【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、意外にも、ドルゾラミド又はその塩及びチモロール又はその塩を含有する医薬組成物が、ベンザルコニウム塩化物を含まないにもかかわらず、繰り返し容器を開閉して使用しても防腐効果を十分に発揮できることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的に、本発明は以下を提供する。
【0009】
(1) ドルゾラミド又はその塩及びチモロール又はその塩を含有する医薬組成物であって、防腐剤を含まない又は所定量で含み、
前記所定量は、該防腐剤及び水からなる試験試料中において、エスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記試験試料を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記試験試料をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が2.0以下となる量であり、
ホウ酸又はその塩の含有量が、0.001%(w/v)未満であり、
マルチドーズ型容器に入れられた、医薬組成物。
【0010】
(2) ドルゾラミド又はその塩及びチモロール又はその塩を含有する医薬組成物であって、防腐剤を含まない又は所定量で含み、
前記所定量は、該防腐剤及び水からなる試験試料中において、エスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記試験試料を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記試験試料をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が1.5以下となる量であり、
ホウ酸又はその塩の含有量が、0.001%(w/v)未満であり、
マルチドーズ型容器に入れられた、医薬組成物。
【0011】
(3) ドルゾラミド又はその塩及びチモロール又はその塩を含有する医薬組成物であって、防腐剤を含まない又は所定量で含み、
前記所定量は、該防腐剤及び水からなる試験試料中において、エスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記試験試料を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記試験試料をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が1.0以下となる量であり、
ホウ酸又はその塩の含有量が、0.001%(w/v)未満であり、
マルチドーズ型容器に入れられた、医薬組成物。
【0012】
(4) ドルゾラミド又はその塩及びチモロール又はその塩を含有する医薬組成物であって、ベンザルコニウム塩化物を含まず、ベンザルコニウム塩化物以外の防腐剤を含まない又は所定量で含み、
前記所定量は、該防腐剤及び水からなる試験試料中において、エスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記試験試料を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記試験試料をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が2.0以下となる量であり、
ホウ酸又はその塩の含有量が、0.001%(w/v)未満であり、
マルチドーズ型容器に入れられた、医薬組成物。
【0013】
(5) ドルゾラミド又はその塩及びチモロール又はその塩を含有する医薬組成物であって、ベンザルコニウム塩化物を含まず、ベンザルコニウム塩化物以外の防腐剤を含まない又は所定量で含み、
前記所定量は、該防腐剤及び水からなる試験試料中において、エスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記試験試料を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記試験試料をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が1.5以下となる量であり、
ホウ酸又はその塩の含有量が、0.001%(w/v)未満であり、
マルチドーズ型容器に入れられた、医薬組成物。
【0014】
(6) ドルゾラミド又はその塩及びチモロール又はその塩を含有する医薬組成物であって、ベンザルコニウム塩化物を含まず、ベンザルコニウム塩化物以外の防腐剤を含まない又は所定量で含み、
前記所定量は、該防腐剤及び水からなる試験試料中において、エスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記試験試料を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記試験試料をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が1.0以下となる量であり、
ホウ酸又はその塩の含有量が、0.001%(w/v)未満であり、
マルチドーズ型容器に入れられた、医薬組成物。
【0015】
(7) エデト酸又はその塩を含み、エデト酸又はその塩の含有量が0.0001〜0.1%(w/v)である、(1)〜(6)のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【0016】
(8) エデト酸又はその塩の含有量が0.005〜0.03%(w/v)である、(7)に記載の医薬組成物。
【0017】
(9) ドルゾラミド又はその塩及びチモロール又はその塩を含有する医薬組成物であって、エデト酸及びその塩以外の防腐剤を含まず、
前記エデト酸又はその塩の含有量が、0.0001〜0.1%(w/v)であり、
マルチドーズ型容器に入れられた、医薬組成物。
【0018】
(10) エデト酸又はその塩の含有量が0.005〜0.03%(w/v)である、(9)に記載の医薬組成物。
【0019】
(11) エデト酸の塩が、エデト酸一ナトリウム、エデト酸二ナトリウム、エデト酸四ナトリウム又はエデト酸二ナトリウム二水和物である、(7)〜(10)のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【0020】
(12) ドルゾラミド又はその塩がドルゾラミド塩酸塩である、(1)〜(11)のいずれかに一項に記載の医薬組成物。
【0021】
(13) チモロール又はその塩がチモロールマレイン酸塩である、(1)〜(12)のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【0022】
(14) ドルゾラミド又はその塩の含有量が0.1−5%(w/v)である、(1)〜(13)のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【0023】
(15) ドルゾラミド又はその塩の含有量が1%(w/v)又は2%(w/v)である、(14)記載の医薬組成物。
【0024】
(16) チモロール又はその塩の含有量が0.01−2%(w/v)である、(1)〜(15)のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【0025】
(17) チモロール又はその塩の含有量が0.5%(w/v)である、(16)に記載の医薬組成物。
【0026】
(18) ホウ酸又はその塩を含まない、(1)〜(17)のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【0027】
(19) さらに高分子量重合体を含有する、(1)〜(18)のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【0028】
(20) 前記高分子量重合体が、ヒドロキシエチルセルロースを含む、(19)に記載の医薬組成物。
【0029】
(21) さらに非イオン性等張化剤を含有する、(1)〜(20)のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【0030】
(22) 前記非イオン性等張化剤が、マンニトールを含む、(21)に記載の医薬組成物。
【0031】
(23) さらに緩衝剤を含有する、(1)〜(22)のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【0032】
(24) 前記緩衝剤が、クエン酸又はその塩を含む、(23)に記載の医薬組成物。
【0033】
(25) pHが4〜8である、(1)〜(24)のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【0034】
(26) pHが5.5〜6.8である、(25)に記載の医薬組成物。
【0035】
(27) 緑内障又は高眼圧症の治療に用いられる、(1)〜(26)のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【0036】
(28) (1)〜(27)のいずれか一項に記載の医薬組成物と、マルチドーズ型容器と、を備える製品。
【0037】
(29) チモロール又はその塩を含有し、防腐剤を含まない又は所定量で含み、
前記所定量は、該防腐剤及び水からなる試験試料中において、エスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記試験試料を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記試験試料をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が2.0以下となる量であり、
ホウ酸又はその塩の含有量が、0.001%(w/v)未満であり、
マルチドーズ型容器に入れられた医薬組成物中に、さらに、ドルゾラミド又はその塩を含有させることによって、防腐効力を向上させる方法。
【0038】
(30) チモロール又はその塩を含有し、防腐剤を含まない又は所定量で含み、
前記所定量は、該防腐剤及び水からなる試験試料中において、エスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記試験試料を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記試験試料をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が1.5以下となる量であり、
ホウ酸又はその塩の含有量が、0.001%(w/v)未満であり、
マルチドーズ型容器に入れられた医薬組成物中に、さらに、ドルゾラミド又はその塩を含有させることによって、防腐効力を向上させる方法。
【0039】
(31) チモロール又はその塩を含有し、防腐剤を含まない又は所定量で含み、
前記所定量は、該防腐剤及び水からなる試験試料中において、エスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記試験試料を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記試験試料をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が1.0以下となる量であり、
ホウ酸又はその塩の含有量が、0.001%(w/v)未満であり、
マルチドーズ型容器に入れられた医薬組成物中に、さらに、ドルゾラミド又はその塩を含有させることによって、防腐効力を向上させる方法。
【0040】
(32) チモロール又はその塩を含有し、ベンザルコニウム塩化物を含まず、ベンザルコニウム塩化物以外の防腐剤を含まない又は所定量で含み、
前記所定量は、該防腐剤及び水からなる試験試料中において、エスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記試験試料を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記試験試料をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が2.0以下となる量であり、
ホウ酸又はその塩の含有量が、0.001%(w/v)未満であり、
マルチドーズ型容器に入れられた医薬組成物中に、さらに、ドルゾラミド又はその塩を含有させることによって、防腐効力を向上させる方法。
【0041】
(33) チモロール又はその塩を含有し、ベンザルコニウム塩化物を含まず、ベンザルコニウム塩化物以外の防腐剤を含まない又は所定量で含み、
前記所定量は、該防腐剤及び水からなる試験試料中において、エスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記試験試料を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記試験試料をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が1.5以下となる量であり、
ホウ酸又はその塩の含有量が、0.001%(w/v)未満であり、
マルチドーズ型容器に入れられた医薬組成物中に、さらに、ドルゾラミド又はその塩を含有させることによって、防腐効力を向上させる方法。
【0042】
(34) チモロール又はその塩を含有し、ベンザルコニウム塩化物を含まず、ベンザルコニウム塩化物以外の防腐剤を含まない又は所定量で含み、
前記所定量は、該防腐剤及び水からなる試験試料中において、エスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記試験試料を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記試験試料をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が1.0以下となる量であり、
ホウ酸又はその塩の含有量が、0.001%(w/v)未満であり、
マルチドーズ型容器に入れられた医薬組成物中に、さらに、ドルゾラミド又はその塩を含有させることによって、防腐効力を向上させる方法。
【0043】
(35) チモロール又はその塩を含有し、ホウ酸もしくはその塩を含まない又はホウ酸もしくはその塩の含有量が0.001%(w/v)未満であり、マルチドーズ型容器に入れられた医薬組成物中に、
さらに、ドルゾラミド又はその塩を含有させることによって、防腐効力を向上させる方法であって、
前記ドルゾラミド又はその塩を含有させる前の医薬組成物は、該医薬組成物をエスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記医薬組成物を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記医薬組成物をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が2.0以下である、方法。
【0044】
(36) チモロール又はその塩を含有し、ホウ酸もしくはその塩を含まない又はホウ酸もしくはその塩の含有量が0.001%(w/v)未満であり、マルチドーズ型容器に入れられた医薬組成物中に、
さらに、ドルゾラミド又はその塩を含有させることによって、防腐効力を向上させる方法であって、
前記ドルゾラミド又はその塩を含有させる前の医薬組成物は、該医薬組成物をエスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記医薬組成物を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記医薬組成物をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が1.5以下である、方法。
【0045】
(37) チモロール又はその塩を含有し、ホウ酸もしくはその塩を含まない又はホウ酸もしくはその塩の含有量が0.001%(w/v)未満であり、マルチドーズ型容器に入れられた医薬組成物中に、
さらに、ドルゾラミド又はその塩を含有させることによって、防腐効力を向上させる方法であって、
前記ドルゾラミド又はその塩を含有させる前の医薬組成物は、該医薬組成物をエスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記医薬組成物を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記医薬組成物をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が1.0以下である、方法。
【0046】
(38) チモロール又はその塩を含有し、ベンザルコニウム塩化物を含まず、ホウ酸もしくはその塩を含まない又はホウ酸もしくはその塩の含有量が0.001%(w/v)未満であり、マルチドーズ型容器に入れられた医薬組成物中に、
さらに、ドルゾラミド又はその塩を含有させることによって、防腐効力を向上させる方法であって、
前記ドルゾラミド又はその塩を含有させる前の医薬組成物は、該医薬組成物をエスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記医薬組成物を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記医薬組成物をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が2.0以下である、方法。
【0047】
(39) チモロール又はその塩を含有し、ベンザルコニウム塩化物を含まず、ホウ酸もしくはその塩を含まない又はホウ酸もしくはその塩の含有量が0.001%(w/v)未満であり、マルチドーズ型容器に入れられた医薬組成物中に、
さらに、ドルゾラミド又はその塩を含有させることによって、防腐効力を向上させる方法であって、
前記ドルゾラミド又はその塩を含有させる前の医薬組成物は、該医薬組成物をエスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記医薬組成物を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記医薬組成物をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が1.5以下である、方法。
【0048】
(40) チモロール又はその塩を含有し、ベンザルコニウム塩化物を含まず、ホウ酸もしくはその塩を含まない又はホウ酸もしくはその塩の含有量が0.001%(w/v)未満であり、マルチドーズ型容器に入れられた医薬組成物中に、
さらに、ドルゾラミド又はその塩を含有させることによって、防腐効力を向上させる方法であって、
前記ドルゾラミド又はその塩を含有させる前の医薬組成物は、該医薬組成物をエスケリシア・コリ(Escherichia Coli)のATCC 8739の菌液濃度が10
5〜10
6cfu/mLの範囲内となるように菌を接種して均一に混合し、前記医薬組成物を遮光下において20〜25℃で保存してから7日経過後において、前記医薬組成物をマイクロピペットで1mLを採取し、生菌数を測定したときの菌数(A)に対する接種時の菌数(B)の比(B/A)の常用対数値が1.0以下である、方法。
【0049】
なお、前記(1)から(40)の各構成は、任意に2以上を選択して組み合わせることができる。