【文献】
Zhou LAN et al.,Normative Text for Deployment Scenarios and Signalling Methods for Enablement,IEEE P802.11Wireless LANs, IEEE 802.11-10/1037/r0,2010年 9月,pp.1-3,URL,https://mentor.ieee.org/802.11/dcn/10/11-10-1037-00-00af-normative-text-for-deployment-scenarios-and-signalling-methods-for-enablement.doc
【文献】
Chen SUN et al.,Enabling Procedure of Communication in TVWS under FCC rules,IEEE 802.11-10/261r2,2010年 3月,slides 1-8,URL,https://mentor.ieee.org/802.11/dcn/10/11-10-0261-02-00af-enabling-procedure-of-communication-in-tvws-under-fcc-rules.ppt
【文献】
Chen SUN (NICT) et al.,Enabling signal and security,IEEE 802.11-11/0126r0,2011年 1月,URL,https://mentor.ieee.org/802.11/dcn/11/11-11-0126-00-00af-enabling-signal-and-security.ppt
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ビーコンが複数の情報要素(IE)のうちの少なくとも1つを含み、前記少なくとも1つのIEが、前記初期送信が許可されていることを示す識別子(ID)を含む、請求項3に記載の装置。
前記受信機が、第1のチャネルを介して前記ワイヤレス通信を受信するように構成され、前記送信機が、前記最大送信電力以下の電力で前記第1のチャネルを介して前記ホワイトスペース内で信号をワイヤレスに送信するように構成される、請求項7に記載の装置。
前記受信機が第1のチャネルを介して前記ワイヤレス通信を受信するように構成され、前記装置が、前記複数のデバイスタイプのうちの少なくとも1つのタイプと、前記少なくとも1つのタイプに対応するそれぞれの最大送信電力とを選択するように構成されたプロセッサをさらに備え、前記送信機が、前記それぞれの最大送信電力以下の電力で前記第1のチャネルを介して前記ホワイトスペース内で信号をワイヤレスに送信するように構成される、請求項9に記載の装置。
前記ワイヤレス通信が送信するデバイスから受信され、前記送信機が前記送信するデバイスに前記要求をワイヤレスに送信するように構成される、請求項1に記載の装置。
前記ビーコンが複数の情報要素(IE)のうちの少なくとも1つを含み、前記少なくとも1つのIEが、前記初期送信が許可されていることを示す識別子(ID)を含む、請求項17に記載の方法。
前記受信するステップが、第1のチャネルを介して前記ワイヤレス通信を受信するステップを含み、前記送信するステップが、前記最大送信電力以下の電力で前記第1のチャネルを介して前記ホワイトスペース内で信号をワイヤレスに送信するステップを含む、請求項21に記載の方法。
前記受信するステップが第1のチャネルを介して前記ワイヤレス通信を受信するステップを含み、前記方法が、前記複数のデバイスタイプのうちの少なくとも1つのタイプと、前記少なくとも1つのタイプに対応するそれぞれの最大送信電力とを選択するステップをさらに含み、前記送信するステップが、前記それぞれの最大送信電力以下の電力で前記第1のチャネルを介して前記ホワイトスペース内で信号をワイヤレスに送信するステップを含む、請求項23に記載の方法。
前記受信するステップが送信するデバイスから前記ワイヤレス通信を受信するステップを含み、前記送信するステップが前記送信するデバイスに前記要求をワイヤレスに送信するステップを含む、請求項15に記載の方法。
前記装置がデータを送信することを許可されている、前記ホワイトスペース内の1つまたは複数のチャネルを識別する情報を受信するように構成され、かつ前記1つまたは複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルに対する電力管理要素を受信するように構成された受信機をさらに備え、前記送信電力情報が、前記電力管理要素に少なくとも部分的に基づく、請求項31に記載の装置。
前記ホワイトスペース内でデータを送信することへの許可についてデータベースに問い合わせるように構成された送信機を備え、前記問い合わせが前記ホワイトスペースの外部のワイヤードまたはワイヤレスのチャネルを介して送信され、前記識別する情報が前記問い合わせに応答して受信される、請求項32に記載の装置。
前記送信されたワイヤレス通信に応答して、前記ホワイトスペース内のチャネルを介して前記別の装置からメッセージをワイヤレスに受信するように構成された受信機をさらに備え、前記メッセージが、前記別の装置がデータを送信することを許可されている、前記ホワイトスペース内の1つまたは複数のチャネルを識別する情報を要求する、請求項31に記載の装置。
前記送信機が、前記ホワイトスペース内の第1のチャネルを介して前記ワイヤレス通信を送信するように構成され、前記受信機が、前記第1のチャネルを介して前記メッセージをワイヤレスに受信するように構成される、請求項35に記載の装置。
前記送信機が、前記ホワイトスペース内の第1のチャネルを介して前記ワイヤレス通信を送信するように構成され、前記受信機が、前記ホワイトスペース内の第2のチャネルを介して前記メッセージをワイヤレスに受信するように構成され、前記第2のチャネルが前記第1のチャネルと異なる、請求項35に記載の装置。
前記プロセッサが、前記ホワイトスペース内で通信するために複数の電力を識別し、前記単一の最大送信電力として前記複数の電力のうちの1つを選択するように構成される、請求項39に記載の装置。
前記装置がデータを送信することを許可されている、前記ホワイトスペース内の1つまたは複数のチャネルを識別する情報を受信するステップと、前記1つまたは複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルに対する電力管理要素を受信するステップとをさらに含み、前記送信電力情報が、前記電力管理要素に少なくとも部分的に基づく、請求項46に記載の方法。
前記識別する情報を受信するステップが、前記ホワイトスペースの外部のワイヤードまたはワイヤレスのチャネルを介して前記識別する情報を受信するステップを含む、請求項47に記載の方法。
前記ホワイトスペース内でデータを送信することへの許可についてデータベースに問い合わせるステップをさらに含み、前記問い合わせが前記ホワイトスペースの外部のワイヤードまたはワイヤレスのチャネルを介して送信され、前記識別する情報が前記問い合わせに応答して受信される、請求項47に記載の方法。
前記送信されたワイヤレス通信に応答して、前記ホワイトスペース内のチャネルを介して前記別の装置からメッセージをワイヤレスに受信するステップをさらに含み、前記メッセージが、前記別の装置がデータを送信することを許可されている、前記ホワイトスペース内の1つまたは複数のチャネルを識別する情報を要求する、請求項46に記載の方法。
前記送信するステップが、前記ホワイトスペース内の第1のチャネルを介して前記ワイヤレス通信を送信するステップを含み、前記受信するステップが、前記第1のチャネルを介して前記メッセージをワイヤレスに受信するステップを含む、請求項50に記載の方法。
前記送信するステップが、前記ホワイトスペース内の第1のチャネルを介して前記ワイヤレス通信を送信するステップを含み、前記受信するステップが、前記ホワイトスペース内の第2のチャネルを介して前記メッセージをワイヤレスに受信するステップを含み、前記第2のチャネルが前記第1のチャネルと異なる、請求項50に記載の方法。
前記決定するステップが、前記ホワイトスペース内で通信するために複数の電力を識別するステップと、前記単一の最大送信電力として前記複数の電力のうちの1つを選択するステップとを含む、請求項54に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0017】
慣例に従って、図面に示される様々な特徴部は、一定の縮尺で描かれていない可能性がある。したがって、様々な特徴部の寸法は、明快のために、恣意的に拡大または縮小されている可能性がある。加えて、図面のいくつかは、所与のシステム、方法またはデバイスの構成要素のすべてを示していないことがある。同様に、図面のいくつかは、所与のシステム、方法またはデバイスが実際に実装する構成要素より多くの構成要素を示すことがある。さらに、同様の参照符号は、本明細書および図を通して同様の特徴部を示すために使用され得る。
【0018】
添付の図面を参照しながら、新規のシステム、装置および方法の様々な態様について以下でより十分に説明する。ただし、本教示の開示は、多くの異なる形態で実施され得るものであり、本開示全体にわたって提示する任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるために提供されるものである。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本発明の任意の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本発明の任意の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示する新規のシステム、装置および方法のいかなる態様をもカバーするものであることを、当業者なら諒解されたい。たとえば、本明細書に記載の態様をいくつ使用しても、装置を実装し得、または方法を実施し得る。さらに、本発明の範囲は、本明細書に記載の本発明の様々な態様に加えてまたはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置またはそのような方法を包含するものとする。本明細書で開示するいずれの態様も請求項の1つまたは複数の要素によって実施し得ることを理解されたい。
【0019】
本明細書では特定の態様について説明するが、これらの態様の多くの変形体および置換は本開示の範囲内に入る。好ましい態様のいくつかの利益および利点について説明するが、本開示の範囲は特定の利益、使用、または目的に限定されるものではない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および送信プロトコルに広く適用可能であるものとし、そのうちのいくつかを例として図および好ましい態様についての以下の説明で示す。発明を実施するための形態および図面は、限定的なものではなく本開示を説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびその均等物によって規定される。
【0020】
本明細書で説明する技法は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワークなどの様々なワイヤレス通信ネットワークに使用され得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W-CDMA)および低チップレート(LCR)を含む。cdma2000は、IS-2000、IS-95、およびIS-856規格をカバーする。TDMAネットワークは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装することができる。OFDMAネットワークは、Evolved UTRA(E-UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、IEEE802.22、Flash-OFDMAなどのような無線技術を実装することができる。UTRA、E-UTRA、およびGSM(登録商標)は、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。Long Term Evolution(LTE)は、E-UTRAを使用するUMTSの来るべきリリースである。UTRA、E-UTRA、GSM(登録商標)、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。同様に、cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。
【0021】
本明細書で説明する態様は、テレビジョン(TV)放送事業者にライセンスを供与するために規定された周波数を含むホワイトスペースと併せて使用され得る。そのようなホワイトスペースは、TVホワイトスペース(TVWS)と呼ばれ得る。いくつかの態様では、本明細書で説明するデバイスおよび方法の態様は、たとえばOFDMを使用する802.11afなどの規格を実装することができる。いくつかの態様では、本明細書で説明するデバイスおよび方法は、802.11zなどの規格、または802.22規格のうちの1つを実装することができる。単に例として、本明細書のデバイスおよび方法を、802.11af規格およびTVWSに合わせて説明する。しかしながら、本明細書で説明するシステム、方法およびデバイスは、802.11af以外の規格と併せて、およびTVWS以外のホワイトスペースと併せて使用され得ることは、当業者には諒解されよう。
【0022】
いくつかの態様では、本明細書の教示は、マクロスケールカバレージ(たとえば、一般的にマクロセルネットワークと呼ばれる、3Gネットワークなどの広域セルラーネットワーク、またはテレビジョン放送事業者によって使用され得るようなブロードキャストネットワーク)と、より小規模のカバレージ(たとえば、住宅ベースまたは建築物ベースのネットワーク環境)とを含むネットワーク内で使用され得る。アクセス端末(AT)またはユーザ機器(UE)がそのようなネットワークを通して移動する際、アクセス端末は、いくつかのロケーション内で、マクロカバレージを提供するアクセスノード(AN)によってサービスされ得るが、アクセス端末は、他のロケーションにおいて、より小規模のカバレージを提供するアクセスノードによってサービスされ得る。いくつかの態様では、より小さいカバレージノードは、(たとえば、よりロバストなユーザエクスペリエンスのために、)漸進的なキャパシティ増大、屋内カバレージ、および異なるサービスを提供するために使用され得る。本明細書の議論において、比較的大きいエリアにわたるカバレージを提供するノードは、マクロノードと呼ばれ得る。比較的小さいエリア(たとえば、住宅)にわたるカバレージを提供するノードは、フェムトノードと呼ばれ得る。マクロエリアより小さく、フェムトエリアより大きいエリアにわたるカバレージを提供するノードは、(たとえば、商業建築物内のカバレージを提供する)ピコノードと呼ばれ得る。
【0023】
いくつかの態様では、アクセスノードは、アクセスポイント(「AP」)および/またはクライアント(局または「STA」とも呼ばれる)を備えることができる。概して、APは、ネットワークに対するハブまたは基地局としてサービスし、STAは、ネットワークのユーザとしてサービスする。たとえば、STAは、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、モバイル電話などであってよい。一例では、STAは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの一般的な接続性を得るために、WiFi(たとえば、IEEE 802.11プロトコル)準拠ワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかの実装形態では、STAはまた、APとして使用され得る。いくつかの態様では、TVWSなどのホワイトスペースにアクセスするかまたはそれを利用するWiFiプロトコルは、White-Fiプロトコルと呼ばれ得る。
【0024】
局「STA」はまた、アクセス端末(上述の「AT」)、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、または何らかの他の用語を含むか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを含み得る。したがって、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラー電話またはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、娯楽デバイス(たとえば、音楽またはビデオデバイス、あるいは衛星ラジオ)、ゲーミングデバイスまたはシステム、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された任意の他の好適なデバイスに組み込まれ得る。
【0025】
アクセスポイント(「AP」)はまた、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eノードB、基地局コントローラ(「BSC」)、ベーストランシーバ局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、または何らかの他の用語を備えるか、それらのいずれかとして実装されるか、あるいはそれらのいずれかとして知られていることがある。
【0026】
マクロノード、フェムトノード、またはピコノードに関連付けられたセルはそれぞれ、マクロセル、フェムトセル、またはピコセルと呼ばれ得る。いくつかの実装形態では、各セルは、1つまたは複数のセクタにさらに関連付けられ得る(たとえば、分轄され得る)。
【0027】
様々な適用例では、マクロノード、フェムトノード、またはピコノードに言及するために、他の用語が使用され得る。たとえば、マクロノードは、アクセスノード、基地局、アクセスポイント、eノードB、マクロセルなどとして構成されてよく、またはそのように呼ばれてよい。また、フェムトノードは、ホームノードB(HNB)、ホームeノードB(HeNB)、アクセスポイント基地局、フェムトセルなどとして構成されてよく、またはそのように呼ばれてよい。
【0028】
上述のように、システム内のホワイトスペースは、過少利用される可能性がある。周波数スペクトルの過少利用される部分はまた、スペクトルホールと呼ばれることがある。
【0029】
スペクトル共有は、所与の時間においておよび/または特定の地理的ロケーションにおいて、それぞれの認可周波数帯域に対して認可された送信機またはユーザが存在しないときに、無認可ユーザが周波数スペクトルの認可された部分にアクセスすることを可能にする。いくつかの態様では、無認可ユーザは、特定の認可帯域が特定のエリア内で未使用である時間を調べるかまたは場合によっては検出することができ、したがって、ライセンス所持者の送信に有意な干渉を生じることなく、通信のためにその帯域を使用することができる。
【0030】
図1は、ワイヤレス通信システム100の一部分のいくつかの例示的な態様の簡略ブロック図である。
図2は、
図1のワイヤレス通信システム100内で使用するために認可され得るスペクトル200の一部分内の例示的なチャネルの簡略周波数図である。たとえば、スペクトル200内のチャネルは、米国においてテレビジョンコンテンツを放送するために局に対して連邦通信委員会(FCC)によって認可され得るTVチャネルを含むことができる。他の国では、TVチャネルは、別の団体または機関によって認可され得る。
【0031】
スペクトル200の一部分は、認可チャネル201の周波数帯域と無認可チャネル203の周波数帯域とを含む。したがって、無認可チャネル203は、ホワイトスペース、たとえばTVWSを含むことができる。チャネル203は、いくつもの理由のために認可されていない可能性がある。たとえば、ライセンスを所望するユーザは、割り当てるライセンスほど多くは存在しないことがある。いくつかの態様では、チャネル203のうちのいくつかは、たとえば、激しい輻輳、調整されていない送信機の存在、および/または無認可帯域のスペクトルの自然伝搬特性のために、それらはあまり望ましくないので、認可されないことがある。
【0032】
図1をさらに参照すると、システム100は、認可送信機112と無認可ユーザ122とを含む。図示の態様では、5つのユーザノード123a、123b、123c、123dおよび123eが、無認可ユーザ122の範囲内に位置する。いくつかの態様では、ノード123a、123b、123c、123dおよび123eのうちの1つまたは複数もまた認可されていない。任意の数のノードが、認可送信機112および/または無認可ユーザ122の範囲内に存在してもよいことは、当業者には諒解されよう。エリア130は、認可送信機112の範囲内のエリア110と無認可ユーザ122の範囲内のエリア120とが重なる地理的エリアを表す。
【0033】
ある周波数帯域がエリア130内で過少利用されている場合、いくつかの態様では、無認可ユーザ122は、1次チャネル201内のスペクトルホールを利用するために、送信をエリア130内に拡張することができる。このプロセスは、たとえば以下でさらに詳細に説明する、いくつかの調整方式の影響下にある。しかしながら、本明細で説明する様々な態様は、任意の単一の方式による動作に限定されず、任意の数の手段または方式を使用してエリア130への送信の拡張を組み込むことができることは、当業者には諒解されよう。
【0034】
上述のように、過少利用される周波数スペクトルの一例は、TV周波数帯域を含むことができる。TV周波数帯域は、いくつかの態様において、たとえば100MHzを超える周波数空間を占めるときに、優れた信号対雑音特性を示すことができる。したがって、無認可チャネル203は、放送事業者に認可されていない、本明細書ではTVWSと呼ばれるテレビジョンチャネルを含むことができる。たとえば、テレビ番組のアナログ放送からデジタル放送への移行により、現在はTVWSを含み得る、以前に使用されていたスペクトルが解放された。
【0035】
あるデバイスがTVWS内に送信する前に、デバイスは、TVチャネルに認可送信機および/または他の1次ユーザが存在しないことをチェックすることができる。いくつかの態様では、TVスペクトルの特定の部分の使用に対して、より高い優先権または旧来の権利を有するユーザが、1次である。たとえば、ワイヤレスマイクロフォンシステムは、ワイヤレス通信システム100のいくつかの態様において、1次ユーザと見なされ得る。
図1では、ユーザノード123cおよび123eが、ワイヤレスマイクロフォンシステムとして示されている。
【0036】
いくつかの態様では、TVWS内で送信することを望むデバイスは、1次ユーザ情報を登録してあるデータベースとの通信によって、および/またはいくつかの態様ではスペクトル感知によって、TV1次ユーザの存在または不在を推定することができる。いくつかの調整方式は、たとえば、FCCまたは他の団体もしくは機関によって管理され得るような、所与のジオロケーションにおける特定の周波数帯域のすべての1次ユーザによってデータ設定されるデータベースを企図する。
【0037】
いくつかの態様では、TVWS内で通信することを望むデバイスは、TVチャネルが、データベース内に登録されているTV1次ユーザによって占められていないかどうかを決定するために、一定の精度、たとえば50メートル以内でそれのジオロケーションを決定するように構成され得る。しかしながら、TVWS内で通信することを望むいくつかのデバイスは、そのような正確なジオロケーションを決定することは不可能であるか、または決定しないことを選択することがある。たとえば、デバイスは、そのようなジオロケーション決定機能を装備され得ないか、またはジオロケーションをその程度の精度で決定することができないロケーションにあることがある。
【0038】
図3は、
図1のワイヤレス通信システム内で使用され得るワイヤレス通信デバイス300の一態様の機能ブロック図である。たとえば、デバイス300は、
図1に示す無認可ユーザ122を含むことができる。
【0039】
デバイス300は、ジオロケーションモジュール301、ジオロケーションアンテナ302、処理モジュール305、ホワイトスペーストランシーバ307、第2のトランシーバ303、および/または第2のアンテナ304を含むことができる。いくつかの態様では、ジオロケーションモジュール301および第2のトランシーバ303はともに、
図3に示すような2つの個別のアンテナの代わりに、共通のアンテナを使用することができる。いくつかの態様では、第2のアンテナ304は、たとえば、第2のトランシーバ303がワイヤード接続を介して情報を送信および受信するように構成されるときは、省略され得る。
【0040】
ジオロケーションモジュール301は、デバイス300の地理的ロケーションまたはジオロケーションを、たとえばジオロケーションアンテナ302によって送受信された信号によって決定することが可能である。ジオロケーションモジュール301は、全地球測位システム(GPS)などを使用することによって高精度でジオロケーションを決定することが可能である。同様にまたは代わりに、ジオロケーションモジュール301は、たとえば地上三角測量などを使用して、より低い精度でジオロケーションを決定することが可能である。たとえば、ジオロケーションモジュール301は、GPS受信機、WAN位置特定で支援されたGPS受信機、近くにあるWLANアクセスポイントを感知してWLANアクセスポイントに基づいてロケーションを推定するための構成要素、または位置特定技術を実装する任意の他の要素もしくはデバイスを備えることができる。ジオロケーションモジュール301は、いくつかの環境における正確なジオロケーション決定と、他の環境におけるあまり正確でないジオロケーション決定とを実行することが可能である。たとえば、ジオロケーションモジュール301は、信号受信および/またはネットワーク強度が高い間は正確なジオロケーションを決定することが可能であり、デバイス300が建築物または他の構造物の中に位置するときなど、信号受信および/またはネットワーク強度が低いときはあまり正確でないジオロケーションを決定することが可能である。
【0041】
ホワイトスペーストランシーバ307は、ホワイトスペース、たとえばTVWS内の1つまたは複数のチャネルを介してワイヤレス通信を送受信することが可能である。モジュール307は、
図3ではトランシーバとして示されているが、追加でまたは代わりに、ホワイトスペース受信機と、別個のホワイトスペース送信機とが実装されてもよい。さらに、ホワイトスペーストランシーバ307は、ワイヤレス通信を受信するためのアンテナ(図示せず)に結合されてもよい。アンテナは、アンテナ302および304から分離されてよく、またはホワイトスペーストランシーバ307は、アンテナ302、304の一方または両方を共有してもよい。
【0042】
処理モジュール305は、ジオロケーションモジュール301によって決定されたジオロケーションを受信するよう構成され得る。いくつかの態様では、処理モジュール305は、デバイス300の機能と、ジオロケーションモジュール301から受信された情報とに基づいて、ジオロケーションの精度を決定することが可能である。処理モジュール305は、通信用のTVWS内で利用可能な通信チャネルまたは利用可能な周波数帯域を受信するために、たとえば第2のトランシーバ303を使用して、受信されたジオロケーションを使用してデータベース306に問い合わせることができる。
【0043】
第2のトランシーバ303は、データベース306と通信するように構成され得る。いくつかの態様では、第2のトランシーバ303は、TVWSの外側のチャネルを介して通信を送受信するように構成される。たとえば、第2のトランシーバ303は、802.11af規格を実装する場合、データベース306と通信するための非ホワイトスペーストランシーバを備えることができる。いくつかの態様では、第2のトランシーバ303は、データベース306とのワイヤード接続を確立することができる。いくつかの態様では、第2のトランシーバ303は、ホワイトスペースの外側にあるセルラーチャネルを介してデータベース306と通信することができる。一態様では、第2のトランシーバ303は、インターネットプロトコル(IP)を使用してデータベース306とデータを交換する。モジュール303は、
図3ではトランシーバとして示されているが、追加でまたは代わりに、受信機と、別個の送信機とが実装されてもよい。さらに、ホワイトスペーストランシーバ307および第2のトランシーバ303は、
図3に示すように別々に実装されてよく、または共通のトランシーバ内に実装されてもよい。いくつかの態様では、ホワイトスペーストランシーバ307および第2のトランシーバ303は、別々に、しかし1つまたは複数の構成要素を共有して実装される。
【0044】
図4は、
図3に示すデータベース306の一態様の表示である。データベース306は、認可周波数帯域またはスペクトル内の周波数または通信チャネルに関する情報を含むことができる。たとえば、データベース306は、TV周波数帯域についての情報を含むことができる。いくつかの態様では、データベース306は、周波数帯域内で送信しているユーザを識別するユーザ情報を含むことができる。ユーザ情報は、たとえば、特定の周波数帯域の1つまたは複数のライセンスユーザまたは1次ユーザに関する情報を含むことができる。ユーザ情報は、信号強度、1次ユーザのジオロケーション、ユーザに関連付けられた周波数、またはユーザ通信のための特定の周波数帯域もしくはチャネルのうちの1つまたは複数を含むことができる。いくつかの態様では、ユーザ情報は、ホワイトスペース内のチャネル内で送信するために登録され、許可され、または有効にされたデバイスに関する。いくつかの態様では、ユーザ情報は、システム100内で、またはシステム100の特定のチャネル内で、またはホワイトスペースの特定のチャネル内で送信することを許可されない1つまたは複数のデバイスを識別する情報を含むことができる。いくつかの態様では、システム100は、所与のチャネルを介して任意の数のユーザを含むことができる。追加および/または代替として、ユーザ間の優先度の階層が適用され得、それにより、チャネルに対してより高い優先度を有するユーザは、そのチャネルにわたってより低い優先度を有するユーザによって干渉されることはない。
【0045】
いくつかの態様では、データベース306は、チャネルのうちの1つまたは複数に対する電力情報を含む。電力情報は、すべてのチャネルに対して適用されてよく、またはチャネルのうちの特定のいくつかに対して適用されてもよい。図示の態様では、ロケーション内のそれぞれのチャネルは、データベース306内の電力情報に関連付けられる。電力情報は、それが関連付けられているチャネルを介して送信するための電力を識別する。電力情報は、たとえば信号対雑音比(SNR)もしくは干渉を低減する最適電力を含み得、またはそのロケーションにおけるデバイスが送信することを許される最大電力を含むことができる。いくつかの態様では、各ロケーションにおいて、および/または各ロケーションの各チャネル内で、いくつかの数の異なるタイプもしくはクラスのデバイスに対して、異なる電力情報が規定される。たとえば、データベース306は、固定ノードに対しておよび携帯ノードに対して、異なる最大電力を含むことができる。いくつかの態様では、一クラス内の各デバイスに対して複数の異なるタイプの電力情報が存在することがある。いくつかの態様では、デバイスのうちの一クラスに対して複数の異なるタイプの電力情報が存在することがある。たとえば、高電力モードで動作している携帯デバイスに対する情報、ならびに低電力モードで動作している携帯デバイスに対する電力情報が存在することがある。
【0046】
任意の数のロケーションがデータベース306内に含まれ得、任意の数の周波数またはチャネルがロケーションのそれぞれに対して含まれ得る。一態様では、データベース306は、TVWS内で通信することを望む任意のデバイスによってアクセスされ得るリモートまたは中央のデータベースを含む。たとえば、802.11af規格のいくつかの実装形態では、データベース306は、FCCによって維持され得る。以下で説明するプロセスと組み合わせて、ロケーションのそれぞれにおいてTVWS内で送信するデバイスを調整するために、およびTVWSのどのチャネルを介してそれらのデバイスが送信するかを調整するために、FCCはデータベース306を管理することができる。さらに、FCCは、上述の電力情報を提供することによって、任意の所与のデバイスが使用可能な電力を調整することができる。
【0047】
データベース306は、通信ネットワーク100内の一アクセスノードまたは任意の通信デバイス内に常駐することができる。たとえば、データベース306は、デバイス300がネットワークまたはインターネットの接続を介して通信可能なサーバを備えることができる。データベースは、任意の特定の数のジオロケーション、周波数帯域、通信チャネル、もしくは任意の特定のタイプの電力情報に限定されず、またはそれらを有することを必要としないことは、当業者には諒解されよう。
【0048】
ここで
図3の説明に戻ると、処理モジュール305は、データベース306内のジオロケーションのうちの少なくとも1つに対する情報を受信するために、たとえば、上述のように第2のトランシーバ303を使用してデータベース306に問い合わせることができる。たとえば、処理モジュール305は、ジオロケーションモジュール301から受信されたジオロケーションをデータベース306に送信するために、第2のトランシーバ303を使用することができる。ジオロケーションは、TVWS内でデータを送信するための許可についての要求の中に含まれてよく、またはその要求を含んでもよい。データベース306は、デバイス300から要求または問い合わせを受信し得、利用可能なTVWSチャネルに関する情報を送信することによって応答することができる。
【0049】
したがって、デバイス300は、ジオロケーションモジュール301からデータベース306にジオロケーション情報を送信し得、ジオロケーション情報に基づいてTVWS内の利用可能な周波数または利用可能な通信チャネルに関する情報を要求することができる。いくつかの態様では、デバイス300はまた、データベース300に対してそれ自体を識別する情報、たとえばデバイス識別情報フィールド内に含まれ得るような、デバイス300の規制識別情報(regulatory identification)を送信することができる。デバイス300がTVWS内で通信することを許可され、1つまたは複数のチャネルが利用可能であるものとデータベース306が決定する場合、データベース306は、ジオロケーション情報に基づいて利用可能な周波数または利用可能な通信チャネルに関する情報をデバイス300に転送することができる。この情報をデバイス300に送信することで、デバイス300が、TVWS内のそれらのチャネルを介してデータを通信することが許可され得るかまたは有効にされ得る。データベース306は、利用可能なチャネルを送信するときの電力情報を含むことができる。たとえば、TVWS内の送信電力を決定するために、デバイス300に送信される電力管理要素は、電力情報または電力情報から導出された情報を含むことができる。
【0050】
たとえば、処理モジュール305は、データベース306に、ロケーションAに対応するジオロケーションについて問い合わせることができる。応答して、データベース306は、利用可能であり、デバイス300が送信することを許可されている、ロケーションAに対応するTVWS内の周波数帯域1〜Nのいずれかに関するすべての情報を送信することができる。いくつかの態様では、それらの周波数帯域に対応する電力情報もまた、送信される。たとえば、チャネルのすべてを介して送信するため、またはチャネルのうちの特定のいくつかを介して送信するための電力が、送信され得る。いくつかの態様では、すべてのデバイスが利用可能な電力情報が送信される。他の態様では、デバイス300の一タイプに固有の電力情報が送信される。さらに他の態様では、周波数帯域のそれぞれの中で通信することを許可された、すべてのタイプのデバイスおよびすべてのモードのデバイスに対する電力情報が送信される。
【0051】
いくつかの態様では、デバイス300は、メモリ(図示せず)をさらに含む。たとえば、メモリは、処理モジュール305内に、または処理モジュール305とは別個に実装され得る。メモリは、デバイス300が送信することを許可されたチャネルを記憶するように構成され得る。いくつかの態様では、デバイス300は、TVWS内の特定のチャネルを介して送信するようにのみ構成されるが、デバイス300がすべてのチャネルを介して送信するように構成されているかどうかにかかわらず、メモリは、802.11または他のホワイトスペースデバイスによる送信に対して利用可能な、TVWS内のすべてのチャネルに関する情報を記憶する。さらに、メモリは、メモリ内に記憶されているチャネルのうちの1つまたは複数に対する電力情報を記憶するように構成され得る。
【0052】
いくつかの態様では、処理モジュール305は、同様にまたは代わりに、特定のジオロケーションに対応する、TVWS内の特定の周波数帯域に対してデータベース306に問い合わせることができる。応答して、データベース306は、デバイス300がその周波数帯域内で送信することを許可されているかどうかだけを送信し得るか、またはデバイス300がその周波数帯域内で通信するために使用可能な電力を送信することによって応答することができる。たとえば、処理モジュール305は、ロケーションBに対応するジオロケーションに関する情報に対して、および周波数帯域2に対応する周波数に対して、データベース306に問い合わせることができる。その結果、データベース306は、ロケーションB内の周波数帯域2に対応する電力情報を送信することができる。
【0053】
処理モジュール305は、データベース306から受信された、TVWS内で利用可能な周波数または利用可能な通信チャネルに関して、ホワイトスペーストランシーバ307と通信するように構成され得る。周波数またはチャネルの受信によって、これらの周波数またはチャネルを介して通信することの許可が、デバイス300に与えられる。したがって、デバイス300は、データベース306によって許可されるかまたは有効にされ、ホワイトスペーストランシーバ307は、データベース306から受信された周波数または通信チャネルを介して通信するように同調され得る。TVWS内のこれらの周波数または通信チャネルを介する送信は、データベース306から受信された電力情報に従って実行され得る。
【0054】
デバイス300は、TVWS内の1つまたは複数のチャネルを介して通信システム100内の任意の数のデバイスと通信するように構成され得る。たとえば、デバイス300がAPを備えている場合、デバイス300は、1つまたは複数のSTAと通信するために使用され得る。同様に、デバイス300は、STAまたはUEを備え得、他のSTAまたはAPと通信することができる。
【0055】
いくつかの態様では、ホワイトスペーストランシーバ307は、ワイヤレス通信を受信するデバイスによる初期通信を許可する、TVWS内のワイヤレス通信を送信するように構成される。初期通信は、たとえば、以下でさらに詳細に説明するように、受信するデバイスによって、有効化(enablement)を受信することを試みるために使用され得る。
【0056】
図5は、デバイス300が初期送信を許可するために使用できるワイヤレス通信500の表示である。
図5では、通信500は、ホワイトスペーストランシーバ307によってブロードキャストされるビーコンとして示されている。ビーコンは、初期送信が許可されているものと決定するため、およびその初期送信を送信する電力を決定するために、エリア120内にあるデバイスによって使用され得る。
【0057】
ビーコン500は、FCフィールド502と、宛先アドレスフィールド504と、1つまたは複数の情報要素(IE)506とを含むことができる。いくつかの態様では、ビーコン500はまた、たとえば
図5に示すように1つまたは複数の他のフィールドを含むことができる。FCフィールドは、たとえば通信500をビーコンとして識別するフレーム制御を含むことができる。宛先アドレスフィールド504は、たとえば通信500がブロードキャストされていることを通信500を受信する任意のデバイスに対して示すブロードキャストアドレスを含むことができる。
【0058】
IE 506のうちの少なくとも1つが、ビーコン500が初期送信を許可していることを示す情報を含むことができる。様々な実施形態では、IE 506は、国情報および/または動作クラスを含むことができる。動作クラスは、規制領域内の無線動作に対する一組の値へのインデックスであってよい。動作クラスのテーブルはまた、挙動および信号の検出限界に対するポインタを含むことができる。たとえば、動作クラスは、許可された送信電力のテーブルへのインデックスを介して初期送信に対して許可された送信電力を識別することができる。動作クラスを含む初期送信に対する許可を受信するデバイスは、許可された初期送信電力を決定するために、許可された送信電力のテーブルへのインデックスとして動作クラスを使用することができる。他の実施形態では、IE 506は、
図6Aに関して以下で説明するように、他の情報を含むことができる。
【0059】
図6Aは、通信500のIEの一態様506aの表示である。IE 506aは、要素ID 602を含むことができる。要素IDは、たとえば受信するデバイスが初期通信を送信することを許可することによって、有効化が可能であることを、IE 506aを受信するデバイスに通知する識別子を含むことができる。いくつかの態様では、要素ID 602は、ジオデータベース帯域内有効化信号(Geodatabase Inband Enabling Signal)を含む。そのような態様では、ジオデータベース帯域内有効化信号を送信するデバイス300は、有効にするデバイスと呼ばれ得る。
【0060】
IE 506aは、長さフィールド604をさらに含むことができる。長さフィールド604は、IE 506aの長さを示し得るか、または単にIE 506aの残りの部分の長さを示すことができる。IE 506aを受信するデバイスは、IE 506aがどこで終わるか、およびビーコン500内の次のIE 506がどこで始まるかを決定するために、長さフィールド604を使用することができる。
【0061】
IE 506aは、電力情報606をさらに含むことができる。電力情報606は、たとえばデータベース306から受信された電力情報または電力要素に基づいて、処理モジュール305によって決定され得る。電力情報は、IE 506aを受信するデバイスが初期通信を送信し得る電力を示すことができる。たとえば、
図6Aに示す態様では、電力情報606は、最大送信電力を含む。
【0062】
最大送信電力は、初期通信が、最大送信電力以下の電力で送信され得ることを、IE 506aを受信する任意のデバイスに示すことができる。電力情報606が、最大送信電力を含む必要がないことは、当業者には諒解されよう。電力情報606は、初期通信の電力を決定するために受信するデバイスによって使用され得る任意の情報を含むことができる。いくつかの態様では、電力情報606は、デバイス300が初期通信を受信するために望む、目標電力を含むことができる。次いで、電力情報606は、初期送信を送信するための電力を決定するために、感知されたSNRまたは干渉比と併せて使用することができる。いくつかの態様では、電力情報は、代わりにまたは追加として、たとえば、受信された電力要素とネットワーク輻輳状態とに基づいて処理モジュール305によって決定されるような、最小送信電力を含む。
【0063】
いくつかの態様では、電力情報606は、ビーコン500を送信するために使用される電力に基づいて、処理モジュール305によって決定され得る。たとえば、処理モジュール305は、デバイス300がホワイトスペース内で送信するときに使用することを許可されている最大電力に等しい電力を示すように、電力情報を設定することができる。この電力は、たとえば、デバイス300のタイプ(たとえば固定または携帯など)、デバイス300の動作モード(たとえば、高電力または低電力など)、および/またはデバイス300がビーコン500をブロードキャストしている、TVWS内のチャネルに基づいて、処理モジュール305によって決定されている。
【0064】
いくつかの態様では、処理モジュール305は、初期通信を送信するために使用され得る複数の電力を識別し、電力情報606内に含めるためにそれらのうちの1つを選択するように構成される。たとえば、処理モジュール305が、複数のデバイスタイプ、動作モード、および/またはTVWS内のチャネルに関する、データベース306からの電力情報を記憶したときに、処理モジュール305は、この記憶された情報から最小の値を選択して、その値を電力情報606に含めることができる。電力情報606に含められる情報を選択するために、他の方法が使用されてもよいことは、当業者には諒解されよう。
【0065】
いくつかの態様では、電力情報606は、ビーコン500が受信されるのと同じチャネル内で送信するための電力を決定するために、ビーコン500を受信するデバイスによって使用され得る。そのような態様では、ホワイトスペーストランシーバ307は、たとえば、ホワイトスペーストランシーバ307がビーコン500をブロードキャストしたのと同じチャネルを介してデバイスから初期通信を受信することができる。
【0066】
図6Bは、通信500のIEの一態様506bの表示である。IE 506bは、ID 602と長さフィールド604とを含む。さらに、IE 506bは、複数のデバイスタイプのそれぞれに対する電力情報616を含むことができる。たとえば、図示の態様では、IE 506bは、デバイスタイプをそれぞれ識別する複数のフィールド614を含む。そのデバイスタイプに対する電力情報616が、デバイスタイプを識別する各フィールド614の後ろに続く。図示の態様では、電力情報616は、それぞれのデバイスタイプがTVWS内で送信し得る最大の電力を示す。いくつかの態様では、IE 506bは、IE 506bを受信するデバイスが、IE 506bがブロードキャストされるのと同じチャネルを介して初期通信を送信することを許可する。電力情報616は、記憶された情報、または任意の数の方法を使用してデータベース306から受信された情報に基づいて、処理モジュール305によって決定または選択され得る。
【0067】
図6Cは、通信500のIEの一態様506cの表示である。IE 506cは、ID 602と長さフィールド604とを含む。さらに、IE 506cは、TVWS内の複数のチャネルのそれぞれに対する電力情報626を含む。たとえば、図示の態様では、IE 506cは、チャネルをそれぞれ識別する複数のフィールド622を含む。そのチャネルに対する電力情報626が、チャネルを識別する各フィールド622の後ろに続く。図示の態様では、電力情報626は、ビーコン500を受信するデバイスが、それぞれのチャネル内で初期通信を送信し得る最大の電力を示す。本態様では、デバイス300は、たとえばホワイトスペーストランシーバ307を使用してフィールド622内に示すチャネルのうちの任意の1つを介して初期通信を受信することができる。電力情報626は、記憶された情報および/または任意の数の方法を使用してデータベース306から受信された情報に基づいて、処理モジュール305によって決定または選択され得る。
【0068】
図6Dは、通信500のIEの一態様506dの表示である。IE 506dは、ID 602と長さフィールド604とを含む。さらに、IE 506dは、TVWS内の複数のチャネルのそれぞれの中の1つまたは複数のデバイスタイプに対する電力情報636を含む。たとえば、図示の態様では、IE 506dは、チャネルをそれぞれ識別する複数のフィールド632を含む。そのチャネル内で送信し得る1つまたは複数のデバイスタイプをそれぞれ識別する1つまたは複数のフィールド634が、チャネルを識別する各フィールド632の後ろに続く。図示の態様では、電力情報636は、各フィールド634の後ろに続き、前のフィールド634内で識別されるタイプのデバイスが前のフィールド632内で識別されるチャネル内で送信し得る最大の電力を示す。本態様では、デバイス300は、たとえばホワイトスペーストランシーバ307を使用してフィールド622内に示すチャネルのうちの任意の1つを介して初期通信を受信することができる。電力情報636は、記憶された情報および/または任意の数の方法を使用してデータベース306から受信された情報に基づいて、処理モジュール305によって決定または選択され得る。
【0069】
上述のように、デバイス300は、送信されたビーコン500に応答して1つまたは複数のデバイスから初期通信を受信することができる。応答は、応答がそこから送信されたデバイスのID、たとえば規制識別情報を含むことができる。処理モジュール305は、応答を送信したデバイスが、TVWS内でデータを送信することを許可されているかまたは有効にされているかどうかを決定するために、応答の中の情報を使用してデータベース306に問い合わせることができる。応答は、TVWS内で利用可能なチャネルのリストについての要求を含むことができる。
【0070】
いくつかの態様では、デバイス300は、応答がそこから受信されたデバイスのジオロケーションを推定することができる。デバイス300は、応答を送信したデバイスがデバイス300の範囲内にあるものと決定することができる。たとえば、応答は、
図1に示すデバイス123a、123bまたは123dから受信され得る。したがって、処理モジュール305は、応答を送信したデバイスが、デバイス300の近くにあり、データベース306に問い合わせたときにジオロケーションモジュール301から受信されたジオロケーションに基づく情報を使用できると決定することができる。
【0071】
応答を送信したデバイスがTVWS内で通信することを許可されている場合、データベース306は、利用可能かまたは許可されている送信チャネルのリストを、デバイス300に返信することができる。次いで、デバイス300は、応答を送信したデバイスがデータ通信を送信することを可能にするために、応答を送信したデバイスにチャネルのリストを転送することができる。応答を送信したデバイスがTVWS内で通信することを許可されていない場合、デバイス300は、以後の送信をすべて停止するように、その応答を送信したデバイスに命令することができる。
【0072】
図3および
図4は、デバイス300およびデータベース306の態様を示す。しかしながら、モジュール301〜305および307は、デバイス300の外側に常駐してもよく、またはより多いかまたは少ない数のモジュールとして実装されてもよい。同様に、データベース306に関して示される情報およびフィールドは、分散されてもよく、または単一のデバイス内に記憶されてもよく、上記で説明されたものより少ないかまたは多い情報がデータベース306内に記憶されてもよい。
【0073】
図7は、ワイヤレス通信を送信するための方法の一態様700のフローチャートである。方法700は、たとえば上記で説明したワイヤレス通信システム100において、ホワイトスペース内でデータを送信するためにデバイスを有効にするため、および/またはホワイトスペース内で初期送信を許可する通信を送信するために使用され得る。方法は、無認可ノード、たとえばデバイス300によって実行され得る。方法700について、デバイス300の要素に関して以下で説明するが、他の構成要素が、本明細で説明するステップのうちの1つまたは複数を実装するために使用され得ることは、当業者には諒解されよう。
【0074】
ブロック702で、データベースは、ホワイトスペース内でデータを送信するための許可について問い合わせを受ける。ホワイトスペースは、たとえばTVWSであってよく、データベースは、一例として、ホワイトスペース内の送信を調整するためにFCCなどのエンティティまたは機関によって維持されるデータベースを含んでよい。一態様では、データベースは、上記で説明したデータベース306を備える。問い合わせは、たとえばホワイトスペースの外側のワイヤードまたはワイヤレスのチャネルを介して、第2の送信機303によって送信され得る。問い合わせは、デバイス300のジオロケーションおよび/または識別子を含むことができる。
【0075】
次に、ブロック704で、ホワイトスペース内の1つまたは複数のチャネルを識別する情報が受信され、1つまたは複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルに対する電力管理要素が受信される。1つまたは複数のチャネルは、デバイス300がデータを送信することを許可されるチャネル、および/またはシステム100内の他のデバイスが送信することを許可されるチャネルを備えることができる。電力管理要素は、チャネルを介して送信するための電力情報を含み得、1つまたは複数のデバイスタイプおよび/または動作モードに関係することができる。1つまたは複数のチャネルと電力管理要素とを識別する情報は、ブロック702での問い合わせに応答してデータベース306から受信され得る。
【0076】
その後、ブロック706で、ホワイトスペース内で通信するための、別の装置に対する送信電力情報が決定される。たとえば、処理モジュール305は、最大電力、またはブロック704で受信された電力要素に基づいて、ホワイトスペース内で送信することを望む他のデバイスに対する他の電力情報を決定することができる。電力は、複数の電力から選択され得、および/またはデバイス300によって使用されている送信電力に基づくことができる。
【0077】
その後、ブロック708で、ワイヤレス通信がホワイトスペースのチャネル内で送信される。ワイヤレス通信は、他の装置による初期送信を許可し、決定された送信電力情報を識別することができる。ワイヤレス通信は、たとえば、ホワイトスペーストランシーバ307によって送信され得る。ワイヤレス通信は、初期送信が許可されたことを他のデバイスに通知するために、
図5および
図6A〜
図6Dに関して上記で説明したビーコン500および/またはIE 506を含むことができる。ワイヤレス通信は、デバイス300の範囲内にあるすべてのデバイスにブロードキャストされ得る。この通信に基づいて、ワイヤレスデバイス300は、たとえば他のデバイスの識別子とデバイス300において決定されたジオロケーションとを用いてデータベース306に問い合わせることによって、有効化プロシージャをブートストラップするためにワイヤレス通信を受信する1つまたは複数の他のデバイスを補助することができる。
【0078】
図8は、
図1のワイヤレス通信システム内で使用され得るワイヤレス通信デバイス800の一態様の機能ブロック図である。たとえば、デバイス800は、
図1に示すデバイス123a、123bまたは123dのうちの1つを含むことができる。
【0079】
デバイス800は、ホワイトスペーストランシーバ802と処理モジュール804とを含むことができる。いくつかの態様では、ホワイトスペーストランシーバ802は、
図3に関して上記で説明したホワイトスペーストランシーバ307と同様に構成される。たとえば、ホワイトスペーストランシーバは、TVWS内の通信を送受信することができる。ホワイトスペーストランシーバ307に関して上記で説明したように、送信機と、別個の受信機とが、単一のトランシーバ802に代わって実装され得、アンテナが、トランシーバの受信機または送信機に結合され得る。ホワイトスペーストランシーバ802は、TVWSを介してデバイス300からワイヤレス通信を受信し、TVWSを介してそれに対する応答を送信するように構成され得る。
【0080】
図8に示すように、デバイス800は、第2のトランシーバおよび/またはジオロケーションモジュールの機能を省略または無効にすることができる。したがって、いくつかの態様では、デバイス800は、デバイス300に関して上記で説明したように、有効化についてデータベース306に問い合わせることができないか、または問い合わせないことを決定している。デバイス800が有効になるために、デバイス800は、デバイス300によって使用される有効化のプロセスをブートストラップするように構成され得る。
【0081】
デバイス800は、無認可デバイスを備えることができる。無認可デバイスは、一般に、それらが、たとえばデータベース306を使用するFCCによって有効にされるまで、TVWS内でデータを送信することを許可されない。しかしながら、デバイス800が、有効化のためにデータベース306に直接問い合わせることができないかまたは問い合わせないことを決定しているとき、デバイス800は、したがって、TVWSを介して送信することを許可されていない状態から抜け出し得ない。
【0082】
有効にされる前に、デバイス800は、TVWS内の1つまたは複数のチャネルをモニタするために、ホワイトスペーストランシーバ802を使用することができる。ビーコン500などのワイヤレス通信が受信されると、処理モジュール804は、デバイス800が、初期通信を送信することを許可されたものと決定することができる。
【0083】
ビーコンまたは別のそのようなワイヤレス通信が初期送信を許可したことに応答して、デバイス800は、デバイス800がデータを送信し得る、TVWS内の1つまたは複数のチャネルを識別する情報についての要求を送信することができる。いくつかの態様では、要求は、ビーコンが受信されたのと同じチャネル内で送信される。
【0084】
上述のように、ビーコンは、電力情報を含むことができる。そのような態様では、処理モジュール804は、ビーコン内で受信された電力情報に基づいて要求を送信するために電力を決定することができる。たとえば、ビーコンが、
図6Aに示すように構成されたIEを含むとき、処理モジュール804は、IE内に示される最大電力より小さい送信電力を決定することができる。次いで、ホワイトスペーストランシーバ802は、処理モジュール804によってなされた決定に基づく電力における要求を送信するために使用され得る。
【0085】
いくつかの態様では、処理モジュールは、複数の電力から選択するように構成され、および/または要求を送信するチャネルを選択するように構成される。たとえば、ホワイトスペーストランシーバ802が、
図6Bに示すように構成されたIEを含むビーコンを受信すると、処理モジュール804は、デバイス800のタイプおよび/または動作モードとIEに含まれる電力情報とに少なくとも部分的に基づいて、要求を送信するのに適切な電力を決定することができる。
【0086】
ホワイトスペーストランシーバ802が、
図6Cに示すように構成されたIEを含むビーコンを受信すると、処理モジュール804は、要求を送信するためのチャネルのみならず、IEに含まれる電力情報に少なくとも部分的に基づいて、そのチャネルを介して要求を送信するための電力をも決定することができる。たとえば、チャネルは、デバイス800もしくはホワイトスペーストランシーバ802の機能に基づいて、またはIE内で示されるチャネルのうちの1つまたは複数において感知された干渉など、ネットワークパラメータに基づいて選択され得る。さらに、処理モジュール804は、IEに含まれる電力情報に基づいて要求を送信するためのチャネルを選択するように構成され得る。たとえば、処理モジュールは、たとえばデバイス800の機能に基づいて電力情報のうちのどれ(複数可)をデバイス800が満たすかまたは満足するかを決定し、デバイス800によって満足され得る電力情報に対応するチャネルを選択するように構成され得る。
【0087】
ホワイトスペーストランシーバ802が、
図6Dに示すように構成されたIEを含むビーコンを受信すると、処理モジュール804は、要求を送信するためのチャネルのみならず、デバイス800のタイプおよび/または動作モードならびにIEに含まれる電力情報に少なくとも部分的に基づいて、そのチャネルを介して要求を送信するための電力をも決定することができる。たとえば、チャネルは、上述のように、またはデバイス800のタイプもしくは動作モードに基づいて選択され得る。たとえば、チャネルは、どのデバイスがそのチャネル内で送信することを承認されているかに基づいて選択され得る。同様に、1つまたは複数のチャネルを識別する情報についての要求を送信するための電力は、上述のように、IE内で受信された電力情報から選択され得る。
【0088】
デバイス800は、ビーコン、またはデバイス800が最初に送信することを許可する他の通信を送信したデバイスに要求を送信し得るか、またはデバイス800は、デバイス800に知られている異なるデバイスに、要求をブロードキャストするかもしくは要求を送信することができる。デバイス800から要求を受信するデバイスは、デバイス800がTVWS内のチャネルを介してデータを送信することを許可されているかどうかを決定するために、たとえば上述のようにデータベース306に問い合わせることができる。
【0089】
デバイス800が、TVWS内でデータを送信することを許可されている場合、デバイス800は、たとえばホワイトスペース送信機802を使用してデバイス800が送信し得る、TVWS内で利用可能なチャネルのリストを受信することによって有効になり得る。チャネルのリストは、リスト内のチャネルを介して送信するときに使用するための、デバイス800に対する電力または電力情報を示された電力管理要素を含むことができる。たとえば、電力要素は、チャネルのうちの1つまたは複数を介して送信するための最大電力を示すことができる。
【0090】
図8は、デバイス800の一態様を示す。しかしながら、モジュール802および804は、デバイス800の外側に常駐してもよく、またはより多いかまたは少ない数のモジュールとして実装されてもよい。同様に、モジュール802および804は、上記で説明したものより多いかまたは少ない機能を実装することができる。
【0091】
図9Aは、ワイヤレス通信を受信するための方法の一態様900のフローチャートである。方法900は、たとえば上記で説明したワイヤレス通信システム100内のホワイトスペース内でデータを送信するために、有効化プロシージャをブートストラップするために使用され得る。方法は、無認可ノード、たとえばデバイス800によって実行され得る。方法900について、デバイス800の要素に関して以下で説明するが、他の構成要素が、本明細で説明するステップのうちの1つまたは複数を実装するために使用され得ることは、当業者には諒解されよう。
【0092】
ブロック902で、ワイヤレス通信が、ホワイトスペースのチャネル内で受信される。ホワイトスペースは、たとえばTVWSであってよく、ワイヤレス通信は、ホワイトスペーストランシーバ802を使用して受信されてよい。ワイヤレス通信は、デバイス800の初期送信を許可し、ホワイトスペース内通信のための送信電力情報を識別することができる。たとえば、ワイヤレス通信は、
図5および
図6A〜
図6Dに関して上記で説明したビーコン500および/またはIE 506を含むことができる。
【0093】
ブロック902で受信した後、データを送信するためのホワイトスペース内の1つまたは複数のチャネルを識別する情報についての要求が、ブロック904でワイヤレスに送信され得る。要求は、たとえばホワイトスペーストランシーバ802によって、ブロック902で受信された電力情報に基づく電力で送信され得る。送信電力は、たとえば処理モジュール804によって決定され得る。要求は、ワイヤレス通信が受信されたのと同じチャネル内で送信され得る。いくつかの態様では、処理モジュール804は、ブロック902で受信されたワイヤレス通信内の情報に基づいて要求を送信するためのチャネルを選択するように構成される。たとえば、ワイヤレス通信は、チャネルをそれぞれ識別する複数のフィールドおよび/またはデバイスのタイプをそれぞれ識別する複数のフィールドを含むことができる。処理モジュール804は、要求を送信するためのチャネルを決定し得、デバイス800のタイプおよびチャネルに基づいて送信電力を決定することができる。
【0094】
ブロック904で送信された要求に応答して、デバイス800は、デバイス800がTVWS内で送信することを許可されていないことを示す通信を受信するか、通信をまったく受信しないか、またはデバイス800がデータを送信することを許可されているチャネルを識別するリストを受信する可能性がある。このようにして、デバイス800は、いくつかの態様ではデバイス300であってよい、ワイヤレス通信を送信するデバイスによって有効にされ得る。さらに、デバイス800は、ホワイトスペース内で通信するときの送信電力を決定するための電力管理要素を受信することができる。
【0095】
たとえば、
図9Bは、デバイス800の一態様のための状態機械を示すブロック図であり、デバイス800の有効化の間に利用され得る異なる状態を示す。デバイス800が無効にされた状態950にあるとき、ホワイトスペーストランシーバ802は、ホワイトスペースの1つまたは複数のチャネルをリッスンまたはモニタすることができる。ホワイトスペーストランシーバ802が初期送信を許可する通信を受信した場合、ブロック902に関して上述したように、デバイス800は、有効化についての要求、たとえばブロック904に関して上述した、データを送信するためのホワイトスペース内の1つまたは複数のチャネルを識別する情報についての要求を送信することができる。
【0096】
有効にするメッセージが受信されると、デバイス800は、有効になる状態955に入ることができる。
図9Bに示す有効にするメッセージは、たとえばデバイス800から送信された要求に応答して、デバイス300から受信され得る。有効にするメッセージは、データベース306から転送されてもよく、またはデータベース306からの通信に基づいてもよい。したがって、デバイス300は、
図9B内の有効にするSTAを含むことができる。一定の制限時間が切れる前に、デバイス800は、有効にされた状態960に入ることができる。有効にされた状態960では、デバイス800は、たとえばデータ通信を送信および/または受信することによって、ホワイトスペース内で送信することを継続することができる。
図9Bに示す状態機械は、たとえば802.11デバイスによって実装され得る。
【0097】
一方、デバイス800が、制限時間内に有効にされた状態960に入ることに失敗した場合、デバイスは、無効にされた状態950に入る前に、待機時間の間待ち状態965に入ることができる。同様に、デバイス800が有効になる状態955にあるときに有効にするSTAを用いてデバイスが有効になろうと試みており、その有効にするSTAからデバイスが無効化メッセージを受信する場合、デバイス800は、無効にされた状態950に入ることができる。
【0098】
図10〜
図13は、本明細の教示が実装され得るシステムおよびデバイスの態様を示す。
図10〜
図13のシステムおよびデバイスは、ホワイトスペース通信および/またはデバイスが使用され得る構成の単なる一例である。
図10〜
図13に示す態様は、上記の説明を限定するものではない。上述のシステム、デバイスおよび方法は、以下で説明するもの以外の要素または構成要素を使用して実装され得る。ホワイトスペース通信および/またはデバイスが使用され得る他の構成が、当業者には諒解されよう。
【0099】
図10は、いくつかのユーザをサポートするように構成されたワイヤレス通信システム1000の簡略図である。システム1000は、たとえばマクロセル1002A〜1002Gなどの複数のセル1002のための通信を提供し、各セルは、対応するアクセスポイント1004(たとえば、アクセスポイント1004A〜1004G)によってサービスされる。アクセス端末1006(たとえば、アクセス端末1006A〜1006L)は、時間とともにシステム全体にわたって様々なロケーションに分散され得る。各アクセス端末1006は、たとえばアクセス端末1006が作動中であるかどうか、およびソフトハンドオフにあるかどうかに応じて、所与の瞬間に順方向リンク(FL)および逆方向リンク(RL)上の1つまたは複数のアクセスポイント1004と通信することができる。ワイヤレス通信システム1000は、広大な地理的領域にわたってサービスを提供することができる。たとえば、マクロセル1002A〜1002Gは、人口密度の高い都市近傍における数ブロック、または地方環境における数マイルをカバーすることができる。アクセスポイント1004のうちの1つまたは複数は、デバイス300と800のいずれかを備えることができる。同様に、アクセス端子1006のうちの1つまたは複数は、デバイス300と800のいずれかを備えることができる。
【0100】
図11は、1つまたは複数のフェムトノードがネットワーク環境内で配備される例示的な通信システム1100の簡略図である。具体的には、システム1100は、比較的小スケールのネットワーク環境内(たとえば、1つまたは複数のユーザの住宅1130内)に設置された複数のフェムトノード1110(たとえば、フェムトノード1110Aおよび1110B)を含む。各フェムトノード1110は、DSLルータ、ケーブルモデム、ワイヤレスリンク、または他の接続手段(図示せず)を介してワイドエリアネットワーク1140(たとえば、インターネット)およびモバイル事業者コアネットワーク1150に結合され得る。各フェムトノード1110は、関連するアクセス端末1120(たとえば、アクセス端末1120A)、および場合によっては他のアクセス端末1120(たとえば、アクセス端末1120B)をサービスするように構成され得る。いくつかの態様では、アクセス端末1120の、フェムトノード1110および/またはアクセスポイント1160との通信は、アクセス端末1120の有効化の後、TVWS内で行われ得る。いくつかの態様では、フェムトノード1110とデータベースとの間の通信は、ネットワーク1140または1150を介することがある。
【0101】
図12は、それぞれがいくつかのマクロカバレージエリア1204を含むいくつかのトラッキングエリア1202(またはルーティングエリアもしくはロケーションエリア)が画定されるカバレージマップ1200の一例を示す簡略図である。ここでは、トラッキングエリア1202A、1202Bおよび1202Cに関連するカバレージの領域が太線で示され、マクロカバレージエリア1204が六角形で表されている。トラッキングエリア1202はまた、フェムトカバレージエリア1206を含む。この例では、フェムトカバレージエリア1206(たとえば、フェムトカバレージエリア1206C)のそれぞれは、マクロカバレージエリア1204(たとえば、マクロカバレージエリア1204B)内に示されている。しかしながら、フェムトカバレージエリア1206は、完全にマクロカバレージエリア1204内にあるとは限らないことを諒解されたい。実際には、多数のフェムトカバレージエリア1206が、所与のトラッキングエリア1202またはマクロカバレージエリア1204によって定義され得る。また、1つまたは複数のピコカバレージエリア(図示せず)が、所与のトラッキングエリア1202またはマクロカバレージエリア1204内で画定され得る。フェムトカバレージエリア1204のそれぞれは、上述のフェムトノード1110などのフェムトノードによってサービスされ得る。
【0102】
再び
図11を参照すると、フェムトノード1110の所有者は、たとえば、モバイル事業者コアネットワーク1150を介して提供される3Gモバイルサービスなど、モバイルサービスに加入することができる。加えて、アクセス端末1120は、マクロ環境内と、より小スケール(たとえば、住宅)のネットワーク環境内の両方で動作可能であり得る。言い換えれば、アクセス端末1120の現在のロケーションに応じて、アクセス端末1120は、モバイル事業者コアネットワーク1150に関連するマクロセルアクセスポイント1160によって、または一組のフェムトノード1110(たとえば、対応するユーザの住宅1130内に常駐するフェムトノード1110Aおよび1110B)のうちのいずれか1つによってサービスされ得る。たとえば、加入者がその家の外部にいるときは、加入者は標準的なマクロアクセスポイント(たとえば、アクセスポイント1160)によってサービスされ得、加入者が家にいるときは、加入者は、フェムトノード(たとえば、ノード1110A)によってサービスされ得る。ここでは、フェムトノード1110は、既存のアクセス端末1120との後方互換性があり得ることを諒解されたい。
【0103】
フェムトノード1110は、単一の周波数上か、代替として複数の周波数上に配備され得る。特定の構成に応じて、単一の周波数か、または複数の周波数のうちの1つもしくは複数が、マクロアクセスポイント(たとえば、アクセスポイント1160)によって使用される1つまたは複数の周波数と重なることがある。
【0104】
便宜上、
図10〜
図12に関する本開示は、フェムトノードのコンテキストにおいて様々な機能を説明する。しかしながら、ピコノードは、より大きなカバレージエリアに対して同じかまたは類似の機能を提供することができることを諒解されたい。たとえば、ピコノードは限定的であり得、ホームピコノードは所与のアクセス端末に対して画定され得る、などである。同様に、他のノードまたはネットワークが、上述のように使用されてもよい。
図10〜
図12に示す例は、本明細で説明するシステムまたはデバイスのいかなる実装形態を限定するものでもない。
【0105】
ワイヤレス多元接続通信システムは、複数のワイヤレスアクセス端末の通信を同時にサポートすることができる。上述のように、各端末は、順方向および逆方向のリンク上の送信を介して1つまたは複数の基地局と通信することができる。順方向リンク(またはダウンリンク)は、基地局から端末までの通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)は、端末から基地局までの通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力システム、多入力多出力(MIMO)システム、または何らかの他のタイプのシステムを介して確立され得る。
【0106】
MIMOシステムは、データ送信用に複数(NT個)の送信アンテナおよび複数(NR個)の受信アンテナを使用することができる。NT個の送信アンテナとNR個の受信アンテナとによって形成されるMIMOチャネルは、NS個の独立チャネルに分解可能で、これは空間チャネルとも呼ばれ、NS≦min{NT,NR}である。NS個の独立チャネルのそれぞれは、1つの次元に対応する。複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生成された追加の次元数が利用された場合、MIMOシステムは改善されたパフォーマンス(たとえば、より高いスループットおよび/またはより大きい信頼性)を提供することができる。
【0107】
MIMOシステムは、時分割複信(TDD)および周波数分割複信(FDD)をサポートすることができる。TDDシステムでは、順方向リンク送信と逆方向リンク送信とが同じ周波数領域上で行われるので、相反定理により逆方向リンクチャネルからの順方向リンクチャネルの推定が可能である。これにより、複数のアンテナがアクセスポイントにおいて利用可能であるとき、アクセスポイントは順方向リンク上で送信ビームフォーミング利得を抽出することが可能になる。
【0108】
本明細書の教示は、少なくとも1つの他のノードと通信するために様々な構成要素を使用するノード(たとえば、デバイス)に組み込まれてよい。
図13は、ノード間の通信を容易にするために使用され得るいくつかの例示的な構成要素を示す。具体的には、
図13は、MIMOシステム1300の第1のワイヤレスデバイス1310(たとえば、アクセスポイント)および第2のワイヤレスデバイス1350(たとえば、アクセス端末)の簡略ブロック図である。第1のデバイス1310において、いくつかのデータストリームのトラフィックデータが、データソース1312から送信(TX)データプロセッサ1314に提供される。
【0109】
いくつかの態様では、各データストリームは、それぞれの送信アンテナを通じて送信される。TXデータプロセッサ1314は、そのデータストリームに対して選択された特定の符号化方式に基づいて、各データストリームのトラフィックデータをフォーマットし、符号化し、インターリーブして、符号化されたデータを提供する。TXデータプロセッサ1314は、たとえば処理モジュール305もしくは804内に、またはたとえば、トランシーバ303、307もしくは802内に実装され得る。
【0110】
各データストリームの符号化されたデータは、OFDM技法を使用して多重化され得る。各データストリームの多重化および/またはコード化されたデータは、変調シンボルを提供するために、そのデータストリーム用に選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QSPK、M-PSK、またはM-QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)され得る。各データストリームのデータレート、符号化、および変調は、プロセッサ1330によって実行される命令によって決定され得る。プロセッサは、たとえば、処理モジュール305または804内に実装され得る。データメモリ1332は、プロセッサ1330またはデバイス1310の他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶することができる。
【0111】
すべてのデータストリームの変調シンボルがTX MIMOプロセッサ1320に提供され得、TX MIMOプロセッサ1320はさらに(たとえば、OFDM用に)その変調シンボルを処理し得る。TX MIMOプロセッサ1320は、NT個の変調シンボルストリームをNT個のトランシーバ(XCVR)1322A〜1322Tに提供することができる。いくつかの態様では、TX MIMOプロセッサ1320は、データストリームのシンボルと、そのシンボルがそこから送信されているアンテナとに、ビームフォーミングの重みを適用する。いくつかの態様では、TX MIMOプロセッサ1320は、たとえばMIMOが使用されていないときに省略される。
【0112】
各トランシーバ1322は、それぞれのシンボルストリームを受信し処理して、1つまたは複数のアナログ信号を提供し、さらに、そのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、チャネルを通じて送信するのに適した変調信号を提供する。トランシーバ1322A〜1322TからのNT個の変調信号が、それぞれNT個のアンテナ1324A〜1324Tから送信され得る。トランシーバ1322は、トランシーバ303、307または802内に実装され得る。
【0113】
第2のデバイス1350において、送信された変調信号は、NR個のアンテナ1352A〜1352Rによって受信され得、各アンテナ1352からの受信信号は、それぞれのトランシーバ(XCVR)1354A〜1354Rに提供され得る。各トランシーバ1354は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、およびダウンコンバート)し、調整された信号をデジタル化してサンプルを提供し、さらにそのサンプルを処理して対応する「受信」シンボルストリームを提供する。トランシーバ1322は、トランシーバ303、307または802内に実装され得る。
【0114】
受信(RX)データプロセッサ1360は、NT個の「検出された」シンボルストリームを提供するために、特定の受信機処理技法に基づいて、NR個のトランシーバ1354からNR個の受信されたシンボルストリームを受信し、処理することができる。次いで、RXデータプロセッサ1360は、データストリームのトラフィックデータを回復するために、検出された各シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号する。RXデータプロセッサ1360による処理は、デバイス1310におけるTX MIMOプロセッサ1320およびTXデータプロセッサ1314によって実行される処理を補足するものであり得る。RXデータプロセッサ1360は、たとえば、処理モジュール305または804内に実装され得る。
【0115】
プロセッサ1370は、使用するプリコーディング行列を決定することができる。プロセッサ1370は、たとえば、処理モジュール305または804内に実装され得る。データメモリ1372は、プロセッサ1370または第2のデバイス1350の他の構成要素によって使用されるプログラムコード、データ、および他の情報を記憶することができる。
【0116】
デバイス1310において、第2のデバイス1350からの変調信号が、アンテナ1324によって受信され、トランシーバ1322によって調整され、復調器(DEMOD)1340によって復調され、RXデータプロセッサ1342によって処理され得る。アンテナ1324は、アンテナ302および304のうちの1つまたは複数によって実装され得る。同様に、アンテナ1352は、アンテナ302および304のうちの1つまたは複数によって実装され得る。
【0117】
図13はまた、通信構成要素が、本明細書で教示したように、様々な送信を実行するかまたは動作を制御する1つまたは複数の構成要素を含むことができることも示す。たとえば、アクセス制御構成要素1390は、本明細書で教示したように、信号を別のデバイス(たとえば、デバイス1350)に送信し、別のデバイスから受信するために、プロセッサ1330、および/またはデバイス1310の他の構成要素と協働することができる。同様に、アクセス制御構成要素1392は、信号を別のデバイス(たとえば、デバイス1310)に送信し、別のデバイスから受信するために、プロセッサ1370、および/またはデバイス1350の他の構成要素と協働することができる。デバイス1310および1350のそれぞれに対して、説明した構成要素のうちの2つ以上の機能が、単一の構成要素によって提供され得ることを諒解されたい。たとえば、単一の処理構成要素が、アクセス制御構成要素1390およびプロセッサ1330の機能を提供し得、単一の処理構成要素が、アクセス制御構成要素1392およびプロセッサ1370の機能を提供することができる。
【0118】
図14は、
図1のワイヤレス通信システム内で使用され得る別の例示的なワイヤレスデバイス1400の機能ブロック図である。デバイス1400は、ホワイトスペース内で通信するための別の装置に対する送信電力情報を決定するためのモジュール1402を備える。モジュール1402は、
図7に示すブロック706に関して上述した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。モジュール1402は、処理モジュール305を備えることができる。モジュール1402は、プロセッサ1330もしくは1370、送信データプロセッサ1314もしくは1338、受信データプロセッサ1360、送信MIMOプロセッサ1320、またはアクセス制御構成要素1390のうちの1つまたは複数をさらに備えることができる。
【0119】
デバイス1400は、ホワイトスペースのチャネル内でワイヤレス通信を送信するためのモジュール1404をさらに備える。ワイヤレス通信は、他の装置による初期送信を許可し、送信電力情報を識別することができる。モジュール1404は、
図7に示すブロック708に関して上述した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。モジュール1404は、ホワイトスペーストランシーバ307を備えることができる。モジュール1404は、トランシーバ1324または1352のうちの1つまたは複数をさらに備えることができる。
【0120】
図15は、
図1のワイヤレス通信システム内で使用され得るさらに別の例示的なワイヤレスデバイス1500の機能ブロック図である。デバイス1500は、ホワイトスペースのチャネル内でワイヤレス通信を受信するためのモジュール1502を備える。ワイヤレス通信は、初期送信を許可し、ホワイトスペース内で通信するための送信電力情報を識別することができる。モジュール1502は、
図9Aに示すブロック902に関して上述した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。モジュール1502は、ホワイトスペーストランシーバ802を備えることができる。モジュール1502は、トランシーバ1324または1352のうちの1つまたは複数をさらに備えることができる。
【0121】
デバイス1500は、データを送信するためにホワイトスペース内の1つまたは複数のチャネルを識別する情報についての要求を、ワイヤレス送信するためのモジュール1504をさらに含む。要求は、ワイヤレス通信内で受信された送信電力情報に少なくとも部分的に基づく電力で送信され得る。モジュール1504は、
図9Aに示すブロック904に関して上述した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。モジュール1504は、ホワイトスペーストランシーバ802を備えることができる。モジュール1504は、トランシーバ1324または1352のうちの1つまたは複数をさらに備えることができる。
【0122】
本明細で説明するシステム、方法およびデバイスは、TVWSなどのホワイトスペース内で通信することができることは、当業者には諒解されよう。様々なデバイスは、たとえばFCCによって管理されるようなデータベースから有効化を要求するように構成され得る。いくつかの態様では、初期送信を許可する通信は、有効化のブートストラッププロシージャを開始するデバイスが送信電力を決定し得るように、初期送信に対する電力情報を含むことができる。
【0123】
本明細書で使用する際、「決定すること」という用語は、様々なアクションを含む。たとえば、「決定すること」は、計算、算出、処理、導出、調査、探索(たとえば、テーブル、データベース、または別のデータ構造での探索)、確認などを含むことができる。また、「決定すること」は、受信(たとえば、情報を受信すること)、アクセス(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含むことができる。また、「決定すること」は、解決、選択、選出、確立などを含むことができる。
【0124】
本明細書で使用する、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、個々のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-cをカバーすることを意図している。
【0125】
上記の方法の様々な動作は、たとえば様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア構成要素、回路ならびに/あるいはモジュールなど、動作を実行することができる任意の好適な手段によって実行することができる。一般に、図に示すどの動作も、その動作を実行することが可能な対応する機能的手段によって実行され得る。
【0126】
本開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せで実装または実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサとすることができるが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械とすることができる。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装することもできる。
【0127】
1つまたは複数の態様では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装した場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる、任意の他の媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は、通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザで光学的にデータを再生する。したがって、一部の態様において、コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形媒体)を含み得る。さらに、一部の態様において、コンピュータ可読媒体は、一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、信号)を含み得る。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
【0128】
本明細書で開示された方法は、記載の方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを含む。方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく、互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は特許請求の範囲から逸脱することなく変更できる。
【0129】
説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装できる。ソフトウェアで実装した場合、機能は、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令として格納され得る。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる、任意の他の媒体を含み得る。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。
【0130】
したがって、いくつかの態様は、本明細書で提示する動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を含むことができる。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書で説明する動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である命令をそこに記憶した(および/または符号化した)コンピュータ可読媒体を備え得る。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を含み得る。
【0131】
ソフトウェアまたは命令は、伝送媒体を介して送信することもできる。たとえば、ソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は伝送媒体の定義内に含まれる。
【0132】
さらに、本明細書で説明する方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合、ユーザ端末および/または基地局によってダウンロードされ得、および/またはその他の方法で得られ得ることを諒解されたい。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書で説明する方法を実施するための手段の転送を容易にするために、サーバに結合することができる。代替的に、本明細書で説明される様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局がストレージ手段をデバイスに結合するかまたは提供するとその様々な方法を得ることができるように、ストレージ手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピー(登録商標)ディスクのような物理記憶媒体など)によって提供できる。さらに、本明細書で説明する方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の適切な技法を利用することができる。
【0133】
特許請求の範囲は、上記に示した正確な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。上記の方法および装置の構成、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な改変、変更および変形を行うことができる。
【0134】
上記は本開示の態様を対象とするが、本開示のその他のさらなる態様は、本開示の基本的な範囲から逸脱することなく考案することができ、本開示の範囲は、以下の特許請求の範囲によって決定される。