特許第5893373号(P5893373)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5893373表示装置、プログラム、および、表示方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5893373
(24)【登録日】2016年3月4日
(45)【発行日】2016年3月23日
(54)【発明の名称】表示装置、プログラム、および、表示方法
(51)【国際特許分類】
   G01C 21/26 20060101AFI20160310BHJP
   G06F 3/0484 20130101ALI20160310BHJP
   G06F 17/30 20060101ALI20160310BHJP
   G09B 29/00 20060101ALI20160310BHJP
【FI】
   G01C21/26 C
   G06F3/0484 120
   G06F17/30 170C
   G09B29/00 F
【請求項の数】6
【全頁数】28
(21)【出願番号】特願2011-268635(P2011-268635)
(22)【出願日】2011年12月8日
(65)【公開番号】特開2013-120141(P2013-120141A)
(43)【公開日】2013年6月17日
【審査請求日】2014年11月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000237592
【氏名又は名称】富士通テン株式会社
(72)【発明者】
【氏名】沢田 輝
(72)【発明者】
【氏名】池田 悟
(72)【発明者】
【氏名】福井 幸司
【審査官】 田中 純一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−130659(JP,A)
【文献】 特開2010−102685(JP,A)
【文献】 特開2008−076796(JP,A)
【文献】 特開2005−332188(JP,A)
【文献】 特開2001−153672(JP,A)
【文献】 特開2010−224933(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0238762(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01C 21/00 − 21/36
G01C 23/00 − 25/00
G08G 1/00 − 99/00
G09B 23/00 − 29/14
G06F 3/01
G06F 3/048 − 3/0489
G06F 17/30
G06F 19/00 − 19/28
G06Q 10/00 − 50/20
G06Q 50/26 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも地図画像を表示する表示部と、
前記地図画像上で、ユーザがメッセージ情報を投稿する座標位置を設定する設定手段と、
前記メッセージ情報を生成して前記メッセージ情報、および、前記座標位置を含む投稿情報をサーバ装置に送信する情報生成手段と、
前記サーバ装置から前記投稿情報を取得する取得手段と、
取得された前記投稿情報に基づいて前記メッセージ情報に関する指標を表示する表示制御手段と、
前記座標位置を略中心として所定の広さを有する基準報知範囲を設定する範囲設定手段と、
前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が、前記基準報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して前記メッセージ情報が存在する旨の報知を行う報知手段と、
を備え
前記範囲設定手段は、前記メッセージ情報の種類が交通に関する情報の場合は、前記基準報知範囲よりも狭い第1報知範囲を設定し、前記メッセージ情報の種類が天候に関する情報のときは、前記基準報知範囲、および、前記第1報知範囲よりも広い第2報知範囲を設定し、
前記報知手段は、前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が前記第1報知範囲、および、前記第2報知範囲のうちいずれかの報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して、前記メッセージ情報が存在する旨の報知を行うこと、
を特徴とする表示装置。
【請求項2】
少なくとも地図画像を表示する表示部と、
前記地図画像上で、ユーザがメッセージ情報を投稿する座標位置を設定して生成した前記メッセージ情報、および、前記座標位置を含む投稿情報を記憶するサーバ装置から前記投稿情報を取得する取得手段と、
取得された前記投稿情報に基づいて前記メッセージ情報に関する指標を表示する表示制御手段と、
前記座標位置を略中心として所定の広さを有する基準報知範囲を設定する範囲設定手段と、
前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が前記基準報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して前記メッセージ情報が存在する旨の報知を行う報知手段と、
を備え
前記範囲設定手段は、前記メッセージ情報の種類が交通に関する情報の場合は、前記基準報知範囲よりも狭い第1報知範囲を設定し、前記メッセージ情報の種類が天候に関する情報のときは、前記基準報知範囲、および、前記第1報知範囲よりも広い第2報知範囲を設定し、
前記報知手段は、前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が前記第1報知範囲、および、前記第2報知範囲のいずれかの報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して前記メッセージ情報が存在する旨の報知を行うこと、
を特徴とする表示装置。
【請求項3】
請求項1または2のいずれかに記載の表示装置において、
前記範囲設定手段は、前記メッセージ情報の種類が観光に関する情報の場合は、前記第1報知範囲および前記第2報知範囲とは広さが異なる第3報知範囲を設定し、
前記報知手段は、前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が前記第3報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して前記メッセージ情報が存在する旨の報知を行うこと、
を特徴とする表示装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかに記載の表示装置において、
前記指標は、前記ユーザが前記メッセージ情報を投稿した地点の位置を指し示すこと、
を特徴とする表示装置。
【請求項5】
複数種のコンテンツをデコード可能な電子装置に含まれるコンピュータによって実行可能なプログラムであって、
前記プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
(a)少なくとも地図画像を表示部に表示する工程と、
(b)前記地図画像上で、ユーザがメッセージ情報を投稿する座標位置を設定する工程と、
(c)前記メッセージ情報を生成して前記メッセージ情報、および、前記座標位置を含む投稿情報をサーバ装置に送信する工程と、
(d)前記サーバ装置から前記投稿情報を取得する工程と、
(e)取得された前記投稿情報に基づいて前記メッセージ情報に関する指標を表示する工程と、
(f)前記座標位置を略中心として所定の広さを有する基準報知範囲を設定する工程と、
(g)前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が、前記基本報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して前記メッセージ情報が存在する旨の報知を行う工程とを実行させ
前記工程(f)は、前記メッセージ情報の種類が交通に関する情報の場合は、前記基準報知範囲よりも狭い第1報知範囲を設定し、前記メッセージ情報の種類が天候に関する情報のときは、前記基準報知範囲、および、前記第1報知範囲よりも広い第2報知範囲を設定し、
前記工程(g)は、前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が前記第1報知範囲、および、前記第2報知範囲のいずれかの報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して前記メッセージ情報が存在する旨の報知を実行すること、
を特徴とするプログラム。
【請求項6】
(a)少なくとも地図画像を表示部に表示する工程と、
(b)前記地図画像上で、ユーザがメッセージ情報を投稿する座標位置を設定する工程と、
(c)前記メッセージ情報を生成して前記メッセージ情報、および、前記座標位置を含む投稿情報をサーバ装置に送信する工程と、
(d)前記サーバ装置から前記投稿情報を取得する工程と、
(e)取得された前記投稿情報に基づいて前記メッセージ情報に関する指標を表示する工程と、
(f)前記座標位置を略中心として所定の広さを有する基準報知範囲を設定する工程と、
(g)前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が、前記基本報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して前記メッセージ情報が存在する旨の報知を行う工程と
を備え
前記工程(f)は、前記メッセージ情報の種類が交通に関する情報の場合は、前記基準報知範囲よりも狭い第1報知範囲を設定し、前記メッセージ情報の種類が天候に関する情報のときは、前記基準報知範囲、および、前記第1報知範囲よりも広い第2報知範囲を設定し、
前記工程(g)は、前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が前記第1報知範囲、および、前記第2報知範囲のいずれかの報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して前記メッセージ情報が存在する旨の報知を行うこと、
を特徴とする表示方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、投稿された情報を表示する表示装置の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地図画像と当該地図画像上にユーザの現在位置を表示する携帯電話などの携帯機器を車両の車内に持ち込んで、車内に設けられたナビゲーション装置などの表示装置との通信により各種機能を実現することが普及している。その中で、携帯機器と表示装置とが通信により、携帯機器の表示部に表示されている地図画像を含む画像と同じ画像を表示装置の表示部に表示させる。そして、ユーザが表示装置の操作部を操作すると、その操作情報を受信した携帯機器が操作内容を判別して、携帯機器の表示部に表示される画像を新たに生成し、携帯機器の表示部に表示される画像と同じ画像を表示装置の表示部に表示させる機能がある。
【0003】
このような機能を利用した一例として次のようなものがある。まず、ツイッター(登録商標)などの情報投稿サービスにログインしているユーザが、同じ情報投稿サービスにログインしている他のユーザに対して情報を投稿する。つまり、ユーザが表示装置の操作部を操作することにより、その操作情報を受信した携帯機器がユーザによって投稿する情報を生成する。そして、携帯機器と車両外部に設けられたサーバとが通信を行い、携帯機器から送信された定型文などの情報をサーバに記憶する。
【0004】
次に、他のユーザの携帯機器がサーバから定型文などの投稿された情報を取得することで、他のユーザの携帯機器の表示部、および、他のユーザの表示装置の表示部の地図画像上に投稿された情報の存在を示すアイコン画像が表示される。そして、アイコン画像を見た他のユーザが投稿された情報に対して定型文などのコメントを生成する。その結果、ユーザは表示装置の表示部などでコメントの内容を確認し、投稿した情報に対する他のユーザからの回答を得ていた。なお、本発明と関連する技術を説明する資料としては特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−052601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、他のユーザの携帯機器が投稿された情報を取得し、地図画像上に投稿された情報の存在を示すアイコン画像が表示されていても、他のユーザが運転中である場合等で表示装置の表示部を見ていない場合は、ユーザが投稿した情報の存在を他のユーザが気づくことはなく、ユーザは情報を投稿したとしても他のユーザからのコメントが得られない場合があった。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、投稿した情報の存在を他のユーザに確実に気づかせて、ユーザが投稿した情報に対する他のユーザからのコメントをより確実に入手できるようにする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、少なくとも地図画像を表示する表示部と、前記地図画像上で、ユーザがメッセージ情報を投稿する座標位置を設定する設定手段と、前記メッセージ情報を生成して前記メッセージ情報、および、前記座標位置を含む投稿情報をサーバ装置に送信する情報生成手段と、前記サーバ装置から前記投稿情報を取得する取得手段と、取得された前記投稿情報に基づいて前記メッセージ情報に関する指標を表示する表示制御手段と、前記座標位置を略中心として所定の広さを有する基準報知範囲を設定する範囲設定手段と、前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が、前記基準報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して前記メッセージ情報が存在する旨の報知を行う報知手段と、を備え、前記範囲設定手段は、前記メッセージ情報の種類が交通に関する情報の場合は、前記基準報知範囲よりも狭い第1報知範囲を設定し、前記メッセージ情報の種類が天候に関する情報のときは、前記基準報知範囲、および、前記第1報知範囲よりも広い第2報知範囲を設定し、前記報知手段は、前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が前記第1報知範囲、および、前記第2報知範囲のうちいずれかの報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して、前記メッセージ情報が存在する旨の報知を行う。
【0009】
また、請求項2の発明は、少なくとも地図画像を表示する表示部と、前記地図画像上で、ユーザがメッセージ情報を投稿する座標位置を設定して生成した前記メッセージ情報、および、前記座標位置を含む投稿情報を記憶するサーバ装置から前記投稿情報を取得する取得手段と、取得された前記投稿情報に基づいて前記メッセージ情報に関する指標を表示する表示制御手段と、前記座標位置を略中心として所定の広さを有する基準報知範囲を設定する範囲設定手段と、前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が前記基準報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して前記メッセージ情報が存在する旨の報知を行う報知手段と、を備え、前記範囲設定手段は、前記メッセージ情報の種類が交通に関する情報の場合は、前記基準報知範囲よりも狭い第1報知範囲を設定し、前記メッセージ情報の種類が天候に関する情報のときは、前記基準報知範囲、および、前記第1報知範囲よりも広い第2報知範囲を設定し、前記報知手段は、前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が前記第1報知範囲、および、前記第2報知範囲のいずれかの報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して前記メッセージ情報が存在する旨の報知を行う。
【0010】
また、請求項3の発明は、請求項1または2のいずれかに記載の表示装置において、前記範囲設定手段は、前記メッセージ情報の種類が観光に関する情報の場合は、前記第1報知範囲および前記第2報知範囲とは広さが異なる第3報知範囲を設定し、前記報知手段は、前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が前記第3報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して前記メッセージ情報が存在する旨の報知を行う。
【0011】
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の表示装置において、前記指標は、前記ユーザが前記メッセージ情報を投稿した地点の位置を指し示す。
【0012】
また、請求項5の発明は、複数種のコンテンツをデコード可能な電子装置に含まれるコンピュータによって実行可能なプログラムであって、前記プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータに、(a)少なくとも地図画像を表示部に表示する工程と、(b)前記地図画像上で、ユーザがメッセージ情報を投稿する座標位置を設定する工程と、(c)前記メッセージ情報を生成して前記メッセージ情報、および、前記座標位置を含む投稿情報をサーバ装置に送信する工程と、(d)前記サーバ装置から前記投稿情報を取得する工程と、(e)取得された前記投稿情報に基づいて前記メッセージ情報に関する指標を表示する工程と、(f)前記座標位置を略中心として所定の広さを有する基準報知範囲を設定する工程と、(g)前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が、前記基本報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して前記メッセージ情報が存在する旨の報知を行う工程とを実行させ、前記工程(f)は、前記メッセージ情報の種類が交通に関する情報の場合は、前記基準報知範囲よりも狭い第1報知範囲を設定し、前記メッセージ情報の種類が天候に関する情報のときは、前記基準報知範囲、および、前記第1報知範囲よりも広い第2報知範囲を設定し、前記工程(g)は、前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が前記第1報知範囲、および、前記第2報知範囲のいずれかの報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して前記メッセージ情報が存在する旨の報知を実行する。
【0013】
また、請求項6の発明は、(a)少なくとも地図画像を表示部に表示する工程と、(b)前記地図画像上で、ユーザがメッセージ情報を投稿する座標位置を設定する工程と、(c)前記メッセージ情報を生成して前記メッセージ情報、および、前記座標位置を含む投稿情報をサーバ装置に送信する工程と、(d)前記サーバ装置から前記投稿情報を取得する工程と、(e)取得された前記投稿情報に基づいて前記メッセージ情報に関する指標を表示する工程と、(f)前記座標位置を略中心として所定の広さを有する基準報知範囲を設定する工程と、(g)前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が、前記基本報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して前記メッセージ情報が存在する旨の報知を行う工程とを備え、前記工程(f)は、前記メッセージ情報の種類が交通に関する情報の場合は、前記基準報知範囲よりも狭い第1報知範囲を設定し、前記メッセージ情報の種類が天候に関する情報のときは、前記基準報知範囲、および、前記第1報知範囲よりも広い第2報知範囲を設定し、前記工程(g)は、前記投稿情報を取得した他のユーザの座標位置が前記第1報知範囲、および、前記第2報知範囲のいずれかの報知範囲に含まれた場合に、前記他のユーザに対して前記メッセージ情報が存在する旨の報知を行う。
【発明の効果】
【0015】
請求項1から7の発明によれば、ユーザのメッセージ情報の存在を他のユーザに確実に気づかせることで、ユーザは他のユーザからのコメントを得られる可能性が高くなる。また、他のユーザはコメントを希望しているメッセージ情報の有無を確実に知ることができる。しかも、メッセージ情報が存在する位置に対して所定範囲に他のユーザが入った場合に報知されるため、コメントを得る他のユーザを限定することができ、より適切なコメントを得られる可能性が高くなる。
【0016】
また特に請求項4の発明によれば、メッセージ情報の種類に応じて報知する範囲を変えることで、メッセージ情報を投稿するユーザがコメントを希望する他のユーザのみにメッセージ情報の存在を気づかせて、より適切なコメントを得られる可能性が高くなる。
【0017】
さらに特に請求項5の発明によれば、メッセージ情報を投稿するユーザが報知範囲を任意に変更可能とすることで、メッセージ情報に対してコメントを希望する範囲をユーザ自身で任意に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1図1は、本実施の形態に係る情報投稿システムの概要を示す図である。
図2図2は、表示装置の概要を示すブロック図である。
図3図3は、携帯機器の概要を示すブロック図である。
図4図4は、表示装置の表示部に表示される画像を示している。
図5図5は、表示装置の表示部に表示される画像を示している。
図6図6は、表示装置の表示部に表示される画像を示している。
図7図7は、表示装置の表示部に表示される画像を示している。
図8図8は、表示装置の表示部に表示される画像を示している。
図9図9は、第1の実施の形態の携帯機器の処理フローチャートを示す図である。
図10図10は、第1の実施の形態の携帯機器の処理フローチャートを示す図である。
図11図11は、第1の実施の形態の携帯機器の処理フローチャートを示す図である。
図12図12は、第1の実施の形態の携帯機器の処理フローチャートを示す図である。
図13図13は、表示装置の表示部に表示される画像を示す図である。
図14図14は、表示装置の表示部に表示される画像を示す図である。
図15図15は、第2の実施の形態の携帯機器の処理フローチャートを示す図である。
図16図16は、第2の実施の形態の携帯機器の処理フローチャートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
【0020】
<1.第1の実施の形態>
<1−1.情報投稿システムの構成>
図1は、本実施の形態に係る情報投稿システム1の概要を示す図である。情報投稿システム1は、車両11内に備えられている車両用表示装置2(以下、「表示装置2」という。)、および、携帯機器3を有している。また、情報投稿システム1は、音声格納サーバ101、ツイッター(登録商標)サーバ102、および、地図サーバ103を備えている。
【0021】
なお、以下においては車両11の運転者を含む乗員で、かつ、表示装置2、および、携帯機器3の少なくともいずれか一方を操作する者を「車両11のユーザ」という場合がある。また、車両11のユーザとは異なるユーザであり、車両11aの運転者を含む乗員で表示装置2a、および、携帯機器3aの少なくともいずれか一方を操作する者を「他のユーザ」という場合がある。さらに、車両11のユーザおよび他のユーザの両方を含むそれぞれのユーザを「各ユーザ」という場合がある。
【0022】
また、以下の説明、および図面において、車両11のユーザとは異なるユーザである他のユーザが用いる装置を表す場合は、車両11のユーザが用いる装置と区別するために、車両11a、表示装置2a、および、携帯機器3aのようにa付きで表示する。但し、他のユーザの各装置、機器の構成は車両11のユーザのものと同様である。
【0023】
図1に示す表示装置2(2a)は、車両11(11a)内で使用され、少なくとも表示部(例えば、図2に示す表示部22(22a))を有する電子機器である。表示装置2(2a)は、車両11(11a)のダッシュボードの開口部に設置して使用する、いわゆる嵌め込み型の電子機器や、ダッシュボード上に設置部材を用いて設置して使用する電子機器等、車両11(11a)のユーザが、表示部22(22a)に表示された画像を視認可能な電子機器であればよい。
【0024】
携帯機器3(3a)は、後述する地図サーバ103から地図画像を取得し、例えば、当該地図画像と地図画像上の携帯機器3(3a)の現在位置を示す画像(車両11(11a)の現在位置を示す画像)とを表示部(例えば、図3に示す表示部32(32a))に表示する機能を有する可搬型の電子機器である。携帯機器3(3a)としては、例えば、スマートフォン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等が挙げられる。
【0025】
なお、携帯機器3(3a)と表示装置2(2a)とは通信可能に構成されており、携帯機器3(3a)は、携帯機器の内部で生成し、表示部32(32a)に表示されている画像情報を表示装置2(2a)に送信する。表示装置2(2a)は、受信した画像情報を表示部22(22a)に表示する。
【0026】
また、情報投稿システム1は、例えばツイッター(登録商標)などの情報投稿サービスに基づくものである。具体的にはサービスにログインしている車両11のユーザが同じサービスにログインしている他のユーザに対し、例えば、車両11のユーザの音声を録音した情報(以下、「メッセージ情報」ともいう。)を携帯機器3を介して投稿する。また、「メッセージ情報」は、車両11のユーザの音声を録音した情報だけではなく、音声を録音した情報を音声格納サーバ101に保存した保存場所(例えば、URL(Uniform Resource Locator))も含む。さらに、特に、メッセージ情報のうち音声を録音した情報に限られる場合は「音声ファイル」といい、メッセージ情報のうち音声を録音した情報を音声格納サーバ101に保存した保存場所に限られる場合は、「音声ファイルの保存場所」という。
【0027】
次に、図1に示す音声格納サーバ101、ツイッターサーバ102、および、地図サーバ103は、車両11の外部に設けられたサーバ装置である。音声格納サーバ101は、車両11のユーザの携帯機器3から送信されたメッセージ情報である音声ファイルを記録する。そして、携帯機器3にメッセージ情報である音声ファイルの保存場所を送信する。また、音声格納サーバ101は、車両11のユーザのあるメッセージ情報に対して他のユーザのコメントの音声を保存する。この他のユーザのコメントは音声ファイルで生成され、車両11のユーザのメッセージ情報との対応付けがなされている。そして、音声格納サーバ101は、携帯機器3aに他のユーザの音声ファイルの保存場所(URL)を送信する。
【0028】
ツイッターサーバ102は携帯機器3(3a)から送信されるメッセージ情報と、車両11のユーザがメッセージ情報を投稿する際に設定した座標位置(緯度/経度)との2つの情報を記録し、定型文(例えば、情報が投稿された旨の文章)と、音声ファイルの保存場所とを時系列に様々なユーザのつぶやき情報が表示されるタイムライン上に表示させる。なお、以下ではメッセージ情報と、車両11のユーザがメッセージ情報を投稿する際に設定した座標位置との情報とをあわせて「投稿情報」という。
【0029】
また、ツイッターサーバ102は、ツイッターのサービスにログインしている複数のユーザの座標位置(緯度/経度)の情報を収集する。そして、ツイッターのサイビスにログインしている複数のユーザの携帯機器3(3a)の座標位置の情報を各ユーザに送信する。
【0030】
地図サーバ103は携帯機器3(3a)の表示部32(32a)に表示する地図画像を各ユーザの携帯機器3(3a)からの地図画像の取得要求に応じて送信する。
【0031】
<1−2.車両用表示装置の構成>
以下、情報投稿システム1の各部の構成、および、処理について説明する。まず、表示装置2(2a)の構成について説明する。図2は、表示装置2(2a)の概要を示すブロック図である。図2に示すように、表示装置2(2a)は、通信部21(21a)、表示部22(22a)、操作部23(23a)、および、制御部24(24a)を備えている。
【0032】
通信部21(21a)は、携帯機器3(3a)と通信可能に接続され、携帯機器3(3a)との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部21(21a)は、車両11(11a)のユーザが操作部23(23a)を操作した際の操作内容を操作情報として携帯機器3(3a)に送信し、携帯機器3(3a)で表示される画像情報を受信する。なお、表示装置2(2a)と携帯機器3(3a)との通信は、ケーブルを直接接続した有線による通信でもよく、無線通信でもよい。無線通信の場合における通信方法は、携帯機器3(3a)と表示装置2(2a)との間で遅延が生じることなく情報の送受信を行うことができるものであればよく、例えば、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)や、Wi−Fi(ワイファイ:登録商標)、ZigBee(ジグビー:登録商標)等の無線通信規格を用いることができる。
【0033】
表示部22(22a)は、携帯機器3(3a)から送信された画像を表示する。例えば地図画像上に後述する投稿情報に対応するアイコン(以下、「投稿アイコン」ともいい、例えば、図5の画像sc14に示す投稿アイコンic101)の画像等を重畳表示した画像を表示するものであり、例えば液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等である。
【0034】
操作部23(23a)は、機械式のボタンやタッチパネルを備えた情報の入力装置である。例えば、車両11のユーザが操作部23を操作することによって、後述する携帯機器3の情報生成部43(43a)で音声ファイルを生成するための各種操作や、表示設定等の操作を行うことができる。なお、操作部23(23a)は、表示部22(22a)と一体のタッチパネルとして構成してもよい。
【0035】
制御部24(24a)は、操作判定部241(241a)と表示制御部242(242a)とを備えており、また、図示しないCPU、RAM、及びROMを備えるコンピュータである。制御部24(24a)は、表示装置2(2a)が備える通信部21(21a)等と接続され、表示装置2(2a)の全体を制御する。
【0036】
操作判定部241(241a)は各ユーザの操作部23(23a)の操作内容を判定する。つまり、操作判定部241は、例えば車両11のユーザが表示装置2の操作部23を操作して音声ファイルを生成する操作を行った場合にその画面座標位置を検出し、当該画面座標位置の情報を通信部21を介して携帯機器3に送信する。
【0037】
ここで、音声ファイルを生成する操作とは、例えば、車両11のユーザがタッチパネルである表示部22に指などを接触させて地図画像上の位置(例えば、図4上図に示す基本画像sc11の地点A1)を選択して座標位置を設定する操作、および、音声を録音する場合に表示部22に指などを接触させて特定のボタン画像(例えば、図5上図に示すメッセージ生成画像sc13の録音ボタンbt18の画像)を選択する操作等をいう。
【0038】
また、操作判定部241aは、例えば、他のユーザが表示装置2aの操作部23aを操作して車両11のユーザの音声ファイルの情報に対する他のユーザの音声ファイルの情報を生成する操作を行った場合にその画面座標位置を検出し、当該画面座標位置の情報を通信部21aを介して携帯機器3aに送信する。
【0039】
ここで、他のユーザの音声ファイルを生成する操作とは、例えば、他のユーザがタッチパネルである表示部22aに指などを接触させて地図画像上の投稿アイコン(例えば、図6下図に示す範囲内画像sc22の投稿アイコンic101a)を選択する操作、および、音声を録音する場合に表示部22に指などを接触させて特定のボタン画像(例えば、図7上図に示すコメント生成画像sc24の録音ボタンbt18の画像)を選択する操作等をいう。
【0040】
表示制御部242(242a)は、携帯機器3(3a)から送られた画像を表示部22(22a)に表示する。つまり、表示部22(22a)に各種画像(例えば、地図画像、投稿アイコンic101aの画像、および、録音ボタンbt18の画像等)を表示する。
【0041】
<1−3.携帯機器の構成>
次に携帯機器3(3a)の構成について説明する。図3は、携帯機器3(3a)の概要を示すブロック図である。図3に示すように、携帯機器3(3a)は、通信部31(31a)、表示部32(32a)、操作部33(33a)、GPS(Global Positioning System)34(34a)、送受信部35(35a)、マイク36(36a)、記憶部37(37a)、および、スピーカ38(38a)を主に備えている。
【0042】
通信部31(31a)は、携帯機器3(3a)と表示装置2(2a)とが通信可能に接続され、表示装置2(2a)との間で情報の送受信を行う。通信部31(31a)は、表示装置2(2a)に対して、自身の表示部32で表示している画像を送信すると共に、地図画像にアイコン等を重畳した表示画像を送信する。そして、表示装置2(2a)から各ユーザが操作部23(23a)を操作した画面座標位置の情報を受信する。なお、通信の方法は、前述した表示装置2(2a)の通信部21(21a)が用いている方法と同じ方法を用いればよい。
【0043】
表示部32(32a)は、地図サーバ103から受信した地図画像に、投稿アイコンic101の画像等を重畳表示することで表示制御部46(46a)で作成された表示画像を表示するものであり、例えば液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等である。
【0044】
操作部33(33a)は、機械式のボタンやタッチパネルを備えた情報の入力装置である。携帯機器3(3a)の情報生成部43(43a)で投稿情報を生成するための各種操作や、表示設定等の操作を行うことができる。なお、操作部33(33a)は、表示部32(32a)と一体のタッチパネルとして構成してもよい。
【0045】
GPS34(34a)は、複数のGPS衛星からの信号を受信して、携帯機器3(3a)の位置(すなわち、車両11(11a)の位置)を示す座標位置の情報を取得する。
【0046】
送受信部35(35a)は、携帯機器3(3a)と各サーバ装置(音声格納サーバ101、ツイッターサーバ102、地図サーバ103)との情報の送受信を行う。例えば、送受信部35(35a)は、音声格納サーバ101に音声ファイルを送信する。また、送受信部35(35a)は音声格納サーバ101から音声ファイルの保存場所の情報を受信する。さらに、送受信部35(35a)は、ツイッターサーバ102と投稿情報を送受信し、地図サーバ103から地図情報を受信する。
【0047】
マイク36(36a)は、情報生成部43(43a)が車両11のユーザ音声、および、他のユーザの音声を録音する際に用いられる装置である。例えば、表示部32(32a)に表示される録音開始ボタン(例えば、図5上図に示すメッセージ生成画像sc13の録音ボタンbt18)の画像を車両11のユーザが操作することで、車両11のユーザの音声をマイク36が電気信号に変換する。
【0048】
記憶部37(37a)は、投稿情報371(371a)、および、報知範囲372(372a)、および、地図画像373(373a)を記憶する。また、記憶部37(37a)には携帯機器3(3a)の各種機能を実現するプログラムが記憶されている。
【0049】
投稿情報371(371a)は、後述する取得部44(44a)が送受信部35(35a)を介してツイッターサーバ102から取得した情報である。また、投稿情報371(371a)には、各ユーザがツイッターサーバ102に送信する投稿情報が含まれる。
【0050】
報知範囲372(372a)は、後述するメッセージ情報を投稿した座標位置を中心に所定の広さを有した範囲(例えば、車両11のユーザがメッセージ情報を投稿する際に設定した座標位置を略中心とする半径500mの円内)の情報であり、具体的には、後述する範囲判定部47(47a)が他のユーザの座標位置が当該報知範囲に対応する座標位置に含まれたか否かを判定する場合に読み出される情報である。
【0051】
地図画像373(373a)は送受信部35(35a)を介して地図サーバ103から送信された地図データであり、後述する位置導出部45(45a)が導出した車両11(11a)の現在位置周辺の地図画像が読み出される。
【0052】
スピーカ38(38a)は、後述する報知部48(48a)が他のユーザにメッセージ情報が存在する旨の報知を行う場合に、音響情報を出力する装置である。また、スピーカ38(38a)は、車両11のユーザが録音した音声、および、他のユーザが録音した音声の少なくともいずれかの音響情報を出力する装置である。スピーカ38(38a)は、例えば、制御部40により再生された音声ファイルの音響情報を出力する。
【0053】
制御部40(40a)は、操作判定部41(41a)、設定部42(42a)、情報生成部43(43a)、取得部44(44a)、位置導出部45(45a)、表示制御部46(46a)、範囲判定部47(47a)、および、報知部48(48a)を備えている。また、制御部40(40a)は図示しないCPU、RAM、および、ROMを備えるコンピュータである。制御部40(40a)は、携帯機器3(3a)が備える記憶部37(37a)および通信部31(31a)等と接続され、携帯機器3(3a)の全体を制御する。
【0054】
操作判定部41(41a)は、各ユーザが携帯機器3(3a)の操作部33(33a)を操作することによって、音声ファイルの情報を生成する操作等が行われた場合にその操作内容を判定し、当該操作内容に対応する機能を動作させる。
【0055】
また、操作判定部41(41a)は、前述のように各ユーザが表示装置2(2a)の操作部23(23a)を操作した画面座標位置を通信部31(31a)を介して受信したときは、当該画面座標位置に基づき操作内容を検出する。そして、検出した操作内容に基づいて各機能を動作させる。つまり、各ユーザは携帯機器3の操作部33、および、表示装置2の操作部23のどちらからでも同じ機能を動作させることができる。
【0056】
設定部42(42a)は、車両11のユーザが選択した地図画像上のメッセージ情報を投稿したい地点に対応する座標位置を、メッセージ情報を投稿する座標位置(以下、「メッセージ投稿位置」ともいう。)として設定する。
【0057】
情報生成部43(43a)は、メッセージ情報を生成して、投稿情報をツイッターサーバ102に送信する。つまり、情報生成部43は、車両11のユーザの音声を録音して音声ファイルを生成し、音声格納サーバ101に音声ファイルを送受信部35を介して送信する。そして、情報生成部43は、音声格納サーバ101から音声ファイルの保存場所の情報を送受信部35を介して受信し、メッセージ投稿位置の情報と共に投稿情報として送受信部35を介してツイッターサーバ102に送信する。
【0058】
また、情報生成部43aは、あるメッセージ情報に対してコメントするときの他のユーザの音声の録音情報を音声ファイルで生成し、音声格納サーバ101に送受信部35aを介して送信する。また、情報生成部43aは、音声格納サーバ101から音声ファイルの保存場所の情報を送受信部35aを介して受信し、当該音声ファイルの保存場所の情報と、この音声ファイルの情報に対応する車両11のユーザの音声ファイルとの対応情報とを含むコメント情報を送受信部35aを介してツイッターサーバ102に送信する。
【0059】
取得部44(44a)は、ツイッターサーバ102から各ユーザの投稿情報を取得し、投稿情報371(371a)として記憶部37(37a)に記憶する。また、車両11のユーザの投稿情報に対する他のユーザの音声ファイルが音声格納サーバ101に保存されている場合は、他のユーザの音声ファイルおよび他のユーザの音声ファイルの保存場所の情報のいずれか一方を取得して記憶部37(37a)に記憶させる。
【0060】
また、取得部44は、所定時間ごと、例えば10分ごとにツイッターサーバ102から最新の投稿情報を自動的に取得し、記憶部37の投稿情報371(371a)に上書きして記憶させる。
【0061】
位置導出部45(45a)は、GPS34(34a)から取得した情報から、携帯機器3(3a)の座標位置の情報を導出する。
【0062】
表示制御部46(46a)は、表示部32(32a)に各種画像を表示させる。例えば、表示制御部46(46a)は、投稿情報371(371a)に基づいて、メッセージ情報が投稿された座標位置に対応する地図画像上の位置に投稿アイコンの画像を表示させる。また、表示制御部46(46a)は、携帯機器3(3a)の座標位置に対応する地図画像上の位置に自車アイコン(例えば、図5に示す自車アイコンic1)を表示させる。
【0063】
範囲判定部47(47a)は、報知範囲372(372a)の情報に基づいて、携帯機器3(3a)の座標位置が、メッセージ情報が存在する旨の報知を行う所定範囲に含まれるか否かを判定する。例えば、範囲判定部47aは携帯機器3aのGPS34aからの情報に基づいて位置導出部45aが導出した携帯機器3(3a)の座標位置が、報知範囲に含まれるか否かを判定する。
【0064】
報知部48(48a)は、携帯機器3(3a)の座標位置がメッセージ情報が存在する旨の報知を行う所定範囲に含まれた場合に、メッセージ情報が存在する旨の報知を行う。例えば、携帯機器3(3a)の座標位置がメッセージ情報が存在する旨の報知を行う所定範囲に含まれた場合に、報知部48aが他のユーザにメッセージ情報が存在する旨の報知を行う。これにより、車両11のユーザのメッセージ情報の存在を他のユーザに確実に気づかせることで、車両11のユーザは他のユーザからのコメントを得られる可能性が高くなる。また、他のユーザはコメントを希望しているメッセージ情報の有無を確実に知ることができる。なお、他のユーザへの報知の方法は、例えば、スピーカ38(38a)から出力される音響情報や、表示部32(32a)表示される画像を点滅させるなどがある。
【0065】
<1−4.画面遷移>
図4上図は携帯機器3の情報投稿システム用プログラムが起動され、メッセージ情報の投稿がなされていない状態の基本画像sc11(以下、単に「画像sc11」という。)を示す図である。また、図4下図は、メッセージ情報を投稿する場合に投稿位置を決定するときの地点選択画像sc12(以下、単に「画像sc12」という。)を示す図である。どちらも車両11のユーザの表示装置2の表示部22に表示される画像として示している。なお、以下に説明する図4図8に示す画像については、携帯機器3の表示部32にも表示され、通信部31を介して表示装置2の表示部22に同様の画像が表示される。
【0066】
地図画像上に後述する自車アイコンic1が表示されている画像sc11では、表示制御部46がGPS34の情報に基づいて位置導出部45により導出された携帯機器3、即ち車両11の座標位置に基づき、記憶部37から読み出された地図画像373と共にその対応する位置に、自車アイコンic1を表示する。なお、表示される地図画像は自車アイコンic1が地図画像の略中央位置に位置するよう切り出される。また、表示制御部46は、ツイッターサーバ102から得た他のユーザの携帯機器3a、即ち他のユーザの車両11aの座標位置に基づき、地図画像373の対応する位置にユーザアイコンic2を表示する。
【0067】
また、表示制御部46はタッチパネル式の操作ボタン(bt11〜bt14)を地図画像の周囲に重畳表示する。投稿開始ボタンbt11は、メッセージ情報を投稿する場合に各ユーザが操作するボタンである。例えば、車両11のユーザが投稿開始ボタンbt11を操作すると、予め定めた座標位置、例えば、地図画像上の略中央に対応する座標位置がメッセージ投稿位置として選択される。
【0068】
なお、各ユーザがメッセージ投稿位置を任意に選択する場合は次のような操作を行ってもよい。例えば、表示部22の地図画像上の地点A1に車両11のユーザが指などを複数回接触させることで、地点A1に対応する座標位置をメッセージ投稿位置として選択してもよい。
【0069】
現在地ボタンbt12は、表示されている地図をスクロールする等により自車アイコンic1が表示範囲外になっているような場合に、自車アイコンic1を地図上に表示させるものである。具体的には、現在地ボタンbt12を車両11のユーザが操作することで、自車アイコンic1が地図画像上の略中央に位置するよう表示される。
【0070】
縮尺調整ボタンbt13は、表示部22に表示されている地図画像を拡大/縮小するボタンである。つまり、車両11のユーザが「+」のボタンを操作することで、地図の縮尺を拡大し、車両11のユーザが「−」のボタンを操作することで、地図の縮尺を縮小する。
【0071】
更新ボタンbt14は、地図画像上に表示される情報を最新の情報に更新するボタンである。つまり、車両11のユーザが更新ボタンbt14を操作することで、ツイッターサーバ102に情報取得要求が送信され、最新の投稿情報を取得して、記憶部37の投稿情報371として記憶する。そして、地図画像上に表示されている情報(例えば、図4上図に示す画像sc11のユーザのアイコンic2、図6上図に示す範囲外画像sc21に示す投稿アイコンic101a)の表示位置や表示内容等が最新の投稿情報に対応するように更新される。
【0072】
画像sc11に対してユーザがメッセージ情報を投稿する座標位置(例えば、地点A1)を選択すると、画像sc12に示すように、表示制御部46は、車両11のユーザに選択された地図画像上の地点A1の近傍に、投稿位置アイコンic3と報知範囲te1の画像を表示する。具体的には投稿位置アイコンic3は車両11のユーザが選択した地点A1の位置を指し示す。
【0073】
また、画像sc12では、表示制御部46が画像sc11の更新ボタンbt14の位置に、次画面ボタンbt15を表示する。この次画面ボタンbt15を車両11のユーザが操作すると、設定部42は車両11のユーザが選択した地点(地点A1)に対応する座標位置をメッセージ情報を投稿する座標位置として設定する。
【0074】
なお、表示制御部46は、戻るボタン17を画像sc12に表示し、この戻るボタン17の操作により、表示部22に表示されていた一つ前の画像が表示される。つまり、車両11のユーザが戻るボタンbt17を操作すると、表示制御部46は、一つ前の画像である画像sc11を表示部22に表示させる。
【0075】
図5上図は、メッセージ情報を投稿する座標位置の設定に伴い、表示部22に表示される音声を録音して投稿する操作を行うメッセージ生成画像sc13(以下、単に「画像sc13」という。)を示す図である。また、図5下図は、表示制御部46がツイッターサーバ102から取得した投稿情報に基づいて地図画像上に投稿アイコンic101を表示する投稿表示画像sc14(以下、単に「画像sc14」という。)を示す図である。
【0076】
画像sc13では、表示制御部46が車両11のユーザの音声を録音する際に操作する画像を表示部22に表示する。また、表示制御部46は、タッチパネル式の操作ボタンである録音ボタンbt18、投稿ボタンbt19、および、戻るボタンbt20を表示するとともに、計測バーgaを画像中に表示する。車両11のユーザがメッセージを投稿するために録音ボタンbt18を操作すると、情報生成部43はマイク36を動作させ、車両11のユーザの音声を電気信号に変換する。そして、情報生成部43は音声ファイルを生成する。
【0077】
また、車両11のユーザが録音ボタンbt18を操作することで、表示制御部46は録音時間の経過に伴い計測バーgaの色を変化させる。そして、録音終了後に車両11のユーザが投稿ボタンbt19を操作すると、情報生成部43が生成された音声ファイルを音声格納サーバ101に送信する。
【0078】
なお、戻るボタンbt20は表示部22に表示されていた一つ前の画像を表示させる機能を有する。つまり、車両11のユーザが戻るボタンbt20を操作すると、表示制御部46は、一つ前の画像である画像sc12を表示部22に表示させる。
【0079】
ここで、情報生成部43が音声格納サーバ101に送信した音声ファイルは音声格納サーバ101に記憶される。そして、音声ファイルの保存場所の情報が音声格納サーバ101から車両11のユーザの携帯機器3に送信される。音声ファイルの保存場所の情報を受信した携帯機器3の情報生成部43は、当該音声ファイルの保存場所の情報と、車両11のユーザがメッセージ情報を投稿する際に設定したメッセージ投稿位置の情報とを含む投稿情報をツイッターサーバ102に送信する。そして、ツイッターサーバ102は、各ユーザの携帯機器3(3a)の取得部44(44a)の情報取得要求に応じて、投稿情報を各ユーザの携帯機器3(3a)に送信する。
【0080】
画像sc14では、画像sc11に表示された画像に加えて、取得部44がツイッターサーバ102から取得した投稿情報に基づいて、投稿アイコンic101の画像を表示制御部46が表示部22に表示している。投稿アイコンic101は車両11のユーザ自身が投稿したメッセージ情報であり、例えば、表示制御部46が投稿アイコンic101を青色で表示する。
【0081】
なお、後述する他のユーザの表示装置2aの表示部22aに表示される投稿アイコン(例えば、図6上図に示す範囲外画像sc21の投稿アイコンbt101a)は例えば、自身が投稿したメッセージ情報と区別するため、異なる色(例えば、緑色)で表示される。また、各ユーザがメッセージ情報の内容を確認した場合は、投稿情報の表示態様が変化する(例えば、色が変わったり、チェックマークが付されたりする)。これらの情報は例えば、ツイッターサーバ102で管理され、当該情報を受信した携帯機器3aの表示制御部46aが各表示態様で表示する。
【0082】
図6上図は、位置導出部45aがGPS34aの情報に基づいて導出した他のユーザの座標位置が報知範囲te1の範囲外にある状態を表示する範囲外画像sc21(以下、単に「画像sc21」という。)を示す図である。また、図6下図は、位置導出部45aがGPS34aの情報に基づいて導出した他のユーザの座標位置が報知範囲te1の範囲に含まれる状態を表示する範囲内画像sc22(以下、単に「画像sc22」という。)を示す図である。
【0083】
画像sc21では、表示制御部46aが記憶部37aから読み出した地図画像上に、自車アイコンic21、および、ユーザアイコンic11を表示している。自車アイコンic21は、GPS34aの情報に基づいて位置導出部45aが導出した携帯機器3aの座標位置に対応する地図画像上の位置に表示されたアイコンである。また、ユーザアイコンic11は、GPS34からの情報に基づいて位置導出部45が導出した携帯機器3の座標位置に対応する地図画像上の位置に表示されたアイコンである。
【0084】
画像sc21では、表示制御部46aが表示する車両11のユーザが投稿したメッセージ情報の存在を示す投稿アイコンic101aとその投稿アイコンが表示されている地点に対応する報知範囲te1が示されている。なお、この報知範囲te1は他のユーザから視認できるようになっていてもよいし、視認できないように非表示状態となっていてもよい。この画像sc21では自車アイコンic21に対応する携帯機器3aの座標位置が報知範囲te1に対応する座標位置に徐々に接近している状態を示しており、所定タイミングで(例えば1分ごとに)範囲判定部47aが携帯機器3aの座標位置が報知範囲te1に対応する座標位置の範囲に含まれるか否かを判定している。
【0085】
そして、範囲内画像sc22に示すように自車アイコンic21に対応する携帯機器3aの座標位置が報知範囲te1に対応する座標位置の範囲に含まれたと範囲判定部47aが判定すると、報知部48aは、スピーカ38aを介してメッセージ情報が存在する旨の音響情報を他のユーザに報知する。これにより、車両11のユーザは他のユーザからのコメントを得られる可能性が高くなる。また、他のユーザはコメントを希望しているメッセージ情報の有無を確実に知ることができる。しかも、メッセージ情報が存在する位置に対して所定範囲に他のユーザが入った場合に報知されるため、コメントを得る他のユーザを限定することができ、より適切なコメントを得られる可能性が高くなる。
【0086】
なお、画像sc21の周囲にはタッチパネル式の操作ボタンが地図画像の周囲に重畳表示されている。各操作ボタンの機能は上述の画像sc11で説明した機能と同じである。
【0087】
図7上図は、投稿アイコンic101aを他のユーザが指などを接触させたことにより、表示制御部46aが表示部22aに表示する投稿情報の詳細内容を表示する投稿/コメント確認画像sc23(以下、単に「画像sc23」という。)を示す図である。また、図7下図は、他のユーザがコメント情報となる音声を録音して投稿する操作を行うコメント生成画像sc24(以下、単に「画像sc24」という。)を示す図である。
【0088】
画像sc23には、次投稿ボタンbt21、前投稿ボタンbt22、戻るボタンbt23、削除ボタンbt24、再生ボタンbt25、コメントボタンbt26などのタッチパネル式の操作ボタンを表示制御部46aが表示している。
【0089】
次投稿ボタンbt21は、地図画像の一部と他のユーザが選択した投稿アイコンic101aの画像とが表示された表示窓wdに、次の投稿アイコンの画像と対応する地図画像とを表示させる機能を有する。つまり、次投稿ボタンbt21を他のユーザが操作することで、地図画像上に表示されている投稿アイコンの中で投稿アイコンic101a以外のアイコンが表示窓wd内に表示される。なお、表示される順序は、例えば、携帯機器3aの座標位置から距離が近い座標位置の投稿アイコンの画像を順に表示する。
【0090】
前投稿ボタンbt22は、表示窓wdに現在表示されている投稿アイコンの一つ前に表示されていた投稿アイコンを表示させる機能を有する。
【0091】
戻るボタンbt23は、表示部22aに表示されていた一つ前の画像を表示させる機能を有する。つまり、他のユーザが戻るボタンbt23を操作すると、表示制御部46aは、一つ前の画像である画像sc22を表示部22aに表示させる。
【0092】
削除ボタンbt24は、他のユーザが選択した投稿アイコンic101aを表示部22aの表示から削除する機能を有する。
【0093】
再生ボタンbt25は、投稿情報に含まれる音声格納サーバ101における音声ファイルの保存場所の情報、つまりURLと対応付けられたボタンであり、当該ボタンを各ユーザが操作することで、音声格納サーバ101に格納された車両11のユーザの音声ファイルを制御部40(40a)が再生する。
【0094】
コメントボタンbt26は、他のユーザが車両11のユーザの音声ファイルの内容を再生して確認した後に、コメントである音声ファイルを生成するためのボタンであり、当該ボタンを他のユーザが操作することで、図7に示す画像sc24を表示制御部46aが表示部22aに表示する。
【0095】
画像sc24は、他のユーザの音声を録音して、音声フアィルを生成する場合に表示部22aに表示される画像であり、録音ボタンbt18、投稿ボタンbt19、および、戻るボタンbt20などのタッチパネル式の操作ボタンを表示制御部46aが表示している。画像sc24の各ボタン等の機能は、図5の画像sc13の各ボタン等の機能と同じである。そして、他のユーザが投稿ボタンbt19を操作して、コメントを音声で録音した音声ファイルを生成すると、情報生成部43aは他のユーザの音声ファイルを音声格納サーバ101に送信する。
【0096】
図8上図は、車両11のユーザの投稿情報に対して他のユーザがコメント情報を投稿した場合に、表示されるコメント通知画像sc15(以下、単に「画像sc15」という。)を示す図である。
【0097】
画像sc15は図5で説明した画像sc14と略同様の画像であり、一部が相違する。相違する点は、コメント追加表示adの画像が表示されている点である。つまり、定期的あるいは更新ボタンbt14をユーザが操作することにより、取得部44がツイッターサーバ102から投稿情報を取得した場合に、車両11のユーザの投稿情報に対して他のユーザからのコメントである音声ファイルが追加されていたときは、画像sc15に示すように表示制御部46がコメント追加表示adの画像を地図画像上に重畳表示する。この状態で車両11のユーザが投稿アイコンic101に指などを接触させて選択すると、図8下図に示すコメント確認画像sc16(以下、単に「画像sc16」という。)が表示される。このコメント追加表示adはメッセージを投稿したユーザの携帯機器3にのみ表示される。
【0098】
画像sc16は、図7で説明した画像sc23と略同様の構成を有し、一部が相違する。相違する点は、表示窓wdに表示されている投稿アイコンが車両11のユーザからみた投稿アイコンic101であり、コメント欄ctに他のユーザのコメントである音声ファイルの情報が追加されている点である。つまり、他のユーザの携帯機器3aから音声格納サーバ101に送信された他のユーザの音声ファイルに対する音声格納サーバ101の保存場所を示す情報と、車両11のユーザの音声ファイルとの対応情報とを含むコメント情報を携帯機器3の取得部44がツイッターサーバ102から取得し、投稿アイコンic101に関する詳細情報を表示制御部46が表示部22に表示する。
【0099】
また、コメント情報は投稿された時間が現在の時間から近い順に表示してもよいし、車両11のユーザの現在の座標位置に対して投稿アイコンの座標位置の距離が近い順に表示してもよい。
【0100】
削除ボタンbt27は、車両11のユーザが選択した投稿アイコンic101を表示部22の表示から削除する機能を有する。
【0101】
再生ボタンbt28は、他のユーザのコメント情報が音声格納サーバ101内で保存された場所、つまりURLと対応付けられたボタンであり、当該ボタンを各ユーザが操作することで、音声格納サーバ101に格納された他のユーザの音声ファイルを制御部40(40a)が再生する。
【0102】
前コメントボタンbt29は、現在コメント欄に表示されているユーザの前(例えば、録音時間が現在のコメントである音声ファイルの録音時間よりも前)の他ユーザのコメント情報に関する情報をコメント欄ctに表示させる機能を有する。
【0103】
次コメントボタンbt30は、現在コメント欄に表示されているユーザの次(例えば、録音時間が現在のコメントである音声ファイルの録音時間よりも後)の他ユーザのコメント情報に関する情報をコメント欄ctに表示させる機能を有する。このようにして、メッセージを投稿したユーザはボタンbt28〜bt29を操作することでメッセージに対する他のユーザからのコメントを確認することができる。
<1−5.フローチャート>
図9、および、図10は投稿情報を生成しツイッターサーバ102に送信するまでの携帯機器3(3a)の処理フローチャートを示す図である。なお、本実施の形態では、メッセージ情報を投稿するユーザは車両11のユーザであるとしている。したがって、処理説明の理解を容易にするため、図9および図10の処理は車両11のユーザの携帯機器3の処理を例に説明する。
【0104】
ステップS101では、操作部23により車両11のユーザが地図画像をスクロールさせる操作を行ったことを操作判定部41が検出した場合に、表示制御部46が記憶部37に記憶された地図画像373を読み出して車両11のユーザの指定した位置の地図画像を表示部22に表示させる。
【0105】
次に、ステップS102では、メッセージ情報を投稿する操作を車両11のユーザが行ったことを操作判定部41が検出した場合(ステップS102がYes)、ステップS102aの処理に進む。具体的には、車両11のユーザが投稿開始ボタンbt11を操作、および、タッチパネルである表示部22に指などを接触させて地図画像上の位置を選択する操作のいずれかの操作が該当する。なお、車両11のユーザのメッセージ情報を投稿する操作を操作判定部41が検出していない場合(ステップS102がNo)は、ステップS101の処理に戻る。
【0106】
ステップS102aでは、車両11のユーザの操作を操作判定部41が検出した場合、画像sc12に示すように表示制御部46が、投稿位置アイコンic3の画像を表示部22に表示させて(ステップS102a)、ステップS103の処理に進む。
【0107】
ステップS103では、車両11のユーザが地図画像をスクロールさせる操作を行ったことを操作判定部41が検出した場合に、表示制御部46は記憶部37に記憶された地図画像373を読み出す。そして、車両11のユーザが指定した位置の地図画像を表示部22に表示させて、ステップS104の処理に進む。なお、ステップS102aにおいて、投稿位置アイコンic3が表示された状態で、ステップS103で地図をスクロールする場合は、投稿位置アイコンic3が地図画像上の同じ位置を指し示す状態で地図がスクロールされる。
【0108】
次に、ステップS104では、車両11のユーザがメッセージ情報を投稿する座標位置を設定したことを操作判定部41が検出した場合(ステップS104がYes)は、ステップS104aの処理に進む。具体的には、車両11のユーザが画像sc12の次画面ボタンbt15を操作すると、設定部42が車両11のユーザが選択した座標位置をメッセージ投稿位置として設定する。なお、操作判定部41が座標位置を設定する操作を検出していない場合(ステップS104がNo)は、ステップS103の処理に戻る。
【0109】
ステップS104aでは、音声情報を録音して音声ファイルを生成する操作画像等を表示する図5上図に示す画像sc13を表示制御部46が表示して図10に示すステップS105の処理に進む。
【0110】
ステップS105では、車両11のユーザが画像sc13の録音ボタンbt18を操作したことを操作判定部41が検出すると、情報生成部43がマイク36を動作させ、車両11のユーザの音声の録音が開始され、ステップS106の処理に進む。
【0111】
ステップS106では、車両11のユーザの音声の録音が終了した場合(ステップS106がYes)は、ステップS107の処理に進む。例えば、車両11のユーザが録音ボタンbt18を操作したことを操作判定部41が検出して、15秒経過した場合に録音が終了する。なお、録音が終了していない場合(ステップS106がNo)の場合は、ステップS105の処理に戻って録音を継続する。
【0112】
ステップS107では、情報生成部43により生成された音声ファイルが音声格納サーバ101に送信され、ステップS108の処理に進む。
【0113】
ステップS108では、音声格納サーバ101から送信された音声ファイルの保存場所の情報を送受信部35を介して制御部40が受信して、ステップS109の処理に進む。なお、この音声ファイルの保存場所の情報を含む投稿情報を情報生成部43が生成する。
【0114】
ステップS109では、制御部40は、送受信部35を介して、ツイッターサーバ102に定型文を付した投稿情報を送信する。
【0115】
図11は、投稿情報の存在を知らせるための携帯機器3(3a)の処理フローチャートを示す図である。なお、本実施の形態では、コメントの情報を投稿するユーザは他のユーザであるとしている。したがって、処理説明の理解を容易にするため、図11の処理は他のユーザの携帯機器3aの処理を例に説明する。
【0116】
図11のステップS201は、他のユーザの携帯機器3aの取得部44aがツイッターサーバ102から投稿情報を取得し、ステップS202の処理に進む。
【0117】
ステップS202では、取得した投稿情報に基づいて表示制御部46aが表示部22aに表示された地図画像上に投稿アイコンic101aを表示させ、ステップS203の処理に進む。
【0118】
ステップS203では、範囲判定部47aが携帯機器3aの座標位置が報知範囲te1に対応する座標位置の範囲内に含まれたと判定した場合(ステップS203がYes)に、ステップS204の処理に進む。なお、範囲判定部47aが携帯機器3aの座標位置が報知範囲te1に対応する座標位置の範囲内に含まれていないと判定した場合(ステップS203がNo)は、ステップS201の処理に戻る。
【0119】
ステップS204は、報知部48aがスピーカ38aを介して他のユーザにメッセージ情報が存在する旨の通知を行う。例えば、スピーカ38aを介して他のユーザに音響情報を出力する。
【0120】
図12は、各ユーザの操作により情報生成部43aが他のユーザのコメントの音声ファイルを生成する処理フローチャートである。本実施の形態では、コメントの音声ファイルを生成するのは他のユーザとして説明していたため、他のユーザの携帯機器3aの処理を例に説明する。
【0121】
ステップS301では、操作判定部41aが他のユーザにより図7上図の画像sc23のコメントボタンbt26が操作されたことを判定すると(ステップS301がYes)、ステップS302の処理に進む。なお、操作判定部41aが他のユーザによるコメントボタンbt26の操作がなされたと判定していない場合(ステップS301がNo)は処理を終了する。
【0122】
ステップS302では、他のユーザの音声を録音する画像sc24を表示制御部46aが表示部22aに表示して、ステップS303の処理に進む。
【0123】
ステップS303では、他のユーザが画像sc24の録音ボタンbt18を操作したことを操作判定部41aが検出すると、その検出情報に基づいて情報生成部43aがマイク36aを動作させ、他のユーザの音声の録音が開始され、ステップS304の処理に進む。
【0124】
ステップS304では、他のユーザの音声の録音が終了した場合(ステップS304がYes)は、ステップS305の処理に進む。例えば、他のユーザが録音ボタンbt18を操作したことを操作判定部41aが検出して、15秒経過した場合に録音が終了する。なお、録音が終了していない場合(ステップS304がNo)は、ステップS303の処理に戻って録音を継続する。
【0125】
ステップS305では、情報生成部43aにより生成された音声ファイルが音声格納サーバ101に送信され、ステップS306の処理に進む。
【0126】
ステップS306では、音声格納サーバ101から送信された他のユーザの音声を録音した音声ファイルの保存場所の情報を送受信部35aを介して制御部40aが受信して、ステップS307の処理に進む。
【0127】
ステップS307では、制御部40aは、送受信部35aを介して、ツイッターサーバ102に音声ファイルの保存場所の情報と、車両11のユーザの音声ファイルとの対応情報とを含むコメント情報を送信する。
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態と第1の実施形態との相違点は、第1実施の形態では報知範囲te1の範囲の大きさは所定の範囲(例えば、車両11のユーザがメッセージ情報を投稿する際に設定したメッセージ投稿位置を略中心とする半径500mの円内)としていたが、第2の実施の形態では、当該報知範囲te1の範囲を車両11のユーザが投稿するメッセージ情報の種類(以下、「カテゴリー」ともいう。)に応じて異なる範囲とする点である。また、このような変更にあわせて、携帯機器3からツイッターサーバ102に送信される投稿情報には、カテゴリーの情報が含まれることとなる。なお、その他の構成および処理については第1の実施の形態の構成および処理と同一である。そのため、構成および処理が同一の部分についての記載は省略する。
<2−1.画面遷移>
図13上図は、情報を投稿するユーザが座標位置を選択したことに伴い、表示制御部46がメッセージ情報のカテゴリーを選択するためのアイコンを表示部22に表示するカテゴリー表示画像sc12a(以下、単に「画像sc12a」ともいう。)を示す図である。また、図13下図は、情報を投稿するユーザがメッセージ情報のカテゴリーを選択したことにより、表示制御部46が報知範囲te2の画像を表示部22に表示した交通範囲画像sc12b(以下、単に「画像sc12b」ともいう。)を示す図である。なお、以下に説明する図12および図13に示す画像については、携帯機器3の表示部32にも表示され、通信部31を介して表示装置2の表示部22に同様の画像が表示されている。
【0128】
画像sc12aでは、車両11のユーザが地図画像上の地点を選択したことで、表示制御部46が表示部22に表示する投稿位置アイコンic3とカテゴリー選択アイコンic4とが表示されている。このカテゴリー選択アイコンic4には車両11のユーザがメッセージ情報の種類を選択するタッチパネル式の複数のボタンが表示されている。具体的には、交通ボタンbt41、天候ボタンbt42、および、観光ボタンbt43が表示されている。
【0129】
画像sc12bでは、車両11のユーザがカテゴリー選択アイコンic4に表示されている複数のボタンの中から交通ボタンbt41を選択した場合に、表示制御部46が表示部22に表示する画像を示している。つまり、画像sc12bには、車両11のユーザが交通情報に関するメッセージ情報を投稿して、他のユーザにメッセージ情報の存在を報知し、他のユーザからのコメントを取得する範囲である報知範囲te2を表示制御部46が表示部22に表示している。
【0130】
ここで、交通情報に関する報知範囲te2の範囲は例えば、車両11のユーザが設定した座標位置を略中心として、半径300mの円内を対象とする範囲であり、第1の実施の形態で説明した報知範囲te1の範囲よりも狭い範囲となっている。これにより、メッセージ情報を投稿するユーザがコメントを希望する他のユーザのみにメッセージ情報の存在を気づかせて、より適切なコメントを得られる可能性が高くなる。また、画像sc12bには交通ボタンbt41を選択したことを示すアイコンic41が表示される。
【0131】
このようにメッセージ情報の種類に応じて報知する範囲を変えることで、メッセージ情報を投稿するユーザがコメントを希望する他のユーザのみにメッセージ情報の存在を気づかせることができる。そして、次画面ボタンbt15を車両11のユーザが操作すると、車両11のユーザが選択した地図画像上の位置に対応する座標位置と報知範囲とが、車両11のユーザがメッセージ情報を投稿する座標位置と他のユーザへの報知範囲として設定される。
【0132】
図14は、情報を投稿するユーザがメッセージ情報のカテゴリーを選択したことにより、表示制御部46が報知範囲te3の天候範囲画像sc12c((以下、単に「画像sc12c」ともいう。)を表示部22に表示した画像を示す図である。画像sc12cでは、車両11のユーザが交通ボタンbt41とは別の種類のボタンである天候ボタンbt42を選択した場合に表示制御部46が表示部22に表示する報知範囲te3の画像を示している。
【0133】
ここで、天候情報に関する報知範囲te3の範囲は例えば、車両11のユーザが設定した座標位置を略中心として、半径2kmの円内を対象とする範囲であり、交通情報に関する報知範囲te2、および、第1の実施の形態で説明した報知範囲te1の範囲よりも広い範囲となっている。これにより、指定した座標位置に限定されずに広い範囲でより多くの他のユーザからのコメントを得ることができる。また、画像sc12cには天候ボタンbt42を選択したことを示す天候アイコンic42が表示される。
【0134】
また、図13に示した観光ボタンbt43が車両11のユーザに選択された場合は、交通ボタンbt41、および、天候ボタンbt42が選択された場合の報知範囲とは異なる範囲となる。
【0135】
さらに、当該報知範囲の大きさは車両11のユーザが操作部23を操作することで、任意の大きさに変更できる。例えば、第1の実施の形態で説明した、車両11のユーザが設定した座標位置を略中心とする半径500mの円の半径の大きさを操作部23により車両11のユーザの任意の大きさに変更する。また、車両11のユーザが設定した座標位置を範囲の中心とせず、当該座標位置を含むような報知範囲に変更する。
【0136】
具体的には、車両11のユーザが情報を投稿する座標位置を選択した場合に、表示部22に表示される報知範囲の画像が車両11のユーザが操作部23を操作することで変更される。つまり、表示制御部46が車両11のユーザの操作部23の操作に応じた報知範囲の広さを表示部22に表示する。そして、次画面ボタンbt15を車両11のユーザが操作すると、車両11のユーザが選択した地図画像上の位置に対応する座標位置と報知範囲とが、車両11のユーザがメッセージ情報を投稿する座標位置と他のユーザへの報知範囲として設定される。
【0137】
これにより、メッセージ情報に対してコメントを希望する範囲を車両11のユーザ自身で任意に設定できる。また、報知範囲は円形でなくてもよく、他の形の範囲であってもよい。
<2−2.フローチャート>
図15、および、図16は投稿情報を生成しツイッターサーバ102に送信するまでの携帯機器3(3a)の処理フローチャートを示す図である。この第2の実施形態の処理フローチャートと図9、および、図10に示した第1の実施の形態の処理フローチャートとの異なる主な点は、図14に示す処理フローチャートにステップS301が追加された点である。つまり、ステップS102で車両11のユーザがメッセージ情報を投稿する操作を操作判定部41が検出した場合(ステップS102がYes)、投稿位置アイコンic3、および,カテゴリー選択アイコンic4を表示制御部46が表示部22に表示して(ステップS102b)、ステップS301の処理に進む。
【0138】
ステップS301では、車両11のユーザがメッセージ情報のカテゴリーの選択を行ったことを操作判定部41が検出した場合(ステップS301がYes)、ステップS103の処理に進む。なお、車両11のユーザによるメッセージ情報のカテゴリーの選択の操作を操作判定部41が検出していない場合(ステップS301がNo)は、ステップS101の処理に戻る。
【0139】
また、別の異なる点として、ステップS109において制御部40は、送受信部35を介して、ツイッターサーバ102に定型文を付した投稿情報を送信するが、当該投稿情報には車両11のユーザが選択したカテゴリーの情報が含まれる。
【0140】
<3.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態、および、以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
【0141】
上記実施の形態では、情報を投稿するサービスとしてツイッターを用いた例で説明したが、これに限定されるものではなく、例えばブログ、簡易メール、SNS(Social Network Service)などの投稿サービスで上記実施の形態の内容を適用することもできる。
【0142】
また、上記実施の形態では、携帯機器3は、音声ファイルを音声格納サーバ101に送信し、音声ファイルの保存場所の情報を音声格納サーバ101から受信して、当該音声ファイルの保存場所の情報とメッセージ投稿位置の情報との投稿情報をツイッターサーバ102に送信していた。そして、ツイッターサーバ102から携帯機器3(3a)が投稿情報を取得していた。これに対して、音声ファイルと座標位置の情報とを直接ツイッターサーバ102に送信し、これらの情報を受信したツイッターサーバ102が、音声格納サーバ101に音声ファイルを送信する。そして、ツイッターサーバ102が当該音声ファイルのURLを音声格納サーバ101から受信するようにしてもよい。その結果、携帯機器3(3a)はツイッターサーバ102から投稿情報を取得する。
【0143】
また、上記実施の形態では表示装置2(2a)は、画面上で各ユーザがタッチした画面座標位置を検出して当該画面座標位置を携帯機器3(3a)に送信し、携帯機器3(3a)がその画面座標位置に基づいて各ユーザの操作内容を判定していた。これに対して、表示装置2(2a)が各ユーザの操作内容を判定するようにしてもよい。この場合、携帯機器3(3a)は、各ユーザの操作内容の判定は行わず、各サーバ装置との通信機能を有する。
【0144】
また、上述の音声格納サーバ101とツイッターサーバ102とを一つの統合サーバとし、携帯機器3から統合サーバへ音声ファイルと座標位置の情報とを送信し、統合サーバから携帯機器3(3a)が投稿情報を取得するようにしてもよい。
【0145】
また、上記実施の形態では、携帯機器3(3a)がGPS34(34a)を備え、GPS34(34a)からの情報により位置導出部45(45a)が携帯機器3(3a)の座標位置を導出していた。これに対して、車両11(11a)の座標位置、つまり表示装置2(2a)の導出は、表示装置2(2a)が行うようにしてもよい。つまり、表示装置2(2a)がGPS34(34a)を備え、かつ、表示装置2(2a)の制御部24(24a)が位置導出部45(45a)を備えることで表示装置2(2a)の座標位置を導出するようにしてもよい。
【0146】
また、上記実施の形態では、他のユーザへのメッセージ情報が存在している旨の報知は携帯機器3aの報知部48aが行うこととしたが、表示装置2aが報知部48aを備えて他のユーザへ投稿情報が存在している旨の報知を行うようにしてもよい。
【0147】
また、上記実施の形態では、携帯機器3(3a)が備えている機能について説明したが、このように携帯機器3(3a)が備えている機能を表示装置2(2a)が備えて実現するようにしてもよい。
【0148】
また、上記実施の形態では、携帯機器3(3a)は、地図サーバ103から地図画像を取得し、当該地図画像を表示部32(32a)に表示することについて述べたが、地図画像を地図サーバ103から取得することなく、記憶部37(37a)に予め地図画像を記憶するようにしてもよい。
【0149】
また、上記実施の形態では、情報を投稿するユーザを車両11のユーザとして説明したが、情報を投稿するユーザは必ずしも車両に乗車している必要はなく、徒歩で移動しているユーザであってもよい。なお、このような徒歩で移動しているユーザの場合は、表示装置2は用いずに携帯機器3を用いてメッセージ情報を投稿する。
【0150】
また、上記実施の形態では、他のユーザは車両11aの運転者を含む乗員としたが、車両11aの運転者を含む乗員以外でも、車両11aに乗車せず例えば、徒歩で移動しているユーザであってもよい。なお、このような徒歩で移動しているユーザの場合は、表示装置2aは用いずに携帯機器3aを用いてコメントを投稿する。
【0151】
また、上記実施の形態において、メッセージ情報等の情報として各ユーザの音声を例に述べたが、音声以外に定型文などの文章の情報であってもよい。
【0152】
また、上記実施の形態における各画像で、投稿アイコンが複数表示されている場合に、表示部22(22a)に表示される投稿アイコンを限定する機能を有するボタンを設けてもよい。例えば、他のユーザがメッセージ情報の内容を確認した投稿アイコンのみを選択して表示したり、他のユーザがメッセージ情報の内容を確認していない投稿アイコンのみを選択して表示する機能を有するボタンを設けてもよい。
【0153】
また、上記第2の実施の形態において、カテゴリー選択アイコンic4には、交通ボタンbt41、天候ボタンbt42、および、観光ボタンbt43が表示されていると説明したが、これら以外のカテゴリー(例えば、「グルメ」および「名所」等)のボタンを表示してもよい。
【0154】
また、上記実施の形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されると説明したが、これら機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。また逆に、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの一部は、ソフトウェア的に実現されてもよい。
【符号の説明】
【0155】
1・・・・・・・・ 情報投稿システム
2(2a)・・・・ 表示装置
3(3a)・・・・ 携帯機器
11(11a)・・・車両
101・・・・・・ 音声格納サーバ
102・・・・・・ ツイッターサーバ
103・・・・・・ 地図サーバ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16