(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5892273
(24)【登録日】2016年3月4日
(45)【発行日】2016年3月23日
(54)【発明の名称】反射鏡付きスプレーノズル
(51)【国際特許分類】
B65D 83/14 20060101AFI20160310BHJP
B05B 9/04 20060101ALI20160310BHJP
【FI】
B65D83/14 200
B05B9/04
【請求項の数】4
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2015-27001(P2015-27001)
(22)【出願日】2015年2月13日
【審査請求日】2015年9月25日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】514202491
【氏名又は名称】東畑 明秀
(74)【代理人】
【識別番号】110000822
【氏名又は名称】特許業務法人グローバル知財
(72)【発明者】
【氏名】東畑 明秀
【審査官】
高橋 裕一
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2009/043342(WO,A1)
【文献】
実開平01−101502(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 83/14
B05B 9/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スプレー容器本体の噴出孔に結合される細長い管状のノズルであり、ノズル先端面が塞がれ、ノズル側面に噴出孔が1箇所設けられ、スプレー剤をノズルの垂直方向に噴射できるスプレーノズルにおいて、
前記スプレーノズルは、
ノズル先端部に着脱自在に取り付けられるアダプタを備え、
前記アダプタは、ノズル根元部から噴射方向を確認するための平面反射鏡が固着され、
前記反射鏡の鏡面もしくは鏡に映る位置に、噴射位置確認用マーカが設けられたことを特徴とする反射鏡付きスプレーノズル。
【請求項2】
前記反射鏡の法線方向と前記スプレーノズルの長手方向との交差角が略45°であり、
ノズル根元部から見た場合に、前記ノズル先端部が前記反射鏡の中央に映し出されるように前記反射鏡の姿勢が固定されていることを特徴とする請求項1に記載の反射鏡付きスプレーノズル。
【請求項3】
前記ノズル先端部の外周側面に凹部と突起部が設けられ、
前記アダプタは、前記反射鏡を支持するアーム部と、前記ノズル先端部と嵌合し得るキャップ部とから成り、
前記キャップ部は、
上記のノズル側面の噴出孔を露出させる第2の噴出孔が側面に設けられ、
前記ノズル先端部の前記凹部と嵌合する凸部が内周側面に設けられ、
前記ノズル先端部の前記突起部に係合し得る切り欠き部がキャップ端部に形成され、前記突起部と前記切り欠き部が係合した際に、前記ノズル側面の噴出孔と前記第2の噴出孔が重なる、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の反射鏡付きスプレーノズル。
【請求項4】
前記ノズル根元部に、前記噴出孔の開口方向を確認するための開口方向確認用マーカが設けられることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の反射鏡付きスプレーノズル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物体の裏側、細部等に正確に噴霧付着させることができるようにしたスプレーノズルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、スプレーノズルは、ノズル先端を噴霧する箇所に近づけ、正しい位置に噴霧させる目的に使用される。通常、ノズルの噴出孔はノズル先端面に設けられ、ノズルの長手方向に噴射される。そのため、機械内部の狭い箇所にあるナット、ベアリング、ギヤボックスあるいはヒンジ機構部品に対してグリスや錆止めを噴射する際、ノズルを挿し込んだ方向に対して垂直方向に噴射したい場合に、スプレー缶を横や斜めに傾けて噴射方向を調整するだけでは不十分である。
【0003】
上記問題を解決するために、スプレー缶に突設した細長い管状の噴霧ノズル先端部において、対向する二側面にノズル孔をそれぞれ設けてなるスプレーノズルが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
また、ノズルパイプの途中に蛇腹部を設けることで、噴霧する方向が自在に調整可能なスプレーノズルも知られている(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開昭63−035457号公報
【特許文献2】特開2013−216375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示されたスプレーノズルの場合、対向する二側面にノズル孔がそれぞれ設けられているので、一方向にだけ噴射したい場合には不都合である。
また、特許文献2に開示されたスプレーノズルの場合、ノズルパイプの途中に蛇腹部を設けているので、蛇腹部を動かして噴霧させたい箇所に合わせて変形させることが必要になる。ノズルパイプが直線状の場合は、ノズルパイプの最厚部に相当する空間さえあればノズルパイプを挿し込むことができるが、蛇腹部を動かして噴霧させたい箇所に合わせて変形させると、ノズルパイプが直線状ではなくなり、変形前と比べてノズルパイプを挿し込むための空間がより多く必要になる。その結果、ノズルパイプを挿し込むこと自体が困難になる。
【0007】
また、ノズルの噴出孔を自在に動かし特定の方向に向けて噴霧させることができたとしても、どの方向に噴射されるかということを、利用者が確認できなければ、誤った方向に付着させてしまうことが考えられる。特許文献2のスプレーノズルの場合、ノズルパイプの途中に蛇腹部を設けているので、蛇腹部を動かして噴霧させたい箇所に合わせて変形させることが可能ではあるが、どのような形に変形させたかを使用者の手元で確認することはできない。そのため、複雑な構造の機械の内部にノズルパイプを挿し込み、ノズルパイプ先端部が使用者から見えない場合には、必ずしも意図した箇所への噴霧付着がなされないという問題がある。
【0008】
上記の問題点を受けて、本発明者は既に、スプレーノズルの噴出孔の開口方向を確認しながら、ノズルの軸芯に対して略垂直の方向に向けて噴出させるスプレーノズルを発明している。
これは、スプレー缶に突設した細長い管状のスプレーノズル先端部において、ノズル先端面が塞がれ、ノズル側面に噴出孔が1箇所設けられ、しかも、噴出孔からノズルの軸芯に対して略平行に位置するノズルの根元部に、噴出孔の開口方向を確認するためのマーカが設けられるものであった。
しかしながら、かかる発明では、ノズルの根元部のみで噴出孔の開口方向を確認するものであったため、スプレーノズルの長さが長くなると照準を合わせ難くなり、正確な噴霧付着が困難になるという問題がある。
【0009】
上記状況に鑑みて、本発明は、スプレーノズルの噴出孔の位置確認を容易にし、噴霧対象物へ正確にスプレー剤を噴霧付着させるスプレーノズルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決すべく、本発明の反射鏡付きスプレーノズルは、スプレー容器本体の噴出孔に結合される細長い管状のノズルであり、ノズル先端面が塞がれ、ノズル側面に噴出孔が1箇所設けられ、スプレー剤をノズルの垂直方向に噴射できるスプレーノズルにおいて、ノズル先端部に着脱自在に取り付けられるアダプタを備えるものである。アダプタは、ノズル根元部から噴射方向を確認するための平面反射鏡が固着され、反射鏡の鏡面もしくは鏡に映る位置に、噴射位置確認用マーカが設けられている。
【0011】
反射鏡が設けられることで、噴霧対象物を目視で直接確認できない場合でも、反射鏡を介して、噴霧対象物を確認しながら、スプレー剤を噴霧付着させることが可能となるのである。
また、反射鏡が設けられたアダプタとノズルを着脱可能とすることで、反射鏡が必要な場合のみアダプタを取り付け、反射鏡が必要でない場合や反射鏡が入り難い狭小空間へノズルを挿し込む場合にはアダプタを外して利用するといった状況に応じた利用が可能となっている。
ここで、反射鏡付きスプレーノズルの長さは、30〜50cmであることが好ましく、より好ましくは35〜45cmである。反射鏡の鏡面の大きさは、縦横共に0.5〜3.5cmであることが好ましく、より好ましくは1〜3cmである。これは、反射鏡の鏡面の大きさは、より大きい方が噴霧対象物の確認が容易になるが、反面、ノズルを挿し込む際にアダプタ部分が引っ掛りやすくなり、不都合であるからである。
【0012】
本発明の反射鏡付きスプレーノズルにおいて、反射鏡の法線方向とスプレーのノズルの長手方向との交差角が略45°であり、ノズル根元部から見た場合に、ノズル先端部が反射鏡の中央に映し出されるように反射鏡の姿勢が固定されているのが好ましい。
これにより、ノズルの角度を変えても、反射鏡を介してノズル根元部からノズル先端部の位置を常に確認できると共に、ノズル側面の噴出孔からノズルの垂直方向に位置する噴射ターゲットを確実に反射鏡に映し出すことが可能になる。
【0013】
また、反射鏡の鏡面もしくは鏡に映る位置に設けられる噴射位置確認用マーカは、噴射ターゲットに確実に噴射させるためのものであり、マーカの位置に噴射ターゲットが映し出される時に、スプレー噴射すればよいといったガイド的な機能を有するものである。
マーカは反射鏡の鏡面の中心付近に印をつけることでよく、例えば、反射鏡の中心に向かう矢印などのシールを貼ることでもよい。或は、ノズル先端部に目印となるものを設けて、これが鏡に映し出されるものでもよい。
【0014】
本発明の反射鏡付きスプレーノズルは、ノズル先端部の外周側面に、凹部と突起部が設けられ、アダプタは、反射鏡を支持するアーム部と、ノズル先端部と嵌合し得るキャップ部とから成り、キャップ部は、上記のノズル側面の噴出孔を露出させる第2の噴出孔が側面に設けられ、ノズル先端部の凹部と嵌合する凸部が内周側面に設けられ、ノズル先端部の突起部に係合し得る切り欠き部がキャップ端部に形成され、突起部と切り欠き部が係合した際に、ノズル側面の噴出孔と第2の噴出孔が重なる構造である。
ノズル先端部に設けられた凹部とキャップ部に設けられた凸部が嵌合することにより、アダプタがしっかりとノズル先端部に係着でき、使用時にアダプタがノズルから外れることを防止できる。
また、ノズルに突起部が設けられ、アダプタに切り欠き部が設けられることにより、アダプタとノズル先端部の相対的な姿勢位置を容易に合せることが可能となる。すなわち、ノズル側面の噴出孔と第2の噴出孔が重なる位置に容易に調整できることになる。
【0015】
本発明の反射鏡付きスプレーノズルのアダプタを構成するアーム部及びキャップ部は、一体成型されることが好ましい。これにより、アーム部がしっかりとキャップ部に固定されることになり、アーム部が支持する反射鏡を安定的に固定できることになる。
【0016】
本発明の反射鏡付きスプレーノズルのノズル根元部には、噴出孔の開口方向を確認するための開口方向確認用マーカが設けられることが好ましい。これにより、噴射方向の確認がより正確となり、利用者の利便性を向上させる。
反射鏡の鏡面もしくは鏡に映る位置に設けられた噴射位置確認用マーカによっても、噴射方向を確認することは可能ではあるが、ノズル根元部にも開口方向確認用マーカを設けることでより正確な噴霧付着を可能とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明のスプレーノズルによれば、反射鏡により噴射方向を確認しつつ、機械の細部などの狭小空間への的確な噴霧付着が可能となるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】実施例1の反射鏡付きスプレーノズルの構造説明図
【
図2】実施例1の反射鏡付きスプレーノズルの正面図
【
図3】実施例1のノズル先端部の拡大図を示し、(1)は平面図、(2)は正面図を示している。
【
図4】実施例1のキャップ部材の拡大図を示し、(1)は平面図、(2)は正面図、(3)は断面図を示している。
【
図5】実施例1の反射鏡付きスプレーノズルを示し、(1)は平面図、(2)は底面図、(3)は右側面図、(4)は左側面図を示している。
【
図6】実施例1の反射鏡付きスプレーノズルの使用例を示した図
【
図7】実施例1の反射鏡付きスプレーノズルの使用例を示した図
【
図8】実施例1の反射鏡付きスプレーノズルの使用例を示した拡大図
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、本発明の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更および変形が可能である。
【実施例1】
【0020】
図1は、実施例1の反射鏡付きスプレーノズルの構造説明図を示し、
図2は、実施例1の反射鏡付きスプレーノズルの正面図を示している。
図1に示されるように、反射鏡付きスプレーノズル1は、ノズル2とアダプタ3から成り、ノズルボタン7に取り付けることが可能である。ノズル2とアダプタ3は、アダプタ3の端部3aとノズル2の先端部2aを嵌合させて取り付け、ノズル2とノズルボタン7は、ノズル2の根元部2bとノズル取付口7aを嵌合させて取り付ける構造である。
図2は、ノズル2とアダプタ3が取り付けられた状態を示している。
【0021】
図3は、実施例1のノズル先端部の拡大図を示し、(1)は平面図、(2)は正面図を示している。
図3(1)(2)に示されるように、ノズル2の先端部2aにおいては、先端面2cから根元部2bへ向けて順に、ノズル側面の噴出孔21、凹部22及び突起部23が設けられている。ノズル2に設けられる噴出孔はノズル側面の噴出孔21のみであり、先端面2cには噴出孔は設けられていない。
図3(1)(2)に示されるように、凹部22は、アダプタ3と固定するために設けられるものであり、ノズル2の外周側面に、輪っか状に設けられている。突起部23は、アダプタ3と固定するために設けられるものではなく、アダプタ3に設けられる切り欠き部63と係合されるために設けられるものであり、ノズル2とアダプタ3が接続された際にノズル側面の噴出孔21とアダプタ3に設けられる第2の噴出孔61が重なるための位置調整機能を果たしている。
【0022】
図4は、実施例1のキャップ部の拡大図を示し、(1)は平面図、(2)は正面図、(3)は断面図を示している。
図4(1)(2)に示されるように、キャップ部6の先端部側面には第2の噴出孔61が設けられ、キャップ部6端部3aには切り欠き部63が設けられている。アダプタ3のノズル2への取り付け時には、切り欠き部63は、突起部23と係合されるように取り付けられる。これにより、ノズル側面の噴出孔21とアダプタ3に設けられる第2の噴出孔61は重なるように取り付けられる。
図4(3)に示されるように、キャップ部6の内周側面には凸部62が輪っか状に設けられ、ノズル2に取り付けられた際には凹部22と嵌合する形状となっている。これにより、スプレー剤噴射時にアダプタ3がノズル2から意図せずに外れることを防止できる。
【0023】
図5は、実施例1の反射鏡付きスプレーノズルを示し、(1)は平面図、(2)は底面図、(3)は右側面図、(4)は左側面図を示している。
図5(1)に示されるように、反射鏡4の法線方向とノズル2の長手方向との交差角は、平面視上略45°であり、ノズル根元部2bから見た場合に、ノズル先端部2aが反射鏡4の中央に映し出されるように反射鏡4の姿勢が固定されている。これは、根元部2bの側から反射鏡4の鏡面41を見てスプレー剤の噴射方向を確認するためである。
図5(2)に示されるように、キャップ部6と反射鏡4はアーム部5を介して接続されている。
図5(3)に示されるように、アーム部材5cはキャップ部6と接続され、
図5(4)に示されるように、アーム部材5aは、反射鏡4の背面43と接続されている。アーム部材5cとアーム部材5aはそれぞれ下部で、アーム部材5bにより架橋されている。反射鏡4の鏡面41上には、噴射方向を確認しやすくするための噴射位置確認用マーカ42が設けられている。ここで、噴射位置確認用マーカ42は、鏡に映る位置に設けられるものであっても良い。
【0024】
図6は、実施例1の反射鏡付きスプレーノズルの使用例を示した図である。
図6に示されるように、反射鏡付きスプレーノズル1の長さL
1は40cmであり、円盤状の平面反射鏡4の直径L
2は1.5cmである。第2の噴出孔61から噴霧対象物8までの距離L
3は、3cmであり、第2の噴出孔61から噴霧対象物8に向けてスプレー剤9が噴射されている。
【0025】
図7は、実施例1の反射鏡付きスプレーノズルの使用例を示した図であり、
図8は、実施例1の反射鏡付きスプレーノズルの使用例を示した拡大図である。
図7に示されるように、使用者はスプレー缶10を手に持ち(図示せず)、反射鏡4を確認しながら、噴霧対象物8付近まで反射鏡付きスプレーノズル1を挿し込み、ノズルボタン7を操作してスプレー剤9を噴射する。
図8に示されるように、鏡面41には噴射位置確認用マーカ42が設けられているため、使用者が覗きこめないような狭い箇所であっても容易に噴射方向を確認できる。
【0026】
(その他の実施例)
ノズルボタン7の前方にLEDランプが設けられ、根元部2bから先端部2aの方向に向けて照射されるものであっても良い(図示せず)。反射鏡と共に、ノズルボタン7にLEDランプが設けられることで、噴射方向の確認がより容易になる。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明は、スプレー缶に取り付けるノズルとして有用である。
【符号の説明】
【0028】
1 反射鏡付きスプレーノズル
2 ノズル
2a 先端部
2b 根元部
2c 先端面
3 アダプタ
3a 端部
4 反射鏡
5 アーム部
5a,5b,5c アーム部材
6 キャップ部
6a 先端面
7 ノズルボタン
7a ノズル取付口
8 噴霧対象物
9 スプレー剤
10 スプレー缶
21 ノズル側面の噴出孔
22 凹部
23 突起部
24 開口方向確認用マーカ
41 鏡面
42 噴射位置確認用マーカ
43 背面
61 第2の噴出孔
62 凸部
63 切り欠き部
L
1 長さ
L
2 直径
L
3 距離
【要約】
【課題】スプレーノズルの噴出孔の位置確認を容易にし、噴霧対象物へ正確にスプレー剤を噴霧付着させるスプレーノズルを提供する。
【解決手段】スプレー容器本体の噴出孔に結合される細長い管状のノズルであり、ノズル先端面が塞がれ、ノズル側面に噴出孔が1箇所設けられ、スプレー剤をノズルの垂直方向に噴射できるスプレーノズルにおいて、ノズル先端部に着脱自在に取り付けられるアダプタを備える。アダプタは、ノズル根元部から噴射方向を確認するための平面反射鏡が固着され、反射鏡の鏡面もしくは鏡に映る位置に、噴射位置確認用マーカが設けられている。反射鏡の法線方向とスプレーのノズルの長手方向との交差角は略45°であり、ノズル根元部から見た場合に、ノズル先端部が反射鏡の中央に映し出されるように反射鏡の姿勢が固定されている。
【選択図】
図1