(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を説明する。
図1は本発明に係わる画像形成システムを示している。このシステムは画像形成装置Aと、その下流側に連設されたシート折り装置Bと、更にその下流側に配置された後処理装置Cとで構成されている。そして画像形成装置Aでシート上に画像を形成し下流側のシート折り装置Bに送り、この折り装置でシートに折り処理を施して下流側の後処理装置Cに送る。そして後処理装置Cで部揃え集積して綴じ処理する。
【0020】
このような構成のシステムにおいてシート折り装置Bには折り処理したシートに後処理を必要としないときには、折りシートを収納する折りシート収納装置D(後述する収納ボックス65B)が設けてある。以下画像形成装置、シート折り装置及び折シート収納装置、後処理装置の順に説明する。
【0021】
[シート折り装置]
シート折り装置Bは、
図2に示すようにと、その内部に組み込まれたシート搬入経路32と、この経路に送られたシートを折り処理する折りロール機構51と、折り処理したシートを収納する折りシート収納部65で構成されている。
【0022】
装置ハウジング29には、横断する方向(図示のものは略直線方向)にシート搬入経路32が配置され、経路端部に搬入口30と搬出口31が配置されている。そして搬入口30には給紙ローラ対40(40a、40b)が、搬出口31には搬出ローラ対62(62a、62b)が配置され、搬入口30から搬出口31にシートを搬送する。また給紙ローラ対40と搬出ローラ対62との間にはレジストローラ対41(41a、41b)が配置され、このローラ対の下流側に折りロール機構51が配置されている。
【0023】
レジストローラ対41は、折りロール機構51の折りロールを兼用する駆動側レジストローラ41bとピンチローラ41aで構成され、このローラ対41の上流側にはゲートストッパ43とレジスト空間Raが設けられている。このような構成で搬入口30に準備されたシートは給紙ローラ対40でレジスト空間Ra内に送られ、先端がゲートストッパ43に突き当たった後はループ状に湾曲する。このときシートは先端揃えされスキュー修正(矯正)される。
【0024】
その後の給紙タイミング(給紙指示コマンド信号)でゲートストッパ43を退避させレジストローラ対41で下流側に移送する。なお、図示43xはゲートストッパの支持軸であり、図示しない作動ソレノイドによってストッパ先端部が揺動する。
【0025】
上記シート搬入経路32には、上方に第1スイッチバック経路34が、下方に第2スイッチバック経路35が設けられている。第1スイッチバック経路34はシート搬入経路32から分岐してシート先端を案内する湾曲経路で構成され、シートの折り目位置を後述する折りロールに案内する(位置決めする)。なお、図示63はシートを搬出口31に案内するか、第1スイッチバック経路に案内するか切り換える経路切り換え手段である。
【0026】
次に
図2に基づいて折りロール機構51について説明する。折りロール機構51は、シート搬入経路32に送られたシートを折り処理する。このためシート搬入経路32に配置された第2折りロール41b(前述のレジストローラ)と、第1折りロール49と、第3折りロール50で構成されている。この第1第2折りロール49,41bのニップ点Np1でシートを一次折りし、第1第3折りロール49,50のニップ点Np2でシートを二次折りする。この第1第2第3折りロール49、41b、50は同一周速度で回転するように駆動モータ(不図示)に連結されている。
【0027】
前述の第1スイッチバック経路34はニップ点Np1にシートの折り目位置を、第2スイッチバック経路35はニップ点Np2にシートの折り目位置を位置決めするようにシートの送り方向先端側を案内する。なお、図示53は第1シート偏向手段、54は第2シート偏向手段であり、第1シート偏向手段53はシート搬入経路32のシートを第1折りロール49の周面に圧接する。また第2シート偏向手段54は第2スイッチバック経路35に送られたシートを第1折りロール49の周面に圧接してニップ点Np2方向に偏向させる。図示64は増し折りローラであり第1折りロール49の周面に折りシートを挟圧して確実に折り合わせる。
【0028】
[収納部の構成]
シートを一次折りあるいは二次折りする折りロール(第1折りロール49)の下流側には排紙経路37が連結されている。この排紙経路37は三つ折り処理した折りシートを収納部65に案内する第1排紙経路37aと、二つ折り処理したシートを搬出口31から下流側の後処理装置Cに案内する第2排紙経路37bに分岐され、経路切り換え手段61が配置されている。
【0029】
図示の装置構成ではシートをレター折りする1/3内三ツ折り、1/3外三つ折りのときには、折り処理シートをシート折り装置Bに配置してある収納部65に収納する。これはレター折りシートは、下流側の後処理装置Cで綴じ処理などの仕上げ処理する必要がないことと、折りシートを搬送する過程で搬送不良を招くのを避けるためである。一方1/2折シート、1/4Z折シートなどファイリング綴じする必要のあるシートは、第2排紙経路37bから後処理装置Cに搬送する。
【0030】
以下収納部65の構成について説明する。
図2に示すように第1排紙経路37aには排紙口66と、排紙ローラ66rが設けてある。この排紙口66の下流側には収納ボックス65Bが設けてある。この収納ボックス65Bは、折シートの長辺Snと短辺Spを収納する断面形状(矩形形状)で高さ(集積量)Hを有する収納エリアAsを備えている(
図3参照)。この短辺方向長さ(折り幅)Sp、長辺方向長さ(シート幅)Snの底面寸法と高さHの収納エリアAsに排紙口66から折りシートを落下させて収納する。なお、高さHは折シートの積載量から装置設計時に設定する。
【0031】
このとき、落差(排紙口と紙載トレイの段差)が大きいと、集積されているシートの折り間に収納シートが進入する問題と、シートが乱雑に積載される問題と、落下するシート姿勢によってはシート下端縁が折れ曲がる問題が発生する。
【0032】
図4に従って第1排紙経路37aから収納ボックス内に折りシートを収納する方法について説明する。前述したように収納部65に収納する折シートは、3分の1(或いは4分の1)など短辺と長辺を有する矩形形状(以下短冊形状という)に折り畳まれ、長辺Snが排紙方向の前後に位置する姿勢で排紙口66から搬出される。
【0033】
そこで
図4にR1で示すように長辺Snを先頭に搬出される折りシートに対し、排紙方向直交する方向R2に収納エリアAsを形成する。このため紙載トレイ67と、ボックス側壁69R(フロント側壁69Ra,リア側壁69Rb)は排紙直交方向に長手側が位置するように配置する。
【0034】
次に、排紙口66から搬出されるシートの前方側に規制面69Gを設け、排紙口66から送られたシートをこの規制面69Gに沿わせて下方の紙載トレイ67上に落下させる。図示の規制面69Gは収納ボックス65Bのボックス側壁(リア側壁69Rb)で構成している。この規制面69Gは、所定間隔で配置されたボックス側壁69Ra、69Rbの一方で構成することが好ましいが、収納エリアAs内にボックス側壁とは別に独立したガイドレールなどで構成しても良い。
【0035】
収納ボックス65Bは、折りシートの短辺Spと長辺Snを収納する矩形形状で高さHを有する収納エリアAsを内部に形成している。そして排紙口66から収納エリアAsに折りシートを、長辺Snが排紙方向前後に面する姿勢で排出し、この折りシートを短辺Spが前後となる姿勢で
図4R2方向に落下させて紙載トレイ67に収容する。
【0036】
この短辺Spを先頭に落下させる折りシートを、緩やかな速度でトレイ上(積載済みシートの上)に落下させるため、制動機構72が収納エリアAs内に配置してある。この制動機構72は落下するシートの先端縁(
図5;S1)と係合し、その落下速度を減速させる。このため図示の機構は、収納エリア内で排紙口66から紙載トレイ67に向かって落下するシートの先端縁S1と係合する係止面73xを有する羽根部材73と、この羽根部材73をシートの落下方向に回転可能に軸支する軸支部材74と、羽根部材73の回転速度を減速(制動)する制動手段75で構成されている。
【0037】
図4を及び
図5に従って上述した収納エリアAs内部の構成について説明する。
図4は収納ボックス65Bを上面から見た状態を示している。第1排紙経路37aの排紙口66から図示矢印R1方向に排紙ローラ66rで搬出され、この折りシートは長辺Snが排紙方向R1に先端と後端が位置する姿勢で搬出される。このシートの排紙方向前方には規制面69Gが配置され、シート先端縁S1は規制面69Gに突き当たる。この規制面69Gは板状平面或いはリブ状突起のレール面で構成され、この面に沿ってシートが落下するようにその運動を規制する。
【0038】
また、排紙口66にはガイド台68が設けてある。このガイド台68は、排紙ローラ66rを抜けた(離脱した)折りシートが規制面69G側に移動するようにシートを載置支持するガイド面68Gを備えている。このガイド面68Gは
図3に示すように傾斜角度θ2でシート先端縁S1が規制面69Gに突き当たるように傾斜している。この傾斜角度(θ2)は、排紙ローラ66rで搬出したシートの慣性速度と、排紙口66と規制面69Gとの距離に応じてシート先端が未達或いはリバウンドしない適度の角度に設定する。
【0039】
またガイド面68Gは
図4に示すように折りシートの排紙直交方向長さ(長辺長さ)に対してガイド面68Gのシート係合位置が一方に偏った位置に配置されている。これはガイド面68Gの上に乗った折りシートがその一方の端部から先に落下するように落下姿勢を規制するためである。図示のものは右端部とガイド面間距離Sn1と左端部とガイド面間距離Sn2との関係がSn1>Sn2に設定してあるため、ガイド面68Gからシートは重心が傾いた右端部を先頭に落下する。
【0040】
このようにガイド台68は排紙口66から折りシートを規制面69Gに案内するのと同時に排紙口66から送られたシートを直交する一方側の側端縁(
図4右端縁)から紙載トレイ67に落下するように規制する機能を備えている。このため
図4に角度θ3で示すようにガイド面68Gは排紙直交方向に傾斜してシートを支持するようになっている。
【0041】
傾斜角度「θ3=0」のときには、排紙口66を抜けたシートは規制面69Gに突き当たる前にその側端部からトレイ上に落下する恐れがあり、この傾斜角度「θ3」を大きい角度に設定するとガイド面68G上に乗ったシートはなかなか落下しない。このため規制面69Gに先端縁が突き当たった後にリバウンドする恐れがある。従ってガイド面68Gの角度θ3はシート材質、重さ(坪量)などに応じて実験によって最適値に設定する。尚、この傾斜角度θ3は10度〜45度に設定することが望ましい。
【0042】
上記ガイド台68に形成した傾斜角度θ3は次の意味を有している。第1には、上述したようにガイド面68Gに沿って排紙口66からシートを規制面69Gに案内する。第2に排紙口66から搬出された折りシートはガイド台68に案内されて規制面69Gに突き当たった後、紙載トレイ67上に落下する。このとき角度θ3が「ゼロ」(規制面と直角)のときには、折りシートが長辺の一方が先に落下するか、他方が先に落下するか不安定となる。この落下姿勢が不安定であるとトレイ上に積載収納されているシートの折り辺の開口部から折片内部に侵入する。
【0043】
このような整列の不具合を防ぐため、図示の装置はガイド台68を折りシートの一辺(図示のものは排紙方向後端側であるが、排紙方向先端側であっても良い)が先に落下するように折りシートの落下姿勢を規制している。このため、図示の傾斜角度θ3を排紙方向後端側の長辺が先に落下するように角度設定している。
【0044】
紙載トレイ67について説明すると、
図5に示すように排紙口66と段差(高さ)Hを隔てて紙載トレイ67が配置されている。図示の紙載トレイ67は紙載面67aと端縁支持面67bで構成され、紙載面67aはシートを積載収納するトレイ形状に、端縁支持面67bは紙載面67aに支持されたシートの端縁(図示のものはフロント側端面)を支持する壁面形状に形成されている。
【0045】
排紙口66から紙載面67aに落下した折シートは、その端縁(図示のものはフロント側の前端縁)を端縁支持面67bに突き当てて揃える。このため落下したシートの慣性と自重で紙載面上のシートが端縁支持面67bと突き当たるように移動する角度に傾斜角度θ1を設定する。尚、この傾斜角度θ1は15度〜40度に設定することが望ましい。
【0046】
装置ハウジング29のフロントカバーには開閉扉70一体に形成してあり、この開閉扉70には図示しない開閉ハンドルが設けてある。図示70xは開閉扉70の回転支軸である。
【0047】
上記収納エリアAsには、排紙口66から紙載トレイ67上にシートを減速させて緩やかに落下させる制動機構72が配置される。その制動機構について
図5に従って説明する。収納エリアAsには排紙口66からエリア内に進入した折りシートの端縁(
図5右端縁)と係合する羽根部材73が配置してある。
【0048】
この羽根部材73は、1枚もしくは複数枚の羽根部材で構成され、羽根先端が排紙口66から紙載トレイ67に落下するシートの運動軌跡内に配置されていると共に、落下方向(
図5反時計方向)に回転可能に構成されている。従って排紙口66から落下するシートは、その端縁(
図5右端縁)が羽根先端に落下し、羽根の回転に伴って下方に落下することとなる。
【0049】
図示の羽根部材73は4枚の羽根73a、73b、73c、73dで構成され、軸支部材74でシートの落下方向に回転可能に支持されている。軸支部材74は互いに対向するボックス側壁69Rに設けた軸受部材で構成されている。
【0050】
このように構成された羽根部材73には、その回転速度(シート落下方向への回転速度)を減速する制動手段75が設けられている。落下するシートの端縁と係合する羽根部材73の回転速度でシートの落下速度をコントロールすることとなる。このため羽根部材73には回転速度を減速する制動手段75が設けられている。
図3及び
図5(a)には羽根部材73の回転部(軸支部材74)にブレーキ機構76を設ける形態を、
図5(b)には羽根部材73の回転部(軸支部材74)にバランスウェイト77aを設ける形態を示す。
【0051】
図5(a)に示す制動手段75は、羽根部材73の回転支軸74に角度制御カム部材76aが設けてある。このカム部材76aはボックス側壁Rに軸支された板バネ(付勢スプリング)76bで各羽根部材73と圧接するように構成されている。図示の4枚構成の羽根部材73a〜73dでは、カム部材76aは隣接する羽根の間に係合する形状(例えばボール形状)に形成され、板バネ76bが圧接する方向に作用している。
【0052】
その作用は後述するが、羽根部材73が
図7(a)の初期位置のときには羽根をその位置に係止するように作用し、落下するシートの自重で羽根が同図反時計方向に回転するときには、その速度を減速するように作用する。そしてシートが羽根から離れて自重で落下する
図7(b)の状態からカム部材76aは板バネ7bの作用で羽根部材73を回転させて
図7(c)の初期状態に復し、後続するシートの落下に備える。
【0053】
図5(b)に示す制動手段75は、羽根部材73の軸支部材74にバランスウェイト77aが設けてある。図示の羽根部材73は1枚構成であり、軸支部材74を中心に回転可能にボックス側壁69Rに支持してある。そして側壁(若しくは装置フレーム)に形成した第1ストッパ77bと第2ストッパ77c間で角度γで揺動可能となっている。羽根部材73には一体的にバランスウェイト77aが設けてあり、羽根部材73を落下初期段階のシート先端と係合する位置に保持している。このバランスウェイト77aは落下するシートより軽量の重錘で構成され、排紙口66から落下したシートの速度を軽減する重量差(シート重量−重錘重量>0)で構成されている。
【0054】
次に上述のように構成された収納ボックス65Bの折シート収納動作について説明する。
図6は第1排紙経路37aから送られた折りシートを収納エリアAsに収納する状態を示し、
図7は排紙口66から紙載トレイ67に落下するシートの動作を示す。
【0055】
短冊状に3つ折りされたシートは第1排紙経路37aからその長辺Snが排紙方向前後となる姿勢で第1排紙方向(
図6:R1)に搬出される。この折シートはガイド台68のガイド面68Gに沿って規制面69Gに突き当てられる。このシートは規制面69Gに突き当った後、この面に沿って落下する。この落下方向は排紙方向R1と直交する方向で図示R2方向に短辺Spを前後とする姿勢で落下する。このように排紙方向から直交する方向に落下させてシートを収納させる収納エリアAsが形成してある。
【0056】
収納エリアAsには、シートが落下する運動軌跡内に羽根部材73が設けられ、シートの先端S1(
図7右端)は係止面73xに係止される。このとき羽根部材73はシートの落下方向に回転自在であると共に制動手段75が作用している。この制動手段75はシートの落下速度を減速するブレーキ機構、バランスウェイトなどで構成されている。従って排紙口66から落下するシートは羽根部材73で減速され緩やかに紙載トレイ67上に落下することとなる。
【0057】
このように羽根部材73は折りシートを緩やかにトレイ上に案内すると共に、シートの端縁が他の構造物引っ掛かってジャムするのを防止する。そして羽根部材73は折りシートの端縁をトレイ上に案内した後には
図7(c)に示すように、シート先端が羽根の係止面73xから離れた後には同図(a)の初期状態に復帰する。この復帰は付勢スプリングのバネ力或いは重錘の作用で行う。
【0058】
[折り処理仕様]
次に上述の折り処理機構によるシート折り方法について
図8に従って説明する。通常の画像形成されたシートは、レター仕上げのために二つ折り又は三つ折りする場合がある。また、三つ折りのときには外三つ折りと内三つ折りする場合がある。
図8(a)に内三つ折り、(b)に外三つ折り、(c)にZ折りする形態をそれぞれ示す。
【0059】
そして二つ折りの場合には、第1スイッチバック経路34に送ったシートを第1第2折りロール49、41bでシートサイズの1/2位置或いはシート端部に余白を残してその1/2位置を折り合わせる(一次折り)。
【0060】
また、三つ折りの場合には、第1スイッチバック経路34に送ったシートを第1第2ロール49、41bでシートサイズの1/3位置を折り合わせる(一次折り)。この折りシートを第1第3ロール49、50で残りのシートを1/3位置で折り合わせて(二次折り)第1排紙経路37aに送る。
【0061】
また三つ折りの場合に、
図8(a)に示すように内三つ折りする場合は第1スイッチバック経路34に送られたシートを第1第2折りロール49、41bでシート後端側1/3位置を折り合わせ、次いでシート先端側1/3位置を折り合わせる。同様に
図8(b)に示すように外三つ折りのときには、第1スイッチバック経路34に送られたシートを第1第2折りロール49、41bでシート先端側1/3位置を折り合わせ、次いでシート後端側1/3位置を折り合わせる。
【0062】
更に三つ折りの場合に、
図8(c)に示すZ折りするときには、第1スイッチバック経路34に送られたシートを第1第2折りロール49、41bでシート後端側1/4位置を折り合わせ、次いでシートの1/2位置を折り合わせる。
【0063】
また、封筒サイズに合わせて三つ折りの折幅を広くして余白を残す場合がある。内三つ折りする場合にはシートサイズの1/3位置より少し後端側を折り合わせ(一次折り)、次いでシート先端側を一次折りしたシート幅と略同幅位置で折り合わせる(二次折り)。同様に外三ツ折りのときには、シート先端側の1/3位置より少し先端側を折り合わせ、次いでシート後端側を一次折りしたシート幅と略同幅位置で折り合わせる(二次折り)。つまり三つ折りシートに余白を残す場合は、二次折りシート辺が長くなるように折り合わされる。
【0064】
[二つ折りモードの折り動作]
上述の折り動作において、シートを二つ折りするモードでは、
図1に示すように画像形成装置Aから排紙指示信号と同時に折り処理するか否かのモード指示信号を受ける。すると制御手段(不図示)は、折り目位置を算出する。そこで制御手段は、二つ折りモードのときには、第1センサSe1がシート先端を検知する。この検知信号から折目位置算出手段で算出されたシートの長さに相当するシートの送り時間の経過後に第1シート偏向手段53を待機位置から作動位置に移動する。この移動はシフトモータ(不図示)の回転で制御する。
【0065】
第1シート偏向手段53の昇降部材53cが作動位置に移動する過程で、シート搬入経路32のシートは、折り目位置を基準にニップ部Np1に向けて歪曲される。そして第1シート偏向手段53の従動ローラ53aが第1折りロール49の周面に当接するとシートはたぐり寄せられて折り目位置からニップ部Np1に挿入される。
【0066】
このとき制御手段は、二つ折りモードでは第1センサSe1からの検知信号を基準にシートの折り目がニップ部Np1に挿入された見込み時間の後、第2シート偏向手段54を作動位置に移動する。この見込み時間はシートの折り目位置がニップ部Np1に挿入され、その折りシート先端が第2シート偏向手段54に到達する前の時間に設定されている。従って折りシート先端は、第2シート偏向手段54に案内されて第1折りロール49の周面に沿うこととなる。
【0067】
これと同時に、作動位置に位置する従動ローラ54aは第3折りロール50の回転に従動して回転するため、折りシートの先端がニップ部Np2から逸れる方向にカールしていても、従動ローラ54aと第3折りロール50の回転で確実にニップ部Np2に案内されることとなる。
【0068】
そこで制御手段は、ニップ部Np2から排紙経路37に搬出された折りシートを、シート搬入経路32に搬出する。そして制御手段は第2シート偏向手段54を作動位置に位置させた状態で後続するシートの処理に備える。図示のものは第1シート偏向手段53を待機位置に位置させる関係で、これと相反的に位置移動する第2シート偏向手段54を作動位置に位置させているが、排紙経路37に配置した排紙センサSe3の検出信号で第2シート偏向手段54を待機位置に移動するように構成することも可能である。
【0069】
[三つ折りモードの折り動作]
シートを三つ折りするモードでは、制御手段は画像形成装置Aから排紙指示信号と同時に折り処理するか否かのモード指示信号を受ける。すると制御手段は、折り目位置を折目位置算出手段で算出する。そこで制御手段は、三つ折りモード(のときには、第1センサSe1がシート先端を検知する。
【0070】
この検知信号から図示しない折目位置算出手段で算出されたシートの長さに相当するシートの送り時間の経過後に第1シート偏向手段53を待機位置から作動位置に移動する。この移動はシフトモータの回転で制御する。
【0071】
第1シート偏向手段53の昇降部材53cが作動位置に移動する過程で、シート搬送経路32のシートは、折り目位置を基準にニップ部Np1に向けて歪曲される。そして第1シート偏向手段53の従動ローラ53aが第1折りロール49の周面に当接するとシートはたぐり寄せられて折り目位置からニップ部Np1に挿入される。このとき制御手段は、三つ折りモードではシート先端を第2センサSe2が検出するのを待つ。
【0072】
第2センサSe2がシート先端を検出した信号を基準に制御手段はシートの二次折り目位置が所定位置に到達する見込み時間の後、第2シート偏向手段54を作動位置に移動する。この見込み時間は折目位置算出手段の算出値で設定する。そこでシートは従動ローラ54aから搬送力を付与されてニップ部Np2に挿入される。このシート先端を排紙センサSe3が検知し、折仕様に応じて第1排紙経路37aまたは第2排紙経路37bに排出する。
【0073】
[画像形成装置]
画像形成装置Aは
図1に示すように次の構成を備えている。この装置は、給紙部3からシートを画像形成部7に送り、画像形成部7でシートに印刷した後、本体排紙口18らシートを搬出する。給紙部3は複数サイズのシートが給紙カセット4a、4bに収納してあり、指定されたシートを1枚ずつ分離して画像形成部7に給送する。画像形成部7は例えば静電ドラム8と、その周囲に配置された印字ヘッド(レーザ発光器)9と現像器10と、転写チャージャ11と定着器12が配置され、静電ドラム8上にレーザ発光器9で静電潜像を形成し、これに現像器10でトナーを付着し、転写チャージャ11でシート上に画像を転写し、定着器12で加熱定着する。
【0074】
このように画像形成されたシートは本体排紙口18から順次搬出される。図示13は循環経路であり、定着器12から表面側に印刷したシートを、本体スイッチバック経路14を介して表裏反転した後、再び画像形成部7に給送してシートの裏面側に印刷する両面印刷の経路である。このように両面印刷されたシートは本体スイッチバック経路14で表裏反転された後本体排紙口18から搬出される。
【0075】
図示20は画像読取部であり、プラテン21上にセットした原稿シートをスキャンユニット22で走査し、図示しない光電変換素子で電気的に読み取る。この画像データは画像処理部で例えばデジタル処理された後、データ記憶部16に転送され、前記レーザ発光器9に画像信号を送る。また、図示25はフィーダ装置であり、スタッカ26に収容した原稿シートをプラテン21に給送する。
【0076】
上記構成の画像形成装置Aには図示しない制御部(コントローラ)が設けられ、コントローラパネル15から画像形成条件、例えばシートサイズ指定、カラー・モノクロ印刷指定、プリント部数指定、片面・両面印刷指定、拡大・縮小印刷指定などのプリントアウト条件が設定される。
【0077】
一方、画像形成装置Aには上記スキャンユニット22で読み取った画像データ或いは外部のネットワークから転送された画像データがデータ記憶部16に蓄積され、このデータ記憶部16から画像データはバッファメモリ17に転送され、このバッファメモリ17から順次印字ヘッド9にデータ信号が移送されるように構成されている。
【0078】
上記コントローラパネル15からは画像形成条件と同時に後処理条件も入力指定される。この後処理条件は例えば「プリントアウトモード」「ステープル綴じモード」「シート束折りモード」などが選定される。この後処理条件には前述したシート折り装置Bにおける折仕様が設定される。
【0079】
[後処理装置]
後処理装置Cは
図1に示すように次の構成を備えている。この装置は装置ハウジング78にシート受入口79と、排紙スタッカ80と、後処理経路81を備えている。シート受入口79は前述のシート折り装置Bの搬出口31に連結され、シート搬送経路32又は第2排紙経路37bからのシートを受け入れるように構成されている。
【0080】
後処理経路81はシート受入口79からのシートを排紙スタッカ80に案内するように構成され、この経路中に処理トレイ82が設けられている。処理トレイ82にはステップラユニット87が配置されている。処理トレイ82は、後処理経路81からのシートをスイッチバック(搬送方向反転)搬送させてトレイ上に設けられた後端規制部材(不図示)に部揃え集積する。このためトレイ上方には排紙口84からのシートをスイッチバックさせる正逆転ローラ85が設けられている。また上記処理トレイ82は排紙スタッカ80に連なり、排紙口84からのシートを先端側は排紙スタッカ80で、後端側は処理トレイ82で支持する(ブリッジ支持)ようになっている。尚、排紙スタッカ80には図示しないがシートの積載量に応じて昇降するエレベータ機構が備えられている。