(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記複数の参加者の各々に表示されるべき、前記それぞれの発信者プロファイルを選択するステップが、各参加者に関連付けられたコンタクトカテゴリーに基づいて選択するステップを含む、請求項1に記載の方法。
前記複数の参加者の各々に表示されるべき、前記それぞれの発信者プロファイルを選択するステップが、前記グループ通信セッションに対応するアプリケーションタイプに基づいて選択するステップを含む、請求項1に記載の方法。
前記複数の参加者の各々に表示されるべき、前記それぞれの発信者プロファイルを選択するステップが、前記発信者が前記グループ通信セッションのために使用中であるデバイスのデバイス識別情報に基づく、請求項1に記載の方法。
前記複数の参加者の各々に表示されるべき、前記それぞれの発信者プロファイルを選択するステップが、前記シングルユーザアカウントに対応する1つまたは複数のプロファイルルールに基づいて選択するステップを含む、請求項1に記載の方法。
1つまたは複数のプロファイルルールに基づいて、前記複数の参加者の各々に表示されるべき、前記それぞれの発信者プロファイルを選択するステップが、ロケーション情報、時刻、カレンダー情報、プレゼンス情報、ユーザ選好、使用中のグループ通信アプリケーション、発信者情報、ユーザデバイス能力、ユーザデバイス識別情報、ターゲット参加者デバイス能力、通信の主題もしくはタイトル、前記通信のコンテキスト、または他の参加者情報のうちの1つまたは複数に基づいて選択するステップをさらに含む、請求項5に記載の方法。
各選択された参加者プロファイルが前記グループプロファイル識別子に対応するように、1つまたは複数の確立された参加者プロファイルから、それぞれの参加者プロファイルを選択するステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
前記グループ通信セッションが、グループ通話、チャットセッション、インスタントメッセージング、ビデオ通話、およびゲームのうちの1つまたは複数を備える、請求項1に記載の方法。
前記複数の参加者の各々に表示されるべき、前記それぞれの発信者プロファイルを選択するための前記手段が、各参加者に関連付けられたコンタクトカテゴリー、前記グループ通信セッションに対応するアプリケーションタイプ、前記発信者が前記グループ通信セッションのために使用中であるデバイスのデバイス識別情報、および前記シングルユーザアカウントに対応する1つまたは複数のプロファイルルールのうちの、少なくとも1つに基づいて選択するための手段をさらに備える、請求項27に記載の装置。
前記1つまたは複数のプロファイルルールが、ロケーション情報、時刻、カレンダー情報、プレゼンス情報、ユーザ選好、使用中のグループ通信アプリケーション、発信者情報、ユーザデバイス能力、ユーザデバイス識別情報、ターゲット参加者デバイス能力、通信の主題もしくはタイトル、前記通信のコンテキスト、または他の参加者情報のうちの1つまたは複数に基づいて選択するためのルールをさらに備える、請求項34に記載のサーバ。
前記1つまたは複数のプロファイルルールが、ロケーション情報、時刻、カレンダー情報、プレゼンス情報、ユーザ選好、使用中のグループ通信アプリケーション、発信者情報、ユーザデバイス能力、ターゲット参加者デバイス能力、デバイス識別情報、通信の主題もしくはタイトル、前記通信のコンテキスト、または他の参加者情報のうちの1つまたは複数に基づいて選択するためのルールをさらに備える、請求項40に記載のサーバ。
前記グループ通信セッションが、グループ通話、チャットセッション、インスタントメッセージング、ビデオ通話、およびゲームのうちの1つまたは複数を備える、請求項30に記載のサーバ。
【発明を実施するための形態】
【0012】
次に、図面を参照しながら様々な態様について説明する。以下の記述では、説明の目的で、1つまたは複数の態様の完全な理解を与えるために多数の具体的な詳細を記載する。ただし、そのような態様をこれらの具体的な詳細なしに実施できることは明白であり得る。
【0013】
一態様では、説明する装置および方法は、ユーザが、共通のプラットフォーム、たとえば、グループ通信サーバ、アプリケーション、またはアプリケーションのグループで、ユーザの異なるパーソナリティを表現するために複数のプロファイルを作成かつ定義するオプションを用いて、1つのアカウントを作成することを可能にする。本明細書で使用する「プラットフォーム」という用語は、グループ通信サーバもしくはソーシャルネットワーキングサーバもしくはある他の通信プラットフォームなど、ネットワークベースのサーバプラットフォーム、および、アプリケーション、アプリケーションのグループ、もしくはクライアントプラットフォーム、もしくは複数のアプリケーションをホストするミドルウェアなど、デバイスベースのプラットフォームをも含み得、または、クライアント/サーバ通信フレームワークを定義する、ネットワークベースのプラットフォームとデバイスベースのプラットフォームの両方の組合せを含み得る。一態様では、たとえば、ネットワークベースのプラットフォームとデバイスベースのプラットフォームの両方の組合せにおいて、本明細書で説明する機能、たとえば、プロファイルの定義、プロファイルの記憶/インデクシング、サードパーティインターフェースを含む様々なソースからのプロファイルデータの統合、ルールベースのプロファイル選択などは、クライアントデバイスおよびサーバの間で分散していてもよい。要するに、説明する装置および方法は、複数の変形態を有し得る。さらに、プロファイルはユーザパーソナリティを定義することができるので、または、ユーザパーソナリティはプロファイルを定義することができるので、「プロファイル」および「パーソナリティ」という用語は、本明細書で互換的に使用され得る。プロファイルは、ユーザの名前、アバタおよび/または識別子のみではなく、限定はしないが、ユーザの名前、アドレス情報、プレゼンス情報、テキストベースのステータス/アクティビティ、ロケーション情報、写真、1つまたは複数の関心事など、任意の数の他のパラメータを含み得ることに留意されたい。さらに、説明する装置および方法は、プラットフォームが、使用中のアプリケーション、グループ通信セッションにおける参加者、コンテキスト(ロケーション、時刻など)などに基づいて、ユーザのための「正しい」または最も適切なプロファイルを動的に選択することができるように、ユーザがプラットフォームのためのルールのセットを作成することを可能にする。グループ通信は、複数のパーティとの任意の通信を含み得る。たとえば、グループ通信セッションは、限定はしないが、特に、グループ通話、ゲーム、チャットセッション、ソーシャルネットワーキング通信、ビデオ通話、およびインスタントメッセージングを含み得る。したがって、一態様では、説明する装置および方法は、複数のアカウントを手動で管理する必要から、ユーザを解放することができる。代わりに、説明する装置および方法は、ユーザ選好、または定義されたプロファイル選択ルールに基づいて、自動的に好ましいプロファイルを用いて通信することが可能であり得る。
【0014】
また、一態様では、説明する装置および方法は、グループ参加者のためのプロファイル管理に関係し得る。一態様では、説明する装置および方法は、グループの所有者、所与の参加者、または任意の他の認可されたエンティティが、どのようなプロファイル情報をグループメンバーのすべての参加者が見ることになるかを規定することを可能にすることができる。
【0015】
さらに、別の態様では、説明する装置および方法は、異なるグループ参加者が、グループ通信セッションにおける他の参加者のそれぞれの選好に基づいて、他の参加者の同じプロファイルまたは異なるプロファイルのいずれかを見ることを可能にすることができる。たとえば、参加者A、B、C、およびDがグループ通信セッション内にいる(参加者のすべてが、1つまたは複数のパーソナリティを表現する1つまたは複数のプロファイルを有し、たとえば、AがプロファイルA1〜A4を有し、BがプロファイルB1〜B3を有し、CがプロファイルC1およびC2を有し、DがプロファイルD1を有する)場合、一態様では、参加者Cは、それぞれ、参加者Cに関する参加者A、B、およびDの選好に基づいて、プロファイルA4、B3、およびD1に基づくユーザA、B、およびDの表現を見ていることがあり得る。また、同じグループ通信セッションにおいて、参加者Bは、たとえば、参加者Bに関する参加者Aの選好に従って、プロファイルA1に基づく、ユーザAの表現を見ていることがあり得るので、参加者Bは、同じ参加者のうちの1人または複数の異なる表現を有し得る。たとえば、Aは、参加者BがプロファイルA1を見ることを望み得るが、Aは、参加者CがプロファイルA4を見ることを望み得る。言い換えれば、グループ通信セッションにおける各参加者は、そのグループ通信セッションにおける各他の参加者に提示されるべき特定のパーソナリティを(たとえば、プロファイルに基づいて)別々に識別することができる。さらに、新しい参加者が、進行中のグループ通信セッションに追加される場合、各既存の参加者、ならびにグループ通信セッションの新しいメンバーは、各他の参加者に知らせるためのそれぞれのプロファイルを選択することができる。加えて、参加者はまた、グループ通信セッションが進行中である間、知らされたプロファイルを切り替えるように選択することもできる。
【0016】
さらに別の態様では、グループ自体は、各グループ参加者のどのようなプロファイルが使用されるかを制御する、グループプロファイル識別子を有し得る。たとえば、グループプロファイル識別子に基づいて、そのグループ(および、関連付けられた通信)における参加者は、グループの権限またはセキュリティ面と、グループユーザプロファイルとに基づいて、グループ名のみ、および/または各ユーザのそれぞれのプロファイル情報を見ることができる。たとえば、セキュリティ上の問題があるグループ通信セッションにおいてなど、いくつかの態様では、グループ通信セッションにおけるすべての参加者は、グループ名のみを見ることができ、参加者についての情報は入手可能であり得ない。この場合、グループ所有者、またはグループ通信サーバもしくはシステムは、いつ、参加者情報が表示されるべきであるか、および参加者情報が表示されるべきであるかどうかを規定することができる。別の場合では、グループは、どのようなプロファイル情報が提示されるかを決定するために使用され得る、ロケーション、名前、active_since_time(いつグループが最後にアクティブであったかを測定する時間期間を定義する)、メンバーシップ情報、ユニバーサルリソースロケータ(URL)など、対応するグループパラメータを有し得る。この例では、そのようなグループプロファイル決定は、匿名グループ通信セッションにおいてなど、参加者情報が公開される必要がなく、グループパラメータまたは他のグループ情報のみが通信セッション上の誰にとっても注目すべきものである場合、適切であり得る。
【0017】
他の態様では、どのようなプロファイル情報が利用可能であるかの混合があり得る。たとえば、一部のグループ参加者は、別の参加者の名前および/またはロケーション情報を見ることができるのに対して、異なる参加者は、同じ参加者に対応するグループ名および/またはプロファイルユーザ名のみを見ることができる。
【0018】
言い換えれば、説明する装置および方法は、ユーザの複数のパーソナリティをサポートし、そのことは、ユーザが単一のアカウントおよびアドレス帳を使用して、異なるパーソナリティを用いて通信することを可能にする。これらの態様は、グループ通信セッションを作成することなど、アクティブな通信、ならびに、他のユーザが発見するために利用可能な異なるプロファイルまたはパーソナリティを作成することなど、ユーザまたはプロファイル発見の両方に適用される。このようにして、説明する装置および方法は、グループ通信環境におけるパーソナリティの提示において柔軟性および効率を実現するために、複数のパーソナリティサポート、および動的パーソナリティ管理を提供する。
【0019】
図1を参照すると、一例では、グループ通信においてプロファイル情報を管理するシステム10は、プロファイルデータベース16を維持するプロファイルマネージャ14を有する、グループ通信サーバ12を含む。プロファイルデータベース16は、システム10とともに動作可能な、デバイス22、24、26、および28など、複数のユーザデバイスの各々に対応するシングルユーザアカウント20のための、複数の異なる確立されたプロファイル18を記憶する。それぞれのデバイスユーザ、たとえば、ユーザA、ユーザB、ユーザC、およびユーザDは、それぞれ複数のユーザデバイスを有し得ることに留意されたい。ユーザデバイスは、限定はしないが、セルラー電話、タブレット、ラップトップコンピュータ、パーソナルコンピュータなどを含み得る。複数のユーザデバイスは、ユーザアカウント20に関連付けられたプロファイル18の中で、同じプロファイル、または異なるプロファイルを確立、アクセス、かつ/または利用することができる。たとえば、ユーザは、最初に、セルラー電話を介してプロファイルを確立かつ使用することができ、後で、タブレットデバイスを介して初期プロファイルにアクセスし、かつ/または初期プロファイルを更新することができる。一態様では、それぞれのデバイスユーザのためのシングルユーザアカウント20は、それぞれのデバイスユーザに関連付けられた複数のデバイスの各々によってアクセスされ得る。その上、デバイス22、24、26、および28の各々は、ワイヤードまたはワイヤレスリンクの任意の組合せなど、1つまたは複数の通信リンク29を介して、グループ通信サーバ12と通信することが可能であり得る。さらに、たとえば、各シングルユーザアカウント20は、たとえば、ユーザA、ユーザB、ユーザC、およびユーザDなど、それぞれのデバイスユーザに対応するユーザアカウント20を一意に識別するために使用され得る、一意識別子31を有し得る。一意識別子31はまた、デバイス22、24、26、および28の各々によって、ユーザアカウント20をそれぞれのデバイスに関連付けるためにも使用され得る。それぞれのデバイスユーザが、それぞれのデバイスユーザに関連付けられた複数のデバイスを有する場合、デバイスの各々は、一意識別子31を使用して、それぞれのデバイスユーザのためのユーザアカウント
20をデバイスの各々に関連付けることができる。さらに、たとえば、限定として解釈されるべきではないが、
図1に示すように、プロファイルデータベース16は、ユーザAのための「ユーザAアカウント」、ユーザBのための「ユーザBアカウント」、ユーザCのための「ユーザCアカウント」、およびユーザDのための「ユーザDアカウント」など、複数のシングルユーザアカウント20を含み得る。加えて、各シングルユーザアカウント20は、ユーザAのためのユーザAアカウントにおけるプロファイル1〜4、ユーザBのためのユーザBアカウントにおけるプロファイル1〜3、ユーザCのためのユーザCアカウントにおけるプロファイル1および2、ならびにユーザDのためのユーザDアカウントにおけるプロファイル1など、それぞれのユーザのそれぞれの1つまたは複数のパーソナリティを定義する、1つまたは複数のプロファイル18を有し得る。たとえば、複数の異なる確立されたプロファイル18の各々によって定義されたパーソナリティは、各ユーザが自分自身を異なるように表現することを望み得る、コンタクトまたは通信アプリケーションまたはコンテキストに対応し得る。加えて、複数の異なる確立されたプロファイル18の各々によって定義されたパーソナリティは、デバイスユーザが他のデバイスユーザと通信するために使用中であり得る、特定のデバイスに対応し得る。
【0020】
図2Aを参照すると、たとえば、一態様では、
図1のデバイス22を操作するユーザAは、「John Smith」というユーザ名と、電話番号、たとえば「858-858-8585」などの一意識別子31とを有する、ユーザであり得る。さらに、ユーザAまたは「John Smith」のための一意識別子31は、複数のプロファイル18(
図1では、プロファイルA1〜A4とも呼ばれる、プロファイル1〜4として示す)に関連付けられ得、これらのプロファイルは、一態様では、友人および家族プロファイル96、会社プロファイル98、ならびに基本プロファイル100を含み得る。たとえば、友人および家族プロファイル96は、会社プロファイル98よりも個人的な情報を含んでもよく、会社プロファイル98は、より仕事関連の情報を含み得る。さらに、たとえば、基本プロファイル100は、たとえば、ユーザが、知られていない別のユーザに公開することに不安のない情報など、比較的低レベルの情報を含み得る。友人および家族プロファイル96、会社プロファイル98、ならびに基本プロファイル100は、任意の1人のユーザによって作成され得る複数のプロファイル18の一例を表現するにすぎないことを理解されたい。したがって、ユーザAまたは「John Smith」は、「John Smith」が自分自身を表現するために使用することを望み得る任意の数のパーソナリティに対応する、任意の数のプロファイル18を作成することができる。この態様では、説明する装置および方法は、デバイス22上、または、ユーザAもしくは「John Smith」などの任意のユーザが、友人および家族プロファイル96、会社プロファイル98、ならびに基本プロファイル100などの異なるプロファイル18を作成することを可能にし、異なるプロファイルパラメータもしくはプロファイル情報13を各プロファイルに関連付けることを可能にする、任意の他の通信デバイス上などで、プロファイル管理ユーザインターフェース90を含み得る。一態様では、ユーザは、たとえば、管理用ウェブポータルを介して、プロファイル管理ユーザインターフェース90にアクセスすることができる。たとえば、プロファイルパラメータまたはプロファイル情報13は、対応するプロファイルによって他のユーザに対して表現されるパーソナリティを定義し、他のユーザ関連またはプロファイル関連データを提供することができる。たとえば、プロファイルパラメータまたはプロファイル情報13は、限定はしないが、プロファイル固有のユーザ名15などのデータと、プロファイル固有の写真17と、現在のロケーションまたはアドレスなどのロケーション情報19と、ユーザ可用性情報または現在のコンタクトモードなどのプレゼンス情報21と、電子メールアドレス、電話番号、肩書、企業アドレスなどのコンタクト情報23と、他のユーザ関連アプリケーションへのリンクなどの追加のユーザ情報、関連付けまたは関心事25と、商品、サービス、コンテンツなどの推奨などのユーザ推奨27とを含み得る。したがって、ユーザAまたは「John Smith」は、プロファイルデータベース16(
図1)において、複数のプロファイル18の各々を作成し、記憶することができる。
【0021】
図2Bを参照すると、たとえば、一態様では、
図1のデバイス22を操作するユーザAは、「John Smith」というユーザ名と、電話番号、たとえば「858-858-8585」などの一意識別子31とを有する、ユーザであり得る。さらに、ユーザAまたは「John Smith」のための一意識別子31は、複数のプロファイル18(
図1では、プロファイルA1〜A4とも呼ばれる、プロファイル1〜4として示す)に関連付けられ得、これらのプロファイルは、一態様では、友人および家族プロファイル96(
図2)、会社プロファイル98(
図2)、ならびに基本プロファイル100(
図2)を含み得る。加えて、ユーザAは、ユーザAが通信のために使用することができる複数のデバイスを有してもよく、これらのデバイスは、一態様では、第1のデバイス22、第2のデバイス22a、および第3のデバイス22bを含み得る。ユーザAは、デバイス22上でなど、プロファイル管理ユーザインターフェース90を使用して、デバイスの各々のために異なるプロファイルを作成することができる。ユーザは、ユーザが自分自身を表現するために使用することを望み得る任意の数のパーソナリティに対応する、任意の数のプロファイル18を作成できることに留意されたい。
【0022】
一態様では、ユーザAは、ユーザAが使用することができる各デバイスに対して、異なるプロファイル18を表示させることを望み得る。一態様では、各デバイスは、そのデバイスに関連付けるためのプロファイル18を選択するために使用され得る、デバイス識別情報(ID)を有し得る。たとえば、ユーザAは、デバイス22aを仕事用デバイスとして使用することができ、ユーザAがデバイス22aを使用するとき、会社プロファイル98を提示させることを望み得る。加えて、ユーザAは、デバイス22をパーソナルデバイスとして使用することができ、友人/家族プロファイル96をデバイス22上に提示させることを望み得る。デバイス22bは、ユーザAによって通信のためにまれに使用されることがあり、したがって、ユーザAは、基本プロファイル100をデバイス22b上に表示させることを望み得る。
【0023】
デバイス22、22a、および22bは、プロファイル18の異なる特徴が表示されることを可能にすることができ、かつ/または、プロファイル18の様々な特徴が表示されないように制限することができる、固有のデバイス能力を有し得る。したがって、各デバイス上で表示されるように選択されるプロファイル18はまた、デバイスの固有のデバイス能力にも依存し得る。
【0024】
上記では、各デバイス上で表示される異なるプロファイル18を例示しているが、同じプロファイル18が各デバイス上に表示されてもよいことに留意されたい。その上、複数のデバイスが同じプロファイル18を表示してもよく、他のデバイスが異なるプロファイル18を表示してもよい。ユーザは、たとえば、プロファイル管理ユーザインターフェース90を使用することによって、各デバイスのために選択されたプロファイル18を更新かつ/または変更することができる。
【0025】
図1に戻ると、グループ通信サーバ12は、グループ通信マネージャ32ならびに複数のユーザデバイス22、24、26、および28の各々と通信している、プロファイル決定器30をさらに含み得る。グループ通信マネージャ32は、デバイス22、24、26、および28のうちの2つ以上など、複数のユーザデバイスの任意の組合せ間のグループ通信セッションの確立および維持を制御する。確立より前に、かつ/または、進行中のグループ通信セッション中に、プロファイル決定器30は、各グループ参加者のための複数の異なる確立されたプロファイル18のうちのどれが、他のグループ参加者の各々に表示されるかを識別する。したがって、所与のグループ通信セッション中に、かつ、各グループ参加者について、プロファイル決定器30は、同じユーザまたはユーザデバイスのために、少なくとも2人の異なる参加者に表示されるべき、複数の異なる確立されたプロファイル18のうちの異なるものを識別することができる。
【0026】
たとえば、各ユーザアカウント20のための複数の異なる確立されたプロファイル18の各々は、たとえば、異なるユーザ定義のカテゴリーに関連付けられ得る、各ユーザアカウント20に対応するそれぞれのユーザに関連付けられた異なるパーソナリティに関係し得る。たとえば、各ユーザアカウント20のための複数の異なる確立されたプロファイル18は、限定はしないが、会社パーソナリティ、家族パーソナリティ、友人のパーソナリティ、グループパーソナリティ、紹介または基本パーソナリティなどのパーソナリティを含み得る。一態様では、名前、タイトルまたはコンテキストなど、各プロファイルの識別子は、ユーザ定義のカテゴリーであり得る。したがって、各ユーザアカウント20のための複数の異なる確立されたプロファイル18の各々は、限定はしないが、ユーザ名および/または識別子、アドレス、プレゼンス情報、テキストベースのステータスまたはアクティビティ情報、ロケーション情報、関心事など、異なるプロファイル関連情報を含み得、または公開し得る。たとえば、一態様では、別々のプロファイル関連情報をもつ別々のプロファイルを有するのではなく、プロファイルデータベース16は、異なるセットのプロファイル関連情報を異なるプロファイル識別子にマップする、リレーショナルデータベースであり得る。いずれの場合も、システム10は、各ユーザまたは各ユーザデバイス、たとえば、22、24、26、および28のためのシングルユーザアカウント20を含み、シングルユーザアカウント20は、グループ通信においてユーザまたはユーザデバイスを表現するために使用され得る、任意の数の異なる確立されたプロファイル18を含み得る。
【0027】
一態様では、プロファイル決定器30は、複数の確立されたプロファイル18のうちのどれが、所与のグループ通信セッションにおいて使用されるべきであるかを指定するための、ユーザ選択を受信することができる。たとえば、グループ通信セッションセットアップ中に、進行中のグループ通信セッション中に、または新しいグループ参加者が進行中のグループ通信セッションに加入するとき、プロファイル決定器30は、複数の確立されたプロファイル18のうちのどれが使用されるべきであるかを識別するための、ユーザ入力を取得するように、ユーザデバイスに促すことができる。
【0028】
別の態様では、プロファイル決定器30は、複数の確立されたプロファイル18のうちのどれが、所与のグループ通信セッションにおいて使用されるべきであるかを、自動的に選択するために実行され得る、1つまたは複数のプロファイル選択ルール34を含み得る。たとえば、グループ通信セッションセットアップ中に、進行中のグループ通信セッション中に、または新しいグループ参加者が進行中のグループ通信セッションに加入するとき、プロファイル決定器30は、1つまたは複数のプロファイル選択ルール34を実行することができる。一態様では、プロファイル選択ルール34は、各ユーザアカウント20に固有のルールのセットであり得、対応するユーザによって定義され得るか、または、異なるシナリオもしくはコンテキストにおけるプロファイル使用を追跡することに基づいて、プロファイル決定器30によって学習され得る。たとえば、プロファイル選択ルール34は、プロファイル決定器30が、限定はしないが、ロケーション情報、時刻、カレンダー情報、プレゼンス情報、ユーザ選好、使用中のグループ通信アプリケーション、通信セッション発信者情報、ユーザデバイス能力、ユーザデバイス識別情報(たとえば、ユーザが、シングルアカウント20に関連付けられた2つ以上のユーザデバイスを有し得る)、ターゲット参加者デバイス能力、通信の主題もしくはタイトル、通信のコンテキスト、または他の参加者情報など、1つまたは複数の要因に基づいて、どのプロファイルを選択するべきかについて決定することを可能にすることができる。
【0029】
一態様では、プロファイル決定器30は、1つまたは複数のプロファイル選択ルール34を使用して、ユーザがグループ通信セッションのために現在使用中であるデバイスのために、どのプロファイル18が使用されるべきであるかを選択することができる。たとえば、プロファイル選択ルール34は、グループ通信セッションのために使用中であるデバイスのデバイス識別情報に基づいて、友人および家族プロファイルを使用するように設定され得る。プロファイル選択ルール34はまた、ユーザがグループ通信セッション中にデバイスを変更する場合、グループ通信セッション中にプロファイル間で自動的に切り替えることもできる。たとえば、ユーザが第1のデバイスから第2のデバイスへ切り替える場合、プロファイルルール34は、ユーザがグループ通信セッション中にデバイスを変更したという通知を受信すると、第1のデバイスに関連付けられたあるプロファイルから、第2のデバイスに関連付けられた別のプロファイルへ、自動的に切り替えることができる。プロファイル更新通知は、プロファイル切り替えが発生すると、所与のグループ通信セッションにおける参加者のうちの1人または複数へ送られ得る。複数のデバイスが、グループ通信セッションにおけるユーザによって使用中であるとき、グループ通信セッションにおける1人または複数の参加者にとって可視のプロファイルは、ユーザの一意IDのために使用中のアクティブデバイスのうちの1つまたは複数によって可能にされたプロファイルの統合であり得る。
【0030】
図3を参照すると、たとえば、限定として解釈されるべきではない一態様では、システム10(
図1)の動作の結果は、同じユーザまたはユーザデバイスが、通信リンク29(
図1)のうちの1つまたは複数を含み得る、インターネットなどの通信ネットワーク39を介したグループ通信セッション37中に、異なる他のユーザまたはユーザデバイスに対して異なるように表現されることを可能にする。たとえば、
図1の例を使用すると、グループ通信セッションに参加しているユーザデバイス22、24、26、および28の各々に対応する各ユーザアカウント20は、1つまたは複数の異なるプロファイル18、たとえば、A1〜A4、B1〜B3、C1およびC2、ならびにD1を含む。したがって、
図3では、各ユーザデバイス22、24、26、および28は、それらのプロファイルのうちの1つに基づいて、他のグループ参加者の各々のそれぞれの表現を含む、ユーザインターフェース36を含む。たとえば、ユーザAは、ユーザデバイス24上で、ユーザAプロファイル1に基づいてユーザA表現41として提示され得るが、ユーザA表現43は、ユーザデバイス26上で、ユーザAプロファイル4に基づいて提示され得るが、ユーザA表現45は、ユーザデバイス28上で、ユーザAプロファイル3に基づいて提示され得る。同様に、ユーザBは、ユーザデバイス22およびユーザデバイス28上で、ユーザBプロファイル1に基づいて、ユーザB表現51によって表現され得るが、ユーザB表現53は、ユーザデバイス26上で、ユーザBプロファイル2に基づいて提示される。また、ユーザCは、ユーザデバイス22上で、ユーザCプロファイル1に基づいてユーザC表現61として、また、ユーザデバイス24およびユーザデバイス28上で、ユーザCプロファイル2に基づいてユーザC表現63として提示され得る。最後に、ユーザDは、ユーザデバイス22、ユーザデバイス24、およびユーザデバイス26上で、ユーザDプロファイル1に基づいてユーザD表現71として提示され得る。このようにして、グループ通信セッションにおける各ユーザまたはユーザデバイス22、24、26、および28は、各ユーザまたはユーザデバイスに対応するシングルユーザアカウント20に関連付けられた複数のプロファイル18のうちの異なるものに基づいて、グループ参加者のうちの少なくとも2人に対して異なるように表現され得る。
【0031】
図3の例では、ユーザデバイス22は、通信セッション発信者と見なされ得るが、ユーザデバイス24、26、および28は、通信セッション発信者によってグループ通信セッションに勧誘されたターゲット参加者であり得ることに留意されたい。
図3の図示の例では、通信セッション発信者、たとえば、ユーザデバイス22は、グループ通信セッション中にどのグループプロファイルが提示されるかを制御するための、グループプロファイル識別子を定義していない。したがって、プロファイル決定器30(
図1)は、たとえば、各ユーザアカウントに関連付けられた1つまたは複数のプロファイル選択ルール34に基づいて、適切なプロファイルを選択することができ、または、各ユーザは、どのプロファイルを他のユーザに公開するべきか、もしくは、どのプロファイルを彼ら自身のデバイス上で提示するべきかを指定することができる。たとえば、彼らのそれぞれのユーザデバイスを介して、各ユーザは、グループ通信セッションを発信すること、もしくはグループ通信セッションに勧誘されることに基づく自動関連付けを介して、または、ログインプロセスを介して手動でなど、自分のそれぞれのシングルユーザアカウント20および/または一意識別子31を識別することができる。次いで、各ユーザは、たとえば、手動で、またはプロファイル決定器30(
図1)によるプロンプトを介して、他のユーザに公開するべきプロファイル、または彼ら自身のデバイス上で提示するべきプロファイルを選択することができる。
【0032】
図4Aを参照すると、一態様では、プロファイル作成および更新に関するメッセージフロー40の一例は、アカウント作成者および/または通信セッション発信者42と、通信セッション発信者のユーザデバイスのうちのいずれか1つに、かつ/または管理用ウェブポータルにアクセスすることが可能な別の通信デバイスに位置し得る、ユーザインターフェース(UI)44と、グループ通信サーバ12とのアクションに関する。この例示的なメッセージフロー40では、アカウント作成者は、たとえば、通信セッション発信者など、グループ通信セッションを最終的に発信し、かつ/またはグループ通信セッションを最終的に受信する、ユーザアカウントに関連付けられたデバイスのユーザであり得ることに留意されたい。加えて、アカウント作成者は、アカウントをセットアップするが、対応するユーザデバイス上で通信セッションを発信しない、アドミニストレータまたは指定されたプロキシなど、別個の関係者であり得る。46で、たとえば、ユーザデバイスにおけるグループ通信セッションアプリケーションの最初のダウンロードもしくは起動、または管理用ウェブポータルへのアクセス時、アカウント作成メッセージが、アカウント作成者および/または通信セッション発信者42に、(たとえば、すでに利用可能でない場合、かつ/または、その時間/ロケーション/ミーティング/コンテキスト/コンテンツなどのためのユーザルールに基づいて)基本プロファイル情報を入力するように促すことができ、48で、基本プロファイルを含むアカウント作成を要求する。アカウントが作成された後、グループ通信セッションアプリケーションの起動は、典型的には、ユーザをアカウント作成アクションに導かないようになることに留意されたい。50で、グループ通信サーバ12は、要求と基本プロファイル情報とを受信し、場合によっては、アカウント作成者および/または通信セッション発信者42を認証することができ、次いで、アカウント作成者および/または通信セッション発信者42に対応するユーザアカウントと基本プロファイルとを作成し、記憶することができる。さらに、たとえば、グループ通信サーバ12は、アカウント作成者および/または通信セッション発信者42から、たとえば、1つまたは複数のプロファイルを利用することができるアプリケーションのリストを取得するこ
とができる。たとえば、そのようなグループ通信アプリケーションには、限定はしないが、QCHAT(商標)グループ通信アプリケーション、YAGATTA(商標)グループ通信アプリケーション、SKYPE(商標)グループ通信アプリケーション、FACEBOOK(商標)グループ通信アプリケーション、TWITTER(商標)グループ通信アプリケーションなどが含まれ得る。たとえば、グループ通信サーバ12は、プロファイルマネージャ14を実行して、対話を行うことができ、ユーザアカウントと基本プロファイル情報とをプロファイルデータベース16に保存することができる。52で、グループ通信サーバ12は、アカウント作成済メッセージを送信し、54で、アカウント作成成功が、UI 44を介してアカウント作成者および/または通信セッション発信者42に通信され得る。
【0033】
56で、UI 44は、友人ファインダー問合せを提示して、アカウント作成者および/または通信セッション発信者42に対し、グループ通信サーバ12と対話して、アカウント作成者および/もしくは通信セッション発信者42のコンタクトであり得るか、またはアカウント作成者および/もしくは通信セッション発信者42に関連付けられ得る他のユーザのユーザアカウントを発見すること、ならびに、そのようなユーザの使用中のアプリケーション、および/または能力を判定することを行うように促すことができる。58で、それに応答して、アカウント作成者および/または通信セッション発信者42は、グループ通信サーバ12への、ローカルアドレス帳、または個人情報管理データのある他のセットの送信を開始することができる。60で、グループ通信サーバ12は、マッチするコンタクト、それらのプロファイル、およびそれらのコンタクトによって使用中であるアプリケーションを発見する。62で、グループ通信サーバ12は、それらのアプリケーションに対応する各ユーザアカウントのための1つまたは複数のユーザプロファイルを返すことができ、UI 44は、アカウント作成者および/または通信セッション発信者42に通知することができる。さらに、62で、グループ通信サーバ12はまた、1つまたは複数のアプリケーション推奨を返すこともできる。たとえば、一態様では、シングルユーザアカウントは、プロファイル情報13の一部として、「推奨アプリケーション」という名前の1つまたは複数のプロファイル要素を含んでもよく、ユーザは、アプリケーション名または他の識別子などの値を、このプロファイル要素における値として与えることができる。別の態様では、たとえば、グループ通信サーバ12は、たとえば、所与のアプリケーションを有するユーザ(または、ユーザ固有のコンタクトなど、ユーザのサブグループ)のしきい値数を識別することに基づいて、または、所与の数のユーザによる所与のアプリケーションの使用の量に基づいてなど、1つまたは複数の推奨アプリケーションを識別することができる、推奨決定器を含み得る。したがって、62で受信されたメッセージに基づいて、アカウント作成者および/もしくは通信セッション発信者42のユーザデバイス、またはアカウント作成者および/もしくは通信セッション発信者42に関連付けられ
たユーザデバイスにおけるコンタクトリストが、1つまたは複数のコンタクトに関連付けられたアプリケーション能力で更新される。
【0034】
56、58、60、および62で友人ファインダー問合せに関連付けられたアクションは、有利なことに、説明する装置および方法のユーザが、複数の異なるプロファイル18またはパーソナリティのうちの単一のもののみの知識に基づいて、複数の異なるプロファイル18またはパーソナリティを有するコンタクトを発見することを可能にすることに留意されたい。たとえば、ユーザデバイス22(
図1)のユーザAは、ユーザデバイス22のローカルアドレス帳において、ユーザデバイス24(
図1)のユーザBのあるプロファイル、たとえば、プロファイルB1を有し得る。ユーザBは、3つのプロファイル、たとえば、プロファイルB1、B2、およびB3を有するので、次いで、グループ通信サーバ12(
図1)は、ユーザBの識別されたもの、および/またはプロファイルB1〜B3のうちのいずれかを求めて検索する要求をマッチさせることが可能になる。したがって、ユーザAは、ユーザBと通信し、プロファイルB1など、単一のプロファイルのみの知識に基づいて、場合によっては、プロファイルB2およびB3に関する情報を含む、ユーザBに関する情報を取得することができる。
【0035】
64で、UI 44は、アカウント作成者および/または通信セッション発信者42に、プロファイル選好について、コンタクトリストにおけるコンタクトのうちの1つなど、ターゲットグループ参加者に問い合わせるオプションを提示することができる。それに応答して、66で、アカウント作成者および/または通信セッション発信者42は、グループ通信サーバ12に送信されるターゲット選好問合せを開始する。それに応答して、グループ通信サーバ12は、たとえば、各ユーザアカウント記憶された選好情報に基づいて、コンタクトの選好を識別することができる。たとえば、選好情報は、コンタクトがロケーション情報を見ること、または交換することを望むかどうか、コンタクトが同僚から通信を受信することを望み得るか、または望まないことがある時刻などについての、選好を含み得る。67で、識別されたターゲットグループ参加者選好が、コンタクトリストにおける対応するコンタクトについて更新され得、場合によっては、UI 44は、アカウント作成者および/または通信セッション発信者42に通知することができる。
【0036】
68で、UI 44は、アカウント作成者および/または通信セッション発信者42に、異なるコンタクトのための複数のプロファイルを作成するオプションを提示することができる。70で、それに応答して、アカウント作成者および/または通信セッション発信者42は、グループ通信サーバ12との交換を開始して、異なるアプリケーションに関連付けられ、かつ/またはコンタクトリストにおける異なるコンタクトに関連付けられ得る、異なるプロファイルを作成することができる。72で、任意の数のプロファイルが、グループ通信サーバ12によって、たとえば、プロファイルデータベース16に記憶され得る。74で、グループ通信サーバ12は、複数のプロファイルが作成されたことを確認するメッセージを送信し、76で、複数のプロファイルの作成を示すステータスが、UI 44を介して通信セッション発信者に通信される。
【0037】
図5および
図6を参照すると、たとえば、プロファイルをコンタクトに関連付ける一態様では、グループ通信サーバ12またはプロファイルマネージャ14は、ユーザ、たとえば、この場合はJohn Smithによって使用中であるクライアントデバイスまたは管理用ポータル92上に表示するために、プロファイル管理ユーザインターフェース90を生成することができる。プロファイル管理ユーザインターフェース90は、ユーザのシングルユーザアカウントを識別することができる、ユーザに関連付けられた一意識別子31を含み得る。さらに、プロファイル管理ユーザインターフェース90は、一意識別子31に関連付けられた異なるユーザプロファイル18を含み得る。たとえば、この場合、異なるユーザプロファイル18は、限定はしないが、友人および家族プロファイル96、会社プロファイル98、ならびに基本プロファイル100を含み得る。加えて、プロファイル管理ユーザインターフェース90は、104に示すように、ユーザによって選択されるとき、選択されたプロファイルが、選択されたコンタクトに関連付けられることを可能にする、プロファイルをコンタクトに割り当てツール102を含み得る。たとえば、
図6を参照すると、プロファイルをコンタクトに割り当てユーザインターフェース106は、異なるユーザプロファイル18と、1つまたは複数のコンタクト108とを識別し、どのプロファイルを各コンタクトに関連付けるべきかをユーザが指示するための選択ツール110を提供する。たとえば、この場合、1つまたは複数のコンタクト108は、Mary Smith 112、Harry Baxter 114、Boss Parker 116、およびBob Cat 118を含む。さらに、この場合、それぞれの選択ツール110は、友人および家族プロファイル96がMary Smith 112およびHarry Baxter 114に関連付けられ、会社プロファイル98がBoss Parker 116に関連付けられ、基本プロファイル100がBob Cat 118に関連付けられることを示す。
【0038】
図7および
図8を参照すると、たとえば、プロファイルをアプリケーションに関連付ける一態様では、プロファイル管理ユーザインターフェース90は、122に示すように、ユーザによって選択されるとき、選択されたプロファイルが、選択されたアプリケーションに関連付けられることを可能にする、プロファイルをアプリケーションに割り当てツール120を含み得る。プロファイルをアプリケーションに割り当てツール120は、プロファイルをコンタクトに割り当てツール102(
図5)の代替として、またはそれに加えて提示され得ることに留意されたい。たとえば、
図8を参照すると、プロファイルをアプリケーションに割り当てユーザインターフェース126は、異なるユーザプロファイル18と、1つまたは複数のアプリケーション128とを識別し、どのプロファイルを各アプリケーションに関連付けるべきかをユーザが指示するための選択ツール110を提供する。たとえば、この場合、1つまたは複数のアプリケーション128は、POP CHATアプリケーション130、VidStreamアプリケーション132、CorpTalk IM+アプリケーション134、およびPingPingアプリケーション136を含む。さらに、この場合、それぞれの選択ツール110は、友人および家族プロファイル96がPop Chatアプリケーション130およびVidStreamアプリケーション132に関連付けられ、会社プロファイル98がCorpTalk IM+アプリケーション134に関連付けられ、基本プロファイル100がPingPingアプリケーション136に関連付けられることを示す。
【0039】
図4Aに戻ると、78で、UI 44は、動的プロファイルルール作成プロンプトを、通信セッション発信者に提示することができる。80で、それに応答して、アカウント作成者および/または通信セッション発信者42は、グループ通信サーバ12と通信を交換して、アカウント作成者および/もしくは通信セッション発信者42のユーザアカウント、または、アカウント作成者および/もしくは通信セッション発信者42に関連付けられたユーザアカウントとともに使用されるべき、1つまたは複数のプロファイル選択ルール34(
図1)を追加または修正することができる。82で、グループ通信サーバ12は、動的プロファイル選択ルールを追加または修正することができ、動的プロファイル選択ルールは、限定はしないが、ロケーション情報、時刻、カレンダー情報、プレゼンス情報、ユーザ選好、使用中のグループ通信アプリケーション、通信セッション発信者情報、ユーザデバイス能力、使用中のユーザデバイス、ターゲット参加者デバイス能力、通信の主題もしくはタイトル、通信のコンテキスト、または他の参加者情報など、1つまたは複数の要因に基づいて、どのようにプロファイル選択を行うかを定義することができる。
【0040】
図4Bを参照すると、一態様では、プロファイル使用および更新に関するメッセージフロー40bの一例は、アカウント作成者および/または通信セッション発信者42と、通信セッション発信者のユーザデバイスのうちのいずれか1つに、かつ/または管理用ウェブポータルにアクセスすることが可能な別の通信デバイスに位置し得る、ユーザインターフェース(UI)44と、グループ通信サーバ12とのアクションに関する。84で、通信セッション発信者42は、複数の異なるターゲットグループ参加者とのグループ通信セッションを開始することができ、そこで、グループ通信サーバ12、および詳細には、プロファイル決定器30(
図1)は、同じユーザのために、少なくとも2人の異なるグループ参加者に表示されるべき、複数の異なる確立されたプロファイル18のうちの異なるものを識別することができる。
【0041】
85で、プロファイル決定器30は、1人または複数のグループ参加者に提示されるべき潜在的に適用可能なプロファイル間で競合が存在すると識別することができる。たとえば、あるグループ参加者が通信セッション発信者の2つ以上のプロファイルへのアクセスを有し、そのグループ参加者が現在の通信中にどのプロファイルを閲覧するべきであるかについてのプロファイルルールが矛盾するとき、プロファイル競合が存在し得る。86で、プロファイル決定器30は、ユーザが提示競合を解決することを可能にする、クライアントデバイスまたは管理用ポータル92上に表示するための、提示すべきプロファイルを選択ユーザインターフェースを生成することができる。87で、それに応答して、アカウント作成者および/または通信セッション発信者42は、提示競合を解決するために提示すべきプロファイルを選択することができる。
【0042】
図9および
図10を参照すると、プロファイル決定器30(
図1)が、提示されるべき潜在的に適用可能なプロファイル間で競合が存在すると識別する一態様では、プロファイル決定器30は、クライアントデバイスまたは管理用ポータル92上に表示するための、提示すべきプロファイルを選択ユーザインターフェース140を生成することができる。一態様では、たとえば、提示すべきプロファイルを選択ユーザインターフェース140は、コンタクトに関連付けられた名前および/または番号など、コンタクト識別子142を提示し、コンタクトベースのプロファイル指定146と競合するアプリケーションベースのプロファイル指定144など、プロファイル提示競合の原因をさらに識別する。加えて、提示すべきプロファイルを選択ユーザインターフェース140は、150に示すように、ユーザによって選択されるとき、提示競合を解決するためのユーザ入力の受信を可能にする、選択者ツール148を提示する。
図10を参照すると、たとえば、選択者ツール148は、ユーザが所望の提示すべきプロファイルを選択することを可能にし、選択を確認するためにユーザにフィードバックを提供するために、選択成功インジケータ152を含む。
【0043】
再び
図4Bを参照すると、88で、グループ通信セッションが進行中である間、UI 44は、プロファイル更新プロンプトを通信セッション発信者に提示することができる。たとえば、プロファイル更新は、通信セッション発信者によって手動でトリガされてもよく、または、提示されるべきプロファイルを変更したいという希望など、もしくは、たとえば、遅れた加入など、グループ通信セッション確立後にグループ通信セッションに加入したグループ参加者に提示されるべきプロファイルを指定することなど、進行中のグループ通信セッション中に発生するアクションに応答するものでもよい。89で、応答して、通信セッション発信者42は、グループ通信サーバ12、および詳細にはプロファイルマネージャ14との交換を開始して、1つもしくは複数のユーザプロファイル、または1つもしくは複数の動的ユーザ選択ルールを更新することができ、1つもしくは複数のユーザプロファイル、または1つもしくは複数の動的ユーザ選択ルールは後で、グループ通信サーバ12によって保存され、記憶される。
【0044】
図11および
図12を参照すると、新しいグループ参加者が、すでに確立されたグループ通信セッションに入ったときなどの一例では、プロファイル決定器30は、クライアントデバイスまたは管理用ポータル92上に表示するための、プロファイル選択ユーザインターフェース154を生成することができる。一態様では、たとえば、プロファイル選択ユーザインターフェース154は、グループ通信セッションに遅れて加入したコンタクトに関連付けられた名前および/または番号など、コンタクト識別子142を提示し、アプリケーションベースのプロファイル指定144またはコンタクトベースのプロファイル指定146など、潜在的なプロファイル提示ルールをさらに識別する。加えて、プロファイル選択ユーザインターフェース154は、156および158に示すように、ユーザによって選択されるとき、所望の提示プロファイルを識別するためのユーザ入力の受信を可能にする、選択ツール110を提示する。
図12を参照すると、たとえば、選択ツール110は、ユーザが所望の提示すべきプロファイルを選択することを可能にし、それによって、動的な通信中のプロファイル選択および修正を可能にする。
【0045】
図13を参照すると、別の例では、グループ通信サーバ12の観点からのメッセージフロー111の一態様は、それぞれのユーザプロファイルを確立することにおける、コンタクトを発見することにおける、かつ、グループ通信のためのプロファイル選択における、ユーザA、ユーザB、およびユーザCなど、異なるユーザ113との対話について説明する。たとえば、115で、ユーザAは、第1のプロファイル、たとえば、プロファイルA1を作成するために、1つまたは複数のメッセージをグループ通信サーバ12と交換することができる。117で、グループ通信サーバ12は、プロファイルA1をユーザAのアカウントに関連して作成し、記憶することによって応答する。図示されていないが、プロファイルA1など、この例で説明するプロファイルは、グループ通信サーバ12(または、その構成要素)によって、シングルユーザアカウント、たとえばユーザアカウント20(
図1)に関連付けられ得、そのプロファイルのパーソナリティを定義する様々な要素またはパラメータを含む、プロファイル情報13(
図2)を含み得ることに留意されたい。さらに、この例で説明する各プロファイル、または各ユーザアカウント、またはその両方は、1つまたは複数のプロファイル選択ルール34(
図1)に関連付けられ得る。いずれの場合も、119で、ユーザAは、第2のプロファイル、たとえば、プロファイルA2を作成するために、1つまたは複数のメッセージをグループ通信サーバ12と交換することができる。121で、グループ通信サーバ12は、以前に記憶されたプロファイルA1に加えて、プロファイルA2をユーザAのアカウントに関連して作成し、記憶することによって応答する。123で、ユーザAは、ルール1〜4など、1つまたは複数のプロファイル選択ルール34を作成するために、1つまたは複数のメッセージをグループ通信サーバ12と交換することができる。125で、グループ通信サーバ12は、ルール1〜4などのプロファイル選択ルール34を、ユーザAのアカウントと、プロファイルA1およびA2とに関連して作成し、記憶することによって応答する。たとえば、限定として解釈されるべきではない、ある場合には、127に示すように、123で受信されたプロファイル選択ルール34は、基本プロファイルであり得るプロファイルA1が、ユーザBとの通信
において常にユーザAを表現するために使用されるべきであるのに対して、プロファイルA1が、勤務時間中にユーザCとの通信においてユーザAを表現するために使用されるべきであるが、そうでない場合、プロファイルA2が、ユーザCとの通信において使用され得ると定義することができる。
【0046】
同様に、129で、ユーザBは、第1のプロファイル、たとえば、プロファイルB1を作成するために、1つまたは複数のメッセージをグループ通信サーバ12と交換することができる。131で、グループ通信サーバ12は、プロファイルB1をユーザBのアカウントに関連して作成し、記憶することによって応答する。133で、ユーザBは、第2のプロファイル、たとえば、プロファイルB2を作成するために、1つまたは複数のメッセージをグループ通信サーバ12と交換することができる。135で、グループ通信サーバ12は、以前に記憶されたプロファイルB1に加えて、プロファイルB2をユーザBのアカウントに関連して作成し、記憶することによって応答する。137で、ユーザBは、ルール1〜4など、1つまたは複数のプロファイル選択ルール34を作成するために、1つまたは複数のメッセージをグループ通信サーバ12と交換することができる。139で、グループ通信サーバ12は、ルール1〜4などのプロファイル選択ルール34を、ユーザBのアカウントと、プロファイルB1およびB2とに関連して作成し、記憶することによって応答する。たとえば、限定として解釈されるべきではない、ある場合には、141に示すように、137で受信されたプロファイル選択ルール34は、基本プロファイルであり得るプロファイルB1が、ユーザAとユーザCの両方との通信において常にユーザBを表現するために使用されるべきであると定義することができる。
【0047】
別の態様では、ユーザ113のうちの1人または複数は、他のユーザを発見するために、ならびに、他のユーザに関するプロファイル情報を取得するために、グループ通信サーバ12と通信することができる。たとえば、143で、ユーザCは、コンタクトのプロファイル情報にマッチされ得るデータに基づいてコンタクトを発見するために、または、知られているコンタクトに関する追加のプロファイル情報を発見するために、1つまたは複数のメッセージをグループ通信サーバ12と交換することができる。たとえば、143で、ユーザCは、コンタクト、たとえば、ユーザAに関連付けられたプロファイル、たとえば、プロファイルA1に対応する情報などに基づいて、あるコンタクトのための1つまたは複数のプロファイルを発見するための要求を送ることができる。たとえば、ユーザCが有し得るプロファイルに対応する情報は、ユーザプロファイル関連情報のタイプの中でも、別のユーザの電話番号、名前またはプロファイル固有のユーザ名、識別子または(たとえば、名刺からの)コードなどの情報を含み得る。145で、グループ通信サーバ12は、ユーザAのアカウントが、受信されたプロファイルA1にマッチすると識別し、123でユーザAによって定義されたプロファイル選択ルール34、たとえば、ルール1〜4をチェックする。この場合、たとえば、グループ通信サーバ12は、プロファイルA1が、勤務時間中にユーザCとの通信においてユーザAを表現するために使用されるべきであるが、そうでない場合、プロファイルA2が、ユーザCとの通信において使用され得ると示す、Aのルールに基づいて、ユーザCがプロファイルA1およびA2を与えられ得ると決定する。したがって、147で、グループ通信サーバ12は、プロファイルA1およびA2、またはプロファイルA1およびA2の対応するプロファイル情報を含む(または、そうでない場合、それらへのアクセスを提供する)、メッセージを送る。
【0048】
別の態様では、ユーザ113のうちの1人または複数は、他のユーザがそれぞれのユーザのデバイス上でどのように提示されるかを定義するために、グループ通信サーバ12と通信することができる。たとえば、一態様では、149で、ユーザCは、ユーザAなどの別のユーザをユーザCのデバイス上でどのように表現するかを定義するために、プロファイル選択ルール34などのルールを作成するために、1つまたは複数のメッセージをグループ通信サーバ12と交換することができる。たとえば、この場合、153に示すように、ユーザCは、ユーザAが常にプロファイルA2に従ってユーザCのデバイス上で表現されるべきであると定義する、「ルールN」を作成することができる。この場合、たとえば、ユーザCのルールNは、たとえば、ユーザCがプロファイルA1とA2の両方へのアクセスを有することに、プロファイル決定器30(
図1)が気づいていることがあるので、ユーザAがユーザCに対してどのように表現されるべきであるかを決定しようと試みるときに、プロファイル決定器30が直面するジレンマを、克服することができる。また、149に示す明示的なメッセージではなく、プロファイル決定器30(
図1)は、ヒューリスティック、ルール、ニューラルネットワーク、人工知能などのうちの1つまたは複数を含む、ルール生成構成要素を含み、ルール生成構成要素が、過去のユーザアクションに基づいて、または予測されたユーザ選択に基づいて、所与のユーザのためのルールを作成可能であるようにすることができることにも留意されたい。そのような自動的に作成されたプロファイル選択ルール34(
図1)は、次いで、自動的に作成されたルールの潜在的な適用中などに、または、ユーザが別個にグループ通信サーバ12にアクセスし、そのような自動的に作成されたプロファイル選択ルール34を検証することができる、ルール確認セッション中などに、ユーザによって後で確認または修正され得る。
【0049】
加えて、143、145、および147の行為と同様に、ユーザCはまた、ユーザB情報を発見するように試みることもできる。たとえば、155で、ユーザCは、コンタクト、たとえば、ユーザBに関連付けられたプロファイル、たとえば、プロファイルB1に対応する情報などに基づいて、あるコンタクトのための1つまたは複数のプロファイルを発見するために、1つまたは複数のメッセージをグループ通信サーバ12と交換することができる。この例では、ユーザCによって行われているユーザB情報のルックアップは、たとえば、ユーザBに対応するあるプロファイル情報に基づいて行われ得る。一態様では、たとえば、そのようなプロファイル情報は、たとえば、別の共通の友人からなど、ユーザCがどうにかして知ることになり得る、プロファイルB1に対応するユーザBのプロファイル識別子を含み得る。いくつかの態様では、ユーザCが、別のユーザ、たとえばユーザBの、プロファイル情報、たとえばプロファイル識別子またはプロファイル固有の名前を知ることは、そのプロファイル識別子またはプロファイル固有の名前に対応するプロファイルを得て閲覧するために十分ではないことがある。ユーザBは、プロファイル情報を共有すること、または共有しないこと、ならびに、どのようなプロファイル情報を誰と共有すべきかに関する、1つまたは複数のルールを確立することができる。したがって、これらの態様は、ユーザCがユーザBを発見するが、Bの適切なプロファイルを見ることのみを可能にするようになり、または、ユーザBのルールが、ユーザCがユーザBを発見することをまったく可能にしない場合、ルックアップが失敗するようになる。プロファイルおよびプロファイル情報の共有に対するそのような制御は、プライバシーを維持するために、かつ/またはスパム問題を制御もしくは低減するために有用であり得る。言い換えれば、プロファイル識別子などのプロファイル情報が公然に知られること、またはその漏洩は、必ずしもユーザまたはユーザプロファイル情報を公開するとは限らない。157で、グループ通信サーバ12は、ユーザBのアカウントが、受信されたプロファイルB1にマッチすると識別し、137でユーザBによって定義されたプロファイル選択ルール34、たとえば、ルール1〜4をチェックする。この場合、たとえば、グループ通信サーバ12は
、プロファイルB2が、ユーザCとの通信においてユーザBを表現するために常に使用されるべきであると示す、Bのルールに基づいて、ユーザCがプロファイルB2のみを与えられ得ると決定する。したがって、159で、グループ通信サーバ12は、プロファイルB2、またはプロファイルB2の対応するプロファイル情報を含む(または、そうでない場合、それらへのアクセスを提供する)、メッセージを送る。
【0050】
161で、ユーザ113のうちの1人が、グループ通信セッションを開始し、参加するようにユーザの残りを勧誘することができる。163で、グループ通信サーバ12、または、プロファイル決定器30(
図1)など、その構成要素は、各ユーザが他のユーザに対してどのように表現されるべきであるか、および/または、各ユーザが、他のユーザが彼らのデバイス上でどのように提示されることを望むかを決定するために、ユーザA、ユーザB、およびユーザCのアカウントに関連付けられたプロファイル選択ルール34をチェックすることができる。この場合で説明する例示的なルールに基づく、可能な結果の一例では、163に示すように、グループ通信サーバ12またはプロファイル決定器30は、最初に、たとえば、現在の時刻が勤務時間に対応するという、追加のコンテキスト情報に基づいて、ユーザCがプロファイルA1に基づいてユーザAを見るべきであると決定することができるが、ユーザCのルールが次いで適用され、ユーザAがプロファイルA2に基づいて表現されることをユーザCが常に望むと示すルールNに基づいて、プロファイルA2が選択される。さらに、グループ通信サーバ12またはプロファイル決定器30は、ユーザBのルールに基づいて、ユーザCがプロファイルB2に基づいてユーザBを見るべきであると決定することができる。したがって、165で、グループ通信セッション中に、ユーザCの観点から、ユーザAがプロファイルA2に従って表現され、ユーザBがプロファイルB2に従って表現される。他のユーザデバイス上の他のユーザに対する、対応する表現は、同様の方法で決定される。
【0051】
図14を参照すると、システム10(
図1)の例示的な使用事例において、以下のシナリオを考察されたい。ユーザデバイス22を操作するユーザJohn Smithは、コンタクト112、116、および118を自分のアドレス帳160から選択し、グループ識別子164、たとえば「新築祝い」をもつグループ162を作成する。さらに、一態様では、Johnのアドレス帳におけるコンタクトが、カテゴリーの家族166、仕事168、およびその他170の下で分類される。いくつかの態様では、各カテゴリーはまた、ユーザJohn Smithのユーザアカウントに関連付けられた複数のプロファイルのうちのそれぞれに対応し得る。したがって、グループ162におけるコンタクトは、Mary Smith(家族)、Boss Parker(仕事)、およびBob Cat(その他)を含む。
【0052】
通信セッション発信者42とも呼ばれるJohn Smithは、次いで、172で、グループ通信セッションを開始する。グループ通信サーバ12は、グループ通信セッション発信要求を受信し、プロファイル決定器30を実行して、各グループ参加者のために、他の参加者に対して提示されるべきそれぞれのプロファイルを識別する。
【0053】
たとえば、ユーザインターフェース(UI)174は、Mary Smithの(通信セッション参加者)ビューを示す。この場合、Mary Smithは、参加者の各々がMary Smithとともに指定した関係に基づいて、各グループ参加者のプロファイル18のうちの決定されたものを見ることができる。
【0054】
UI 176は、Mary Smithが、John Smithの(家族)プロファイルを閲覧することを選択するときに見る、プロファイルを示す。John Smithは、自分の家族プロファイルをMary Smithに提示するように選択しているので、より複雑かつ豊富なプロファイルがMary Smithによって見られる。
【0055】
UI 178は、Boss Parkerの(グループ参加者)ビューを示す。すべての他のグループ参加者が、自分のアドレス帳においてBoss Parkerがリストされていないか、または、「その他」カテゴリー170の下で彼のコンタクトを有しているかのいずれかであると仮定する。したがって、Boss Parkerは、Boss Parkerを仕事カテゴリー168の下にリストしているJohn Smithを除いて、グループ参加者のすべてについて、基本プロファイル情報を閲覧することのみが可能である。
【0056】
UI 180は、Boss Parkerが、John Smithのプロファイルを閲覧することを選択するときに見る、プロファイルを示す。John Smithは、自分の仕事プロファイルをBoss Parkerに提示するように選択しているので、Boss Parkerは、John Smithの仕事プロファイルを見ることができる。
【0057】
UI 182は、Boss Parkerが、Mary Smithのプロファイルを閲覧することを選択するときに見る、プロファイルを示す。Mary Smithは、自分のアドレス帳においてBoss Parkerがリストされていないか、または、「その他」カテゴリー170の下でリストしているかのいずれかであると仮定する。したがって、Boss Parkerは、Mary Smithのデフォルト名および電話番号のみを閲覧することができる。
【0058】
UI 176とUI 180の両方は、John Smithのプロファイルを示すが、他の関係者とのJohn Smithの関係に基づいて異なることに留意されたい。
【0059】
この例は、ターゲット参加者(プロファイル所有者が通信中である相手)に基づく動的プロファイル選択について説明するが、同じ論理は、ロケーション、時間、アプリケーション、プレゼンス情報(モード)、または任意の他のユーザ選好などに基づいて適用され得る。
【0060】
図15および
図16を参照すると、システム10(
図1)の別の例示的な使用事例では、説明する装置および方法は、グループ通信セッション発信者、または、グループを定義する参加者を制御するある他の権限者が、ユーザに関連付けられた1つまたは複数のユーザプロファイルに基づいて、グループにおける1人または複数の参加者のためのハイブリッドユーザプロファイルを作成することを可能にすることができる。いくつかの態様では、説明する装置および方法は、たとえば、どこでシステムのオペレータが、または、どこで1つもしくは複数のユーザプロファイルに関連付けられたユーザが特権を付与することができるかなど、特権に基づいて、ハイブリッドプロファイルを作成するための能力を制限することができる。
【0061】
たとえば、グループを定義する参加者を制御する権限者、たとえば、グループリーダーのBoss Parkerが、John Smithを同僚として有し、会社プロファイルが可視であり、友人として有し、友人および家族プロファイルが可視であるシナリオを考察されたい。さらに、Boss Parkerは、顧客とのミーティングの後、パーティを開くことを望み、顧客とのグループ通信セッションを作成し、公式および非公式の複合の方法でJohn Smithを紹介することを望む。
【0062】
この場合、一態様では、説明する装置および方法は、Boss Parkerが、「COBParty」と略される「Close of Business Party」という名前を有するグループ通信セッションのためのハイブリッドプロファイルを作成することを可能にすることができる。
【0063】
図15を参照すると、説明する装置および方法は、John Smithのプロファイルを管理するために、Boss Parkerのユーザデバイス93上でユーザプロファイル管理ユーザインターフェース171を含み得る。一態様では、ユーザプロファイル管理ユーザインターフェース171は、友人および家族プロファイル96、会社プロファイル98、ならびに新規プロファイル作成173にアクセスするためのインターフェースを提供する。一態様では、たとえば、175で、新規プロファイル作成173を選択すると、友人および家族プロファイル96、ならびに会社プロファイル98へのインターフェースを介してなど、記憶されたプロファイルからプロファイル要素が選択され得る、新しいプロファイル管理UI 177が提示される。179で、友人および家族プロファイル96にアクセスするように選択すると、1つまたは複数の友人および家族プロファイル要素を定義するプロファイル情報13を含む、「John Smith-友人/家族」のためのユーザインターフェース181が提示される。一例として、Boss Parkerは、プロファイル要素183、たとえば、プロファイル固有の写真およびプロファイル固有の名前と、プロファイル要素185、たとえば、プロファイル固有のロケーション情報(
図2のロケーション情報19と同様)と、プロファイル要素187、たとえば、プロファイル固有のプレゼンス情報(
図2のプレゼンス情報21と同様)とを、新しいハイブリッドプロファイルに含めるために選択することができる。さらに、189で、会社プロファイル98にアクセスするように選択すると、1つまたは複数の会社プロファイル要素を定義するプロファイル情報13を含む、「John Smith-会社」のためのユーザインターフェース191が提示される。一例として、Boss Parkerは、プロファイル要素193、たとえば、プロファイル固有の肩書および会社情報と、プロファイル要素195、たとえば、プロファイル固有のコンタクト情報(
図2のコンタクト情報23と同様)とを、新しいハイブリッドプロファイルに含めるために選択することができる。それに応じて、197で、説明する装置および方法は、更新済プロファイルユーザインターフェース199を生成し、そこで、201に示すように、John Smithのための新しいハイブリッドプロファイルを識別するために、「John_COBParty」などの名前がBoss Parkerから受信される。さらに、新しいハイブリッドプロファイル201にアクセスするための選択を受信すると、203に示すように、説明する装置および方法は、更新済ハイブリッドプロファイルユーザインターフェース205、たとえば、選択されたプロファイル要素183、185、187、193、および195によって定義された「John Smith-John_COBParty」を生成する。したがって、Boss Parkerは、「John Smith-John_COBParty」のハイブリッドプロファイルを、「John_COBParty」グループ通信セッションにおける1人または複数の参加者に配信することができる。言い換えれば、説明する装置および方法は、1人または複数のユーザが、他のユーザの1つまたは複数のプロファイル要素を選択的に知らせることを可能にする。
【0064】
図16を参照すると、たとえば、Harry Baxterという名前のグループ通信参加者が、Harry Baxterのユーザデバイス209上で、ユーザインターフェース207によって示される、「John Smith-John_COBParty」のハイブリッドプロファイルを受信する。加えて、一態様では、Harry Baxterは、John Smithの友人であり、以前にJohnの友人/家族プロファイルへのアクセスを有した。したがって、ユーザインターフェース207は、211で、Johnの友人および家族プロファイルへのアクセスと、213で、ハイブリッドプロファイル「John Smith-John_COBParty」へのアクセスを示す。さらに、一態様では、ユーザインターフェース207は、Boss Parkerがグループ通信セッションを作成し、「John Smith-John_COBParty」のハイブリッドプロファイルをグループ参加者に提示するとき、生成され得る。一態様では、たとえば、グループ通信セッションが、CORPTALKアプリケーションなどのアプリケーションによるとき、ユーザインターフェース207は、215に示すように、CORPTALKアプリケーションに関連して「John Smith-John_COBParty」のハイブリッドプロファイルを提示することができる。さらに、ユーザインターフェース207は、ユーザ、たとえば、Harry Baxterに、利用可能なプロファイルの、コンタクトまたはアプリケーションへの関連付けを確認するように勧めるために、1つまたは複数のプロンプト217を含み得る。この場合、219に示すように、ユーザは、CORPTALKアプリケーションなどのアプリケーションと関連付けるために、利用可能なプロファイルのうちの1つを選択することができる。したがって、ユーザインターフェース221は、選択を確認するために確認インジケータ223を含む。したがって、この場合、説明する装置および方法は、Boss Parkerが「John Smith-John_COBParty」のハイブリッドプロファイルを「John_COBParty」グループ通信セッションの他のユーザに選択的に知らせることを可能にする。
【0065】
このようにして、説明する装置および方法は、ユーザに、グループ通信サーバ12などのグループ通信プラットフォームを用いて、ただ1つの一意のユーザアカウントを使用して、複数のユーザプロファイルを作成するための柔軟性を可能にする。
【0066】
その上、説明する装置および方法は、異なるプロファイルが、異なるアプリケーション、または、仕事、家族、友人、基本などのカテゴリーもしくはプロファイルに関連付けられ得る異なるターゲットグループ参加者に、結合されることを可能にする。エンドユーザは、名前、写真、ロケーション情報、プレゼンス情報など、どのような情報がプロファイルの各々に結合されるかを制御する。
【0067】
いくつかの態様では、各ユーザアカウントは、アプリケーションにわたって共通であり得るか、または共有され得るユーザ識別子(ID)を介して、識別され得る。その上、いくつかの態様では、ユーザ情報および/またはユーザIDは、アプリケーションごとの単位で、またはプロファイルごとの単位で、エンドユーザによってカスタマイズまたは選択され得る。
【0068】
たとえば、ユーザは、完全な名および姓と、正式な写真と、自分の会社カレンダーと一体化したプレゼンス情報とをもつ、会社プロファイルを作成することができる。ユーザは、次いで、他のユーザと通信中に、どのアプリケーションがこの会社プロファイルを提示するかを、選択することができる。
【0069】
一方、ユーザは、友人および家族と通信するためのアプリケーションを使用中に、よりカジュアルな性質のものであるプロファイルをセットアップすることができる。ユーザは、現在のロケーション、現在のアクティビティ、カジュアルな写真など、より多くの情報を表示するように選択することができる。
【0070】
各通信セッションコンテキストまたはアプリケーション起動に基づいて、プロファイル決定器30は、特定のユーザプロファイルを関連付けるための選択肢を、ユーザに提供することができる。加えて、プロファイル決定器30はまた、任意の所与のコンタクトとの通信中に、どのユーザプロファイルを使用するべきかを割り当てるための選択肢を、ユーザに提供することもできる。一態様では、プロファイル決定器30は、これらのユーザ選好を、以後の通信のための1つまたは複数のプロファイル選択ルール34として記憶することができ、そのようなルールは、ユーザ選択に基づいてもよく、あるいは、ユーザデバイス上のコンタクトリストもしくはアドレス帳における、またはユーザデバイスに関連付けられたネットワークベースのアドレス帳における、友人、家族、仕事などのようなグループへのコンタクトの分類に基づいてもよい。
【0071】
以下で、通信セッション発信者、グループ通信サーバ、および/またはターゲットグループ参加者などによる、アプリケーションごとの単位の、または通信セッションコンテキストごとの単位のルールに基づく、ユーザプロファイルおよびそれらの選択に関する使用事例および関連するオプションを要約する。
1.発信者クライアント選択のプロファイル:
a)個人ユーザプロファイル
・手動選択
・ルールベースの自動選択
b)グループプロファイル
・グループ管理者/発信者による手動選択
・ルールベースの自動選択
2.サーバ選択のプロファイル
a)個人ユーザプロファイル
・ルールベースの自動選択
・学習ベースの自動選択(サーバが、以前の通信履歴と、前に使用されたプロファイルとを使用することができる)
b)グループプロファイル
・ルールベースの自動選択
3.グループにおけるアクティブなプロファイル:
・グループのすべての他のメンバーにとって可視の単一のプロファイル
・通信セッションごとの複数のアクティブなプロファイルであり、場合によっては、異なるプロファイルがグループにおける異なるターゲットにとって可視である。
4.通信中のプロファイル切り替え:
・通信セッション開始時にのみプロファイル選択、通信セッション中にプロファイルの切り替えなし
・プロファイル切り替えが通信セッション中に可能にされる(自動的にトリガされるか、または手動のいずれか)
5.ターゲットグループ参加者制御のプロファイル選択:
・別のグループ参加者のためのどのようなプロファイルをターゲットが見るようになるかにおいて、ターゲットは、何の役割も果たさない
・ターゲットは、所与のメンバーのためのどのようなプロファイルをターゲットが見るかを制御することができ、ルールを作成し、保存することができる。(たとえば、ルール:「選択されたプロファイルには関係なく、John Smithのためのプロファイル1を常に自分に見せる」-これは、ターゲットがJohn Smithのためのプロファイル1を以前に取得していると仮定する)
6.プロファイルの管理制御:
・グループアドミニストレータは、いずれかの利用規約に違反している個人/グループプロファイルをブロックすることができる
・メンバーは、他の誰かが利用規約に違反している恐れがあるプロファイルを使用中である場合、報告することができ、その後、システムルールに基づいて、サーバは、グループのアドミニストレータにトリガを送ること、または報告されたプロファイルをブロックすることのいずれかを行うことができる。
・グループリーダー/アービトレータは、グループ通信セッションにおける他の参加者にとって可視の、所与の参加者のプロファイルを制御することができる。グループリーダーは、参加者のプロファイル選択に優先することができる。
7.ルール記憶
・クライアント上に保存されたルール
・サーバ上に保存されたルール
【0072】
図17を参照すると、一態様では、システム10の構成要素のうちの任意のものが、それぞれの構成要素の説明する機能を行うように特別にプログラムされた、1つまたは複数のコンピュータデバイス200として実装され得る。たとえば、
図1では、コンピュータデバイス200は、ユーザデバイス22、24、26、もしくは28、および/またはグループ通信サーバ12のうちの1つまたは複数を実装するために使用され得る。
【0073】
一態様では、通信デバイス200は、本明細書で説明される構成要素および機能のうちの1つまたは複数に関連付けられる処理機能を実行するためのプロセッサ202を含む。プロセッサ202は、単一の組もしくは複数の組のプロセッサまたはマルチコアプロセッサを含み得る。その上、プロセッサ202は、統合処理システムおよび/または分散処理システムとして実装されてもよい。
【0074】
コンピュータデバイス200は、本明細書で使用するデータ、および/またはプロセッサ202によって実行されているアプリケーションのローカルバージョンを記憶するなどのためのメモリ204をさらに含む。メモリ204は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、テープ、磁気ディスク、光ディスク、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、およびそれらの任意の組合せなど、コンピュータが使用できる任意のタイプのメモリを含むことができる。
【0075】
さらに、コンピュータデバイス200は、本明細書で説明するように、ハードウェア、ソフトウェア、およびサービスを利用して、1つまたは複数の相手との通信を確立し維持することを可能にする、通信構成要素206を含む。通信構成要素206は、コンピュータデバイス200上の構成要素間の通信、ならびに、コンピュータデバイス200と、通信ネットワーク上に位置するデバイス、および/またはコンピュータデバイス200に直列またはローカルに接続されたデバイスなどの外部デバイスとの間の通信を伝え得る。たとえば、通信構成要素206は、1つまたは複数のバスを含んでもよく、外部デバイスとのインターフェースをとるように動作可能な送信機および受信機にそれぞれが関連する送信チェーン構成要素および受信チェーン構成要素をさらに含んでもよい。
【0076】
さらに、コンピュータデバイス200は、データ記憶装置208をさらに含んでよく、データ記憶装置208は、本明細書で説明する態様に関連して利用される情報、データベース、およびプログラムの大容量記憶を実現する、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組合せであり得る。たとえば、データ記憶装置208は、プロセッサ202によって現在実行されていないアプリケーションのためのデータリポジトリであり得る。
【0077】
コンピュータデバイス200は、さらに、コンピュータデバイス200のユーザから入力を受信するように動作可能であり、ユーザへの提示のための出力を生成するようにさらに動作可能な、ユーザインターフェース構成要素210を含み得る。ユーザインターフェース構成要素210は、限定はしないが、キーボード、ナンバーパッド、マウス、タッチセンシティブディスプレイ、ナビゲーションキー、ファンクションキー、マイクロフォン、音声認識構成要素、ユーザからの入力を受信することが可能な任意の他の機構、またはそれらの任意の組合せを含む1つまたは複数の入力デバイスを含み得る。さらに、ユーザインターフェース構成要素210は、限定はしないが、ディスプレイ、スピーカー、触覚フィードバック機構、プリンタ、ユーザに出力を提示することが可能な任意の他の機構、またはそれらの任意の組合せを含む1つまたは複数の出力デバイスを含み得る。
【0078】
さらに、たとえば、グループ通信サーバ12(
図1)の態様では、コンピュータデバイス200は、前に説明したプロファイルマネージャ14、プロファイルデータベース16、プロファイル決定器30、およびグループ通信マネージャ32を含み得る。その上、この態様では、コンピュータデバイス200は、たとえば、
図4Aの60において説明した、友人ファインダープロファイルおよびアプリケーションマッチングアクションを実行するための、マッチ決定器212をさらに含み得る。
【0079】
加えて、ユーザデバイス22、24、26、または28のうちのいずれか(簡単のために、
図17ではユーザデバイス22として示す)など、ユーザデバイスの一例では、コンピュータデバイス200は、1つまたは複数のユーザプロファイルを作成するための、かつ、グループ通信関連機能を行うための、グループ通信構成要素214を含み得る。たとえば、グループ通信構成要素214は、プロセッサ202によって実行され、グループ通信サーバ12と対話する。さらに、たとえば、グループ通信構成要素214は、限定はしないが、アプリケーションまたはソフトウェア、コンピュータ可読命令、ハードウェア、ファームウェアなどのうちの1つまたは任意の組合せを含み得る。加えて、この態様では、ユーザデバイス22として実装されたコンピュータデバイス200は、1つまたは複数のコンタクト名と、システム10(
図1)のユーザに関連付けられた複数のユーザプロファイル18(
図1)のうちの1つまたは複数のうちの全部または一部分などの関連情報とを含む、コンタクトリスト、個人情報マネージャなど、コンタクト構成要素216をさらに含み得る。したがって、コンタクト構成要素216は、所与のコンタクトに関連付けられたプロファイル固有のユーザ名、コンタクト情報、選好などを、グループ通信セッション中に、またはグループ通信サーバ12の友人ファインダー機能を介して、そのような情報を取得することに基づいて含み得る。
【0080】
図18を参照すると、動作時、複数のプロファイル作成、管理、および、場合によってはシングルユーザアカウントの下での使用(破線で示す)の方法230の一態様は、グループ通信アプリケーションをユーザデバイス上にインストールすることを含み得る(ブロック232)。たとえば、一態様では、ユーザデバイス22(
図1)など、ユーザデバイスのユーザは、1つまたは複数のグループ通信アプリケーションなど、グループ通信構成要素214をデバイス上にダウンロードすることができる。代替的に、ユーザデバイスは、デバイス上に事前構成された1つまたは複数のグループ通信構成要素214を用いて取得され得る。
【0081】
さらに、方法230は、グループ通信サーバと通信を交換して、ユーザアカウントを作成することを含む(ブロック234)。たとえば、一態様では、ユーザデバイス22は、グループ通信構成要素214、たとえば、グループ通信アプリケーションを介して、グループ通信サーバ12と接触し、ユーザデバイス22、および/またはユーザデバイス22の特定のユーザに対応する、ユーザアカウントを確立することができる。通信交換は、コンタクトおよび/または課金情報の交換、ならびに、ユーザ、ユーザデバイス、またはコンタクト/課金情報の検証および/または認証を含み得る。
【0082】
また、方法230は、ユーザアカウントに対応する、複数のユーザプロファイル/パーソナリティを作成することを含む(ブロック236)。たとえば、一態様では、デバイスユーザ、ワイヤレスオペレータ、企業/会社、またはある他のアドミニストレータは、グループ通信セッションにおける異なる参加者に対して異なるユーザパーソナリティを表現するために、ユーザアカウントに対応する1つまたは複数のユーザプロファイル18を作成することができる。
【0083】
場合によっては、方法230は、ユーザアカウント拡張を行うことを含み得る(ブロック238)。たとえば、一態様では、異なるユーザプロファイルまたはパーソナリティ18が、異なるグループ通信アプリケーション、異なるコンタクトなどとともに使用するために関連付けられ得る。たとえば、ユーザ、ワイヤレスオペレータ、企業、アドミニストレータなどは、複数のユーザプロファイルのうちのそれぞれを所与のコンタクトにマップし、それによって、ユーザが所与のコンタクトとのグループ通信中にそれぞれのプロファイルによって表現されることを、引き起こすことができる。さらに、たとえば、ユーザ、ワイヤレスオペレータ、企業、アドミニストレータなどは、複数のユーザプロファイルのうちのそれぞれを所与のグループ通信アプリケーションにマップし、それによって、ユーザが所与のグループ通信アプリケーションによるグループ通信中にそれぞれのプロファイルによって表現されることを、引き起こすことができる。加えて、たとえば、ユーザ、ワイヤレスオペレータ、企業、アドミニストレータなどは、複数のユーザプロファイルのうちのそれぞれの使用のための条件を定義し、それによって、グループ通信中にユーザがそれぞれのプロファイルによって表現されることを、プロファイル決定器30が自動的に引き起こすことを可能にする、1つまたは複数のプロファイル選択ルール34を作成することができる。
【0084】
加えて、方法230は、使用するための複数のプロファイル/パーソナリティを公開することを含む(ブロック240)。たとえば、一態様では、複数のユーザプロファイル18のうちの選択されたものが、たとえば、ユーザがそのための発信者または被勧誘側参加者であるグループ通信セッション中に、他のグループ参加者のうちのそれぞれに提示され得る。また、たとえば、複数のユーザプロファイル18のうちの1つまたは複数、および、それらの対応するプロファイル情報13(
図1)は、ユーザが他のユーザによって発見されることを可能にするために、または、ユーザプロファイル情報13が他のユーザによって発見されることを可能にするために利用可能であり得る。
【0085】
このようにして、説明する装置および方法は、たとえば、異なるユーザパーソナリティを表現する、複数のユーザプロファイル18を有するシングルユーザアカウントの作成と、グループ通信セッションにおけるプロファイル/パーソナリティのうちの1つまたは複数の使用とを可能にする。
【0086】
本出願で使用する「構成要素」、「モジュール」、「システム」などの用語は、限定はしないが、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアなど、コンピュータ関連のエンティティを含むものとする。たとえば、構成要素は、限定はしないが、プロセッサ上で動作するプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得る。例として、コンピューティングデバイス上で動作するアプリケーションと、そのコンピューティングデバイスの両方が、構成要素であり得る。1つまたは複数のコンポーネントが、プロセスおよび/または実行スレッド内に存在してよく、1つのコンポーネントが、1つのコンピュータ上に局在してよく、かつ/または2つ以上のコンピュータ間に分散してよい。さらに、これらの構成要素は、様々なデータ構造を記憶している様々なコンピュータ可読媒体から実行することができる。これらの構成要素は、信号によって、ローカルシステム、分散システム内の別の構成要素と対話し、かつ/またはインターネットなどのネットワークを介して他のシステムと対話する1つの構成要素からのデータのような1つまたは複数のデータパケットを有する信号に従うことなどによって、ローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスによって通信し得る。
【0087】
さらに、様々な態様について、ワイヤード通信デバイスまたはワイヤレス通信デバイスであり得る通信デバイスに関して本明細書で説明する。通信デバイスは、システム、デバイス、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイルデバイス、リモート局、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器(UE)と呼ばれることもある。ワイヤレス通信デバイスは、セルラー電話、衛星電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスであり得る。さらに、様々な態様について、基地局に関して本明細書で説明する。基地局は、ワイヤレス端末と通信するために使用されてもよく、アクセスポイント、ノードB、またはある他の用語で呼ばれることもある。
【0088】
さらに、「または」という用語は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味するものとする。すなわち、別段の規定がない限り、または文脈から明白でない限り、「XはAまたはBを使用する」という語句は、自然な包括的置換のいずれかを意味するものとする。すなわち、「XはAまたはBを使用する」という語句は、以下の例のいずれかによって成立する。XはAを使用する。XはBを使用する。XはAとBの両方を使用する。さらに、本出願および添付の特許請求の範囲で使用する冠詞「a」および「an」は、別段の規定がない限り、または単数形を示すことが文脈から明白でない限り、概して「1つまたは複数」を意味するものと解釈すべきである。
【0089】
本明細書で説明される技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAおよび他のシステムのような、様々なワイヤレス通信システムに使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装することができる。UTRAは、Wideband-CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形形態を含む。さらに、cdma2000は、IS-2000、IS-95およびIS-856規格をカバーする。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装することができる。OFDMAシステムは、Evolved UTRA(E-UTRA)、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE802.11(WiFi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実装することができる。UTRAおよびE-UTRAは、Universal Mobile Telecommunication System(UMTS)の一部である。3GPP Long Term Evolution(LTE)は、ダウンリンク上ではOFDMAを利用し、アップリンク上ではSC-FDMAを利用する、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTEおよびGSM(登録商標)は、「3rd Generation Partnership Project」(3GPP)と称する組織からの文書に記載されている。さらに、cdma2000およびUMBは、「3rd Generation Partnership Project 2」(3GPP2)と称する組織からの文書に記載されている。さらに、そのようなワイヤレス通信システムは加えて、不対無認可スペクトル、802.xxワイヤレスLAN、Bluetooth(登録商標)および任意の他の短距離または長距離ワイヤレス通信技法をしばしば使用する、ピアツーピア(たとえば、モバイルツーモバイル)アドホックネットワークシステムを含み得る。
【0090】
いくつかのデバイス、構成要素、モジュールなどを含み得るシステムに関して、様々な態様または特徴が提示され得る。様々なシステムが、追加のデバイス、構成要素、モジュールなどを含んでもよく、かつ/または各図に関連して論じられるデバイス、構成要素、モジュールなどのすべてを含むとは限らないことを、理解および諒解されたい。これらの手法の組合せも使用され得る。
【0091】
本明細書で開示される実施形態に関して説明される様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または、本明細書で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって、実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、汎用プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。加えて、少なくとも1つのプロセッサは、上述のステップおよび/またはアクションの1つまたは複数を実行するように動作可能な、1つまたは複数のモジュールを含み得る。
【0092】
さらに、本明細書で開示した態様に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションは、直接ハードウェアで実施するか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで実施するか、またはその2つの組合せで実施され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込み得るようにプロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。さらに、いくつかの態様では、プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に存在し得る。加えて、ASICはユーザ端末中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として存在し得る。加えて、いくつかの態様では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/またはアクションは、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る、機械可読媒体および/またはコンピュータ可読媒体上のコードおよび/または命令の1つまたは任意の組合せ、またはそのセットとして存在し得る。
【0093】
1つまたは複数の態様では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。各機能は、ソフトウェアで実装される場合、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され、または、コンピュータ可読媒体上で送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる、任意の他の媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または、赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または、赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フレキシブルディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、通常、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含めるべきである。
【0094】
上記の開示は、例示的な態様および/または実施形態について論じたが、添付の特許請求の範囲によって定義される、説明した態様および/または実施形態の範囲から逸脱することなく、様々な変更および改変を本明細書で行うことができることに留意されたい。さらに、説明した態様および/または実施形態の要素は、単数形で説明または請求されていることがあるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。さらに、任意の態様および/または実施形態の全部または一部は、別段に記載されていない限り、任意の他の態様および/または実施形態の全部または一部とともに利用され得る。