特許第5893045号(P5893045)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5893045参照対象とストーリーとの間の関連性の図式的表示
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5893045
(24)【登録日】2016年3月4日
(45)【発行日】2016年3月23日
(54)【発明の名称】参照対象とストーリーとの間の関連性の図式的表示
(51)【国際特許分類】
   G06F 17/30 20060101AFI20160310BHJP
   G06T 11/60 20060101ALI20160310BHJP
   G06F 3/0484 20130101ALI20160310BHJP
【FI】
   G06F17/30 350C
   G06F17/30 360Z
   G06T11/60 100B
   G06F3/0484 170
【請求項の数】15
【全頁数】32
(21)【出願番号】特願2013-544703(P2013-544703)
(86)(22)【出願日】2011年12月13日
(65)【公表番号】特表2014-507699(P2014-507699A)
(43)【公表日】2014年3月27日
(86)【国際出願番号】US2011064688
(87)【国際公開番号】WO2012082764
(87)【国際公開日】20120621
【審査請求日】2013年6月14日
(31)【優先権主張番号】12/972,127
(32)【優先日】2010年12月17日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】12/972,058
(32)【優先日】2010年12月17日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】504091337
【氏名又は名称】オーディブル・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Audible, Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100114890
【弁理士】
【氏名又は名称】アインゼル・フェリックス=ラインハルト
(74)【代理人】
【識別番号】100099483
【弁理士】
【氏名又は名称】久野 琢也
(72)【発明者】
【氏名】ガイ エイ. ストーリー ジュニア
(72)【発明者】
【氏名】スティーヴン ジック
【審査官】 齊藤 貴孝
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−278088(JP,A)
【文献】 特開2005−084986(JP,A)
【文献】 特開2009−088602(JP,A)
【文献】 特開2006−221320(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0089056(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0021894(US,A1)
【文献】 特開2002−099574(JP,A)
【文献】 特開2008−217605(JP,A)
【文献】 特開2005−033619(JP,A)
【文献】 特開2009−089032(JP,A)
【文献】 特開平10−234004(JP,A)
【文献】 特開2000−217058(JP,A)
【文献】 特開2001−167110(JP,A)
【文献】 特開2009−201041(JP,A)
【文献】 特開2010−251913(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 17/30
G06F 3/0484
G06T 11/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のストーリーと関連付けられた1つ以上の参照対象を図式的に表すためのシステムであって、前記システムは、
複数のストーリーと関連付けられたデータを記憶するデータ記憶であって、各ストーリーと関連付けられた前記データが、前記ストーリーと関連付けられた1つ以上の参照対象を識別する参照対象データを備えるデータ記憶と、
前記データ記憶と通信するコンピューティングデバイスと、
を備え、
前記コンピューティングデバイスは、前記複数のストーリーのそれぞれに対して、少なくとも部分的に、1つ以上の関心参照対象が前記ストーリーの少なくとも一部のコンテンツによって参照される回数に基づいて、前記ストーリーに対するスコアを判定するように動作し、前記1つ以上の関心参照対象が参照される前記回数は、前記データ記憶内に記憶された前記参照対象データから少なくとも部分的に導出され、
前記コンピューティングデバイスは、表示のために、前記複数のストーリーのサブセットの図式的表現を生成するように動作し、前記図式的表現は、複数の指示子を備え、前記複数の指示子の各指示子は、前記サブセットのストーリーと前記1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度を図式的に示し、前記関連性の強度は、少なくとも部分的に、前記ストーリーに対するスコアに基づいて判定される、
システム。
【請求項2】
各指示子は、色を備える、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記ストーリーと前記1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度は、(i)前記色の相対的強度、または(ii)色の組み合わせによって示され、
前記色の組み合わせは、前記ストーリーと関連付けられた、各関心参照対象と関連付けられた色を備える、
請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記1つ以上の関心参照対象は、少なくとも部分的に、(i)ユーザによって選択された1つ以上のストーリー、(ii)ユーザによって選択されたコンテンツの一部、または(iii)ユーザによる選択に基づいて、判定される、
請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
各関心参照対象は、事象、対象物、主題、時間、場所、および人物のうちの少なくとも1つを備える、
請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記複数の指示子の2つ以上の指示子は、前記図式的表現内のクラスタとして表され、
前記2つ以上の指示子は、少なくとも部分的に、前記2つ以上の指示子のそれぞれに対応する前記ストーリーに対するスコアの比較に基づいて、クラスタとして表される、
請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
複数のストーリーと関連付けられた1つ以上の参照対象を図式的に表すためのコンピュータ実装方法であって、前記方法は、
具体的実行ファイル命令とともに構成される、1つ以上のコンピューティングデバイスが、
前記複数のストーリーのそれぞれに対して、少なくとも部分的に、1つ以上の関心参照対象が前記ストーリーの少なくとも一部のコンテンツによって参照される回数に基づいて、前記ストーリーに対するスコアを判定するステップと、
表示のために、前記複数のストーリーのサブセットの図式的表現を生成するステップと、
行い
前記図式的表現は、複数の指示子を備え、前記複数の指示子の各指示子は、前記サブセットのストーリーと前記1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度を図式的に示し、前記関連性の強度は、少なくとも部分的に、前記ストーリーに対するスコアに基づいて、判定される、
方法。
【請求項8】
前記複数のストーリーのそれぞれに対する前記スコアは、少なくとも部分的に、(i)前記ストーリーと前記1つ以上の関心参照対象との間の関連性の数、または(ii)前記1つ以上の関心参照対象のうちの少なくとも1つと関連付けられた重み付けに基づいて判定される、
請求項7に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項9】
前記図式的表現内の前記複数のストーリーのサブセットは、少なくとも部分的に、ユーザによって選択された拡大表示レベルに基づいて判定される、
請求項7に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項10】
ストーリーと関連付けられた1つ以上の参照対象を図式的に表すためのシステムであって、前記システムは、
1つ以上のストーリーと関連付けられたデータを記憶するデータ記憶であって、各ストーリーと関連付けられた前記データが、前記ストーリーと関連付けられた1つ以上の参照対象を識別する参照対象データを備えるデータ記憶と、
前記データ記憶と通信するコンピューティングデバイスと、
を備え、
前記コンピューティングデバイスは、ストーリー中の複数の時点のそれぞれに対して、少なくとも部分的に、1つ以上の関心参照対象が前記ストーリーの少なくとも一部のコンテンツによって参照される回数に基づいて、前記ストーリー中の時点に対するスコアを判定するように動作し、前記1つ以上の関心参照対象が参照される前記回数は、前記データ記憶内に記憶された前記参照対象データから少なくとも部分的に導出され、
前記コンピューティングデバイスは、表示のために、前記ストーリーの図式的表現を生成するように動作し、前記図式的表現は、複数の指示子を備え、前記複数の指示子の各指示子は、前記ストーリー中の時点と前記1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度を図式的に示し、前記関連性の強度は、少なくとも部分的に、前記ストーリー中の時点に対するスコアに基づいて判定される、
システム。
【請求項11】
各指示子は、色を備える、
請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記ストーリー中の時点と前記1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度は、(i)前記色の相対的強度、または(ii)色の組み合わせによって示され、
前記色の組み合わせは、前記ストーリー中の時点と関連付けられた、各関心参照対象と関連付けられた色を備える、
請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記ストーリー中の時点と関心参照対象との間の関連性は、前記ストーリー中の時点において、前記ストーリーのコンテンツ内で参照される前記関心参照対象を備える、
請求項10に記載のシステム。
【請求項14】
前記ストーリーは、1つ以上のストーリーのバージョンと関連付けられる、
請求項10に記載のシステム。
【請求項15】
各ストーリーのバージョンは、書籍、オーディオ書籍、電子書籍、および映画のうちの1つを備える、
請求項14に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
書籍、映画、オーディオ書籍、および他の形態の物語は、多くの場合、その叙述内に、広範囲の登場人物、テーマ、主題、事象等を含む。読者、視聴者、聴者、またはこれらの叙述の他の消費者は、叙述中で参照される登場人物、テーマ、主題、および/または事象のうちの1つ以上を含む、種々の理由から、特定の叙述またはストーリーを鑑賞し得る。2つ以上のストーリーは、共通参照を有し得る。例えば、2つのストーリーはそれぞれ、同一時代および場所に設定される、同一歴史上の人物または架空の登場人物を含む、および/または類似主題に関連し得る。典型的には、読者、視聴者、または特定のストーリーを鑑賞する他の消費者は、特定の登場人物、時代、場所、または主題等、鑑賞したストーリーの見地に基づいて、類似ストーリーを迅速に検索または把握することは不可能である。
【0002】
前述の態様および付帯利点の多くは、付随の図面と関連して検討される時、以下の発明を実施するための形態を参照することによって、理解が深まるにつれて、より容易に認識されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0003】
図1】コンピューティングデバイスのユーザが、ストーリーと参照対象との間の関連性の図式的表現を閲覧し得る、例証的動作環境を描写する、ブロック図である。
図2】ストーリーと参照対象との間の関連性の図式的表現を表示させるためのストーリーサーバの一般的アーキテクチャを描写する。
図3】ストーリーライン中の時点と関心参照対象との間の関連性の強度を表す指示子とともに、ストーリーラインの図式的表現を表示する、ストーリーサーバによって生成される例証的ユーザインターフェースである。
図4】ストーリーライン中の時点と2つの関心参照対象との間の関連性の強度を表す指示子とともに、ストーリーラインの図式的表現を表示する、ストーリーサーバによって生成される例証的ユーザインターフェースである。
図5】一式のストーリーに対する図式的ストーリーマップ表現を表示し、図式的表現における表示のために、ユーザに、相対的重み付けを異なる関心参照対象に割り当てさせる、ストーリーサーバによって生成される例証的ユーザインターフェースである。
図6】一式のストーリーに対する図式的表現を表示する、ストーリーサーバによって生成される例証的ユーザインターフェースであって、各ストーリーに対する指示子は、ストーリーと関心参照対象との間の関連性の強度を図式的に示す。
図7】ユーザに、ユーザにとっての関心ストーリーを選択することによって、カスタムシグネチャを作成させる、ストーリーサーバによって生成される例証的ユーザインターフェースであって、カスタムシグネチャは、ストーリーサーバによって、1つ以上のストーリーの図式的表現を生成するために使用されてもよい。
図8】ユーザに、ユーザにとっての関心参照対象を選択することによって、および/またはユーザにとっての関心ストーリーの一部を選択することによって、カスタムシグネチャを作成させる、ストーリーサーバによって生成される例証的ユーザインターフェースである。
【発明を実施するための形態】
【0004】
概して、説明されると、本開示の態様は、1つ以上のストーリーとユーザにとっての1つ以上の関心参照対象との間の関係を図式的に表すことに関する。例えば、本開示の態様は、表示のために、いくつかのストーリーの図式的表現を提示し、提示される各ストーリーに対する指示子は、ストーリーとユーザにとっての1つ以上の関心参照対象との間の関連性の相対的強度の色または他の指示を含む。本開示の他の態様は、表示のために、ストーリー中のいくつかの時点の図式的表現を提示することに関し、ストーリー中の各時点は、ストーリー中の時点とユーザにとっての1つ以上の関心参照対象との間の関連性の相対的強度の色または他の指示を含む。例えば、ストーリー中の時点は、参照対象が、所与の時点におけるストーリーのコンテンツ内で参照される、またはそれと関連する場合、参照対象と関連付けられてもよい。参照対象は、概して、場所、対象物、実在の人物、架空の登場人物、コンセプト、主題、事象、時間、および/または視覚的あるいは心的イメージ等、ストーリーによって参照されるあらゆるものであってもよい。
【0005】
いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるような図式的表現は、ストーリーまたは一式のストーリーに対応する「ヒートマップ」または「ストーリーマップ」とみなされてもよい。所与の部分内に表示される色またはパターンまたは表現の指示子は、例えば、1つ以上の関心参照対象と所与の指示子によって表されるストーリーとの間の関連性の相対的強度に基づいて、判定されてもよい。ストーリーマップまたは他の図式的表現は、ユーザが、所与の指示子によって表される、ストーリー(または、ストーリー中の時点)に関連する付加的情報を閲覧するために、表現から指示子を選択し得るように、表示のために、提示されてもよい。このように、本明細書に開示されるような図式的表現は、ユーザに、種々のストーリーと1つ以上のユーザにとっての関心参照対象との間の関連性の相対的強度の視覚的概要を閲覧させてもよい。ユーザは、次いで、関心ストーリーをより深く検索してもよい。本明細書で論じられる他の図式的表現は、例えば、ユーザに、1つ以上のユーザにとっての関心参照対象と所与のストーリー内の個々の時点との間の関連性の相対的強度の視覚的概要を閲覧させてもよい。
【0006】
本明細書で使用されるように、「ストーリー」は、概して、年代順または任意の他のタイプのシーケンスを問わず、事象の作用、発生、および/または過程の叙述描写等、任意の叙述を指してもよい。ストーリーは、フィクション、ノンフィクション、または両方の混合物であってもよい。ストーリーまたは叙述は、テキスト、オーディオ、画像、および/またはビデオ等のいくつかの媒体において具現化されてもよい。ストーリーの所与の実施形態は、本明細書では、ストーリーの「バージョン」と称されてもよい。例えば、所与のストーリーは、1つ以上の書籍バージョン、1つ以上の映画バージョン、1つ以上のオーディオ書籍バージョン、1つ以上の詩バージョン等において、具現化されてもよい。特定のストーリーのこれらの異なるバージョンは、媒体および/または叙述自体の詳細が異なってもよい。「ストーリー」はまた、本明細書では、「作品」と称されてもよい。
【0007】
図1は、コンピューティングデバイスのユーザが、ストーリーと参照対象との間の関連性の図式的表現を閲覧し得る、例証的動作環境を描写する。描写される環境は、インターネット等のネットワーク108によって通信可能に接続される、コンピューティングデバイス102およびストーリーサーバ120を含む。当業者は、コンピューティングデバイス102が、限定されないが、ラップトップ、パーソナルコンピュータ、タブレット、携帯情報端末(PDA)、ハイブリッドPDA/携帯電話、携帯電話、電子書籍リーダ、デジタル媒体プレーヤ、および同等物を含む、ネットワークを通じて通信可能である、いくつかのコンピューティングデバイスのうちのいずれかであってもよいことを認識するであろう。いくつかの実施形態では、ストーリーサーバ120は、ネットワーク108を介して、コンピューティングデバイス102等の種々のユーザデバイスとのフロントエンド通信を提供してもよい。ストーリーサーバ120によって提供されるフロントエンド通信は、可能性として、種々のユーザデバイスから受信した情報照会に応答して、ハイパーテキスト転送または他のプロトコルを使用して、ユーザインターフェースとして編成される、テキストおよび/または図式の生成を含んでもよい。
【0008】
より詳細に後述される、ストーリーサーバ120は、ストーリーデータ記憶112に接続される、またはそれと通信してもよい。当業者は、ストーリーデータ記憶112が、ストーリーサーバ120に対してローカルであってもよく、ストーリーサーバ120に対して遠隔であってもよく、および/またはネットワークベースのサービス自体であってもよいことを理解するであろう。当業者は、ネットワーク108が、任意の有線ネットワーク、無線ネットワーク、またはそれらの組み合わせであってもよいことを理解するであろう。加えて、ネットワーク108は、パーソナルエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、広域ネットワーク、ケーブルネットワーク、衛星ネットワーク、携帯電話ネットワーク等、またはそれらの組み合わせであってもよい。インターネットまたは他の前述のタイプの通信ネットワークのいずれかを介して通信するためのプロトコルおよび構成要素は、コンピュータ通信の当業者に周知であって、したがって、ここでは、より詳細に説明される必要はない。
【0009】
システム100は、1つ以上のコンピュータネットワークを使用して相互接続される、いくつかのコンピュータシステムを備える、分散型コンピュータ環境において動作するように、図1に描写される。システム100はまた、図1に例証されるものより少ないまたは多い構成要素を有する、コンピュータシステム内でも動作し得る。したがって、図1におけるシステム100の描写は、本開示に対する限定としではなく、例証的として捉えられるべきである。例えば、システム100は、種々のウェブサービス構成要素(「クラウドコンピューティングサービス」として知られる、仮想ユーティリティコンピューティングサービスを含むが、それらに限定されない)およびプロセスの少なくとも一部を実装するためのピアツーピアネットワーク構成を実装し得る。
【0010】
図1に例証されないが、いくつかの実施形態では、環境はまた、コンピューティングデバイス102等の種々のユーザデバイスを使用して、電子ブラウジングならびに商品およびサービスの購入を促進する、小売サーバを含んでもよい。例えば、小売サーバは、従来の電子商取引システムにおいて行われるように、1つ以上のデータ記憶(図示せず)から、利用可能な商品およびサービス(または、「アイテム」)に関する情報を取得してもよい。アイテムは、例えば、書籍、オーディオ書籍、映画等、購入のために利用可能なストーリーのバージョンを含んでもよい。他の実施形態では、ストーリーサーバ120は、ストーリーデータ記憶112および/またはシステム100内外いずれかの他のデータ源から、アイテムデータにアクセスしてもよい。
【0011】
図2は、ストーリーと参照対象との間の関連性の図式的表現を表示させるためのストーリーサーバ120の一般的アーキテクチャを描写する。図2に描写されるストーリーサーバ120の一般的アーキテクチャは、本開示の態様を実装するために使用され得る、コンピュータハードウェアおよびソフトウェア構成要素の配列を含む。当業者は、ストーリーサーバ120が、図2に示されるものより多く(または、少ない)構成要素を含んでもよいことを理解するであろう。しかしながら、実施可能な程度の開示を提供するために、これらの概して従来の構成要素のすべてが、示される必要はない。図2に例証されるように、ストーリーサーバ120は、ネットワークインターフェース206、処理ユニット204、入力/出力デバイスインターフェース220、随意のディスプレイ202、随意の入力デバイス224、およびコンピュータ可読媒体ドライブ207を含み、それらはすべて、通信バスによって、相互に通信してもよい。ネットワークインターフェース206は、1つ以上のネットワークまたはコンピューティングシステムへの接続を提供してもよい。処理ユニット204は、したがって、ネットワークを介して、他のコンピューティングシステムまたはサービスから、情報および命令を受信してもよい。処理ユニット204はまた、メモリ210におよびそこから通信し、さらに、入力/出力デバイスインターフェース220を介して、随意のディスプレイ202のための出力情報を提供してもよい。入力/出力デバイスインターフェース220はまた、キーボード、マウス、デジタルペン、タッチスクリーン等の随意の入力デバイス224からの入力を受け取ってもよい。
【0012】
メモリ210は、1つ以上の実施形態を実装するために、処理ユニット204が実行する、コンピュータプログラム命令を含有する。メモリ210は、概して、RAM、ROM、および/または他の永続的非一時メモリを含む。メモリ210は、ストーリーサーバ120の一般的管理および操作において、処理ユニット204によって、コンピュータプログラム命令を提供する、オペレーティングシステム214を記憶してもよい。メモリ210はさらに、コンピュータプログラム命令および本開示の態様を実装するための他の情報を含んでもよい。例えば、一実施形態では、メモリ210は、例えば、コンピューティングデバイス上にインストールされたウェブブラウザ等のナビゲーションインターフェースを介して、コンピューティングデバイス上での表示のために、ユーザインターフェース(および/またはそのための命令)を生成する、ユーザインターフェースモジュール212を含む。加えて、メモリ210は、補助ストーリーデータ記憶112を含んでもよい、またはそれと通信してもよい。ストーリーデータ記憶112内に記憶されるデータは、ストーリーおよびその種々のバージョンと関連付けられた情報(タイトル、出版社、発行年等)、ストーリーコンテンツ(書籍のテキスト、オーディオ書籍のオーディオ、映画のデジタルコピー等)、および/またはストーリーと関連付けられた参照対象を含んでもよい。
【0013】
ユーザインターフェースモジュール212に加え、メモリ210は、処理ユニット204によって実行され得る、ストーリーモジュール216を含んでもよい。一実施形態では、ストーリーモジュール216は、本開示の種々の態様を実装し、例えば、さらに後述されるように、ストーリーとユーザにとっての1つ以上の関心参照対象との間の関連性の数に基づいて、ストーリーに対するスコアを判定する、図式的指示子を判定し、ストーリーと参照対象との間の関係を表すこと等を行う。ストーリーモジュール216は、ストーリーサーバ120の一部として、図2に示されるが、他の実施形態では、ストーリーモジュールの全部または一部は、コンピューティングデバイス102等のユーザのコンピューティングデバイスの一部であってもよい。例えば、本開示のある実施形態では、コンピューティングデバイス102は、ユーザインターフェースモジュール、ストーリーモジュール、処理ユニット、コンピュータ可読媒体ドライブ等を含む、ストーリーサーバ120の一部として例証される構成要素と同様に動作する、いくつかの構成要素を含んでもよい。そのような実施形態では、コンピューティングデバイス102は、ストーリーデータ記憶112等のストーリーデータ記憶と通信してもよい。
【0014】
図3は、ストーリーライン中の時点と関心参照対象304との間の関連性の強度を表す指示子とともに、ストーリーライン310の図式的表現を表示する、ストーリーサーバ120によって生成される例証的ユーザインターフェース300である。ユーザインターフェース300は、ストーリーライン310の図式的表現の時点316において、ストーリーによって参照される参照対象と関連付けられた情報320を含む。示されるように、ユーザインターフェース300は、ユーザによって利用されるコンピューティングデバイス102等のコンピューティングデバイス上のブラウザ動作を介して表示される。例証されるように、ユーザインターフェース300は、「Hamlet」のストーリーに対するストーリーのバージョン情報302を含む。ストーリーのバージョン情報302は、Classic Publishersによる電子書籍バージョン、ABC Publishersによるオーディオ書籍バージョン、およびXYZ Picturesによる映画バージョンを含む。ストーリーのバージョン情報302は、加えて、12の他の電子書籍バージョン、4つの他のオーディオ書籍バージョン、3つの他の映画バージョン、および8つの他のタイプのバージョンを含む、利用可能な他のバージョンの数のリストを含む。ユーザは、ユーザインターフェース300に表示されない付加的バージョンに対する識別情報を含む、1つ以上の付加的ユーザインターフェースが提示されるために、利用可能なバージョンのリストを選択してもよい。
【0015】
ユーザインターフェース300は、関心参照対象選択肢304を含み、ユーザが、参照対象タイプ「架空の人物」である、参照対象「King Claudius」を選択したことを示す。前述のように、参照対象は、場所、対象物、実在の人物、架空の登場人物、コンセプト、主題、事象、時代等、種々のタイプであってもよい。ユーザは、例えば、ユーザは、King Claudiusの登場人物に関心を持ち、登場人物が、Hamletのストーリーにおいて参照される、または別様にそれと関連される、場所および/または頻度の図式的表現を閲覧することを所望するため、参照対象「King Claudius」を選択してもよい。表示キーまたは表示スペクトル306に示されるように、図3におけるストーリーライン表現310に対する表示スペクトルは、3つの潜在的状態:白色、第1のパターン、および第2のパターンから成る。3つの潜在的状態は、例証目的のためだけに、パターンとして示され、いくつかの実施形態によると、色を表してもよい。例えば、3つの潜在的状態は、(左から右に)白色、薄青色、および紺青色であってもよい。代替として、表示キー306に示される表示スペクトルは、多数の個別の色または色の強度が、表示され得るように、1つの色から第2の色(白色から青色等)に連続スペクトルを含む、色勾配であってもよい。本明細書で使用されるように、色の相対的強度は、実施形態に応じて、例えば、所与の色の明度、飽和度、陰影、および/または量を広範に指してもよい。以下に論じられるように、ストーリー中の時点と所与の参照対象との間の関連性の相対的強度は、所与の表示スペクトル306からの色またはパターンを含む、指示子(例えば、指示子312)によって、ストーリーラインの図式的表現310に図式的に表示される。関連性の強度が低いほど、表示スペクトル306内のさらに左に示される色またはパターンによって表され、関連性の強度が高いほど、表示スペクトル306内のさらに右に示される色またはパターンによって表される。
【0016】
例証的ユーザインターフェース300はまた、付加的参照対象選択肢308を含み、図4を参照して以下に論じられるように、そこから、ユーザは、ストーリーライン表現310内に図式的に表される1つ以上の付加的参照対象を選択してもよい。参照対象選択肢308(事象、場所、実在の人々、架空の人々、主題、および時間を含む)内に列挙されるもの以外の種々の参照対象タイプが、提示されてもよいことを理解されるであろう。例えば、ストーリーのコンテンツのスタイルを参照する、1つ以上のスタイル参照対象タイプが、含まれてもよい。スタイルは、いくつかの実施形態では、古典的言語、不敬語の使用、および/または所与のスタイルの他のインジケータの存在に基づいて、判定されてもよい。いくつかの参照対象タイプは、ストーリーの所与のバージョンの形式に特有であってもよい。例えば、「映画的スタイル」の参照対象タイプは、ストーリーの映画バージョンに関連するが、ストーリーの書籍バージョンには関連しなくてもよい。いくつかの実施形態では、ストーリーライン表現310等のストーリーライン表現は、ストーリーの単一バージョンに対応してもよい一方、他の実施形態では、異なる形式におけるバージョンを含む、複数のバージョンに対応してもよい。
【0017】
図式的ストーリーライン表現310等のストーリーラインの図式的表現は、概して、叙述の順序における一式の時点として、ストーリーまたはストーリーのバージョンを図式的に表すとみなされてもよく、各時点は、対応する指示子とともに表示されてもよい。別の時点に対する時点の叙述の順序は、2つの時点が、叙述中に現れる順序に基づいてもよく、これは、叙述中の所与の時点において説明される事象の年代順に対応してもしなくてもよい。例えば、所与のストーリーは、叙述の第1の時点において、成人登場人物の行動を記述し、次いで、叙述中の後の時点において、その登場人物の子供時代の成長事象を記述してもよい。その場合、ストーリーライン表現は、事象が登場人物の人生において生じた年代順ではなく、第2の時点に対する指示子に先立って、第1の時点に対する指示子を含んでもよい(その時点が叙述中に現れる順序である)。いくつかの実施形態では、ストーリーまたはストーリーのバージョンの代替または付加的表現が、年代順において、叙述の時点を表してもよい(図3に図示せず)。所与の指示子に対応する「時点」は、単語、段落、ページ、文、一節、段落、座標、アクション、場面、ビート、チャプター、フレーム、時間等、異なるレベルの特殊性において定義されてもよく、元になる作品の形式に依存してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザは、各指示子によって表される特殊性のレベル(例えば、単語レベル、段落レベル、チャプターレベル等)を指定してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザは、程度の差はあるが、詳細を表示するために、あるいはストーリーライン表現の具体的部分を「拡大縮小」するために、特殊性のレベルを調節可能であってもよい(図3に図示せず)。
【0018】
ストーリーラインの図式的表現310は、指示子312、314、および316等のいくつかの指示子を含み、それぞれ、Hamletのストーリー中の時点に対応してもよい。指示子312、314、および316等の各指示子は、参照対象「King Claudius」と所与の指示子に対応するストーリー中の時点との間の関連性の相対的強度を表す、色またはパターンを含む。以下に論じられるように、ストーリー中の時点と参照対象King Claudiusとの間の関連性の相対的強度は、ストーリーサーバ120によって、部分的に、ストーリーデータ記憶112内に記憶される参照対象データに基づいて、判定されてもよい。ストーリーデータ記憶112内に記憶される参照対象データは、参照対象とストーリー(または、ストーリー中の時点)との間の関連性を含んでもよい。ストーリーデータ記憶112内に記憶される参照対象の関連性は、2010年9月13日に出願の関連する共同所有かつ同時係属中の米国特許出願第12/881,021号「SYSTEMS AND METHODS FOR ASSOCIATING STORIES WITH RELATED REFERENTS」(参照することによって、全体として本明細書に組み込まれる)に開示されるシステムおよび方法等の種々の方法において判定されてもよい。
【0019】
ストーリーライン表現310に示されるように、指示子312は、白色(または、表示スペクトル306の一番左寄りに対応する色)に着色され、Hamletのストーリーが、ストーリー中の対応する時点において、参照対象King Claudiusを参照しないことを表してもよい。例えば、指示子312は、Hamletのストーリー中のある時点に対応してもよく、その時点において、登場人物King Claudiusは、その場面に存在せず、その中において、登場人物King Claudiusについて、述べられていない。指示子314は、表示スペクトル306の中間に対応する色(例えば、薄青色であってもよい)を含む。指示子314は、Hamletのストーリー中のある時点に対応してもよく、例えば、その時点において、登場人物King Claudiusについて、簡単に論じられる、または述べられているが、その場面に存在しない。最後に、指示子316は、表示スペクトル306の一番右寄りに対応する色(例えば、紺青色であってもよい)を含む。指示子316は、Hamletのストーリー中のある時点に対応してもよく、例えば、その時点において、登場人物King Claudiusが、話している、または別様に、ストーリーコンテンツの中心である。
【0020】
ストーリーサーバ120は、概して、指示子によって表されるストーリー中の時点とユーザにとっての関心参照対象(この場合、参照対象King Claudius)との間の関連性の相対的強度に基づいて、指示子312、314、および316等の各指示子に対する色、パターン、または他の図式的指示を判定してもよい。いくつかの実施形態では、関連性の強度は、ストーリーデータ記憶112から読み出されてもよい。例えば、ある時点と所与の参照対象との間の関連性の強度は、ユーザが、関連性およびその強度を示す結果、あるいはストーリーのあるバージョンのテキストまたは他のコンテンツの自動分析の結果、ストーリーデータ記憶112内に記憶されてもよい。他の実施形態では、ストーリーサーバ120は、ストーリー中の時点に対するスコアを判定することによって、ストーリー中の時点と関心参照対象との間の関連性の強度を判定してもよい。
【0021】
ストーリー中の所与の時点に対するスコアは、いくつかの実施形態では、ストーリー中の所与の時点が、ユーザにとっての関心参照対象に関係する、関連性の数に基づいて、判定されてもよい。例えば、ストーリーライン310中のある「時点」が、ストーリーの電子書籍バージョンのコンテンツのあるページに対応する場合、ストーリーサーバ120は、登場人物King Claudiusが、そのページのコンテンツによって参照される、または別様に、それと関連付けられた回数を判定することによって、その時点に対するスコアを判定してもよい。いくつかの実施形態では、ストーリーサーバ120は、ストーリー中の各時点に対するスコアを判定し、次いで、随意に、表示スペクトル306の一番右寄りにおける色またはパターンが、ストーリーサーバ120によって判定された最高スコアに対応するように、スコアを正規化してもよい。例えば、スコアが、ストーリー中の各時点に対して計算される実施形態では、指示子312の色は、ストーリーサーバが、指示子312に対応する時点に対して、比較的に低スコアまたはゼロスコアを判定する結果、ストーリーサーバ120によって選択されてもよい。指示子316の色は、ストーリーサーバが、指示子316に対応する時点に対して比較的に高スコアを判定する結果、ストーリーサーバ120によって選択されてもよい。
【0022】
ストーリーライン表現310に示される時点または指示子はそれぞれ、指示子316に対応する時点と関連付けられた参照対象情報320と同様に、参照対象情報と関連付けられてもよい。参照対象情報320は、架空の人物である参照対象「King Claudius」に対応し、参照対象King Claudiusに関する付加的情報を含む、ユーザインターフェースを閲覧するために、ユーザによって選択され得る、選択可能テキスト「「King Claudius」ページの閲覧」を含む。参照対象情報320は、加えて、参照対象「King Claudius」が、ユーザ名「ユーザ123」によって識別されるユーザによって、関連付けまたは「タグ付け」されたHamletの具体的バージョン中の時点のリストを含む。ユーザインターフェース300に例証されるように、ユーザは、指示子316におけるストーリー中の時点に対応するテキストおよび/または画像データ等、電子書籍コンテンツの一部を閲覧するために、「テキストの閲覧」選択肢322を選択してもよい。例えば、「テキストの閲覧」選択肢322の選択は、ストーリーサーバ120が、表示のために、「King Claudius」という名の登場人物の暗示的または明示的参照を含む、ストーリーデータ記憶112から読み出された書籍コンテンツの一部を含む、1つ以上のユーザインターフェースを生成することをもたらしてもよい。同様に、「視聴」選択肢324の選択は、ユーザに、ストーリーデータ記憶112または別のデータ記憶から読み出され得る、「King Claudius」という名の登場人物を参照する、Hamletのストーリーのナレーション付きオーディオ記録の一部を視聴させてもよい。
【0023】
いくつかの実施形態では、ユーザは、参照対象のサブセットのみ、ストーリーライン表現310内に図式的に表されるように、初期、ユーザによって選択された場合でも、所与の時点と関連付けられた種々の参照対象に関する参照対象情報を閲覧するために、ストーリーライン310中の所与の時点における指示子を選択してもよい。例えば、指示子312が、参照対象King Claudiusが、ストーリー中の対応する時点と関連付けられていないことを示す場合でも、ユーザは、ストーリー中の対応する時点と関連付けられた他の参照対象に関する情報を閲覧するために、指示子312を選択してもよい。
【0024】
図4は、ストーリーライン中の時点と2つの関心参照対象、参照対象402および404との間の関連性の強度を表す指示子とともに、ストーリーライン420の図式的表現を表示する、ストーリーサーバ120によって生成される例証的ユーザインターフェース400である。ユーザインターフェース400は、例えば、ユーザが、ユーザインターフェース300の選択肢308内に含まれる付加的参照対象選択肢「架空の人物」を選択する等によって、付加的参照対象を図3のユーザインターフェース300内に表示される図式的表現310に追加するように選択後、ユーザに提示されてもよい。ユーザインターフェース400に例証されるように、ユーザは、以前に選択された参照対象King Claudiusに加え、第2の関心参照対象を選択する。第2の関心参照対象「Rosencrantz」もまた、参照対象タイプ「架空の人物」である。ユーザは、参照対象選択肢406を選択することによって、付加的(第3の)関心参照対象を選択してもよい。
【0025】
ユーザインターフェース400に示されるように、参照対象King Claudiusに対応する表示スペクトル408は、図3を参照して前述の表示スペクトル306と同一色である。故に、表示スペクトル408は、例えば、スペクトルが、左から右に、青色の強度を増加させるように、白色から紺青色のスペクトルであるとみなされてもよい。参照対象Rosencrantzに対応する表示スペクトル410は、例えば、スペクトルが、左から右に、赤色の強度を増加させるように、白色から暗赤色のスペクトルであるとみなされてもよい。重複スペクトル412は、参照対象King Claudius402および参照対象Rosencrantz404の両方との指示子の関連性を示す、色またはパターンを表す。例えば、重複スペクトルは、重複スペクトル412が、左から右に、紫色の強度を増加させるように、紫色の可変強度を含有してもよい(参照対象King Claudiusに対応する青色と、参照対象Roseancrantzに対応する赤色の色の組み合わせ)。理解されるように、異なる色、パターン、または他の図式的指示が、代替として、表示スペクトル408、表示スペクトル410、および/または重複スペクトル412の代わりに、使用され得る。
【0026】
ストーリーライン表現420は、いくつかの指示子を含み、そのうちのいくつかは、前述の図3のストーリーライン310内の対応する時点において以前に表示された同一色またはパターンを含む。例えば、指示子432は、表示スペクトル408の一番右寄りに対応する紺青色として表され、Hamletのストーリー中の対応する時点が、参照対象King Claudius402と比較的に強い関連性を有するが、参照対象Rosencrantz404と関連付けられない(赤色が、指示子432内に含まれないため)ことを示してもよい。指示子424は、対照的に、表示スペクトル410の一番右寄りに対応する暗赤色として表され、Hamletのストーリー中の対応する時点が、参照対象Rosencrantzと比較的に強い関連性を有するが、参照対象King Claudiusと関連付けられないことを示してもよい。表示スペクトル410の中間の色として表される指示子422は、Hamletのストーリー中の対応する時点が、参照対象Rosencrantzとある程度関連性を有するが、参照対象King Claudiusと関連性がないことを示してもよい。
【0027】
参照対象King Claudius402および参照対象Rosencrantz404の両方と関連付けられた時点に対応する、ストーリーライン表現420内の指示子は、重複スペクトル412(または、紫色のある強度)からの色を含む。例えば、表示スペクトル412の左側の色(または、薄紫色)として表される指示子426は、Hamletのストーリー中に対応する時点が、参照対象King Claudiusおよび参照対象Rosencrantz両方といくつかの関連性を有することを示してもよい。表示スペクトル412の右側の色(暗紫色)として表される指示子428は、Hamletのストーリー中の対応する時点が、参照対象King Claudiusおよび参照対象Rosencrantz両方と強い関連性を有することを示してもよい。
【0028】
いくつかの実施形態では、重複スペクトル412等の重複スペクトルではなく、2つ以上の参照対象と関連付けられた時点に対応する各指示子は、各参照対象と関連付けられた色の組み合わせを含んでもよい。例えば、ストーリーサーバ120が、所与の時点において、参照対象King Claudius402に対して、比較的に低スコアを判定し、同一時点において、参照対象Rosencrantz404に対して、比較的に高スコアを判定する場合、その時点における指示子は、比較的に低強度の青色(参照対象King Claudiusに対応する)および比較的に高強度の赤色(参照対象Rosencrantzに対応する)から成る色の組み合わせによって表されてもよい。他の実施形態では、2つ以上の参照対象の組み合わせを表す指示子の色は、2つ以上の参照対象に対する単一の組み合わせられたスコアに基づいて、重複スペクトル412等の重複スペクトルから選択されてもよい。いくつかの実施形態では、ストーリーサーバは、組み合わせられたスコアを判定時、近接基準を考慮してもよい。例えば、ストーリーサーバは、第1の参照対象の関連性および第2の参照対象の関連性を分離する、単語、ページ、一節、または他のコンテンツ部分の数を考慮してもよい。
【0029】
図5は、一式のストーリーに対する図式的ストーリーマップ表現514(または、一式のストーリーの「ヒートマップ」表現)を表示し、図式的表現における表示のために、ユーザに、相対的重み付けを異なる関心参照対象に割り当てさせる、ストーリーサーバ120によって生成される、例証的ユーザインターフェース500である。図式的ストーリーマップ表現514は、概して、それぞれ、ストーリーを表す、指示子を含み、各指示子は、所与のストーリーとユーザにとっての関心参照対象との間の関連性の強度を図式的に示す。ストーリーマップ内に表される一式のストーリーは、いくつかの実施形態では参照対象情報が、ストーリーデータ記憶112内で利用可能なストーリーのカタログに対応してもよい。バージョン情報502に示されるように、図式的ストーリーマップ表現514は、ペーパーバック書籍バージョンまたはオーディオ書籍バージョンのいずれかにおいて利用可能であるストーリーを含む。ユーザは、他の形式またはバージョンタイプを選択するために、バージョン情報502内のテキスト「他のタイプを追加」を選択し、付加的指示子を表現514内に表示させてもよい。例証されるように、ユーザは、2つの関心参照対象、参照対象504および506を選択する。参照対象504「Vampires」は、主題参照対象タイプである。参照対象506「20th Century」は、時間参照対象タイプである。ユーザは、例えば、吸血鬼および20世紀の時代の両方と関連付けられたストーリーに関心があるため、参照対象504および506を選択していてもよい。ユーザは、付加的参照対象選択肢524を選択することによって、表現514内に表示される他の関心参照対象を選択してもよい。
【0030】
ユーザは、随意に、各関心参照対象に対して、重み付けを選択してもよい。重み付け508によって示されるように、ユーザは、参照対象吸血鬼504に対して、「10」の相対的重み付けを入力する。重み付け510によって示されるように、ユーザは、参照対象20世紀506に対して、「5」の相対的重み付けを入力する。重み付け508(「10」)は、重み付け510(「5」)より高いため、個別の重み付けは、ユーザが、参照対象20世紀506より参照対象吸血鬼504に関心があることを示してもよい。ストーリーサーバ120は、後述のように、スコアを計算時、各参照対象に割り当てられる重み付けを考慮してもよい。
【0031】
ユーザは、表示選択肢512から表示選択肢を選択してもよい。例証的ユーザインターフェース500では、ユーザは、参照対象毎に別個の色を表示するように、選択肢を選択する。故に、参照対象吸血鬼504は、参照対象20世紀506(表示スペクトル518によって例証されるように)と異なる色(表示スペクトル516によって例証されるように)によって表される。代替として、ユーザは、両参照対象に対して組み合わせスコアに基づいて、単一色の可変強度を表示するように選択してもよく、その場合、単一表示スペクトルが、ストーリーマップ表現内で使用されてもよい。ユーザインターフェース500に例証されるように、表示スペクトル516、518、および520は、前述の図4のユーザインターフェース400内の表示スペクトル408、410、および412(それぞれ)と類似パターンによって表される。故に、表示スペクトル516(参照対象吸血鬼504に対応する)は、青色の可変強度を表してもよく、表示スペクトル518(参照対象20世紀506に対応する)は、赤色の可変強度を表してもよく、表示スペクトル520(参照対象吸血鬼および20世紀の両方の組み合わせの重複に対応する)は、紫色の可変強度を表してもよい。代替として、前述のように、種々の他の色、パターン、および/または他の図式的指示は、3つの表示スペクトルのいずれかと置換されてもよい。
【0032】
図3および4を参照して前述のストーリーライン表現は、ストーリー中の時点に対応する指示子を含むが、図5におけるストーリーマップ表現514は、ストーリー自体に対応する指示子を含む。指示子530等、表現514内に表示される各指示子は、ストーリーまたはストーリーのバージョンに対応する。各指示子の色またはパターンは、指示子によって表されるストーリーとユーザにとっての関心参照対象との間の関連性の強度に基づいて、判定されてもよい。例えば、薄紫色である指示子530は、参照対象吸血鬼504との1つ以上の関連性および参照対象20世紀506との1つ以上の関連性を含む、ストーリーを表してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザは、例えば、指示子530によって表されるストーリーに関するより多くの情報を閲覧するために、指示子530を選択してもよい。
【0033】
いくつかの実施形態では、ユーザが、参照対象毎に別個の色を表示するように選択すると(例証的ユーザインターフェース500に示されるように)、ストーリーサーバ120は、ストーリーと第1の関心参照対象(本実施例では、参照対象吸血鬼504)との間の関連性の数に基づいて、各ストーリーに対する第1のスコアを判定し、次いで、ストーリーと第2の関心参照対象(本実施例では、参照対象20世紀506)との間の関連性の数に基づいて、各ストーリーに対する第2のスコアを判定してもよい。相対的重み付けが、任意の関心参照対象に割り当てられる場合、ストーリーサーバは、参照対象が、所与のストーリーと関係する、関連性の数によって、参照対象に割り当てられる重み付けを乗算すること等によって、スコアを判定時、重み付けを考慮してもよい。前述のように、いくつかの実施形態では、ストーリーデータ記憶112は、参照対象とストーリー(または、ストーリー中の時点)との間の個々の関連性の相対的強度の指示を含んでもよい。ストーリーサーバは、スコアを判定時、関連性の数に加え、各関連性の相対的強度を考慮してもよい。ユーザが、2つ以上の参照対象に対して、組み合わせスコアまたは単一色を表示するように選択すると、ストーリーサーバ120は、各参照対象に対する別個のスコアを判定し、次いで、スコアを組み合わせ、組み合わせスコアを判定してもよい。代替として、ストーリーサーバ120は、参照対象に割り当てられる相対的重み付けを考慮し、関心参照対象のいずれかとストーリーとの間の関連性の総数に基づいて、各ストーリーに対して、単一の組み合わせスコアを判定してもよい。
【0034】
いくつかの実施形態では、ストーリーサーバ120が、各ストーリーに対するスコアを判定すると、ストーリーサーバは、スコアに基づいて、ストーリーをソートしてもよい。例えば、表現514に例証されるように、ストーリーサーバ120は、最高組み合わせスコア(または、ストーリーとユーザにとっての関心参照対象との間の関連性の最大強度)を有するストーリーを表現514の左下に置く。より具体的には、例証される表現514では、参照対象吸血鬼および参照対象20世紀の両方に対する最高組み合わせスコアを伴うストーリーは、左隅(暗紫色)に表示される。概して、ストーリーを表す指示子が、表現514内において、より左に表示されるほど、参照対象20世紀に対するストーリーのスコアは大きくなる(および、赤色の強度が強くなる)。概して、ストーリーを表す指示子が、表現514内において、より下に表示されるほど、参照対象吸血鬼に対するストーリーのスコアは大きくなる(および、青色の強度が強くなる)。理解されるように、ストーリーサーバ120は、昇順スコア、降順スコア、バージョン形式またはタイプ、ストーリータイトルまたは著者名別のアルファベット順、ストーリージャンル等を含む、種々の方法において、ストーリーおよび対応する指示子をソートしてもよい。さらに、ストーリーを表す指示子の表現514内の位置は、1つ以上の参照対象とストーリーとの間の関連性の強度を表すスコアに基づいてもよいが、色の相対的強度は、直接、表現内の指示子の位置と一致しなくてもよい。例えば、ストーリーマップ表現内の左から右への指示子の色強度変化は、線形でなくてもよい。
【0035】
図5は、図式的ストーリーマップ表現514の一実施例を例証するが、ストーリーサーバ120は、表示のために、種々の形態において、ストーリーマップ表現を生成してもよい。例えば、指示子は、最高組み合わせスコアを伴うストーリーが、円形の中心に置かれた指示子によって表され、第1の参照対象に対して比較的に高スコアを伴うストーリーが、円形の左部分に置かれた指示子によって表され、第2の参照対象に対して比較的に高スコアを伴うストーリーが、円形の右部分に置かれた指示子によって表されるように、円形内に配列されてもよい。他の実施形態では、3次元表現が、提示されてもよい。例えば、ユーザが、3つの関心参照対象を選択する場合、シミュレートされる3次元空間内の各指示子の相対的位置は、x軸に対する指示子の位置が、第1の関心参照対象に対するストーリーのスコアに基づき、y軸に対する指示子の位置が、第2の関心参照対象に対するストーリーのスコアに基づき、z軸に対する指示子の位置が、第3の関心参照対象に対するストーリーのスコアに基づくように、指示子によって表されるストーリーと各関心参照対象との間の関連性の強度に基づいてもよい。
【0036】
いくつかの実施形態では、指示子のサブセットは、類似スコアを伴うストーリーが、ともにグループ化されるように、クラスタ化または「バブル化」されてもよい。例えば、あるサイズのクラスタは、「バブル」として示されてもよく、各バブルのサイズは、クラスタ内のストーリーの数に比例する。クラスタのメンバーではないストーリーは、バブル間に置かれてもよい。代替として、クラスタメンバーシップは、クラスタのメンバーである、ストーリーを表す指示子が、3次元空間内に同一高さまたは深さを有するように、指示子の相対的3次元場所によって示され得る。他の実施形態では、ストーリーは、ソートされ、仮想ライブラリ内の棚上の書籍の図式的表現として表示されてもよく、翼壁または通路は、類似スコアを伴うストーリーのクラスタを図式的に表してもよい。
【0037】
図6は、一式のストーリーに対する図式的表現602を表示する、ストーリーサーバ120によって生成される、例証的ユーザインターフェース600であって、各ストーリーに対する指示子は、ストーリーと関心参照対象との間の関連性の強度を図式的に示す。ユーザインターフェース600は、例えば、ユーザが、ユーザインターフェース500内の指示子530を選択後、ユーザに提示されてもよい。例証されるように、表現602は、指示子530を囲む表現514の部分のより詳細または「拡大」された表現602を提供する。ユーザインターフェース600に例証されるように、指示子604、606、608、および610はそれぞれ、所与の指示子に対応するストーリーを識別する情報を含む。例えば、指示子610(ユーザインターフェース500内の指示子530と同一ストーリーに対応してもよい)は、著者Jane Jonesによる「Night School」というタイトルのストーリーに対応する。いくつかの実施形態では、付加的または代替識別情報あるいは他のデータが、書籍表紙の画像、映画からの写真、ストーリーのバージョンの関連抜粋または部分等、各ストーリーに対して表示されてもよい。例証されるように、指示子604、606、608、および610はそれぞれ、キー630に例証される色スペクトルのうちの1つから選択される色である、境界を含む。各指示子の色は、図5に例証される指示子を参照して前述されたものと同様に、ストーリーサーバ120によって、判定されてもよい。ユーザは、表現602の所与の方向に、付加的指示子を表示するために、スクロール選択肢612を選択してもよい。
【0038】
ユーザは、それぞれ、表現602内に現在表示されるものより多いまたは少ない指示子のいずれかを含む、ストーリーマップ表現を表示するために、ユーザインターフェース600の縮小選択肢622または拡大選択肢620を選択してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザは、ストーリーサーバ120が、図3および4を参照して前述のストーリーライン表現と同様に、表示のために、1つ以上のストーリー中の個々の時点に対応する指示子を含む、ストーリーマップ表現を提示し得る、レベルまで拡大するように選択してもよい。
【0039】
図7は、ユーザに、ユーザにとっての関心ストーリーを選択することによって、カスタムシグネチャを作成させる、ストーリーサーバ120によって生成される、例証的ユーザインターフェース700であって、カスタムシグネチャは、ストーリーサーバ120によって、1つ以上のストーリーの図式的表現を生成するために使用されてもよい。例えば、カスタムシグネチャは、ユーザが、各参照対象と関連付けられた随意の重み付けとともに、ユーザにとっての多数の関心参照対象を選択し得る、便宜的機構であってもよい。代替として、ユーザに対するカスタムシグネチャは、ユーザが、ユーザにとっての各関心参照対象を明示的に選択することなく、ストーリーサーバ120によって、判定されてもよい。テキスト702によって示されるように、ユーザインターフェース700は、パーソナル化またはカスタムシグネチャを作成するために、ユーザ「Joe Roberts」に対して提示される。カスタムシグネチャは、ユーザが、購入に関心があることを示す、ストーリーの1つ以上の書籍バージョンのリストであり得る、ユーザのウィッシュリストからの書籍を含む。ユーザは、ウィッシュリスト内に含まれるストーリーに対して、重み付け704によって示される「5」の相対的リストの重み付けを選択する。ユーザは、ウィッシュリスト上のストーリー、および/またはリスト上の各ストーリーと関連付けられた任意の個々の重み付けを変更するために、選択肢706を選択してもよい。カスタムシグネチャはまた、ストーリーサーバ120が、ユーザが購入したと判定したストーリーの1つ以上の書籍バージョンのリストであり得る、ユーザが購入した書籍も含む。購入履歴リストは、例えば、ユーザと関連付けられ、1つ以上のデータ記憶内に記憶された購入履歴情報に基づいて、判定されてもよい。ユーザは、購入履歴リスト内に含まれるストーリーに対して、重み付け708によって示される「10」の相対的リストの重み付けを選択する。ユーザは、ユーザのカスタムシグネチャの目的のために、購入履歴リスト上のストーリーを変更するために、および/またはリスト上の各ストーリーと関連付けられた任意の個々の重み付けを変更するために、選択肢710を選択してもよい。
【0040】
ユーザインターフェース700に例証されるように、カスタムシグネチャはまた、ユーザが、具体的には、ユーザのカスタムシグネチャ内にそれらの書籍を含む目的のために、選択し得る、2つの個々に追加された書籍「Moby Dick」および「Romeo and Juliet」を含む。ユーザは、個々に追加された書籍のリストに対して、重み付け712によって示される「20」の相対的重み付けを選択する。ユーザは、図8を参照して後述されるように、個々に追加された書籍内から、一部または具体的関心参照対象を選択するために、選択肢716を選択してもよい。
【0041】
ユーザは、ストーリーサーバ120が、ユーザのカスタムシグネチャに基づいて、ストーリーマップ表現を生成することを要求するために、ストーリーマップ生成選択肢718を選択してもよい。ユーザは、随意に、フィルタ選択肢720を選択することによって、生成されたストーリーマップ表現内に表されるストーリーまたはストーリーのバージョンをフィルタリングしてもよい。ストーリーマップ表現は、前述(図5および6を参照して等)と同様に生成されてもよいが、スコアを判定し、指示子を選択する目的のための関心参照対象は、ユーザのカスタムシグネチャ内に含まれるストーリーに基づいて、ストーリーサーバ120によって、判定されてもよい。例えば、ストーリーサーバ120は、各ストーリーまたはストーリーのリストに割り当てられる相対的重み付けを考慮して、ユーザにとっての関心ストーリー内の比較的大きい数の関連性を伴う、一式の参照対象を判定してもよい。ストーリーサーバは、次いで、判定された一式の参照対象に基づいて、ストーリーのカタログのストーリーマップ表現に対するスコアおよび指示子を判定してもよい。例えば、ユーザのカスタムシグネチャが、主題参照対象「Vampires」と強く関連付けられたいくつかのストーリーを含む場合、ストーリーサーバは、ユーザが、参照対象吸血鬼を明示的に選択することなく、参照対象吸血鬼が、ユーザにとっての関心参照対象であることを判定してもよい。
【0042】
図8は、ユーザに、ユーザにとっての関心参照対象を選択することによって、および/またはユーザにとっての関心ストーリーの一部を選択することによって、カスタムシグネチャを作成させる、ストーリーサーバ120によって生成される、例証的ユーザインターフェース800である。ユーザインターフェース800は、例えば、ユーザが、図7に例証されるユーザインターフェース700の選択肢716を選択する結果、ユーザに提示されてもよい。ユーザは、個々に追加された書籍「Romeo and Juliet」内から、一部または具体的関心参照対象を選択するために、選択肢716を選択してもよい。ユーザインターフェース800に例証される参照対象リスト802は、「Romeo and Juliet」のストーリーと関連付けられた参照対象のリストである。ユーザは、ユーザにとっての関心参照対象を選択し、各参照対象に重み付けを割り当ててもよい。例えば、時代参照対象「16th Century」は、ユーザのカスタムシグネチャの目的のために、関心参照対象として、ストーリーサーバ120によって、考慮されることを示す、選択804を有する。参照対象16世紀は、重み付け806によって示されるように、「5」の重み付けが割り当てられる。いくつかの実施形態では、ストーリーサーバ120は、ユーザが、所与の参照対象が、関心対象ではないことを示す、またはユーザが、参照対象に割り当てられる重み付けを変更しない限り、あるいはそれまで、ユーザのカスタムシグネチャの目的のために、関心ストーリー内の全参照対象に等しく重み付けを行うことをデフォルトとしてもよい。
【0043】
例証的ユーザインターフェース800はまた、電子書籍バージョン等の「Romeo and Juliet」のストーリーのあるバージョンからのコンテンツを含む、選択可能テキスト部分808を含む。ユーザは、スクロール選択肢810を選択することによって、テキストを通して、スクロールしてもよい。ユーザは、ユーザは、ストーリーの所与の部分に関心がある、または気に入ったことを示すために、テキスト部分808内に表示されるコンテンツの一部を選択あるいはハイライトしてもよい。いくつかの実施形態では、ストーリーサーバ120は、次いで、ストーリーデータ記憶112内に記憶された参照対象関連性データに基づいて選択された部分と関連付けられた1つ以上の参照対象を判定してもよい。ストーリーサーバは、次いで、ユーザのカスタムシグネチャの目的のために、ユーザにとっての関心参照対象として判定された参照対象を考慮してもよい。ユーザが、ある部分を選択すると、ユーザは、随意に、選択された部分(図示せず)に重み付けを割り当てるようにプロンプトされてもよい。他の実施形態では、ユーザは、ストーリーコンテンツの表示を介して以外の方法において、ストーリーの一部を選択可能であってもよい。例えば、ユーザは、ユーザにとっての関心の一部として、コンテンツのチャプター、場面、または他の所定の部分を選択してもよい。
【0044】
本開示全体を通して論じられたように、前述の方法は、ユーザに、ユーザにとっての関心参照対象に基づいて、ストーリーを検索させてもよい。いくつかの実施形態では、例えば、ユーザは、書籍を読むが、それは、ある登場人物、ある時代、および/またはストーリーの叙述内で論じられるいくつかの他の参照対象を理由として鑑賞したものであり得る。本開示の態様は、次いで、ユーザに、一式のストーリーの図式的表現を閲覧させてもよく、図式的表現は、ユーザに、ユーザにとっての関心参照対象と関連付けられた他のストーリーを検索させる。
【0045】
必ずしも、全目的または利点が、本明細書に説明される任意の特定の実施形態に従って達成され得るわけではないことを理解されたい。したがって、例えば、当業者は、ある実施形態が、必ずしも、本明細書に教示または提案され得るように、他の目的または利点を達成せずに、本明細書に教示されるある利点または利点群を達成または最適化するように動作するように構成されてもよいことを認識するであろう。
【0046】
本明細書に説明されるプロセスはすべて、1つ以上の汎用コンピュータまたはプロセッサによって実行される、ソフトウェアコードモジュール内に具現化され、それを介して、完全に自動化されてもよい。コードモジュールは、任意のタイプのコンピュータ可読媒体または他のコンピュータ記憶デバイス内に記憶されてもよい。方法の一部または全部は、代替として、特殊コンピュータハードウェア内に具現化されてもよい。加えて、本明細書に参照される構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組み合わせ内に実装されてもよい。
【0047】
とりわけ、「can」、「could」、「might」、または「may」等の条件付き言語は、具体的に別様に記載されない限り、一般に、ある実施形態が、ある特徴、要素、および/またはステップを含む一方、他の実施形態が、含まないことを伝えるために使用されるように、文脈内で理解される。したがって、そのような条件付き言語は、概して、特徴、要素、および/またはステップが、何らかの方法において、1つ以上の実施形態に対して要求される、あるいは1つ以上の実施形態が、ユーザ入力またはプロンプティングの有無にかかわらず、これらの特徴、要素、および/またはステップが含まれる、もしくは任意の特定の実施形態において行われるかどうかを決定するための論理を必然的に含むことを含意することを意図するものではない。
【0048】
本明細書に説明される、および/または添付の図に描写される流れ図内の任意のプロセス説明、要素、あるいはブロックは、潜在的に、プロセスに具体的論理機能または要素を実装するための1つ以上の実行ファイル命令を含む、モジュール、セグメント、またはコードの一部を表すものとして理解されたい。代替実装は、本明細書に説明される実施形態の範囲内に含まれ、要素または機能は、当業者によって理解されるように、伴われる機能性に応じて、実質的に並行して、または逆の順序において等、削除される、示されるものと順不同に実行される、あるいは議論されてもよい。
【0049】
多くの変形例および修正が、前述の実施形態に行われてもよく、その要素は、他の容認可能実施例の中にあるものとして理解されることを強調したい。そのような修正および変形例はすべて、本明細書では、本開示の範囲内に含まれることが意図され、以下の付記を含むが、それらに限定されない。
【0050】
1.複数のストーリーと関連付けられた1つ以上の参照対象を図式的に表すためのシステムであって、
複数のストーリーと関連付けられたデータを記憶する、データ記憶であって、各ストーリーと関連付けられたデータは、ストーリーと関連付けられた1つ以上の参照対象を識別する、参照対象データを備える、データ記憶と、
データ記憶と通信し、
ユーザにとっての第1の関心参照対象およびユーザにとっての第2の関心参照対象のユーザ選択を受信し、第1の参照対象および第2の参照対象はそれぞれ、事象、登場人物、対象物、主題、時間、場所、および人物のうちの少なくとも1つを備え、
複数のストーリーのそれぞれに対して、ストーリーに対する第1のスコアを判定し、第1のスコアは、少なくとも部分的に、ストーリーとユーザにとっての第1の関心参照対象との間の関連性の数に基づいて、判定され、
複数のストーリーのそれぞれに対して、ストーリーに対する第2のスコアを判定し、第2のスコアは、少なくとも部分的に、ストーリーとユーザにとっての第2の関心参照対象との間の関連性の数に基づいて、判定され、
複数のストーリーのそれぞれに対する第1のスコアおよび第2のスコアは、少なくとも部分的に、データ記憶内に記憶される参照対象データに基づいて判定される、ように動作する、第1の処理構成要素と、
表示のために、複数のストーリーのサブセットの図式的表現を生成するように動作し、図式的表現は、
複数の指示子を備え、複数のストーリーのサブセットの各ストーリーは、複数の指示子のうちの1つの指示子によって表され、各ストーリーと関連付けられた指示子は、ストーリーとユーザにとっての第1の関心参照対象およびユーザにとっての第2の関心参照対象両方との間の関連性の強度を図式的に示し、関連性の強度は、少なくとも部分的に、第1のスコアおよび第2のスコアに基づいて、判定される、第2の処理構成要素と、
を実行する、コンピューティングデバイスと、
を備える、システム。
【0051】
2.第1の色は、ユーザにとっての第1の関心参照対象を表し、第2の色は、ユーザにとっての第2の関心参照対象を表し、複数の指示子のそれぞれに対して、ストーリーと第1および第2の関心参照対象との間の関連性の強度は、第1の色および第2の色の組み合わせによって、図式的に示される、付記1に記載のシステム。
【0052】
3.組み合わせ内の第1の色の相対的強度は、第1のスコアに対応し、組み合わせ内の第2の色の相対的強度は、第2のスコアに対応する、付記2に記載のシステム。
【0053】
4.複数のストーリーと関連付けられた1つ以上の参照対象を図式的に表すためのシステムであって、
複数のストーリーと関連付けられたデータを記憶する、データ記憶であって、各ストーリーと関連付けられたデータは、ストーリーと関連付けられた1つ以上の参照対象を識別する、参照対象データを備える、データ記憶と、
データ記憶と通信する、コンピューティングデバイスであって、
複数のストーリーのそれぞれに対して、少なくとも部分的に、ストーリーと1つ以上の関心参照対象との間の関連性の数に基づいて、ストーリーに対するスコアを判定し、ストーリーと1つ以上の関心参照対象との間の関連性の数は、データ記憶内に記憶された参照対象データから導出され、
表示のために、複数のストーリーのサブセットの図式的表現を生成し、図式的表現は、複数の指示子を備え、複数の指示子の各指示子は、サブセットのストーリーと1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度を図式的に示し、関連性の強度は、少なくとも部分的に、ストーリーに対するスコアに基づいて、判定される、
ように動作する、コンピューティングデバイスと、
を備える、システム。
【0054】
5.各指示子は、色を備える、付記4に記載のシステム。
【0055】
6.ストーリーと1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度は、色の相対的強度によって示される、付記5に記載のシステム。
【0056】
7.ストーリーと1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度は、色の組み合わせによって示され、色の組み合わせは、ストーリーと関連付けられた、各関心参照対象と関連付けられた色を備える、付記4に記載のシステム。
【0057】
8.1つ以上の関心参照対象は、ユーザによって選択される、付記4に記載のシステム。
【0058】
9.1つ以上の関心参照対象は、少なくとも部分的に、ユーザによって選択された1つ以上のストーリーに基づいて判定される、付記4に記載のシステム。
【0059】
10.1つ以上の関心参照対象は、少なくとも部分的に、ユーザによって選択されたコンテンツの一部に基づいて判定される、付記4に記載のシステム。
【0060】
11.複数のストーリーのそれぞれに対するスコアは、少なくとも部分的に、1つ以上の関心参照対象のうちの少なくとも1つと関連付けられた重み付けに基づいて、判定される、付記4に記載のシステム。
【0061】
12.各関心参照対象は、事象、登場人物、対象物、主題、時間、場所、および人物のうちの少なくとも1つを備える、付記4に記載のシステム。
【0062】
13.複数の指示子の2つ以上の指示子は、図式的表現内のクラスタとして表され、2つ以上の指示子は、少なくとも部分的に、2つ以上の指示子のそれぞれに対応するストーリーに対するスコアの比較に基づいて、クラスタとして表される、付記4に記載のシステム。
【0063】
14.複数のストーリーと関連付けられた1つ以上の参照対象を図式的に表すためのコンピュータ実装方法であって、
具体的実行ファイル命令とともに構成される、1つ以上のコンピューティングデバイスによって実装されると、
複数のストーリーのそれぞれに対して、少なくとも部分的に、ストーリーと1つ以上の関心参照対象との間の1つ以上の関連性に基づいて、ストーリーに対するスコアを判定することと、
表示のために、複数のストーリーのサブセットの図式的表現を生成することであって、図式的表現は、複数の指示子を備え、複数の指示子の各指示子は、サブセットのストーリーと1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度を図式的に示し、関連性の強度は、少なくとも部分的に、ストーリーに対するスコアに基づいて、判定されることと、
を備える、方法。
【0064】
15.複数のストーリーのそれぞれに対するスコアは、少なくとも部分的に、ストーリーと1つ以上の関心参照対象との間の関連性の数に基づいて、判定される、付記14に記載のコンピュータ実装方法。
【0065】
16.各指示子は、色を備える、付記14に記載のコンピュータ実装方法。
【0066】
17.ストーリーと1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度は、色の相対的強度によって示される、付記16に記載のコンピュータ実装方法。
【0067】
18.ストーリーと1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度は、色の組み合わせによって示され、色の組み合わせは、ストーリーと関連付けられた、各関心参照対象と関連付けられた色を備える、付記14に記載のコンピュータ実装方法。
【0068】
19.各関心参照対象は、事象、登場人物、対象物、主題、時間、場所、および人物のうちの少なくとも1つを備える、付記14に記載のコンピュータ実装方法。
【0069】
20.複数のストーリーのそれぞれに対するスコアは、少なくとも部分的に、1つ以上の関心参照対象のうちの少なくとも1つと関連付けられた重み付けに基づいて、判定される、付記14に記載のコンピュータ実装方法。
【0070】
21.図式的表現内の複数のストーリーのサブセットは、少なくとも部分的に、ユーザによって選択された拡大表示レベルに基づいて、判定される、付記14に記載のコンピュータ実装方法。
【0071】
22.コンピュータ実行可能構成要素を有する、非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能構成要素は、
関心参照対象と複数のストーリーとの間の関連性の図式的表現を表示させ、図式的表現は、複数の指示子を備え、複数の指示子の各指示子は、複数のストーリーのうちのあるストーリーと1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度を図式的に示し、関連性の強度は、少なくとも部分的に、ストーリーと1つ以上の関心参照対象との間の関連性の数に基づいて、判定される、ユーザインターフェース構成要素を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0072】
23.図式的表現内の各指示子の位置は、少なくとも部分的に、ストーリーと1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度に基づいて、判定される、付記22に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0073】
24.関連性の強度は、色の相対的強度によって図式的に示される、付記22に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0074】
25.関連性の強度は、少なくとも部分的に、各関心参照対象と関連付けられた重み付けに基づいて、判定される、付記22に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0075】
26.ストーリーと1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度は、色の組み合わせによって示され、色の組み合わせは、ストーリーと関連付けられた、各関心参照対象と関連付けられた色を備える、付記22に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0076】
27.1つ以上の関心参照対象は、ユーザによって選択される、付記22に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0077】
28.図式的表現は、3次元を備える、付記22に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0078】
29.3次元のそれぞれ内の指示子の位置は、ストーリーと1つ以上の関心参照対象のうちの1つとの間の関連性の強度に対応する、付記28に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0079】
30.1つ以上の関心参照対象は、少なくとも部分的に、ユーザによって選択された1つ以上のストーリーに基づいて判定される、付記22に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0080】
31.ストーリーと関連付けられた1つ以上の参照対象を図式的に表すためのシステムであって、
1つ以上のストーリーと関連付けられたデータを記憶する、データ記憶であって、各ストーリーと関連付けられたデータは、ストーリーと関連付けられた1つ以上の参照対象を識別する、参照対象データを備える、データ記憶と、
データ記憶と通信し、
ユーザにとっての第1の関心参照対象およびユーザにとっての第2の関心参照対象のユーザ選択を受信し、第1の参照対象および第2の参照対象はそれぞれ、事象、登場人物、対象物、主題、時間、場所、および人物のうちの少なくとも1つを備え、
ストーリー中の複数の時点のそれぞれに対して、ストーリー中の時点に対する第1のスコアを判定し、第1のスコアは、少なくとも部分的に、ストーリー中の時点とユーザにとっての第1の関心参照対象との間の関連性の数に基づいて、判定され、
ストーリー中の複数の時点のそれぞれに対して、ストーリー中の時点に対する第2のスコアを判定し、第2のスコアは、少なくとも部分的に、ストーリー中の時点とユーザにとっての第2の関心参照対象との間の関連性の数に基づいて、判定され、
ストーリー中の複数の時点のそれぞれに対する第1のスコアおよび第2のスコアは、少なくとも部分的に、データ記憶内に記憶される参照対象データに基づいて判定される、ように動作する、第1の処理構成要素と、
表示のために、ストーリーの図式的表現を生成するように動作し、図式的表現は、
複数の指示子を備え、ストーリー中の複数の時点はそれぞれ、複数の指示子のうちの1つの指示子によって表され、ストーリー中の各時点と関連付けられた指示子は、ストーリー中の時点とユーザにとっての第1の関心参照対象およびユーザにとっての第2の関心参照対象両方との間の関連性の強度を図式的に示し、関連性の強度は、少なくとも部分的に、第1のスコアおよび第2のスコアに基づいて、判定される、第2の処理構成要素と、
を実行する、コンピューティングデバイスと、
を備える、システム。
【0081】
32.第1の色は、ユーザにとっての第1の関心参照対象を表し、第2の色は、ユーザにとっての第2の関心参照対象を表し、複数の指示子のそれぞれに対して、ストーリー中の時点と第1および第2の関心参照対象との間の関連性の強度は、第1の色および第2の色の組み合わせによって、図式的に示される、付記31に記載のシステム。
【0082】
33.組み合わせ内の第1の色の相対的強度は、第1のスコアに対応し、組み合わせ内の第2の色の相対的強度は、第2のスコアに対応する、付記32に記載のシステム。
【0083】
34.ストーリーと関連付けられた1つ以上の参照対象を図式的に表すためのシステムであって、
1つ以上のストーリーと関連付けられたデータを記憶する、データ記憶であって、各ストーリーと関連付けられたデータは、ストーリーと関連付けられた1つ以上の参照対象を識別する、参照対象データを備える、データ記憶と、
データ記憶と通信する、コンピューティングデバイスであって、
ストーリー中の複数の時点のそれぞれに対して、少なくとも部分的に、ストーリー中の時点と1つ以上の関心参照対象との間の関連性の数に基づいて、ストーリー中の時点に対するスコアを判定し、ストーリー中の時点と1つ以上の関心参照対象との間の関連性の数は、データ記憶内に記憶された参照対象データから導出され、
表示のために、ストーリーの図式的表現を生成し、図式的表現は、複数の指示子を備え、複数の指示子の各指示子は、ストーリー中の時点と1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度を図式的に示し、関連性の強度は、少なくとも部分的に、ストーリー中の時点に対するスコアに基づいて、判定される、
ように動作する、コンピューティングデバイスと、
を備える、システム。
【0084】
35.各指示子は、色を備える、付記34に記載のシステム。
【0085】
36.ストーリー中の時点と1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度は、色の相対的強度によって示される、付記35に記載のシステム。
【0086】
37.ストーリー中の時点と1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度は、色の組み合わせによって示され、色の組み合わせは、ストーリー中の時点と関連付けられた、各関心参照対象と関連付けられた色を備える、付記34に記載のシステム。
【0087】
38.ストーリー中の時点と関心参照対象との間の関連性は、ストーリー中の時点において、ストーリーのコンテンツ内で参照される関心参照対象を備える、付記34に記載のシステム。
【0088】
39.ストーリーのコンテンツは、テキストデータ、オーディオデータ、画像データ、およびビデオデータのうちの少なくとも1つを備える、付記38に記載のシステム。
【0089】
40.ストーリーは、1つ以上のストーリーのバージョンと関連付けられる、付記34に記載のシステム。
【0090】
41.各ストーリーのバージョンは、書籍、オーディオ書籍、電子書籍、および映画のうちの1つを備える、付記40に記載のシステム。
【0091】
42.1つ以上の関心参照対象は、ユーザによって選択される、付記34に記載のシステム。
【0092】
43.ストーリー中の複数の時点のそれぞれに対するスコアは、少なくとも部分的に、1つ以上の関心参照対象のうちの少なくとも1つと関連付けられた重み付けに基づいて、判定される、付記34に記載のシステム。
【0093】
44.各関心参照対象は、事象、登場人物、対象物、主題、時間、場所、および人物のうちの少なくとも1つを備える、付記34に記載のシステム。
【0094】
45.ストーリーと関連付けられた1つ以上の参照対象を図式的に表すためのコンピュータ実装方法であって、
具体的実行ファイル命令とともに構成される、1つ以上のコンピューティングデバイスによって実装されると、
ストーリー中の複数の時点のそれぞれに対して、少なくとも部分的に、ストーリー中の時点と1つ以上の関心参照対象との間の1つ以上の関連性に基づいて、ストーリー中の時点に対するスコアを判定することと、
表示のために、ストーリーの図式的表現を生成することであって、図式的表現は、複数の指示子を備え、複数の指示子の各指示子は、ストーリー中の時点と1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度を図式的に示し、関連性の強度は、少なくとも部分的に、ストーリー中の時点に対するスコアに基づいて、判定されることと、
を備える、方法。
【0095】
46.ストーリー中の各時点に対するスコアは、少なくとも部分的に、ストーリー中の時点と1つ以上の関心参照対象との間の関連性の数に基づいて、判定される、付記45に記載のコンピュータ実装方法。
【0096】
47.各指示子は、色を備える、付記45に記載のコンピュータ実装方法。
【0097】
48.ストーリー中の時点と1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度は、色の相対的強度によって示される、付記47に記載のコンピュータ実装方法。
【0098】
49.ストーリー中の時点と1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度は、色の組み合わせによって示され、色の組み合わせは、ストーリー中の時点と関連付けられた、各関心参照対象と関連付けられた色を備える、付記45に記載のコンピュータ実装方法。
【0099】
50.指示子のユーザ選択に応答して、ストーリー中の時点に対応するストーリーのコンテンツの一部を表示させることをさらに備える、付記45に記載のコンピュータ実装方法。
【0100】
51.コンテンツは、テキストデータ、オーディオデータ、画像データ、およびビデオデータのうちの少なくとも1つを備える、付記50に記載のコンピュータ実装方法。
【0101】
52.ストーリーのコンテンツの表示される部分は、1つ以上の関心参照対象の少なくとも1つの参照対象を参照する、付記51に記載のコンピュータ実装方法。
【0102】
53.各関心参照対象は、事象、登場人物、対象物、主題、時間、場所、および人物のうちの少なくとも1つを備える、付記45に記載のコンピュータ実装方法。
【0103】
54.コンピュータ実行可能構成要素を有する、非一時的コンピュータ可読媒体であって、コンピュータ実行可能構成要素は、
1つ以上の関心参照対象とストーリー中の複数の時点との間の関連性の図式的表現を表示させ、図式的表現は、複数の指示子を備え、複数の指示子の各指示子は、ストーリー中の時点と1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度を図式的に示し、関連性の強度は、少なくとも部分的に、ストーリー中の時点と1つ以上の関心参照対象との間の関連性の数に基づいて、判定される、ユーザインターフェース構成要素を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0104】
55.コンピュータ実行可能構成要素はさらに、指示子のユーザ選択に応答して、ストーリー中の時点に対応するストーリーのコンテンツの一部を表示させるためのものである、付記54に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0105】
56.コンテンツは、テキストデータ、オーディオデータ、画像データ、およびビデオデータのうちの少なくとも1つを備える、付記55に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0106】
57.関連性の強度は、色の相対的強度によって図式的に示される、付記54に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0107】
58.関連性の強度は、少なくとも部分的に、各関心参照対象と関連付けられた重み付けに基づいて、判定される、付記54に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0108】
59.ストーリー中の時点と1つ以上の関心参照対象との間の関連性の強度は、色の組み合わせによって示され、色の組み合わせは、ストーリー中の時点と関連付けられた、各関心参照対象と関連付けられた色を備える、付記54に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【0109】
60.関心参照対象は、ユーザによって選択される、付記54に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8