【実施例】
【0062】
以下、参考例、実施例及び試験例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、これらは本発明を限定するものではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。
【0063】
以下の参考例及び実施例においてカラムクロマトグラフィーを使用して精製した際の「KP−Sil」にはBiotage社SNAPCartridge KP−Sil、「HP−Sil」にはBiotage社SNAPCartridge HP−Sil、「KPNH」にはBiotage社SNAPCartridge KP−NHを使用した。以下の参考例及び実施例の後処理操作の際の「ISOLUTE Phase Separator」にはBiotage社ISOLUTE Phase Separatorを使用した。
【0064】
以下の参考例および実施例において、薄層クロマトグラフィー(PTLC)による精製はSilica gel 60F254(メルク社製)を使用した。
【0065】
以下の参考例および実施例において、分取高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による精製は以下の条件により行った。ただし、塩基性官能基を有する化合物の場合、本操作でトリフルオロ酢酸を用いたときには、フリー体を得るための中和操作等を行う場合がある。
機械:Gilson社 TrilutionLC
カラム:Waters社 SunFire prep C18 OBD 5.0μm 30x50mm 又はYMC社 YMC−Actus Triant 5.0μm 50x30mm
溶媒:A液;0.1%トリフルオロ酢酸含有水、B液;0.1%トリフルオロ酢酸含有アセトニトリル
グラジエント:0分(A液/B液=90/10)、11分(A液/B液=20/80)、12〜13.5分(A液/B液=5/95)
流速:40mL/min
検出法:UV 254nm
【0066】
以下の参考例および実施例において、高速液体クロマトグラフィーマススペクトル(LCMS)は以下の2種類の条件により測定した。
条件1
測定機械:Agilent社 Agilent2900及びAgilent6150
カラム:Waters社 Acquity CSH C18 1.7μm 2.1x50mm
溶媒:A液;0.1%ギ酸含有水、B液;0.1%ギ酸含有アセトニトリル
グラジエント:0分(A液/B液=80/20)、1.2〜1.4分(A液/B液=1/99)
流速:0.8mL/min、検出法:UV 254nm
イオン化法:電子衝撃イオン化法(ESI:Electron Spray Ionization)
条件2
測定機械:SHIMADZU社 LCMS−2010EV
カラム:SHIMADZU社 Shim−pack XR−ODS 2.2μm 2.0mmI.D.x30mm
溶媒:A液;0.1%ギ酸含有水、B液;0.1%ギ酸含有アセトニトリル
グラジエント:0分(A液/B液=90/10)、1分(A液/B液=60/40)、2分(A液/B液=0/100)、2.5分(A液/B液=0/100)
流速:0.6mL/min、検出法:UV 254nm
イオン化法:電子衝撃イオン化法(ESI:Electron Spray Ionization)及び大気圧化学イオン法(APCI:Atomospheric Pressure Chemical Ionization)
【0067】
以下の参考例および実施例において、マススペクトル(MS)は以下の条件により測定した。
MS測定機器:SHIMADZU社 LCMS−2010EVあるいはmicromass社 Platform LC
【0068】
以下の実施例において、ラセミ体の分析は以下の13種類の条件のいずれかにより実施した。
条件1
測定機械:Agilent社 Agilent1100
カラム:CHIRALPAK AD−3(ダイセル、4.6mm*250mm)
流速:1.0mL/min
移動相:ヘキサン/エタノール=30/70
条件2
測定機械:Waters社 Waters2695及び2998
カラム:CHIRALPAK IB(ダイセル、4.6mm*250mm)
流速:1.0mL/min
移動相:ヘキサン/エタノール=90/10
条件3
測定機械:Waters社 Waters2695及び2998
カラム:CHIRALPAK IB(ダイセル、4.6mm*250mm)
流速:1.0mL/min
移動相:ヘキサン/2−プロパノール=30/70
条件4
測定機械:Agilent社 Agilent1100
カラム:CHIRALPAK AD−3(ダイセル、4.6mm*150mm)
流速:1.0mL/min
移動相:ヘキサン/エタノール=20/80
条件5
測定機械:Agilent社 Agilent1100
カラム:CHIRALPAK IB−3(ダイセル、4.6mm*150mm)
流速:1.0mL/min
移動相:ヘキサン/エタノール=50/50
条件6
測定機械:Waters社 Waters996及び2795
カラム:CHIRALPAK AD−3(ダイセル、4.6mm*150mm)
流速:1.0mL/min
移動相:ヘキサン/2−プロパノール=0/100
条件7
測定機械:Agilent社 Agilent1100
カラム:CHIRALPAK IB−3(ダイセル、4.6mm*150mm)
流速:1.0mL/min
移動相:ヘキサン/エタノール=70/30
条件8
測定機械:Waters社 Waters996及び2795
カラム:CHIRALPAK IB−3(ダイセル、4.6mm*150mm)
流速:1.0mL/min
移動相:ヘキサン/2−プロパノール=30/70
条件9
測定機械:Agilent社 Agilent1100
カラム:CHIRALPAK AD−3(ダイセル、4.6mm*150mm)
流速:1.0mL/min
移動相:ヘキサン/エタノール=30/70
条件10
測定機械:Agilent社 Agilent1100
カラム:CHIRALPAK IB−3(ダイセル、4.6mm*150mm)
流速:1.0mL/min
移動相:ヘキサン/エタノール=90/10
条件11
測定機械:Agilent社 Agilent1100
カラム:CHIRALPAK IB−3(ダイセル、4.6mm*150mm)
流速:1.0mL/min
移動相:ヘキサン/エタノール=80/20
条件12
測定機械:Waters社 Waters996及び2795
カラム:CHIRALPAK ID−3(ダイセル、4.6mm*150mm)
流速:1.0mL/min
移動相:ヘキサン/2−プロパノール=50/50
条件13
測定機械:Waters社 Waters996及び2795
カラム:CHIRALPAK IA−3(ダイセル、4.6mm*150mm)
流速:1.0mL/min
移動相:ヘキサン/2−プロパノール=20/80
【0069】
以下の実施例において、旋光度分析は以下の条件により測定した。
測定機械:日本分光社 JASCO P−2300
【0070】
以下の参考例および実施例において、マイクロウェーブ反応装置はInitiator(Biotage AB)を用いて実施した。
【0071】
以下の参考例および実施例において、化合物名はACD/Name (ACD/Labs 12.01, Advanced Chemistry Development Inc.)により命名した。
【0072】
参考例及び実施例中、以下の用語及び試薬は下記のように表記した。
Na
2SO
4(無水硫酸ナトリウム)、MgSO
4(無水硫酸マグネシウム)、Cs
2CO
3(炭酸セシウム)、NaHCO
3(炭酸水素ナトリウム)、TFA(トリフルオロ酢酸)、THF(テトラヒドロフラン)、DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)EtOAc(酢酸エチル)、CHCl
3(クロロホルム)、HATU[O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム ヘキサフルオロホスファート]、DIPEA(N,N−ジイソプロピルエチルアミン)、TEA(トリエチルアミン)、MsCl(塩化メタンスルホニル)、NaBH
4(水素化ホウ素ナトリウム)、LiBH
4(水素化ホウ素リチウム)。
【0073】
参考例1 (±)−エチル 3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル]−1,3−オキサゾリジン−2−カルボキシラート
【0074】
【化12】
【0075】
グリオキシル酸エチル(ポリマー型、47%トルエン溶液)(13.4mL、63.5mol)のCHCl
3(260mL)溶液に、活性化したモレキュラシーブ4A(200g)、2−アミノエタノール(4.0mL、66.1mmol)を加え、室温で24時間撹拌した。セライト(登録商標)濾過によりモレキュラシーブ4Aを濾別後、減圧下溶媒を留去し、淡黄色油状物を得た。5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)安息香酸(2.7g、13.2mmol)のCHCl
3(130mL)溶液に、塩化チオニル(1.4mL、19.8mmol)を滴下し、75℃で5時間撹拌した。室温に放冷後、溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧下留去した。得られた残渣のCHCl
3(100mL)溶液に氷水冷却下、TEA(3.7mL、26.4mmol)と上記反応で得られた淡黄色油状物のCHCl
3(30mL)溶液を加え、室温まで昇温し3時間撹拌した。反応混合物に水を加え、CHCl
3で抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 150g、hexane/EtOAc=88/12〜0/100)にて精製することにより表題化合物(3.6g)を得た(淡黄色油状物)。
MS (ESI/APCI Dual pos.) m/z : 331 [M+H]
+【0076】
参考例2 (±)−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0077】
【化13】
【0078】
参考例1で得られた(±)−エチル 3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル]−1,3−オキサゾリジン−2−カルボキシラート(4.0g、12.1mmol)のMeOH(60mL)溶液に、氷水冷却下NaBH
4(4.6g、121mmol)を少しずつ加え1時間撹拌した。室温まで昇温後、1時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、CHCl
3で抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 100g、hexane/EtOAc=88/12〜0/100)にて精製することにより表題化合物(3.6g)を得た(無色油状物)。
MS (ESI/APCI Dual pos.) m/z : 289 [M+H]
+【0079】
参考例3 (±)−エチル 3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル]−1,3−オキサジナン−2−カルボキシラート
【0080】
【化14】
【0081】
グリオキシル酸エチル(ポリマー型、47%トルエン溶液)(4.3mL、20.4mol)、3−アミノプロパン−1−オール(1.6mL、20.4mmol)、5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)安息香酸(1.0g、4.9mmol)を用い、参考例1と同様の手法により表題化合物(1.3g)を得た(無色固体)。
MS (ESI pos.) m/z : 367 [M+Na]
+【0082】
参考例4 (±)−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0083】
【化15】
【0084】
参考例3で得られた(±)−エチル 3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル]−1,3−オキサジナン−2−カルボキシラート(0.50g、1.5mmol)のTHF(5mL)溶液にLiBH
4のTHF溶液(0.97mL、2.9mmol)を加え室温で2時間撹拌した。反応混合物に水を加え、CHCl
3で抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 25g、hexane/EtOAc=88/12〜0/100)にて精製することにより表題化合物(0.34g)を得た(無色油状物)。
MS (ESI pos.) m/z : 303 [M+H]
+【0085】
参考例5 エチル(2RS,5S)−5−メチル−3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル]−1,3−オキサゾリジン−2−カルボキシラート
【0086】
【化16】
【0087】
グリオキシル酸エチル(ポリマー型、47%トルエン溶液)(0.5mL、2.4mmol)、(2S)−1−アミノプロパン−2−オール(0.18mL、2.4mmol)、5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)安息香酸(0.20g、0.98mmol)を用い、参考例1と同様の手法により表題化合物(0.11g)を得た(無色油状物)。
MS (ESI/APCI Dual pos.) m/z : 345 [M+H]
+【0088】
参考例6 エチル (2RS,5R)−5−メチル−3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル]−1,3−オキサゾリジン−2−カルボキシラート
【0089】
【化17】
【0090】
グリオキシル酸エチル(ポリマー型、47%トルエン溶液)(0.50mL、2.4mmol)、(2R)−1−アミノプロパン−2−オール(0.18mL、2.4mmol)、5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)安息香酸(0.20g、0.98mmol)を用い、参考例1と同様の手法により表題化合物(0.14g)を得た(無色油状物)。
MS (ESI/APCI Dual pos.) m/z : 345 [M+H]
+【0091】
参考例7 [(2S,4R)−2−(ヒドロキシメチル)−4−メチル−1,3−オキサゾリジン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0092】
【化18】
【0093】
グリオキシル酸エチル(ポリマー型、47%トルエン溶液)(2.0mL、9.5mmol)、(2R)−2−アミノプロパン−1−オール(0.73mL、9.5mmol)、5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)安息香酸(1.0g、4.9mmol)を用い、参考例1と同様の手法によりエチル (2RS,4R)−4−メチル−3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル]−1,3−オキサゾリジン−2−カルボキシラートのジアステレオマー混合物を得た。得られたジアステレオマー混合物を薄層クロマトグラフィー(1mm、hexane/EtOAc=66/34)にて精製することによりエチル (2S,4R)−4−メチル−3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル]−1,3−オキサゾリジン−2−カルボキシラートを得た(無色油状物)。得られた無色油状物を原料にして、参考例4と同様の手法により表題化合物(0.041g)を得た(無色油状物)。
MS (ESI pos.) m/z : 303 [M+H]
+【0094】
参考例8 [(2S,4S)−2−(ヒドロキシメチル)−4−メチル−1,3−オキサゾリジン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0095】
【化19】
【0096】
グリオキシル酸エチル(ポリマー型、47%トルエン溶液)(2.0mL、9.5mmol)、(2S)−2−アミノプロパン−1−オール(0.73mL、9.5mmol)、5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)安息香酸(1.0g、4.9mmol)を用い、参考例1と同様の手法によりエチル (2RS,4S)−4−メチル−3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル]−1,3−オキサゾリジン−2−カルボキシラートのジアステレオマー混合物を得た。得られたジアステレオマー混合物を薄層クロマトグラフィー(1mm、hexane/EtOAc=66/34)にて精製することによりエチル (2S,4S)−4−メチル−3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル]−1,3−オキサゾリジン−2−カルボキシラートを得た(無色油状物)。得られた無色油状物を原料にして、参考例4と同様の手法により表題化合物(0.19g)を得た(無色固体)。
MS (ESI pos.) m/z : 303 [M+H]
+【0097】
参考例9 5−フルオロ−2−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]ピリジン
【0098】
【化20】
【0099】
1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(100.5g、0.36mol)、2−ブロモ−5−フルオロピリジン(56.5g、0.33mol)およびPd(PPh
3)
4(38.0g、32.6mmol)のエタノール(300mL)−トルエン(300mL)混合溶液に2M Na
2CO
3水溶液(0.49L、0.99mol)を加え、2時間加熱還流した。室温で放冷後、反応混合物に水、EtOAcを加え室温で30分撹拌し、EtOAcを用いて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別したところにNHシリカゲル(400g)を加えて15時間撹拌した。これを酸性シリカゲルで濾過(n−hexane:AcOEt=1:1→AcOEtで溶出)し、減圧下溶媒を留去することにより、表題化合物(100g)を得た(淡黄色油状物)。
MS (ESI pos.) m/z : 248 [M+H]
+【0100】
参考例10 5−フルオロ−2−(1H−ピラゾール−3−イル)ピリジン
【0101】
【化21】
【0102】
参考例9で得られた5−フルオロ−2−[1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル]ピリジン(81.2g、0.33mol)のメタノール(250mL)溶液に4M HCl−EtOAc溶液(0.25L、0.96mol)を加え、室温で16時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、残渣にEtOAc(500mL)を加え、1時間加熱還流した。室温まで放冷後、氷冷し、析出物を濾取、乾燥することにより表題化合物の塩酸塩(無色固体)を得た。得られた塩酸塩に水(700mL)、EtOAc(350mL)を加え、30分撹拌した後、分液した。得られた有機層を1.2M 塩酸(100mL)を用いて3回抽出した。水層を合わせ、8M NaOH水溶液を用いてpH=12に調整後、CHCl
3を用いて抽出した。抽出した有機層をISOLUTE Phase Separatorに通し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣にジイソプロピルエーテル(300mL)を加え、2時間加熱還流した。室温で放冷後、氷冷し、析出物を濾取、乾燥することにより表題化合物(44.9g)を得た(淡桃色固体)。
MS (ESI pos.) m/z : 164 [M+H]
+【0103】
参考例11 5−フルオロ−2−(1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン
【0104】
【化22】
【0105】
tert−ブチル 4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシラート(15.4g、52.5mmol)と2−ブロモ−5−フルオロピリジン(8.4g、47.7mmol)の1,4−ジオキサン(100mL)溶液にPd(PPh
3)
4(5.5g、4.77mmol)、2M Na
2CO
3水溶液(71.6mL、0.14mol)を加え、100℃で3時間撹拌した後、室温で72時間撹拌した。反応混合物に水を加え、EtOAcを用いて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣にEtOAcを少量加え、濾取、乾燥することにより、表題化合物(4.9g)を得た(無色固体)。
MS (ESI pos.) m/z : 164 [M+H]
+【0106】
参考例12 2−[1−(2,2−ジエトキシエチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−5−フルオロピリジン
【0107】
【化23】
【0108】
参考例10で得られた5−フルオロ−2−(1H−ピラゾール−3−イル)ピリジン(11.7g、58.6mmol)のDMF(195mL)溶液にCs
2CO
3(57.3g、0.18mol)、2−ブロモ−1,1−ジエトキシエタン(11.5mL、76.2mmol)を80℃で18時間撹拌した。室温に放冷後、水を加え、EtOAcで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 50g、hexane/EtOAc=88/12〜35/65)にて精製することにより表題化合物(8.2g)を得た(無色油状)。
MS (ESI pos.) m/z : 280 [M+H]
+【0109】
参考例13〜15は、参考例12と同様の手法により得た。得られた化合物の構造式、化合物名、及びMSデータを表1に示す。
【0110】
【表1】
【0111】
参考例16 エチル (2S,4S)−4−メチル−3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル)−1,3−オキサジナン−2−カルボキシラート
【0112】
【化24】
【0113】
(3R)−3−アミノブタン酸(1.0g、9.7mmol)のTHF(10mL)溶液に氷浴冷却下0.9mol/Lのボラン−THF溶液(32.3mL、29.1mmol)を1時間かけて滴下し、室温下20分撹拌した。80℃に昇温し、さらに6時間加熱撹拌した。氷浴冷却下メタノールを加えて30分撹拌し、その後減圧下濃縮した。得られた(3R)−3−アミノブタン−1−オールとグリオキシル酸エチル(ポリマー型、47%トルエン溶液)(2.0mL、9.7mmol)、5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)安息香酸(0.50g、2.5mmol)を用い、参考例1と同様の手法によりジアステレオマー混合物を得た(無色油状物)。得られたジアステレオマー混合物をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 10g、hexane/EtOAc=90/10〜0/100)にて精製することにより低極性化合物の表題化合物(0.37g)を得た(無色油状物)。
MS (ESI pos.) m/z : 359 [M+H]
+【0114】
参考例17 [(2S,4S)−2−(ヒドロキシメチル)−4−メチル−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0115】
【化25】
【0116】
参考例16で得られたエチル (2S,4S)−4−メチル−3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル)−1,3−オキサジナン−2−カルボキシラート(0.37g、1.0mmol)を用い、参考例2と同様の手法により表題化合物(0.068g)を得た(無色固体)。
MS (ESI pos.) m/z : 317 [M+H]
+【0117】
参考例18 エチル(2RS,5RS)−5−メチル−3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル]−1,3−オキサジナン−2−カルボキシラート
【0118】
【化26】
【0119】
3−アミノ−2−メチルプロパン−1−オール(0.10g、1.1mmol)、グリオキシル酸エチル(ポリマー型、47%トルエン溶液)(2.0mL、9.7mmol)、5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)安息香酸(0.5g、2.5mmol)を用い、参考例1と同様の手法により表題化合物(0.13g)を得た(無色油状物)。
MS (ESI pos.) m/z : 359 [M+H]
+【0120】
参考例19 N−ヒドロキシ−3,3−ジメトキシプロパンイミドアミド
【0121】
【化27】
【0122】
ヒドロキシルアミン1塩酸塩(3.2g、45.6mmol)のMeOH(70mL)溶液にNaHCO
3(3.8g、45.6mmol)を加え、室温で30分撹拌した後、3,3−ジメトキシプロパンニトリル(5.0g、43.4mmol)のMeOH(30mL)溶液を滴下した。80℃で15時間撹拌した。室温に放冷して生成した塩を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 100g、CHCl
3/MeOH=99/1〜90/10)にて精製することにより表題化合物(4.5g)を得た(淡黄色油状物)。
MS (ESI pos.) m/z : 171 [M+Na]
+【0123】
参考例20 2−[3−(2,2−ジメトキシエチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル]−5−フルオロピリジン
【0124】
【化28】
【0125】
参考例19で得られたN-ヒドロキシ−3,3−ジメトキシプロパンイミドアミド(1.0g、6.8mmol)のDMF(3mL)溶液を、40℃で1時間撹拌した5−フルオロピリジン−2−カルボン酸(1.0g、7.1mmol)とカルボニルジイミダゾール(1.3g、8.1mmol)のDMF(4mL)溶液に加え30分撹拌した。反応液を90℃に昇温し、15時間撹拌した。反応混合物に水を加え、EtOAcを用いて抽出した。有機層を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 25g、hexane/EtOAc=75/25〜0/100)にて精製し、表題化合物(1.2g)を得た(無色固体)。
MS (ESI pos.) m/z : 254 [M+H]
+【0126】
参考例21 3−(2,2−ジメトキシエチル)−5−(4−フルオロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾール
【0127】
【化29】
【0128】
参考例19で得られたN−ヒドロキシ−3,3−ジメトキシプロパンイミドアミド(1.0g、6.8mmol)と4−フルオロ安息香酸(0.99g、7.1mmol)を原料に参考例20と同様の手法により表題化合物(1.4g)を得た(無色油状物)。
MS (ESI pos.) m/z : 253 [M+H]
+【0129】
参考例22 2−[1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]エタノール
【0130】
【化30】
【0131】
2−(1H−ピラゾール−4−イル)エタノール(1.0g、8.9mmol)及び2,5−ジフルオロピリジン(0.89mL、9.8mmol)のアセトニトリル(45mL)溶液にCs
2CO
3(9.7g、17.8mmol)を加え、80℃で3時間撹拌した。室温に放冷後、反応混合物に水を加え、EtOAcを用いて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 25g、hexane/EtOAc=90/10〜30/70)にて精製し、表題化合物(0.63g)を得た(無色固体)。
MS (ESI pos.) m/z : 208 [M+H]
+【0132】
参考例23 (±)−(2−{[3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−1,3−オキサジナン−3−イル)(2−ヨード−5−メチルフェニル)メタノン
【0133】
【化31】
【0134】
参考例14で得られた1−(2,2−ジエトキシエチル)−3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール(0.16g、0.57mmol)のCHCl
3(3mL)溶液にTFA(0.42mL、5.7mmol)を加え、35℃で6時間撹拌した。TFA(0.14mL、0.19mmol)を追加して加え、35℃で6時間撹拌した。室温まで放冷後、反応混合物にNaHCO
3水溶液を加え、CHCl
3を用いて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別した。減圧下溶媒を留去し無色油状物を得た。得られた無色油状物のCHCl
3(3mL)溶液に、活性化したモレキュラーシーブ4A(0.60g)、3−アミノプロパン−1−オール(0.044mL、0.57mmol)を加え、室温で24時間撹拌した。セライト(登録商標)濾過によりモレキュラーシーブ4Aを濾別後、減圧下溶媒を留去し、淡黄色油状物を得た。2−ヨード−5−メチルベンゾイルクロリド(0.19g、0.69mmol)のCHCl
3(5mL)溶液に氷水冷却下、TEA(0.20mL、1.4mmol)と上記反応で得られた淡黄色油状物のCHCl
3(2mL)溶液を加え、室温まで昇温し15時間撹拌した。反応混合物に水を加え、CHCl
3で抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 50g、hexane/EtOAc=80/20〜0/100)にて精製することにより表題化合物(0.19g)を得た(薄黄色油状物)。
MS (ESI pos.) m/z : 506 [M+H]
+【0135】
参考例24 (±)−(2−{[4−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−1,3−オキサジナン−3−イル)(2−ヨード−5−メチルフェニル)メタノン
【0136】
【化32】
【0137】
参考例15で得られた1−(2,2−ジエトキシエチル)−4−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール(1.0g、3.6mmol)を原料に参考例23と同様の手法により表題化合物(1.2g)を得た(無色油状物)。
MS (ESI pos.) m/z : 506 [M+H]
+【0138】
参考例25 (±)−(2−{[1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}−1,3−オキサジナン−3−イル)(2−ヨード−5−メチルフェニル)メタノン
【0139】
【化33】
【0140】
参考例22で得られた2−[1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]エタノール(0.21g、1.0mmol)のジメチルスルホキシド(5mL)溶液に2−ヨードキシ安息香酸(0.50g、1.1mmol)を加え、室温で15時間撹拌した。反応混合物に水を加え、EtOAcを用いて抽出した。有機層を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去し、無色油状物を得た。得られた無色油状物を原料に参考例23と同様の方法より表題化合物(0.16g)を得た(淡黄色油状物)。
MS (ESI pos.) m/z : 507 [M+H]
+【0141】
参考例26 (±)−(5−フルオロ−2−ヨードフェニル)(2−{[1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}−1,3−オキサジナン−3−イル)メタノン
【0142】
【化34】
【0143】
参考例22で得られた2−[1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]エタノール(0.21g、1.0mmol)と5−フルオロ−2−ヨード安息香酸(0.16g、0.60mmol)を用い、参考例25と同様の手法により表題化合物(0.15g)を得た(淡黄色油状物)。
MS (ESI pos.) m/z : 511 [M+H]
+【0144】
参考例27 エチル−1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート
【0145】
【化35】
【0146】
エチル−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート(25.0g、178.4mmol)及び2−ブロモ−5−フルオロピリジン(47.1g、267.6mmol)のDMF(300mL)溶液にヨウ化銅(I)(8.5g、44.6mmol)、rac−trans−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(28.1mL、178.4mmol)及びCs
2CO
3(116.2g、356.8mmol)を加え、90℃で7時間撹拌した。室温に放冷後、反応混合物に水、EtOAcを加え、セライト(登録商標)濾過した。濾液から有機層を取り出し、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 50g、hexane/EtOAc=70/30〜0/100)にて精製した。得られた固体をhexane/EtOAc=4/1中で撹拌洗浄後、濾取し、表題化合物(29.0g)を得た(無色固体)。
MS (ESI pos.) m/z : 236 [M+H]
+【0147】
参考例28 [1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]メタノール
【0148】
【化36】
【0149】
参考例27で得られたエチル−1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−カルボキシラート(10.0g、42.5mmol)のTHF(50mL)溶液に水素化ジイソブチルアルミニウム(1.01mol/L トルエン溶液、105.2mL、106.3mmol)を−78℃冷却下加え、滴下後0℃に昇温し、2時間撹拌した。反応混合物に酒石酸カリウムナトリウム(ロッシェル塩)の水溶液を氷冷下加え、EtOAcを用いて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去し表題化合物(8.0g)を得た(無色固体)。
MS (ESI pos.) m/z : 194 [M+H]
+【0150】
参考例29 1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−カルバルデヒド
【0151】
【化37】
【0152】
参考例28で得られた[1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]メタノール(8.0g、34.0mmol)のCHCl
3(100mL)懸濁液に85% 二酸化マンガン(29.6g、0.34mol)を加え、60℃で3時間撹拌した。反応混合物をセライト(登録商標)濾過し、固体をCHCl
3で洗浄後、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をジエチルエーテルで洗浄、濾取し、表題化合物(5.3g)を得た(薄褐色固体)。
MS (ESI pos.) m/z : 192 [M+H]
+【0153】
参考例30 [1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]アセトアルデヒド
【0154】
【化38】
【0155】
メトキシメチルトリフェニルホスホニウムクロリド(5.4g、15.7mmol)のTHF(50mL)溶液にn-ブチルリチウム(2.6mol/L ヘキサン溶液、6.3mL、16.5mmol)を−78℃冷却下加え、30分撹拌した。0℃に昇温し、参考例29で得られた1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−カルバルデヒド(1.5g、7.9mmol)とヘキサメチルリン酸トリアミド (0.5mL)のTHF(50mL)溶液を加え3時間撹拌後、室温まで昇温し15時間撹拌した。反応混合物にEtOAcと飽和塩化ナトリウム水溶液を氷浴冷却下加え撹拌し、有機層を分離した。MgSO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去し褐色油状物を得た。得られた褐色油状物に塩酸水溶液(1.2mol/L、10mL)を加え、加熱還流して2時間撹拌した。室温で放冷後、反応混合物に水を加えEtOAcで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 25g、hexane/EtOAc=80/20〜20/80)にて精製することにより表題化合物(1.0g)を得た(薄黄色油状物)。
MS (ESI pos.) m/z : 206 [M+H]
+【0156】
参考例31 [2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0157】
【化39】
【0158】
参考例4で得られた(±)−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン(1.7g、5.7mmol)のトルエン(29mL)溶液にパラトルエンスルホン酸ピリジニウム (0.14g、0.57mmol)と(S)−5−アリル−2−オキサビシクロ[3.3.0]オクタ−8−エン(1.0g、6.9mmol)を加え、油浴温度70℃で撹拌した。室温まで放冷し、飽和NaHCO
3水溶液を加えEtOAcで抽出した。有機層を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 160g、hexane/EtOAc=75/25〜40/60)にて精製することにより2種類のジアステレオマー混合物のうち低極性化合物(0.89g)を得た(無色固体)。得られた無色固体ジアステレオマーのMeOH(40mL)溶液にトシル酸1水和物(0.075g、0.4mmol)を加え、室温で15時間撹拌した。反応混合物に飽和NaHCO
3水溶液を加えCHCl
3で抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 10g、hexane/EtOAc=75/25〜0/100)、(KP−NH 10g、hexane/EtOAc=75/25〜0/100)にて精製することにより表題化合物(0.58g、94%ee)を得た(無色油状物)。光学純度は前述のラセミ体分析条件(条件10、Rt
1=10.2 min、Rt
2=11.6 min)に基づき分析し、相対保持時間が短い(Rt
1=10.2 min)化合物を過剰に得た。
MS (ESI pos.) m/z : 303 [M+H]
+【0159】
表題化合物は以下に示す別法によっても合成可能である。
参考例4で得られた(±)−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン(1.0mg、0.0033mmol)、酢酸ビニル(0.05mL)、t−ブチルメチルエーテル(1mL)溶液にブタ膵臓由来リパーゼ(9.5mg、商品名 Lipase from porcine pancreas Type II、SIGMA社製)を加え、35℃でスクリューバイアル中、250rpmで24時間振盪撹拌した。反応液をエキクロディスク13CR(日本ポール社製)で濾過した。濾液を減圧下濃縮し、得られた残渣を前述のラセミ体分析条件10にてHPLC分析したところ酢酸{3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル]−1,3−オキサジナン−2−イル}メチル(54.5%、81.2%ee、Rt
1=7.3 min、Rt
2=8.9 minのうち保持時間の長い化合物が過剰、無色油状物)と表題化合物(45.5%、>99.9%ee、Rt
1=10.2 min、Rt
2=11.6 minのうち保持時間の短い化合物が過剰、無色油状物)を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 303 [M+H]
+【0160】
表題化合物は以下に示す別法によっても合成可能である。
トリフルオロメタンスルホン酸銅(II)(0.013g、0.040mmol)と(R,R)−2,2‘−イソプロピリデンビス(4−フェニル−2−オキサゾリン)(0.012g、0.040mmol)のTHF溶液(1.5mL)に参考例4で得られた(±)−[2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン(0.36g、1.2mmol)、炭酸カリウム(0.16g、1.2mmol)、塩化ベンゾイル(0.069g、0.59mmol)を加え室温で3時間撹拌した。反応混合物に水を加えCHCl
3で抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 10g、hexane/EtOAc=75/25〜0/100)にて精製することにより、安息香酸 {3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル]−1,3−オキサジナン−2−イル}メチル(0.16g、55%ee)を得た(無色油状物)。光学純度は前述のラセミ体分析条件(条件10、Rt
1=6.9 min、Rt
2=7.9 min)に基づき分析し、相対保持時間が短い(Rt
1=6.9 min)化合物を過剰に得た。得られた無色油状物(0.020g、0.049mmol)のMeOH溶液(0.5mL)に炭酸カリウム(0.010g、0.074mmol)を加え室温で2時間撹拌した。反応混合物に水を加えEtOAcで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 10g、hexane/EtOAc=75/25〜0/100)にて精製することにより表題化合物(0.011g、55%ee)を得た(無色油状物)。光学純度は前述のラセミ体分析条件(条件10、Rt
1=10.2 min、Rt
2=11.6 min)に基づき分析し、相対保持時間が短い(Rt
1=10.2 min)化合物を過剰に得た。
MS (ESI pos.) m/z : 303 [M+H]
+【0161】
参考例32 [2−(クロロメチル)−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0162】
【化40】
【0163】
参考例31で得られた[2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン(1.8g、5.8mmol、86.3%ee)及びTEA(1.2mL、8.7mmol)のCHCl
3(30mL)溶液に、氷水冷却下、MsCl(0.54mL、7.0mmol)を加えた。室温まで昇温し、3時間撹拌した。反応混合物に水を加え、CHCl
3で抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、乾燥剤を濾別後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 10g、hexane/EtOAc=88/12〜0/100)にて精製した。得られた残渣にEtOAc(10mL)を加え、氷浴冷却下30分撹拌後、固体を濾取し、表題化合物(0.81g、84.2%ee)を得た(無色固体)。光学純度は前述のラセミ体分析条件(条件12、Rt
1=7.7 min、Rt
2=11.9 min)に基づき分析し、相対保持時間が長い(Rt
2=11.9 min)化合物を過剰に含む化合物を得た。
MS (ESI pos.) m/z : 321 [M+H]
+【0164】
参考例33 エチル(2RS,5SR)−5−メチル−3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル]−1,3−オキサジナン−2−カルボキシラート
【0165】
【化41】
【0166】
参考例18で得られたエチル(2RS,5RS)−5−メチル−3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル]−1,3−オキサジナン−2−カルボキシラート(2.1g、6.0mmol)のエタノール(60mL)溶液に炭酸カリウム(7.4g、53.8mmol)を加え、75℃で7時間撹拌した。室温に放冷後、反応混合物に水を加え減圧下溶媒を濃縮し、EtOAcを用いて抽出した。有機層を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 120g、hexane/EtOAc=90/10〜30/70)にて精製することにより表題化合物(0.72g)を得た(無色油状物)。
MS (ESI pos.) m/z : 359 [M+H]
+【0167】
参考例34 [(2RS,5SR)−2−(ヒドロキシメチル)−5−メチル−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0168】
【化42】
【0169】
参考例33で得られたエチル(2RS,5SR)−5−メチル−3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル)−1,3−オキサジナン−2−カルボキシラート(0.72g、2.0mmol)を原料にして、参考例2と同様の手法により表題化合物(0.59g)を得た(無色油状物)。
MS (ESI pos.) m/z : 317 [M+H]
+【0170】
参考例35 (2RS,5SR)−[2−(クロロメチル)−5−メチル−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0171】
【化43】
【0172】
参考例34で得られた[(2RS,5SR)−2−(ヒドロキシメチル)−5−メチル−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン(0.59g、1.9mmol)を原料にして、参考例32と同様の手法により表題化合物(0.52g)を得た(無色油状物)。
MS (ESI pos.) m/z : 335 [M+H]
+【0173】
実施例1 (−)−(2−{[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−1,3−オキサゾリジン−3−イル)[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0174】
【化44】
参考例2で得られた[2−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン(1.7g、5.9mmol)及びTEA(1.2mL、8.8mmol)のCHCl
3(30mL)溶液に、氷水冷却下、MsCl(0.55mL、7.1mmol)を加え、1時間撹拌した。氷水冷却下、水を加え、CHCl
3で抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥し、乾燥剤を濾別後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 50g、hexane/EtOAc=88/12〜0/100)にて精製することにより{3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル]−1,3−オキサゾリジン−2−イル}メチル メタンスルホナートを得た(淡黄色油状物)。得られた淡黄色油状物のDMF(30mL)溶液に5−フルオロ−2−(1H−ピラゾール−3−イル)ピリジン(1.3g、8.1mmol)、Cs
2CO
3(4.8g、14.7mmol)を加え、油浴温度90℃で24時間撹拌した。室温まで放冷し、水を加えた後、EtOAcで抽出し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 150g、hexane/EtOAc=88/12〜0/100)で精製し表題化合物のラセミ混合物(1.2g)を得た(淡黄色油状物)。得られたラセミ混合物を前述のラセミ体分析条件(条件1、Rt
1=3.6 min、Rt
2=7.0 min)に基づきセミ分取カラムを用いて分割し、相対保持時間が短い(Rt
1=3.6 min)表題化合物(0.39g)を得た(無色固体)。
LCMS retention time 0.90 min.
MS (ESI pos.)m/z : 434 [M+H]
+
[α]
D25 = −71.0 (c = 0.0994, CHCl
3)
【0175】
実施例2〜4は、実施例1と同様の手法により得た。得られた化合物の構造式、化合物名、LCMSデータ、及び比旋光度を表2に示す。
【0176】
【表2】
【0177】
実施例5 (−)−[(2S,5S)−2−{[4−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5−メチル−1,3−オキサゾリジン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0178】
【化45】
【0179】
参考例5で得られたエチル(2RS,5S)−5−メチル−3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル]−1,3−オキサゾリジン−2−カルボキシラート(0.11g、0.33mmol)を原料にして、参考例2と同様の手法により[2−(ヒドロキシメチル)−5−メチル−1,3−オキサゾリジン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノンのジアステレオマー混合物を得た(無色油状物)。得られたジアステレオマー混合物を薄層クロマトグラフィー(1mm、hexane/EtOAc=50/50)にて精製することにより[(2S,5S)−2−(ヒドロキシメチル)−5−メチル−1,3−オキサゾリジン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノンを得た(無色油状物)。得られた[(2S,5S)−2−(ヒドロキシメチル)−5−メチル−1,3−オキサゾリジン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン(30.2mg、0.10mmol)、及びTEA(0.021mL、0.15mmol)のCHCl
3(0.8mL)溶液に、氷水冷却下、MsCl(0.011mL、0.15mmol)を加え、1時間撹拌した。氷水冷却下、水を加え、CHCl
3で抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣のNMP(0.5mL)溶液に5−フルオロ−2−(1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン(0.033g、0.20mmol)、Cs
2CO
3(0.065g、0.20mmol)を加えた。120℃にてマイクロウェーブ照射下1時間反応させた。放冷後、水を加えCHCl
3で抽出し、ISOLUTE Phase Separatorに通し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をHPLCにて精製することにより表題化合物(0.020g)を得た(無色油状物)。
LCMS retention time 0.92 min.
MS (ESI pos.) m/z : 448 [M+H]
+
[α]
D25 = −80.4 (c = 0.0828, CHCl
3)
【0180】
実施例6〜10は、実施例5と同様の手法により得た。得られた化合物の構造式、化合物名、LCMSデータ、及び比旋光度を表3に示す。
【0181】
【表3】
【0182】
実施例11 (±)−(2−{[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−1,3−オキサゾリジン−3−イル)[2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0183】
【化46】
【0184】
参考例12で得られた2−[1−(2,2−ジエトキシエチル)−1H−ピラゾール−3−イル]−5−フルオロピリジン(4.0g、14.3mmol)のCHCl
3(72mL)溶液にTFA(6.4mL、85.9mmol)を加え、35℃で6時間撹拌した。TFA(6.4mL、85.9mmol)を追加して加え、35℃で3時間撹拌した。室温まで放冷後、反応混合物にNaHCO
3水溶液を加え、CHCl
3を用いて抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、MgSO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別した。減圧下溶媒を留去し、[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトアルデヒドを得た(無色油状物)。[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセトアルデヒドのCHCl
3(36mL)溶液に、活性化したモレキュラシーブ4A(29g)、2−アミノエタノール(1.1mL、14.3mmol)を加え、室温で48時間撹拌した。セライト(登録商標)濾過によりモレキュラシーブ4Aを濾別後、減圧下溶媒を留去し、無色油状物を得た。得られた無色油状物(0.10g、0.40mmol)と2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)安息香酸(76mg、0.40mmol)のDMF(0.4mL)溶液に、DIPEA(0.21mL、1.2mmol)及びHATU(0.16g、0.48mmol)を加え室温で48時間撹拌した。反応混合物をHPLCにて精製し、表題化合物(40.8mg)を得た(無色固体)。
LCMS retention time 0.83 min.
MS (ESI pos.) m/z : 420 [M+H]
+【0185】
実施例12〜38は、実施例11と同様の手法により得た。実施例26〜32及び実施例34〜38は、実施例1と同様の手法により光学分割した。得られた化合物の構造式、化合物名、LCMSデータ、及び比旋光度を表4−1〜4−4に示す。
【0186】
【表4-1】
【0187】
【表4-2】
【0188】
【表4-3】
【0189】
【表4-4】
【0190】
実施例39 [(2S,4S)−2−{[4−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−4−メチル−1,3−オキサジナン−3−イル}[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2-イル)フェニル]メタノン
【0191】
【化47】
【0192】
参考例17で得られた[(2S,4S)−2−(ヒドロキシメチル)−4−メチル−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン(0.070g、0.22mmol)のトルエン(1mL)溶液に、参考例11で得られた5−フルオロ−2−(1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン(0.040g、0.24mmol)、シアノメチレントリブチルホスホラン(0.087mL、0.33mmol)を添加して100℃で3時間加熱撹拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(KP−NH 12g、hexane/EtOAc=80/20〜0/100)(HP−Sil 10g、hexane/EtOAc=80/20〜0/100)にて精製し、表題化合物(0.11g)を得た(無色油状物)。
LCMS retention time 0.96 min.
MS (ESI pos.) m/z : 462 [M+H]
+【0193】
実施例40 (−)−[(2S*,5S*)−2−{[4−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5−メチル−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3-トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0194】
【化48】
【0195】
参考例18で得られたエチル (2RS,5RS)−5−メチル−3−[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)ベンゾイル)−1,3−オキサジナン−2−カルボキシラート(0.13g、0.36mmol)を原料にして、参考例2と同様の手法により[(2RS,5RS)−2−(ヒドロキシメチル)−5−メチル−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン(0.098g)を得た(無色油状物)。得られた無色油状物(0.098g、0.31mmol)、参考例11で得られた5−フルオロ−2−(1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン(0.056g、0.34mmol)を原料に、実施例39と同様の手法により表題化合物のラセミ混合物(0.11g)を得た。得られたラセミ混合物を前述のラセミ体分析条件(条件7、Rt
1=4.3 min、Rt
2=4.8 min)に基づきセミ分取カラムを用いて分割し、相対保持時間が短い(Rt
1=4.3 min)表題化合物(0.044g)を得た(無色油状物)。
LCMS retention time 0.94 min.
MS (ESI pos.) m/z : 462 [M+H]
+
[α]
D23 = −44.1 (c = 0.0704, CHCl
3)
【0196】
実施例41 (−)−[2−{[3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(ピリミジン−2−イル)フェニル]メタノン
【0197】
【化49】
【0198】
参考例23で得られた(±)−(2−{[3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−1,3−オキサジナン−3−イル)(2−ヨード−5−メチルフェニル)メタノン(0.19g、0.38mmol)及び2−(トリブチルスタンナニル)ピリミジン(0.15mL、0.46mmol)のトルエン(4mL)溶液にPd(PPh
3)
4(0.044g、0.04mmol)とヨウ化銅(0.0070g、0.040mmol)、フッ化セシウム(0.12g、0.76mmol)を加え、マイクロウェーブ照射下130℃で0.5時間加熱撹拌した。反応混合物にフッ化カリウム水溶液を加え、CHCl
3で抽出した。有機層をフッ化カリウム水溶液、水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥し、乾燥剤をろ別後、減圧濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 10g、hexane/EtOAc=80/20〜0/100)(KP−NH 12g、hexane/EtOAc=80/20〜0/100)にて精製し、表題化合物のラセミ混合物(0.099g)を得た(無色油状物)。得られたラセミ混合物を前述のラセミ体分析条件(条件4、Rt
1=3.9 min、Rt
2=13.7 min)に基づきセミ分取カラムを用いて分割し、相対保持時間が短い(Rt
1=3.9 min)表題化合物(0.036g)を得た(無色油状物)。
LCMS retention time 1.0 min.
MS (ESI pos.) m/z : 458 [M+H]
+
[α]
D23 = −34.1 (c = 0.0914, CHCl
3)
【0199】
実施例42〜44は、実施例41と同様の手法により得た。実施例42〜44の構造式、化合物名、LCMSデータ、及び比旋光度を表5に示す。
【0200】
【表5】
【0201】
実施例45 (−)−[2−{[1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]メチル}−1,3−オキサゾリジン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0202】
【化50】
【0203】
参考例30で得られた[1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−3−イル]アセトアルデヒド(0.80g、3.9mmol)を用い、実施例11と同様の手法によりラセミ体混合物(0.063g)を得た(薄黄色固体)。得られたラセミ混合物(0.050g、0.12mmol)を前述のラセミ体分析条件(条件9、
Rt
1=4.6 min、Rt
2=13.8 min)に基づきセミ分取カラムを用いて分割し、相対保持時間が短い(Rt
1=4.6 min)表題化合物(0.017g)を得た(無色固体)。
LCMS retention time 1.0 min.
MS (ESI pos.)m/z : 434 [M+H]
+
[α]
D23 = −104.0 (c = 0.0566, CHCl
3)
【0204】
実施例46 (−)−[2−{[1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}−1,3−オキサゾリジン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0205】
【化51】
【0206】
参考例22で得られた2−[1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]エタノール(0.30g、1.5mmol)を原料に参考例25と同様の方法により表題化合物のラセミ混合物(0.039g)を得た(無色油状物)。得られたラセミ混合物を前述のラセミ体分析条件(条件2、Rt
1=16.3 min、Rt
2=19.2 min)に基づきセミ分取カラムを用いて分割し、相対保持時間が短い(Rt
1=16.3 min)表題化合物(0.0076g)を得た(無色固体)。
LCMS retention time 0.97 min.
MS (ESI pos.)m/z : 434 [M+H]
+
[α]
D23 = −80.9 (c = 0.0478, CHCl
3)
【0207】
実施例47 (−)−[2−{[1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]メチル}−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0208】
【化52】
【0209】
参考例22で得られた2−[1−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]エタノール(0.30g、1.5mmol)を原料に参考例25と同様の方法により表題化合物のラセミ混合物(0.19g)を得た(無色固体)。得られたラセミ混合物(0.20g、0.45mmol)を前述のラセミ体分析条件(条件11、Rt
1=9.9 min、Rt
2=11.5 min)に基づきセミ分取カラムを用いて分割し、相対保持時間が短い(Rt
1=9.9 min)表題化合物(0.0095g)を得た(無色固体)。
LCMS retention time 0.97 min.
MS (ESI pos.)m/z : 448 [M+H]
+
[α]
D23 = −21.4 (c = 0.109, CHCl
3)
【0210】
実施例48 (−)−(2−{[3−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−1,3−オキサジナン−3−イル)[5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0211】
【化53】
【0212】
参考例10で得られた5−フルオロ−2−(1H−ピラゾール−3−イル)ピリジン(0.36g、2.2mmol)のDMF(9mL)溶液に水素化ナトリウム(55%、0.12g、2.7mmol)を加え、30分室温で撹拌した。参考例32で得られた[2−(クロロメチル)−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン(0.79g、2.5mmol、84.2%ee)のDMF(3mL)溶液を滴下して加えた。90℃で1時間撹拌した。室温に放冷後、反応混合物に水を加え、EtOAcで抽出した。有機層を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥後、乾燥剤を濾別し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(HP−Sil 40g、hexane/EtOAc=70/30〜0/100)にて精製した。EtOH(10mL)を加え、氷浴冷却下1時間撹拌後、濾取し、表題化合物(0.60g、>99.9%ee、実施例3と同様の立体化学を有す)を得た(無色固体)。光学純度は前述のラセミ体分析条件(条件9、Rt
1=4.3 min、Rt
2=6.7 min)に基づき分析し、相対保持時間が短い(Rt
1=4.3 min)化合物を過剰に得た。
LCMS retention time 0.90 min.
MS (ESI pos.) m/z : 448 [M+H]
+【0213】
実施例49 (−)−[(2S*,5R*)−2−{[4−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]メチル}−5−メチル−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン
【0214】
【化54】
【0215】
参考例35で得られた(2RS,5SR)−[2−(クロロメチル)−5−メチル−1,3−オキサジナン−3−イル][5−メチル−2−(2H−1,2,3−トリアゾール−2−イル)フェニル]メタノン(0.52g、1.5mmol)、参考例11で得られた5−フルオロ−2−(1H−ピラゾール−4−イル)ピリジン(0.23g、1.4mmol)を用い、実施例48と同様の手法により表題化合物(0.44g)を得た。得られたラセミ混合物(0.070g)を前述のラセミ体分析条件(条件13、Rt
1=6.6 min、Rt
2=12.4 min)に基づきセミ分取カラムを用いて分割し、相対保持時間が短い(Rt
1=6.6 min)表題化合物(0.030g)を得た(無色油状物)。
LCMS retention time 0.95 min.
MS (ESI pos.) m/z : 462 [M+H]
+
[α]
D25 = −14.1(c = 0.0870, CHCl
3)
【0216】
試験例 (オレキシン拮抗活性の測定)
試験化合物のヒトオレキシン1型受容体(hOX1R)、オレキシン2型受容体(hOX2R)に対する拮抗活性は文献(Toshikatsu Okumura et al., Biochemical and Biophysical Research Communications 280, 976−981, 2001)に記載された方法を改変して行った。hOX1R、hOX2Rを強制発現させたChinese hamster ovary(CHO)細胞を96wellのBlack clear bottomプレート(Nunc)の各ウェルに20,000個となるように播種し、0.1mM MEM非必須アミノ酸、0.5mg/ml G418、10% 牛胎児血清を含むHam’s F−12培地(以上インビトロジェン)で、37℃、5% CO2の条件下で16時間培養した。培地を除去後、0.5μM Fluo−3AM エステル(同仁)を含むアッセイ用緩衝液(25mM HEPES(同仁)、Hanks’ balanced salt solution(インビトロジェン)、0.1% 牛血清アルブミン、2.5mM プロベネシド、200μg/ml Amaranth(以上Sigma−Aldrich)、pH7.4)を100μL添加し60分間、37℃、5% CO2にインキュベートした。Fluo−3AM エステルを含むアッセイ用緩衝液を除去したのち、試験化合物は10mMとなるようにジメチルスルホキシドで溶解してアッセイ用緩衝液で希釈後、150μLを添加し、30分間インキュベートした。
リガンドであるヒトオレキシン−Aの2アミノ酸を置換したペプチド(Pyr−Pro−Leu−Pro−Asp−Ala−Cys−Arg−Gln−Lys−Thr−Ala−Ser−Cys−Arg−Leu−Tyr−Glu−Leu−Leu−His−Gly−Ala−Gly−Asn−His−Ala−Ala−Gly−Ile−Leu−Thr−Leu−NH2;ペプチド研究所)はhOX1Rに対しては終濃度300pM、hOX2Rに対しては3nMとなるようにアッセイ用緩衝液で希釈し、このリガンド溶液50μLを添加して反応を開始した。反応はFunctional Drug Screening System(FDSS;浜松ホトニクス社製)を用いて各wellの蛍光値を1秒毎に3分間測定し、最大蛍光値を細胞内Ca2+濃度の指標として拮抗活性を求めた。試験化合物の拮抗活性は希釈緩衝液のみを添加したウェルの蛍光値を100%、リガンドおよび化合物を含まない緩衝液を添加したウェルの蛍光値を0%として算出し、種々の濃度の試験化合物を添加した際の蛍光値から、50%阻害濃度(IC
50値)を求めた。
本発明化合物のIC
50値を表6に示す。
【0217】
【表6】