特許第5896260号(P5896260)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許5896260ブナシメジの栽培方法及びそれに用いる菌掻き機
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5896260
(24)【登録日】2016年3月11日
(45)【発行日】2016年3月30日
(54)【発明の名称】ブナシメジの栽培方法及びそれに用いる菌掻き機
(51)【国際特許分類】
   A01G 1/04 20060101AFI20160317BHJP
【FI】
   A01G1/04 104C
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-141210(P2015-141210)
(22)【出願日】2015年7月15日
【審査請求日】2015年8月4日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】507097486
【氏名又は名称】有限会社沼田
(74)【代理人】
【識別番号】100128794
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 庸悟
(72)【発明者】
【氏名】沼田 浩徳
【審査官】 竹中 靖典
(56)【参考文献】
【文献】 特開平09−135628(JP,A)
【文献】 特開昭63−063316(JP,A)
【文献】 特開2003−158921(JP,A)
【文献】 特開2000−333533(JP,A)
【文献】 特開平05−041925(JP,A)
【文献】 実公昭50−005794(JP,Y1)
【文献】 特開昭55−048324(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01G 1/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
円形の瓶口を有するきのこ栽培瓶に充填・殺菌されたきのこ培地の上に、ブナシメジの種菌の層が形成されるように、前記種菌を前記きのこ栽培瓶に入れて接種し、ブナシメジの菌糸が前記きのこ培地に蔓延するように培養して前記種菌が上層を形成する菌床をつくり、該菌床の上面中央部に縦穴を形成して該縦穴が設けられた部位におけるきのこの生長を阻止するように、該縦穴を、丸棒状であって先端の尖った部分を除いて棒の直径の寸法に対して棒の長さの寸法が大きく設けられている棒状の突き部材によって、前記菌床の上面中央部を菌糸が切断されるように押圧して突き切ることで形成することを特徴とするブナシメジの栽培方法。
【請求項2】
前記菌床の上面中央部に前記縦穴を形成する工程の前に、前記菌床の上面の最上層について、前記種菌の層が少なくとも層状に残るように掻き取る工程がなされることを特徴とする請求項1記載のブナシメジの栽培方法。
【請求項3】
前記菌床の円形上面の周縁部を掻き取り、子実体が発生する菌床の上面部位をリング状に形成することを特徴とする請求項1又は2記載のブナシメジの栽培方法。
【請求項4】
前記菌床の子実体が発生する上面部位が、押圧されることで全体形状として凸曲面に設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のブナシメジの栽培方法。
【請求項5】
前記請求項4記載のブナシメジの栽培方法に用いられる菌掻き機であって、前記縦穴と、前記凸曲面とを形成するように、前記棒状の突き部材が凹曲面部材の凹曲面に突起した形態に設けられた菌床上面形成用の押圧具を備えることを特徴とするブナシメジの栽培方法に用いられる菌掻き機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、円形の瓶口を有するきのこ栽培瓶に充填・殺菌されたきのこ培地の上に、ブナシメジの種菌の層が形成されるように、前記種菌を前記きのこ栽培瓶に入れて接種し、ブナシメジの菌糸が前記きのこ培地に蔓延するように培養して前記種菌が上層を形成する菌床をつくってブナシメジを栽培するブナシメジの栽培方法及びそれに用いる菌掻き機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来からブナシメジの栽培方法としては、菌糸がきのこ栽培瓶内のきのこ培地全体に蔓延した後、きのこの子実体の発芽を促すために、いわゆる「まんじゅう掻き」という方法によって菌掻きを行っている。この方法は、きのこ培地に接種した種菌の層による菌床の上層を、上面中央部に凸面形状が押圧・形成されるように残して周縁部を掻き取るもので、均一な発芽を促すことができる。
【0003】
これに対して、先行技術としては、常法により本しめじ栽培ビンに種菌を接種し、ビン内培養基に2次菌糸がまんえんして熟成を完了した時期に前記接種された種菌の中心部分を押圧するとともに種菌表面に凹溝を刻設し、この中心部分を残して外周部分について菌床荒らし操作を行なうことを特徴とする本しめじ発芽処理方法(特許文献1参照)が開示されている。
【0004】
また、他の先行技術としては、きのこ栽培瓶に充填した培地に種菌を植菌し、菌糸を培養して成る培養基の表層部を削り、該培養基の表面を中央部が盛り上がった凸状に形成してきのこを発生させるブロック状きのこの栽培方法、及び前記培養基の表面を中央部が盛り上がった凸状に形成すべく、菌掻きを行う菌掻き刃を具備するブロック状きのこ栽培装置(特許文献2参照)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開昭55−48324号公報(請求項2、第1図)
【特許文献2】特開平5−41925号公報(第1頁、第3図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ブナシメジの栽培方法及びそれに用いる菌掻き機に関して解決しようとする問題点は、きのこが生長する過程において、菌床の上面中央部が持ち上げられて、その菌床の上層部が剥離することで菌子が断続して子実体の生長が阻害されることにある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、菌床の剥離現象を防止してブナシメジの子実体を確実に生長させることができるブナシメジの栽培方法及びそれに用いる菌掻き機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明にかかるブナシメジの栽培方法の一形態によれば、円形の瓶口を有するきのこ栽培瓶に充填・殺菌されたきのこ培地の上に、ブナシメジの種菌の層が形成されるように、前記種菌を前記きのこ栽培瓶に入れて接種し、ブナシメジの菌糸が前記きのこ培地に蔓延するように培養して前記種菌が上層を形成する菌床をつくり、該菌床の上面中央部に縦穴を形成して該縦穴が設けられた部位におけるきのこの生長を阻止するように、該縦穴を、丸棒状であって先端の尖った部分を除いて棒の直径の寸法に対して棒の長さの寸法が大きく設けられている棒状の突き部材によって、前記菌床の上面中央部を菌糸が切断されるように押圧して突き切ることで形成することを特徴とする。
【0010】
また、本発明にかかるブナシメジの栽培方法の一形態によれば、前記菌床の上面中央部に前記縦穴を形成する工程の前に、前記菌床の上面の最上層について、前記種菌の層が少なくとも層状に残るように掻き取る工程がなされることを特徴とすることができる。
【0011】
また、本発明にかかるブナシメジの栽培方法の一形態によれば、前記菌床の円形上面の周縁部を掻き取り、子実体が発生する菌床の上面部位をリング状に形成することを特徴とすることができる。
【0012】
また、本発明にかかるブナシメジの栽培方法の一形態によれば、前記菌床の子実体が発生する上面部位が、押圧されることで全体形状として凸曲面に設けられることを特徴とすることができる。
【0014】
また、本発明にかかるブナシメジの栽培方法に用いる菌掻き機の一形態によれば、前記縦穴と、前記凸曲面とを形成するように、前記棒状の突き部材が凹曲面部材の凹曲面に突起した形態に設けられた菌床上面形成用の押圧具を備えることを特徴とすることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明のブナシメジの栽培方法及びそれに用いる菌掻き機によれば、菌床の剥離現象を防止してブナシメジの子実体を確実に生長させることができるという特別有利な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明に係るブナシメジの栽培方法において、菌床がつくられる工程例を示す断面図である。
図2】本発明に係るブナシメジの栽培方法において、菌床の上面を薄く掻き取る菌掻き工程例を示す断面図である。
図3】本発明に係るブナシメジの栽培方法において、菌床の発芽面を形成する菌掻き工程例を示す断面図である。
図4】本発明に係るブナシメジの栽培方法において、図2及び3の連続した菌掻き工程を経ることによって形成された菌床の形態例を示す断面図である。
図5】本発明に係るブナシメジの栽培方法において、生長された子実体の形態例を示す断面図である。
図6】本発明に係るブナシメジの栽培方法に用いる菌掻き機において、菌床の上面を薄く掻き取る装置(刃付き菌掻き具)の形態例を示す平面図である。
図7】本発明に係るブナシメジの栽培方法に用いる菌掻き機において、菌床の上面を形成する装置(菌床上面形成用の押圧具)の形態例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係るブナシメジの栽培方法及びそれに用いる菌掻き機の形態例を、添付図面(図1〜7)に基づいて詳細に説明する。本発明によれば、従来のブナシメジの栽培方法とは、菌掻きの工程が相違し、より品質に優れたブナシメジを生産することができる。
【0019】
本発明に係るブナシメジの栽培方法では、図1に示すように、先ず、円形の瓶口を有するきのこ栽培瓶10に充填・殺菌されたきのこ培地21の上に、ブナシメジの種菌22の層が形成されるように、その種菌22をきのこ栽培瓶10に入れて接種し、ブナシメジの菌糸がきのこ培地21に蔓延するように培養して種菌22が上層を形成する菌床20をつくる。そして、図3〜5に示すように、その菌床20の上面中央部に縦穴25を形成してその縦穴25が設けられた部位におけるきのこの生長を抑制或いは阻止することを特徴とする。
【0020】
これによれば、菌床20の上面中央部に縦穴25が形成されるため、その部位を持ち上げて剥離させようとする方向のきのこの生長(菌糸の生長や子実体の生長)が抑制或いは阻止される。このため、菌床20の剥離現象を防止でき、ブナシメジの子実体51を確実に生長させることができる。
【0021】
また、本形態例では、菌床20の上面中央部に形成される縦穴25が、図3及び7に示すように、棒状の突き部材によって菌床20が押圧されて突き切られることで形成される。これによれば、縦穴25が形成される部分の菌糸が切断されると共に、種菌22で形成された菌床20の上面中央部(種菌22による上層の中央部位)が、きのこ培地21の側へ押し付けられて圧迫・密着される。このため、菌床20の剥離現象をより確実に防止してブナシメジの子実体51を確実に生長させることができる。
【0022】
なお、菌床20の上面中央部に縦穴25を形成する方法としては、本形態例に限定されることはなく、例えば、掻き取ることや、抜き取るように切り取ることによっても縦穴25を形成することができる。それによっても菌床20の上面中央部を持ち上げて剥離させようとするきのこの生長を実質的になくすことができ、菌床20の剥離現象を防止できる。
【0023】
また、図2に示すように、菌床20の上面中央部に縦穴25を形成する工程(図3参照)の前に、菌床20の上面の最上層について、種菌22の層が少なくとも層状に残るように掻き取る工程がなされるとよい。本形態例では、菌床20の最上層の厚さ(深さ)が2〜3mm程度の表層部を、図2及び6に示したような同心に配された三枚の刃を備える刃付き菌掻き具40が回転することによって、水平に薄く除去する工程になっている。
【0024】
これによれば、劣化した菌床20の表層部が適切に除かれるため、発芽面として活性化することができ、均一な発芽を促すことができる。すなわち、子実体51の芽が均一に揃った状態で発芽する。また、きのこの子実体51の生長を促進することができ、栽培期間を短縮して生産性を向上できる。さらに、子実体51の生長が揃うため、小さな子実体の発生が抑制され、きのこの重量も増える増収効果もある。
【0025】
なお、菌床20の表層部を薄く除去する菌掻き具としては、本形態例に限定されることなく、例えば、刃の枚数が本形態例とは異なる刃付き菌掻き具を用いてもよいのは勿論である。すなわち、菌床20の表面を荒らすことで発芽が阻止されるような菌掻き工程を行うものではなく、菌床20の表層部を薄く剥ぎ取って発芽を促進する発芽面となるような菌掻きができる菌掻き具を用いればよい。
【0026】
また、本形態例では、菌床20の円形上面の周縁部26を掻き取り、子実体51が発生する菌床20の上面部位をリング状に形成している。これによれば、掻き取られた周縁部26については、縦穴25の部位と共に、きのこの発芽ができにくくなるため、発芽できる菌床20の上面の範囲を制限することができる。これによれば、きのこの生長に関して子実体51の数と大きさのバランスを取ることができ、きのこが所望のサイズの笠に生長するように調整することができる。
【0027】
なお、この菌床20の円形上面の周縁部26を掻き取る工程は、その周縁部26に子実体51が発生することを阻止するものであり、本形態例に限定されることはない。すなわち、子実体51が発生することを阻止する方法としては、菌床20の上面を荒らす方法や、菌床20の上面を強く圧縮しつつ擦る方法などを採用することもできる。
【0028】
また、本形態例では、菌床20の子実体51が発生する上面部位が、押圧されることで全体形状として凸曲面23に設けられている。この全体形状は、従来のまんじゅう掻きと同様の形態となっており、同等の効果を得ることができる。これによれば、適度な発芽を促すように菌床20の上面に適切な衝撃を与えることができ、子実体51の数と大きさのバランスを取るように、適切な発芽をさせることができる。
【0029】
次に、本発明のブナシメジの栽培方法に用いられる菌掻き機について説明する。
図3及び7に示すように、本発明の菌掻き機は、縦穴25と、菌床20の上面の凸曲面23とを形成するように、棒状の突き部材33が凹曲面部材31の凹曲面32に突起した形態に設けられた菌床上面形成用の押圧具30を備える。凹曲面部材31は、その凹曲面32が、図3及び7に示すようにパラボラアンテナの内面のように形成されており、菌床20の上面に接触して所定の圧力を与えて凸曲面23を形成する。また、凹曲面32に突起した形態の棒状の突き部材33が、前述したように縦穴25を形成する。
【0030】
また、図3及び7に示す本発明の菌掻き機によれば、縦穴25と凸曲面23とを形成するのと同時に、周縁部26を掻き取ることができる。すなわち、菌床上面形成用の押圧具30が、押圧用バネ34の付勢力を介して、菌床20の上面に接触して凸曲面23と縦穴25を形成するのと同時に、周縁用の菌掻き片35が旋回し、周縁部26を掻き取る。
【0031】
なお、周縁用の菌掻き片35は、菌床上面形成用の押圧具30の周囲を旋回可能に配され、動力伝達部材36によって電動モータなどの駆動装置(図示せず)の回転動力が伝達されるように設けられている。
また、反転されたきのこ栽培瓶10は、瓶口が嵌るガイド部材37によって保持され、そのガイド部材37がガイド部材用バネ38の付勢力に抗して移動することで、菌床上面形成用の押圧具30と周縁用の菌掻き片35とが、菌床20に徐々に深く接触して菌掻きの作業がなされるように構成されている。なお、本形態例の押圧用バネ34やガイド部材用バネ38は、コイルスプリングによって構成されているが、これに限定されず、他の弾性部材によって設けられていてもよい。
【0032】
本形態例の棒状の突き部材33は、断面円形の丸棒状(円柱状)で、棒の直径の寸法に対して棒の長さの寸法が大きく設けられている。また、先端の尖った部分(テーパ部分)を除いても、棒の直径の寸法に対して棒の長さの寸法の方が大きく設けられている。本形態例では、棒の直径の寸法に対して棒の長さの全長寸法が3倍程度に設けられている。
【0033】
これによれば、菌床20の上面中央部に形成される縦穴25を深い穴に形成することができるため、その部位を持ち上げようとする方向のきのこの生長(菌糸の生長や子実体の生長)をより確実に阻止することができる。このため、菌床20の剥離現象を防止してブナシメジの子実体51をより確実に生長させることができる。
【0034】
このブナシメジの栽培方法によって栽培されるブナシメジ50は、図5に示すように、石づき52の端面中央部に凹部53が形成されている。従って、生産されたブナシメジ50を検査することで、その栽培方法が本発明によるものか否かを容易に判断することができる。
【0035】
本発明は、ブナシメジの栽培方法について説明してきたが、ブナシメジと同等の性質を有して同等の栽培方法で生産されるきのこ(ブナシメジに類似するきのこ)についても好適に適用できることは勿論である。
【0036】
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
【符号の説明】
【0037】
10 きのこ栽培瓶
20 菌床
21 きのこ培地
22 種菌
23 凸曲面
25 縦穴
26 周縁部
30 菌床上面形成用の押圧具
31 凹曲面部材
32 凹曲面
33 棒状の突き部材
34 押圧用バネ
35 周縁用の菌掻き片
36 動力伝達部材
37 ガイド部材
38 ガイド部材用バネ
40 刃付き菌掻き具
50 ブナシメジ
51 子実体
52 石づき
53 凹部
【要約】      (修正有)
【課題】菌床の剥離現象を防止してブナシメジの子実体を確実に生長させることができるブナシメジの栽培方法及びそれに用いる菌掻き機を提供する。
【解決手段】円形の瓶口を有するきのこ栽培瓶10に充填・殺菌されたきのこ培地21の上に、ブナシメジの種菌22の層が形成されるように、種菌22をきのこ栽培瓶10に入れて接種し、ブナシメジの菌糸がきのこ培地21に蔓延するように培養して種菌22が上層を形成する菌床20をつくり、該菌床20の上面中央部に縦穴25を形成して該縦穴25が設けられた部位における子実体51の発生を抑制或いは阻止する。
【選択図】図5
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7