本発明において使用するのに適切なウイルス(参照)移行ドメインの特定の例は、ウイルス発現膜融合タンパク質のある種の移行性ドメインを含む。例えば、Wagner et al. (1992)及びMurata et al. (1992)は、インフルエンザウイルス赤血球凝集素のN末端領域に由来する、多くの融合性ペプチド及び両親媒性ペプチドの移行(つまり膜融合及び小胞形成)機能を記載する。望まれる移行活性を有することが知られている他のウイルス発現膜融合タンパク質は、セムリキ森林ウイルス(SFV,Semliki Forest Virus)の融合性ペプチドの移行性ドメイン、水疱性口内炎ウイルス(VSV,vesicular stomatitis virus)糖タンパク質Gの移行性ドメイン、SERウイルスFタンパク質の移行性ドメイン、及び泡沫状ウイルスエンベロープ糖タンパク質の移行性ドメインである、ウイルスコードAspikeタンパク質、例えばSFVのE1タンパク質及びVSVのGタンパク質のGタンパク質は、本発明との関連において特定の適用を有する。
【0181】
表(下記)において列挙される(参照)移行ドメインの使用は、その配列バリアントの使用を含む。バリアントは1又は複数の保存的な核酸置換及び/又は核酸欠失若しくは核酸挿入を含んでいてもよい、但し、バリアントが必要な移行機能を有することを条件とする。バリアントはまた、バリアントが必要な移行機能を有する限り、1又は複数のアミノ酸置換及び/又はアミノ酸欠失若しくはアミノ酸挿入を含んでいてもよい。
【0182】
【表5】
【0183】
本発明のポリペプチドは、移行促進ドメインをさらに含んでいてもよい。上述のドメインは、標的細胞の細胞質ゾルへの非細胞傷害性プロテアーゼの送達を促進し、例えば国際公開第08/008803号パンフレット及び国際公開第08/008805号パンフレットにおいて記載され、これらのそれぞれは、それに対する参照によって本明細書において組み込まれる。
【0184】
例として、適切な移行促進ドメインは、エンベロープウイルス融合性ペプチドドメインを含み、例えば、適切な融合性ペプチドドメインは、インフルエンザウイルス融合性ペプチドドメイン(例えば、23のアミノ酸のインフルエンザAウイルス融合性ペプチドドメイン)、アルファウイルス融合性ペプチドドメイン(例えば、26のアミノ酸のセムリキ森林ウイルス融合性ペプチドドメイン)、ベシクロウイルス融合性ペプチドドメイン(例えば、21のアミノ酸の水疱性口内炎ウイルス融合性ペプチドドメイン)、レスピロウイルス融合性ペプチドドメイン(例えば、25のアミノ酸のセンダイウイルス融合性ペプチドドメイン)、モルビリウイルス融合性ペプチドドメイン(例えば、25のアミノ酸のイヌジステンパーウイルス融合性ペプチドドメイン)、アブラウイルス融合性ペプチドドメイン(例えば、25のアミノ酸のニューカッスル病ウイルス融合性ペプチドドメイン)、ヘニパウイルス融合性ペプチドドメイン(例えば、25のアミノ酸のヘンドラウイルス融合性ペプチドドメイン)、メタニューモウイルス融合性ペプチドドメイン(例えば、25のアミノ酸のヒトメタニューモウイルス融合性ペプチドドメイン)、又はサル泡沫状ウイルス融合性ペプチドドメインなどのスプーマウイルス融合性ペプチドドメイン、又はその断片若しくはバリアントを含む。
【0185】
さらなる例として、移行促進ドメインは、クロストリジウム毒素H
CNドメイン又はその断片若しくはバリアントを含んでいてもよい。より詳細に、クロストリジウム毒素H
CN移行促進ドメインは、少なくとも200のアミノ酸、少なくとも225のアミノ酸、少なくとも250のアミノ酸、少なくとも275のアミノ酸の長さを有していてもよい。この点に関して、クロストリジウム毒素H
CN移行促進ドメインは、好ましくは、多くとも200のアミノ酸、多くとも225のアミノ酸、多くとも250のアミノ酸、又は多くとも275のアミノ酸の長さを有する。特異的な(参照)例は、
ボツリヌスA型神経毒−アミノ酸残基(872〜1110)
ボツリヌスB型神経毒−アミノ酸残基(859〜1097)
ボツリヌスC型神経毒−アミノ酸残基(867〜1111)
ボツリヌスD型神経毒−アミノ酸残基(863〜1098)
ボツリヌスE型神経毒−アミノ酸残基(846〜1085)
ボツリヌスF型神経毒−アミノ酸残基(865〜1105)
ボツリヌスG型神経毒−アミノ酸残基(864〜1105)
破傷風神経毒−アミノ酸残基(880〜1127)を含む。
【0186】
上記の配列位置は、血清型/サブ型によってわずかに変化していてもよく、適切な(参照)クロストリジウム毒素H
CNドメインのさらなる例は、
ボツリヌスA型神経毒−アミノ酸残基(874〜1110)
ボツリヌスB型神経毒−アミノ酸残基(861〜1097)
ボツリヌスC型神経毒−アミノ酸残基(869〜1111)
ボツリヌスD型神経毒−アミノ酸残基(865〜1098)
ボツリヌスE型神経毒−アミノ酸残基(848〜1085)
ボツリヌスF型神経毒−アミノ酸残基(867〜1105)
ボツリヌスG型神経毒−アミノ酸残基(866〜1105)
破傷風神経毒−アミノ酸残基(882〜1127)を含む。
【0187】
上記の促進ドメインのいずれも、本発明において使用するのに適切な先に記載された移行ドメインペプチドのいずれかと組み合わされてもよい。したがって、例として、非クロストリジウム促進ドメインは、非クロストリジウム移行ドメインペプチドと又はクロストリジウム移行ドメインペプチドと組み合わされてもよい。その代わりに、クロストリジウム毒素H
CN移行促進ドメインは、非クロストリジウム移行ドメインペプチドと組み合わされてもよい。その代わりに、クロストリジウム毒素H
CN促進ドメインは、クロストリジウム移行ドメインペプチドと組み合わされてもよく、これらの例は、
ボツリヌスA型神経毒−アミノ酸残基(449〜1110)
ボツリヌスB型神経毒−アミノ酸残基(442〜1097)
ボツリヌスC型神経毒−アミノ酸残基(450〜1111)
ボツリヌスD型神経毒−アミノ酸残基(446〜1098)
ボツリヌスE型神経毒−アミノ酸残基(423〜1085)
ボツリヌスF型神経毒−アミノ酸残基(440〜1105)
ボツリヌスG型神経毒−アミノ酸残基(447〜1105)
破傷風神経毒−アミノ酸残基(458〜1127)を含む。
【0188】
配列相同性:
例えばセグメントアプローチ法などのように、限定を伴うことなく、グローバル法、ローカル法、及びハイブリッド法を含むいずれの様々な配列アライメント法も、同一性パーセントを決定するために使用することができる。同一性パーセントを決定するためのプロトコールは、当業者の範囲内のルーチン的な手順である。グローバル法は、分子の始めから終わりまで配列をアライメントし、個々の残基ペアのスコアを加え、かつギャップペナルティーを課すことによって最良のアライメントを決定する。非限定的な方法は、例えばCLUSTAL W(例えばJulie D. Thompson et al., CLUSTAL W: Improving the Sensitivity of Progressive Multiple Sequence Alignment Through Sequence Weighting, Position- Specific Gap Penalties and Weight Matrix Choice, 22(22) Nucleic Acids Research 4673-4680 (1994)を参照されたい);及びiterative refinement(例えばOsamu Gotoh, Significant Improvement in Accuracy of Multiple Protein. Sequence Alignments by Iterative Refinement as Assessed by Reference to Structural Alignments, 264(4) J. MoI. Biol. 823-838 (1996)を参照されたい)を含む。ローカル法は、入力配列のすべてによって共有される1又は複数の保存モチーフを同定することによって、配列をアライメントする。非限定的な方法は、例えばMatch−box(例えばEric Depiereux and Ernest Feytmans, Match-Box: A Fundamentally New Algorithm for the Simultaneous Alignment of Several Protein Sequences, 8(5) CABIOS 501 -509 (1992)を参照されたい);Gibbs sampling(例えばC. E. Lawrence et al., Detecting Subtle Sequence Signals: A Gibbs Sampling Strategy for Multiple Alignment, 262(5131) Science 208-214 (1993)を参照されたい);Align−M(例えばIvo Van Walle et al., Align-M - A New Algorithm for Multiple Alignment of Highly Divergent Sequences, 20(9) Bioinformatics:1428-1435 (2004)を参照されたい)を含む。
【0189】
したがって、配列同一性パーセントは、従来の方法によって決定される。例えばAltschul et al., Bull. Math. Bio. 48: 603-16, 1986及びHenikoff and Henikoff, Proc. Natl. Acad. Sci. USA 89:10915-19, 1992を参照されたい。手短かに言えば、2つのアミノ酸配列は、下記に示されるように、10のギャップオープンペナルティー、1のギャップエクステンションペナルティー、及びHenikoff and Henikoff(同書)の「blosum 62」スコアリングマトリックスを使用して、アライメントスコアを最適化するようにアライメントされる(アミノ酸は、標準的な1文字コードによって示される)。
【0190】
配列同一性を決定するためのアライメントスコア
【0191】
次いで、同一性パーセントは、次のように計算される。
【0192】
実質的に相同のポリペプチドは、1又は複数のアミノ酸置換、欠失、又は追加を有するとして特徴づけられる。これらの変化は、好ましくは、比較的重要ではない性質についてのもの、すなわち、保存的なアミノ酸置換(下記を参照されたい)及びポリペプチドのフォールディング又は活性に著しく影響しない他の置換;典型的に、約30のアミノ酸に対して1つの小さな欠失;並びにアミノ末端メチオニン残基、約20〜25残基までの小さなリンカーペプチド、又はアフィニティータグなどの少数のアミノ末端伸長又はカルボキシル末端伸長である。
【0193】
保存的なアミノ酸置換
塩基性:アルギニン
リシン
ヒスチジン
酸性:グルタミン酸
アスパラギン酸
極性:グルタミン
アスパラギン
疎水性:ロイシン
イソロイシン
バリン
芳香族:フェニルアラニン
トリプトファン
チロシン
小さい:グリシン
アラニン
セリン
トレオニン
メチオニン
【0194】
20の標準的なアミノ酸に加えて、標準的ではないアミノ酸(4−ヒドロキシプロリン、6−Nメチルリシン、2−アミノイソ酪酸、イソバリン、及びα−メチルセリンなど)は、本発明のポリペプチドのアミノ酸残基と置換されてもよい。限られた数の非保存的アミノ酸、遺伝子コードによってコードされないアミノ酸、及び非天然アミノ酸は、クロストリジウムのポリペプチドアミノ酸残基と置換されてもよい。本発明のポリペプチドはまた、非自然発生アミノ酸残基を含むことができる。
【0195】
非自然発生アミノ酸は、限定を伴うことなく、トランス−3−メチルプロリン、2,4−メタノ−プロリン、シス−4−ヒドロキシプロリン、トランス−4−ヒドロキシ−プロリン、N−メチルグリシン、アロ−トレオニン、メチル−トレオニン、ヒドロキシ−エチルシステイン、ヒドロキシエチルホモ−システイン、ニトロ−グルタミン、ホモグルタミン、ピペコリン酸、第3級ロイシン、ノルバリン、2−アザフェニルアラニン、3−アザフェニル−アラニン、4−アザフェニル−アラニン、及び4−フルオロフェニルアラニンを含む。タンパク質に非自然発生アミノ酸残基を組み込むためのいくつかの方法が、当技術分野において知られている。例えば、ナンセンス突然変異が、化学的にアミノアシル化されたサプレッサーtRNAを使用して抑制される、インビトロ系を使用することができる。アミノ酸を合成し、tRNAをアミノアシル化するための方法は、当技術分野において知られている。ナンセンス突然変異を含有するプラスミドの転写及び翻訳は、大腸菌S30抽出物及び市販で入手可能な酵素及び他の試薬を含む無細胞系において実行される。タンパク質は、クロマトグラフィーによって精製される。例えばRobertson et al., J. Am. Chem. Soc. 113:2722, 1991;Ellman et al., Methods Enzymol. 202:301, 1991;Chung et al., Science 259:806-9, 1993;及びChung et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA 90:10145-9, 1993)を参照されたい。第2の方法において、翻訳は、突然変異mRNA及び化学的にアミノアシル化されたサプレッサーtRNAのマイクロインジェクションによってツメガエル卵母細胞において実行される(Turcatti et al., J. Biol. Chem. 271:19991-8, 1996)。第3の方法内で、大腸菌細胞は、交換されることになっている天然アミノ酸(例えばフェニルアラニン)の非存在下においてかつ(1又は複数の)望まれる非自然発生アミノ酸(例えば2−アザフェニルアラニン、3−アザフェニルアラニン、4−アザフェニルアラニン、又は4−フルオロフェニルアラニン)の存在下において培養される。非自然発生アミノ酸は、その天然の相当物の代わりにポリペプチドに組み込まれる。Koide et al., Biochem. 33:7470-6, 1994を参照されたい。自然発生アミノ酸残基は、インビトロ化学的修飾によって非自然発生種に変換することができる。化学的修飾は、置換の範囲をさらに拡張するために、部位特異的突然変異誘発と組み合わせることができる(Wynn and Richards, Protein Sci. 2:395-403, 1993)。
【0196】
限られた数の非保存的アミノ酸、遺伝子コードによってコードされないアミノ酸、非自然発生アミノ酸、及び非天然アミノ酸は、本発明のポリペプチドのアミノ酸残基と置換されてもよい。
【0197】
本発明のポリペプチドにおける必須アミノ酸は、部位特異的突然変異誘発又はアラニンスキャニング突然変異誘発などの当技術分野において知られている手順によって同定することができる(Cunningham and Wells, Science 244: 1081-5, 1989)。生物学的相互作用の部位はまた、推定上の接触部位アミノ酸の突然変異と共に、核磁気共鳴、結晶学、電子回折、又は光アフィニティー標識法のような技術によって決定されるように構造の物理的分析によって決定することもできる。例えばde Vos et al., Science 255:306-12, 1992;Smith et al., J. Mol. Biol. 224:899-904, 1992;Wlodaver et al., FEBS Lett. 309:59-64, 1992を参照されたい。必須アミノ酸の同一性もまた、本発明のポリペプチドの関連する成分(例えば移行成分又はプロテアーゼ成分)との相同性の分析から推測することができる。
【0198】
多数のアミノ酸置換は、Reidhaar-Olson and Sauer (Science 241:53-7, 1988)又はBowie and Sauer (Proc. Natl. Acad. Sci. USA 86:2152-6, 1989)によって開示されるものなどの突然変異誘発及びスクリーニングの知られている方法を使用して、作製し、試験することができる。手短かに言えば、これらの著者らは、それぞれの位置での許容できる置換の範囲を決定するために、ポリペプチドにおける2つ又はそれ以上の位置を同時に無作為化し、機能的なポリペプチドを選択し、かつ次いで、突然変異誘発されたポリペプチドを配列決定するための方法を開示する。使用することができる他の方法は、ファージディスプレー(例えばLowman et al., Biochem. 30:10832-7, 1991;Ladner et al.、米国特許第5,223,409号明細書;Huse、WIPO公開国際公開第92/06204号パンフレット)及び領域特異的突然変異誘発(Derbyshire et al., Gene 46:145, 1986;Ner et al., DNA 7:127, 1988)を含む。
【0199】
多数のアミノ酸置換は、Reidhaar-Olson and Sauer (Science 241:53-7, 1988)又はBowie and Sauer (Proc. Natl. Acad. Sci. USA 86:2152-6, 1989)によって開示されるものなどの突然変異誘発及びスクリーニングの知られている方法を使用して、作製し、試験することができる。手短かに言えば、これらの著者らは、それぞれの位置での許容できる置換の範囲を決定するために、ポリペプチドにおける2つ又はそれ以上の位置を同時に無作為化し、機能的なポリペプチドを選択し、かつ次いで、突然変異誘発されたポリペプチドを配列決定するための方法を開示する。使用することができる他の方法は、ファージディスプレー(例えばLowman et al., Biochem. 30:10832-7, 1991;Ladner et al.、米国特許第5,223,409号明細書;Huse、WIPO公開国際公開第92/06204号パンフレット)及び領域特異的突然変異誘発(Derbyshire et al., Gene 46:145, 1986;Ner et al., DNA 7:127, 1988)を含む。
【0200】
ここで、図の簡単な説明が続き、これらは、本発明の態様及び/又は実施形態を例示する。